第96回アカデミー賞で作品賞&脚本賞にノミネートされた映画『パスト ライブス/再会』から、キーパーソンとなる主人公の夫を演じ、話題作への出演が続くジョン・マガロの場面写真2点が解禁となった。本作は、ソウルで初めて恋をした幼なじみの2人が、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。韓国人の両親を持ちロスで生まれ育ったグレタ・リーと、同じく韓国人の両親を持ちドイツで生まれ育ったユ・テオ。そして両親と共に韓国からカナダに移住し、アメリカに移ったセリーヌ・ソン監督。そんなアジアにルーツのある面々に囲まれキャスティングされたのが、イタリア系の父とユダヤ系の母を持つジョン・マガロだ。彼は劇中、12歳の冬にソウルから北米にやってきたノラ(グレタ・リー)の夫・アーサー役を演じている。結婚して7年、いまでも出かける時には手を繋ぎ、日々の会話も大事にしている仲の良い夫婦だ。そんな何気ない日常に突如、波紋を呼ぶきっかけになるのが、ノラの幼なじみであるヘソン(ユ・テオ)の存在。アーサーの知らないノラの歴史を知る彼こそ、妻の初恋の相手であり、その彼が彼女に会うためにニューヨークまでやってくる。アーサーを演じるジョン・マガロはアメリカのオハイオ州で生まれ、地元周辺の演劇作品への出演からキャリアをスタートさせた。デイヴィッド・チェイス監督の『時代はロックンロール』(12)に主演し注目の存在に。トッド・ヘインズ監督の『キャロル』(15)やアダム・マッケイ監督の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)などに出演し、ケリー・ライカート監督作『ファースト・カウ』(20)では、主人公のクッキー役を演じた。そんなマガロの演じるアーサーこそ、『パスト ライブス/再会』を唯一無二のラブストーリーにしている所以である。ノラとアーサー、共に作家である夫婦の粋な会話が交わされ、妻が初恋の人と24年ぶりに再会することに対して「すごい物語だよ、この物語で僕は、運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」「彼は13時間もかけて飛行機で来た。会うなとは言えないよ」とウィットに富む言葉でノラに小さく呟くアーサー。こういった彼のパートナーの過去に対しても思いやりを持って接し、拒むことなく受け入れる姿勢や、物腰の柔らかさ、包容力には、マスコミ試写でも「アーサーみたいな人に憧れる」「とても共感できた」「彼の存在こそこの映画の個性」など絶賛の声が止まない。そしてアーサーとヘソンは、ノラという女性が居なければ出会うこともなかった。お互い地球の裏側に住み、共に同じテーブルに座りパスタを食べることも、バーで酒を飲み交わすこともなかった2人である。初対面のシーンを撮影する上で、マガロとソン監督の中であるアイディアが生まれた。「(へソンを演じる)テオと僕は初対面のシーンまで顔を合わせないことにしたんです。撮影スタッフの協力もあって、テオとは違うドアを使ったり、リモート会議ではカメラをオフにして声しか聞こえない状況で行ったりして。物語の中では、ヘソンとノラがアパートにやってくるシーンで、アーサーはヘソンに初めて対面するんだけど、僕自身も初めてそこでテオに会ったんです」とマガロは明かす。直接対面したことはないけれど何となく相手のことを知っている、という映画と全く同じ状況で出会い、その後バーカウンターで横に並んで座るシーンの撮影に移った3人。ノラを中心に、その左右に座るヘソンとアーサーだが、その撮影のことをマガロは「僕はあの場から逃げ出したくて、飲み物を取りに行ったり、トイレに立ったり、いくつもアイディアを提案したけど…監督は気まずくて不快なあの空間に僕をとどまらせたんです」と絶妙な緊張感があったことをふり返る。監督のセリーヌ・ソンは、本作のテーマについて「この映画は男女2人の恋愛を描いた物語ではないし、彼らが愛し合うことを描いた物語でもありません。お互いを愛することが出来る3人の物語なのです」と語る。つまり、ノラとヘソンという幼なじみの再燃を描いた作品ではなく、そこにアーサーをも含めた3人の間にある人間愛、いわゆるソウルメイトのような関係性に着目した物語となっている。目には見えない“縁=イニョン”に導かれ、巡り合った3人。ジョン・マガロが体現したこのアーサー像こそ、『パスト ライブス/再会』の本質により近いキーパーソンだ。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年02月15日キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルが“運命的なつながり”から、新たな“強さ”に目覚めていく最強のチームを描く最新作『マーベルズ』から、“3人のヒーロー”の撮影秘話に迫る3本の映像が公開された。MovieNEXと4K UHD MovieNEXのボーナス・コンテンツから解禁となったのは、キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの3人のヒーローの撮影風景に迫る映像3本。この映像では、ブリー・ラーソンは周囲に気を配る、まさにキャプテン・マーベルのようなリーダー的存在だったことや、長年温めていたモニカ・ランボーというキャラクターを演じたテヨナ・パリスに対し、ニア・ダコスタ監督が「役に深みを与えてくれる。表現力がすばらしい」と高く評価していることが分かる。さらに、ミズ・マーベルことカマラの父ユスフ・カーン役のモハン・カプールは、ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニについて「カマラはイマンだ。他の子は考えられない」と語り、監督は「優しくてユーモアがある。ミズ・マーベルそのまま」とまさにはまり役だと語っている。ヴェラーニ自身は「最高の仕事だしマジで人生捧げたい」と強い想いを抱きつつも、憧れのサミュエル・L・ジャクソンを前に緊張して監督の後ろに隠れてしまったという、彼女の可愛らしい一面を知ることができる貴重な映像となっている。監督が語る『マーベルズ』の重要なテーマダコスタ監督にとって、この映画の重要なテーマは、選ばれた家族とチームとしての働き方を学ぶことだった。「特にキャプテン・マーベルにとって、この映画の大きな部分は、彼女が常にアベンジャーズを離れていること」と監督。「彼女はゆっくりと他の人たちと一緒にいることを余儀なくされ、助けを受け入れることになると思う。キャロルとモニカが再びお互いを家族として認識し、マリアの死によって失った理想としてのカーン家を持つ。それは私にとって大きなことで、この3人の登場人物がどのように家族をナビゲートし、お互いにそれを見出していくかということなのです」と語っている。『マーベルズ』はデジタル配信中(購入)、3月13日(水)よりMovieNEX発売。発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2024年02月15日シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』より場面写真が解禁された。史上最強のゴーストによって氷河期さながらの氷の世界になってしまった真夏のニューヨークを舞台に、ゴーストバスターズとして人々をゴーストから守っているスペングラー家の活躍を描く本作。この度、解禁されたのは、初公開となる場面写真7点。レイ(ダン・エイクロイド)が営む書店でピーター(ビル・マーレイ)やポッドキャスト(ローガン・キム)とともに、真剣な表情で資料をのぞき込み、なにやら調査をしている様子のフィービー(マッケナ・グレイス)。一方、兄のトレヴァー(フィン・ウルフハード)は、初代ゴーストバスターズのウィンストン(アーニー・ハドソン)が立ち上げたゴースト研究所で、インターンとして働くラッキー(セレステ・オコナー)らとともに“謎の球体”を調査中。彼らの背後ではオレンジ色の液体を放射する実験(?)が行われるなど、研究所の全貌が気になるところ。さらにはゴーストの仕業か、凍りついた室内で真剣な表情で向かい合うピーターと・ゲイリー(ポール・ラッド)の2ショットや本作の重要人物と目される謎の男(クメイル・ナンジアニ)が、黄金の部屋でトレヴァーらと並んでいるシーンも映し出されている。ほかにも、スペングラー家の4ショット、お馴染みの愛車ECTO-1(エクトワン)を背に走る旧バスターズたちや、フィービーに見つかって慌てふためく表情のミニマシュマロマンを捉えたシリーズファンにはたまらないカットも。まだまだストーリーの全容が明らかにされてない本作だが、新旧ゴーストバスターズが団結することが史上最強ゴーストを退治する重要な鍵となる模様。本作から新たに登場するキャラクターたちやゴースト研究所がどんな新展開をもたらすのか?期待が高まる場面写真となっている。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴーストバスターズ/フローズン・サマー 2024年3月29日より全国にて公開
2024年02月15日予告視聴回数が映画史上NO.1を記録し話題沸騰のマーベル・スタジオ劇場公開最新作『デッドプール&ウルヴァリン』より新たな場面写真が公開された。マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンターテインメント「デッドプール」シリーズ。初作『デッドプール』(2016)が公開当時世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録し、その続編となる『デッドプール2』ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破。本作はその大人気シリーズの最新作。予告映像が、現地時間2月11日(日本時間2月12日)にアメリカ最大のスポーツの祭典「スーパーボウル」にて解禁されると、24時間で視聴回数3億6,500万回を突破。この数字は、映画史上NO.1の記録を保持していた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)の3億5,550万回を塗り替える驚異的な記録。本作が24時間以内に最も予告を視聴された映画となった。そんな話題沸騰中の本作より、この度、新たな写真2点が到着。二振りの刀、二丁拳銃を駆使し“クソ無責任ヒーロー”デッドプールとして戦う元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)と、コミックでお馴染みの黄色のコスチュームに身を包んだ“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の2ショットも収められている。これまでも、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、「第四の壁」を破って突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出で、世界中を魅了してきた“俺ちゃん”ことデッドプールが、ウルヴァリンと本格タッグを組みどんな大暴れを見せてくれるのか期待が高まる。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月15日映画『デューン 砂の惑星PART2』より、主演のティモシー・シャラメをはじめキャスト陣が本作の見どころを語る特別映像が公開された。映像に登場するのは、主人公ポール役のティモシー、彼と恋に落ちる砂漠の民チャニ役のゼンデイヤ、ポールの命を狙う新たな狂敵フェイド=ラウサ役のオースティン・バトラー、皇帝の娘イルーラン役のフローレンス・ピュー、砂漠の民のリーダー・スティルガー役のハビエル・バルデム、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリンの7名。前作の物語を引き継ぎつつ、見事なビジュアルや大迫力のアクションシーンに加え、新たな登場人物、全宇宙を巻き込む最終決戦、そして力強く感動的なラブストーリーでそのスケールを拡大している本作。ポールの過酷な戦いを通して、観客は全く新しい体験ができる。ティモシーは「人類未踏の惑星体験を、ぜひ映画館で観ていただけると嬉しいです」とファンにメッセージを送り、ゼンデイヤも『デューン』の世界に「みなさんが戻って来るのが待ちきれないです」と笑顔。新たな脅威として抜群の存在感を見せているフェイド=ラウサ役のオースティンは、自らフェイドを「最狂の敵」と称し、PART1でポールたちを恐怖に陥れたハルコンネン男爵役のステランも「ハルコンネン男爵より最悪な男」と太鼓判を押す。映画本編では、ポールとフェイドの迫力満点の決闘シーンも見逃せないポイントだ。また、ポールのアトレイデス家が全滅した裏には、ハルコンネン家と共謀を図った皇帝の存在があり、皇帝の娘イルーランがポールとどう対峙していくのか、砂漠の民のリーダー・スティルガーは、前作でポールと出会った頃はまだ懐疑的な態度を取っていたが、共に砂漠で生きるうちにポールを“救世主”と信じ支えていくようになるが、何か大きな力に目覚めようとしているポールが、いかに救世主として覚醒していくのかにも期待が高まる。さらに、日本公開に先駆け、3月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間限定で先行上映が決定。IMAX、Dolby Cinemaの合計60館にて実施される。『デューン 砂の惑星PART2』は3月15日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/ドルビーシネマ/ScreenX)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年02月15日マシュー・ヴォーン監督の最新作『ARGYLLE/アーガイル』のために特別に書き下ろされ、劇中での見せ場を盛り上げる、ディスコ調の中毒性MAXな新曲「Electric Energy」のMVが解禁。アリアナ・デボーズ、ボーイ・ジョージに、ナイル・ロジャース、多数の豪華キャスト陣と猫のアルフィーも勢ぞろいしている。日本よりひと足早く公開を迎えた北米で初登場No.1スタートを切り、ますます意気上がっている本作。今回、本楽曲「Electric Energy」を気持ちよく歌い上げるのは、本作で豪快なドライビングテクニックで車も船も巧みに操る技術者キーラ役で出演し、『ウエスト・サイド・ストーリー』で米アカデミー賞を受賞し一気にスターダムを駆けのぼったアリアナ・デボーズ。さらに80年代の音楽シーンを象徴するスーパースターのボーイ・ジョージ、マドンナやデヴィッド・ボウイなどのアーティストを手掛け、最近では「LE SSERAFIM」とも組んだ大物プロデューサーのナイル・ロジャース。どことなくレトロな匂いも漂わせながら、ダイナミックで思わずカラダとココロが動き出してしまう多幸感も放つ、まさにマシュー・ヴォーン監督の仕上げる映画にぴったりな1曲だ。このミュージックビデオに登場するのは、アリアナ、ボーイ、ナイルはもちろんのこと、ヘンリー・カヴィル、ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソンと本作に出演している豪華キャスト陣。四方八方全てが『ARGYLLE/アーガイル』仕様で、豪華俳優たちが踊りまくりのディスコにご機嫌なリズムがかき鳴らされる中、彼らが思い思いに小気味よくステップを踏み、ヴォーン監督の世界観を堪能できる映像となっている。最新作『ARGYLLE/アーガイル』では、ファンの期待を超えてくるヴォーン節炸裂の数々のアクションシーンが用意され、高揚感や大胆さのあるスリリングな音楽が作品を彩るが、特に「Electric Energy」はヴォーン監督が自らチームを結成し、本作で描かれるひとつのアクションシーンを完成させるために書き下ろされたオリジナルソング。監督が「“心地よく気分が良い”感覚を表現するため、私が思いつく限り最も気分が良くなる音楽、つまりディスコを使うことにした。曲がかかればいつでも、笑顔になって足でコツコツとリズムを取らずにはいられないような音楽だ。クラシックから、時代のエッセンスを真に捉えたオリジナルディスコまで、様々なディスコ曲を取り入れた」とこだわりを明かしているように、特別に用意したオリジナル曲も要チェック。スパイ映画のエネルギッシュさや、意表を突くアクションにバチっとハマる力強いサウンドを見事に駆使してヴォーン監督にしかできない唯一無二の手腕を発揮している。『ARGYLLE/アーガイル』は3月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ARGYLLE/アーガイル 2024年3月1日より全国にて公開© Universal Pictures
2024年02月15日ペルーのドキュメンタリー史上最大のヒットを記録したゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督の『革命する大地』が4月27日(土)より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。本作はベラスコ将軍(後に大統領)率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法(1969年)の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非をふり返るドキュメンタリー。1969年にベラスコ大統領率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に大きな変革をもたらした。ベラスコ大統領は先住民を半奴隷状態から解放した英雄と見る人と、彼が解体した地主寡頭制に不満を持ち独裁者と見る人とで、ペルー国内を二分する存在である。ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造が、アーカイブ映像と多数のインタビューや引用作品によって丁寧に語られていく。ペルーの国民的作家あるマリア・ホセ・アルゲダスや農民リーダーらが当時をふり返り告白。そして舞台は徐々に運命の1968年へと加速する。ペルー革命からベラスコ政権の瓦解まで、社会の変化を映画は鮮明に映し取った。ペルー革命から約50年、いまも政治的混迷が続くペルー。この先、ペルーはどこへ向かうのか?暴力や銃以上に記憶された映像や物語が私たちの味方であることを問い直す本作は、革命によって社会に、民衆に何をもたらすのかを突き付ける…。2019年にペルー本国で公開され、9万人以上を動員し、ペルードキュメンタリー史上最大のヒット作となった本作は、2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていた。しかし、この映画が大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。本作に引用されている、2023年に生誕100年を迎えたアルマンド・ロブレス・ゴドイ監督(1923-2010)の『みどりの壁』(1970)は、ゴドイ監督の自伝的作品でもあると共に、ペルー革命を出発点として社会の問題と矛盾を描いた。フェデリコ・ガルシア監督は、ペルー革命後、それまで記録された映像や資料が破棄されていく中、ネガフィルムを盗み出し、アルゼンチンのブエノスアイレスにて『コンドルがうまれたところ』(1977)を完成させている。知識人たちは「農地改革は全員が市民になれる手段だった」と証言する一方で、農地改革後にペルーを待っていたのは暴力の時代だったのも確かだ。そして、「民主的であるなら多様性への寛容さが必要だ」と警鐘をならす。本作では、現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューによって“ペルー革命”が再構築されている。また公開情報と併せてポスタービジュアルも解禁。歴史上の様々な革命家を想起させるベラスコ大統領のアップと、デモを行う市民とそれに対峙する警察、さらに農業に従事する人々を印象的に対比させている。『革命する大地』は4月27日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月14日クリストファー・ノーラン監督最新作、世界の運命を握った天才科学者の実話に基づく物語『オッペンハイマー』が全国のIMAX(R)劇場50館で同時公開決定。ノーラン監督から、アカデミー賞撮影賞にノミネートされている本作の撮影についてコメントも到着した。第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ最多13部門にノミネートされた本作。同・撮影賞にもノミネートされている撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマは、ノーラン監督とは『インターステラー』以降全ての長編作品で組んでいる仲。ノーラン監督とホイテマは『オッペンハイマー』でIMAX(R)65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAX(R)モノクロ・アナログ撮影を実現した。ノーランは、J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)の視点から語られるシーンを映画の脚本としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現。彼の内面を象徴的に表わす、感情を揺さぶる抽象的なイメージとともにモンタージュされている。一方、第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物、ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)を中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けがなされている。ノーラン監督は、「私とホイテが採用した撮影スタイルは、非常にシンプルだが、力強いものだ」とコメント。「映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」と語っている。今回併せて、ノーラン監督の指揮の下、ホイテマがIMAX(R)カメラで撮影するメイキングカットも初公開。また、2月16日(金)よりムビチケ(1600円/税込)の発売も決定した。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。IMAX(R)劇場全国50館にて同時公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月14日映画『ひなぎく』(’66)が、2月25日(日)より目黒シネマにて1週間上映される。マリエ1とマリエ2は姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きのあと、笑いながら逃げ出す。部屋の中で牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体を切り始め、画面全体がコマ切れになる――。本作は、チェコ・スロヴァキア製作の映画。ハイセンスなファッションと映像で根強い人気を誇るガールズ・ムービーの先駆けとなった作品だ。製作当時の60年代は、世界が自由を求め激動し、チェコ・スロヴァキアでも自由と新しい表現を求め、若い監督たちがチェコ・ヌーベルヴァーグと呼ばれる魅力的な作品を製作した。そんな中で本作は、様々な実験的な映像や魅力的な音楽、素人を起用した瞬発力のある演出で、いまもなお世代を超えて新たなファンを獲得し続けている。今回同館では、“Cult Girls Movies”として、『ゴーストワールド』『月曜日のユカ』もともに期間中に上映されるが、いずれも1本立て上映(各作品完全入れ替え制)。また、指定席となっており、上映日の1週間前11時より、オンライン予約&目黒シネマ窓口にて販売される。『ひなぎく』は2月25日(日)~3月2日(土)上映。※2/25(日)-2/28(水)12:10~/17:40~、2/29(木)-3/2(土)10:00~/15:35~(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日ひたすらに音楽を浴び続ける映画『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』のスタンディング上映が決定した。本作は、1983年12月、ハリウッド・パンテージ・シアターでのトーキング・ヘッズ伝説のライブの様子を収めたライブ映画『ストップ・メイキング・センス』を、A24によって4Kレストア版としてスクリーンに復活させたもの。2月16日(金)より順次実施される予定の今回のスタンディング上映では、声出し&応援グッズの持ち込みがOKとなり、思う存分、踊って歌える企画だ。なお、同企画は一部劇場での実施となる。『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ストップ・メイキング・センス 4Kレストア 2024年2月2日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 1984 TALKING HEADS FILMS
2024年02月13日色が与える映画の効果を数々の名作から紐解く「Color of Filmストーリーを語るカラーパレット」が、全国書店にて刊行される。『グランド・ブダペスト・ホテル』の明るいバブルガムピンク、『2001年宇宙の旅』の幻覚のようなサイケデリック、『ヴァージン・スーサイズ』の柔らかなライラックとパステル調の花柄など、映画にとってとても重要な“色”。色はストーリーを語り、感情を表現し、場面を盛り上げ、その美しさでスクリーンを彩る。本書では、有名監督が手掛けた初期から現代までを代表する50作品を取り上げ、それぞれの作品で色がどのような役割を果たしているのか、観客にどのような印象を与えたのかを解説。本書は、映画ファン・映画制作者にとって、映画を知るための新しいガイドブックとなりそうだ。【掲載映画タイトル】『月世界旅行』『オズの魔法使』『ファンタジア』『黒水仙』『雨に唄えば』『2001年宇宙の旅』『乱』『ディック・トレイシー』『シンドラーのリスト』『トリコロール3部作』『セブン』『ヴァージン・スーサイズ』『アメリ』『千と千尋の神隠し』『アビエイター』『ソウ2』『トロン:レガシー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ラ・ラ・ランド』『ラヴァーズ・ロック』etc…【掲載映画監督】ジョルジュ・メリエス、ヴィクター・フレミング、ウォルト・ディズニー・プロダクション、マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー、スタンリー・ドーネン、ジーン・ケリー、スタンリー・キューブリック、黒澤明、ウォーレン・ベイティ、スティーヴン・スピルバーグ、クシシュトフ・キェシロフスキ、デヴィッド・フィンチャー、ソフィア・コッポラ、ジャン=ピエール・ジュネ、宮崎駿、マーティン・スコセッシ、ダーレン・リン・バウズマン、ジョセフ・コシンスキー、ウェス・アンダーソン、ジョージ・ミラー、デイミアン・チャゼル、スティーヴ・マックィーン、etc…「Color of Filmストーリーを語るカラーパレット」は発売中。著者:チャールズ・ブラメスコ定価:4,620円(本体4,200円+税10%)サイズ:変形(225 x 170 mm)ページ数:208ページ発行:株式会社ボーンデジタル(シネマカフェ編集部)
2024年02月13日ソニー・ピクチャーズが贈るマーベル初の本格ミステリー・サスペンス『マダム・ウェブ』の日本語吹き替え版に、潘めぐみ、ファイルーズあい、伊瀬茉莉也、子安武人、萩原聖人、坂本真綾が参加することが分かった。ある事故をきっかけに未来予知の能力が目覚め、3人の少女が黒いマスクの男に殺される、悪夢のようなビジョンが視えてしまった主人公マダム・ウェブことキャシーは、少女たちを助けることを決意。そんな偶然、キャシーと出会う重要な使命を持つ3人の少女たちのうち、ジュリアをクロエ・グレース・モレッツの吹き替えを多く担当する潘さん、アーニャを「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」空条徐倫役のファイルーズさん、マティを「チェンソーマン」姫野役の伊瀬さんが演じる。また、ベテラン声優・子安さんが、少女たちを執拗に追い続けるヴィラン、謎の黒いマスクの男・エゼキエル役を担当。さらに、現段階では役名が明かされていないが、俳優・萩原さんと、歌手としても活躍する坂本さんが参加している。コメント・潘めぐみいつかはと夢見ていた、マーベル映画への参加。「マダム・ウェブ」のもと携わらせて頂けるなんて、本当に光栄です。ジュリアの持つ繊細さと大胆さ、その塩梅を調整しつつ、キャシーたちと関わることで変化していくその過程と、じっくりと向き合う機会を頂けた事が大変有難かったです。数奇な運命に導かれて出会った、キャシー、ジュリア、アーニャ、マティ。まだ完成されていない、どこかちぐはぐで、アンバランスな関係性が、温度を持って変化していくのを感じながら、演じさせて頂きました。張り巡らされた記憶、紡がれる物語、未来を癒すための戦いを、どうぞご堪能下さい。マーベルを愛する方にも、ここから出会うという方にも、どうか楽しんで頂けますように。・ファイルーズあいアーニャを演じさせていただきます、ファイルーズあいです!それぞれ異なった個性を持つ三人組ですが、そのなかでもアーニャは一歩引いて見ていることが多く、彼女の立ち位置や気持ちを考えて表現するのがとても難しかったです。そして『未来が見えるからといって、変えられないわけではない』という作品のテーマにもとても勇気づけられましたし、従来のファンの方は思わずニヤリとしてしまうようなシーンも盛りだくさんで、見どころたくさんの作品です!お楽しみに!・伊瀬茉莉也MARVEL作品は欠かさず劇場で観てきました。その中でも特に愛してやまないのが『スパイダーマン』シリーズ。これ以上ない興奮と喜びでどうにかなりそうでした!家の中で思わず「やったぁぁぁー!!!!」と叫んでしまうくらい(笑)マティは、スケボーが好きな10代の活発な女の子。ノリが良くすぐ調子に乗っちゃうところや食いしん坊なところもティーンエイジャーらしく可愛いなぁと思います。抱えている悩みや不安に対しての葛藤、いざとなると仲間想いなところも素敵だと思います。演じていて、とても気持ちの良い真っ直ぐな性格で、こんなに魅力的な愛すべきマティを演じさせて頂けて幸せです。今作はMARVEL作品初のミステリー・サスペンス要素もあり、3人の少女たちの未来が物語にどう影響してくるのか一緒にドキドキしながらご覧頂けると嬉しいです!・子安武人今回、謎の黒いマスクの男、エゼキエル役に指名していただき大変光栄に思っております。今作はマーベル初のミステリー・サスペンスということで細かいことは秘密ですが、エゼキエルが物語の核の部分を担っている存在であることは間違いないので、自然と演技にも力が入りました。スリル、サスペンス、アクション、そして、先が読めない展開にきっと貴方はワクワクするでしょう。予備知識なしで楽しめる『マダム・ウェブ』どうぞ宜しくお願いします!・萩原聖人マーベルは大人になっても、いつもワクワクした気持ちを与えてくれる存在なので、出演が決まった時は感無量でした。演じさせていただいた役は映画の中でとても重要な役割を果たし、ファンから愛される大らかで愛情深い人物です。色々なマーベルヒーローがいるのと同じように、人の救い方にはさまざまな形があると思います。普段気づかないけれど自分を救ってくれる存在は世の中に、そして実は近くにたくさんいるよと、この映画はそういう事に気づかせてくれる愛と優しさに満ちた作品だと思います。是非お楽しみください。・坂本真綾まだ役名をお伝えすることができないのですが、今作の中で重要なキャラクターのひとりである人物の吹き替えを担当させていただきました。お腹に赤ちゃんがいて、命の神秘を感じながら過ごしている幸せオーラいっぱいの女性です。絆を紡いでいく女性たちのしなやかな強さに、見ている私まで力がみなぎってくるような物語でした。『マダム・ウェブ』は2月23日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マダム・ウェブ 2024年2月23日より全国にて公開© & ™ 2023 MARVEL
2024年02月13日『ヘレディタリー/継承』で映画ファンの注目を集め、全世界で大ヒットを記録した『ミッドサマー』で観客に“消えない傷”を植えつけたアリ・アスター監督が、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた最新作『ボーはおそれている』。この度、ホアキン演じるボーがコンビニまで猛ダッシュする本編特別映像が解禁となった。アリ・アスター監督が気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグを組んで世に放つ本作。日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった――。今回の映像は、そんなボーが処方薬を飲んだ後、自分の部屋に水がないことに気づき、パニックに陥いる。ボーは1本の水を手に入れるため、彼の住むアパートからコンビニまで、阿鼻叫喚の人々をかわしながら猛ダッシュ。そして無事手に入った水を飲んで安心したのも束の間、次の瞬間には、支払いのクレジッットカードが拒否されてしまう…ところが収められている。一難去って、また一難…秒で襲いかかってくるボーの悪夢のような日常が垣間見るようなシーンとなっている。アリ・アスター監督「ボーの感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルで」「『ミッドサマー』の後、『ボーはおそれている』を作る時がきたと感じたんだ」と、アリ・アスター監督。前2作『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』が、高い評価を得て商業的に成功し人気を博したにもかかわらず、新作『ボーはおそれている』を「映画製作者としての自分の限界をさらに押し広げる理想的な手段と考えている」と明かす。そして「探求しているのは、ボーの人生ではなく彼の経験だ。観客には、彼の頭の中に入って、感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルでね」「主人公と同じ気持ちになって一緒に行動するけど、彼が歩む道をたどるというより、彼の記憶や幻想、恐怖を体験するんだ。これはボーの人生を体験する映画だよ」と解説、「この作品は今までに手掛けたどの作品より僕らしい作品だ。僕の個性とユーモアたっぷり詰まっている」と語っている。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月13日世界興収上位4作のうち、3作を占めるという前人未到の偉業を成し遂げたジェームズ・キャメロンの大ヒット作『タイタニック』、『アバター』、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、そして『トゥルーライズ』、『アビス』、『エイリアン2』の6作品が、初の4K UHD、初のコレクターズ・エディションでリリースされる。世界人類史上最高峰の映画シリーズ『アバター』は、究極のコレクターズ・エディションで新登場。『アバター』本編は、リマスター版(’22)162分と特別編171分、エクステンデッド・エディション178分の3種を収録。日本初のディスク化となる3DBlu-rayが本編に収録されて登場。ボーナス・ディスクは、新規コンテンツ4種が追加され、約10時間超え。『アバター』4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、9種もの新規コンテンツが追加され、8時間超のボーナス・コンテンツが2枚組。また、どちらも4K UHDの本編はドルビービジョン。さらなる映像の美しさとリアリティへと飛躍的に向上した。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)アカデミー賞11部門に輝いた名作『タイタニック』は、「4K UHD25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)」と、単品の「4K UHD」で新登場。初マスターとなる4K UHDには、日本テレビ版吹き替え(石田彰バージョン)本編を初収録。キャメロン監督のほか、3種の音声解説を収録。またボーナス・コンテンツは、新コンテンツ4種を含む6時間超え。アニバーサリー・エディションは、ブックレットや設計図などの小道具のレプリカ、主題歌の楽譜などがセットになっている。『タイタニック』4K UHD 25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)そして、初の4K UHD化となる『トゥルーライズ』、『アビス』、『エイリアン2』も、ボーナス・コンテンツに新コンテンツを収録。ド派手でハイスケールな圧巻のアクション映画『トゥルーライズ』は、約45分のボーナス・コンテンツとフォト・ギャラリーを収録。『トゥルーライズ』4K UHD構想20年、製作費5,000万ドル、約3年をかけて完成させたSFXアドベンチャー『アビス』は、劇場版と完全版の2種、約5時間半のボーナス・コンテンツを収録した。<商品概要>『アバター』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD コレクターズ・エディション(数量限定)発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『タイタニック』デジタル配信中(購入/レンタル)3月27日(水)4K UHD 25周年アニバーサリー・エディション(数量限定)、4K UHD発売© 1997, 2024 Paramount Pictures and 20th Century Studios発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『トゥルーライズ』デジタル配信中(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『アビス』3月27日(水)デジタル配信開始(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン『エイリアン2』デジタル配信中(購入/レンタル)4月10日(水)4K UHD発売© 2024 20th Century Studios.発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedタイタニック (2012) 2012年4月4日より先行上映・7日より109シネマズほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Foxアバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月16日より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年02月12日クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』にて、キリアン・マーフィー演じる科学者オッペンハイマーの妻・キティを演じたエミリー・ブラントが役作りについて語った。第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめ最多13部門にノミネートされた本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者の実話にもとづく物語。ノーランが監督、脚本を務め、世界の運命を握ると同時に世界を破滅する危機に直面するという矛盾を抱えた1人の男の知られざる人生を描き、IMAX(R)撮影による、天才科学者の頭脳と心を五感で感じさせる極限の没入体験を味わえる作品となっている。アメリカの理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、原子爆弾の開発・製造を目的とした「マンハッタン計画」の最高責任者である陸軍のレズリー・グローヴス(マット・デイモン)から極秘プロジェクトへの参加を打診され、その研究施設であるロスアラモス国立研究所の所長を務めた。マンハッタン計画を遂行した後、日本への原爆投下による惨状を知り、その破壊力に対して苦悩することになる。今回、オッペンハイマーの妻キティ役を演じてアカデミー賞助演女優賞に初めてノミネートされたエミリー・ブラントが役作りを語るコメントが到着。ブラントが演じたキャサリン“キティ”・オッペンハイマーは、生物学者、植物学者で、あるパーティで出会ったオッペンハイマーと結ばれる前に三度結婚していた人物。その後の生涯は夫オッペンハイマーに寄り添い続けた先見的な女性だ。「これは映画ではなく体験」エミリー・ブラントが深い共感明かす「これは映画ではなく体験です」と語るブラントは、オッペンハイマーの妻キティについて「彼女の性格は複雑で、気まぐれで、チャーミング。私が惹かれたのは、彼女が当時の女性のあるべき姿に従おうとしなかったことです。なぜ結婚して子どもを持ち、夫を支えなければならないのか。それが女の仕事であり、それだけが女に許されることだっていう考え。彼女はそうしたシステムに抗ったのですが、それはとても現代的な姿勢でした」と、時代の先を行くキティの生き方への共感を胸に役作りをしたと言う。さらに、「クリスが書いてくれたキャラクターは並外れていたので、私は自分の全てをつぎ込んだのです。キティはページを突き破って私に襲い掛かってきました」と、ノーラン監督による脚本が創造的な演技へと導いてくれたと明かしている。また、エミリーが演じたキティをとらえた場面写真も到着。「マンハッタン計画」が進む中、ロスアラモスの研究所で子どもを抱いて実験を見守るキティの姿をとらえたカットとなっている。『オッペンハイマー』は3月29日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年02月12日マーベルコミック史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描く痛快アクションエンタテインメント『デッドプール』シリーズの最新作が、『デッドプール&ウルヴァリン』として7月26日(金)に日米同時公開されることが決定。併せてティザー予告・ティザーポスターも解禁となった。1作目『デッドプール』(2016)公開当時、世界興行収入850億円を超える大ヒットを記録し、その続編となる『デッドプール2』ではさらに記録を塗り替え1,120億円を突破。R指定映画の世界歴代記録をことごとく更新し、日本でも多くのファンを魅了し続ける本シリーズ。人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。自作の赤いコスチュームと二振りの刀、二丁拳銃を身にまとい、“クソ無責任ヒーロー”デッドプールのシリーズは、ヒーローらしからぬ言動の数々や、過激でド派手なバトルシーン、突然観客に向かって話しかけてくる型破りな演出が相まって、世界中で絶大な支持を集めてきた。その最新作『デッドプール&ウルヴァリン』では、“俺ちゃん”ことデッドプールに加え、人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もシリーズ初登場。Photo by Jamie McCarthy/Getty Imagesこれまでデッドプールが何度もいじり倒してきた、“爪野郎”こと孤高のヒーロー・ウルヴァリンはどんな活躍を見せてくれるのか、プライベートでも親交の深いライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの2大スター夢の競演に世界が注目している。今回解禁となったティザー予告では、愛する恋人のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)、かつて共に戦ったネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)やユキオ(忽那汐里)らに囲まれ、幸せなひと時を送っていたウェイドだったが、突然連れ去られた“その先”で、「君は特別な存在だ」とマーベルヒーローになるチャンスを与えられる。「シネマティック・ユニバースを完全に変えちゃうよ」と息巻き、「俺は救世主マーベルの神だ」と気を大きくしたウェイドは気合たっぷりに、その挑戦を受けて立つことにーー。シリーズ初のディズニー配給作品となる本作。ついにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りを果たすという点でもすでに世界中から熱い視線が注がれているが、“俺ちゃん”はいつも通り、お得意のブラックジョークでふざけ散らかしたと思えば、息つく間もない過激なアクションで敵を翻弄するなど、早くも“デッドプール節”が炸裂。そして、予告の最後には、「X-MEN」シリーズなどに登場してきた人気キャラクター・ウルヴァリンと思わしき影が登場!予告にもある“誰もが望むハッピーエンド”とは何を意味するのか、続報にも期待が高まるところ。ちなみに同予告では、アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカなど、歴代マーベルヒーローが登場しているのも、見逃せないポイントのひとつ。“俺ちゃん”がまさかのアベンジャーズ招集か!?マーベルファンには期待の必見作品となりそうだ。また、デッドプールとウルヴァリンのペアネックレスでハートを表現したティザーポスターも解禁。「BEST FRIENDS」「COME TOGETHER」というコピーが象徴するように、本作では、デッドプールとウルヴァリン、まったく違う強烈な個性を放つ2人が強力なタッグを組み、より壮大で衝撃的なストーリーが展開されていく予感!本作を手掛けたのは、『フリー・ガイ』や『ナイト・ミュージアム』シリーズ、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知られるショーン・レヴィ。独創的な世界観づくりで知られる彼が、デッドプールとウルヴァリンの間に、どのような化学反応を起こすのか。2人の新たな戦いに注目だ。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月12日アリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』の劇場公開に合わせ、アリ・アスター監督の代表作と「A24」配給作品が、洋画専門チャンネル ザ・シネマで特集放送される。近年のアカデミー賞で大きな存在感を見せている、いま最も旬なアメリカのインディペンデント系映画スタジオ「A24」。いまや世界が注目するこのスタジオから、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を発表して一躍、現代の寵児となったアリ・アスター監督の新作『ボーはおそれている』が2月16日(金)より公開。ザ・シネマではアリ・アスター監督の代表作2作、ホアキン・フェニックス主演の『カモン カモン』を含む「A24」配給作品を7作品、2月14日(水)~16日(金)の期間に特集放送する。『ミッドサマー』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)23時15分~ほか[R15+]想像を絶する悪夢と狂気!スウェーデンで開かれる恐るべき宗教儀式を描く米国の女子学生ダニー(フローレンス・ピュー)は、躁うつ病を患う妹が両親を巻き添えに無理心中するという悲劇に見舞われ、そのショックから立ち直れずにいた。そんなある日、恋人のクリスチャンが男友達とスウェーデンの田舎で行われる夏至祭に行くと知り、その旅に同行することに。一行は留学生ペレの故郷で90年に1度行われる夏至祭へ参加し、村の住人たちから歓迎を受ける。だが、翌日から幕を開けた夏至祭は次第に不穏な空気に包まれていくーー。『ヘレディタリー/継承』(★アリ・アスター監督作品)放送日:2月15日(木)21時~ほか[PG12]亡き祖母から“何か”を受け継いだ家族の運命は?邪悪な呪いに背筋が凍る…夫と子ども2人と暮らすミニチュアジオラマ作家アニー(トニ・コレット)は、長年微妙な関係にあった母エレンを亡くす。葬儀を終えたアニーが遺品の収められた箱を開いたところ、「私を憎まないで」と書かれた母のメモを見つける。一方、一家の周りでは異様な出来事が続発し、エレンに溺愛されていた末娘チャーリーの奇行も目立つようになる。そんなある夜、取り返しのつかない悲劇が一家に起こり、絶望したアニーは情緒不安定になっていく。『ライトハウス』CSベーシック初放送放送日:2月15日(木)17時~ほか[R15+]灯台を守る男たちを悪夢が襲う…新鋭ロバート・エガースが放つ戦慄のサスペンス1890年代のニューイングランド。ベテランのトーマス(ウィレム・デフォー)と若いイーフレイム(ロバート・パティンソン)の2人は、灯台守を4週間務めるために小さな孤島へ派遣される。トーマスが灯台の灯り番を譲らず、面倒な雑用をすべて押し付けるため、イーフレイムはストレスを募らせる。それでも何とか島での生活に慣れていき、2人は少しずつ打ち解けていくかに思えたが、任期が終了する日に嵐に見舞われてしまい、迎えの船はやって来ず2人は島に孤立する。『ムーンライト』放送日:2月14日(水)23時~ほか[R15+]自分らしさと愛を探し求める…アカデミー賞3部門に輝く人間ドラママイアミの貧困地域で、麻薬依存の母親と2人で暮らすシャロンは、学校では“リトル”というあだ名でいじめられる気弱な少年。そんな彼にとっての心の支えは、何かと気にかけてくれる父親的存在の麻薬売人フアンと、唯一親しい友人ケヴィンだけだった。ところが高校生になったある日、いじめっ子に対する過剰防衛でシャロンが逮捕され、2人は離れ離れに。そして大人に成長し麻薬売人になったシャロンの元に、ケヴィンから連絡が入る。『カモン カモン』放送日:2月15日(木)深夜2時~ほか9歳の甥と絆を結んでいく…監督の実体験から生まれたホアキン・フェニックス主演作品ニューヨークのラジオ局で働くジャーナリストのジョニーは、ロサンゼルスに住む妹ヴィヴが数日間家を空けることになり、9歳の甥ジェシーの面倒を見るよう頼まれる。独身のジョニーは子どもと2人きりの共同生活に戸惑いながら、何でもストレートに質問する好奇心旺盛なジェシーとの距離を少しずつ縮めていく。そんな中、ヴィヴの不在が長引いてしまい、ラジオ局の取材予定があるジョニーはジェシーを連れてニューヨークへ戻る。『MEN同じ顔の男たち』放送日:2月15日(木)19時~ほか[R15+]田舎町で出会う男たちは同じ顔ばかり…『エクス・マキナ』監督が放つ衝撃スリラー夫ジェームズの自殺を目撃してしまったハーパー(ジェシー・バックリー)は、心に負った傷を癒やすため、田舎の豪華なカントリーハウスで休暇を過ごすことに。管理人ジェフリーの出迎えを受けた後に散歩していると、廃屋のそばで全裸の男性と出会い、その翌日も男はカントリーハウスの庭に侵入。ショックを受けたハーパーが気分を変えるため町を散歩したところ、ある異常さに気づく。少年や牧師など出会う男たちが全員ジェフリーと同じ顔だったのだ…。『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』放送日:2月16日(金)15時~“夢の国”の隣に広がる貧困の実態…アメリカの格差社会をリアルに描き出すシングルマザーのヘイリーと6歳の少女ムーニーは、フロリダ州ディズニーワールドの近くに建つ安モーテル「マジック・キャッスル」で暮らしている母子。やんちゃなムーニーは同じモーテルに住む子どもたちと一緒にいたずらを繰り返し、支配人ボビーの手を焼かせていた。一方、定職を持たないヘイリーは化粧品を売り歩く仕事を始め、ホテル代を稼ごうとする。それでも生活は困窮し、ついにはモーテルの部屋で売春を始めてしまう。「『ボーはおそれている』公開記念 アカデミー賞を席巻するアリ・アスター監督とA24特集」は2月14日(水)~16日(金)ザ・シネマにて放送。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLCフロリダ・プロジェクト真夏の魔法 2018年5月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開ⓒ 2017 Florida Project 2016, LLC.へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLCミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ライトハウス 2021年7月9日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.カモン カモン 2022年4月22日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Be Funny When You Can LLC. All Rights Reserved.MEN 同じ顔の男たち 2022年12月9日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月11日2022年・第79回ヴェネチア国際映画祭にて最高賞の金獅子賞を受賞したローラ・ポイトラス監督の『美と殺戮のすべて』(原題:All the Beauty and the Bloodshed)が、3月29日(金)より公開。日本版予告編が解禁となった。1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンといった題材を撮影、その才能を高く評価され、一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら…。「オキシコンチン」とは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる“合法的な麻薬”だ。果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりがいま明かされる――。解禁された日本版予告編は、ノーウェイブバンド「Bush Tetras」の「You Can’ be Funky」をバックに、写真家ナン・ゴールディンが斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まる。しかし場面が変わると、ゴールディンは多くの仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫んでいる。サックラー家は、製薬会社を営む大富豪で「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もの命を奪った。そして、その莫大な売り上げを世界中の美術館に寄付することで慈善家として知られていた。そんな巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したゴールディン。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められている。また、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売中となっている(※数量限定なくなり次第終了、※一部劇場を除く)。ポストカード3枚セット付きムビチケカード『美と殺戮のすべて』は3月29日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:美と殺戮のすべて 2024年3月29日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年02月11日フィンランド映画を代表する名匠アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』が、上映8週目にして興収1億円を突破。ロングラン上映が続き、日本で上映されたカウリスマキ最大のヒット作となっている。アキ・カウリスマキ監督最新作にして復帰作となる『枯れ葉』は、孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー。2023年カンヌ国際映画祭審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)&非英語映画賞にノミネート、第96回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。本国フィンランドでは、動員29万人を超え(フィンランドの人口は約550万人)、フランスやドイツ、アメリカ、イタリアなど各国でも大ヒットを記録。そして日本でも各地で満席が続出、公開してから2か月近くが経つ現在もユーロスペースをはじめ、多くの劇場でロングラン上映が続き、この度、累計動員7万2,279人、興収1億157万3,850円を超え(38館 38スクリーン)、日本で上映されたカウリスマキ作品最大のヒット作『過去のない男』を超える興収1億円を突破した。カウリスマキ史上最高のラブストーリーといえる本作『枯れ葉』は、ヒロインの圧倒的な存在感など随所に新しさを感じさせながら、お馴染みのとぼけたユーモアや抜群の音楽センスにもさらに磨きのかかった、いわばカウリスマキの集大成ともいえる作品。この大ヒットを記念して、2月17日(土)より全国の『枯れ葉』上映劇場にて、カウリスマキ監督の愛犬であり、劇中にも登場する犬・チャップリンの様々な姿を切り取ったオリジナルステッカーを配布(数量限定、なくなり次第配布終了)。大ヒット御礼オリジナルステッカーまた、昨年12月に初来日を果たし、日本の観客とも対面した主演のアルマ・ポウスティが大ヒットの御礼を伝えたいと、急遽リモートでの舞台挨拶を実施することも決定した。『枯れ葉』はユーロスペースほか全国にて公開中。『枯れ葉』大ヒット御礼リモート舞台挨拶は2月29日(木)18時50分の回上映後、ユーロスペースにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:枯れ葉 2023年12月15日よりユーロスペースほか全国公開© Sputnik
2024年02月10日2023年7月16日、76歳で逝去したジェーン・バーキンの追悼上映が決定。2月18日(日)より代表作6本が上映される。音楽、ファッション、映画、演劇、あらゆる分野で多くの影響を与えてきたジェーン・バーキン。この度決定した特集上映では、60年代から2000年代まで、ジェーンが出演した6本の作品とともに彼女の映画女優としての軌跡を辿り、そのたぐいまれな才能と魅力をあらためて確認する。『太陽が知っている』上映作品は、『太陽が知っている』(1969年、ジャック・ドレー)、『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1975年、セルジュ・ゲンズブール)、『ラ・ピラート』(1984年、ジャック・ドワイヨン)、『右側に気をつけろ』(1987年、ジャン=リュック・ゴダール)、『美しき諍い女』(1991年、ジャック・リヴェット)、『ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー(小さな山のまわりで)』(2008年、ジャック・リヴェット)の6作品。『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』さらに2月23日(金・祝)には関連イベントとして、“映画のアトリエ「ジェーン・バーキン、笑いと涙の間で」”(講師:坂本安美)を開催。それぞれの監督とかけがえのない共犯関係を結び、おおいなる誠実さと知性によって一つひとつの役を抱きしめてきた女優ジェーン・バーキンのフィルモグラフィーを抜粋とともに辿る。また、アニエスベー渋谷店(3F Café)にて、ジェーン・バーキンを追悼した展覧会が開催される(会期:2/10(土)~3/12(火))。ジェーン・バーキン追悼上映特集は、2月18日(日)・23日(金・祝)・24日(土)・25日(日)に、東京日仏学院 エスパス・イマージュにて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年02月10日エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバーらを迎えた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』から、1960年代、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで活動していたアンダーグラウンド・ネットワーク「ジェーン」の様子を切り取った場面写真が一挙解禁。また、ショート予告も到着した。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話を描いた本作。今回解禁となったのは、本作のヒロインたち「ジェーン」の活動を映した場面写真。主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)は隣に住む親友のラナ(ケイト・マーラ)の家のベランダで2人、談笑しながら幸せに過ごしている。裕福な家庭の主婦の姿から一転。緊張した面持ちで電話をかけるジョイ。第二子の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまったジョイは、唯一の治療法となる中絶を受けるため、担当医に相談するも拒否されてしまい、電話の相手、違法ながら安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」に辿り着く。手術当日、目隠しをしたジョイが「ジェーン」のメンバーであるグウェン(ウンミ・モサク)に手を引かれ車から降り、ある建物に連れて行かれる様子からも、当時違法とされていた中絶を必要とする女性たちを救うため、秘密裏に行われていた「ジェーン」の活動のリスクの高さが伺える。そして、無事に「ジェーン」によって命を救われたジョイが、自らも「ジェーン」の一員となっていく様子も映し出される。「ジェーン」のリーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)と共に、助けを求めてきた少女に対し、真剣な表情で話すジョイ。さらには活動が多忙になるにつれ、人手不足を補うため、医者のディーン(コリー・マイケル・スミス)の助手として手術台の前に立つことも…。また、ジョイとバージニアが笑顔で向き合う姿からは、危険な状況の中でも強い意志をもって前向きに立ち向かっていった「ジェーン」たちの強さと優しさを感じさせる。ショート予告編でも、「これは、女性たちが自分の人生を生きるための戦い」というナレーションと共に、ジェーンたちの活動の一部を垣間見ることができる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月09日里親やグループホーム、特別支援学校など、どこに行っても問題を起こしてしまい、社会のどこにも居場所のなくなってしまった9歳の少女を繊細かつ強烈な描写で描いたノラ・フィングシャイト監督の長編初監督映画『システム・クラッシャー』。この度、主人公の少女が睨みつける姿が印象的な日本版ポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。第69回べルリン国際映画祭のワールドプレミア上映で10分間のスタンディング・オベーションを受け、銀熊賞(アルフレード・バウアー賞)など2冠、ドイツ映画賞では作品賞を含む8部門を受賞し、世界各国で37冠に輝いた本作。今回解禁となった日本版ポスターは、子どもも大人も関係なく悪態をつきまくる嵐のような9歳の少女ベニーを真正面から捉えたカット。キャンディを頬張りながら、その怒りとは裏腹な愛の渇望を訴える視線が、作品と同様に人々を射抜く1枚だ。予告編でも、中指を突き立て捲し立て、ベニーは絶叫する。でも本当はただ、ママと一緒にいたいだけ…。そんな願いも社会の理不尽にぶち当たると再びキレてしまう。家族もお手上げの状態で、このままではどこにも居場所がなくなってしまう。見知らぬおじさんに悪態をつくベニー、学校に行きたくないと刃物を振り回すベニー、鎮静剤を打たれ動けなくなったベニー。それでも、隔離療法中の森のなかではママを呼び続けるベニーのやまびこが切なく響く。バックで流れるニーナ・シモンの名曲「Ain't Got No, I Got Life」は、なにも持ちえない自分という絶望と、それでも命と自由だけはあるという不屈の希望を歌った、映画本編でも流れる屈指の名曲だ。ニーナ・シモン自身もアメリカが持っていた様々な矛盾や問題、そして自身の置かれた環境や家族や自分自身への怒りをストレートにぶつけ、一時は音楽業界からも忌避された過去を持つ伝説のアーティスト。本作の主人公ベニーと重ね合わせることで、より胸に響く映像となっている。『システム・クラッシャー』は4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:システム・クラッシャー 2024年4月27日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開
2024年02月09日ティモシー・シャラメ主演『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプレミア配信が開始された。また、ウォンカ役の日本語吹き替えを担当した花村想太(Da-iCE)のコメント付き予告編が到着した。世界的名作『チョコレート工場の秘密』の“夢のはじまり”を描く本作は、世界77のマーケットの中で、60の国と地域でNo.1スタートをきり、日本でも公開初週に動員・興行収入共に堂々の初登場第1位を記録した話題作だ。ティモシー・シャラメ主演映画としても動員・興行収入共に最高のオープニング成績を残した。公開5週間で北米興収1億7620万ドル、世界興収は3億2910万ドルで、全世界総興収は5億ドルを突破し、いまもなおチョコレートの魔法が世界中を席巻中。映画批評サイト“Rotten Tomatoes”ではオーディエンススコア91%(23/12/18時点)を記録した。また日本語吹替版では、キャストたちがセリフだけでなく、全13曲に及ぶ楽曲も担当。主人公ウォンカ役を人気男性アーティスト「Da-iCE」でボーカルを務める花村想太が演じ、高い歌唱力と表現力で大きな話題となった。さらに、警察署長&神父には大人気お笑いコンビ「チョコレートプラネット」、そして松平健が小さな紳士ウンパルンパ役を務めるなど、演技力&歌唱力を兼ね備えた豪華日本語吹き替えキャストたちが、さらに映画を彩っている。Prime Videoでは、ティモシー・シャラメ演じるウィリー・ウォンカがチャーミングな笑顔で歌う「Pure Imagination」を含む冒頭10分の字幕版が無料公開されている。未来への期待たっぷりに憧れの地に降り立ち、いつか自分のチョコレートのお店を構えることを夢見るウォンカ。ホットココアもすぐに固まってチョコレートになってしまうような寒い夜、ウォンカは怪しい男に格安の宿屋へ案内される。暖かい部屋の中、お酒でもてなされたウォンカは、数メートルもある宿屋の契約書にサインを求められる。宿屋にいた小さな女の子から「契約書をよく読んで」と注意されるが、宿屋の主人にはサインを促され…。憧れの地で早速不穏な雰囲気だが、ウォンカの運命はいかに?ミュージカル調に踊りを披露したティモシー・シャラメの、華麗なターンやステップにも注目だ。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は各種プラットフォームにてプレミア配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウォンカとチョコレート工場のはじまり 2023年12月8日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2024年02月09日ソフィア・コッポラ監督が、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録を基に映画化した『Priscilla』(原題)が『プリシラ』として4月12日(金)より公開決定。プリシラとエルヴィスの日々を映し出した場面写真も解禁された。本作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に描く物語。「シャネル(CHANEL)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独を描き出し、常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回音楽はフランス出身のロックバンド「Phoenix」が担当し、美しく精巧な美術とともに60~70年代の空気を伝える。主演は、本作で第80回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)。第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが傷つきやすく大人になりきれないスーパースター、エルヴィスを演じたのは『Saltburn』や「ユーフォリア/EUPHORIA」のジェイコブ・エロルディ。「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ監督が、「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です」と語るように、プリシラの視点で描かれる魅惑と波乱の日々に観客もまた引き込まれていく。飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作は、「ソフィア・コッポラ最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)との評価。昨年秋、全米では「A24」配給で公開され、そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなっている。また今回解禁となった場面写真8点は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から、恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時話題となった結婚式の写真を再現したシーン(プリシラのウエディングドレスは「シャネル(CHANEL)」、エルヴィスのタキシードは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が手掛けた)も。自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そして、ジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、映画『プリシラ』の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンが切り取られている。『プリシラ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年02月09日テイラー・スウィフトのコンサートフィルム『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR (Taylor's Version)』が3月15日(金)より「Disney+」にて配信されることが決定した。約5年ぶりの来日公演が東京ドームで実施中、現在開催中の大規模世界ツアー「TAYLOR SWIFT|THE ERAS TOUR」を、コンサートフィルムとして世界で公開された映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』。世界興行収入2億6,000万ドル以上というヒットを記録し、コンサート映画として史上最高の世界興行収入となった本作が、今回、劇場版には無かった「cardigan」を含む全5曲が追加収録され、初の全編収録。なお、テイラー8枚目のアルバム「folklore」の特別スタジオライブパフォーマンスを収めた「folklore:ロングポンド・スタジオ・セッション」が独占配信中だ。『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR (Taylor's Version)』は3月15日(金)よりディズニープラスにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日ドイツでかつて施行されていた<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画『ナチ刑法175条』。この度、予告編が解禁された。当時、<刑法175条>により約10万人が捕まり、1万から1.5万人が強制収容所に送られ、強制労働や医学実験を強いられた。生存者はおよそ4,000人、本作製作時に生存が確認できたのはわずか10名に満たなかったという。この度解禁される予告編では、<刑法175条>により実際に弾圧された人々の生々しい証言と、当時の写真などのアーカイブフッテージが、緊張感のある音楽とともに映し出されている。「なぜ、男性同性愛者が迫害の対象となったのか?」、これまで“語られることのなかった歴史”を映画は映し出している。監督は『ハーヴェイ・ミルク』(1985年アカデミー賞受賞作)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン。ナレーションは自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優、ルパート・エヴェレットが務めている。『ナチ刑法175条』は3月23日(土)~新宿K‘s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日アリ・アスター監督作『ボーはおそれている』より、日本を代表するアニメーションスタジオ「ドワーフ」とのコラボレーションによる新映像が公開された。『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督による本作は、ホアキン・フェニックス演じる<怖がりな男>ボーの壮大な帰省を描く、オデッセイ・スリラー。この度、NHKの「どーもくん」や「こまねこ」シリーズ、『リラックマとカオルさん』など数々の“こま撮り”アニメーションを送り出してきた「ドワーフ」と、本作のコラボレーションが実現。撮りおろしの“こま撮り”アニメーション映像と、本編映像が切り替わる、不穏な映像となっている。映像では、ホアキン演じるボーが、ボー人形に姿を変えながら、ただひたすら何かに怯え、逃げる様子を捉えている。交互に現れる“ボーの姿”は、夢か? 現実か? 区別のつかない悪夢のような作品世界へ一瞬で誘う仕上がりに。本映像を監督したのは、2016年よりドワーフスタジオに在籍する小川育監督。アニー賞TV/メディア部門監督賞ノミネートされたNetflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」、「リラックマと遊園地(エピソード監督)」、NHKプチプチ・アニメ「空き缶のツナ」、さらにストップモーション・アクション時代劇「HIDARI(共同監督)」など手掛けてきた。アリ・アスター監督来日時に対面も果たしている小川監督は、今回の映像について「画面に映るもの全てが怪しく疑わしい。ボーが恐れれば恐れるほど笑える。延々と続く恐怖と奇妙が詰まった、とても好きな映画です。ストップモーションは、通常は動かないものを動いているように見せる技術ですが、それって本当は奇妙なことだよなー、と常々思っています。そんな奇妙さと『ボーはおそれている』を観た時の『どこへ向かって走っているんだ、この映画は!ワァー!』という感覚を映像にしました」とコメントを寄せている。ストップモーションアニメとも縁が深い本作と、今回の日本を代表するストップモーションアニメスタジオとの本コラボ映像は、新たにこの映像制作の裏側を追ったメイキングシーンを加えて、2月9日(金)~2月12日(月・祝)まで開催の「#ワタシはおそれている展」にて展示される。なお本作には、アリ・アスター監督が絶賛したストップモーションアニメ『オオカミの家』の監督クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャが担当したアニメーションパートも登場する。『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年02月08日マーベル初の本格ミステリー・サスペンス『マダム・ウェブ』の日本語吹替版声優に大島優子が決定。アフレコ風景とインタビュー映像を収めたスペシャル映像が解禁された。原作コミックで未来予知の能力を使いスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれる「マダム・ウェブ」。その誕生の物語と活躍を描く本作で、この度、主人公マダム・ウェブ(キャシー・ウェブ)役の声優に大島優子が決定。解禁されたスペシャル映像では、実写作品における吹き替えの苦労や収録秘話、本作の見どころについて語っている。マーベルファンだと明かす大島さんは、本作へのオファーを受けた時のことを「飛び跳ねるように嬉しかったです!」と語る。ディズニー&ピクサー長編アニメーション『メリダとおそろしの森』では主人公・メリダ役の日本語吹替版を務めていたが、実写映画の吹き替えは今回が初めて。「アニメーションの吹替はいくつかやらせていただきましたが、全然違いますね!アクションは楽しいです!唸ったりとか声を張り上げたりとか。殴られる、殴る声とかは普段出さないので、楽しかったです」と収録に挑んだ感想を語った。さらに、キャシーが横転した車の中にいるけが人を救助するシーンのアフレコを収録した際には、スタジオブースの中で本編と一緒の動きを実際に自分でやってみることで、そのシチュエーションに合わせた声の出し方を工夫したといった収録中のエピソードを披露。「私は実際に動かないと声が違うって事も分からなかったので、わがままを言ってマイクの位置も変えさせていただきました」と明かした。演じるキャシーは、命を救うために奮闘するニューヨークの救急救命士。偶然出会った3人の少女たちが黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまい、彼女たちを助けることを決意する。第一子を出産し母となった大島さんだが、母親になっての演技の影響について「自然と(意識した演技に)なってたかもしれないですね。やっぱり誰かを守らなきゃいけないってなったら、とっさに手が出たり、守ろうとすると思うので。(3人の少女たちを必死に守るキャシーの姿に)母親として、なにかを守らなきゃいけないっていう、とっさに自然に生まれるものっていうのはすごく共感できるなって思います」と演じる上で、自身とキャシーに通じ合えるものがあったと語る。本作の魅力について聞かれると「どこでキャシーのヒーローとしてのポテンシャルが覚醒するんだろう?と映画を観ながらずーっと考えていたんですよ。なので、『ここでキター!』『なるほど!こういうことなんだ!』というタイミングで覚醒するので、そこはもう是非とも観ていただく方にも楽しんでいただきたいポイントですね」と熱く語った。さらに本作でキャシーと少女たちを追い詰める黒いマスクの男・エゼキエルについて「とにかく敵のエゼキエルが・・・・・・怖い!最初観た時に、この敵来たらほんとに絶叫しちゃう!っていうくらいに怖いです」と今作のヴィランに対する印象についても明かした。最後に「ぜひ吹替で、迫力あるスピーディーな展開を一緒に謎を解き明かすつもりで観ていただけたらなと思います。マーベル初の本格ミステリー・サスペンスで、先が読めない展開でハラハラドキドキします。マーベルの他の作品を観ていなくても誰しもが楽しめる映画になっています。是非映画館に足を運んでください!」と公開を心待ちにするファンに向けてメッセージを贈った。また、2月21日(水)には大島さんらが登壇する日本語吹替版プレミア上映ナイトの開催が決定。2月9日(金)18時より<チケットぴあ>にて先行抽選販売の申込受付が開始される。『マダム・ウェブ』は2月23日(祝・金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マダム・ウェブ 2024年2月23日より全国にて公開© & ™ 2023 MARVEL
2024年02月08日突如出現した、“音”に反応しその全てに襲い掛かる“何か”…。その謎の生命体により崩壊した世界を舞台に、“沈黙”を守り生存を試みる家族の姿を描いたサバイバル・ホラーシリーズ『クワイエット・プレイス』。この度、この大ヒットシリーズの最新作が邦題『クワイエット・プレイス:DAY 1』として6月28日(金)にシリーズ初の日米同時公開決定。ティザー予告編と海外版ポスターが世界同時解禁された。本作は、「決して音を立てていけない」という、いまだかつてないスリルに満ちた設定に観客たちも息を殺し、映画館から“音”が消える新現象を巻き起こして世界的大ヒットを記録。ホラー映画の常識を塗り替えた。前2作を監督したジョン・クラシンスキー今回、世界が沈黙した日[DAY 1]を描く本作の舞台は、これまでの田舎町から一転、「音を出さないことが不可能」な大都市・ニューヨークへと移り変わり、阿鼻叫喚の群衆、そして彼らの日常が破壊されてゆく様子が描かれていく。これまで語られてこなかった“何か”の襲来を映し出すことで、作品はディザスター映画の要素を帯び、圧倒的なスケールアップを果たした。公開された予告編では、1作目、2作目の名シーンを交えつつ、シリーズお馴染みの日数表記が今回は遡る形でカウントダウンしていき、【DAY 1】の文字とともに舞台はニューヨークへ。本作の主人公となる女性が猫を抱えながら大通りを歩いていると、突如火球とともに謎の物体が群衆の中に降り注ぐ。予期せぬ事態になす術もなく混乱に陥る人々、焼け落ちる橋、最後にはビルから降り注ぐ大量の“何か”の姿など、世界が瞬く間に崩壊していく様子が映し出される。生存がより困難になった状況で、“音”を消すことが生存への唯一の道であることにいかに気づき、突破口を見出せるのか。そしてサバイバルを強いられた人類に待ち受けているものとは…。さらにポスタービジュアルでは、逃げ惑う群衆のなか、息を殺そうと口元を押さえ、1人絶望に立ちすくむ主人公の姿が。大都市を舞台に孤独な闘いを強いられる彼女の運命が気になるばかりだ。主人公の女性役には、『それでも夜は明ける』にて第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞、『ブラックパンサー』シリーズで重要な役柄を担い、ホラー映画『アス』では2役を演じ分けるなど、幅広い演技に定評があるルピタ・ニョンゴ。ルピタ・ニョンゴ彼女と共に“何か”の脅威から逃れることとなるキャラクターには、世界的大人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4に出演し、知名度を一気に上昇させた最注目の俳優ジョセフ・クイン。そのほかにも、シリーズ2作目『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21)にも登場した本シリーズのキーパーソン、ジャイモン・フンスーなど実力派キャストが脇を固める。メガホンをとるのはニコラス・ケイジ主演のスリラー映画『PIG/ピッグ』で注目を浴びた新鋭監督マイケル・サルノスキ。また、前2作の監督を務め、1作目では実生活のパートナーでもあるエミリー・ブラント演じる主人公の夫役として出演したジョン・クラシンスキーが本作ではプロデューサーとして製作陣に名を連ねている。マイケル・サルノスキ監督『クワイエット・プレイス:DAY 1』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クワイエット・プレイス 2018年9月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.クワイエット・プレイス破られた沈黙 2021年6月18日より全国にて公開©2020 Paramount Pictures. All rights reserved.
2024年02月07日『ミツバチのささやき』『エル・スール』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセ監督の31年ぶりの新作『瞳をとじて』がいよいよ2月9日(金)より公開。この度、エリセ監督の自撮りによる日本のファンに向けたメッセージ動画が到着、日本と日本映画への愛情を語った。本作は、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、2人の記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。監督のビクトル・エリセといえば、1985年に日本で公開された『ミツバチのささやき』(73)、『エル・スール』(83)が日本の映画ファンに大きな衝撃をもたらし、一躍その名を日本に轟かせた。彼の作品に影響を受けたと語る日本映画人は多数存在しているが、ビクトル・エリセもまた日本映画に深く影響されたという。特に溝口健二監督においては、スペイン初の溝口監督に関する長文論考を執筆・出版するほど。そして2011年には東日本大震災を受け制作されたオムニバス作品『3.11 A SENSE OF HOME FILMS』に参加し1編を担当した。そんな監督が超貴重なビデオメッセージを日本のために自撮り。これまでに5度の来日実績があるエリセ監督と日本が深い関係性を築いているからこそといえる。映像の中でエリセ監督は「日本は、いつも私の作品に最も愛と理解を示してくれる国で、私は心から感謝しています」と日本の観客へ感謝をコメント。続けて「生涯を通して、私は過去の偉大な映画監督たちの教えを追い続けてきました。中でも日本映画の巨匠たちは、常に私の中で重要で不可欠な存在でした。謹んで言えば、私は彼らとおなじものを自分の映画に求めてきたのです」と日本映画界の巨匠監督たちへの敬意も。「私の一番の喜びは、皆さんがこの映画を観て、自分の物にして下さることです」と語り、映像の冒頭では「おはようございます」、結びには「元気でな!」と粋な日本語も披露し、エリセ監督の日本の観客への愛と温かな人柄が滲み出ている映像となった。今回のメッセージは本作の日本配給を担当するギャガが、監督とご子息に直接依頼したことで実現。『瞳をとじて』の公開を心待ちにする日本のファンの期待の声やエリセ作品への熱い想いと共に依頼をしたところ、すぐに監督から本動画が届いたという。『瞳をとじて』は2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
2024年02月07日