39歳で第4子を出産して、まさか3年で閉経するとは思っていなかった私。42歳で生理が来なくなり、心身共に不安定になった期間を経て1年がたちました。当時、子育てと仕事で忙しい毎日を送り、なかなか産婦人科へも行けなかった私の心身の変化をお話しします。生理不順でつらかった42歳私には4人の子どもがいます。現在長男は18歳、長女は16歳、次女が8歳、次男が4歳の年の離れた兄弟で、次男を出産したのは私が39歳の年でした。次男を授かったとき、もう最後かもしれないと思っていましたが、出産も2度目の帝王切開となり、卵管を閉じる手術をすることに。ただ、卵管を閉じても産後、生理は手術前と同じように来ていました。ところが、次男が3歳になると生理は不順になり、生理が来ない月は腰周りが重くなり、体調がすぐれないことがありました。まさか、これが最後の生理だったなんて…体調がすぐれない時期に痔がひどくなり、手術をすることになりました。初めは市販の痔の薬や痔に効く漢方も試してみましたが、痛みがひどく出血するようになったので病院へ行きました。処方された薬でも痛みはとれず、どうにもならず手術を決心。ちょうど手術前に生理があったのですが、それが最後の生理に……。まさかこんな早くに閉経するとは思ってもいなかったので、痔が完治し、体は元気になったはずでしたが、その後から気持ちが不安定になっていきました。小さなことを気にし過ぎたり、子どもたちにイライラして怒ってしまったり、夫に八つ当たりをしたりと、気持ちのコントロールができなくなってしまったのです。心身が落ち着き始めたのは…なぜ自分がこんなに情緒不安定になるのかわからず、母に相談すると「更年期じゃない?」と。そのときは、「そうかもしれないけど、病院に行く時間もないし」と思っていた私。ただ、原因が更年期かもしれないとわかってから、自分の体と心に向き合えるようになりました。ホットフラッシュや体のだるさも気持ちで乗り切り、忙しい私に考えている暇はない! と思うように。すると症状が出てから2カ月ほどで心身共に落ち着くことができるようになりました。まとめ生理が来なくなってから1年が経過し、ようやく閉経したと確信できた私。病院に行けば検査などでもっと早くわかることができるそうですが、私はなぜかそこまでしたくなかったというのが本音。毎日仕事と子育てで忙しくしていることで気が紛れ、気持ちを切り替えることができたのだと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】43歳未満で閉経した場合、早発閉経という病気で治療が必要になります。 44歳以降に閉経する、一般的な閉経とは違うため、受診する時間がないからと様子を見るのではなく、必ず婦人科を受診してくださいね。著者/松田 みさと(42歳)長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月18日私は生理不順な上に毎回経血量が多いのが悩みです。さらに、まるで狙ったかのように推し活や旅行など絶対に外せない予定に生理が重なります。その日、私は推しのライブに向かっていたのですが……。 推し活当日のタイミングで…私の生理は周期が不安定な上に生理期間が長く、経血量が多いのが特徴です。また、生理開始日から終了日までズーンとした下腹部の違和感がずっと消えません。私にとって生理は厄介なものでしかなく、いつも悩んでいました。 この日はずっと楽しみにしていた推しのライブがあり、朝からワクワクしていた私。 いつも大事なイベントと生理が重なることが多かったのですが、この日は生理になる気配がありません。しかし、安心して会場に向かっていると、ある異変を感じました。電車に乗っているとき、なんだか血生臭いにおいが漂ってきたのです。 スカートが大変なことに!「誰かが魚でも持っているのかな」と思いながら電車を降りると、やけに視線を感じます。缶バッジが敷き詰められた痛バッグのせいかな、と気にせず歩いていると、突然見知らぬ女性から「ちょっとお嬢さん、気づいてる!?」と声をかけられました。 振り返ると、年配の女性が怪訝な表情で私を見ています。オタクファッションがおかしかったのかなと思い、「すみません、今日ライブで……」と答えると、「あら、ライブなの!? かわいいスカートの後ろに血がついているわよ」とひと言。驚いて確認すると、女性の言う通りスカートが血に染まっていたのです! せっかくの推し活が台なしにどうやら電車に乗っている間に生理がきてしまったようで、電車内の血生臭さの原因は私だったのか……とようやく気づきました。慌てて持っていたカーディガンでスカートの汚れを隠し、そのまま某ファストファッションショップへ直行。 着替えを購入して事なきを得ましたが、予想外の出費や、多くの人に経血漏れを見られたショックから、いつものようにライブを楽しむことはできませんでした。 この一件で、生理不順を放置してはいけないと思い、婦人科を受診することに。今は食生活などを見直しながら体質改善に取り組んでいて、徐々に周期も安定してきて、突然の生理による失敗も少なくなっています。 著者/匿名作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2023年12月17日夫とは社内結婚をし、現在も夫婦そろって同じ会社に勤めています。近ごろ私は生理が重く、そのため欠勤や早退をすることも多々あるのですが……。今月も生理がひどく、辛い日々を送っています。早退して家で横になっていると会社の先輩から連絡があり、やさしい言葉をかけてくれました。病院に行ったかなど心配してくださり、男性の先輩ですが生理が原因の体調不良だと説明。 先輩はデリケートな話なのにいろいろ聞いてしまって申し訳ないと恐縮していましたが、何も気にせずゆっくり休むよう勧めてくれました。夫にも、私に無理させないよう伝えておくと言ってくださり、とても心強かったです。 先輩は夫の憧れなので、すこしは私への対応が変わるかなとひそかに期待しているのですが……。 夫の理解は得られないようで…私が生理痛でお休みした日。帰宅した夫の態度はいつもと変わらず……。夕飯の支度ができていないことを知ると、仕事をサボるなと苦言を呈してきました。 しかも生理のことを先輩に話したことが気に食わなかったらしく、文句を言われる始末。生理ごときで仕事サボる女と結婚したと思われるのが嫌だったようです。憧れの先輩に嫌なイメージを持たれたくないと訴える、自分勝手な夫にガッカリしました。 そして翌日出勤すると同じ部署の人からとんでもないことを聞くことになり、さらにショックを受けました。生理ごときで会社を休む女だと、夫が会社で悪口を言っているらしいのです。そんなことを吹聴しているなんて……と悲しくなりました。 昼休憩時、夫に話すと面倒になったのか話を切り上げ、仕事に戻っていきました。「女はいいよな、毎月ズル休みできてさ」 という捨てぜりふを残して……。 憧れの先輩から熱心な指導を受けた結果…「寝不足でめまいする……仕事早退する」翌日、仕事中に夫から連絡が入りました。寝不足で早退なんて、それこそ聞いたことがありません。「寝不足は病気じゃないだろ、サボんな」「え……」心配されないことに夫は驚いたようですが、今回はしっかり言わせてもらいました。 ちょうどこのとき、私は先輩と夫のことについて話していました。良い機会なので夫と先輩で話してもらうことに。 生理で休む人なんていないと夫は言いましたが、先輩はそう見えるのはみんなが理由をかくしているからだとズバリ言い当てたのです。生理は現代社会でも口にしづらい話題であり、無理して通勤通学している女性はたくさんいると思います。 夫が生理のことを良く知りもしないで私を批判していたことに、先輩は驚いていました。夫は「自分は男だからわからない」と反論してきましたが、自分ごととして捉えるよう提案。それを聞いて、夫はハッとしたようです。 知ろうとすることが大切先輩が生理について理解があるのは、奥さんの生理が重くて調べた過去があったからでした。先輩が提案した生理休暇は近々、会社に導入されるそうです。 それを聞いて、女性ばかりずるいと文句を言う夫。先輩は、優遇ではなくフェアになるようにしているだけだと力説してくれました。 最後に先輩は「お前が寄り添ってやらなくて、誰がしてあげるんだ?」 と夫に話し、それを聞いた私は泣いてしまいました。先輩のおかげで夫は少し変わったようで、生理について知る努力をするように。それだけで気持ちがラクになった気がします。 いっときは離婚も考えましたが、今は関係を再構築中。これからも一緒に生きていこうと思います。 ◇ ◇ ◇ 生理痛など体の諸症状は他の人に言いづらかったりしますよね。偏見をもたずに理解するよう努め、思いやりのある社会にしていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月15日2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることがわかり、シオリさんは妊活を見据えて腹腔鏡手術を受けることに。無事に手術を終え、術後1日目。歩行訓練が始まりました。 体が動かない!術後の体に困惑 看護師さんに肩を借りながら、まずシオリさんは15mほどの距離を歩くことに。しかし、体は重く、傷口も痛み、おなかが突っ張る感じがして一歩もしんどい状態。15mの距離が約10倍の距離にも感じたと、シオリさんは振り返ります。そして、やっとの思いで病室に戻ると、「次はトイレまで歩きましょう!」との声かけが。 手術後は思うように体が動かず、痛みや違和感もあって動くのはたしかに大変ですが、早期離床は回復のために重要なこと。とはいえ無理のしすぎもよくないので、医師や看護師さんと相談しながらおこなうことが大切ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年12月15日私はPMS(月経前症候群)や生理の症状が重く、一番迷惑をかけてしまう夫には、生理期間が近づいたら事前に報告をするようにしています。しかしある日いつものように報告すると、夫は私の生理が近いことにすでに気付いていたようで……!? 夫には生理の予定日を事前連絡私は大学生時代からPMSや生理痛の症状が重くなり始め、現在もそれはあまり変わっていません。ひどいときには生理痛で寝込むこともあり、PMSでは明らかに機嫌が悪くなる頻度が高くなります。 また生理周期に関しても、ある程度安定はしているものの正確な開始日を予想するのが難しいと感じていました。そのため、夫にはあらかじめ生理が近づいているなと感じたタイミングで事前に報告をするように。 これにより、機嫌が悪いのはPMSのせい、生理痛で動けなくなり家事が十分にできなくなる可能性がある、と知らせることが暗黙の了解となっていました。 「そろそろかも」伝えると夫から…ある日、いつものように「生理がそろそろ近いかも」と伝えると、夫から「あぁ、だと思った」という返事が。私は生理が近くなると、体が冷えやすくなったり、めまいを起こしやすくなったりと、体の変化を感じることが多く、夫もこれらの変化を感じ取ったのだと思いました。 しかし、なぜわかったのか聞いてみると「なんか体臭が変化するんだよな」と言われ、今までまったく気付かなかったことで、私は非常に驚いてしまいました。 においを指摘されて驚き夫いわく「別に臭くなるわけじゃなくて、体臭が強くなる感じ」とのこと。もちろん個人差による部分も大きいとは思いますが、生理前は体温も高くなる時期でもあるため、たしかに汗などをかいてにおいが強くなることもあるのかもしれない、と思いました。 女性はホルモンのバランスの変化によって体にさまざまな影響が出ますが、体臭などにも影響を与える可能性があると知り、改めてその影響力の強さに驚いたのでした。 夫からは「別に気にするほどの変化ではない」とは言われたものの、やはり体臭が強くなると言われると気になってしまい、生理前の時期はいつも以上に体臭ケアを念入りにおこなうようになりました。 生理中のにおいなども気になる点ではありますが、生理前の時期も体は大きく変化するため、これからもその変化にうまく対応していきたいと思っています。 著者/百田作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2023年12月14日大人になった今では生理中に寝る際、新しいナプキンに替えたか、ナプキンはズレていないかなど細心の注意を払っていますが、中学2年生のときの私はそこまで気にしていませんでした。そのため、ある失敗をしてしまうことに……。そのときの母の対応は今でも私の記憶に残っています。 朝起きてプチパニックこれは私が中学2年生のときの生理中の出来事です。初潮は小学6年生でやってきたので、何度か生理を経験し、「生理にも慣れた」と思っていた私。 そんな日の朝、目覚ましに起こされると、パジャマが濡れている感覚がありました。慌てて起き上がりおしりとシーツを確認すると、なんと経血の汚れが。これまで就寝時の経血漏れを起こしたことがなかった私は、焦りでプチパニックになってしまって……。 母の神対応私は5人家族で、弟2人と父、母と住んでいました。当時、思春期真っ只中だった私は母の厳しさに反発することも多くあり、母に言ったら「怒られるのではないか」という思い、男性である父や弟たちには「経血漏れを見られるなんて絶対に嫌」という思いがありました。そのため「どうしよう……」と悩んでしまって……。すると、なかなか起きてこない私を起こしに母がやってきました。 母は私を見て、「起きてるじゃん。なら早く降りてきなよ」と言い残して去ろうとしましたが、私の様子を見て異変に気づいてくれたよう。 厳しい母に「だらしない」と怒られてしまうとは思ったものの、母に打ち明けるしかないと思った私は、半泣き状態で「ベッドもパジャマも血で汚しちゃった……」と母に伝えることに。すると、一瞬で状況を理解したのであろう母は「わかった」とひと言。 母はサッと汚れたシーツを外し、私の着替えをポイッと渡してくれ、「今日は大サービス。布団は家族みんなにわからないように洗うし、パジャマも下着も丸めて置いといて。今日はお母さんが全部やっとく!」と、言ってくれたのです。普段、「自分でやりなさい!」とよく言う母からの意外な言葉にビックリもしてしまいました。 その後、私は普段通りに学校へ。学校から帰宅すると布団もパジャマもいつも通りに。弟たちの帰宅より前にこの状態にしてくれていたんだろうなあと、「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。 何事もなかったのは母のおかげその日、母は何事もなかったように振る舞ってくれ、普段通りに過ごすことができました。家のことをしながら経血で汚れたシーツやパジャマをきれいにして、完璧にセッティングするのは大変だったはずなのに……。 初めての就寝中の経血漏れは気持ちが大きく落ち込みました。ただ、普段は厳しい母が私の気持ちを組みとって、ささっと行動してくれたことがうれしかったです。私にとって神対応でした。当時、反抗期だった私ですが、この一件で「いつも厳しいのは、私のことを思ってのことだったんだ」「母にもっとやさしくしなきゃ」と、 母の偉大さを実感したのでした。 著者/松谷 えりな作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2023年12月13日皆さんは、パートナーの発言に幻滅したことはありますか?今回は「検査した彼女に対する彼氏の言葉」を紹介します!イラスト:いのくちカラオケに行きたい彼氏主人公が高校生のころに付き合っていた彼氏の話です。彼氏から「今日も放課後カラオケ行かない?」と誘われた主人公。毎日のように彼氏とカラオケに行っていたため、お小遣いが残っていなかった主人公は断ります。しかし、彼氏は「なんだ〜そんなこと?俺お小遣い5万円もらってるから平気だよ~」と言いました。彼氏のお小遣いに驚愕出典:Grapps毎月1万円のお小遣いで節約しながら生活していた主人公は驚愕。その他にも、主人公は彼氏との金銭感覚の違いを度々感じていました。そんなある日、1ヶ月以上生理がきていないことに気がついた主人公。妊娠の可能性を考えて焦って彼氏に相談すると、彼氏は明らかに動揺しました。その後、検査薬を使うと陰性。すると彼氏は安堵して喜びます。そんな彼氏を見た主人公が「もしもさ、私が妊娠してたらどうしてたの…?」と聞くと…。「ムリムリムリ!だって母さんに怒られるし…」と即答した彼氏に幻滅した主人公でした。彼の返答をうけて…陰性だったことを喜ぶ彼氏。彼氏の返答にショックをうけた主人公が、別れを決心したエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年12月12日息子がまだ幼いときに夫の浮気で離婚し、現在シングルマザーとして仕事に子育てに奮闘している私。気が付けば息子ももう小学校6年生で、自分のことはある程度できる年齢にまで成長しました。息子に手がかからなくなったことを寂しく思いつつも、これからは自分の時間も大切にしようと思っていた矢先のこと。まさか、病院であんな体験をするなんて……。若いころから生理が重く痛みも強かった私私は若いころから生理の出血量が多く、多いときは昼でも夜用のナプキンが手放せないほど。加えて痛みも強いため、月に一度の生理をとても苦痛に感じていました。ですが、私はシングルマザーとして、仕事や家事、育児などをひとりですべてこなさなければなりません。仕事が休みの日は昼まで寝てしまうほど疲れており、「ただ生理がつらいだけで病院に行くのも……」と思っていました。それに私は現在42歳。早い人ではそろそろ生理不順などが始まっているという話も聞きます。「もうすぐ閉経するのだから」と考えた私は、そのまま体の不調を放っておくことにしたのです。ところがそんなある日のこと、仕事をしていた私は我慢ができないほどの生理痛に襲われます。おなかを温めてみても鎮痛剤を飲んでも痛みは増すばかり。これまでに何年も生理の痛みとは付き合ってきましたが、鎮痛剤が効かないことはありませんでした。いよいよ脂汗が出始めたタイミングで「これはやばい」と思った私は、早退を決意。その足で急いで産婦人科へと駆け込みました。久しぶりの産婦人科に少し緊張はしていましたが、強すぎる痛みにあまり思考力も働きません。言われるがまま保険証を出し、問診票を書いて「まだか、まだか」と診察のときを待ちます。そしてしばらくしてようやく名前を呼ばれた私。「早く痛みをなんとかしてほしい」という一心で、すぐさま診察台へ腰かけました。しかし、そこで私は医師から、不穏なことを聞かされるのです。超音波検査で指摘された子宮の影…まさか悪性?何も考えずに診察を受けた私とは違い、医師は神妙な面持ち。そして意を決したように「子宮に異常な影が見られます」と言い放ったのです。その言葉を受け止める間もなく、医師は「悪いものかどうかを確かめる必要があります。紹介状を書くので、大きな病院で一度診てもらってください」と続けます。そこまで告げられて初めて、痛みで思考力を失っていた私も本格的に事の重大さを実感。懸命に頭を働かせ「私、がんなんですか?」と医師に尋ねるのが精いっぱいでした。それから自宅へはどのように戻ったのか覚えていません。いつの間にか痛みも忘れ、私は医師に言われたことを何度も頭の中で反すうします。「もっと早く産婦人科を受診しておけば……」と後悔しても、後の祭り。たしかに私は、毎月尋常じゃない経血量と痛みに悩まされてきました。何か悪いものがあると言われても不思議ではありません。ですが、私はまだ42歳。働き盛りで、息子もせめて社会人になるまでは育てていかなければなりません。にもかかわらず、がんかもしれないなんて……。「息子にはどのタイミングで伝えるべきか」「手術となると仕事はやめないといけないのか」など、一気に不安が押し寄せます。まだ悪性と判断がつかないとはいえ、すっかり自分が「がん」だと思い込んでしまった私。しばらくして学校から帰ってきた息子にショックを与えないよう、その日は「おなかが痛くて早退しちゃった」とだけ告げることにし、何もなかったかのようにふるまいました。そして翌日…精密検査でわかった病気とは翌日、仕事を休み紹介状を持って大きな病院を訪れた私。何を言われても覚悟はできていたつもりですが、それでも医師から病名を聞くまでは震えが止まりませんでした。採血やMRI撮影などすべての検査が終了した私に、告げられた病名は「子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)」。医師によると子宮腺筋症とは、本来子宮の内側にあるべき子宮内膜に似た組織が、子宮筋層内にできてしまう病気とのことだそう。女性ホルモンの影響で病状が進み、悪化すると私のように強い生理痛や経血量の増加を引き起こすようです。「超音波検査では確実に良性と判断できないため、精密検査のできる病院へ紹介されたのでしょう」とのことでした。子宮腺筋症は、妊娠を希望していなければ手術により子宮を摘出することもできるようですが、入院中息子をひとりにすることはできません。また、仕事のスケジュール調整もすぐには難しく、まずは薬で経過を見ることにしました。まとめ病院を出た私はがんではなかったことに安心するとともに、「これから体の不調が見られたときは迷わず病院に行こう……」と決意。今回は良性だったことで事なきを得ましたが、実家は遠く、息子もまだ小学生です。親戚や親しい友人など頼れる人も近くにいるわけではないため、息子のことを考えると、まだ親の私が倒れるわけにはいきません。これからは体調管理をおろそかにするのはやめようと、改めて健康の大切さを実感した出来事となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/マメ美著者/いけがきみく不妊治療を経て結婚7年目に待望の第1子を出産。産婦人科で務めていた経験あり。女性の気になるお悩みやリアルな体験談を執筆しています。
2023年12月10日2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることがわかり、シオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることに。いよいよ手術当日。手術台に乗り、全身麻酔をかけられると……。 手術を乗り越えて…※手術時はオペキャップをかぶりますが、記事内のイラストでは省略しています ※術後におすましがあるかどうかは施設ごとに異なります 手術台に乗ったとき、「全身麻酔をかけられた際、どれくらいまで意識を保てるのか試してみよう」と意気込んでいたシオリさん。しかし実際は、瞬きをした瞬間、ふっと意識が途切れたそう。その後、名前を呼ばれて意識がぼんやりと戻りますが、麻酔でぼうっとしていることと、痛みからか目を開けることができなくて……。 その後、目を開けることができたのは手術の翌日だったと言います。術後すぐ意識がぼんやりしているときはかなり痛みを感じたようですが、このときは「動くと痛い」くらいの感覚だったそう。また、施設によって実施しているかどうかは異なるものの、術後に病院からのお見舞いとして出たおすましが、シオリさんは術後の精神的な癒しになったと振り返っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年12月10日完全個室で歯のセルフホワイトニングサービスを提供するメディカルホワイトニングHAKU(本社:東京都品川区、代表:森田 皓)は、ホワイトニング需要の増加継続の波に乗り2023年11月に加盟店100店舗を突破しました。HAKU【容姿端麗よりも重要なのは清潔さ】世の中の清潔に対する感度が上がり、男女ともに清潔さが重要視されるようになってきました。容姿端麗であっても「清潔感がない人は生理的に無理」など、インターネットでも清潔感にまつわる記事や投稿が多数あげられています。マスクなしが当たり前となり、口まわりの清潔は改めて注目されています。コロナを経てリモート会議が定着し、画面に映る自分の姿を見て、歯の白さを意識する人も増えています。【完全セルフでも安心の歯科医のフォロー】歯のメディカルホワイトニングHAKUが業界最速で100店舗を突破しました。2023年2月に加盟店1号店がオープンし、11月には100店舗突破という異例のスピードです。そして今月12月は7店舗、2024年1月は8店舗オープン予定です。HAKUでは完全個室のプライベート空間で、誰でも気兼ねなくセルフでメディカルホワイトニングができます。店舗は白を基調とし清潔感があるインテリアで統一され、広さは20平米ほど。ゆったり座れるリクライニングソファー、施術に必要な機材が揃っており、初めてでも迷うことなく実施できます。まず初回の体験時にオンラインでカウンセリングを行い、ホワイトニングの方法の説明があります。体験後は提携の歯科医師とオンラインで診療を行うため、安心してホワイトニングができます。1回あたり15分を2セット行い、月に4回通って2か月~3か月程度で理想の白さに到達するケースが多いです。利用者様からは「営業職は特に清潔感が大切です。周りも結構歯のホワイトニングをしているので気になって来てみました。セルフですが初めてでも不安なくできました。(30代男性)」「歯が白くなることで、口紅も服も鮮やかな色を選ぶようになりました。自己肯定感が爆上がりです!(40代女性)」などの声をいただいております。清潔感あふれる店内(1)【きれいな歯で笑顔に自信、自分を好きになるきっかけを】2023年12月からは、メディカルホワイトニングHAKUのアンバサダーに俳優・モデルの永井理子さんが就任。透明感があるアンバサダーに合わせてホームページも一新します。コンセプトは「Love Yourself」。ホワイトニングを行うことで「自分のことを好きになれるきっかけづくりを提供したい」という会社の思いが込められています。代表より「きれいな歯で自信を持って笑えている自分。このような自分に出逢えるきっかけの創出こそがHAKUの存在意義です。歯を白くすることで、オーラルケアやおしゃれに対する意識も向上し、心理的にもプラスの効果がもたらされます。時代とともに清潔感に対する感度も上がってきた日本人。歯のホワイトニングが当たり前になる時代は目の前です。」清潔感あふれる店内(2)《サービス概要》初回体験(1回15分×1セット照射) 無料通常価格(1回15分×2セット照射) 1回11,000円HAKUリッチホワイトプラン※(1回15分×2セット照射) 月々4,950円※価格は税込みです。※15分照射×2回、上下16本の施術となります。※初回のみ別途ジェル代 7,500円がかかります。※1年間契約となります。※1年間に通える上限は20回迄となります。※2年目以降は1ヶ月ごとの自動更新で、月2回を上限にお通いいただけます。※ご料金やご利用回数は店舗によって異なる場合がございます。《オープン予定》12月オープン予定HAKU 松山店(愛媛県) 2023年12月8日HAKU 佐久平店(長野県) 12月中を予定HAKU 木更津店(千葉県) 2023年12月10日HAKU 高知市知寄町店(高知県) 2023年12月13日HAKU 高槻店(大阪府) 2023年12月15日HAKU 大分中津店(大分県) 2023年12月15日HAKU 上島店(静岡県) 2023年12月15日※1月も8店舗オープン予定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月08日AI画像解析機能を搭載生理日管理/ヘルスケアアプリ「4MOON(フォームーン)」の食事管理機能が11月28日に大幅アップデートされ、効率的なダイエットが可能となった。「4MOON」は、生理日管理、体重、食事、お通じ、気分、スケジュールなど120項目以上の記録機能を備えたオールインワン・ヘルスケアアプリ。今回、同アプリの食事管理機能に「カロミルWebView」を使用したAI画像解析機能が搭載され、食事管理が簡単・効率的に行えるようになった。料理を撮影するだけで簡単に記録新しい食事管理機能では、スマホで料理を撮影すると料理の候補が表示され、その中から該当料理を選択するとカロリーやたんぱく質、脂質などの栄養素が自動で記録される。記録されたデータは1日/週単位でグラフ化され、摂取カロリーや栄養バランスのチェックも簡単にできる。目標体重と今日の体重も表示され、毎日の体重変化にも気づきやすくなる。また、1日に必要な適性カロリー量が性別、年齢、身長、体重から算出され、食事が終わるごとに残りの摂取カロリーの目安が表示される。さらに、PFC(たんぱく質、脂質、炭水化物)バランスも見やすく表示され、健康的で無理のないダイエットができる。「4MOON」アプリはダウンロード・利用ともに無料。プレミアムプラン(360円)に申し込むと、オンライン医療相談なども可能という。(画像はプレスリリースより)【参考】※インタースペースプレスリリース
2023年12月06日生理予定日でもないのに、突然出血があると驚いてしまいますよね。ときには、婦人科系の疾患が隠れていることもあります。今回は、不正出血とその原因を探る勇気を持った一人の女性の経験を、彼女の言葉を借りてお伝えします。監修:森女性クリニック院長、森久仁子産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。規則性のない不正出血が……18歳の頃、生理予定日ではないにも関わらず、少量の出血がありました。当時は生理不順だったので「予想外に生理が始まったのかな?」程度にしか考えていませんでした。しかし、1週間以上出血が続いたので、母に相談し、病院で受診。結果は、ホルモンバランスが整っていないことが原因の不正出血だろうとのことでした。そのときの心情は?原因がわかるまで、とても不安で怖かったです。この体験で思うことは?男性、女性それぞれのホルモンバランスとその影響についてお互いに知ること、年齢に合った内容で、体の仕組みや妊娠の仕組み、避妊や自己防衛について学べることを期待します。(33歳/主婦)不正出血の原因は……不正出血は、生理以外の女性器からの出血のこと。その原因は、女性ホルモンの乱れのほかに、性病などの炎症や、卵巣腫瘍や子宮頸がんなどの婦人科系疾患、妊娠時の着床などが原因として考えられます。不正出血は、適切な医療機関で相談をすることが、何よりも重要です。他にもなにか気になる症状があったら、早めに婦人科へ相談してみてくださいね。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。※監修:森女性クリニック院長、森久仁子(MOREDOOR編集部)
2023年12月04日私はナプキンの捨て方について、妹から怒られたことがあります。生理中にお風呂に入る際、使用済みナプキンのテープがきちんと止まっていなかったのです。開いて中身が見えている私のナプキンを発見した妹から言われたのは……。 ナプキンが開いていて…私が実家で暮らしていた大学生時代のことです。わが家では、生理中にお風呂に入るとき、使用済み生理ナプキンを脱衣所のゴミ箱に捨てていました。このゴミ箱はビニール袋をセットするスタンドのみの、フタがないタイプでした。 いつものように私が入浴を終えたあと、次に妹が脱衣所へ入っていくと……その直後、私を呼ぶ声が。怒っている様子に嫌な予感がしながら私が脱衣所へ戻ると、妹から「ゴミ箱の中にある、お姉のナプキンが開いていて気持ち悪い!」と言われたのです! 見るとたしかにナプキンが開いたままで、経血が見えていました。私はいつも通りにくるっと丸めてテープで止めたつもりでしたが、きちんと止まっていなかったのです。 妹から「気持ち悪い」と言われて反省そのときは、「気持ち悪い」とハッキリ言われたことにイラっとして、妹とは喧嘩に。しかし、少し時間をおいて考え直してみると、私も妹と同じように、嫌な思いをした経験があることを思い出しました。 高校生のころ、学校のトイレでナプキンを捨てようとサニタリーボックスを開いたとき、テープがきちんと止まっておらず、中身が丸見えのナプキンが目に入ったのです。 そのときの私は「うわ! 気持ち悪い! 何でちゃんと止めてくれないんだ!」と強く不快に感じました。 反省して気を付けたこと自分が嫌な思いをさせられたのと同じことを妹にもしてしまったと反省した私は、妹に謝罪。それからは、家の中でも外でもテープをしっかり止めて、うっかり中が見えないように、さらにナプキンをティッシュやトイレットペーパーで包んでから捨てるようにしました。 ちなみに、外出先のトイレで誰かの開いているナプキンを見てしまったときは、その上からトイレットペーパーをかぶせて、自分もそれ以上見なくていいようにしています。 以前は、家で捨てる自分の使用済みナプキンのことを大して気にかけていなかった私でした。しかし、妹から直接クレームを受けたことで反省し、今では「家族であってもナプキンの中身が見えないようにするのはマナーだ」と考えています。ナプキンについて「自分は不快な思いをしたくないし、誰かにもさせたくない」という気持ちを忘れずにいようと思っています。 著者/ココロナナコ作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年12月04日私が初潮のころからずっとお世話になっている「生理用ナプキン(以下ナプキン)」。昔と違って、今は消臭機能が付いたり、オーガニックなものが出てきたりと、いろいろなタイプが手軽に手に入るようになりました。それどころか、布ナプキンや吸水ショーツなど、紙製の生理ナプキン以外の選択肢まで出てきた今日このごろ。実際に私がいろいろな生理用品を試してみて、最終的に何を選んだのか、その体験をお伝えしたいと思います。選択肢が増えたことで脱ナプキンを考えるように子どものころから経血量が多く、苦労してきた私。高校でタンポンデビューしてからは、長い間ナプキンとタンポンの併用で乗り越えてきました。しかし最近、ネットやメディアなどを通して月経カップなどの新しい選択肢があることを知り、私も脱ナプキンを考えるようになりました。私が脱ナプキンを考えた理由は、大きく3つです。1つ目は、ナプキン使用に伴うマイナス面の解消。具体的には蒸れてかゆくなる、トイレで交換するときの音が気になる、においが気になる、かさばる、買い物が大変などです。また、私は血を見るのが大の苦手なので、毎回トイレで大量出血を見るのが本当につらいのです 。そのため、交換回数を減らして血を見る回数を減らしたいと思いました。2つ目は、生理ナプキンには吸水ポリマーが使われていると知ったから。吸水ポリマーは経血吸収に役立つそうなのですが、一般的な冷却シートにも使われているのだとか。冷え性で苦労している私は、生理中は常に股に冷却シートを貼っている状態!? と驚がくし、可能であれば避けたいと思いました。そして3つ目は、サスティナブルへの配慮。ナプキンは再利用不可能で、毎回大量のごみが出ますが、布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツはどれも再生可能。洗って使えばお財布にも地球にもやさしい。まさに、時代に合った製品だと思いました。私が感じた新しい選択肢のメリット・デメリット私が「脱ナプキン」のために選んだ「布ナプキン」「月経カップ」「吸水ショーツ」の3つを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。【布ナプキン】メリットは肌触りの良さ。柄や大きさといった選択肢の多さです。デメリットは、外出先で取り換えて持ち帰るのに気をつかうこと。時間がたつほど汚れが落ちにくくなること。つけ置きの際、水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと 。生理中濡れているのがわかる上、蒸れやかゆみが起きること。ナプキンに比べると吸収力も劣り 、私の大量出血は防ぎ切れませんでした。【月経カップ】メリットは、ナプキンの不快感を解消してくれたことです。蒸れやかゆみ、におい、交換時の音などはすべて解消してくれました。デメリットは、出し入れの大変さ。出すときに液体の血液を見なければならない上、勢い良く飛び出て辺りに血が飛び散ったことも……。外出先でも交換時に洗わなければならないのがひと苦労でした。また、入れるときに少し痛みを伴います。慣れればスムーズに入れられるようになるのでしょうが、私は失敗が多く、入れ直さなければならないこともありました。【吸水ショーツ】メリットは、吸収力。普通のショーツと同じ見た目で、2日目でも漏れなしでした。蒸れやかゆみも起こらず、臭いも気になりません。また、私は黒色を購入したこともあり、血を見なくて済むのはうれしかったです。デメリットは、洗うときに水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと。もちろん、つけ置きしても真っ赤になります。実際に試してみて出した私の結論今回、ナプキンとは違う3種類の生理用品を使ってみましたが、使う物によって生理期間の過ごし方を変える必要があるのだなと思いました。初めての物を使うときは「漏れないだろうか」という不安が多く、何度もトイレに行って確認したりして、落ち着いて生活ができませんでした。また、ちょっとした事件もありました。フタ付きのバケツに布ナプキン入れて脱衣所の隅に置いてつけ置きしておいたのですが、子どもがバケツを倒してしまい、真っ赤な水が脱衣所中にあふれました。床に置いてあった白いマットが赤く染まり、子どもは大パニック。つけ置きするにあたり、子どもがいる場合は対策が必要だと痛感しました。そのようなこともあり、ナプキン以外の3つの生理用品にはメリットもありましたが、私にとってはナプキンがベストという結論に。なので、生理用品としては、ナプキンとタンポンの併用をこれからも続けることにしました。新しくプラスしたアイテムも1つだけ大きな変化が。日々の下着を吸水ショーツに変えました。吸水ショーツはいつ始まるかわからない生理を待ち構えるにはうってつけのアイテムですし、ちょっとの尿漏れにも対応してくれます。ただし、アンモニア臭に対する消臭効果はないと思われるので、あくまでも水分を抑えるという目的で私は使っています。おかげで40代になってからは生理周期が乱れ、いつ生理になるのかとドキドキして予定日が近くなると万が一に備えてナプキンを当てている日々でしたが、そのような悩みからも脱しました。肌触りも良く、普通のショーツとまったく同じ外見なので、普段使いにぴったり。また、今までは生理時にサニタリーショーツを使っていましたが、今は吸水ショーツを使っています。万が一のときにガードしてくれるかと思うと、非常に心強い相棒となりました。多少漏れた経血を吸っていても少量なので、水が真っ赤に染まることもありません。まとめ今回私は3種類の新しい生理用品を試してみました。実際に使ってみると、その良さと悪さが体験できます。今回、生理用品としてはどれも選びませんでしたが、吸水ショーツと出合ったことで、普段の生活が快適になりました。40代になってから特に悩んでいた、ちょっとした尿漏れや生理周期の乱れに対し、気持ち良く対応できるようになったのは、とてもうれしい変化です。また、私には小さい娘がいるので、大きくなって初潮を迎えたときには、「こんな選択肢があるよ」と実際に体験させてあげようと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/おんたま著者/おおさわ (40歳)長野県在住。低体温&極度冷え症脱出めざして、温活に夢中。
2023年12月04日お馴染みのカイロを効果的に使うことで、プチ不調解消が叶う!?そこでお悩み別に、カイロを活用すべき3つのポイントを伝授。カイロで手軽に温めて、あらゆる悩みや不調を改善。ポケットに入れたり、温めたい部位にピンポイントで貼れたりと、用途の幅が広いカイロ。その手軽さから、いま改めてカイロの良さを実感し、活用する人が増えている。「冷える部位を温めるだけでなく、冷えのツボといわれる『三陰交』や血液の流れに大きく関わる腎臓や太ももを、カイロを使って重点的に温めてあげると、様々なカラダの不調が改善されるので、悩んでいる方はぜひ取り入れてみてください」(医師・川嶋朗さん)カイロに触れている部分が赤くなったり、かゆくなった場合は低温やけどの可能性が。最近は低温設計の使い捨てカイロや、繰り返し使えるだけでなく、温度調節もできて便利な充電式も増えているので、ぜひ活用してみて。低温やけどが心配なら低温タイプのカイロを。低温やけどを放置しておくと重症化する恐れがあるので、使用には十分気をつけて。衣類の上から貼るのはもちろん、最近は、温度が上がりすぎないように工夫された低温カイロも登場しているので、それらを有効活用するのも手!生理痛を撃退!三陰交を温める冷えに効くといわれているのが、足首にある「三陰交」というツボ。これは冷えだけでなく、実は女性特有のお悩みの改善にも効果が。「三陰交は、消化吸収・水分代謝・生理機能に関わりのある3本の経絡が交わる点にあるツボで、足の内側のくるぶしから、指3~4本分ほど上の場所にあります。ここを温めたり刺激してあげると、生理不順や生理痛など、月経トラブルを和らげてくれるといわれているので、気になっている方はここにカイロを貼りましょう」むくみを撃退!腎臓の血流を増やす冷えと大きく関係があるむくみ。むくみをいちばん感じやすいふくらはぎなどを温めるのはもちろん大切だが、一緒に腎臓も温めてあげることが、むくみ解消への近道。「カラダが冷えることで血流が低下し余分な水分を溜め込みやすくなり、むくみに繋がります。だから不要な老廃物や余分な水分、塩分などを尿として排泄する役割を担う腎臓の機能を高めるため、副交感神経の中枢がある仙骨付近を温めてあげると腎臓の血流が増え、むくみも改善されます」全身の冷えを撃退!太ももを温めるカラダの中でいちばん大きな筋肉があり、さらに太い血管もたくさん通っている太もも。「太ももを温めると、全身の血流が促進されるので、手っ取り早く全身の冷え対策ができます。特に長時間のデスクワークなど座りっぱなしのことが多い方は、太ももの血流が滞りやすく代謝が落ちるため頑固なむくみや冷えを引き起こし、不調のスパイラルを招きやすいので、温活のルーティン化はマスト。カイロを貼ったり、置いたりして定期的に温めてあげましょう」進化した充電式カイロも続々登場!【Francfranc】両手で使える充電式カイロカイロ、ミラー、モバイルバッテリーの3役。2つに分かれるので、友人とシェアしたり、両手で使用できる。温かさは強・弱で調節可。片側がミラーになっているだけでなく、モバイルバッテリーにも大変身。2色展開。¥5,000(Francfranc)【ロア・インターナショナル】USB充電式カイロ・バッテリー あったかPOMIラバーコーティングで温かみをしっかり感じられる。モバイルバッテリー機能付きのUSB充電式カイロ。10秒で両面が素早く温まり、最大8時間連続使用できる。42°C、47°C、52°Cの3段階で温度設定が可能。2色展開。¥4,860(ロア・インターナショナルsupport@roa-international.com)【HAGOOGI】充電式カイロ OT‐961個119gの軽量化デザイン。マグネット式電気カイロ。ポケットに入れても邪魔にならないコンパクトサイズ。マグネット式で2つに分けて使うことも。3秒で温まる速暖タイプで、3段階の温度調節が可能、モバイルバッテリー機能付き。9色展開。¥5,680(HAGOOGImedia@hagoogi.com)川嶋朗さん医師。“温活”を世に広めた、冷え治療の第一人者。神奈川歯科大学大学院 統合医療学講座 特任教授、統合医療SDMクリニック院長。『不調が消え、免疫力アップ 毎日の冷えとり漢方』(河出書房新社)など、著書多数。※『anan』2023年12月6日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年12月03日2児の母であるシオリさんは、20代半ばのごろ、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)を切除する手術を受けました。婦人科受診のきっかけは生理不順でしたが、検査の際に卵巣嚢腫があることがわかり、シオリさんは妊活を見据えて切除手術を受けることに。手術前の準備を終え、手術室へと向かうときが……。 そこは異世界のようで…剃毛、へその掃除に加え、浣腸を終えたシオリさん。家族もかけつけ手術室へと向かいます。 ※手術時はオペキャップをかぶりますが、記事内のイラストでは省略しています 手術室に入ってシオリさんが感じたのは、「異世界感がすごかった」「ドラマのセットみたい」ということ。患者側からすると、手術室に入る経験というのはそれほど頻繁にあるものではないからこそ、ドラマや映画などで見る世界に入ったような感覚になるというのは、ある意味「手術あるある」なのかもしれません。また、シオリさんが思ったように、「全身麻酔をかけられた際、どれくらいまで意識を保てるのか」ということも、同じことを考えたという方も多いのではないでしょうか。手術に緊張はあれど、不安でいっぱいになるよりこうしてポジティブに捉えられると、気持ち的にはラクなのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター シオリ二児の母。 妊娠、出産、育児、病気など体験談を漫画にしています。
2023年12月03日皆さんは、基礎体温をつけたことはありますか?続けるのは「ちょっと大変」と思うかもしれませんが、基礎体温をつけておくと自分の体の状態を知る手がかりになります。そこで今回のMOREDOORでは、基礎体温をつけることで自分の体の変化に気づき、大切な対応をすることができた一人の女性の話をご紹介します。監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Cさんの場合私は学生の頃と、妊活中に基礎体温をつけていました。学生の頃は、自分の生理のリズムが分かるので、下着を汚すこともなく、体調の変化にも気づくことができました。妊活中はタイミングが取りやすくなり、産婦人科に受診するときの参考資料として、持っていくことができました。学生の頃はサイクルが分かることに関して安心し、妊活中は期待と不安と残念な気持ちといろいろでした。基礎体温はつける目的によって、さまざまな感情があると思いますが、自分の体を知るにはとても必要な事です。(46歳/パート)生理の日を予測できる以外にもメリットが毎日の基礎体温の記録が、生理のリズムや妊活のタイミングの参考になったというCさん。他にも、記録をつけることで生理前におこる心や体の不調がいつ頃訪れるかの予測ができたり、おりものが増えやすい時期を知ることができたりと、自分の体の状態に向き合うことができます。もし基礎体温をつけたことがないという方がいれば、今日から始めてみてはいかがでしょうか。小さな行動が、あなたの健やかな毎日を支える一歩となるはずです。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。つまり、寝ている間の体温になるのですが、自分では測れないので、朝目覚めて活動する前に測るのが一般的です。(引用:OMRON)※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年12月03日生理用品はさまざまな種類があり、使用したことがないものの使い方がわからないという方もいらっしゃるのでは?中には、タンポンの存在を知らず、使い方を友達に教えてもらった方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「生理用品を使用したときのエピソード」をご紹介します。監修:森女性クリニック院長、森久仁子産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。26歳、会社員のBさんの場合……学校で健康教育の授業があったときのことです。友達の間で「ナプキンVSタンポン」について話題になりました。そのとき初めて、生理用品にはさまざまな種類があることを知り、私は当時タンポンの存在を知らなかったので驚きました。数週間後、スポーツの試合の日にナプキンが不便だと感じ、タンポンを試してみることに……。最初は戸惑いましたが、友達から助言を受けて使用できました。そのときの心情は?最初にタンポンについて聞いたときは、知識が不足している自分が恥ずかしいと感じ、友達にタンポンについて聞けませんでした。タンポンを試すときは、不安と怖さも感じましたが、友達のサポートとアドバイスに助けられ、自信を持つことができました。この経験から、生理用品や自分の体についての理解が必要と感じ、自分の体に合った選択をしていくことが大切だなと思いました。(26歳/会社員)正しい情報を……友達からタンポンの話が出たとき、タンポンの存在を知らなかったため驚いたというエピソード。タンポンは、最長8時間まで使用することができ、ムレや違和感から解放されるというメリットがあります。また初潮がきていれば、小学生でも使用可能です。皆さんも、生理用品を使用して焦った経験はありませんか?※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修:森女性クリニック院長、森久仁子(MOREDOOR編集部)
2023年12月03日婦人科を受診したことがない方は、受診しにくいと感じている方もいらっしゃるのでは?中には、生理痛がひどい状態が長く続いていたものの、なかなか婦人科に行きづらかった方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……10代のころから生理痛がひどく、毎月生理の2日目は起き上がれないほどで、学校も休むこともありました。しかし、まだ10代の多感な時期に婦人科を受診するというのはとても勇気のいることで、なかなか踏み出せず……。20歳を過ぎ少し心に余裕ができたころ、初めて婦人科を受診すると、小さな子宮筋腫が複数見つかりました。幸い悪性のものではなく、将来の妊娠出産時にも大きな影響はないだろうとのことで、鎮痛剤とピル(低用量経口避妊薬)を生理痛緩和のためにすすめられました。それ以降はピルの服用で生理周期も生理痛も比較的落ち着き、鎮痛剤に頼る頻度も少なくなりました。どんな治療を受けましたか?鎮痛剤とピルを処方してもらいました。それまでは鎮痛剤に頼りすぎるのはあまりよくないのではないかと思っていましたが、主治医から「そんな痛みを、頑張って我慢する必要はないよ」と言ってもらえて安心しました。今は、定期的に診察を受けて筋腫の状況を確認しています。世の女性陣へ伝えたいことは?私の場合は深刻な病状ではなかったですが、何か大きな病気が隠れていることもあるので、病院へ行くのは早いほうがよいと感じました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ生理痛がひどく、婦人科を受診すると子宮筋腫が見つかったというDさん。鎮痛剤とピルを処方され、治療しているようですね。子宮筋腫の予防は残念ながらありません。そのため、定期健診での早目の発見がその後の対策に繋がります。皆さんも、体に違和感を覚えたときは、早めに病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年12月03日仕事中に生理痛がひどくなり、早退する理由を伝えるとき、皆さんはどうしていますか?中には、異性の上司に「生理で婦人科に行く」と伝えることが恥ずかしいと感じている人もいるようで……。そこで今回は、MOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「職場で生理痛に襲われる」から、ワンシーンをご紹介します。本作品は、生理の実体験をもとにした漫画です。少しでも多くの方に、生理について考えるキッカケづくりを目指して制作されました。生理の症状には個人差があります。毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つことも検討してみてくださいね。異性の上司に伝えるのが恥ずかしくて……休む理由が言いずらいことを同僚に相談したら……こんな時どうする?男性上司に生理について話すのが恥ずかしく、体調不良とだけ伝えた主人公。その後、生理休暇があることを同僚から教えてもらったようです。もし、周囲の人が生理で休むことを言い出せずにいたら、あなたなら何と声をかけますか?※生理休暇は、労働基準法第68条で規定されています。生理休暇(第 68 条)生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求した場合には、その者を生理日に就業させることはできません。※実体験を漫画化したものです■作画:ちりさん(MOREDOOR編集部)
2023年12月03日毎日の基礎体温、つけ続けるのは簡単なことではありませんよね。しかし、基礎体温は自分の体を知るための大切なデータです。そこで今回のMOREDOORでは、基礎体温をつけることで自分の体の変化に気づき、大切な対応をすることができた一人の女性の話をご紹介します。Dさんの場合ダイエットや仕事を頑張りすぎて生理が止まり、婦人科で先生から「明日から基礎体温をつけてください」と言われて測り始めました。最初は何の意味があるのかわからず、面倒だと思い嫌々つけていましたが、治療を進めていくにつれて波形が安定してきて「治ってきているんだ」と、体温表を見る度に実感しました。最初は面倒かもしれませんが、自分の体のバランスが見られる大切なデータです。(30代/会社員)生理の日を予測できる以外にもメリットが毎日の基礎体温の記録が、治ってきている実感につながったというDさん。記録をつけることで生理前におこる心や体の不調がいつ頃おとづれるの予測ができたり、ホルモンの異常に気づくことができたりと、自分の体の状態に向き合うことができます。もし基礎体温をつけたことがないという方がいれば、今日から始めてみてはいかがでしょうか。小さな行動が、あなたの健やかな毎日を支える一歩となるはずです。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のこと。つまり、寝ている間の体温になるのですが、自分では測れないので、朝目覚めて活動する前に測るのが一般的です。(引用:OMRON)※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年12月02日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母が圧迫骨折をしてずいぶん時間がたちましたが、まだ痛みが治まらない様子。医師からは特に何も言われていないはずですが、何かと言い訳を並べて横になってばかりいて、出かけようともしません。相変わらずわがままを言って自分で病気を治そうともせず、おまけに寝たきりになってしまうのではないかと心配するまる子さんですが……。義母が寝たきりになる心配もしていましたが、お盆を境に自分から外出しようという気になってきた義母。しかし、相変わらず他人の都合はお構いなしで、まる子さんも夫も振り回されっぱなしで……!? 待たされたのはこちらですが… 義母は自分のお弁当を、私は王子(息子)用のファストフードを買いに行きました。 そんなある日、重い生理痛のため「今日はそっとしておいてほしい」と頼むまる子さんでしたが……。義母からの要求は止まりません。 義母から病院へ迎えの要請があったある日。たまたまその日は、息子がワクチン接種の副反応で学校を休んでいたのですが、食欲はあるということでリクエストされたファストフードを買ってくると約束して出かけました。息子のリクエストは義母の苦手なものということもあって、義母は自分でお弁当を買うようです。 そのため、お互い買い出しをしてから、お店の前で10分後に待ち合わせをしたのですが……。まっっっったく出てくる気配がなく。30分がたち、さすがに息子が待っているだろうと一旦家に帰って買ったものを届け、再度戻ってきました。その間に義母から着信があり、お店に到着すると案の定ご立腹……。いや、待たされたのはこちらなのですが……? さらに別の日には、激重な生理に耐えている最中、あちこち行きたいところを言いだし、送迎を頼んできます。生理の重さは人それぞれ。同性でも、経験したことがなければつらさを理解してもらいづらいのです。義母の場合、もう忘れてしまったのかも?! ……数日で回復するから、待っていてほしいと言っても「じゃあすぐそこの……」と、自分が寄り添っているといわんばかりに要望の内容を変えてきます。距離の問題ではなく、動くことが難しいことをわかってもらえる日は来るのでしょうか……。 --------------今日もまる子さんの家は、義母を中心に回っているようです。見方を変えれば、それだけ自分の気持ちをはっきりと言えるほど、信頼されているということかもしれませんね。ともあれ、生理痛がひどいときくらいは、一日中丸まっているのを許してほしいところですが……。痛みは見た目からではわからないので、難しいですよね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2023年12月02日フェムテック製品の月経ディスク「MOLARA(モララ)」を企画・製造販売するMONA company(モナカンパニー)は、インターネット調査「MOLARA調べ生理と旅行と我慢に関する調査」を実施しました。■女性の半数55%は「生理でも我慢して旅行へ行った」経験がある2023年はインバウンド需要が2019年度を上回る勢いで回復傾向にあります。今年の年末の大型休暇に備え、旅行を楽しむ人が同様に増えると予想されています。そんな中で、既婚、未婚を含む女性N=600(20代から40代、均等)に対して、「過去に生理でも我慢をして旅行へ行った経験はありますか?」と質問したところ、「はい、あります」と回答したのが54.8%(329人)、「いいえ、ありません」と回答したのが45.2%(271人)という結果となりました。半数に当たる55%が、生理の不快、生理痛があっても我慢しながら旅行へ行った経験があると答えており、かたや半数は我慢まではしていないという風に意見が分かれました。続けて「過去に生理が理由で旅行を断念した経験はありますか?」と聞いたところ、「はい、あります」と回答したのが18.8%(113人)存在しており、相当つらく、我慢しきれずに旅行をキャンセルしたという人も2割程度いました。■我慢して旅行をした理由1位は「旅行のキャンセルは難しい」で約6割我慢して旅行をした経験のある329人に対して「生理でも我慢して旅行へ行ったのは何故でしょうか?」と尋ねたところ、理由1位が「旅行のキャンセルは難しい」で59.9%(197人)で最多に。2位が「生理の症状は比較的軽いから」で34.7%(114人)、3位が「海外旅行などで予定変更は出来ない」で24.9%(82人)、4位が「生理は我慢するものだから」で23.4%(77人)という結果になりました。「とても楽しみにしていた旅行。休暇を取り、前もって調整し、一緒に行く人もいて迷惑を掛けられない。お金も発生している。どうしてもキャンセルはできないという思いが強い」(モナカンパニー代表・向井桃子氏)と共感しており、2位に「生理の症状は比較的軽いから」として、他人と比べて“この程度なら我慢できる”と考えている人も3割以上いることがわかりました。この“我慢”には、人それぞれ感じ方が違い、個人差があるように感じます。「それぞれの我慢。固有の、この我慢が少しでも和らげば、全ての女性がもっと輝ける社会になれる」(モナカンパニー代表・向井桃子氏)と日ごろから考えています。■64%は生理を我慢して行った旅行は楽しめたと回答続けて同じ329人に対して「生理でも我慢して行った旅行は楽しめましたか?」との質問では、「はい、楽しめました」と回答した人が63.5%(209人)、「いいえ、楽しめませんでした」が13.7%(45人)、「どちらでもない」が22.8%(75人)という結果になりました。6割近くは我慢してでも旅行を楽しめたと回答しており、旅行をすることで気が休まったり、リフレッシュできたりする人も多いのではと感じています。一方で「楽しめなかった」と回答している人も14%存在しており、その声をヒアリングすると、「温泉(露天風呂)に入れなかった」(40代・会社勤務)や「ナプキンの交換が面倒だったり、ホテルの寝具や家具を汚さないか常に気を張っていないといけなかったから」(20代・会社勤務)の旅行ならではの理由の他、「経血が気になって仕方がなかった」という声が一番多くありました。「生理を我慢して旅行をしたけれど、楽しめなかったと感じている人は少なからずいます。それが我慢できるか、出来ないかは個人差があります。大事なのは、どんな時でも女性は生理を我慢している人は沢山いるという事実。この点は理解して欲しいと思います」(モナカンパニー代表・向井桃子氏)。■月経ディスクを興味、利用意向15.5%対象600人に対して、「ここ数年、生理対策のフェムテック商品が増えています。生理痛を軽減する低用量ピルや生理用品では、膣の奥へ装着する月経ディスクなどが発売されています。月経ディスクは大容量で12時間利用できるため旅行にもピッタリです。生理の嫌な臭いもしません。利用してみたいと思いますか?」と聞きました。その結果、「はい、思います」が15.5%(93人)、「いいえ、思いません」が48.0%(288人)、「どちらでもない」とが36.5%(219人)となりました。一方で低用量ピルに対しては「はい、思います」が24.3%(146人)存在しており、低用量ピルとは用途が違うものの、認知度では月経ディスクはまだまだ後発と言えます。「経血に悩まされている方、長時間トイレへ行くことができない方に月経ディスクを利用していただくと、高い確率でリピートしている。そのような特有の悩みをお持ちの方に支持されている」(モナカンパニー代表・向井桃子氏)と感じています。また、通常の生理用品に比べて使い方、体験する環境がまだ少ないため「今後は、全国のサロンなどに展開して拠点を増やしたり、安価版の開発も進めている」(モナカンパニー代表・向井桃子氏)と計画しています。■調査概要「MOLARA調べ生理と旅行と我慢に関する調査」調査期間:2023年11月10日調査対象:一都三県に在住、20代から40代の女性(既婚・未婚)調査数:合計600人(世代均等割)調査方法:インターネット調査/クロスマーケティング社のQiqumoを利用(エボル)
2023年12月01日「このタイミングでまた妊活に取り組もうと」(※画像は本並健治さんオフィシャルブログより)丸山桂里奈さんは2020年に本並健治さんと結婚し、今年2月に第一子の女の子を出産。現在は夫婦で育児に仕事に多忙な毎日を過ごしていますが、そろそろ第二子の妊活を考え始めたそうです。丸山さんは自身の実家に暮らし、両親などの温かいサポートもあって、「みんなにサポートしてもらえているのに自分の時間も、本並さんとの話し合いもできている。家族の支えがあるおかげで仕事と育児を両立できていると思う」と感謝。また、「本並さんは私のメンタルや体調のことも気にしてくれるのですごくありがたい」といいます。そして、「このタイミングでまた妊活に取り組もうと、本並さんと話していて。色々準備しながら過ごしている感じです」と、二人目妊活を告白。体調を整えるよう意識することはもちろんですが、「妊活ってなると本当にちゃんと向き合うことが必要だと思うので、妊活期間中はマネージャーさんと一緒にスケジュールを相談したりとか。体に無理がないように行けたらいいなと思うので、今まで以上に話し合えるようにしています」と話しました。今すぐ妊娠したいわけではなく、仕事との兼ね合いも考えて進めていきたいとしつつ、本並さんは59歳、丸山さんは40歳のため「私も年齢的なことがあるのでそんなにゆっくりはしてられないんですけど……」と、丸山さん。第一子も妊活を経て授かっており、「結婚してすぐ子どもができたらいいねと思っていたけど、自然にまかせていた。夫婦で仕事を頑張ろうと言っていて、その中で自然とできたらいいなと思っていたものの、なかなかタイミングを取るのも本当に難しい。最初のうちはうまく妊活できていなかった」「結構考えたりとかいろいろしてたら遅くなっちゃった」と当時を振り返ります。(※画像は本並健治さんオフィシャルブログより)また、子どもがすぐほしい気持ちの一方で、産休などを取ることによって「自分の今までの仕事がなくなってしまうのかという不安もあったし、その後戻れるのかなとか。すごい不安になっていろいろ悩んで」いたとも明かしました。そうした不安もあり、正面から妊活に取り組むまで時間がかかり、何からどう始めるのかもわからなかったという丸山さんですが、動画では妊活グッズとして「妊活タイミングをチェックできるおりものシート」を紹介。おりものがシートの真ん中につくように位置を調整してショーツにつけ、おりものに含まれる物質から妊活に適したタイミングかを判定して線が出る仕組みになっているといいます。丸山さんは、「私は今まで旦那さんに妊活のタイミングはお知らせはしてたんですけど、0~2日前から排卵のタイミングがわかるというのも気持ちの余裕ができると思うし」と、こういったグッズの活用が気負わず妊活を始める良いきっかけになると高評価。自身の今後については、「マネージャーさんと生理周期を共有しているので、いつが生理だとかマネージャーさんはわかってるし、そういう状態の中で妊活に向けて少しずつやりたい」とし、「安心信頼できるアイテムを増やしていくのはそれだけでも妊活の一歩を踏み出していると思う」と締めくくりました。排卵日前後はおりものが変化する?女性の体は女性ホルモンのバランスに伴い一定周期で変化していて、おりものの量や色などの変化もそのひとつです。そのため、月経周期にともなう自分のおりものの変化を把握しておけば、月経や排卵日などを予測しやすくなります。「排卵期」とは成熟した卵胞から卵子が排出される時期、排卵日の前後数日間を指しています。排卵期は精子をスムーズに運ぶために月経周期の中でおりものの量がもっとも多くなり、その期間は約2~3日続きます。つまり、おりものの量が増えるということは、一般的には子宮が精子を迎え入れる準備を始めたということになります。個人差はありますが、色は透明に近くなり、卵の白身のようにとろみのある状態となります。ニオイはそれほど強くありません。自分の排卵期をなるべく正確に知ることは、体調を把握したり、妊活をする上でも大切なポイントとなります。おりものの変化で排卵日を正確に知ることは難しいですが、ある程度の予測の参考にはなるので、普段からおりものをチェックする習慣をつけるとよいでしょう。参照:【医師監修】排卵日前後はおりものが変化する? 注意したい身体のサイン
2023年12月01日Instagramで美容関連の情報を発信しているchunkoさん。彼女が初めて体に異変を感じたのは2023年3月某日の生理期間中でした。最初はおなかに多少の張りを感じただけだったのですが、翌月4月には生理がきたと思ったら、強烈な下腹部痛と吐き気に襲われてしまったのです。大きな病院で検査を受けてみると……。 治療方針が決まり…近所の婦人科で「血液検査で白血球の数値が異常に高いことがわかりました」と言われたchunkoさんは、紹介状を持って総合病院に足を運びました。そして総合病院で超音波と血液検査、MRIを受けた結果、左卵巣が4.7cmほど腫れていて、チョコレート嚢胞ができていることがわかり……。 田舎のほうに住んでいるため、近くには腹腔鏡手術ができる病院がなかったと語るchunkoさん。MRI検査を受けた総合病院でも「当院では開腹手術しかできません」と言われたため、医師と相談してジエノゲストを服用することになりました。 体内で自然的に産生された黄体ホルモンは『プロゲステロン』、人工的に作られた黄体ホルモンは『プロゲスチン』と呼ばれています。これらの黄体ホルモンには子宮内膜細胞の増殖を抑える働きがあり、プロゲスチンが含まれているのがジエノゲストです。ジエノゲストは子宮内膜症による過多月経や生理痛の治療に用いられるほか、チョコレート嚢胞の収縮効果も期待できるホルモン剤です。 2023年5月ごろからジエノゲストを飲み始めたchunkoさん。服用を始めてからは不正出血やほてり、倦怠感、イライラ、外陰部のかぶれ、眠気など、ジエノゲストの副作用に悩まされることとなりました。 そして2023年9月時点(服用4カ月)では生理時の激痛はなくなったものの、少量の出血と軽度の下腹部痛があり、そのほかにも強烈な眠気やイライラ、原因不明の微熱が続いているそう。37.5度の微熱は4カ月間続いているらしいのですが、複数の病院で検査を受けても体に異常はなし。どの医師も「ジエノゲストの影響で体が妊娠状態に近いものになって微熱が出ている可能性もある」との見解なのだとか。 その一方で、チョコレート嚢胞の大きさは4.7cmから4mmくらい小さくなったとのこと。医師から「今すぐ手術が必要と言うほどの大きさではなく薬物療法でチョコレート嚢胞がさらに小さくなっていく可能性が十分ある」と言われたこともあり、現在は病院で漢方薬を処方してもらい副作用を少しでも抑えながら、引き続きジエノゲストでの治療を続けているそうです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 子宮内膜症は生理があるかぎり進行や再発のリスクがあり、長く付き合っていかなければならないと言う点では、非常に精神的につらい病気です。薬物療法の場合も、服用を中止すると症状が進行する可能性があります。chunkoさんは今現在もつらい副作用になんとか耐えている状況とは思いますが、納得できる治療法を見つけられるまで、しばらくは漢方薬とジエノゲストの併用で薬物療法を続けていくのがよいのかもしれません。 今後も経過報告をする予定だというchunkoさん。チョコレート嚢胞(子宮内膜症)の治療方針や症状で悩まされている方は、ぜひchunkoさんの投稿を参考にしてみてください。 原案/chunkoさん作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 chunkoさんの子宮内膜症(チョコレート嚢胞)にかんする体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年11月30日女性の多くが心身の不調を感じる、月経(通称:生理)の期間。頭痛や腹痛に襲われたり、精神的に不安定になったりと、状態には個人差があります。それもあって、周囲の人の理解を得ることができず、「生理による体調不良は我慢すべき」と厳しい言葉をかけられる人もいるそうです。『不穏…寡黙な夫!!』漫画家の、しまだ(@simada108)さんは、生理にまつわる創作漫画を描いてX(Twitter)に投稿しました。生理痛に脂汗を流していたのは、新入社員の女性。あまりのつらさから、労働基準法で定められている生理休暇が頭に浮かんだものの、いい出せずにいました。すると、『やばい』とうわさの部長が現れ…。新入社員の状態を見て、心配していた部長。いい出しづらい状況を察し、自ら体調を聞きに行ったようです。普段から妻のつらそうな様子を見ていた部長は、生理に理解があったため、新入社員の生理休暇をすぐに許可。社員たちから好かれているのも納得の人柄ですね!他人のつらさに寄り添う、温かな対応に、人々が心を奪われています。・『やばい』の意味、そっちか!・部長、天使じゃん。どこも、こんな優しい職場になったらいいのにな。・女性の上司でも「生理は病気じゃない」って突き放す人がいますよね。理解ある上司のもとに転職したいです。・生理休暇は必要。生理関係の薬が飲めず、体調管理がままならない人もいるって知ってほしい!・うちの職場にも、ラブリーな部長を1人ください…。会社によっては、効率などを重視し、社員の体調を軽視してしまうところも。しかし、人によって運営されているからこそ、個々人を大切にした環境づくりが重要なのではないでしょうか。安心して働き続けられる職場が増えることを、願わずにはいられませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月30日生理中、生理痛と倦怠感を覚えることが多い私。たまに寝込んでしまうこともあります。しかし、家事は待ってくれません。ある生理中、生理痛と倦怠感がつらく、夫に家事をお願いしたら……あることを言ったのでした。 倦怠感がひどい中、家族の夕食を用意ある生理中のこと。私は夕飯を作らねばと思っていました。ただ倦怠感がすごく、一刻も早く横になりたかったので、この日は簡単に作れるお鍋料理に。具材をお鍋に全部入れ、ぐつぐつと煮込むだけなので簡単です。 しかし「片付けが面倒臭いんだよなあ……」という思いも。わが家は食器洗浄機を利用しているのですが、お鍋は食器洗浄機で洗えません。体がつらいときに、大きな鍋を手洗いしないといけないのはおっくうでもありました。 私はひとまず横になって…お鍋を作り終え「やっぱりお鍋は簡単でいいな」と思いながら、おなかを空かせていた夫と娘に食事を促した私。夫は晩酌も始めていました。 このとき、あまりにも体がつらかったので、私は一度横になることに。そして、少しラクになってきてから食事をすることにしたのです。「大丈夫? 無理しないでね」と娘が心配してくれる中、生理中で食欲も増していたのか、私は残っていた具材をあっという間にたいらげてしまいました。 まさかの発言に怒り爆発そして、待っているのが食器の片づけです。食事はとったもののやっぱり起きているのはつらく、片付けがかなりおっくうでした。そこで私は、「悪いんだけど、食器などのあと片付けをしてくれない? かなり体がだるくて……」と夫にお願いをしてみることに。 すると、夫から返ってきたのはまさかの言葉でした。なんと「俺も酔ってだるいんだよね~」と返ってきたのです。まさか拒否されるとは思っていなかった衝撃と、「お酒は好きで飲んでいるのに、生理痛のつらさと同じにするの?」というモヤモヤが一気に膨れ上がって……。体が思うように動かないイライラもあった私は、怒りが大爆発。普段怒らない私が感情を露わにしたことで夫は驚いたようで、すぐに片付けをしてくれました……。 その後、酔いが覚めた夫からは謝罪をされました。そして「不調の中で、ごはんを作ってくれてありがとう。これからつらいときはちゃんと力になるから言ってほしい」という感謝と気づかいの言葉も。私も感情にまかせ突然怒ってしまったのはよくなかったなと反省。そして夫に片付けてくれたことの感謝を伝えました。 あのとき「酔ってだるい」と「生理のだるさ」を一緒にされたような発言にイラッとしてしまった私。結果的には、お互い謝罪と感謝の気持ちを伝え合い、不穏な空気を引きずらずに済みました。改めて、夫婦お互いの歩み寄りが大切だと実感。なんだかんだで理解のある夫でよかったとも感じた経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/花山 花子作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年11月30日生理予定日の2週間前、会社でいつも通り来客対応をしているとき、先輩に声をかけられました。後輩のもとへ行くように言われて行ってみると、謎のメモを渡されて……!? 生理予定日の2週間前生理予定日の2週間前、私はいつも通り会社で仕事をしていました。基本的にデスクワークなので座っていることのほうが多いのですが、来客対応で立ち上がるときもあります。 このときも、お客さんがあったため、私は席を立ちました。そのとき、下半身に違和感があったのですが、「おりものかな?」と思い、気にしていませんでした。 すると、先輩が声をかけてきて「〇〇さん(後輩)が困ってるから業務を教えてあげてくれない? お客さんの対応は私がやるね」と言われたのです。「突然どうしたんだろう?」と思いつつ、後輩のデスクへ向かうとメモを渡されて……。 メモの内容はメモを見ると「経血が少し漏れてるよ! 早めにお昼休憩をとって、下着も買ってきていいからね」と書かれていました。どうやら先輩は、私の経血漏れに気がついてメモを後輩に渡してくれたようです。 先輩のやさしさを受け取って、お昼休憩に行こうと上司に声をかけました。すると先輩は、上司にも話を通してくれていたようでスムーズに休憩へ行くことができました。 急いで休憩へ早めに気づいてくれたおかげで、経血のシミは目立つほどではありませんでした。着替えの下着とナプキンを着け、替えの制服のスカートを身につけて先輩にお礼を言うことができました。以前から、彼女は尊敬できる先輩でしたが、今回のやさしい配慮でさらに尊敬と感謝の気持ちが増しました。 まだ生理の2週間前だからと、油断していました。生理周期がだいたい決まっていたとしても、何があるかわからないので、着替えの洋服やナプキンを会社のロッカーに常備しておこうと思います。そして、私も先輩のように困っている人を助けてあげたいなと思っています。 著者/水谷ユリイラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年11月29日Instagramで美容関連の情報を発信しているchunkoさん。彼女が初めて体に異変を感じたのは2023年3月某日の生理期間中でした。最初はおなかに多少の張りを感じただけだったのですが、翌月4月には生理がきたと思ったら強烈な下腹部痛と吐き気に襲われてしまって……。 MRIの結果は…?2023年4月某日、生理初日に猛烈な下腹部痛と吐き気に襲われたchunkoさん。婦人科と内科を受診したところ、血液検査で白血球の数値が異常に高いことが判明。生理が終わったタイミングで婦人科を訪れて超音波検査も受けると、医師から「卵巣が腫れていてチョコレート嚢胞かもしれません。大きな病院で診てもらってください」と言われてしまい……。 近所の婦人科で紹介状を書いてもらい、市内の総合病院で詳しく診てもらうことになったchunkoさん。2023年5月の生理時には、先月と同じように腹部の激痛があっただけでなく、原因不明の38度の高熱まで出てきて、大きな不安を抱えながら総合病院を受診したそうです。 そして、超音波検査と血液検査、MRIを受けた結果は、医師曰く「左卵巣に4.7cmのチョコレート嚢胞がある」とのこと。子宮内膜症は個人差が大きく中にはまれに自然治癒するケースもあるものの、基本的に子宮内膜症は生理があるかぎり、病気が進行したり再発したりするリスクがあると言われています。「この先ずっとこの病気と付き合っていかなければいけないのか……」と、チョコレート嚢胞と診断されたときのchunkoさんが抱いたショックは、相当大きかったようです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ちなみに、チョコレート嚢胞(子宮内膜症)の予兆にも個人差がありますが、早期発見するためには生理痛がひどくなってきた、鎮痛薬の効き目が薄れてきた、妊娠しづらいなどのサインを見逃さないことが大切です。chunkoさんの場合は「生理中におなかの張りを感じた」「生理中に激痛があった」「2年近く妊活しても妊娠しなかった」などの予兆があったとのこと。 上記のようなサインがあったからといって、絶対に子宮内膜症と言い切ることはもちろんできません。とはいえ、生理痛は子宮内膜症のほとんどの方に起こる自覚症状でもあります。以前より生理痛が重くなったと感じたときには、不安だとは思いますが時には病気を疑い、早めに婦人科で相談することが大切です。 原案/chunkoさん作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 chunkoさんの子宮内膜症(チョコレート嚢胞)にかんする体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年11月29日40歳で初めて結婚。夫も子煩悩なタイプで、子どもを持てたらいいなと思っています。ただ年齢的にはそろそろ閉経に向かって、揺らぎの時期に入ってきているというのが現実です。実際、数年前から生理の経血量や周期が変化。それと逆行するかのような妊活。40歳を過ぎてからの生理の変化と妊活へ向けての取り組み、その中で感じたことや現在取り組んでいることなどをお話しします。経血量が減り、生理周期が短くなってきた37、38歳のころから生理の経血量がぐんと減り始めました。それまでは昼間は羽付きのナプキン、夜間は夜用のロングタイプのナプキンを使用しても漏れてしまうくらい経血量が多かったのです。しかし、今では経血量の多い2日目でも昼用の羽なしのナプキンで十分になりました。生理の日数も以前は6〜7日だったのが、今では3〜4日になりました。生理周期も28〜30日だったのが、今では25〜27日と年々短くなっています。そしてそのころから、生理が始まる少し前から少量の出血がダラダラ続くといったことも起こり始めました。そのせいで生理の1日目がわかりにくくなってしまいました。生理不順のため結婚前から妊活の準備加齢に伴って生理が変化する中、夫との交際が始まりました。結婚を前提にお付き合いをしていたので、子どもを持つかということも2人でよく話し合いました。私は生理周期の乱れを感じていたので「結婚しても年齢的に子どもを持つのは難しいかもしれないけど大丈夫?」と何度も確認しました。夫は「子どもができたらうれしいけど、できなかったらそれはそれで良いんじゃない?」と言ってくれたのですが、それがかえって申し訳なく感じました。それで結婚前から妊活の準備を始めました。まずは婦人科で検診を受けて大きな異常がないかを確かめました。さらに基礎体温を記録することにしました。基礎体温を毎日記録することで排卵日や生理周期を把握できるのと、無排卵月経といった不妊に関係する異常がないか確かめられるからです。妊活をしてみて感じたこと結婚後の半年は基礎体温に基づくタイミング法をおこないましたが、妊娠しませんでした。改めて思ったのは「妊娠」というのは決して当たり前でも、簡単でもないということです。妊娠はいくつもの奇跡が重なって成立すると言いますが、本当にその通りだなと思いました。それに加えて私は晩婚で、閉経に向けて生理の乱れを感じている時期に妊活をしているのですからなおのことです。川の流れに逆らって歩いているようなものです。私は最近、基礎体温を測るのをやめました。妊娠を諦めたのではなく「妊娠しなくてはいけない」というストレスを減らそうと思ったからです。その代わりに毎日ウォーキングをして、食事も体に良いものをバランスよくとるよう心がけ、妊娠しやすい健康な体づくりをしています。まとめ若いころは生理痛や生理の経血量に悩まされて、「早く閉経してくれないかな」と思うこともありましたが、今になるとあのときがうらやましく思えます。生理不順もなく、毎月決まった時期に当然のように生理が訪れてくれていたからです。もしかしたら今より何倍も妊娠しやすかったのかもしれません。数年前、同世代の友人から「子どもが欲しいなら早く結婚しないとダメよ!」と忠告されたことを思い出します。ようやく自分にぴったりのパートナーと出会い、一緒になれたのに……。気付いたら40歳を過ぎていました。でも私は今とても幸せです。これからも老化にあらがいながら妊活を続けていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/冬野 こゆき海外在住の専業主婦。日本で暮らしていたときは看護師として働いていた。
2023年11月29日