“絶対に読んではいけない漫画”と称される小幡文生の同名コミックを竜星涼、須賀健太、日南響子、加藤雅也らで映画化することが決定した『シマウマ』。この度、新たに本作に高橋メアリージュン、天乃舞衣子、脇知弘、松田賢二、福士誠治が出演することが明らかになった。「美人局」で仲間達と一緒に金稼ぎをしていた倉神竜夫は、ある日ヤクザを引っ掛けてしまったことから、転がるように闇へと堕ちていき、“回収屋”の“ドラ”として、禁断の世界へ足を踏み入れることになるが…。原作は、2010年より「ヤングキング」(少年画報社)にて連載中の同名コミック。累計発刊部数約150万部を超える人気を誇り、現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出していく。本作の監督を務めるのは、『探偵はBARにいる』シリーズ『臨場 劇場版』など、数多くの話題作を手がける橋本一。また脚本は、『凶悪』で第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した高橋泉が手掛け、既にキャストとして主人公のドラ/倉神竜夫役の竜星さんをはじめ、アカ役の須賀さん、キイヌ役の日南さん、そしてシマウマ役の加藤さんが顔を揃えている。今回新たに出演が決定したのは、 美人局でドラたちと一緒に金稼ぎをしていたドラの恋人・彩役に、女性ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルを経て、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』『映画 みんな!エスパーだよ!』など数々の話題作に出演する高橋さんをはじめ、病気の子どもを抱え夫とすれ違う孤独な主婦の網川早苗役に、元グラビアアイドルで『モンスター』『花と蛇ZERO』で女優としての実力を高く評価されてる天乃さん、早苗の夫で元刑事の網川晃児役には、数々のドラマや映画で活躍中の福士さん、主人公・ドラの情報屋・ 吉田役には、「ごくせん」をはじめ映画でも大活躍中の脇さん、そして主人公のドラの恋人・彩と何らかの関係がある謎の男・北島役には、「仮面ライダー響鬼」をはじめミニシアター上映の映画などに数多く出演している松田さんが抜擢された。そんな個性派俳優5人からコメントも到着。回収屋にボコボコにされるシーンなど、今までにない激しいアクションシーンに挑戦し女優魂を披露している高橋さんは「私はいつも希望を持って生きてきた方なので、希望を持った事ない役を演じるのは難しく、とても勉強になりました。そして周りの復讐劇が恐ろしすぎて悪い事はしちゃいけないなと改めて思いましたね(笑)」といままでにない役に少し困惑した様子。また、清楚な主婦が回収屋がしかける事件をきっかけに豹変するという役どころの天乃さんは「もう死にたい。女として母として、何の為に生まれてきたのだろうと思うような役でした。楽しむことすら“悪”に思えてくる。人間みな醜い」とシリアスなコメント。そして麻薬取締担当の優秀な刑事が悪の道へと転落してしまう様を熱演する福士さんは「正直、この映画の世界があるとしたら僕は嫌ですね。でも映画として役者として現場にいる時間はなんとも心地の良い時間でした。観てくださった方がうんざりしてくれれば正解ですかね(笑)」と映画の内容とは反して現場は良かったと振り返る。また、脇さん演じる吉田は、早苗への恋心が暴走し、想像を超えた悲劇を生む事になるというキーパーソンだが、「芸歴16年目になりますが今までやって来たキャラクターが全部崩壊するんじゃないかと思われる位強烈な役をやらせて頂きました。脇知弘の新境地を是非観て欲しいです!原作の吉田にも負けてません!」と意気込みを語る。さらにドラと対立する悪の存在として凄みのある演技を披露している松田さんは、「過激な原作を読み、ある程度覚悟して撮影に臨みましたが、それ以上でした。問題作となるのを期待しています」と語った。”絶対に読んではいけない漫画”を実写化した問題作『シマウマ』。出演者が「恐ろしい」「強烈」と口々に話す本作に、ますます期待がかかる。『シマウマ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月22日田中メカによる人気コミックを原作に、主演に福士蒼汰、ヒロインに土屋太鳳を迎えて贈る日本テレビ4月期土曜ドラマ「お迎えデス。」。福士さんが日本テレビで主演を務めるのは本作が初、土屋さんに関しては日本テレビ初出演となる。大学生・堤円は生粋の理系男子。感情表現が希薄なため、「とっつきにくい」「何考えてるかわからない」と敬遠されがち。確かに、感情で動くという衝動的行為をしたことは生まれてこのかた一度もなかった。 そんなある日、夜道でじいさんと格闘するピンクのうさぎに遭遇。「お前、オレたちが見えるのか?」と、うさぎに驚かれる。うさぎは自らを“死神”と名乗り、相手のじいさんは昨日死んだばかりの幽霊だと言う。ありえないはずのものが見えるようになってしまった円は、死神・ナベシマ(ピンクうさぎ男)と、相方のゆずこ(見た目は幼児、中身は大人)に幽霊の未練を解決して成仏させるバイト要員に仕立て上げられてしまう。バイトの先輩・阿熊幸にしごかれながら、毎回彼だけの特殊能力“憑依”で、死者の未練を次々と解決していく円。未練を残すほど誰かを想う感情に突き動かされ、汗する貴さ、生きる喜びを感じていく――。原作は、「LaLa」(白泉社)で連載されていた人気コミック。ひょんなことから幽霊の未練を解決して成仏させるバイト要員とされてしまう主人公・円役には、今回が日本テレビ初主演となる福士さん。また、日本テレビ初出演となる土屋さんが円とともに幽霊の未練を解決する猪突猛進の女子大学生のヒロイン・幸を好演する。『好きっていいなよ。』『ストロボ・エッジ』など今や少女漫画原作の作品になくてはならない存在となった福士さんは、今回演じる、幽霊を自分の身体に“憑依”させることができる不思議な能力を持っているという役どころについて「物語の中に幽霊が出てくると聞いて、これは型破りな作品になるな!と思いました。さらに、自分が幽霊に憑依される役柄だったので、どんな風になるのか今からとても楽しみです」とこれまでにない役柄に期待を示している様子。また「僕の演じる円と土屋さん演じる幸とのラブコメディの要素もあり、さらに、ストーリーには人と人のつながりや、どう生きてゆくかという人の成長が描かれています」とドラマの内容についても明かした。また連続テレビ小説「まれ」や『orange -オレンジ-』など話題作への出演が相次ぐ土屋さんは、福士さん演じる円に対して真っ直ぐな感情をぶつけていくという役どころ。日本テレビ初出演となる土屋さんは「とても楽しみです。死は重かったりせつなかったりするものだと思いますが、同時に『今を大切にする』とか『愛情を大切にする』という意味もあると思います。このドラマにもそういうメッセージが込められていると思うので、私たちも考えながら、愛情を込めて作っていきたいですし、視聴者の方にもそういうことを考えていただけたらうれしいです」と作品にかける想いを語った。原作者の田中氏は「降ってわいたお話にただただ驚きです!初連載作品を14年後TVドラマで見られるなんて…本当に夢のようです。キャストの名前をお聞きしたとき口が縦に開きました。今をときめくおふたりにメインを張っていただけて光栄です…!」と驚きを隠せない様子のコメントを寄せている。若手を代表する最旬俳優同士の共演とあって、注目が集まる。「お迎えデス。」は2016年4月、毎週土曜日21時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年02月18日七月隆文の小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が、福士蒼汰と小松菜奈をキャストに迎えて映画化されることが決定した。『僕等がいた』『ホットロード』『アオハライド』の三木孝浩監督と脚本家の吉田智子が再びタッグを組む。その他の情報原作は、2014年に刊行されて以来、好評を集め、これまでに60万部を売り上げている。京都で美大に通う南山高寿(みなみやまたかとし)は、通学中の電車の中で福寿愛美(ふくじゅえみ)に出会い、一瞬で恋に落ちたことがきっかけでふたりは交際を始めるが、愛美には高寿に大きな“秘密”を打ち明ける。「最初は普通のラブストーリーとして読んでいましたが、途中からボロボロ泣いていました」という福士は「小松菜奈さんは『ぼく明日』のヒロインにぴったりだと思いました。彼女の存在感が作品を引き立ててくれると信じています。初共演ですが、二人で良い空気感を出せたらいいなと思います」とコメント。一方の小松も「最初原作を読ませていただいた時は、ちょっと複雑なストーリーでもあって頭の中で整理しつつ気づくと号泣してしまいました」と言い、「福士さんとは初共演なので力を合わせて頑張りたいと思います!」と意気込みを語っている。これまでに数々の人気コミックやヒット小説を映画化してきた三木監督は「ファンタジーという非日常を描くことで写し鏡にして見えてくる日常のささやかな幸せを、好きな人と同じ時を重ねる日々の愛おしさを大切に、大切に、描きたいと思います」とコメントを寄せている。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』2016年12月全国東宝系にて公開
2016年01月13日『ストロボ・エッジ』『図書館戦争』シリーズ、ドラマ『恋仲』など、若手イケメン俳優の代表格として活躍中の福士蒼汰。毎年大人気のカレンダー第三弾「福士蒼汰メイキングDVD付卓上カレンダー2016.4-2017.3(仮)」発売が決定!貴重なショットと共にコメントが到着した。一昨年より発売を開始し、かねてから「福士さんの“表”の顔、“裏”の顔が見られる」と大好評の卓上カレンダー。第三弾となる2016年版は全8シチュエーション。すべて福士さん自身がスタッフと入念に世界観の作り込みを行い、それぞれ違ったストーリーを演じるという、写真集のような、ドラマティックな作品となっているという。その内容を覗いてみると、【スナイパー】【逃亡者】【馬と暮らす青年】【スーパースター】などなど、現在も大ヒット公開中の『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』でスナイパー役を演じる福士さんならではのシチュエーションも含む、全く違う“8人の福士蒼汰”を収めている。また、今作も前作に引き続き、写真と日付部分がセパレートされているため、気分や季節に合わせて自分の好きな写真を飾ることができ、カレンダー撮影現場に密着取材を行ったメイキングDVDが付いてくるというから、ファンなら見逃すことのできない、マストバイアイテムといえそう。福士さんは「(撮影の)荒木(勇人)さんをはじめ信頼おけるスタッフの皆さんと打ち合わせの段階から、各シーンのシチュエーション・設定・役柄などを一緒に話し合いました。その打ち合わせを参考に、各ポーズの撮影時にそれぞれのイメージをしながら、映画のワンシーンを演じるように撮りました。見られる方それぞれのストーリーを考えてみても楽しく見られるかと思います。その中でも、ブラックスーツを着ている写真がお気に入りです。普段の自分とは違い、かなりクールに決めているところが新鮮でした」とコメント。3年目を迎えたカレンダーの発売について「全体的に男らしく、大人っぽくなっていると思います。笑顔は変わらないですが、この一年で経験したお仕事・海外旅行を通して自分自身変わった部分があったと思います。みなさんはどこが変わったと思いますか? ぜひ、感想を聞かせてください!」とファンに投げかけている。「福士蒼汰メイキングDVD付卓上カレンダー2016.4-2017.3(仮)」は2016年2月5日(金)発売。(※一部地域は発売日が異なる場合あり)(text:cinemacafe.net)
2015年11月27日福山雅治や西島秀俊ら電撃結婚をした“常連”を退け、先日「結婚したい芸能人」ランキング1位を獲得した福士蒼汰。福士さん主演のドラマ「恋仲」で幅広い世代にブレイクし、映画・ドラマ・CMなどで話題の野村周平、さらにau「三太郎」の人気CMシリーズに“鬼ちゃん”として参戦を果たした菅田将暉。実は、いま引く手あまたに大活躍中の彼らはみな、そろって今年22才を迎える同じ1993年生まれ!以前、松坂桃李や東出昌大、佐藤健、三浦翔平、濱田岳といった映画・ドラマで主演を張る若手人気俳優や、「ONE OK ROCK」のTaka、メジャーリーガーの田中将大投手、サッカー日本代表の内田篤人選手などが同じ“88年生まれ”であることがメディアで取り上げられ、“奇跡の世代”とも称されていたが、そんな彼らに継ぐ、イケメンぞろいの“93年生まれ”に迫った。まず、『図書館戦争 THE LAST MISSION』も大ヒット中の福士さんとは月9ドラマ「恋仲」で恋敵を演じ、『ビリギャル』『愛を積むひと』などで印象的な演技を披露した野村さんは、紛れもなく今年のブレイク男子の1人。11月は、「世にも奇妙な物語25周年記念!秋の2週連続SP~傑作復活編・映画監督編~」の「あなたが好きな『奇妙』作品」の人気投票1位に輝いた「イマキヨさん」で本番組初主演を務めるほか、今後も『ライチ☆光クラブ』や『ちはやふる』『森山中教習所』などが控えている。一見クールに見えても、実はアツい情熱と繊細さを秘めた青年を演じさせたら天下一品。新CMで見せる素朴さも見逃せない。また、注目を浴びた『共喰い』『そこのみにて光輝く』以降も『暗殺教室』『明烏 あけがらす』『ピース オブ ケイク』と話題作に次々出演し、シリアスな文芸作品からコメディまで、若きカメレオン俳優ともいえるほどの活躍を見せている菅田さん。「三太郎」CMでは、「桃太郎と友だち、5人の子持ちでイクメン」という驚きの設定で、今後の展開の鍵を握る(!?)超カルい“鬼ちゃん”として大人気CMをいっそう盛り上げている。今後も、池松壮亮、中条あやみと共演する『セトウツミ』、「NEWS」加藤シゲアキの処女小説の実写化『ピンクとグレー』など注目作が続く。さらに、可愛らしい子役時代から活躍している神木隆之介も、彼らと同い年。佐藤さんと共演した『バクマン。』が大ヒット中だが、その完成イベントでは“珍行動”を見せたり、描いた似顔絵をリリー・フランキーに「情緒不安定」と評されたりと、最近はいじられキャラ化!?現在放送中の錦戸亮主演の金曜深夜ドラマ「サムライせんせい」では、まるで“現代っ子”のような坂本龍馬がハマリ役と言われている。長瀬智也と実に小学3年以来の共演となるクドカンワールド全開『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』でも、「なんかこいつ、地獄に落ちそうって、観る人をイラつかせるキャラクター」と語る超ド級のウザキャラというだけに、さらなる変貌と新境地を期待させている。そして、ジャニーズ勢でも“93年”生まれは数多く、生田斗真主演『グラスホッパー』で好演を見せる「Hey! Say! JUMP」の山田涼介も、その1人。ふだんの“キラキラ王子”を完全に封印し、驚異的な身体能力を持つナイフ使いの孤高の若き殺し屋「蝉」役に徹している姿は必見。また、同じく「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔は、菅田さん共演『ピンクとグレー』で謎の死をとげる人気俳優の白木蓮吾を熱演し、映画初主演を果たす。死を選んだトップスターを演じる中島さんと、その幼なじみで売れない俳優を演じる菅田さんはまるでコインの表と裏のようでもあり、「お互いをリスペクトし合っている」「いつもベタベタしている」(行定勲監督)というように、その“化学反応”には要注目。同じく知念侑李は、佐々木蔵之介主演の大ヒット作の続編『超高速!参勤交代 リターンズ 』に、湯長谷藩士・鈴木吉之丞で再び参加。前作ではふんどし姿も披露していただけに、今回も期待が持てるかも!?そのほか、“ドS”男子『黒崎くんの言いなりになんてならない』が控える「Sexy Zone」中島健人、「サムライせんせい」で神木さんと共演中の「ジャニーズWEST」の藤井流星も、93年生まれ。ほかにも、福士さんの“盟友”で『orange』に出演する竜星涼や『ピンクとグレー』『さらば あぶない刑事』の入江甚儀、元「仮面ライダードライブ」の竹内涼真、「EXILE」兼「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の白濱亜嵐と、錚々たるメンツばかり。彼らのこれからの活躍が、日本のエンタメをますます盛り上げてくれるに違いない。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日藤原竜也が主演を務める映画『僕だけがいない街』(2016年春公開)に子役の鈴木梨央や中川翼、俳優の林遣都らが出演していることが21日、明らかになった。本作は、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」で2年連続ランクインし、映像化のオファーが50件以上殺到したという、2012年より漫画誌『ヤングエース』(KADOKAWA)で連載されている三部けい氏の同名コミックが原作。身近で"悪いこと"を察知すると、その原因を取り除くまで数分前に戻り続ける"リバイバル"という特殊現象に巻き込まれたフリーター・悟(藤原)が、18年前に起きた児童連続誘拐事件の謎を解き明かす。幼少期のつらい思い出や気づくことがなかった母親からの愛情、クラスメイトの優しさなどに触れ、それが新たな記憶となって悟の過去が書き換えられていく様を描く。2016年1月からはフジテレビ系「ノイタミナ」枠でアニメ化も決定している。発表された追加キャストは鈴木、中川、林のほか、杉本哲太、福士誠治、森カンナの6人。中でも子役の2人は劇中で重要な役どころを担っており、映画化発表時に原作ファンからもネット上で「子ども時代は誰が…!?」「過去編での子役さんの方が重要では」との声があがっていた。そんな大役に抜てきされた鈴木が演じるのは、物語の鍵を握る少女・雛月加代子。母子家庭で、母から虐待を受けるというハードな役に挑む。鈴木は「初めて台本を読んだ時、ストーリーの展開に目が離せず一気に台本を読みました」と強く引きこまれたことを明かし、「難しい役ですが、加代の気持ちになって苦しみや悲しみ、希望が表現できたら」と意気込んでいる。鈴木はNHK大河ドラマ『八重の桜』(2013年)や現在放送中の連続テレビ小説『あさが来た』(日曜を除く毎日8:00~8:15)で、いずれも主人公の幼少期を演じ、評価を得てきたが、もう一方の子役の中川は、約300人のオーディションから選ばれた新人。演じるのは悟の少年時代だが、これは、身体は小学生で頭脳や精神は大人という難役だ。藤原演じる悟役を子どもの身体で表現するという大役を受け持つ中川は、「選ばれてとてもうれしかったです」と歓喜。「原作を読んで、この先どうなるのかとワクワクしました」と振り返り、「幼少期悟役を演じるのはとても難しいと思うけど大人になったつもりで一生懸命頑張りたい」とアピールした。平川雄一朗監督は、「2人とも何度か他の子役の子たちとリハーサルをやっていました。梨央ちゃんの芝居は安定していましたが、翼くんは苦労したと思います。何度か涙を流すほどに追い込まれていました」と舞台裏を明かし、「そもそも29歳の大人が10歳の子どもになるという想像を超えた役だから、かなりハードルは高かった」とフォロー。その上で、「撮影に入る時にはしっかり(中川演じる)悟が他の子どもたちをリードしていて、藤原竜也になりきるために私服も似せたりしていて、その成長ぶりには驚かされました」と天才子役の片鱗を目の当たりにした興奮を伝えた。
2015年10月22日世界で一番売れているマンガ『ONE PIECE』が歌舞伎になる。7月28日、スーパー歌舞伎II『ワンピース』の製作発表記者会見が行われ、主役ルフィを演じるとともに演出も手がける市川猿之助らが登壇した。スーパー歌舞伎II『ワンピース』チケット情報海賊になった少年モンキー・D・ルフィを主人公に、幾多の海賊たちが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり覇権をかけて争う大冒険ロマン『ONE PIECE』。累計発行部数が世界最高となる3億2000万部を突破している、日本が誇る大ヒットマンガだ。一方、“スーパー歌舞伎”は三代目猿之助(現猿翁)がはじめたスペクタクルな演出が特徴の歌舞伎。当代猿之助はその精神を継承し、現代演劇界を代表する才能たちとのコラボで“スーパー歌舞伎II”を新たに創造している。そんな日本を代表するふたつの文化がこのたび融合する。その猿之助は「実は原作は1巻目の10ページまでしか読んでいない」と衝撃の告白。その理由は「本当に好きな者が作ると、こだわってオタク的になってしまう。素人的な疑問を大事にしようとあえて触れないようにしています」とのこと。ただ「この話をいただいた時に、色々な人が「俺、この役をやりたい」と言ってきた。それだけ愛されている作品なんだとわかりました」と、人気のほどは感じているようだ。演じるルフィに関しては、ゴム人間ということで「手は伸ばさなきゃいけないの? 困ったねぇ。ゴムの表現なんて歌舞伎にないからね(笑)。ルフィは水が苦手なんでしょ。僕も水が苦手。泳げないから、そこは非常に親近感あります(笑)」とのこと。また一人三役でほかにハンコック、シャンクスも演じるが「早替わりができて、しかも僕は女形が主ですから、そういう特性が活かせないかということでこうなりました。(人気キャラクターばかりで)知らないゆえの度胸ですよね」と話していた。脚本・演出を手がける横内謙介は「これだけ世界的に愛されている巨大な物語。たとえこの船が難破しようとも(笑)、逃げずに王道をいきたい。ストーリーはほぼ原作どおりやろうと相談しています。(歌舞伎ファンで)『ワンピース』に初めて触れる方も多いと思いますが、その方たちにも理解していただけるようにしたい」と意気込み。長大な物語の中<頂上戦争編>が上演されるが、その理由については「『麦わらの一味の勢揃い』はあった方がいいと思った。“勢揃い”という言葉自体、歌舞伎っぽい」(横内)、「歌舞伎は長い物語のなかのひと場面だけをクローズアップして上演するというのを昔からやってきている。歌舞伎というのは『ワンピース』を上演するのに一番相応しい演劇形態なんじゃないか。うまくいけば今後、『スターウォーズ』のように物語をどんどん遡っていくようなことも出きるかも」(猿之助)とそれぞれ語っていた。ほか、白ひげに市川右近、エースに福士誠治などがキャスティング。公演は10月7日(水)から11月25日(水)まで、東京・新橋演舞場にて。チケットは10月公演分が8月20日(木)に、11月公演分が9月20日(日)に一般発売を開始する。
2015年07月29日フジテレビの月9新ドラマで福士蒼汰がゴールデンタイの連ドラ初主演を務める「恋仲」の制作発表会見が7月6日(月)に行われ、福士さんに加え、ヒロイン役の本田翼、共演の吉田羊、永井大、太賀、馬場園梓(アジアン)が出席した。フジの月9久々の王道ラブストーリーとなる本作。高校以来、東京で7年ぶりに再会を果たした幼なじみの男女の恋が周囲やライバルたちを巻き込みながら展開していく。福士さんが演じる葵は、建築事務所でアシスタントをして生活するも、何をやってもパッとしない青年。福士さん自身も「ナヨッとした情けない平和主義者のイマドキの青年です」と役柄を紹介する。これまでラブストーリーではイケメンでモテモテの“王子様”を演じる機会が多かったが「いままでは壁ドンとかやってましたが(笑)、今回はしません!」と壁ドン封印を宣言!「自分からは行動できずに(ヒロインの本田さん演じる)あかりにひっぱたかれるような感じです。新しい自分だなと思うし、こんな自分がいたんだという発見があります」とこれまでとは一味違う、新境地に自信を覗かせる。高校時代は水泳部で活躍したという設定のため、肉体のトレーニングには余念がないとも明かした。本田さん演じるあかりは、父子家庭に育ち、ある理由から突然、葵の前から姿を消すが、東京で7年ぶりに再会を果たす。葵に加えて、その親友で野村周平が演じるもう一人の“アオイ”こと蒼井翔太が存在し、あかりは2人のアオイの間で揺れ動く。ドラマはあかりが結婚式場で新郎の“アオイ”を待っているというシーンで幕を開けるが、果たしてその相手が葵なのか?それとも蒼井なのかが今後、明かされていくという構成になっている。結末について本田さんは「台本上でもまだ決まってない」と明かすが、本田さん自身の希望を尋ねられると「私自身は…そうですね、福士くん演じる葵かな?と思ってます。情けない男の子ががんばって自分を変えようとする姿に胸を打たれたので、ハッピーエンドになるといいなと思います」と願望を口にした。“恋仲”という言葉は造語ではなく、意味としては「互いに恋い慕っている状態だが、付き合っているとは限らない」関係性を指すという。つまり、付き合っているカップルはもちろんだが、付き合うまでに至っていないが、互いに好意を抱いている2人は“恋仲”ということになる。本田さんは「こんなあいまいな関係を表現する言葉があるんですね」と乙女心を刺激されたよう。福士さんは「一番楽しい時間なのかなと思う。付き合うと安心しちゃうけど、まだ付き合ってない、でもなんとなくお互いに好きなんじゃないかという関係ですね」とニッコリ。すかさず「付き合ってないけど、相手が自分のことを好きなんじゃないかと思えるのはどんな瞬間ですか?」と司会者から質問され、福士さんは「全然、最近感じてない(笑)。どういうときでしょうねぇ…?」と苦笑交じりに矛先をかわしていた。吉田さんは、葵が働く建築事務所の建築家兼社長で葵に「キミはつまんない」と鋭くダメ出しをする万里子を演じるが、プロデューサーから「恋仲」で流行語を狙ってると言われたそうで「やたら使っていけばいいんじゃないでしょうか?『それ恋仲じゃね?』と明らかに失恋してても言うとか(笑)」と提案。プライベートでも劇中でも“婚活中”の馬場園さんが「合コンで『電話番号教えてください』というのと同じ感じで『恋仲になりませんか?』と言う」とやや無茶ぶりなアイディアを出すと、福士さんもノリノリで「『友達から始めましょう』じゃなく『恋仲から始めましょう』って冗談っぽく使ってみるといいかも!」と語り、会場は笑いに包まれた。「恋仲」は7月20日(月)21時~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年07月06日10月10日に公開される『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』のポスタービジュアルが、このほど公開された。本作は、5月1日に公開された『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』で総監督を務めた押井守氏の強い要望により、劇場版の全カット責任編集を行い、27分の映像を追加したもの。押井監督自身が「今回、最もこだわって創り出した、現代を象徴するキャラクター」と明かす、テロリスト・灰原零(森カンナ)をめぐるミステリーがさらに踏み込んで語られるほか、生死を賭けた戦闘に巻き込まれる特車二課の面々の描写が新たに加えられたことで、キャラクターたちの人物像がより深く掘り下げられた。その結果、押井監督が「語るべきテーマの詰まった特濃版」と語るように、作品に込めた監督のメッセージがより鮮明に表現されたものになっている。今回公開されたポスターは、ロボットアクション要素が強調された『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』のポスターとは対照的なものに。テロリスト・灰原の正体に迫る本作を象徴するように、コクピットから不敵にイングラムに迫る灰原の姿が全面に登場するデザインになっている。さらに、パイロットスーツとゴーグルに身を包んだ灰原の横には「おまえは誰だ!?」のメッセージが添えられ、ミステリアスな要素が強調されている。すでに劇場公開されている『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は、総監督である押井氏が監督・脚本を務め、最新鋭4Kカメラで撮影された高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスによるサラウンド音響で制作されている。1,000万人を人質に東京を蹂躙するテロリスト集団を相手に、特車二課の隊員たちが立ち向かっていく物語が描かれ、現実の国際政治上も緊張状態の続く東アジア情勢も背景に、日本映画の枠に収まらない、壮大なスケールの作品に仕上がっている。キャストには、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、高島礼子、しおつかこうへい、堀本能礼、田尻茂一、藤木義勝、千葉繁らが出演している。(C)2015HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会
2015年06月22日いまをときめく人気俳優の福士蒼汰主演、本田翼ヒロインの“月9”ということで、早くも大きな注目を集める7月スタートのドラマ「恋仲」。このたび、福士さん演じる三浦葵の恋敵で、くしくも同じ“アオイ”という名前を持ちながら、性格も境遇も立ち位置も全く正反対の男・蒼井翔太役に野村周平が決定した。三浦葵(福士蒼汰)は、富山出身の建築見習いで、心優しくもすぐに人に合わせてしまう優柔不断な青年。なんとなく上京して就職し、さえない日々を送っていた彼だが、高校の同窓生からきたメッセージが彼の運命を大きく変えることになる。かつての初恋の人・芹沢あかり(本田翼)との7年ぶりの再会。恋仲でありながら、その恋が叶うことはなかった二人…。だが、7年ぶりに二人を引き合わせたのはほかでもない、高校時代の親友・蒼井翔太(野村周平)だった――。映画『ビリギャル』や『愛を積むひと』に出演し、若手演技派No.1と呼ばれる俳優のひとりになった野村さん。野村さんは本作で、福士さんの恋敵として恋と友情の狭間で、人生の岐路に立つ複雑な心情を抱える青年を演じる。福士さん演じる三浦葵と野村さん演じる蒼井翔太は、性格も何もかも正反対で選んだ未来も対称的。高校時代は控えめで目立たない存在だった蒼井翔太は、いまや医者の卵として堂々とした人生を歩む。一方、水泳部で活躍し、楽しくて仕方ない高校時代を送っていた三浦葵は、現在はアシスタントとしてうだつのあがらない日々を送っている。夢みていた“未来”とは違う今の“現実”。変わらないのはただひとつ、彼女に対する恋心だけ。正反対の二人の男が恋と友情に揺れながら、どのように拮抗し、ぶつかり合っていくのか、目が離せないドキドキの展開が待っている。今回の決定にあたり、野村さんは「ずっとテレビで見ていた憧れの“月9”に初めて出演するということで、プレッシャーもありますが、“自分らしくチャレンジしてみたい!”、また“共演者の皆さんと今、この瞬間のドラマを作っていきたい!”と思いました」と喜びのコメントと共に、「葵と正反対な人間で、ストーリーのキーマンとなるべく、ご覧の皆さんの期待を裏切っていきたい」と意気込みを語った。また今作を彩る共演者に個性あふれる注目の若手も揃うこととなった。三浦葵とは何でも話せる大の親友で、微妙な三人の関係に中和剤的に入り込む明るい青年・金沢公平役に、存在感のある演技力が好評の太賀。さらに、翔太が勤める病院の入院患者で、誰にも心を開かず医師たちの手を焼かせる繊細な少女・山城心音役に、「ミスセブンティーン2013」でCMやドラマで活躍する注目の15歳、大友花恋が決定した。本ドラマのプロデューサー・藤野良太氏は野村さんの役どころを「登場人物の中で一番葛藤を抱えたキャラクター」と明かす。誰もが経験する“恋仲”関係。二人の男を通じて描かれる “恋すること”と“愛すること”の違いも必見だ。「恋仲」は7月より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日ドラマ・映画に引っ張りだこのいま最も旬な俳優・福士蒼汰が“月9”初主演を務めるドラマ「恋仲」。本作で、幼なじみのヒロインを切なく思い続ける男を演じる福士さんだが、この度、そのヒロイン役に「GTO」や『アオハライド』に出演した本田翼が抜擢された。主人公・三浦葵は、高校時代こそ水泳部の主力選手として青春を謳歌したが、その後はなんとなく大人になり、なんとなく就職。建築家になるというかつての目標も曖昧なまま、東京の小さな建築事務所のアシスタントとしてうだつのあがらない日々を過ごしている。そんな漠然とした夏を送っていたある日、葵は初恋の幼なじみと運命の再会を果たす。彼女の名前は芹沢あかり。学生時代、当たり前のように毎日一緒だった2人。葵が本当にダメな時はいつも背中を押してくれたあかり。だが、そんなかけがえのない彼女は、高校3年の花火大会の夜、突然姿を消してしまっていた…。胸の奥に秘めていた決して忘れることのできない思い、突然の再会が葵の心を突き動かす。だが、彼女の隣にはもうひとり、“アオイ”という同じ名前の男がいて…。今回、本田さんは、福士さんが恋い焦がれるヒロイン芹沢あかりを好演。初回では、夏らしい花火大会や水泳競技会といったシーンのほか、本田さんのウェディング・ドレスの登場もあるという。本田さんは自身の役柄について「ヒロインのあかりは、暗い過去を持っているのですが、それでも明るくふるまっていたりして、応援したくなるような女の子だと思います。また、福士さんがちょっとナヨっとした優柔不断な男の子を演じるのは、初めて拝見することになるので、それがとても楽しみです」とコメント。また、福士さんと2度目の共演となる本田さん。本作のキャストについても「同世代の共演者も多いとのことなので、ドラマの撮影じゃない場所でも、楽しくわいわいできたらいいなと思います」と語った。主演を務める福士さんはこの発表を受けて、「ヒロインのあかりという役が本当に本田さんにぴったりだな、と思いました。本田さんの明るい性格とか無邪気な笑顔とかが、この作品のヒロインにぴったり」と話し、「本田さんには、ぜひ女性が共感できる女の子を演じてもらえたら、と思います」と期待を寄せた。さらにドラマを盛り上げるべく、強力な豪華共演者が集結。男手ひとつで娘・あかりを育ててきたシングルファーザーで、やがて主人公・葵と思わぬところで再会することになる芹沢寛利に小林薫。葵の務める建築事務所の敏腕女社長で、常に葵に試練を与え続ける建築士・丹羽万里子に吉田羊。その万里子の片腕で、職場における葵の兄貴分となる磯原新一に永井大。そして、あかりのルームメートで誰よりもあかりの気持ちを理解する親友・高梨恵里香にアジアンの馬場園梓が決定している。2人の男の間で、恋と友情に揺れ動くヒロインを本田さんはどのように演じるのか。福士さんのライバル役となる“アオイ”のキャスティングも気になるところだ。「恋仲」は7月より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月02日有村架純とW主演した『ストロボ・エッジ』を始め、秋には大ヒット作の続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』が控えている俳優・福士蒼汰。このほど、人生初の編集長に挑戦した『福士蒼汰の「初めての○○」』の発売が6月5日(金)に決定した。今回発売されるフォトブックは、約2年続いた雑誌「S Cawaii!」(主婦の友社)での人気連載「福士蒼汰の初めての○○」の集大成として、福士さん自らが人生初の編集長となって制作されたもの。福士さんが気になることに初挑戦する姿を追いかける、というテーマでの連載の締めとなったのは、まさにやりたかった一番のことだったという“アメリカでの撮影”だ。2年間の連載を「毎回毎回『初めての◯◯』に挑戦し、とても楽しい時間が過ごせました。そしてその締めに、さらに素晴らしい挑戦ができました」とふり返る福士さん。初めての編集長となって挑んだ撮影では、アメリカ・ロサンゼルスを舞台に、大自然にビーチ、ダウンタウンにストリート、と縦横無尽にL.A.を体感!思わず笑顔がこぼれたり、ドキッとするような表情で見つめたり…と、さまざまな表情の写真が盛り込まれており、“福士編集長”自らが選び出す“最高の福士蒼汰”をたっぷりと凝縮したものになっている。今回はサンドバギーやセグウェイに乗った無邪気な姿や、夕陽を見ながらの大人びた横顔などを収めたフォトブックだけの「通常版」のほかに、撮影のメイキング風景を収録した「メイキングDVD」がついたバージョンも同時発売される。リラックスしたオフタイムの映像や、読者へのメッセージも収録されているというからファンには見逃せない作品になりそう。なお、本書は6月5日(金)の発売に先駆け、東京・5月30日(土)、神戸・5月31日(日)に行われるファンイベント2015「Birthday Party」の会場にて先行発売を行い、購入はイベントの入場チケットを持っていない人でも可能とのことだ。福士さんが「アメリカでもたくさんの『新しい◯◯』に挑戦して、また違った自分を見てもらえると思います。やっぱり何かに挑戦することは大切なのだと改めて実感しました。楽しみにしていて下さい」と自信を持ってオススメするフォトブック。福士さんの、新しい一面をぜひ覗いてみて。『福士蒼汰の「初めての○○」』は6月5日(金)に発売。(椎名あい)
2015年05月13日『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』が5月1日(金)に公開を迎え、押井守監督を始め、筧利夫、真野恵里菜、福士誠治、太田莉菜、田尻茂一、堀本能礼、しおつかこうへい、藤木義勝、千葉繁、森カンナ、高島礼子の総勢12名がそろって舞台挨拶に登壇した。メディアミックス戦略の先駆けとして漫画、アニメなどで1980年代後半から展開してきた人気シリーズの完全実写プロジェクトで、7編のイベント上映に続く長編映画となる本作。人間型ロボット“レイバー”を操る警視庁特車二課が、自衛隊から強奪された最新鋭ヘリコプターによるテロと対峙する。撮影は2年前から、企画に至っては3年もの歳月を費やして進められてきた実写版『パトレイバー』シリーズも本作の公開を持って一区切りとなる。“隊長”筧さんは、おなじみの選挙演説調の大音声で「この作品は我々だけのものではなくみなさんのもの。みなさまに捧げます!」と語り喝采を浴びる。長く泉野明を演じてきた真野さんは映画の公開に「寂しい思いもあります」と本音を吐露。「歴史が長いこの作品がこのタイミングで実写化されてお話をいただくということに運命や縁を感じていました。最初は不安でいっぱいでしたが、押井さんが選んでくださったからには、自分にしかできない明をやろうと思いました」と語る。この日は久々に特車二課の面々が勢揃いしたが、真野さんは「このメンバーはいつまで経っても“戦友”です。こみ上げてくるものがあります…」と感慨を口にする。筧さんからは「泣け!」という“指令”が飛んだが、真野さんは「今日は泣きません!」と笑顔で作品を送り出した。福士さんは初日を迎え「朝、押井さんに初めて会ったときのことを思い出しました。奇跡のように3年が過ぎました」としみじみ。太田さんは「長かったような短かったような…。今日で一区切りという感覚がなく、いまも実感がわきません。胸がいっぱいです」と語った。押井監督も「長い仕事になりました。『パトレイバー』から離れたことのない3年でした」とこの3年を述懐。今回の長編に関しては「珍しく大サービスしています。日本映画でこんなにいろいろとてんこ盛りにした作品は僕にとっては初めて」と本作への特別な思いと自信を口にする。真野さん、太田さん、森さん、高島さんら“女の戦い”を打ち出している本作だが、押井監督は「一番怖かったのは?」という質問に「うーん…」と考え込みつつ、「では一番好きなのは?」と尋ねられると「あ、高島さんです」とレギュラーの真野さん、太田さんをあっさりと袖にして即答し、会場は笑いに包まれた。『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日福士蒼汰がコンタクトレンズの「シード PlusMode 1day Homme」のイメージキャラクターに就任し、4月13日(月)に行なわれた記者会見に出席。スペシャルゲストとしてお笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介も来場し、好感度を巡って福士さんと張り合った。これまで女性の使用者が全体の比率の98%と言われている、瞳を大きく見せる“サークルコンタクトレンズ”を男性向けに開発。「for Business」と「for Private」の2種類のレンズカラーで発売される。福士さんは普段から「コンタクトを入れるかどうかで仕事のスイッチがONかOFFか変わる」と仕事をする上で、コンタクトレンズは手離せないものだと明かす。この「シード PlusMode 1day Homme」についても「ビジネスシーンでも、目力が強いと説得力や言っていることの重みが増すと思う。仕事に関して、すごくいいと思います」と装用による効果を語る。「新時代。スタイルコンタクト」というコンセプトに沿って、井上さんは「NON STYLE」ではなく「オン・スタイル」の井上として登場するが「コンタクトのサイズは合ってるのにタスキの大きさが合ってない…」と苦笑い。“吉本ブサイクランキング”の殿堂入りという称号をものともせずに、いまをときめく福士さんをライバル視し「(福士さんが)『ライバルが来たな、手強そうだな』って顔してますね」といきなりの勘違い発言。「シード PlusMode 1day Homme」を装用した自身について「メイク室で着けた瞬間に、女性のメイクさんが『全然違う!』と大絶叫してました」とその変身ぶりについて熱くアピールする。福士さんは映画やドラマに出演する上で「セリフがなくても目の力が必要なときもある」と瞳がどう見えるかがいかに重要であるかを説き「大切なことは目で決まると思います」というしびれるような言葉を発するが、すぐさま井上さんも「大切なことは目で決まる」とマネしてなぜか2回続けて発言。福士さんとのギャップが際立つという逆効果になったが、全く気にすることなくご満悦だった。さらに井上さんは、めげることなく、福士さんのイケメンぶりを称えつつも「僕も21歳の時はこんな感じでしたよ。顔もスタイルも」と炎上必至(?)の暴言を連発!「全然、負けてないです。僕も日めくりカレンダーを出してるけど、福士くんのカレンダーよりもランキングは上ですから!好感度は僕の方が上です」と必死に訴えていた。井上さんは、福士さんが本商品のためのスペシャルムービーで見せている、ブラインドの隙間から外をのぞきこむという印象的な1シーンを、なぜか会場で再現。さらに「新時代。スタイルコンタクト」という決めゼリフを披露するが、なぜか「スマイルコンタクト」と言ってしまい、福士さんから「スタイルコンタクトです」とツッコミが入る。最後には福士さんが「新時代。スタイルコンタクト」という決めゼリフを生で披露し、“本物”の輝きに井上さんも「かっこよすぎる!なんやコレ?」と白旗を上げていた。「シード PlusMode 1day Homme」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日映画『ストロボ・エッジ』主演の福士蒼汰、有村架純と廣木隆一監督が3月24日(火)、本作のヒット御礼舞台挨拶に登壇。ファンの間で人気の高い指折りの胸キュンシーンをふり返ると共に、福士さんの肩に有村さんがもたれかかる“肩ズン”シーンを再現しファンの喝采を浴びた。『アオハライド』でも知られる咲坂伊緒の人気漫画の映画化。学校一のモテ男の蓮と、そんな彼に想いを寄せる仁菜子を中心に、登場人物全員が片想いという切なくも甘酸っぱい恋模様の高校生活が綴られる。3月14日(土)に公開され、10日間で観客動員数は87万人を突破し、興行収入も10億円に達した。この日は、ファンの間でも人気の高い蓮と仁菜子の胸キュンシーンを映像と福士さん、有村さんの証言で徹底解剖!最初に、もはや社会現象とも言える“壁ドン”を福士さんが有村さんに対して行う、教室での告白のシーン。福士さんは「ここだけ見ると恥ずかしい(笑)」と語り、有村さんも「いろいろ思い出すね」とニッコリ。有村さんによると「お互い、最初はあまりしっくりこなかった」とのこと。福士さんもその言葉にうなずき「やりにくいな、なんだ?どうしたらいいんだ?という感じで、監督に相談したら『それでいいんじゃないの?』と仰って下さって、その言葉の意味を考えて、蓮らしくないことをしているから、そのやりづらさが蓮なんだと思って、そこであの“壁ドン”が生まれました」と明かした。廣木監督は、このシーンの蓮の口調について「すごく早口になってるんですけど、『言わなきゃ!』という感じが出ていてそこが良かった」と称賛する。続いては、蓮のパーカーを着た仁菜子の袖を蓮が後ろからまくってあげる通称“袖クル”のシーン。福士さんは“袖クル”という言葉に「みなさん知ってましたか?新たなのが出てきましたね(笑)」と首をかしげる。有村さんは「恥ずかしかったですよ」と述懐したが、福士さんも「いやぁ、恥ずかしかったですね。何してるんだろう、オレ?と思いました。他のシーンは自然に感情に乗ってできたけど、ここだけは感情はどこに行ったんだろう?という感じ。これができる蓮は素晴らしい男です」と語っていた。そして最後は、電車の中で眠ってしまった仁菜子が頭を蓮の肩に預ける“肩ズン”。有村さんは「(仁菜子は)寝てたから、蓮くんがどんな表情してるか知らなくて、(映画を観て)こんな顔してたんだって思いました」と語る。福士さんは「原作にもあったので、そのイメージでやりました。蓮の余裕が微笑ましい感じで。微笑ましく(眠っている仁菜子を)見ている蓮も微笑ましい――いいなこの2人、というシーンを作りたかった」とふり返った。2人とも、3つのシーンの中では最後の“肩ズン”に最も胸をキュンキュンさせたそうで、福士さんは「壁ドンは実生活において現実味がない(笑)。やる機会ないですよね。袖クルも。(肩ズンは)男として頼られている感じがいい」と語る。有村さんはこのシーンでの蓮の心情に言及し「自分が倒れてしんどいはずなのに(仁菜子が)起きるまで待ってくれる優しさに胸キュンです」とニッコリ。福士さんは「肩ズンの時代か(笑)!」と喜び(?)を露わにしていた。『ストロボ・エッジ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストロボ・エッジ 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C) 咲坂伊緒/集英社
2015年03月24日福士蒼汰と有村架純が3月10日に、共演作『ストロボ・エッジ』の公開を記念して東京・品川区の品川エトワール女子高等学校でサプライズの“課外授業イベント”を行った。生徒250人から大歓声で迎えられたふたりは、“特別講師”として生徒たちのお悩み相談に「恋愛に大切なのは、相手を思いやり、自分の気持ちを大切にし、一歩を踏み出す勇気を持つこと」(福士)、「相手を思いやる気持ちはもちろん、素直になることが一番」(有村)と恋愛指南していた。その他の写真ある生徒が「バイト先に好きな人がいる」と悩みを打ち明けると、福士は「まずは友だち感覚で遊びに行って、距離を縮めてみては」とアドバイス。「肉食系女子についてどう思いますか?」という質問に、「男は(女子の気持ちに)気づかないことも多いから、女子が積極的なのはいいこと」と理解を示したが、「自分が面食いで困っている」という女子生徒には、「好きになるきっかけとしては、外見の好みはアリだけど、付き合うとなるとやっぱり性格が大切」と男子の本音を語った。人気マンガ家・咲坂伊緒の代表作が『アオハライド』に続いて映画化した本作は、学年一の人気者・蓮(福士)に恋してしまった女子高生・仁菜子(有村)を中心に、“登場人物全員が片思い”というシチュエーションで、まっすぐな気持ちが届かない切ない恋模様が交錯する学園ラブストーリー。福士は昨年、『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』のPRで同校を訪問しており、「今回で2度目なので、毎年の恒例行事にしようかな」とリップサービス。有村さんは「高校時代は共学だったので、女子校がどんなものか知りたい」と“女子の花園”に興味津々だった。『ストロボ・エッジ』3月14日(土)全国東宝系にて公開取材・文・写真:内田 涼
2015年03月10日俳優・福士蒼汰が、22歳の誕生日を迎える5月30日(土)に合わせ、ファンとともに過ごす「Birthday Party」を開催することが明らかになった。有村架純とのW主演で“壁ドン”を披露することでも話題の『ストロボ・エッジ』に、10月公開の岡田准一主演『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』など、今年も絶好調の福士さん。「今年の誕生日はファンのみんなと過ごしたい!」と、自身3度目となるファンイベントは初めての「Birthday Party」に決定。東京と神戸でそれぞれ昼・夜2部、計4回開催され、トークショーのほかオリジナルグッズの販売などが予定されている。福士さんは、「今年も福士蒼汰ファンイベントを開催することになりました。今回は5月30日、31日と2日間行います。神戸での開催も決定しましたので、いままで来れなかった人も来てくれたら嬉しいです。5月30日は福士蒼汰の22回目の誕生日。いい記念の日になるようにイベントの内容も考えています!今回もみんなで盛り上がっていきましょう」とコメント。ファンとのふれあいをいまから心待ちにしている様子だ。チケットは、第一弾先行抽選販売の申込受付を研音公式モバイルサイトにて3月13日(金)正午12時より開始、プレイガイド一般発売日は5月9日(土)。イベント詳細、プレイガイド先行日程などは、福士蒼汰ファンイベント特設サイト内にて随時発表されるという。福士蒼汰ファンイベント2015「Birthday Party」は、5月30日(土)TOKYO DOME CITY HALLにて、5月31日(日)ポートピアホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年03月09日福士蒼汰が昨年に続いて、卓上カレンダー「福士蒼汰カレンダー2015.4~2016.3」を発売したことを記念して3月7日(土)に購入者を対象にした握手会を行なった。昨年、2014年度版の卓上カレンダーを発売し好評を博したのに続き、今年は新たな試みとして豪華両面刷りのカレンダーを発売。AサイドとBサイドの2つの世界の中で福士さんが様々な表情を見せている。さらに特典DVDも付いており「遊んでいるカットも見られます。僕も見ましたが非常にいいです」(福士さん)とのこと。出来上がったカレンダーの写真について、福士さんは「非常に、思っていたよりもカッコよく、男らしく撮れていると思います」と満足そうに語る。お気に入りの写真は、あまり見せたことのない丸メガネを着用したショット。実は普段から目が悪くプライベートではたくさんメガネを持っているそうだが、この丸メガネタイプは「普段あまりかける機会がないですが、印象がガラッと変わって気に入ってます。知的な感じに見えます(笑)」と明かす。メガネをかけている女性は好きか?という質問には「いいと思います」とニッコリ。「ギャップもいいですね。たまに外したり、近くのものを見る時だけかけたり」とメガネ女子へのギャップ萌えを告白した。今回のカレンダーは4月はじまりのカレンダーだが、いまはちょうど年度の終わりの卒業シーズン。福士さんは「高3の時はほぼ学校に行けなかったので『ライダー』が自分にとっての学生の卒業だった」とふり返る。昨年はドラマ「きょうは会社休みます」で見せた“壁ドン”が大きな話題を呼んだが、報道陣からの「壁ドンも卒業?」という質問に、「入学もしてないんで!」と苦笑い。「(周りから壁ドンについて)言われることは多いけど、ドラマで1回と今度公開の映画(『ストロボ・エッジ』)で1回だけ。普段はやらないです」と壁ドンを巡る周囲の熱狂に首をひねる。このカレンダーの中に壁ドンは?という問いには「どうでしょう…(笑)」と不敵な笑みを浮かべていた。この日の握手会は東京・神保町の書店で行われたが、開始前から店舗の前には長蛇の列をなす多くの女性ファンの姿や「仮面ライダーフォーゼ」時代からのファンの子どもとその母親らの姿が見られた。こうしたイベントに加え、映画やドラマ、CMの撮影、取材、舞台挨拶など忙しい日々が続くが当人は「人と会うことでエネルギーをもらえるから楽しみです」とこの忙しささえも楽しんでいるようだった。さらに俳優としては、自分自身と「真逆の役をやってみたい」と幅広い役どころへの挑戦に意欲をのぞかせる。「あまちゃん」以降途切れることなく高い人気を誇っているが「もうデビューから5年目を迎えるので、いつも思うのは恩返しをしていかないといけないということ。この4年間は与えてもらうばかりだったので、持っているものを返していきたい」とこれからについても語った。「福士蒼汰カレンダー2015.4~2016.3」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年03月07日福士蒼汰が3月7日(土)、「福士蒼汰カレンダー2015.4~2016.3」の発売を記念して購入者向けの握手会を実施。イベント前の報道陣との質疑応答で、同日のブログでもスタッフが報告していた“右手の負傷”の詳細について明かした。福士さんは右手の一部にテーピングを巻いた状態で報道陣の前に登場。この日、更新されたオフィシャルブログでも「スタッフより」というタイトルで数日前の自主トレーニング中に誤って右手を負傷したこと。骨に異常はなく生活にも支障がないこと。この日の握手会は片手での握手になることなどが報告されていた。改めてこのケガについて福士さんは「トレーニング中の不注意でケガをしました」と説明。具体的にはトレーニングのためにランニングをし、公園でシャドーボクシングをしてたそうだが「公園のポールを相手に(シャドーボクシングを)してたんですが(リーチの)伸びが意外とよかった(苦笑)」とのことで、誤ってポールに拳をぶつけてしまったという。ケガ自体は「打撲でたいしたことなかったので、安静にしていれば大丈夫です」と特に支障がないことも改めて報告した。「福士蒼汰カレンダー2015.4~2016.3」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年03月07日俳優の福士蒼汰が27日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第38回日本アカデミー賞授賞式に出席した。福士は、『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』の3作品の演技が評価され、新人俳優賞を受賞。「このような名誉ある賞をいただけて、うれしく思っております」と喜びを伝え、「『好きっていいなよ。』という映画では同年代のキャストの皆さんの中で切磋琢磨することができ、『神さまの言うとおり』では初めて国際映画祭に出席することができました。そして、『イン・ザヒーロー』では、尊敬する唐沢寿明さんと共演することができ、とてもいい時間、いい経験になりました」と1つ1つの現場を丁寧に振り返った。そして、「すべての関わってくれた方々、そして、観てくれた方々に感謝を言いたいと思います」と関係者と観客にメッセージ。「これからも日本の映画界をみんなで盛り上げていけるように、頑張っていきたいと思います」と意気込みのコメントで締めくくると、司会の西田敏行は「心強い言葉です。ありがとう!」と福士のスピーチをたたえた。そのほか、上白石萌音(『舞妓はレディ』)、小松菜奈(『渇き。』)、能年玲奈(『ホットロード』)、池松壮亮(『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』)、登坂広臣(『ホットロード』)が同賞を受賞した。■そのほかの新人俳優賞受賞者のコメント上白石萌音「本日はありがとうございます。今、私がこの場所にいることが本当に夢のようでまだ信じられません。私がこの映画のオーディションを受けたのは、今から3年前になります。それから3年間、とても楽しくて充実した毎日でした。この作品で学ばせていただいたことを胸に、そして今日いただいた賞を励みにしてこれからも精進して参ります。本当にありがとうございました」小松菜奈「新人の時にしかもらえないこんなすてきな賞をもらえて本当にうれしく思います。今までに感じたことのないプレッシャーだったり、不安だったり、また、新しい良い刺激を受けることができました。あらためてこの新人賞がもらえて、とても幸せです。ありがとうございました」能年玲奈「今日はこのような賞をいただけてすごくうれしいです。今回の『ホットロード』という作品は私にとってすごく大切な作品になりました。『ホットロード』の2人で賞をもらえたことがすごくうれしいです。これからも気を引き締めてがんばります。ありがとうございました」池松壮亮「この度は、このような名誉ある賞をいただきまして、光栄に思っています。ですが何より、ここに導いてくれた作品たちとそこにいた人たちとの出会いが一番の財産です。これからもがんばります。ありがとうございました」登坂広臣「初めてお芝居にチャレンジさせていただいたんですが、その中でたくさんの不安やプレッシャーもあって、自分自身成長できたんじゃないかと感じております。こんなすばらしい賞をいただけたということで、これを機にさらにがんばっていきたいと思います」
2015年02月27日福士蒼汰×有村架純といういま最も旬な2人のW主演による映画『ストロボ・エッジ』の完成披露試写会が2月16日(月)に開催。福士さん、有村さんに加え、共演の山田裕貴、入江甚儀、佐藤ありさ、黒島結菜、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。『アオハライド』に続き、女子高生を中心に高い支持を集める咲坂伊緒の人気漫画を映画化。「好きな人に、好きな人がいても好き。」をキャッチコピーに、学年一のイケメンでクールな蓮と彼にフラれても片想いの仁菜子を中心に、高校生たちの爽やかで切なくもある青春を描き出す。この完成披露のチケットの応募総数は実に2万810通で当選倍率は520倍!劇中の制服姿で壇上に福士さんらが姿を見せると、このラッキーな当選者たちは割れんばかりの拍手と歓声で迎えた。福士さんは元々、原作漫画の大ファン。「高校2年生で読んでて、自分が蓮をやったら?と考えながら声を出して読んでました。夢が叶った感じです」と喜びを語る。有村さんは、仁菜子役のために長かった髪をバッサリと切ったが「長いと仁菜子じゃないので『切りたい』と言いました。切ってみると気持ちがサッパリしたし、容姿を変えるというこれまでと違った役作りのアプローチが新鮮で嬉しかったです」と充実した表情を見せた。久々の制服については福士さんは「同窓会みたい。いいよね、制服」と笑うが、佐藤さんは「26歳なのに制服ですいません!」といきなり謝罪し笑いを誘う。現役高校生は唯一、現在高校3年生の黒島さんだけで、「22歳だけど」(有村さん)、「24だよ!」(山田さん)と口々に自虐コメントが飛び出し会場は笑いに包まれた。有村さんは映画について「“好き”がたくさん詰まった映画。片想いの切なさや胸キュンがたくさんあるのでそれも楽しんでもらいつつ、福士蒼汰くんにやられちゃってください!」とニッコリ。去り際には福士さん、入江さん、山田さんが、客席に向けて投げキッスのサービスで、集まった女子をメロメロにしていた。『ストロボ・エッジ』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストロボ・エッジ 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C) 咲坂伊緒/集英社
2015年02月16日俳優の佐々木蔵之介が2月12日(木)、一人舞台に挑む「マクベス」の製作発表会見に出席。同日、主演ドラマ「ハンチョウ~警視庁安積班~」で共演した比嘉愛未と福士誠治の熱愛が報じられたが、佐々木さん自身は「知らなかった」と驚きの表情だった。シェイクスピアの同名戯曲を原作に、その全登場人物を精神病院の隔離患者(佐々木さん)の”内面”が追体験し、演じきるというスコットランド・ナショナル・シアター(NTS)版「マクベス」。今回、NTSの全面協力で、オリジナル演出による日本語版の上演が実現する。彼を見守る看護師と女医も登場するが台詞はほとんどなく、約100分間の本編はほぼ佐々木さんの独壇場となり、「数えてみたら、演じる役は20くらい(笑)。台詞も膨大ですし、体力、精神力の両面で心配と不安しかない」と戦々恐々。これまで、一人芝居のオファーは「断り続けてきた」そうで、「出演を決めた理由?それが覚えていないんですよ…。マネージャーにも『やるって言ったっけ?』って確認したほど。やる気はあるが、逃げる準備もできている」と笑いを誘った。それでも「難解でもエキサイティング。本場のスタッフに来ていただき、演劇をやっている人間にとって、こんな機会はめったにないし光栄。カッコいい台詞ばかりで、役者冥利に尽きる」と武者震いしていた。都内で行われた会見には、佐々木さんに加えて、日本版演出を手がけるアンドリュー・ゴールドバーグ氏が出席。夏の公演を前に、すでに佐々木さんとのワークショップが進んでいると言い、「台詞は日本語ですが、(外国人の)私にも佐々木さんの繊細さ、知性、シナリオの深い理解度が伝わった。素晴らしい演技は、文化も国境も超えた普遍的なものだと改めて実感している」と太鼓判。また、「すべては佐々木さんの演技にかかっている。声と身体を使って、表現の多様性を見せるのは大変だが、20人分の演技を頑張ってほしい」と期待を寄せていた。佐々木さんが主演する舞台「マクベス」は7月12日(日)から東京・渋谷のパルコ劇場で上演。豊橋、大阪、横浜、北九州での公演も行われる。(text:cinemacafe.net)
2015年02月12日話題を集めたドラマ「きょうは会社休みます。」、主演映画『神さまの言うとおり』など昨年も大活躍となった、若手俳優・福士蒼汰。昨年大ヒットした“卓上カレンダー”が、今年も「福士蒼汰 メイキングDVD付卓上カレンダー2015.4-2016.3(仮)」としてリリースされることが決定。福士さんの貴重なショットと共に、コメントがシネマカフェに到着した。今年は豪華両面刷りーー素顔を覗かせるナチュラルテイストなショットの“表”となるAサイドと、ドラマチックなシチュエーションでクールにきめた姿が収められた“裏”となるBサイドの2つの世界観で、俳優・福士蒼汰の魅力をたっぷりと収めたものに仕上がっている。また今年の卓上カレンダー発売に際して、「今回は表蒼汰・裏蒼汰が見られる特別仕様となっています。撮影していて、両方とても楽しかったです。すごく遊んだ部分と男らしく撮った部分と、いろんな世界にいる福士が見られると思います。あなたが求めるのはどの世界の福士でしょうか」。さらに発売記念イベントとして、3月7日(土)に東京・三省堂書店神保町本店で握手会が開催されることも決定。福士さんも「みんなで盛り上がりましょう」と呼びかけている。「福士蒼汰 メイキングDVD付卓上カレンダー2015.4-2016.3(仮)」は3月5日(木)より発売開始。(※一部地域は発売日が異なる場合アリ)(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日昨年、ドラマに映画にと大活躍を見せた福士蒼汰が、イタリア発の男性ファッション誌「L’UOMO VOGUE」に出演することが明らかとなり、その写真の一部、さらに今回の大抜擢を受けての福士さんからのコメントが到着した。「L’UOMO VOGUE」はファッションだけではなく、文化、旅行、芸術、スポーツ、ビジネスなどの分野も網羅し、「VOGUE」ならではのアーティストや俳優によるエッジの効いた誌面で人気の男性ファッション誌。今回は、今の日本の若手俳優の中で世界に飛び立てるポテンシャルのある人物を紹介する企画が立てられ、昨年10月に主演映画『神さまの言うとおり』が第9回ローマ国際映画祭に出品され、現地の会見で流暢なイタリア語を披露し大きな話題となった福士さんに白羽の矢が立ったという。誌面では、ローマ国際映画祭でのレッドカーペットの模様を軸に、21歳という若いキャリアの中で、三池監督という世界で注目を集める監督とタッグを組む、日本の若手有望株として、さらに映画とTVドラマとの距離が遠い欧米の俳優業界とは異なり、映画とTVドラマとの距離が近い日本の土壌の中で育ち、その両方に出演する柔軟な才能を持っていること。そして、語学に熱心で将来的にはハリウッドのようなワールドワイドな作品でも活躍できるポテンシャルを持っていることなどが紹介されている。今回の大抜擢を受け、福士さんは海外での仕事に喜びのコメントを寄せている。<福士蒼汰/コメント>「世界的に有名な雑誌の『L’UOMO VOGUE』に出させて頂いてとても嬉しいです。いつか海外でお仕事をしたいと常に思っていたので、今回とても刺激のあるお仕事でした。ファッションへの興味も出てきて、カメラの前ではその世界に生きる人を演じている感覚で立っています。ワンポーズ撮影していく中に、それぞれの物語がある。それらを集めて作品になっていく形にとてもワクワクします。撮影中はとても楽しく過ごせました。さらにモデルとしてではなく一人の役者として、今回選んで頂けたことが本当に嬉しいです。それは映画『神さまの言うとおり』に出演して、海外の映画祭に参加できたからこそですし、人との繋がり、時間の繋がり、それぞれの繋がりに感謝したいと思います。役者として自分はまだまだ頑張らなければならないことばかりですが、これから世界でも活躍できるよう努力を惜しまずやっていきたいと思います。そして個人的にも海外への興味はさらに強くなりましたし、いつかは海外へ行き、その土地の人々と話し、自分の扉をたくさん開いていきたいです。そのためにも今すべきこと、目の前にある事を全力で頑張りたいと思います」。今後、福士さんは、有村架純と共演する学園青春ラブストーリー映画『ストロボ・エッジ』(公開:3月14日)、さらに10月には岡田准一と共演する劇場版シリーズ第2弾『図書館戦争-THE LAST MISSION-』の公開も控えている。福士さんが登場する「L’UOMO VOGUE」は、イタリアにて1月13日(現地時間)より、日本では1月下旬より発売予定。L’UOMO VOGUE / January 2015 IssuePhotographer: HIROHISA NAKANOStylist: TAKAFUMI KAWASAKI @ MILDHair&Make-up: MASA KAMEDA(text:cinemacafe.net)
2015年01月13日女優の田中麗奈が12月12日(金)、東京都内でNHKBSプレミアムドラマ「徒歩7分」の初回完成披露試写会に出席した。32歳の孤独な病んでいる系ダメダメ女子を演じた田中さんは、「自分と似ているとは言いたくない女性」と役柄との共通点を探すのに苦労したようで、「孤独で嫌いな自分を見つめないと出来ないと思ったので、自分を役に落とし込んで『病んでみようかな、私も』と思った。でもそこから役と同化していって、やって行けたかなと。役と自分のお互いが歩み寄った感じがある」とこだわりの役作りに胸を張った。ドラマは、一人暮らしを始めた彼氏なし、友達なし、仕事なしの32歳・依子(田中さん)の、“徒歩7分”圏内で起こる些細な出来事を描き出す内容で、田中圭、福士誠治、石野真子らが共演。日常的過ぎるともいえる会話劇をワンシーン・ワンカットの長回しで見せる演出も注目のポイントだ。田中さんは「30分の1話完結だけど、ワンシーンが15ページくらいあるので、長回しで15分間を一回やっただけでクタクタ。ドラマというよりも舞台をやっているような感じがあって、共演者やスタッフとも『何があっても続けていこう』という結束力があった」とハードな撮影をふり返りつつ、「長回しは大変だけれど、それが出来るのが、実は楽しくてしょうがない。『大変だ、大変だ』と言いながら、血が騒いでいましたから」と女優魂を大いに刺激されたようだった。NHKBSプレミアム「徒歩7分」は、2015年1月6日23:15~放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日11月29日より公開される人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐ 第6章』の場面カットが公開されるとともに、初日舞台あいさつの登壇者が発表された。『第6章』のエピソード11「THE LONG GOODBYE」は、同窓会に招かれた主人公・泉野明(真野恵里菜)の初恋を描いた物語。想いを寄せていた同級生の高遠航(大東俊介)からバスケットボールをパスされた泉野が、いつの間にか高校の制服姿になる回想シーンが劇中で登場するようで、その場面カットが公開されている。公開初日となる11月29日の舞台あいさつには、真野に加え、『第2章』の舞台あいさつ以来となる塩原佑馬役の福士誠治、『第6章』のエピソード10「暴走!赤いレイバー」を手がけた田口清隆監督、本プロジェクトの総監督・押井守氏の4名が登壇。特に真野は、いつもの隊員服とは打って変わって初々しい女子高生姿で舞台あいさつに臨むという。女子高生姿での舞台あいさつは、東京・新宿ピカデリーとMOVIX亀有の2カ所で開催され、チケットは11月22日から各劇場公式サイトにて販売される。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で制作している。11月29日からは、エピソード10「暴走!赤いレイバー」とエピソード11「THE LONG GOODBYE」の2話で構成された『第6章』が公開される。(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2014年11月19日今年はじめに出演したスーパー歌舞伎を筆頭に、ここのところ舞台でのチャレンジングな活動が目立つ。2015年2月に上演される『狂人なおもて往生をとぐ~昔、僕達は愛した~』も、福士誠治にとって、かけがえのない挑戦になりそうだ。本作は、1960~70年代の優れた戯曲を、若手演出家の新たな解釈と演出で復刻させる、東京芸術劇場「Roots」シリーズの第2弾。1969年に劇団俳優座で初演された清水邦夫の戯曲を、『おそるべき親たち』などで注目されている熊林弘高が演出する。狂気と言葉が錯乱する手ごわい世界に、どう立ち向かうのか。熊林を交えながら、福士がその思いを語った。舞台『狂人なおもて往生をとぐ』チケット情報戯曲を読んで福士がいちばんに感じたのは、「答えのないものを手探りで作っていくような作品」ではないかということだった。筋立てはこうだ。彼が演じる出(いずる)は、娼婦の館で娼婦や客たちに怒りや苛立ちをぶつけている若者。だが次第に、彼らがみんな家族であり、精神を病んだ出の妄想の世界を演じていることが明らかになっていく。「だから一応は、出が狂人で家族がまともな人たちっていうことになるんですよね。でも、もしかしたら、本当は家族じゃないのかもしれないし、全員が狂人なのかもしれないし。台詞も言ってることが本当か嘘かわからない。そのうえ、表現の仕方がすごく遠まわしなので、会話がつながっていなかったりするんです。そこで心のやりとりをしていくのは、本当に修行になる。右往左往してみたいですね」。一方、娼婦館ごっこをする家族という設定に、演劇のひとつの原型を見るという熊林。「ジャン・ジュネ作の『女中たち』のように、ごっこ遊びのなかに真実と嘘が見えてくることがある。この家族もそう。しかも、「国家」という言い方をするように、「家」というのはその最小単位。家で行われていることから、社会や国家がやっていることも見えてくる。そういう巧みな戯曲でもあるんです。また、きな臭い方向に向かっている今の時勢と重なり合うところもある。僕自身は基本ノンポリですが(笑)、覚悟して、客席に問いかけていかなきゃなと思っています」。役者としては、「自分が答えを持つことなく、そのメッセージを提示できるようにならないといけない」と福士。それは困難な挑戦になるだろうが、「観ている方が前のめりになって考えてもらえるようなエネルギーを出したい」という彼なら、ただまっすぐに狂ってくれるはずだ。公演は2015年2月10日(火)から26日(木)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて。その後、愛知、長野、兵庫でも公演。東京公演のチケット一般発売は11月15日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2014年11月14日“運も実力のうち”――という言葉があるように、人生には運を試される瞬間が幾度となく訪れる。すっかり人気若手俳優としての地位を確立した福士蒼汰、4万4千人の中から東宝シンデレラのオーディションで「審査員特別賞」を勝ち取った山崎紘菜は、間違いなく運を持ち、ヒットメーカー・三池崇史監督の最新作『神さまの言うとおり』の主演とヒロインに大抜擢となった。冒頭から突然、生死をかけたサバイバル・ゲーム「ダルマさんが転んだ」が始まる。ごく普通の高校生の日常が否応なしに“非”日常に放り込まれるわけだが、主人公の高畑瞬を演じた福士さんは「わりと運は持っている方だし、動くのも好きだし、考えるのも好きだし、最初のステージの『ダルマさんが転んだ』はいけると思います。問題は『コケシ』のステージをどう乗り切るか、ですね」。何とも頼もしく、彼が高畑瞬に選ばれたのも納得してしまう。冷静に淡々と「もしも」の世界を語る福士さんだが、次々とクラスメイトがダルマに殺され、教室が死体と血であふれる戦慄シーンは「原作漫画を読んでも、完成した映画を観ても恐かったですね」。あまりにも衝撃的な物語のスタートに驚いた。そして、その背景にある心情については「分からない相手と戦っているから恐怖が増すんですよね…」。そう、ダルマ、招き猫、コケシ、シロクマ、マトリョーシカ、どれも一見可愛らしいキャラクターなのだが、彼らとゲームをして勝たなければ、待っているのは“死”のみという究極のゲーム。しかも、キャラクターはCG処理されるため、撮影現場では最終的にどんな映像になるのか、各ゲームのシチュエーションはもちろん恐怖を想像することが俳優たちに課せられた。山崎さんにとって印象深いシーンは2つ目のステージ「招き猫」。「私の演じた“いちか”が登場するのがそのシーンからというのもありますけど、招き猫の大きさも想像力もいろんなことを乗り越えなければならなかったので、招き猫のシーンが一番動いたし、想像力が必要でした。ネズミの衣裳を着られなかったのは残念でしたけど(笑)」。そう、このシーンでは、福士さんの滅多に見られない姿を見ることができる。それは、全身タイツ的なネズミの着ぐるみをまとった福士さん。人気のイケメン俳優がネズミの着ぐるみを着て「チュウ」と鳴く。抵抗はなかったのだろうか。「抵抗、ありました(笑)。最初は生徒役のみんなが着ている設定だったけれど、ストーリー上、着ているのは瞬1人になるので、そのときはちょっと恥ずかしかったです。ああいう全身タイツ的な衣裳は初めてだったし。でも、あの格好であることによって、生きるか死ぬか、真剣に芝居をしていることが面白く映るんだと思います。その芝居の感覚はすごく面白かった。格好はネズミだけど、問題を解決していく瞬はカッコいい。彼のセリフが、すごくカッコいいんです」。たしかに、そのアンバランスさとギャップが見どころでもあり、世の女性たちは見たことのない福士蒼汰にキュンとさせられるに違いない。また、瞬といちかの微妙にゆれ動く恋愛関係も見どころ。幼なじみからなかなか抜け出せずにいた2人が生死をかけたゲームに参加することで、自分たちの気持ちに気づいていく。純粋で素直ないちかを爽やかに力強く演じた山崎さんは、いちかが瞬に惹かれる理由を女性目線でこうふり返る。「瞬君は普通の生活をしていてもどこか退屈していて、笑顔だけど心の奥底では何を考えているのか分からなくて、ほんの少しだけどミステリアスな部分があって、そこが魅力的。機転がきいてピンチを救ってくれるし、そういうたくましさにも女性は惹かれますよね。後半では瞬君の中学時代の同級生・翔子ちゃんが加わって三角関係も描かれますけど、私は三角関係の駆け引きというよりは、恋愛と友情の心の揺れに共感して…。きっと共感してもらえると思います」。それぞれが好きな人を想う真っ直ぐな気持ち、純粋な気持ちがなんとも切なく描かれている。「神さま、僕の退屈な日常を返してください」という瞬のセリフから始まる恐怖のゲーム。福士さんと山崎さんは、映画のなかで“非”日常を生きたことで、大きな気づきがあったと語る。「時間について考えました」と言うのは福士さん。「死を間近に感じるシチュエーションに身を置いたことで、瞬は自分が何をしたかったのか、大切なことが分かってくるんです。僕自身も、いままで何となく生きていた時間、過ごしていた時間がすごく大切なものに見えてきて、今、自分がするべきこと、したいことは何だろうって考えるきっかけになりました」。一方、山崎さんは「日常に感謝したくなった」そう。「映画を観終わって、映画館を出て、自分の周りにたくさん人がいることにホッとする、安心すると思うんです。それくらいの衝撃作なので(笑)。同時に、家族や友だち、これまで当たり前に生きてきた日常に感謝したくなりました。恐いのが苦手という人もいると思うけれど、この映画は恐いだけじゃなく、自分だったらどう乗り越えるか、どのキャラクターと近いか、いろんなことを考えながら観ることのできる面白さがあるんです」。あり得ない体験ができてしまうのが映画の醍醐味。日常に退屈している人、この指(映画)とーまれ。(photo:Yoshio Kumagai / text:Rie Shintani)■関連作品:神さまの言うとおり 2014年11月15日より全国東宝系にて公開(C) 2014「神さまの言うとおり」製作委員会
2014年11月13日福士蒼汰が三池崇史監督とタッグを組んだ注目作『神さまの言うとおり』が公開。原作は週刊少年マガジン連載の人気コミック。高校の教室に、突然、怪しげなダルマが現れたことから、不条理なデスゲームがスタートする。次第にサバイバル能力を発揮していく主人公の瞬を演じた福士と、ヒロイン・いちかに扮した山崎紘菜に話を聞いた。その他の写真「現場は明るかったです。三池監督自身がずっと笑顔でいてくださるので。CGが多い場面も『これがこう動いて、こんなデカいのがご~って現れるんだよ』と擬音を使いながら説明してくださるんです(笑)。もっと淡々としていて無表情な方なのかと思っていたので意外でした」と福士。芝居に関しても「とても自由にさせていただきました。僕の感じる瞬をやればいいからと。瞬は一見、普通の高校生なんだけど、日常を退屈だと捉えていて、世界を背景として見てしまうところがあるんです。特殊な人間ではないけれど、でも考え方にちょっと外れた部分がある青年だと意識して演じました」と振り返る。瞬の幼馴染で心の強さを覗かせるいちかを演じた山崎には、撮影前に外見的な役作りが必要だった。黒髪をほぼ金髪に近い明るい髪色に染めたのだ。「いちかちゃんが金髪だというイメージは、最初、私の中になかったんです。でも黒から思いっきり明るくチェンジしたことによって、それまで考えていたものとは違う新しいいちかちゃんを作り出すことができました。加えて自分自身、外見を変えることによってひとつ殻が破れたというか、吹っ切ってクランクインすることができたんです」と充足の笑み。CG、VFX処理の多い作品だが、本格的なセットも見どころ。映画オリジナルのゲームとして登場する“死の缶ケリ”ではロシアの古城のセットが組まれた。「こんな厳かな凄いセットで、やることは缶ケリ(笑)。こういうアンバランス感が、この映画のいいところ。単純なデスゲームものではないので、いろんな感想を持ってもらえると嬉しいです(福士)」。『神さまの言うとおり』11月15日(土)全国東宝系にて公開取材・文・写真:望月ふみ
2014年11月12日三池崇史監督の最新作『神さまの言うとおり』の完成披露試写会が11月4日に都内で行われ、三池監督をはじめ、和装に身を包んだ主演の福士蒼汰、共演する山崎紘菜、神木隆之介、染谷将太、優希美青とともに、映画のキーとなる“ダルマ”を模した巨大バルーンが登場。高さは2.5メートル、幅が2.3メートル。制作費500万円を投じ、1カ月で完成したバルーンだが「お披露目は今日限り」(関係者)だといい、福士も驚きの表情だった。その他の写真金城宗幸(原作)、藤村緋二(作画)による同名人気コミックを映画化した本作は、平凡な日々をおくる高校生たちの前に、不気味なダルマや招き猫、コケシ、シロクマ、マトリョーシカらが現れ、命をかけたサバイバルゲームが仕掛けられる。第9回ローマ国際映画祭コンペティション部門(ガラ部門)に出品され、10月18日(現地時間)にワールドプレミア上映され、「ローマの皆さんからスタンディングオベーションをいただき、変な気持ちでしたね。でもこんなちっぽけな自分に拍手してもらい、存在意義を見つけたなと思った」(福士)、「映画の完成と、その映画をローマの皆さんと共有できた喜びで涙が出そうになった」(山崎)と現地での様子を振り返った。また、三池監督は同映画祭で特別賞にあたるマーベリック賞を受賞し、「ツイ・ハークやウォルター・ヒルなど、変わり者がもらう賞だから嬉しいですよ。ローマのお客さんは笑って観ていたが、究極の一生懸命はやはり笑えちゃう」と話していた。染谷は『悪の教典』以来の三池組で、「一年中血まみれ(笑)。またも血の海に飛び込んだが、楽しかったです」。一方、神木が三池監督の作品に出演するのは、『妖怪大戦争』以来10年ぶりで、「当時と変わらぬ熱い熱い演技指導で、安心して現場を過ごせた」と感謝を述べていた。現在15歳の優希は、この日が人生初めての着物だといい「大人になった気持ちです」とはにかんだ。『神さまの言うとおり』11月15日(土)全国東宝系にて公開取材・文・写真:内田 涼
2014年11月04日