「魚に興味をもてば、世界はもっと広がっていく!「おさかな小学校」校長 すーさんに教わる、魚の食育&SDGs【前編】」 のつづきです。地球温暖化による海水温の上昇や魚の乱獲など、いま漁業や海の世界ではさまざまな問題が起きています。何もしなければ、将来は魚がいなくなってしまうかも!?そこで、魚や海にもっと関心を持ってほしい! と奮闘しているのが、子どもたちに向けたオンライン授業「おさかな小学校」( )の校長で、「いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう(リトルモア刊)」の著者でもある、すーさんこと鈴木允(まこと)さん。鈴木 允(まこと)プロフィール日本サステナブルシーフード協会代表/「おさかな小学校」校長1980年、東京都生まれ。京都大学総合人間学部在学中に漁業の問題を知り、漁師見習いの生活を体験。卒業後は、水産卸売会社のセリ人として築地市場で8年間働く。さらに東京大学大学院農学生命科学研究科で学びながら、国際的な非営利団体MSC(海洋管理協議会)の日本事務所に入り、全国の漁協や行政団体をまわって、MSC認証認証プログラムとMSC「海のエコラベル」を広める活動に尽力。2019年6月には「日本漁業認証サポート」を設立。宮城県気仙沼市にも拠点をおき、持続可能な漁業へ転換していくために活動。子どもたちに向けたオンライン授業「おさかな小学校」を開講中。HP: 著書:「 いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう(リトルモア刊) 」前編につづきこの後編では、クイズ形式で魚や海のために私たちができることなどをご紹介します。Q:魚はたくさん卵をうむから、いくら獲っても獲りすぎにならない?多くの魚はたくさんの卵を生みます。たとえば、たらこ一腹には、数十万~数百万粒の卵がつまっています。これがみんなタラになったら、海の中はタラであふれちゃいますよね?でも、実際には、小さな魚を食べる大きな魚もたくさんいるので、たくさんの卵を産んでもそのなかのごく一部しか成魚になることができません。高性能な漁船や漁具を使ってたくさんの魚を獲れば、やはり獲りすぎになって、海から魚がいなくなってしまうのです。「そこで必要なのが、海にどのくらいの魚がいるかという科学的な資源評価をして、このぐらいだったら獲っても大丈夫という漁獲ルールをつくり、魚を獲ったらサイズと量を報告して、また漁獲ルールを見直していくという仕組みづくり。海の魚は共有資源なので、漁業者、行政、科学者など、さまざまな人たちが協力して管理しなければなりません。日本では2020年から法律が施行され、漁師さんも努力してこのような流れで動いているのですが、うまくいっていない部分があるのも事実。だからこそ、まずは私たち消費者側が魚や海に関心を持って、小さな魚は買わない、旬の魚を食べるといったアクションを起こすことが大切なんです」Q:温暖化で増えている魚がいるって本当? 今年の夏は日本各地で最高気温の記録を更新し、多くの人が地球温暖化を実感しましたが、温暖化は海の中でも起きています。水温が上昇し、サケやサンマなど冷たい水を好む魚たちが日本で獲れなくなってきています。一方、暖かい水を好む魚が増えているのもたしかです。「たとえば、寒ブリの産地で有名なのは、北陸。富山県の氷見の寒ブリや石川県の能登の天然寒ブリはブランド寒ブリとして人気があります。しかし近年、北陸よりも冬のブリの漁獲量が増えているのが、北海道なんです。これは温暖化によって海水温が上がり、本来獲れていた漁場よりも北へ移動しているため。昔は北海道でブリが獲れたなんていったら大騒ぎだったのに、今では当たり前になっています。温暖化によって海水温が上がると、魚の生息分布が変わるだけなくさまざまな問題が起きています。・もともと海藻がたくさん生えていたところに、その海藻をエサにする「本来はいるはずのない魚たち」が南からきて越冬するようになったり…・水温の上昇で海藻が育たなくなってしまう磯焼けという現象が起き、「海藻に卵を産みつけるさまざまな生き物たち」が姿を消していっていたり…このように魚が生きづらく産みにくい状況になっているときは、漁獲を抑えて魚が育つまで待つことが大事。数が減っていたり高騰している魚はなるべく食べるのを控え、増えている魚をいただく。そういった行動も魚たちを守ることにつながります」Q:天然の魚が減っても、養殖で魚を増やせるから問題ない?健康でおいしいお魚は、世界中でも大人気。世界の水産物の消費量は、年々伸び続けています。その消費を支えているのが養殖業。天然の水産資源は限りがあるから養殖を増やせば…という声も聞こえてきそうですが、養殖の魚は、天然で獲ってきた稚魚を使ったり、天然の魚をエサとして与えたりします。養殖だからといって無尽蔵に増やせるわけではないのです。たとえば、うなぎ。数年前にうなぎの数が減っているというニュースをよくやっていたため、買い控えた方も多いかもしれませんが、最近では土用の丑の日になるとまたスーパーでたくさん売られるようになりました。そのためつい忘れがちですが、依然としてうなぎの資源は危機的です。ニホンウナギは絶滅危惧種に指定されていて、近い将来いなくなってしまうかもしれません。「ニホンウナギはマリアナ海溝付近で産卵し、黒潮に乗って稚魚が日本や中国までやってきます。稚魚であるシラスウナギは、今のところ自然から採捕したものに依存しています。本来は許可を得た漁業者が稚魚を獲って、養鰻業者に売って養殖されるのですが、密漁されたシラスウナギも多く流通していると言われています。輸入うなぎに関しても、流通が不透明なものが多いのが実態です。高級魚のクロマグロも近年盛んに養殖されていますが、天然の稚魚を使っている養殖場が多く、また、エサも天然魚を与えています。クロマグロは1㎏太らせるために15㎏ものエサを必要としています。日本は世界第2位のエビの消費国ですが、自給率はたった4%。90%以上をインド、ベトナム、インドネシアといった東南アジアなどの海外から輸入しています。そしてそこでは、マングローブの森だった地を切り拓いてエビの養殖場にするといった環境破壊が起き、エビの殻を剥く作業場では長時間労働や児童労働がおこなわれるなど、さまざまな問題が起きているんです。養殖だからといって安心せず、どこでどのように生産された魚なのか、チェックしてから買うことが必要だと思います。豊かな海を守るためにまずは知ることから始めよう! 私たちが暮らしている地球の7割は海で、人は海からたくさんの恵みをもらっています。とくに日本は国土の12倍もの海域を持っていて、そこで獲れる魚のポテンシャルはとても大きいものです。これから世界では食糧難が起こるといわれていますが、豊かな資源をきちんと管理し、守ることができればその心配もなくなるはずです。まずは、大人も子どもも魚や海に関心を持ち、知識を身につけるようにしましょう。そうすれば、減っている魚や小さなサイズの魚はなるべく食べないように気をつけることができるし、旬の魚や未利用魚を選べるようになるので水産資源の回復にも貢献できます。何より旬の魚はおいしいですし、新しい魚を食べてみたりいろいろな調理法を試してみることで日々の食卓が豊かになります。この機会にぜひ“魚や海のためにできること”を、親子で考えてみてはいかがでしょうか。\ 親子で楽しく学ぼう / 「いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう」(リトルモア刊) 国語、算数、理科、社会… おさかな! 海にかこまれた島国で生きる私たちの必修、SDGsにも食育にも欠かせない「おさかな学」の1日授業を体感できる一冊です。魚を見るのも食べるのも、100倍楽しくなる! 海の問題がもっと「自分ごと」になる。図鑑や絵本から、さらに一歩ふみこんで、魚と海のことをお子さんと一緒にしっかり学んでみませんか?(漢字にふりがな付き※小学5年生以上向け)【おさかな学の時間割】1時間目:マグロがみんなの食卓に来るまで ⇒ 流通2時間目:漁師さんはどうやって魚をとるの? ⇒ 漁業3時間目:魚の値段はどうやってつけられる? ⇒ 市場・セリ・直接取引4時間目:日本の海はなぜゆたか? ⇒ 海流・海洋大循環・食物連鎖お昼ごはん:魚をさばいて料理して食べよう!5時間目:ぼくたちは海とともにくらしてきた ⇒ 食文化・技術の進歩6時間目:未来のおさかなを考えよう ⇒ 環境問題・SDGs
2023年12月13日子どもも大人も大好きな、お寿司にサケおにぎりにエビフライ…。周りを海に囲まれた日本は、おいしい魚に恵まれています。でも、このままの状態がつづけば、食べられなくなる可能性があるということをご存知ですか?じつはいま、海の中ではさまざま問題が起きています。そこで“魚や海のことをもっと知ってもらいたい!”と「おさかな小学校」( )を立ち上げたのが、日本サステナブルシーフード協会の代表で、「いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう(リトルモア刊)」の著者でもある、すーさんこと鈴木允(まこと)さん。今回はすーさんに、親子で知っておきたい「魚の世界でいま起きていること」を教えていただきます。鈴木 允(まこと)プロフィール日本サステナブルシーフード協会代表/「おさかな小学校」校長1980年、東京都生まれ。京都大学総合人間学部在学中に漁業の問題を知り、漁師見習いの生活を体験。卒業後は、水産卸売会社のセリ人として築地市場で8年間働く。さらに東京大学大学院農学生命科学研究科で学びながら、国際的な非営利団体MSC(海洋管理協議会)の日本事務所に入り、全国の漁協や行政団体をまわって、MSC認証プログラムとMSC「海のエコラベル」を広める活動に尽力。2019年6月には「日本漁業認証サポート」を設立。宮城県気仙沼市にも拠点をおき、持続可能な漁業へ転換していくために活動。子どもたちに向けたオンライン授業「おさかな小学校」を開講中。HP: 著書:「 いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう(リトルモア刊) 」すーさんがおさかな小学校校長になるまで・京都大学で文化人類学を学び、漁業の魅力と課題を知る(アフリカで漁業の研究、三重県の漁村で漁師の見習い)↓・築地市場の水産卸売会社に就職、セリ人になる(海の変化を肌で感じる)↓・東京大学大学院の農学生命科学研究科で学びながらMSC(海洋管理協議会)の日本事務所でMSC認証とMSC「海のエコラベル」を広める↓・「日本漁業認証サポート」を立ち上げ、水産認証取得などさまざまな漁業の支援に携わる↓・日本サステナブルシーフード協会を立ち上げる。オンライン授業「おさかな小学校」をスタート大人も意外と知らない「魚を獲る現場」のリアルすーさんはいまの活動をする前に、築地市場の水産卸売会社で8年間働いていました。漁業に興味をもったのは、京都大学で文化人類学を学んでいたとき。もともと世界の食糧問題に関心があったといいます。「食糧問題というと農業のことだと思い込んでいたのですが、大学1年のときに“世界の漁業が危うい”という記事を見て、漁業に興味がわきました。発展途上国の漁業の現場を見ようとアフリカにも行きました。そこで向こうの大学の先生に“日本ではどうやって漁業しているの?”と聞かれて、まったく答えられなかったんです」たしかに、野菜やくだものなら収穫体験などが身近で想像しやすいですが、魚となると漁港が近くにない限り、生産現場との接点はなかなかありません。海でどうやって獲って食卓まで並ぶのか、知る機会が少ないのです。そこですーさんは、卒論のためのフィールドワークで1年間、三重県の漁村で漁師の見習いをします。「夜中2時に起きて漁に行って、網をあげて。とれたての魚で作る朝ご飯はめちゃくちゃ美味しいし、漁師さんたちの話は面白いし、すごく刺激的な毎日でした。一方、魚をとったあとの選別作業に時間がかかるとか、網の修理が大変だとか、漁業の世界は知らないことばかり。現場には若い人もほとんどいないし、村自体が過疎化しているし。僕らが当たり前のように食べている魚はなんて脆弱な基盤の上で成り立っているのかと驚きました」築地市場で働くうちに感じた魚と海の変化三重県での漁師見習い経験を通じて、漁師さんたちがとった魚がどうやって消費者の口に入っているのか、そのつながりに興味をもったすーさん。卒業後はもっと日本の水産業に関わっていこうと、築地市場の水産卸売会社に就職します。「卸売市場には、“卸売会社”と“仲卸業者”という2種類の業者があります。卸売会社は全国の漁港から魚を仕入れ、魚市場で販売する役割、仲卸業者はセリなどを通じて魚市場で魚を仕入れ、飲食店や鮮魚店に販売する役割を持っています。ぼくは、卸売会社のセリ人として、早朝から魚市場で魚を売ったり、電話で産地とやり取りしたりする毎日でした。魚の良しあしを判断する目利きはもちろん、人との信頼関係やコミュニケーション能力が問われます」このように漁師さんが獲った魚は魚市場の卸売会社に届けられたあと、セリや相対取引によって仲卸業者やスーパーのバイヤーに買われ、飲食店や消費者の元に届けられます。すーさんは2005年から2013年までの8年間、卸売会社の鮮魚部でセリ人として働きますが、次第にある変化を感じるようになります。「鮮魚部の中でも僕が担当していたのは、サケやアジといったスーパーでよく見かける魚ではなく、それ以外のイサキやスズキ、サワラやカマスといった雑多な魚。福岡の◯◯水産のイサキ、長崎の△△水産のカマスなど、各産地からいろいろな魚がサイズごとに送られてくるのですが、年々送られてくる魚が小さくなっているなとか、数が減っているなとか、去年まで獲れていた魚が今年はないなというような、海の変化を肌で感じるようになったんです」身近な「スーパーの特売」も魚を小さくし、数を減らしている一因に?!私たち消費者もこの変化に準ずる体験をしています。それが、魚の高騰。昔は旬の秋には1匹100円ほどで買えたサンマが、3倍にも4倍になっていて驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。それに、買えたとしても小ぶりのものが増えています。「これは日本の近海でサンマが獲れなくなっていることが原因。もともと北海道など北の海で獲れていたサンマが温暖化の影響でもっと北の方に行ってしまったことに加え、日本も含め各国が競って獲っているため、資源が減っています。温暖化によって海の環境が変わり、魚の分布が変わってきていますが、一方で魚の獲りすぎも大きな問題です。漁師さんたちが競争で魚を獲るので、十分に大きくなる前にたくさん獲られてしまっています。小さいサイズ=魚の赤ちゃん。大きく育つ前に獲ってしまうため、子どもを産むことができる成魚の数が減り、結果的に全体の魚の量が減るという悪循環になっているのです。一方、私も市場で働きながら、“○金曜日は100円均一デー”といったスーパーの特売の値段に合わせて、小さいサイズの魚=赤ちゃんを安く仕入れて売っていました。安さのために小さい魚を売った結果、魚が獲れなくなるという、自分たちの首を自分たちで絞めているような状況に、このままではマズいと。漁師さんたちも、消費者も、水産資源を守りながら魚を獲って食べることはできないのかな、と考えるようになりました。それに、魚市場のあり方も、外の視点から見てみたくなったんです」水産資源を守りたい!MSC認証とMSC「海のエコラベル」を広めるそこで当時32歳だったすーさんは、東京大学大学院の農学生命科学研究科で学びながら、 MSC(海洋管理協議会) という国際的な非営利団体の日本事務所であるMSCジャパンに入ります。MSC認証とは、持続可能な漁業に関する認証プログラムのこと。その漁業で獲られた水産物にMSC「海のエコラベル」が付けられます。スーパーでも青い魚とMSCと書かれたラベルが付いている商品を見たことがある方もいるかもしれません。MSCの商品を選んで買うことは、過剰な漁獲をしないなど水産資源を守りながら持続可能な漁業をおこなっている漁業者を支援することにもつながっていきます。すーさんはこの認証プログラムとMSC「海のエコラベル」を広める活動を進めていきます。「MSCジャパンに入ってすぐの頃、東京オリンピックの選手村で調達する食材について議論されていました。2016年のリオオリンピックでは、MSC認証の魚を100%調達するという方針が決まっていたので、東京でもそうしようと進めていきました。世の中的にも徐々にSDGsが叫ばれるようになり、2019年にはマクドナルドのフィレオフィッシュ®にMSC「海のエコラベル」が付くなど、この5~6年でだいぶ認知されるようになってきました」全国の漁協に行って、将来のために水産資源を守りながら漁獲することの大切さについて説いたり、漁師さんに現状について話を聞いたりしながら、地道にMSC認証の取得を漁業者に勧めていったすーさん。しかし、興味は示してくれても実際にMSC認証取得にはお金がかかったり、基準が厳しくてハードルが高い部分も。そこで2019年にMSCジャパンを退職し、MSCなどの国際認証をサポートする「日本漁業認証サポート」を立ち上げます。カツオの一本釣りって実はサステナブル?!伝統漁業を発信、漁師さんと消費者の架け橋に「ちょうど高知と宮崎のカツオの一本釣り漁業がMSC認証取得を目指していたのですが、実務をやる人がいなくて、それならと独立してサポートすることにしました。じつはカツオの一本釣りってすごくサステナブルな漁法なんです! 1本1本、お腹の空いているカツオだけを釣り上げるので、群れを獲り尽くすということもないし、海鳥やウミガメなどを混獲してしまうこともありません。そういう日本の伝統漁業を伝えていきたいという漁師さんの気持ちも知っていたので、MSC認証を通じてPRにつながればと思っていました」漁師さんたちをサポートする活動をしながらつぎに立ち上げたのが、「 日本サステナブルシーフード協会 」。頑張っている漁師さんたちのことをもっと消費者に伝えるために、学びと交流の場を作りたいと考えたそうです。「ここ数年、漁業法が改正されるなど、漁業の法律やルールについて活発に議論されているんですけど、議論しているのは水産庁の職員さんや漁業の業界団体の方などに限られていて、ふだんお魚を食べている一般消費者にはちっとも届いていないと思っていたんです。ちょうどコロナ禍に入ったタイミングだったので一気にオンライン化が進んだことや、学校に行けなくなって自宅で時間を持て余している子どもが増えたことも重なり、まずは子どもから伝えたらお父さんやお母さんも聞いてくれるかもしれない! と、オンライン授業の“ おさかな小学校 ”をスタートさせました」「1匹から膨らむ想像力」が世界を広げる!オンライン授業の「おさかな小学校」おさかな小学校では、毎月、マグロやサケなどの身近な魚をひとつ取り上げ、生き物、漁業、食文化、歴史、環境問題などの話をしています。実物を用意して観察したりさばいてみたり。ときには漁師さんや研究者などのゲストが来ることも。「魚をさばく様子って、大人が見ると気持ち悪いと感じることもありますが、子どもたちは興味津々で見ています。胃の中から捕食した小魚が出てきたり骨があったり、すごくたくさんの学びがある。子どもがそうやって魚に興味を持つようになると、親御さんもつられて一緒に勉強して、美味しい魚を見極める目利きが育つようになり、スーパーに行って旬の魚を選ぶようになったとか、これはまだ小さいんじゃないの? と気にするようになったという話も聞きます」そうやって私たち消費者がまずは魚に関心を持つことが、未来の水産資源を守る第一歩。海の問題を少しずつ解決することへとつながっていきます。「僕の5歳の娘ももともとお肉の方が好きだったのですが、アジの塩焼きを丸ごと出したらおいしい! と食べて、そこからすごく変わったんです。丸々一匹魚を食卓に出すというのは大事。そこから少しでも魚を好きになれば魚を残さなくなるし、水族館でみたときや海に行ったときも、違った関心を持つようになります。1匹の魚でさまざまなことが想像できるようになってほしいと願ってやっています。僕は長いこと漁業に関わってきましたが、乱獲や環境問題以外にも後継者不足など、長い時間をかけて解決しなければならない問題がたくさんあります。でも逆にいうと、それだけ可能性やチャンスが広がっているということ。魚が暮らす海は日本だけでなく、世界中の人にとってたった1つしかない宝物。豊かな海をどうやって残していくか、子どもたちの中からすごいアイデアが生まれるかもしれません」2030年までの達成を目指しているSDGsの目標14は“海の豊かさを守ろう”。これから先も美しい海を眺めておいしい魚を食べられるように、私たち一人ひとりが魚の世界に関心を持って想像力を膨らませていくことが大切です。 後編 では、楽しみながら学べるように、クイズ形式で魚や海のために私たちができることなどをご紹介します。\ 親子で楽しく学ぼう / 「いただきます!からはじめる おさかな学 〜1匹の魚から海の未来を考えよう」(リトルモア刊) 国語、算数、理科、社会… おさかな! 海にかこまれた島国で生きる私たちの必修、SDGsにも食育にも欠かせない「おさかな学」の1日授業を体感できる一冊です。魚を見るのも食べるのも、100倍楽しくなる! 海の問題がもっと「自分ごと」になる。図鑑や絵本から、さらに一歩ふみこんで、魚と海のことをお子さんと一緒にしっかり学んでみませんか?(漢字にふりがな付き※小学5年生以上向け)【おさかな学の時間割】1時間目:マグロがみんなの食卓に来るまで ⇒ 流通2時間目:漁師さんはどうやって魚をとるの? ⇒ 漁業3時間目:魚の値段はどうやってつけられる? ⇒ 市場・セリ・直接取引4時間目:日本の海はなぜゆたか? ⇒ 海流・海洋大循環・食物連鎖お昼ごはん:魚をさばいて料理して食べよう!5時間目:ぼくたちは海とともにくらしてきた ⇒ 食文化・技術の進歩6時間目:未来のおさかなを考えよう ⇒ 環境問題・SDGs
2023年12月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「地球温暖化対策の現在地」です。温暖化対策見直し。経済逼迫で、EV転換に遅れの兆し。イギリス政府は、2030年にはガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する政策を打ち出していましたが、それを5年延期すると発表しました。脱炭素社会に向けて、電気自動車(EV)への移行をいち早く推進していたのですが、まだ価格も高く、インフレが続いており国民の負担が重いため、現状では車の買い替えは難しいと判断。この背景には、コロナ禍やウクライナの戦争の影響も大きくありました。EVへの転換はEUの中でも温度差があります。ドイツは日本と同様に自動車が基幹産業で、ガソリン車が経済を支えてきました。ですから、フランスやイギリスがEVを推進することにものすごく反発の声を上げてきました。日本の自動車メーカーもEV開発を推し進めていますが、世界に後れをとっています。三菱自動車は2012年に中国の企業と合弁会社を立ち上げ、EVで中国進出をしようとしていましたが、技術的にも競争に勝てないと、撤退を決めました。世界のEV市場は上位をテスラや中国、韓国など日本以外のメーカーが占めています。9月に国連でSDGsサミットが開かれましたが、グテーレス事務総長は、SDGsの目標達成は危機的状況にあり、順調に進展している目標はわずか15%、多くは逆行していると指摘しました。世界の平均気温の上昇を1.5°C減らす目標だったのが、実際には2035年度までに1.5°Cを超え、2100年までに2.5°C上昇することがわかりました。海面上昇のスピードもこの10年の間に2倍になっています。今求められる対策は、温室効果ガスの排出量を大幅、かつ迅速、持続的に削減することです。しかし実際には、数十億から数兆円の資金が必要になることから、難しいといわれています。この間にも、今年は世界的に観測史上最も暑い夏となり、山火事や干ばつ、大きな洪水が幾度となく起きています。災害によってあらゆるものが壊され、復興にも、温暖化対策にも資金を注ぎ込まないといけません。各国は安全保障のために国防費を積み増しており、日本もそれに倣う形で防衛費を上げようとしていますが、正直なところ、戦争をしている場合ではないんですね。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年11月22日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年11月18日公益社団法人日本鉄道広告協会は、17回目となる「地球温暖化防止全国鉄道広告キャンペーン」を2023年8月1日(火)~8月31日(木)に実施しております。「エキからエコ。地球環境にやさしい電車に乗って。大自然の色が織りなすアート。」8月の鉄道広告を鮮やかに彩るこのキャンペーンは、ご協力をいただいた全国のJR、私鉄、地下鉄36社局の駅及び車両内のポスター枠を利用し、ポスターとデジタルサイネージで展開するものです。テーマカラー「茜色で太陽を」「深緑色で森を」「群青色で海を」「黄土色で大地を」の自然を代表する4色で構成されたポスターのビジュアルとテーマポスターのメッセージは、このキャンペーンにご賛同くださる現代を代表する著名芸術家及びクリエイターの方々より今年もボランティアで提供いただいています。閉塞感に包まれていたここ数年間でしたが、徐々に駅や電車に以前の活気が戻ってまいりました。日本では2050年度のカーボンニュートラルの実現に向けて、官民一体となって施策に取り組んでいます。鉄道は、単位輸送量あたりのCO2の排出量は少なく、地球環境にやさしい交通手段ですので、厳しい夏の暑さが続いています、移動する鉄道の中で少し涼んで、目的地に向かってください。ビジュアルにこめたメッセージの詳細などは、JAFRAホームページの特設サイトでご覧いただけます。「エキからエコ。」、「エキからアート。」として、鉄道各社局の環境対策への取り組み、昨年のキャンペーンでのビジュアルの様子、これまでの作品を閲覧できるアーカイブス、駅や街中で目にすることのできるパブリックアート、交通に関する博物館やアクティビティなども紹介しています。こちらへも、ぜひアクセスください。<キャンペーンの概要>1. タイトル:第17回地球温暖化防止全国鉄道広告キャンペーン2. 全体テーマ:「エキからエコ。地球環境にやさしい電車に乗って。大自然の色が織りなすアート。」3. ポスターテーマ:美しい環境と多様な生物4. 実施期間:2023年8月1日(火)~8月31日(木)5. ポスター種類:駅ポスターB0ポスター×4種類B1ポスター×5種類車内ポスターB3ポスター×4種類駅デジタルサイネージ6. 制作協力:【ビジュアル提供】・宮田 亮平金工家東京藝術大学名誉教授「シュプリンゲン」・大津 英敏洋画家多摩美術大学名誉教授「令和の虎と富士」・手塚 雄二日本画家東京藝術大学名誉教授「麗人/Beauty」・日比野 克彦アーチスト東京藝術大学長「LIFE PARTICLES」・アートディレクター:蝦名 龍郎・コピーライター:マキプロ根岸 礼子他、主催協力など詳細は公式サイトをご確認ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年08月14日公益社団法人日本鉄道広告協会(会長:新井 良亮、所在地:東京都渋谷区、以下 JAFRA)は、17回目となる「地球温暖化防止全国鉄道広告キャンペーン」を2023年8月1日(火)~8月31日(木)に実施しております。JR新宿駅構内ポスター掲出8月の鉄道広告を鮮やかに彩るこのキャンペーンは、ご協力をいただいた全国のJR、私鉄、地下鉄36社局の駅及び車両内のポスター枠を利用し、ポスターとデジタルサイネージで展開するものです。テーマカラー「茜色で太陽を」「深緑色で森を」「群青色で海を」「黄土色で大地を」の自然を代表する4色で構成されたポスターのビジュアルとテーマポスターのメッセージは、このキャンペーンにご賛同くださる現代を代表する著名芸術家及びクリエイターの方々より今年もボランティアで提供いただいています。閉塞感に包まれていたここ数年間でしたが、徐々に駅や電車に以前の活気が戻ってまいりました。日本では2050年度のカーボンニュートラルの実現に向けて、官民一体となって施策に取り組んでいます。鉄道は、単位輸送量あたりのCO2の排出量は少なく、地球環境にやさしい交通手段ですので、厳しい夏の暑さが続いています、移動する鉄道の中で少し涼んで、目的地に向かってください。ビジュアルにこめたメッセージの詳細などは、JAFRAホームページの特設サイトでご覧いただけます。「エキからエコ。」、「エキからアート。」として、鉄道各社局の環境対策への取り組み、昨年のキャンペーンでのビジュアルの様子、これまでの作品を閲覧できるアーカイブス、駅や街中で目にすることのできるパブリックアート、交通に関する博物館やアクティビティなども紹介しています。こちらへも、ぜひアクセスください。URL: <キャンペーンの概要>1. タイトル :第17回地球温暖化防止全国鉄道広告キャンペーン2. 全体テーマ :「エキからエコ。地球環境にやさしい電車に乗って。大自然の色が織りなすアート。」3. ポスターテーマ:美しい環境と多様な生物4. 実施期間 :2023年8月1日(火)~8月31日(木)5. ポスター種類 :駅ポスターB0ポスター×4種類B1ポスター×5種類車内ポスターB3ポスター×4種類駅デジタルサイネージ6. 制作協力:【ビジュアル提供】・宮田 亮平 金工家 東京藝術大学名誉教授「シュプリンゲン」・大津 英敏 洋画家 多摩美術大学名誉教授「令和の虎と富士」・手塚 雄二 日本画家 東京藝術大学名誉教授「麗人/Beauty」・日比野 克彦 アーチスト 東京藝術大学長「LIFE PARTICLES」・アートディレクター:蝦名 龍郎・コピーライター :マキプロ 根岸 礼子7. 主催:公益社団法人日本鉄道広告協会8. 協賛:一般財団法人日本宝くじ協会9. 後援:環境省、国土交通省10.協力:Osaka Metro、小田急電鉄株式会社、九州旅客鉄道株式会社、京都市交通局、近畿日本鉄道株式会社、京王電鉄株式会社、京成電鉄株式会社、京阪電気鉄道株式会社、京浜急行電鉄株式会社、神戸市交通局、埼玉高速鉄道株式会社、相模鉄道株式会社、札幌市交通局、山陽電気鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、首都圏新都市鉄道株式会社、西武鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、東急電鉄株式会社、東京地下鉄株式会社、東京都交通局、東京モノレール株式会社、東京臨海高速鉄道株式会社、東武鉄道株式会社、東葉高速鉄道株式会社、名古屋市交通局、名古屋鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、北海道旅客鉄道株式会社、横浜高速鉄道株式会社、横浜市交通局 (36社局、五十音順)<アート作品>●宮田 亮平「シュプリンゲン」宮田 亮平「シュプリンゲン」●大津 英敏「令和の虎と富士」大津 英敏「令和の虎と富士」●手塚 雄二「麗人/Beauty」手塚 雄二「麗人/Beauty」●日比野 克彦「LIFE PARTICLES」日比野 克彦「LIFE PARTICLES」<キャンペーンメッセージ>エキからエコ。やさしい旅を、列車に乗って。駅にたくさんの人たちが戻ってきました。夏の楽しみ。鉄道の旅のスタート。お気に入りの列車、車窓に流れる絶景、駅弁のわくわく。しかも、列車の旅ならCO2排出量が少ないので、地球の環境にもやさしいのです。地球温暖化に警鐘を鳴らすJAFRAのキャンペーン。森の深緑色、海の群青色、大地の黄土色、太陽の茜色。大自然の色が織りなす環境アート。8月の駅、ちょっと立ち止まって見つめてみてください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月10日ミニストップ株式会社は、昨年に続き、地球温暖化防止対策の一環として、7月7日(金)の『クールアース・デー(※)』に実施可能なミニストップ店舗において、入り口上の看板を消灯する『ライトダウンキャンペーン』を実施いたします。今回のライトダウンキャンペーンをきっかけとして、家庭や職場において、一人ひとりが地球温暖化防止対策について考え、不要な照明の消灯、待機電力の削減など、 地球温暖化防止に対する意識をお客さまとともに高めていく機会にしたいと考えております。1.ライトダウンキャンペーン内容■実施日時2023年7月7日(金)20:00~22:00■取り組み内容店舗入り口上の看板を消灯(設備や安全面などの理由により、一部実施できない店舗がございます。)【店頭掲示ポスター】2.お客さまとともに取り組む環境活動ソフトクリームバニラ食べるスプーン付き(イメージ画像)食べるスプーン画像(食べるスプーン単体での販売はしておりません。)販促画像※画像はイメージです。※クールアース・デーとは2008年7月7日に洞爺湖サミットが開催されたことにちなみ、 7月7日に天の川を見ながら、家庭や職場において、地球環境の大切さを日本国民全体で再確認し、低炭素社会への歩みを実感するとともに、それぞれができる地球温暖化対策の取り組みを推進する日。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月03日KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』が、11月13日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で初日を迎えた。これまで下北沢・三鷹を中心に演劇活動を行ってきた「城山羊の会」は、劇作家・山内ケンジによる演劇プロデュース・ユニット。『温暖化の秋 -hot autumn-』は山内による書き下ろし新作で、人間の本能や欲望を、絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇となっている。出演者は、「城山羊の会」作品のファンで、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となる趣里をはじめ、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、「城山羊の会」作品になくてはならない役者・岡部たかし、岩谷健司、俳優としても活躍するじろう(シソンヌ)らが名を連ねた。併せて、作・演出を手がける山内ケンジのコメントが到着した。なお本作は同所で11月27日まで上演される。■山内ケンジ コメント感染状況が悪化しており、なかなかの緊張感の中で、無事に初日を迎える事ができました。緊張感、と言ったのは、稽古中からのそれもありますが、この劇の内容についてでもあります。一昨年からの私の劇作はどれもコロナ禍を扱っていて、今回もマスクをする、しないに拘っているのですが、とはいえ、今思えば、企画の段階の頃、2022 年の秋には、「あの頃の風景」としてマスク題材を振り返ることになるかもしれないな、と思ったりもしました。ところが現在結局こうです。現在進行形の緊張感。これ以上望むべくもない達者な俳優たちのおかげで、このリアルタイムな緊張と不安を、「その場所」へ行くのか行かないのかという形而下的な会話だけで表現できていると思っています。是非とも一人でも多くの方に観て頂きたいです。そして、観た後も、コンクリートに切り株が点々としているだけの「現在の」日本の風景に思いを馳せてもらえたら幸いです。撮影:益永葉<公演情報>KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』11月13日(日)~27日(日) 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>作・演出:山内ケンジ出演:趣里 橋本淳 岡部たかし 岩谷健司 東野絢香 笠島智 じろう(シソンヌ)チケット購入リンク:公式サイト:
2022年11月15日11月13日からKAAT大スタジオにて『温暖化の秋-hot autumn-』が幕を開ける。いまの日本ではなかなかお目にかかれない「艶笑劇」というジャンル。大人たちが繰り広げる会話、その積み重ねで生まれる関係性、そして、ときに突然起こる艶っぽい出来事。そんな物語を作り出す稀有な劇作家・演出家、山内ケンジの新作だ。パッと見はスマートだったりエレガントだったりして、充分に”いい大人”である登場人物たちが、ふとしたきっかけで欲望をあらわにする瞬間。側から見ると信じられないような振る舞いを、無自覚にする様子。城山羊の会の登場人物は、軽妙な会話を交わすうちにいつの間にかとんでもないことを起こしてしまっている。そんな姿を垣間見ていると、おかしくて仕方なくなってくる。そしてふと、気づいていないだけで自分にもそんな要素がほんの少しでもあるのかもしれないと、ちょっとだけ怖くもなる。それらの人物を巧みに演じるのが、岡部たかしや岩谷健司といった常連キャスト。橋本淳も3回目の登場だ。さらに今回は、ふたりのキャストが城山羊の会に初めての参加を果たす。ひとりは趣里で、もうひとりはお笑いコンビ、シソンヌのじろう。ふたりとも、これまで城山羊の会の公演をたびたび見たことがあり、山内作品をこよなく愛しているという。ふたりがどんな役柄を演じるのかも、大きな楽しみのひとつだ。それにしても『温暖化の秋』とは、11月とは思えない温暖な気候が続くここ最近の日々にぴったりのタイトル。山内は「なぜ疲れるのか。乳酸がたまるかららしいです。その一方で、乳酸と似た『失恋』の感情を思い出さない訳にはいきません。失恋の苦しさ悲しみを、もはや忘れているからです。『温暖化の秋』は、その感情をただただ見つめる話になります」とコメントしている。このコメントだけ読むと、もしかしたら今回は存外美しい物語かもしれないと思う。けれど同時に「期待を裏切りたいというのがいつもある」とも語っているから、やっぱり想像がつかない。わからないまま観に行って、ステージ上の大人たちの振る舞いを覗きたいと思う。文:釣木文恵KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』2022年11月13日(日)~2022年11月27日(日)会場:KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
2022年11月13日第三者所有方式による省エネ空調の普及や、エネルギーマネジメントで自治体の脱炭素を加速ダイキン工業株式会社(代表取締役社長兼CEO:十河 政則)は、脱炭素の推進を目的に相互の連携を強化するため、このたび、北九州市(福岡県、市長:北橋 健治)と地球温暖化対策の推進に関する連携協定を締結しました。北九州市は、2050 年までに脱炭素社会の実現をめざす「ゼロ・カーボンシティ」を表明しています。その目標のもとで「再エネ100%北九州モデル」を構築し、2025 年までに市内にある約2,000 の公共施設全てにおける再生可能エネルギー100%電力化をはじめ、太陽光発電、蓄電池の導入拡大、エアコンなどの機器の省エネ化を推進しています。こうした取り組みを北九州都市圏18 市町で連携しながら進めており、2022 年4 月には国から「脱炭素先行地域」に選定されました。当社はこうした北九州市の理念や構想に共感し、同市の「再エネ100%北九州モデル」の取り組みのもと、すでに市内127 校の小中学校等において、初期コストをゼロにする「第三者所有方式」を用いた高効率空調機の導入や、IoT を活用した設備管理による機器の長寿命化を進めています。今回の協定締結は、これまでの両者による取り組みを加速させ、脱炭素に向けたさらなる連携を図るものです。具体的には、北九州都市圏における第三者所有方式による高効率設備の普及支援による施設の省エネ化に加え、空調機を利用した地域単位のエネルギーマネジメントに取り組みます。さらに、北九州市が進める再生可能エネルギーの最適利用や再生冷媒利用の仕組みづくり等に取り組んでいきます。当社は戦略経営計画「FUSION25」において「カーボンニュートラルへの挑戦」を成長戦略テーマとして掲げています。当社の主力事業である空調は、社会を支えるインフラの一つとして人々に健康・快適な空間を提供してきた半面、機器の運転に必要な多大な電力や、温室効果を持つ冷媒がもたらす環境影響への対応が求められています。こうした中、当社は気候変動等の社会課題解決への貢献と事業成長の両立をめざし、空調機の電力消費の抑制や冷媒の漏えい防止などの環境負荷低減に加え、高効率空調機や低温暖化冷媒の開発・普及、エネルギーの効率的活用などの新たな環境ソリューションの創出に取り組んでいます。今回の連携協定をもとに、当社としても自治体の脱炭素支援の先進事例の構築をめざします。このモデルを全国の市区町村にも展開することで、高効率空調の普及や、地域全体でのエネルギーマネジメント等による地域のカーボンニュートラル支援を加速させていきます。北九州市との連携内容(1) 空調設備、LED ほかのエネルギーマネジメントシステムの構築・北九州都市圏域への第三者所有方式による高効率設備の普及支援・IoT を活用した設備管理による長寿命化とライフサイクルコストの最適化・空調設備、LED 等を地域単位でエネルギーマネジメントを行うことによる再生可能エネルギー最適利用の実現(2) 再生冷媒の導入及び活用に関すること・冷媒を再生する手順と更新後の機器に再生冷媒を利用する際の手順の確立〔お問い合わせ〕ダイキン工業株式会社コーポレートコミュニケーション室大阪(06)6373-4348/東京(03)6716-0112 prg@daikin.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日出演に趣里、橋本淳、「シソンヌ」じろうなどKAAT神奈川芸術劇場 ×城山羊の会、『温暖化の秋 -hot autumn-』が2022年11月13日 (日) ~2022年11月27日 (日)にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川県横浜市中区山下町281)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月4日(日)10:00より発売開始です。カンフェティにて9月4日(日)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 劇作家・映画監督・CMディレクター・<城山羊の会>を率いる山内ケンジによる、書き下ろし新作公演初の神奈川公演が実現!長塚圭史の芸術監督就任2年目となる2022-2023シーズンのシーズンタイトルは<忘(ぼう)>。長塚はこのシーズンタイトルについて、「人間は忘れる生き物。忘れるという罪を背負っているのかもしれません。時に自ら目を逸らし、積極的に忘れることもあります。(以下、略)」と話しています。2022年秋、<忘>プログラムの一つとして、長塚が新作上演を委嘱したのが、劇作家・山内ケンジ。長塚自身、山内作品のファンの1人であり、その魅力を、「我々が普段忘れかけている、あるいは忘れようとしている本能、本来隠しておくべき欲望、人間の負の部分を絶妙なユーモアで包んでいる」と語ります。2004年に発足以来、ほぼ年に1〜2本のペースで作品を上演している演劇プロデュース・ユニット<城山羊の会>で作・演出を務める山内ケンジ氏は、ソフトバンクモバイルの白戸家シリーズなど、話題のCMを数多く手掛ける鬼才のCMプランナーであり、2015年には『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家です。昨年12月に上演された『ワクチンの夜』では、ワクチン接種後に発熱した主婦を主人公にするなど、時流を鋭く見つめて現代社会に寄り添いながら、日常に潜む可笑しさがあぶり出されるコメディで話題を呼びました。山内氏が得意とする軽妙なセリフの応酬。作品の中に生きる市井の人々の姿に、私たちは自身や周りの人々を重ね、クスッと、そして大笑いします。人間の本能や欲望を絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇に、どうぞご期待ください。KAAT公演ならではの、新たな役者たちと創る最新作今作『温暖化の秋 -hot autumn-』では、城山羊の会の常連メンバーの俳優たちから、出演を熱望していた俳優たち、そしてオーディションによって新たに出会った俳優たちまで、バラエティに富んだ出演者が顔を揃えます。<城山羊の会>作品のファンの1人で、舞台はもちろん、テレビ・映画と幅広い活躍で存在感を示す女優・趣里は、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となります。また、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、<城山羊の会>作品になくてはならない役者 岡部たかし・岩谷健司に加え、俳優としても活躍する、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうがどのような役どころで登場するのかも、非常に楽しみです。コメント長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)神奈川県でも山内ケンジさんの作品を観たい。そんなシンプルな思いから始まりました。どういう演劇が生まれるのかはまだわかりません。山内作品は、まず俳優があり、題名が生まれ、未知なる会話が紡がれていくのです。それは作者の現在を捉える瞳を映す鏡のようでもあります。山内作品が面白いのは、私たちが日常生活で表に出せない、あるいは胸の内に抱えていても忘れようとしている期待や欲望が鮮やかに零れ落ちるからです。そして劇の終わりには一体どうしてこんなことになってしまったのかと途方に暮れ、きっとまた次も観ようと中毒化していくのです。まだ劇場に訪れたことのない方も是非。照れくさいような演劇の先入観をきっと打ち砕いてくれます。ユーモアたっぷり且つヒリヒリとした大人の会話劇を存分にお楽しみください。山内ケンジ (作・演出)すみません!要するにいつもホンが遅いのです。書いている途中で考えすぎてしまうからです。昔はあんなに毎日が楽しかったのに、なぜ今はこんなにつらくて大変な日々なのだろう、などと考えてしまいますね。コロナにも疲れた。それから「正しいこと」にも疲れています。なぜ疲れるのか。乳酸がたまるかららしいです。その一方で、乳酸と似た「失恋」の感情を思い出さない訳にはいきません。失恋の苦しさ悲しみを、もはや忘れているからです。『温暖化の秋』は、その感情をただただ見つめる話になります。言うまでもなく、こういう小さな話は、客席五十人ほどの場所でひっそりと上演されるのが通常です。しかし今回、長塚圭史さんから光栄なるオファーをいただき、このような立派な建物の上の方で行わせて頂くことになりました。果たしてご期待に沿う事ができるのか不安なので引き返したい気持ちも正直あるのですが、ここまで来たからには、素晴らしいキャストのみなさんと一緒にどのような風景の場所に辿り着くのか、見届けてから家に帰りたいと思っています。よろしくお願いいたします。<山内ケンジプロフィール>劇作家・演出家・映画監督・CMディレクター生まれてから長い間CM ディレクター&プランナーとして活躍、「NOVA」「コンコルド」「ソフトバンク」等話題の CM を多数手がける。2004 年から演劇の作・演出を開始、制作プロデューサー城島和加乃とともに<城山羊の会>を発足、以降毎年新作戯曲を発表し『トロワグロ 』(2014)で、第59回岸田國士戯曲賞を受賞。 映画にも進出し、『ミツコ感覚』(2011)ワルシャワ映画際ノミネート、続く『友だちのパパが好き』(2015)、前記『トロワグロ』を原作とした本作『At the Terrace テラスにて』(2016)も、それぞれ、東京国際映画祭スプラッシュ部門、フランクフルト・ニッポンコネクション、ウディネ・ファーイースト映画祭などに招待された。最新作は『夜明けの夫婦』(2021年、東京フィルメックスにて招待上映)。<城山羊の会>は現在も毎年1 本の公演を行っている。公演概要『温暖化の秋 -hot autumn-』公演期間:2022年11月13日 (日) ~2022年11月27日 (日)会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川県横浜市中区山下町281)作・演出: 山内ケンジ■出演者趣里 / 橋本淳 / 岡部たかし / 岩谷健司 / 東野絢香 / 笠島智 / じろう(シソンヌ)■スタッフ美術:伊藤雅子照明:佐藤啓音響:藤平美保子衣裳:中島エリカヘアメイク:たなかあきら演出助手:神永結花舞台監督:森下紀彦宣伝デザイン:手島領+米田人宣伝イラスト:コーロキキョーコ企画制作・主催:KAAT神奈川芸術劇場助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会■公演スケジュール11月13日 (日) 18:00★11月14日 (月) 19:00★11月15日 (火) 19:00★11月16日 (水) 14:00★ / 19:00★11月18日 (金) 19:0011月19日 (土) 14:00◎ / 18:0011月20日 (日) 14:0011月21日 (月) 14:0011月22日 (火) 19:0011月23日 (水) 14:00◎11月25日 (金) 19:0011月26日 (土) 14:00 / 18:0011月27日 (日) 14:00★=早期割引(5,000円)◎=託児サービスあり公演一週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)※開場は開演の30分前■チケット料金一般:6,000円★早期割引:5,000円【対象公演:11/13~16】神奈川県民割引(在住・在勤):5,400円【対象期間:11/18以降】U24チケット(24歳以下):3,000円高校生以下割引:1,000円シルバー割引(満65歳以上):5,500円【対象期間:11/18以降】(全席指定・税込)※カンフェティ取扱は一般、早期割引のみ※11月18日以降の公演で神奈川県民割引を実施いたします。チケットかながわの電話・窓口にて9月3日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要住所確認)※U24、高校生以下、シルバー割引(11月18日以降)は、チケットかながわの電話・窓口にて9月10日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)※車椅子でご来場の方は、事前にチケットかながわにお問い合わせください。※未就学児の入場はご遠慮ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月05日株式会社ルネサンス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:岡本利治、以下「当社」)は、東京都の「地球温暖化対策報告書制度」における2021年度の報告において、「SSランク」の評価を受けたことをお知らせします。1.東京都 「地球温暖化対策報告書制度」 について「地球温暖化対策報告書制度(以下「本制度」)」は、東京都が都内の全ての中小規模事業所※のCO2排出量を把握し、具体的な省エネ対策の実施や、実質的に事業活動に伴うCO2の排出抑制を推進し、地球温暖化対策の底上げを図ることを目的とした制度です。本制度において、2020年度より地球温暖化対策の取り組み実績が優良な事業者を評価・公表する仕組みが導入され、一定以上の取り組み結果を達成した事業者は、「地球温暖化対策優良事業者」として認定されます。※「中小規模事業所」とは、燃料・熱・電気の使用量を原油に換算した合計の量が、年間1,500kL未満の事業所等です。東京都中小規模事業所を対象とした「地球温暖化対策報告書制度」について 2.「SSランク」の評価について当社が受けた「SSランク」は、直近5か年度における平均CO2削減率が1.3%以上、平均原単位改善率が2.6%以上の事業者が対象となる、「極めて優良な事業者」の評価となります。3.当社の地球温暖化対策への主な取り組み当社は、東京都内に約30か所展開している直営のスポーツクラブ、介護リハビリ施設におけるCO2削減の取り組みとして、以下の内容を実施しております。・施設内の水銀灯や蛍光灯のLED化・空調機の高効率空調への更新・給湯ボイラーの燃料の重油から都市ガスへの計画的な転換・スポーツクラブのジム、ロッカールームにおける全社基準での室温管理・季節に合わせた具体的な省エネの取り組み内容の社内発信など、従業員の省エネ意識を高める仕組みづくり4.ご参考当社の「地球環境への配慮」の取り組み 当社は、今後も、施設運営における電気設備の適切な稼働、再生可能エネルギーの活用の促進等を通じ、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月17日KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』が、11月13日から27日にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で上演されることが決定した。これまで下北沢・三鷹を中心に演劇活動を行ってきた「城山羊の会」は、劇作家・山内ケンジによる演劇プロデュース・ユニット。『温暖化の秋 -hot autumn-』は山内による書き下ろし新作で、人間の本能や欲望を、絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇となっている。同劇場の芸術監督を務める長塚圭史の「神奈川県民の皆さん、特に演劇を観たことが無い方に初めての演劇体験として観劇して欲しい」という強い希望から、初めて神奈川県内での公演が実現することとなった。「城山羊の会」作品のファンで、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となる趣里をはじめ、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、「城山羊の会」作品になくてはならない役者・岡部たかし、岩谷健司、俳優としても活躍するじろう(シソンヌ)らが名を連ねている。■KAAT神奈川芸術劇場芸術監督 長塚圭史 コメント神奈川県でも山内ケンジさんの作品を観たい。そんなシンプルな思いから始まりました。どういう演劇が生まれるのかはまだわかりません。山内作品は、まず俳優があり、題名が生まれ、未知なる会話が紡がれていくのです。それは作者の現在を捉える瞳を映す鏡のようでもあります。山内作品が面白いのは、私たちが日常生活で表に出せない、あるいは胸の内に抱えていても忘れようとしている期待や欲望が鮮やかに零れ落ちるからです。そして劇の終わりには一体どうしてこんなことになってしまったのかと途方に暮れ、きっとまた次も観ようと中毒化していくのです。まだ劇場に訪れたことのない方も是非。照れくさいような演劇の先入観をきっと打ち砕いてくれます。ユーモアたっぷり且つヒリヒリとした大人の会話劇を存分にお楽しみください。■作・演出 山内ケンジ コメントすみません!要するにいつもホンが遅いのです。書いている途中で考えすぎてしまうからです。昔はあんなに毎日が楽しかったのに、なぜ今はこんなにつらくて大変な日々なのだろう、などと考えてしまいますね。コロナにも疲れた。それから「正しいこと」にも疲れています。なぜ疲れるのか。乳酸がたまるかららしいです。その一方で、乳酸と似た「失恋」の感情を思い出さない訳にはいきません。失恋の苦しさ悲しみを、もはや忘れているからです。『温暖化の秋』は、その感情をただただ見つめる話になります。言うまでもなく、こういう小さな話は、客席五十人ほどの場所でひっそりと上演されるのが通常です。しかし今回、長塚圭史さんから光栄なるオファーをいただき、このような立派な建物の上の方で行わせて頂くことになりました。果たしてご期待に沿う事ができるのか不安なので引き返したい気持ちも正直あるのですが、ここまで来たからには、素晴らしいキャストのみなさんと一緒にどのような風景の場所に辿り着くのか、見届けてから家に帰りたいと思っています。よろしくお願いいたします。■趣里 コメント心の奥を覗かれているような、これでもか、という“人間”を感じる山内さんの作品が大好きで、その中に入ることが長年の夢でした。本当に光栄に思っています。楽しんでいただけるよう、全身全霊で向き合いたいと思います。■橋本淳 コメント今作への参加、心の底から嬉しく、様々な感情が方々へ迸っております。いつも山内さんからのオファーは、「あっちゃん、3年後くらいのここらへん、何してますか?」と会話の途中に挟み込まれる、このようなフワッとした、やり取りから始まります。そこから、正式なオファーが来るのを、今か今かと毎回待ち侘びてる日々は贅沢な過ごし方。そして新作の台本が、日毎に1ページ1ページ渡される、あの楽しみで待ち焦がれる垂涎な日々を過ごせると思うと、幸せで仕方ないです。つまりは、山内さんからは、いつも生活をも、満たしてもらえるのです。細やかな難しいやり取りを体現し、その対価として、今回も満たされるよう、きちんと努めます。■じろう(シソンヌ) コメント城山羊デビューは2013年。初観劇後、その面白さに衝撃を受け物販で売られていた脚本を全部買って帰りました。毎公演楽しみながらも、自分がここに立てたら何ができるだろう、などと考えながら観るようになりました。なので昨年このお話を頂いたときは飛んで喜びました。もっと面白くなりたいんです。感覚的には海外挑戦に似た気持ちです。今スポーツニュースを見ながら書いてるせいもあります。海外でやれるのか、すぐ帰国するのかわかりませんが、貴重な経験になることだけは間違いありません。監督に泣かされないかだけが心配です。成長して帰ってきたいと思います。<公演情報>KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』11月13日(日)~27日(日) 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>作・演出:山内ケンジ出演:趣里 橋本淳 岡部たかし 岩谷健司 東野絢香 笠島智 じろう(シソンヌ)チケット発売:9月上旬予定お問い合わせ:チケットかながわTEL:0570-015-415(10:00~18:00)公式サイト:
2022年07月14日環境・エネルギー分野向け最先端材料を研究開発する化学会社であるGSアライアンス株式会社(所在地:兵庫県川西市、代表取締役 森 良平 博士(工学))は、地球温暖化の影響などで大量発生が問題になっているカリブ海の海藻(サルガッサム)を原料に、“生分解性プラスチック”を作ることに成功しました。熱にも強く、耐久性もあるため、フォークやスプーンなどのようなプラスチックの代替品として使えるだけでなく、石油を使わず作られているため、廃棄時後は、分解され土に還ります。捨てられる海藻を使うことで、脱プラスチックとともに、海洋環境、気候変動問題も同時に解決していく新素材です。海中を漂うサルガッサム■廃棄された海藻でできた「生分解性プラスチック」大量発生が世界的な問題になっている浮遊性のホンダワラ属の海藻、サルガッサム。サルガッサムが繁殖しすぎると、海洋生物によっては移動や呼吸が困難になり窒息するなど、生態系に影響を及ぼすほか、腐ると悪臭(硫化水素ガス)を放つなど、世界的な問題になっています。そこで、GSアライアンスでは、カリブ海の海藻サルガッサムを一部原料とした、生分解性プラスチックの開発に取り組みました。石油を一切使っていないため、廃棄しても二酸化炭素の排出がなく、分解されて100%土に還ります。■コストカットも実現し、「脱炭素」へGSアライアンスではこれまでも、セルロースナノファイバーや木、土などを成分とした生分解性プラスチックの開発を行い、カトラリーやネイルチップなど「土に還るバイオプラスチック」の商品化を行ってきました。しかし、石油を使ったプラスチックに比べ、生分解性プラスチックはコスト面が課題でしたが、今回のサルガッサムを使った生分解性プラスチックは廃物物(海藻)を使用しているため、以前よりも、安価に作ることを可能としました。今後は、海外、日本国内からの投資家、協業企業などと協力し、米国、カリブ海地域、南米での事業展開を進めながら、「脱プラスチック」「脱炭素」「海洋環境改善」を進めてまいります。【開発者の想い】兵庫県川西市にあるGSアライアンスは、プラスチックごみ問題を今後絶対に避けては通れない社会課題とし、自然に還る生分解性プラスチックの開発・研究を続けてきました。日常の中から少しずつプラスチックの利用を減らしていけたら、という想いで製品を日々、生み出しています。母体は、昭和13年創業の色材メーカー(冨士色素株式会社)で、その4代目社長でもある森 良平が自社の商品も含め、今後もっと環境に配慮したものを、と「自然由来の、土に還る」素材にこだわって作っており、今後は、海洋問題とともに、食糧問題にも目を向け、非可食性の生分解性プラスチックでの製品づくりにも力を入れて参ります。GSアライアンスは、現在国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指せるスタートアップ企業として採択されており、今後も国連関連機関の支援の下、国内外の事業展開を進めてまいります。【会社概要】商号 : GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd)代表者 : 代表取締役 森 良平 博士(工学)所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11事業内容: 脱炭素社会構築のための環境、エネルギー分野の最先端材料、技術の研究開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月14日積水ハウス株式会社は、カーボンゼロ(脱炭素)に対する生活者の意識調査を目的として、20代・30代の400人を対象に「地球温暖化防止に対する住生活意識調査」を実施しました。政府は地球温暖化対策として2050年までにCO2排出を全体としてゼロにするカーボンゼロ社会の実現を宣言しており、2030年までにCO2など、温室効果ガスの2013年比46%削減を掲げています。中でも家庭部門の温室効果ガス削減目標は2030年度までに66%※1と部門別で最も高い削減率が検討されており、カーボンゼロの実現に向けては家庭部門、つまり個人1人ひとりの意識や行動の大きな転換が求められます。本調査の結果、約9割の方が「地球にやさしい生活をした方が良い」と回答。若い世代の地球環境への意識は高く、「カーボンゼロを意識する機会が増えた」と回答した方もおよそ2人に1人でした。一方でカーボンゼロの実現に「個人が取り組むべき」と答えた方は約3割に留まり、温室効果ガス削減に向けて家庭部門の重要性や、「自分ごと」と捉え、個人の取り組みの必要性を感じている方はまだまだ少ない結果となりました。その反面、約9割の方が無理をせず、無意識に、地球環境への配慮やカーボンゼロ実現への取り組みを実践したいと回答。「高効率家電やエコカーの選択」「太陽光発電、再生可能エネルギーの利用」「省エネ住宅の選択」などの環境効果は高いが、金銭的負担が多い項目は、実践したいものの、実践できていない方が多く、カーボンゼロの実現に向けた個人の取り組みは、「お手軽エシカル」な行動でできることが重要と明らかになりました。【環境・カーボンゼロに対する個人の意識】■9割が環境取り組みに賛同、2人に1人がカーボンゼロを意識、しかし「自分ごと」はまだ3割89.5%が地球温暖化の影響を実感し、87.0%が「地球環境を意識した取り組みに賛同」し、93.0%が「地球環境にやさしい生活をしたほうがよい」と回答。およそ2人に1人(44.3%)がCO2の排出量を全体としてゼロにする「カーボンゼロ」を意識しているが、カーボンゼロの実現に積極的に取り組むべきなのは「政府・地方自治体」(78.5%)や「エネルギー部門の企業」(69.5%)で、家庭部門(自分自身を含めた個人1人ひとり)が取り組むべきと考えている人はまだ30.5%しかいない。【個人の取り組みの実態】■「お手軽エシカル」なら実践したい人が9割も存在。費用など障害だが、やりたいことは高効率家電、エコカー、太陽光、省エネ住宅91.8%が「地球環境に配慮した生活を“無理せず”実践したい」、84.8%が「“無意識のうちに”カーボンゼロをする方法があれば実践したい」と考えており、約9割は無理をせず、無意識にできる「お手軽エシカル」な行動で取り組めることが重要と回答。実際に「フードロス」「脱プラ」「クールビズ」など、手軽でお金がかからないことは既に実践中。特に金銭的な負担が、カーボンゼロの実現に向けて取り組む上で障害と感じる方は64.0%と最多。実践していないがやりたいと思っていることの上位3位は「高効率家電やエコカーの選択」「太陽光発電、再生可能エネルギーの利用」「省エネ住宅の選択」が占め、環境効果は高いが、個人の金銭的負担が多い項目は実践したいものの、実践できていない方が多い結果となりました。※1 環境省と経済産業省が公表している「地球温暖化対策計画(案)」参照。削減目標数値については変動する可能性があります。 「地球温暖化防止に対する住生活意識調査」 調査概要※2実施時期:2021年9月10日(金)~9月11日(土)調査手法:インターネット調査調査対象:賃貸住宅に暮らす20代・30代の男女400人(男女各200人ずつ)※2 構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります■調査結果につきましてはこちらからご確認可能です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月13日2019年12月27日、経済産業省は容器包装リサイクル法の関係省令を改正。資源・廃棄物制約や海洋ごみ問題、地球温暖化などの環境問題を改善するため、2020年7月1日から全国でプラスチック製買物袋(通称:レジ袋)の有料化を開始することを発表しました。※写真はイメージすでにレジ袋を有料化しているスーパーもありますが、今回の改正ではプラスチック製レジ袋を使用しているすべての店でレジ袋の有料化を必須とする旨を規定しています。レジ袋の消費を必要最低限にすることで、プラスチックごみの削減を狙った今回の改正。今後、自前の買い物袋(通称:マイバッグ)を持ち歩く人が増えるでしょう。『吉野家がレジ袋を有料化しない理由』が話題そんな中、牛丼チェーン店の『吉野家』は従来通りレジ袋の無料提供を続けることを発表。制度の例外となっているバイオマス原料で作られたレジ袋へ切り替えるといいます。改正後もレジ袋の無料提供を続ける理由について、吉野家はこのように述べました。客が持参した袋では衛生面に不安があることに加え、レジ袋の要・不要を確認する作業は「新型コロナを意識して店内の滞在時間を短くしたいから持ち帰る、という客の要望に沿う形にならない」とする。SankeiBizーより引用6月現在、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症。この状況で客のマイバッグを使うのは感染リスクが伴うと考えているようです。また、「感染予防のために手早くテイクアウトをしたい」という客の意思をくみ取った上で、このような判断を下したといいます。レジ袋の有料化について、ネットでは以前から「マイバッグでは感染リスクが生じるのではないか」「この時世にレジ袋有料化は危ないのではないか」といった声が上がっていました。客や店員の安全を考慮した吉野家に対し、ネットからは称賛する声が上がっています。・吉野家さん、さすがです!顧客のことを念頭に置いていますね。・「袋いりますか?」のやり取りだけで店の回転が遅くなるからね。接客業してるから分かる。・不衛生なマイバッグを触らなきゃいけない店員さんも大変でしょうね。吉野家に賛成です。「牛丼の持ち帰りは汁が垂れたり匂いが移ったりするため、クレーム回避も兼ねているのではないか」という声もありました。今回の改正によって、全国の店がどのような対応をとるかは分かりません。念のため、マイバッグを持ち歩いたほうがいいでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年06月17日10月22日、天皇皇后両陛下は「即位礼正殿の儀」など、即位に関する儀式に臨まれる。一方、台風19号の甚大な被害を考慮してパレード「祝賀御列の儀」は11月10日に延期となった。毎年のように大雨、洪水、氾濫の被害に見舞われている日本。実は、かねてから“水問題”に関心を寄せられてきた天皇陛下は、地球温暖化による水害の多発に警鐘を鳴らし続けていらっしゃったのだ。12年前の「第1回アジア・太平洋水サミット」開会式記念講演のなかではこう述べられた。《水問題は、気候変動との関係でも大きな問題となっています。地球温暖化の結果、海面上昇や異常気象の頻発はもとより、災害の激化や大規模な水不足など、人類の諸活動に様々な悪影響が生じる可能性が危惧されています》さらに’18年にブラジルで開催された「第8回世界水フォーラム」では、「水と災害」のテーマで基調講演をされた。《我々が、今何も対策を立てなければ、等比級数的に被害が激化していくことが懸念されます。水災害により、私たちの先代が重ねてきた発展のための努力の成果がわずか数日、場合によっては数時間で消し飛んでしまいます。こうした地球規模で発生する自然の脅威に対抗するため、国際社会は結束して対処していく必要があります》また陛下は、早くから治水の重要性にも注目され、台風19号による周辺河川の氾濫を食い止めた巨大地下放水路「首都圏外郭放水路」(埼玉県春日部市)も’10年に視察されていた。そして陛下は著書の中で、雅子さまについて《私の水に対する関心に、いつも理解と協力をしてくれている》と記されている。「被災地へ足を運びお見舞いをされる“平成流”を継承されるとともに、水問題に関する知見を生かし、治水や防災を訴えるイベントに出席をされることなども、陛下と雅子さまの“令和流”になっていくことでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)パレードは延期されたものの、宮中三殿へのご参拝、そして「即位礼正殿の儀」と「餐宴の儀」は予定どおり22日に行われる。陛下と雅子さまは、職員と儀式の打ち合わせや所作の確認などを入念に進められてきたという。厳かな即位の儀式に、両陛下は被災地への祈り、そして「国民に寄り添う」という思いをこめて臨まれる――。
2019年10月22日「地球は“温暖化”などしていない。温暖化説は、中国が国益のためにでっち上げたデマだ!」 昨年の大統領選のときから、そんな発言を繰り返し、今年6月には、各国が温室効果ガス削減の目標を決めるパリ協定(※)から脱退を表明したトランプ米大統領。そんな大統領に、毅然として次のように反論するのは、元米副大統領のアル・ゴア氏(69)だ。 「世界中でゲリラ豪雨が頻発し、一方で干ばつは長引き、台風は年々強力になって各地で大きな被害を及ぼしています。深刻なのは温暖化によって溶けた南極やグリーンランドの氷が、毎年海面を上昇させ続けていること。このまま温暖化が進むと、海抜の低い地域に住む何百万もの人びとが、洪水の被害にさらされ、難民になってしまいかねません」(ゴア氏・以下同) 11月4日まで日本に滞在し、トランプ大統領が来日する直前に本誌インタビューに応えたゴア氏。クリントン政権下で’93年から8年間副大統領を務めた。’06年に公開されたドキュメンタリー映画『不都合な真実』で“地球温暖化”の危機を訴え、’07年にはノーベル平和賞を受賞。日本にも、エコブームを巻き起こした。 しかし、ゴア氏が語るようにその後も地球環境は悪化の一途。なんとか歯止めをかけようとする活動を追ったドキュメンタリー映画『不都合な真実2:放置された地球』が11月17日に公開。今回の映画の中では、ゴア氏がアメリカのマイアミで起きた大洪水の中を、長靴を履いて視察するシーンや、フィリピンのタクロバンを襲った巨大台風の被害者に話を聞く様子などが収められている。 「いま私たちが直面している、こうした気候変動は、もう何十年も前から科学者たちが予測していたことなのです。石炭を燃やすことで汚染が広がったり、温室効果ガスが排出されて地球が温暖化し、自然災害が増えたりすれば、これに対処するために莫大なコストがかかります。そう考えれば、おのずと合理的な判断ができるはずなんです」 トランプ大統領により危機が増している地球温暖化は、日本人にとっても人ごとではないと、ゴア氏は警告する。 「いまより平均気温が1度上昇するだけで大変な事態ですが、4度上昇すると、日本だけで3600万人も移住しなければならない。東京だけでも、1兆ドルの資産が失われるリスクがあるのです。また、熱帯地方でしかみられなかった感染症に、北半球でもかかる人が増えてきます」 デング熱など命に関わる感染症が日本でも蔓延しかねないという。経済発展を重視するあまり、自然の変化や科学者の忠告に耳を傾けてこなかったツケが、いま表れている。ゴア氏は安倍首相に“頼み事”があるという。 「私はトランプの意見を変えようとしました。ちゃんと科学に敬意を払う。大自然の声に耳を貸す。異常気象が毎日のように起きていること……。彼が気づくときが来ると思った。でもこれは間違っていました。彼は石炭業界の顔色を見すぎているのかもしれない。もうこれ以上私にはできない。でも、ほかの人ならできるかもしれない。トランプ自身が変われるよう、安倍首相に頼みたいと思います」 さらに私たちに、こんなメッセージを投げかけた。 「日本は、中国についで太陽光発電が多く、二酸化炭素の削減にとても貢献している。これには深く感謝します。しかし一方で日本政府は、石炭火力の発電所を発展途上国につくるために、多額の資金援助をしている。その資金源は、日本のみなさんの税金です。その資金で、空がまるで“下水”のように扱われているんです。私は日本のみなさんにお願いしたい。環境を汚染するような電力にお金を使うのではなく、未来のクリーンなエネルギーと、その技術革新にこそ資金を使うべきではないでしょうか。この分野で、アジアでは中国がリーダーシップをとろうとしていますが、できるなら日本には、それ以上のことをしてほしいと、心から願っています」 トランプ大統領の暴走を止め、クリーンなエネルギーのために資金を使うように日本政府を動かすことができるのも、日本国民の声だというゴア氏。一人ひとりがいま、できることを――。地球が致命的な打撃を受けるまで、残された時間は少ないのだから。 (※)2020年以降の温室効果ガスの排出削減について、各国の取り組みを決めた国際的なルール。’15年12月に開かれ国連の会議「COP21」で190ヵ国以上が合意し採択された。
2017年11月16日地球温暖化、人種、LGBTなど。 まだインターネットが普及する前から、「タブー」とされる世界情勢やカルチャーに、ユーモアとクリエイティビティーを交えて社会に訴えかけてきたイタリアのファッションブランドDIESEL。バレンタインデーである2月14日に合わせて新しいキャンペーンをローンチした。その名も「MAKE LOVE NOT WALLS(壁を築くのではなく、愛を育もう)」。
2017年02月14日近年、地球温暖化によって引き起こされている睡眠障害が増えているそうです。そこで今回は、快適な睡眠を得るためにどんなことができるのか、国はどんな対策をしているのかをご紹介します。日本のおかれた環境を知っておくことで、睡眠障害の謎を探るきっかけにもなりますよ。快適な睡眠が得られないのは地球環境のせい?近年、夜眠りづらくなった、快適な睡眠が得られないと悩んでいる方が増えているようです。そういうとき、自分自身に原因があると考えがちですが、そうとも限りません。年々、地球環境も大きく変化してきています。地球温暖化にヒートアイランド現象が加わり、体感温度はどんどん上昇しています。特に、都市はその影響を強く受けています。これによって、熱中症や睡眠障害などの健康被害が増えているというのです。そこで、環境省は主に3つの対策をたてて健康被害を減らそうとしています。「白」「緑」「青」の対策環境省が進めている対策は3つあり、「白」「緑」「青」の色でイメージ付けられています。「白」は、太陽の熱を反射させる対策で、「緑」は植物を増やす計画です。また「青」は水を活用する対策です。この3色のイメージカラーをたてて、都市を冷やそうという対策は世界中から注目されています。実際にこの計画は行われており、気温を下げることで快適な睡眠を得られるようになりますし、体調を崩した人は回復が期待できるでしょう。世界でも注目される気候問題暑さに伴う健康被害は都市部に集中するといわれており、都市の暑さへの対応策を考えているのは日本だけではなく世界的な課題となっています。世界的にみても都市人口はさらに増え、それに比例して健康被害も膨れ上がることが予測されています。しっかりとした対策をつくった上で、生活の質や資産価値を高めていく街づくりが世界では進んでいます。これから進んでいく対策に期待して、将来的に快適な環境で豊かな睡眠が得られるようになるといいですね。Photo by Roger Wollstadt
2014年10月03日気候変動戦略・カーボンマネジメント戦略2月10日に東京海上日動火災保険と、東京海上研究所が主催する地球温暖化セミナーが開催されます。テーマは「日本企業に求められる気候変動戦略・カーボンマネジメント戦略」、定員は200名、事前の予約が必要で参加料は無料です。同研究所は気候変動は人類最大のリスクと捉えており、気候変動による威力の増加が指摘されている台風等の自然災害への対策の検討が進み、政府、企業は、科学者の最新の知見に基づき、経済・環境・エネルギーのトリレンマを解決し、低炭素社会への大きなパラダイムシフトを求められる、としています。同セミナーでは、科学者、政府関係者、環境先進企業、報道機関が参加し、気候変動問題、政府のグリーンイノベーション、企業の環境経営に関する最新動向について講義します。また、テーマにもあるように、企業に求められる気候変動戦略、カーボンマネジメント戦略について様々な角度からの講義も行います。* 日時2011年2月10日(木)13:30~17:00(13:00 受付開始)* 会場東京海上日動ビル新館15階大会議室* 後援朝日新聞社* 協力東京大学大気海洋研究所* 定員200名(無料)*お申込締切日2011年1月28日(金)到着分電子メールまたは往復ハガキにて、お申し込みください。
2011年01月12日