2022年6月12日、『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』が石川県立音楽堂コンサートホールにて開催された。天候に恵まれ、晴れの日の金沢公演15時スタート。チケットは既に完売し3階まで待ち望んでたお客様で埋め尽くされたホールに開演のベルがなり響く。第1部、先ずはバンド編成に8人のストリングスとの共演でスタート。バンドサウンドと生のストリングスが二人の数々のヒット曲を盛り立てる、会場は一気にヒートアップ!前半の第1部が終わり、20分の休憩をはさみ第2部。いよいよ、オーケストラ・アンサンブル金沢フル奏者との共演が始まる。第2部の曲は全てオーケストラバージョンでアレンジ、演奏され二人の歌唱力に更に磨きがかかる。オーケストラ・アンサンブル金沢と二人のハーモニーはホールに響き渡り、観客はいつにない緊張感とオーケストラの迫力に魅了された。レミゼラブル曲をフルオーケストラで二人が歌唱するのは約35年ぶりになる。指揮者、「渡辺俊幸さん」の紹介で会場は割れんばかりの拍手喝采。サプライズのメンバー紹介では「今回はピアノに文音が参加してくれました。先日はN響のメンバーの方々とご一緒させて頂けたからこそ、今回もチャレンジ出来た!と思います。皆さんに教えて頂いた事を大切にしてくれればと願ってます。楽器で歌う!とは?テンポをどう感じるか?ほんの一歩ですが、前に進んでくれたのではと昨日リハーサルが終わってから、2人で2時間程練習しました(笑)」と、コメントし会場はざわめいた。特別ゲストの文音は、野口五郎の娘でありクラシックを学ぶ音大に通う大学生だ。アンコール前のMCでは、野口五郎から追加公演の情報が発表された。「ここ石川県立音楽堂も完売し、7月1日東京国際フォーラムホールAもお陰様で完売致しました。そこでチケットをお求めになれなかった方の為に8月28日東京NHKホールにて追加公演を致します。もちろんフルオーケストラ東京フィルハーモニー管弦楽団とそして渡辺俊幸先生指揮のもと開催されます」との、サプライズの発表に会場は拍手と歓声で応える。そして、2度のカーテンコールで初のフルオーケストラのコラボ公演は大成功で幕を閉じた。本ツアーは全11公演の内、2公演がオーケストラとのコラボコンサートとして予定されていた。記念すべき1本目が6月12日金沢公演のオーケストラ・アンサンブル金沢とのコンサート、2本目は7月1日東京国際フォーラムホールAでの東京フィルハーモニー交響楽団との共演。そこに追加公演として8月28日東京NHKホールが加わり、計12公演3カ所のフルオーケストラの公演となった。オーケストラ公演は指揮者に渡辺俊幸氏を迎え行われる。<公演情報>追加公演『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』2022年8月28日(日) NHKホール開演時間未定(6月下旬に発表)席種:S席 12,000円 / A席 10,000円 / B席 8,000円指揮:渡辺俊幸管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団<ツアー情報>『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~』6月22日(水) 岡山・岡山シンフォニーホール7月1日(金) 東京・東京国際フォーラム・ホールA7月6日(水) 群馬・高崎芸術劇場7月10日(日) 愛媛・愛媛県県民文化会館メインホール7月15日(金) 広島・JMS アステールプラザ大ホール7月18日(月) 岩手・盛岡市民文化ホール7月22日(金) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月25日(月) 福岡・キャナルシティ劇場8月28日(日) 東京・NHKホール(追加公演)※東京(国際フォーラムホールA、NHKホール)は東京フィルハーモニー交響楽団との共演公演に関するHP:<リリース情報>野口五郎・岩崎宏美初のコラボレーションアルバム『Eternal Voices』発売中●【CD+テイクアウトライブ】価格:3,560円(税込)【CD収録】・恋人よ・ワインレッドの心【テイクアウトライブ】・恋人よ・ワインレッドの心■6月13日(月) テイクアウトライブへ配信・バラ色の人生・18才の彼■7月13日(水) テイクアウトライブへ配信・楽曲5・楽曲6・楽曲7■7月25日(月) テイクアウトライブへ配信・楽曲8・楽曲9・楽曲10・MV(楽曲未定)予約リンク:
2022年06月14日鈴木聡脚本・演出、稲垣吾郎主演のミュージカル・コメディ『恋のすべて』の京都公演が6月9日よりスタートした。さらに初日を迎えた稲垣のコメントと舞台写真が解禁されている。稲垣と鈴木のタッグは今回で第7本目。音楽監督にあらたに青柳誠を迎え『恋と音楽』シリーズから続くバンドメンバーとともに、おしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。2018年夏以来、ついに4年振りに稲垣吾郎が京都に帰ってきたということもあり会場は、公演を待ち望んでいた観客の思いに包まれ、最後のカーテンコールまで熱気にあふれた公演となった。公開された稲垣のコメントは以下の通り。<稲垣吾郎>家族のような気心知れたカンパニーと共に自分が自分らしくいられる場所で、(カンパニーの)皆さんも楽しんでくださっているのが嬉しく、お客様が楽しみにしてくださっていることも伝わってきています。お客様と京都の地で今日から10日間、初夏のいい思い出をつくれたらいいなと思っています。ぜひ劇場にお越しください。■公演情報モボ・モガ プロデュース ミュージカル・コメディ『恋のすべて』6月9日(木)~6月19日(日)上演会場:京都劇場出演:稲垣吾郎、花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一演奏:pf.青柳誠vln.高橋香織b.バカボン鈴木g.三好“3吉”功郎perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年06月09日2022年6月2日、ラグビーチーム『埼玉ワイルドナイツ』所属の稲垣啓太さんが、Instagramを更新。同年1月に結婚した妻でモデルの新井貴子さんが、32歳の誕生日を祝福してくれたことを写真付きで報告しました。仲むつまじい姿に「素敵」の声も凛々しい表情を崩さないことから『笑わない男』とも呼ばれている稲垣さん。しかし、写真には心なしか優しい表情にも見える稲垣さんが写っていました。 この投稿をInstagramで見る keita inagaki(@gaki.keita)がシェアした投稿 仲むつまじいツーショットに、稲垣さんの知人や友人から祝福の声が寄せられたほか、「素敵な2人」「幸せそう」とうらやむ声も多数寄せられました。・お誕生日おめでとうございます!表情が柔らかくなってきましたね。・美男美女で、目の保養です。・なんて優しい顔。幸せオーラが伝わってくる。2022年度のラグビー日本代表候補選手にも選ばれている稲垣さん。6月3日から始まる代表合宿を前に、パワーをチャージできたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月03日今年2月に東京・東京建物 Brillia HALLで上演され好評を博した稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ「恋のすべて」。この度6月9日(木)~6月19日(日)まで京都・京都劇場にて上演する。舞台は1930年代のアメリカ。稲垣演じる探偵のニック・テイラーは、事件に巻き込まれて亡くなった友人の妻に送金するような人のいい男。そんな彼のもとに「娘を恋に落としてくれ」という奇妙な依頼が届いたことから物語ははじまる。依頼主は手広く事業を展開する経営者のクラーク(羽場裕一)。クラークは娘・コニー(花乃まりあ)の周りをうろつく若者・テディ(松田凌)を追い払いたいが、実はその裏でテディの母・カミラ(北村岳子)の投資を当てにしているため、大っぴらにテディを邪険にすることができない。クラークから提示された高額なギャランティに、依頼を引き受けるニックだが、コニーと過ごすうちにロマンティックな雰囲気となっていく。しかしクラークはさらに自身の愛人ザラ(石田ニコル)をテディ誘惑に仕向けたことで更なる展開を迎える…。初演では歌、ダンスはもちろん、そのコメディセンスでショーマンぶりを発揮した稲垣。自身と同年代の役柄でもあり、今だからこそ演じられるとも感じられる役。少し間をあけての再演となるが、また新しい面を見せてくれるだろう、稲垣のニックに期待したい。作・演出には、稲垣主演で18年・19年と上演された『FREE TIME,SHOW TIME~君の輝く夜に』の記憶も新しい、劇団ラッパ屋主宰の鈴木聡。稲垣とは多くタッグを組んできたからこそ生まれた物語を、スウィングジャズの生バンドの演奏が彩る。稲垣にとっても久々となるという京都公演。豪華キャストで送る、笑い溢れた華やかな物語をぜひ劇場で体験してほしい。ミュージカル・コメディ「恋のすべて」は2022年6月9日(木)~6月19日(日)まで京都・京都劇場にて。プレイガイドでのチケット一般発売は5月28日(土)10時より。
2022年05月27日鎌倉五郎本店は、夏のスイーツ「水あんみつ」を2022年5月20日(金)から8月下旬頃まで、期間限定で発売する。まるで“水玉”進化系あんみつ「水あんみつ」再びまるで“食べる水玉”、ぷるぷる食感の進化系あんみつ「水あんみつ」が、2022年夏も鎌倉五郎本店から期間限定で登場。この水あんみつは、「常識を覆すぷるぷる食感!」「飲める!」と口コミやSNSで人気を集める、極上のくちどけを叶えたスイーツだ。メインとなるのは、ぷるぷるの天然水ゼリー。ギリギリのふるふる感を実現させるため、旧来の寒天は使用せず、富士山のふもと富士宮市山宮の地下180mから汲み上げた雲上水を用いた天然水ゼリーを起用している。すっきりとした味わいの天然水ゼリーは、付属の小豆あんと黒蜜を組み合わせることで、より贅沢な味わいに。口に入れるととろりととろけて、あんと蜜のマリアージュを楽しむことができる。【詳細】鎌倉五郎本店「水あんみつ」1個270円、3個入864円、6個入1,836円、9個入2,732円発売期間:2022年5月20日(金)~8月下旬頃取扱店舗:鎌倉五郎本店 鎌倉小町通り本店(神奈川県鎌倉市小町2-9-2)・大丸東京店(東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店 1F)・西武池袋店(東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 地下1階)・パクとモグ 小田急町田店(東京都町田市原町田6-12-20 小田急町田店 地下1階)※ほか、姉妹店の一部や交通機関でも取扱あり
2022年05月20日2月23日、野口五郎が東京・Bunkamuraオーチャードホールでコンサート「Goro Noguchi in Orchard 2022 Set Sail for the Mirai!〜未来への出帆〜」を開催した。切ないフレーズをエレキギターで奏でる「哀愁のアトランタ」、そしてアカペラ始まりの「歌がある限り」でコンサートの幕が上がった。この日は野口の誕生日。「私、誕生日でございまして、“6”のワンペア(66歳)でございます。今年は皆さんとご一緒させていただいて、こんな嬉しいことはございません」とファンに感謝の気持ちを込めてあいさつすると、温かい拍手が会場に響いた。次のコーナーでは、惜しくもオリコン1位を取れなかった2位の楽曲「むさしの詩人」「針葉樹」「哀しみの終るとき」など数曲をメドレーで披露。それでもみんなが歌えるのが野口五郎の楽曲の素晴らしさだ。「僕が二十歳の頃、大人になった感覚も無いまま別れや出会いの歌を歌っていました」と振り返り、盟友・西城秀樹との若き日のエピソードを話した後、西城の「若き獅子たち」をカバー。2コーラス目に入ると、西城の歌声が会場に響き、最後は野口が声を重ねてハーモニーを奏でた。憧れの御三家(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦)との共演時のことを話し、「敬愛と尊敬の想いを込めて」と今月20日に亡くなった西郷輝彦を偲び、「星のフラメンコ」を即興でギターの弾き語りで披露。そのサプライズに会場は大興奮。後半、昨年11月に岩崎宏美とコンサートを行ったことについて語り、「僕の中で2度と歌うことはないだろうと思っていた『レ・ミゼラブル』の曲を歌うことができました。自分の中で完全に卒業したと思っていた曲を歌える喜びは格別でした」と言って聴かせた「THE CAFÉ SONG」「Bring him home」はまさしく貴重な2曲。コンサートもいよいよ終盤というところで、「岩崎宏美さんと東名阪でコンサートをやらせていただきました。好評で『またやってほしい』という声も届きました。僕も彼女と一緒にやっているとメラメラとファイトが湧いてくるし、岩崎さんもそうおっしゃってくれるので、『また違う形でできたらいいね』って話していて、僕たちはまだ進化したいという思いがあるので、『じゃあ、やるか!』ってことになりました」と嬉しい知らせが届けられた。5月14日から2人によるコンサートツアーがスタートし、7月1日の東京公演・東京国際フォーラム ホールAでは東京フィルハーモニー交響楽団が参加する「野口五郎・岩崎宏美2022プレミアムオーケストラコンサート〜Eternal Voices〜」となることを発表。そして、「人は歳を重ねるごとに生きる意味の理解も深まっていくのかもしれません。僕も少しずつ考えが変わって、以前は“永遠”なんてないと思っていましたが、僕ができることは永遠に歌うことなんだ。永遠に歌うことができるんだ。今はそんな気持ちです」と想いを伝えて、「水平線へ」「哀しみのソレアード」で本編が終了。アンコールでも「今日、こうして歌うことができるのは奇跡だと思っています。でも、これを永遠だと思って歌い続けていきたいと思います」と改めて誓い、最後は、歌への想い、ファンへの感謝を込めて「A Song For You」を、ピアノとヴァイオリンだけのシンプルな演奏で、マイクを使わず生の歌声を会場に響かせ、この日のコンサートの幕が下ろされた。【公演名】野口五郎・岩崎宏美2022プレミアムオーケストラコンサート〜Eternal Voices〜【券種】S席12,000円(税込)/A席10,000円(税込)/B席8,000円(税込)※未就学児の入場はご遠慮ください。【チケット発売日】2022年3月26日(土)※ただいま、チケット先行予約受付中!良い席はお早めに! 【オフィシャルホームページ】野口五郎 岩崎宏美 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日稲垣吾郎が出演するミュージカル・コメディ『恋のすべて』(鈴木聡作・演出)が、2月13日に開幕。舞台写真とコメントが到着した。当初は初日が延期となった本作。稲垣吾郎作品ではおなじみの鈴木聡が作・演出を手掛けており、稲垣吾郎×鈴木聡のタッグは、第7本目となる。音楽監督にあらたに青柳誠を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに贈る、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディになっている。稲垣が演じるのは過去に大切な仲間シドを事件で亡くした探偵のニック・テイラー(稲垣吾郎)。彼は「娘を君との恋に落としてくれ」と手広く事業を行う経営者クラーク・キャンピオン(羽場裕一)から、自分の娘コニー(花乃まりあ)をテディ・モーリー(松田凌)から遠ざけてほしいと依頼を受ける。破格の依頼料に仕事を引き受けるニック。一緒に時を過ごすうち、ふたりの間には「恋のような感じ」が漂いはじめるが……。今回、本作の舞台写真と、稲垣吾郎と作・演出の鈴木聡のオフィシャルコメントが到着した。稲垣吾郎コメント鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います。鈴木聡作・演出コメント粋な大人のミュージカルができました。キーワードは「スウィング」。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ6人の俳優陣がほんと魅力的。自信作です。ぜひ観てください。■公演概要モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』会場:東京建物Brillia HALL2022年2月13日(日)~2月27日(日)出演:稲垣吾郎 / 花乃まりあ / 石田ニコル / 松田凌 / 北村岳子 / 羽場裕一演奏:pf.青柳誠 / vln.高橋香織 / b.バカボン鈴木 / g.三好“3吉”功郎 / perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年02月14日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』が13日に幕を開ける。このたびゲネプロ写真が公開された。稲垣と作・演出の鈴木聡氏のタッグは本作で7本目。音楽監督に新たに青柳誠氏を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演する。稲垣は「鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います」とコメント。鈴木氏も「粋な大人のミュージカルができました。キーワードは『スウィング』。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ6人の俳優陣がほんと魅力的。自信作です。ぜひ観てください」と本作の魅力を語っている。『恋のすべて』は初日が延期となり、2月13日~27日に東京建物 Brillia HALLで上演される。撮影:田中亜紀
2022年02月13日稲垣吾郎が続けてきたミュージカル・コメディの最新作『恋のすべて』が上演される。ずっとタッグを組んできた作・演出の鈴木聡が当て書きする物語と役にはいつも、稲垣が持つチャーミングさが全開!今回はどんな恋と音楽が待っているだろう。今の僕の等身大の物語──作・演出の鈴木聡さんとは、2003年の『謎の下宿人』から19年。鈴木さんと作るこのミュージカル・コメディは、稲垣さんにとってどんな存在ですか。鈴木さんのお芝居をしている間は、夢の中にいるような感じがするんです。甘くキラキラした夢の中にいるみたいな。作品のテイストもそうですし、鈴木さんやバンドのメンバーもそんな空気を醸し出している。だから、僕にとっては本当にお仕事とは思えないくらい楽しいっていうしかなくて。いつも、自分へのご褒美みたいな感じでこの期間を過ごしているので、今回も楽しみですね。──今回の『恋のすべて』は、1930年代のアメリカが舞台。稲垣さん演じる探偵ニックに、「娘を恋に落としてくれ」という奇妙な依頼が舞い込むところから物語が始まります。台本を読んだ感想はいかがでしたか。すごく面白かったです。僕よりもちょっと若い設定ではあるんですけど、中年になった男性が、いろいろ経験してきた中で、恋はもうしないかなと思いながらも、それでもまだちょっとドキドキしたり、その歳になってもゆらゆら心が動いてしまったり。そういう揺らぎみたいなものがちょっとコミカルに描かれているので、自分の今の心境ともすごく合うなと思っています。だから、今の僕の等身大の物語ですよね。──では、ご自身とニックが似ていると感じられるところもありますか?けっこう似てるんじゃないのかなと思います。この作品は鈴木さんが僕をイメージして、僕に当てて書いているということもあって、この役にも、すごく素が暴露されてしまっているような感じがありますね。たとえばラジオでしゃべっているときに素の自分がにじみ出てしまうのと同じように。ラジオってテレビより隠せない感じがあって、週3回生放送と収録でやっているラジオ(TOKYO FM「THE TRAD」、文化放送「編集長稲垣吾郎」)ではすごく素でしゃべっていて、それは、グループ内でのキャラクターやパブリックイメージとは違うと思うんですけども。それに近いものが、ずっと一緒にやってきている鈴木さんだからこそわかる僕が、ここには表れている気がします。──これまで鈴木さんには、どんな自分が引き出されてきた感触がありましたか。僕のちょっと調子のいいところですね(笑)。あと、意外とおしゃべりなところとか、人たらしなところとか。たぶん多くの人は、稲垣吾郎をそういうふうには当て書きしないと思うんです。僕が今まで演じてきたのは、ちょっとサイコパスであったり、『No.9─不滅の旋律─』のベートーヴェンという天才であったり、発表になったばかりのNHKドラマ『風よ あらしよ』(2022年3月下旬放送予定)のダダイスト・辻潤や、どこかクセのある、本当の僕は違うのになというような役が多かったですから。でも、鈴木さんは僕のことをよく見ていて、コミカルなところとか、僕の資質をよくわかっていらっしゃる。だから、セリフを言うのは恥ずかしいんです。あまりにも自分の言葉すぎて(笑)宝塚に劇団四季に2.5次元、そしてアイドルグループにいた僕。いい意味での「ちぐはぐさ」も楽しんで──今回のニックの中でとくに、素の自分と近いなと思われるところは?状況の判断の仕方とかは似てますね。物語というのは、登場人物がいろいろな選択をしながらうねっていきますよね。人生も同じですけど。その選択の仕方が僕と似ています。あまり似てるって言いたくないですけどね。役者としては、役と自分はまったく違うけど演じているんだって言いたいですから(笑)。でも、これは鈴木さんが僕に当てて書くシリーズなので、もういいんです。ただ、歳を重ねて、僕も変わっていってますから。最初に鈴木さんが書かれたのは33歳の僕だったし、ニックは今の僕で。どう変わったのかは、きっと観ていただければわかると思います。──これまでも音楽が魅力でしたが、今回はどんな音楽になりますか。1930年代のアメリカはスウィング・ジャズが盛んだったので、そういう音楽もあります。北村岳子さんがスウィングを軽快に歌って踊って、僕ら男性陣がコーラスをする場面があったり。ピアノ一本でバラードを歌うシーンもあったり。スタンダードジャズナンバーもあったり。あと面白いのは、今回の音楽監督の青柳誠さんが作曲されるものには、日本っぽさがあるんですよね。かつて美空ひばりさんが歌われていたような感じのジャズとか、大貫妙子さんのようなシティポップな感じの曲とか、昭和のテイストがある。20曲近くあるんですけど、どれもすばらしいので、耳でも楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。何しろこれは、オリジナルミュージカル作品ですからね。日本にはなかなかオリジナルのミュージカルがないので、そこはもう自負できるところだと思っていますし。グランド・ミュージカルとは違ってこぢんまりしてますけども(笑)。でも、ミュージカルのパロディーとしてやっているところもあるので、楽しくやれたらいいなと思っていますね。──北村岳子さんのお名前が出ましたが、今回の共演者についても教えてください。このシリーズはいつもそうなんですけど、畑の違う人たちが集まっていて、それが面白いんですよね。今回も、花乃まりあさんという宝塚出身の方がいて。そうだ、ヒロインはいつも宝塚の方でしたね。それから、北村岳子さんのような劇団四季でやってこられた方がいて、羽場裕一さんは「夢の遊眠社」にいた方ですから演劇畑で、石田ニコルさんはモデルとしても活躍されていて、松田凌さんは2.5次元でも人気の俳優さんで、そして、アイドルグループをやってきた僕がいて。いい意味でのそのちぐはぐさを、楽しんでいただけたらと思います。大人だからこそキラキラと、現実を歩いていきたい──作品の魅力として、大人の恋を描いていることがあります。恋をテーマにすることの面白さって、どんなふうに思われていますか。我々はやっぱり、ドラマでも映画でも舞台でも、ラブストーリーを求めているじゃないですか。恋愛は普遍的なもので、みんなドキドキしたいんじゃないかなと思うんです。なかでも大人になるほど、ドキドキは必要になってくると思うので。だから、現実でいろんなものに感動したり恋をしたりする力に、この作品がなれればいいなと思いますし。ドキドキは、求め続けていいものだと思います。──恋する力を届けるために、どんなことを心がけておられますか。やっぱり僕自身もドキドキすることでしょうね。演劇はあくまでもごっこですけど、ごっこじゃ伝わらないと思うので。その間は本当に、その世界に生きて、自分の言葉として発する。だから結局、役者の基本を大事にするっていうことですよね。その役の人生を生きる。そうするとちゃんと伝わるようにできていますから。プロの方たちが集まって作っているものなので。あと、この舞台はコンサートに近い要素もあるので。観ている方と境界線なく空気を作っていく。そうして一緒にドキドキできればいいなと思いますね。──鈴木さんとタッグを組まれてきた作品は“大人のエンタテインメント”と銘打って続けてこられました。大人が楽しむために何を大切にして作っていきたいと思われていますか。現実と非現実のバランスかなと思っています。現実で僕らが抱えている悩みであったり、夢や希望であったり、実生活で感じていることに共感を得られるようなアプローチも必要でしょうし。でも、非現実的な甘いキラキラした夢、あり得ないだろうと思うようなこともエンタテインメントには求めたいですから。そう考えると、大人ということに限らず、エンタテインメントってすべてそうですよね。等身大のリアルさと、夢のような非現実的な世界を、両方バランス良くブレンドして気持ちよく観る人の心に届けられたらと思います──恋と同じく、大人になっていろいろ経験してきたからこそ、キラキラが必要だっていうこともありそうですしね。そうです。別に大人と若者を分けるわけではないですけど、大人になればある程度現実はこういうものだとわかってくる。でも、だからといってあきらめてしまうのではなく、だからこそ心を若く持ってキラキラと、その現実を歩いていきたいじゃないですか。あるいはもっと背伸びしてもいい。僕自身も、そんな思いを持って作品を作っているつもりです。取材・文:大内弓子撮影:曽我美芽スタイリスト:細見佳代(ZEN creative)ヘアメイク:金田順子(June)〈衣装〉ジャケット/ネクタイ/パンツ:すべてボス、シャツ:スタイリスト私物・ヒューゴボス ジャパン株式会社 [TEL]03-5774-7670
2022年01月28日2022年1月26日、ラグビー日本代表の稲垣啓太さんが、元ミス日本グランプリで現在はモデルとして活躍する新井貴子さんとの結婚を発表しました。稲垣さんは、自身をマネジメントする会社を通じて、新井さんとの連名で結婚のコメントを発表したほか、Twitterでも写真付きで結婚について報告しています。御報告稲垣啓太はモデルの新井貴子さんと結婚致しました。これからは夫婦共々応援していただけると最高に嬉しいぜ。夫となった稲垣は妻を守りながらも闘いに行きますので、今シーズン更に気合い入れた応援を皆宜しくお願い致します写真は顔をこねくり回されているだけです。 pic.twitter.com/0SZ1AWCJrw — 稲垣 啓太 Keita Inagaki (@Gaki_keita01) January 26, 2022 2019年に日本で開催されたラグビーの国際大会で、一躍注目を集めた稲垣さん。その後、ラグビー選手としてはもちろん、凛とした表情を崩さないことから『笑わない男』としてバラエティ番組などでも活躍しました。一方の新井さんは、2012年度のミス日本コンテストでグランプリを受賞し、現在はパリコレをはじめ、世界で活躍するモデルです。2人の結婚にファンからは「おめでとうございます!」「2人そろって世界で活躍するワールドワイドなカップル」と祝福の声が寄せられました。稲垣さん、新井さん、ご結婚おめでとうございます。[文・構成/grape編集部]
2022年01月26日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』のチラシビジュアルが18日、公開された。稲垣と作・演出の鈴木聡氏のタッグは本作で7本目。音楽監督に新たに青柳誠氏を迎え、「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演。今回公開されたチラシビジュアルは、役柄とキャスト自身の魅力が絶妙にマッチした生き生きとしたビジュアルに。デザインにもキャストの衣装にもピンクを用い、華やかな仕上がりになっている。稲垣は「鈴木聡さんとのタッグは今回で7作目。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです」とメッセージ。鈴木氏は「1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。『魔法の万年筆』(2007年)。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。『恋のすべて』では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じてもらおうと思います」と説明し、「笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンターティメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください」とアピールしている。
2022年01月18日稲垣吾郎主演、鈴木聡作・演出『恋のすべて』が2月11日(金・祝)より東京建物Brillia HALLで上演される。この度、チラシビジュアルが初公開された。稲垣と鈴木のタッグは今回で7本目。音楽監督に青柳誠を迎え「恋と音楽」シリーズから続くバンドメンバーとともに、最高におしゃれで楽しい大人のミュージカル・コメディを届ける。チラシビジュアルには、稲垣を中心に、花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一、キャストそれぞれの魅力があふれている。役柄とキャスト自身の魅力が絶妙にマッチした生き生きとしたビジュアルに注目だ。すでに公開となっているビジュアル撮影時のメイキング映像も合わせて、ぜひともチェックしてほしい。チケット一般発売は1月22日(土)10時より。■公演情報モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』会場:東京建物Brillia HALL2月11日(金・祝)~2月27日(日)入場料:S席¥11,500 / A席¥6,500 / 車イス席¥11,500(税込・全席指定)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止※チケット情報に関しての詳細は、公式ホームページでご確認ください。出演:稲垣吾郎 / 花乃まりあ / 石田ニコル / 松田凌 / 北村岳子 / 羽場裕一演奏:pf.青柳誠 / vln.高橋香織 / b.バカボン鈴木 / g.三好“3吉”功郎 / perc.仙波清彦作・演出:鈴木聡作曲・音楽監督:青柳誠公式サイト:
2022年01月18日稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演する教育バラエティー番組「ワルイコあつまれ」の第2弾が、元日に放送されることが決定した。稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人が、視聴者と一緒に楽しく社会を学ぶこの番組。大きな反響があった9月の放送以来となる第2弾が、今回1月1日に2本立てで放送。今回も「学び」のきっかけに繋がる、様々な企画コーナーを豪華ゲストと共に放送。いまの時代ならではのものの見かたや、ある分野で専門的に活躍する人々にスポットをあて、自由な発想で世の中と向き合う、柔らかな感性を育む番組となっている。なお、第2弾放送に先駆けて、前回の2本を再放送することも決定した。「ワルイコあつまれ」#3は2022年1月1日(土・祝)9時45分~、#4は23時30分~Eテレにて放送。#1&2は12月31日(金)15時30分~Eテレにて再放送。(cinemacafe.net)
2021年12月24日稲垣吾郎主演のミュージカル・コメディ『恋のすべて』が2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)にかけて、東京建物Brillia HALLで上演される。稲垣が演じるのは過去に大切な仲間シドを事件で亡くした探偵のニック・テイラー(稲垣吾郎)。彼は「娘を君との恋に落としてくれ」と手広く事業を行う経営者クラーク・キャンピオン(羽場裕一)から、自分の娘コニー(花乃まりあ)をテディ・モーリー(松田凌)から遠ざけてほしいと依頼を受ける。破格の依頼料に仕事を引き受けるニック。一緒に時を過ごすうち、ふたりの間には「恋のような感じ」が漂いはじめるが……。稲垣がどんな中年探偵を演じるのか、期待が高まる。<作演出:鈴木聡・コメント>1920年代から1930年代のアメリカ文化に惹かれます。狂騒のジャズエイジから、ほっと一息ついたラジオデイズへ。華やかでスタイリッシュ、それでいて、繊細でせつない。だからでしょうか、この時代、稲垣吾郎さんに似合う感じがするのです。以前、この時代を舞台にした吾郎さんの芝居を僕は書いています。「魔法の万年筆」。この時はフィッツジェラルドに憧れる若き小説家を演じてもらいました。あれから15年。「恋のすべて」では、大人の渋さを身につけた吾郎さんに、世間の裏表を知る中年探偵を演じて貰おうと思います。ある日、彼の探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しい彼は気乗りせぬまま引き受けるのですが・・。たった一夜の物語です。ワンナイトで、恋のときめきとせつなさをたっぷり描きたいと思います。お相手役の花乃まりあさんをはじめ、最高の俳優陣が集まってくれました。音楽監督の青柳誠さんと「恋と音楽」シリーズでもおなじみのバンドメンバーがゴキゲンな音楽をお届けします。笑いとロマンティックいっぱいの大人のエンタテインメント。約束します、絶対、楽しい。是非、ご覧ください。<稲垣吾郎・コメント>鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、「依頼内容は恋に落とすこと」、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです。■公演情報モボ・モガプロデュースミュージカル・コメディ『恋のすべて』2022年2月11日(金・祝)~2月27日(日)会場:東京建物Brillia HALL入場料:S席¥11,500 / A席¥6,500 / 車イス席¥11,500(税込・全席指定)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止※チケット情報に関しての詳細は公式サイトへ
2021年12月08日俳優の稲垣吾郎が主演を務めるミュージカル・コメディ『恋のすべて』が、来年2月11日~27日に東京建物 Brillia HALLで上演されることが、稲垣が48歳の誕生日を迎えた本日12月8日に発表された。稲垣が演じるのは、世間の裏表を知る中年探偵のニック・テイラー。ある日、ニックの探偵事務所に奇妙な依頼人が現れる。「娘を恋に落としてくれ」。お金が欲しいニックは、気乗りせぬまま引き受け、一緒に時を過ごすうち、2人の間には「恋のような感じ」が漂いはじめ……。稲垣が歌い、踊り、女性を恋に落とす。作・演出は鈴木聡氏。稲垣とはこれまで6回、『魔法の万円筆』(2007)、『恋と音楽』(2012)、『恋と音楽II~僕と彼女はマネージャー~』(2014)、『恋と音楽FINAL』(2016)、『FREETIME SHOW TIME君の輝く夜に』(2018)、『君の輝く夜にFREETIMESHOWTIME』(2019)でタッグを組んでおり、本作は7作目のタッグとなる。稲垣は「鈴木聡さん作・演出作品に出演させていただいてから15年。毎回とても素敵な役でしたが、『依頼内容は恋に落とすこと』、こんな素敵な任務を果たす探偵役は初めてです。誠実さと共にちょっと抜けたところもあって、演技も得意な探偵ニックは、果たして素敵な女性を恋に落とすことができるのでしょうか。自分自身との共通点も多く、僕も既にそうであるように、皆さんがニックという役を愛してくださると幸せです」とコメントしている。なお、相手役には花乃まりあ、そのほか、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一らが出演する。
2021年12月08日瀬尾まいこ氏による小説の実写映画『そして、バトンは渡された』が29日より公開される。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)&義理の父親・森宮さん(田中圭)、そして夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)&泣き虫な義理の娘のみぃたん(稲垣来泉)と、2つの血のつながらない家族のある秘密を描く同作は、公開前から話題を呼んでいる。今回は、親子役となった石原&稲垣にインタビュー。石原は自身初の母親役で、娘のみぃたんに愛を注ぎつつ魔性の女としての一面も持つ女性に。そしてNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)や『アンナチュラル』(18年)、『糸』(20年)など立て続けにヒット作に出演し天才子役として注目されている稲垣は「泣き虫」というキャラクター通り色々な感情で泣くシーンにも挑んだ。仲の良い2人の撮影の裏側や、石原から稲垣へのアドバイスなど、話を聞いた。○■撮影も絶対大丈夫だと確信――今回親子役となりましたが、お互いの印象はいかがでしたか?石原:(本作でみぃたんの実の父親・水戸さんを演じた)大森南朋さんと監督と4人で台本の読み合わせをしたのが最初で、その時は声が印象的だなと思いました。そこからクランクイン前に2人でコミュニケーションをとる時間を持たせてもらって、「ずっと笑ってるなあ」「ああ、この子が笑えば世の中、全員笑うんじゃないかな」と思うくらいハッピーな子だったので、これからの撮影も絶対大丈夫だと確信を持ちました。稲垣:ホン読みの時には「パパはパパだな」って思った(笑)。オーラがパパだった。石原:大森さんでしょう? もう役が出来上がってた。稲垣:ヒゲが生えてて、撮影の時には剃ってたかなあ?石原:よく覚えてるね!稲垣:ヒゲを剃ったら、もっと、ぶわん!! ってパパオーラが……。石原:増えてた! わかる(笑)――逆に、石原さんのママ感は出てましたか?稲垣:出てた! すごかった。石原:本当に!? 嬉しい。でもやっぱり、血の繋がらない親子という設定だから、フラットな感じはありました。最初から1人の女の子として見られる感じがして、それは私が来泉ちゃんに対して抱く印象とリンクしていました。最初の出会いから順番に撮ってくれたので、すごくありがたいスケジュールでした。稲垣:親子になろうと思ってやっていたわけじゃなくて、撮影していない時間と撮影してる時が同じ感覚で。1回だけ、さとみちゃんに「好きな男の子いるの?」と聞かれたのは覚えてる。で、「いないなあ」と言ったら「嘘でしょ~!?」って言われた。2人:(爆笑)稲垣:あと、なぞなぞクイズもして。石原:面白かったなあ。けっこう難しくて、私たちは答えがわかっても大森さんがわからなくて(笑)。特別な意識をせずに、ずっとしゃべってずっとコミュニケーションをとっていました。――今回石原さんの演じた梨花さんはちょっと奔放で自由な感じだったと思うんですけど、そういうお母さんはどうですか?稲垣:作中で、梨花さんがいっぱいみぃたんや梨花さん自身の高いお洋服を買ってくるシーンがあって、その時にみぃたんが「そんなに買っていいの? うち、お米ないよ」と言うんです。そしたら梨花さんがパンの耳を無料でもらってきて、工夫しておいしくしてくれて。本当にみぃたんのことが好きなんだなあというのがわかるから、 嬉しいと思います。石原:愛が伝わってよかった。でも「お米ないよ」って、ちゃんとつっこんでくれるんだよね(笑)稲垣:お米は食べたい(笑)○■「アドバイスできるような大人」になりたい――稲垣さんが今10歳とのことですが、石原さんは自分の10歳の頃を思い返してみて、違いなどは感じましたか?石原:自分は、子供の時にあまり大人と触れ合うことがなかったなと思います。親に友達が多いので、親の友達が家に来て抱っこしてもらうようなことはありましたけど、話したり遊んだりということがなかったので、くるみんはどういう大人になっていくんだろう? 私が通ってない道を進んでいくんだろうな。誰とでもコミュニケーションが取れる子になりそう。――稲垣さんは、お仕事で大人の人と接するのは楽しいですか?稲垣:楽しいです。もともとお話するのが好きだから、空き時間とかもすっごいしゃべって……。石原:声、枯れてたもんね(笑)稲垣:撮影中に変な声になって、しゃっくりをずっと我慢してて、台詞を忘れたことが1回あった気がする(笑)――「こういう大人になりたいな」と思うことはありますか?稲垣:8歳くらいの時だったかな、ある役者さんが「悲しいとか嬉しいとか、学校で感じた感情が色々あると思うけど、その感情が演技にもつながってくるから」と言ってくださって、そういうことを言えるような役者さんになりたい。石原:アドバイスできるような大人だね。自分が気づいたことを、忘れないように持っておくといいかも。――ちなみに、石原さんからのアドバイスは何かありますか…?石原:なんだろう……「楽しい気もするけど、そこまで楽しくない」みたいな中間の感情が、実はあると思うんです。笑顔って1つじゃないから、そういう時の自分の笑顔も、動画や写真などで客観視したら、お芝居に活かせるんだろうなと思います。「ダメな笑顔」を再現しなきゃいけない時もたくさんあるから。今は自撮り社会なので、好きな写真、好きな顔が固定されちゃうと、もったいないなあという気持ちはあるかもしれません。――今作で優子(永野芽郁)が最初浮かべていた笑顔にも近いものがありますね。石原:凝り固まった笑顔がちゃんと笑えるようになる瞬間が表現できたり、笑顔の幅があるとすごく素敵で、今回の芽郁ちゃんを見ていても思いました。私は1回、マネージャーさんに雑誌の撮影でOKの写真とNGの写真を見比べさせてもらったことがあって。「これが女性向けで、これが男性向け」とか、「これは我が出ていて、これは出ていない」とか。それを見た時に自分の表情の幅や、NGになる時の理由がはっきりとわかりました。どうすればダメな表情を少なくできるかも、逆にダメな表情の表現の仕方もわかったので、知ることは大事だなと思いました。――めちゃくちゃ深いアドバイスですね。稲垣さんは、この作品ではどういう表現をしたことが印象に残っていますか?稲垣:この作品で頑張ったのは、みぃたんが泣くシーンです。すっごく多くて、それが「悲しい」とか「いやだな」とか、全部違う感情でした。見てる人たちにどう伝わるのか、前田監督が細かく教えてくださったので、やりやすかったけど、頑張りました。石原:みぃたんが泣くシーンが多すぎて! 実際の撮影では、作中の何十倍も泣いてるということを伝えたい!(笑)――泣くシーンでは、学校での感情を思い出したりしたんですか?稲垣:学校では、あまり泣いたことはないかも……みぃたんに少しでも近づけるように、観に来てくれてる人が「みぃたんだな」と思ってくれるように、この涙は「友達と離れるのがいやだな」とか、この涙は「前の家に戻りたいな」とか、みぃたんそのものになりました。みぃたんの感情での涙でした。石原:本当に、嘘がなかった。これは前田監督のおかげだと思います。私に対してもそうですけど、ちゃんと嘘がないように、役者に対して感情の準備をしてくださった。しかも諦めずに何度も繰り返して下さったので、作品にも表れています。観ている方も、嬉しい涙、悔しい涙、色んな種類の涙を受け取ってもらって、最後には温かい涙を流してもらえたらと思います。■石原さとみ1986年12月24日生まれ、東京都出身。『わたしのグランパ』(03年)でデビューし、同作で第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『てるてる家族』(03年)で、第41回ゴールデン・アロー賞放送新人賞、最優秀新人賞を受賞。『シン・ゴジラ』(16年)、『忍びの国』(17年)、『決算 忠臣蔵』(19年)などに出演。■稲垣来泉2011年1月5日生まれ。キッズファッション雑誌のモデルとして活躍するほか、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)をはじめ、『アンナチュラル』『この世界の片隅に』(18年)など子役としてTVドラマを中心に出演。さらに、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『記憶屋 あなたを忘れない』『糸』(20年)などにも出演。
2021年10月28日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」のカレンダー「2022 CHIZU CALENDAR」が10月25日より発売されることが決定した。今回は、“軽快さと妖艶の二面性ある魅惑的な男たち”をテーマに撮影。様々な表情が見られる作品に仕上がっている。さらに今年より、特別付録としてカレンダーの写真がプチシールとなって同封。卓上カレンダーだけでなく、自分の好きなところにシールを貼って楽しめる仕様になっている。また、「NAKAMA会員」にはカード型カレンダーをプレゼント。カード型カレンダーは、カレンダー1冊購入につき1枚同封される。なお、カレンダーは「CHIZU SHOP」にて販売。販売期間は10月25日18時~12月5日23時59分で、12月中旬より順次発送予定。
2021年10月25日映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)に出演する稲垣来泉の場面写真が8日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。稲垣が演じるのは、石原さとみ演じる梨花の義理の娘で、泣き虫の"みぃたん"。稲垣はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)や『アンナチュラル』(18年)、『糸』(20年)など立て続けにヒット作へ出演し、映画『漁港の肉子ちゃん』の主題歌として、吉田拓郎の名曲「イメージの詩」をカバーし話題をさらうなど、10歳にしてすでに活躍の場を多岐に広げている天才子役だ。今作では、キャリア初のシングルマザー役を演じる石原の娘役という注目度の高い役柄を見事、オーディションで勝ち取った。公開された場面写真は亡くなった母親に想いを馳せる様子や、愛称である"泣き虫のみぃたん"の由来にもなっているように、みぃみぃと大粒の涙を流し嗚咽する姿、大好きなママと一緒に大きな笑い声が聞こえて来そうなほどの笑顔を見せ合う幸せいっぱいのカットなど。本作の謎を解き明かす重要なヒントにもなっている“ピアノ”だが、永野演じる優子や、岡田健史演じる早瀬くん同様に、みぃたんもピアノと繋がりを持ち、その後の人生にも大きく関わっていく。稲垣自身はピアノ経験者だったが、ピアノを始めて習うみぃたんとして徐々に上達していく過程を表現するべく、未経験の永野や岡田と同様にレッスンへ参加した。自身初の母親役としてみぃたんの血の繋がらない母・梨花を演じた石原は、稲垣との共演について「思い出すだけでも愛おしくなるくらい可愛くて素直で感性豊かで、本当にいいご両親に育てられたんだなと思いました。撮影がない間もずっとみぃたんのことを思っていようとくるみちゃんとの2ショット写真を携帯の待ち受け画面にしていました。離れていても心の底から凄く好きになれた子です」と親子のような関係性を築いていたことを明かし、絶賛のコメントを寄せている。
2021年10月08日鎌倉の和菓子・鎌倉五郎本店から新スイーツ「鎌倉はさんだょ」が登場。2021年10月1日(金)より鎌倉五郎本店 各店などで発売される。厚切りクランチを挟んだ“しゃりしゃり”ショコラサンドサクサクとした食感が魅力のゴーフレット「鎌倉半月」で知られる鎌倉五郎本店の新スイーツ「鎌倉はさんだょ」は、「鎌倉半月」に厚切りのクランチショコラを挟んだショコラサンドだ。クランチショコラは、 ココアビスケットを砕いた「ほろにがブラッククランチ」、アーモンドビスケットを砕いた「香ばしアーモンドクランチ」、粗挽き煎り大豆を使用した「ザクザク大豆クラッシュ」といった3つのクランチ素材をミックス。ショコラの風味豊かな味わいに合わせ、アーモンドを焼き込んだ香ばしいキャラメルナッツ味のゴーフレットでサンドした。「鎌倉はさんだょ」は、その香ばしい味わいだけでなく、食感にもこだわっている。食べ応えのある厚切りクランチ、ゴーフレットともに“しゃりしゃり”とした食感に仕上げており、食べ進めるごとにその繊細な歯触りを楽しむことができる。詳細鎌倉五郎本店「鎌倉はさんだょ」発売日:2021年10月1日(金)販売店舗:鎌倉五郎本店 各店(小町通り本店、大丸東京店、西武池袋店、パクとモグ 小田急町田店、ぶどうの木&鎌倉座 阿佐ヶ谷店、羽田空港第1ターミナル 特選和菓子館)、公式オンラインショップ「パクとモグ」※店舗により取り扱いのない入数あり。※他一部姉妹店でも発売する可能性あり。価格:2個入 259円、6個入 648円、10個入 1,188円
2021年10月01日「邦さんは亡くなったけど、五郎はきっとまだここに住んでいる。ひょっこり顔を出す気がする」田中邦衛さん(享年88)が亡くなってから2週間ほどがたった4月上旬、北海道富良野市につくられた献花台の前で、脚本家・倉本聰氏(86)はそんなふうに話していたという。“五郎”とは、もちろん『北の国から』シリーズで邦衛さんが演じた黒板五郎のことである。「『北の国から2002遺言』でシリーズは完結したことになっています。ただ倉本先生には、その後の続編の構想があったようです。邦衛さんの訃報の直後には“続編は頭の中だけにしておこうと思う”なんておっしゃっていたんですが……。だから今回のインタビューを読んで興奮しましたね!」そう『北の国から』ファンが話す“インタビュー”とは次のもの。《実は今年は『北の国から』が放送開始40周年に当たります。10月に向けて最後のドラマを書いているんです》(「財界オンライン」6月12日配信)倉本氏自ら“続編執筆中”だと明かしたのだ。40年前の10月に『北の国から』の初回が放送されたことにちなみ、今年、その前後の時期に富良野で記念行事が予定されている。続編は、テレビではなく、そのイベントでの公開を想定しているようだ。倉本氏はこう続けていた。《それは主人公の黒板五郎が死ぬドラマです》五郎も天国へ――。邦衛さんへの倉本氏なりの供養だろうか。さらにその“死に方”まで――。■「五郎は自ら山に入って死に、肉は動物たちに…」《黒板五郎は自分から山に入って死ぬんです。それで、自分の肉が動物たちに食われ、骨は微生物が分解する》かなり衝撃的な最後である。「海外には遺体を鳥に食べさせる“鳥葬”の風習があるところもありますが、富良野の動物で考えると“ヒグマ葬”“キタキツネ葬”といったところでしょうか。衝撃的ですが、倉本先生は自然のなかで生きてきた五郎の人生を、自然の循環のなかで完結させたいというこだわりを込めているそうです」(前出・『北の国から』ファン)本誌は、地井武男さん(享年70)が演じた五郎の親友・中畑和夫のモデル、富良野市の麓郷木材工業株式会社社長・仲世古善雄さんに話を聞くことができた。仲世古さんは倉本氏とも交流があり、『北の国から』シリーズを長年見守ってきた人物。倉本氏の続編の構想の内容を伝えると、「いやぁ、初めて聞いた。驚いています……。でも倉本先生らしいな……」仲世古さんは“五郎の衝撃の死”にショックを隠せぬ様子を見せながらも、しみじみと次のように話してくれた。「やっぱり倉本先生なりに『北の国から』の最後をね、五郎さんが亡くなるところまでやりたかったんだと思いますね」北海道の自然を愛した自らの分身・五郎の最期を、天国の邦衛さんも見守ることだろう――。
2021年07月12日俳優の稲垣吾郎が、7日より放送されるヤプリ「yappli」のCM第2弾「アプリ導入」編に出演する。前回に引き続き、部下から慕われている優秀なサラリーマン役を演じる稲垣。今回は、ある企業で行われるDX会議が舞台だ。メンバーたちが自社アプリを簡単に立ち上げることができるサービス「yappli」についての議論を順調に進める一方、稲垣部長は「ヤプリって何だっけ……?」と実は理解できていないにもかかわらず、知ったかぶり。クールでかっこいいのにお茶目で親しみやすさバツグンの姿に注目だ。○■稲垣吾郎コメント――撮影を終えての感想を聞かせてください。微妙なニュアンス違いのお芝居を監督に求められて、楽しかったですね。2回目なので、リラックスして撮影に臨むことができました。表情の変化とかいろいろ自分でも試してみたので、どこがピックアップされるのか、オンエアが今から楽しみです。――一番こだわったポイントはどこですか?やっぱり、知ったかぶりですよね。恥ずかしいですけど(笑)。その知ったかぶってる感じがお茶目にキュートに映れば良いかと思ったし、実際そういう方多いですしね。僕もそうですから(笑)。人間誰しも、すごいなと思われたくてつい知ったかぶってしまったり、虚勢を張ってしまうことってあると思うので。――もし自分がサラリーマンだったら、どんな上司になっていたと思いますか?今回のCMみたいな上司じゃないですか? 部下から突っ込まれるような、おとぼけな上司になりそうな気がします(笑)。自分も年を重ねて、スタッフさんや共演者さんにも年下の方が多くなってきましたが、なかなか上司らしくできないですね。上司にはあまり向いてないんじゃないかと感じています。人を引っ張ったりするのもあまり得意ではないですし。説得力をもたせて部下を引っ張っていくというより、背中を見せるタイプだと思ってます。もしかしたらサラリーマンには向いてないかもしれないですよね(笑)。――稲垣さんは、お父さんがサラリーマンだったということですが、どんな父親でしたか?家では寡黙なお父さんでしたね。会社で働いてる姿は想像つかなかったです。職場での父の姿、見てみたかったですよね。同僚といるところを見たことはあるけど、部下とか上司の前での父を見たことがなかったので。家では結構寡黙だったんですけど、職場では案外ひょうひょうとうまく渡り歩いてたんじゃないかな。今の自分みたいな感じだったんじゃないかなと思います。――ヤプリのCMに出てから、稲垣さんのなかで変わったことはありますか?携帯電話のホーム画面は、アプリのアイコンで埋まってきました! 趣味に関するものが多いですよね。もっと使いたいなと思うんですけどね。会社でも起業しましょうか(笑)。そしたら絶対ヤプリさんにお世話になると思うんですけど。あと、このCMが流れるのは嬉しいですね。ずっと応援してくれてるファンの方も喜んでくれましたし、実際会社で働いているような会社員の方からも面白いって言ってもらえましたし、ヤプリ使ってみようかなと言ってくれた人もいて。いろいろな反響があって嬉しいです。――もしヤプリでアプリを作るとしたらどんなアプリを作りたいですか?アロマとか、香りものが好きなので、香りのアプリとかがあっても楽しいかも。日常生活で、人とすれ違うときや場所によって「この香りいいな」という瞬間があるじゃないですか。そのときにどんな香りなのか分析してくれたり、好きな香りの傾向を可視化してくれるアプリとかどうですか?ちなみに、最近はお香が好きです。あと、先日いただいた、茶葉をいぶしてかおらせる香りのグッズがすごく気に入ってます。――最後に視聴者に一言ヤプリさんの新CM、第2弾ということで、皆さんに楽しんでいただけると思いますし、そのまんまの、自然体の僕を届けられるのではないかと思いますので、楽しみにしていてください!
2021年06月07日和菓子屋「鎌倉五郎本店」より、夏限定スイーツ「水あんみつ」が登場。2021年8月下旬頃までの期間、「鎌倉五郎本店」各店にて発売される。「鎌倉五郎本店」が提供する「水あんみつ」は、まるで“食べる水玉”の様な、口の中で“ぷるん”ととろける新食感の天然水ゼリーが人気の夏限定スイーツ。富士山のふもと富士宮市山宮の地下180mから汲み上げた雲上水を使用しており、透き通るようなすっきりとした味わいに仕上げている。冷やした後に、小豆あんと蜜と一緒に絡めて食べれば、口の中が今まで体験したことのないような食感とひんやりとした感覚、和の味わいでいっぱいに。暑い季節にぴったりな涼感で溢れた限定スイーツとなっている。なお、1個から最大9個までのパッケージで販売。手土産にも最適だ。【詳細】鎌倉五郎本店「水あんみつ」販売期間:2021年5月20日(木)~8月下旬頃販売店舗:鎌倉五郎本店各店(鎌倉小町通り本店・大丸東京店・西武池袋店・ラゾーナ川崎店・阿佐ヶ谷店)、一部姉妹店および交通機関価格:1個 270円(税込)、3個 864円(税込)、6個 1,836円(税込)、9個 2,732円(税込)【問い合わせ先】グレープストーンTEL:0120-151-560
2021年06月03日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ 16 世の首を刎ねた男-』のキャストたちによるメッセージ動画が4日、公式ホームページにて公開された。同公演は、4月23日に東京公演を開幕したが、政府からの「緊急事態宣言」発出を受け、4月28日からの15公演の中止を決定。中止の発表後も「もう一度会えるときまで」「演劇は止まらない」という想いを胸に休演となった劇場で舞台稽古を実施している。今回の動画メッセージもその際に収録。台本は演出の白井晃氏が自ら書き、キャスト・スタッフの熱い想いを伝えるべく撮影に挑んだ。稲垣演じる主人公シャルル-アンリ・サンソンという人物を共演者たちが紹介し、公演中止となっている今の心境や再開に向けての思いを告白。稽古の模様も映され、最後は稲垣が「劇場が再開されるときまで、止まらず歩み続けます。また必ず劇場でお会いしましょう」と締めくくっている。本作では、フランス革命期に実在し、ルイ16世、マリー-アントワネット、ロベスピエールらを処刑した死刑執行人を稲垣、革命の中心とも言うべきルイ16世を中村橋之助を演じ、エネルギッシュな群像劇の担い手として、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月らが出演。そして、サンソンとともにギロチンの発明に一役買ったジョゼフ・ギヨタンを田山涼成、シャルルの父親役バチストを榎木孝明が演じる。演出は白井晃氏、脚本を中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽を三宅純氏が担当。稲垣のハマり役とも言える作品『No.9』に続く最強のクリエイターがタッグを組んで届ける同作品は、稲垣自らが上演を希望したという。激動の時代、3000人もの処刑を執行しながらも実は死刑廃止論者であったというサンソンの苦悩と葛藤を描く。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止。5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて神奈川公演を予定している。撮影:田中亜紀
2021年05月04日鎌倉五郎本店は、新スイーツ「お茶一ぷく」を鎌倉五郎本店各店、ぶどうの木&鎌倉座 阿佐ヶ谷店ほかで発売する。“まるで食べる抹茶ラテ”抹茶リッチな和スイーツ花の古都・鎌倉で生まれたスイーツショップ・鎌倉五郎本店から、“まるで食べる抹茶ラテ”和フレーバーの新作スイーツ「お茶一ぷく」が登場。抹茶好きを虜にするほど“抹茶リッチ”な味わいで、2021年4月発表の「大丸東京店 お茶スイーツランキング」で1位に輝いたほどの人気ぶりだ。抹茶本来の甘みと色を最大限に引き出すため、石臼挽き宇治抹茶を使用。抹茶フレーバーの生地で、風味豊かな宇治抹茶あんをまるっと包み、中には、ミルキーなミルクあんを閉じ込めた。ひとくち頬張れば、抹茶の芳醇な香りとミルクのやさしい甘みが広がり、まさに“食べる抹茶ラテ”という贅沢な味わい。小ぶりながらも抹茶の香り・風味を存分に楽しめる和スイーツとなっている。【詳細】鎌倉五郎本店「お茶一ぷく」5個入 594円、8個入 950円、12個入 1,425円※価格はすべて税込。発売日:2021年4月10日(土)取扱店舗:鎌倉五郎本店 各店(小町通り本店、羽田空港第1ターミナルビル店、大丸東京店、西武池袋店、ラゾーナ川崎店)、ぶどうの木&鎌倉座 阿佐ヶ谷店、公式オンラインショップ「パクとモグ」※ほか姉妹店でも販売する場合あり。※販売店により取り扱いのない場合あり。
2021年05月01日鎌倉の和菓子店・鎌倉五郎本店から、人気のゴーフレット「鎌倉半月」の夏季限定バージョン「鎌倉白桃半月」が登場。2021年4月10日(土)から8月下旬頃までの期間限定で発売される。「鎌倉白桃半月」白桃のおいしさを閉じ込めたフルーツゴーフレット鎌倉五郎本店を代表するスイーツ「鎌倉半月」を白桃でアレンジした「鎌倉白桃半月」は、ジューシーな白桃のおいしさをそのまま閉じ込めたフルーツゴーフレット。香ばしく焼き上げた半月型のゴーフレットに甘酸っぱく軽やかな白桃のクリームをサンドした、初夏にぴったりの瑞々しい味わいが楽しめる。「月うさぎ」と白桃を描いたパッケージ鎌倉五郎名物の「月うさぎ」がひょっこりと顔を出すパッケージもポイント。初夏の空のように澄んだ水色に白桃と月うさぎを描いた愛くるしいパッケージで、ギフトやちょっとした手土産としても喜ばれそうだ。商品情報鎌倉五郎本店「鎌倉白桃半月」発売期間:2021年4月10日(土)〜8月下旬頃まで価格:6枚入 648円(税込)、10枚入 1,080円(税込)販売店舗:・鎌倉五郎本店 各店(小町通り本店、大丸東京店、西武池袋店、ラゾーナ川崎店)、パクとモグ 小田急町田店、ぶどうの木&鎌倉座 阿佐ヶ谷店※ほか姉妹店でも販売する場合あり。・公式オンラインショップ「パクとモグ」
2021年04月10日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』が、4月23日より東京建物Brillia HALLにて上演される。稲垣は、フランス革命期に実在した死刑執行人アンリ=シャルル・サンソンを演じる。ロベスピエール、マリー・アントワネット、ルイ16世……彼らの首をはねたのは、たった一人の男。シャルル=アンリ・サンソンは熱心なカトリック教徒であり「人間の生死を決められるのは神だけではないのか」、「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうしていた。パリで4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きた実話をベースにその舞台化が決定。宿命と戦いながら生き抜いた孤高の物語を描く。稲垣はこの1月に『No.9-不滅の旋律-』で、3度目のベートーヴェン役を演じたが、今度は死刑執行人という新しい役柄を演じる。“死刑執行人”という運命を生きるシャルル=アンリ・サンソンの内面にうごめくのは筆舌に尽くしがたい葛藤。冷静沈着さの奥底で、人間の存在の生死にまつわる葛藤を稲垣吾郎が全身全霊で表現する。フランス革命の中心とも言うべきルイ16世は中村橋之助が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演。そして榎木孝明がシャルルの父親役としての大任を果たす。また、演出の白井晃氏、脚本の中島かずき氏(劇団☆新感線座付作家)、音楽の三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。稲垣は「2015年から3度上演した舞台『No.9』に続き、白井晃さん、中島かずきさん、三宅純さんの手掛ける作品に出演できることをとても光栄に思います。『No.9』で演じたベートーヴェン同様、今回も歴史上に実在した人物、シャルル=アンリ・サンソンを演じます。フランス革命期という激動の時代に、“死刑執行人“という生まれた時から決められた決して抗うことのできない運命を受け入れ、悩みながらもその仕事にプライドを持って生きてきた人物です。どれだけの重圧を背負っていたのか、今はまだ計り知れませんが、これから稽古を通して創りあげていくことで新しい自分と出会えることが楽しみでもあります。歴史の中で苦悩したサンソンの気持ちに寄り添い、伝えていきたいと思っています。このような時代だからこそ、サンソンを通じて厳しい運命の中でも目を背けずに希望を見出す姿を皆様にお届けできれば嬉しいです」とコメントしている。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。
2021年02月18日和菓子店「鎌倉五郎本店」のショコラサンド「花かまくら」が2021年4月上旬頃までの期間限定で登場。鎌倉五郎本店各店にて販売する。ショコラサンド「花かまくら」"いつ訪れても花に出会える鎌倉"をイメージして名付けた「花かまくら」は、2020年で発売19年目を迎える鎌倉五郎本店のロングセラークッキーだ。薄く焼き上げた「抹茶風味/さくら風味」のラングドシャクッキーで、「抹茶/さくら」が香るチョコレートをサンド。サクッと一口かじればショコラがとろけて、繊細な香りが広がる、まさに"花びら"のようなショコラサンドだ。市松模様のチョコレート特に注目は、市松模様のチョコレートだ。濃い味の抹茶やさくらのチョコレートに、ミルク味のチョコレートを合体させることで、抹茶やさくらにミルクをたらしたような絶妙な味わいを実現した。紫陽花や桜のパッケージパッケージには、あじさいや桜の名所としても有名な鎌倉らしく、柔らかいタッチでそれぞれの花を描いた。上品な雰囲気のパッケージで包んだ焼菓子は、年末年始の帰省の手土産にもおすすめだ。詳細ショコラサンド「花かまくら」発売期間:2020年9月18日(木)~2021年4月上旬頃取扱店舗:・鎌倉小町通り本店住所:神奈川県鎌倉市小町2-9-2・大丸東京店住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店(1階)・西武池袋店住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店(地下1階)※ほか、姉妹店の一部や交通機関でも取扱あり。・公式オンラインショップ 「パクとモグ」価格:8枚入540円(税込)、16枚入 1,080円(税込)、24枚入 1,595円(税込)【問い合わせ先】お客様窓口TEL:0120-151-560
2020年12月07日俳優の稲垣吾郎が28日、女性ファッション雑誌『GLOW(グロー)』(宝島社)の初のオンラインイベント「GLOWプレミアムサロン2020 ~Aging Gracefully~」に登場した。「Aging Gracefully」プロジェクト初の男性アンバサダーに就任した稲垣は、ソムリエがサーブするシャンパンやワインをおつまみとともに試食し、心地のよいペアリングを紹介する「ソムリエGORO」に登場。自宅でお酒を楽しむ際は、合わせるお料理は王道のものが多く、今回のイベントでは自分では合わせない組み合わせで新しい発見をし、新鮮で面白いとご満悦。「最近は友人が燻製器で作ったスモークチキンやスモークベーコンと、ブルゴーニュの赤ワインと楽しみました」とプライベートな話を交えて、イベントを盛り上げた。また、「みなさん、楽しまれていますか? 僕だけが楽しんでいるのでは?」とGLOW読者を気にかける優しさも見せ、「お肉だから赤ワイン、魚は白ワインではないんだな? という発見がありました。年末年始、みなさんもご自宅でお酒と食事の新しいペアリングを楽しんでくださいね」と呼びかけた。スペシャルトークステージ「わたしらしく輝く秘けつ」では、女優の観月ありさが登場。プライベート写真を多数公開し、写真にまつわるエピソードを語った。アウトドア派の観月にGLOW世代が気になる日焼け対策の質問と投げかけると、「日焼け止めクリーム、サングラス、帽子、長袖着用と肌はしっかりとカバーしている」と答えた。GLOWのひとつのテーマでもある“今さら”を“今こそ”に。観月自身は「“今さら”ということはないと思っていて、新しいことを経験してこそ、得られる知識、生まれる感情もあるから、人生においていろんな経験をして歳を重ねていければいいなと思っています。無理をせずに、自分を開放して、自分に優しく楽しく幸せな時間を過ごしていただきたいなと思います」と、GLOW世代にメッセージを送った。『GLOW』は今年創刊10周年を迎えた40代女性ファッション誌。「45才。大人女子第2 章スタート!」をコンセプトに、ファッション・美容・ライフスタイル情報を発信している。“40代女子”という言葉の提唱をはじめ、創刊当初から加齢を否定しないポジティブな女性像を打ち出し続け、新たな価値観を浸透させてきた。2018年4月より朝日新聞社と共同プロジェクト「Aging Gracefully~わたしらしく輝く~」を始動し、加齢に対する新たな価値観「わたしらしく、ゆるっと、優雅に輝く」の日本社会への浸透を目指している。(C)「GLOWプレミアムサロン2020 ~Aging Gracefully~」(宝島社)
2020年11月30日稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演を務め、手塚治虫原作の漫画を実写化した映画『ばるぼら』。その公開記念舞台挨拶が行われ、主演の稲垣さん、二階堂さん、手塚眞監督が登壇した。先日ローマにて開催されたイタリア最古のファンタ系映画祭<ファンタ・フェスティバル>では最優秀作品賞を受賞した本作。舞台挨拶は新型コロナウイルス感染拡大予防のため無観客にて実施され、全国65劇場に生中継された。司会は、矢田部吉彦(東京国際映画祭シニア・プログラマー)氏が務めた。まず、稲垣さんは「全国でこの映画を楽しみにしてくださっていた皆さんに会いに行きたかったのですが、今日はこういった配信という形で皆さんと楽しいひとときが過ごせられればなと思いますので、最後までお付き合いください」、二階堂さんは「全国の方々にこれが配信されているということで嬉しく思います」とそれぞれ挨拶。手塚監督は「2年前の11月、この3人で『ばるぼら』の映画の発表をさせていただきました。その時は手塚治虫生誕90周年のパーティーの席上だったんですね。それからだいぶ時間が経ちましたが、こうやって無事に皆様に観ていただける機会に恵まれました。奇跡的な人たちが集まって、つくり出した素晴らしい作品です」と、ようやくの公開に感慨をのぞかせた。稲垣吾郎「役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげ」稲垣さんと二階堂さんは本作が初共演。稲垣さんは「嬉しかったですね。二階堂さんのデビュー作から映画をずっと観させていただいて、すごいなと思っていて、いつかご一緒させていただきたいなとずっと思っていました」と語り、「主人公の美倉洋介にとって、彼の才能がさらに開花していくのは、ばるぼらとの出会い、ばるぼらがミューズだったわけですが。この作品で僕が最後まで役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげですので、この作品において二階堂さんは僕にとってのミューズですね」と語る。一方、二階堂さんは「私もたくさんの(稲垣さんの)作品を観させていただいてましたし、物心ついた時からスターといいいますか、トップで活躍されている方だったので。そういった面も含めて、稲垣さんのもつ聡明さであったり、博学な部分であったりが、このキャラクターにとっても魅力的になるだろうなと現場に入る前からすごく感じておりました」と語り、「現場で学ばせていただいたことが数多くあって貴重な経験をさせていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです」と言う。そんな2人に対し、監督は「内容的に非常に難しい場面もございましたが、二人ともプロフェッショナルで、全く躊躇なく様々な場面をこなしていただいて、監督としては感謝の気持ちしかありせん」とコメント。「稲垣さんが仰ったように二階堂さんの存在自体がこの映画のミューズとして現場に存在してくれていたなと思います。この二人がいなかったらこの映画はできあがっていなかったかもしれない、まさにこの映画の中心を成す二人でありました」と改めて感謝を口にした。二階堂ふみ「芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」また、日本のみならず、ドイツ・イギリスと海外の撮影も多かった本作。稲垣さんは初めての体験に「楽しかったですね」と語り、「クリストファー・ドイルの映画は僕も大ファンで好きな作品もたくさんありますし、手塚監督の『白痴』も大好きで、20代の頃からずっとご一緒させていただきたいと思っていたのでその夢も叶った」と言う。すると「今回(撮影監督クリストファー・)ドイルさんは英語と中国語を使っていて、他のスタッフとは英語で、自分が中国から一緒に連れてきたスタッフとは中国語。英語、中国語、日本語が飛び交う現場でしたね」と監督。稲垣さんは「ドイルさんは、良いか悪いかがすごくはっきりしているので、カットかかって本番撮り終わった時に、良い時と悪い時が分かりやすいので、彼が喜んでくれると僕らも手応えがありました」と言い、「撮影現場で夢のような時間を過ごすことができて。作品自体もちょっと非現実的なので、本当にあれは現実の出来事だったのかな、と不思議に思えるような(感じでした)」と振り返る。そして二階堂さんも「言語は違えど作っているものは一つで、同じ方向を目指して、色々な背景をもった人たちが集結して現場に集まって一つの作品を作っていけるということが本当に素晴らしいなと思いました。芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」と同意した。ビジュアリストでもある監督は「ドイルさんの感性も捨てがたいんですね。だから時々『ここはドイルさん、演出してみない?』と預けたり、セッション的にやったような場面もあります。映画の中では無理なく調和しているんじゃないかと思います」と振り返ると、稲垣さんは「僕は、それがすごいなと思って。撮影監督とビジュアル監督のそのバランスがね、素晴らしかったですね」と絶賛を贈る。「ここに並んでいる3人だけでも相当個性的で強い3人なんですけど、ドイルさんも個性的だし、皆さん強い個性の集まりなんですね。へたすると無茶苦茶な映画になっちゃうんですね。ですが、これが本当に良い形で調和して、見事なバランスになっていました」と監督が語ると、「信頼関係があったからできたんだなと僕も思います」と稲垣さんが続けた。さらにこの日は、香港で自主隔離中のクリストファー・ドイルからのメッセージも到着。稲垣さんは改めて「わずかな3週間の出来事だったんですけど、ずっと灯火みたいなものが僕の中に消えないであって。そういう意識があると、またどこかで再会してご一緒できるんじゃないかと思いますね」と語り、二階堂さんからは「(ドイルさんは)すごく楽しい方で、いつまでもお元気で作品をつくる大先輩として映画界をこれからも引っ張っていただけたらと思います」と“エール”も。監督も「クリスの愛を感じますね。映画や我々スタッフ、出演者全員に対する強い愛を感じますし、何よりも彼が映画という創作物を愛しているからなんだなと思います。本当にありがとうございます」と感謝を語った。稲垣吾郎は愛に溺れすぎない!?「実際の僕の方がもっと冷静」また、主人公・美倉というキャラクターへのアプローチについて問われた稲垣さんは、「原作のイメージだと、精神的にも肉体的にもマッチョな男らしい印象が強かったんですけど、今のこの時代で、この作品でやるとしたら、そこまで男性的な強いものを出しすぎない方が作品全体としてよく見えるのではないかと思いました」と明かす。「でも、いいですよね、愛に溺れていく感じというか。そこまで振り切ることってなかなかできないじゃないですか。周りが見えなくなってしまって、二人で愛の逃避行をしたりという…少し憧れたりはしますけれども、実際の僕の方がもっと冷静だと思います」と美倉との相違点に持論を展開。一方、二階堂さんはばるぼらという少女が漫画が発売された当時から「実在しない芸術のミューズなのではないか」と言われていた点について、「実態のないキャラクターなんだろうな、というのは原作からも脚本を読んでもそういう感じがしたので、あまり自意識を持たないように、『普通』とか、人だったらこうするというのがあまり通用しないキャラクターだなと感じて。あまり毎回現場で考えすぎないようにしなきゃなと思ってやらせていただいたんですが、いつも以上にあまり考えないでやっていました」と語った。そして、父・手塚治虫がこの映画を観たら何というか、と問われた手塚監督は「完璧にこの二人だったら太鼓判をおす二人でございます。もちろん内容は、もし本人が観たらああだこうだと突っ込んでくるとは思うんですね。でも、今週イタリアのファンタ・フェスティバルという国際映画祭で最優秀作品賞という賞をいただきました。恐らくそのことを僕以上に喜んだのは父親だと思います」と言う。「自分の原作の作品が世界に認められたというところでは、親子共々嬉しい気持ちでございます。今月は父親の誕生日月(治虫氏は11月3日生まれ)なんですけども、記念のときに父親に賞をプレゼントできて良かったと思います」と噛みしめていた。最後に稲垣さんは「この作品は、一つ大きな答えの用意された娯楽作品とはちょっと違うところにある作品なんですけれども、映画のテーマでもある愛や幻想、そして狂気の果てで見えるような美しい景色、美しい芸術を皆さんに堪能いただける作品に仕上がっていると思います。こういった抽象的な作品ですから、観るときの気持ちや環境によって違った受けとめ方や感じ方ができる作品だと思います」とアピール。二階堂さんも、「稲垣さんも仰っていたように、アート性の高い作品になっていると思うんですけれども、そこからどんどん繋がりができていく作品」と自負していた。『ばるぼら』はシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月22日俳優の稲垣吾郎が21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、女優の二階堂ふみ、手塚眞監督とともに登壇した。稲垣は、演じた小説家・美倉洋介との共通点について「社会的に知名度のある男性」と司会者から紹介され、「今のように名前が知られていなければ何かしたいことはありますか?」と聞かれると、「1日だけ海外に行って自分のことを誰も知らない町で歩いたりすると開放的な気持ちになれますよね」と答えた。続けて、「最近はコロナの影響もあってみなさんマスクして帽子をかぶって歩くのが普通になっている」と言い、「そういう格好をして歩いていると今までは『芸能人だろ』という感じで見られてしまうんですけど、ちょっと不謹慎かもしれませんけど、今まで行けなかったお店に行けたり、そういうことはあります」と、自身が感じているwithマスク時代のメリットも明かした。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫氏による大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞が担当。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂が演じた。3人が登壇した舞台挨拶は無観客で実施し、全国65館の劇場にて生中継された。
2020年11月21日