企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」が、長崎県美術館にて、2024年5月22日(水)から7月7日(日)まで開催される。その後、三重県立美術館に巡回する。スペイン美術の特徴と魅力長崎県美術館と三重県立美術館は、日本では数少ない、スペイン美術をコレクションの軸のひとつとしている美術館だ。企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」では、両館のコレクションから100点以上の作品を選りすぐり、スペイン美術の特徴と魅力を紹介する。長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクション長崎県美術館と三重県立美術館のスペイン美術コレクションは、互いに特色が異なっている。長崎県美術館が、中世から現代までのスペイン美術作品を多数収蔵しているのに対して、三重県立美術館は、バルトロメ・エステバン・ムリーリョやフランシスコ・デ・ゴヤといった古典絵画ばかりでなく、バレンシアの現代作家による作品を加えた、独自のコレクションを形成してきた。スペインでは、古来より豊かな芸術文化が育まれてきたものの、日本国内では、主にゴヤ、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリといった巨匠に焦点が合わせられ、スペイン美術の展開を紹介することを主眼とした展覧会は少なかった。本展では、両館が誇る2つのスペイン美術コレクションを通して、スペイン美術史をひもといてゆく。キリスト教の精神全5章からなる本展は、スペインの美術史を読み解くためのキーワードによって、各章を構成している。たとえば、第1章「宗教 —神秘なるものへの志向」では、スペインで信仰されてきた宗教のうち、キリスト教に着目。ムリーリョの《アレクサンドリアの聖カタリナ》や、フアン・カレーニョ・デ・ミランダの《聖アンナ、聖ヨアキム、洗礼者聖ヨハネのいる聖母子》といった作品とともに、スペインの芸術文化に底流するものに光をあてる。芸術における“光と闇”また、第4章は、「光と影」がキーワード。スペインの歴史を顧れば、スペイン帝国の栄華と衰退などに見るように、光と影を思わせる両面性を見て取ることができる。こうした社会の明暗に対峙するなか、芸術においても光と闇をテーマに制作を深めた作家が存在した。会場では、ゴヤを中心に、こうした芸術家の活動を紹介する。展覧会概要企画展「長崎県美術館・三重県立美術館コレクション 果てなきスペイン美術 — 拓かれる表現の地平」会期:2024年5月22日(水)~7月7日(日)会場:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)休館日:5月27日(月)、6月10日(月)・24日(月)観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生・70歳以上 1,000円(800円)、高校生以下 無料※( )内は前売および15名以上の団体割引料金※前売券は、4月27日(土)から5月21日(火)まで、長崎県美術館、チケットぴあ(Pコード 686-921)、ローソンチケット(Lコード 84605)、セブンチケット(セブン-イレブン)、CNプレイガイド(ファミリーマート)、イープラスほかにて販売※身体障害者手帳などの提示者および介護者1名は5割減額※会期中、本展観覧券でコレクション展にも入場可能■巡回情報・三重会場会期:2024年7月20日(土)~9月29日(日)会場:三重県立美術館(三重県津市大谷町11)【問い合わせ先】長崎県美術館TEL:095-833-2110
2024年04月22日髪を乾かすのに欠かせないドライヤーは、実はホコリが溜まりやすいアイテムだとご存じですか。掃除しないまま使い続けると、さまざまなトラブルを引き起こしてしまう恐れがあります。ドライヤーの製造元としても知られるPanasonic(以下、パナソニック)の公式サイトより、リスクやお手入れ方法についてくわしく解説します。ドライヤーを掃除しない場合のリスク日々何気なく使っているドライヤー。そもそも「定期的にお手入れする必要がある」という認識がないまま、使い続けている人も多いのではないでしょうか。外部から空気を取り込み、熱を加えて放出する仕組みのドライヤーは、空気中に含まれるホコリを取り込みやすいという性質があります。こまめにお手入れしてホコリを取り除かないと、使用中に焦げ臭いにおいがしたり、火花が飛んだり、思うようには温風が出なくなってしまったりする可能性があるでしょう。こうした事態を防ぐため、パナソニック公式サイトでは月1回以上のお手入れを推奨しています。ドライヤーの故障を防ぐためにも、ぜひ意識してみてください。具体的なお手入れ方法とはでは実際に、ドライヤーに溜まった汚れはどのように取り除けばよいのでしょうか。パナソニック公式サイトでは、ドライヤーのパーツごとにおすすめのお手入れ方法を紹介しています。特に汚れやすい吸込口のお掃除方法は以下のとおりです。1.電源スイッチをOFFにする。2.電源プラグをコンセントから抜く。3.吸込口の表面に付いたホコリや髪の毛をティッシュや歯ブラシなどで取り除く。4.内部にホコリが付いている場合は、掃除機で吸い取る。パナソニックーより引用吸込口のフィルターは、特にホコリが溜まりやすい部位。強い力を加えたり細長いものを差し込んだりすると、吸込口が破れてしまう可能性もあるため、十分に注意してください。掃除機を当てる時も、優しく作業するよう注意しましょう。一方で、吹出口のお手入れ方法は以下のとおりです。1.電源プラグをコンセントに差し込む。2.電源スイッチをONにして冷風(COLD)を選ぶ。3.網目につまったホコリや髪の毛などを綿棒でかき出しながら、風で飛ばす。パナソニックーより引用どちらのお手入れも月に一度は実践しましょう。セットで行うのもおすすめですよ。ドライヤーの正しいお手入れ方法は、吸込口や吹出口の形状やモデルによっても異なります。お手入れする際には、必ず取扱説明書を確認するようにしてください。適切なお手入れで内部にホコリが溜まるのを防げれば、ドライヤーを長持ちさせられるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年04月04日元恋人と「友達」に戻るリスク恋人から友達に戻る道は、一筋縄ではいかないようです。今回は、元恋人との友達に戻るリスクについて紹介します。過去の恋愛が影響を及ぼす友達に戻っても、過去の恋愛が2人の関係に影を落とすことがあります。「ただの友達」としているつもりでも、過去の気持ちが交錯し、微妙な緊張感が漂うかもしれません。新たなチャンスを見逃す危険元恋人との親密さが、新たな恋愛に足かせになることもあります。元恋人が身近にいると、過去の思い出がよみがえり、新たな出会いに踏み出せないリスクが潜んでいるかもしれません。再び心を傷つけられる可能性元恋人の近況が気になることもあるかもしれませんが、その中には辛い事実も含まれるでしょう。元恋人が新しい恋人を見つけたとき、再び心が揺れ動くこともあるかもしれません。新たなパートナーに説明が必要新たな恋人ができたとき、元恋人との友達関係を説明するのは簡単なことではないでしょう。元恋人との微妙なつながりをどう新しいパートナーに伝えるか、そのハードルも考えなければなりません。未知のリスクと向き合う元恋人との友達関係に戻ることは、未知のリスクを抱えることになります。提案されたときには慎重に検討し、自身の気持ちと向き合うことが大切です。(愛カツ編集部)
2024年03月07日東京国立博物館では、桜をモチーフにした日本の美術品を展示する企画「博物館でお花見を」を、2024年3月12日(火)から4月7日(日)までの期間で開催する。「桜」モチーフの日本美術品を展示東京国立博物館の「博物館でお花見を」は、桜をモチーフとした絵画や陶磁器、きもの、工芸などを集めた春の恒例企画。歴史ある日本美術品を鑑賞しながら、春の訪れを感じられる展示となっている。桜の花と花弁を描いた香箱たとえば、香道に使う道具を入れる“香箱”に桜を描いた《桜蒔絵十種香箱》は、金色や銀色などの荘厳なカラーで桜を表現。全体には黒漆塗りがほどこされ、様々な形の桜があでやかに映えるデザインになっている。枝垂桜を友禅染で表現した振袖また、枝垂桜の模様を肩にかかるようにして表現した振袖にも注目。江戸時代の振袖で、当時発達していた友禅染によって、華やかな桜の姿を描き出している。夜桜を鍋島焼で描いた皿そのほかにも、夜桜を描いた鍋島焼の組皿や、花見をする女性たちを描いた鳥文斎栄之筆の浮世絵《金龍山桜花見》など、桜をモチーフに取り入れた歴史ある日本美術品の数々が展示される。庭園では10種類以上の桜もさらに東京国立博物館の本館北側に広がる庭園では、ソメイヨシノをはじめとした開花時期の異なる約10種類の桜がお目見え。ゆったりと園内を散策しながら桜鑑賞を楽しむことができる。開催概要「博物館でお花見を」会期:2024年3月12日(火)~4月7日(日)会場:東京国立博物館 本館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00※金曜・土曜日は19:00まで※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日 ※ただし3月25日(月)は開館観覧料:一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の者は無料、入館の際に年齢証明※障がい者とその介護者1名は無料、入館の際に障がい者手帳等を提示※有料イベント等は別途料金が必要※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更になる場合あり、東京国立博物館ウェブサイトを要確認【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2024年02月19日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪万年床になってしまっている人はいませんか?万年床にはさまざまなリスクがあるので、見直すことをおすすめします。今回は、万年床のリスクやカビ対策、ダニ対策について解説します。1. 万年床にはダニやカビのリスクだけでなく、他のリスクもある万年床といえば、ダニやカビが代表的なリスクですが、それだけではありません。湿気が原因となってダニやカビが発生しやすくなります。とくに寒い冬は結露も発生しやすくなります。ダニやカビが繁殖するためには湿気や温度、エサが必要です。体温で暖かくなった布団には、ダニやカビが繁殖するための条件が揃っているのです。さらに、万年床になると湿気が過剰にたまってしまい、ダニやカビの発生を防ぐのは難しいでしょう。万年床のダニについて万年床で寝ていると、ダニに咬まれたようなあとやかゆみは感じないかもしれませんが、注意が必要です。布団に生息するダニは、人を咬むことはありません。しかし、フンや死骸はアレルギー性疾患の原因となるため、吸い込んでしまう可能性があります。万年床のカビについて万年床のカビもアレルギー性疾患の原因になります。とくに黒カビは悪影響を与える可能性があります。カビを取り除くのは難しいため、再発を繰り返すこととなります。万年床が長く続くと、床や畳にもカビが発生することがあります。2. 万年床のダニ対策とカビ対策は今からできる万年床のダニやカビ対策を行うことで、健康被害を防ぐことができます。以下には、今から始められる9つの対策を紹介します。起きたら布団を上げる(たたむ) 布団はこまめに干す すのこを敷く 除湿シートを敷く 布団クリーナーなどでお手入れをする マットレスを使う 布団を買い替える 部屋を定期的に換気する 温度と湿度の管理をするこれらの対策を実践することで、ダニやカビの繁殖を抑えることができます。とくに布団をこまめに干すことや、除湿シートを使うことは効果が期待できます。万年床になると、ダニやカビのリスクが高まります。しかし、適切な対策を行えば、健康被害を防ぐことができます。ぜひ、ダニやカビのリスクを考えて、万年床の対策を行ってください。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月07日世田谷美術館のある世田谷地域の美術を、私鉄沿線史から紐解く〈美術家たちの沿線物語〉シリーズ。2020年度の『田園都市線・世田谷線篇』、2022年度の『大井町線・目黒線・東横線篇』に続き、小田急線にスポットを当てた『美術家たちの沿線物語小田急線篇』が2月17日(土)〜4月7日(日)、世田谷美術館で開かれる。なお『京王線・井の頭線篇』も本年度同時開催となり、併せてシリーズの完結となる。まず同展の『小田急線篇』では、1927(昭和2)年に新宿〜小田原間で開通した小田急小田原線を取り上げる。世田谷の中央部を大きく東西に横切る小田急線。沿線には、演劇が盛んで劇場が集まる下北沢、小田原線開業に先立ち開発され、まもなく100年の歴史を迎える成城など、独特の文化的土壌を持つさまざまな街がある。同シリーズでは沿線に住む美術家が最も多いエリアで、昭和初期に始まった美術家たちのグループもあった。例えば、経堂〜豪徳寺界隈にアトリエを持つ作家を巻き込んで親睦を深めた「白と黒の会」。「白と黒」とは、美術の原点でもあるデッサンを指すとも、各自持ち寄った新聞カットを指すとも言われ、その名には初心を大切にという思いが込められている。30余名のメンバーには佐藤忠良、舟越保武、向井潤吉などがいる。また、小説家で絵も描く武者小路実篤を中心に成城界隈で始まった「砧人会(ちんじんかい)」など、分野を越えて多数の作家たちが交遊した。ほかに画家の髙山辰雄や横尾忠則、写真家の荒木経惟らの作品も紹介。出品作家数は50組を超え、シリーズ過去最多のボリュームとなる。一方、4月7日(日)まで同時開催される『ミュージアムコレクションⅢ 美術家たちの沿線物語京王線・井の頭線篇』では、明治の文豪・徳冨蘆花や洋画家の山口薫、建築家の石山修武などが紹介される。さらに今回の2篇を含む全4回分の小冊子が、特製タトウ入りフルセットで無料配布(なくなり次第終了)。成城の街を巡る見学会などイベントもあるので、美術館の公式ホームページをチェックしてから出かけよう。アートファンのみならず鉄道や街歩きファンも必見だ。<開催概要>『美術家たちの沿線物語小田急線篇』会期:2024年2月17日(土)〜4月7日(日)会場:世田谷美術館 1階展示室時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(2月12日は開館)、2月13日(火)料金:一般500円、大高・65歳以上400円、中小300円公式サイト:
2024年02月06日要注意!【恋愛に夢中】になるリスク恋愛は楽しみでもあり、ときには辛さを伴うこともあります。今回は恋愛に夢中になるリスクを紹介します。恋愛以外のことに関心が薄れる恋愛を楽しむことは何も悪いことではありません。ですが、それがあまりにも極端になると、自分の人生全体が恋愛に支配され、その他の重要なことが軽視されてしまう可能性があります。恋人が生活のすべてになりすぎると、その人を失わないようにと必要以上に気を使ったり、無理に努力しすぎてしまったり。恋愛を楽しみつつも、それ以外にも人生の楽しさを見つけることが大切です。独身期間が辛い「恋愛依存症」の人にとって「恋愛がない」という状況は「生き甲斐が無い」なんて感じてしまうことも。つまり「恋人がいない期間」を乗り越えることが難しくなります。すると、手近な人と恋愛を始めてしまったり、深く考えずに関係を持ってしまったりするでしょう。恋愛がなければ生きていけないと感じる恋愛は楽しいもので続けたい気持ちはわかります。ですが、次のパートナーを見つけてからしか別れを決断できない、またはパートナーの不満を別の人との関係で埋めようとするなら、本来の目標を見失いつつあるのかもしれません。「恋愛」が始まった当初、あなたは恋愛に何を期待していたのでしょうか。その答えを明らかにすれば「恋愛」をしている中で誤った選択を減らすことができます。本当に欲しいものは何かじっくり考えてみようあなたが探しているものが得られていないなら、問題は「アプローチ方法」にあるかもしれません。まずは、本当に何がほしいのか、ゆっくり考えてみましょう。(愛カツ編集部)
2024年01月26日2024年も楽しみな展覧会が続々と開催予定。【西洋美術ほか編】に続く第2弾では、今年開催が予定されている企画展のなかから、「日本美術」をテーマにした企画や、日本の現代アーティストの個展などをピックアップして紹介します。※各展覧会の会期等は変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。国宝舟橋蒔絵硯箱本阿弥光悦作江戸時代・17世紀東京国立博物館蔵年明け早々から注目の展覧会が続々と開催される。そのひとつが東京国立博物館 平成館で開催される特別展『本阿弥光悦の大宇宙』(1月16日〜3月10日)だ。本阿弥光悦は、戦国から江戸時代初期にかけて、さまざまな造形にかかわって傑出した品々を生み出し、それらは後代の日本文化に大きな影響を与えた。蒔絵や螺鈿(らでん)などの漆工品、書や茶碗などジャンルを軽々と飛び越えて名品を作り出すだけでなく、プロデューサー的役割も務めた光悦は、晩年には「光悦村」という法華信仰で結ばれた美術工芸分野の職人たちが集まる場所まで作りだす総合芸術家だった。同展では、彼の作品、人物像、厚い信仰など様々な角度から彼について紐解いていく。村上隆《琳派のお花と抽象的図像》(参考画像)2023年 デザインデータ φ150 cm (C)2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.日本を代表する現代美術家として世界的に活躍する村上隆の個展『村上隆 もののけ 京都』(京都市京セラ美術館、2月3日~9月1日)も開催される。村上は日本の伝統的な絵画表現から、アニメや漫画、ゲームなどの表現、さらには日本社会のありかたそのものをフラットに取り込み、作品にすることで、人々にアートやその意味を問いかけ続けてきた。国内では8年ぶり、東京以外では初の大規模個展となり、京都以外への巡回はなし。同展に並ぶ作品約170点の多くが新作であり、京都で活躍した画家たちにインスパイアされた作品も複数用意されているという。彼の代表的なモチーフ“お花”の作品はもちろん、「DOBくん」なども登場する。喜多川歌麿《吉原の花》寛政5年(1793)頃ワズワース・アテネウム美術館Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford.The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund江戸幕府公認の遊廓として、独特の秩序と格式をもって約250年の間続いた吉原。もちろん、この場所で辛酸を舐めた女性たちの歴史も忘れてはならないが、吉原には日夜多くの人々が集い、最先端の流行、文化の発信地としても機能していた。東京藝術大学大学美術館で開催される『大吉原展 江戸アメイヂング』(3月26日~5月19日)では、吉原の歴史や文化、美意識について、喜多川歌麿の浮世絵をはじめ絵画、工芸品、そして妓楼の立体模型などを通して紐解いていくもの。高橋由一が明治期に描いた重要文化財《花魁》や、鏑木清方《たけくらべの美登里》など、明治以降に描かれた吉原像も見逃せない。雪舟筆国宝《秋冬山水図》室町時代(15世紀)東京国立博物館蔵日本美術史上最も重要な絵師ともいわれる雪舟。室町時代に活躍した雪舟の作品のうち、現在6件が国宝に指定されており、これは一人の作家としては最多の数だ。なぜ、雪舟の評価がこれほどまでに突出しているのか?どのようにして「画聖」と称されるまでになったのか?京都国立博物館で開催される特別展『雪舟伝説ー「画聖」の誕生ー』(4月13日~5月26日)は、近世において雪舟がどのように受容されてきたかをたどることで、雪舟の評価が形成されてきた道のりを検証していく。プレスリリースには大きく「雪舟展ではありません」と記されているが、《四季山水図巻(山水長巻)》や《秋冬山水図》など、国宝に指定された雪舟作品6件は全て通期で展示。さらに長谷川等伯や伊藤若冲など幅広い雪舟の“フォロワー”たちの作品から、雪舟が与えた影響を多角的に紐解いていく。竹久夢二《アマリリス》(1919年頃)夢二郷土美術館蔵2024年に生誕140年、没後90年を迎える竹久夢二。甘くセンチメンタルな「夢二式美人」画で一世を風靡した夢二は、デザイナー、文筆家としても活躍。今なお多くのファンを集めている。『生誕140年YUMEJI展大正浪漫と新しい世界』(東京都庭園美術館:6月1日~8月25日、夢二郷土美術館:9月7日~12月8日、ほか25年に3か所で開催)では、岡山の夢二郷土美術館が2022年に新たに発見し、所蔵した油彩画《アマリリス》や、2015年にアメリカで発見された油彩画《西海岸の裸婦》などから、希少ゆえに今まで語られてこなかった夢二の油彩画の魅力を紹介。さらに、同じく近年発見された夢二の渡欧時、渡米時のスケッチブックから素描作品など、およそ170点を展示。新たな発見や最新の研究をふまえ、夢二の新しい側面を浮かび上がらせていく。塩田千春 《The Eye of the Storm》 2022年画像提供:バンコクアートビエンナーレ(C)JASPAR, Tokyo, 2023and Chiharu Shiota赤や黒の毛糸やロープでその土地にちなんだ記憶やものを編み込み、生きることや存在について問いかけるダイナミックかつ繊細なインスタレーションを発表し続けている現代美術アーティスト塩田千春。現在はベルリンを拠点に活躍する塩田の故郷である大阪では16年ぶりの個展『塩田千春つながる私(アイ)』(9月14日~12月1日)が大阪中之島美術館で開催される。同展は、パンデミック以降に意識せざるを得なくなった他者との「つながり」をテーマに、3つの「アイ」(私/I、目/eye、愛/ai)を通じてアプローチしていくというもの。大阪中之島美術館の広がりのある空間を使ったインスタレーションを中心に、初期の絵画やドローイング、立体作品、映像など多様な手法を用いた作品が紹介される。田中一村《アダンの海辺》 1969年個人蔵 (C)2024 Hiroshi Niiyama50歳にして奄美大島に単身で渡り、独自の筆致で亜熱帯の植物を描き続けた田中一村(1908~1977)。東京都美術館で開催される『田中一村展奄美の光 魂の絵画』(9月19日〜12月1日)は、知られざる孤高の画家の生涯を約200点で紹介する過去最大規模の大回顧展だ。69歳でその生涯を閉じるまで作品を発表する機会に恵まれなかった一村だが、近年、そのストイックな人生と濃密な描写が注目され、再評価が高まっている。同展では、奄美の田中一村記念美術館の協力の元、神童と称された幼年期から最晩年に奄美で描かれた作品までその全貌を紹介。近年新発見された資料などをふまえた構成で、一村の真の姿を明らかにする。Photo by Neo Sora (C)2017 Kab Inc.昨年3月に71歳で逝去した坂本龍一のメディア・アートの分野における足跡を紹介する『坂本龍一トリビュート展音楽/アート/メディア』が現在、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて開催中だが、今年の年末には、坂本の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する日本では初となる最大規模の展覧会『坂本龍一展(仮)』(12月21日~2025年3月30日)が東京都現代美術館で開催される。先鋭的な音楽活動で時代を切り拓いてきた坂本だが、2000年以降はさまざまなアーティストと協働し、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に思考、実践してきた。同展では、生前から坂本が同展のために構想していた新作に加え、これまでの代表作を美術館の屋内外にダイナミックに展示。坂本の先駆的、実験的な創作活動の軌跡をたどっていく。2024年を迎えた現在でも、4月以降の展覧会スケジュールを公表していない美術館も多いため、これからも新しい展覧会情報はまだまだたくさん出てくるはず。「ぴあ/アプリ」では、今年もアートに関する最新情報をお届けしていきます。2024年もよろしくお願いします。文:浦島茂世
2024年01月03日個性派展覧会が目白押しとウワサの2024年がいよいよスタート!ここでは、今年、開催が予定されている美術展のなかから「西洋美術」をテーマにした企画を中心に、注目すべき展覧会をピックアップして紹介します。2024年も心をゆさぶるアートにたくさん出会える1年でありますように!※各展覧会の会期等は変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。ニース市マティス美術館展示風景2022年Succession H. Matisse pour l’œuvre de MatissePhoto: François Fernandez2024年もさまざまなジャンル、時代における巨匠たちの展覧会が目白押しだ。昨年、東京都美術館でフォーヴィスムの巨匠、マティスの大規模個展が開催されたが、2024年は国立新美術館で『マティス自由なフォルム』(2024年2月14日~5月27日)が開催される。今回の展覧会は、色彩の魔術師とも呼ばれた彼が、晩年、筆をハサミに持ち替え切り開いた新境地、「切り紙絵」に焦点をあてたもの。彼が晩年を過ごした南フランスのニース市マティス美術館より、切り紙絵の代表的作例である《ブルー・ヌードⅣ》や4×8メートルの大作《花と果実》を含め切り紙絵の優品が紹介されるほか、絵画、彫刻、版画、テキスタイルなど約150点が展示される。さらに、最晩年にマティスが建設に取り組んだ「ヴァンスのロザリオ礼拝堂」を体感できる空間展示などもあり、マティス芸術をさまざまな側面から体感することができそうだ。コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》 1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館20世紀彫刻の巨匠の全容を紹介する国内美術館では初めての個展も開催される。ロダンに学んだ後に、アフリカやオセアニアの表現を取り込み、独自の世界を構築。20世紀の彫刻史を大きく塗り替えたルーマニア出身のコンスタンティン・ブランクーシの展覧会『ブランクーシ本質を象る』(3月30日〜 7月7日)だ。アーティゾン美術館で開催される今回の個展では、写実性やロダンの影響が見られる初期から、主題の抽象化が進められていく1920年代以降まで約20点の彫刻作品が国内外から集結。さらに貴重なフレスコ画などの絵画作品やドローイング、写真作品など約90点でブランクーシの創作活動の変遷を辿っていく。ロダン以降の20世紀彫刻の領域を広げ、後続の芸術家たちにも大きな影響を与えたブランクーシの歩みを通覧できる貴重な機会だ。明瞭な構成で描かれた風景や室内でありながら現実感がなく不思議で、それでいて惹きつけられずにはいられない「形而上絵画」で知られる画家、ジョルジョ・デ・キリコ(1888〜1978)。ダリやマグリットなどシュルレアリスムの画家たちのほか、多くのアーティストに影響を与えた巨匠のおよそ70年にわたる画業の全体像を見渡す回顧展『デ・キリコ展』が開催される(東京都美術館:4月27日~8月29日、神戸市立博物館:9月14日~12月8日[予定])。「形而上絵画」で注目を浴びたデ・キリコは、1919年以降は画風を大転換。古典絵画へと回帰しつつも、以前の「形而上絵画」も試作するなど、画風をさまざまなに変遷させていったことでも知られる。常に挑戦を続けたキリコの真髄に迫る展覧会だ。『TRIOパリ・東京・大阪モダンアート・コレクション』東京国立近代美術館(5月21日~8月25日)と大阪中之島美術館(9月14日~ 12月8日)で開催される『TRIOパリ・東京・大阪モダンアート・コレクション』は、両美術館、そしてパリ市立近代美術館のコレクションのなかから、共通点のある作品を「トリオ」で組み合わせるというユニークな展覧会。主題やモチーフ、色や形、作品が生まれた背景など、時代や流派、国籍を超えて組み合わされた34のトリオを通して、20世紀初頭から現代までのモダンアートの系譜を浮かび上がらせていく。パリ市立近代美術館のアンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》、東京国立近代美術館の萬鉄五郎《裸体美人》(重要文化財)、大阪中之島美術館のアメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》など、いずれも大都市の美術館として豊かなモダンアートのコレクションを形成してきた各館の名品たちが織りなすさまざまなトリオから、モダンアートの新しい見方を発見することができそうだ。カナレット《ヴェネツィア、サン・ヴィオ広場から見たカナル・グランデ》1728年頃 油彩・キャンヴァス スコットランド国立美術館 (C)National Galleries of Scotland「ヴェドゥータ」と呼ばれる都市景観画の巨匠として活躍したヴェネツィアの画家、カナレットの全貌を紹介する日本初の展覧会『カナレットとヴェネツィアの輝き』が静岡県立美術館(7月27日~9月29日)、SOMPO美術館(10月12日~12月28日)で開催される。17世紀末から18世紀にかけて、イギリス貴族の子弟たちは、見聞を広め教養を身につけるために「グランド・ツアー」なるヨーロッパ周遊旅行を楽しんでいた。人気の旅先であったヴェネツィアでは、旅の記念品として都市の景観を細密に描いた「ヴェドゥータ」が発展し、卓越した描写力を持つカナレットの作品はとりわけ人気があったのだ。そんなカナレットが描いた壮麗なヴェネツィアの風景とともに、カナレットが確立した都市景観画というジャンルを継承した19世紀の画家たちの作品も合わせて紹介される。ルイーズ・ブルジョワ《ママン》1999/2000年所蔵:森ビル株式会社(東京)そして、六本木ヒルズのシンボルにもなっているクモの巨大彫刻《ママン》で知られる彫刻家の日本では27年ぶりとなる大規模個展『ルイーズ・ブルジョワ展』(森美術館、9月25日~2025年1月19日)にも注目したい。パリに生まれたルイーズ・ブルジョワ(1911〜2010)は、裕福ながらも問題を抱える家庭で育ち、後にニューヨークに移住して活躍した20世紀を代表するアーティストのひとりだ。自らの心の痛みや葛藤、生きづらさを投影した彼女の作品は、どれも見る人々の心を揺さぶる力強さを持っている。この展覧会では、ブルジョワの彫刻作品だけでなく、絵画やドローイング、インスタレーションも展示し、その活動の全貌にせまっていくもの。なかでも1930年代後半から1940年代後半までのキャリア初期に描かれた絵画作品の多くは東アジアでは初紹介となる。クロード・モネ《睡蓮》 1916-1919 年頃 油彩/カンヴァスマルモッタン・モネ美術館、パリ(C)musée Marmottan Monet2024年は1874年に第1回印象派展が開催されてから150 年。この節目の年を迎えるに際し、昨年から印象派やモネを扱う展覧会が多く開催されているが、そのなかでも国立西洋美術館で開催される『モネ 睡蓮のとき』(10月5日〜2025年2月11日)は、印象派の巨匠モネの晩年の作品に注目するもの。パリのマルモッタン・モネ美術館から約50点のモネ作品に加え、日本国内の美術館から「睡蓮」をテーマにした絵画が数多くやってくる。会場では、「睡蓮」の大画面に囲まれ、絵画と一体になるような展示空間が演出されるという。光の移ろいをつぶさに描きこんだ作品から、画面には収まりきらないほどのダイナミックな筆致の作品まで、一人の画家が描いたさまざまな睡蓮の表現を楽しもう。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》1891年リトグラフ 193.8×119.3 ㎝ 三菱一号館美術館蔵長期休館中だった三菱一号館美術館は11月に再開館が決定。これを記念した『再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル展(仮称)』(11月23日~2025年1月26日)は、三菱一号館美術館のコレクションを中心にしたロートレック作品と、フランスを代表する現代アーティスト、ソフィ・カルの新作の世界初公開という2つの目玉が並ぶ展覧会だ。ロートレックのパートでは、同館のコレクションのほか、フランス国立図書館の所蔵品も展示。また、ソフィ・カルの展示は2020年に予定されていたものの、コロナ禍でソフィ・カルの来日が叶わず中止となったもの。4年の歳月を経てようやく実現の運びとなった。三菱一号館美術館としては初の現存作家の展覧会でもある。ソフィ・カルは、三菱一号館美術館が所蔵するオディロン・ルドン《グラン・ブーケ》に着想を得た新作を初公開するほか、約40点を展示予定だ。上記以外にもさまざまな展覧会や芸術祭が各地で予定されている。気になる展覧会をしっかりチェックして、2024年もアート鑑賞を存分に楽しもう。文:浦島茂世
2024年01月02日2023年11月2日、日本オリンピック委員会(JOC)は、会長である山下泰裕さんが転倒し、頸椎を損傷したことを明らかにしました。産経ニュースによると、山下会長は、プライベートでの行動中に負傷し、現在は手術を受けて入院しているとのことです。1984年に開催された『ロサンゼルスオリンピック』にて、柔道男子無差別級で金メダルを獲得した山下会長。2019年6月にJOCの会長に就任し、3期目でした。山下会長の復帰の時期は未定で、当面は三屋裕子副会長が職務を代行するとのことです。突然の発表に、ネット上では「心配…」「びっくりです」「どうか安静になさってください」などの声が上がっています。山下会長の、1日も早いご回復をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2023年11月02日皇居東御苑内で、皇室に代々受け継がれた美術品の保存・研究・公開を担ってきた三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)。展示室と収蔵庫の拡充のため、2021年より休館していた同館が、2023年11月に開館30周年を迎えるにあたり、新たに「皇居三の丸尚蔵館」としてオープンする。2024年6月23日(日)まで、4期に分けて開かれる開館記念展のテーマは「皇室のみやび」。その第1期展が、11月3日(金・祝)から12月24日(日)まで、新装の展示室で開催される。館名の「尚蔵」は、古代律令制において蔵司(くらのつかさ)の長官「くらのかみ」をさし、「大切に保管する」という意味をもつという。収蔵品には各時代を代表する名品が多く含まれ、日本を中心とする東洋の美術工芸品のほか、幅広い時代、地域、分野の品々が含まれているのが特徴だ。同館は、今年10月に宮内庁から文化庁へと管理換えがあり、国立博物館等を統轄する国立文化財機構が運営を担うこととなった。新体制での初の展覧会となる同展は、2026年度に全面開館が予定されている新施設の一部を開館。これまでより広くなり、最新設備も充実した展示室で多くの作品を紹介するもの。国宝や重要文化財を含む多種多様な名品の展示とともに、明治・大正・昭和の天皇皇后の日常をしのばせる品々の初公開など見どころの多い展覧会だ。その最初を飾る第1期展は、近年指定された国宝8件のなかから4件(14点)を紹介する国宝展となる。小野道風の書《屏風土代(びょうぶどだい)》や、絵巻の《蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)》と《春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)》といった教科書にもよく登場する名品と、近年特に人気の高い伊藤若冲の《動植綵絵(どうしょくさいえ)》の全30幅のうち、前後期で計8幅が豪華に登場する。第1期ではまた、特別展示『御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年』が同時開催される。なお、多くの来館者が見込まれることから、同展はオンラインによる日時指定の事前予約制をとっている。また作品保護の観点から、前後期と展示替えがあるので、お目当ての作品がある方は公式サイトでご確認を。<開催情報>皇居三の丸尚蔵館 開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年6月23日(日)●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」11月3日(金・祝)〜12月24日(日)●第2期:「近代皇室を彩る技と美」1月4日(木)〜3月3日(日)●第3期:「近世の御所を飾った品々」3月12日(火)〜5月12日(日)●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」5月21日(火)〜6月23日(日)※第1〜3期は会期中、展示替えあり会場:皇居三の丸尚蔵館時間:9:30~17:00、11月7日(火)は16:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜 (祝日の場合開館翌平日休) 、12月25日(月)〜1月3日(水)料金:一般1,000円、大学500円※日時指定予約制公式サイト:
2023年10月25日皮膚の状態を整え、自分をより美しく見せるために必要なのが化粧品です。化粧品の中には「薬用」と記されている商品もありますが、「薬用以外」の化粧品とどう違うのか、よく分からないという人も多いのではないでしょうか。化粧品ブランド「ソフィーナ」を有する花王の公式サイトに寄せられた情報から、両者の違いを紹介します。一般化粧品と薬用化粧品の違いとは一般化粧品と薬用化粧品の違いについて理解するため、まず「化粧品とは何か」という点を明らかにしておきましょう。化粧品の定義は、医薬品医療機器等法第2条第3項において明確に定められています。その内容は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布そのほかこれらに類似する方法で使用されることが目的とされているもので、人体に対する作用が緩和なもの」です。化粧品と聞くと、化粧水や乳液といった基礎化粧品のほか、ファンデーションや口紅といったアイテムを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし法律が定義する化粧品は、それだけにとどまりません。シャンプーや石鹸、歯磨き粉なども、実は化粧品に分類されます。化粧品の中には、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されているものも。これらのアイテムが「医薬部外品」として認可を受けた場合に、「薬用化粧品」として販売できるのです。花王によると、薬用化粧品に該当する場合であっても、必ずしも製品名に『薬用』と付いているわけではないのだそう。それでも、パッケージには、『医薬部外品』という表示が必ずあるそうなので、それをぜひ確認してみてください。効果を求めるなら「薬用」がおすすめ化粧品を購入する目的は、人それぞれで異なるもの。もしも「にきび予防」や「肌荒れ防止」など、明確な目的があって購入するなら、ぜひ薬用化粧品に注目してみてください。配合された有効成分によって、健やかな皮膚に近付けやすくなるでしょう。一般の化粧品のパッケージでは、「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」といった効能・効果をうたうことは認められていません。こうした点にも注目し、自分自身の用途に合った化粧品を選択してみてください。化粧品売り場にて、薬用化粧品と一般化粧品は、並んで販売されているケースも多いもの。だからこそ、両者の違いに注目しないまま、何となく選んでしまいがちです。それぞれの特徴について知っていれば、今の自分に必要なアイテムはどれなのか、よりはっきりと認識できるはず。花王の情報ももとにして、化粧品選びをしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年09月11日特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」が、香川の高松市美術館にて、2023年9月30日(土)から11月19日(日)まで開催される。20世紀日本、未知の表現の追求明治時代以降の日本では、西洋化と近代化による社会の変化とともに、新しい美術表現が切り拓かれてきた。特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」は、20世紀の日本美術の展開を、西洋の近代美術にもふれつつ紹介する展覧会だ。東京国立近代美術館のコレクションを中心に本展では、東京国立近代美術館のコレクションに、高松市美術館、熊本県立美術館の所蔵品を交えた78点の作品を展示。岸田劉生の《麗子肖像(麗子五歳之像)》、モダンガールや潜水艦といった近代文明を象徴するモチーフを散りばめた古賀春江の《海》など、東京国立近代美術館が誇る名品の数々を目にすることができる。日本における近代美術から現代美術への展開本展では、日本における近代美術から現代美術への展開を紹介。西洋から「美術」という概念がもたらされ、展覧会や美術学校といった制度が整備された明治時代、個に根差した表現が重視された大正時代、抑圧のもとで前衛芸術が追求された昭和時代の戦前期、そして新たな発想や従来にない素材を用いて多様な表現が展開された戦後期まで、未知の表現を開拓することを試みてきた軌跡をたどってゆく。西洋の近代美術もさらに、会場では、日本の近代美術の展開を語るうえで欠くことのできない、西洋の近代美術も紹介。ピエール=オーギュスト・ルノワールの《胸に花を飾る少女》や、アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》、パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》、ワシリー・カンディンスキー《全体》などを展示する。展覧会概要高松市美術館開館35周年記念令和5年度国立美術館巡回展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」会期:2023年9月30日(土)~11月19日(日)会場:高松市美術館 2階展示室住所:香川県高松市紺屋町10番地4開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は19:00まで)※入室はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(10月9日(月・祝)は開館)、10月10日(火)観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料※( )内は前売および20名以上の団体料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は入場無料※前売券は、9月29日(金)まで、高松市美術館ほかにて販売■巡回情報・熊本県立美術館会期:2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝)住所:熊本県熊本市中央区二の丸2番【問い合わせ先】高松市美術館TEL:087-823-1711
2023年09月02日近鉄グループの文化事業である大和文華館では、2023年7月7日(金)から8月13日(日)まで、特別企画展「追善の美術―亡き人を想ういとなみ―」を開催いたします。「追善」とは「追って善根を修する」こと、つまり亡くなった人のために、生きている者が善い行いをすることによって、死者の苦しみを除去し、冥福を祈ることを意味します。仏教においては、追善供養のために仏事が営まれたほか、写経が行われ、仏像や仏画が制作されてきたことが知られています。特に平安時代以降、浄土思想の流行によって、現世を生きる苦しみを自覚するとともに、死後に待ち受ける世界への関心が高まると、個々の信仰に基づいた多様な美術が生み出されました。仏像や仏画などのほかに、持ち主の供養のため、絵巻や手紙といった故人の遺品に、経文や印仏を摺り重ねることが行われ、さらに中世以降には、亡くなった人の供養として肖像画が描かれました。この展覧会では、いにしえの人々が他者や自分自身の「死」をどのようにとらえ、身近な「死」と向き合ってきたのか、その結晶として生み出された多様な美術品を通して、亡くなった人々の供養をめぐるいとなみをご紹介します。詳細は別紙のとおりです。詳細別紙 以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月05日京都の美術織物ブランド「龍村美術織物」がミッフィーとコラボレーション。第1弾として茶道具やタンブラーを、2023年6月21日(水)より京都のショールームなどで販売する。龍村美術織物×ミッフィー龍村美術織物がタッグを組むのは、ディック・ブルーナが手掛けた人気キャラクター・ミッフィー。コラボレーションアイテムには、ミッフィーのデザインと伝統的な吉祥文様を組み合わせたオリジナル文様を使用した。ミッフィーと吉祥文様をデザインパステルカラーの優しい色合いが目を引く「ミッフィーのたからもの」は、「立湧(たてわく)」と言う吉祥文様がベース。2本の曲線の間に古来の宝物に加え、ミッフィーやミッフィーの友だち、お気に入りのものをデザインして再構成した。「向こうむき兎」をアレンジ一方「むこうむきミッフィー」では、「向こうむき兎」という柄にフォーカス。兎のシルエットの一部をミッフィーの後ろ姿にしてアレンジしつつ、背景に「花兎」を合わせた。ふくさ&数寄屋袋などそんな2種類のオリジナル文様を使用した第1弾のコラボレーションアイテムは、全5種を用意。茶道で茶器を取り扱うときに用いられる「古帛紗(こぶくさ)」と「出帛紗(だしふくさ)」、茶事におけるエチケットアイテム・懐紙などを入れるケース「懐紙入(かいしいれ)」、化粧ポーチやバックインバックなどとしても使える「数寄屋袋(すきやぶくろ)」、容量420mlの「タンブラー」を展開する。【詳細】龍村美術織物×ミッフィー第1弾発売日:2023年6月21日(水)販売場所:ショールーム(京都府京都市右京区西院平町25 ライフプラザ西大路四条2階)、各種取扱店、龍村美術織物公式オンラインショップアイテム:・「古帛紗」4,950円・「出帛紗」9,900円・「数寄屋袋」14,300円・「懐紙入」7,700円・「タンブラー」11,000円llustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2023 www.miffy.com
2023年06月24日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、2023年7月15日(土)から2023年9月24日(日)まで、展覧会「上村松篁 “創造美術”結成まで」を開催します。「創造美術」は、自由な画壇を志し、「我等は世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」と宣言して、昭和23年(1948)に上村松篁をはじめとする日本画家によって結成された美術団体です。日本画家 上村松園の子として育った上村松篁(1902~2001)は、自身も絵が好きだったので、小学校を出てそのまま自然に京都市立美術工芸学校に入学し、4年生の頃には、画家としての志を立てます。その後、京都市立絵画専門学校に進学し、19歳で雅号を「松篁」とつけて画家として活動を開始します。本展では、当館所蔵作品(約50点)を紹介しながら、昭和23年(1948)に「創造美術」を結成するまでの松篁の足跡をたどります。また、展覧会期間中の9月2日(土)には、当館館長である上村淳之の美術講演会を開催します。 (※事前申し込みによる抽選制)上村松篁「樹蔭」(昭和23年) 上村松篁「羊と遊ぶ」(昭和13年)1. 名 称 上村松篁 “創造美術”結成まで2. 開催期間 2023年7月15日(土)~2023年9月24日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日(但し、7月17日(月・祝)は開館し翌18日(火)は休館9月18日(月・祝)は開館し翌19日(火)は休館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点(下絵、素描を含む)9. 主な展示作品●上村松篁 「樹蔭」「羊と遊ぶ」「閑庭迎秋」「春園鳥語」「金魚」「春雨」「月夜」「早秋」「青柿」ほか[特別展示]●上村松園 「人形つかい」<全期間展示>「雨を聴く」<7月15日~8月20日展示>「美人納涼」<8月22日~9月24日展示>●上村淳之 「晨」「舞う」「秋光」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。館長 上村淳之による『美術講演会』の開催[事前申込による抽選制]日 時 9月2日(土)14時00分~15時00分場 所 松伯美術館 展示室座席定員 50名(座席指定)聴 講 料 無料、但し入館料が必要申込方法 往復はがき「往信」裏面に次の事項を記入の上、お申込みください1.郵便番号 2.住所 3.名前 4.電話番号 5.参加希望人数(2名まで)申込締切 2023年8月14日(月)[必着]申 込 先 松伯美術館〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2-1-4 電話:0742-41-6666以上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月23日「現代美術の過去・現在・未来展」が、松坂屋名古屋店にて、2023年5月18日(木)から5月23日(火)まで開催される。社会的現象を巻き起こす現代アート「現代美術の過去・現在・未来展」は、現代アートの社会的現象を巻き起こした多彩なアーティストによる作品を展示する展覧会。「ストリートアート」「ポップアート」「国内人気作家」「NEO浮世絵」の主に4つを特集し、ストリート系の海外現存作家を中心とした作品を紹介する。「ストリートアート」や「ポップアート」1960~70年代、ペンキやスプレー塗料等を用いて壁や地下鉄に描かれたグラフィティアートはいたずら書きとして扱われていたが、市民権を得てからはストリートアートとして芸術の位置づけになった。現在では、過疎化した村でのストリートアートイベントや、廃墟の建物に描かれた作品目当てに世界中から人々が集まるなど、経済効果を上げる役割も担うようになった。「ストリートアート」の特集では、ウクライナでの制作活動で話題のバンクシーや、バンクシーに影響を与えたとされるイギリスのアーティスト、ニック・ウォーカーらの作品に注目だ。また、1950年代半ばにイギリスから始まり、 1960年初頭よりアメリカを中心として盛んになった「ポップアート」も特集。ポップアートは、日常で大量生産、大量消費されている食料品や漫画、映画、写真といった物質をアイコン化し、芸術へと転化した。20世紀の現代美術において重要な表現方法となっている。アンディー・ウォーホルらの作品が展示される。ノルウェーの人気アーティスト、ドルクが来日なお、会場にはノルウェーのグラフィティアート・シーンを牽引する人気アーティスト、ドルクが来日。ストリートアーティストとして活動しつつも、ノルウェー政府から報酬を得て主要な鉄道駅に作品を残すなど、絶大な評価を得ているアーティストだ。代表的なグラフィティアートをはじめ、コンテンポラリー作品をノルウェー国外で初披露する。【詳細】「現代美術の過去・現在・未来展」会期:2023年5月18日(木)~5月23日(火)場所:松坂屋名古屋店 南館8階マツザカヤホール住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1時間:10:00~19:00(最終日は16:00閉場)■ドルク来場情報来場日:5月18日(木)、20日(土)、21日(日)時間:1 10:00=12:00、2 14:00~17:00※過去に松坂屋名古屋店でドルクの作品購入者、または当日購入者にはその場で直筆色紙をプレゼント
2023年05月18日香椎化学工業株式会社(大阪市に工場がある化粧品製造会社)は自社で製造販売する化粧品ブランド【リオヴェリテ】から、現役学生がパッケージデザインした基礎化粧品のバランスコントロール トライアルセットを4/21より1,000個数量限定で製品化します。全国28店舗と自社通販サイト販売いたします。この限定商品は、コロナ禍の影響によって発表の場が減っていたデザイナーの卵である学生の活動支援を目的として2022年にパッケージデザインコンペを開催し、最優秀賞に選ばれたデザインです。リオヴェリテ バランスコントロール トライアルセットデザイン打ち合わせの様子■デザインコンペ開催のきっかけ<学生アンケート結果、コロナで失われた発表の場に多数回答>関西のデザイン学校17校を対象にアンケート調査を開始7校の回答を得ました。アンケート結果によると71%が「コロナ禍で学生の表現や活動の場が減ったと感じる」と回答が得られました。最優秀賞では実際に商品化していく過程を一緒に体験をすることで発表の場がない学生の支援と、貴重な経験の場になるのではないかと考えデザインコンペを実施いたしました。■最優秀賞が商品化されるまで 企業×学生タイアップ2022年3月15日カシーテクニカルセンター(大阪府枚方市)で行われたパッケージデザインコンペ最優秀賞授賞式の当日より、商品化に向けて受賞者の田中ひかるさん(大分県立芸術文化短期大学 美術科デザイン専攻2年生・19歳)と商品化に向けた取り組みがスタートしました。在学中の田中ひかるさんは現在大分在住のため、大阪市に本社を持つ香椎化学工業とメールでのデザインチェックを繰り返し、最終製品モデルをチェックまで進めようやく実現した商品です。■限定モデル商品概要商品名 リオヴェリテ バランスコントロール トライアルセット〈クレンジング・フォーム・化粧水・美容液・クリーム〉各6回分 1,650円(税込)洗顔からクリームまで、リオヴェリテ バランスコントロールシリーズ全5アイテムが6回分体験できるトライアルセットです。リオヴェリテ バランスコントロール トライアルセットイメージ【販売期間】2023年4月21日~数量限定1,000個販売 なくなり次第終了【販売場所】●日本全国のドラッグストア、バラエティーショップ、化粧品専門店等 ●リオヴェリテ オンラインショップ【WEBサイト】 ■リオヴェリテとは1952年創業の香椎化学工業株式会社が2017年に新たに立ち上げた新ブランドです。創業以来大切にしてきた「美しい素肌を育む」という想いをかなえるために何ができるのかを考え、半世紀以上にわたる製造技術やノウハウをもって、ありのままの美しさを目指したブランドです。自分の時間を犠牲にしがちな女性に、肌とともに自分も取り戻してもらいたい。そんな思いから調香師が商品ごとに精油をいくつもブレンドし、あと残りしない自然な香りに仕上げています。香椎化学工業は、今回の活動支援を通して学生の皆様と交流の場を広げ、今後もそれぞれの分野と掛け合わせることにより、いろいろな思いを取り入れた豊かな企業を目指します。■会社概要代表 : 原田 浩之設立日 : 1952年4月16日事業内容: 化粧品の製造・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月13日レインメーカー(RAINMAKER)の2023-24年秋冬コレクションが発表された。“浮世絵”など東洋美術にフォーカス今シーズン、デザイナー・渡部宏一がフォーカスしたのは、浮世絵をはじめとする東洋美術。東洋芸術に見られる被写実的な表現によって、岩や砂などで山水を表現した日本庭園「枯山水」をモチーフとした図案を作成し、コレクションに落とし込んだ。コレクションは、レインメーカーの世界観やシーズンテーマに込めたものが表現しやすいロケーションで収録。葉が生い茂る中、厳かに佇む「富士山」をバックに、日本の伝統を思わせる帽子を被ったモデルなどが次々と登場する。「枯山水」をモチーフにしたアイテム全体を通して目に留まるのは、「枯山水」のモチーフをキルト加工で表現したアイテム。重ね着風のボリューム感のあるコートやロング丈のベスト、裾をしぼったシャープなシルエットのパンツなどに落とし込まれて、今季のテーマを体現している。「枯山水」のプリントを配したアイテムも散見された。ショートスリーブの膝丈アウターやVネックのトップス、パンツなどバリエーション豊かに登場。フォーマルなセットアップの腰元には、「枯山水」プリントのキルティングを巻きつけて、遊び心のあるアクセントを加えた。和の要素を取り入れたスタイルまた、レインメーカーが得意とする和の要素を織り交ぜたスタイルは今季も健在。和装を思わせるデザインのジャケットはウエストにベルトが付いており、すっきりとしたシルエットにアレンジすることができる。自然を思わせる穏やかなカラーパレットカラーパレットは、生成や木枯茶、緑、藍といった自然に溶け込むような穏やかな色彩がベース。そこに鮮烈な朱色をプラスして、コレクション全体を引き締めている。
2023年03月16日ホテル雅叙園東京から、錦絵ショコラ「日本橋」が登場。2023年4月5日(水)より、PATISSERIE「栞杏1928」にて販売する。“日本画&美術工芸品”着想の錦絵ショコラ「日本橋」錦絵ショコラ「日本橋」は、ホテル雅叙園東京内の正面玄関からレストランや客室、バンケットへと続く回廊を彩る浮世絵をモチーフにした彩色木彫板のひとつ、「日本橋」をフィーチャー。五街道の起点である日本橋を行き交う江戸時代の人々の姿を、3センチ角のチョコレートのキャンバスに生き生きと描いた。フレーバーは、シンプルな味わいの中に奥深さのある「抹茶」、「バニラ」のほか、素材の掛け合わせや食感を楽しめる「シャンパンフレーズ」、「カシスフィグ」、「オレンジアールグレイ」の5種を用意する。フィナンシェやマドレーヌなど、焼き菓子詰め合わせもまた、フィナンシェやマドレーヌなど人気の焼き菓子を詰め合わせた「セレクトボックス」も展開。上質なボックスの蓋の内側には、ホテル内に飾られた日本画や彫刻などの美術工芸品をモチーフにした絵柄をあしらった。小さな美術品となったスイーツやボックスは、自分へのご褒美はもちろん、大切な人への贈り物にもおすすめだ。【詳細】ホテル雅叙園東京 新作スイーツ発売日:2023年4月5日(水)販売場所:ホテル雅叙園東京内 PATISSERIE「栞杏1928」住所: 東京都目黒区下目黒1丁目8−1メニュー:・錦絵ショコラ「日本橋」3,000円フレーバー:オレンジアールグレイ / カシスフィグ / シャンパンフレーズ / 抹茶 / バニラ・「セレクトボックス」5個 2,600円、10個 4,300円、15個 6,000円 / マンディアン 5個 2,900円 / マドレーヌ・フィナンシェ 10個 4,100円【予約・問い合わせ先】PATISSERIE「栞杏 1928」TEL:03-5434-5230(11:00~20:00)
2023年03月12日印刷を礎としたコミュニケーションサポート事業に取り組む東洋美術印刷株式会社(所在地:東京都千代田区飯田橋4-6-2、代表取締役社長:山本 久喜)は、美術印刷分野における研究成果発表展示会「Art Print Labo 2023」展を2023年3月6日(月)~2023年3月17日(金)に東京都千代田区飯田橋で開催します。APL 2023■開催背景想いを伝え、カタチに残す美術印刷「美巧彩」ブランドを推進する当社は、その技術研究とテスト印刷による検証を「Art Print Labo」として日々、研鑽・試行を重ねています。その1年の成果を実際のテストサンプルや成果物とともに体感いただける展示会を開催いたします。■開催内容私たちが取り組んできた、再現性の高い、ハイエンドの美術印刷の技術を再確認し、安定したクオリティでお客様のご要望や作家様の感性にお応えできるよう技術研究とテストを行ってまいりました。特殊な加工ではなく純粋に美しい印刷を目指した作品を展示いたします。<こんな方におすすめです>・高精細印刷で細部の繊細な表現にこだわりたい。・モニターで見るような鮮やかな色彩を表現にしたい。・深みのある特徴的なモノクロ写真集を作ってみたい。・印刷方法などアドバイスをもらいながら作品集を作りたい。■メディア取材についてメディア取材も受け付けております。下記の参加申込みフォームか、お電話にてお申し込みください。■参加申込方法以下のページの申込みフォームまたは電話にてお申込みください。WEB: TEL: 03-3265-9864■開催概要タイトル:Art Print Labo 2023展日時 :2023年3月6日(月)~3月17日(金)10:00~18:00※(土)(日)休館参加費 :無料場所 :東洋美術印刷株式会社アートギャラリー「ii-Crossing(イイクロッシング)」〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-6-2JR総武線 飯田橋駅 東口より徒歩3分地下鉄東西線 飯田橋駅A5出口より徒歩1分地下鉄有楽町線・南北線・大江戸線 飯田橋駅A4出口より徒歩3分■会社概要商号 : 東洋美術印刷株式会社代表者: 代表取締役社長 山本 久喜所在地: 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-6-2設立 : 1948年(昭和23年)URL : ■事業内容コミュニケーションサポート事業私たちは企業、そして人のコミュニケーションの目的を理解し、その達成のための様々な手段を提供し続けています。創造力豊かなクリエイティブワークと、確かな品質で、お客様の期待を超える制作や印刷、デジタルメディアをお届けしています。・クリエイティブグラフィック企画・制作、エディトリアル制作、撮影、3DCG制作・印刷オフセット印刷、デジタル印刷、加工製本、フルフィルメント・デジタルメディアWEB・映像・デジタルコンテンツの企画・設計・制作・ソリューションドキュメントのユニバーサルデザイン、クロスメディア、ドキュメント管理、エコ改善・文様サービス文様プロダクトの企画・製造・販売、文様ブランディング支援・クリエイターズオフィスクリエイターズ・インキュベーション・オフィスの運営 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月13日【無料オンラインセミナー】多様性の時代のリスクマネジメント新建新聞社/リスク対策.comは2023年2月21日(火)16時から、リスク対策.comの連載陣が注目しているリスクを解説する公開オンライントーク会を開催します。リスク管理・危機管理に携わる人たちに向け、注目のニュースや出来事、経済社会の動きなどをからめて、最近のリスクトレンドや注視するポイントを伝えます。今回は、多様性の時代をキーワードに、それぞれの連載者が「2023年企業に求められる社会の要請と取り組むべき課題」について語ります。意見交換や質疑応答も行いながら、現在の問題意識と、解決に向けた視点を共有します。参加者はZoomウェビナーのQ&A機能を使って質問することも可能です。「Zoom」を使って行います。お使いのネットワークで接続できるかご確認の上、お申し込みください。開催概要◆日時:2023年2月21日(火)16:00~17:00(事前映像の配信開始15:45~)◆方式:Zoomウェビナーを使ったライブ配信◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)◆定員:100人※参加費無料要リスク対策.com会員登録(無料)詳細・お申し込み : ゲスト登壇者毎熊典子氏毎熊社会保険労務士事務所代表「ニューノーマル時代の労務管理のポイント」執筆本田茂樹氏ミネルヴァベリタス株式会社顧問/信州大学特任教授「ウイズコロナ時代の健康経営」執筆鍵屋一氏跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授「福祉と防災」執筆 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月09日株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2023年2月11日(土)から2月19日(日)にかけて、加島美術(東京 京橋)で「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13を共同開催します。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸品まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。2019年に開始して以来、全国の出品者からお預かりした作品を美術愛好家の方々にご紹介するプラットフォームとして多くのお客様からご支持いただき、この度13回目を迎えます。今回は、古画、近代絵画、洋画、筆跡、工芸品など約530点を出品いたします。手頃な価格で入札できる小品から、伊藤若冲や横山大観、伊東深水など大家の優品まで、多彩な作品が集まりました。特集では、「院展三羽烏」と称され、昭和期の日本画壇を牽引した小林古径・安田靫彦・前田青邨の作品を取り上げます。また、西洋由来の油彩画で東洋の美と心を描いた椿貞雄や、「輪島塗の革命者」として一世を風靡した角偉三郎の優品も必見です。美術品との暮らしは、私的な空間で繰り返し作品を鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品と対峙する時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジはこれからも、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、美術を観るから、美術と暮らすライフスタイルをご提案してまいります。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13■開催概要下見会 :2023年2月11日(土)~2月19日(日)入札締切日:2023年2月19日(日)18時開札日 :2023年2月21日(火)15時会場 :加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2Tel:03-3276-0700 Fax:03-3276-0701出品作品数:約530点主催 :加島美術、BSフジアクセス :地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分/有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分/都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分/JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分■下見会について加島美術のギャラリーで開催する下見会では、ガラスケースなしで出品作品が展示されるため、間近に作品をご覧いただけます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただける絶好の機会です。作品がお気に召せば、その場でご入札も可能です。ぜひご来場いただき、お気に入りを見つけていただければ幸いです。(来場予約不要、入場無料)下見会の様子※下見会では常時展示されていない作品もございます。お目当ての作品がございましたら、スタッフまでお申し付けください。※会期中にご来場になれない方や、作品の詳細を知りたい方にはコンディションレポートをお送りいたします。お気軽にお問い合わせください。■装い新たにリニューアル!無料カタログ配布中全出品作品が掲載されたカタログを無料で配布しています。美術品を受け継ぎ、後世につなぐという「廻 -MEGURU-」のコンセプトを基に、今回より刷新したデザインにもご注目ください。カタログご希望の方は、以下からお申し込みいただけます。→ 出品作品は「廻 -MEGURU-」Webサイトからもご覧いただけます。→ (2023年2月初旬公開予定)■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.13の見どころ●特集 院展三羽烏横山大観や下村観山が中心となり1914年に再興を遂げた日本美術院は、日本画のみならず、洋画部、彫刻部も擁する美術団体であり、近代美術史を牽引する巨匠を数多く輩出しました。なかでも「院展三羽烏」と称された小林古径・安田靫彦・前田青邨は、新しい時代感覚で大和絵などの古典を描く新古典主義の立役者として知られています。今なお色あせない、彼らの才気煥発な作品の数々をご紹介いたします。●特集 椿貞雄岸田劉生に師事し、西欧伝来の油絵の画法を用いて日本人の心を描くという師の理想を一途に追い求めた椿貞雄。1920年頃からは東洋的な写実表現への探究を深め、墨による作品も多く描いています。今回は、重厚な油彩画から、素朴で大らかな風情の日本画まで、幅広い画業の一端をご高覧いただけます。●特集 角偉三郎「輪島塗の革命者」と称される角偉三郎は、1940年、石川県輪島市の漆芸一家に生まれました。若くして漆芸家として日展で活躍したのち、40歳を機に職人へと回帰し、奥能登に古くから伝わる素朴な合鹿椀を制作しました。大ぶりで豪快な偉三郎の漆器は、触れるたび輝きを増すような魅力があります。今回は代表作の合鹿椀を中心に、その世界を展観いたします。■「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品も特別展示下見会期間中、特別企画として「廻 -MEGURU-」のインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」で開催中の第45回オークションの作品を、第二会場にて特別展示いたします。下見会と併せてご高覧ください。※「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品とは異なります。※「廻 -MEGURU- オンライン」につきましては下記の「ご参考」を参照ください。≪ご参考≫■「廻 -MEGURU-」とは「廻 -MEGURU-」とは、「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」を開始し、美術品を安全かつ、気軽に、便利に取引できるプラットフォームへと進化し続けています。◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」下見会を伴う入札型オークションです。年に4回開催しています。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会または公式サイトから、オンラインで入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選べる点が特徴です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。◆「廻 -MEGURU- オンライン」インターネットで常時開催しているオークションです。毎月1〜2回オークションを実施しています。ライブで現在価格を見ながら入札が可能で、お支払いまですべての手続はWebで完結します。また、落札する度、落札金額の3%のポイントが付与され、次回以降の精算から1ポイント=1円でご利用いただけます。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」会期 :年4回(2月、5月、7月、10月)※2023年予定入札形式:非公開入札型開札 :会期終了後公開下見会 :あり「廻 -MEGURU- オンライン」会期 :毎月1~2回開催※開催月によって会期が異なる場合があります。入札形式:公開ライブビッド(競り上がり)開札 :即時公開下見会 :なし■「廻 -MEGURU-」を利用する流れ「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。■「廻 -MEGURU-」を利用するメリット◆美術品を買いたい人のメリット●メリット1<美術の専門家が厳選した作品だから安心>すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選しています。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。●メリット2<ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!>「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。また、最低入札価格の価格帯が幅広く、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。●メリット3<いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK>「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでサービスをご利用ください。美術品の購入に関する詳細は、以下2つのWebサイトをご参照ください。「廻 -MEGURU- オンライン」→ 「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ ◆美術品を売りたい人のメリット●メリット1<美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!>「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。●メリット2<老舗古美術商による安心の査定・価格設定>東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。●メリット3<面倒な売却手続きを代行!>「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は、ぜひ「廻 -MEGURU-」へのご出品を検討ください。美術品の出品に関する詳細は以下のWebサイトをご参照ください。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月06日海外からやってくる西洋美術の名品から、日本、東洋の古美術、そして現代美術にいたるまで、2023年もバラエティ豊かな展覧会が続々と開催されます。ここでは、今年注目すべき展覧会のなかから、「西洋美術」をテーマにした展覧会をピックアップして紹介します。※新型コロナウイルスの影響などにより、各展覧会の会期等は変更になる可能性があります。詳細は各展覧会の公式HPなどでご確認下さい。ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》1777-1778年頃パリ、ルーヴル美術館Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom今年は、パリ、ロンドンを代表する美術館から名品の数々が来日。まず、3月に国立新美術館で開催される『ルーヴル美術館展愛を描く』(3月1日~6月12日、京都市京セラ美術館6月27日~9月24日)は、パリのルーヴル美術館が所蔵する16世紀から19世紀半ばまでの絵画のなかで「愛」がどのように描かれていたのかについて迫っていくもの。26年ぶりに来日するフラゴナールの《かんぬき》や、ジェラールの《アモルとプシュケ》など愛にあふれた名品74点を通して、古代の時代から現代に至るまでの「愛」の表現を紐解いていく。ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》1840頃テート美術館蔵Photo:Tate一方、イギリスにあるテート美術館からは、「光」をテーマに作品を厳選。『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』(国立新美術館 7月12日~10月2日、大阪中之島美術館10月26日~2024年1月14日)では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品で、18世紀末から現代まで約200年の間に「光」の表現がどのように変遷していったのかをたどっていく。コンスタブルやターナーなど英国を代表する画家はもちろん、印象派の画家たち、人気のハンマースホイ、さらにはオラファー・エリアソン、ジェームズ・タレルなど現代アーティストまで。多様な光の表現が、互いに呼応するようなこれまでにない会場構成になるという。エゴン・シーレ《ほおずきの実のある自画像》1912年レオポルド美術館蔵Leopold Museum, Vienna美術館の名品展はもちろんのこと、2023年は画家の個展や回顧展も充実。1月からスタートする『レオポルド美術館エゴン・シーレ展ウィーンが生んだ若き天才』(東京都美術館、1月26日~4月9日)は、最年少でウィーンの美術学校に入学し、独自の表現を模索しながらもわずか28年でその生涯を閉じた画家、エゴン・シーレの回顧展。世界有数のシーレコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の作品を中心に、クリムトやココシュカなどウィーンで活躍した同時代の作品とともに画家の生涯と作品を振り返る。マリー・ローランサン《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》 1922年油彩/キャンヴァスマリー・ローランサン美術館 © Musée Marie Laurencin4月より長期休館に入るBunkamuraザ・ミュージアムで開催される、休館前最後の展覧会となるのが『マリー・ローランサンとモード』(2月14日〜4月9日、京都市京セラ美術館4月16日~6月11日、名古屋市美術館6月24日~9月3日)だ。同展は、1920年代のパリを自由奔放に生きた画家マリー・ローランサンと、彼女と同じく1883年に生まれたファッションデザイナー、ココ・シャネルの二人の活躍を軸に、当時のパリの芸術界を俯瞰する展覧会。淡く、柔らかい色彩で美を追求したローランサンと、男性用の布地やスポーツウェアなどを女性服に取り込み、斬新な服を作り続けたシャネルの作品に加え、彼女たちをとりまいたポール・ポワレやマドレーヌ・ヴィオネ、ジャン・コクトーやマン・レイなど時代を牽引したデザイナーやアーティストらの作品も合わせて紹介される。アンリ・マティス 《赤いキュロットのオダリスク》 1921年 ポンピドゥー・センター/国立近代美術館Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne-Centre de création industrielle世界最大級のマティス・コレクションを誇るポンピドゥー・センターの協力を得て、4月より開催されるのは、東京都美術館の『マティス展』(4月27日~8月20日)。「野獣」と揶揄されたほど強烈な色彩の初期の油絵から、大胆なフォルムの切り紙絵、彼の晩年の傑作といわれるヴァンスの「ロザリオ大聖堂」に関する資料にいたるまで、ポンピドゥー・センターが所蔵する各時代の代表的な作品を手がかりに、常に革新を求め続けた巨匠アンリ・マティスの足跡を紹介する。60年以上にわたって現代美術シーンを牽引し、今なお精力的に活動を続けるデイヴィッド・ホックニーの大規模個展も見逃せない。東京都現代美術館で開催される『デイヴィッド・ホックニー展』(7月15日〜11月5日)では、アメリカ西海岸の明るい情景を描いた初期の代表作から、iPadを使って描いた近作、ロックダウン中に描いた全長90メートルに及ぶ新作など、100点以上の作品を紹介し、ホックニーのこれまでの道のりを辿っていく。フランティセック・クプカ《赤い背景のエチュード》1919年頃石橋財団アーティゾン美術館蔵美術の歴史のなかで、20世紀前半のキュビスム、そして抽象絵画の出現は、ルネサンス期と同じくらい衝撃的な表現の転換点だった。『ABSTRACTION抽象絵画の覚醒と展開セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ』(アーティゾン美術館 6月3日〜8月20日)は、抽象絵画が生まれ、発展する道程を展観していく大規模な展覧会。マネやセザンヌら印象派の画家たちが種を巻き、マティスらのフォーヴィスム、ピカソやポロックが作り上げたキュビスムを経て、現代に花開いた抽象絵画を、アーティゾン美術館の3フロア全てを使って丹念にたどっていく。ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年ポンピドゥーセンター(1936年国家購入)Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle© Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP『パリ ポンピドゥーセンターキュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』(国立西洋美術館 10月3日〜2024年1月28日、京都市京セラ美術館2024年3月20日〜7月7日)は、フランスのポンピドゥーセンターが所蔵する名品を中心に、キュビスムがどのように展開し、どのような影響を与えたのかを紐解いていくもの。本格的なキュビスム展は、日本ではなんと約50年ぶり。ものの形を幾何学的にとらえ、多視点で組み合わせる表現手法で知られ、20世紀以降の美術を革命的に変えたキュビスム。生みの親であるピカソとブラックをはじめ、ドローネーやシャガールなど、主要作家およそ40名による約130点によって、この美術運動を丁寧に検証していく。クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 油彩/カンヴァス 茨城県近代美術館また、19世紀後半から20世紀にかけて多くの画家たちが訪れ、描いたフランスのブルターニュ地方に焦点を当てた展覧会も開催される。国立西洋美術館の『憧憬の地 ブルターニュ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』(3月18日〜6月11日)では、同館の「松方コレクション」をはじめ、国内美術館や個人コレクションからブルターニュを表した作品約160点を厳選。画家たちがブルターニュ地方に何を求め、描いていたのかを紹介する。2023年は、「久々」な展覧会が多く、エゴン・シーレの展覧会は30年ぶり、マティスの大回顧展は国内で20年ぶり、デイヴィッド・ホックニーの大規模個展は27年ぶり。そしてキュビスムの本格的な展覧会は、なんと47年ぶりだそう。今年も、アート作品との一期一会を存分に楽しもう。文:浦島茂世
2023年01月01日広島県福山市では、ふくやま美術館にて次のとおり冬季所蔵品展を行っています。会期2022年12月21日(水)~2023年3月26日(日)月曜休館※ただし、1/2(月・休)、1/9(月・祝)は開館、12/28(水)~1/1(日・祝)、1/10(火)は休館開館時間午前9時30分~午後5時会場ふくやま美術館2階常設展示室(広島県福山市西町二丁目4番3号)観覧料一般310円(250円)高校生以下無料※()内は有料20名以上の団体料金要旨2022年は、前衛集団「具体美術協会(具体)」を主導した吉原治良が没し、会が解散して50年という節目の年である。本展では、白髪一雄や田中敦子ら「具体」作家をはじめ、当館が開館から収集してきた戦後の前衛美術作家の作品を展観する。「具体」は、1954年に吉原治良が中心となって関西芦屋で結成された、戦後を代表する美術団体で、アクションによる表現や、従来の画材などとは異なる素材を使用した作品の制作で知られる。とくに、フランス人美術批評家ミシェル・タピエとの交流により国内外で注目を浴びたことは、その後の日本美術のあり方にも大きく影響を与え、戦後美術の出発点として認知されてきた存在である。また、機関誌『具体』の発行や、タピエをはじめとする海外作家との交流などに見られるように、「具体」自身も積極的に自らの活動について、国際的に周知しようと努めてきた。こうした背景を踏まえ、本展では開館当初から収集してきた「具体」作品や、日本の前衛美術作品を展示する他、吉原が図版で目にしていたと思われるナウム・ガボ、「具体」の大阪拠点であるグタイピナコテカで展示があったフォンタナ、カポグロッシなどによる、同時代の西洋美術作品も並べ、戦後の日本において「国際性」がどのように意識されていたのかを探る。展示内容第1室…「戦後日本の前衛美術ー具体美術を中心に」計34点第2室…「日本の「近代美術」計27点第3室…「ヨーロッパの近現代美術」計14点和室…「松本コレクションの茶道具」計5点合計80点関連事業学芸員によるギャラリートーク日時:2023年1月22日(日)、2月12日(日)、3月4日(土)いずれも午後2時~※要所蔵品展観覧券、事前応募不要福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月28日12月6日に新たにオープンした「PORTER CLASSIC 銀座」。 内装は“旅する帆船”をテーマに映画美術監督の種田陽平と東宝映像美術が手掛けています。今回のリニューアルでは新しい店舗の在り方を試行錯誤しブランドの世界観を創るパートナーに映画美術の専門家集団を招き入れ、「旅する帆船」をテーマに映画のセットのような店舗を実現しました。店舗面積は約100平方メートル。広さを生かし、大きなマストを持つ船の甲板が設置されています。その演出は天井の空や窓からのぞく光景が朝から夕闇まで徐々に変化するという仕掛けにまで至っており、細部まで拘り抜かれた空間は訪れるお客様をポータークラシックの世界へと誘います。同社会長の吉田克幸が収集したヴィンテージ小物が並ぶ「KATSU’S ROOM」、お針子たちの手仕事を間近で見られる「OHARIKO MAFIA SPACE」、ブランドに関する映像作品を観られる「PC CINEMA LOUNGE」を用意。会計をするレジ周りは船内のバーカウンターを模すなど、船内を回遊するように店にいることを楽しんでもらえるようにデザインされています。同店ではジュエリーやヴィンテージウォッチ、限定のコレクションなど、銀座店でしか購入できない商品の数々を取りそろえています。「KATSU’S ROOM」「PC CINEMA LOUNGE」「MAIN DECK」「OHARIKO MAFIA SPACE」「CHECKOUT COUNTER」リニューアルオープン後初となるイベント「SASHIKO LOVE GINZA 2022」を開催「モノを大切にする心」から生まれた「刺し子」*。これを現代から次の世代へ伝えるため糸・織・染・裁ち・縫いのすべての過程において試行錯誤し製品にしています。そんな「刺し子」に敬意を表し銀座限定の一点モノのアイテムやイベント期間中は店頭でアイテムを購入すると希望の言葉やイニシャルが刺しゅうできるお針子によるカスタムサービスを実施する他、当日はお針子(職人)も在中し様々なイベントを予定。*刺し子とは人々が厳しい環境の中で少しでも快適に過ごそうという暮らしの知恵から生まれた刺繍技法の1つ【GINZA EXCLUSIVE】PC KENDO CHINESE JACKET HANDWORK VIP CUSTOM -OLD BLUE税込 60万5,000円開催日時12月24日(土)~12月28日(水) 12:00~20:00PORTER CLASSIC 銀座104-0061 東京都中央区銀座5-1 GINZA FIVE 2FTEL:03-3571-0099HP:
2022年12月25日新型コロナに2回以上感染した人は、1回だけ感染した人に比べて、発症時の死亡リスクが2倍以上、入院リスクは3倍以上に跳ね上がるーー。’22年11月、アメリカのワシントン大学の研究グループが、こんなセンセーショナルな調査結果を報告し、コロナを軽視し始めた社会に改めて強い警鐘を鳴らした。研究グループが解析したのは退役軍人省の医療データ。対象は主に高齢、かつ白人男性が多数を占める退役軍人であることから、サンプルとしての偏りが大きすぎるのでは、と指摘する声もあるにはある。だが、関西福祉大学教授の勝田吉彰教授は「決して軽々に捉えるべき報告ではなく、日本人にも当てはまる可能性は十分ある」と話す。「当初盛んに言われていた、日本人だけが持つ、重症化を防ぐファクターXについても、今では否定されています。アメリカ人に起こって日本人には起こらないなんて、都合よく考えない方がいい」オミクロン株になって以降、全体的には重症化率は下がり、国産の飲み薬も承認され、感染症法上の位置付けも5類への引き下げが検討され始めた。そんなこともあって、私たちの意識もどこか緩みつつあるのだが、勝田教授は「新たな視座を持って感染症と向き合う必要がある」と力を込める。■年末年始の宴会で注意すべき同時感染ーー「私たち人間にかつての日常が戻りつつあるということは、新型コロナウイルスはもちろん、あらゆるウイルスにとっても、日常が戻ってくるということ。マスクを外し、人と人との接触が増えるということは、ウイルスにとっても、これまで狭められていた感染経路という道が開く、好都合な環境だということを忘れてはいけません」勝田教授が今、危惧するのは「ハイブリット型流行」だという。「一人の人が新型コロナとインフルエンザに同時感染する“ハイブリッド型感染”も恐ろしいですが、社会全般として怖いのは“ハイブリット型流行”です。少し前には南半球のオーストラリアで、そして最近はカナダで、インフルエンザが大流行している。そのほかにも、乳幼児がかかると重症化しやすいRSウイルスや、今後、手を洗う人が減るとノロウイルスなども。感染経路を取り戻した複数のウイルスが、渾然一体となって広まる危険があるのです」そして「新型コロナもまだまだ軽んじられる敵ではない」と言う。「新型コロナは流行が始まってから、まだ3年しか経っていない。ワシントン大の報告のように、じつはいまだにわからないこと、これからわかってくることが多い。たとえば最近の新たな報告では、過去に重症化した人の脳細胞を調べた結果、前頭葉の細胞が萎縮していることもわかって来ています。やはり換気や、人との距離を適切に保つ、そしてワクチンと、まだまだ油断することなく感染防止対策を続けることが肝要だと思います」忘年会、新年会が続くシーズンに突入した日本。マスクを外して飲食する宴会が増えるなか、忍び寄る危機に細心の注意をーー。
2022年12月22日美術印刷・美術商品・ミュージアムグッズの製造販売を手掛ける株式会社便利堂(所在地:京都市中京区)は、公式オンラインショップ「京都便利堂オンラインショップ( )」にて、2022年12月1日(木)~2022年12月12日(月)までの期間中、公式オンラインショップ限定で「感謝祭2022(30%OFF)」を実施いたします。明治20年の創業以来、135年にわたって「ひとつひとつの作品の色彩を忠実に再現すること」を徹底してきた便利堂だからできる、品質を大切にした丁寧なものづくりで生まれた商品を「感謝祭2022」だけの特別価格でお届け。京都便利堂でしか買えない絵はがきや美術グッズがお得に購入できるチャンスです。“感謝祭2022”12月1日より開催!公式オンラインショップ: ■開催概要新規ショップ会員登録でどなたでもご利用いただける30%OFFクーポンを配布いたします。期間 : 2022年12月1日(木)18:00~12月12日(月)10:00の12日間対象商品 : 絵はがき、ステーショナリー、雑貨、掛け軸等インテリア、書籍(※一部対象外商品あり。詳細は次ページの「詳細情報」をご参照ください。)適用条件 : ショップ会員入会のうえ、クーポンコード【thanks2022】の入力(入会済みの方もご利用いただけます)。特設ページ: 《詳細情報》■クーポン対象商品(※一部をご紹介)(1) アート作品の魅力を詰め込んだ《絵はがき》クーポン対象商品の中でも注目は、アート作品の魅力を詰め込んだ絵はがき。誰もが一度は見たことのある浮世絵や琳派の作品をはじめ、近代の著名画家や人気写真作家の作品、今話題の東京国立博物館所蔵の国宝などの絵はがき1,600点以上を販売しております。季節のお便りやポストクロッシングなどの郵趣活動にはもちろん、額縁とセットで購入することで、部屋のインテリアとしてもお楽しみいただけます。明治・大正頃の作品や北斎、国芳の浮世絵絵はがき等が多数!※絵はがき1枚定価102円(税込)~(2) 人気商品! 高山寺公式認定《鳥獣人物戯画》グッズ日本の美術の中で最も有名な《鳥獣戯画》。その愉快で愛らしい動物達をモチーフにした雑貨やステーショナリーは京都便利堂商品でも取り分け一番人気。商品化するにあたっては、所蔵先である高山寺様に許諾をいただいており、ご購入いただいた金額の一部を高山寺様にお納めし、文化財保護・境内整備のためにお使いいただいております。大人気! 鳥獣戯画の雑貨やステーショナリー(3) 手軽に日本美術を鑑賞! 古今の名品複製「日本の美術をより身近に感じていただきたい」その思いから、《唐獅子図屏風》や《四季花鳥図巻》といった有名作品の複製を製作販売しております。日々の生活になじむよう、小さなサイズに仕立てた縮小屏風や縮小絵巻物シリーズや、名品の迫力をそのままご自宅でお楽しみいただける原寸大の複製など、多数制作販売しております。どの商品も、文化財複製の制作ノウハウが活かされた本格仕様。部屋の和洋室を問わずインテリアとしてはもちろん、事務所やお店のディスプレーに用いれば空間の引き締め役としても活躍します。(※一部仕立て品については、来年2月からの価格改定が予定されており、今回のセール期間中のお買い求めがおすすめです。)縮小屏風《樹花鳥獣図屏風》/縮小絵巻物《四季花鳥図巻》左/縮小屏風《樹花鳥獣図屏風》右隻 定価5,029円(税込)右/縮小絵巻物《四季花鳥図巻》上・下 各定価4,620円(税込)日本美術モチーフのアイテムを幅広く取り扱っています。■京都便利堂について明治20年(1887)創業の京都にある美術印刷・出版会社。明治35年(1902)より絵はがきの制作販売を始め、「絵はがきの便利堂」として一世を風靡する。「アートのある暮らしで彩りを」をコンセプトに古典の名品から現代の作品まで、さまざまな美術作品をモチーフとした美術商品をプロデュース。また、文化財の複製や撮影の老舗として知られ、160年前のプリント技術「コロタイプ」で海外での認知度も高い。<本社>〒604-0093 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地TEL : 075-231-4351(代表)FAX : 075-231-2561E-mail: info@benrido.co.jp (代表) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月02日【12月6日開催】参加無料ITリスク勉強会新建新聞社/リスク対策.comは2022年12月6日(火)15時から、組織のリスク担当者向けに「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」に関する無料オンラインセミナーを開催します。あらゆる業務でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、工場においてもインターネットを通じて、外部の情報システムと工場内の制御システムとの連携が図られています。しかし、こうした流れに乗じる形で、工場を標的とするサイバー攻撃も増加しています。工場の操業停止につながるケースも発生しており、工場におけるサイバーセキュリティ対策の重要性が高まっています。こうした流れを受け、経済産業省は、工場のセキュリティリスクに適切に対処するために、「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」の策定を進めています。本勉強会では、「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」の解説を中心に、工場システムにおけるセキュリティ対策の進め方のポイントを紹介します。「Zoom」を使って行います。お使いのネットワークで接続できるかご確認の上、お申し込みください。開催概要◆日時:2022年12月6日(火)15:00~16:00(事前映像の配信開始14:45~)◆方式:Zoomウェビナーを使ったライブ配信◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)◆定員:100人※参加費無料要リスク対策.com会員登録(無料)詳細・お申し込み : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月15日株式会社加島美術(以下、加島美術)と株式会社ビーエスフジ(以下、BSフジ)は、2022年11月5日(土)から11月13日(日)にかけて、「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12を共同開催します。会期中は、加島美術(東京 京橋)にて下見会を実施します。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12「美術品入札会 廻 -MEGURU-」は、絵画から茶道具、工芸品まで、日本美術を中心に多彩な作品を取り扱う入札型オークションです。2019年の開始以来、全国の出品者からお預かりした作品を美術愛好家の方々にご紹介するプラットフォームとして多くのお客様からご支持いただき、この度12回目を迎えます。今回は、古画、近代絵画、洋画、筆跡、彫刻など約360点を出品いたします。作家特集では、河鍋暁斎、東山魁夷、近藤浩一路の魅力に迫ります。また、戦後日本の彫刻界を牽引した佐藤忠良や富永直樹ら近現代彫刻の巨匠たちのブロンズ作品特集も必見です。さらに、円山應挙や伊藤若冲、横山大観、棟方志功、渡邊省亭、山下清など著名な作家の優品も出品いたします。美術品との暮らしは、私的な空間で繰り返し作品を鑑賞できる醍醐味があります。美術品を所有し、作品と対峙する時間が、皆様の暮らしに潤いをもたらすひとときとなれば幸いです。加島美術とBSフジは、お客様と美術品との出会いの場をお届けし、「美術を観る」から「美術と暮らす」ライフスタイルをご提案します。■開催概要下見会 :2022年11月5日(土)~11月13日(日)入札締切日:2022年11月13日(日)18時開札日 :2022年11月15日(火)会場 :加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2Tel:03-3276-0700 Fax:03-3276-0701出品作品数:約360点主催 :加島美術、BSフジアクセス :地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩2分/有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩3分/都営浅草線「宝町駅」A4出口 徒歩5分/JR「東京駅」八重洲南口 徒歩9分アクセス■下見会について「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の下見会では、出品作品がガラスケースなしでギャラリー一面に展示されます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただける絶好の機会です。お目当ての作品が決まれば、その場でご入札いただけます。来場予約不要・入場無料ですので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。※下見会で常時展示されていない作品もございます。ご希望の作品がありましたら、スタッフまでお申し付けください。※ご来場になれないお客様で、作品の詳細を知りたい方には、コンディションレポートをご用意しております。お気軽にお問い合わせください。下見会の様子■無料カタログ配布中全出品作品が掲載されたカタログを無料で配布しています。ご希望の方は、以下からお申し込みください。カタログイメージ→ 出品作品は「美術品入札会 廻 -MEGURU-」公式サイトからもご覧いただけます!→ ■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12の見どころ●河鍋暁斎 特集幕末・明治期に人気を博した河鍋暁斎は、花鳥画から歴史画、風俗画、戯画、妖怪画まで自在に描きました。その反骨精神とユーモアに富んだ画風は、現代も多くの人を惹きつけてやみません。今回は、近年評価の高まる暁斎の実子、暁雲と暁翠の作品も併せてご覧いただけます。河鍋暁斎「三福神」《最低入札価格》¥680,000河鍋暁斎「三福神」●東山魁夷 特集「道」や「緑響く」など数々の傑作を発表し、戦後の日本画壇の代表画家として国民的な人気を誇った東山魁夷。今回は、魁夷の真骨頂ともいえる繊細優美な風景画をはじめ、制作過程が垣間見える素描やスケッチ、墨絵などの小品も取り揃え、画家の多面的な魅力に迫ります。東山魁夷「春の林」《最低入札価格》¥2,500,000東山魁夷「春の林」●近藤浩一路 特集山梨県に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した画家、近藤浩一路。東京美術学校で洋画を学び、挿絵や漫画で名を馳せたのちに日本画を志します。水墨画に西洋画の陰影表現を取り入れた作品には、豊かな墨色に清新な光が舞います。「光の水墨画」と呼ばれた浩一路作品が放つ無比の魅力をご堪能ください。近藤浩一路「春水」《最低入札価格》¥100,000近藤浩一路「春水」●ブロンズ 特集人物を題材に具象彫刻の可能性を追求し、戦後の彫刻界を牽引した佐藤忠良。彫刻家に加え工業デザイナーとしても活躍した富永直樹。仏教美術の古典技法を用いつつ、彫刻の枠を超えた立体作品を生み出し続ける薮内佐斗司など、日本の近現代彫刻史を代表する巨匠たちのブロンズ作品を特集します。佐藤忠良「ともちゃん」《最低入札価格》¥500,000佐藤忠良「ともちゃん」■「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.12の ハイライト作品円山應挙「紅葉四十雀図」《最低入札価格》¥800,000渡邊省亭「春秋花鳥雙幅」《最低入札価格》¥680,000横山大観「霊峰富士」《最低入札価格》¥7,000,000山下清「花火」《最低入札価格》¥1,800,000棟方志功「思瞳の柵」《最低入札価格》¥3,800,000棟方志功「天平の柵」《最低入札価格》¥5,000,000■「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品も特別展示会期中は「廻 -MEGURU-」のインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」の出品作品を第2会場にて特別展示いたします。下見会と併せてご高覧ください。◆「廻 -MEGURU- オンライン」第41回オークション会期 :2022年11月1日(火)~11月14日(月)21時出品数:約60点※「美術品入札会 廻 -MEGURU-」の出品作品とは異なります。※「廻 -MEGURU- オンライン」につきましては次ページ「ご参考」を参照ください。鏑木清方「八つ橋」エミール・ガレ「花文花瓶」≪ご参考≫■「廻 -MEGURU-」とは「廻 -MEGURU-」とは、「日本美術をもっと気軽に、安心して、正しく売買してもらいたい」という思いから、2019年に始まった日本美術に特化したオークションです。全国から出品された作品を取り揃え、美術品を売りたい人と買いたい人をつなぐプラットフォームとして、これまで国内外のお客様にご利用いただいてきました。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」に加え、2021年にはインターネットオークション「廻 -MEGURU- オンライン」を開始し、美術品を安全で、気軽に、便利に取引できるプラットフォームへと進化し続けています。◆「美術品入札会 廻 -MEGURU-」下見会を伴う入札型オークションです。2022年より年に4回開催いたします。カタログやWebサイトで出品作品を閲覧後、下見会または公式サイトからご入札いただけます。下見会で実物を見ながらゆっくり作品を選べる点が特徴です。現在価格は非公開で、会期終了後に落札結果が開示されます。◆「廻 -MEGURU- オンライン」インターネットで常時開催しているオークションです。毎月新しい出品作品が公開されます。ライブで現在価格を見ながら入札が可能で、ご請求金額の確認、精算まですべての手続きはWebで完結します。また、落札する度、落札金額の3%※のポイントが付与され、次回以降の精算から1ポイント=1円でご利用いただけます。※開催月によって変更となる場合があります。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」会期 :年4回(2月、5月、8月、11月)※2022年入札形式:非公開入札型開札 :会期終了後公開下見会 :あり「廻 -MEGURU- オンライン」会期 :毎月開催入札形式:公開ライブビッド(競り上がり)開札 :即時公開下見会 :なし■「廻 -MEGURU-」を利用する流れ「廻 -MEGURU-」では、全国の出品者から作品をお預かりし、美術品愛好家の皆様にご紹介しています。出品をご希望の方に向けて作品の無料査定を行い、最低入札価格を提示します。売却のタイミングや価格によって「美術品入札会 廻 -MEGURU-」または「廻 -MEGURU- オンライン」のいずれかへの出品をご提案いたします。また、美術品をお探しの方は、2つの「廻 -MEGURU-」からご希望の作品をお探しいただけます。出品者と購入者間の交渉や手続きは事務局が代行しますので、売買に伴う負担を最小限に抑えることが可能です。■「廻 -MEGURU-」を利用するメリット◆美術品を買いたい人のメリット●メリット1<美術の専門家が厳選した作品だから安心>すべての出品作品は、古美術の街・東京の京橋で長年店舗を構えてきた加島美術が査定し、厳選しています。美術の専門家によりクオリティが認められた作品群が揃っていますので、美術品の購入が初めての方も安心してお選びいただけます。●メリット2<ビギナーもコレクターもご満足いただける充実のラインナップ!>「美術品を購入したいけど、初めてで不安…」というビギナーの方から、作品を豊富に所有するコレクターの方まで、皆様にご満足いただけるバラエティに富んだ作品をラインナップしています。掛け軸、絵画、筆跡、茶道具、工芸など多彩なジャンルの作品からお選びください。また、最低入札価格の価格帯が幅広く、手の届きやすい小品から、優品までお求めいただける価格帯の幅広さも魅力です。●メリット3<いつでも・どこでもお好きな方法で作品をチェック!オンライン入札もOK>「廻 -MEGURU-」では、すべての出品作品をオンラインでチェックし、入札することができます。ご自宅や外出先から、PC・スマートフォンなどお好きなデバイスでサービスをご利用ください。美術品の購入に関する詳細は、以下2つのWebサイトをご参照ください。「廻 -MEGURU- オンライン」→ ※常時開催「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ ※年4回開催◆美術品を売りたい人のメリット●メリット1<美術品を市場価格で売却!思わぬ高値で売れる可能性も!>「廻 -MEGURU-」では、美術品を売りたい方からお預かりした作品を、中間業者が入ることなく入札者へ直接売却します。そのため、下取価格ではなく、市場価格に近い価格で作品を売却できます。また、売却価格が見えるので安心です。入札者との巡り合わせによっては、思わぬ高値で落札される可能性もあります。●メリット2<老舗古美術商による安心の査定・価格設定>東京京橋で長年古美術商を営んできた加島美術が作品を査定し、出品者の方とご相談しながら最低入札価格を設定します。様々な要素により市場価値が変動する美術品を、経験豊かな古美術商が確かな審美眼に基づき見極めます。査定相談は無料です。鑑定が必要な場合は、正式な鑑定機関への依頼もお手伝いいたします。●メリット3<面倒な売却手続きを代行!>「廻 -MEGURU-」では、美術品売却の手続きをすべて代行いたしますので、査定後、出品作品をお預かりした後は面倒な手続きはありません。掛け軸、絵画や陶磁器などの焼き物類、茶道具など、お手持ちの美術品の整理をお考えの際は、ぜひ「廻 -MEGURU-」へのご出品を検討ください。美術品の出品に関する詳細は以下のWebサイトをご参照ください。「美術品入札会 廻 -MEGURU-」→ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月31日