昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、下腹部の激痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。大量出血のせいで貧血を起こしていることもあり、4日ほど入院することに。病室に移動したにしこさんは痛み止めの点滴を打ってもらい、主治医と話すことになりました。 主治医から処方された薬は…看護師さんに案内してもらい、大部屋へと移動したにしこさん。痛み止めの点滴を打ってもらったあと、彼氏のうみくんに「入院に必要な物を持ってきてほしい」とメッセージを送っていると、主治医が「にしこさん? カーテンを開けてもいいですか?」と病室にやってきて……? 「そろそろ夕食の時間だから食後の薬を渡しておくね」と言いながら主治医がにしこさんに手渡したのは、2種類の内服薬でした。そのうちの1つは鉄剤で、飲むと大便が黒くなることがあるそう。これは、体内で吸収されなかった鉄分が酸化によって黒色になり、便に混じって黒くなる……という仕組みなのだとか。その後、主治医は「また明日の検査で」と言い残し、病室を去って行ったのでした。 当時を振り返って「残念ながらもう1つの薬の種類はまったく覚えていません」と語るにしこさん。一方で、鉄剤の説明だけはキッチリ覚えていたのは、「便が黒くなる」という言葉のインパクトが強かったからかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月13日ある日のこと、脱衣所に生理用ナプキンの包装紙を置きっぱなしにしてしまった私。それに気づかないまま父が脱衣所に入り、包装紙を見つけた父は……。 ナプキンの包装紙を置きっぱなしに私が中学生のころの話です。実家では生理中にお風呂に入るときは、まずトイレで使用済み生理用ナプキンを捨て、替えのナプキンを脱衣所に持っていき、お風呂から上がると脱衣所でナプキンを着けるというのが生理中のルーティンでした。 そんなある日、うっかりナプキンの包装紙を脱衣所の床に置きっぱなしに。それに気づかないまま、私のあとすぐに父がお風呂へ入ってしまいました。 包装紙を持った父は…すると、父は「おい、ゴミを床に置くな!」とナプキンの包装紙を手にリビングへ。父は何のゴミだかわかっていなかったようです。 しかし、凍りついた私の表情を見てなんとなくナプキンの包装紙だと察したのか、「ちゃんと捨てとけ!」と気まずさを隠すように激怒。 私は「ごめんなさい」と謝りながら包装紙を奪い取り、速攻でゴミ箱へ捨てました。 その日以降、もうあんな恥ずかしい思いはしたくないと、お風呂から出るときはしっかり脱衣所を確認するようにしています。 私も恥ずかしかったですが、ナプキンの包装紙をリビングに持ってきてしまった父も相当気まずかったと思うので、申し訳ないことをしたと反省しています。 著者/希作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月13日生理中のある日、私は2歳の息子とお風呂に入りました。息子はお風呂に入ると桶にお湯とおもちゃを入れて遊ぶのが好きで、私はその間に体を洗うようにしています。自分の体を洗い終えてふと息子を見ると、驚きの物を手にしていて……!? 使用後の布ナプキンは…生理中、私は布ナプキンを使っています。以前は、使用後の布ナプキンは自宅の洗面所で洗っていたのですが、友人から「洗面所で洗わなくても、自分がお風呂に入るときに布ナプキンも一緒に洗ったらいいよ」と教えてもらい、「その手があったか!」と納得。 実際にそのようにすると周囲の汚れを気にすることなくジャバジャバと洗うことができ、さらに経血で汚れてしまった体も一緒にシャワーで流すことができるため、とてもラクでした。 息子との入浴中にそんな生理中のある日、いつも通り2歳の息子とお風呂に入っていました私。この日は生理2日目で「自分の体を洗うときに布ナプキンも一緒に洗おう」と思い、使用済みの布ナプキンは一旦浴室の隅に置いておくことに。 生理中のお風呂では「自分の体→布ナプキン→息子の体」という順番で洗っています。息子は桶にお湯とミニカーやゴム製ぬいぐるみを入れて、バチャバチャとさせて遊ぶのが好きなので、息子がおもちゃに夢中になっている間に自分の体を洗うようにしていました。 この日も、息子がおもちゃで遊び始めたのを確認してから自分の体を洗い始めたのですが……。 息子が手に持っていたのは自分の体を洗い終え、息子を見た私はビックリ! なんと息子は、経血のついた布ナプキンを手に持って遊んでいたのです。それは自分の体を洗い終えてから洗おうとしていた使用済みの布ナプキンでした。 使用済みの布ナプキンは、いつも浴室の隅に置くようにしていましたが、今まで見つかったことはありませんでした。しかし、この日はたまたま息子の目についてしまい、新しいおもちゃだと思って桶に入れてしまったようなのです……。 布ナプキンの経血で汚れたお湯をバチャバチャさせて遊んでいる息子から桶と布ナプキンを離し、「これはお母さんのナプキンだから、おもちゃじゃないんだよ」と伝えました。 息子はナプキンを理解していない様子でしたが「まだ生理の説明をしたこともないし、まだわからなくて当然だよね」と思い、それ以上の説明はしませんでした。 息子がもうすこし大きくなったら今度はきちんと生理の説明をして「これは布ナプキンという物なんだよ」と教えてあげたいと思います。 息子が布ナプキンを持って遊んでいる光景を見てギョッとしましたが、息子にいつ生理のことを教えるのか考えるキッカケになりました。とはいえ、今後は使用済みの布ナプキンの扱い方にも気をつけなければ……とも思っています。 著者/ココロナナコイラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年06月12日生理期間中、いつものように「普通の日用」の生理用ナプキンを着けて登校した私。何事もなく過ごしていたものの、クラスメイトの男子から予想外の指摘をされ……。 男子からされたある指摘高校生のころの話です。私は経血量がそこまで多くはなく、今まで経血が漏れるといった失敗はしたことがありませんでした。 生理期間中のある日、私は「普通の日用」の生理用ナプキンを着けて学校に行き、授業を受けていました。ところが、お昼休みに事件が。友だちと雑談をしていると、クラスの男子に突然「スカートにチョコレートがついてるよ」と指摘されたのです! 慌てておしりの部分を確認すると、経血が漏れて茶色のシミが……。経血が漏れてしまったことも衝撃でしたが、何より男子に見られたことがとても恥ずかしかったです。 一目散にトイレへ私はとっさに「さっきチョコ食べたからかな〜」と笑いながらウソをつき、一目散にトイレへ。恥ずかしさから、しばらくトイレの外に出られませんでした。 ただ、スカートを水で濡らすとすぐに経血は落ちたので、その後は何事もなかったかのような顔をして、教室に戻ったのでした。 もしかすると、その男子は経血とわかりながらも「チョコレートがついている」と誤魔化しながら指摘してくれたのかもしれません。そうだった場合、彼のやさしさと気づかいには感謝しないといけないなと思いました。 著者/田中はな作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月11日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。出血はすでに止まっているため手術をする必要はないものの、貧血を起こしていることもあり、経過観察のために4日ほど入院することに。入院手続きを済ませて病室に移動すると……? 意外に必要な物が多いっ!痛みのあまり歩くことも困難なにしこさんは、看護師さんに車椅子を押してもらい、病室へと移動しました。看護師さんから病室の使い方について説明を受けたあと、痛み止めの点滴を打ってもらうことになり……。 看護師さんに痛み止めの点滴を打ってもらったにしこさん。その後、うみくんに連絡して、入院生活に必要な荷物を持ってきてもらうことに。夕方の5時までに荷物を受付に預ければ、看護師さんが受け取ってにしこさんに渡してくれるそうです(コロナ禍のため、うみくんから直接の手渡しはNGだったそう)。 にしこさんは必要最低限の荷物をスマホに書き出しますが……想像以上に数が多くてビックリ! しかし、基礎化粧品などの美容グッズを外すわけにもいかず、うみくんには大量の荷物を持ってきてもらうことになりました。 今回、急きょ入院が決まったにしこさん。こんなときひとり暮らしだったらと考えると、荷物を準備することもできず大変だったでしょう。こういうときこそ、パートナーの存在をありがたく感じますよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月10日2人目を出産後、経血量の多さと貧血からくる体のだるさがひどく、医師に相談のうえミレーナを装着しました。装着時に多少の違和感はあったものの、経血量は激減! そしてひどかった貧血も軽減されたので、活力を取り戻すことができました。ただ、ミレーナの有効期間は最長5年。4年が過ぎたころ、交換を考えていた際に……。 交換時期がやってきた私の中で、5年というのは長いようであっという間でした。4年が過ぎ、交換を考え始めた際「交換しないとな」と思いながらも、「交換時期ってあくまで目安みたいなもので多少は誤差があるのでは?」と軽く考えていました。 しかし生理時、経血量がミレーナを入れる前に戻りつつある状態に。自分の中でもミレーナの効果が薄れていることは明らかでした。そして、満5年まではまだ日数はありましたが、早めに交換することを決意したのです。 え? なんでダメ?交換といえど、費用は安いものではなかったのでまずは夫に相談することに。夫にミレーナを交換したいことを伝えたところ、二つ返事でOKしてくれました。 しかし数日後、夫から「やっぱりミレーナは許可できない」と言われたのです。夫はインターネットでミレーナのことを改めて調べたようで、その際「避妊に効果がある」というところばかり目につき、私が「避妊目的でミレーナを入れたい」と言っていると思ったようなのです。 「避妊目的なんて怪しいだろ。男と遊びたいのか?」と私にとってはハテナが浮かぶ主張ばかりされてしまって……。 私の場合は経血量の多さ、貧血など生理時の症状に悩まされて装着しました。そのことは最初にミレーナを入れた際に伝えていたはずですが、夫としては「一度ミレーナを入れたことで、私が悩まされていた生理症状は完治した」と思っていたようです。だからこそ、次にミレーナを入れるのは「避妊目的」だと感じたのだとか。ミレーナには交換期間があること、外せば効果が薄れることを夫は知らなかったのです。 夫の言い分にどっと疲れてしまいましたが、私は夫に「ミレーナには交換期間があり、外したり、効果がなくなれば、以前あった貧血症状がまた表れてしまう。そして有効期間は最長5年のため交換の必要があること」を伝えました。しっかり話したことで、夫にはようやく納得してもらえ、その後、無事にミレーナ交換をすることができました。 ミレーナに対する奇異の目夫に「避妊目的ではないか」と言われた際、思い出したことがあります。以前、ママ友と話しているときに「ミレーナを装着して体がラクになった」と話をしたことがありましたが、その際も、なぜか避妊目的であることばかりが注目されて……。 ママ友たちからは「もう子どもは作らないんだ?」「進んでるね~」「夫婦で仲が良いんだね~」というようなズレた反応があったのです。私がミレーナを使用するのは、「夫とセックスがしたいから」と捻じれた解釈がされてしまったようでした。 ミレーナは月経困難症や月経過多に効果があると認められているのに、同じ女性でも「避妊目的」のほうに目がいきがちなことに少し悲しくなりました。そして、例え避妊目的であったとしても、カップルが安全にセックスを楽しむことは決して悪いことではないと思います。ママ友たちの反応に、モヤッとしたことを覚えています。 私はミレーナ2周目でQOL爆上がり中です。過去の私のように、生理でつらい思いをしている方はたくさんいると思います。だからこそ、つらいのは当たり前ではなく、症状の軽減や解決のためにさまざまな選択肢を検討していいのだと言いたいです。そして、ミレーナに関する正しい知識が広がり、ミレーナを選択する人が傷つかなければいいなと願っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ミレーナの避妊効果は100%ではありません。性感染症予防のためにもコンドームの使用を推奨します。 著者/天木 みみ作画/加藤 みちか監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年06月10日私は昔からめんどくさがりで、生理用ナプキンは生理予定日近くにならないと持ち歩かないほどです。あるとき、そんな性格が災いして突然の生理に大慌て。さらにその日はお泊まりの予定だったので、余計にパニックになってしまって……。 お泊まり当日にまさかの…私が高校生のころ、お盆とお正月は父の実家に行くのが毎年の恒例行事でした。父の実家に行くときはだいたい1泊2日の予定で、めったに会えない従姉と夜遅くまで話したり、遊んだりするのをいつも楽しみにしていました。 その年もお正月に父の実家に1泊で泊まりに行った私たち。そのときはちょうどお昼ごはんを従姉と一緒に食べ、ひと休みしようとしたところでした。なんとなく下着に違和感を覚えた私は、慌ててトイレに駆け込んだのです。 予定日より早く生理がきてしまうトイレで下着を確認したところ、予想通り経血が少し付いていました。しかし、生理予定日はまだ先だと思っていた私は、ナプキンの用意がありません。仕方なくトイレにあった従姉のナプキンを借りましたが、さすがにショーツは借りられません。 自分で買いに行こうと思ったものの、父の実家は田舎にあり、ドラッグストアもスーパーも歩いて行ける距離にはないのです。土地勘もなく、どうしたらいいのか途方に暮れること数十分。 結局、自分ひとりではどうしようもないと判断し、観念して伯母に生理になってしまったことを話しました。 従姉の高級外車に乗って…伯母は突然生理になってしまった私に、やさしく声をかけてなぐさめてくれました。そして娘である従姉に、車を出すように頼んでくれたのです。 当時の従姉は車が趣味で、愛車はMT仕様の高級外車。初めて乗る外車に緊張しながら乗り込み、ショーツを買いに行きました。 いつもは両親や祖父母の車くらいしか乗る機会がなく、高級外車という物珍しさもあって、楽しいというよりシートを汚してしまわないか、そればかりが気になっていました。 そんな中、緊張する私に気づかってか、従姉はたくさん話を振ってくれました。おしゃべりしながらギアを操作し、スイスイと車を運転する従姉。その姿は、当時高校生だった私の目にとてもかっこよく映ったのを覚えています。 おかげで無事ショーツを購入し、ピンチを乗り切ることができました。 お正月というおめでたい日にまさかの生理になってしまい、パニックになってしまった私。しかし、従姉の気づかいのおかげで、少しだけ「シートを汚してしまわないか」という不安や緊張が和らぎました。 生理は予定日より早くくるときもありますし、生理が突然きたからといって、すぐに生理用品を買いに行けるとは限りません。特にお泊まりのときは、いつもと違う環境で対処するのも大変です。念には念を入れて、生理予定日が近くなくても生理グッズを持ち歩こう……と学んだ出来事でした。 著者/石原優子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年06月09日私は生理不順で、経血量もその月によって変わります。そんなある日、彼氏の家にお泊まりをしたのですが、突然、生理がきてしまいました。夜用の生理用ナプキンを着けて対策をしたものの、朝起きると……。 お泊まりの日に生理に20代前半のときの話です。私は生理不順で、経血量も毎回バラバラ。そして、彼氏の家にお泊まりをする日に運悪く、生理になってしまいました。 「泊まらずに帰ろうか……」とも思いましたが、彼と一緒にいたいという気持ちが勝り、私は夜用ナプキンで経血漏れ対策をして、彼と一緒の布団で眠りました。 朝起きると嫌な予感が…大きなナプキンを着けたため、経血が漏れることはないと思っていたのですが、朝起きると、おしりがひんやりとして嫌な予感が……。布団を見ると、経血が漏れて真っ赤なシミができていたのです。 「どうして漏れた!?」と慌ててトイレに駆け込み確認してみると、ナプキンがずれていたうえ、経血量が多い月だったよう。「よりによってタイミングが悪すぎる!」と忘れられない思い出になりました。 その後、私は彼に布団を汚してしまったことを謝罪。「弁償するから」と何度も言いましたが、彼は「気にしなくていいよ。全然大丈夫だから」と笑顔で許してくれました。 ただ、もうこのような失敗はしたくないため、生理の日の夜は、夜用ナプキンと日中用のナプキンを重ねて使うなど、対策を徹底しています。 著者/陽葵ひなた作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月09日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。総合病院で検査をした結果、卵巣出血を起こしていると判明しました。出血はすでに止まっているため手術をする必要はないものの、貧血を起こしていることもあり、経過観察のために4日ほど入院することになってしまって……!? やっと痛みから解放される…!?医師から「入院が必要です」と告げられたにしこさんは、病院スタッフの案内で、入院の手続きを済ませます。コロナ禍ということもあり、両親や彼氏のうみくんとは病院の廊下でお別れ。このあとは車椅子に乗って病室まで移動することになり……。 看護師さんに車椅子を押してもらい、病室へと移動したにしこさん。そこは6人部屋だったのですが、幸運にもにしこさんともう1人しか使っていないらしく(しかも端と端のベッド)、大部屋とはいえ、とても静かで快適だったそうです。 にしこさんに病室の使い方をざっと説明をしたあと、看護師さんは「痛み止めの点滴をしましょう」と告げます。朝からずっと激痛に耐えていたにしこさんにとって、看護師さんのこの言葉は大きな救いとなったようです。 はじめに訪れた急患センターでは病名がわからず、総合病院に搬送されてようやく病名が判明したにしこさん。激痛が始まってからここまで長かったですよね。痛み止めが効いて、少しでも痛みがラクになるといいですね……! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年06月08日2012年生まれの娘と、2014年生まれの息子と一緒に暮らすペぷりさん。ペぷりさんは子どもたちに生理について説明しており、自身が生理のときも隠していないそう。そのため、ペぷりさんが生理でつらそうにしていると……。 子どもたちが持ってきてくれたのは!? 最初は、子どもたちが思春期になってから生理について教えようと思っていたペぷりさんですが、ワンオペで育児をしていたところ、自身の生理を隠し通すことはできなかったよう。また、小さいころのほうが受け入れやすい、性の話をタブーにしたくないという考えもあり、ペぷりさんは子どもたちに生理について説明し、自身が生理のときもオープンにしていると言います。 すると、生理を理解している子どもたちは、ペぷりさんが生理痛でつらそうにしているとお布団を敷いて「ママ、寝とき」と言ってくれたり、湯たんぽを持ってきてくれるようになったそう。 人にやさしくできる子に育っていることを実感できるため、ペぷりさんは「たまには生理も悪くない」と思えるとのことです。 湯たんぽやお布団だけでなく、音楽をかけてくれたり、アイスを食べるか聞いてくれたりと、まさにVIP対応! 娘さんと息子さんはきっと、他者を思いやれる心のやさしい大人に成長してくれるのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ペぷりさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ぺぷり
2024年06月07日生理期間中に彼氏の家でおうちデートをしていたとき、トイレを借りた際の出来事です。その日、彼の家族は出かけていて、家には彼と私だけ。彼の家族がいるとなかなかトイレに行きにくかったのですが、私たちしかいないこともあってのびのびとトイレへ。しかし、あんなことになるなんて……! 何も知らずトイレへその日、私は生理4日目。彼が追加の飲み物をリビングへ取りに行ったとき、私は用を足しに行くついでにナプキンを確認しようとトイレに行きました。 トイレでナプキンについた経血の量を見ると、やはり「特に交換する必要がないかな」くらいの量。普段であればトイレに行くたびにナプキンを交換しているのですが、彼氏の家でナプキンを交換することにはためらいがあり、交換するかしないかを悩んでいました。そのとき……。 近づく足音。まさかと思ったら…!トイレの個室内に水洗トイレのセンサーの音が響く中、トイレの外から何やら別の音が聞こえてきました。誰かの足音です。私は「彼だな、リビングから戻ってきたんだ」と思いました。 しかし、その足音はなぜだか近づいてきて……。「まさかトイレに近づいてきている?」と思いはしたものの、トイレには鍵をかけています。間違ってトイレに入ってくることはないと確信していました。仮に彼がトイレに用があったとしても、「入ってるよ」と言えばいいだけ。 そう思っていると、鍵がかかっていたはずのトイレのドアが、ガチャッと開いたのです……! 恥ずかしさと驚きで心臓がバクバク開くなんて思っていない私と、トイレに私がいるとは思っていなかった彼。まさかの出来事に、2人して固まってしまいました。 そして、彼の視線は私の下のほうへ……。視線の先は、ほどよく経血がついたナプキン。その瞬間、ハッとした私は、なにか叫んで彼をトイレから追い出しました。 彼にはトイレの外で待ってもらい、その間私は下着を上げて手を洗ったのですが、突然のことへの驚きとナプキンの経血を見られた恥ずかしさで心臓のバクバクが止まらなくて……。 あとから聞くと、トイレの鍵が壊れていたようで、近々修理にくる予定だったようです。その日、家にいたのは彼と私だけで、「私が部屋から出る音がしなかったのと、音消しの水の音が響いていて不審に思い、確認しないでドアを開けてしまった」と言っていました。「鍵が壊れていることを教えてくれていたら、恥ずかしい思いをしなくても済んだのに~!」と、私は恥ずかしい気持ちでいっぱい。 そんな恥ずかしい経験でしたが、彼はこのことをきっかけに、生理の理解をより深めたいという気持ちになったそう。経血がついたナプキンを見て、「生理はこれほど経血が出るものなんだ」と感じたようなのです。結果的に彼に生理の理解を深めてもらうことにつながったので、これはこれでよかったのかな……と思うようにしています。 著者/沖田彩花作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月07日初潮を迎えたばかりのころの話です。生理期間中は「ナプキンさえ着けていれば大丈夫」だと思っていた私ですが……。 小学5年生で初潮を迎えた私私は小学5年生のときに、初潮を迎えました。当時は生理痛などもなかったため、ただ経血が出ているだけ。なので生理中は、「ナプキンさえ着けていれば心配いらない」と思っていました。 しかし、6年生のある生理の日のことです。卒業式の練習があり、かなり長い時間、立ったり座ったり、スピーチの練習をしたりしていました。 景色がぐるぐるとまわりだし…いつもはなんともないことですが、この日は徐々に「しんどいな……」と感じたのを覚えています。なかなか終わらない卒業式の練習。先生の「これで最後にしようね」という言葉を聞いたとき、今までは普通に見ていた景色が、ぐるぐるとまわりはじめました。 「これはやばいのでは?」と思った瞬間、私はそのまま床に倒れてしまったのです。そこからの記憶はあまりありませんが、あとで友だちに聞いた話では、倒れた私を先生が保健室に運んでくれたそう。 保健室の先生いわく、倒れた原因はおそらく、生理で貧血気味になっていたからではないかとのこと。その後、ベッドで少し休んだところ体調は回復。当時の私にとっては予想外の原因で、とてもびっくりしたのでした。 その後は、「生理中は貧血になり、倒れてしまうこともある」ということを頭の隅に置きながら行動するように。最近は貧血対策として、鉄分を含んだサプリメントを飲むようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/さとうみく作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年06月06日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、生理ライフを快適にするインフラ。外出時、生理用品を持ち歩く“煩わしさ”から解放される画期的なサービスが登場。私たちの生活はどう変わるの?生理時の“当たり前”を見直すキッカケに。生理期間中、バッグの中にナプキンをいくつも持って出かける“当たり前”がなくなるかもしれない。外出先で自由に生理用品を取得できるサービス「unfre. 〈アンフリ〉」の運営メンバーである岩瀬風香さんとananフェムケア委員会のわたなべ麻衣さんが、生理ライフを快適にする理想の社会について考えます。わたなべ:unfre.は、どんなサービスなんですか?岩瀬:商業施設や駅のトイレの個室内にディスペンサーを設置し、アプリを利用して生理用品を取得できるサービスです。基本的には無料で利用できますが、今後、一部有料のサービスを提供することも考えています。サービス開始に向けて準備を進めており、生理の自己管理を不要にするようなインフラを目指しています。わたなべ:素晴らしいですね!私自身、生理周期が定まっていなかったり、バッグも小さかったりして、いつ来るかわからない生理のためにナプキンを常に用意するのはハードルが高くて…。外出先で急に生理が始まって、慌ててコンビニに駆け込むことが、実はしょっちゅうあるんです。岩瀬:わかります。私もそうでしたし、生理期間中の不自由さは多くの女性が感じているところですよね。弊社の代表は、生理時のモビリティを向上させたいという思いからサービスを企画しています。わたなべ:これまで、開発段階で苦労されたことはありますか?岩瀬:取引先や投資家の男性にサービスを説明する際、ニーズを理解してもらうのが難しかったと聞いています。女性のリアルな声を伝えながら少しずつ必要性を納得していただけるようになりました。わたなべ:サービスを利用した女性たちはどんな反応でしたか?岩瀬:生理用品を手にしているところを見られたくない人も一定数いて、個室内でナプキンを取れる点が好評でした。あとは先ほどわたなべさんもおっしゃったように、「ナプキンを持ち歩くのは面倒」という声がとても多かったです。わたなべ:個人的には生理用ナプキンを「隠さなきゃいけないもの」とする風潮もなくなるといいなと思いますね。でもトイレットペーパーのようにナプキンも常にトイレにあって、持ち歩かなくてよくなったら本当に理想的です!岩瀬:そうなるように設置先を増やしていくのが今の目標です。わたなべ:学生さんや若い世代で、ナプキンにお金をかけられないから「なるべく替えない」という女性もいると聞いたことがあります。岩瀬:そうですね。ゆくゆくはナプキンの提供に限らず、生活がもっと快適になるようなサービスの展開も考えていきたいです。わたなべ:unfre.のような新しい仕組みを根付かせていくためには、男性が生理について学ぶ機会も必要不可欠!生理のツラさや実態を男性が“知識”として知っているだけで、社会の対応も大きく変わる気がします。少しずつでも男女の意識の差を埋めていけば、女性の暮らしの快適さにつながっていくと思います。右・岩瀬風香さん1997年生まれ。ノルウェー・オスロ大学修士課程でジェンダーと紛争をテーマに研究を行う。unfre.の事業に共感し、在学時から参画している。修了後に入社し、メンバーとなった。左・わたなべ麻衣さん1989年生まれ。モデル、タレントとして多数の女性誌やテレビ、CMで活躍する。2019年にタレントのJOYさんと結婚し、翌年女の子を出産。インスタグラムは@mmaaiippunfre.ってどんなサービス?専用のアプリを使い、トイレの個室内に設置されたディスペンサーから1つずつナプキンを取り出せる。過剰に取得されるなど盗難の心配がなく、必要な人に衛生的に提供できるという。※『anan』2024年6月5日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・加藤ゆいイラスト・二階堂ちはる取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2024年06月05日毎日使っている電車で、とんでもない落とし物に遭遇したことがあります。満員電車の中、吊革に掴まって立っていた私。すると、目の前に座っていた女性が、電車から降りる際にある物を落としたのです。それはまさかの物で……。 女性が落とした物は…会社からの帰り道。その日、いつもの電車に乗りこんだ私は車内が混雑していたため、吊革に掴まって立っていました。目の前に座っているのはワンピースを着た女性。仕事で疲れているのか、ぐっすりと寝ているようです。私もくたくたで本当は座りたいところですが、退勤の時間帯の電車はいつも満員のため、座れないのは仕方ありません。 ベッドタウンの駅に着くと、多くの人が席を立って次々と降りていきます。目の前に座っている女性も、その駅に着いた瞬間に目を覚まし、慌てて立ちあがったのですが、ドアに向かう際に何かを床に落としたようでした。 女性は落とし物に気づいていないらしく、私がとっさに「渡さなきゃ!」としゃがんで落とし物を拾おうとすると……目の前にあったのは、経血がついたおりものシートだったのです! 拾うか拾わざるべきか落とし物がおりものシートだとわかった私は、そのまましれっと立ち上がり、また吊革に掴まりました。女性がいなくなったあと、私の目の前にできた空席に何人も座ろうとしましたが、足元に転がっている物に気づくと、怪訝そうな目をこちらに見せて去っていきます。 ーーどう考えても私の落とし物だと思われている。まさに地獄。一体どうすればいいのだろう……。 と、しばらく身動きが取れずにいた私。 結局、最寄り駅に着いたとき、ポケットの中で準備していたティッシュでおりものシートをさっと包むようにして拾い、駅の女性トイレに寄ってサニタリーボックスに捨てました。誰かが拾わないとどうにもならないと思ったからです。あのときの、周りからの冷たい視線は忘れられません……。 まさかおりものシートを落とす人がいるなんて驚きでしたし、周りからの勘違いの視線もつらかったのですが、もし自分が落としてしまったら、気づいた人に早急に処分してほしいところです。きっとあの女性も同じ気持ちだろうと思い、勇気はいりましたが、私の物だと思われてもいいから、拾って捨てることにしました。このような恥ずかしいミスはしないように気をつけようと、強く思った出来事でした。 著者/はやしだまい作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年06月02日私が通っていた中学校では、毎年夏になると2泊3日のキャンプがありました。キャンプ場にはシャワーがなく、2日間は体を洗えない環境。そんなとき、生理がきてしまい……。 毎年恒例のキャンプ私の通っていた中学校は、毎年7月になると2泊3日のキャンプがありました。生徒は全員強制参加で、しかもキャンプ中はお風呂に入ることができません。3年生にもなると女子の多くは「キャンプと生理の日が被ったら嫌だな〜」と心配していました。 一方、当時の私は生理不順だったため、「まさかキャンプの日にくることはないだろう」とあまり深く考えていませんでした。ただ一応、ナプキンと予備の下着は持っていくことに。 よりによって今!?そして、キャンプ初日は何事もなく楽しく過ごしたのですが、問題は2日目でした。朝、トイレに行くと下着に経血が! 「げっ! よりによって今!」と驚きながら、下着を新しい物に交換し、生理用ナプキンを着けました。 これでなんとかなると思ったのですが、キャンプではシャワーを浴びることができないため、デリケートゾーンが蒸れてしまい、かゆくてなかなか寝付けず……。あとから聞いた話ですが、キャンプと生理が被った生徒の中には、おしり拭きを持参して、デリケートゾーンをきれいにしていた子もいたようです。 次の日、家に帰ってお風呂に入れたときは、蒸れから解放されてとても気持ちよかったのを覚えています。入りたいときにお風呂に入れることのありがたさを実感した出来事でした。 著者/堀川京香作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年06月01日友だちと一緒に、バスに乗っていたときのお話です。近くの席に真っ白なスカートをはいたお姉さんが座っていたのですが、その立ち上がった後ろ姿に驚愕して……。 バスに乗っていると…小学2年生のころ。友だちのA子とバスに乗って、隣町に住むB子の家に遊びに行くことに。私たちのほかに乗客は数人いて、近くの席に20代半ばくらいの女性が座っていました。 そのお姉さんは私たちがバスに乗車してから2、3駅過ぎたあたりでバスを降りようとしたのですが、そのときの後ろ姿は今でも忘れられません。真っ白なスカートのおしりあたりが血まみれになっていたのです。 今でこそ、それが経血漏れだとわかりますが、当時の私たちはまだ生理を理解していなかったので、お姉さんは大けがをしているのだと思い少しパニックに。すると、同じバスに乗っていた他の女性がお姉さんの経血漏れに気がついて、すぐさまお姉さんのあとを追ってバスを降りました。 お姉さんたちは…気になった私たちは、バスの窓からそのお姉さんたちの様子を見てみることに。何やら女性がバッグの中から大きなスカーフを取り出してお姉さんに渡し、腰に巻くように言っていました。 それからすぐにバスが発車してしまったので、詳しくはわかりませんでしたが、きっとお姉さんは、女性が貸してくれたスカーフのおかげで血を隠すことができ、無事に家に帰れたのではないかなと思います。 家に帰ってからこの出来事を母に話したところ、血の正体は経血だと言われ、生理について詳しく教えてもらうきっかけとなりました。大人になった今でも、時々あの日の光景を振り返り、生理で困っている人がいたら手を差し伸べられる人になりたいなと思います。 著者/浦部さくら作画/ふるみ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年06月01日ある日の仕事帰り、電車に乗っていた私は、自分の降りる駅がくるまでの間にウトウト寝てしまっていました。目が覚めたとき、私は自分の状態にかなり驚いて……。 仕事終わりが遅くてデザイン会社に勤めている私は、夜遅くまで仕事をして、終電近くの電車に乗って帰ることがしばしば。この日も、いつものように夜遅くに仕事が終わり、バタバタと電車に乗り込んで帰りました。 座ってひと息つくと、日頃の疲れや生理2日目で薬を飲んでいたことからウトウト……。降りる駅がくるまで1時間ほど寝てしまいました。 降りる駅に到着駅に到着し降りようと立ち上がった瞬間、座っていた席に経血がついてしまっていることに気がつきました。慌てて持っていたハンカチとウェットティッシュで拭き取ると、シートの汚れはちゃんと落とせたのでよかったです。 しかし、電車から降りたあとに、はいていたスカートを見てみると経血がベットリ。どうにか目立たないように、ぐるっとスカートの前後を反対にし、持っている荷物で汚れを隠して無事に帰宅しました。幸い、終電近くで人が少なかったため、経血漏れを他人に見られることはありませんでした。 この出来事以降、生理2日目のような経血が多い日には、なるべく経血が目立たない色の服を着るようにし、長時間座る前にはトイレで新しいナプキンに替えてから座ることにしました。生理期間中は、経血が漏れる可能性があるので、気を抜いてはいけないと実感した出来事です。 著者/小桜きこ作画/加藤みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年05月31日これは、私が社会人として働き始めたころのお話です。ある日の仕事中に、先輩から「ズボンが……」と恥ずかしい指摘をされてしまって……? ズボンが…社会人1年目のときのこと。菓子製造の仕事をしていた私は、制服として白い作業着を着用していました。ある日、朝から生理痛がひどかったので薬を飲み、いつもより多めに生理用品を持って出勤。経血漏れを起こさないようにナプキンを頻繁に替えたかったのですが、その日は仕事が忙しく、なかなかトイレに行くことができませんでした。 すると、先輩社員から「ズボンが真っ赤になっているよ」とコソッと言われたのです。おしりの部分を振り返ってみると、経血がベットリ……。「どうしよう!」と少しパニックになっていると、先輩が「私が上司にうまく伝えておくから休憩に行っておいで」と言ってくれました。 おかげで、トイレに行ってナプキンを替え、ロッカーの中に予備として置いてあった作業着に着替えることができました。そして、しばらく休憩させてもらったあと、無事に仕事場に戻ることができたので本当によかったです。先輩のやさしい気づかいには頭が下がります。 それからというもの、経血漏れを起こさないようにタンポンを併用したり、どんなに仕事が忙しくてもこまめにナプキンを替えたり対策をするようになりました。今のところは経血漏れを起こしてはいませんが、経血量が気になるので、今度婦人科を受診してみようと思っています。 著者/りり作画/ふるみ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年05月29日初潮を迎えてから1年くらいの間、私の生理は周期が安定せず、経血量もごくわずかでした。ようやく生理周期が安定してきたころに経血量も増えてきましたが、少ない経血量しか知らなかった私は、初めての大量の経血を見てびっくりしてしまって……。 軽い生理に変化が…中学1年生で初潮を迎えた当初、私の生理は「生理痛なし」「経血は少量」「日数は1~3日」という、とても軽いものでした。生理不順でいつ生理になるかわからないドキドキ感はありましたが、生理痛や経血漏れの心配がほとんどなかったため、生理に対するストレスもほぼゼロ。 しかし、体が成長するにつれて生理周期が整っていくと、徐々に経血量が増え日数も5日程度に。じんわりとした軽めの生理痛も体験し「何だか最近、生理が変化してきたな」と感じていたのです。 大量の経血にびっくり!ある生理中、学校の休み時間にトイレへ行くと、今まで経験したことがないほどの経血がナプキンにべったり付着していました。 前回のナプキン交換からそれほど時間も経っておらず、私は「この短時間で、こんなに血が出たの!?」とびっくり。ナプキンを新しい物に替えながら「急に経血量が増えるなんて、何かの病気なのかも……」と不安になりました。 しかし、生理の悩みを学校の先生や友だちに話していいのかわからなかった私は誰にも相談できず、授業が終わったあとダッシュで家まで帰って……。 祖母の言葉にほっとする帰宅後すぐに家族全員が集っているリビングに向かい、半泣きで「ねえ! 生理がおかしいよ! めっちゃ血が出る!」と叫んだ私。父は少し気まずそうに、母はポカーンとしていましたが、祖母が私の肩を叩き「どれ、見てやろうか?」と言ってくれました。 生死に関わると必死になっていた当時の私に羞恥心はなく、祖母と一緒にトイレへ。そっとナプキンを見せると祖母は、ふむふむと確認したあと「大量だけど大丈夫だと思うよ」「たいていの女の人はこれくらい血が出るよ」と教えてくれたのです。 念のため、その後婦人科を受診し診てもらいましたが。医師も祖母と同じことを言っていました。そして、その後は体の異常もなく、次第に生理周期も安定していくように。 最初に軽い生理を経験したことで自分にとっての基準ができてしまい、初めての大量出血に取り乱してしまいました。祖母には見苦しいものを見せたと申し訳なく思いますが、心配させないようにと気づかってくれたことに感謝しています。 ※正常な月経期間は3日~7日以内とされています。しかし、普段と異なる生理症状があった場合は、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/ごとうゆき作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年05月29日18才から6年間付き合った彼がいました。実家暮らしの彼で、私も彼の実家にほぼ毎日入り浸っていた状態。彼のお母さんもやさしい方で、とても仲良く接してくださいました。そんな中、私には何年間もある失敗をし続けてしまっていて……。 今では結婚して、夫と3人の子どもと暮らしている私。今でももちろん、生理のときは「使用済みナプキンを包む」ことを真っ先に行っていますが、包んだ使用済みナプキンを、トイレやお風呂の脱衣所に置きっぱなしにしてしまうことは、ままあります……。 私の場合、使用済みナプキンが手から離れてズボンを履くと、もうドアを出る!という流れで行動してしまい、ついつい忘れてしまうよう。そのため、「トイレから出るときは、一度後ろを振り返ってから!」を心がけているのですが、これもついつい忘れてしまうんですよね……。 夫は絶対に気付いていると思うのですが、まだ一度も突っ込まれたことはありません。でも、それが逆にいつも恥ずかしくて、いたたまれない気持ちになります。ちなみに、子どもたちはゴミだと思ってるのか、気にしたことはないようで、今はまだ突っ込まれたことはありません。 原案/ちゃべすさん作画/モリナガアメ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年05月29日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。救急車で総合病院に搬送されたにしこさんは、さまざまな検査を受けます。その後、うみくんから連絡をもらって病院に駆けつけたお母さんと共に、にしこさんは検査結果を聞くことに。医師によると、にしこさんは卵巣出血を起こしているらしく……。 肩を並べて座っている2人医師から「もう出血は止まっているから手術をする必要はないけど、今も大量の血が下腹部に溜まっている状態です」と告げられたにしこさん。ただ、体内の血は自然に吸収されるため、特に治療はしないいとのこと。しかし、出血のせいで貧血を起こしているため経過観察が必要らしく、4日ほど入院することになってしまって……!? 医師から入院を宣告されたあと、すぐに看護師さんがやってきて、入院手続きが進んでいきました。その後、看護師さんに車椅子を押してもらい、にしこさんとお母さんは病室へと移動することに。 診察室を出て廊下に出ると……そこには、無言で肩を並べているお父さんとうみくんの姿が。2人は今回がほぼ初対面で、にしこさんはせめてお父さんにうみくんを紹介したかったのですが、新型コロナの感染対策のため、2人に話しかけることができなかったそうです。 あとからうみくんに聞いた話によると、このとき2人は少しだけ喋ったらしく、にしこさんはひとまずホッとしたのだとか。彼女の両親と初めて会うのが、こんな緊急事態のときだなんて……。うみくんからしたら、両親とどう接したらいいのかわからず、変に緊張してしまいそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月28日小学生の娘と、生後6カ月の息子を連れて、家族でグアム旅行に行った私。まだ母乳をあげていたこともあり、生理は再開しないと思っていたのですが……。 家族でグアム旅行へ息子が生後6カ月のころ、家族でグアム旅行へ行くことになりました。ずっと夢だった子どもを連れての海外旅行。息子の年齢を考えると心配ではありましたが、小学生の娘がどうしても「海外に行きたい!」と言うので、意を決して海外旅行の計画を立てたのでした。 朝、トイレに行くと…グアムに着いて1日目は、プールで遊んだりおいしい食事をするなど、何事もなく楽しく過ごしました。しかし、問題は2日目でした。朝、トイレに行くと下着に経血が! 息子を産んでからまだきていなかった生理が、このタイミングで再開したのです。しかも、けっこうな量です。 まだ母乳をあげていたので再開するとは思っておらず、生理用品は持ってきていません。慌てて夫に相談すると、ホテルの近くにコンビニのようなお店があると教えてくれました。 「そこなら生理用ナプキンが売っているかもしれない」と駆け込み、無事、ナプキンを発見! 購入し、突然の生理を乗り切ることができました。 海外で生理がきてしまい、あのときは本当に焦りました。この出来事以降、旅行をする際は生理予定日でなくても必ず、ナプキンを複数枚持っていくようにしています。 著者/佐藤かな作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年05月27日ショッピングモールで彼とデートをしていたときのこと。トイレに行ったタイミングで、予想外の最悪な出来事が起きてしまって……。 手持ちのナプキンがない当時お付き合いをしていた彼と、ショッピングに出かけたときのことです。この日、生理中だった私は、ナプキンを替えようとトイレに行ったのですが、最悪なことにポーチの中に1枚もナプキンが入っていません。どうやら、前回の生理のときにポーチの中のナプキンを使い切り、補充するのを忘れていたみたいなのです。 つけていたナプキンは、普段だったらすぐに交換するレベルの経血が吸収されている状態。しかし、交換できるナプキンがないという非常事態です。 私の2つの選択肢生理2日目だったのでトイレットペーパーで代用するのは不可能だと思った私は、「ショッピングモールでナプキンを購入する」か「そのままつけているナプキンを使う」かの選択肢で迷い始めました。 あと3時間くらいで帰る予定だし、デート中にナプキンを買うのは恥ずかしいからな~と思い、私は「そのままつけているナプキンを使う」という案を選択しました。 しかし、使用済みのナプキンをそのまま使うのは不快感がハンパなく、お股の部分が気持ち悪くて仕方がありません。臭いも気になってしまい、結局、彼とのデートに集中できませんでした。その後、帰宅してすぐにナプキンを交換し、デリケートゾーンにトラブルが起きないようしっかりお手入れもしました。 ナプキンポーチには絶対ナプキンが入っているだろうという安心感から、中身を確認していなかった私。まさか補充を忘れていたなんて思ってもみなかったので、これからは持ち運ぶ前にしっかりナプキンが入っているかを確認しなければならないなと学びました。このとき、経血漏れをしたり、デリケートゾーンのトラブルが発生したりしなくて本当によかったです。 ※同じナプキンを長時間使用し続けると、かゆみやムレ、かぶれの原因になります。2~3時間に1度はトイレに行き、ナプキンを交換するようにしましょう。 著者/松谷えりな作画/加藤みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年05月27日20代後半のころのお話です。独身だった私はよく合コンに参加していて、このときも合コンの予定がありました。 ちょうど生理前でしたが、ムレるのが嫌だったのでナプキンはつけずに「まあ、大丈夫だろう」と参加したのです。しかし……。 結局、合コンを楽しむことができず帰宅し、さらに帰宅後は下着を洗うのにひと苦労。 スカートについた経血はなかなか落ちず、ナプキンをしていなかったことをものすごく後悔しました。 夏にナプキンをつけると、暑くてムレたり痒くなったり、不快な気持ちになります。でも、出先で突然生理がきて服が汚れるよりはマシです。 この出来事以降、私は「もうすぐ生理がきそうだな」と思ったら、夏には薄いナプキンをつけるようになりました。 原案/ちーちゃんさん作画/しお監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しお
2024年05月27日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。救急車で総合病院に搬送されたにしこさんは、さまざまな検査を受けます。その後、医師がくるまでベッドで休んでいると、「急いで駆けつけたのよ」と言ってお母さんが到着。にしこさんは、お母さんと一緒に検査結果を聞くことになったのですが……。 血はどうやって処理するの?「検査結果をお話ししますよ!」という元気な声とともに現れた医師によると、にしこさんは卵巣出血を起こしているとのこと。現在は出血が止まっているため手術をする必要はないものの、大量の血が下腹部に溜まっている影響で、腸がプカプカ浮いていると言われてしまって……!? 「下腹部に溜まっている血はどう処理するんですか?」というお母さんの質問に対し、医師の返答は「体内に勝手に吸収されるので何もしません」という予想外のものでした。にしこさんもお母さんも「人体の仕組みってよくできているものなんだなぁ」とびっくりしたそうです。とはいえ、にしこさんは貧血を起こしていて経過観察が必要らしく、4日ほど入院することになってしまいました。 ちなみにこのとき、世間はお盆休み。アパレルの仕事に就いているにしこさんにとっては非常に忙しい時期で、入院中の職場への影響を考えると、同僚たちにとても申し訳なく感じたと言います。しかし、仮に入院せず明日から仕事に復帰したとして、仕事中に貧血で倒れてしまったら元も子もありませんよね。今はとにかく安静にして、回復を待つしかなさそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月26日経血漏れをしないよう、しっかり対策をして友人宅にお泊まりに行った私。ところが、帰り際についつい油断してしまい……。 お泊まり前日に生理に20代のころ、仲の良い友人が結婚し、新居に泊まりでお祝いをしに行くことになりました。私はたまたま前日に生理がきてしまい、行くかどうか迷いましたが、せっかく予定を合わせてもらったので対策をしっかりして行くことに。 もし、寝るときに経血が漏れてしまっても布団を汚さないようにバスタオルを持参。使い終わった生理用ナプキンを持って帰るためのゴミ袋も用意しました。 完璧に対策したのに…当日は夜遅くまでお酒を飲んで、楽しく過ごしました。自分が持ってきたゴミ袋も使い、寝るときはバスタオルもしっかり敷き、朝まで完璧に対策できました。 しかし、そこで安心してしまった私は、使用済み生理用ナプキンを入れたゴミ袋を、なんと友人宅のトイレに置いて帰ってしまったのです。せっかく迷惑をかけないよう対策したのに、最後の最後でやらかしました。 「臭っているかもしれない」と焦った私は、すぐに友人に連絡し謝罪しましたが、友人は「ゴミ袋まで用意してくれてありがとう。次にきたときはうちに捨てていっていいからね」とやさしい言葉をかけてくれました。 ただ、私は使用済みナプキンを友人に処理させるのは申し訳ないと思ってしまうタイプなので、次回からもゴミ袋を用意しようと思います。 著者/結城みずき作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年05月26日私が高校2年生のときのことです。クラスの担任は若い男性でした。クラスには私を含め、生理が重い生徒が何人かいたのですが……。その先生と生徒との出来事です。 生理痛を鼻で笑う先生高校2年生のときの担任の先生はよく、生徒に対して嫌味を言う人でした。ある日、私は生理痛のため保健室で休むと報告に行くと、先生は一緒に保健室まで付き添ってくれました。最初は「やさしい人だなぁ」と思ったのですが、保健室に到着すると、「おなかが痛いくらいで休むのか」と先生は鼻で笑ってきたのです。 保健室の先生が、「その発言はどうかと思います」と注意してくれたのですが、先生は納得いかない様子で保健室を出ていきました。 女子生徒で保健室の先生に相談翌日、生理痛が更に重くなり、私は学校を休むことに。するとお昼ごろ、先生から電話があり、「生理痛ごときで休むな。みんな我慢してきてるんだぞ。単位を落としてもいいのか!」と、1時間ほど説教されたのです。 翌日、気持ちが重たいまま学校へ行き、そのことを友人に相談。すると、この担任に同じようなことをされた女子生徒がほかにもいることを知りました。 そこで私は、女子生徒数人で保健室の先生に相談することに。 話をひと通り聞いた保健室の先生は、すぐに教頭先生と校長先生に報告してくれました。担任の先生と私たち生徒、生徒の保護者が校長室に呼ばれ、先生は私たちに謝罪。その後、しばらくして先生は学校を辞めていきました。 このあとに担任になったのは、生理に理解のある先生でした、生徒だけでなく、生理に関する知識が乏しいのであれば、先生も学習する機会を設けてほしいと感じた出来事でした。 著者/櫻井 藍作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年05月25日2010年ごろに受けた人間ドックで、小さな子宮筋腫が3〜4個見つかった猫野サラさん。6〜7年ほど治療をせずに放置した結果、そのうちの1つがグレープフルーツよりも大きいサイズに肥大してしまいました。その後、総合病院に転院した猫野サラさんは、医師と相談した上で「子宮全摘」を決意。2016年のGWに10日間ほど入院して、子宮全摘術を受けることになりました。迎えた当日、午後1時に始まった手術は、約90分後の午後2時半に終わったのですが……。子宮全摘術を受けた猫野サラさんはその後、退院に向けて歩行練習などのリハビリに励みます。医師の術後報告によると、「摘出した子宮筋腫は近年まれに見る大きさで、重さは1,268gでしたよ」とのこと。超巨大な子宮筋腫を含め、子宮を丸ごと切除した猫野サラさんは、高熱や腹痛、めまい、吐き気など、しばらく術後の不調に悩まされます。 特につらかったのは、痛み止めの点滴を打っても錠剤を飲んでもおさまることのない腹痛。腹痛がようやく軽くなってきたのは、術後3日目の夜からで……。 31.執刀医から合格点 ※腹帯とは、出産後や開腹手術後などに使用する帯状の布で、おなかまわりをサポートしたり、患部を保護したりする目的があります。イラストのように包帯状になっている腹帯を使うケースもあるものの、代表的なのはマジックテープタイプと、スリットタイプです。 「術後3日目の夜あたりから少しずつ腹痛が軽くなっていった」と語る猫野サラさん。それには、同室に入院していた患者さんとの励まし合いも大きかったのだとか。猫野サラさんと同じタイミングで、同じような手術を受けた女性患者さん。彼女も同じように術後の激痛と闘っていると考えると、彼女のことが心強い味方のように思えてきたようです。 一夜明けた術後4日目。診察と問診の結果、主治医から「元気そうなので退院を早めましょうか」との提案が飛び出し、猫野サラさんはうれしくなります。やはり自宅が1番落ち着くものですよね。 この日の猫野サラさんは、売店に本を買いに行ったりシャワーを手早く済ませたりと、昨日よりもずいぶんと元気に動くことができたそうです。 32.退院(術後5日目) 翌日の術後5日目、なんと3日も前倒しで退院することに! 猫野サラさんは同室の女性や看護師さんにお別れを告げ、夫とともに病院をあとにします。途中でスーパーに寄ったのですが、さすがにまだ本調子とはいかず……店内を少し歩いただけで疲れてしまったそうです。 そして、6日ぶりのわが家へ。愛猫たちは最初こそポカーンとしていたものの、すぐに猫野サラさんのにおいを思い出し、ひざに乗りにきてくれました。 その後はしばらくの間、家事のほとんどを夫が担当してくれたおかげで、猫野サラさんは療養に専念することができたのだとか。 33.回復の経緯 猫野サラさんの場合、少しずつ体を動かせるようになっていき、術後7日後には痛み止めを服用しなくなり、退院15日後にはほぼいつも通りの生活に戻ることができたそうです。 それにしても、退院から7日後に漫画制作に復帰したとは……。「記憶が薄れないうちに描き始めたい」という意思もあるとは思いますが、それでも人間の回復力の高さには驚かされますね。 34.退院から4カ月※病理結果…手術時などに患者さんから採取した細胞や組織を顕微鏡で観察して、病変(どのような病気があるか)を診断することを病理検査と言います。 術後1カ月検診で、医師から「経過は順調ですね」と言われ、次回の検診は1年後となりました。医師によると、切り取った子宮筋腫の内部は壊死していたらしく、画像を見せてもらった猫野サラさんは、「手術を受けてよかった」と心の底から感じたのだとか。 その後、術後2カ月、3カ月……と時が経つにつれ、猫野サラさんは少しずつ回復していきます。そして、本作を描き終えた2016年8月末(GWの手術から3カ月半後)、彼女は手術を受けたことすら忘れてしまうほど元気に過ごせるようになったそうです。 ーーこれから子宮筋腫の手術を控えていて不安になっている方など、本作が少しでも誰かの役に立てたらうれしいです。 編集部へのメッセージで、そう語ってくれた猫野サラさん。 本作の優れているところは、子宮全摘術の説明がとてもわかりやすく、入院生活の過ごし方・入院生活の必需品といった耳寄りな情報が、細かく載っているところでしょう。子宮筋腫での手術を控えている方にとって、まさに教科書となるような作品ではないでしょうか。 子宮筋腫はがんと違って悪性ではないものの、女性にとってはめずらしくない病気です。今、本作を読まれている方の中には、子宮筋腫と診断された経験がある方、これから手術を控えている方もいらっしゃることでしょう。 そういった方は、時間があるときにぜひ1話から読み直してみてください。そして、本作の情報を今後の治療生活に少しでも役立てていただけるとうれしい限りです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 猫野サラ
2024年05月25日昨夜、彼氏のうみくんと営みをしようとしたときから、原因不明の下腹部痛が続いているにしこさん。はじめに訪れた急患センターでは原因が判明せず、総合病院で精密検査を受けることになりました。総合病院に搬送されたあとはすぐに検査が始まり、その後、ベッドに寝かされたにしこさんは医師がくるのを待ちます。 ち、腸が浮いてる…!?ベッドに横になって医師がくるのを待っていると、先に現れたのは「うみくんから連絡をもらって急いで駆けつけたのよ」と話すお母さんでした。お母さんの顔を見て心からホッとするにしこさん。するとそこに、「検査結果をお話ししますよ!」と言いながら、とても元気な印象のおじさん先生が現れて……? 検査の結果、「卵巣出血」を起こしていると判明したにしこさん。医師は、卵巣出血について「何らかの原因で卵巣から出血した状態」と説明します。にしこさんの中で原因として思い当たるのは、昨夜のうみくんとの性交渉。卵巣出血は性交渉が原因となって起こるケースが多く、にしこさんの場合も痛みのせいで中断はしたものの、刺激となってしまった可能性があります。 出血は止まっているため手術は不要と聞き、ひとまずホッとしたにしこさんたち。しかし、医師から発せられた「血がたくさん溜まっているせいで腸が浮いてたよ」という言葉には、想像してショックを受けたそうです。 「大量出血のせいで腸が浮いている」と聞くと、大丈夫なのだろうかと心配になってしまいますよね。卵巣出血では、出血量などによって処置が変わるとのことですが、このあとにしこさんの体内にある大量の血をどう処置するのかが気になりますね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年05月25日私は、バッグの中に必ず生理用品を入れるようにしています。突然生理になったときに対応するためですが、そうしようと強く思うようになったのは、中学生のときに味わった今でも忘れられない、つらい思い出がきっかけでした。 生理に気づいて休み時間にトイレへ中学生のときです。授業中、なんとなく下腹部が重くなったことに気づきました。「え? まだ早いけど生理かな?」と思った私は、授業中ずっと落ち着かずにソワソワ。休み時間になって急いでトイレに行きました。 トイレで確認するとやはり生理になっていて、下着は経血で汚れた状態。生理用品を持っていなかった私はとにかくこの状況をなんとかしようと、トイレットペーパーをぐるぐる巻きにして折り重ね、ナプキンの代わりにすることに。 「これで今日もってくれればいいけど……」と思いながらトイレを出ました。 後ろの席の男子に経血漏れを指摘され…次の授業を受け終えて、休み時間に席を立ったときでした。後ろに座っていた男子が、私のおしりのほうを見ながら「うわっ、血だ!」と叫んだのです。ギョッとして制服のスカートと椅子を確認すると、スカートから経血が染み出し、椅子にまで付着していました……。さらにその男子が「コイツ、生理だー! くせぇー!」と騒ぎだしたせいで、周りにいる男子たちも笑いながら私を見るのです。 どうしていいかわからずに固まっていると、友人が保健室に連れて行ってくれて、そこで生理用品をもらい、着替えることができました。しかし、男子にからかわれた恥ずかしさは消えません。あとになって、生理と気づいた時点で保健室へ行けばよかったと思い、そこまで考えて行動できなかったことを後悔しました。 このことは私のトラウマになり、それ以降、進学しても社会人になってからも、かばんやロッカーの中には必ず生理用ナプキンを数枚、常備するようにしています。今でも思い出すのはつらい出来事ですが、「何があっても困らないように準備しておく。と思えるようになったのはよかったのかな」と、前向きに考えるようにしています。 著者/森栄子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年05月24日