「病名は『産後うつ』です」第13話。長女こはるちゃんが新生児のころも、今思えば産後うつのような症状が出ていたぼめそさん。ある日突然、何の前触れもなく、ベッドから起き上がれなくなってしまったのです。頭ではやるべきことは分かっているのに、自分の周りに”無気力の層”がまとわりついているような感じ……。 考えれば考えるほど思考はまとまらず、どんどん無気力になっていく――。 そして、ベッドに沈んでいく感覚を覚えるのでした……。 病名は『産後うつ』です第13話 「これってうつ?」そう一瞬思ったものの、「二度目の新生児のお世話なのだから、そんなはずない!」と否定。 這うように布団を出て必死に移動し、泣いているはなちゃんを抱っこします。 しかし、抱っこしたのはいいものの、(こういうとき、どうしたらいいんだっけ……?)頭の中でグルグル考えるのですが、何もできないでいました。 すると、母が部屋に入ってきて「代わろうか?」とひと言。 はなちゃんをあやす母を横目に見ながら、(実家で母に助けてもらっている私が、”うつ”のはずない……)そう心の中で自分に言い聞かせるのでした。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月16日「病名は『産後うつ』です」第12話。退院日から2週間が経過しました。すると、ぼめそさんに変化が! なんと、わが子"を"かわいい"と思えなくなっていました。「全然かわいくない……」 気付くと、泣いているわが子に向かってポツリとつぶやいていました。 病名は『産後うつ』です第12話 長女こはるちゃんが新生児のときは母の手を借りながら、実家で育児をしていたぼめそさん。 「今回も実家で、はなちゃんの育児をしたい」と意向を伝え、1カ月ほど実家でお世話をすることに。 しかし、実家で子育てを始めて1週間ほど経ったある日、ベッドから起き上がれなくなっていました。 頭では分かっているのに、動くことができない状況。考えれば考えるほど、思考がまとまらない。 そして、どんどん無気力になっていくのでした……。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月14日「病名は『産後うつ』です」第11話。第二子の出産以降、心身ともに体の不調に悩んでいたぼめそさん。ある日、看護師さんの目の前で涙が止まらなくなり、泣いてしまいました。「泣きたいときはいっぱい泣こう?」 看護師さんのやさしい言葉を聞くと、しばらく泣き続けました。 そして、産後の不調のことを看護師さんに話すのですが、話し終わると、何だか弱みを握られたような後悔の念が押し寄せてくるのでした……。 病名は『産後うつ』です第11話 看護師さんの変わらない態度に安心したぼめそさん。 お昼ごろ、医師が病室へ来て2人で話しをすることに。そして、先生から「産後のマタニティブルーズという状態です」と言われます。 「どうしても眠れないとき、薬を飲もう」「今は”お守り”として持っていて?」 そう言われ、手渡された薬でしたが、ぼめそさんはその薬を飲むことはなく、退院日を迎えることに。 帰りがけに買ったハンバーガーを頬張ると、「私は大丈夫」なんとなく、そう思うことができました。 しかし、2週間後――。わが子を見ても、かわいいと思えなくなってしまって……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月10日「病名は『産後うつ』です」第10話。第二子の出産後から、体の不調を感じていたぼめそさん。第一子出産後のときとは違う症状に戸惑いを覚え、不安が消えずにいました。睡眠中は目が覚めてしまうほどの咳に悩んでいました。喉の奥に張り付いているようなかゆみが気になります。 しかし、その日、夕食を食べているときだけは、咳も喉のかゆみも不思議と治って……? 病名は『産後うつ』です第10話 「顔色悪いけど大丈夫……?」 病室に入ってきた看護師さんに心配されたぼめそさん。 「あ、大丈夫です」そう言おうとすると、突然涙が溢れて止まりません。 「すみません。なんか……涙が止まらなくて……」ぼめそさんがそう言うと、看護師さんが「横に座っていい?」と言って横に座り、口を開きます。 「謝る必要はないだよ。しんどかったね」「泣きたいときはいっぱい泣こう?」 看護師さんの口から出たやさしく温かい言葉に、いろいろな想いが溢れ出してきました。 そして、産後の不調に悩んでいたことを看護師さんに話すことに……。 しかし、すべてを話し終わると、自分の心を見られたような、弱みを握られたような後悔が押し寄せてくるのでした……。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年04月08日息子を助けようと自宅を飛び出そうとすると、そこには知らない女性が。女性は息子を連れ去った野崎さんの嫁で、「ごめんね、私のせいだわ……」と言われ……。息子がいる場所へ向かいながら、野崎さんの家の嫁である女性は、以前京町家の暮らしになじめず、産後うつになって子どもを置いて逃げ出してしまったことがあると教えてくれました。 京町家の住人が賑わう中、野崎さんに見守られながらご機嫌に過ごす息子の姿が。野崎さんが息子を強引に連れ去ったことには野崎さんなりの理由があったようです。 野崎さんの気持ち 京町家で赤ちゃんを育てている家があると気付いた野崎さん。 以前、嫁が産後うつで子どもを置いて逃げ出してしまった経験がある野崎さんは、布おむつが干してあるのを見つけ、「がんばっとるんやな……」と思いながらも、心配でなりません。 時折り赤ちゃんの泣き声が聞こえるものの、赤ちゃんも母親も姿を見ることがない。 「大丈夫かいな……心配やな……」 そんな経緯があり、野崎さんは星田さんの隣人である福島さんにお願いして、地蔵盆へ誘ってもらったのです。 野崎さんは過去の経験から、星田さんのことが心配だったんですね。近所に気にかけてくれる人がいることはとても心強く、大事なことかもしれません。気兼ねなく頼り頼られる環境が身近にできるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
2022年04月03日憧れの京町家暮らしをしていた星田さん夫婦。息子が生まれたことで、環境が一変してしまい……。憧れの京町家での暮らし。子どもが産まれるまでは、とくに不便はなかったものの、出産後は特有の住環境がジワジワとストレスになっていきました。 お互いの生活音が聞こえやすい京町家での暮らし。産後の星田さんは、子どもの泣き声などで迷惑をかけないようにと気を使う日々。スッピン&ボロボロの姿を人に見られたくないと思ってしまい、外にも出られず徐々に追い詰められていきます。 慣れない土地での育児にストレスは積もり重なり… 部屋の換気をしながら息子をあやしていると、「うるさい!!」という罵声が聞こえ、勢いよく雨戸が閉められました。 孤独な育児で追い詰められていた星田さんは、それだけでもたやすく傷ついてしまいます。 仕事をコントロールできない夫、生活時間の異なる隣人、思うようにいかない育児、頼れる人のいないこの場所……。 もう、すべてから逃げ出してしまいたい。 育児に行き詰まり、産後うつ寸前の状態に……。 そんなある日、隣人の福島さんから「顔出してみたらどやろ?」と地蔵盆に誘われた星田さん。 この地蔵盆への参加をきっかけに、あの事件が起きてしまうのです。 ただでさえ大変な赤ちゃんのお世話。そこへ重なる慣れない環境に、気持ちはどんどん落ち込みがちになってしまいますね。少しでも気持ちをを発散できる方法を見つけられることを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
2022年03月26日■前回のあらすじ双子が生まれて半年、相変わらず妻と子どもたちは義実家に里帰りしたままで悩む勇人。ある日、咲希から「勇人も転勤してここで一緒に暮らしてほしい」と言われてしまう。さらに、義母からは咲希が産後うつだと告白され…。 >>1話目を見る お義母さんから、咲希が「産後うつ」だと聞かされた僕。詳しく話を聞いてみると…。これまでも生活費として8万円を渡してきたけれど、これだけ長い滞在なら確かにお金はもう少し必要になるだろうと思いました。咲希や義両親の負担を少しでも軽くできたらと思い20万円の生活費を振り込むことを決めた僕。そして何かあったとき、咲希がリフレッシュしたいときのためにキャッシュカードも渡すことに。正直、僕の生活はかなりギリギリになり、独身時代の貯金を切り崩す月もありました。ただ20万円は一時的なもの、そのときは安易に考えていました。咲希が元気になってくれますように…。そんな想いで決めたのに、お金の問題で僕たち夫婦の関係が悪化するとは…、思いもしなかったのです。次回に続く(全13話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ のばら
2022年03月13日「病名は『産後うつ』です」第8話。産後2日目の夜なのにつわりのような症状が出たぼめそさん。産後なんだから心身ともにボロボロで当然と思い直し……私がこんなのでどうするんだ! 1人目のこはちゃんのときもできたし、2回目の育児なんだから大丈夫! そう言い聞かせて自分を奮い立たせるのですが…… 病名は『産後うつ』です第8話 結局またほとんど眠れず、産後3日目の朝を迎えました。母乳がよく出るからミルクを足さなくても……そう思ったぼめそさんでしたが、1人目のこはちゃんのときを思い出しました。 混合を予定していたものの完母にしていろんな経験を経て、2人目こそ混合育児にしようと誓っていました。 哺乳瓶拒否による混合育児断念を避けるべく、早速ミルクを作って飲ませるのですが…… 次回、家族がお見舞いに! なぜか喉に違和感&咳が出始めて……!? 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年03月11日スーパーのお惣菜を食卓に出すのは手抜き? 料理が得意で手を抜くことのなかった妻。ところが、双子の娘が誕生により余裕がなくなり、スーパーのお惣菜を出したら夫が「手を抜きすぎ」と指摘して…。体力的にもメンタル的にも限界を迎えてしまった妻の姿はママたちにどう映ったのでしょうか?■体力的にもメンタル的にも余裕がなくなっていく日々料理が得意な私への夫のプロポーズの言葉は「俺に毎日味噌汁を作ってください」でした。でも双子の娘が産まれると生活は一変…食事を作る余裕はなくなってしまいました。私がだんだん料理に手をかけられなくなったことに夫は不満な様子でした。子どもたちがハイハイを覚えてからはさらに大変な日々に。そんなある日のこと――。ところが夫は…体も心も疲弊して、文句を言う力すら出ず、あんなに好きだった料理が嫌いと思うまでに。何かがプツンと切れ、心が壊れていくのを感じるのでした。無理をし過ぎた投稿者さんは、この後ついに入院することになってしまいます。このエピソードに集まった読者の意見は…?■子育てママの全てがつまったエッセイに涙入院した妻は、夫からの謝罪も響かず、離婚をも考えます。だんだんと妻の体も精神も、そして夫婦仲も壊れていく様子がつぶさに描かれたエピソードに涙したという感想が多く寄せられました。・自分のことのようで泣けた。まさに今育児にいっぱいいっぱいの私は余裕がなく、夫にもわかってもらえず不仲です。あからさまなケンカがあったわけじゃないけど、心が疲れ切ってる。・泣きながら読ませていただきました。今は時間をかけて、ゆっくり休ませてあげましょう。そして、旦那さんは自分ができる範囲内で反省しながら妻を支えられるように準備万端にしてください。・私も3歳の双子を育てているので共感も多く、涙をこらえながら一気に読みました。鬱の診断書があれば働いていなくても余裕で保育園に入れるはずですが、保育園に入れなかったのはなんでなんだろう?と思いました(幼稚園まで頑張らなくても…と)。私自身、本当に親にも一切頼れず(遠方のため)生後1か月からワンオペ育児で死にそうでしたが、夫を変えられないと思い諦め切り捨て(離婚し)たので、夫が変わってくれて本当によかったと思いました!・自分の身に置き換え、共感できることだらけですごく泣けてきました。乳幼児の育児時期は、自分のペースで家事も育児も何一つやり遂げられません。ほんの些細なことでも時間がかかるばかりで、終えられない焦りや苛立ちも日々膨らんだりします。夫の無理解な言動でどれ程追い込まれるか…。・本当に本当に、子育てしてるママの全てがつまったエッセイで、読みながらずっと涙してしまいました。ママたちみんな、本当に同じ思いをしてその時期を乗り越えていると思います。このママちゃんが、元気になって、双子ちゃんと旦那さんと、家庭を続けることができていてよかったです。みんなそんな紙一重なところで育児をしていて、だからこそ、夫婦がお互いのほんのちょっとの言葉がとっても大切で、でもそれがその時にはできなくて。近くに、ちょっとでも頼れる人がいれば全然違うんだと思うのですが、そんな時このエッセイ読んでくれたりしたらいい方向に向かえると思いました! 育児真っ最中の夫婦にぜひ読んでほしいです!!妻の入院期間中、家事と育児を一人で経験した夫は妻のこれまでの苦労を知ることに。そして、その様子を見ていた義母は「夫は変わった」と入院中の妻に伝えます。「男性にもぜひ読んでほしい」そんな感想も届きました。・良い方向に向かって、本当に良かったです。奥さんのワンオペ育児は、本当につらい! 世の中の旦那さんにも読ませたい!って本気で思いました。・一気に全部引き込まれて読んじゃいました。私は子どもはいないのですが、双子の子育ては想像を絶する大変さなんだろうな、と共感できる部分がたくさんありました。それだけでなく、家事や仕事、いろいろと抱え込むと本当にパンクしてしまうと思いました。男女平等と言っても、家事は母親という風潮が今でも拭えないですね。この記事はぜひ男性に読ませたいです。今回の投稿者さんは、ひとまず夫と子どもたちと暮らすことを選び、自分自身も変わっていこうと決意します。ウーマンエキサイトでは、日々、育児に家事にと大変なママたちに「もう無理!」と限界を迎えてしまう前にぜひ読んでほしい漫画をたくさんご紹介しています。▼漫画「いいから黙って食え!!」
2022年03月06日「病名は『産後うつ』です」第7話。「お願いだから動いて!」そう強く願うと目が覚めたぼめそさん。次女・はなちゃんが泣き、自分の体が動かなくなった……というのは夢でした。すぐさまはなちゃんのところへ駆け寄り……小さな鼓動を感じ、「良かった!息してる…夢で良かった!」その場にへたり込み、ぼめそさんは声を殺して泣いて…… 病名は『産後うつ』です第7話 「ヴッ!」つわりのような症状が出たぼめそさん。精神的にキツい、文字通りの“悪夢”。 はなちゃんを抱きながら、私がこんなのでどうするんだ!2回目の育児なんだからできる!こはちゃんのときもできたし大丈夫!私がしっかりしないと!だって2人目なんだから。 自分に言い聞かせた言葉はまるで小さなシミになり、それは自分では気づかないほど少しずつゆっくり広がって心を灰色に染めていって…… 次回、何かデジャブ……あのときと一緒だ! 2年前にも同じ悩みを感じて…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年03月03日「病名は『産後うつ』です」第6話。次女・はなちゃんが寝ているベッドに付いている乳児体動センサーのブザー音が部屋中に鳴り響いているのに、ぼめそさんは体が動かなくて……はなちゃんが息をしていないかもしれない。それでも、体が動かなくて助けに行けない、そして助けを呼ぶ声も出ない……!体は動かないのに、ぼめそさんは涙だけが溢れて…… 病名は『産後うつ』です第6話 「お願いだから動いて! 何で動かないの!」そう強く願うと、目が覚めたぼめそさん。どうやら先ほど見ていたのは夢だったよう。 体が動くことを確認し、すぐさま向かったのは、はなちゃんのベビーベッド。 首元に指を当て、鼓動を確認。息をしていて温かさを感じ、生きていることを無事に確認できました。 「良かった……! 息してる!」「怖かった……夢で良かった!」 もし本当に体が動かなかったら……抱き上げたときに体温を感じなかったら……小さな鼓動を感じなかったら…… 夢じゃなかったらと想像するとゾッとして、その場にへたり込み、ぼめそさんは声を殺して泣くのでした……。 次回、私がこんなのでどうするんだ! 大丈夫、だって2人目なんだから…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年02月28日「病名は『産後うつ』です」第5話。次女・はなちゃんを出産した翌日の夜、全身が痒くなり、消灯で部屋に訪れた看護師さんへぼめそさんが症状を訴えると……痒み止めの薬を処方してもらうことができました。“薬を飲んだ”という安心感からか、痒みが少し落ち着いたぼめそさん。ベッドへ横になるとようやく眠気がきたのですが、部屋中にけたたましく「ビー! ビー!」というブザー音が鳴り響いて……!? 病名は『産後うつ』です第5話 はなちゃんが寝ているベビーベッドには乳児体動センサーが付いていて、何らかの原因で赤ちゃんの体動が何秒か止まると、警告音でお知らせしてくれるようになっていました。その警告音がぼめそさんの部屋に鳴り響いているのですが…… 声が出ず、体も動かすことができません。 「誰かこの音に気づいて欲しい」と願うも、ぼめそさん自身、乳児体動センサーを切り忘れて赤ちゃんを抱き上げたこともあり、また、ぼめそさんの産院ではほかの部屋からも頻繁にこの警告音が鳴っていたため、「また鳴っている」くらいにしか思わないだろう……と推測。 もしかしたらはなちゃんが息をしていないかもしれない。 それでも、体が動かない、助けに行けない、助けを呼ぶ声も出ない…… たった1mほどの距離なのに長く感じる……どんなに願っても体は動かないのに、涙だけがボロボロとこぼれ落ち…… 次回、何で動かないの! 涙を流して願っているとついに……! 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年02月22日「病名は『産後うつ』です」第4話。次女・はなちゃんを出産した翌日、授乳・おむつ替え・寝かしつけなど、お世話すべてをスムーズにおこなえたぼめそさん。しかし、出産当日に続いて翌日の夜もなぜか全然眠くなりません。それどころか、分娩台に座ったときと同じように、突然胸が苦しくなりました。さらになぜか全身が猛烈に痒くなって…… 病名は『産後うつ』です第4話 ずっと痒みが治らないのでは……というありえない想像で、ぼめそさんの鼓動はどんどん速くなり、また胸が苦しくなってきました。 心臓の音がうるさくて、体中痒くて、でもその原因はわからない……。 ぼめそさんが苦しんでいると、病室をノックする音が聞こえました。 「消灯時間だよ、一回入るね」と声をかけながら入ってくる看護師さん。「一応様子を見に来たけど……」という看護師さんに対し、ぼめそさんは「大丈夫ですよ」とひと言。 しかし、痛いところや気分について聞かれたため、初めて体の痒みを伝えました。 看護師さんに診てもらいながら急に手足が痒くなったことを伝え、「何か、痒み止め的なもの……ありませんか?」藁にもすがる思いでぼめそさんが聞いてみると、「よし。薬確認してくるね!」と、あっさりと薬を処方してもらえました。 “薬を飲んだ”という安心感からか、痒みが少し落ち着いた気がしたぼめそさん。 ベッドへ横になって目を閉じると、ゆっくり眠気がきました。 しかし…… ビー! ビー! ビー! 部屋中にけたたましくブザー音が鳴り響いて……!? 次回、声が、体が……涙だけがボロボロ流れて……誰か気づいて! 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ
2022年02月20日「病名は『産後うつ』です」第9話。産後2日目の夜も悪夢のせいか結局よく眠れなかったぼめそさん。寝不足のまま朝を迎え……1人目のときに混合育児を予定していたものの完母で育てたぼめそさん。2人目こそ、混合育児にしようとミルクを飲ませました。そして、入院3日目に家族が産院へお見舞いに来たのですが…… 病名は『産後うつ』です第9話 出張でパパが家にいないことが多いため、産後は実家で1カ月過ごすと決めていたぼめそさん。産後3日目から喉に違和感が出て、それとともに謎の咳が…… 「大丈夫?」お見舞いに来ていたパパからそう聞かれても、「うん」と笑顔で返事をするのですが…… 実際は睡眠中も咳が出て目が覚めてしまうほど。小さな体の違和感・不快感が積もりに積もって…… 次回、私は本当に“大丈夫”なのか……? 看護師の言葉でついに…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年02月19日「病名は『産後うつ』です」第3話。ぼめそさんは次女はなちゃんを出産した際に出血が多く、子宮に痛みを感じていました。分娩台で2時間横になった後に起き上がると、めまいや息苦しさがぼめそさんを襲い、汗がダラダラと流れて看護師さんの声が遠くなるのを感じました。しかし、出産翌日は子宮の痛みを薬で止めることはあったものの、眠気はなく、はなちゃんのお世話をテキパキとこなせていました。そんな2人目の余裕を感じる無双モードのぼめそさんだったのですが…… 病名は『産後うつ』です第3話 出産翌日、授乳・おむつ替え・寝かしつけ……新生児のお世話すべてがスムーズだったぼめそさん。 しかし、なぜか全然眠れません。出産当日の夜は産後ハイで一睡もできなかったと納得できても、その翌日も眠くならないのはなぜ……? ぼめそさんが体を起こすと、突然胸が苦しくなりました。これは分娩台で座ったときに陥った感覚と同じ。 急に苦しくなってしまう原因を調べようとスマホを手に取ると…… まだ20時! 眠くならないことに納得したぼめそさんは、ベビーベッドに眠るはなちゃんの顔をそっと覗きます。そのかわいさに癒され、ぼめそさんもベッドに戻ると、時間は早いけれど、はなちゃんが泣いて起きることになるし、今は寝たほうがいいな……と思いながら横になりました。 寝れそうだな、と思ったのに体に気になる違和感が……。 腕が痒くなり、次は指、次は足が……全身が猛烈に痒くなり、掻きむしってどんどん赤くなって、痒みが痛みに変わり…… 次回、痒い! 心音がうるさい! 看護師さんに症状を訴えた結果…… 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ
2022年02月16日「病名は『産後うつ』です」第2話。次女ちゃんを出産後、1カ月健診を受けたぼめそさん。すると医師からぼめそさんが即入院するようにと言われてしまい……「産後うつです」と診断を受け、悲しいのか、悔しいのかわからないまま涙が溢れて止まらないぼめそさん。実は産後すぐを振り返ると、すでに予兆があったようで…… 病名は『産後うつ』です第2話 産後うつ診断からさかのぼること1カ月前、次女・はなちゃんを出産したぼめそさん。その際に長女・こはちゃんの出産時にはなかったズキズキする痛みを感じました。 「出産時にちょっとだけ出血多かったから、2時間は横になっててね」と看護師さんから言われたぼめそさん。分娩台で2時間横になっている間も子宮の痛みがなくなることはなく、病室へ戻るために横になった体勢から一旦座る姿勢にすると…… 急なめまい、ふらつき、息苦しさと同時に汗がダラダラと出て、看護師さんの声が遠くなっていきました。目の前がチカチカして、視界が歪み、さらには自分の手じゃないと思うほど手が震えて力が入りません……。 「すみません……なんか調子悪いです……」と訴えかけるぼめそさん。看護師さんから「もう少しここで様子見てもいいし、病室へ行きたいなら車椅子で移動しても……」と提案してもらったぼめそさんは、病室へ戻ることを選択。 体調はすぐれないものの、出産当日の夜は産後ハイで眠れませんでした。出産翌日は豪華な病院の朝食を堪能し、疲れや眠気がまったくないものの、子宮の痛みが続いていたため、薬を服用しました。そして、“新生児のお世話”の懐かしさとはなちゃんのかわいさを満喫した1日でした。「これが2人目の余裕なのか!」と感じるほどの無双モードなぼめそさんだったのですが…… 次回、眠たいのに全然眠れない……原因は? さらに体には異変が…… 監修/助産師REIKO
2022年02月13日■前回のあらすじ入院から5年後、夫は家事育児に積極的に協力してくれるようになり、妻は辛いときは夫に頼れるように変わりました。すると妻の病状は良くなり通院することもなくなったのです。ともに変化し、お互い補い合いながら家事を回していけるようになったふたり。「いいから黙って食え」と思っていたのも、今ではもう過去のことです。
2022年02月12日■前回のあらすじ5年後、そこには協力して家事育児をする夫婦の姿がありました。それでも、退院した後は夫の仕事が忙しく、たいへんなこともあったのです。本当に夫は変わったのです。そして妻も、少しずつ夫に頼れるようになっていきました。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月11日「病名は『産後うつ』です」第1話。2人の女の子を育てるぼめそさん。次女ちゃんを出産した後、産後うつになった体験談をマンガ化!短期連載にてご紹介していきます。次女ちゃんを出産後、1カ月健診を受けたぼめそさん。すると、医師から思いもよらない宣告受けることに…… 病名は『産後うつ』です第1話 突如、次女ちゃんの1カ月健診で、医師から思いもよらなかった言葉が飛び出しました。「今すぐ入院しましょう」 「今すぐ? それって……」とぼめそさんが戸惑っていると、「はい、今日これからです」と医師から即入院するよう言われました。 ぼめそさん自身、次女ちゃんを産んで1カ月、違和感を感じていたため予想はしていました。 「ぼめそさん、産後うつです」「僕は医師として、あなたを病院から帰すわけにはいきません」「あなたの命に関わることです」 医師の言葉を聞きながら、まるでドラマのワンシーンみたいだなぁ……なんて呑気に考えていたぼめそさん。 しかし、その目には涙が溢れていました。涙がずっと止まらず、悲しいのか、悔しいのか、何に対して涙を流しているのか、ぼめそさん自身もよくわかりませんでした……。 次回、新生児のお世話を懐かしみ、2人目の余裕を感じていたのに…… 監修/助産師REIKO
2022年02月11日■前回のあらすじまだ夫を全面的に信用できないと思いながらも、ひとまずは一緒に暮らすことを選んだ妻。そして5年の月日が経ち…。退院後、夫と協力したり母に手伝ってもらったり、できるだけ「楽」をする努力をしたものの、うまくいかない時期もあり…。「俺にしてほしいことある?」という夫の質問に、妻はどう思ったのでしょうか。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月10日■前回のあらすじ「旦那さん変わったわ」という母の言葉に、妻の気持ちも揺れ動き…。すぐに答えを出さず、ゆっくりと離婚すべきか考えることにしました。夫のことはまだ信用できないけれど…、ひとまず夫と子どもたちと暮らすことを選び、自分自身も変わっていこうと決意したのでした。そして、5年の月日が流れ…。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月09日■前回のあらすじ妻への理解を示すようになった夫の変化を嬉しく思う一方で、今までのことを許せない気持ちもある…。離婚の決断ができない妻は、母に「今の夫は変わったのか」と助言を求めたのでした。「今すぐ答えを出さなくていい」という母の言葉に、妻はどんな結論を出すのでしょう…。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月08日■前回のあらすじようやく妻から返信があり確認してみると、その内容は「見舞いを母に代わってほしい」というものでした。夫はいよいよ離婚を覚悟すしたのでしたが…まだ離婚を迷っている妻。母の目には、夫はどのように映っているのでしょうか?次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月07日■前回のあらすじ妻の気持ちをやっと理解し謝罪してきた夫。しかし離婚まで考え始めていた妻にとっては、気持ちがかき乱されるだけでした。2週間ほど続いた入院生活も終わりが見えてきた頃、ようやく妻から返信が。アクションがあったことに喜ぶ夫でしたが「お見舞いをお母さんに代わって欲しい」という内容でした。これからは自分が支えたい。今までのことを償いたい。そう思っていても相手が許してくれないと無理…。今までのように自分の気持ちを押し付けるだけではダメだと感じた夫は、丸ごと受け止める覚悟を決めたのでした。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月06日■前回のあらすじ少しは変わったと言う夫。しかし妻は簡単にその言葉を信じることができず…。妻が考える未来に、夫の姿はないのでした…。失敗したことばかり送ったのは、彼なりに妻を追い詰めないようにという気遣いからでした。俺は失敗ばかりで、出来ないことばかりで、育児のことも、家事のことも何も知らない、不完全な人間だというメッセージ。それは「妻が自分を『不完全な人間』だと責めている」と、お医者さんから聞いたから。「俺1人でも〇〇できたよ!」「仕事も育児も1人でできてるよ!」「俺1人でも頑張るから安心して退院してね」とか…。妻が「私は弱い人間だ」とますます落ち込まないように、意識的に失敗談を送った夫。しかし妻は、離婚で悩んでいるところに、今になってずっと言って欲しかった、分かって欲しかったことを夫が言ってきたため、余計苦しむことに…。なんで今なの? やっと離婚って決められそうだったのに。今じゃなきゃ素直に嬉しかったし、こんなに憎たらしく思わなかったのに。怒りや寂しさで、心の中はグチャグチャになっていました。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月05日■前回のあらすじ鬱と診断された妻。一方、夫は変わり始めていました。これまでのことを謝りたくて呼びかけるのですが、妻は反応しません…。思い描く未来に夫の姿はない…。離婚するべきか、自問自答するのでした。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月04日■前回のあらすじ医者から妻が鬱だと聞いた夫。妻に話しかけましたが、話したくないのか、答えは返ってきませんでした。少しずつ変わり始めた夫。妻は謝罪に応えてくれるのでしょうか…?次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月03日■前回のあらすじ医者から妻は1、2週間で退院できると説明され胸をなでおろしたのも束の間、妻が「鬱」だと聞かされました。妻はいつから鬱だったのか。話したくないのか、夫からの呼びかけにも応じませんでした…。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月02日■前回のあらすじ初めてのワンオペ育児に悪戦苦闘の夫。反省を胸に妻のお見舞いに行くも、眠っていたため謝ることはできませんでした。 鬱を患っていた妻。思っていた以上に、事態は深刻でした…。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年02月01日■前回のあらすじ妻のお見舞いに行きたいけど仕事を休むのが不安な夫。そんな彼に、義母はどうしても休めない時は自分を頼るようにと言いました。育児の大変さを思い知った夫。お見舞いはしましたが、妻にまだ謝ることができていません。次回に続く 「いいから黙って食え!!」(全39話)連載は21時更新!
2022年01月31日