1992年に製作されたクリント・イーストウッド主演・監督作を、渡辺謙、柄本 明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村 隼、佐藤浩市らをキャストに再生させる映画『許されざる者』の第一弾ポスターが公開された。オリジナル版ポスターのイーストウッド同様、背を向けてじっと耐える渡辺の背中に思わず惹きつけられるデザインだ。その他の画像本作は、舞台を19世紀の北海道に変更し、かつては江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男・釜田十兵衛(渡辺)が辿る数奇な運命と、暴力の連鎖を描き出す作品。物語の骨格はそのままに、オリジナルでイーストウッドが演じた役を渡辺が、モーガン・フリーマンの役を柄本明が、ジーン・ハックマンの役を佐藤浩市が演じる。約2か月に渡って根室、阿寒、知床、上川郡上川町など北海道にてオールロケを敢行し、先月27日にすべての撮影を終えた本作。渡辺は「強いか弱いか、ヒーローかアンチヒーローかだけでは無くて、十兵衛の中にあるものを音符として奏でないという、感情としてあまり表現しない所を監督も僕も狙っていた気がします。こう思ったから、こう表現するだけでないもの、その奥に何があるのか?みたいな事をいつも考えていました」と振り返る。ちなみにポスターに写る渡辺の背中は深い影が落ちているだけだが、じっくり眺めることで、主人公の抱えている苦悩や過去が浮かび上がってきそうだ。渡辺はさらに「十兵衛という男は人を殺したという呪縛から解き放たれないし、ずっとそれを背負うんですけど、でも人はそれぞれが“許されないもの”を背負って生きていくような気がするんですよね。そういう部分が共鳴していただけるんじゃないかなって思っています」と語る。メガホンを執った李相日監督はすべての撮影を終え「沢山のスタッフとキャストが二か月を超える撮影に費やした労力は、間違いなく映画の力となってフィルムに焼き付いていると信じます」と語るも「感傷に浸るより、撮影でやり残したものを編集や仕上げ作業でどれだけ挽回できるかに気を向かわせねばならず、やり切ったと言うにはまだまだでしょう」とコメント。極寒の地で撮り上げたフィルムは今後、仕上げ作業を経て来年9月13日(金)から全国公開される。『許されざる者』2013年9月13日(金) 全国ロードショー『許されざる者〈1992年〉』ブルーレイ 2500円(税込)DVD 1500円(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年12月05日来年2013年後期のNHKの連続テレビ小説が激動の大正、昭和の大阪を舞台に“食”をテーマに据えた「ごちそうさん」に決まり、ヒロインを杏が務めることも決定!11月12日(月)に記者会見が行われた。東京の洋食屋一家の娘に生まれた主人公・め以子が大阪の純和風の旧家に嫁ぎ、一筋縄ではいかない姑や小姑に苦しみつつも主婦として“食”で家族を支えていく姿を激動の時代と共に描き出す。杏さんは「インタビューで理想の女性を聞かれると、『明治、大正、昭和の世を生きた女性』と答えてきました。古き良き伝統を持ちながら全く新しい価値観や風に吹かれて強く生きてきた女性なので」と明かし、まさにその時代を逞しく生きたヒロインを演じる喜びを語った。食をテーマに描かれるが、どんなに忙しくても「三食必ず食べること」を自らに課しているという杏さん。「私も(め以子と同じく)東京出身なので、大阪に行って新しい発見の中で戸惑ったり、驚いたり、喜んだりというのを一緒に追体験していくんじゃないかと思います」と語り「大阪に嫁に行くようなつもりで」と強く意気込んだ。この日、情報が解禁されると同時に父親の渡辺謙に報告を入れたとのことで「『長丁場だけど頑張れ!』と言われました」と嬉しそうに明かした。杏さんは、10代後半の女学生時代から40代までのめ衣子を演じることになっており「新人ではなくキャリアを備えた方に」というプロデューサーの意向でオーディションは行われず、杏さんにオファーが届いたという。今後、夫役を含めて共演陣も発表される予定で、撮影は2013年5月に開始となる。「ごちそうさん」は2013年9月30日(月)より放送開始。■関連作品:映画 妖怪人間ベム 2012年12月15日より全国東宝系にて公開© ADK/2012「映画 妖怪人間ベム」製作委員会
2012年11月12日日本男児といえば「硬派」なイメージを持っている人も多いかもしれませんが、外国の方が思う「これぞ日本人」という有名人は誰になるのでしょう。外国人20人に聞いてみました。・渡辺謙さん。人間として憧れるからです(ブラジル/女性/50代前半)・渡辺謙さん。すてきな俳優さんです。男らしく、本来の日本男性という雰囲気があります(スイス/女性/40代/前半)・渡辺謙さん。すごく格好いいし男らしいと思います。さらに性格も良さそうです。尊敬できる方です (フランス/男性/20代/後半)・やはり渡辺謙さんです。私は彼が演じた人物像の大ファンです。外見も非常に魅力的だと思っています。演じ方も大好きです(ウズベキスタン/女性/20代後半)渡辺謙さん人気が凄まじいです。「ラスト サムライ」「硫黄島からの手紙」「インセプション」など話題の映画に出演。特に「ラスト サムライ」での最後まで武士道精神を貫くサムライ役が日本男児としてのイメージを高めたようですね。男らしさに加えて、人間性に魅力があると多くの意見が集まりました。・北野武さん。ばかばかしいテレビショーで有名です(チェコ/男性/30代前半)・明石家さんまさん。面白いから(ネパール/男性/40代前半)こちらは面白い日本人男性をあげた意見です。北野武さんは映画監督としてかと思いきや芸人として名前があがりました。ちなみに伝説ともいえるテレビ番組「風雲! たけし城」は海外でも人気が高く、さまざまな国と地域で放送されているのだそう。すごい!・イチロー。イチローは忠実で真面目な人です (アメリカ/男性/30代/前半)・本田圭佑選手(サッカー選手)。サッカーが上手で、かっこいいです (インドネシア/男性/40代/後半)・内村航平。オリンピックが終わったばかりなので思い浮かびました (イタリア/女性/20代前半)世界で活躍する誇り高きスポーツ選手の名前がズラリと並びました。・元総理大臣小泉純一郎です。日本の元気を支えた人だと思います(ラオス/女性/20代後半)・徳川家康、織田信長、豊臣秀吉。「信長の野望」にクラスメートがはまっていた。(中国/女性/30代後半)まさか、戦国武将が名を連ねるとは。でもゲームから日本の歴史を学ぶというのは手ですよね。信長の野望なのに武田信玄の名前がないのはファンとしては少し気になりますが…。俳優やスポーツ選手、戦国武将と出揃いましたが、以前は有名な日本人として必ず名前が挙がっていた坂本九さんは登場せず。それだけ、これぞ日本人と呼べる人物が増えてきたということかもしれませんね。(文・アリウープ おーた) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月31日東映創立60周年記念作品となる映画『北のカナリアたち』の完成報告会見が10月3日(水)に行われ、主演の吉永小百合を始め柴田恭兵、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、阪本順治監督らが出席した。「告白」などで知られる湊かなえの連作集「往復書簡」(幻冬舎刊)に収録された「二十年後の宿題」を原案に映画化した本作。北海道の離島にひとりの女教師が赴任し、彼女の下で6人の生徒たちがのびのびと育っていくが、ある日痛ましい事故が…。その傷を抱えたまま巣立っていった教え子たちと教師の運命が20年の時を経て絡み合っていく。北海道の礼文島、利尻島で冬と夏の2回にわたりロケが行われたが、特に冬は極寒の中での過酷な撮影が続いた。吉永さんは「あまりの厳しさに『乗り切れないのでは?』と思ったこともあった」と述懐。「それでもスタッフやここにいる出演者のみなさんが頑張ってくださっているのだから、『私ももっとしっかりしなくちゃ』と思い、夏に向けて体力作りもしました」と明かす。吉永さん演じるはる先生の教え子の20年後を演じた森山さんら若手キャスト陣は、吉永さんとの共演、吉永さんの指揮で合唱をするシーンで強く感じるものがあったよう。森山さんは「僕らが歌うシーンは20年前の子供たちと違って綺麗な声で歌うというよりも、20年の時を経てどんな経験をしてまたあの分校に戻ってきたのか?というところ。それぞれが様々な方向に歩き、“ずれ”を感じながらも6人が歌うんですがすごく気持ちよかったです。(映画を観て)自分が出ているのに『いいな』と思えました」と語る。満島さんは「何度もテストをやって気持ちが高揚しすぎるところもあったんですが、吉永さんが本当はこっちを向くはずなにずっとふり向かないことがあったんです。それが高揚感も緊張感もあるけど、空気が澄んだ静かなものになった瞬間に吉永さんがふり向いてシーンが始まったんですが、そのときの表情は、後からみんなで『凄まじかったね』と話をしました。神々しくて、静かだけど美しくて…葛藤も抱えたフッとした表情でした」と尊敬を込めて語った。宮崎さんは吉永さんと目を合わせない芝居が多かったそうで「ストレスがありましたが、指揮をしている吉永さんの顔をしっかりと見られて幸せでした」と告白。小池さんも「歌いながら鳥肌が立つような体験でした」と語る。20年後の6人がこの歌のシーンで初めて揃って再会することになるが、松田さんは「それまでは(6人の関係性や過去が)想像でしかなかったので、それを繋げるものは歌しかなかった。練習でも吉永さんが指揮をしてくださったんですが、想像が形になっていくようで余計な芝居が要らず、本当に久々の再会という感じがして不思議でした」と感嘆を込めて述懐した。吉永さんは“教え子”たちの言葉に目を細めつつ「6人が真っ直ぐに私を見てくれて、それだけで何とも言えぬ感動があり、この場に居合わせてよかったと思いました」としみじみ。「何冥利に尽きると言ったらいいのか…私は先生になりたいと思ったこともあったので、先生冥利に尽きるというか」と現場で感じた幸福を明かした。また吉永さんは劇中、仲村トオルとのキスシーンも披露。吉永さんの映画でのキスシーンは『北の零年』(’05)での渡辺謙とのシーン以来となるが「(はる先生と)仲村トオルさんとの心の通い合いはどういうもの何だろう?と監督とよく話し合いました。トオルさんは撮り終えてその日、東京に帰られたんですが、気恥ずかしくてトオルさんのところに行けず、余韻があり不思議な思いに駆られました」と静かな笑みを浮かべて語った。撮影開始前の制作発表会見で「これまでにない吉永さんを撮りたい」と語っていた阪本監督は、「見たこともない吉永さんの表情というのは、僕が演出で作るのではなく物語がそれを求める瞬間があるんです。不思議な雰囲気を醸し出したショットを感じていただければ」と手応えを口にした。『北のカナリアたち』は11月3日(祝・土)より公開。■関連作品:北のカナリアたち 2012年11月3日より全国にて公開© 2012『北のカナリアたち』製作委員会
2012年10月03日俳優やアーティスト、スポーツ選手や政治家など、世界にその名を知られている日本人はたくさんいます。そこで、母国で誰でも知っている日本人と言えば誰か、外国人20人に聞いてみました。・黒澤明です。「七人の侍」と言う映画はとても有名です (フランス/男性/20代後半)・黒澤明。素敵な映画を作っている映画監督なので (スイス/女性/40代前半)さすが「世界のクロサワ」、多くの外国人が黒澤明監督の名前をあげました。今もなお世界中で黒澤作品が愛され、比較的若い世代の外国人にも浸透しているというのは凄いことだと思います。・渡辺謙。「ラスト サムライ」という映画を観て惚れてしまいました (ウズベキスタン/女性/20代後半) ハリウッドで活躍する日本人俳優は何人かいますが、その中でも渡辺謙さんの知名度はとても高いですね。日本のサムライを世界に強烈に印象付けました。・山口百恵さんです。映画女優としてとても有名です(中国/女性/30代後半)山口百恵さんが出演している映画が中国でもたくさん放映されているのですね。川端康成の名作「伊豆の踊り子」は日本でも非常に人気がありました。・香川真司。ドイツのリーグタイトルを取り、サッカークラブで活躍している人として知られています(ドイツ/男性/30代後半) ドイツのブンデスリーガで大活躍したため、ドイツ国内では今もっとも知名度のある日本人といえるかもしれません。マンチェスターへ移籍しましたので、今度はイギリスでも知名度がアップしそうです。・オノ・ヨーコ。70年代の活動主義とアバンギャルド芸術界の象徴として知られています(アメリカ/男性/30代前半)ビートルズのジョン・レノンの奥さんとして世界的に有名ですが、アメリカ国内では平和活動や芸術活動まで含めてよく知られているようです。・小泉純一郎です。元総理大臣でいつもテレビのニュースに出ていて、髪型が凄くかっこいいです(ラオス/女性/20代後半) 当時の小泉フィーバーを今でも鮮明に覚えている人は多いことでしょう。歴代首相の中でも女性からの支持が非常に高い首相でしたが、外国人女性からみてもカッコイイのですね。・松下幸之助。創造力のある人で、経営にしても人生の哲学に関してもいい発想がある人(中国/女性/30代後半)「スティーブ・ジョブズ」や「ビル・ゲイツ」は世界的に有名な経営者ですが、日本には「松下幸之助」がいました。現在の中国でも知名度が高いようで、日本国内のみならず世界に名をとどろかせる経営者って凄いですね。今回のアンケートでは黒澤明監督をあげる人が多く、また宮崎駿監督の名前もあがっていました。世界各国に日本映画のファンがたくさんいることを改めて実感したアンケートとなりました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日俳優・渡辺謙が12年ぶりに舞台に立つ。渋谷・パルコ劇場の40周年を記念した第1弾『ホロヴィッツとの対話』に主演することが発表された。作・演出は三谷幸喜。同劇場に渡辺が出演するのは実に28年ぶりとなる。本作は、ピアノ調律師として20世紀のピアノの巨匠たちの演奏を支え続けたフランツ・モアと、彼が支えたピアニストのひとり、ウラディミール・ホロヴィッツとの、ある一夜の会話を描くもの。三谷のライフワークともいえる光の中を生きる表舞台の人とその光を支えるバックステージの人のドラマで、海外芸術家シリーズの新作となる。公演は来年2月と3月、東京と大阪で開催される。三谷と渡辺はこの舞台への思いについてそれぞれコメントを寄せた。三谷幸喜のコメント「世界の謙さんが、渋谷の謙さんになってパルコ劇場に帰って来ます。僕は舞台俳優としての謙さんの大ファンです。スクリーンの謙さんも素敵だけど、舞台の上の存在感は凄いです。ダイナミックで暖かくて格好良くて茶目っ気たっぷりな、生・謙さんをぜひ劇場に観に来て下さい。特にクリント・イーストウッドとクリストファー・ノーランには観て欲しいな。自分たちが俳優渡辺謙について、実はまだ半分しか知らなかったことに気づくはずですから」。渡辺謙のコメント「12年ぶりの舞台をやることになりました。前回も13年ぶりでした。人々が忘れ去った頃に出てくる“蝉”のようです。俳優の基礎を作ってくれた舞台に久しぶりに上がるのは、緊張とか興奮を越えた恐れのようなものを感じます。それを乗り越える気になったのは、三谷君とパルコのおかげです。三谷君は、彼がTVの脚本家としてデビューした頃からの友人です。パルコ劇場は僕のデビュー作『下谷万年町物語』そしてその後のTV、映画への大きなステップとなった『ピサロ』と節目節目でお世話になった劇場です。その40周年記念作品の1本に出演できることに不思議な力を感じたからです。でも、その恐れが今、消えたわけではありません。ようやく地上に上がって来た“蝉”がその恐れにおののきながら鳴いている姿をぜひ見ていただけたらと思っています」。『ホロヴィッツとの対話』は東京・パルコ劇場にて2013年2月9日(土)から3月10日(日)まで、大阪・シアターBRAVA!にて3月13日(水)から31日(日)まで上演する。なお、公演の詳細は10月上旬、公式HP等で発表される。
2012年09月26日WEB上で保険の管理が無料でできる「保険帳」を運営するエクスファンディアは、同サイトにて「東日本大震災の復興のシンボル(象徴)となる人物とは?」というアンケートを実施。22歳から60歳までの男女672名の回答を集計した。調査期間は4月26日から9月3日。総合第1位となったのは、お笑いコンビの「サンドウィッチマン」。男女別でも共に1位、30代でも1位を獲得した。被災地の宮城県仙台市出身であり、気仙沼での震災実体験と「東北魂」の合言葉で、募金や復興イベントにて活躍。地元大学生と東北の復興を考えるテレビ番組の司会も務める等、現在も多方面にわたり、復興支援をサポートしている。第2位はお笑い芸人の「江頭2:50」。20代で1位、30代では2位。男性では3位だが、女性では2位を獲得した。福島第一原発の放射能漏れ事故により、物資の運搬を拒否するドライバーが多くなっていた震災後間もない時期に、自らハンドルを握り2トントラックで福島県いわき市に自費で購入した救援物資を届けている。第3位はシンガー・ソングライターの「長渕剛」。40代で1位、男性2位、女性4位と幅広く票を獲得した。震災直後、被災地宮城県を訪れ、避難所や復旧作業にあたる自衛隊基地を慰問。また、昨年の紅白歌合戦では、石巻市から中継出演し、復興応援ソング「ひとつ」を歌唱した。現在も、自身がMCを務める被災地向けのラジオ番組等を通じ、脱原発を訴えている。以下、4位にSMAP、5位に西田敏行が続いた。政界からは、「枝野幸男」(当時内閣官房長官)が「渡辺謙」(俳優)と並んで総合15位タイで最高。「野田首相」は、「なでしこジャパン」(日本代表女子サッカーチーム)と並んで20位タイという結果だった。当時の首相「菅直人」は、「ベッキー」(タレント)と並んで22位タイとなっている。なお、今回のアンケートは、選択式ではなく自由回答形式。思い浮かぶ人物名の記入を求めたが、「思い浮かばない」、「そんな人はいない」等の回答が全体の31.7%を占めた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日監督クリント・イーストウッドに初めてアカデミー賞作品賞・監督賞をもたらした傑作ウェスタン・ムービー『許されざる者』(’92)を、李相日監督&渡辺謙主演で明治初期の北海道を舞台に映画化する日本版『許されざる者』から続報!先日報じられた第1弾キャストに続いて、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼ら豪華キャストの出演が明らかとなった。1880年、幕府崩壊後の北海道を舞台に、二度と刀を持たないと決めたかつての江戸幕府の残党・釜田十兵衛が、貧困の末、再び賞金稼ぎとして戦うことを余儀なくされ、自らを正義と見なす偽善者たちと対峙していく姿を描いた、新たなる時代劇。主人公・十兵衛役に渡辺さん、そして柄本明、佐藤浩市の共演が先日の報道で明かされたが、これに続く重要ポストについたのが先述の4名である。すっかり大人びた雰囲気をまとう柳楽さん(『誰も知らない』)は主人公・十兵衛と共に賞金首を追う沢田五郎役に、彼と同じく賞金首を狙い、佐藤浩市扮する大石一蔵と対峙する勤皇の志士・北大路正春役(オリジナル版ではリチャード・ハリスの役にあたる)に名優・國村さんが扮する。柳楽さんはこれが初の時代劇挑戦となるが、「参加させていただけると聞いたときは、ものすごく興奮しました。それと同時に、オリジナル版で言えば“キッド”にあたる五郎というキャラクターを僕が演じることに少し怖さを感じていました。ただ、いまは自分の演じる役に対して誠意をもって向き合っていきたいと思ってます」と心境を語る。また、オリジナル版を劇場で観た経験のある國村さんは、「脚本が素晴らしく、オリジナルの設定を上手く同時代の日本に取り込んで、新たな魅力を見せています。これから北海道のロケ地に入って、李監督と共にどう創り上げていくか、楽しみです」と期待に胸膨らませる。女優陣の役どころも見逃せない。清楚で溌剌とした雰囲気を放つ忽那さんはその印象を封印し、顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つ女郎・なつめ役に、彼女のために事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金を賭ける年長の女郎・お梶役を“姉御”が板につく小池さんが演じる。2人共に「映画のお話を聞いたときから、何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです!早く北海道へ行きたい!待ち遠しい!」(忽那さん)、「お梶という役を大切に!!全力で演じたいと思います」(小池さん)と興奮を隠し切れない様子。このほかのメインキャストには、酒場の主人・喜八役に近藤芳正、なつめを斬りつける堀田佐之助役に小澤征悦、佐之助の弟である堀田卯之助は三浦貴大、北大路正春に付き従う姫路弥三郎役には滝藤賢一が決定。撮影は9月下旬より全編北海道ロケで行われる。オリジナル版の生みの親、イーストウッド監督の後押しも得て、今後海外からの注目も高まってきそうな本作。まもなく男たちの闘いの火蓋が切って落とされる!『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年09月10日スズキは6日、都内で新型「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」のお披露目および新テレビCM発表会を開催した。新CMに出演する俳優の渡辺謙さんがゲストとして登壇した。6日発売の新型「ワゴンR」、19日発売の新型「ワゴンRスティングレー」の概要は本誌既報の通り。新型「ワゴンR」では、独自の減速エネルギー回生技術「エネチャージ」をはじめ、先進的な技術を搭載したことで、28.8km/リットルの低燃費を実現したという。渡辺さんが出演する新CMでは、減速の力を利用して発電する「エネチャージ」などのハイスペックなエコテクノロジーが搭載されたことを、インパクトをもって伝える内容に。渡辺さんの手から力強く電力が放たれるシーンも注目だ。新CMの感想を聞かれた渡辺さんは、開口一番、「ビリビリしてましたね~(笑)」とコメント。撮影現場に置かれた「ワゴンR」にも試乗したとのことで、「僕は(身長が)183cmくらいあるんですけど、運転席に座っても全然違和感がない。後部座席も楽に座れるだけのスペースがあって、『これはいいな!』と。早速購入しました」と明かした。渡辺さんはスズキの車がすっかり気に入った様子で、「僕みたいな大きい男が、こういう小さい車に乗ってもおしゃれかなと思って。これでちょっと現場にも入ってみます」と語った。旧タイプの「ワゴンR」も運転したという。「嫁さん(女優の南果歩さん)と2人でドライブして、『後ろも広いから乗ってみな』と言ったら、嫁さんが後ろであぐらをかいていました(笑)」と夫婦のエピソードも披露しつつ、「ドライブしながら音楽を聴いたり、いろいろ考えたりするのは自分にとっていい時間だと思う」との発言も。プライベートでドライブ中に聴く音楽について聞かれると、「最近オヤジになってきたのか、1970~1980年代の(吉田)拓郎さんの (井上)陽水さんを聴くこともありますね」と答えた。ちなみに、渡辺さんは役者として撮影に臨むにあたり、毎回テーマソングを決めているという。間もなく北海道ロケが始まる映画『許されざる者』(クリント・イーストウッド監督作品のリメイク。2013年秋公開予定)については、「ハードなアクション映画なので、U2とかエリック・クラプトンのような男っぽい曲になるかも」と話していた。渡辺謙さんが出演する新型「ワゴンR」新CMは7日18時よりオンエア。なお、新型「ワゴンRスティングレー」については、冨永愛さん、山田優さん、道端ジェシカさんがイメージキャラクターに選ばれている。ヘッドランプに装備されたLEDイルミネーションの”目力”と、トップモデルの”目力”を重ね合わせての起用だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日1992年に製作され、米アカデミー賞4部門に輝いたクリント・イーストウッド主演・監督作『許されざる者』が、日本映画として新たに製作され、渡辺謙が主演を、『悪人』の李相日が監督を務めることが発表された。その他の写真巨匠イーストウッド監督の名作を、『硫黄島からの手紙』でイーストウッド監督とタッグを組んだ渡辺謙主演でリメイクする巨大プロジェクトがスタートする。物語の骨格はそのままに、舞台を19世紀の北海道に変更し、かつては江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男・釜田十兵衛(渡辺)が辿る数奇な運命と、暴力の連鎖を描き出す。オリジナルでイーストウッドが演じた役を渡辺が、モーガン・フリーマンの役を柄本明が、ジーン・ハックマンの役を佐藤浩市が演じる。渡辺は本プロジェクトについて「映画界での父とも思っているクリントの代表作をリメイクするのは、大きな挑戦になります。李監督と共に北海道の大地と格闘しながら、僕たちなりの『許されざる者』を積み上げていきたいと思っています」と語り、李監督は「西部劇の傑作と言われるオリジナル作品。そしてなによりも、尊敬してやまないクリント・イーストウッドという類まれな映画人に立ち向かえる機会を得られたことに、興奮と喜びはもちろん、怖れすら抱かざるえません。この作品の根底に流れるテーマは、未だ暴力の連鎖を断ち切れない現代の我々に深く突き刺さります。自分は正しいと疑いなく胸を張る人間よりも、迷いや贖罪を抱え、正しくありたいと葛藤する人間に寄り添えるもの……、そんな映画を目指していければ、と考えています」と意気込みを語っている。本企画は2011年5月に立ち上がり、同年11月にはイーストウッド監督のOKも出たことから、脚本執筆が開始された。イーストウッド監督は本企画について「『硫黄島からの手紙』で濃密な仕事をした私の良き友人である渡辺謙氏と李相日監督が、この度、日本の『許されざる者』制作にあたり、タッグを組むと聞いて大変光栄に思います」と述べている。撮影は9月中旬より11月下旬まで全編北海道ロケで行われ、来年秋にワーナー・ブラザース映画の配給で全国公開される。『許されざる者』2013年秋、全国ロードショー『許されざる者〈1992年〉』ブルーレイ 2500円(税込)DVD 1500円(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年08月20日名優にして巨匠クリント・イーストウッドが西部劇にオマージュを捧げ、1993年にアカデミー賞9部門ノミネート、最優秀作品賞ほか4部門に輝いた名作『許されざる者』が日本映画として生まれ変わる!『フラガール』、『悪人』の李相日監督が自ら持ち込んだ企画を実現、国際派俳優・渡辺謙を主演に迎えて同名映画にて日本時代劇を制作することが決定した。『荒野の用心棒』に代表されるマカロニ・ウエスタンで一時代を築いたイーストウッドが自らの師にオマージュを捧げるために作り上げた“最後の西部劇”『許されざる者』。銃を捨て、幼い子供たちと密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描き、当時無冠であった彼は4冠を獲得した。本作に感銘を受けた李監督は、昨年配給元であるワーナー・ブラザーズに日本版の企画を持ち込み、半年後に本国後より許可が下りてすぐに執筆を開始。今年6月に製作の最終決定が下りた。自身初の時代劇として挑む本作では、幕府崩壊後の明治時代初期、北海道を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛が再び刀を取り戦いに身を投じる姿を描く。黒澤明監督の名作『用心棒』を西部劇に変えた『荒野の用心棒』、さらにそれにオマージュを捧げた三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』と、相思相愛の関係にある時代劇と西部劇。その決定打となる今回の一大プロジェクトにふさわしい主演キャストに抜擢されたのが、『硫黄島からの手紙』でイーストウッド監督とタッグを組んだ経験のある渡辺さん。オリジナル版でイーストウッドが演じた役を渡辺さんが演じるほか、相棒モーガン・フリーマンの役に柄本明、そしてジーン・ハックマンの役に佐藤浩市という日本映画界を代表する演技派3人が揃った。この映画化決定に、当のイーストウッド監督からは「『硫黄島からの手紙』で濃密な仕事をした私の良き友人である渡辺謙氏と李相日監督が、このたび、日本の『許されざる者』製作にあたり、タッグを組むと聞いて大変光栄に思います」と喜びのコメント。巨匠から背中を押される形となった李監督は、「自分は正しいと疑いなく胸を張る人間よりも、迷いや贖罪を抱え、正しくありたいと葛藤する人間に寄り添えるもの…、そんな映画を目指していければ、と考えています。西部劇の傑作と言われるオリジナル作品。そして何よりも、尊敬してやまないクリント・イーストウッドという類まれな映画人に立ち向かえる機会を得られたことに、興奮と喜びはもちろん、怖れすら抱かざるを得ません」と並々ならぬ喜びを表す。そして、大役に抜擢された渡辺さんは「映画界での父とも思っているクリントの代表作をリメイクするのは、大きな挑戦になります。李監督と共に北海道の大地と格闘しながら、僕たちなりの『許されざる者』を積み上げていきたいと思っています」と力強い意気込みを寄せている。本作の撮影は、9月中旬より11月下旬まで全編北海道ロケで行われ、2013年秋に公開予定。ウエスタンにインスパイアされた映画魂を、どのように日本映画として蘇らせるのか?続報を待ちたい。『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。「許されざる者」Blu−ray価格:2,500円(税込)「許されざる者」DVD価格:1,500円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売中■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年08月20日映画『わが母の記』が4月28日(土)に公開を迎え、役所広司を始め樹木希林、宮崎あおい、南果歩、ミムラ、菊池亜希子、原田眞人監督が舞台挨拶に登壇。春の紫綬褒章の受章が発表された役所さんに女性キャストから花束が贈られた。井上靖の自伝的小説を映画化した本作。母に捨てられたという複雑な思いを抱える作家が認知症の母を呼び寄せて共に暮らし始めるが、家族をはじめとする周囲の支えの中で改めて母と向き合い、その思いを受け止めていく姿を描く。役所さんは「登場を待っている間に何を話そうかと考えていたんですが、“わが母”希林さんがずっと話してて考えられなかった」と苦笑い。原田監督とは監督と主演という関係で『KAMIKAZE TAXI』(’95)、『突入せよ! あさま山荘事件』(’02)といった作品を作ってきたが「若い頃に出会い、この監督とずっと一緒に仕事をしていきたいと思った。僕も監督も年を取って、また新しい映画ができたと思います」と感慨深げに語った。樹木さんは役所さんと親子を演じたことについて「私には息子がいないのでわかりませんが、もしこんな息子がいたらどんどん働かせようと思います」とユーモアたっぷりに語り、笑いを誘う。だが、そんな樹木さんから女優陣は多くのものを得たよう。宮崎さんは「どんどん体が小さくなっていく様子や、日によって大きさが変わったりするのを間近で見られて貴重な経験をさせていただきました。贅沢なお時間をいただき、緊張しましたが楽しかったです」と笑顔で撮影をふり返る。南さんも樹木さんの演技を傍で見て心酔したようで「一生ついていこうと思った」と語ったが、樹木さんは「私じゃなくて渡辺謙さんに一生ついていってください!」と切り返し、再び会場は笑いに包まれた。この日は一家の久々の再会となったが、“長女”ミムラさんは「久しぶりに会ってこの家族の一員になれて本当に良かったなと思います」としみじみ。菊池さんはこの日の上映にお母さんが来場しているそうで「母は少しだけ希林さんに似てるんです」とニッコリ。「私がこの仕事をやると言ったとき、頷いてはくれなかったんですが、この映画に出たことで理解してもらえたら、少しでも親孝行できたらと思います」と思いを明かした。役所さんには女優陣ひとりひとりから花束が手渡されたが「仕事をしてきたスタッフ、キャストのみなさん、そして『わが母の記』のみなさんのおかげ」と周囲への感謝の思いを口にした。『わが母の記』は全国にて公開中。■関連作品:わが母の記 2012年4月28日より全国にて公開© 2012「わが母の記」製作委員会■関連記事:『わが母の記』宮﨑あおい「家のいろいろな所から声が聞こえる感じがいい」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第26回)あなたの“理想の母親”女優は誰?樹木希林、認知症の役は「やりたがる役者がいないので私に回ってくる(笑)」理想の“尽くす男”たちを発表!水嶋ヒロ、役所広司ら“侍”型の俳優たちが上位に役所広司、宮崎あおいからの「色気がある」という言葉に大テレ
2012年04月30日先日、主演作2本を引っさげて若手人気俳優テイラー・キッチュが来日した際、「久々に現れたハリウッドの新星」、「ジョニー・デップ、ディカプリオに続くスター」といった表現が多く見られたが、裏を返せば彼よりひと回り、ふた回り上の世代のスターたちの人気、存在感がいかに大きいかがよく分かる。勢いに乗った若手とは一線を画した落ち着きや渋み、顔に刻まれたシワやそこはかとなく漂う悲哀までもが何ともカッコいいのが四十路、五十路を過ぎたスターたち。そんな年齢を重ねた男たちの中で最もセクシーなのは誰?シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」では、「セクシー“ナイスミドル”ハリウッド俳優」をテーマにこの1か月投票を受け付けてきた。その結果を大発表!キング・オブ・ナイスミドルに輝いたのは?接戦を制し、第1位の座を獲得したのはジョニー・デップ!「えっ?あのジョニーがもう中年ってこと?」という不満または感慨の声も聞こえてきそうだが、永遠の青年のような美しさを誇る彼も今年6月で49歳、年齢的には立派な中年だ。そうは思えないあの妖しさをも感じさせる神秘的なかっこよさが堂々の1位に輝いた理由と言えるのかも。「理由なんてありませんが?見つめるだけで、そこに居るだけでオーラが漂っております」(30代・女性)といった声を多く集め、アラフィフを迎えても人気は高まる一方。「決して意図していない姿。なのに青年のときから美しい。自然なだけでなく、哲学を感じさせる生きざまは素晴らしい!」(20代・女性)、「映画の役柄とは対照的な素顔のジョニーにドキッとする」(20代・女性)など、その生き方や来日時などに垣間見せる素顔がセクシー!という声も。最新主演作『ダーク・シャドウ』を携えてまもなく来日することも決定。セクシービームが再び炸裂しそうだ。惜しくも首位の座はジョニーに譲ったものの、幅広い層の支持を集めて2位となったのはジョージ・クルーニー。特にエキセントリックなことをするでもなく、自然なたたずまいの中に「渋み」と「色気」を滲み出しているのがこの男の特徴。「どんな女性の心をも掴みそう」(30代・女性)、「渋さの中に男気を感じる。妖艶さがある」(30代・女性)など、女性の憧れる“大人の男”を体現している俳優と言える。「とてもダンディでスマートな紳士でありながらチャーミング」(30代・女性)、「知的なのにユーモアがあり、そしてハンサム」(40代・女性)など知性と諧謔を併せ持っているところにメロメロの女性も多数。先日、アンジェリーナ・ジョリーとついに入籍することが大きく報じられたブラッド・ピットは3位にランクイン。ジョニーと同じく今年で49歳となるが若手の追随を許さず!近年では単にかっこいいだけではない中年男を演じることも多くなってきたが「年を重ねるごとにナイスガイに成長してますます渋みが増してきた」(20代・女性)と、いまだに人気は根強い。英国から第4位にランクインしたのは色気ムンムンの39歳、ジュード・ロウ。ジュードを推す票の中で多かったのが、外見や佇まいだけでなく、その声をセクシーと評する意見。映画だけでなく大小様々な舞台で活躍する男だけあって、その色気たっぷりの美声にも注目してほしい。そして5位には、40代、50代のファンの熱烈な後押しを受けたリチャード・ギアが滑り込んだ。最近では日本のCMにも出演しコミカルな一面を見せているが、齢60を過ぎてもセクシー!代表作『プリティ・ウーマン』(’90)の頃と比べ、すっかり髪は白く(というより銀色?)なったが、あの甘い笑顔は変わらない。「甘いフェィスのまま上手く老けたなぁ」(20代・女性)というコメントが年を重ねても変わらないその魅力を端的に伝えている。ランキング圏外ではハリソン・フォードやロバート・ダウニーJr.、ベニチオ・デル・トロらの名が並んだ。日本人ながら“ハリウッドスター”として渡辺謙の名前も!上位に入った男たちはいずれも外見的なかっこよさのみならず、男気やユーモア、少年っぽさを感じさせる男たちばかりで、女性のみならず男性のファンも多いのも特徴。彼らの内面的な魅力も含め、女性は“セクシー”と感じているようだ。若手の台頭も待ち遠しいが、セクシーオヤジたちの牙城を崩すのは至難の業?あなたのキング・オブ・セクシー“ナイスミドル”は誰?「セクシー“ナイスミドル”ハリウッド俳優」ベスト51位:ジョニー・デップ2位:ジョージ・クルーニー3位:ブラッド・ピット4位:ジュード・ロウ5位:リチャード・ギア次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは、「理想の“母親”女優は?」。こちらもぜひ、ご応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第26回)あなたの“理想の母親”女優は誰?ジョニー・デップ、超過密スケジュールの間を縫っての緊急来日が決定!ジョージ・クルーニー主演!心震える感動作『ファミリー・ツリー』試写会15組30名様ご招待ジョニー・デップ、親友のコンサート会場で近くに居合わせた女性から訴えられる“普通じゃない”ヴァンパイア、ジョニーが暴走!『ダーク・シャドウ』予告編到着
2012年04月23日ビヨンセのものまね芸で人気の渡辺直美が初主演を飾った映画『SPOTLIGHT』が、現在開催中の第4回沖縄国際映画祭・地域発信型プロジェクト部門にて上映され、渡辺をはじめ浜崎綾監督、小林星蘭、木村祐一が舞台あいさつを行った。舞台あいさつの模様地域発信型プロジェクトは、昨年から始まった新プログラムで、全国各地で映画を撮影し、その土地の良さや魅力を世界へ発信しようというもの。浜崎監督が選んだ地域は“東京都”。昭和12年に開業した歴史あるキャバレーでダンサーになることを夢見る女性が、挫折しながら自分の夢に立ち向かっていく姿を描く人間ドラマ。浜崎監督は「歌手になりたいとかサッカー選手になりたいとか夢を持っていても、実際には難しく、いまひとつ頑張れない弱さを誰もが持っているもの。この映画では、夢が叶ったか叶わなかったかではなく、寄り道すること、自分の弱さに向き合うこと、そうやって成長していくことを説教くさくなく伝えたかった」と、映画に込めた想いを語った。浜崎監督は、フジテレビの『新堂本兄弟』『ミュージックフェア』などの音楽番組を担当、2010年に『ピカルの定理』の立ち上げに加わるなど、人気番組で経験を積んできた有望株だ。ヒロインに大抜擢された渡辺は、「まさか自分が映画の主演を務めるとは思わなかった。不安の方が大きかったけれど、浜崎監督とは仕事をしたことがあるので仲のいいスタッフさんも多く、楽しい現場でした。初のお披露目は緊張しますね」と、芸人としてではなく“女優”として淑やかにあいさつし、「渡辺直美のいろいろな顔が詰まっています。ダンスも注目してほしい」とアピール。そんな渡辺の女優っぷりを共演の木村は、「彼女は主演顔ですよ、だって脇にいたら邪魔ですからね(笑)。ビーチの大きなスクリーンでも耐えられると思います」と、冗談をまじえながらも絶賛し「映画は芸術なので、好きか嫌いかでいいと思うんです。僕はこの映画好きです!」と監督を称えた。また、同映画祭の第1回目からすべて参加している木村は、「毎回、僕ら(芸人)が来て笑いを届けていると言われていますが、実際はその逆。声援をもらって、握手を求めてもらって、沖縄で映画祭が開催されることを心から喜んでもらって、僕らの方が感動と元気をもらっています」と、感謝を伝えた。第4回沖縄国際映画祭3月31日(土)まで開催取材・文・写真:新谷里映
2012年03月29日最近テレビなどでよく聞かれる「熟女好き」という言葉。自分よりずっと年上の女性を好きな男性が増えているようなのですが、逆に熟年男性を好きな若い女性はどのくらいいるのでしょうか?そして、若い女性から人気のある熟年男性とはいったい誰なのでしょうか?マイナビニュース会員の女性に、50歳以上の男性芸能人で「抱かれてもいい人」を聞いてみました!調査期間:2012/2/1~2012/2/8アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 女性578件(ウェブログイン式)まず、女性578人に「熟年男性フェチかどうか」聞いてみました。熟年男性フェチである……9%熟年男性フェチではない……69%どちらでもない……22%9%という結果を多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところですが、男性同様、若い女性にも熟年好きはいるということでしょう。それではここから「抱かれてもいい熟年男性芸能人ランキング」を発表します!■第5位佐藤浩市(51歳)……3.3%「色気がある」という意見が多かったのが佐藤浩市。渋さと若々しさのバランスもちょうどよい気がしますね。■第4位石田純一(58歳)……3.6%佐藤浩市を僅差で上回ったのが石田純一。58歳とは思えないさわやかさは、女性から好評のようです。「とにかくやさしそう」、「女性の扱いが素晴らしい」との声が多く聞かれました。■第3位明石家さんま(56歳)……5%お笑い界からは明石家さんまがランクイン!理由を見ると「面白い」はもちろん「若い人のセンスを分かってそう」、「話が合いそう」など、とにかくそのトーク力が買われたようです。■第2位渡辺謙(52歳)……5.2%今や世界の渡辺謙が2位。「渋い」、「ダンディ」という声とともに「年を取ってさらにカッコ良くなった」という意見が多数。僕もこんな風に年を取りたい!■第1位舘ひろし(61歳)……6.4%1位に輝いたのは舘ひろし。60代でこの人気は圧巻です。ほかの芸能人にもあった「ダンディ」、「渋い」、「カッコ良い」という理由だけでなく「セクシー」という声が多いのが王者の特徴。熟年男性界のアイドルと言えるでしょう!上位にランクインした人たちは「20代の男性にも負けない若さ」というより「熟年だからこその魅力」で引きつけているような気がします。いち男性としては、彼らの魅力を少しでも身に付けた50代になりたいものです。(J.B.河合+プレスラボ)
2012年03月28日NHKでは、東日本大震災に向き合い、その復興への道のりを見つめる新番組「明日へ~支えあおう~」を4月8日(毎週日曜午前10時05分)から放送スタートさせる。26日には同局で番組取材会が行なわれ、震災発生直後から支援活動を続けてきた俳優の渡辺謙が出席した。未曾有の大災害となった東日本大震災。被災地は様々な課題を抱えながらも復興への第一歩を踏み出そうとしている。震災の瞬間人々は何を考えどう行動したのか、そして被災地の人たちはどんな困難に直面し、何が必要だったのだろうか。そして学者や海外著名人はどう動いたのか。同番組では、震災そして復興への道のりを様々な題材から多角的アングルで浮き彫りにし、リポートしていく。第1回、第2回放送分は「僕に、できること」シリーズとして渡辺にスポットを当てる。4月8日放送の「世界に震災を伝える」では、渡辺に半年間密着し、ダボス会議での渡辺のスピーチ独占映像などを紹介しながら、世界に震災を伝えてきたその活動の数々を追う。4月15日放送の「ただひたすら被災地へ」では、渡辺が陸前高田や気仙沼を訪れ、地域住民たちと本音トークを繰り広げていく。自身でナレーションも務めている渡辺は「現場で感じた気持ちそのままに、まるでエッセイのように伝えたいと思った。40分のドキュメンタリーなのかと思うくらい、取材内容の音声を使っているので、ナレーションの文言に関してもその時の気持ちを吟味して言葉にしている」とこだわりを明かす。支援をしながら“復興”という言葉に疑問を感じていたという渡辺は「人によって復興というものの考え方が違うんだと気付かされた。個人個人の思いを受け止めないといけないし、人それぞれが笑顔で過ごすにはどうすればいいのかを聞いていくしかない。それが本当の意味での復興」と活動を通して学んだことも多い。震災から早くも1年が過ぎたが「一緒に悩んで、迷ってほしい。被災地へ思いをはせるだけでもいい。何かをしなければと思いつめるのではなく、少し肩の荷を降ろしながら、寄り添っていくのがいい」と風化させないことの重要性を強調する。取材自体は放送枠未定のままで進んだそうで「年をまたいでも、被災地に住む人々の苦しみは変わらないということを伝えられるという点で、僕らの取材が活かされているのは嬉しい。これからも伝えようという気持ちで取材していきたい」と今後も被災地と寄り添う構え。シリーズタイトルについては「僕が視聴者に投げかけたい言葉でもある。皆さん、そして僕ができること。被災地とじっくりゆっくり共生していきたい」とメッセージを込めた。作品情報放送日時:毎週日曜日 NHK総合テレビ午前10:05~10:53放送開始:2012年4月8日(日)司会:三宅民夫アナウンサー
2012年03月28日「いまって『素直に熱くなりにくい時代』じゃないですか?自分の中にある熱さを見せないようにするような…。でも、今回の現場でご一緒させていただいた方たちはみんな、ストレートに熱さをバンバン出していましたね」。そう語る中村ゆりの口調が冷静そのものなのが面白い。あなた自身は?と尋ねると少し間が空いて「言いたいことは言いますよ。実はメチャクチャ熱いんです」とはにかむように答えた。映画『はやぶさ 遥かなる帰還』で彼女が演じたのは、学生当番として研究をサポートするメンバーの夏子。錚々たる顔ぶれの先輩俳優陣に囲まれ、最も若いキャストのひとりである彼女は何を感じ、何をつかんだのか?2003年の打ち上げから小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取、そして幾多の苦難を乗り越えて2010年に奇跡の帰還を果たすまでの7年を描き出す本作。中村さんが撮影を前に、主演の渡辺謙、瀧本智行監督から直々に言われたのは「7年のはやぶさの旅路において、メンバーの中で一番の成長を見せてほしい」ということだった。「“役作り”なんていうのもおこがましいですが、とにかく知らないことだらけだったので、はやぶさについて勉強していくところから始めました。私の役のモデルになった方が当時からブログを書いてらっしゃったので、それを読んで当時どんな気持ちでいたのかという参考にさせてもらったり。ただ、モデルの方にあまり引っ張られ過ぎないように気をつけました。私は“キャラ”を作ることはほとんどしないんです。というか、そんなテクニックがない(苦笑)。その中で大事にしてるのは当時の状況や背景を知って、その場に立つこと。これまで、私はなぜか戦時中の設定の作品に出ることが多かったのですが、そういう作品で学んだこと――自分の役だけでなく、全体の背景を見るということは今回も大切にしました」。そうして、はやぶさと共に研究者たちが歩んだ7年に身を置く中で、夏子という役柄が中村さん自身の想像を超えて変化していくのを感じていたという。「はやぶさという存在に自然に気持ちが向き、引っ張られていくような感覚はありましたね。自分で泣こうと意図していないシーンで自然に涙が出てきてしまったり。そういう意味でいい流れで現場にいられたんですね」。冒頭の“熱い現場”の発言は、今回の作品を通じて中村さん自身が手にした成長や変化についての答え。さらにこう続ける。「そういう熱い思いを出して、気持ち良さそうに仕事している大人たちを見てて、かっこつけずに一生懸命やることってやっぱりかっこいいことなんだなと思いました」。それは、映画の現場然り。そして実際のはやぶさプロジェクトに携わった研究者たちの姿そのものと言える。 誤解を恐れずに言えば、非常に優秀で専門性の高い知識を持ったいい年した大人たちが、好きなことに打ち込みヤンチャしているような…。「そう思います(笑)。それってすごく素敵なことなんだなと。自分がやっていることを楽しめてるって素晴らしいことだし、私もまず楽しんでやらなきゃって思いましたね」。『パッチギ! LOVE&PEACE』で可憐だが強い芯を持ったヒロイン役を務めたのが2007年。近年では『桜田門外ノ変』に『ばかもの』などそれぞれに全く異なる役柄で、心に刺さる存在感を示している彼女も今年で30歳を迎える。「現場が少しずつ分かってきたかな…」と現在の立ち位置をふり返る。「と言いつつ、いまでも役に入る前はビクビクしてるから変わってないかな(笑)。でも『パッチギ!』の頃は本当にギリギリの状態で、行きの電車で『私はできる、私はできる』って呪文のように唱えてましたからね…。そう感じるような仕事をしていかなくちゃいけないなと改めて思います。映画にしろドラマにしろ、俳優ありきで作品が決まっていくようなところがあり、それは良くもあり悪くもあるところだと思いますが、私自身は自分の想像を超えて『この監督の言う通りに動いたら私、最強じゃん!』って思えるような監督とお仕事したいですね。クリエイターに乗っかる側なんですよ、私は。30代で、20歳くらいの若いクリエイターと仕事をしてみたいなとか考えてます」。演じることは楽しい?それとも苦しい?「どうでしょうね(笑)。気持ちよく演じられたと思ったときほど、後から見て大した芝居してなかったりするんですよ。自分の芝居については『酔っちゃダメ!』って常に言い聞かせてます。自分でも『もうちょっと堂々とやれよ!』って突っ込みたくなるんですけどね(苦笑)。フラストレーションがたまりそう?そうかも。いつも心配性で終わった後も『あのシーン大丈夫かな? 』って心配でしょうがないんですよ。それで完成した作品観て『あ、意外といいじゃん』とようやくホッとしたり(笑)。でも、現場にいるスタッフのみなさんは、本当に眠る時間を削って年中、映画に関わってる。そういう人と仕事するのが楽しいし、怠けてちゃいけないんだって思えるんです」。(photo/text:Naoki Kurozu)hairmake:Kyoko Fujita/stylist:Megumi Kaneko特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙、はやぶさ“船出”に男泣き! プロモーションで地球をほぼ一周今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?
2012年02月14日「ぴあ」調査による2月10日、11日公開の映画・満足度ランキングは、役所広司と小栗旬が初共演作『キツツキと雨』がトップに輝いた。2位に小惑星探査機“はやぶさ”プロジェクト・チームの偉業を映画化した『はやぶさ 遥かなる帰還』が、3位にロック・バンドに挑戦するアラフォー女性の奮闘を描いた『ウタヒメ彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』が入った。その他の写真1位の『キツツキと雨』は、映画撮影のために山村にやって来た新人監督と、そこに暮らす木こりの男性とのふれあいを描いた人間ドラマ。出口調査では「親と子や監督と木こりの関係など、つながりの大切さが伝わってきた」「派手さはないが笑えて温かい気持ちになれた」「ゆったりと流れる時間の中でじんわりと優しい気持ちになった」「役所広司がとてもいい味を出していた。続編が作られたらぜひ観たい」「少しカッコ悪い役を演じる小栗旬は新鮮だった」など世代を超えて高い満足度を集めた。2位の『はやぶさ…』は、渡辺謙、夏川結衣、江口洋介ら豪華キャストで、“はやぶさ”に夢をたくした科学者や技術者たちの姿を描いた作品。アンケート調査では「トラブルや事件を巡って起きる人間同士の葛藤がリアルでのめり込んだ」「表舞台に立つ人だけでなく、裏で支える人にも焦点を当てていてよかった」「私たちの知らないところでいろいろな人の努力によって“はやぶさ”が帰ってきたことを思うとすごい。夢を与えてくれる映画」など、家族連れや年配者から好評だった。(本ランキングは、2012年2月10日(金)、11日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年02月13日役所広司と小栗旬の初共演が話題を集める『キツツキと雨』の初日舞台挨拶が2月11日(土)、東京・角川シネマ新宿で行われた。『南極料理人』が多くの支持を集めた沖田監督の最新作。ある村にクルーを率いてゾンビ映画の撮影に訪れた気弱な映画監督(小栗さん)と村の武骨な木こり(役所さん)の交流をユーモアたっぷりに描き出す。昨年の第24回東京国際映画祭で、日本映画として唯一、コンペティション部門に出品され、見事審査員特別賞を受賞。さらに、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞・脚本賞・編集賞を受賞し、早くも国際的な評価を得ている本作。この日は両映画祭で獲得した4つのトロフィーが勢ぞろいし、役所さんらは喜びを再確認。台湾での公開が決定し、韓国からの配給オファーも舞い込むなど、さらなる世界進出を予感させるニュースも発表され、「国境を越えて、多くの方が観てくださった。みんなでいただいたもの(賞)ですから、お祝いをしたいですね」と役所さんもニッコリ。そんな役所さんは「今日は『キツツキ』とか『はやぶさ』が公開ですね…。キツツキは小ぶりですけど、記事は大きくして下さい(笑)」と取材陣にアピール。同じ“鳥”がタイトルになっているためか、同日公開された渡辺謙主演の『はやぶさ遥かなる帰還』が気にかかる様子だ。役所さんにとって、木こり役は初めての体験だったが「チェーンソーを使うのは結構得意ですなんですよ(笑)。ゾンビメイクも楽しかった」とふり返る。一方、小栗さんは『シュアリー・サムデイ』(’10)で監督経験があり、「今回、新人監督役を演じたのは不思議な感覚」。1月に行われた本作の完成披露試写会、そして出演作『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の先行上映会に続き、この日は今年3度目となる和装姿。小栗さん自身が掲げた「今年は『あいつ、舞台挨拶ではいつも着物を着てくる』って言われる俳優になろうと思う」という年頭の誓いが、今後いつまで実行されるかも注目したいところだ。ちなみに、この日は『キツツキと雨』というタイトルにちなんで、キツツキをかたどった飴(あめ)細工が3人にプレゼントされ、一足早いバレンタイン気分も味わっていた。『キツツキと雨』は角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会■関連記事:役所広司×小栗旬インタビューふたりだから語れる、「映画を撮り続ける」ワケ『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化高良健吾×沖田修一監督インタビューコメディから解き明かす24歳の魅力と素顔役所広司×小栗旬『キツツキと雨』独占試写会に35組70名様をご招待小栗旬、心境の変化?凛々しい和装姿も「若だんな」と呼ばれる…
2012年02月12日俳優の渡辺謙が2月11日(土)、主演作『はやぶさ遥かなる帰還』の初日舞台挨拶を東京・有楽町の丸の内TOEIで行った。7年間60億キロの宇宙の旅を成し遂げた「はやぶさ」の“奇跡”と、その偉業を支え完遂させたプロジェクトチームの挑戦を描く本作。渡辺さんは「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー、JAXA教授の川口淳一郎さんをモデルにした主人公・山口駿一郎を演じ、映画製作においても同じくプロジェクト・マネージャーを兼任した。俳優として、そして映画人として持てるすべてを捧げた主演作の“船出”に、渡辺さんも感慨しきりで「こんな素晴らしい日本人がいることを、ぜひ誇りに思い、自慢していただきたい」と男泣きを見せた。渡辺さんは本作のプロモーションにも全力投球で、記者会見や完成披露イベントを除き、合計260媒体にも及ぶ個別取材に対応。北海道から沖縄まで展開した全国キャンペーン、さらにスイスで開催された「世界経済フォーラム」(通称ダボス会議」)への出席を合わせると、その移動距離は地球一周よりも長い4万2,000キロに及ぶ。そんな「はやぶさ」ばりの奮闘が実を結び、ついに公開初日を迎えたとあって、渡辺さんの思いも格別だ。撮影前には東日本大震災が発生し「大きな災害を受けた日本に対し、この映画がどういう役割を果たせるか考えながら作らせていただいた」と渡辺さん。「まるで精神的に“ほふく前進”するような撮影だった」という生みの苦しみを、共演する江口洋介、夏川結衣、瀧本智行監督らとの強い結束感で乗り切った。舞台挨拶では登壇者にサプライズで、試写会で映画を観た子供たちのメッセージが紹介され、渡辺さんが自ら朗読。「何事も失敗が多く、投げ出したい気にもなった中での『地球に返したい』気持ちが、みんなの気持ちを動かし最後は感動した」(12歳の男の子)、「大きくなったら科学者になって、新しいはやぶさを作りたい。あきらめないで何でも頑張ろうと思いました」(7歳の男の子)、「(渡辺演じる)山口さんは変わっている人だと思いました。でも立派な人だと思いました。この映画を観て、宇宙に興味を持ちました」(9歳の男の子)と素直な思いに触れ、渡辺さんは「ちゃんと伝わっていたんだ」と思わず安堵の表情。熱い思いを次世代に届けたいという本作が持つメッセージが、舞台上で見事結実しただけに、目には涙が輝いていた。『はやぶさ遥かなる帰還』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:今年「絶対にあきらめたくないこと」No.1は…?『はやぶさ』感動の声続々渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール
2012年02月12日一昨年、奇跡の帰還を果たし、日本はもとより世界中の人々に希望を与えた小惑星探査機「はやぶさ」。様々な困難に見舞われ、途中で通信が途絶えそのゆくえすら分からなくなる中、7年間諦めることなく、はやぶさを支えたプロジェクトチームの姿を描いた『はやぶさ遥かなる帰還』がまもなく公開となる。シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」では、本作で描かれる“あきらめない”というテーマにちなんで、読者から「2012年、絶対にあきらめない」宣言を募集。ここでその一部を紹介!幅広い世代の男女から様々な熱い抱負コメントが寄せられる中、女性を中心に最も多かったのはずばり「ダイエット!」。それぞれ事情は異なるようで「絶対に5キロ痩せて、彼氏に綺麗になったと言わせる!」(20代・女性)という意気込みや「気づけば毎年初めに『今年こそダイエットして箪笥に眠っているワンピースを片っ端から着るぞ!』と宣言するもののバレンタインあたりからぶくぶくと太ってしまいます…」(20代・女性)と恒例の宣言になっているという人も。これに続いて多く見受けられたのが「結婚」、「婚活」の二文字。特に20代半ばから30代半ばにかけての女性が多く「今年中にできたら結婚したい。絶対に彼のことは諦めません」(20代・女性)とゴールを目指す人もいれば、「親も安心させてあげたいので、何となくではなくちゃんと婚活しようと思います!」(30代・女性)、「まわりの友達はみな結婚していて独身もほんの数人しか残っていませんが、今年中に相手を見つけて来年はゴールインしたい!」(30代・女性)と婚活をスタートするにあたっての意気込みが多く見受けられた。昨年は震災後の“結婚ブーム”が見られたが、それに影響を受けた女性も少なからず?ほかには、「ガス・電気を止められたが諦めない!必死で仕事を頑張るぞ!」(20代・男性)、「PTA会長の仕事を最後まで投げ出さないで、しっかりやり通す」(30代・女性)といった切実な声や「10年かかってまだ取れてない資格を今年こそ、絶対に取ります!」(40代・女性)、「今年は夢であるカフェ経営に向けて、大きな一歩を踏み出す年にします!」(20代・女性)と、「はやぶさ」チームのメンバーのように夢に向けての熱い想いも多数届いた。そんな“諦めない”大和魂をぎゅぎゅっと詰め込んだ本作。先日行ったシネマライブ!読者を対象にした試写会では、いままで「はやぶさ」については大多数が「ニュースで知っている程度」「無関心だった」という中、映画を観て「諦めない勇気をいただきました。『明日から頑張ろう』という気持ちにさせてくれる映画」(20代・女性)、「信じる素晴らしさを知りました。信じれば世界は広がると思いました」(20代・女性)といった感動の声が続々。宇宙を相手にした仕事というと、遠くの世界と構えてしまいがちだが、「どんな仕事も、地道な作業と美しい一瞬があるんだと、希望が沸く映画でした」(20代・女性)、「やめてはいけない希望ある、夢ある“志事”だと思いました」(20代・女性)と、自らの仕事に誇りをもって向き合うプロジェクトチームの姿に共感する声もあれば、「いま大学生ですが、働くことに対する意欲が沸きました」(20代・女性)と未来に向けて感化された人も少なくなかったよう。決して遠くの世界ではなく、同じ働く者として共鳴する苦悩や、心に響く名言が散りばめられた本作。きっとあなたの心に刺さる言葉が見つかるはず。『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土)より全国にて公開。特集『はやぶさ遥かなる帰還』:絶対にあきらめない宣言2012映画体験型サイト「シネマライブ!」■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙インタビュー「夢とリスク、どちらが勝つかなんです」岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」
2012年02月08日映画『はやぶさ 遥かなる帰還』主演であり“プロジェクトマネージャー”の任にも就いている渡辺謙が映画の公開を前にインタビューに応じた。その他の写真映画は小惑星イトカワのサンプル採取という使命を背負い、苦難の道を辿りつつも奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」のプロジェクトに携わった研究者たちの姿を描く。脚本作りの段階から本作に関わってきた渡辺。特に熱い人間ドラマの部分と緻密にデータを積み重ねていく科学者たちのテイストをいかに再現しながら、映画として成立させていくかという点は「せめぎ合い、かなり監督とも悩んだ部分でした」と振り返る。「芝居の部分だけを繋げた映像を見たとき『エンターテイメントになるのか?』という思いがあった」と当時の胸の内を明かすが、これらの要素があるとき融合する。結びつけたのは原点とも言えるはやぶさ、そして盲目のピアニスト・辻井伸行による音楽だった。「宇宙を旅するはやぶさの映像と辻井くんの音楽が入ったとき、鏡のように科学者たちの心根を反射して映し出してくれた。はやぶさの模型に手で触れ、録音してもらった脚本を耳で聞いて、イメージを膨らませてくれた。考えてみたらJAXAの人ですら実際に飛んでいるはやぶさを誰も見てないんです。でもひょっとしたら辻井くんにだけ見えたのかもしれないと思うんだよね。彼がはやぶさに魂を吹き込んでくれたんだなあ」と感慨深そうに語る。「リスクを取らなければ後悔する」というのは劇中、渡辺演じる山口が決断を迫られた際に口にするセリフである。そんな山口を渡辺は「温度は1300度くらいあるけど、赤くもないし音もしない炎を内に持つ男」と評するが、渡辺自身もまたリスクを恐れず、自らの内なる炎を燃やして歩み続けてきた人間である。「結局は、好奇心や冒険心が恐怖に勝つかなんだよね。これくらいのスピードで走ったらどんな景色が見えるのか?そういう冒険心があるからこそリスクが生まれる。それを乗り越えようという思いがあるならトライすればいいと思うんです」。同時に年齢を重ねる中で、社会との繋がりについても考えることが多くなったという。「40代の頃から考えてはいたんですが、さらに3月11日のことがあって『お前は何を見せるんだ?』ということが強く求められている気がするんです。仕事というのはやはり社会とかかわる一番太いパイプだと思いますが、大きく価値観が変わろうとしているいま、どう社会と繋がっていくのか?という問いが強く提示されていると思います」。『はやぶさ遥かなる帰還』2月11日(土) 公開取材・文・写真:黒豆直樹
2012年02月08日失礼な言い方かもしれないが、いたずらっぽい笑みを浮かべながら嬉々として作品について語り続けるこの男には、“プロジェクトマネージャー”などというシャレた横文字の肩書きよりも、でっかいお祭りの“実行委員長”という言い方の方がしっくりくる。それとも、祭りの始まりを今か今かと待ちわびる子供と言うべきか…?『はやぶさ 遥かなる帰還』の撮影が終わってすでに半年近くが経つというのに、渡辺謙はついさっきまで現場にいたかのような情熱をもって作品への思いを語り、語り、語り続ける。絶望的な状況の中でも決してあきらめることなく挑戦し続け、小惑星探査機・はやぶさの奇跡の帰還を実現させた研究者たちの姿から何を感じ、映画で何を伝えようとしたのか――?まだ脚本がない段階で、映画の主人公・山口駿一郎役をオファーされ、その後の脚本作りにも深く関わった渡辺さん。そのプロセスにおいて作品の在り方や本作をいま公開する意味という点で、やはり3.11の東日本大震災の発生は大きな影響を与えた。「この映画の持っている本質が、いまの世の中に寄り添っているのか?それはいま、映画を作る上で非常に大きなテーマにならざるを得ないと思います。そういう意味でひとつひとつのセリフから、はやぶさを見つめる視線に至るまでいろんな瞬間において、あの3月に僕らが『映画を作ろう』と思いを固めたところから派生している全てのものが、影響を受けていると思います。当然ですが、映画で描ききれない様々な情報やエピソードがあるわけで、それらを捨てながら脚本を練っていきました。例えば研究者たちの日常生活――妻や子供たちとのやり取り――を描くべきか?というところもすごく悩みました。ただ、震災を経て『この映画は、困難にあきらめずに立ち向かった研究者たちの話なんだ』というこの映画の存在意義が僕らには見えてきた。だから、あえて管制室でのドラマに特化し、それ以外の部分は捨てるという選択をしたんです」。渡辺さんは「この映画は言うなればボレロ。壮大な交響曲のように第1楽章、第2楽章…と盛り上がるというよりは、同じリズムで淡々と幾つかの旋律が奏でられる。時に不協和音を挟みつつ楽器が折り重なる。同じ旋律を聴き続けているはずが最後にはものすごい高揚感があるんです」と深いドラマを内包しつつも淡々と描かれる本作を分析する。それは決して激することなく、かといって妥協することもなくプロジェクトを推し進めていく渡辺さん演じる山口教授の姿とも重なる。「目標設定値が手の届くところにあるなら、リーダーシップなんて必要ないと思うんですよ。でも目標が高いと、ただ協力したり話し合うといったマインドの部分だけでは到底たどり着けない。120%どころか150%を部下たちに要求しないといけないし、必ず彼らと渡り合うだけの裏打ちされた知識も必要なんですよね。僕は、(役のモデルとなったJAXAの)川口教授は実際にはもっとすごい要求を周囲にしていたんじゃないかと思うんだけど(笑)」。もし自分が部下だったら殴りたくなるかも…そんな風にさえ思わせる山口教授のリーダー像を渡辺さんは「実は結構いるタイプなのかもしれない」と語る。その実例として、渡辺さんの口からは意外にも、ごひいきの“虎”を昨年まで散々苦しめたライバルチームの将の名が…。「落合さん(※前中日ドラゴンズ監督)がきっと同じタイプだと思う。メディアも、時にファンさえも敵に回しながらもただ勝つということだけに特化していく。チームの在り方についてはファンの中にも『こうあるべきだ!』ってものがあるけど、一番身近なところでチームを見ている監督が、最善の戦術のために、ことごとく壊していく。もちろん、結果が出なければ糾弾されるべきだけど成果を上げているんだからね。“ポピュリズム”とは正反対の“現場主義”で判断している。そういう意味で、決して、汎用性のないリーダー像だとは思わないんだよね」。劇中でも描かれるが、リスクを冒すべきか否か?判断を迫られる瞬間が誰にでも訪れる。だが、これまで様々なリスクをものともせず、海を越えてアメリカの映画界にさえも殴り込みをかけたこの男はカラリと笑って「夢とリスク、どちらが勝つかなんですよ」と言い切る。「夢があれば、そこにリスクが生まれるのは当然。だって誰もやったことがないことなんだから。『リスクがあるからどうしよう?』ではなく、リスクを乗り越えるのは夢を叶えるためのプロセスであり、単にハードルなんです。僕自身、この映画を含めて最近『この映画、どうなるんだ?』って考えさせられることはありますよ(苦笑)。そのときに『ちょっと待て…おれは何でこの映画をやりたかったんだ?』って原点に立ち返る。そうすると目の前にあるのが決して八方ふさがりの“壁”なんかじゃないってことが明確に分かります」。渡辺さんの映画への向き合い方の話も出たが、本作で名だたる俳優たちと対峙し、改めて渡辺謙という男の持つ“吸引力”を示したと言える。渡辺さん自身はいま、俳優として己が立っている場所をどのように見つめているのだろう?「僕自身は、常にフレキシブルでいたいという思いが強いです。外国のメディアの取材で『なぜAランクの仕事ばかり続けられるんだ?』なんて聞かれることがありますが、僕はランクで作品を選んでいるわけじゃない。仕事として興味のあるもの――それは監督や共演者、作品への興味なんですが――それを選んだ結果としてそうなっているだけ。それは邦画でも同じです。“キャリア”なんていうものは、他人から言われて『あぁ、へぇ』って思うくらいで、正直、僕は前にしか歩いていけないんです…まぁ多少、横道に逸れることもあるけど(笑)。ある種の足跡であり、それは次に向かう作品の中では何の意味も持たないんです」。その一方で、故伊丹十三監督の『タンポポ』以来、30年来の付き合いであり、“師”と仰ぐ山﨑努との再共演シーンに言及し、こんな話も…。「山さんとは1日だけだったけど、このシーンに関しては監督から『山口駿一郎なんてどこにもいない。渡辺謙と山﨑努にしか見えなかったよ』って言われました(苦笑)。『それ、マズいんじゃない?』って聞いたら『でも、それが不思議と面白いんだよなぁ』って(笑)。そういう意味で、これまで歩んできた“歴史”というものは隠しても出てしまうし、役でありながらもどこかで自分を脱却しきれていないんです。だからこそ外見だけ真似たり、コロモだけをつけた天ぷらを揚げても意味がない。役柄の中にある芯や核みたいなものを僕自身が全身全霊で受け止めなくちゃいけない。それが出来れば映画のフレームの中で生きられるんです」。では逆に、渡辺さんにガンガンとぶつかってくる、江口洋介や吉岡秀隆といった若い世代をどのように受け止めている?「まだまだだよ!『もっと来んかい!』って感じだね(笑)。僕らは上の世代にいつもバンバンはたかれたり、触れもしないうちから土俵の外に投げ飛ばされていることがたくさんあった。そういう意味で僕らの世代はもっとガムシャラだった気がするかな。ただ、そういうジェネレーションの違いも含めていいチームだったなって感じてる。本当に研究やってる感じだったね(笑)」。(text:Naoki Kurozu)photo:Giichi Kato/Hairmake:Tomomi Tsutsui/Stylist:Junko Baba■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも東映、多彩なラインナップを発表シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?日本人俳優として初!渡辺謙、世界のVIP集う国際会議で日本の“粋”をアピール『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待
2012年02月07日1月25日(水)、映画『はやぶさ遥かなる帰還』の製作・主演を務める渡辺謙が、世界経済フォーラムから正式招待を受け、スイス・ダボスで開催された年次総会にて日本人俳優としては初めてスピーチを行い、日本の現状を世界にアピールした。さらに、その翌日には現地の劇場にて本作のダイジェスト映像の上映を行い、日本人の持つパワー、そしてリーダーシップを映画を通して伝えた。歴史的偉業を成し遂げた小惑星探査機「はやぶさ」を支え、見守った人々の激動の7年間を描き出した本作。製作段階から携わっている渡辺さんは、幾多の困難を乗り越えるJAXAのプロジェクト・リーダーを熱演している。世界経済フォーラムが行う年次総会は、各国の政府要人を始め、選ばれた知識人やジャーナリスト、世界のVIPが一同に会し、各国の経済状況や環境問題などを議論する場。今年の日本代表として招待された渡辺さんは、3.11の東日本大地震後の復興へと歩み続ける日本の現状をスピーチした。錚々たる顔ぶれに囲まれてのスピーチを終えた渡辺さんは、「違う檻の中に入れられた感じです。正直、自分に出来ることは何だろうっていうことを問いかけながらコングレスセンターにいました」とコメント。3.11以降の日本に対する関心度の高さをうかがわせる質問が多く飛び交ったようで、「『あの震災後にどういう風に日本は規律を守れたのだ?』、『それはどういう理由なんだ?』ということを聞かれました。僕は実際に(被災地に)伺って、彼らの行動や考え方みたいなものを受け止めたときに、伝統的なコミュニティの強さがそれを守らせたんだと思ったので、そのことを話したら『なるほど』と得心していただいていました」とのこと。さらに翌日には、4回にわたり『はやぶさ遥かなる帰還』の上映が行われたが、渡辺さんは「これは日本の科学技術の粋を集めた小惑星探査機のお話です。これにより今日の日本の技術水準の高さがお分かりいただけるかと思います」と、震災後の日本人たちにも通ずる、日本人科学者たちの“不屈の精神”をアピールした。震災後、多忙なスケジュールの合間を縫って度々被災地に足を運び、支援活動を行ってきた渡辺さんだが、「彼らの心根みたいなものを出来る限りほかの地域や外国の方々に知ってもらいたい」という一番の目的に対して、手ごたえを掴んだ様子。「日本の非常に大きなパワーを持っている方にもそのことをお伝えできたような気がするので、これからまたその方たちとも力を合わせて、被災地だけではなくて日本全体が活気づいていけるような、そんな会議に参加できたことをとても嬉しく思っています」とさらなる展望に向けて前向きな姿勢を見せた。『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:『はやぶさ』渡辺謙、日常生活は諦めっぱなしだけど「現場では諦めない!」絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待渡辺謙「エネルギーを世にぶつけて」と若者たちにエール!海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束
2012年01月27日映画『おかえり、はやぶさ』の完成披露試写会が1月23日(月)に開催され、主演の藤原竜也を始め、杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、三浦友和と本木克英監督が舞台挨拶に登壇した。小惑星・イトカワのサンプル採取という偉業を達成し、奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった研究者たちのドラマを描き出す本作。藤原さんは、イオンエンジンを専門とするエンジニアを演じたが「去年の夏に2か月かけて撮影しました。三浦さんと親子をやらせてもらえるということで興奮しました」と笑顔で述懐。杏さんは「3Dですが、ヒューマンドラマも“立体的”に描かれています」とアピールした。旺志郎くんは藤原さん、杏さんとの共演について「藤原さんは普段は優しいけど、たまにムチャぶりしたり、悪さをして来てイケズなところがあります。杏さんは会った瞬間『足長っ!』ってびっくりしました」と語り、会場を笑いに包んだ。本作は、昨年より次々と公開されている「はやぶさ」関連の映画のトリを飾ることになるが、三浦さんは「竹内結子さん(『はやぶさ/HAYABUSA』)、渡辺謙さん(『はやぶさ 遥かなる帰還』)とありますが、そちらもぜひ観てください」とライバル作品をおススメする余裕を見せる一方で、「こちらは3Dですから!」としっかり自身の出演作もアピールした。キャスト陣はもしも宇宙旅行に行ったら何をしたいか?と尋ねられたが、実際に来年から始まる個人の宇宙旅行の値段が1,500万円で、無重力の空間にいられるのはわずか4分間と聞かされると、「だったら行かないな…」(藤原さん)、「もう少し格安パックになったら…」(杏さん)、「無理やん」(旺志郎くん)と一気にトーンダウン。三浦さんは「日本の俳優のスケールなんてこんなものですよ…」と寂しそうに語り会場の笑いを誘っていた。この日はJAXAではやぶさプロジェクトにも携わった的川泰宣名誉教授も来場。はやぶさなどの宇宙プロジェクトについて「家族の強い支えがないと続けられない仕事」と説明し、「この映画はその点を念入りに描いてくれて嬉しかったです」と称賛を贈った。『おかえり、はやぶさ』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2012年01月23日小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業を描いた話題作『はやぶさ遥かなる帰還』の完成披露試写会が1月19日(木)、ユナイテッドシネマ豊洲で開催され、主演の渡辺謙を始め、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、中村ゆり、藤竜也、辻井伸行(音楽)、瀧本智行監督、川口淳一郎氏(JAXA教授)が舞台挨拶に登壇した。この日、スクリーン全体をスーパープラネタリウム機「MEGASTA(メガスター)」にて幻想的な星空一帯の宇宙空間を作り上げるという贅沢な演出が行われた。本作は、『犯人に告ぐ』など骨太の社会派作品に定評のある瀧本智行の最新作。2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所にて小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。それから7年目の2010年6月13日に、総距離60億キロに及ぶ壮大なプロジェクトを終えて宇宙より帰還したはやぶさの歴史的偉業を描く。プロジェクトマネージャー・山口教授役の渡辺さんは挨拶で「不思議な、いい映画に仕上がりました」と本作をアピール。プロジェクトチームとはやぶさによる壮大かつ重厚な物語に感動した様子。多くのトラブルに見舞われながらも、はやぶさを生還させようと奮起する人々の情熱に「諦めない」ことの大切さを教えられたようだ。渡辺さんは製作から公開まで映画のプロジェクト・マネージャーも兼任している。ほかのキャストたちも「壮大なスケールの映画が出来上がりました」(江口さん)、「みなさんに愛されるとてもいい映画と信じています」(夏川さん)、「人間の結束力が大事だとこの映画に教えられました」(小澤さん)、「JAXAの方々が成し得た偉業をみなさんに伝えられて嬉しい」(中村さん)、「完成試写を観て、一人の観客になってハラハラドキドキしました」(藤さん)と素直な感想を述べていた。瀧本監督も「星空に込めた思いをみなさんに感じてもらえればこの映画は完成します!」と熱い気持ちを客席に向けた。「諦めない!」という作品のテーマにちなんで、渡辺さんと江口さんに日本の男として諦めないことは?という質問が用意されており、渡辺さんは「日常生活では諦めっぱなしだけれど、(撮影の)現場では諦めない!諦めなければ、それはちゃんと足跡として残っている」とコメント。江口さんも私生活では「諦めることが多い」そうだが、「現場では諦めない。好きだからこそ諦めない。達成感は癖になる」ときっぱり。本作は、忠実なロケーションと迫真の映像で「勇気と責任をもって挑め。そして諦めるな。自分たちの力を信じて前へ進め。」と今を生きるすべての日本人へ力強いメッセージを伝えている。映画『はやぶさ遥かなる帰還』は2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:絶対にあきらめない宣言!『はやぶさ遥かなる帰還』20代・30代女性限定試写会に25組50名様ご招待渡辺謙「エネルギーを世にぶつけて」と若者たちにエール!海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!
2012年01月19日映画『はやぶさ 遥かなる帰還』の公開を前に1月8日(日)、本作の原作である「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊)の著者の山根一眞が特別講師を務める獨協大学で講演会が開催。主演の渡辺謙と渡辺さんが演じた山口教授のモデルであるJAXAの川口淳一郎教授が出席した。日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」に携わった人々の壮絶なドラマを描いた本作。渡辺さんは、長く海外で仕事をする中で「日本のブランド力に陰りが見えるのを感じていた中で、はやぶさのニュースに励まされた」と述懐。本作への出演について「海外ではなく日本人に向けて、元気を取り戻す材料になるのではと思った」と明かした。川口教授は年末に完成した作品を観たばかり。映画の中では渡辺さん演じる山口が、エンジンのエンジニアたちと激しくやり合うシーンも描かれるが「科学者たちのやり取りはみどころ」とニッコリ。これには「僕は川口先生をすごく嫌な奴として演じていた」という渡辺さんもホッとした様子。吉岡秀隆が演じる森内の口からは「(山口のことが)嫌いです」というセリフも飛び出すが、原作者の山根氏が、森内のモデルとなった実際の研究者の方から「あのときの管制室の熱気が見事に再現されていて感動した」というメールが届いたことを明かすと、講堂内は温かい拍手に包まれた。また坂上順プロデューサーが、本作に出演し、渡辺さんが師と仰ぐ山崎努が「『渡辺謙は本当にうまくなった』と言っていた」と明かすと、渡辺さんは「初めて褒められました」と嬉しそうな表情を見せていた。この日集まった学生たちに向けてのメッセージを求められると、川口教授は「大学を出てすぐに大きなことをすることはできませんが、ここからがスタート。よく、既に山の頂上を過ぎたという“下山思想”が語られますが、そんなことはない。これから大きな山に登る努力を見せてほしい」と呼びかけた。渡辺さんはこれまで幾度も被災地を訪れているが「『最近の若者はどうなってる?』という声をよく聞きますが、若者ががんばって被災地を支える姿を目にして、そんな言葉を吹っ飛ばすエネルギーを感じました。これから社会に出るときもそのエネルギーを世の中にぶつけて活気づけて」とエールを贈った。『はやぶさ 遥かなる帰還』は2月11日(祝・土)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?渡辺謙、映画『はやぶさ』の被災地での試写会実施を約束渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!
2012年01月10日主役は小栗旬か、妻夫木聡か!?一時期、一斉を風靡(ふうび)した海外ドラマ。もはや一過性のブームではなく、日本にしっかり定着していますよね。今回は、「日本でもリメイクしてほしい海外ドラマランキング」について235名の20代の男性に聞いてみました!>>女性編も見るQ.日本でもリメイクしてほしい海外ドラマを教えてください(複数回答)1位『X-ファイル』13.2%2位『24-TWENTYFOUR-』11.2%3位『冬のソナタ』7.3%3位『プリズン・ブレイク』7.3%4位『フルハウス(米国)』5.9%5位『LOST』4.9%■『X-ファイル』……・「『X-ファイル』では日本のミステリーを紹介してほしい。主役は小栗旬と北川景子に演じてほしい」(27歳/運輸・倉庫/技術職)・「昔、ハマってよく見ていたから。妻夫木聡にモルダー役をやってほしい」(20歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「日本での怪奇現象を取り上げたら面白そう」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)・「超常現象を取り上げていて面白い。モルダー特別捜査官は阿部寛にやってもらいたい」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)・「好きだったので。江口洋介に主役を演じてほしい」(25歳/食品・飲料/技術職)■『24-TWENTYFOUR-』……・「あの緊張感は、日本版でも楽しめそう。織田裕二にジャックを演じてほしい」(29歳/電機/技術職)・「息のつく暇のない展開を日本の俳優陣で見てみたい」(29歳/ソフトウェア/技術職)・「日本人が作ればさらに面白いと思うから。渡辺謙に主役を演じてほしい」(29歳/食品・飲料/営業職)■『冬のソナタ』……・「キムタク主演で日本版『冬のソナタ』を作ってほしい」(23歳/商社・卸/事務系専門職)・「べたべたな物語が好きなので。ヒロインは、長澤まさみがいいです」(27歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「福山雅治にヨン様の役をしてほしい」(24歳/自動車関連/技術職)■『プリズン・ブレイク』……・「あの脱獄劇を日本版でぜひ見たい。主役は、スキンヘッドが似合う市川海老蔵に演じてほしい」(24歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「監獄のシーンは表現が難しそうだが、逆に面白くなるような期待感がある。主演は市川海老蔵」(29歳/機械・精密機器/営業職)・「ストーリーが面白いので、ぜひリメイクしてほしい。主役は松田翔太がいい」(27歳/運輸・倉庫/そのほか)■『フルハウス(米国)』・「日本風にアレンジするとどんな話になるか気になる」(27歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「ジョーイは山口智充さんに演じてほしい」(28歳/マスコミ・広告/事務系専門職)■『LOST』……・「是非、日本版を見てみたい」(27歳/建設・土木/事務系専門職)・「ストーリーが好き」(29歳/機械・精密機器/技術職)総評第1位は『X-ファイル』、第2位は『24-TWENTYFOUR-』と、日本でも大人気だった米国のドラマがランクインしました!「日本でリメイクしたら?」を考えるときに楽しいのが、配役を考えることですよね。今回も、『X-ファイル』の主役は、小栗旬さんや妻夫木聡さん、阿部寛さんに江口洋介さんといった候補が並びました!一方、『24-TWENTYFOUR-』の主役は、織田裕二さんや渡辺謙さんが候補に。やはり、アクションもできる俳優さんが候補に挙がっているようです。織田裕二さんが主役を務めることになったら、やはり短髪にするのでしょうか……なんて考えるのも楽しいですよね。米国のドラマが、上位にランクインする中で、第3位に入ったのが『冬のソナタ』。ヨン様のイメージが強すぎるだけに、配役は難しいところ。キムタクや福山雅治さんが候補に挙がりました。実現してほしいですね!調査時期:2011年10月8日~10月22日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性235名(そのほかと回答した78名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】海外ドラマを見るのを途中で止めてしまう理由【ランキング男性編】最終回まで見て後悔しない!満足度の高かった海外連続ドラマ【コブタメ】映画や音楽ニュース、試写会プレゼントへの応募はコブタメで!!完全版(画像などあり)を見る
2011年12月05日7年の旅を経て2010年に奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」に携わった人々のドラマを描いた映画『はやぶさ遥かなる帰還』が来年2月に公開となる。これに先駆けて11月22日(火)、「はやぶさ」プロジェクトに携わった“チームはやぶさ”の関係者が再集結。映画に主演し“映画プロジェクトマネージャー”を務める渡辺謙も駆けつけ、集まったおよそ200名の関係者の功績を称えると共に感謝の思いを伝えた。およそ60億キロの旅路を経て2010年6月に帰還した「はやぶさ」。映画はJAXAのプロジェクトマネージャーとしてチームを引っ張った川口淳一郎氏をモデルにした主人公で、渡辺さん演じる山口を中心にメンバーたちの奮闘が描かれるが、実際に100を超える企業や研究機関がプロジェクトに携わってきた。渡辺さんは、この日のために1,200万円を投じて用意された等身大の「はやぶさ」をバックに、集まった200人近くの関係者の方をふり返り「日本が迷走を続ける中で、こんなに素晴らしい人々が日本を支え、推進してくださっているんだということを伝えたい」と力説。映画ではなく実際のプロジェクトに携わった面々が“再集結”するという今回のイベントについては「(映画製作)当初のリサーチをしていた段階から考えていました。“はやぶさ”そのものももちろんすごいですが、それを支えた研究者、技術者の力がなければ(プロジェクトの成功は)あり得なかった」と改めてその偉業を称えた。渡辺さんの横に並んだ川口教授は「(メンバーと)再会できて嬉しいです。(映画が)本当にできるとは思ってませんでした。閉塞感に包まれている日本に自信と希望を与えられれば」と映画に期待を寄せる。この日、完成前の映像を鑑賞し「ショックだったことがあって、15分ほどの間に2回も(渡辺さんが)かりんとうを食べていました。確かに私はかりんとうが大好きなんですが(笑)」と語り、笑いを誘った。奇しくもこの日、宇宙飛行士の古川聡さんが日本人最長となる167日間もの国際宇宙ステーション滞在を終えて、無事に地球に帰還を果たした。当初は11月中旬の帰還予定がずれてこの日となったこともあって、渡辺さんは「運命的なものを感じます。無事ご帰還されて良かったです」とニッコリ。「この映画を通して新しい航海を始めるような気持ちです」と今後に向けた意気込みを明かした。映画は編集作業が終わり、これからCGの製作や音入れなどの作業に入る。「はやぶさは、7年間の航海の中で様々な困難に遭遇しましたが、手が届かない状態で苦労の末に帰還しました。いま、様々な困難を前に足がすくんでしまうという方も多いでしょうが、あきらめずに前に進めば必ず何かが待っていると思う」と映画が伝えるメッセージを訴えた。完成から公開までの間に各地で試写会も開かれるが「大船渡などの被災地の方々にまず観てもらいたい」と被災地での上映を約束した。ちなみに本日は“いい夫婦の日”。妻で女優の南果歩からは本作に関して「『また楽しそうなことやってるね』と言われました」と渡辺さん。「2人とも仕事を持っているので、お互いが、互いらしく輝けるようにサポートできれば」と照れくさそうに夫婦のあり方を語った。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月22日渡辺謙主演、豪華キャストを迎え小惑星探査機「はやぶさ」の激動の7年間の大航行を映画化した『はやぶさ遥かなる帰還』。「はやぶさ」を題材にした映画作品の公開が続く中、日本独自の最新映像技術とスケール感をもって“リアル”にこだわった本作のTVスポット映像がシネマカフェに到着した。ハリウッドでの活躍めざましい名優・渡辺謙が、主演のみならず自ら製作から公開までプロジェクト・マネージャーを務める、渾身の一作。奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業に秘められた科学者・技術者たちの7年間が、「はやぶさ」の宇宙航行の姿とともに壮大なスケールで描かれる。数々の「はやぶさ」映画が作られる中、本作が最大の売りのひとつとしているのが、深宇宙の大航行を表現するVFX(視覚効果)である。このVFXを手がけたのは、『ウォーターワールド』(’95)、『エアフォース・ワン』(’97)といったハリウッドの大作を手がけてきたVFXスーパーバイザー・野口光一氏。本作のVFXを制作するにあたり、野口さん率いる制作チームは“より人間の自然の見た目”に近づけることに心血を注ぎ、あえてハリウッドの制作スタイルとは逆行する“日本独自の最新スタイル”に辿り着く。JAXAの協力のもと、1/1スケールの「はやぶさ」モックアップを制作。最新の宇宙技術で使用されている素材を使い、細かい質感までデジタルに頼り過ぎることなく自分たちの手で綿密なキャプチャーリングを重ねていき、限りなく実物に近い「はやぶさ」を作り上げていった。今回到着した映像では、その渾身の「はやぶさ」が地球をバックに深宇宙を旅する注目のVFXカットが一部お目見えに。これに加え、渡辺さんや江口洋介ら男たちの熱い人間ドラマの様子が伝わってくる。中でも強いインパクトを残すのは、冒頭で渡辺さん演じるプロジェクト・リーダーが発する「The long journey has just begun(長い旅の始まりです)」という力強い言葉。果たして、その旅路とはいかなるものだったのか?そして、その先に男たちが見出したものとは?まずはこちらの映像で本作の世界観を味わってみて。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土)より全国にて公開。※こちらのTVスポット映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月08日