女優の大島優子が出演する第一三共ヘルスケアの低刺激洗浄料「ミノン」洗浄シリーズの第6弾テレビCM「彼と買い物」篇が、29日より全国で放映される。映画監督タナダユキが描く「ミノン」洗浄シリーズのテレビCM。6作目となる今回は、大島演じる主人公の恋人役として俳優の坂口健太郎が登場し、恋人同士の何気ない日常のワンシーンを描いた物語を通じて、商品の魅力を伝える内容となっている。大島が演じるのは、前回に引き続き、徳島から上京して5年目を迎える一人暮らしのOL・中島麻子。麻子と坂口演じる恋人の遼介は、付き合って2年半。第4弾の「彼とケンカ」篇では、些細なケンカをしてしまった2人だが、今回CMでは楽しげなデートシーンから始まる。そして、ドラッグストアで麻子がミノンを手に取り、「遼ちゃんも買っとく?」と尋ねると、遼介はふいに「1個でいいんだよね? 一緒に暮らすと」と口にする。プロポーズとも取れる遼介の言葉に、麻子は「え…?」と動揺。帰宅後のお風呂上がりに「あれって本気かなぁ?」とつぶやきながら遼介の言葉を思い出す麻子の姿が描かれる。ミノンの前回のCM撮影以来、約1年ぶりに顔を合わせた大島と坂口は、恋人同士という設定も違和感なく、自然なやりとりが撮影できたという。大島は、プロポーズとも取れる遼介のセリフについて「あれ、いいですよね。ドキッとします」と振り返り、坂口が「思わずポロッと出ちゃった言葉ですよね」というと、「そこがずるい。乙女心をくすぐるというか」と話した。また、実際に男性から同じようなセリフを言われたら「もちろんドキッとすると思いますけど、『じゃあ、楽しみに待ってるね』って言おうと思います」と大島。さらに、プロポーズはされたいか、自分からしたいか聞かれると、「されたいですね」と答え、「間柄にもよりますが、遼ちゃんのように自然な流れの中で、さらっと、ふわっと言ってもらえたらいいなと思います」と理想を明かした。なお、12月放映開始予定の続編では、2人の進展について描かれる。
2016年09月29日かかとの準備はOK?第一三共ヘルスケア株式会社は皮膚保護保湿剤「ロコベースリペア」シリーズを販売している。同社は2016年8月25日より同シリーズの新製品として「ロコベースリペア かかとケアバーム」を販売開始することを発表した。おしゃれ女子の夏の必須アイテムと言えばサンダル。フットケアや可愛いフットネイルでサンダルを履く準備は万全と思いきや、かかとがガサガサのままだったりすることも。かかとがガサガサになりやすい季節は冬だが、人目につきやすいのは断然夏だ。かかとがガサガサになるのは角質が溜まることが原因。かかとで体重を支えたり、かかとに摩擦が加わったりすると皮膚を守るために角質が厚く硬くなる。夏に欠かせないサンダルやミュールはかかとが固定されないデザインものが多いためかかとに摩擦が加わりやすく、角質が溜まりやすくなる。また、サンダルは素足で履くため乾燥によってカサつくこともある。それだけでなく、多くの女性が悩む冷え性も血行不良を引き起こすためガサガサかかとの原因に。どの季節でも使いやすいこのロコベースリペアシリーズは皮膚に備わっているバリア機能に注目して開発された。このシリーズにはセラミド3、コレステロール、遊離脂肪酸の3つの肌脂質成分が配合されており、肌のバリア機能をサポートする。今回発売の新商品はかかとの角質肥厚やひび割れに悩む人に最適な商品。どの季節でも心地よく使えるよう、潤うけれどべたつかない使用感が自慢の一品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※第一三共ヘルスケア株式会社プレスリリース
2016年06月27日43年間変わらない信念第一三共ヘルスケア株式会社は自社が展開する低刺激性洗浄料ブランド「ミノン」から2016年8月25日、「ミノンやさしく洗う弱酸性タオル」を発売することを発表した。ミノンブランドが誕生したのは1973年。このブランドは「3つNon」からミノンと名付けられた。3つのNonとは「Non allergic(アレルギー物質を極力カット)」「Non toxic(低毒性)」「Non alkaline(非アルカリ性)」。化粧品アレルギーをなくしたいという思いから誕生したこのブランドは43年経った今でもこの考え方を継続しており、赤ちゃんからお年寄り、乾燥肌や敏感肌でも安心して使える製品を作り続けている。ミノンが提唱しているのは「保湿洗浄」健康な肌はバリア機能が正常に働いているため外部刺激を受けにくく、潤いが逃げにくい。ミノンが提唱する保湿洗浄とは肌のバリア機能を守りながら肌本来の潤いはそのままに、汚れだけ落とすというもの。しかし、肌にやさしい洗浄料を使っていても洗い方によっては肌に負担をかけることもある。特に「摩擦」は大きな負担に。強く擦ったからといって汚れがしっかり落ちるとは限らないため洗い方には注意が必要だ。ユーザーの要望に応えて同ブランドはナイロン製のシャリ感の強い素材やごわつきの強い素材で体を洗うことをすすめていない。これらの素材で肌を摩擦すると刺激が強すぎるため肌のバリア機能を低下させるだけでなく、色素沈着まで引き起こす可能性があるからだ。しかし、洗浄用ボディタオルの愛用者は多い。同ブランドには多くのユーザーから肌にやさしい洗浄用ボディタオルの開発を熱望する声が寄せられていた。そんな声に応えてできあがったのが今回発売の「ミノンやさしく洗う弱酸性タオル」である。このタオルはトウモロコシが原料のポリ乳酸繊維を使用。ポリ乳酸繊維は肌へ与える摩擦刺激が少なく、泡立ちが良いのが特長だ。このタオルなら肌へ負担をかけることなく余分な皮脂や汚れをすっきり洗い流すことができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※第一三共ヘルスケア株式会社プレスリリース
2016年06月26日第一三共ヘルスケアはこのほど、気圧変化の予測から頭痛への警戒度を知らせるサービス「頭痛注意報 by ロキソニンSプレミアム」をロキソニンSのブランドサイトにて開始した。期間は6月30日まで。同サービスは、気圧の変化から頭痛の起こりやすさをエリアごとに「通常・やや注意・注意・警戒・超警戒」の5段階で評価して知らせるWEBコンテンツ。同社によると、頭痛と気圧の関係については科学的に証明されてはいないが、相関の可能性が示唆されているという。キャスター役には、気象予報士であり健康気象アドバイザーの國本未華さんを起用した。画面上では國本さんが、5段階の評価ごとに、頭痛対策のワンポイントアドバイスを行う。エリアを選択すれば、当日から明後日までの頭痛注意報を確認することができる。國本さんによると、急速に発達し中心気圧が1日で24ヘクトパスカル以上も下がる「爆弾低気圧」の予報が出ているときは、頭痛に注意が必要だという。また、梅雨時期の気圧変化も要注意とのこと。「梅雨も含め、今夏は西~東日本で雨の量がやや多くなると予想されており、気圧の低い日が多くなりそうです。体調が悪い所にさらに低気圧がくると頭痛が増悪してしまう可能性もあります」と國本さん。頭痛治療の第一人者である清水俊彦医師は、気圧低下に伴う頭痛のメカニズムについて次のように解説する。気圧が下がると、人間の身体はおさえが弱くなるため微妙にむくむという。脳の血管もむくみ、血管の周囲に張り巡らされた三叉(さんさ)神経を刺激して、頭痛を起こすことが多くなるとのこと。特に女性が気をつけるべき時期は、「月経期間と排卵日前後」と清水医師。女性ホルモンが変動し始め、脳の血管が拡張し片頭痛が起こりやすくなるという。「気圧の変化が激しく、かつ月経もしくは排卵日の2・3日前などは片頭痛を持つ方は警戒が必要です」とアドバイスしている。清水医師は「気圧の変化自体は避けられない事象ですが、そこにさらに変化を加えないことが重要です」と、対処法についても解説。危険因子が重なると片頭痛発作が起きる確率が高くなる。気圧や月経周期の他にも、脳の興奮性を高めるような要因を避けるなど、暮らし方を工夫し、予防や改善を心がけることが大切だという。
2016年06月15日第一印象がとても大事だということは、恐らくあなたもご存知のはずです。第一印象が良いというだけで好感度は大きく上がりますし、その後のあなたの行動もポジティブに取られるということがわかっています。恋愛を上手く成就させるには、あなたの第一印象を上手く操作することも一つの手なのです。そこで今回は、第一印象を上げるためのちょっとズルイ方法を、3つお教えしましょう。1)初めて会うのは昼よりも夜を!私達は瞳孔、つまり黒目が大きくなっている人ほど魅力的に見えるという不思議な心理を持っています。最もわかりやすい例が、猫ではないでしょうか?猫は昼間、黒目がとても細くなっていますが、夜になると黒目がとても大きくなり、とても可愛く見えますよね。人間も同様に、暗い所にいると瞳孔が開いて黒目が大きくなるので、より魅力的に見えるようになるんです。なので、初めて会う人とは昼会うよりも夜、そして明るい場所ではなく、若干暗めの場所を選ぶと良いでしょう。そうすれば、あなたの顔はもっと魅力的に見えますよ。会う場所は、恋愛を連想する場所が良い人の行動や考えは、思った以上に周りの情報に左右されてしまいます。どれくらい左右されやすいかといいますと、『シワ』『白髪』『杖』といったような、老人に関する言葉を見ただけで、歩く速度が無意識に遅くなるくらいです。このように、与えられた情報によって行動や考えに影響を及ぼすことをプライミング効果と言います。周りの情報が変われば、人の考えも変わります。これを逆手に取って、自分と相手の心を出会う前から恋愛モードにしてしまいましょう。そのために、出会う場所は仕事を連想させるようなところではなく、少しでも恋愛を連想させるような場所が良いでしょう。ちょっとオシャレなカフェやバーにしてみたり、オフィス街ではなく繁華街にしたり、無機質な駅構内ではなく小奇麗なお店の前で待ち合わせるのがいいのではないでしょうか。そうすれば、相手もあなたをより女として意識するので、第一印象もガラっと変わるかもしれませんよ?事前情報を与えて、印象の操作もし事前にあなたの情報を相手に伝えることができるのなら、あなたがどんな人間かを教えておきましょう。そうすることで、出会った時の第一印象を操作することができます。先ほど、与えられた情報によって行動や考えに影響を及ぼす『プライミング効果』をお教えしましたよね?事前に良い情報を与えることによって、これを利用することができるのです。例えばあなたが人見知りで、初めて会う時には無表情で冷たくしてしまうような人だとしましょう。そうした時、相手がそのことを知っていれば、「なんだこの子、冷たいな」ではなく、「ああ、緊張しているのだな」と理解してくれるので第一印象を良くすることができるんですよ。そしてとても派手な恰好や、きつい外見を持っている人でも、予め『料理が好き』とか『子どもが好き』という情報を与えておくことで、出会う前から「そうか、家庭的で、優しい人なんだ」と思わせることができるのです。第一印象が良くなる情報を与えておけば、出会った時に与える印象ももっと良くなるでしょう。おわりに第一印象が良ければ、その分恋愛成就の可能性もアップします。そのためにちょっと戦略を立てたって、別に悪いことでもなんでもありません。利用できることは、とことん利用した方がいいんです。自分の第一印象を良く見せるためには、自分の瞳孔が広くなる夜を選び、ちょっと暗めの場所で会いましょう。そして、相手を恋愛モードにして自分が女性だということを意識させるために、恋愛を連想させるような場所やセッティングを選びましょう。そして何より、自分の第一印象を良くするために、事前に自分の情報を伝えておくのも一つの作戦です。これら三つの方法を利用して、次回から第一印象をもっとアップさせませんか?
2016年06月03日ソフトバンクは7日、SoftBankのスマートフォンユーザー向けにヘルスケアサービス「パーソナルカラダサポート」を11日より提供すると発表した。利用料金は月額税別(以下同)100円。「パーソナルカラダサポート」は、ユーザーの生活習慣アンケートの結果や体重、歩数などのライフログ、肥満遺伝子検査といったパーソナルデータをもとに、ひとりひとりに合わせた生活習慣改善メニューを提供するヘルスケアサービス。メニューはアプリから確認できるほか、専用ECサイト「ヘルスケアモール」において専門家から食事指導も受けられる。利用料金は月額100円だが、4月11日から10月31日までの間に加入すると無料で利用できる「ずっと0円キャンペーン」を実施する。加えて、「ヘルスケアモール」の肥満遺伝子検査が3,480円(通常4,980円)で受けられる「遺伝子検査特価キャンペーン」も展開。また、肥満遺伝子検査を受けるユーザー全員に同サイトで利用できる3,480円分のクーポンをプレゼントする。期間は4月11日から6月30日まで。
2016年04月07日旭川医科大学(旭川医大)、第一三共、三菱UFJキャピタルは4月5日、旭川医科大学 心血管再生・先端医療開発講座 川辺淳一特任教授が発見した新規幹細胞である毛細血管幹細胞「CapSCs」に関するオープンイノベーション研究を開始すると発表した。CapSCsは、旭川医大と第一三共のグループ会社であるアスビオファーマとの共同研究のなかで単離・同定された新規幹細胞。血管だけでなく、さまざまな組織細胞に分化する能力を有することが示されている。今回の研究では、循環器系の疾患をはじめとする各種疾患に対するCapSCsの治療効果の検証とともに、細胞治療ソースとしての実用化に向けた検討を進めていくとしている。なお今回の共同研究を行うにあたって、新会社 OiDE CapiSEAが設立。三菱UFJキャピタルが運営するOiDEファンド投資事業有限責任組合から、研究等に必要な資金が同社へ全額出資される。3年間の共同研究において、臨床試験へと進むために必要なデータが得られた場合、第一三共はCapiSEAの株式をすべて買い取り、第一三共が自らのプロジェクトとして研究開発を進めていく予定。旭川医大に対しては、研究開発の進捗に応じて対価を支払うとしている。また、旭川医大は対価の一部としてCapiSEA株式の一部保有を予定しているという。
2016年04月05日●「dヘルスケアパック」とはNTTドコモは3月31日、健康をサポートするサービス「dヘルスケアパック」を発表した。今春新たに開始する「歩いておトク」を含む、健康に関する4つのサービス全12種類のアプリが月額500円(税別、以下同)で利用できる。提供開始は4月19日を予定している。そこで本稿では、同日開催された記者説明会の模様を振り返りつつ、新サービス歩いておトクが訴求したいポイントについても考えてみたい。○「dヘルスケアパック」について説明会にはNTTドコモ ライフサポートビジネス推進部長の村上享司氏が登壇した。かねてから健康増進に向けたサービスの提供に意欲を見せている同社。ここ数年はNTTドコモとオムロンヘルスケアによる合弁会社「ドコモ・ヘルスケア」を通じて、サービスの展開を加速させている。村上氏によれば、歩数や睡眠などの生活データを管理できる「からだの時計 WM」、女性ならではの体調変化を管理できる「カラダのキモチ」、ランニングなどのトレーニングをサポートする「Runtastic for docomo」の現行3サービスにおける契約者数は、2016年3月時点で200万件を超えたという。同日発表された「dヘルスケアパック」では、上記3サービスに加えて今春新たに開始する「歩いておトク」が利用可能。これら4サービスを別々に契約すれば月額1,250円になるところだが、ワンパックにして月額500円で提供する。歩いておトクはドコモ・ヘルスケアがDeNAライフサイエンスと共同で開発したサービスで、”歩くだけでdポイントを貯められる”のが特徴だ(詳細は後述を参照)。健康に対する意識や身体の状態は人それぞれ。そこでドコモでは、カラダのキモチ、からだの時計を健康に関心のある層に、Runtastic for docomoをさらに運動したい上級者に向けて提供し、歩いておトクは健康に興味を持ち始めたばかりの入門者をターゲットに位置付けている。村上氏は、歩いておトクを提供する意義について「ハードルが高いものは始めにくい。そこで取っ付きやすいサービスが有効になると判断した」と解説している。●「歩いておトク」とは○歩くだけでdポイントが貯まる「歩いておトク」続いて登壇したドコモ・ヘルスケア 代表取締役社長の和泉正幸氏は、歩いておトクについて解説した。同サービスは日常生活における歩数をスマートフォンで計測、それに応じたdポイントが付与されるというもの。歩数から距離を換算し、世界中の観光地を巡った気分が味わえる”バーチャルツアー”も用意。名所の写真や観光スポット情報も適宜閲覧できる仕掛けで、楽しみながらウォーキングが継続できる。会場ではデモが行われた。歩けばdポイントが貯まる、という発想はとてもユニークだが、実際はどの程度歩けばどのくらい貯まるのだろうか。和泉氏によれば、1日7,000歩以上歩くと1カ月で500ポイント前後が貯まる設計だという。歩いておトクは単体で月額300円、dヘルスケアパックを契約しても月額500円なので、日常的によく歩く人なら元が取れる計算になる。さらに、ドコモ・ヘルスケアが3月25日に発売を開始したばかりの「ムーヴバンド3」と連携すればポイントの増額も期待できるとのことだった。●将来はキャリアフリーに○将来はキャリアフリーにしたい記者説明会の最後に、質疑応答の時間がもうけられ村上氏、和泉氏が記者団の質問に回答した。ターゲット層について、和泉氏は「難しいところ。シニアの方は健康意識が高い。そこで若い世代の方々、若いからまだ身体に無理がきくと思っている30~40代の方がターゲットになり得る。楽しいですよ、おトクですよ、とアピールしながら展開していきたい」と説明した。マルチキャリア化について、和泉氏は「いまのところドコモユーザー向けだが、ゆくゆくはキャリアフリーに持っていきたい」との見解。歩いておトクなどで取得したデータの利用範囲について聞かれると、村上氏は「将来的には活動量のデータを一元管理するプラットフォームをつくり、それを何らかの形に加工して別のサービスで利用することも考えている」と回答した。***程度に差はあれど、ある一定の年齢を超えれば誰しも健康への関心は高くなる。ただ健康のための取り組みを継続することは、簡単なようでなかなか難しい。特に働き盛りの30~40代は、運動のための時間を確保すること自体が困難だ。そこで歩いておトクでは発想を転換して日常生活で繰り返される運動、例えば自宅と会社の往復でさえ運動と捉えた。”これまで運動したかったけれどできなかった”という層に響けば、隠れた需要を掘り起こすことができそうだ。継続を促す施策としてバーチャルツアーを用意し、歩いただけ金額(dポイント)に換算される仕様にした点もユニークと言える。些細なことながら個人的に気になった点などをいくつか。まずスマートフォンをバックの中に入れたまま歩いたとき、どのくらい正確に歩数がカウントされるのだろうか。歩いたのに歩数がカウントされないのは悲しい。お金(ポイント)が絡むだけに、ややこしい感情も生まれそうだ。もっとも、かといってスマホを手に持って歩けば、ドコモが禁止を呼びかける”歩きスマホ”を誘発しかねない。また、ドコモ利用者なら導入の敷居は極めて低いと言えるが、それでも月額300円を支払う前に一度試したいという人もいるだろう。つまり期間中いつでも、そして何度でも止められるお試し期間が欲しい。このほか、運動を継続させるために人と競争できる仕組み、あるいは連帯感が感じられる交流サイトなどがあったら良いのではないか。一人では続かないことも、一緒に頑張る人がいれば続くものだ。健康には関心があるが、何から始めたら良いか分からない、きっかけが欲しい、実際はそんな人が多いのかも知れない。新年度は、何か新しいことを始めるには良い季節。生活環境を改善したい、自分を変えたいという人にとっては、これが良い機会になるだろう。
2016年04月01日NTTドコモは31日、健康をサポートするアプリ12種類が利用できる「dヘルスケアパック」を発表した。4月19日より提供を開始し、利用料は月額税別(以下同)500円。ドコモユーザー向けのサービスとなり、他キャリアユーザーは利用できない。「dヘルスケアパック」では、歩数や睡眠などの生活データを管理できる「からだの時計 WM」、生理周期の管理など女性向けの「カラダのキモチ」、ランニングなどのトレーニングをサポートする「Runtastic for docomo」、歩くことでdポイントを貯められる「歩いておトク」の4サービス全12種類のアプリが利用できる。サービスは、それぞれ個別で契約することもできるが、月額300円からであるため、複数契約したいユーザーにとっては「dヘルスケアパック」の方が割安だ。ドコモでは、「dヘルスケアパック」の提供開始を記念して、新規契約ユーザーを対象に「dヘルスケアパック スタートキャンペーン」を実施する。「歩いておトク」アプリで歩数計測もしくは、「Runtastic for docomo」のランニングアプリでdアカウントログインし、アクティビティ保存をするとdポイント300ポイントが付与される。期間は2016年4月19日から2016年7月31日。
2016年03月31日ヘルスケアのトータルサポートサロンにて体験会を実施アドレス通商株式会社が運営する健康のトータルサポートサロン「ホリスティックハーモニー」は、「お試し体験会」をスタートする。4月は「花粉症」と「小顔・美肌」がテーマ4月には第一弾「ビタミンCで花粉症対策!」、「小顔、美肌になれるセルフケア法」の2つの体験会を実施。「ビタミンCで花粉症対策!」は、4月11日(月)、15日(金)、18日(月)、22日(金)、25日(月)に開催。ビタミンCを使った花粉症対策について医師が解説し、店頭で販売されている無駄なく吸収されるビタミンC「リポカプセルビタミンC」の試飲も実施する。「小顔、美肌になれるセルフケア法」は、4月7日(木)、12日(火)、14日(木)、19日(火)、21日(木)、26日(火)に開催。メイク前や入浴中の数分間、優しく顔に触れるだけで小顔・美肌になれるセルフケア法の体験会は、顔が変わるだけではなく、肩こりや眼精疲労にも効き、体も軽く、楽になるケア方法をレクチャーする。どちらの体験会も参加費は1,000円(税込)。一回につき定員は10名ほど。花粉症の悩み、小顔、美肌になりたい人はチェックしてみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・ホリスティックハーモニー・アドレス通商株式会社 プレスリリース/ValuePress!
2016年03月30日リコーは3月14日、ヘルスケア分野へ事業参入することを決定したと発表した。その一環として、画像診断装置事業の事業展開・研究開発を加速するため、2016年4月1日に横河電機より脳磁計事業を譲り受ける予定であるとしている。同事業の譲り受け対象となるのは、脳磁計の商品、開発・製造資産、保守サービス事業、生体磁気計測に関わる技術資産、および人員。脳磁計は、リコーが2014年から技術開発に取り組んでいる生体磁気計測装置と原理的には同じもので、神経活動によって脳から生じるわずかな磁気を痛みや苦痛を伴わずに計測し、脳内の神経活動の伝達を「見える化」するもの。形状を計測するMRIとは違い、機能を「見える化」することにより脳の状態を把握するものとしててんかんの診断などに活用されている。リコーは、今回の事業継承により、てんかんの診断効率化に貢献することを目指すとともに、同社がすでに取り組んでいる生体磁気計測装置(脊磁計)の研究開発の加速を図っていくとしている。
2016年03月14日偶発的なものなのか、サイバー攻撃の結果なのか、健康に関する情報漏えいが続いている。こうした状況を踏まえ、Sophosがブログでヘルスケア組織の安全対策についてアドバイスしている。米国では、保護すべき健康状態に関する情報(PHI)の機密性を保護することを目的とした規制「Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPPA)」がある。HIPAAは2009年にHealth Information Technology for Economic and Clinical Health Act(HITECH)の下、PHIの侵害が発生した際の情報開示に関連した罰則にフォーカスしたアップデートが行われている。PHI侵害の結果は、関連する組織にとって深刻なものとなる。データを暗号化していなかった場合、侵害が発生した組織は関連する個人すべてにその旨を通知する義務があり、100万ドルを超える罰金を科される可能性もある。○データ損失の防御策としての暗号化データの安全性が弱い状態は、患者のアイデンティティとデータプライバシーをリスクににさらしてしまう。データを暗号化することは、リスクの緩和にとって効果的であり重要な方法となる。だがSophosの調査からは、組織や企業の多くは暗号化を十分に利用しているとは言えない状態であることがわかった。ヘルスケア組織のうち暗号化を十分に利用しているという組織は31%にとどまり、時々利用しているという組織は49%、まったく利用していないという組織は20%もあった。データ損失への防御として暗号化は最後の砦となる。不正なアクセスが発生したとしてもデータが読まれることはない。完全なセキュリティ戦略とは、機密データの暗号化を行い、サイバー脅威を予防し、そしてユーザーとすべてのデバイスを安全にすることだと、ソフォスは指摘している。
2016年03月04日○ロームの研究開発成果報告ロームはウェアラブルで常時計測を行うヘルスケアシステムを対象とした研究開発を行った。例えば血圧は1日のうちの時間やどのようなことをしているかによっても変動するので、常時計測が望ましい。そして、生活習慣を分析するためには最低2週間のデータをログする必要があるという。このような機器は、長時間身に着けるのであるから、着けていることが気にならないパッチ(絆創膏)型にしたい。パッチの下に入れられる10mAHの小型電池で2週間の連続動作を行えるようにするには、システムの消費電流を30μA以下にする必要がある。このためには、生体情報センサLSIの性能/電力を現状の10倍に引き上げる必要がある。この性能/電力10倍を達成するためにロームが選んだのは、ノーマリーオフを用いた低電力化と、FeRAMと不揮発性ロジックの組み合わせである。心電図、心拍、血圧などの生体データのロギングは1Kサンプル/秒以下、運動、睡眠などの生活習慣データの処理間隔は1秒以上であり、ほとんどの時間は待機状態であるので、ノーマリーオフで積極的に電源を切る。通信はNFCでパッシブ通信を行い、また、チップ上でデータを処理して、通信するデータ量を減らす。アナログ回路も可能な部分はデジタル化してノーマリーオフ化、デジタル化できない部分もデジタルコントロールでノーマリーオフ化を目指す。そして、メモリは強誘電体を使う不揮発性のFeRAMの使用と、ロジックも電源オフでも状態を保持する不揮発性ロジックを使い、電源をオンオフ時の処理オーバヘッドを減らす。ロームはグループ内にラピスセミコンダクタという半導体会社を持っており、この会社は強誘電体を使うFeRAMの技術を持っている。強誘電体の分極を使うFeRAMは書き込みが高速で消費電力も小さい。また、書き変え寿命もNAND型フラッシュメモリと比べると非常に長く、実用上問題にならない。FeRAMは他の不揮発性メモリと比較すると集積度は高くないのであるが、生体情報センサLSIで必要とされるメモリは16KBとそれほどの大容量は必要ない。不揮発性ロジックは、次の図に示すようにCMOSのレジスタのフィードバックパスに強誘電体キャパシタを追加して、電源がオフ状態でも状態を記憶することができるようにしたものである。通常のレジスタでは、電源をオフにすると状態は消えてしまうので、状態を退避した不揮発性メモリから読み出して復旧するという手順が必要であるが、強誘電体キャパシタが状態を記憶するので、電源をオフにしても、また、オンにすればロジックは元の状態に復帰する。このため、電源オンオフ時の情報の退避復元の必要が無くなる。心拍数の抽出部は、従来はアナログ増幅器とA/Dコンバータ(ADC)を連続動作させていたが、256サンプル/秒の低速サンプリングで間欠動作をさせるようにして、消費電流を135μAから6.7μAと1/20に低減した。そして、従来は波形のピークの間隔を測っていたが、この方法はノイズに弱いので、波形の自己相関から間隔を決定するアルゴリズムを採用した。ロジック部は、不揮発性の16KBのFeRAMと不揮発FFを組み込んだARM Cortex-M0コアを使い、ノーマリーオフ化を行って消費電力を削減した。結果として開発されたLSIは0.13μmのCMOSプロセスを使い、チップサイズが3.7mm×4.3mmで、心拍数ロギング状態の消費電流は6.1μAを達成した。モジュールの消費電流は、従来技術では200μAであったが、同研究では、中間評価時には40μA弱に低減し、今回の報告では20μAと当初目標の従来技術の1/10を達成した。中間評価時からの主な改善点は、心拍予測によるADCの間欠動作とマイコンへの不揮発ロジックの採用によるマイコンの電源オフである。このように、一応、目標を達成したが、現在のものは医療応用ができる精度に達しておらず、精度を上げるためには高精度のアルゴリズムを使う必要がある。そうすると計算量が増えて消費電流が20μAを超えてしまうので、さらに改良を行い、高精度のアルゴリズムを使っても20μA以下の消費電流の実現を目指すという。○ノーマリーオフの今後の展開ノーマリーオフコンピューティングの基盤技術を開発するプロジェクトは2016年の2月末で終わることになっているが、このような系統的な電力削減、センサネットワークの開発プロジェクトは欧米にもなく、NEDOは、Beyond Noffということで、Noff技術の発展・普及を目指すプロジェクトを立ち上げる予定になっている。今回のプロジェクトの開発目標は基礎技術であったが、後続のプロジェクトではシステム階層的な要素を加える予定である。また、電池無しでセンサネットワークを動かすエネルギーハーベストの技術開発にも取り組む必要があるという。
2016年01月20日ヘルスケア・ウェアラブル専業の英Cloudtagは、1月6日(欧州時間)、ベルギーの独立系ナノエレクトロニクス研究機関imecと協業して、新しいウェアラブル・フィットネス・トラッカー「Cloudtag Track」(図1)を開発し、米国ラスベガスで1月6~9日に開催中のConsumer Electronics Show(CES 2016)にて展示・実演すると発表した。Cloudtag Trackは、同社にとって最初の市販製品となる。imecとその姉妹機関である蘭Holst Centreは超小型、低消費電力、高性能のマルチセンシング・デバイスとそのアルゴリズムを開発し、生理学的パラメータを正確にモニターできるようにした。このアルゴリズムで、どのような活動をしているか、消費エネルギーはどのくらいか、脈拍や歩数はどうか、などのデータを正確に収集し、医学データとして処理し、ユ―ザーにフィードバックする。Track自体は装着感がほとんどないバンドでありスマートフォンがセンサハブの役割を果たす(図2)。必要に応じ、これらのデータをスマホから医者に送って診断・治療に役立てることができる。例えば、ダイエット希望者が減量するための重量と希望期間を入力すると、個人ごとのトレイニング・プログラムや栄養摂取プランを示し、その期間、このTrackが文字通りデータをトラック(追跡)し、いわば仮想的に減量コーチの役割を果たすという。「このウェアラブル機器は、医者が診断をし、治療するのを助け、病気予防のための個人指導ツールとなる。今回のCloudtagとの協業は、imecが次世代ウェアラブル・デバイスを実用化するために産業界をサポートする好例となろう」とimecのウェアラブル・ヘルス・プログラムの統括責任者であるChris Van Hoof氏は話している。一方、CloudtagのCEOであるAmit Ben-Haim氏は「imecのアルゴリズムにより生理学的データを正確に収集できることは、我々の製品のセールスポイントとなっている。今後もimecと協業し、将来の共同開発に期待をかけている」と、将来的には装着感の無いウェアラブル製品開発に意欲を燃やしている。
2016年01月08日ライフロボとマイクロアドは1月6日、ヘルスケア事業における業務提携に合意した。これまでライフロボは「ライフケアとヘルスケアのバランスを科学する」という理念のもと、日本国内でデジタルヘルスケア事業、アプリケーションやシステム開発の受託および運用を行っている。その中で、IoTセンサーなどから取得できるさまざまなライフデータや、生体データをベースにユーザーごとに最適化した身体の状態やリコメンドを表示する技術を開発。一方、マイクロアドは、自社の保有する国内インターネットユーザーの行動データや各種データを駆使して、広告配信の最適化を追求しており、現在までに培ってきた自社保有の各種データ活用、マーケティング、プロモーション実績を活かし、ヘルスケア事業へ参入する。このような背景のもと、両社はユーザーごとに最適な健康管理情報を提唱する健康管理ツールの研究、開発のため業務提携を行う。ヘルスケア事業において、マイクロアドが保有する各種データをもとに、ユーザーの健康管理の精度を上げるほか、ライフロボの食生活や運動管理システムのノウハウやWebサイト制作、システム構築などの知見を活かし、新たなサービスを提供していく。両社の協力体制のもと、2016年度内にユーザーごとに最適化された健康管理ツールのサービスの提供・拡充を目指す。
2016年01月06日第一三共ヘルスケア株式会社と共同で実施株式会社エイチームライフスタイルが運営する女性向け体調管理アプリ・サイト「ラルーン」内にて「生理中の痛みに関するアンケート調査」を実施し、その結果を2015年11月24日に公開した。この調査はラルーンの会員を対象に、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」を販売する第一三共ヘルスケア株式会社と共同で実施されたもの。ラルーンは排卵日および生理日予測が無料でできるスマホアプリ。妊娠したい女性、妊娠したくない女性のどちらからも支持されており、利用者は300万人を超えている。身体に関する悩みを匿名で相談することができるだけでなく、生理や妊娠、恋愛に関するコラムも人気だ。アンケート結果今回実施したアンケート調査には2,217名の女性が回答。生理で体験した痛みや感覚について質問したところ、70%が「ズキズキとする痛み」と答えた。「集中できない」「痛すぎて動けない」という回答が55.1%あり、「女に生まれたことを恨む」という回答が30%あった。「特に痛みを感じない」という回答は3.9%あり、「痛すぎて気絶した」という回答も3.7%あった。今回のアンケートから、比較的痛みが軽い人と壮絶な痛みを経験している人があり、痛みの程度は人によって違うということがわかる。また、生理痛で鎮痛薬を飲んだことがあるか質問したところ、86.4%が「イエス」と回答。さらに、鎮痛薬を選ぶときのポイントを訪ねたところ「痛みによく効く」「即効性」という回答が過半数を占めた。生理痛には個人差があり、痛みが強い人は周りから理解されず悩んでいる人も多い。この痛みは男性では体験できないもの。生理痛で苦しんでいる人がいたら、同じ女性として労る気持ちを大切にしたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社エイチームライフスタイルプレスリリース(PR TIMES)
2015年11月26日ソフトバンクと健康コーポレーション(健康CP)、RIZAPの3社はこのほど、IT・通信およびヘルスケア領域を中心とする分野における協業体制の構築で合意したと発表した。今回、RIZAPが有する運動指導・栄養指導などのノウハウ、健康CPが有するマーケティング力、ソフトバンクのIT・通信技術とを組み合わせることで、「より人々の健康増進に貢献していく」ことを目的に締結を行った。今後は3社それぞれが展開する事業を活用した「ヘルスケア・プラットフォーム」を開発し、これをベースにさまざまなヘルスケアサービスを提供していく。具体的には、ソフトバンクのIT・通信技術を用いた企業向け情報プラットフォームサービスと、RIZAPの指導ノウハウや利用者とのリアルな接点とを組み合わせ、遠隔地においてもRIZAPのサービスを気軽に受けることができるサービスを共同で開発し、来春を目処にリリースする。ソフトバンクは、スマートフォンと連動した体組成計やウェアラブル活動計などのデバイスを用いたサービスを提供している。この実績をもとにRIZAPと共同でヘルスケアデバイスを開発して利用を促進し、より結果にコミットできるRIZAPのサービスを実現する。また、ヘルスケア関連のビッグデータの解析・活用として、RIZAPの詳細なヘルスケア・ビッグデータとソフトバンクの企業向け情報プラットフォームを活用。社会的に求められている健康問題の解消に貢献するための研究に取り組み、人々の「健康」をテーマに取り組む企業との連携をオープンに進め、健康維持と現代病予防を目指し効果的な健康増進につながる新しい「ヘルスケア・プラットフォーム」を開発するという。
2015年11月20日オムロン ヘルスケアは11月5日、米Vital Connectのウェアラブル生体センサ「ヘルスパッチ MD」の販売を11月20日より研究機関向けに開始すると発表した。ヘルスパッチMDは、胸部に貼り付けて使用するワイヤレス心電送信機で、心電図や心拍数などの生体情報を測定することができる。測定は、センサモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて行う。パッチには粘着剤の異なる「Active」と「Gentle」の2種類があり、使用者の状態や活動状態に応じた使い分けが可能。バッテリーは最大で連続96時間使用でき、重さは約11gとなっている。測定データはBluetooth通信によってスマートフォンなどに送信し、専用のソフトウェアで確認することができる。同社によれば、将来的には心疾患の早期発見や退院後の患者の容態確認などに活用可能なソフトウェアの開発を検討しているという。ヘルスパッチ MDの価格はオープンで、想定市場価格はセンサモジュールが7万円(税別)前後、パッチ(5枚入り)が6万円(税別)前後となっている。
2015年11月05日第一三共ヘルスケアは10月27日、販売している水虫治療薬「ピロエースZ」シリーズの4製品を自主回収することを明らかにした。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が同シリーズに使用している原薬の製造業者に対し、GMP(製造管理および品質管理の基準)適合性調査を行ったところ、同業者にGMP管理上の不備があったことを受けての回収になるという。第一三共ヘルスケアは、当該不備事項の指摘が直接的に同シリーズに配合している抗真菌成分「ラノコナゾール」の原薬製造に対して行われたものではないと説明。だが、万一の事態に備えてか、「万全を期して本製品を自主回収することといたしました」としている。対象となる製品は、「ピロエースZ液」「ピロエースZクリーム」「ピロエースZ軟膏」「ピロエースZジェットスプレー」。これらの製品に対しては、原薬製造業者と製剤製造業者で品質評価・試験を行っており、製品規格に適合していることは確認済みとのこと。そのため、同社は「健康への影響はないと判断しております」としている。ただ、今回の自主回収に伴い、「原薬のGMP管理上の見直し」などのため、これらの製品を当面の間は販売休止するとの意向を示している。なお、回収方法や今回の経緯などに関しては同社のホームページで明らかにしている。
2015年10月27日ソフトバンクとFiNCは8日、IBM Watsonを活用したヘルスケアサービス「パーソナルカラダサポート」の共同開発を進めると発表した。利用者のパーソナルデータをもとに、生活習慣の改善メニューを提案するサービスで、関連アプリは2016年3月以降に提供する。月額利用料は税別100円。パーソナルからだサポートは、コグニティブコンピューティングプラットホームの「IBM Watson」を活用し、生活習慣サーベイの結果や体重・歩数データなどのパーソナル情報を収集・解析、より個人に適した食事や運動メニューなどをスマホアプリに表示・提案するサービス。生活習慣を改善する課題を日替わりでアプリに表示してくれる。同サービスと連携するスマート体組成計もあり、体組成計のデータをもとに、さらに質の高いサービスも可能だという。また、日々の課題を実施することで、ポイントが付与され、専用ストアでオーダーメイドサプリなどのヘルスケア商品の購入時に充当することもできる。利用者間のSNS機能ほか、管理栄養士によるマンツーマン指導、オーダーメイドサプリなどのオプションメニューも用意される。
2015年10月08日第一三共ヘルスケアは9月30日、東京都内にて「ルル 新CM発表会」を開催。会場には「ルル」の新イメージキャラクターに起用された女優の有村架純さんらが登場し、新CMの撮影秘話などを語った。「ルル」はさまざまなかぜの症状に効く家庭の常備薬。10月1日から全国にてオンエアされる新CM「ルルちゃん登場」篇(へん)には、歴代のイメージキャラクターである"ルル娘"に起用された有村さんが出演している。同CMで有村さんが演じるのは、町はずれの洋館に相棒の白猫と暮らす"北風ルルちゃん"だ。ルルちゃんは庭の落ち葉掃除をしている際、ベンチで居眠りを始めてかぜをひいてしまうが、最後はポケットからかぜ薬の「ルル」を取り出し、元気になって白猫と一緒におでかけをするストーリーとなっている。ルルちゃんのキャラクターについて「つかみどころのない不思議な女の子にしたいと思った」と語った有村さん。現場では猫との共演があり、終始いやされていたという。「猫ちゃんと一緒にベッドに寝転んでいたときに、『ちょこ』って横に寄り添ってくれたのがかわいかったですね」と撮影を思い出しながら笑顔をみせていた。司会者から「撮影中、猫ちゃんが思うように動いてくれなかった場面もあったのでは」と聞かれると、有村さんは「やっぱり猫なのでちょっと自由気ままなところも見られたという感じですね」と優しく返答。撮影現場の楽しい雰囲気を伝えていた。不思議な力を持った女の子という設定の"ルルちゃん"。発表会では、"ルルちゃん"にかけてマジックショーも開催された。ゲストとしてマジシャンのムッシュ・ピエールさんが登場し、手品を披露すると有村さんは「すごーい! 何でですか」とムッシュさんに真剣に質問。「マジックなので聞かないでください」とムッシュさんを困らせ、会場の報道陣を和ませていた。また、有村さんも同CMで使っていたほうきを用いたマジックに挑戦。「ルル」ブランドの商品が積み上げられた「ルルタワー」に向かって有村さんがほうきを振ると、タワーのライトが点灯し、「すごーいやったー! 」と喜びの表情をカメラに向けてくれた。同CMは続編も予定されているということで、有村さんは「ほうきにも乗れる予定なので今後どうなっていくのか楽しみです」と語っている。
2015年09月30日ウイングアーク1stは8月20日、企業が従業員の健康に配慮し、組織の健康と健全な経営を維持する「健康経営」に基づいた、企業向けのヘルスケアサービスの事業化に向けた取り組みを開始すると発表した。具体的には、同社のBIツールを中心とした、健康と経営に関するデータを可視化するソリューションや企業向け健康プログラムの提供を予定している。事業化に向けて、個人向けの健康増進アプリ、健康のスコア化、企業向け分析プラットフォームの開発・販売を行うスイスのdacadooと業務提携を行い、「健康経営」において先進的な取り組みを計画している企業や自治体との実証実験を共同で開始する。提携により、企業の経営指標にdacadooと共同開発する健康増進アプリから得られる健康指標を結びつけ、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」で可視化できるソリューションの提供を予定している。これにより、企業が従業員の健康増進を支援しながら、各部門の生産性を上げ、企業や組織全体での健康と経営のPDCA管理を実現する。また、企業向けの健康増進プログラムを、欧米での成功要素を取り込みつつ、国内外パートナーとともに開発、検証し、実効性の高いプログラムとして来年度からの販売を目指す。
2015年08月20日日立製作所、日立メディコおよび日立アロカメディカルは7月21日、ヘルスケア事業の強化・成長を目的に、2016年4月1日付で、日立メディコと日立アロカメディカルの製造部門を統合した製造子会社を設立し、日立が日立メディコおよび日立アロカメディカルを吸収合併すると発表した。日立はこれまで、ヘルスケア事業拡大のため、2011年3月に日立メディコによるアロカ(現日立アロカメディカル)の完全子会社化、2014年3月に日立による日立メディコの完全子会社化を実施し、2014年4月にはヘルスケアグループおよび社内カンパニーであるヘルスケア社を新設したほか、2015年4月には日立メディコおよび日立アロカメディカルの一体運営を行うなど、組織体制を強化し、事業の強化と効率的な経営体制作りに取り組んできた。今回の再編により、日立、日立メディコおよび日立アロカメディカルで重複している国内外の拠点の集約・効率化および経営の完全一体化を進めていく。また、製造子会社を設立することで、日立メディコおよび日立アロカメディカルの製造コア技術、ノウハウを融合し、高品質・低コストのモノづくり力を強化し、製品競争力の向上を図るとしている。今後は、診断・臨床、検査・試薬、インフォマティクスという3つのコア領域を強化するとともに、これらを組み合わせたソリューション、情報・通信システム社などの日立の各社内カンパニーと連携したサービスの提供などを通じ、ケアサイクル・イノベーション、医療イノベーションに注力する。
2015年07月22日ローソンは6月18日、OTC医薬品や日用品などの取り扱いを強化したコンビニエンスストア「ヘルスケアローソン」を、ププレひまわりと共同で展開することに合意したと発表した。この合意に伴い、7月31日に広島県福山市にて「ローソンププレひまわり福山大黒座店」をオープンさせる。ローソンは現時点までにOTC医薬品を全国102店舗にて販売している。その中でも、化粧品や日用品などの「ドラッグストア商品」の品ぞろえを強化した店舗を「ヘルスケアローソン」とし、現在18店舗を運営。同社によると、ヘルスケアローソンは女性層の利用が多く、一日あたりの平均売上高は通常店舗に比べて約2割も高いという。同社は全国各地のドラッグストアや調剤薬局9社と提携するなど、ヘルスケアローソン事業の展開に注力。広島県を中心にドラッグストア「スーパードラッグひまわり」や調剤薬局「ひまわり薬局」の運営などを行うププレひまわりは、ローソンの10社目の提携先となる。今回の提携に伴いオープンさせる「ローソンププレひまわり福山大黒座店」の取扱商品数は、約5,500品目。そのうち、OTC医薬品(第2類・第3類)は700品目、化粧品・日用品は2,000品目となる。なお、営業は24時間だが、OTC医薬品の販売時間は9~21時となっている。両社は今後、広島県を中心に岡山県や兵庫県でもヘルスケアローソンを積極的に展開していくとのこと。
2015年06月18日パナソニック ヘルスケアホールディングス(PHCHD)は6月10日、独Bayer Aktiengesellschaft(Bayer AG)の子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア事業(BDC)を10億2200万ユーロ(1ユーロ135円で約1380億円)で買収すると発表した。BDCは血糖値測定システムを提供する企業で、Bayer AGとして世界125カ国で事業を展開。2014年の売上高は9億900万ユーロだった。PHCHD傘下のパナソニック ヘルスケア(PHC)は糖尿病患者向け血糖値測定器・センサーの開発製造を手がけており、BDCとは以前から販売面で協力関係にあった。PHCHDは今回の買収について「PHCの『高品質で、コスト競争力を備えた開発製造機能』とBDCの『グローバルな販売網』を統合することにより、変革期にある糖尿病ケア分野において、世界中の消費者へより的確にアプローチが可能になります。」とコメントしている。
2015年06月10日サトーヘルスケアは6月4日、独自のRFID技術を採用したスマートキャビネット「キャビレオ」の受注を開始すると発表した。同製品の主な用途としては、医療分野でのインプラントや薬品の管理が想定されている。薬剤の取り違えや、診療記録の不足などは多くの医療機関が抱えている課題だが、チェック行為を増やすと、現場の負担が増加してしまうという問題がある。こうした問題を回避するには電子カルテが効果的な解決策の1つとされているが、電子カルテを効果的に運用するためには情報をきちんと入力しなければならない。そのため、バーコードやRFID技術を用いた自動認識技術により、正確性の向上とスタッフの負担抑制を両立する取り組みが進められている。「キャビレオ」は3Dスキャンによってリアルタイムに1000個以上のICタグを正確に読み取ることのできるリモート機能付きキャビネットで、さまざまな品物の在庫管理や期限管理、リコール時の対象品除去の高速化、正確化を実現する。また、音声ガイダンス機能と、タグに書き込んだ消費期限情報を読み取る事で、期限が短い順から薬剤を使用し、期限切れによる薬品廃棄の削減につなげることができる。さらに、Androidを搭載することで、柔軟な運用が可能となっている。価格は数百万円程度とのことで、仕様やソフトウェアの作り込みによって変動する。
2015年06月04日月刊誌「日経WOMAN」と日経ウーマノミクス・プロジェクトは5月22日、東京ミッドタウンにおいて、「女性が活躍する会社」業界別第1位と総合第1位の発表を行った。同ランキングは、国内の有力企業539社から得た回答をもとに、評価、採点をしたもの。企業における女性社員の活用の実態を 「管理職登用度」「ワークライフバランス度」「女性活用度」「男女均等度」の4つの指標で測定し採点した。総合第1位は2年連続で資生堂が受賞した。資生堂は化学・医薬品業界部門でも1位を獲得している。表彰式には、代表取締役執行役員社長の魚谷雅彦氏が登場。「2度も受賞出来たことは本当に喜ばしい。全ては活躍している女性達のおかげだ。今後は世界で一番を目指す」とコメントした。接客経験の豊富な元ビューティーコンサルタントについては「お客様に直接ブランド価値を伝えることができ、意見を社内にフィードバックできるのには女性の力が大きい。信じている」と厚い信頼を寄せていることを明らかにした。今後は、「仕事と育児の両立サポート」とともに「人材育成、働き方見直し、意識醸成」を課題としていくという。また、女性だけではなく男女共ともにキャリアアップをはかり「変わりゆく世界中のお客さまとともに『美しい生活文化を創造する企業』になる」と将来の抱負を語った。業界別の1位は下記のとおり。・化学医薬品業界/総合第1位表彰 資生堂・サービス業界 ANA・建設・不動産業界 大林組・食品業界 サントリーホールディングス・卸売・小売業界 セブン&アイ・ホールディングス・電気・機械・自動車関連業界 ソニー・保険・証券・その他金融業界 第一生命保険・製造業界 帝人・情報・通信業界 日本IBM・銀行業界 みずほフィナンシャルグループ
2015年05月27日日本オラクルは4月20日、ヘルスケア関連事業を手がけるリードヘルスケアが、オラクルのビジネス・インテリジェンス(BI)製品「Oracle Business Intelligence Foundation Suite」を導入して営業支援システムを刷新し、このたび稼働を開始したと発表した。同製品は、BIに求められるすべての機能を一つの統合プラットフォームとして提供するソリューションで、レポーティング、ダッシュボード、非定型分析、多次元OLAP、スコアカード、予測分析といったBIのための包括的な機能を統合プラットフォーム上で提供するもの。リードヘルスケアでは、約100名の営業担当者が利用する営業支援システムを運用してきたが、従来のシステムでは営業担当者による入力作業やデータの取り込みに時間がかかることが課題となり、また、地域ごとに細かく異なるニーズに対応したレポートを作成するのは困難な状況だった。そこで、データの取り込みおよびレポート作成にかかる時間を削減し、意思決定の迅速化を支援するシステムを実現するため、同製品の導入を決定した。導入にあたっては、営業部門での計画入力においてMicrosoft Excelのインターフェース上でデータ入力できることと、経営層向けレポーティングのためのBI機能の両方を兼ね備えている点などが評価された。同製品を構成する分析シミュレーション用多次元データベース「Oracle Essbase」によって予算計画を行い、「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」を用いて情報を参照し、レポートを作成する仕組みを構築。これにより、従来は営業担当者が手作業で行っていた入力作業を効率化し、データの取り込み時間も短縮可能となった。さらに、業務ユーザー自らが操作できるユーザー・インターフェースにより、地域や用途ごとに異なるニーズに対応したレポート作成にかかる時間を最大で3営業日から即日へと短縮できたという。同プロジェクトでは、BIコンサルティング事業を手がけるジールがシステム構築を担当し、新システムの導入・運用における全体のプロジェクト管理を支援。ジールは、プロジェクトの目標であった導入および運用コストの低減と、早期安定稼働の実現に向けて、リードヘルスケアとジールで導入作業を分担し実施した。
2015年04月21日ラピスセミコンダクタは、スポーツ&フィットネス機器、ヘルスケア機器などに向けたBluetooth Smart対応 2.4GHz無線モジュール「MK71050-03」を開発したと発表した。同製品は、スマートウォッチなどに採用実績のある同社のBluetooth Smart対応無線通信LSI「ML7105」、ソフト格納用の最大16KBのEEPROM、システムクロック用の水晶発振器およびパターンアンテナを付加した10.7mm×13.6mm×1.78mmの小型モジュールで、主要地域(日本、北米、欧州)の無線認証も取得済だ。また、モジュールの送受信時消費電流は9mA以下ながら、仏Insight SiPと共同で最適なパターンアンテナを開発し内蔵したほか、性能調整必要な項目については同社の工場出荷前に行っているため、無線通信に不慣れなユーザーでも手軽に製品の無線化を実現することが可能となっている。さらに、スマートフォンで評価ができる、Bluetooth Smartデバイスと通信確認可能なスマートフォンアプリ「BLE TOOL」を無料で提供。HRP(心拍計)、HTP(体温計)、BLP(血圧計)、GLP(血糖値計)のほか、BAS(バッテリ)、DIS(デバイス情報)のプロファイル/サービスをサポートしているという。なお、アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ 、コアスタッフの3社にて、同モジュールとパソコンを使ってシリアル通信できる「USB評価キット」の販売がすでに開始されている。
2015年04月15日第一三共とテルモは4月10日、第一三共の関連会社であるジャパンワクチンが皮内投与型季節性インフルエンザワクチンの国内製造販売承認申請を行ったと発表した。近年、ワクチンを皮膚上層部に注射することで、免疫システムの抗原認識を効率的に強化でき、ワクチンの効果を高められることが報告されている。同ワクチンは皮内など皮膚上層部への注射を簡便かつ確実に実施できることを目的に、第一三共とテルモらが共同で開発したもの。テルモが開発した皮内投与専用の注射針とプレフィルドシリンジを組み合わせた皮内投与型デバイスに、第一三共のインフルエンザHAワクチンを充填した。投与デバイスは皮下組織の末梢血管および神経に対するリスクを低減できるように工夫されており、針に対する抵抗感などの低減効果が期待される。
2015年04月10日