博報堂生活総合研究所から、5月の消費ショートレポートが発表された。生活者の消費に関する意識は、全体的に消極的で、欲しいモノ・サービスのある人は全体の3割程度。消費を控える声が目立つ一方、GWなど季節的な要因がプラスに働いた面も見受けられた。また、具体的に欲しいモノ・サービスがある人1人あたりの回答個数が2.73個と、複数の消費をイメージしている模様だ。消費意欲に対する問いを指数で換算すると49.6点となった。これは、消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点としている。男女別の消費意欲指数は、男性が45.8点、女性が53.5点。男女差は7.7点と大きく、5月の消費意欲指数は女性がけん引していることが明らかになった。年代別で見ると、男性のトップは60代で49.1点、女性は20代の56.4点が最高。消費意欲が高い理由としては「GWだから」「暖かくなり、よい季節になったので」などが挙げられた。時期的に、旅行やファッションへの消費意欲がみられる。欲しいモノ・サービスの有無の問いでは、あるという回答は31.6%に。およそ3人に1人の割合にとどまった。男女別に見ると、「欲しいモノ・サービス」があると答えた人は、男性が26.7%、女性が36.6%と女性が10ポイントほど高い。また、「欲しいモノ・サービス」の1人当たりの個数も男性2.05個に対し女性2.61個と女性が多く、女性の消費意欲の高さを裏づけているといえそうだ。調査は20歳から69歳までの男女を対象にインターネット上で行われた。調査期間は4月9日~11日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日内閣府は9日、2012年1月の消費動向調査の結果を発表した。これによると、2012年1月の消費者態度指数(一般世帯、季節調整値)は、前月比1.1ポイント上昇し40.0だった。一般世帯の消費者態度指数を構成する各消費者意識指標について、2012年1月の動向を前月比でみると、「暮らし向き」が1.4ポイント上昇し40.8、「収入の増え方」が1.2ポイント上昇し39.5、「雇用環境」が1.0ポイント上昇し37.1、「耐久消費財の買い時判断」が0.8ポイント上昇し42.4となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月09日残された時間=あなたの恋の魅力?映画『TIME/タイム』の公開に先駆けて、新しい恋をはじめるために残された時間・恋愛消費期限と恋のアドバイスを教えてくれる、「恋愛消費期限チェッカー」が登場。<チェック結果例>恋愛消費期限=120時間15分消費期限は迫っています。この残り時間では受け身ではどうにもならないので、自分からアタックしてすべき。少しでも可能性の高い相手に至急告白してください。アタックできる相手の職業・年齢:銀行員・32歳その結果に驚愕する人が続出中!さぁ、あなたの魅力はいつまで?さっそくチェックしてみよう。作品情報『TIME/タイム』監督:アンドリュー・ニコル出演:ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィほか配給:20世紀フォックス映画2012年2月17日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー!(C)2011 TWENTIETH CENTURY FOX 恋愛消費期限チェッカーはこちら
2011年12月30日会員数2000万人を誇る世界最大のオンライン旅行コミュニティ「トリップアドバイザー」は、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィックにして毎週公開する「tripgraphics(トリップグラフィックス)」を実施している。第13回の調査は「世界のワイン消費量と代表的なワインボトルの種類」。この調査データによると、一人あたりの消費量で比較して、世界一ワインを飲むのはやはりフランス人!その量、なんと52.1リットル。一般的なワインボトル(750ml)換算でおよそ70本にものぼる。以下、2位はルクセンブルグ、3位はイタリア、4位はポルトガルという順位に。ちなみに日本の平均は2リットル。17日はボジョレーヌボー解禁日だが、この日1日だけで日本人の平均消費量を飲みほしてしまう猛者もいるかも?プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年11月15日オムロンヘルスケアは、1ヶ月のダイエット目標体重を達成するために必要な1日の目標消費カロリーを表示し、目標消費カロリーを達成したらお知らせする活動量計「オムロン活動量計 カロリスキャン HJA-310」を、11月1日から発売。また、女性の「ちょうどいい」健康と美をサポートする女性のための情報サイト「オムロン式美人」を10月11日よりオープンした。オムロンでは、女性の社会進出、結婚・出産といったライフスタイルの変化や価値観の 多様化、月経や更年期など女性特有の体の変化と、「健康で美しくありたい」という思いをサポートするために、社内で「オムロン式美人プロジェクト」を立ち上げた。プロジェクトでは、「ちょうどいい」をコンセプトに、一人ひとりが自分にあったペースで、健やかで美しい毎日を過ごすことができるような商品・サービスの開発に取り組んでいる。このたび発売する「オムロン活動量計 カロリスキャン HJA-310」は、その「オムロン式美人」の第一弾商品。1ヶ月の減量目標値を設定すると、目標達成するために必要な1日の総消費カロリーを自動計算。目標を達成すると「バンザイマーク」が表示され、さらに目標以上のカロリーを消費すると、100kcalごとにプリンマークを1つ表示。がんばった分の成果が「ごほうびプリンマーク」でわかるので、モチベーションがアップする。また、目標消費カロリーを達成するための目安となる残りの歩行時間を表示するので、 あとどれぐらい活動すればよいのかが簡単にわかる。色は、ホワイト、ピンク、ブルーの3色。小さくて軽いので、装着にも便利だ。詳しくは、「オムロン式美人」にて。 お問い合わせ先:オムロン ヘルスケア お客様サービスセンターフリーダイヤル:0120-30-6606(受付時間 9:00~19:00[祝日を除く月~金]) プレスリリース提供元:日経プレスリリース
2011年10月11日便利な5冊セット生命保険文化センターは17日、保険に関する様々な消費者向け知識が満載された、『備えあれば保険あり』の2010-2011年度版を発売した。これはテーマ別に、「ねんきんガイド」「医療保障ガイド」「知っておきたい生命保険と税金の知識」「ライフプラン情報ブック」「イラストでわかる生命保険ほけんのキホン」の小冊子5冊に分かれたセットとなっており、1セット700円となっている。中身いろいろ年金からライフプランまで「ねんきんガイド」では、公的年金制度に加えて、気になる個人年金保険の詳細が説明。ケーススタディとして個人年金保険の契約プランが紹介される。「医療保障ガイド」は、入院や手術をした際における自己負担と、それに対してどのように生命保険を組み合わせると効果的であるかが解説される。「知っておきたい生命保険と税金の知識」は、課税・控除を含めた生命保険と税金の関係を、10の事例で紹介。「ライフプラン情報ブック」は、人生設計とそのために必要な様々な準備について、データを中心に解説される。「イラストでわかる生命保険ほけんのキホン」は見やすく分かりやすい基本書となった。この機会に便利な保険の仕組みを知りたいという人にはオススメのセットと言えそうだ。
2010年12月22日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「女性特有の病気は保障と思ったのに!!」というものを紹介した。10回目の今回は「告知しなくていいと聞いたのに、保険金が払われない」というケースを学んでいきたい。※画像はイメージ誰でも入れる便利保険相談の流れを見ていこう。1.数ヶ月前「告知や診断書が必要なく加入できる」という保険に加入した。2.最近入院をした。3.保険会社に請求したところ、「契約前に発症していた病気は対象外」と言われた。4.これでは告知をしない意味がないのではないか――。無選択型保険の注意点これに対しセンターは以下のように注意点をあげる。まず告知や診断書を必要としない保険は、「無選択型」の保険と言うこと。そして無選択型の医療保険は、責任開始日から一定期間の発症や、そもそも加入前からの病気に対しては、保険金が支払われない場合があること。ただし、責任開始後の不慮の事故による入院や手術は一般的に補償される。さらに詳しく言うと、医学的に既往症と密接に関連があるとされる病気の場合も、支払い対象とならないときがあるとして、以下の具体例があがる。・高血圧症とそれに起因する心臓疾患、脳血管疾患、腎臓疾患・糖尿病とそれに起因する腎症、網膜症、白内障また最後の注意点として無選択型の医療保険の場合、「告知が不要だから全ての症状が補償される」と考える消費者もいるが、決してそういうわけではない場合が多いので、よく契約を確認することを推奨している。便利な保険である分、契約はきちんと確認したい。
2010年10月09日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「三大成人病特約で心臓病は大丈夫と言われたのに…」というものを紹介した。9回目の今回は「女性特有の病気は保障と思ったのに!!」というケースを学んでいきたい。※画像はイメージCMは限られた枠での放送保険に限らずCMというものは、限られた時間で消費者の心を掴まねばならない。するとどうしても1番売りとしたい所だけを強調するということも時に見られる。例えば「CMで無料と言っていたのに実は有料だった」とか、「宣伝してるほどの効果がなかった」としてニュースになるような事例であろうか。保険についても似たことが言えるのかもしれない。昨日の「三大成人病なら大丈夫」という事例もイメージが重視されてしまっていた。では今回の相談者のケースを順に見てみよう。1.乳ガンの疑いがあると診断された。2.検査のため部分切除をしたが、結果は良性であった。3.女性特有の病気保障に加入していたので、保険金が支払われると思った。4.しかし保険会社は「悪性のガンではない」「良性の場合、乳房の全摘出が必要」と回答。5.結局保険金は支払われなかった。というものだ。結果が良性であったのはもちろん望ましいことであるが、ガンでありかつ女性特有の症状である以上、保障されると考えた消費者の気持ちは共感できる。センターの助言は…しかし、センターは以下のように回答する。・女性疾病保険は、乳ガン、子宮筋腫、甲状腺の障害、分娩の合併症など、女性に特有の病気や、女性に発生率の高い病気の保障を目的とした保険である。・女性特有の病気であれば何でも保障されるわけではなく、支払対象となる病気や手術が約款に定められているやはり何よりも契約時に約款を確認して、どんな病気や症状までが保障されて、どのような場合には保障されないのか、これを確認するのが1番大切であるということであろうか。また補足として、特定疾病保険では入院給付金だけが支払われる場合もあれば、手術給付金が出る場合もあること。美容整形や正常分娩では保険金が支払われないことがあるとも告げる。保険のような、毎月安くない金額を支払い、末永く付き合っていく商品に対しては、十分な理解に基づいた慎重な契約が望まれる。
2010年10月08日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「ガンで入院したのに、入院と手術の給付金が払われなかった」というものを紹介した。8回目の今回は「三大成人病特約で心臓病は大丈夫と言われたのに…」というケースを学んでいきたい。※画像はイメージお得な「特定疾病」保険だが…現在の保険には「がんと診断されたら給付金が出る」「三大成人病になったら保険料はいらない」など、思わず目移りしてしまうようなお得な商品が並んでいる。けれども契約をよく読まないと、後で「裏切られた!」と思ってしまうようなことも。今回の相談の流れを見てみよう。1.「三大成人病を保障する、お得な保険商品が出来た」と勧められて加入する。2.その時営業マンは「心臓の病気であれば保険金が出る」と説明していた。3.心不全を起こして入院した。4.保険会社に請求したところ、「心不全は対象外」と言われた。5.当然抗議をしたが、「約款には<急性心筋梗塞>の場合と記載してある」と回答された――。これについてセンターは、特定疾病(三大成人病など)保険は、約款に記載された特定の状態となった時、支払われる保険であると確認を促す。そして以下のような、具体的に三大成人病の場合除外される例をあげる。・約款では「急性心筋梗塞」「脳卒中」の定義が定められている。「急性心筋梗塞」では心不全、狭心症、心筋症などが、「脳卒中」では外傷性のもの、一過性のものなどが「含まれない」。・自覚症状のみで診断された場合にも、保険金は支払われないことが一般的である。この他、前回にも触れたように「ガン」と診断されても良性の場合は支払われないことが多い。大事で厄介な「所定の状態」さらに約款に記載される「所定の状態」にも定義があり、例えば急性心筋梗塞の場合には「初めて医師の診察を受けてから、60日以上継続して労働が制限されると医師が診断した場合」などとされていることがある。脳卒中についても、「所定の」後遺症が発症したと医師によって認められることが必要、とされることがある。保険商品の説明書など、読んでも「良く分からないし面倒」というのが私たち一般消費者の心情かもしれない。けれど「どのような場合に、どのように保障される」ということを知らないままでいると、結局後で「安心のはずの保険に裏切られた!」ということになりかねない。保険商品は、歳を重ね身体的にも弱ってくるような時期にこそ必要という性質を考えれば、多少面倒ではあっても契約時によくよく説明を受けるのが妥当と言えるだろう。
2010年10月07日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「加入時期によって手術の適用範囲が変わる!?」というものを紹介した。7回目の今回は「ガンで入院したのに、入院と手術の給付金が払われなかった」というケースを学んでいきたい。※画像はイメージ悪性でなかったのはめでたいが…今回の相談者は本来なら幸運と言えるが、契約者としては不運であったと言えるかもしれない。流れを見ていこう。1.医師より肝臓ガンと診断された。2.入院と手術をした。3.ガン細胞を病理検査した結果、良性という結果が出た。4.保険会社に申請したところ、ガン診断給付金は支払われた。5.しかし、入院給付金と手術給付金は支払われなかった。6.入院も手術もガンを治すためであった以上、給付金が支払われないのはおかしいのではないか――というものだ。手術を含めた入院となれば、やはり1週間は見込まれる以上、相談者の気持ちはよく分かる話だが、センターはどう回答しているだろう。対象は「悪性新生物」回答ではまず当然のこととして、ガン保険はガンの保障を目的としたものであり、ガンの治療のために入院や手術をした場合は、保険金が支払われるとする。ただしそこには大きな前提が以下のように存在する。・通常、ガンは約款に「悪性新生物」と表記されている。・「生まれて初めてのガンであること」を支払条件としていることが一般的である。この「悪性」という言葉がガン保険の基本とも言えるかもしれない。そしてセンターは、ガンと診断されて手術を受けたとしても、検査の結果「良性」と分かった場合には「通常支払われない」と告げる。また初期段階のガンや、一部の皮膚ガンでも保険金が支払われない場合があるという。現代の医学は進歩しているとはいえ、ガンの種類によっては判定に数週間~数ヶ月の時間がかかったり、実際に摘出するまで分からない場合もある。全ての事態に注意をするなどということは、一般消費者にはとても困難であるが、なるべく多くのケースを学んで、「まさか」の事態に冷静に安心して対応できるよう、準備しておきたい。
2010年10月06日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「手術をしたのに給付対象外と言われた!!」というものを紹介した。6回目の今回は「加入時期によって手術の適用範囲が変わる!?」というケースを学んでいきたい。※画像はイメージ医学の進歩で軽い手術で済んだのに…消費者の相談の流れを見てみよう。1.狭心症のカテーテル手術を受けた。2.保険金を請求したところ、「約30年前の加入時にある約款では、開胸手術でないから支払われない」と断られた。3.実際には、現在開胸手術は殆ど行われていない4.医学の進歩によってする必要のなくなった手術をしないと、保険金が支払われないというのはおかしい――という相談だ。相談者の気持ちはよく分かる事例だが、センターはどう回答しているのだろう。見てみると、やはり「契約」というものの重みがのしかかってくる。センターは下記のように告げる。手術保険金の支払対象となる手術は、加入している保険会社や商品だけでなく、保険に加入した時期によって異なることがある。長く付き合う保険商品保険商品は日進月歩で進化をしており、例えば昔は入院5日免責のような商品が一般的であったが、現在では日帰り入院から保障される商品がたくさん出ている。同じように手術や入院の定義もどんどん変わっている上に、医学の進歩までが複雑に絡み合ってくるのが保険という商品の難しいところだ。今回は30年前の話だが、30年後には私たちも同じように思うかもしれない。現在では例えば、「がんと診断されたらいくら」というような保険もあり、こうした商品は「治療」ではなく「診断」が基準になるので、医術の進歩にも影響されないように思えるが、そもそもがんの定義にも契約によって差がある。特に終身保険の場合は、「長い付き合いになる」ということを前提にしたうえで、慎重な選択が迫られていると言えるだろう。
2010年10月05日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「入院したのに不払いとなった」というものを紹介した。5回目の今回は「手術をしたのに給付対象外と言われた!!」というケースを学んでいきたい。手術は確かに受けたのだが…消費者はどのような流れで問題となったか。細かく動きを見てみよう。1.腫瘍があるのが分かったので、入院して摘出手術を受けた。2.その時医師から「検査のため」と言われた。3.診断書にもそう記載された。4.その後保険会社に請求をしたところ、「検査目的の手術なので支払い対象外」と回答された。5.入院して手術もしているのに、「検査だから」と拒否されるのは納得がいかない――というものだ。支払いの対象となるのは「治療」をされたかこれに対しセンターは以下のように答える。まず、「保険金の支払い対象となる入院や手術とは、病気や手術を直接治療するための入院や手術」であるということ。その原則を確認したうえで「手術」の通常の定義となるものを以下の通り示す。「手術」とは通常、「治療を直接の目的として、器具を用い、生体に切断、摘除などの操作を加えること」をいう。吸引、穿せん刺しといった処置や神経ブロックなどは、「手術」に該当しないことがある。またこれに補足として、診断や検査のための手術。病気が直接の原因でない不妊治療。美容整形目的の手術などは、支払いの対象とならない場合があると注意を喚起する。「検査」目的の入院・手術を受けた結果、良性と診断されたなら保険金は支払われない、ということは意外と多いので、加入時によく説明を聞く必要があるかもしれない。その際には、「検査の結果悪性であったなら、検査費用も含めてどうなるか」ということも確認しておけばより安全だろう。
2010年10月04日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「入院はしたが検査入院と判断され、保険金が出ない」というものを紹介した。4回目の今回も「入院したのに不払いとなった」というトラブルの別ケースを学んでいきたい。※画像はイメージ全ての入院・手術が対象といわれたのに…消費者の相談内容を順に追っていこう。1.30年ほど前に終身保険に加入した。2.加入時に営業マンから「全ての入院・手術が対象となる」と言われた。3.数年前に腫瘍が出来たので、手術を受けて2日間入院した。4.保険金を請求したところ「支払いの対象となるのは、5日間以上継続した入院に限る」と拒否された。5.保険会社は「約款に基づいた処置だ」と主張。6.加入者としては、契約時に支払い対象について詳しい説明は受けていないし、約款が届いたのも契約から1ヶ月後だった。これはおかしいのではないか――というものだ。これについてセンターはこのように解説する。医療保険では通常、入院保険金が支払われるのに必要な入院日数が定められている。これがどういうことかというと、特にやや古い保険の場合、5日間以上入院したような場合に、5日目からやっと保険金が支払われるというケースがよく見られるということだ。この場合4日目までは一切支払われない。もちろん保険商品も日進月歩しているのだが、「入院時に何日目から保険金が支払われるか」を確認するのは、保険契約において必須といえるだろう。知らずに契約をした場合、トラブルの元となりやすい。最近では入院1日目から支払い対象となる保険をよく見かける。2つの限度日数またセンターは、支払限度日数に関しても2種類あることを警告する。1つは「1入院あたりの支払限度日数」。これはガンなり骨折なりで入院した場合、何日間まで保険金が出るかということ。60日、90日、120日などがある。この時の注意点としては、「一度退院させてもらって、翌日また入院すればいいんじゃないか」という方法が、多くの場合通用しないこと。契約にもよるが、同じ病気での入院となった場合、半年間は「同一入院とみなす」などの約款が適用される場合がある。確認が必要だ。またもう1つの支払限度が「保険期間を通じての通算の支払限度日数」というもの。例えば30歳で終身の保険に加入したとする。そしてそれぞれ異なる病気や怪我で通算1,000日間入院をしたとすると、保険には「通算730日」「通算1,200日」などという限度日数が設定されているため、契約によっては「730日を超えた後の入院は支払われない」などということが起こりうるということだ。特に入院保険では、こうした「何日から支払われるか」「何日まで支払われるか」といった問題が重要となってくるので、契約をする際には納得するまで相談をすることが肝要といえるだろう。
2010年10月02日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、2回目の前回は「終わったはずの契約が勝手に更新された!!」というものを紹介した。今回は「入院したのに保険金が出ない!!」というトラブルを学んでいきたい。1回10万円もかかるのに…内容を見よう。今回の相談者はこのような形となる。1.2年ほど前に入院をした。2.現在も3ヶ月に1度ほど、2泊3日の検査入院を受けねばならない。3.その費用は1回10万円前後。4.保険会社に請求をしたが、「治療を受けることを目的とした入院ではない」と支払いを拒否される。5.さらにそれは、約款に基づいたものであると言われた。6.けれどパンフレットにそのような記述はなかった――となる。これに対してセンターは、まず入院給付金が払われる前提をこう述べる。入院保険金は、病気や不慮の事故などを直接の原因とする入院をし、また、その入院が治療を目的とした、病院または診療所への入院であるときに支払われる。ここで重要になるのは「治療が目的」という点だ。今回の相談者のケースの場合、目的はあくまで「検査」ということになり、健康診断や人間ドッグなどと同列とみなされ、支払われない場合があるという。私たち一般消費者から見ると、「入院すればなんでも保険金が出る」と思ってしまいがちであるし、支払われる「入院」の定義も一々確認するのは困難かもしれない。けれども事前の心構えとともに、どのようなケースが除外となるかも確認するようにして、不慮の事態を未然に防いでいきたい。ちなみに入院中の外泊も支払い対象とならない場合がある。以下はセンターによる「不慮の事故」と「入院」の定義。一般的に、不慮の事故とは「急激かつ偶発的な外来の事故」をいい、対象となるものが約款上に定められている。「入院」とは通常、「医師による治療が必要であり、かつ自宅等での治療が困難なため、病院または診療所に入り、常に医師の管理下において治療に専念すること」をいう。
2010年10月01日たくさんの「こんなはずでは!!」全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センター(以下センター)が、保険にまつわるよくあるトラブルとして、幾つもの事例を挙げている。センターの「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題されたケースから、前回は「告知で嘘をつかなかったのに、給付金が支払われない!!」というものを紹介した。今回は「終わったはずの契約が勝手に更新された!!」というものを学んでいきたい。知らぬ間の更新でしかも値上げ!?流れを見ていこう。今回の消費者は、1. 10年前に月4,000円の保険に加入した。2.満期が来て祝い金が支払われたので、契約終了になったと思った。3.けれど翌月口座から8,000円が引き落とされていた。4.保険会社に問い合わせたところ「自動更新の契約です」と言われ、ハガキでも通知したという。5.手紙は読まずに捨てたかもしれないが、消費者の明確な意思を確認しないで更新というのは、おかしいのではないだろうか――というものだ。今回のポイントこれに対してセンターは様々な注意事項をあげる。1.まず医療保険の契約期間には、一定の間だけ保障する「定期タイプ」と、一生涯の保障となる「終身タイプ」があること。2.「定期タイプ」の保険にも、「更新型」と「全期型」の2種類がある。「更新型」とは1年、5年、10年など期間を定め、満期になるごとに契約を更新していくもの。対して「全期型」とは契約当初に定めた期間のみ保障するというもの。3.特に注意が必要な点として、「更新型」は、当然更新するごとに年齢が上がっていくので、その分保険料も高くなっていく。そしてこれを知らずに契約してしまうとトラブルのもととなる。4.さらに「更新型」の保険の場合では、今回のケースのように自動的に更新となって問題となるケースも多い、という。保険は若いうちに加入するのが得とされているが、何よりも契約書をきちんと読み、分からない点はすっきりとするまで質問をする、というのが鉄則のようだ。
2010年09月29日トラブルから学ぼう全国で起こる、様々な消費者のトラブルや苦情を受け付ける国民生活センターが、保険にまつわるよくあるトラブルとして、多くの事例を挙げている。「医療保険のQ&A-相談事例からみる注意点-」と題された具体例の紹介では、まず何よりも「契約書をよく読み、分からないことはそのままにしないで、きちんと問い合わせること」を繰り返し訴える。その上で注意すべきポイントを列挙する。いつから保障されるの?詳しく見てみよう。最初にあげられたのは「いつから保障は開始されるのか」というもの。事例となったケースでは、以下のような経緯を辿る。1.あらゆる点についてきちんと告知をして、成人病特約の付いた生命保険に加入した。2.翌日に病院で検査を受けたら、ガンであると診断された。3.入院と手術の後に給付金の請求をした。4.すると保険会社から「責任開始期前の発病は対象外」と支払いを拒否された。5.今まで自覚症状もなかったし、嘘もついていない。なのになぜ支払われないのか?という流れとなる。今回の注意点これに対するセンターの注意事項として、以下のものが挙げられていく。まず契約の流れについて。(ア)申込書に署名・捺印し、契約を申込む(イ)健康状態について告知する、または医師の診断を受ける(ウ)第1回保険料充当金を払い込むここのポイントは、保険料を払わないと保障が開始されない場合が多いこと。契約をよく確認する必要がある。またがん保険などの場合、契約がすぐに開始されないケースがあるので要注意となる。ただそれらと同じくらい重要なものとして、「医療保険は通常、責任開始期の後に発症した病気や事故などに保険金が支払われる」という原則だ。今回のケースのように、明らかに責任開始期の前から発病していたものは、支払いの対象とならないことがあるという。ただし契約後2年経っている場合には、責任開始期の前からの病気とされても支払われる場合がある。ただ、あくまでそういう「場合がある」というところは抑えねばならない。私たち消費者の間では、一般的に「告知の時本当のことを言えば全部保障される」という認識が持たれてしまいがちだが、契約後のトラブルを避けるためにも、気になる点はきちんと抑えていくようにしたい。
2010年09月28日6日、ワシントンD.C.で第32回ケネディ・センター名誉賞授与式が行われ、ロバート・デ・ニーロやブルース・スプリングスティーンをはじめとする5名の受賞者が出席、バラク・オバマ大統領も彼らを讃えるために登場した。この賞は、ワシントンD.C.にある文化施設「ジョン・F・ケネディ・センター」で、アメリカの文化に芸術を通して貢献した人々を表彰するに贈られるもので、デ・ニーロ、スプリングスティーンのほかにメル・ブルックス監督、ジャズピアニストで作曲家のデイヴ・ブルーベック、オペラ歌手のグレース・バンブリが受賞した。エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジャック・ブラック、マシュー・ブロデリック、シャロン・ストーンなど、300人の招待客の中には受賞者と縁の深いセレブたちの顔もたくさん。来夏に第3作が公開予定の『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズでデ・ニーロと共演しているベン・スティラーは、デ・ニーロ紹介のために登場するや、ステージ上を見回して、「ブルース・スプリングスティーンがいる!ブルース!!」と絶叫、さらに「あ、ノーベル平和賞の人も!」とオバマ大統領にも言及した。同じくステージに上がったメリル・ストリープは『ディア・ハンター』、『恋におちて』で共演したデ・ニーロについて「彼は、私や演劇学校の友人たちが夢に見たことを実際にやってのけました。自分を消し去って、演じる役に溶け込んでしまうんです」と、その才能を絶賛した。(text:Yuki Tominaga)記念撮影に臨む受賞者たち。ヒラリー・クリントン国務長官の姿も。© REUTERS/AFLO■関連作品:グッド・シェパード 2007年10月20日より日劇1ほか全国にて公開■関連記事:秋の夜長、人恋しくなったときに──vol.2孤独な男の人生で人恋しさに浸る生涯をCIA諜報員としての生活に捧げた男のドラマ『グッド・シェパード』13年ぶりの監督作『グッド・シェパード』を引っさげてロバート・デ・ニーロ来日!GTFトーキョーシネマショー2007『グッド・シェパード』試写会に5組10名様をご招待
2009年12月08日