女優の杏が、ハリウッド大作『エクソダス:神と王』で、日本語吹き替え版の声優に初挑戦した。演じるのは主人公モーゼ(クリスチャン・ベイル)を支える妻ツィポラ役。女優として映画、ドラマと破竹の活躍を見せるなか「アフレコ用の台本に最初は戸惑いもありましたが、気持ち優先で演じることができ、未知なる世界に飛び込むことができた」と初の声優業に手応えを示した。その他の画像『グラディエーター』のリドリー・スコット監督が旧約聖書の「出エジプト記」に記されたモーゼの奇跡の数々を、最新VFX満載で描いた歴史スペクタクル。紀元前1300年、栄華を極めるエジプトの王家で養子として育ったモーゼが、兄弟同然のエジプト王・ラムセスに反旗を翻し、たった1人でヘブライの民40万人を救うため、約束の地を目指す。「モーゼの物語といえば、白髪のおじいさんが海を割るというイメージでしたが、映画を拝見しリアリズムを追求する映像づくりに驚きました。同時に衣装やセット、食べ物の描き方など細部へのこだわりが、スケール感を失うことなく世界観を増幅させていて、2時間半圧倒されっぱなしでした。聖書の世界になじみがなくても、エンタテインメントとして存分に楽しめる」(杏)清廉で風格を感じさせるイメージが、モーゼの妻・ツィポラにぴったりであることから白羽の矢が立った。自身が演じる役柄については「各地を旅するモーゼとは対照的に、ひとつの土地に根を張り、家族を守り続ける存在。でも決して視野や考え方が狭いわけではなく、いつまでも愛する夫を待つ純粋さがある。そんな強さと可愛らしさが声で表現できていれば」と語る。「奇跡を導くモーゼ、そして彼を信じるツィポラの人生の物語に仕上がっている。もちろん、今のように通信手段が発達しているわけではないので、旅立つ側も待つ側もすごい覚悟ですよね。それだけに感情的になり過ぎず、気持ちを押し殺すツィポラの姿は女性の胸に響くと思います」(杏)『エクソダス:神と王』1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー※取材・文・写真:内田涼
2015年01月29日俳優・水谷豊が主演を務める映画『王妃の館』(4月25日公開)で、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、安田成美、緒形直人ら総勢13人の追加キャストが21日、発表された。原作は、作家・浅田次郎の同名小説。フランス・パリの王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に集まった"ワケあり男女"10人のツアー客と1人の小説家との人間模様が描かれる。天才小説家・北白川右京を水谷が演じ、彼に"降りてくる"物語が、問題を抱えていたツアー客たちを幸せへと導いていく。メガホンを取った橋本一監督は本作を「キャラ合戦」と捉え、「意外性」をポイントにキャスティングした。倒産しかけの旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の女社長・朝霞玲子を演じるのが田中麗奈。"ポジ・ツアー"と"ネガティブ・ツアー"の二重売りを発案した張本人で、"ポジ・ツアー"の引率者。一方、その部下で"ネガティブ・ツアー"を引率するのは、尾上寛之演じる添乗員・戸川光男。二重売りのプレッシャーに耐えられず、ツアー中は常にお腹を下し続けている。"ポジ・ツアー"参加者は、北白川右京のほか、傷心の美人OL・桜井香(吹石一恵)、成金実業家・金沢貫一(緒形直人)、クラブのホステス・ミチル(安達祐実)の4人。二重売りが発覚してしまうために、決して鉢合わせしてはならないネガティブ・ツアーには、熱血警察官・近藤誠(青木崇高)、ショーパブの女装スター・クレヨン(中村倫也)、ベテラン文芸編集者・香取良男(山中崇史)、文芸編集者・早見リツ子(野口かおる)、元詐欺師・丹野二八(石橋蓮司)の5人が参加している。新作小説執筆のため、ツアーに参加した右京は、パリに来てから何度も"小説の神"が降り、順調に筆を進めていく。その劇中小説の登場人物で、ルイ14世の愛を一心に受けた寵姫・ディアナ役には安田成美。ルイ14世を石丸幹二、その間に生まれた息子のプティ・ルイを山田瑛瑠がそれぞれ演じる。今回の撮影を「パリを舞台に時にコミカルに、時に感動を誘う芝居を、素晴らしいキャストの皆様と一緒に作り上げることが出来ました」と振り返る水谷。小説の登場人物を演じた3人を「フランス人を見事に演じてくれております。まるで絵画の世界のような美しいシーンの連続ですよ」と絶賛し、「ヴェルサイユ宮殿での撮影は俳優人生の中でも、夢のような贅沢な瞬間でした」と感慨深げに語った。また、女社長を演じた田中は、「浅田次郎さんの原作 王妃の館を10年前程に偶然にも読んでいました」と巡り合わせを喜び、「当時は、とっても面白くこんな大作の娯楽作品、映画化なんて無理だろうなと思っていました。ですが、今回実現しました」と感激。「実現させた制作チーム、そしてパリで力強く堂々と撮影した現場チーム、本当に凄いと思います」と撮影スタッフをたたえた。(C)浅田次郎/集英社(C)2015「王妃の館」製作委員会
2015年01月21日スイスの時計ブランド・ウブロは1月29日、チャリティイベント「ウブロx田中将大 アイアン・アーム・チャレンジ」を六本木ヒルズアリーナにて開催する。「アイアン・アーム・チャレンジ」とは、アメリカのメジャーリーグベースボール「ニューヨーク・ヤンキース」の田中将大選手のもつピッチング最高速度156kmの記録に挑戦するチャリティイベント。参加対象は、小学生以下と女性各20人、中学生以上40人の3部門で先着80人が挑戦できる。予選では、同選手に挑む強い"気持ち"を叫び、1人1投でピッチングスピードを競う。決勝では、予選で3部門中で最速記録上位となった3人(計9人)が再度、同選手の記録に挑戦する。優勝者にはウブロウォッチ(100万円相当)と同選手サイン入りグローブ、準優勝者にはウブロアラームクロック(27万円相当)と同選手サイン入りグローブ、3位および一番強い"気持ち"を叫んだ人にはMVP賞として、同選手サイン入りグローブを商品として贈呈する。また、先着50人には予選参加賞も用意している。さらに、決勝後には同選手が金額の書かれた的を目がけて投球する「ターゲットチャレンジ」(9球を投球予定)も実施。同選手が投げ当てる的の数を予想するクイズを行い、正解した人の中から抽選で1人に、同選手のサイン入りグローブをプレゼントする。同イベントでの挑戦者のピッチングスピード記録×100円の総額、同選手が投げ当てた的の合計金額は、NPO法人「リビングドリームス」に寄付される。同法人は、日本の児童保護施設における生活スタイルの新しいスタンダードを築くために活動している。なお、同イベントはテレビや新聞などマスメディアに紹介される可能性もあり、各部門の先着順人数は状況により変更になる場合もあり。参加にあたっては身分証明書が必要となる。天候やその他の事由により、内容が変更または中止になる場合もあり。予選参加者には、田中将大選手の「ターゲットチャレンジ」の観覧エリアを案内する。同イベントの受付開始時間は15時30分~、予選開始16時30分~、決勝開始18時30分~。
2015年01月21日富士通は1月19日、現執行役員常務の田中達也氏が代表取締役社長となり、現代表取締役社長の山本正已氏が代表取締役会長となる役員人事を発表した。ともに、6月22日開催の定時株主総会および臨時取締役会後に正式決定される予定だ。富士通の社長が、パーソナルビジネス本部出身の山本氏から、産業ビジネス本部出身の田中氏に変わる。両氏の略歴は下記の通り。田中氏は、1956年生まれで1980年に富士通に入社。2009年より産業ビジネス本部長代理(グローバルビジネス担当)、2012年より執行役員 産業ビジネス本部長、2014年より執行役員常務 Asiaリージョン長を務めていた。なお、1月19日付けで田中氏は執行役員副社長に就いた。山本氏は、1976年に富士通に入社、2002年にパーソナルビジネス本部長代理、2005年に経営執行役に就いた後、経営執行役常務、執行役員副社長、執行役員社長を経て、2010年より代表取締役社長を務めていた。
2015年01月19日富士通は1月19日、 山本 正已社長が6月22日付で会長に退き、田中常務が社長に昇格する人事を内定したと発表した。6月22日開催予定の定時株主総会および終了後の臨時取締役会を経て正式決定される。なお、田中氏は1月19日付で、執行役員副社長(執行役員常務)に昇格する。カッコ内は現職。6月22日付の人事予定は次のとおり。代表取締役会長 山本 正已氏 (代表取締役社長)代表取締役社長 田中 達也氏(執行役員常務)新社長に就任する田中氏の略歴は以下のとおり。生年月日 : 1956年9月11日職歴 : 1980年4月 富士通株式会社入社2000年4月 同社 産業営業本部産業第二統括営業部プロセス産業第二営業部長2003年4月 富士通(上海)有限公司2009年12月 富士通株式会社 産業ビジネス本部長代理(グローバルビジネス担当)2012年4月 富士通株式会社 執行役員(兼)産業ビジネス本部長2014年4月 富士通株式会社 執行役員常務(兼)Asiaリージョン長(現在に至る)
2015年01月19日1998年に公開された『がんばっていきまっしょい』で主演デビューし注目を集め、それから一歩一歩、女優としてのキャリアを丁寧に積み重ねてきた田中麗奈。現在、34歳。映画、ドラマ、CM…数多くの作品を経て“大人の女性”へと成長した彼女にとって、2015年の皮切りとなるラブサスペンス・ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」(TBS)は“新しい”女優・田中麗奈の魅力を目にする作品となった。演じるのは、現在の彼女と同じ年齢、34歳のOL・西田りか。3年間の不倫に終わりを告げ、いわくつきの結婚に向かおうとするヒロインだ。ドラマのプロデューサーに求められたのは、田中さんが本来持ち合わせている“可憐で可愛らしく儚い”イメージに、大人の女性の“色気”と“迫力(無意識の魔性性)”をプラスすることだったそうだが、あからさまな色気を放つのではなく、りかという女性を「身近な存在」として感じてもらうことで表現している。そこが、田中麗奈が演技派と言われる凄さでもある。「台本を読んだときに、りかってリアルだなって思ったんです。りかを取り巻くキャラクターが刺激的な人ばかりということもあって、だからこそ生活感が漂うような、ドラマを見ている人が『こんな女性いるよね』って感じてもらえるような、友人みたいな女性にできたらバランスがいいんじゃないかなと。なので、私自身はりかは魔性の女ではないと思っているんです。自分の生活の延長でたまたま好きなった人が家庭のある人で不倫をしてしまったり、感情面でも、ちょっとカッとして相手の反発に乗ってしまうという女性なので、もともと魔性ではないんです」。第1話では、不倫相手の壮太(村上弘明)との関係が彼の妻・美津子(若村麻由美)の策略 によって終わりを迎え、その事実を知ったりかは美津子に立ち向かうことを決意。仕掛けてきた罠を逆手に取り、美津子に想いを寄せる圭一(青柳翔)と結婚を前提に付き合うことを選ぶ。火花を散らせ女の闘いはスタートした。田中さんは「回を重ねるごとに複雑になっていくんです」と、演じる立場でも物語がどう展開していくのか楽しみだと期待を寄せる。りか、壮太、美津子、圭一の4人のラブサスペンスにさらにさまざまな女性キャラクターが絡んでくるのも面白い。「りかは登場するキャラクターすべてに(罠を)仕掛けられるような感じなんです(苦笑)。美津子だけじゃなく他の女性たちも動き出してくるので、それぞれが自分の幸せを貫くために手段を選ばない状況になっていきます。りかと圭一さんの関係ももっと深くなっていくし、壮太との関係も変わっていきます」。このドラマの魅力は単なる復讐劇ではなく、女性はどう輝き、どう散っていけば果たして幸せなのか? 幸せを追い求める女たちの必死さが中心に据えられている。だから共感が生まれる。田中さんはりかの幸せをどう捉え、演じているのだろうか。「幸せになりたい、という気持ちですね。りかは決して周りと闘いたい女性ではないんです。多くを求めてもいない。“欲しいのは彼の心だけだ”というナレーションがあって、それは 実は大きな欲求かもしれないけれど、彼女にとってはそれだけでいい、それ以外のことは求めていないんですよね。そんなりかのブレない気持ちを大切に演じています。いろんな人たちに翻弄されて、その都度いろんな感情や空気が彼女のなかに生まれるけれど、りかにとっての幸せは何か? それをブレさせない。ただ、りかは負けず嫌いな性格でもあるので、突発的に感情的になることもあって。でも、そこが愛すべきところでもある。私自身は平和主義で闘う気ゼロで、コツコツ真面目に小さな幸せが積み重なっていけばいいっていうタイプ。…やっぱり、りかと似ているのかな(笑)。そういう性格が今回の役を引き寄せたのかもしれないですね」。自分の性格をしっかりと受け止めることができるのは年齢もあるだろう。また、田中さんには可憐さ、可愛らしさの中に想像以上の強さがあり、その強さが女性としての魅力に繋がっていく。彼女は言う。女性として生まれたからこそ、自分を含め世の女性たちは「常に綺麗でいたいし、相手を大切にしたいしされたいし、愛したいし愛されたい。そういう気持ちが強い生き物だと思うんですよね…」と。そんな女性ならではの繊細な感情がこのドラマに もぎゅっと詰まっている。そして、引き寄せられる。もちろんそれを表現できるのは、田中さんが女性らしさを大切に今を生きているから──。「仕事も自分自身も日常も、全部を同じくらい愛せるようになってきていて、何だか不思議な空間にいる感じです。以前は仕事に対してばかり愛情を注いでいたけれど、年々、自分自身に対しても愛情をかけられるようになってきました。自分自身を大切にしてこそ、いい状態で仕事に臨めることを知ったので。だから、心も体も自分をケアしている時間は好きです。肌の調子がいい日はそれだけで幸せになるものだし、日々の健康状態に女性は左右されると思うので…」。穏やかに強く今を生きる彼女が「美しき罠 ~残花繚乱~」でどんな女性の変化を見せてくれるのか、期待せずにはいられない。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2015年01月15日まもなくTBS系列で放送開始となるドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」に主演する田中麗奈をはじめ、若村麻由美、青柳翔(劇団EXILE)、村上弘明というメインキャスト4名が撮影中の都内スタジオのセットにて記者会見を行い、本作の魅力を語った。岡部えつの小説「残花繚乱」を原作に、「101回目のプロポーズ」、「素顔のままで」など話題作を手がけてきた光野道夫をチーフ演出、「ラブジェネレーション」、「大奥」の浅野妙子を脚本に迎えて木曜ドラマ劇場にて放送となる本作。3年におよぶ不倫の末にいわくつきの結婚に向かう30代半ばのOL・りか、不倫相手である上司の柏木荘太、その妻で夫の不倫を知り、りかへの怨念に燃える主婦の美津子、彼女が“罠”として、りかの結婚相手に仕込んだ年下の青年・圭一の4人を中心に愛憎や欲望が入り乱れる。2008年の「猟奇的な彼女」以来、実に7年ぶり民放の連続ドラマ主演を果たす田中さんは、りかを「ごく普通の真面目な女性」と説明。「たくさんの方に罠を仕掛けられていきますが、苦しみながらもがく姿をリアリティをもって伝えられたら」と意気込みを語る。若村さんは、りかに様々な罠を仕掛ける美津子を演じるが、制作プロデューサーの「(本作は)ラブサスペンス」という言葉に、「サスペンスだったんだ?」と驚いた表情を見せつつ「サスペンスの要因は私なんだな…と今日、実感しました」とニヤリ。この日、会見が行われたのは柏木家の立派なリビングだったが、若村さんはここを「美津子にとっての城」と表現。「お城を守るために、主婦のプライドと意地をかけて戦います!」と宣戦布告する。回を追うごとに罠は「加速します」とも語り、「美津子は最初、美しく装ってますが、だんだん壊れていき、哀れでかわいそうなところが見えてくるようになれば」と楽しそうに語っていた。村上さんが演じる、りかの不倫相手の荘太は仕事では野心家ながら、女性に真の愛情を抱いたことがないという男。村上さんはこれまでに演じてきた男とはひと味違う荘太という男に若干の戸惑いを覚えているよう。「いままでやって来たのは、自分や男性の監督や脚本家の方から見て『どうやったらカッコよく素敵に見えるか?』ということでしたが、女性の目線ではそれは必ずしもカッコよく見えないみたいで…男と女の垣根を感じてます(苦笑)。こちらが良かれと思ってやって来たことが、女性から見てカッコよくなかったんだな、と…」と哀愁を漂わせつつ(?)、しきりに首を傾げて笑いを誘っていた。会見が終わりに近づいても、村上さんはなおも未練たっぷりに「私が…いや、荘太が(笑)浮気をしなければ、このドラマは始まらなかったんですよね…。いや、浮気をしたとしても、バレなければ(何も起こらずに)よかったのに、ワキが少々甘いんですね。(浮気を)するときは絶対にバレないようにしないといけない!…ということを荘太に提案したい。それから、責任は妻にもあると思います。夫婦の交流がうまくいってなかったから…」とあくまで村上さん個人の意見としてではなく、役柄の荘太の立場で熱く語り、現場は“バレない浮気のススメ”に笑いに包まれた。ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」は1月8日(木)21:00~TBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月07日KDDIは、同社代表取締役社長の田中孝司氏の年頭挨拶を公表した。発表内容は以下のとおり。○田中孝司氏の年頭挨拶KDDIグループの全社員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。2015年の年頭にあたり、私からご挨拶を申し上げます。2015年は、1985年の日本における電気通信の自由化から30年、KDDIの発足から15年という大事な節目の年にあたります。また、KDDIが成長企業として、今後も20年、30年と継続して発展していくためにも、大変重要な年になります。この節目の年を、なんとしてもKDDIが新たな歴史に向けて一歩を踏み出す年にしたいと思っています。はじめに、昨年について簡単に振り返りますと、通信業界全般においては、世界的に、スマホやタブレットの普及が進むとともに、今後のウェアラブルやM2Mなどの新たな拡がりを感じる1年でした。一方で、日本のモバイル市場は、VoLTEの開始などの大きなトピックスがありましたが、全体としては、我々の予想以上のスピードで、市場の同質化と固着化が進んだのではないかと見ています。また、MVNOの拡大やNTTグループによる光のサービス卸の発表など、今後の競争環境を大きく左右する動きもありました。我々自身を振り返ってみると、「新たな成長ステージを目指す」という会社方針のもと、au WALLET、Syn.構想、ミャンマー進出という新たな取り組みを進めました。国内通信事業においても、営業部門、技術部門をはじめ、全社員の皆さんには本当に頑張っていただいた1年だったと思います。しかしながら、事業環境は、総じて厳しい1年だったと思っています。新たな成長へ向けて実行する本日から、2015年が新たにスタートしますが、今年は「新たな成長へ向けて実行する1年」にしていきます。4月から始まる2015年度は、中期計画の最終年度としての利益成長と、次の成長の柱を早期に立ち上げる1年になります。昨年、皆さんには市場の同質化を打ち破り、成長していくために、「あらゆる分野での差別化」を進めてもらいました。また、新しい変化を起こさないといけないとの思いから、年末にはFirefoxスマホの発売、元旦からはauのCMも大幅に刷新しました。ただ、いずれの取り組みについても、やり切ることが必要です。昨年開始したau WALLET、Syn.構想、ミャンマーの通信事業といった新たな取り組みについても、加速させて、実行する1年にしてください。各部門が、それぞれにおいてスピードアップを図り、一つひとつやり切ることをお願いします。こうした中で、今年1年、皆さん一人ひとりに、心構えとして、実行してほしいことは次の3点です。1.お客さま第一に考え実行する企業は、お客さまから離れて存在し続けることはできません。社員からショップスタッフをはじめ、あらゆる部門の皆さんが、「お客さま第一」の原点に立ち返ることが、その第一歩になります。2.「先読み」と「スピードアップ」皆さん一人ひとりが、外を見て内を知ることで、変化の予兆を掴み、スピード感をもって対応し、やり切るということを心掛けてください。3.個人個人も成長する今後、KDDIにおいては、新しい領域や取り組みが、ますます必要になっていきます。それを支えるのは社員力と組織力です。各自が、現状に甘んじず、勉強してスキルアップを図ってください。個人ベースでも、モチベーションをもって、地道に一歩一歩たゆまぬ努力を続けることで成長していってほしいと思います。また、上司は部下育成を、重要なミッションと認識して、サポートしてください。2015年を今後の成長に向けた新たな第一歩となるように、「実行」をキーワードとし、全社一丸となって取り組んでいきましょう。最後になりましたが、今年1年KDDIグループ全社員の皆さんとご家族のご健康とご多幸を祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月05日手塚治虫タッチのパロディー漫画『神罰』で知られ、著名作家の絵柄をまねたシモネタギャグを得意とする漫画家の田中圭一氏。デビュー当時からサラリーマンを兼業する"二足のわらじ漫画家"としても有名で、現在はBookLiveに勤務する一方で、京都精華大学の講師も務める。そのほか、「田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-」(ぐるなび)、「うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち~」(文芸カドカワ/note)、「ハピラジ!」(ニコニコ生放送)など、インターネットを中心に幅広く活動している田中氏。今回、紙からインターネットへ移行した経緯や、インターネットの魅力、漫画家としての今後の展開などをインタビューした。――田中先生はインターネットを積極的に活用されていて、2013年に漫画発表の場を紙媒体からインターネットに移されたとのことですが、どういった経緯だったのでしょうか。ちょうどその少し前から僕の紙の本が売れなくなってきていて、世間でも、雑誌も売れない単行本も売れないという傾向が顕著になってきてますよね。だから、これから先、漫画家で食べていくのに希望的な状況じゃないなと思ったんです。そんな時に、電車で周りを見渡すとみんなスマホをいじっていたんですね。新聞や漫画雑誌を読んでる人はずいぶん減ったけどスマホは見ている。だったらスマホの中で自分の存在感を大きくすることが生き残りの1つの手だなと感じたんです。当初は、特にマネタイズは考えていなかったんですが、Twitterで面白いネタをつぶやいたり面白い画像を載せるとフォロワーが増えるし、これから先スマホやインターネットでみんなもっと情報を得るようになっていくだろうから、その中で生き残るための第1歩と考えたんです。――編集者で漫画原作者の竹熊健太郎さんにも後押しされたとか。竹熊さんが2010年くらいから、これからは「街のパン屋さんのような漫画家を目指せ」とおっしゃっていて。彼が紙の本からの仕事がなくなってスランプになっていた時期に、周りから勧められて『たけくまメモ』というブログを立ち上げたんですよ。そうしたら一気に固定ファンが数万人できて。これからの漫画家は、大手のメジャー雑誌に載ってミリオンセラーを出して豪邸を建ててというのが年々難しくなってくるから、数万人でもいいから固定ファンを捕まえてその人たちが欲しいもの、望むものを提供することでマネタイズをしていくのが良いと。それはすごく正しいなぁと思っていて。それを見ていたから、最初は自分も興味本位でおもしろ画像などを上げている内に、リツイートが増えて、フォロワーが増えて、「あー、これはメディアなんだ」とわかったです。――実際にSNSを始められて実感したんですね。当時、前の会社で「コミPo!」という漫画制作ソフトを発表する際に、プロモーションムービーを作って発売前に一部の関係者用にWEBにアップしたんですよ。その時にアルファブロガーの小飼弾さんにも見てもらったんだけど、「発表会が来週ありますよ」という告知をした時に、「ようやく発表ですね」と一部の関係者しか公開していなかったムービーのURLをうっかりTwitterに載せてしまって…。そしたら一気にダーッとリツイートされてサーバーもパンクして、その時にツイートをエゴサーチするとドンドン話題が増えていくのがリアルタイムで見れて、「バズられるってこういうことなんだ」とわかったんです。それまでもバズるとかバイラルっていう言葉は知っていたんだけど、1秒に何十人もリツイートされるという経験を初めてしたんですよ。――個人がすごい影響力を持つ、と。「コミPo!」でコンテストをした時、中に1人すごく面白い漫画を作ってくる人がいて、それがダ・ヴィンチ・恐山さんでした。彼は芸能人でもない普通の人なんだけど、彼のツイートはものすごく面白くて、それがドンドンとバズられて多くのフォロワーが付いたんです。その時、「Twitterって、有名人でなくてもバズられればフォロワーが集められるんだ」とあらためて思ったんですよ。僕も初めは、なにげなくおもしろ画像を投稿していたら、ついっぷるの人気画像ランキングに入って、僕のフォロワーじゃない人の目にも触れてドンドンとリツイートされて、フォロワーも増えたので、「これは面白いな」と思いました。ツイートや画像を何時ごろに上げればバズられやすいかとか、どんなネタが受けるのかとか、Twitterを使って、個人でのマーケティングリサーチをできることに気付いたんですね。――ご自身でマーケティングリサーチまでされているなんて驚きです。私はこれまで雑誌のアンケート結果ってあまり教えてもらえなかったんですよ。ギャグ漫画でページが少ないとアンケート上位に行くことは難しくて、編集さんも気を遣ってくれて「一部では好評みたいですよ」くらいしか教えてくれなかった。ただ、個人的には、今回こういうネタだからこういう反響があった、というデータが欲しかったんですね。この時間にこのタイミングでこのネタを上げたらリツイートされた、勝因は何だろう、自信満々のネタが全然ウケなかった、敗因は何だろう、みたいな。こんなことを繰り返し、ずーっと自分のデータとして蓄積していったんです。そこから、もちろんマネタイズは無視して、「ウケたいという気持ちだけで、いかに多くの人を笑わせられるか?」ということをやり始めたんです。――ファンの方と直接的な交流が生まれたんですね。そんなことをしているうちに、僕のネタ画像を見た編集者からWEBでの連載依頼が来て、そこに載った作品をTwitterやFacebookで情報発信してバズられて…という良いスパイラルになった。紙の雑誌に固執していたら、世の中に作品を発表できなかったかもしれない。これによって、「田中圭一をフォローしておくと面白いものが色々とくるぞ」というフォロワーとの信頼関係ができたっていうのは、これから電子化が進むという時期に、うまくSNSの波に乗れたなと思いますね。――そうしてインターネットの影響力を実感される中で、電子書籍の可能性と課題についてもお聞かせください。日本の家電メーカーにぜひ言いたいのは、日本って世界的に珍しく国民がすごく本を読む国だということ。日本人は知識欲が旺盛で、本を読むことが好きですよね。にもかかわらず、なんで電子書籍デバイスを日本人に合う形で作らないのかと思うんですよ。スマホはアメリカ製か韓国製で、手帳サイズで、さすがに漫画を読むにはきついですよね。タブレットは、サイズはちょうどいいですけど重い。だったら、もっと薄くて軽くてペラペラで、筒から巻物のように液晶画面がひゅっと出せて、雑誌の見開きサイズで読めるような端末ができるといいですよね。日本のメーカーが本気出せば簡単にできそうなもんじゃないですか。それによって電子書籍の市場ってもっと広がりそうなのに、やらないでしょ、どこも。電子書籍の漫画が読みづらいという人もいますが、新しいデバイスなら解決できる。ガラパゴスでもいい。日本市場って本に関しては大きいはずなので。――デバイスの進化には期待ですね。コンテンツ側で電子書籍に期待することはありますか。たくさん言いたいことはありますね。昔、ケータイコミックなどで音が出るものがありましたが、あまり流行らなかった。デジタルならではの面白い仕組みはあったんですが、それを最大限に使う作品・キラーコンテンツがなかった。やはりこういったものを普及させるのはキラーコンテンツありきですよ。例えば、デジタルデータなんだから、1ページ目からラストまで1本道である必要はないですよね。ゲームが得意としているストーリーの分岐とか、最初に自分の名前を登録すると、漫画の主人公の名前が自分の名前になるとか。分岐に関しても、アドベンチャーのように選ばせるのもあれば、ランダムに変わるというのもあるとか。そういった仕様も技術的には難しくない。問題は、そういう面白い仕組みを活かしたキラーコンテンツがあるかどうか。器を作ったら、器に見合う料理を考えなきゃいけなくて、漫画家さんなりクリエイターさんが、新しい仕組みに見合う作品を作って、1作品でもヒットが出れば、「この手法があるなら俺ならこう活用するぜ」という人が続々と出てくる。それが電子デバイスで本を読む新しい形にならないかなと思っています。――田中先生もそういう作品を作ってみたいですか。作りたいですね。たとえば、(主人公が複数存在し物語が並行して進む)ザッピングの作品ができないか、とか。とある夫婦が登場する作品で、奥さん目線では幸せなストーリーなんだけど、旦那さん目線では悲劇だとか。他には、最初のページで「あなたはどの漫画家が好きですか」というアンケートがついていて、手塚治虫とか松本零士とか選択肢を選んでもらって、ストーリーは同じでも、選んだ作家の絵柄に変わるとか。手塚治虫の絵で読んだ後に松本零士の絵に切り替えると微妙に違っていて、「こう違うんだ」というようなところを楽しむとか。デジタルの時代の表現方法の1つだと思います。――いろんな可能性がまだまだあるんですね。あるんですよ。誰かがキラーコンテンツを出して、そればブレイクした時こそ、新時代が来ると思います。僕も実験的に、なにかやってみたいと思うんですよね。ホラー漫画は僕の絵じゃ合わないかもしれないけど、じつはやりたいんですよ。例えば作品の中に、"読んだら死んじゃう漫画"というものが登場して、登場人物がその漫画を読んで次々に死んでいくというストーリー。これは、当然フィクションなので、実際にこのデジタル漫画を読んだ読者が死ぬわけじゃない。でも、ストーリーを読み進めていくと、最後に「この漫画は絶対に読み返してはいけない」と書いてあるページが開かれて、作品は終わる。それを、たまたま2回目に読んだ読者がいたとしたら、冒頭に「なぜ読み返すなと言ったのに読んだのか!」と書いてあって、つまり1回目に読んだときと中身が変わってしまっている。この恐怖ってハンパないと思います。これで読者が作品の中にイッキに引き込まれていくとか。――田中先生は現在、電子書籍の「BookLive!」にお勤めですが、最近話題の漫画家さんへのインタビューコーナー「わが生涯に一片のコマあり」についても教えてください。どういった経緯で始まった企画なんですか。BookLiveの社員の方から、以前に私が実施した藤田和日郎先生のインタビューがすごく好評だったので、ああいうものを定期的にできないかという依頼があったんです。コーナー化するにあたっては、ネットで読ませるための文字数の上限やテーマ設定など、いろいろと改良が必要な点がありました。そうした時にある方から、「"作者の渾身の1コマ"に絞ってはどうですか」というアイデアが出た。それならワンテーマだし文章も短くて済むし、焦点もはっきりする。他でもやっていないと。そして別の方が「わが生涯に一片のコマあり」というぴったりのタイトルを考えてくれた。そうしてこのインタビュー企画が始まりました。第1回ゲストの新條まゆ先生が、こちらが望んでいたとおりのお話をしてくれましてね。新條先生の連載が打ち切りになりそうだった時期に、「渾身の1コマ」を描くことで盛り返して人気が回復して行った、というような。そこで弾みがついてコーナーが続いています。――このコーナーはTwitterなどでもすごく評判なのですが、インタビュー時にこういうことを聞こうというのは何かあるのでしょうか。そうですね。僕も漫画家なので、この作品のここはすごく苦労して描いててるなっていうのがわかるんです。例えば東村アキコさんの場合は、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ/秋田書店)や岡田あーみんさんの漫画が大好きで、それが引き出しになっていて今の作品を描いているとおっしゃっていて。自分もギャグ漫画家として、小さい頃好きだった漫画はあれとこれとこれで、それが組み合わさって今の漫画になっているというのがあるので、すごくわかるというか、お互い「そうだよね」というのがあるのは作家同士ならではだと思いますね。――なるほど。漫画家同士だからこそわかる世界観が、あのインタビューを生んでいるんですね。そうした幅広い活動をされている田中先生ですが、今年から京都精華大学で「ギャグマンガコース」の講師もされています。そのお話もぜひ聞かせてください。本当は竹熊健太郎さんの助手で入る予定だったんだけど、急きょ竹熊さんが休学されるということになって、あとは任せたと(笑)。経験もないし、忙しくて準備もできてないしで、バタバタとしたスタートでした。始めてみて思ったのは、生徒に教えるためにはロジックを自分で整理して伝えなきゃいけないということ。今まで直感で、つまり右脳でやっていたものをロジカルに整理することで自分にも気づきがあったんです。例えば、読者に「こっちだよ」とわざと思考をミスリードさせておいて、実はこっちだったみたいな意外性というかギャップが笑いを生むんだ…とかね。――教えることを通じて、田中先生ご自身も表現の理論を改めて整理できたんですね。どうしてこれは面白いんだろう、と常に分析しながら見るという視点も持つようになって、他の仕事にも良い効果が生まれましたね。先ほどのインタビューコーナーも、この作品はどうして泣けるんだろう、とか分析しながら作品を読んでいますし、今ぐるなびで連載している『ペンと箸』も、事実をそのままの順番で漫画にするのではなく、話の順番を入れ替えることでより感動が伝わるな、とか。いろいろと並行してやっている仕事がそれぞれ役に立っているんです。――これまで若い漫画家志望の方に教える機会はあったのでしょうか。今まで何人か、漫画家志望の若いアシスタントが来たことはあったけど、あまりギャグ漫画家になりたいという人はいなかったから、教えられることがあまりなかったですね。でも今は、大学でギャグ漫画家になりたいという人に教える訳だからやりがいもあります。京都精華大には「ストーリーマンガコース」と「ギャグマンガコース」があって、ストーリーマンガコースに落ちたからギャグマンガコースに来た人もいるんだけど、そうした中にもすごくギャグセンスのある学生もいる。プロになろうと思ってなくてもポテンシャルがあったり、センスを秘めている人はいっぱいいて、そういう人には「君はギャグに向いているから磨いていこうよ」という話もできますよね。――違う道を目指そうとしていた人が、ギャグ漫画家になって良い作品を生み出して、読者を楽しませていくというのは素晴らしいですね。本人もたぶん、ストーリーマンガコースに行ってたら生徒数も多くて競争率が高かったりで挫折してしまったかもしれないけど、ギャグマンガコースは人数も少ないから、その中で「イケてるぞ」となれば、自信もつくんじゃないでしょうか。竹熊健太郎さんが「電脳マヴォ」っていう無料の漫画サイトをやってるんですが、ギャグマンガコースで才能を持った人はそこでも紹介していきたいと言っていて、生徒さんが納得してくれればそこに作品をアップして世の中の多くの人に見てもらう機会を持つというのも、ありかなと思っています。そこで編集者の目に止まって商業誌デビューを果たす、という道もあるかもしれないですし。――インターネットならではの作品の見せ方ですよね。「note」っていうSNSで人気の『岡崎に捧ぐ』という漫画がものすごく読まれていて、作者の山本さほさんは、現在いろんなところから引っ張りになっているんですよ。内容は「ちびまる子ちゃん」的な作品なんですが、「ちびまる子ちゃん」よりももう20才くらい下の世代にすごくささっていて。ちびまる子って10年ごとに、つまり年代ごとに作ればいいんじゃないかと思ったりね(笑)。とにかくその漫画、面白いんですよ。ネットで人気を博して商業誌に行くっていうのもあるんですよね。こういう言い方はよくないんだけど、漫画家志望って編集さんとそりが合わなくて、デビューはしたものの連載を取れないまま何年かの時間をすり減らしてしまうこともある。でもネットに上げると、支持してくれる人が何人いるかが数字でわかるので、結果が悪ければすべて自分の責任です。冷酷ではあるものの非常に平等な発表の仕方ですよね。そういう方法でのデビューもあると思ってまして、竹熊さんの「電脳マヴォ」などからデビューするというのもあると思うんですね。――このようにファンの方と直接つながれる時代に、出版社の役割とは何だとお考えでしょうか。やっぱり大手の出版社の編集さんって、すごく特殊なノウハウを貯めている方がいて、新人が持ち込みしてきてから一人前にして世に送り出すまでのトレーナーとして一流な人もたくさんいるんですよ。それを分っていない人は編集者を軽視する発言をしがちですよね。WEBとかブログで人気になった漫画家さんが10年、20年と食べていけるかというのは、トレーナーの力量も大きいと思います。あとはアシスタントに入ってそこの先生に学ぶとかね。そういう道のメリットもたくさんあると思いますよ。ネットはそういう工程をすっとばせるから便利だと言われがちですけど、最初はビギナーズラックでヒットを打てても、2打席目から打てない人もいて、とにかく編集者や師匠から教えや、漫画家としての基礎体力作りを軽視してはいけないと思いますね。――ある作家エージェントの方がおっしゃっていたんですが、「0を1まで売るのはエージェントの役割だけど、1を100にするのはやはり出版社さんが強い」と。どちらが良いではなくて、それぞれ役割があるということでしょうか。大手の出版社さんって編集者が優秀だからミリオンセラーが出ると思われていますが、それに加えて営業の方のスキルも高いからだと思いますよ。僕も営業やっていたからわかるんですが、良いものを良いと伝えて書店さんを説得するのは営業さんの力なんですよね。だから1万部を100万部にするのは、販促やキャンペーンも含めた営業力だと思うんですよ。ネットで作品を出した人がそこまで行けるかというと、営業さんが後押ししてくれないとなかなか難しいですよね。ネットでヒットした『きょうの猫村さん』(ほしよりこ/マガジンハウス)とか、『となりの801ちゃん』(小鳥アジコ/宙出版)とかは、紙の本になって初めて大きくマネタイズができたわけじゃないですか。ネットだとただの人気者で終わってたかもしれない。だから、出版社が今も作家さんにお金をもたらす重要な役割を担っているのは確かですよね。今後は電子書籍ストアとか先ほどの「note」とかで作家が直接売るというの時代が来るかもしれませんが、それはそれで作家自身の営業力が必要だと思いますよ。ネット上には様々なコンテンツがものすごくたくさんあるので。――田中先生が先日から参加されている「ハピラジ!」についても教えてください。ニコ生(ニコニコ生放送)で「ハピラジ!」というWEBラジオを始めることになりまして。この番組というかシリーズは、声優さんを中心にやってきて、漫画家は僕が初かもしれません。番組としては、企画の担当者が面白いコーナーとかを考えてくれていて、ニコ生を使うので、音だけじゃなくて時々絵を描いたり大喜利のようなこともやっていきます。僕が描いた絵に声優さんが声を当てたり、4コマ漫画の3コマまでを僕が描いて4コマ目を募集とか。ラジオなんだけど、ところどころ絵も入っている感じで今の時代ならではの番組ですね。――田中先生はTwitterやFacebookも活用されていますが、ニコ生をやろうと思ったのはなぜですか。もともとニコ生は個人でもやりたかったんですが忙しくて手をつけられていなかったところに、ハピラジ!のお話をいただいてぜひやらせてくださいと。一人で全部やるのは大変ですからね。FacebookとTwitterとニコ生は個人で出来るプロモーションとして、3つでセットと考えています。Twitterは瞬発力、バイラル力はあるけど、すぐタイムラインが流れてしまう。Facebookはもう少し滞留しますし、もう少しお友達限定というクローズドな部分がある。音声は生放送でリアルタイム性がある。この3つを組み合わせるのが1番効果的だと思っていたんです。だから、ニコ生を始めたのはちょうどいいタイミングでした。今後、以前に勤めていたソフト会社で企画していた『ライブアニメ』という、音声に反応してアニメのキャラが操作できるソフトを使った放送などもやってみたいなと思っています。アニメキャラによる生放送です。――次々と新しい取り組みをされている田中先生ですが、最後に、漫画家・田中圭一としての今後の展開について教えてください。僕が今52歳だから、健康にペンが握れるのはあと20年なんですよね。土日しか描いてないから、計算するとあと単行本15冊しか死ぬまでに出せないな、と最近考えています。つまり、残された時間と描ける作品数は限られています。なので、山のようにある「やりたい企画や作品」の中から「何を諦めて、何をやるか」を考えなきゃいけない歳なんですよね、52歳って。これまで温めて実現できていない企画の中で早めに着手しないとダメなものを、優先的にやっていきたいと思っています。ここ2、3年はそこに力を注ぎたいなと。さっき言ったインタラクティブな漫画もその1つなのでぜひ実現したいですね。
2014年12月26日女優の田中麗奈が12月12日(金)、東京都内でNHKBSプレミアムドラマ「徒歩7分」の初回完成披露試写会に出席した。32歳の孤独な病んでいる系ダメダメ女子を演じた田中さんは、「自分と似ているとは言いたくない女性」と役柄との共通点を探すのに苦労したようで、「孤独で嫌いな自分を見つめないと出来ないと思ったので、自分を役に落とし込んで『病んでみようかな、私も』と思った。でもそこから役と同化していって、やって行けたかなと。役と自分のお互いが歩み寄った感じがある」とこだわりの役作りに胸を張った。ドラマは、一人暮らしを始めた彼氏なし、友達なし、仕事なしの32歳・依子(田中さん)の、“徒歩7分”圏内で起こる些細な出来事を描き出す内容で、田中圭、福士誠治、石野真子らが共演。日常的過ぎるともいえる会話劇をワンシーン・ワンカットの長回しで見せる演出も注目のポイントだ。田中さんは「30分の1話完結だけど、ワンシーンが15ページくらいあるので、長回しで15分間を一回やっただけでクタクタ。ドラマというよりも舞台をやっているような感じがあって、共演者やスタッフとも『何があっても続けていこう』という結束力があった」とハードな撮影をふり返りつつ、「長回しは大変だけれど、それが出来るのが、実は楽しくてしょうがない。『大変だ、大変だ』と言いながら、血が騒いでいましたから」と女優魂を大いに刺激されたようだった。NHKBSプレミアム「徒歩7分」は、2015年1月6日23:15~放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブラッド・バード監督と、ジョージ・クルーニーがタッグを組む超大作『トゥモローランド』が来年6月に公開されることが決定した。本作は、ウォルト・ディズニーが思い描いた未来像をベースに創作された完全オリジナル・ストーリーで、その詳細はいまだに謎に包まれている。その他の情報本作は、ウォルト・ディズニー社の保管庫から見つかったさまざまな資料が基になっている。そこにはウォルトが描いた未来像が記されており、この資料にインスピレーションを受けてバード監督と、『プロメテウス』『スタートレック』の脚本家のデイモン・リンデロフが作り上げたのが映画『トゥモローランド』だ。しかし、詳細なストーリーはいまだに不明で報道向けの資料には「未来を夢見る17歳の女の子と“トゥモローランド”の存在を知る男がイマジネーションあふれる未知の世界の謎に迫っていく」とだけ記載されている。主演を務めるクルーニーが「これまでに出演したどの映画よりも規模が大きい」とコメントしている通り、バード監督、リンデロフをはじめとして『ライフ・オブ・パイ』でオスカーを受賞した撮影監督クラウディオ・ミランダ、ピクサー作品も多く手がける音楽家マイケル・ジアッキーノ、世界最高峰の映像工房インダストリアル・ライト&マジック(ILM)社など一級のスタッフが集結。TVドラマ『アンダー・ザ・ドーム』で注目を集めている若手女優ブリット・ロバートソンや、『スノーホワイト』のラフィー・キャシディらが出演する。ちなみに本日12月5日はウォルトの113回目の誕生日にあたる。彼は1966年に65歳でこの世を去ったが、ウォルトが描いたビジョンは今も映画やテーマパークなどに姿を変えて人々を魅了し続けている。かつてウォルトが思い描いた“未来の世界”は一体、どのような姿なのか? 映画の公開が楽しみだ。『トゥモローランド』2015年6月6日(土) 全国ロードショー
2014年12月05日2012年3月にスタートして以来、様々な男女の組み合わせで開催されてきたリーディングドラマ『Re:(アールイー)』。この12月、Session5として新たに3組のコンビがあるカップルの恋模様を描き出す。今回はそのうちのひと組、リハーサルを行ったばかりの田中直樹(ココリコ)、三倉茉奈と、作・演出の土田英生に話を聞いた。リーディングドラマ「Re:」 Session5 チケット情報1通の間違いメールで出会ったふたり。彼らはいつしか恋に落ち、共に時間を重ねてゆく――。『Re:』はあるカップルの10年間をメールのやりとりで紡ぐ物語だ。「心情がとってもリアルなんです。このふたりの恋愛は絵に描いたような、王子様とお姫様のラブストーリーじゃない。オフィスで隣の席の子が経験しているような恋愛。そして自分にも心当たりのある後悔やすれ違いがたくさん織り込まれているんです」と物語への思いを語るのは、元々この作品のファンだったという三倉。「脚本を読んでいると、10年という時を経る感覚が体にすっと入ってくる。ノンフィクションのような作品です」と田中も言葉を続ける。一方、この作品を生み出した土田は「今まで70本くらい脚本を書いていますけど、『抱きしめたい』なんてセリフが出てくるのはこの話だけ」と笑わせる。最初に脚本を書くにあたり、「自分が過去にやりとりしたメールを読み返してみた。すると、相当恥ずかしいことを書いていたりするものなんですよね」。自身の経験も糧にして生み出された王道のラブストーリーは、回を重ねるごとにマイナーチェンジを繰り返し、よりシンプルに観客に届くよう、変化を遂げているのだという。リハーサルを終えて「家でひとりで読んでいるのとはやっぱり全く違う。ふたりで作っていくものなんだと思いました」と三倉。そんな三倉に「リハーサルではぐいぐい引っ張ってもらった」という田中は「次はもう本番なので、緊張がすごい。でもきっといいライブ感でやれると思います」と話す。たった一度のリハーサルで本番を迎えるのは今シリーズ共通の決まりごとなのだとか。「目指す形があるのだとしたら、それなりに稽古を重ねて作ったほうがいい。でもこの作品は毎回同じものを作るのではなく、演じる人たちをそのまま出してもらうのが一番いいんです」と土田。「3組とも回の公演が全部違うものになりそう。その方がきっと面白い」という三倉に「まさに一期一会ですね」と田中。土田もリハーサルを見て「笑いの間を知る田中さんと、感情を言葉に乗せる三倉さんは理想のカップル」と確信を持ったという。今回は田中×三倉ペア以外にも原田泰造×小池栄子、石井一孝×朝海ひかるという組み合わせが挑むが、おそらくどれも全く違う、それぞれに魅力的なカップルが浮かび上がることだろう。公演は12月22日(月)から28日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。田中×三倉ペアは初日の12月22日(月)昼夜公演に登場する。なお、明日12月3日(水)ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(午前11:30~13:00)に三倉茉奈が出演する。取材・文/釣木文恵
2014年12月02日お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二、Wコロンのねづっち、木曽さんちゅう、大森寿美男監督らが24日、都内で行われた映画『アゲイン28年目の甲子園』のトークイベントに出席した。野球好きの田中は、自身と同じく野球好きの若手芸人や業界人、一般人を集めた"田中裕二の野球部"のメンバーであるWコロンやツインタワー、放送作家の高橋洋二氏らを引き連れて登場。イベントでは、部員たちの結束を確認すべく、甲子園に関する問題に対して全員一致の回答を目指す企画が行われた。しかし、おのおの真の野球好きとあって、「大投手と言えば?」という問題では松坂大輔と桑田真澄に分かれ、「最強スラッガーと言えば?」では、清原和博と松井秀喜で分かれるなど1度も揃わず、田中は大いに悔しがっていた。また、ゲストで登壇した大森監督は、本作で主演を務めた俳優・中井貴一が、野球未経験だったために半年ほど練習を重ねたことを明かし、「打ったり、投げたりは何とかなるけど、バッターボックスまで歩く姿やベンチにいる姿は、バレるから撮らないで欲しいって言うくらい怖がってましたね」とエピソードを披露すると、田中は、「野球選手って独特の体つきだけど、中井さんはユニフォームがすごく似合う。ふくらはぎが原辰徳に近い」と大絶賛。続けて、甲子園で行われた本作の試合シーンについて、「真剣勝負でやってもらった。ガチでやってるので、みんな素のリアクションです」と話した大森監督は、最後に、「この映画で感じた幸せを誰かの胸に投げてくれれば」とアピールした。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を舞台に、夢を追う不器用な父親たちを描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井貴一)は、"マスターズ甲子園"のスタッフとして働く元チームメイトの娘・美枝(波瑠)に参加を勧められる。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は甲子園への参加を決める――というストーリーで、映画は来年1月17日に全国公開予定。
2014年11月25日女優・田中麗奈が、1月8日(木)スタートのTBSドラマ「美しき罠~残花繚乱~」で主演することが明らかとなった。田中さんが民放連続ドラマに登場するのは、2008年「猟奇的な彼女」以来7年ぶり。本作では、34歳となり大人の色気がプラスされた新しい一面を披露するという。田中さんが本作で演じるのは、3年間の不倫にピリオドを打って、いわくつきの結婚に向かおうとしている34歳のOL・西田りか。そして、大手企業の常務であり、美しい妻を持ちながら、りかの長年の不倫相手である色気たっぷりの野心家54歳・柏木荘太(村上弘明)。さらに会社経営者の娘として育ち、夫は会社の常務となり、高校生の娘がひとり、という何不自由ない暮らしを送る荘太の妻、47歳の主婦・柏木美津子(若村麻由美)。荘太の親友の弟で柏木家に幼い頃から出入りしており、りかと見合いすることになった33歳の青年実業家・落合圭一(劇団EXILE・青柳翔)。この4人が愛憎の渦に飲みこまれていく様を描き出す。村上さんは、田中さん演じるOLの不倫相手であり、その妻の若村さんは田中さんと徹底して敵対していき、青柳さんは田中さんの見合い相手として登場するが、実は若村さんに横恋慕している。しかも青柳さんは、村上が実の弟のように可愛がってきた存在。さらには三浦理恵子や高橋かおりが絡んできて…。女たちは復讐の炎で火花を散らし、男たちは己の野心を満たそうと泥の中で懸命にもがく――想像するだけで恐ろしいドロドロの男と女の愛憎劇となりそうな本作。脚本は「101回目のプロポーズ」「バージンロード」「離婚弁護士」などを手がけてきたヒットメーカー・光野道夫と、「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」「大奥」など数々のヒット作の脚本を手がけ、橋田賞の受賞者でもある浅野妙子がタッグを組むという。女の業を描いてきた2人が紡ぎ出すストーリーの中で、田中さんが果たしてどんな怪演を魅せてくれるのだろうか?ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」は1月8日(木)スタート/毎週木曜21時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月24日TANAKAホールディングスは11月18日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、粉末焼結式積層法による3Dプリンタに対応する白金基金属ガラスの粉末を開発し、造形に成功したと発表した。また、白金およびイリジウム添加ニッケル基合金の白金族金属粉末材料も開発し、造形物の作製に成功した。田中貴金属工業は、2004年に白金基金属ガラスの組成で特許を取得しているが、今回、独自の加工設備を用いて粒径や流動性などを調整することで、既存の粉末焼結式積層法に用いられる3Dプリンタ装置で使用可能な白金基金属ガラスの粉体化に成功した。加えて、白金とイリジウム添加ニッケル基合金の2種の粉末材料も併せて開発した。また、大阪府立産業技術総合研究所と共同研究を行い、粉末の材質と、形状に適したレーザエネルギーの照射条件を解明することにより、白金、白金基金属ガラス、イリジウム添加ニッケル基合金の造形物の作製に成功した。3Dプリンタを用いた白金基金属ガラスの造形は世界初になるという。これにより、田中貴金属工業では、白金族金属粉末材料の提供に加え、ユーザーの要望に合わせた白金族金属粉末の粒径サイズ加工、白金族合金製造における組成の提案、および造形物の製造を実施するとしている。これまで、白金族金属は高融点で耐久性があるが、特に合金は切削加工や塑性加工などの加工性が低いものも多く、既存の造形法では形状に限りがあった。これらの材料を3Dプリンタでの造形を可能にすることで、複雑形状の造形や、溶融温度が異なる異種材料を複合した製品の作製が可能になる。今回の開発により、耐食性が要求される医療材料の多品種少量製造や、耐熱性が要求される自動車産業および航空宇宙産業分野における、特殊部品の工業用製品の展開が期待されるという。田中貴金属工業は、3Dプリンタ用白金族金属粉末材料の提供で、2020年度までに年間売上4億円を目指すとしている。
2014年11月18日TANAKAホールディングスは11月4日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、スパークプラグの外側電極材として、白金合金とニッケルをクラッド(異種金属接合)したチップを発表した。自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使われている。従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、同製品はクラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成することができる。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを有しながら、材料コストを最大で5割削減することができる。開発にあたっては、2010年から大阪大学 マテリアル生産科学専攻の藤本公三教授、福本信次准教授と共同で、接合のプロセスウィンドウや、生産ラインでの接合モニタ因子などの接合条件についての研究を行い、同接合方法の実用性を確認してきたという。なお、2015年1月よりサンプル出荷を開始する。また、同製品はバリエーションとしてテープ形状でクラッド材を提供することも可能であり、顧客のプラグ設計と生産プロセスに合わせた製品形状、サイズに対応するとしている。
2014年11月05日KDDIの田中孝司社長は31日、ドコモのネットワークを利用したMVNO市場における現状について「ドコモさんのネットワークを利用したものがほとんど。既にauからもドコモさんにある程度流出していると思う。あまり健全な競争環境ではない」と所感を述べた。同社の2015年3月期第2四半期の決算発表会後の囲み取材でコメントした。同社では、MVNO市場でKDDIネットワーク利用者を拡大することを目的に「KDDIバリューイネイブラー(KVE)」を創設しているが、この進捗状況について聞かれると、田中社長は「いまMVNOに参入したいというお客さんに説明しているところ。これからですね。サービスインの時期については分からない。相手がいることなので」とコメントするにとどまった。そして「MVNOは低価格が魅力。それがドコモさんばかりになると、あまりよろしくない。いまMVNOのSIMは、ドコモさんのネットワークを利用したものがほとんど。既にauからもドコモさんにある程度流出していると思う。あまり健全な競争環境ではない。遅ればせながら頑張らなくてはいかん、と思っている」と述べた。VoLTE同士の相互接続については「目処がたっていない。グローバルでも韓国が接続にむけて動き出したというくらい。VoLTEはデータなのか、音声なのかという定義すらグローバルでは食い違っている。詰めていかないといけないことが多い」との認識を示した。
2014年10月31日KDDIが31日に開催した2015年3月期第2四半期の決算発表会で、NTTドコモが開始する光回線と携帯電話回線のセット割について、田中孝司社長は「脱法的な行為だと思っています」などと怒りを押し殺した静かな口調でコメントした。質疑応答の段で「NTT東西の光卸しについて、透明性をどう担保するのか議論している段階で、NTTドコモがセット割をやると発表した。これについてどう思われているか」とコメントを求める一幕があった。これに対し、田中社長は、「NTTさんの固定系の設備というのは、ボトルネック設備と言いまして、大昔に電話を設置する際にできたネットワークです。必要不可欠な設備を独占して、卸しという形でセット割をやると。これは脱法的な行為だと思っています」と述べた。同氏は続けて「これはいったいなんだ、というのが本音。最低限、公平性は確保しなければいけないのに、議論の最中にサービスの開始を発表した。いかがなものか。こういったことが起こらないように、我々は10月20日に236社の連名で、総務大臣に要望書を出している。しかし、そんなことが関係ないかのように、ドコモさんは我が道を行かれている。そもそも、日本にイノベーションを起こそうという目的で今回の議論は始まった。懸念していたのは、ただドコモグループがセット割をやるためだけのものになること。ドコモさんが契約をすべて巻き取っていく戦略なのではないか、と疑っていた。案の定、そんな形でやると公表された。何とも言えない気持ちでございます。引き続き、いろんな場を通してコメントさせていただきたい」と話した。最後に、田中社長は「記者の皆さん、しっかり書いてください」と念を押していた。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月31日TANAKAホールディングスは10月29日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、光電変換波長域を1000nm以上にまで長波長化した色素増感型太陽電池用のルテニウム錯体色素「DX」の提供を開始すると発表した。同製品は、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の中心研究者である東京大学 先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授らが技術開発した色素増感型太陽電池用の増感色素で、従来から用いられているルテニウム増感色素が吸収できなかった近赤外光を効率良く吸収し、光電変換することを可能にした次世代増感色素である。具体的には、スピン反転励起の利用により、従来の増感色素に比べ発電波長域を長波長側に200nm程度拡張することに成功した。その結果、太陽電池の光電流値が25%以上向上し、「DX」シリーズを用いた高性能太陽電池では、有機系太陽電池として世界最高の30mA/cm2以上の光電流と10.0%以上の高い変換効率が得られるようになった。「DX」は、従来の増感色素に比べて可視光より長波長の近赤外線も高効率で光電変換できるため、屋外光による発電にも適している。また、CYC-B11などの可視領域に特化した色素と組み合わせることにより、さらなる高変換効率を達成できるタンデムセルが開発されているという。今後、田中貴金属工業は、東京大学からライセンスを受け、「DX」の国際特許を共同出願し、2015年1月から製造販売する。また、田中貴金属工業と東大は、「DX」のさらなる高効率化とともに高耐久化を目指して開発を進めていくとしている。
2014年10月30日12月26日(金)にライブイベント「MY LIFE IS MY MESSAGE presents YOUR LIFE IS YOUR MESSAGE 2014」が東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催される事が決定した。同イベントはロックバンドHEATWAVEの山口洋が中心となって行っているプロジェクト「MY LIFE IS MY MESSAGE」の一環として行われる。これまで、被災した福島県相馬市の復興へ向けて、全国各地でチャリティーライブを行ってきた同プロジェクト。昨年に引き続き、2度目の開催となる今回は、山口洋(HEATWAVE)、高野寛、田中和将(GRAPEVINE)、矢井田瞳の4組が出演決定。山口と矢井田は2年連続の出演となる。出演者がさらに追加されるそうなので、気になる方は御確認を。チケットの一般発売は11月8日(土)午前10時より開始。■MY LIFE IS MY MESSAGE presents YOUR LIFE IS YOUR MESSAGE 2014日時:12月26日(金)開場18:30/開演19:30会場:duo MUSIC EXCHANGE(東京都)出演: 山口洋(HEATWAVE) / 高野寛 / 田中和将(GRAPEVINE)/矢井田瞳…and more料金:5500円(税込/ドリンク代別途500円)
2014年10月29日コナミデジタルエンタテインメントは10月22日、プロ野球選手の田中将大投手が「パワプロ応援大使」に就任したことを発表した。○少年時代からプレイ「パワプロ」は同社が販売する野球ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」シリーズで、田中投手はシリーズ20周年を記念して同大使に就任した。日本を代表する野球選手であり、少年時代から長年に渡り同シリーズで遊んでいることから任命に至ったという。田中投手は「パワプロ」について、「野球ゲームといえばパワプロだと思っています。多くの人にパワプロの楽しさを伝えることができるように専念していきたいと思います」とコメントした。また、シリーズ最新作「実況パワフルプロ野球2014」の公式サイトにて、田中投手が同ゲームソフトで遊ぶプレイ動画も公開された。動画には、初めてプレイするという「栄冠ナイン」や、お気に入りだという「サクセス」といったゲームモードでプレイする様子が収められている。
2014年10月24日青森の十和田市現代美術館は、11月1日より展覧会「田中忠三郎が伝える精神」を開催する。本展は、生涯を懸けて青森の民俗文化を研究した田中忠三郎にフォーカスしたもの。アンティークコレクターとしても有名な田中が収蔵した、貴重な衣服や民具などを展示。更に、南部菱刺しや刺繍、衣装など独自の視点で素材と向き合う、山下陽光、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和ら現代の作家による作品も多数出展される。期間中には館内に「手わざ工房」がオープン。刺し子や刺繍、あやとりなど、指先を使った仕事や遊びを楽しむ空間として開放される。また、週末にはワークショップも開催される予定。11月23日には青森伝統の南部菱刺しを用いて、小さなアート作品を製作出来る。12月7日には「津軽こぎん刺し体験」が、1月10日には「南部菱刺しでよみがえる思い出の服たち」が催される予定だ。その他、11月1日には宮城県の震災復興や障害者表現活動などをテーマに、様々な映像作品を撮り続ける監督、泉山朗土による作品を上映。翌日には“消えゆく昔の暮らしを体験し「ものにこめられた思い」をうけとる旅”と題して、バスツアーが開催される。【イベント情報】田中忠三郎が伝える精神会場:十和田市現代美術館住所:青森県十和田市西2-10-9会期:11月1日から2015年2月15日時間:9:00から17:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月26日から1月1日入場料:1,000円高校生以下無料
2014年10月23日夫・田中投手とともに帰国タレントで現在は主婦業に専念している里田まいさん。アメリカ大リーグ「ヤンキース」で1年目のシーズンを終えた夫・田中投手とともに10月9日に帰国しました。彼女のオフィシャルブログ「里田まいの里田米」の同日の記事によると、帰国直後の成田空港で「半沢直樹」のファイルを鞄から出したところ、周囲から「懐かしい!」との声が。タイムラグに驚いたとコメントしています。コンビニスイーツにテンションがあがるそして、久々の日本で彼女がまずブログにアップしたのは、コンビニスイーツ!そのレベルの高さにテンションがあがり、ついつい買いすぎてしまった写真がアップされています。コンビニ袋を3つもさげて笑う彼女も魅力的ですが、注目したいのは彼女のファッション。NYスタイルらしく、ボーダーのトップスでカジュアルにしつつもライダースジャケットで格好良く仕上げています。T.K.Gとは?また、帰国後には懐かしい人たちと再会も果たしたようで、同ブログ10月11日付けの記事には、親友のお笑い芸人渡辺直美さんとの食事風景が載せられ、さらに、タカトシのタカさん、初恋タローさん、沼袋チャリ夫さんなどタカ軍団とも会えたと報告しています。みんなでニッコリ笑って撮った写真で気になるのは、お揃いでかぶっているオシャレな帽子。その帽子につけられている「T.K.G」というロゴの意味は?卵かけ御飯……ではなく、「タカ軍団のT.K.Gだって!」と答えを明かしてくれました!【参考】・里田まいオフィシャルブログ「里田まいの里田米」
2014年10月15日(画像はプレスリリースより)田中道子!炭酸美容液のイメージキャラクターとして登場!銀座・イマージュ化粧品は「ミスワールド2013」で日本グランプリ受賞者『田中道子』さんを、炭酸美容液 D.スプラッシュ・ラベッラのイメージキャラクターに起用した。この美容液はアットコスメの口コミ ランキングで見事1位になった、新しい感覚の炭酸美容液。炭酸の濃厚な泡による血行の育成効果により、体内から輝く美しい素肌へと導いてくれるアイテムだ。近年アンチエイジングが人気の中で、炭酸コスメによるケアは、現在熱い視線をあびている美容方法の一つであるという。また『田中道子』さんが採用された理由の一つは、炭酸が持っている“炭酸と美肌の強さ”のイメージと、『田中道子』さんの健康的な美しい素肌と、世界クラスのすばらしいスタイルがピッタリとマッチしたからだという。田中道子さんについて1989年生まれで静岡県出身。「ミスワールド2013」で日本グランプリを受賞した。特技はスポーツやピアノ、ダンスなど。さらに小学館の「美的」および「GINGER」(出版社:幻冬舎)のレギュラーモデルや、「2011ミス ユニバース ジャパン」で第3位を受賞している。またタレントとして、今後を期待されている。【参考】・株式会社アーク プレスリリース (PR TIMES)・銀座・イマージュ化粧品・炭酸美容液 D.スプラッシュ・ラベッラ・田中道子オフィシャルブログ
2014年10月15日「カバチタレ!」「極悪がんぼ」など、TVドラマ化されるたびに話題を呼ぶ原作・田島隆による新漫画シリーズ「びったれ!!!」が、実力派若手俳優として活躍する田中圭を主演に迎え、TVドラマ化されることが決定。2015年1月より放送されることになった。主人公の伊武 努(いぶ つとむ/田中圭)は、普段は司法書士事務所に勤務するお人好しのサラリーマン。しかも、ちょっぴりドジなシングルファーザー。だが、彼は、弱者が強欲な輩のせいで理不尽な目に遭っているのを見過ごすことが出来ない、誰よりも熱い男だった!「びったれ」 (小心者を意味する広島弁)という言葉を聞くと、法的な手段で庶民を守る“切れ者の司法書士の顔”に、そして、法的な手段でも動じない至極悪徳な輩に対しては、誰にも見せられない“脅威の裏の顔”に変身するのだ――。本作は、常盤貴子、深津絵里が出演し人気を博した「カバチタレ!」、櫻井翔&堀北真希が主演した「特上カバチ!!」、尾野真千子、椎名桔平ら豪華キャストの異色“月9”ドラマ「極悪がんぼ」、竹内結子、北村一輝、松坂桃李が出演した「ダンダリン 労働基準監督官」など、多くのドラマ化作品を持つ原作者・田島隆が「プレイコミック」創刊45周年特別企画として執筆し、2013年6月より連載開始された司法書士漫画の新シリーズ。原作の田島氏自身も法律実務に身を置くことから、一つ一つのエピソードがとにかくリアルな本作。今回のドラマ化でも、放送コードギリギリのリアルにブラックな実態を表現していくという。田島氏は「自分の作品が映像化されると、いつも逆に影響を受けそうになります。映像に負けないよう、頑張らなきゃ!」と、うれしさと共に今後への気合いを覗かせるコメント。また、作画を担当する漫画家・高橋昌大氏も「ただただ感謝です!励みになります!もっともっと、きばります!!」と喜びのコメントを寄せている。社会の弱者のために“スーパー司法書士”として悪徳強者を倒す、田中さん演じる主人公の一人三役ぶりに期待したい。「びったれ!!!」は2015年1月、TVドラマシリーズ放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日輝く女性達の理由に迫る連載インタビュー企画、第2回は元体操日本代表の田中理恵さんが登場。後半では、輝く笑顔が印象的な彼女の美容とファッションについて聞きました。■現役時代のストレッチ&エクセサイズで“美ライン”をキープ引退後も引き締まった美しい身体をキープしている田中さん。今年1月には初の共著となる『美ライン ストレッチ&エクセサイズ』(世界文化社)を発売し、話題を呼んだばかり。「この本で紹介しているメソッドは、現役時代のトレーニングが基本になっていま す。私自身は変形性股関節症の症状を和らげるために股関節や体幹、背中を日々鍛えていたのですが、このトレーニングは姿勢が良くなったり、美しい歩き方が身に付くな ど、普段の生活に役立つものばかり。なので現役を離れた今でも続けています」。その他にも、ジム通いやゴルフを始めるなど、アクティブな生活を送っているという。「オリンピック後、スポーツから少し離れて分かったのですが、やっぱり身体を動かすことが好き。運動や半身浴など、毎日汗をかくようにしています。発汗もそうですが、内側からきれいになることを心掛けていて、温野菜も積極的にとるようにしています」■メイクも“自然体”が田中理恵流田中さんはメイクも“自然体”が基本。「ファンデーションは薄づきのものを使い、ブラウンのアイラインで落ちついた印象の目元になるようにしています。チークやリップはピンクやオレ ンジが多いですね。最近はレッドのリップが気になります」取材当日も、薄づきのファンデーションでツヤ肌に仕上げ、肌に近いピンクのクリームチークにやや濃い目のピンクのパウダーチークを重ねて明るい印象へ仕上げた。アイシャドーはブラウン系を使い、はっきりした顔立ちに優しい雰囲気をプ ラス。「田中さんのような顔立ちを目指すなら、アイメイクがポイントです。まつ毛にボリュームをもたせ、ブラウンのラインで仕上げると目元がクリっ とした印象に仕上がります」(メイク担当のMochizuki Kaoriさん)巻き髪が定番という田中さんは、この日もヘアは“ゆるふわ巻き”で、女性らしく大人っぽい雰囲気。へア担当の伊藤宏泰さんは、「センターパートもオススメ。顔の左右のバランスが強調されるセンターパートは、美人の特権ともいえる髪型です」と話す。■ファッションは断然モノトーン派フェミニンなイメージとは対照的に「クローゼットはモノトーンの洋服ばかり」という田中さん。カジュアルなファッションが基本だが、ワンピースなどもサラリと着こなす。「買い物はスタイリストさんに仕事帰りに連れていってもらうことが多いですね。ブランドにこだわりはなく、いつも直感で選びます。迷うことはありません」と言う田中さんは、この日のワンピースも自分でチョイス。カラーはもちろんモノトーン。スカートがミニ丈で、活躍的な彼女にぴったりだ。一方で、オレンジやピンクなど暖色系のアイテムを取り入れながら、ファッションの幅を少しずつ広げて行きたいね、というスタイリストの江里口智子さんのアドバイスも受けながら、新しいスタイルにも挑戦中。「色物の洋服を着こなせるように頑張ります。テレビや雑誌で着ているのを見たら、チャレンジしたなって思ってください」(笑)。【田中理恵プロフィール】1987年6月11日生まれ、和歌山県出身。日本体育大学/児童スポーツ教育学部助教。紀伊小1年で体操を始め、和歌山北高3年で近畿大会個人総合優勝。日体大に進み、09年全日本選手権で2位、ユニバーシアードで5位入賞。10年、日体大大学院に進学、全日本選手権、NHK杯共に4位 。世界選手権では、最も美しい演技に贈られる『ロンジン・エレガンス賞』受賞。11月のアジア大会では個人総合で銅メダル、跳馬で銀メダルを獲得。12年、4月の全日本選手権、5月NHK杯体操女子個人総合で初優勝 13年、12月に現役生活からの引退を発表。14年、3月に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事に内定。
2014年07月19日(画像はプレスリリースより)素の田中理恵さんが低カロリーでヘルシーなアイスの魅力を伝える江崎グリコ株式会社が販売する、80kcalの低カロリーアイス『カロリーコントロールアイス』では、元体操選手の田中理恵さん(日本体育大学 児童スポーツ教育学部助教)をイメージキャラクターに起用し、商品認知度を高めていく。『カロリーコントロールアイス』のおいしさをより多くの消費者に認知されるよう、現役時代は「美しい体操選手」として活躍し、昨年現役を引退した現在も元体操選手としての健康的なイメージで、幅広い年代に支持を得ている田中理恵さんがブランドイメージとマッチしたことから新広告イメージキャラクターに起用した。満足できる内容量で、しっかりとした食べ応えあり『カロリーコントロールアイス』は、企業理念の「おいしさと健康」の両立に工夫を凝らした商品として、2003年の発売以来、「アイスを食べたいけどカロリーが気になる」というニーズに応え続け、80kcalのアイスとして「カップタイプ」「モナカタイプ」など様々な商品を提供してきた。この2014年2月からは、消費者からの多くの要望に応えるかたちで「カロリーコントロールアイス」シリーズ初となる、これからの夏の季節に好評な「ジェラートタイプ」の発売を開始している。「カロリーコントロールアイス」は砂糖を一切使わず、低カロリーの甘味料をバランスよく配合し、主原料である乳製品を抑え、豆腐や食物繊維を配合することで、コクやなめらかさを保ちつつ低カロリーを実現している。「カロリーコントロールアイス」の、“こんなにおいしくて、低カロリーなうえヘルシーなアイス”には食物繊維は1個当たり6g、ジェラートにいたっては9g入っているのもうれしい。【参考】・江崎グリコ株式会社プレスリリース/PR TIMES・江崎グリコ株式会社カロリーコントロールアイス
2014年05月21日キリンビールは2月28日、ニューヨークヤンキース・田中将大選手とACミラン・本田圭佑選手を起用した「麒麟淡麗<生<」のCM放送を全国で開始した。野球界とサッカー界の2大スターの"競演"と鍛え抜かれた肉体を楽しむことができる。新CMは15秒編と30秒編の2パターンがある。どちらのパターンでも、田中選手はノースリーブから出た太い二の腕を、本田選手は鍛え上げられた上半身を惜しげもなく披露しており、筋骨あふれる2人の魅力が全面に出ている。田中選手は野球のボールを、本田選手はサッカーのボールをそれぞれ額に当てているシーンもあり、自身の想(おも)いをボールにこめているかのようだ。同社は「お客様の求めるうまさを追い求め、『走り続ける』ブランド」である同商品のイメージが、世界を舞台に「走り続ける」田中選手、本田選手の姿に重なった」ことから、今回のCMに起用したとしている。なお、同社によると田中選手はCMの見所を「自身の筋肉」と話していたそうだが、撮影現場では本田選手の上半身に対して、スタッフから「かっこいい」などの声が多く聞かれたようだ。
2014年03月05日キリンビールの発泡酒ブランド「麒麟淡麗〈生〉」の新CMに、今シーズン、新天地のMLB「ニューヨーク・ヤンキース」へ移籍した田中将大投手と、小学校からの“夢” を実現し、イタリア・セリエA「ACミラン」の10番としてプレーする本田圭佑選手が揃って登場することが分かった。16年連続、発泡酒市場で売上げNO.1を誇るキリンビールでは、これから先も“うまさ”を追い求めて走り続ける「麒麟淡麗〈生〉」ブランドの象徴として、野球界とサッカー界でそれぞれ日本を代表して“走り続ける”トップアスリートの2人を、ダブルキャストで起用する。撮影中は、マウンド上で見られるような真剣な表情そのもので挑んでいた田中投手。CMの見どころを「自身の筋肉」と話していただけに、黒の衣装から覗く太い腕と大きな手は、監督に「(350ml)缶が小さく見える…」と思わず言わせてしまうほどのたくましさ。カメラ目線を保ちながら、右手でボールを投げキャッチするシーンでは、監督から「もっと高く上げてみて」という難しい要求にも、一発OK。高いプロ意識を見せると、スタッフ陣から拍手が沸き起こった。とはいえ、気さくにスタッフと話をしたり、はにかみながら気になったことにツッコミを入れるなど、時折見せる無邪気な“マー君”スマイルは撮影現場を和ませていた。一方、スタジオに上半身裸で登場した本田選手。鍛え抜かれた凛々しいそのボディには、男性スタッフ陣からも「凄い…」「カッコいい…」と、思わずため息混じりの感嘆の声が上がるほど。撮影中は、監督からの指示も難なくこなし、ほとんど一発OKをもらう実力っぷり。それでも、よりよいカットにするべく、顔を上げる際の細かな角度など、自ら監督にアドバイスを求めたり、1シーン撮影するごとにモニター越しに映る自身の表情を確認し、常に次に活かしていくその姿は、どんなときでも、何事にもベストを尽くそうという、本田選手のスタンスそのものが表れていた。そんな普段クールな本田選手も、自身の動きをスロー編集したシーンを見た瞬間、少年のような表情で「こんなになるんですね!」とモニターに釘付けになったり、「麒麟淡麗〈生〉」を飲むシーンが続いて「もうおなかいっぱいになりそう!」と発言したりと、撮影中は自然体の姿も垣間見られたという。それぞれの世界でトップを“走り続ける”2人が魅せる、試合中さながらの真剣な表情と、鍛え抜かれた肉体は注目度満点だ。新TVCM「淡麗 本田選手 ボール篇」「淡麗 田中選手 ボール篇」(各15秒)、「淡麗 田中選手 本田選手 ボール篇」(30秒)は2月28日(金)より放送開始。(上原礼子(cinema名義))
2014年02月27日住友金属鉱山と田中貴金属工業は27日、2014年11月1日付で住友金属鉱山の純金積立事業を会社分割(吸収分割)により田中貴金属に移管することを決定したと発表した。事業移管の目的として住友金属鉱山は、事業の選択と集中を進める中、個人向け金リテール事業からの撤退を決定し、純金積立事業を田中貴金属に移管することとしたと説明。「田中貴金属は、国内における純金積立のパイオニアであり、最多の契約件数を有する貴金属業界の大手であることから、移管先として最適と判断した」としている。一方、田中貴金属では、貴金属の資産向けビジネスに注力する企業として、「今後とも金、プラチナ、銀の貴金属リテール事業の拡大・強化をめざしており、その一環として今回の事業移管に合意した」としている。事業移管日(分割効力発生日)は2014年11月1日。分割の方式は、住友金属鉱山を分割会社、田中貴金属を承継会社とする吸収分割の方式によって行う。承継会社が承継する権利義務については、住友金属鉱山が純金積立事業に関して有する資産および負債を田中貴金属が承継するとしている。
2014年01月27日