こんにちは。整理収納アドバイザーのmiii です。2人の男の子の母でもあります。よく使うものを出し入れしやすいところに収納するなど、ちょっとしたコツで散らからない部屋を作る収納ワザを紹介します。今回は使いやすいキッチンの収納についてお話しします。 「一目でわかる」「詰め込まない」のがポイントキッチンのシンク下の収納って、本当に難しいですよね。わが家はマンション住まいで、自分でキッチンの仕様を選べませんでした。だから、今あるキッチンの引き出し収納をどうしたらうまく使えるのかをいつも考えていました。 私が考えたポイントは、できるだけ「一目でわかる」&「詰め込まない」収納にすること。何が入っているのかが一目でわかると物を探す手間が省け、詰め込まずにほどよくすき間があると物の出し入れがしやすくなり、ストレスを感じることがありません。 すき間は必ず埋めなきゃいけないものではなく、むしろすき間のままでもいいのかなと思います。新しいアイテムが増えても入れられる余裕があるっていいですよね。 一番下の引き出しには使用頻度が少ないものを収納 一番下の引き出しには、使用頻度が少ないカセットコンロ、年季の入った土鍋、バーベキュー用の食器などを入れています。 黒いどんぶりは合羽橋で張り切って買ったんですが、あまり使っていないのでそのうちサヨナラするかもしれません。そうすると、もっと引き出しの中がスッキリ使いやすくなりそうです。 真ん中の引き出しは、主に調理器具と掃除アイテム、水筒、まな板を入れています。まな板は無印のアクリル仕切りを使って、まな板を立てて入れています。使いやすくて気に入っています。 引き出しは割と深さがあるので、無印のポリプロピレンのケースを2段に重ねて入れています。 飲み薬は水とコップがあるキッチンに収納 あと、薬もキッチンに収納しています。今まで薬類はすべて洗面所に収納して、お風呂上がりの服を着る前に塗り薬を塗ったり、湿布を貼ったりしていました。 飲み薬も薬類でまとめて洗面所に収納していたのですが、面倒くさがりの私は食後に薬を飲むときにわざわざ洗面所まで(冬場は寒い!)薬を取りにくいのがまあ面倒で……。 そこで、飲み薬は水とコップを使って飲むからキッチンに収納するのがいい!という結論に至り、洗面所から引っ越してきました。薬類でまとめて収納するのではなく、湿布や飲み薬などそれぞれ使う場所に収納すると使いやすくなります。 ついスペースがあると物を詰め込みたくなりますが、ぐっとこらえてすき間は埋め過ぎず、物が一目で見えるようにすると使いやすいキッチンなると思います。あとは使う場所に収納するということ。ちょっとしたことでキッチンが使いやすくなりますよ。著者:miii整理収納アドバイザー。アロマ検定1級。Instagramではインテリアと収納に投稿が人気で、フォロワー約1万4千人を持つ。2人の男の子のママ。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年06月28日赤ちゃんの動きが活発になってきたころのわが家は、おもちゃで散らかり放題。ママ友から「今日遊びに行ってもいい?」と聞かれると、片づけに慌ててしまいます。素早く片づけられる方法があればいいのに……。そんなときに実践した、わが家のスピード片づけ術を紹介します。 面積の広いところから片づける!片づけは1カ所に集中してしまうと、そこだけで時間がかかってしまいます。たとえばリビングなど、ママ友とメインで過ごす場所から片づけを開始し、終わったらトイレ、玄関というふうに優先順位をつけることがポイントだと思います。 一番散らかっているリビングは「床→テーブル→ソファー」といった感じに面積の広いところから片づけていくと、短時間できれいになったように見えました。 紙袋を使って手早く片づける!片づけると言っても、いつものようにしていては時間がない。そんなときは紙袋を使って手早くスッキリさせちゃいます。片づけをしていると「捨てる、捨てない」の判断にも時間がかかるものです。そこで活躍するのが紙袋です。 たとえば「不要なもの」「おもちゃ」「雑誌」を入れる3種類の紙袋を用意し、分別しながら入れていきます。あっという間に片づけられますし、あとから物を定位置に戻しやすいです。 おもちゃはカゴに入れて布で目隠しする!ママ友が赤ちゃんを連れてくる場合、赤ちゃんには触ってほしくないおもちゃをクローゼットの中に入れていました。いざというときにクローゼットや押入れにスペースをつくっておくと、片づけがスムーズでした。 また、おもちゃが入ったカゴをかわいい布で目隠しするのもおすすめです。100均の目隠しに使えそうなハンカチやバンダナ、カフェカーテンなどを利用するのもいいですね。 時間に余裕があればテレビ画面や洗面所の鏡、蛇口などの「黒もの」「光りもの」を中心に掃除をします。汚れが目立ちやすいところなので、掃除が行き届いて見えます。突然の来客にあわてない片づけ術。急な来客時の参考にしてみてください。 イラスト:sawawa著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月25日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。オモチャの片づけ、皆さんはどうしてますか?毎日散らかり放題。しかも出すだけ出して全然片づけない! なんてことも。自分で片づければ早いけど、やっぱり子どもに片づけの習慣を身につけさせたい…だけど子どもは思い通りになりません。これまでお片づけをさせる方法をいろいろと試してきました。そんな私が思いついた「子どもが楽しくお片づけしてくれる秘訣(ひけつ)」を今回はご紹介したいと思います。■楽しいが決め手! お片づけの秘訣片づけなさい! この言葉を何度叫んできたことだろう。だけど、子どもたちは聞く耳を持たず。怒っても怒っても子どもの心には響かない。そこでこんな方法を思いついた。■お片づけポイント作戦! オモチャをひとつオモチャ箱に片づけるごとに「1ポイント獲得!」。オモチャを片づけるたびにどんどんポイントがたまっていくシステムだ。とっさに思いついた方法だったけど、その言葉を言うだけで、子どもたちはまるで玉入れをするかのように楽しそうにお片づけを始めた。 ■アレンジを加えると大きいオモチャを片付けたらボーナスポイント! いまからはポイントが倍になるボーナスタイム! などアレンジを加えると、ますます子どもたちはゲーム感覚で楽しくお片づけをしてくれた。大人も子どもも、ポイントって大好きなんですね。お片づけをさせるちょっとした工夫。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
2019年06月24日無印良品で商品企画&デザインを13年間務められ、現在は東京都小金井市を中心に整理収納作業や講座をおこなっている人気インスタグラマーであり、整理収納アドバイザーの水谷妙子(@monotokazoku)さんが、無印良品の「母子手帳ケース」を紹介してくれました。 最大3人分の大容量 妊娠中から、意外と長く使う母子手帳ケース。特に0〜1歳代はよく使いますよね。きょうだいがいたら、尚更管理が難しくなると思いますが、こちらの母子手帳ケースなら、とにかく大容量ですので、最大3人分収納することができます。また、子どもだけでなく、大人の診察券やお薬手帳の管理にも使えます。色は、ネイビーと黒の2色。我が家はネイビーを使用しています。(注)投稿では色がうまく再現されていません。正しい商品色は、無印のホームページでご確認ください。サイズは、大小2種類。(大サイズが税込2,990円、小サイズが2,490円)自治体によって母子手帳のサイズが違うと思うので、ぴったりのものを選んでくださいね。 ジャバラ式の仕切りで見やすい! ケースの中身は、ジャバラ式で仕切られており、上から一覧することができます。わが家は3人きょうだいなので、中身が誰のものか識別できるよう、背中にマステを貼っています。私と夫がわかるように、目印です。カードは10枚×3部屋で、最大30枚収納可能です。かかりつけ医など、よく行く病院のものはポケットの上の方に入れて出しやすく。下の方は出しにくいので、たまに行く病院のカードを入れています。フタの裏には透明ポケットがあります。ゴム素材で伸縮するペンホルダーもついているので、検診や予防接種などで書き物が必要な時にも焦りません。 奥にファスナー付きのポケットもあるので、お守りなどの大事なものを入れるのに便利です。 付属のポーチだけ持ち歩くことも可能! この母子手帳ケースの最大の特徴は、付属のポーチがついていることです。 きょうだいのうち1人だけ通院したり、同時期に分かれて通院したり。大きくなってくると通院に母子手帳を使わないこともありますよね。 必要なものを付属のポーチに分けて、身軽に通院できるのです。ポーチは片面メッシュになっており、中身が見えやすいのも特徴です。 このポーチは、マジックテープ式で開閉します。中身の量が多くても少なくても、固定する位置が調節できるようになっています。 我が家のようなきょうだい3人分をガッツリ収納しても、しっかり閉じることができます。(厚みはなんと6cm) みんなが使いやすいグッズ♪妊娠中から、意外と長く使う母子手帳ケース。特に0〜1歳代はよく使いますよね。きょうだいがいるご家庭も、こちらのポーチなら管理しやすくなりますよ。 よく育児グッズで「パパ、ママどちらが持っても良い」と言われたりするのですが、シンプルな見た目や落ち着いたカラーなどの表面的な話ではなく、通院、健診、予防接種などに慣れないパパが連れて行けるためには、分かりやすく、使いやすいこと。そんな機能が盛り込まれていてこそ、「みんなが使いやすいグッズ」と言えるのではないでしょうか。無印良品の「母子手帳ケース」は、まさにそんなグッズだと思います。 この投稿をInstagramで見る 水谷妙子/整理収納アドバイザーさん(@monotokazoku)がシェアした投稿 - 2019年 6月月17日午前6時06分PDT 著者:水谷妙子/整理収納アドバイザー無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点以上。調べた他社商品は5,000点以上。2018年「ものとかぞく」を立ち上げる。現在、東京都小金井市を中心に、整理収納作業や講座を行う。夫と6歳・4歳・2歳の5人暮らし。Instagram:@monotokazoku※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年06月24日無印良品で商品企画&デザインを13年間務められ、現在は東京都小金井市を中心に整理収納作業や講座をおこなっている人気インスタグラマーであり、整理収納アドバイザーの水谷妙子(@monotokazoku)さんが、無印良品の「帆布バスケット」を紹介してくれました。 トイレ収納にピッタリな「帆布バスケット」 トイレ収納って、奥行きがなく、しかも高い位置にある場合が多いですよね。 私が使っているのは無印良品の「持ち手付帆布長方形バスケット・スリム・中」です。サイズは幅37×奥行18.5cm×高さ16cmです。掃除用品のように細々しているもの、生理用品のようにちょっと隠したいものの収納にピッタリです。 使わないときはコンパクトに! 持ち手がついていることと、帆布の内側&底面にコーティング加工がされているのが特徴です。使わないときはコンパクトになるのも魅力!普通の帆布より厚めになっているので自立します。 お子さんのいるご家庭にも◎ 細かいものを収納する場合は、中身が混ざらないように仕切りを入れると便利です。仕切りは、同じく無印良品の「メイクボックス」 がオススメです。わが家では、「1/2横ハーフ」2個と、同じ底面積の「蓋付・小」を入れて、トイレブラシのシャットの替えを入れています。結構洗剤の匂いが強いので……(それでも匂いますが)。 トイレ収納以外にも、赤ちゃんのお世話グッズや、おもちゃなどを入れるにも便利な「帆布バスケット」。お子さんのいるご家庭でも役立つこと間違いなしですね! この投稿をInstagramで見る 水谷妙子/整理収納アドバイザーさん(@monotokazoku)がシェアした投稿 - 2019年 4月月18日午前5時08分PDT 著者:水谷妙子/整理収納アドバイザー無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点以上。調べた他社商品は5,000点以上。2018年「ものとかぞく」を立ち上げる。現在、東京都小金井市を中心に、整理収納作業や講座を行う。夫と6歳・4歳・1歳の5人暮らし。Instagram:@monotokazoku※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年05月30日「片づかない」「物が多い…」など、子どものおもちゃ収納に頭を悩ませてはいませんか?筆者自身片づけが得意なほうではないため、子どもが片づけしやすい環境を整えることはムリ…と、半ばあきらめていました。そんな中、子どもが通う保育園は常に収納が美しく、子どもたちも自分たちで片づけしているのを見て、「こんなふうに収納できたら、子どもも片づけを覚えるのかな」と思い、引っ越しを機に保育園の収納をマネしてみることにしました。100均アイテムを使った保育園のマネっこ収納は吉とでるのか?その作り方とレビューをお伝えします。片づける場所が一目瞭然!“写真つきボックス”保育園では小さい子どもでも片づける場所がわかるように、ボックスの表面に、中身が何であるか写真が貼ってあります。小学生以上になれば文字で書いてもいいと思うのですが、わが家には小学生のほか5歳児と1歳児がいるため、少々手間ではありますが写真を貼ることにしました。アイテムを分類しボックスに。そのボックスを2個並べ、2個まとめて1枚の写真として収めます。撮った写真はL版で印刷し、半分に切ります。これを直接ボックスに貼るのではなく、100均で購入した透明のカードケースの中に入れます。写真を半分に切っただけだとジャストサイズなので、入れるためにさらに端を少しきり落としました。カードケースに入れたら、そのカードケースごとボックスの表面に貼り付けます。これで完成。カードケースを使うことで、中身が入れ替わったときに中の写真を入れ替えるだけで済みます。もちろんボックスも100均。わが家では収納場所の奥行きが広いため、大き目のボックスにしました。実はこの収納ができる前に、小さいボックスを手前と奥に入れる方法をとっていたのですが、これだと奥のものが取りにくく、もちろん片づけもしにくいため即撤去。奥行きに合わせたボックス選びが鉄則のようです。この収納は狙い通り、子どもたちの片づけがスムーズになりました!それぞれのボックスの中身は多少ぐちゃぐちゃですが、それでもどこに何をしまえばいいか一目瞭然なので、「片づけしよう!」と声をかけると、すぐに片づけできるようになりました。パズルが完成してなくても片づけられる“クリアファイル収納”手頃な値段で購入できる、子ども向けのパズル。透明なクリアケースに入っているものの、立てて収納しようとするとピースが崩れてしまいます。また、パズルを完成させた状態でないとピース紛失という事態に陥りそうなので、収納する前に完成させなければならないのも厄介でした。そこで保育園で利用していた100均のクリアファイルを購入。A3サイズでパズルが収まります。パズルの枠とピースを一緒に収納できるため、完成していなくても収納可能。横置き・縦置き関係なく収納もできて満足です。ちなみにこれは応用可能。わが家では、すごろくもこのクリアファイルに入れることで、すごろくのシートとコマ、サイコロがバラバラにならないようにしています。保育園収納をマネしてみて感じたこと保育園の収納をマネしてみて、改めてよく考えられていることがわかりました。ただ保育園の教室は、その年齢に合わせたおもちゃや道具を収納しているため、大きく様変わりすることがないのに対し、自宅では子どもはどんどん成長していくためそれに合わせた収納が必要だということです。そのうえ、外食時におまけとしてついてきたおもちゃや、保育園での制作物など、おもちゃは増える傾向にあるため、収納は定期的に見直す必要もあります。写真つきボックスも、ある程度カテゴリー分けしてはいるため、新しく物が増えたときにすぐに「ここだ!」と定位置が決まればいいのですが、そうでなければ新たに入れ場所を増やしたり、入れ替えたりしなければならないでしょう。とはいえ、子どもが片づけできるようになったのは事実ですから、やった価値はありました!この収納に変えて1年経ち、新たに物が増えたときに対応に困ることはあるものの、大きな変更なく過ごせています。保育園や幼稚園の収納は参考になるものが多いので、自分の家で取り入れることのできそうなものがあれば、トライしみてはいかがでしょうか?<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年05月23日こんにちは。整理収納アドバイザーのmiii です。2人の男の子の母でもあります。よく使うものを出し入れしやすいところに収納するなど、ちょっとしたコツで散らからない部屋を作る収納ワザを紹介します。今回は料理しやすくて、時短にもなるキッチンの引き出し収納についてお話しします。 調味料は透明ケースに入れて中身が見える収納に 調味料は料理のしやすさを考えて、カップボードの真ん中の引き出しに。何が入っているのか一目瞭然の透明ケースに入れて、さらにラベリングもしています。ふたを開けなくても中身が見えるので、ずぼらな私にぴったりの収納です。残量もわかるので買い足しのタイミングもすぐにつかめます。麦茶パックやかつおぶし、こんぶ、のりなどの大きめのものは、セリアで買ったふたが自立するケースに。紅茶や緑茶、ごま、あごだし、わかめ、ローリエ、塩昆布など小さいものなどはキャンドゥの四角いガラス瓶に入れています。 粉物はダニと湿気対策のため冷凍保存 小麦粉、パン粉、コンソメ、コーヒーなどの粉物はダニと湿気対策のため、冷凍庫に入れています。今までは冷蔵保存していたのですが、わが家の場合は冷凍庫のほうが余裕があったので冷凍保存に向いているものは冷凍庫へ。とくに挽いたコーヒーは冷凍庫に入れると風味が長持ちすると聞いたので入れています。そのほかの調味料は冷凍庫、冷蔵庫には入れていません。本当は入れたいと思うのですが、わが家の冷蔵庫は古いし大きくないので調味料まで入れる余裕がありません。そのかわり、食品用の珪藻土の#ドライングブロックを瓶の中に入れています。すでに湿気を帯びて固まってしまったものもサラサラになるそうです。 カトラリーは毎日使う一軍でまとめる カップボード収納の一番上の引き出しには、カトラリーやピーラー、はさみなどを入れています。ケースは無印のものです。 以前はおはし、フォーク、スプーンなど種類で分けてケースに入れていて、食事のたびにそれぞれの種類から家族4人分のカトラリーを集めなくてはなりませんでした。ある日、ふと効率が悪いことに気づき、今はよく使う一軍のケースを一つ決めて、大人のおはし、子どもたちのフォーク、スプーン、長男のおはしを入れています。 一軍をカトラリーケースの上段の右端の1カ所にまとめて収納することで、ガッと一掴みで取れてラクチン!これだけで食事の用意がずいぶん時短になりました。ちなみにトレーはニトリのもの。上の段がスライドできるので、わが家の大きくない、深さもない引き出しで大活躍しています。 ふたを開けなくても中身が見える収納にする、家族分のカトラリーが一度で取り出せるよう一つにまとめるなど、ちょっとした工夫で食事の用意がラクに時短になります。ぜひ、紹介した収納を参考にして自分の家に合った収納を見つけてくださいね。著者:miii整理収納アドバイザー。アロマ検定1級。Instagramではインテリアと収納に投稿が人気で、フォロワー約1万4千人を持つ。2人の男の子のママ。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年05月23日こんにちは。整理収納アドバイザーのmiii です。2人の男の子の母でもあります。よく使うものを出し入れしやすいところに収納するなど、ちょっとしたコツで散らからない部屋を作る収納ワザを紹介します。今回はごちゃごちゃしてしまいがちなアクセサリーの収納についてお話しします。 普段使いと大事なものは分けて収納 私はアクセサリーが好きでたくさん持っているのですが、今まで家の中でピアスやネックレスなどのアクセサリーをよく行方不明にしていました。また、育児や仕事、家事に忙しい毎日の中でもアクセサリーを取り出すのに時間をかけたくないという思いもありました。 そこで、何が入っているのか一目でわかり、取り出しやすくするため、アクセサリーは普段使いの良く使うものと、大事なものであまり使わないものは別の場所に収納するようにしました。 普段使いのものは洗面台横にひょいと壁かけ 普段使いのものやその季節によく使うものは、一時置き場として洗面台の横の壁を使って収納しています。大きめの網目がついた額縁のようなものにピアスやネックレスをひょいと引っ掛けるだけなのでしまうのも取り出すのも手軽です。 以前は戸棚の中にしまったり、ガラスのお皿に置いたりしていたこともありました。でも、この壁掛けが一番ほこりがたまらず、何があるか一目瞭然で使いやすいです。子どもの手が届かないので安心して使うことができます。 この額縁のようなものはアクセサリーの収納用ではなく、#eastsidetokyoというお店で売っているハンドメイドの材料で、500円くらいで買ったものです。 大事なものはアクセサリーケースに入れて寝室に 季節に合わないものや大事なアクセサリーは、頻繁に取り出す必要がないので無印の「重なるアクリルケース」に入れて寝室に置いています。ケースの中には、別売りの「アクリルケース用・ベロア内箱仕切」の格子やネックレス用などを入れて、一つひとつのアクセサリーが見やすいように収納しています。 普段使いのものと大事なものを分けることで、アクセサリーがさっと取り出せて、しまいやすくなります。アクセサリーが行方不明になることも少なくなりましたよ。ぜひ、参考にしてくださいね! 著者:miii整理収納アドバイザー。アロマ検定1級。Instagramではインテリアと収納に投稿が人気で、フォロワー約1万4千人を持つ。2人の男の子のママ。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2019年05月21日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第3回インタビューでは、「片づけが苦手な夫や子どもへの対処法」についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片づけなさい!」子どもに通じないのは、どうして?――今までは、自分の片づけについてでしたが、今回は「片づけが苦手な家族(夫や子ども)についての対処法」をうかがいます。人の片づけに口をはさむのは、非常に難しいことだと思うのですが、まず何から手をつけたら良いのでしょうか…?村上由美さん(今、村上さん):まず、片づけが苦手な夫や子どもが、片づけのどのステップでつまずいているのかを見極めることが大切です。例えば、モノを大量に買ってきて貯め込んでしまうタイプなのか、捨てられないタイプなのか、使ったモノを戻さないタイプなのか…などですね。――子どもの場合は「使ったモノを戻さない」タイプなんかが多そうです。村上さん:子どもの片づけには、まずは、親が環境設定してあげる必要があります。具体的な方法としては、引き出しや棚に何が入っているか、一目でわかるような写真や絵のラベルを貼ったり、所有者がはっきりするように、きょうだい別にマークや色で分けたりですね。ちなみに、片づいている状態を写真に撮り、子どもに「これと同じにしてね」と伝えるようにしたら片づけられるようになった、という方もいましたよ。――確かに、「これと同じにしてね」と写真で教えてあげれば一目瞭然ですね。村上さん:しまう「場所」のサイズにも工夫しましょう。子どもが小さいうちは、おもちゃのサイズも大きいので、何でも大きい箱に片づけがちですが、成長にともなって小さなおもちゃが増えてからも大きな箱にまとめてしまっていたら、モノが埋もれて探せなくなってしまいますよね。子どもが使っているモノのサイズによって、大きいモノは大きい箱に、小さいモノは小さい箱にしまえるよう、親が見極めて「場所」を設定してあげることが大事です。――子どもの使っているモノに合わせて、随時、しまう「場所」の見直しすることが大事なのですね。村上さん:今までと同様で、子どもの片づけのコツもやはり、最初に「場所」を決めることです。子どもの生活パターンを観察していると、だいたいどこで何をしているかがわかってくると思います。例えば、おやつを食べる場所はこのあたり、おもちゃで遊ぶ場所はあのあたり、勉強するのはこのあたり…というふうに。それがわかったら、遊んでいる場所のすぐそばにおもちゃを入れる箱を置いたり、勉強をする場所のすぐそばに文房具など勉強道具をしまうトレーを置いたり、モノをしまいやすいように「場所」を決めます。そして、 連載第1回 でもご紹介したように、「場所」が決まったら、次に「量」、そして「入れ方」の順で決めるのです。――「使う場所のすぐそばに」というのがポイントなのですね?村上さん:そうです。なぜなら、子どもは使い終わった瞬間、モノが意識の中から消えてしまうから(笑)。なので、子どもが作業していて、「〇〇がない」と言ったら、まずは近くにある箱やトレーなどの中を探させる習慣をつけましょう。そうすると、だんだんそこに自分の必要なモノが入っていることがわかってきて、使い終わったら元に戻すようになると思います。 ――「使い終わった瞬間、モノが意識から消える」は、まさにあるあるですね(笑)。村上さん:伝え方にもポイントがあります。子どもに「片づけなさい」という言葉は通じにくいのです。なぜなら、「片づける」という言葉には、「集める、分ける、捨てる、しまう」など、いろいろな意味がまとまって入っているから。そのときの状況や前後の文脈によって、「片づけなさい」の意味が変化するので、子どもはどうしたらいいかわからなくなるんですね。つい便利だから、まとめて「片づけなさい」と言ってしまいがちですが、いかに漠然とした言葉を使っているかということを、親が自覚することも大事だと思います。■「誰かが片づけてくれる」丸投げ夫にはどう対処する?――片づけが苦手な夫の場合は、どう対処したら良いでしょう?村上さん:ウチの夫も片づけがやや苦手で…(笑)。夫は、ASDに加えてADHD(注意欠如・多動性障害)やLD(読み書きの学習障害)の傾向があり、しまった場所も忘れてしまうし、どこに片づけるというルールも忘れてしまうのです。だから、わが家では、先ほどお話しした写真ラベルを貼って対応しています。こうすると、中には「子ども扱いするな」と機嫌をそこねる夫もいるかもしれませんが、「あなたじゃなくて、子どものためよ」と、しらんぷりしておけばいいのです(笑)。――そもそも、夫が片づけの意味を感じていなかったり、結局、最後は誰か(妻)がやってくれると甘えている場合もありそうです。村上さん:以前の私ですね(笑)。片づけって、少し先の未来ですから。少し先の未来と今とを天秤にかけて「どっちを選びます?」という話で、片づいた状態の心地良さが少し先の未来にあることがわかっているからこそ、目の前の面倒臭い片づけを乗り越えていくことができるのです。そこがつながっていないと、目先の楽しさを優先してしまいますよね。特に、子どもは基本、快楽主義者ですし、ADHD傾向が強い子などは、特にそうでしょう。これは、勉強でも同じですよね。「今ちょっとがんばって勉強する」と「そうすれば成績が上がる」ということがつながっていればがんばれますが、そこがつながらない限り、目先の快楽に流されてしまうのではないでしょうか。それは、子どもに限りません。――では、どうしたら、頭の中でそこが「つながる」のでしょう?村上さん:まず、スモールステップで、少し先の未来の状態を体験させてあげることです。例えば、財布や引き出しなどの小さなスペースで、「片づくとこんなに快適なんだ!」という成功体験を少しずつ積み重ねてあげる。そのために、最初の一歩は本人に合わせたハードル設定が必要です。そこからスモールステップで少しずつ引き上げる…まさに、子育てと一緒ですよね。村上さんの片づけメソッドは、ASD当事者ならではの視点と工夫で、同じように片づけが苦手な人のために、片づけのステップを非常に具体的な行動に落とし込んでいました。これだけ具体的に提示された方法なら、さまざまな片づけ術で挫折してきた方でも、片づけができるようになるでしょう。また、片づけができない原因を本人に求めるのではなく、環境設定を見直したり、本人に合わせたハードル設定をしたり、スモールステップで対応する…。そんなやり方に、村上さんの本業である、発達支援でご活躍される様子も透けて見えるのでした。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月02日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第2回インタビューでは、「片づけが苦手な人は、どこから手をつけたら良いのか?」をテーマに、具体的な片づけ方法についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■片づけ下手「一番最初に手をつけるのは“財布の中身”から」――片づけが苦手な人は、まず、どこから手をつけたら良いのでしょうか?村上由美さん(以下、村上さん):最初に手をつけるべきところは、財布です。なぜなら財布は、お札やカードなど、入れるモノのサイズがだいたい決まっていて整理しやすいから。ほかにも、スペースが小さいので早く整理が終わって達成感が得やすいというメリットや、毎日使うモノだからこそ、片づけの効果を感じやすいというメリットもあります。――財布って、意外と私の中ではブラックボックスで…。領収書やスタンプなどがどんどんたまってしまい、すぐ散らかってしまうのですが(苦笑)。村上さん:財布の中身は、定期的に見直す必要があります。レシート類などは、最低でも週2回見直したいですね。買い物に行く曜日は、たいていの方がだいたい決まっているものなので、「○曜日と△曜日にやる」というふうに、あらかじめスケジュールに組み込んでしまうと良いですよ。――財布の中身を整理する時のポイントは何でしょう?村上さん:使用頻度を見極めることです。一度、財布の中身を全部出してみて、使用頻度ごとに分けてみましょう。「毎日から週に数回」「週1回~月数回」「1~2カ月に1回」「それ以下」というふうに。そして、使用頻度の高いモノは財布にしまい、それほど使用頻度の高くないモノは財布とは別管理にします。ちなみに、私の財布は、現金と最低限のカード類のみでコンパクトに。保険証や診察券といった、それほど頻繁には使わないカード類は、財布とは違うカード入れで管理しています。カード入れは、1枚ずつ入れられる仕切りがついているものが、探しやすく便利ですよ。――なるほど。使用頻度によって、別管理にしているのですね。村上さん:中身を整理すると、自分にとって選ぶべき財布は、次の3つのどれかになると思います。1. 現金と必要最低限のカード類だけが入るコンパクトな財布。2.現金とカード類のほか、一時的に保管するレシートやクーポン券を入れるポケットがついている財布。3.1.のコンパクトな財布と、頻繁には使わないカード類を入れるカード入れの組み合わせ。ちなみに、私は3.なのですが、どれが正解というのではなく、大切なのは、どれが自分にとって心地良いかを見つけることです。■「財布が終わったら次は?」片づけステップの順番を知る――財布が整理できたら、次はどこでしょうか?村上さん:財布の次は、ポーチです。ポーチは財布と違って、入れるモノのバリエーションが幅広いので、まずは、中に何を入れるかを見極めることから始めます。ポイントは、ポーチの用途を明確にすることです。化粧品だけ入れるのか、化粧品+よく使う小物を入れたいのか、というふうに。ポーチの用途が明確になりにくい場合は、ポーチをバッグから取り出すのはどんな時で、その時何を使っているかを具体的に思い返すと良いでしょう。――モノが決まったら、しまうワケですが、しまい方のポイントは?村上さん:縦に入れることがポイントです。原則的に、モノは立てて入れたほうが中身が見えやすく、出し入れしやすくなります。ですから、内側に仕切りがついているモノがおすすめです。そして、ポーチの次はバッグというふうに、小さなステップアップの積み重ねで、だんだんと片づけの範囲を広げていきましょう。――ちなみに、私はよくバッグの中をごちゃごちゃにしてしまい、すぐに必要なモノが取り出せずに焦ってしまうことが多いのですが…。村上さん:それは、モノの定位置(入れる「場所」)が決まっていないからです。これを解決するために、バッグの中身はまず大きいモノから入れて、モノの定位置を決めましょう。例えば、ノートPCやタブレットを入れれば、自然とバッグの中が2つのゾーンに仕切れますよね? また、小さいモノは、バッグインバッグのような小分けの仕切りを利用して、モノが動かないように入れることがポイント。こうすることで、バッグの中でモノが行方不明になることを防げます。また、入れ方はポーチの時と同様に、立てて入れること。モノが見やすくなり、出し入れもしやすくなります。■家の片づけ「引き出し、棚、箱など小スペース」からスタート――これらの片づけを、家の片づけに応用するにはどうしたらいいのでしょう?村上さん:家に応用する時も、すぐ完結できるような小さなスペースから始めましょう。例えば、引き出しや棚、小さな箱の中、などがおすすめ。「できた!」の達成感を積み上げることが大切です。――引き出し以外に、片づけやすい場所はありますか?村上さん:人にもよりますが…例えば、食品は賞味期限があり捨てる基準が明確なので、片づけやすいかもしれません。でも、食品庫や冷蔵庫全体とするとハードルが高すぎるので、「まずは食品庫のこの棚だけ」とか「冷蔵庫のドアポケットだけ」というふうに、範囲を限定しましょう。そして、だんだんと広げていきます。――小スペースから広げること以外に、片づけにおいて気をつけるべきことはありますか?村上さん:片づけは1回で終わることではない、ということです。よく、片づけが苦手な人は1回片づければそれで全部終わる、と思いがちですが、片づけはずっと続くことなので、むしろ片づいた状態を維持する方が大変です。最初にお話しした財布の整理のように、「場所、量、入れ方」の3つの片づけステップを、いかに日々の生活のルーチンに組み込めるか。片づけ成功の秘訣は、そこにかかっているのだと思います。確かに、どんなにキレイに片づけても、家は片づいたそばから、どんどんと散らかっていくもの。まずは、無理ない小さなスペースから始め、それを日々のルーチンに組み込んで、片づいた状態を維持してみる。そして、少しずつ範囲を広げていくことが大切なのだと教えていただきました。次回は、「片づけが苦手な家族の対処法」ついておうかがいします。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月01日最近、さまざまな片づけのメソッドが巷にあふれています。「断捨離」に「ときめき」、「ミニマリスト」など…日本の片づけメソッドは、アメリカで一大ブームを引き起こすほどにもなっています。しかし一方で、いろいろなメソッドを試してみたものの、うまくいかなかったという人も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 。実は、著者の村上由美さんは片づけの専門家ではありません。本業は言語聴覚士で、主として発達障害や知的障害を持つ子どもたちやその家族を対象に、発達支援の仕事に20年近く従事しています。そんな村上さんもASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者で、発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書には、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。一体どんな方法なのでしょうか? お話をうかがってきました。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片付けはしないとダメ?」片付けるメリット、片付けないデメリット――以前の村上さんは、本当に片づけが苦手だったそうですが、どんなことがきっかけで片づけに目覚めたのでしょう?村上由美さん(以下、村上さん): 私は30歳くらいまでは、片づけが大嫌いでした。実家で暮らしていた頃は、床一面にモノを散らかしていて、母によく「片づけなさい!」と怒られましたね(苦笑)。なぜ片づけなかったかと聞かれれば、そもそも、私自身が片づけの必要性を感じていなかったのです。――散らかっている状態でも、村上さん自身には、特に支障はなかったのですね?村上さん:「片づけなさい」と怒られて、嫌な気持ちになることばかりに気をとられてしまって…。でも、さすがに自分自身も薄々わかっているのです。いつかは片づけなくてはならないということは。それで部屋がどうにもならない状況になってから、年に2回くらい重い腰をあげて片づけるワケですが、そういう状況になってからの片づけはものすごく大変で…。とにかく、片づけに対して、ネガティブなイメージしか持てなかったのです。――でも、「このままではマズイ」と、ある時気づいたのですよね?村上さん:私の場合、私が片づけないことで、職場のほかの人が困る事態が発生して…。上司から注意を受けたことがきっかけでした。自分ひとりの問題ならともかく、他人の迷惑になるとわかった時点で、「こりゃ、片づけないとまずいぞ!」となったワケです。――以前の村上さんのように、片づけが苦手な人には、「そもそも、その必要性を感じていない」という人も意外と多いように思います。村上さん:そういう場合は、本人が我に返らないとなかなか難しいと思います。私もそれまで、「片づけ」は自分の好きなことができる時間を犠牲にしてやらなければならないこと、と思っていましたから。まるで、良いことと嫌なことをトレードオフするようなイメージ。で、片づけで得られるメリットと、片づけないままのメリットを比べた時、片づけないままでいるメリットの方が、私の中では大きかったのです。でも、それが一気に逆転して、デメリットが増えてしまったワケ(苦笑)。また、最近よく思うのは、片づけって結局、他人との円滑なコミュニケーションのためでもあると思うのです。――どういう意味でしょうか?村上さん:きちんと片づけていれば、他人に用事を頼めるんですよ。例えば将来、私に介護が必要になった時、ヘルパーさんに「〇〇は△△に入っているからお願いします」と頼めます。ですが、もし家の中が、自分でも何がどこにあるのかわからない状態だったら伝えられませんよね?よく「なんで片づけしなくちゃいけないの?」と嘆く人もいるのですが、片づけって、ゆくゆくは自分のためになるのです。結局、コミュニケーションのためのインフラなのです。■片づけ下手はまず最初に「しまい場所決め」から手をつける――村上さんは片づけの必要性に目覚めたわけですが、30年ほど片づけをしていなかった(?)状態から、どうやって一気に巻き返したのでしょう? 村上さん:いったんスイッチが入ると、ASDならではのモノごとをとことん突き詰める特性が発揮されたのだと思います。まず、「片づけとはどういうことか?」を考え、次に片づけに必要な行動を分析し、「自分がどこでつまずいているからうまくいかないのか?」を洗い出しました。――そこで洗い出された、つまずきとは?村上さん:私がつまずいていたのは、次の3つでした。1.モノの出し入れを面倒に感じていること。2.片づけが苦手なのに「その気になればすぐできる」と自分の能力を過大評価していたこと。3.「そもそも何のために片づけをするのか」をよく理解していなかったこと。いろいろ調べるうちに、自分が片づけをする目的は「仕事と家庭の両立のために、家の中を使いやすくすること」と明確になりました。理由がわかったので、次は具体的な行動に落とし込むスキルを研究しました。――そこで、この本で紹介されている3つのステップを編み出したワケですね?村上さん:片づけに必要なのは、次の3つのステップです。1.場所:目的にあったしまい「場所」を決める。2.量:しまい場所に入りきる「量」を決める。3.しまい方:しまい場所に合った「入れ方」を決める。まず、一番最初に決めるべきは、モノのしまい「場所」です。すぐ出せる場所、簡単にしまえる場所を決めることで、使いやすく散らかりにくくなるからです。次に、「量」を決めます。すでに「場所」が決まっているので、そこに入るだけの量に減らします。最後は、「入れ方」。どう入れると出し入れしやすいか考えます。――まず、はじめに「場所」を決めるのですね? よく言われる「量」の方ではなく?村上さん:まず量を減らそうとすると、モノの「要・不要」を決めることになり、片づけが苦手な人にとっては、なかなかむずかしいのです。判断に迷うばかりで、挫折してしまいがちです。例えば、量を決めるにしても、決められた場所に入りきる量、というような目に見える尺度に沿って進めていく方が、片づけが苦手な人にはわかりやすいのです。ですから、最初に場所を決めることが大事。――村上さんは、この3つのステップで、長年苦手だった片づけが得意になっていったのですね?村上さん:片づけができるようになってから、モノが思った通りの場所にあり、やりたいことがすぐできる生活はなんて快適なんだろう! と感動したくらいです。逆に、「今までの私はどんだけ損していたんだ!? と後悔しきりでしたね(笑)。もちろん、どちらの生活を選ぶかは個人の自由ですが、どちらも経験している私からすると、もう以前の生活には戻りたくない、というのが素直な実感ですね。村上さんに、「片づけはコミュニケーションのためのインフラ」と言われて、妙に納得してしまいました。確かに、介護までは想像できなくても、例えば、自分が病気で寝込んだ時、家の中が片づいていれば親やヘルパーさんに手伝ってもらいやすいですね。さらに、わかりやすくラベリングされていれば、熱に浮かされながら、いちいち人にモノの場所を説明せずにすみそうです。次回は、「片づけが苦手な人はまず何からはじめるべきか?」をテーマに、具体的な片づけ方法をうかがっていきます。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年02月28日アンジェでも定番的人気の「tower(タワー)」シリーズ。「tower」といえば、キッチン、バスルーム、リビング…と暮らしを便利に変えてくれる生活雑貨ブランド。みなさんの暮らしでも、すでにひっそり定着しているものがあるのでは? 家庭用品の枠を超えた、高いインテリア性と機能美が人気です。今回は、私の家事を助けてくれている本当に使える「tower」商品6選をご紹介。01スリムコートハンガー以前にも「日々のコラム」でご紹介した、スリムコートハンガー。⇒ 「後で片づけよう」は卒業! 散らからない「導線づくり」のコツ 商品が手元に届いて、組み立ててからというもの、もうずっと手放せなくなっている愛用品。ダイニングのそばに置いて、アイロンがけのお供に。立ってアイロン派の私には、Yシャツの一時置き場所として欠かせない存在になっています。ダイニングテーブルに板状のアイロン台を置いて、きれいになったYシャツをここに掛ける。憧れだった家事コーナーを即席で叶えてくれた自慢のアイテムです。ダイニングはクリスマスやお誕生日の飾り付けをするスペースにもなっているので、イベント時にはひょいっと持ち上げて別のところへ。簡単に移動できるのも、長く愛用している大きなポイント。⇒ towerスリムコートハンガー 02マグネットバスルームフックバスルームの掃除をラクにするために、じめじめした環境の中で、極力衛生面にこだわりたどり着いた収納法がコチラ。お風呂掃除に使うスポンジとブラシをtowerのマグネットバスルームフックに。実は、バスルームの壁はマグネットがつくようになっているものが多く、すぐに落ちてしまう吸盤タイプよりマグネットタイプのものがオススメ。マグネットフックをピタッと取り付ければ、収納スペースのないバスルームも、掃除道具の収納スペースを簡単につくることができます。掃除をラクにするポイントは、敢えて水受けトレイのない場所に設置すること。浮かせて収納することで、ヌメヌメ掃除の手間を省きます。自己流に高さをカスタマイズできるというのもいいですよね。⇒ towerマグネットバスルームフック/タワー 03ダンボールストッカーネットショッピングが主流のわが家では、段ボールの保管にもしっかり定位置があります。処分すると決まっているものなので、玄関に近いシューズクロークにダンボールストッカーを設置。リビングにダンボールを持ち込むことなくゴミの日まで保管しています。キャスター付きなので、コロコロと引き出してほうきをかけやすいというのも、私にとって重要なポイント。「このまま紐を通して束ね、スムーズにゴミ出しができる」というのがウリですが、もっと家事の手間を省きたい私は、最初からダンボールストッカーに紙袋をセット。ここにダンボールを差し込んでいけば、ゴミの日に紙袋ごと持って行くだけでOK。子供のお手伝いにしてお願いしています。家族と役割分担して、家事を助けてもらう私の戦略にぴったりなのです。※お住まいの地区のごみ出しルールをご確認くださいね。⇒ towerダンボールストッカー/タワー 04排気口カバー大掃除の度に気になっていたコンロの排気口。ギトギト汚れを見て何とかならないものかと思っていました。そこで試したのが、tower排水口カバー。スタイリッシュなこれを置いておくだけで、油跳ねや、排水口にゴミが落ちるのを防ぐことができるのです。長さが自由に調整できて、簡単に丸洗いできる優れもの。毎日の掃除はサッと拭いて、大掃除まで汚れをため込みません。大掃除の苦手項目が減ったと思うと、嬉しいお買い物ですよね。調味料を置けるタイプのものもありますが、私は掃除をしなくなりがちなので、敢えてモノが置けない斜面タイプを。⇒ tower排気口カバー/タワー 05 吸盤ドライフック子供たちが食欲旺盛になるにつれ、お料理の品数も増えてきたこの頃。大きなお鍋を使うことが増えてきたせいか、シンクが狭く感じるように。以前から使っていた、ステンレス製のスポンジ置きを外してみると、シンクが広々して使いやすい印象になったので、これは!と思い、すぐにtowerを検索して、吸盤ドライフックをスポンジホルダーに。シンクは広々、スポンジの定位置がはっきりし、スポンジをいくつも置かなくなりました。2個セットなので、もう一つは洗面所に。スポンジを浮かせるように設置して、気づいた時ににサッと掃除するようにしています。掃除道具を掃除したい場所の近くに設置しておくことで、毎日の掃除に手が伸びるように。⇒ tower吸盤ドライフック/タワー 06キッチンスチールコの字ラックL食器棚は種類の違うお皿を積み重ねないことで、家事効率をupすることができます。コの字ラックで収納スペースを増やし、アイテム別に取り出しやすく分けておけば、片手でスムーズに家事ができるように。取り出しやすく、片づけやすくなります。いろいろ試してみたけれど、towerのコの字ラックの良いところは、スチール製のずっしりとした安定感。大きなお皿も安心してスタッキングできます。取り出しやすそうで、スッと手を伸ばしたくなるでしょう?Lサイズは奥行も22㎝とたっぷりなので、カウンターにコーヒーメーカーなどを置くのにも便利そう。⇒ towerキッチンスチールコの字ラック(収納ラック)L2個セット/タワー【送料無料】 私の家事を助けてくれるtowerアイテム、いかがでしたか?日々進化している家庭用品、上手に取り入れて、家事はそこそこに自分の時間をたっぷりと。きっとtowerの使い心地に驚いていただけると思います。⇒ 「タワー」シリーズ一覧はこちら ■暮らしのはなし お片付け 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年02月17日6カ月〜活躍まるでマジック!一瞬で片づけ完了play&goのバッグ&マット片づけても片づけても、次から次に新たなおもちゃを出す子どもたち。ひたすら子どものあとを追って、片づけをして一日が終わるなんて日もありますよね。もっと効率的に片づけができたらと考えている方も多いのでは?しかも、おしゃれだったら言うことなしですよね。そんなおいしすぎるアイテムが……あるんです!海外で人気のお片づけバッグ&マット「play&go」。ぜひチェックしてみてください。《 紹介者 》ベビモニスタLIO&LUKAくんママベビモフの連載「着せ替えSNAP☆SNAP」で大人気だった双子のLIO&LUKAくんのママ。2018年、第3子となる男の子を出産。背伸びすることなく、子どもらしさを大事にした育児スタイルが共感を得ています。きっかけは海外のインスタフォロワーさん子どもが散らかす、私が片づける。良くも悪くも感覚がマヒしちゃって、そうすることが当たり前になっていたんです。でも、たまたまインスタでフォローしている海外の方が、「play&goのバッグ&マット」をアップしているのが目に止まって。こんな可愛い便利グッズがあるんだ!と、興奮しました。今でこそ、店舗で取り扱っているところもあるようですが、当時はネットでしか扱っているところがなくて。実物を見ないまま買うには少し高かったのですが、思い切って購入してみました。収納&マットの2in1▼購入はこちらplay&goのバッグ&マット巾着型になったバッグは、広げればそのままプレイマットとしても使えるんです。片づけるときは、両端の紐をキュッと引くだけ。広げてマットの上で遊べば、片づけもラクラク。当時、幼稚園児だった息子たちも、このくらいの片づけならお手のもの。自発的にキュッと片づけをしてくれるようになりました。おもちゃって、大小様々だったり複雑な形をしていたりで、箱のような形が決まった収納に収めるのって意外と大変なんですよね。その点、このplay&goのバッグ&マットなら入れる向きとかも考えず、本当に一瞬で片づけが完了します。おしゃれなデザインがいっぱいplay&goのバッグ&マットの魅力は機能性だけではありません。とにかく、デザインが可愛い!柄も豊富なので、どれにするかかなり迷いました。最近、末っ子のおもちゃも増えてきたので、彼専用のものも仲間入りしました。広げたときのこの白クマが可愛いなと。子どもらしいのにシックなデザインで、リビングに広げていてもインテリアの邪魔になりません。むしろ、おしゃれなアクセントになっています。Text:Kyoko Isobe
2019年01月31日何年か前に街で、恋愛アドバイザーを名乗る男性から声をかけられたことがあります。普段はそういった怪しい人の話は聞かないし、決して視線も合わせないのですが、そのときは「もし本当に恋愛アドバイザーなら、どんな恋愛テクニックを持っているのか見てみたい!」と好奇心が勝り、軽々しいと思いつつも連絡先を交換しました。■どうやって誘ってくるの?交換して1分もしないでLINEが届きます。「突然声をかけてしまいごめんなさい。もしよかったら、来週土曜に食事をご馳走させてくれませんか?」ふむふむ。紳士的かつ、当たり障りない感じです。ちなみにその恋愛アドバイザーの雰囲気は、ごく普通の爽やかな青年。年齢は30歳くらいだったと思います。気になるのは誰に向けて「恋愛アドバイス」をしているのかということ。それはどのような仕事内容なのか、それだけで生活できているのか。実際はどうなのか、会って聞いてみようと思いました。でも、こちらはあくまでお手並み拝見をしたいので、最初の誘いは丁重にお断りすることに。すると、メッセージを送って5分もしないうちに新しい日程でお食事の誘いが。大変恐縮ながら、やっぱりお手並みを拝見したいので、新たな日程もお断り。通常なら、ここで一旦引き下がると思います。さあ!どうくる?引き下がりました!!!おいおい!案外普通のようです。しかし週末になり、また新たな日程でお誘いがきました。今度はあっさり承諾します。あちらも、いきなりのOKに驚いたようでしたが、お店も決めてくれるそうなので、次こそはどういったテクニックを見られるのか楽しみに待つことに…。■どんな会話をするの?前日になり、お店のURLが貼り付けられたメッセージが届きます。お店は小ぎれいでおいしそうな和食の居酒屋さんでした。当日、待ち合わせの場所へ行くと、ちょっと緊張気味のアドバイザー氏が立っていました。駅からお店までの道のりは約10分。天気の話から始まり、時事ネタをたくさん話してくれました。ようやく席に着いて、乾杯。いきなりですが、どうしても初めに聞きたいのは「恋愛アドバイザーとは何をするのか?」です。男性向けに講座を開き、女性への免疫がない男性に会話内容やデートのハウツーを教えているとのことでした。なかなか恋愛できない男性の道しるべとなっているなら、素敵なことです。少々警戒しつつ会話をしていると、恋愛アドバイザーになったきっかけを話してくれました。学生時代にできた初めての彼女にフラれた経験から、モテない男性の味方になろうと思い、テクニックを教える立場になったとのことでした。どことなく、女性に対する復讐のような感情が垣間見えていたので納得。あくまで、モテない男性に対しての恋愛コーチングがメインということですが、大規模な合コンも主催していたそうです。ごく普通の当たり障りのない会話をしつつ、自信のある恋愛テクニックは何か聞いてみます。「気づいたらみんな、俺に抱かれてるんだよ」と彼。あちゃ~!と思いましたが、いろいろ突っ込むとかわいそうな気がしました。■忍法・下心の巻しばらくして、「俺に興味が出てきた?」まさに今が帰り時だと感じたので、ここでお会計をすることにしました。完全に割り勘にしたかったのですが、「女性に払わせたくない」と、どうしてもお金を受け取ってくれません。お礼の言葉を述べましたが、そろそろ「下心」を出してきそう…そう思った矢先、家まで送りたいとの申し出が。忍法・下心です。丁重にお断りしたのに「夜道は危ない」ということで、どうしてもついてきます。念のため、家から離れた所で、改めてご馳走になったお礼を言い、解散しました。■恋愛テクニックは?恋愛テクニック自体は、特に駆使していた印象はありませんでしたが、幅広い人脈を活かして男性受講生をどんどん増やしていると言っていました。それはすごいけれど、「恋愛」というのは、しようと思ってできるような都合のいいものではありません。また、「恋愛=エッチできる」という幼稚な考えも、大人の女性にはすぐ見透かされるということに彼は気づかなくてはいけないのかも、と感じました。「女なんて…」といった考え方が頭の中にある限り、きっと本当の恋に巡り合うことはないでしょう。こういった悲しい恋愛アドバイザーも世の中にはいるのだなと、こちらまで悲しくなりました。恋愛はゲームじゃないんだよ…。そう、改めて思った夜でした。
2018年12月17日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについてうかがいました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■「片づけって楽しいね」ママの気持ちが子どもに伝染――子どもが片づけない! と困っているお母さんは多いと思うのですが、子どもが自分から片づけてくれるような上手なコツはありますか?井田典子さん(以下、井田さん):お母さんが片づけをして、「あ~! すっきりして気持ちいい!」というオーラを出すことです。子どもって、言ったようにはしないけど、見たようにはするもの。だから、「お母さん、片づけして楽しそうだな」と子どもが感じ取ると、子どもも同じようにするようになりますよ。――確かに、お母さんがイライラして片づけていたら、なんだか嫌なことをしているように思えてしまいますよね。「片づけ=お母さんがイライラ」のと「片づけ=お母さんが楽しそう」では、受ける印象がぜんぜん違います。井田さん:これは、私も子どもに気づかされたのですよ。息子が思春期の頃、夜なかなか帰ってこない彼を待ちながら、たまたま引き出しをひとつ片づけていたのです。子どもはなかなか変わってくれないけど、引き出しは小さいスペースなので、目に見えてきれいに変わってくれて、私は知らないうちに癒されていました。そうしたら、それを見ていた一番下の子が「ママ、片づけていると楽しそうだね」と。それで初めて気がついたのです。■片づけへの第一歩は「分ける」訓練から――確かに、お母さんが楽しんでいることは、子どももやってみたくなりますよね。…ただ、それでもなかなか重い腰をあげてくれない子には、どんな声がけをしたらよいのでしょう?井田さん:「片づけなさい」という言葉は、実は、子どもにはわかりにくいのです。よく「机の上を片づけなさい」と言うと、子どもって片側にザザーッと寄せて余白を出そうする(笑)。で、「引き出しを整理しなさい」と言うと、今度は並べ替えをする(笑)。でも、それでは片づけになりません。片づけるということは、「分ける」ことですから。――確かに! ザザッーと寄せて「はい、終わり!」というのは男子に多いパターンです(笑)井田さん:子どもに片づけを身につけさせるのに、良い方法があります。まず、机の上にひもを1本置き、使っているモノをひもの右に、使わないモノを左に置きます(右利きの子の場合。左利きの子の場合は左右反対になる)。これは、モノを分ける訓練になるのです。例えば、引き出しの整理では、まずはモノを全部出します。全部出すことで、自分がどんなモノを持っていたか気づくことができます。その後、ひも1本で先ほどと同じように左右に分けます。分け終わったら、選んだモノをしまっていきます。使わないと判断したモノは違う箱に入れてお母さんが預かるなり、時を見て処分するなりしましょう。これは、私が提唱している「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」の方法です。――「分ける(選ぶ)」って大人でも難しい気がしますが、子どもだけに任せてできるのでしょうか?井田さん:片づけでは、親が「枠」を用意して、その中に入れるものは、子どもに選ばせることが大事です。今の子どもに大切なのは、選ぶ力。選択肢も情報もあふれている世の中で、今、自分にとって何が大事か? ということをしっかり選べる子にならないと、将来、自分の進路にも迷ってしまうことでしょう。そのためにも、片づけはとても良いトレーニング。片づけを「やらなくてはいけないこと」と考えず、子どもを鍛えるチャンスだと思って大事にしてほしいです。――義務ではなく、チャンスなのですね。井田さん:年末年始の長期休みは、とても良いチャンスです。わが家では、長期休みは書類整理をすると決めていて、親は親の書類、子どもは学期でたまったプリント類を、一緒に整理することにしています。子どものたまったテストやノートなどを改めて見返すことによって、子どものがんばりや成長を感じることができますし、普段あまり見ていないお父さんが見れば、きっとお母さんとは違った角度から子どもをほめてくれるでしょう。家族一緒にやると、すごく良いコミュニケーションになりますよ。本来、片づけは、こうしたとても豊かな時間なのです。ぜひ、長期休暇に家族みんなでやってみてくださいね。■「お母さんは万能じゃありません!」時には夫・子どもに頼ってみよう――「片づけが家族の豊かな時間になる」というのは目からウロコでした。…ただ、こうして片づけの良さばかりが強調されると、片づけ下手なお母さんはプレッシャーを感じてしまいそうですが、どうしたらよいのでしょう…?井田さん:片づけには、上手も下手もないのですよ。片づけは「常に更新すること」ですから、昨日より便利になればそれでいいのです。自分は片づけ下手などと決めつけず、わからない&できない時は、家族にSOSを出してみてはどうでしょうか?「お母さん、ここをどう片づけたらいいのかわからないんだけど、いいアイディアある?」というふうに。頼られれば子どもも張り切って考えるので、子どもの考える力を養うこともできますよ。――自分だけでなんとかしようと思うのではなく、家族を頼るのですね。井田さん:お母さんは万能じゃありませんし、万能である必要もありません。逆に、頼って任せるということは、子どもの成長を促す、とても大事なことですから。また、子どもが中高生くらいの難しい時期になったら、スマートフォンで片づけ前の状態を撮って子どもに見せ、「きれいなアフター写真撮って送ってよ」などと誘うと、うまくいくことが多いですよ。写真は客観的に見られるので、気づいていなかった状態もわかるのでおすすめです。――では、逆に、片づけ魔のお母さんはどうでしょう? 子どもの片づけに満足できなかったり、旦那に高度な片づけレベルを要求してしまったりしそうですが…?井田さん:心地よい片づけのラインは、みんな違います。お母さんが完璧な片づけの価値観を家族に押しつけてしまったら、家族は息苦しいのでは? こういう場合は、それぞれテリトリーの責任者をはっきりさせ、自分以外のテリトリーにはあまり口出ししないようにすることが大事。例えば、おもちゃ箱を子どものテリトリーと決めたら、多少お母さんが気に入らない片づけ方をしていても目をつぶる。でも、箱からおもちゃがあふれて共有スペースであるリビングに侵入してきたら、きちんと子どもに箱にしまってもらう、などというふうにしてみてはどうでしょう?――それぞれのテリトリーを決めたら、後はあまり口を出さないというのは、井田さんが繰り返し言われている、「枠」を決めて後は「任せる」ということですね。井田さん:モノを選ぶということは生活の根本で、時間の使い方、お金の使い方、そして心まですべてにつながっています。子どもには、片づけを通して、絶えず自分のことを見直すことで、「今、一番大事なものは何か?」ということを選び取れる人に育ってほしいと思っています。まずは、見えるところを整えることから少しずつ、親子で始めてもらえればうれしいですね。3回にわたり井田さんのお話をうかがってきて、不思議と、未練いっぱいだったヒール靴やクローゼットを占拠していたコート類などを、すっと手放せる気持ちになりました。それは、井田さんが、単に片づけのノウハウだけを教えるのではなく、「私にとって本当に大事なモノは何か?」という心の整理をしてくれたからだと思います。また、「お母さんは万能でなくて当たり前。周囲をどんどん頼りましょう!」という井田さんの言葉には、ホッと肩の力が抜けたような気がしました。いつの間にか私は、子育ても仕事も何もかも…しっかりこなせる強い母でありたい、という価値観に縛られ過ぎてしまっていたような気がします。頼ることでお母さんが楽になり、頼られることで子どもの自立が促される、そんなすてきなサイクルを、ぜひわが家でも作りたいと思いました。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月16日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、差し迫った年末年始に、今からできる最低限の大掃除法について教えていただきました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■年末は「ほどほど掃除」で十分、その理由は?――気がつけば、師走…。年末年始が差し迫ってきましたが、「今から間に合う大掃除法」などという都合の良いアイディアはないものでしょうか…?井田典子さん(以下、井田さん):その前に、そもそも、なぜ大掃除は一年で一番寒くて忙しいこの時期にやるのだと思いますか?――新年という節目をきれいにして迎えるべき! だからでしょうか…?井田さん:確かに日本ではそうですが、欧米では大掃除といえば春に行うものなのです。もともと、冬の暖房器具ですすけた部屋を掃除したのがはじまりだそうで、春の明るい日差しのもとで掃除した方がどれくらいきれいになったかよく見えるし、暖かいほうが汚れも落ちやすいというわけです。確かに、節目である新年は気持ちよく迎えたいものですが、年末年始は多くのお母さんにとって一年で一番忙しい時期。家中すべて大掃除しなくても、ポイントだけ決めて掃除すれば、それで十分だと思います。ちなみに、わが家では、大掃除をできるだけ夏場にシフトしているのですよ。――真逆の季節に!? 大掃除を夏場にシフトした理由は何ですか?井田さん:季節によって、おすすめの掃除があるからです。例えば、油汚れの掃除は、夏がおすすめ。夏の暑い気温を利用して、プラスチックのカードや要らなくなったヘラなどで油汚れをスーッとそぐと、お湯など使わなくても簡単に油がこそげます。換気扇の掃除などは、夏だと冬の半分以下の時間でできるので、わが家では、毎年「海の日」にやると決めています。逆に、これを冬にやろうとすると、寒さで油がカチカチに固まっているので取り除くのが大変なのです。また、水回りの掃除は、秋がおすすめです。なぜなら、秋は一番乾燥した季節だから。みなさん、冬が一番乾燥した季節だと思いがちですが、実は季節で一番カビが生えるのは冬なのです。暖房を家の中でガンガンたくため、結露してしまうから。秋は、クローゼットの奥や押入れの内壁などを、しっかりしぼった雑巾で拭きあげておくと、カビ対策になるのでおすすめします。■年末の掃除はたったこれだけ「窓ガラス、玄関、冷蔵庫」――では、年末のこの時期に、押さえておくべき掃除ポイントってどこなのでしょう?井田さん:玄関と窓ガラスです。お客様の出入りが多い季節なので、玄関はきれいにしておきたいですし、冬の日差しは低いので、窓ガラスの汚れが目立つからです。大掃除がまだの方はあまり詰め込まず、この2か所に絞っても良いのではないでしょうか?ただ、理想を言えば、これら「住」関係の掃除は本格的に寒くなる11月中にすませておくことをおすすめします。そして、12月は「食」の片づけで冷蔵庫を空にしてリセットし、新たにお正月の準備を入れましょう。これらは、遅くてもクリスマスの飾りつけをする前のタイミングで行いたいものですね。――確かに、そのスケジュール感で進行すれば、年末がゆっくり過ごせそうですね。井田さん:やることがいっぱい残っていると、「大晦日までにやらなくては!」と気持ちが焦ってしまいますよね。でも、早めに終わらせておけば、12月にやることが減ってくるので、ゆったりした気持ちで年末年始が迎えられます。ちなみに、わが家では、大晦日は家族で映画を見に行くと決めています。最後にご褒美が待っていると、大掃除も家族みんなでがんばれますよね。■ママが完璧なほど、夫・子どもの家事力は弱体化?――井田さんのお家では、家族みんなで大掃除を分担していたそうですが、家族に上手に協力してもらうためのコツはありますか?井田さん:コツは、「選ばせる」ことです。まず、最初に、お母さんがやるべき掃除の項目を書き出します(写真参照)。そして、「どれがやりたい?」と家族に選ばせます。この時、「これをやってよ」という言葉はNG。押しつけられると主体的に取り組めなくなってしまいますが、自ら選ぶと主体的に取り組めるようになります。そして、自分の担当場所に自分の色のシールを貼り、できたら日付を入れます。この表は、みんなで共有することが大事なので、リビングなど見える場所に貼っておきましょう。――お掃除表を見ていると、旦那さまもずいぶん担当していますね? 初めからこんなに協力的だったのでしょうか?井田さん:いいえ、全然(笑)。夫はもともと、掃除も料理も家事はぜんぜんできなかったのですよ。洗濯物ひとつにしても、ピンチに1カ所ずつ吊るすだけの状態で、まともに干すことができず(苦笑)。料理も、最初は刻んだ肉、刻んだ野菜、ソースというふうに炒める順番に並べ、フライパンを置き、「この順番に炒めたら焼きそばができるから、お昼になったら子どもに食べさせてね」と。そこからはじまったのですよ。――そんな旦那さまがどうやってここまで成長を!?井田さん:どんなにひどいやり方でも、まず、やってくれたことに「ありがとう」と感謝しました。そして、「でも、こういう干し方だと、洗濯物全部にアイロンをかけなければならなくなるから、せめて2点をピンチで止めて干してくれたらうれしいんだけど…」と、「こうしてくれたらうれしい」と具体的に伝えて、少しずつ階段を上ってもらったのです。――階段を上ってもらうのに、上手なコツはありますか?井田さん:コツは、だんだん手を引くことです。例えば、先ほどの料理の例なら、次は刻むところも任せるなど、だんだんと相手に任せる範囲を広げていくのです。そうしているうちに、夫は冷蔵庫の中身を見て料理を作れるほどになり、今では、週末のお昼の料理を担当しているのですよ。――すごいですね! そしてこれは、夫だけでなく子どもに対しても同様ですね?井田さん:お母さんがぜんぶ家事を巻き取っていては、いつまでたってもお母さんはしんどいままですし、夫も子どもも成長してくれません。それに、全部やってあげるのは親切ではなく、相手を弱体化させるだけ。知らず知らずに、相手を何もできない人にしてしまうだけなのです。本来、「できる」ということはとても楽しいことのはず。家事は100点も0点もなく、昨日の自分より上手にできたということが楽しいのですから、もっと楽しんでほしいと思います。片づけを通して、家族みんなが少しずつ家事力をつけてもらえばうれしいですね。「全部やってあげるのは、親切ではなく、相手を弱体化させるだけ」。井田さんのこのお言葉は、2人目出産後、旦那に車の運転を頼りきりになって以来、まったく運転できなくなってしまった、わが身のことと痛感しました。ちなみに、わが家では、ほぼ100%家事は私の担当。このまま夫の弱体化が進んだら…? と想像すると、ちょっと怖い未来が見えてきたので、ここでしっかり変えていこうと誓いました。次回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについておうかがいします。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月15日「早く片づけなさい!」と言ってもなかなか言うことを聞いてくれないのが男の子。でもそれには、男の子ならではの理由があったんです。書籍『男の子がひとりでできる「片づけ」』の著者で、LIMIAの人気インフルエンサーの中村佳子さんがその理由を教えてくれます。本書から少しだけご紹介しますね。※以下の内容は、書籍『男の子がひとりでできる「片づけ」』の文章から一部抜粋、編集したものです。やんちゃでかわいい男の子を育てたからこそわかることphoto/Akira Sato長男12歳(小6)次男8歳(小2)。やんちゃなふたりを育てながら、ママ歴も13年目になりました。「どうしてあぶないことばかりするの?」「どうして、なんでもかんでも生き物を連れて帰ってくるの?」「育児+異性」の状況に、「何を考えているのか、全然わかんない」という日々。特に片づけに関しては、いつも悩みの中心で、「なんで片づけられないの?」「早くしなさい!」と、毎日ガミガミ叱ってばかり。そんなとき、モノではなく人に焦点をあてたライフオーガナイズの片付け術を知り、私なりに試行錯誤した結果、「男の子だから言ってもできない」と思っていたことは、「男の子がやりたくなる・できる・しくみづくりや声かけ」ができていなかっただけだとわかりました。(中村佳子さん)大事なのは「なぜ片づけないといけないのか?」を理解してもらうことphoto/Akira Sato「片づけしたらどうなるのか?」「何をすることが片づけなのか?」という大事な部分が抜けたまま、「片づけなさい!」と言っていませんか?男の子は特に、自分で納得できないと動けません。片づけるとは、何をすることなのか、なぜ片づけるのかをしっかりと伝える必要があるのです。逆に、目的や意味を理解できるように伝え方を工夫してあげれば、納得して自分から動けるようになります。モノが必要な場所に入っていたら、必要なモノを探し出すことが簡単だし、何かを始める時に、「探す」ところから始めなくてすむ。朝の準備もバタバタしなくてすむ。(ボクもママも)みんながニコニコできる。次に使う人も困らない。だから、「使ったモノは、元の場所に戻さないといけないんだよ」という片づけの意味と理由が伝わっているかが、基本の"き"になるのです。(中村佳子さん)子育ては「 I メッセージ」片づけは「YOUメッセージ」photo/Akira Sato子育てでは、子どもが何か危ないことをしたときに、「(あなたは)いつもどうしてそんなことするの!?」「そんなことばっかりしていたら(あなたは)ダメ!」と伝えるのではなく「危ないことをしたら(ママは)とっても心配」「何度も言わないといけないのは(ママは)悲しい」と、「Iメッセージ」で伝えるのが、子どもを責めることなく、相手の気持ちに焦点を合わせることができるので効果的と言われています。でも片づけは違います!「(ママは)捨てた方がいいと思うよ」「この方法の方が(ママは)使いやすいと思う」はある意味、禁句!片づけを一緒にするときは、「(あなたは)どう思う?」「(あなたは)どっちの方が使いやすい?」と子どもを主体的に「YOUメッセージ」で伝えましょう。(中村佳子さん)「片づける」力は「生きていく」力につながっていくここで紹介したのは、書籍の中のほんの一部。他にも、「年齢別の片づけ」「お金の片づけ」「情報の片づけ」と気になる項目がたくさん。さらには、写真つきのワークが付いていたり、「男の子のやる気のスイッチを押す声かけ例」など、子どもと一緒に楽しんで取り組める具体的な情報が盛りだくさんです。中村佳子さんによると、「片づけで身につく力」は「空間を整える力」だけではないのだそう。片づけを通じて、モノだけでなく時間、情報を選び取る力が身につき、男の子が「生きていく」力につながっていくそうです。「自分の知識や経験を、悩めるママと子どもの未来に役立てたい」という気持ちがぎゅっと詰まった一冊、ぜひ手にとってみてくださいね。▼キッズオーガナイザー中村佳子さんのLIMIAの記事はこちら▼習い事バッグにも”片づけの仕組み”を?!継続には根性よりも「思ったときにすぐ行ける!」の環境が必要!つの学習机を兄弟でシェアしています!1つしかない引き出しだってもちろんシェア!うまくいくその秘訣は?おしゃれもキープしながら”小さな子どもが自分で片づけられる”おもちゃ収納
2018年12月08日今年も残すところ一ヶ月を切りました。ペットと暮らす人にとっては、感染など、病気予防対策のためにも、毎日の掃除は必要不可欠。「年末だから」と大掃除をする人も多いと思いますが、これを機に、普段の掃除や片づけを見直してみませんか? そこで、4匹の猫と暮らしながら“猫がよろこぶ暮らし”を研究する、ヤノミサエさんの新刊 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 から、日常的にできる掃除のアイデア、猫と気持ち良く暮らすヒントをご紹介します。ヤノミサエ猫4匹と暮らすフォトスタイリスト。読者数13万人超えの人気ブログ 「インテリアと暮らしのヒント」 のメンバー。暮らしにまつわるさまざまなアイデアを発信しながら、フォトスタイリストとして、大阪・東京でフォトスタイリング講座を開催。2017年春、4匹の愛猫たちと大阪から神奈川へ引越し、“猫がよろこぶ暮らし”を研究&実践中。著書に 『猫がよろこぶインテリア』 、 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 (辰巳出版)。HP: Blog: Instagram: @uzura_scope ■手間をかけない、日々の掃除もともと「細かくきっちり掃除できるタイプではない」というヤノさん。でもきれい好きな猫たちのために、床、猫毛、トイレ、食器に気をつけるほか、多頭飼いのため、感染対策に除菌もしているそう。“時短、ちょこちょこ、手間をかけず”をモットーに、楽にできる方法を探し、猫たちのおかげで掃除が上手くなったのだといいます。 基本の床掃除では、そんなヤノさんがたどり着いた掃除機のかけ方から、時間が経ってしまった猫の嘔吐物の処理には水湿布、壁や柱についた、猫のスリスリ汚れの掃除にはアルカリ電解水クリーナーなど、猫あるあるの悩みに対する、ヤノさんならではの掃除方法が紹介されています。また、「菌やウイルスってどこまで気にしたらいいの?」、「猫がストレスに感じること、掃除してほしくないところ」など、知っているようで知らなかったことについて、猫専門病院の先生による解説も書かれています。■気になる猫毛対策やトイレ掃除、食事のこと猫と暮らしていると、最も気になるのが猫毛。1日掃除をサボると、部屋の隅に猫毛の塊が…という経験は、愛猫家なら一度は経験あるのでは? またトイレ事情や、食器、フードの保存なども気になるところです。ヤノさんによる、猫毛掃除のための便利グッズや、猫毛が目立ちにくい、布や洋服の素材選び、そしてトイレは置く場所、洗い方を紹介。また食器の洗い方やキャットフードの保存方法など、ちょっとしたアイデアのようですが、とても参考になります。またどれを選べばいいか悩みがちな、除菌、消臭、洗剤系グッズ情報、掃除術など、雑誌『猫びより』の読者によるアイデアも紹介。対策別に、自分の猫に合うものを選びたいものです。■掃除がラクにできる整理術そして最後は、掃除がラクにでき、猫毛が入りにくい収納術。すっきり片づいていることが大切だとヤノさん。いたずら防止のために、見えない収納にすること、蓋つきの収納容器を選ぶことで、見た目もすっきり見え、掃除をしやすいと一石三鳥です。また本書では全編にわたり、ヤノさん宅以外に、猫と暮らす10人の家と暮らしを紹介。猫だけでなく犬とも暮らす人、小さな子どもがいる人、多頭飼いの人…とさまざまなケースで、それぞれの心がけていることが詳しく取材されていて、自分の家に近い人の家を参考にすることができます。 どの家にも共通するのは、掃除のしやすいインテリアにすることと清潔感を保つこと。猫と暮らしているからこそ、すっきり片づいた掃除がしやすい部屋にする。それが猫が安全に、ストレスなく暮らせることに繋がっていることが、よくわかる一冊です。 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 ヤノミサエ 著/辰巳出版 1,200円(税別)猫がいるから掃除がしやすい部屋になる!! 大好評『猫がよろこぶインテリア』シリーズ第2弾。猫毛に悩まされない床掃除や洗濯、猫トイレの掃除のことなど、猫と暮らす方必見の情報が満載。猫と気持ちよく暮らすお宅もご紹介しています。
2018年12月07日最近は、必要最低限のものしか持たないという人が増えています。家の中がすっきりすることで気持ちにも余裕ができる「持たない暮らし」。私は大人になってから自分がADHD(発達障害のひとつ、注意欠陥/多動性障害)であると分かったのですが、ADHDの人の特徴として、片づけが苦手、衝動買いが多いというものがあります。ADHD抜きにしても、私の性格はズボラで雑なので、毎日掃除はするものの、部屋が散らかっていたりクローゼットはぐちゃぐちゃ、買い物に行くとついムダなものまで買ってしまうといった、物があふれる生活を送っていました。シンプルに暮らしたい!そのための工夫主人や子どもたちから「部屋が散らかっている」と指摘を受ける日々。片づけなきゃ、と思っていてもどこから片づければいいのか、どうやって片づけるのかがまったくわかりませんでした。そんな時、図書館でゆるりまいさんの『わたしのウチには、なんにもない。』(KADOKAWA刊)という本に出合いました。必要最低限のもの以外は何も置いていない部屋。本当に「部屋の中に何もない」写真を見て、衝撃を受けました。私も、こんなシンプルな生活がしてみたい!そう思ったのをきっかけに、本やネットで片づけ・整理整頓の情報収集を始めました。今回は、現在、私が実践していることを紹介します。・思い出の品やプレゼントなど処分しにくいものはデジタル化子どもの作品、写真や本、CDなど取り込めるものであればパソコンでデジタル化しましょう。・使わないものは処分断捨離といってなんでもかんでも捨てるのがよいというわけではありません。自分にとって必要な物を見分け、ムダなことを省くことが大事。本当に好きな物・必要な物を客観的に把握できると、不要な物は無理なく自然に手放せるようになります。※本や雑誌、CDや小物に服。「いつか使うかも」と保管しているものたちは、たいてい使いません。雑誌は気に入っている記事だけスクラップして処分。読まない漫画や本は古本屋へ。去年着なかった服は、きっと今年も来年も着ません。フリマなどで処分しましょう・リビングには最低限の家具のみわが家のリビングには、シンプルに机とテレビ、テレビ台のみ。家具やものが少ない部屋は、掃除もラクになって家事の時間も短縮できます。・服は着まわしのきくベーシックでシンプルなものをはやりのない長く使えるベーシックアイテムを選ぶことで、クローゼットの中もシンプルに。毎日のコーデが時短&ラクになります。私はお気に入りの服以外はすべて処分し、何着かの服を着まわして使っています。買い足すときは、手持ちの服とコーディネートできるかどうかで判断しています。 私が持つことをやめたもの・子ども用勉強机リビングの机と折り畳み式のミニテーブルで代用。教科書や学校の書類などは、3人分カラーボックスにまとめて収納しています。・ソファーソファーに物を置きっぱなしにするのを防げます。掃除がラクですし、ホコリがたまりません。空間が広く使えるようになります。・車必要な時だけレンタカーで代用。普段は自転車・電車・バス・徒歩で移動します。駐車場代、ガソリン代が節約できました。・スマホ家族共有のパソコン、タブレットで代用。私は専業主婦で外出する機会があまりないので、スマホがなくても不便ではありません。アプリをダウンロードすればパソコンでもラインができます。・トイレマット、キッチンマット思いきって処分したら掃除がラクになりました。ホコリもたまりにくく、汚れたと思ったら拭き掃除が簡単にできるので便利です。持たない暮らしで私が変化したこと・ムダ遣いや衝動買いが減った物欲が驚くほどなくなり、節約につながりました。・時間の使い方が上手になった優先順位をつけて家事ができるようになりました。部屋の整理整頓が苦手な人は時間の整理整頓も苦手な人が多いようです。・イライラが減ったキレイな部屋で生活することでリラックスできるようになりました。・痩せた断捨離するとなぜか体重も減りました。ものと向き合い、大切にすることが自分自身を大切にする気持ちと結びつき、食生活や自分自身を客観的に見直すきっかけにもなったように思います。・夫婦仲がさらによくなったお互いのストレスが減ることで会話時間が増えました。キレイな部屋だと家族も喜びます。片づけをすることは、単にものを捨て収納するということだけではなく、自分自身を見つめ直すチャンスになります。ものを持たないシンプルな暮らしは、身のまわりのものだけでなく、心の中もスッキリしてゆとりがもてる生活につながっています。いきなりすべてを捨てる必要はありません。少しずつ、自分に合った方法で持たない暮らしを楽しんでみてください。<文:フリーランス記者青木真美>
2018年11月12日はじめまして。整理収納アドバイザーのnami sasakiです。私は3人の男の子のお母さんで、家で仕事をしています。苦手なことは、ごちゃごちゃしたことと、掃除と、家事に追われること。わが家の暮らしはというと、毎朝子供たちと一緒の時間に起き、送り出した後は少し出勤の遅い夫と家事をしながら子育てのことを話す。夫が出勤してから掃除機をかけ、末っ子の子育ての合間を見ながら自分の仕事に取り掛かります。3人の子育てに忙しい時間が夜まで続いて、ごはんを急いで作り、食べたらもう食器を洗う元気なんてありません(笑)お風呂に入ったら、子供たちと寝落ちしてしまう毎日。これが今の私の暮らし方。小さな子供がいるので、決まったとおりにはいかないけれど、収納で時間をやりくりしながら、効率的に短い時間で家事をこなすのが好きです。この「お片付けノート」は、読んでくださった方の忙しい日々がもっとラクになって、暮らしが楽しくなるヒントを綴っていけたらと思うのです。第1回は私がとっても苦手な大掃除のこと。「時間のかかる掃除が苦手なら、掃除が1アクションで済む工夫をすればいい」のです。1.大きな掃除をなくす暮らしづくりから例えば、・ラグは家で洗えるものにして、汚れたらその都度お洗濯する。・家具は脚付きのものを選んで、掃除機が入る高さのものに。・床の隅々まで毎日の掃除が行き渡るように、床置きをやめる。・ベッドの下は、収納スペースとして頼らず、何も置かないようにしておく。・埃がたまりやすいテレビボードの裏は、いつでも掃除機で埃を吸い込めるように、コードを宙に浮かせて結束バンドで固定し、整えておく。こうした一つ一つの小さな工夫から、日常のお掃除がとてもシンプルになり、年末の大掃除を楽にしてくれます。苦手な掃除をラクに済ませる工夫を見つけ、大掃除ゼロの暮らしをすることが、わが家の目標。2.小物や雑貨はたくさん飾りすぎないこと家具の上や棚上は埃をためやすい場所なので、何も置かないルールを。モノが出ていると、そこに埃を集めてしまうことになり、一つ一つのモノの埃を拭き取る作業は掃除を面倒にしてしまいます。モノがなければ、埃をサッとひと拭きするだけで掃除が終了。家具の上を空けておくと、余白ができてすっきりした印象に。なるべく表にモノが出ないようにと心がけると、持つモノのキャパが決まってきます。飾り棚やニッチには月ごとに変わる季節ものを。一ヶ月の始まりにニッチの模様替えを。月に一度、必ずひと拭きするきっかけづくりになります。例えば、11月はクリスマスに向けて小さなツリーを。12月にはサンタさん、1月は小さな鏡餅の飾り。月ごとのイベントに合わせた飾り付けを楽しむこともできて、一石二鳥。3.冷蔵庫の上は埃受けにサランラップを大掃除の度にストレスだったのが、冷蔵庫の上の汚れ。たまった埃に油っぽさが加わっていて…、がんばれなくて見て見ぬふり(笑)サランラップを大きく広げて、埃受けにして、数か月に1回ゴミ箱へポイ。張り替えるだけでいいので、掃除するよりずっと簡単です。わが家はあえてかごの置きスペースにして、出し入れの動きを与えることで、常に埃を気に掛けるタイミングを多く持つようにしています。これは、子供たちのひいおじいちゃんから譲り受けた、大きな丸ざる。たくさんいただいたお野菜を捌く時や、梅仕事の時などに使います。かごを取る時に、サッとブラシで埃を掃う。他にも、洗面台のミラーの上にもこの方法を活用しています。「さぁ、掃除するぞ!」というよりは、育児と家事の合間にちょっとだけ息抜きになるような「1アクション掃除」の方が、積み重ねやすい。年末の自分を、ちょっとの工夫の積み重ねで助けてあげませんか。来週は、インボックスを使った大掃除をラクにする方法。おたのしみに。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート お片付け 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2018年11月12日快適な部屋にするために、「収納」を考えることはとても大切。しかし、収納を考える前に、実はもっと大切なことがあります。それは「心の持ち方」。これを整えることで、片づけや収納の結果が大きく変わってきます。苦手な片づけを克服し、小さな子どもがいても、きれいな部屋をキープできるようになった心屋認定講師のおむらちもさんが、その秘訣である「思考術」を、3つの観点からご紹介します。■1. あなたは「家政婦」ではありません主婦の皆さんとお話ししていると、「自分ばかり家事をやらされて、まるで家政婦だ」といった声をよく聞きます。実はそうした「自分ばかり」かつ「やらされてる」という感じ方には、個人差があります。同じ状況でも、人によってそう感じる度合いが違ってくるようです。この差は、小さい頃からの思考の癖が影響している場合もあります。「私は家政婦みたいにこき使われている」と毎日思いながら行動するのと、「私が行動することによって、とても気持ちのいい環境になる」と思っているのでは、内側から出てくるエネルギーも変わってくるそうです。同じことをするのなら、せっかくですから「家政婦みたいに扱われている」ということに意識を向けるのではなく、「自分が気持ちよくなるために行動している」と意識してみませんか?私はよく受講生の皆さんに、「あなたは家政婦じゃない。女王様よ」と話しています。「家政婦」をやめて、自分の快適を追求して毎日気持ちよく暮らしている「女王様」になるのは、あなたの「心の持ち方」次第という意味です。■2.「私なんてダメ」を封じ「どうしたら?」の習慣を片づけで悩んでいる人の多くに共通しているのが、「片づけられない私ってダメだな」というネガティブな思いを抱えていること。そのうえ、「私なんて、どうせ頑張っても中途半端になっちゃうし」「私なんてどうせ、きれいな部屋をキープできないし」などと、自分の行動自体にブレーキをかけてしまいがちです。この「自分へのダメ出し」が、あなたを片づけられなくしている大きな原因かもしれません。ですので、今日からは「私ってダメだなぁ」と思ったら、その瞬間に「どうすればいいかな?」という言葉をつぶやいてみてください。「私なんて」というのは、自分のせいにすることで、何も考えず、行動しなくてもよくなる都合のいい言葉です。もし「私なんて」と思ったら、すかさず「どうしたら、この部分がもっときれいになるかな」とつぶやいてみてください。考えることをやめそうになっていた脳が、自然と解決法を探し出すように働き始めるからです。脳をうまく利用して、自然に行動できる思考を身につけていきましょう。■3. 見かけにまどわされない「自分にやさしい片づけ」部屋を片づけて整理しようと思ったときに、多くの人が陥りやすいことがあります。それはつい見た目ばかりに気を取られて、使い勝手を考えられていないこと。雑誌やSNSでは、とても美しい収納をよく目にしますよね。同じ種類の箱が整然とぴったりと収まっていたり、上から下まで隙のない完璧な収納だったり。無意識のうちにそれを目指そうとしていませんか?そもそも、そういった隙のないインテリアを見せている雑誌やSNSは、見た目を重視するメディア。どうしても、そういった美しい写真ばかりを紹介していますが、見た目の美しさと使い勝手は正比例しません。完璧に収納を整えても、そこに戻すのが手間で、結局、全部出しっぱなしになってしまった…といった話はよく聞きます。「きれいな収納」より戻しやすい、手間がかからない「自分にやさしい収納」という視点で考えてみると、うまくいきやすいですよ。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月13日モノが多くても、モノの住所があればスッキリした生活が叶います。筆者は、整理収納アドバイザーとして片付けが苦手なお家に訪問しているのですが、この時、必ず持参する5種類の収納ボックスがあります。①見せる収納にもOK! ~ダイソーのスクエア収納ケース~ダイソーのスクエア収納ケース(W37×D25×H11.5cm)です。蓋は別売りなので、蓋付きだと200円になります。キャンドゥやセリア、ワッツにも同じような収納ボックスがありますが、ダイソーでは大中小とサイズが揃うので、こちらを選んでいます。見せる収納として活躍できて、大中小と重ねて使えるのが魅力です。②引き出し内の「仕切り」に便利! ~ダイソーのシューズボックス~ダイソーのシューズボックス(W19×D31.5×H10.5cm)は、下駄箱整理はもちろん、食器棚の中、引き出しの中、衣類ケースの中、冷凍庫の中などの「仕切り」として活用しています。また、子どものおもちゃ、コレクションアイテムなど多すぎるモノのグループ収納にも適しています。透明なので、ラベルを貼る必要もありません。③文房具やカトラリーの整理に活躍! ~セリアの仕切りボックス~セリアの仕切りボックス 浅型(約W12×D30×H6.2cm)は、引き出し内のカトラリーや調理ツール、文房具、薬、衣類、雑貨など細かいモノの「仕切り」に活用しています。2枚の仕切り板を。モノのサイズにあわせて調整できるのがポイントです。また、深型(約W12×D30×H8.3cm)もあるので、引き出し内の深さによって使い分けています。④キッチンの収納にヘビロテ! ~キャンドゥのスッキリまとめ隊~キャンドゥのスッキリまとめ隊(約W12.8×D33.7×H13.5cm)は、水回りの整理に役立ちます。キッチンの引き出しの中と扉の中、どちらも高さをフル活用した収納ができるのでほとんどの家に使えるサイズです。キッチンの、調味料ボトル、食品ストック、調理道具などの収納に適しています。また、ランドリーや掃除用品の収納にもぴったりなのでヘビロテ確実なアイテムです。⑤キッチンの上戸棚に最適! ~セリアのネームバスケット ディープ~セリアのネームバスケット ディープ(約W18.2×D26.4×H14.2cm)は、キッチンの上戸棚収納に利用しています。一般的には取っ手付きボックスが推薦されていますが、こちらのほうが寸胴型に近いので容量が多くなり収納力はアップします。穴に紐を通せば、取っ手を付けられます。掃除グッズのストック入れや、下駄箱の小物整理など、基本の収納グッズとして欠かせません。5種類の収納ボックスを紹介しましたが、ゴチャゴチャした生活にお悩みの方は、収納ボックスを買ってから片付けないように注意して欲しいと思います。まずは、モノの量を減らしてから空き箱や紙袋などでグループ別に収納すること。使い勝手が良いと感じたら、先述した5種類の収納ボックスを検討してみてください。PHOTO/ito makiito maki
2018年09月12日子どもが生まれてから物が増え続けるばかりのわが家。子どもが幼稚園に入園したら、きっと保育時間に片づけができるに違いないと思っていたのに、気がつけばもう年中さん…。せめて小学生になる前になんとかしなければと、思い切って整理収納アドバイザーへ収納の見直しを依頼をすることに。そこで、プロに片づけてもらい生まれ変わったわが家の収納と、見直しから生まれたメリットを紹介します。アドバイザーと一緒に整理した棚。一目で何があるか分かり、使いやすい!依頼した瞬間から作業は始まっていた!?家中の収納を全部見直したいところですが、まずは一番散らかっているキッチンの収納を依頼することに。依頼した整理収納アドバイザーさんから、作業前にキッチンの収納の写真を送ってほしいと言われたので、食器棚や引き出しの写真を撮り、メールで送信。すると、「収納に対して物が多すぎるので、キッチンは使用頻度が多いものだけ整理収納しましょう」との連絡が。また、「写真を見て、100円ショップで売っている整理収納に使えそうなケースをご用意しましたので、当日お持ちします」とのこと。来ていただく前からこんなにサポートしていただけるなんて驚きでした。あっという間の4時間、キッチンが別の家のように!当日、さまざまなサイズのケースを山ほど担ぎ、まるで行商のような姿で約束の10分前に到着したアドバイザーさん。事前に掃除機と雑巾、ゴミ袋、ウエットシートは用意するように言われていたのですが、エプロンやスリッパなどは持参されていました。荷物を置くと休む間もなく作業へ。まずは鍋やフライパンをすべてダイニングテーブルに出し、「これを使用頻度順に並べてください。私はそのあいだに空いた棚を掃除します!」とのこと。私が鍋を並べている間に、鍋を収納していた引き出しがピカピカに。そして、ここで持ってきてもらったケースが登場。取り出しやすいところから使用頻度順に鍋やフライパンを横向きにどんどん収納していくアドバイザーさん。その後、食器や調味料、食材のストックなども、ジャンルごとに同じ手順で整理と収納。捨てるものは特にないと思っていたけれど、実際に出して並べてみると、ムダに多い皿や、賞味期限切れの食材など不要なものが多く、ビックリ。あまり使わないけれど、取りやすいところに置きたいなんてものは個々に相談に応じてくださり、空いているスペースを上手く活用して場所を決めてくれました。さらに、ダイニングにある食器棚も整理収納していただき、4時間で(基本利用は1回3時間ですが延長も可能。今回は1時間プラスで依頼)まるで別の家のキッチンのように!整理前のキッチン。無理やり詰め込んでヒドい状態…整理後の収納。見た目スッキリ、取り出しも簡単食器棚。収納スペースが少ないので、使用頻度が低い食器はケースに入れてスペースを有効活用ホームページを持っていて、そこから依頼ができる整理収納アドバイザーさんもいますが、私は家事代行のマッチングサイト「タスカジ」でお願いしました。「タスカジ」は、レビューやプロフィールを見ると、どういったことが得意なアドバイザーさんか分かるので便利です。金額ですが、4時間の作業代9360円と交通費320円、持参してもらった収納ケースから利用した分の買い取りを足して合計で1万円程度の支払い。1人なら1カ月かかってもできなかったと思うと、価格以上の満足でした。使い勝手も大満足。夫の「あれどこ?」もなくなった!整理収納アドバイザーさんに来ていただき数カ月経ちましたが、キッチンの収納はいまだにアドバイザーさんに直していただいたまま。物を出し入れしやすくなったことで、台所に立つ時間が劇的に短くなり、毎日のルーティンワークがとても楽になりました。その後、納戸や靴箱などの収納もアドバイザーさんに依頼し、すっかり生活しやすくなりました。ひと目で何が入っているか分かるようになったことで探しものが減り、夫からも大好評。「あれどこにある?」と聞かれることがなくなりました。なにより、プロのテクニックを学べたことで、普段の片づけがとてもスムーズに。自分でも変化に驚きました。アドバイザーさんによると、引っ越しの際に片づけと合わせて依頼する方も多いそうです。片づけたいけどどう片づければいいのか分からない、片づけてもすぐに散らかってしまう、育児でいっぱいで収納について考える時間がないなんて人には、本当におすすめですよ!後日依頼した靴箱。左下には子どもの靴をまとめ自分で取れるように<文・写真:フリーランス記者芳賀千歳>
2018年09月03日散らかる合図Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子娘の部屋を歩くときは、つねにすり足出典 : 娘の部屋は散らかっています。物が特別多いわけではないのですが、出した物や使った物を元の場所に片づけないので床や机、ベッドの上は常に物が散乱しています。私は娘の部屋に入るときには床に落ちている物を壊したり、踏んで怪我をしないよう、常にすり足で歩いています。高校生になってからは、親は片づけを手伝わないことに出典 : 小・中学生の頃は親も一緒に片づけをしていましたが、娘が高校生になってからはやめました。自分の部屋の片づけと掃除は本人に任せ、私が手伝うのは衣替えや部屋の模様替えのときなど年に数回です。最初のうちは「ねぇ、○○が見当たらないんだけど、お母さん知らない?」と聞かれることがよくありましたが、徐々に自分で解決するようになっていきました。問題は、共有スペース!出典 : 娘が自分の部屋をどれだけ散らかしても困るのは本人なので構わないのですが、リビングや脱衣所、廊下、階段などの家族の共有スペースが問題です。障害の特性とはいえ、何度声がけをしても出しっぱなし&散らかしっぱなしなのです…。特にひどい、玄関まわりの対策とは…出典 : 娘は帰宅後、鞄を玄関に置いて、洗面所で手洗い・うがいをするというのがルーチンになっています。当然手洗い・うがいを済ませた後は玄関に置いた荷物のことは忘れてしまっています。弁当、水筒、ヘッドホンなど普段から荷物が多い娘。週末はそこに体操着や上履きなどが加わり玄関は娘の荷物だらけになります。冬に至ってはそこに脱ぎ散らかしたコートや手袋、マフラーまで…。片づけるよう声をかけても生返事ばかりで、おやつを食べたりテレビを見たり学校での出来事を話したり。私のストレスは溜まるばかりです。そのうえ、「いつか自分で気がつくかも?」と試しに何も言わずにいると、娘はそのまま寝てしまい、夜、帰宅した父親が玄関の惨状に怒る、という事態になりました。そこで考えたのがコレ!Upload By 荒木まち子防火扉の前などでよく見かける「ここに物を置かないでマーク」を玄関の廊下に置くことにしました。壁に「荷物は自分の部屋に持っていく」「玄関に物を置かない!」と貼り紙をしたときはあまり効果がありませんでしたが、これは効果てきめん。娘は荷物を玄関に一切置かなくなりました。具体的に「置いてはいけない場所」を分かりやすく示しているからです。参考:記念撮影で子どもがじっとしない!そんな時に役立つ手作りアイテムはコレ!視覚優位の娘にぴったりの方法だった出典 : この注意書きの紙を玄関に置いてからは、何度も注意するストレス、注意されるストレスからお互い解放されて楽になりました。「禁止語」や「否定語」はあまり使わないようにしているのですが、今回は上手くいったケースでした!
2018年06月01日私は自分自身が36歳の時に婚活をして、本当に大変だったこともあり「同じアラフォーで婚活して苦しんでいる人のお役に立ちたい」と思って、いろいろ活動をしています。そんな中、あちこちの結婚相談所に取材に行ったりもしました。大手のツヴァイ、楽天オーネット、パートナーエージェント、ゼクシィ縁結びカウンター、サンマリエ、ノッツェ・・・・・個人で仲人さんをされている人のところのセミナーにも行ってみました。そしてたくさんの婚活アドバイザーさんたちに色々なお話を聞かせてもらいました。そこで必ず話題に出るのが、結婚できる人の特徴。結婚できる人にはみなさん共通した特徴があると言うのです。①結婚相談所アドバイザーに聞いた「すぐ結婚できる人の特徴」みなさんは「すぐ結婚できる人の特徴」と聞いたらどんな人を想像しますか?「きれいな人」「やっぱり条件のいい人かなあ」「若さも大切でしょう」と、思いますよね?でも違うのです!!意外や意外。こんな答えが返ってきたのです。「素直な人」つまりこういうことです。「こちらが“こうしたらいいですよ”“こうしたら結婚できますよ”というアドバイスを素直に聞いて実行してくれる人」これは大手結婚相談所のアドバイザーさんも、個で仲人しているアドバイザーさんも皆同じ答えでした。考えてみたら解りますよね?「〇〇したらいいよ」って言ってるのに、「でも私はこうしたいんです!」「私が間違っているんですか!」「でもでも・・・・・」まったく聞こうともしない。挙句の果てには「うるさいこと言わないでください!自分でやります!」なんて言われたら、もう始末に負えません。こういう人は「結婚相談所ジプシー」になってしまうのでしょう。(11年結婚相談所をはしごしている人がいるそうです)まとめ「素直になる」ことは大人になったら結構難しいかもしれません。でも「何かに成功する人」(婚活でなくても)は、必ず「人のアドバイスが聞ける人」です。まずはやってみて、「ちがうな」と思ったらそこでやめたらいいだけのこと。「素直な女の人」は結婚してからも旦那さんに必ずかわいがられますよ。
2018年03月15日NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」でスーパー主婦として話題の井田典子さんが、初の著書『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』を発売しました。井田さん流の整理収納術や時間の使い方、お金とのつきあいかたなど、主婦目線の実践的な家事のコツがぎっしり詰まった一冊です。書影・P11井田さんは3人の子どもを育てあげたママでもあります。整理収納アドバイザーでもある井田さんが、片づけ上手な子どもにするために、子育てで実践してきたこととは? 本の中からヒントになる部分をご紹介します。 ■子どもには「片づけてね」ではなく「戻してね」子どもは散らかしの天才。散乱したおもちゃや絵本を見ると、ついイライラしてしまいますよね。とはいえ、やみくもに「片づけて!」と怒ってもあまり効果はありません。子どものモノは子ども自身の手で戻せるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?井田さんによれば、子どもにとって『片づける』という概念は、あいまいで理解しにくいものなのだそう。「片づけてね」の変わりに使いたいのが、「戻してね」という言葉だといいます。「子どもたちは『戻してね』といわれると、一生懸命『これが最初にどの場所にあったか』を思い出そうとします。そして具体的な行動を始め、結果として戻せる=片づけられるのです」大切なのは、子どもに自分で戻させて「片づくとスッキリする」と実感させてあげること。片づけが楽しいことだと感じられれば、嫌がらずにやってくれるようになり、自然に得意になっていきます。「戻してね」にプラスアルファの一言を添えるのも効果があるといいます。絵本なら「高い順に、左から並べてみようね」という言葉を足すだけで、子どもが具体的な行動を起こしやすくなります。寝る前なら「ぬいぐるみも自分のおうちに帰りたいんだって」など子どもの豊かな想像力を刺激するセリフもおすすめです。■子どものモノの収納場所は「子どもに」決めさせる「子どもがモノをスムーズに戻すためには、最初に定位置をしっかり決めておく必要があります」と井田さん。このとき重要なのが、子どもの意見をよく聞くこと。大人はつい「もっとたくさん詰められるのに」とか「こっちに置いたほうが取りだしやすい」など、あれこれ口出ししたくなりますが、子どもには子どもなりのルールがあり、むりやり大人の基準を押し付けても、長続きしないそうです。お子さんが小さくてまだ明確な自分ルールがないような場合は、戻しやすい定位置を一緒に見つけていくのもいいですね。そんなときは、以下の5つのポイントも参考にしてみてください。●「モノが喜ぶ」置き場・置き方1. 近く…使う場所の近くにまとめる2. 高さ…頻度の高いものから、使いやすい高さに3. 簡単…簡単に出し入れできる容器に4. 縦ならべ…平積みしないで立てる5. 知らせる…誰もわかるようラベリング■こづかい帳で子どもの「金銭感覚」を見守る子どもには、片づけだけでなく家事全般をうまくこなせるようになってほしいですよね。そのための基盤となるのが、お金とすこやかにつきあう感覚です。井田さんは、3人の子どもたちに小学校に上がる前のお正月から、毎月のおこづかいと「こづかい帳」を渡し、きちんと記帳したら翌月もおこづかいを渡す、という方式をとってきました。ちなみにお正月からスタートするのは、お年玉というまとまったお金を手にするタイミングだから。「親が預かっておくという考えもあるかもしれませんが、『自分の管理でお金を貯めていく』という意識は少なからず芽生えてくるので、わが家の場合は使い方を見守っていくという方針でした」こづかい帳には、お金の出入りをありのままに記入。年に一度、自分の貯金口座にいくら回すか相談していたそうです。井田さんのお子さんたちは大学生になったタイミングで、「こづかい帳」から費用別に管理できる「経済ノート」へ移行しました。すると、一人暮らしを始めた次男は、当初月10万円だった仕送りを半年後に5万円でいいと減額提示してきたそう。長い時間をかけて、お子さんたちにたしかな金銭感覚が培われていたことがわかります。今はカード社会で、ネットショッピングも当たり前。「モノを買えばお金がなくなるという、当たり前の感覚が麻痺しがちな時代だからこそ、小さいうちから正直に記帳し正確に家計を把握する習慣をつけたいものです」と井田さん。親自身が家計簿をつけて家計をしっかり把握しておくことも、子どもの経済感覚を養うにはよいことだそうです。本にはこのほかにも、子どもの手紙や作品の分類方法、思い出の整理の仕方など、お子さんがいるママが知りたい片づけのコツが満載。片づけや収納の考え方は家事全般や時間、お金の管理にも応用できます。ぜひ親子で片づけ上手、暮らし上手を目指してみませんか? 『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』 井田典子著(主婦と生活社) 1200円(税抜) NHK「あさイチ」“スーパー主婦”で話題の著者、初めての書籍。番組で話題となった整理収納術、時間の使い方や、お金とのつきあいかた、 家事の考えをあますことなく語った写真つき・イラストつき55編のエッセイ。暮らしと心をラクにするヒントをたっぷりとお届けします。NHKの番組取材で訪れた「香港」「スウェーデン」の片づけ紀行も収録。井田典子(イダノリコ)さんプロフィール整理収納アドバイザー。相模友の会(婦人之友 読者の会)所属。NHKK総合テレビの情報番組「あさイチ」などで“片づけの達人”、“スーパー主婦”として活躍。主婦ならではの実践的な整理・収納術が好評で全国各地で講演会を行う。HP:
2018年03月14日この春は「ピンク眉」に注目2018年3月10日、美眉アドバイザーの玉村麻衣子は、『この春注目は「ピンク眉」!』というタイトルで自身のオフィシャルブログを更新。「ピンク眉」を取り入れることによって、肌に透明感と血色をプラスしてくれるとしている。玉村麻衣子が、ピンク眉に使用したのは、excel スタイリング パウダーアイブロウ(SE03: ピンクブラウン)、CANMAKE パウダリーブロウペンシル([04]シュガリーブラウン)、MAYBELLINE ファッションブロウ カラードラマ マスカラ(コーラル)の3アイテム。眉に自然なあたたかみを添えるアイブロウパウダーを眉にのせ、赤みのあるペンシルで眉を描いていく。ペンシルを使うときには、眉毛を1本1本描き足すようにすることが大切だという。最後に、鮮やかな発色の眉マスカラをのせ、眉コームでとかして仕上げていく。MAYBELLINEの眉マスカラは、眉にのせると自然な発色になり、やわらかく、可憐な印象をつくることができるとしている。美眉アドバイザー 玉村麻衣子玉村麻衣子は、国内大手化粧品会社で経験を積んだ後、美眉アドバイザーとして活動をスタート。「眉は表情を生み出し、印象を変える大切なパーツ」をモットーに、1人1人の筋肉や骨格、ファッションなどに合わせたアイブロウメイクを提案している。アイブロウの技術者資格「Browtist(ブロウティストR)」を保有。美容ライターとしても活躍している。(画像は玉村麻衣子 オフィシャルブログより)【参考】※玉村麻衣子 オフィシャルブログ
2018年03月14日“捨てる”といえば、やっぱりまずは物。躊躇せず、気持ち良く物を捨てる方法を、暮らし方アドバイザーに伺いました。物を持っていることで、実はいろいろ失っている?!「実は“物を持つ”という行為は、意外と人にストレスを与えているんです。失うことも多く、整理する時間が費やされ、収納するためには場所も必要。また物は多くの情報を含んでいるので、それに囲まれていると疲れてしまい、心の余裕がなくなります」と話すのは、暮らし方アドバイザー・野沢恭恵さん。物は、手に入れたときが喜びのピークだと野沢さんは言います。「その喜びはずっと継続するものではないですし、新しいものが欲しくなるのが人の性。役目が終わったものを捨てるのは、決して悪いことではありません。大事なのは、不必要になった理由を分析し、納得をしてから捨てること。そこには必ず何か学びとることがあるはずです。それを次の買い物や物選びに生かせれば、次には無駄なものを買わないで済みます」後ろ髪を引かれても、捨ててしまえばあっという間に忘れるもの。「持ち物が多少減っても、日々の暮らしに影響はありません。むしろ快適に、心地よくなりますよ」捨てるステップ1・2・3最初から何もかも、手当たり次第に全てを捨てる必要はありません。捨てるべきものを見極めるための3ステップをご紹介。とはいえ、悩んだときにはなるべく“捨てる”を選択しましょう!【1】まずは“使えないもの”を捨てる。壊れていたり、破れていたり。もはやそのものの機能が失われている物たち。これらは残念ながら、問答無用にさようなら、です。「そんなものとっくに捨ててるよ…と思うでしょうが、所有物が多い人は管理が行き届いていないので、意外とたくさんあるはず。メッキがちょっと剥がれていたり、修理しないと使えないものなども、ここに入ります。この段階で、かなり物は減ると思います」【2】今“使っているもの”、“使っていないもの”に分ける。次に、現時点で使っているか、使っていないかで仕分けをする。「このときは、“使いたい”とか“きっと使う”といった感情は一切入れず、“使っているかどうか”の事実だけで判断してください。そうすると、“今使っていないものの山”ができます。持っているけれど今の暮らしには必要ないものが、その山です。いかに自分は無駄なものを持っているかを知り、その現実と向き合うことで、物選びが上手に」【3】“使っていないもの”を、本当に使うか、吟味する。使っていないものを全て捨てられるわけではありません。「悩む場合、とりあえず一軍・二軍・三軍に分けてみる。一・二軍はとっておくもの、三軍が手放す候補。じっくり向かい合い、本当に必要かどうかを考えましょう。例えば“同じ種類のアイテムはいくつまでしか持たない”など、数を決めてしまうのもいいかもしれません。これを繰り返していくと、自然に持ち物たちは淘汰されていきます」のざわ・やすえ暮らし方アドバイザー。収納や生活実用の分野で20 年以上編集の経験が。著書に『モノを捨てるトレーニング「捨てトレ」』(オレンジページムック)。※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・micca(by anan編集部)
2018年01月28日こんにちは。整理収納アドバイザー主婦のまいです。私は欲しいものがあると、とりあえず無印良品で探す「ムジラー」です。ミニマリストやすっきり暮らすのが好きなら、無印良品を愛用している方も多いのではないでしょうか。使うほどに良さを実感できる商品の数々。定番から意外なモノまで11商品を、今回も写真沢山でご紹介します。1.ポリプロピレンラップケース実は前モデルまでは、巻き戻りがひどくてストレスで使わなくなってしまいました。最新モデルはかなり改善されたと聞き、購入してみました。滑り止めパーツが広くなりストッパーもついて巻き戻らなくなりました。前モデルをお持ちの方、安心して買いなおして大丈夫です(笑)。快適に使えます。ラップの箱は派手な柄が多くて、特に生活感が出やすいですよね。これに変えるだけでごちゃつきが減ってすっきりした印象になります。2.柄つきスポンジ出かける時は季節問わず水筒を使っています。ステンレスの水筒の底を洗うのがストレスだったのですが、これを使うと底を洗うのがラクだしピカピカになります。大嫌いだった水筒洗いが好きになりました。スムージーを毎日作っているので、そのボトルを洗うのにも重宝しています。スポンジがすぐ乾くし簡単に外せるので衛生的です。購入する場合は、スポンジを付けた長さがお手持ちの水筒の高さに足りるか確認してくださいね。3.シリコーン調理スプーン 長さ約26cm気づけば無印のキッチンツールがこんなに。(旧モデルのものもあるかもしれません)どれも丈夫で長く使えます。特におすすめしたいのが、シリコン調理スプーン!人気商品で、ムジラーの大半が持っているという噂。炒める・すくう・よそうがこれ一本で済みます。チャーハンやカレーや麻婆豆腐などはもちろん、サラダをよそったりも。鍋底をガシガシやっても溶けたり変形したりしません。私はこれを買って竹べらを処分しました。4.ステンレス マッシャーポテトサラダや玉子サンドを作る時に重宝します。100円ショップのマッシャーを以前は使っていたのですが、買い替えて初めて使った時は感動しました。滑らないし、コンパクトなのに威力があって少しの力でつぶすことができます。離乳食にもいいですね。とても使いやすいので、これも人気のある商品です。5.白磁角皿魚をのせるのに購入しましたが、大きさが手ごろなので出番が多いです。きれいな白なので取り皿やフルーツなど何を乗せても料理が映えます。6.木製ケース毎日使う箸とスプーンを入れています。これ一つ食卓に出せば良いのでラクだし子供にも運んでもらえます。長めの箸でも入る大きさが嬉しいし、丈夫で高級感もあります。7.フック・ハンガー・アルミタオルハンガー・吸盤タイプ・ステンレス横ブレしにくいフック・ステンレスひっかけるワイヤークリップキッチンとお風呂で使っています。キッチンではちょこっとかけて干したり、料理を作る時にレシピを下げたりしています。吸盤がしっかりとついてずれず、シンプルにかけられます。フックを増減させたり応用が効くので気に入っています。8.PET詰替ボトル・オーラルケア用品・PET詰替ボトル泡タイプクリア・アクリルコップ透明なので出しっぱなしでもすっきりして見えます。このコップのサイズが絶妙で指先が下まで届くので、さっと手で洗えます。丈夫だし、口当たりがとても滑らかです。これは使ってみないとわからない気持ち良さかもしれません。キッチンにも泡ボトルを置いています。押し心地や泡のきめ細やかさが100均と違うと評判です。9.ABSグラスファイバーメジャーとても小さく、カクカクしていて超シンプル。ボタンを押すとさっと戻り、テープの出し入れがとてもスムーズです。フリマアプリの出品のためにサイズを計ったり、収納用品を買いに行くときにポケットやバッグにぱっと入れています。かさばらないので重宝します。10.ポリプロピレンクローゼットケース引出式クローゼットの洋服収納はもちろん、我が家はおもちゃ収納にも使っています。中が透けて見えるので子供にも分かりやすいです(更に中身の写真も貼っています)。価格が手ごろなので多数購入して、使いまわすことができるので便利です。11.壁に付けられる家具・長押石膏ボードに簡単につけられる板です。そのまま傘などをひっかけたり、上に写真を飾ったりすることもできます。我が家は玄関につけて「横ブレしにくいフック(小)」をつけて、子供たちのヘルメットをかけています。梁が少ない石膏ボードには、棚などをつけにくいので嬉しい商品です。ヘルメットを外す時にフックも取れてしまうことがあるので、ペンチでフックの幅を少し狭めてぐらつかないようにしています。とてもシンプルなので、リビングやクローゼットの壁につけてハンガーをちょい掛けしてもいいですね。棚バージョンもあります。ディスプレイしたりタオルを置いたり、使い道が便利に広がりそうな商品です。まとめいかがでしたか?まだまだご紹介したいものが沢山あるのですが、11商品に絞ってみました。厳選です。100円ショップにも似たようなものは取り扱われていて、商品によってはその何倍もする値段だったりしますよね。でも無印良品はシンプルで考え抜かれたデザインと、使い勝手の良さを感じるものが多いです。毎日使ったり見る度に気持ちが良く、幸せを感じることさえもあり、そして長く使える。少し値段が高くても「お気に入り」を使うことで精神的にも経済的にも、結果プラスになるのではないでしょうか。※2018年1月現在の情報です。取扱いが無い場合もあるかもしれません。ご了承ください。整理収納アドバイザーまい夫・男児2人・ワンコと、都内の築15年の狭小住宅に暮らす専業主婦です。開かずの間が2部屋もあった、片付け下手な私が整理収納アドバイザーの資格を取りました。苦手な人の気持ちに沿ってコラムを書いています。BLOG:まいcleanlife
2018年01月25日ライフスタイリスト/整理収納アドバイザー・小脇美里さんとの対談、後編。連載最後となる今回は、小倉さんが抱えている収納やインテリアの素朴な疑問について、小脇さんがマル秘アイデアを紹介しながら、解決していきます。家の収納のお悩みが、小脇さんのテクニックで改善できるかも⁉︎スペースが限られていても、きれいに整理整頓はできる!小倉優子さん(以下、小倉さん):実は、引っ越しした今の家の収納が少なめで、トイレに収納がなかったんです。今まで、あって当然だと思っていたので……。ちゃんと確認していなかった私のミスなんですが……。トイレットペーパーなどのストックをしまう場所がなくて、フタ付きのカゴをいくつか買いました。小脇美里さん(以下、小脇さん):フタ付きはとってもいいですね!ものって、出しておくとそこにホコリがたまってしまうので、そのようにしまっておくのがベストだと思います。ちなみに、ウチの寝室には引き出しがない脚だけの台があるのですが、その下に白い容器収納に黒でラベリングした“モノトーン収納”を並べて、ストックをしまう場所にしています。出しっぱなしになることがなく、カラフルなパッケージが見えてごちゃごちゃしているイメージにもならず、きれいに整理整頓されるので、毎日が気持ち良くなりますよ。小倉さん:そのアイデア、とてもいいですね!わが家にも脚だけで引き出しのない台があって、その下のスペースをどう使おうか考えていたところでした。収納にすればいいんですね!小脇さん:ぜひ、やってみてください!すごくスッキリしますよ。あと、お子さんの身支度コーナーはどのようにしてますか?小倉さん:子ども部屋に、制服とバッグをかけるコーナーを作っています。幼稚園の先生から「年中さんになったら、身支度は自分でやるようにさせてください。忘れものをしても、お母さんは何も言わないように」と指導されていて。小脇さん:すてきな幼稚園ですね!“お片づけ育”って、そういうことなんですよ。「子どもの自立心を育てること」につながるんです。小倉さん:確かに、そうですね!小脇さん:そしてなぜ、身支度コーナーのお話をしたかというと、よくお母さんたちから、今小倉さんが話してくれたような「スペースがないので、どうしよう……」といったお悩みをいただくからなんです。スペースがない場合は、カラーボックスを置いて、その上に突っ張り棒で洋服をかけるようにするだけで、簡単につくれるんですよ。小倉さん:それもいいアイデアですね!勉強になります!キッチンには、広く見える“白”を有効活用小倉さん:お話が少し変わるのですが、私は落ち着いたインテリアが好きなので、こげ茶の家具を基調にしています。やはり、白のインテリアがおすすめですか?小脇さん:白には、視覚的に部屋を広く見せる効果がありますし、男女区別のない雰囲気になるので、家族のスペースに適していると思います。さらに汚れたら目につきやすいので、掃除もしやすいですよね。なので、きれいをキープしたいキッチンなども、白で統一することをおすすめします。キッチン家電には基本的に白の商品が販売されていますし、白に統一することでスタイリッシュな統一感が生まれるので、“ごちゃごちゃ感”もなくなりますよ。小倉さん:生活感を出さないキッチンを目指してスッキリさせる努力はしていましたが、オーブンやトースター、炊飯器などの家電がそれぞれ違う色です……。そこを改善して色の統一を意識すれば、より良くなるんですね。家電、買い替えたいな。小脇さん:もし家電を買い替える機会があったら、ぜひ、意識してみてください。でも、家電を変えなくても、例えば収納ケースなどを白で統一するだけでもだいぶすっきりした印象になりますよ。小倉優子さんの洋服が少ない理由は?小倉さん:他に、ママさんたちから寄せられるお片づけの悩みで多いものは、何ですか?小脇さん:「つい洋服を出しっ放しにしてソファーに放置してしまって、リビングがぐちゃぐちゃになる……」など、やはり洋服やカバンなどが片づかないという、クローゼット関連の収納の悩みが多いですね。私はファッションエディターという仕事柄もあって、洋服の数がかなり多めなんです(笑)。実は、最初はお片づけがとても大変でした。小倉さん:確かに多そうですよね……!どのようにしてお片づけをしたんですか?小脇さん:まず一気に、家中の全ての洋服をリビングなどの広い場所に集めました。クローゼットといっても、実は1カ所になかったりしますよね?なので、とにかく家中にある洋服という洋服を全て集める。そうすると、まず持っている洋服の多さにがく然とします(笑)。身体は一つしかないのに……と(笑)。そのあとは、とにかく断捨離!断捨離の仕方は、その洋服を手に取ったときにコーディネートがすぐに思い浮かぶかどうか。そして、着ていく場所が想像できるかどうか!「一度、着てから考えようかな……」という服は結局、絶対着ません。もしも悩んだ服があったら、一つの段ボールなどにまとめて、1カ月、隠しておく。それでも出番がなかったら、その服は必要ない、ということです。あとは、ハンガーを統一すると、とてもすっきりしたクローゼットにもなるし、「ハンガーがある分しか洋服は持たない!」と決めておくと、「何か新しいものを買ったら、古いものを捨てる」という行動をとらざるを得なくなります。洋服の買い過ぎ防止にも役立ちますよ。小倉さん:確かに!すごく参考になります。実は今、洋服の数がとても少ないんです。最低限の洋服しか持っていなくて。きっかけは『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質“を高める秘訣~』という本を読んでからなのですが(笑)。小脇さん:素晴らしいですね!でもお片づけをしたこともそうですが、私も母親になり、自分の好みがはっきりしたなぁとは思います。“お片づけ育”を通して自分自身もとても成長できているなぁと感じています。ぜひお子さんと一緒にママ自身も、お片づけを通していろいろなことを学んでいただけたらいいなと思っています。(連載、おわり)【小倉優子(おぐらゆうこ)】1983年11月1日生まれ、千葉県出身。グラビアアイドルとしてデビューし、現在は2人の息子さんを持つママタレントとして活躍中。趣味はパン作りで、09年にはパンアドバイザーを取得。料理本『小倉優子の毎日ほめられごはん』(講談社)を出版するほど料理好きでもある。【小脇美里(こわきみさと)】1983年10月23日生まれ、神奈川県出身。高校時代より、読者モデルとして多数の雑誌で活躍。大学卒業後、アパレルブランドにてプレス・デザイナーを兼任。その後、『CanCam』のファッションエディターとなり、人気企画を担当。エディター業のほか、ウェディングドレス〔heureuxdeMisatoKowaki〕のデザイナー、スタイリスト、ビジュアルディレクション、著書『PERFECTWEDDINGBOOK』を出版するなど、多岐にわたり活躍。2015年に第一子を出産。出産後は整理収納アドバイザ—としてセブン&アイグループで収納アイテムをセレクト。2016年10月には『モノトーン収納でラクする片づけ』(小学館)を出版。ハローキティ(サンリオ)の大人女性向けのプロジェクト「TOKYOOTONAKITTY」のアドバイザ—、アラサー女性向けの新雑誌『4MEEEmagazine』の編集長など、さらに活動の幅を広げている。●Stylist:KazueMizushima●HairandMake-up:MioMatsumoto(GON.)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装】●トップス(Leilian/(株)レリアンお客様相談室:0120-370-877)●パンツ(PINKY&DIANNE/Tel:03-6748-0312)●イヤリング(imac〈イマック〉/Tel:03-3409-8271)【特集・小倉優子さん】憧れはヨーロッパ風のインテリア。かわいい子ども部屋作りが楽しみ♡【特集・小倉優子さん】初めてのDIY!100均アイテムで作るフォトフレーム(前編)【特集・小倉優子さん】初めてのDIY!ホームセンターアイテムで作るトイボックス(後編)【特集・小倉優子さん】“お片づけ育”で子どももママもハッピーに!整理収納アドバイザー・小脇美里さんとの対談(前編)
2017年09月15日