聖路加国際病院(以下・聖路加)の名誉院長・日野原重明さんが、7月18日に105歳で逝去した。聖路加国際病院の内科医となったのは1941年。以来半世紀以上に渡り、聖路加の顔として活躍してきた。じつは、そんな日野原さんには最後まで知らされなかった“ある事実”が。医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが語る。 「全国でも屈指のブランド病院ですが、現在、深刻な経営難と、ブラック企業ぶりが問題となっています。表面化したのは、昨年5月に同院に労基署による監査が入ったことです。月平均95時間を超える超過勤務と、残業代などの不払いが問題となりました。病院幹部と労働組合の話し合いも長引き、ボーナスが遅配される事態になったんです」 聖路加国際病院のA医師が、院内の様子を教えてくれた。 「超過勤務は深刻で部署の報告会では『労務状況が改善されなければ現院長(福井次矢氏)の逮捕もありうる』と聞かされたほど。オーバーワークは常態化していて、医師によっては100時間、200時間にも。ところが聖路加はそれほど給料が高くはない。それでも働きたいのは履歴書に“聖路加”と書けるのがキャリアになること、トップレベルの医療技術を勉強できること、そして日野原先生のようなカリスマによる求心力があったことです」 上さんは「聖路加のOBの話では過労で倒れた医師が労災申請をしようとしたとき、院内で『日野原氏の名誉を傷つけるのか』と声があがったと聞きます。黙っていても研修医は集まるので奢りがあったのかも」と指摘。別の病院に勤務する産婦人科医C医師は語る。 「10年に自然の営みで起きる出産を応援するため、日野原先生肝いりで設立したというのが聖路加の助産院。『通常の助産院に比べると1.5倍くらいと高額』という理由で利用者が非常に少なかったそうです。今では助産院では分娩が不可能になったと聞きました。せっかく助産院に入院しても、わざわざ通りを挟んだ本院に移動して出産。状態がよければ産後4時間ほどで助産院に戻らされるそうです」 高級志向、富裕層向けのサービスが、ことごとく裏目に出ているという声は多い。 「大手町には、富裕層向けの健康サポートを提供するクリニックがあります。ところが、入会金180万円、年会費60万円(それぞれ税別)とあまりに高額です。そのため、会員は目標数の4分の1~3分の1程度しか集まらなかったみたいです」(前出・A医師) 実際、聖路加の経営は厳しい。今回、聖路加は労基署に指摘された数十億円とも言われる不払いの時間外手当を支払った。同院の財務報告を見た税理士が分析する。 「15年度の資料を一見すると、健全な経営に見えます。ところが収入の部門には、解散した研究所の資産譲受などの“特別収入”が多い。これはその年度限りのもの。それらを差し引くと、おそらく年間の赤字額は8億円にも上ると思われます」(前出・税理士) 前出の上さんはこう語る。 「聖路加は6月から、34の診療科で行っていた土曜外来を14に大幅縮小しました。まずは採算が取れない外来から手をつけたのではないでしょうか。今後、救急や小児科など不採算を生みやすい部門にもメスが入れられることは十分に考えられます」 聖路加国際大学広報室は土曜外来の診療科が大幅縮小されたこと、助産院で出産できなくなったことは認めたが、その理由や指摘された経営危機などについては「内部の事情となりますので、お答えしかねます」と回答。別の現役医師が語る。 「現場には聖路加ブランドをはき違えて“一見さんお断り”の銀座の老舗料亭のように、患者さんを選ぼうとする医師がいるのは事実です。今回の“危機”が、それを見直すチャンスになってほしい。富裕層ばかりに目を向けず、本来の“弱者”に寄り添う日野原先生が守ってきた聖路加らしさを取り戻してほしいです」
2017年07月28日俳優の生田斗真と菅田将暉が、舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』に出演することが16日、わかった。同作はイギリスの巨匠トム・ストッパードの代表作で、1966年より全世界の演劇ファンに『ロズ・ギル』の愛称で呼ばれて親しまれている名作。シェイクスピア『ハムレット』の最後の最後で「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ……」と一言だけで片付けられてしまった2人組を主人公にした、いわば「ハムレットのスピンオフ戯曲」となる。翻訳・演出は、歴代最年少の30代で次期新国立劇場演劇部門の芸術監督に任命された、小川絵梨子が務める。物語は『ハムレット』の裏側で展開する。正気を失ったデンマークの王子・ハムレットについて調べるため、ハムレットの義父である国王・クローディアスに呼び寄せられたハムレットの学友・ローゼンクランツ(生田斗真)とギルデンスターン(菅田将暉)が呼び寄せられた。ただオタオタする二人は、旅の目的を果たす方法がわからないまま、死が待つ終末に向かって運ばれていく。同作ではハムレット役に林遣都、クローディアスに小野武彦を迎える。他、半海一晃(座長役)、安西慎太郎(オフィーリア/ホレーシオ役)、田川隼嗣(アルフレッド役)、松澤一之(ポローニアス役)、立石涼子(ガートルード役)、林田航平、本多遼、章平、長友郁真が出演する。上演は世田谷パブリックシアターにて10月30日~11月26日。9月16日より一般前売開始。○生田斗真コメントチェーホフ「かもめ」以来、久々の翻訳劇です。翻訳劇って、最初はどうしても、「難しそう……」 というイメージがあるかもしれませんが、そのハードルの高さを少しでも取っ払って、「演劇って面白い!」「舞台ってこんなに夢がある!」、そう皆さんにお伝えする事が、自分たちの使命だと思っています。これまで多くの素敵な先輩たちが取り組んでこられた面白い作品です。肩の力を抜いてご覧頂けるような楽しい舞台にしたいと思っています。菅田くんとの共演は初めてです。役柄上、2人で一緒にいる時間が圧倒的に多いのですが、一緒にやれると決まったときから、「気持ちよくやれそう!」という予感があり、ずっと楽しみにしてきました。菅田くんと一緒に、まずは自分たちも楽しく演じることを大事にしたいと思います。演出の小川絵梨子さんとも初めてご一緒します。とにかく小川さんが手がける舞台は、十発十中、面白い! 僕らで、その期待にも沿えるよう頑張ります!○菅田将暉コメント舞台は、毎回とても高い経験値がもらえます。今回は、蜷川幸雄さん演出の『ロミオとジュリエット』以来3年ぶりの舞台ですが、久々のライブでの芝居や演出の小川絵梨子さんから得る新たな刺激を楽しみにしています。小川さんの演出を受けたことがある役者仲間は皆、「大変だった……」と口では言うんです。でも、皆、とてもいい顔つきになっているんですよね。だから、僕も、小川さんには 鍛えていただきたい、と思っています。生田斗真さんの舞台は、もちろん何度も拝見していますが、ステージからの圧倒的な迫力が強烈に記憶に残っています。あの迫力に負けないように頑張らないと……ですね。そして、生田さんとは、演技中もずっと2人一緒に動いているのですが、実は、芝居以外で楽しみにしていることがあります。僕、鼻フェチというか……(笑)、生田さんの鼻スジや横顔って本当にキレイですよね。一緒に芝居をして、一番間近でキレイな横顔を見られて、しかも独り占め! それが楽しみです。
2017年06月16日アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花が28日、東京・帝国劇場で行われたミュージカル『レ・ミゼラブル』の製作発表記者会見に出席した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から公演数は3,006回を数える。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。日本初演30周年の記念公演に、コゼット役として初参加する生田は「コゼットとして30周年を盛り上げていけたら」と意気込む。歌唱も初披露となるが、「今日初めて帝国劇場に立たせていただくので、その幸せをかみしめながら臨めたらと思います」と謙虚に語り、「プリュメ街」、「心は愛にあふれて」(生田&内藤大希&唯月ふうか)を披露した。マダム・テナルディエ役の森公美子は、「生田さんがすごいきれいな声をしてて」と歌声に感じ入った様子。生田は「すごく緊張していたんですけど、『不思議ね 私の人生が始まった そんな感じ』と歌っているときに、いよいよ始まるんだなと、いい意味で無心で歌うことができた」と振り返った。また「オーディションに受かったときも、今も、いつもそのフレーズが頭の中を回っている」と明かした。生田が「客席にいたときは、すごくステージが遠く感じたんですね。でもここから見ると(客席が)すごく近い」と言うと、森が「ここ、オケピ(オーケストラピット)だから!」とツッコミ。他の先輩陣も実際の舞台はもっと後ろだと指摘すると、生田は「そうか! だから近いのか!! すみません間違えたみたいです!」と慌てた様子で謝っていた。森は、改めて生田について「堂々としてさすがですよね。歌いながら踊ってるのをいつもやってらっしゃるから、本当にミュージカルに向いているんですよ」と称賛。「音大出てらっしゃるからすごくいいピッチで音程がよく、きっと性格もいいんでらっしゃるから。本当にすばらしいと思いました」と感想を述べた。特別ゲストの島田歌穂も「(生田は)ミュージカルをやるために生まれてきた」と絶賛し、「なんて素敵な方が出てこられたんだろう」と喜ぶと、生田は恐縮した姿を見せた。さらに森が「乃木坂の活動をしながら稽古も?」と記者のように問いかけると、生田は「基本的には『レ・ミゼ』を優先しながら、行けるときに乃木坂の活動も」と回答した。森は「行けるときに一緒にいってもいいですか?」「一度見たいんです」と頼み込み、生田も「ぜひ! 皆でお待ちしています」と頭を下げあっていた。東京公演は帝国劇場にて2017年5月25日~7月17日。8月に福岡公演(博多座)、9月に大阪公演(フェスティバルホール)、9~10月に名古屋公演(中日劇場)を予定している。
2017年02月28日俳優・生田斗真の演技の幅広さに驚かされる。『彼らが本気で編むときは、』で彼が演じるのは、トランスジェンダーの女性リンコ。見た目はどこからどう見ても格好いい生田さんだが、女性らしい美しさとなるとハードルは上がる。荻上直子監督からは「リンコをきちんと女性として見せたい」と言われ、生田さんは外見も中身も美しいリンコとなり、この映画のなかで生きた。「リンコ役の話をもらったときは、うわぁ大変な役がきたなって思いましたけど、同時にどうやって演じようか考えていて…だから僕のなかで“やらない”という選択肢はなかった。たじろぎはしたけれど迷いはなかった。それに大変だなぁと思う作品こそ火事場の馬鹿力が出るものなんですよね」。役作りとしては“知る”ことから始まった。LGBTといっても人それぞれ。テレビで活躍するオネエ系の人たちもいれば、容姿や声はそのままの人もいる、性別適合手術をして全身変えている人もいる。そういった(何人かの)人たちに話を聞きながら生田さんがリンコを演じるために取り入れたのは、髪型や衣装のこだわりはもちろん、女性としての仕草や居方。声のトーンも「こんなに声を研究したのは初めてですね」というほど、悩んで、試して、あのリンコの声にたどり着いた。「仕草や居方については日本的なことも参考にしました。舞踊とか歌舞伎の女形にヒントがたくさんあって、どこか古風な女性を目指したというか…。編み物をすることも大きかったです。ただ僕は本当に無器用だし編み物をやったことはなかったので、早い段階から先生に教えてもらったんです。最初、あまりにもできなくて愕然としましたね。手はつるし、できないから楽しくないし(苦笑)、毎日家で練習しました。荻上監督はワンカットで撮影することが多いというのを耳にしていたので、セリフを言いながら、演じながら、手元を見ずに自然と編める──そのくらいできるようにならなきゃいけないと思って。最終的にはとても速く編めるようになりました(笑)」。リンコが編んでいるのはある形をしたもので、それを彼女は「アタシの煩悩」だと言う。悔しいことがあるたびに煩悩を編み、ある数に達したときに叶えたいことがあった。リンコはそんなふうに悔しさや怒りを編み物に込めているが、生田さんは?「僕も日々のなかで溜息をつきたいときはありますよ。でも、プライベートで怒りを感じることはあまりないですね。あったとしても持ち越さない。お酒を飲んでやり過ごします(笑)」。また「生田斗真とリンコのスイッチのオンオフは急には無理だ…」と、この映画の撮影中はなるべくスカートを履くようにしたり、ほかの仕事が入らない限りネイルもしたままで生活していたと明かす。そうすることで新たな発見もあった。「理にかなっていると思いました。ネイルの色が剥がれないように気をつけていると手の動きが丁寧になるんです。たとえばコップの持ち方とか。リンコを演じるにはこういうことを日常化していかなければならないんだなと。最初はどうしたら女性に見えるか身体の動きばかりを気にしていたけれど、ある日、荻上監督から“現場に入るときからリンコちゃんでいてください”って。スタッフが“この女性を綺麗に撮りたい!と思わせたいので、絶対に生田斗真で入ってこないでください”と。そこからは、現場に入るときからリンコでいるようにしたというか、静か(おしとやか)にしていました(笑)。あと、トモの前では男が出ないように、男を感じさせないようにしていましたね」トモはリンコの恋人マキオ(桐谷健太)の姪。母親が家出してしまったため、叔父であるマキオの家で暮らすことになる。最初はリンコがトランスジェンダーの女性であることに戸惑いつつも徐々に仲良くなり、まるで母と娘のような関係になっていく。そのなかで生田さん自身もリンコを通して自分のなかの母性を感じた。「自分のなかの母性と出会う瞬間が…あったんですよね。トモとマキオとリンコの3人が川の字になるシーンで、トモが寂しくてリンコの布団に入ってきて(リンコの)おっぱいをもみもみして、リンコはトモを抱きしめる。何とも言えない不思議な気持ちになりました。なんだ、この感情は…と。愛おしくて胸が苦しくて、これが母性なのか…と。ほかにもトモの同級生カイの母親(小池栄子)とスーパーでばったり会って、差別的なことを言われるんですが、その帰り道にトモの方から手を握ってくれるシーンは涙が出てくるほど嬉しかった。トモにとってリンコは叔父さんの家にいる変わった人だったのに、どんどん心を開いてくれて頼ってくれるようになる。嬉しかったですね」。何をもって家族というのか、家族の定義を考えさせてくれる映画でもある。そんな荻上監督作は「ワンカットで撮ることが多い」と生田さんが言うように、クライマックスに印象的な長回しシーンがある。荻上監督が好きだという橋口亮輔監督作『ハッシュ!』のラストシーンへのオマージュとも言える描き方だ。「長回しで、しかも引きで撮るというのは、僕としては久々。その緊張感がドキドキしていいなぁと。荻上監督はカメラの横で演技を見てくれる監督で、そういうタイプの監督と仕事をするのは『人間失格』の荒戸源次郎監督以来。荻上監督は俳優の演技を生で見ないと芝居の善し悪しが分からないからカメラの横にいるのだと言っていましたけど、それが長回しとなると役者としてはより緊張感が増します。クライマックスのそのシーンは積み上げてきた積木を崩す瞬間でもあって──引きで撮る、全体の画で見せる、なんて格好いいんだろう!男前だなって。僕だったら全員の寄りの画が欲しくなると思うのに(笑)。ものすごく映画らしい現場でした」。(text:Rie Shintani)■関連作品:彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
2017年02月23日●子役の前では、"男の自分"を出さないように努力した俳優として新たな可能性を開き、様々な作品に挑戦しつづけている生田斗真。2016年には映画『秘密 THE TOP SECRET』『土竜の唄 香港狂騒曲』、舞台「SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』」と、どれも全くキャラクターの違う主役像を世に送り出した。最新映画『彼らが本気で編むときは、』(2月25日公開)で生田が新たに演じるのは、トランスジェンダーの女性・リンコ。近年、ビジネスや人材活用という面でもLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)という言葉が注目され、ダイバーシティの重要性が指摘されているが、大上段に振りかぶることなく、等身大の女性を演じた。恋人・マキオ(桐谷健太)、マキオの姪・トモ(柿原りんか)と家族をつくりあげていくこの作品をどう捉えているのか、また女性役を演じるにあたっての気持ちについてなど、生田に話を聞いた。■生田斗真1984年生まれ、北海道出身。主なドラマの出演作に『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(07・フジテレビ系)、『ハチミツとクローバー』(08・フジテレビ系)、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(15・TBS系)など。映画では、初出演にして初主演を果たした『人間失格』(10年)、さらに同年に公開された『ハナミズキ』(10年)で第84回キネマ旬報ベスト・テン新人賞、第53回ブルーリボン賞新人賞を受賞。その他映画主演作として、『脳男』(13)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(14)、『グラスホッパー』(15)など。○ものすごく挑戦だった――今回、トランスジェンダーという役どころですが、オファーを受けた時の気持ちや、やろうと思った時の心境を教えてください。今まで演じたことのない、トランスジェンダーの役をいただいたというのは、ものすごく挑戦になるなと思いましたし、ある種いろいろなものを失う覚悟で挑んだという感じもあります。本当に、いっこ「時代が変わったな」と思う瞬間だったんですよ。こういった映画が日本で作られるということも、僕にやって欲しいと言ってくれた荻上監督の思いも嬉しかったです。すごく変な話かもしれませんが、ジャニーズ事務所が「こういう映画に出て欲しい」と言ってくれるんだ、という思いもありました。本当に、10~20年前では考えられなかったものづくりが動き出そうとしているんだなという気がして。――リンコを演じるにあたって、監督からの要求はどのようなものでしたか?いわゆるバラエティ番組などで活躍されている、"オネエキャラ"のような方とは、ちょっと違うという点はありました。世に出て行ける方たちは、どこかふっ切れて自分をあえて作っていたりとか、人前で見せる強さもある。だけど実際のトランスジェンダーの方たちには、例えばカミングアウトできない方もいて。「誇張されていないリンコさんでいて欲しい」という要望はありました。僕自身はいつも「自分のお芝居はうまくできてるのかな?」とか、不安な気持ちで見ちゃうんですけど、出来上がった作品を観るとそこを気にする余裕がないくらい、映画の世界観がすごく好きでした。「めちゃくちゃいいじゃないか!!」と思いました(笑)。○トモの前では女性でいる――今回は、トモに対する愛情がキーになっていたかと思いますが、トモ役の柿原りんかさんとは撮影時にどのようなことを話されましたか?すごく難しくて。彼女の中の"リンコさん像"を崩したくなかったから、あまり話しかけなかったです。普段だったら「一緒にご飯食べようよ」とか話しかけていたと思うんですけど、そこで一気に、男の自分が出てきちゃうなと思って(笑)。彼女には、僕のことをリンコさんとして見てほしいし、彼女の前ではリンコさんでいてあげたいなと思いました。お芝居の経験もあまりないし、できる限りのことはしてあげたいなと。一緒に遊びたい気持ちはありましたけど、話しかけなかったですね。――生田さん自身も小学生の頃からお仕事をされていますが、例えばご自身の経験とかもあってそういった接し方になったということもあるんでしょうか?それもあったのかもしれないですね。たぶん自分が小さい頃も、大人たちが見せなくていいものを隠してくれていたんですよ。お芝居の世界にうまく入れるように、道筋を整えてくれてたんだと、今になって気づくことですけど。そういうことは、必要なのかなと思います。ここ最近、「お芝居を初めてやります」という男の子や女の子との共演も多くて、自然とそう振る舞っていました。●下着、メイク、所作…女性の大変さを知った○俳優は面白い人生――女性を演じてみて、女性の人生とか生き方について印象が変わったりすることはありましたか?女性は本当に大変だなと思います。着る服も下着も、メイクも髪の毛も「こんなに大変なんだ」と思いました。口紅も、塗ってから水を飲むと紙コップにつくじゃないですか。で、鏡を見たらやっぱり禿げてるし、「また塗らなきゃ」って(笑)。そうやって努力してるのは素敵だなと思うし、逆に楽しいことも多いですよね。洋服の種類も化粧品の種類も多くて、別の生き物なんだなって思いました。――本当に作品に映るリンコさんが美しいなと思ったんですが、完成した作品を見て「我ながらきれいだな」と思ったところなどはありましたか?もちろん所作の練習もしたんですけど、カメラ位置との関係で肩幅が大きく見えたり、がに股に見えたり、足が太く見えたりしてしまうから、スタッフの皆さんが本当に努力してくださったんです。女性スタッフが多い現場だったんですけど、お姉様方が「リンコさん肩を下げてください! 足をもうちょっと閉じてください! そこ!! それで!」って感じでした(笑)。その結果、美しいと言っていただけて、ありがたいです。自分ではなかなかわからないですけどね。――変な質問かもしれませんが、おっぱいはどうなっていたのかな? と気になりました。おっぱいも、リアルなものを作っていただいたんですよ。トモがリンコの胸元を偶然覗き見てしまうシーンがあったので、その時は特殊メイクでリアルなおっぱいをつけました。それ以外のシーンでは、ブラジャーの下にパフというか、わりとプニプニしたものを入れて、演じていました。ブラジャーをつけていると、動きにも制限がかかるじゃないですか。例えば伸びをしたら上がってくるし、上がってきたら直さなきゃいけない、ということも初めて知りました(笑)。女性の日々の暮らしの大変さを感じて、無駄な動きをしないのは理にかなってるんだなとも思ったりしました。――女性役を演じて、撮影終わってからもリンコさんが出て行かないということはありませんでしたか?この作品が終わってすぐに『土竜の唄』の撮影だったので、一気にポーンといきましたね(笑)。その振り幅はもう、自分の中でもおかしくて、「なんて面白い人生なんだろう」と思いました。○蜷川幸雄より強い、荻上監督――改めて、生田さんはリンコさんをどのような人物だと捉えていたんですか?そうですね、母親になりたい、人の親になりたいという思いはずっとあると思うんですよね。考えるたびに「できないことなんだ」と自分に言い聞かせて、だけどまた思いが盛り上がってきてしまって……。その繰り返しで思いに蓋をし続けてきた人だと思うし、彼女の葛藤や寂しさを大事にしたいなと思いました。荻上さんが今回書くにあたってモデルにした方々も、僕の友人たちも、話を聞くと全員口にするのが「親がどう受け止めてくれるかが、すごく大事」ということでした。身内が味方になって「そうだね、大丈夫だよ」と言ってくれるのか、「気持ち悪い」と蓋をしていくかがすごく大きいんです。リンコさんは、お母さんや友達が受け止めてくれて、桐谷健太くんの演じてくれた彼氏のマキオも「何でも受け止めますよ」と言ってくれているのが、すごく大事だなと思いました。僕自身も撮影中、桐谷くんの「大丈夫や」という言葉に支えてもらっていたし、(母親役の)田中美佐子さんに甘えてた部分もかなりありました。――今回の作品を見て、やはり荻上さんの作品は日本独自のものとは違う目線があるなと感じました。日本のトランスジェンダーの方たちの受け入れ方はどうしても閉鎖的で、海外に行くと男性同士で手をつないで歩いていたり、女性同士がキスしていたり、普通にある光景ですよね。海外で暮らしていた荻上監督がこういう映画を作りたいと思ったのは自然なことだと思います。この映画で、閉鎖的な雰囲気がなくなればいいのに、とまではいかないんですが、みんなが喜んでくれればいいな、とは思います。言いたくても言えない人は無数にいて、その人たちが優しい気持ちになって、喜んでもらえたら嬉しいです。――生田さんから見て、荻上監督はどのようなタイプでしたか?今まで出会った中で一番厳しい監督でした。女性の監督とご一緒するのは初めてだったんでが、絞られましたね。久しぶりに追い込まれました。久しぶりに。蜷川幸雄さんより強かったですね(笑)。本当に、この映画を作るということに命がけだったし「私はあなたと心中する覚悟でやってます」といったことをバッと言ってくれて。女性監督というのもやっぱり、ある種生きづらいところはあると思うんです。映画は男の現場だろ、みたいな空気もあると思うんですよね。そこで戦ってきた荻上さんなりの存在の仕方みたいなのがしっかりされていて、一緒にいて面白かったです。映画『彼らが本気で編むときは、』小学5年製のトモ(柿原りんか)は、荒れ放題の部屋で母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。それはトモが初めて出会う、トランスジェンダーの女性だった。
2017年02月20日俳優・竜星涼が、1月22日(現地時間)にフランス・パリにあるパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)にて開催された「Y-3 Fall/Winter 2017-18コレクション」に出演した。2010年にドラマデビューし、「ハンマーセッション!」「桜蘭高校ホスト部」など話題作に出演した竜星さん。2013年には「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウレッド/桐生ダイゴ役に抜擢され、その後も「GTO」「ごめんね青春!」、『orange-オレンジ-』などに出演。昨年は『シマウマ』『泣き虫ピエロの結婚式』と立て続けに主演映画が公開。またドラマ「賢者の愛」では、中山美穂を相手に体当たりのラブシーンも披露し新境地を開拓するなど、いま大注目の若手俳優だ。昨年パリコレデビューを果たし、続く今年も単身パリに渡り、見事オーディションに合格。今回出演が実現した竜星さんは、「その挑戦と感動を忘れることができず、もう一度あの刺激とパワーが欲しい!そう思い今年もパリに行きました」と出演の背景を語る。2度目となる今回は、「メンズだけでなくレディースとも仕事ができたことはとてもエキサイティングで考え深かった。パリで見る歴史や色彩、文化、ファッション全てのものが役者をやっている以前に1人の表現者として多くのイマジネーションがはたらき、自分自身を考えるとても有意義で贅沢な時間でした」と出演をふり返りコメント。また、ファッションは自身にとって必要不可欠なものであり、最高の趣味で娯楽だと持論を語る竜星さんは、「自分の可能性を役者だけでなく、1人の表現者として2年連続でこの舞台に立てたことは夢のようであり、このうえない喜びでした」と話している。(cinemacafe.net)
2017年01月25日俳優の生田斗真が1月18日(水)、都内で行われた主演作『彼らが本気で編むときは、』の完成披露試写会に出席。体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーを題材にした本作で女性を演じ「自分の中から、母性があふれ出た」と手応えを示した。元男性の介護士リンコ(生田さん)と、その恋人マキオのもとに、実母に育児放棄されたマキオの姪っ子トモが転がり込み、新しい“家族”に自分の居場所と本当の幸せを見つけ出すが…。完成披露試写会には生田さんをはじめ、マキオ役の桐谷健太、柿原りんか、ミムラ、門脇麦、田中美佐子、荻上直子監督(『かもめ食堂』『めがね』)が出席した。まさに新境地といえる役柄に、生田さんは「いつか父親役をやりたいと思っていたが、先にママ役を演じることになり、驚いた(笑)。2度とないという思いでオファーを受けたが、発声や仕草など難しさは想像以上で、俳優人生で最も苦労した役だった」と悪戦苦闘したのだとか。それでも、トモを演じる柿原さんをギュッと抱きしめるシーンでは、「自分が守ってあげなくちゃ、という気持ちになり、自分の中で母性があふれ出るのを感じた」としみじみ。恋人役で共演した桐谷さんは、「斗真と俺にしか出せない空気感が出せたらと…。実際、出ちゃった(笑)」とこちらも手応えは十分。「自信が持てずにいた僕のそばで励ましてくれた」(生田さん)、「斗真を美しく見せるお手伝いができれば。普段なら自分が一番目立ってやろうと思っているんですけど」(桐谷さん)と“相思相愛ぶり”を披露した。また、本作が2月9日~19日に独ベルリンで開催される第67回ベルリン国際映画祭の「パノラマ部門」正式出品、さらにティーンエージャーに見せたい作品として「ジェネレーション部門」での特別上映決定が発表され、生田さん、桐谷さん、柿原さん、 荻上監督の現地入りも明らかに。生田さんは、「ハッキリ言って傑作です。荻上監督と僕らの本気を受け取ってほしい。それに海外の皆さんには、日本の文化の形をどうご覧になってもらえるか興味がありますね」と国際舞台での躍進に、期待を寄せていた。『彼らが本気で編むときは、』は2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月18日アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花が15日、東京・赤坂ACTシアターで行われたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のプレスコールに登場した。同作はシェイクスピアによる名作を2001年にパリでミュージカル化。全世界でのCD・DVD売上が700万枚にわたるヒットを記録し、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後、2011年に日本オリジナルバージョンを上演、2013年に再演を行い、今回が4年ぶりの公演となる。ジュリエット役を務めた生田は14日に通し稽古を行ったが、演出家の小池修一郎は「生田絵梨花のジュリエットに、新しい日本のミュージカル女優の誕生を見ました」と絶賛。乃木坂46としての活動も行なっているため「ミュージカルの舞台どこまでやっていけるのかはわからないけど、そこに向かった時には日本のミュージカルをリードしていく女優さんになる」と断言した。小池は生田について「清純というか、今時いないような感じ」と印象を述べ、「失礼ながら、作ってらっしゃるものかなと思っていたけど、実際舞台で日々をきちっとした生き方をしている」と姿勢をたたえた。そして「一つ一つのことをクリアしていこうとするし、2人の心許ない相手役の男性たちのリードに対して、動じないでやっていくところの度胸、集中力、素晴らしいと思います」と惜しみなく言葉を贈った。褒められた生田は「この後、力んじゃってできないかもしれない」と恐縮しながらも「すごく嬉しいですし、常に満足せず高みを目指していきたいと思います」とストイックな様子。芯の強いジュリエットを演じるうちに、乃木坂メンバーからも「強くなったねと言われるようになりました」と明かし、「『逞しい』とか言われます」と苦笑した。また生田は公演中の22日に20歳の誕生日を迎えるが、「大きな境目」と語る。「今まではある程度自分のイメージが決まってた感じはあるんですけど、これからはどんどん広げていきたいですし、皆さんが驚いてくれるくらい、枠をはみ出していきたい」と抱負を述べた。東京公演は赤坂ACTシアターで1月15日~2月14日、大阪公演は梅田芸術劇場で2月22日~3月5日。会見にはロミオ役の古川雄大&大野拓朗、ジュリエット役の木下晴香、ベンヴォーリオ役の馬場徹&矢崎広、マーキューシオ役の平間壮一&小野賢章、ティボルト役の渡辺大輔&広瀬友祐も出席した。
2017年01月15日生田斗真主演のアクションコメディの続編『土竜の唄 香港狂騒曲』の公開記念舞台挨拶が12月24日(土)にシネマメディアージュで開催され、生田さんが「病院に相談した」と過酷な撮影中に、体の異変を感じたことを告白した。犯罪組織に潜入してターゲットを挙げる潜入捜査官・菊川玲二が、前作以上に絶対にインポッシブルな任務に挑む姿を描く本作。この日は、生田さんをはじめ、本田翼、古田新太、菜々緒、上地雄輔、仲里依紗、堤真一、三池崇史監督が登壇した。劇中で、おバカでスケベだが、正義感あふれる破天荒な玲二を熱演している生田さん。危険&お色気シーン満載で、撮影も過酷を極めた様子。「寝ても全然、疲れがとれなくなった」と体の異変を感じたそうで、「ヤバいなと思って、病院に相談しに行った」と告白した。しかし、診断結果は「『アドレナリンが出すぎています』と言われた」という、意外なもの。熱量の高い玲二とすっかり一心同体となっていたようで、生田さんは「ちょっとうれしくなっちゃって。みんなに自慢しました。『俺、アドレナリンが出まくっているらしい』って」と笑顔で話していた。クリスマスイブの舞台挨拶となったこの日。「クリスマスイブの朝から、『土竜の唄』を観て。恋人いないんですか?大丈夫ですか?」と穏やかな口調ながら、楽しそうに会場にツッコミを入れた生田さん。「こんな大切な日にみなさんと過ごせて、すごくうれしいです」と感謝の気持ちを述べていた。最後には、観客から登壇者陣に、サプライズでクリスマスプレゼントを贈ることに!会場が一斉にサイリウムを点灯し、ピンクやブルー、イエローなど、まるでクリスマスイルミネーションのようにきらびやかな灯りが会場を照らし出した。これには生田さんも「おお!すごい!」とびっくり。「今年見た景色の中で一番きれい。ももクロになった気分」とご機嫌な笑顔を見せ、会場を沸かせていた。『土竜の唄 香港狂騒曲』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:土竜の唄 香港狂騒曲 2016年12月23日より全国東宝系にて公開(C) 2016「土竜の唄 香港狂騒曲」 製作委員会(C) 高橋のぼる・小学館
2016年12月24日生田斗真が主演する『土竜の唄 香港狂騒曲』の完成披露試写会が12月5日(月)、都内で行われ、生田さんと瑛太が出席。以前、2人はドラマで共演しており、瑛太さんは「6~7年ぶりの共演で、楽しませていただいた。改めて斗真は完ぺき」とベタ褒めした。さらに瑛太さんは「お芝居がうまいし、顔もかわいいし、いつもいい匂いがしている。本当にダメなところが見つからない」と称賛を惜しまず。一方、生田さんも「今回、瑛太の凄まじさを再確認しました」と称え、同世代俳優の絆を披露していた。高橋のぼる氏の人気漫画を映画化し、興収20億円突破のヒットを記録した『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の続編。原作で絶大な人気を誇る「チャイニーズマフィア編」を実写化し、香港を舞台に、潜入捜査官・菊川玲二(生田さん)が“インポッシブル”な任務に挑む。玲二といえば、ド派手なスーツに、金髪オールバックがトレードマークの潜入捜査官。前作で見事、童貞卒業も果たし「ぜひ男になった菊川玲二を見届けてもらえれば」とアピール。「どこまでも行ける無敵さは、もう天井知らずです」と意気揚揚だった。また、前作同様、全裸シーンも多々あるそうで「衣装ラックに、何もないことも。前貼りだけはありましたけど」と笑いを誘った。片や、瑛太さんは暴力団と警察の癒着撲滅を訴える清廉潔白なエリート刑事を演じており、「大人数の前で演説するシーンは、グリーンバックだった」とメガホンをとる三池崇史監督の独特な撮影技法に驚いていた。舞台挨拶には共演する本田翼、古田新太、菜々緒、上地雄輔、仲里依紗、岩城滉一、堤真一が同席した。『土竜の唄 香港狂騒曲』は12月23日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:土竜の唄 香港狂騒曲 2016年12月23日より全国東宝系にて公開(C) 2016「土竜の唄 香港狂騒曲」 製作委員会(C) 高橋のぼる・小学館
2016年12月05日テレンス・マリック監督の最新作『聖杯たちの騎士』が12月23日(金・祝)から公開される前に、主演のクリスチャン・ベイルのインタビューが届いた。様々なジャンルの作品に出演し、観客、評論家から高い評価を集めているベイルは、マリック監督と長年に渡って連絡を取り続けていたようだ。その他の画像ベイルは子どもの頃から俳優として活躍し、近年は徹底的に役に向き合う実力派俳優として『ダークナイト』『アメリカン・ハッスル』などに出演。『ザ・ファイター』ではアカデミー助演男優賞に輝くなど、人気・実力ともに世界のトップクラスにある俳優だ。そんな彼は、マリック監督の『ニュー・ワールド』に出演して以降も、監督と連絡を取り合っていたという。「いつも素晴らしい会話をしているけど、何度か新作の話が持ち上がった。この作品に関して彼は、僕に役の説明をしたいと言ってきたんだ。そしてそれだけだとも言った。“何が起きるか試して見よう”的なアプローチだとね」。通常、ベイルほどのスター俳優になると、完成した脚本か、しっかりと書かれたシノプシスを読んで出演を決めることが多い。しかし、ベイルは「すべての監督とこのような撮影方法が出来るわけではないけど、テリーとだったら間違いないと思った」という。監督が、ベイルに与えたのは“リック”という役だ。ベイルは監督から受け取った断片的なエピソードや情報を基に、想像を膨らませ、監督に伝えては、リックという男が形作られた。「多くのことが実際の映画では出てこない情報だけど、僕はそれらの情報に頼るしかなかった」。リックは脚本家で、大成功を収めているが、妻や実家の両親、兄弟とはトラブルを抱えていて、心の中に大きな“空白”を抱えている。「周りから見れば彼は成功者だけれど、彼は自分自身のことをそうは思っていない。だからこそ彼は旅路に出る。行き先がどこかもわからないけれど、いつか忘れてしまった何かを再び取り戻そうとしているんだ」映画は、リックが様々な女性と出会い、交流を重ねながら自身の進むべき道を見つけようと彷徨う姿が描かれる。ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマンら演技派女優たちとの演技もまた、“段取り”を繰り返すものではなかった。「この撮影でのスタンスが“準備が整う前に始めよう”だったので、自分がまだ何をするかもわかっていないうちからカメラが回り始めた。人生みたいだよね。次に何が起きるかなんてわからないのだから」。観客もまた、ベイルと同じように次に何が起こるかわからない気持ちを抱えて、リックの“心の旅”を見守ることになるだろう。「とにかく撮影中、素敵な“わからない”という要素がたくさんあった。他の監督では楽しむことはできないだろうけど、テリーとだからこそ、楽しむことができたんだ」『聖杯たちの騎士』12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
2016年11月30日生田斗真、桐谷健太らが出演する映画『彼らが本気で編むときは、』の予告編映像が公開になった。本作は、母親に家出されてしまった少女が、叔父と叔父が同棲しているトランスジェンダーの恋人と暮らす日々を描いた作品だ。公開された予告動画本作は、小学5年生のトモの母親が男を追って家を出てしまったことから、トモは叔父のマキオのもとに向かう。そこにはトランスジェンダーの恋人リンコがおり、3人は家族のような関係を築いていく。このほど公開になった予告編で、キャストの出演シーンが初めて公開になった。リンコ役の生田、マキオ役の桐谷の出演シーンのほか、りりィ、ミムラ、小池栄子、門脇麦らの出演シーン、タイトルにもなっている“編み物”の場面も登場。シンディ・ローパーの名曲『True Colors』をゴスペラーズがカバーしたトラックがイメージソングとして使用されている。『彼らが本気で編むときは、』2017年2月25日(土) 新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2016年11月29日アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花が25日、都内で行われたミュージカル『レ・ミゼラブル』新キャストお披露目会見に登場。会見には小南満佑子(コゼット役)、内藤大希(マリウス役)、橋本じゅん(テナルディエ役)、鈴木ほのか(マダム・テナルディエ役)、唯月ふうか(エポニーヌ役)、松原凛子(エポニーヌ役)、相葉裕樹(アンジョルラス役)、二宮愛(ファンテーヌ役)も出席した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から公演数は3,006回を数える。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。ミュージカルへの憧れが芸能界入りのきっかけで、「気付いたらアイドルになっていた」と語る生田は、今回演じるコゼット役について「いつかあの役を演じたいと声楽を初めて、夢から目標になった」と、思い入れたっぷり。オーディションでは「『あなたは本当に楽しそうに歌うんだね』と言っていただいたのを、すごく覚えています」と振り返った。制作サイドは、生田起用の理由を「スタッフ側から見ると、とにかく面白いオーディションだった」と語る。最初は動きが固かったが、オーディションの中で指導を受けるうちにどんどん良くなり、「劇中の、少女からだんだん変わっていくコゼットに重なった」と理由を明かした。生田は「初めて聞いた」と目を丸くして驚き、「自分がどう見えてるかは全くわからないんですけど、とにかく今できるのは、一生懸命エネルギーを注ぎ込むこと」と意気込む。2017年は「『レ・ミゼラブルに集中してエネルギーを注ぎたいと思っているんですけど、ファンの方との交流も忘れずにしていけたら」と抱負を述べた。また、エポニーヌ役に決定した松原はコゼット役でオーディションを受け、ファンテーヌ役に決まった二宮はエポニーヌ役でオーディションを受けたことを明かすと、会場に集まったファンも驚いた様子に。二宮は「病弱なファンテーヌです。私、でかい病気一回もしたことないんですけど」と不安を見せつつも「新たな一面を見せるのと同時に、皆様が描いているファンテーヌも裏切らないようにしたい」と力強く語った。内藤は、オーディションで松原と組んでデュエットを歌う機会があったが、演出家から「逆にしてみよう」という提案を受けたエピソードを明かす。相手の役を理解するためコゼット役に挑もうとした内藤は、演出家から「冗談だよ」と言われたことを説明し、「こういう冗談もあるんだというのが印象的でした」と、周囲の笑いを誘っていた。東京公演は帝国劇場にて2017年5月25日~7月17日。8月に福岡公演(博多座)、9月に大阪公演(フェスティバルホール)、9~10月に名古屋公演(中日劇場)を予定している。
2016年11月25日松山ケンイチが驚異の体重増量と役作りで、病いと闘いながらわずか29年の生涯を駆け抜けた伝説の棋士を熱演する『聖の青春』。その松山さん演じる村山聖と「東の羽生、西の村山」と並び称され、現在もなお棋界の頂点で活躍する羽生善治を演じるのは、精神面・肉体面の両方からアプローチし、激似ぶりが話題となっている東出昌大。それぞれ渾身の役作りが話題になっているこの2人。お互いが最大のライバルでありながら、村山さんにとっての羽生さんは「ヒロイン」ともいえる存在であったという。将棋界の最高峰「名人」を目指し、人生をかけ、短い命を燃やした村山聖九段。彼の最大のライバルにして、憧れの存在でもあったのが、100年に1人と称される天才棋士、羽生善治だ。村山さんにとって、同世代ながらトップ棋士として活躍する羽生さんは凄まじいライバル心を燃やす相手である一方、「羽生さんと同じ空気を吸いたい」と、当時拠点を置いていた大阪から上京するほどの憧れの存在だった。対する羽生さんにとっても、村山さんは強烈な存在だったよう。先日行われた映画公開記念イベントでは、羽生さん本人が、かつて負けた一戦を回顧しながら「彼の手の動きが印象的で、いまでも覚えている」と語っており、短い期間ながらも、濃い時間を過ごした2人の確かな関係性をうかがい知ることができる。本作においても、松山さん演じる村山聖と、東出さん演じる羽生善治の関係性は物語の核となる重要な部分。これまで、『ひゃくはち』で万年補欠の野球部員、『宇宙兄弟』で宇宙飛行士を目指す兄弟という“名ライバル”を描いてきた森義隆監督は、撮影にあたり、2人の距離感を大事にするため、松山さん、東出さんに演技以外での会話を禁止するなど、徹底した関係作りを行ったという。そして、棋譜すべてを覚え、約3時間にもおよぶ長回しを行った伝説の対局シーンを、「2人が勇気を持って『やる』と言ってくれた」と嬉々として語りながら、「想像のはるか上をいくものが出来上がった」と自信のほどを語っている。松山さん、東出さんの2人もまた、撮影中、互いの演技に触発されていた様子だ。先日行われた村山さんの地元・広島での舞台挨拶で、「羽生役が東出くんで本当によかった」と話した松山さん。「羽生さんというオーラを身に纏ってくれたから、村山さんが羽生さんに抱いていた尊敬の念を自然と持つことが出来た」と語り、自ら「本作のヒロイン」と言ってはばからない東出さん演じる“羽生善治”への気持ちが、“村山聖”という役と見事にシンクロしたことを明かしている。一方、東出さんも、「松山さんの演技に負けないよう、真剣で切り合うつもりで挑んだ」と、松山さんの演技に大いに刺激を受けた様子。盤上で棋力を存分に引き出しあっていた村山さんと羽生さん同様、互いの力を限界まで引き出しあった松山さん、東出さんの両名の熱演は必見だ。また、本作では対局を離れた2人の会話シーンも見どころとなる。“激戦”の後、2人っきりの食堂で、将棋に対する想いや、対局における“潜る”という感覚、そして対局の先にあるまだ見ぬ世界への憧れを語り合う2人の姿にもグッとくるものがあるはず。最大のライバルであり、“将棋”という道を究める同志でもあった村山さんと羽生さん。松山さんと東出さんが渾身の役作りで演じた、この2人のアツい関係にぜひ注目していて。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖の青春 2016年11月19日より全国にて公開(C) 2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月18日●村山聖が憧れた羽生善治と向き合う感覚29歳の若さでなくなった天才棋士・村山聖。少年時代から、難病と戦いながら将棋にすべてを賭けてきた彼の人生を描いたノンフィクション小説『聖の青春』が、発表から16年を経て映画化されることとなった。2008年に映画化の企画が生まれてからさらに、公開まで8年の月日をかけ、監督の中でも熟成された作品に挑むのは、松山ケンイチと東出昌大だ。"怪童"村山聖を松山、将棋界でも100年に1度の天才と呼ばれ現在も活躍する棋士・羽生善治を東出が演じた。先に行われた東京国際映画祭では、東出から「ヒロイン・羽生善治役」とジョークも飛んだが、ライバルであった2人の対局シーンには映画というフィクションを超えた迫力、そして将棋盤をはさんで育まれた絆が宿っていた。○戦っているのが見えた――おふたりは初共演とのことですが、お互いの印象はいかがでしたか?松山:東出くんが出ている作品も観ていましたし、(早乙女)太一くんと共演した時に東出くんの話を聞いたりしていたので、「どんな人なのかな」と楽しみにしていました。かといって、色々とプライベートな話をするような状況でもなかったような気がします。現場に入ったらもう東出くんじゃなかったですね。自分の中ですごく戦っているのが見えました。最初は本当に対局シーンだったんだよね、大阪で。東出:はい、そうでしたね。松山:一発で、「羽生さんだな」と思いました。村山さんが、尊敬や憧れを感じていただろう"羽生さん"が目の前に現れたんですよね。東出さんがすごくリサーチをかけて役を作ってきたのも見えましたし、何より羽生さんと将棋に対する愛情をすごく感じて、それがひとつのオーラになっていました。だから、羽生さんを演じる東出くんを素直に尊敬できたし、憧れることができて、「これからすごく面白いことになるな」と思いえました。自分自身も、もっともっと村山さんに向き合って演じていけば、それこそ作中で対峙した時のように、深い海に2人で潜っていけるな、という実感がありました。東出:僕は、クランクインする前から、プロデューサーさんや監督さんから「松山さんがすごく過酷な増量をしている」とか、「将棋連盟に通っている」とか、色々とお話を聞いていたんです。クランクインして2週間ほど経ってから現場に入ったんですが、それまでに「村山聖の組として現場を作っておくから、お前はそこにライバルとして入ってこい」と監督から言われていて。実際に現場に入ったらもう、ライバルとしての村山聖がいました。松山さんの気迫あふれる村山聖を前にして、やっぱり僕も嬉しかったです。元々松山さんの作品も見ていますし、尊敬する先輩としての印象は大きかったんですけど、現場に入ってからは村山さんとして向き合う感覚でした。鬼気迫るものがありましたね。●向かい合うシーンは、ある種の殺し合い○「この人大丈夫か」という感覚――対局シーンにしても、食堂でお酒を飲むシーンにしても、お二人が向かい合ってるシーンが多くて印象的だったのですが、どういう気持ちで対峙していたのでしょうか。松山:ずっと、東出くんが前にいるというよりも、羽生さんが前にいるという感じだったんですよね。東出くんがそこまで役を昇華させて自分のものにしているから、すんなり入ることができて、こちらとしてはありがたかったです。そこに支えられている部分もありました。東出:僕は松山さんから、鬼気迫るものを感じていました。先日、行われた羽生さんと(原作の)大崎善生さんのトークショーで、羽生さんは生前の村山さんに対して「この人大丈夫か」と思っていたと話されていたんです。それは村山さんの病のこともあるし、将棋の指し手に鬼気迫るものがあったからだそうで。まさしく、僕が松山さんに抱いていた気持ちそのまんまだなと思いました。羽生さんが病のことを気にされていたように、僕も増量による松山さんの体の負担のことも考えましたし。松山さんが村山聖として、対局中に肩をいからせて入ってくる姿は、威圧感がありながら繊細さもはらんでいて、ある種の”殺し合い”という感じはありました。――作中の対決だけでなく、演技の上でも対決、みたいな感覚は少しあったんでしょうか?東出:「現場であまり松山さんと話さないように」というお話は、監督からありました。もちろん、みんなで軽く待ち時間に「この掛け軸、いいね」みたいな話などはしたんですが。僕等に限らず、みなさんが役を引っ張って、ずっとギアを上げている状態だったと思います。全員で同じ方向を向いていたのがこの現場のすごさですし、俳優部だけでなく、全体的にずっと緊張感のある現場だったと思います。松山:スタッフの方々の、環境づくりみたいなところは凄まじかったですよね。東出:本当に。松山:やっぱりみんな、将棋が好きなんじゃないかなと思いました。中にはもちろん、将棋を知らない人もいたと思うんですけど、愛がありましたよね。○森監督にききたいこと――棋士の役作りということで、将棋連盟にも通われていたという話ですが、どのような雰囲気を意識されましたか?松山:撮影に入る前の準備段階で、実際に対局室にお邪魔した時に、普段自分が吸っている空気とは明らかに次元の違う空気感があったんです。それをどう演技で表現していくかはすごく大事なことだと思っていましたし、ある意味一番時間かかかっている部分かもしれません。やっぱり、棋士役の人たちはみんな、プロ棋士としての佇まいを身につけるのに苦労したんじゃないでしょうか。きっと裏では各々が一つのコマを持って、ずっと将棋をさしていたんだと思うんです。――ぜひ今回メガホンをとった森監督に言いたいこと、聞きたいことがあれば教えていただきたいです。松山:監督は8年間企画を進めようとしていて、僕は途中の段階から入ってきているんです。「ぜひ村山さんを演じたい」とアプローチをして、選んでいただきました。すごく嬉しかったし、選んでいただいたからこそ、限界以上のものを出さなきゃいけない、という覚悟もありました。だから、単純に、なぜ僕を選んでくれたのか聞いてみたいですね。東出:監督は村山聖のことが大好きですし、映画が大好きだと思うんですけど、この映画を撮っていて「楽しかったですか?」と聞きたいですね(笑)。撮影している時に、気迫がすごくて。この映画にかける思いを聞いてこなかったように思うんですよね。楽しかったとしたら、どのシーンを撮っていたときが楽しかったのか教えていただきたいです。※監督からの回答は次のページに掲載●俳優2人からの質問に、監督の回答は?2008年に 『ひゃくはち』で映画監督デビューし、2012年には『宇宙兄弟』が大ヒット。テレビ、映画、舞台と幅広く活躍しながら、この『聖の青春』を映画化するために8年もの間動き続けてきた森義隆監督は、俳優2人から預かってきた質問に快く答えてくれた。○監督の回答・松山ケンイチさんからの質問:なぜこの映画で僕を選んでくれたんですか?森:8年前から君の名前は挙がっていました(笑)。その上、こっちが「撮れるぞ」というタイミングで自ら手を挙げてくれたことに、運命を感じたんです。企画から8年もかかっていると、もう「この作品が動く時って運命しかないな」と思うんですよね。やっぱり実在した人物の物語を撮る時に、作り物じゃないものにしていこうと思うと、ある大きな流れの中でしか撮れないんじゃないかと思い始めて。30歳の松山くんが、29歳で死んだ男の話に手を挙げてくれたことにも、必然を感じました。・東出昌大さんからの質問:この映画を撮っていて楽しかったですか?森:めちゃめちゃ楽しかったし、鬼気迫ってないですよ!(笑) 僕が20年やっている中で、一番楽しかったし、一番笑顔が多かった現場です。もちろん集中はしていましたが、撮影できるまでに8年もかかってるし、気負わないことは逆にテーマにしていました。しびれたのは最終対局ですね。2人の対局シーンを3時間長回しなんて、試したこともなかったし、俳優を信じるしかなかった。クライマックスシーンだから失敗できなかったし、僕の経験値でも2人の経験値でも、やれるかやれないかわからなかったけど、2人とも「やりたい」と言ってくれたので、一緒に飛び込めました。想像を超えた感覚があって、楽しかったです。■聖の青春(11月19日公開)"西の怪童"と呼ばれる新世代のプロ棋士・村山聖(松山ケンイチ)。現在七段の聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を。そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。
2016年11月18日フジテレビの生田竜聖アナウンサーが、17日に放送された同局系バラエティ番組『VS嵐』(毎週木曜19:00~19:57)に出演し、兄で俳優の生田斗真に運動神経を「持っていかれた」と話した。今回、同局朝の情報番組『めざましテレビ』に出演する三宅正治アナ、永島優美アナ、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧らがゲストとして参戦。対する嵐チームには、プラスワンゲストとして俳優の松山ケンイチが加わった。生田アナは、巨大な壁を登るゲーム「クリフクライム」に挑戦する際に、運動が得意か聞かれると、「あまり得意ではないです」と告白。櫻井翔が「兄貴(生田)は動けるというか、スポーツのイメージが強いけど、(運動神経)ないんだ?」と言うと、生田アナは「持っていかれました」と笑った。また松山が、『チャギントン サンデー』で生田アナが披露していたダンスが好きだと明かすと、生田アナは「ありがとうとうございます」と恐縮。松山は「(子供と)一緒に見ていて、ちょっとだけぎこちない感じがいい」と話した。そして、生田アナがその場でダンスを披露すると「かわいい」という声があがったが、松山は「ちょっとうまくなっていて…」と言い、笑いが起こった。
2016年11月18日2016年11月15日発売の『週刊FLASH』によって、フジテレビアナウンサーの生田竜聖さん(28)との別居が報道された同局アナウンサーの秋元優里さん(33)。記事の中では、秋元さんが長女を連れて実家で暮らしていることや結婚指輪をしていないことなどの具体的な事例を挙げて別居について報道していますが、さらに別居の理由について“不倫”があったのではないかと報じています。不倫相手はフジテレビのプロデューサーとされており、それが生田さんにバレたことから別居状態につながったのではないかと推測されています。この報道を受け、ネット上では生田さんの兄である生田斗真さん(32)のファンをも巻き込んだ大バッシングが起こっています。●不倫疑惑の秋元アナに、生田斗真ファンも激怒!?『社内恋愛で結婚してるのに、社内のプロデューサーと不倫とか頭おかしいんじゃないの』『自分に何の取り柄もないから“生田斗真”の弟と結婚した印象しかない。しかもそのあげく不倫って……』『斗真くんと仲良くなるために弟に近づいたって噂が昔あったけど、今考えたら本当だったかもね』『斗真くんとあわよければ不倫……みたいなことも考えてたんだろうか。恐ろしい』『なんなのこの人。生田家を不幸にするようなマネは許せない』『前々から性格悪そうな女だと思ってた。今回の件でそれが証明されたね』『震災のときに「笑えてきた」って言って炎上した人だよね?なんか予想通り』『クズすぎてなんか笑えてきたw』『入社したてで右も左も分からないような状態の生田アナを誘惑しておいて、プロデューサーと不倫ってえげつない』『さて、長女は本当に生田竜聖の子どもなのだろうか』などなど、ネット上では生田斗真さんのファンも巻き込んで批判の声が多く上がっています。まだ憶測の段階ではありますが、これが事実だとしたら大スキャンダルです。今後の続報に注目したいですね。【画像出典元リンク】・フジテレビアナウンサー公式サイト/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2016年11月17日お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵が、テレビ朝日のドラマ『警視庁 ナシゴレン課』(毎週月曜24:15~24:45)の14日放送の第5話にゲスト出演することが決定。このほど、撮影を終えたばかりの上島を直撃した。○ぱるるの演技は「大したもんですよ」このドラマは、誰も捜査に出かけることなく、すべての謎が「刑事部屋」で解決されてしまうというワンシチュエーションコメディ。主演のAKB48・島崎遥香が、25歳で警視庁のある捜査課長に任命された、自由奔放な"デカ長"を演じ、今回上島は、団員が殺害されたサーカス団の団長役で登場する。長年の道化役のため、普通の表情も笑顔になってしまったという役柄で、朝の撮影から1日中ニコニコ顔を作っていた上島は「結構ヘラヘラするのは慣れてるんですけど、疲れましたね。笑顔に気を取られてセリフ忘れちゃったりもして…」と苦労した様子。会話劇の台本を読んで、「覚えらんないよー」とナーバスになっていたそうだが、実際に撮影を終え、「周りもうまい人ばかりで、監督も細かく撮ってくれたので良かったです」とホッとした表情を見せた。主演の島崎については「大変かわいいので、恥ずかしくて本番以外はあいさつくらいしかできませんでした」と、あまり話せなかったそう。本番中は見つめられる場面も多かったが、「ずっと笑ってる役だったので、照れ隠しになって良かったです。まともに見てたら、目そらしちゃうね」と特異なキャラクターに救われたそうだ。そんな島崎は、自身の演技に「ボロクソです」とツイートするなど、葛藤の日々が続いていることを明かしていたが、上島は「忙しいのにあんな長いセリフで、大したもんですよ」と太鼓判。「謎解きっていうのはセリフが長いから難しいんだよ。俺やったことないけどね(笑)」と笑いながら、「落ち着いてるし、さすが主役の女優さんって感じでした」と共演の感想を話した。○竜兵会は「解散しません!」最近は、『5→9 ~私に恋したお坊さん~』『Chef~三ツ星の給食~』(フジ系)、『世界一難しい恋』(日テレ系)など、ドラマ出演が続いているが、「俺、スターの人と共演したら、ミーハーになってうれしくなっちゃうんです。だから、自分では気づいてないけど、結構ペラペラ自慢してるみたいで、リーダー(肥後克広)からも寺門(ジモン)からも『調子に乗るなよ』って言われてます」と、周囲の反応に苦笑い。周囲と言えば、自身が主催する飲み会グループ「竜兵会」メンバーの反応も聞こうとしたが、「『アメトーーク!』で解散してしまったんでしたよね?」と確認すると、「しませんよ!」と強く主張していた。今回の本番では、アドリブで「くるりんぱ」のギャグも披露してみたそうだが、「他のドラマでもギャグはやったことあるんですけど、みんなOAはカットになってました(笑)」と、採用の壁は高い模様。さすがに、島崎と"仲直りのキス"をするチャンスはなく、「そんなことしたら、俺芸能界から消されるから!」と言い、同じAKBグループで上島との"キス"狙いを公言する指原莉乃についても「絶対ダメです。俺は野呂(佳代)としかやらないです!」と、独自の線引きを見せていた。
2016年11月13日若干29歳にして亡くなった伝説の棋士・村山聖の生涯を描く『聖の青春』。この度、主演の松山ケンイチと森義隆監督が、村山さんのゆかりの地である広島・大阪を訪問。それぞれの地で試写会が行われ、2人が登壇した。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称された棋士・村山聖。本作は、病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く、奇跡の実話を元にした感動のエンターテイメント。主人公・村山聖役には松山さん、聖の最大のライバル・羽生善治に東出昌大を始め、聖の弟弟子・江川貢役に 染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子ら豪華キャスト陣が脇を固めている。今回、最初に訪れたのは村山さんの実家がある広島。森監督は村山さんの実家を訪問し、村山さんの両親に映画の完成を報告。映画化を志した8年前から、毎年訪れていたという森監督は、お墓参りもして村山さんに映画の完成報告も行った。8年の月日をかけようやく良い報告できたということで、森監督も安堵の様子だった。そして、広島バルト11で行われた舞台挨拶では、松山さんと森監督が登壇。まず、原作との出会いをふり返った2人。監督は「原作との出会いが8年前で、29歳という村山さんが亡くなった年齢だったんです。村山さんの生き様に、自分自身の人生を問いかけられているようでした。彼の人生をなぞるのではなく、彼の魂の形をお客さんに届けられたらなと思っておりました」と語り、同じく松山さんも29歳のときに原作を読んだそうで、「家の本棚を整理していると偶然見つけたんです。同い年というところに惹かれ手に取りました。ここまで命を燃やすということを体言している人はいないなと心を打たれ、役者として命を燃やしてこの役に臨みたいと思ったんです」とコメント。そんな役者魂に火をつけられた松山さんは、リサーチしていく中で森監督が映画化に動いているという話を聞き、自らアプローチをしたそう。「私が松山さんを選んだのではなく、作品が松山さんの名乗り出を待っていた」と森監督が語り、松山さんは「29歳のときに原作を読んでいなければ、ここまで強い気持ちは持てなかったと思います。そういうめぐり合わせに深い縁を感じます」と運命的な役との出会いであったと明かしていた。翌日訪れたのは、村山さんが将棋人生の大半を過ごした大阪。なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶に2人が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が起こった。まず、話題となっている松山さんの役作りについて話が進むと、ポスター画像に写っている自身を指しながら「サモ・ハン・キンポーではないです」とジョークをとばす松山さん。体重増加という外面的なアプローチに関し、撮影中に履いていた大きいサイズの下着をいまでも使用していることを明かし、「(あまりの大きさに)ズボンを履くときに下着もずり上げて履くのですが、食い込んでしまうんです」と会場を笑わせる場面も。最後には、観客に向けて「限られた命を燃やした村山さん。その姿にどの年代の方も何かを感じるはずです」(森監督)、「この村山聖役は、自分にとってとても貴重な経験になりました。命を燃やすということは決してよいことばかりではないですが、その美しさを見てほしい」(松山さん)とメッセージを送った。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月09日ブレイク前夜のイケメン俳優・竜星涼による「竜星涼カレンダー2017」の発売記念イベントが11月5日(土)、三省堂書店神保町本店にて行われた。今年多くの作品に出演した竜星さんは、一番印象に残った出来事について中山美穂との共演を挙げた。自分のカレンダーを送るかと報道陣に尋ねられた竜星さんは、「パリの話はよくさせてもらいました。カレンダーは送る機会があれば…(笑)」と苦笑していた。「竜星涼カレンダー2017」では、パリコレにも出場経験があるほどファッション大好きな竜星さんが、ファッショナブルな洋服を身につけモードな世界を表現。本人も「カレンダーというより写真集じゃないけれども、贅沢な試みをしたいと思った」と意欲満々で1日がかりで撮影を行ったという。サイズも写真を1枚ずつじっくり鑑賞できるようにと、A3の特大と見応え十分。特にお気に入りのページについて、大胆に背中を露出した6月と、最後のインデックスページを掲げた竜星さん。「背中に関して、そこまで自信はなかったんですけど(笑)、レディースでやっていることをメンズでやったらどうなるのかな、って思ったんです。手のラインに色を入れたりすることで、あくまでもアートに落としこめたのかな」と、海外の雑誌などからインスパイアを受けたと話した。そして改めて自分の背中を眺め、「見たら意外とキレイだな(笑)」と、ほくそ笑む。「共演したことが大きな財産だった」と話す中山さんとは、WOWOWの連続ドラマW「賢者の愛」で一緒になった。「本当のスターと一緒に仕事をして、現場のいで立ちとかを学びました。臆することなく、役で会話をすることができたので楽しかったです」と言い、普段とは異なる自身の母親世代や、中國圏など海外からもリアクションがあったという。ほかにも、本年は『シマウマ』、『泣き虫ピエロの結婚式』と映画の主演が相次ぎ、2017年も公開作がいくつも待機している状況。「今年の1月頃はパリでランウェイを歩かせてもらっていいはずみをつけられて、映画にもたくさん出させてもらいました。来年も注目を浴びるように頑張っていけたらなと思います」と、来年に思いを馳せる。今後は、「基本的にまっすぐな役が多いので、ひねくれた役もやってみたいです。素直な意見を代弁するような役どころは引かれます」と、新たな役のオファーを待ち構えていた。「竜星涼カレンダー2017」は現在全国の書店ほかで発売中。(cinamacafe.net)
2016年11月05日主演の生田斗真が、トランスジェンダーの元男性役を務める映画『彼らが本気で編むときは、 』。この度、本作のイメージソングを「ゴスペラーズ」が担当することが明らかになった。小学5年生のトモ(柿原りんか)は、母のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いながらも信頼を寄せていくトモ。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は人生のかけがえのないもの、本当の幸せとは何かを教えてくれる至福の時間になっていく。それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは…。本作は、『かもめ食堂』などで知られる荻上直子監督の5年ぶりの最新作。優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれすべてを受け入れる恋人のマキオ、愛を知らない孤独な少女トモの3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日を描いた作品。今回、本作を彩るイメージソングが決定!歌唱アーティストは「ゴスペラーズ」。楽曲は、1986年にシンディ・ローパーがセカンドアルバム「トゥルー・カラーズ」からのファーストシングルとして発表した、同名の曲「トゥルー・カラーズ」。ビルボード・ホット100で2週間1位を記録したほか、世界中で大ヒットとなった名曲だ。「トゥルー・カラーズ」は、その歌詞の内容からセクシュアル・マイノリティを始めとする多くの人たちの心を打ち、世界中の様々なアーティストたちがカバー。いまや「世界的なセクシュアル・マイノリティの応援歌」の定番にもなった楽曲で、LGBTパレードやイベントなどで歌われ、シンディ自身も積極的にLGBT系のイベントに出演し、会場中で大合唱となるなど、彼女自身もアライとしてセクシュアル・マイノリティの人たちを勇気づける活動を行い続けている。そんな楽曲が、本作の主人公であるトランスジェンダーのリンコの心情を表し、本作を観た観客の心に寄り添う曲として相応しいことから、今回の起用が決定した。「ゴスペラーズ」のリーダー・村上てつやは「いままで一体どれぐらいの人がこの曲にそっと背中を押してもらったのでしょうか?世の中に名曲数あれど、その究極のひとつである『True Colors』を唄わせて頂く機会に恵まれ本当に嬉しいです」と喜びのコメントを寄せている。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年11月04日生田斗真と広瀬すずの共演で、河原和音の人気コミック『先生!』が実写映画化されることが発表になった。先生と生徒役で初共演するふたりは「生田、久々に恋愛映画やるってよ。キュンキュンを超えて、ギュンギュンする映画を作ります」(生田)、「私自身、ここまで王道なラブストーリーの作品は初めてなのでどんな世界でどんな感情に出会うのかな、と思うと、ただただ楽しみです」(広瀬)とコメントを寄せている。その他の情報1996年から2003年まで別冊マーガレットで連載され、累計発行部数570万部を突破する人気作を実写化するのは、三木孝浩監督(『僕等がいた』)と、脚本家の岡田麿里(『劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』)。本作のテーマは、教師と生徒の“純愛”で、大人と子供、教師と生徒、本音と建前、さまざまな思いが交錯する中、不器用で純粋すぎるふたりの“じれったい恋”が描かれるという。恋愛映画への出演は『僕等がいた』以来5年ぶりになる生田は、「久しぶりに王道ラブストーリー作品に呼んで頂きました。三木監督の描く、青春時代の一瞬の煌めき、キラキラと輝く眩しい世界観の中で、大人の男を精一杯演じたいと思っています」といい、「脚本の岡田麿里さんは以前から御一緒してみたい方でした。岡田さんが書いて下さる、繊細で心が温かくなる言葉の数々に、丁寧に息を吹き込みたいです」とコメント。本作では、周りのことに無頓着だが、生徒には真摯な態度で接する、まじめな教師・伊藤貢作を演じる。そんな伊藤先生に初めて恋をする高校生・響を演じる広瀬は、「少し恥ずかしい気持ちもありますが、伊藤先生への気持ちを大切に、先生の事を大好きになりたいと思います。少しでも、響の切ない心、嬉しい心をたくさん感じれるように頑張りたいと思います」と意気込みをコメント。「生田くんとまたラブストーリーをやろうねと約束してから早5年。再びタッグを組めることを本当に嬉しく思います!」と話す三木監督は、「年齢を重ねた今だからこそ演じることのできる生田斗真の“伊藤先生”。そして今10代で最も眩しい輝きの中にいる女優広瀬すずが演じる“島田響”。このふたりが、どんな風に奮え、想いを響かせ合うのか。現場でのふたりの化学反応が本当に楽しみで仕方がありません」と語っている。実写映画化に際し、原作者の河原は「自分にとっても懐かしい作品です。若い読者の皆さんだと、お母さんが知ってるかも! どんな映画になるか楽しみです。内容は、年の差先生ラブなのですが、きっと素敵な映画になると思うので観てほしいです」と期待を寄せている。本作は、11月から撮影を開始し、来年3月に完成する。『先生!』2017年秋 全国ロードショー
2016年10月27日公開初日を迎えた映画『泣き虫ピエロの結婚式』の舞台あいさつが24日、東京・新宿のシネマート新宿で行われ、志田未来、竜星涼、新木優子、御法川修監督が出席した。実話を元にした望月美由紀原作の同名小説を、繊細な描写で映画やテレビ業界から注目を集めている御法川修監督が映画化した本作。余命幾ばくもない透析患者の陽介(竜星涼)と結婚した佳奈美(志田未来)の短い結婚生活を感動的に描く。公開初日を迎えたこの日は、夫婦を演じた志田と竜星、そして2人を温かく見守る真紀役の新木優子、そして御法川監督と主題歌「咲かないで~泣き虫ピエロの結婚式Ver.」を歌ったWHITE JAMが登壇。主演の志田は「去年の8月に撮影して、大事に大事に温めてきたものがこうして初日を迎えてすごくうれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せ、「この作品を見終わった後は心が温かくなったので、いま皆さんも同じ気持ちだになったんじゃないかと思うと、作品に込めた思いが届いて良かったという思います」と満足げな表情を見せた。そんな志田と相手役の竜星を温かく見守る真紀を演じた新木は「本当に2人のやり取りにキュンという気持ちで見させてもらい、撮影中もピュアな純愛だと思って心が洗われるような気持ちで楽しませてもらいました」と振り返っていた。本作でのお気に入りを問われた志田は「撮影していた時も完成したものを見た時もキュンとしたのが(竜星と志田の)おんぶのシーンで、気に入っています。竜星くんの肩幅が広いので、お父さんにおんぶされているみたいで安心感がありましたね」と回答。一方の竜星は「僕はやっぱり佳奈美が車にいて、僕が初めて気持ちをぶつけて2人が抱き合うシーン。でもそのシーンで取材の時に『車凹ましたんですか?』とよく聞かれたんですけど、そんなことないんですよ」と否定すると、「凹ませたと思いますよ」(志田)、「結婚な音がしてましたよね(笑)」(新木)と暴露されて観客の笑いを誘っていた。
2016年09月24日アイドルグループ・乃木坂46の生田絵梨花が5日、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の製作発表記者会見に出席した。同作はシェイクスピアによる名作を2001年にパリでミュージカル化。全世界でのCD・DVD売上が700万枚にわたるヒットを記録し、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後、2011年に日本オリジナルバージョンを上演、2013年に再演を行い、今回が4年ぶりの公演となる。ヒロイン・ジュリエット役を、木下晴香とWキャストで演じる生田に、潤色・演出の小池修一郎は「結ばれたりするシーンをお客さんの前で生で実演しなきゃいけないんですが、事務所的にはOKなんですか」と心配の様子。生田は「アイドルなので、ファンの方々は心配されると思うですけど」と前置きしつつ、「(ファンが)今度はロミジュリの作品のファンになってくれたらすごい嬉しいと思うので、そうするように私が頑張りたいなと思いました」と意気込んだ。「普段は女性のお客様相手の商売だと思ってやっている」という小池は、生田ファンの男性も舞台を観に来ることに思い当たり、会場で呼びかけると男性ファンが挙手。小池は、「我慢してくださいね。舞台の上はかりそめのものです。そこは女性の方たちだってそう思って割り切って見てるんです」と語りかけ、生田はファンに向かって手を合わせて謝っていた。また、生田とWキャストでジュリエットを演じる木下は、2015年 全日本歌唱力選手権歌唱王(日本テレビ)の決勝に進出し、今回オーディションで抜擢された現役女子高生。木下は、「私なんかが、生田さんと同じ役をやらせていただける立場なのかと思って。頑張らないといけないなと気が引き締まったんですけど、教えてもらいながら作り上げていきたいなと思います」と抱負を語った。生田は現在、乃木坂46の中心メンバーとして活躍しながら大学でピアノを本科、声楽を副科で履修しており、2017年5月からはミュージカル『レ・ミゼラブル』のコゼット役としての出演が決まっている。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』東京公演は赤坂ACTシアターで2017年1月15日~2月14日、大阪公演は梅田芸術劇場で2017年2月22日~3月5日。
2016年09月06日100年に1人といわれる天才・羽生善治と互角に渡り合いながら、29歳で急逝したプロ棋士・村山聖の、全力で駆け抜けた生涯を描く『聖の青春』。このほど、本作の主題歌に泰基博が書き下ろした「終わりのない空」が決定、併せて、その楽曲がドラマティックに彩る予告編映像と新ビジュアルが解禁となった。本作は、幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患いながら、羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称された村山聖の全力で駆け抜けた生涯を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動作。主人公・村山聖には、役づくりのため体重を大幅に増量させた松山ケンイチ。また、ライバル・羽生善治には早くも「激似」と話題の東出昌大。聖の弟弟子・江川貢役に染谷将太、聖を支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、母・村山トミコ役に竹下景子、さらに安田顕や柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら、豪華キャスト陣が脇を固め、伝説の将棋指しの短い人生を、周りの人々から愛された記憶と共に愛情豊かにスクリーンに昇華する。そして今回、本作の主題歌を担当することになったのが、今秋デビュー10周年を迎え、幅広い世代のファンを惹きつける秦さん。名人になることだけを夢見て、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山聖の一生に感銘を受けたという秦さんは、本作のために主題歌を書き下ろし、力強くも儚い、ドラマティックな名曲が完成した。その主題歌「終わりのない空」に乗せて映し出される予告編では、「さっき、村山くん亡くなりました…」と電話口で語る彼の師匠・森(リリーさん)の言葉から始まる。そして、“西の怪童”と呼ばれた天才棋士・村山聖(松山さん)が、最大のライバル・羽生善治(東出さん)と死闘を繰り広げる一方、医師から進行性の膀胱がんを宣告される場面も。「負けたくない」という心の叫びのごとく、短くも全力で駆け抜けた聖の生き様が、泰さんが歌い上げる楽曲とマッチ。羽生との勝負を超えた心のつながりも胸を打つ、「どう生きるか、どう死ぬか」を問いかける映像に仕上がっている。■泰基博コメント主題歌のお話をいただき、村山聖さんという稀代の棋士のストーリーということで気合いが入りました。曲作りは5月ごろから。完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動をおぼえました。エンドロールに流れることをイメージしながらまず曲を、そしてアレンジを考えていきました。ちょうどツアーで全国を回っている時期だったので、その移動中に原作を読み進めながら歌詞の構想を練っていきました。サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した「人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。」という言葉から汲み取った想いを込めています。映画とともにこの「終わりのない空」を受け取っていただけたら嬉しいです。■監督・森義隆コメントまた一人、村山聖の生き方に魅せられ、その才能を『聖の青春』に注ぎ込んでくれた仲間が増えました。秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました。このエンディングテーマを通して、村山聖の短い人生の物語は、映画を観てくれたみなさん自身の人生の物語と重なり合っていくんだなぁ、と。感慨です。■原作者・大崎善生コメント考えてみればはじまりは森信雄と私。いつも二人きりで白黒の画像の中にいた。二人で村山君の物語をいったいどのくらい語り合ったろうか。いつの間にかそれが画像になり、カラーになり多くの人たちが私たちの世界に色と光をもたらしてくれた。そしてついにはこんなに美しい音楽までが抽出された。まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月02日シンガーソングライター・秦基博が、29歳で亡くなった棋士・村山聖さんの生涯を俳優・松山ケンイチの主演で描く映画『聖(さとし)の青春』(11月19日公開)の主題歌として、書き下ろしの新曲「終わりのない空」を提供することが2日、明らかになった。合わせて、同曲を使用した新たな予告映像が公開された。原作は、大崎善生氏による同名の処女小説。「東の羽生、西の村山」として羽生善治と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた"怪童"の一生を描く。精神面、肉体面の両方から聖にアプローチしている松山のほか、東出昌大が羽生役として登場。聖の師匠・森信雄役のリリー・フランキー、母・村山トミ子役の竹下景子、弟弟子・江川役の染谷将太らが脇を固める。秦は、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんの一生に感銘を受け、主題歌を書き下ろし。完成直前の映像を見た際も、「将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動を覚えました」と語っている。曲作りは、全国ツアー中の5月頃に開始。エンドロールに流れることをイメージし、「曲を、そしてアレンジを」といった順に着手した。歌詞の構想を練ったのは、「移動中に原作を読み進めながら」。サビでは「聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ』という言葉からくみ取った思いを込めています」と明かした。メガホンを取る森義隆監督は、「秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました」と絶賛。原作の大崎氏も「まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた」と口をそろえる。公開された映像は、冒頭から森の「さっき村山くん、亡くなりました」との淡々とした知らせが映し出される。最大のライバル・羽生と死闘を繰り広げる一方、医師からがんを宣告される聖。余命三カ月という過酷な状況の中、周囲にかみつきながらも彼は必死に盤面に向かう。短くも全力で駆け抜けたその生きざまが、秦による主題歌と合わさり、「どう死ぬか、どう生きるか」を真摯に訴えかける仕上がりになっている。(C)2016 「聖の青春」製作委員会
2016年09月02日100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながらも、29歳の若さでこの世を去った伝説の棋士・村山聖の生涯を描く映画『聖の青春』。この度本作が、11月19日(土)の公開に先駆け、10月25日(火)より開催の「第29回東京国際映画祭」クロージング作品に決定した。1994年、大阪。路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。彼の名は村山聖(松山ケンイチ)。現在七段、“西の怪童”と呼ばれる新世代のプロ棋士だ。聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、無理のきかない自らの重い身体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。「先生。僕、東京行きます」どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。聖は15歳の頃から森に弟子入りし、自分の存在を柔らかく受け入れてくれる師匠を親同然に慕っていた。体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している森は、彼の背中を押した。東京――。髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。病と闘いながら将棋に全人生を懸け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』。主人公・村山聖を演じるのは、『の・ようなもの のようなもの』の俳優・松山ケンイチ。聖の最大のライバル・羽生善治に、『デスノート Light up the NEW world』の公開が待たれる東出昌大。そのほか、染谷将太、リリー・フランキー、竹下景子、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が集結する。この度、10月25日(火)より六本木ヒルズほか都内で開催される「第29回東京国際映画祭」のクロージング作品として、本作の上映が決定。世界が注目する本映画祭のトリを飾ることになる。『聖の青春』は11月19日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日俳優・生田斗真が都内で行われた主演舞台『SHINKANSEN☆RX Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』のフォトコール及び囲み取材に、共演の小池栄子、中村倫也、神山智洋(ジャニーズWEST)とともに出席した。14日未明に、ジャニーズ事務所の先輩であるSMAPの解散が発表されたが、生田は「もちろん僕は事務所の後輩ではあるんですけど、その前にSMAPのファンなので、すごく残念というか、寂しい気持ちがありますね」と沈痛な面持ちで受け止めた。生田は「報道があった日から、時が止まってしまったような気がしていて。少しでも時間が空くと、SMAPのことを考えてしまう日々ですね」と辛い気持ちを語り、「日本の国民の皆様が知ってる情報しかわからないんですけど、本当にもう、SMAPの皆さんがいないと、僕はこの仕事をしていないし、ここにはいない」と、偉大な先輩の影響の強さを説明。さらに「日本の芸能の世界で前人未到の地にいる皆さんなので、到底理解できないところに達していると思います」と慮った。また、神山は「僕が生まれる前から大活躍されてたので、正直驚きました」と率直に心境を語った。「ニュースで知った時に一人やったんですけど、声出して驚きました」と、当時の状況を明かし「ジャニーズ、芸能界を代表するアイドルグループで、手の届かない雲の上の存在だったので、驚きました」と、衝撃の強さを繰り返した。舞台『SHINKANSEN☆RX Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』は、脚本家・宮藤官九郎が生田のために書き下ろし、劇団☆新感線作品の中でも「メタルマクベス」「五右衛門ロック」のように生演奏による楽曲を多く披露する「R」シリーズとして公演。生田は平安時代から生きるヴァンパイア役として、ヴィジュアル系ロックバンドのボーカルとして想い人の生まれ変わりを探す。
2016年08月17日俳優の生田斗真(31)が、9日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『火曜サプライズ』スペシャル(19:00~20:54)で、ジャニーズに入ったきっかけを明かした。今回、「生田斗真&岡田将生と人形町でアポなしグルメ旅!」と題して、映画『秘密THE TOP SECRET』に出演している生田と岡田将生がゲストとして登場。生田はMCのウエンツと小学生時代にNHK『天才てれびくん』で共演しており、18年ぶりの共演となった。1996年2月にジャニーズに入り、同年4月より『天才てれびくん』に出演した生田。ウエンツが「もともとやりたかったってこと?」と尋ねると、「全然。まったく興味なかった」と話し、ジャニーズ入りのきっかけについて「うちの母がSMAPが好きで、息子を入れればSMAPに会えるんじゃないか、みたいな」と明かした。また、高校時代に進路について悩んだことも告白。「自分が選んだ道じゃないから、『なんとなくこのまま続けてっていいのかな』とか『自分に才能があるんだろうか』とか…その時はまだ心が決まってなかった。一生これで食っていくという思いには至ってなかった」と振り返った。
2016年08月09日清水玲子の人気コミックを映画化したサスペンス大作『秘密 THE TOP SECRET』の初日舞台あいさつが8月6日、都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、織田梨沙、大森南朋、大友啓史監督が出席した。『秘密』舞台あいさつ その他の写真公開初日がリオ五輪の開会式と重なるなか、生田は「開会式を見ずに、この映画を選ぶなんて、皆さん、なんですか!(笑)。猛者ですねえ」と観客に感謝の意。「誠心誠意、本気でぶつかった作品。見る前と後では、普段見る世界の景色が変わるくらいの衝撃があるので、ぜひ覚悟して」と力強くアピールした。死んだ人間の脳からスキャンした“過去の記憶”を頼りに、事件を捜査する第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件の真相に迫る。すでに韓国、台湾、中国、フィリピンでの配給が決定しているほか、カナダのモントリオールで開催される第20回ファンタジア国際映画祭・コンペティション部門にも出品され、現地入りした大友監督は「生田くんの代わりに、ファンにサインしておいたよ」と現地の熱狂ぶりを報告していた。映画が描く“脳内捜査”にちなみ、「誰の脳に潜入したいか」と問われた生田は、「アーティストの皆さんが、どういう思考回路で作品を生み出しているのか知りたい。例えば、横尾忠則さんですね」。松坂も偉人に関心があるようで、「戦国武将なら織田信長。それと漫画家の井上雄彦さん」と答えた。一方、栗山は「イケメンの脳内映像を見て、キャーキャー言われる気分を味わいたい」と願望を明かしていた。『秘密 THE TOP SECRET』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年08月06日