中学校から勉強しているのに、なかなか話せる段階までいかない日本の英語教育。外国ではどうなのでしょうか。それぞれの母国でどれくらいの割合の人が英語を話せるか、また、どんな教育をしているのかを、日本に住む外国人20人に聞いてみました。■50%が話せる。教科書がほとんど全部英語で書いてある(インド/女性/30代後半)インドでは小学校から英語教育が始まります。テレビも英語のチャンネルがあるなど、身近なもののようです。エリアによって17もの言語がある国なので、外国に行く時だけでなく、別の地域の人と話すためにも勉強しておく価値があるとか。■約30%が話せます。私立では幼稚園から英語で教育されます(エジプト/男性/40代後半)エジプトでは通常、日本と同じく中学校あたりから英語教育が始まりますが、私立では幼稚園から高校までの授業は原則として英語とフランス語のみだそうです。公用語のアラビア語も含めたら、3カ国語も理解できるようになるなんてすごいですね。■都会では25%くらいだと思う。小学校から英語教育、授業中は英語オンリー(中国/男性/20代後半)日本の大学でも英語で授業をするところが増えてきました。中国では小学校からなのですね。ところが面白いことに、30年ほど前の中国では外国語といえばロシア語だったそうです。今の時代は、どこの国も英語に向いています。■現時点で86%。母国語(オランダ語)は英語とドイツ語の中間のような言語なので有利。英語は必須言語のため、優秀な先生や学校が多い(オランダ/男性/30代前半)オランダでは2012年から、英語学習の開始年齢が7歳から5歳に引き下げられました。脳細胞が一番多くて活発なうちに始めよう!という政策だそうです。■100%に近い。学校に通えば話せるようになります(スウェーデン/女性/40代前半)オランダと並んで英語力が高いといわれているスウェーデン。本格的な英語教育は早くても小学校3年生からですが、テレビや音楽などで日常的に英語に触れているといいます。スウェーデン人同士でも、英語で話すこともあるそうですよ。■日常会話なら若い人はほぼ全員話せると思いますが、中年以上の人はあまり話せません。普通は中学校に入ってから週2回勉強します(ロシア/女性/20代後半)■割合では分からないが、40代以下はほとんど話せる。小学校の1年生か3年生から学ぶ(フィンランド/女性/50代前半)■若い人は英語が話せますが、40歳以上の人は話せない事が多いです。学校での英語レッスンもあるし、学校の後に英語の教室に行く事もあります(アルゼンチン/男性/20代後半)ロシア、フィンランド、アルゼンチンの方はそれぞれ全く違う国にも関わらず、似た回答ですね。ここ数十年の間に世界中が英語教育に熱心になってきているということでしょうか。■「話せる」と「理解できる」を混合するフランス人が多いですが、7~8割は英語が少し理解できると思います。一応学校では学びますが、基本的にあまり英語を話そうとしないのがフランス人です(フランス/女性/20代後半)これはよく耳にする話ですね。「国際社会なんだから、英語が話せるようにならなきゃ!」なんて焦りなど、みじんも感じられません。「私はこれでいい」という自信が逆に新鮮な気がします。とはいえ、やはり英語が話せると世界が広がりますよね。外国人から、日本人は恥ずかしがりすぎ!という声をよく聞きます。他国のように学校で勉強している間に話せるようにならなくても、習った文法や単語は頭の中にためておいて損はないはず。基礎はあるのですから、自信を持っていきたいものです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日日本で初めてSkype(スカイプ)を使ったオンライン英会話サービス「E-com英語ネット」を開始したイーコミュニケーションは20日、英語および英語学習に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、ポータルサイトgoo会員の中から語学学習に関心のある男女を選び、20代から60代の624名から有効回答を得た。期間は、11月5日から7日までの3日間。「世の中で、英語の重要性は今後どうなると思いますか?」との問いには、「今より高まる」が66.3%でもっとも多かった。「現在と変わらず」は26.0%、「今より低くなる」は1.9%でごく少数だった。英語の重要性や、企業での英語公用語化の報道が日々なされる中、3分の2の人が今後ますます英語が世の中で重要になってくると考えていることがわかった。「あなたは今、英語を必要とする環境にありますか?」に対しては、「はい」が11.2%、「いいえ」は88.8%で、おおよそ9割近くが、英語を必要とする環境にはいないという結果となった。「あなたは今、英語の上達に関心がある、または英語の勉強をしたいと思っていますか?」は、「はい」と回答した人が56.1%、「いいえ」が43.9%で、現在、英語上達に関心を持っている人は全体の半分強という結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日コンセントやサンドバッグ、ガソリンスタンドといった言葉は、実は日本で作られた日本独自の「英語風」の単語たち。いわゆる和製英語というものです。なので、海外で使うと通用しない上に恥ずかしいことになってしまう可能性があります。そこで今回は、海外で思わず使ってしまいがちな和製英語の数々を紹介します。これらを覚えておけば、海外で現地の人に「???」と思われないはず!●アパート英語のアパートメント(apartment)を略した和製英語。apartというのは離れて、別々に、という意味の言葉なので、このまま使うとトンチンカンなことになります。●アルバイト元はドイツ語の「Arbeit」から作られた和製英語。英語圏で「アルバイトしたいんですけど!」みたいなことを言うと「あ?」ってなりますので注意。●イメージダウン英語のイメージとダウンをつなげて作られた和製英語です。イメージがダウンするから、という実にお手軽な作ですが、当然海外では使えません。身ぶり手ぶりがあると伝わるかも(笑)。●オーダーメイドこれも「注文する」と「仕立てる」という英語をつないだ和製英語です。英語では「custom-made」(注文品の~)と言うので覚えておきましょう。●オーブントースターこちらもオーダーメイドと同じように、「オーブン」と「トースター」をつなげた和製英語。英語では「toaster oven」というので若干惜しいです。●カセットテープ英語では「audiotape」と言います。カセットテープというのは日本独自の呼び方なので海外では相手に伝わらないかもしれないですね。●クラクション英語では「horn」。なぜ日本だけクラクションと言うようになったかは、日本ではクラクソンというフランスの自動車メーカーの製品が有名だったため、いつのまにかクラクソン⇒クラクションと呼ばれるようになったそうです。●ゴールデンウィークゴールデンウィークとは、日本の映画会社によって作られた宣伝用語ですので、海外ではまったく通じません。もちろんシルバーウィークもしかり(笑)。●サインペンサインをするペンだから、という和製英語。ぺんてる株式会社の商標でもあります。海外では「marker」というので購入する際は言い間違えないようにしましょう。●ジェットコースタージェット機のように加速していくコースターということで日本ではジェットコースターと呼ばれていますが、英語では「Roller coaster」と言います。海外でも通用しそうな雰囲気のある言葉ですがNGですよ。●セレブ"celebrity"という英単語を短くした和製英語です。日本ではお金持ちという意味合いでよく使用されていますが、本来「celebrity」は「有名人」という意味なので少し使い方がおかしくなっていますね。●タレント日本では芸能人を指す意味で使われていますが、本来タレントとは「才能」という意味なのです。海外では芸能人のことを「celebrity」や「TV personality」、または「TV star」などと言います。和製英語というより、使い方が違っているケースですね。●テンション日本では気分が良い時にハイテンション、落ち込んでいるときはローテンションといった感じに使われていますが、テンションとは本来「緊張」などという意味なのでテンションがハイだと逆に心配になります。これも本来の意味とは逆になってしまう和製英語といえますね。●トランプ英語圏ではトランプ(trump)は切り札という意味で、カード自体を指すものではありません。海外でトランプで遊びたい場合は「playing cards」や「cards」と呼びましょう。●フェミニストこれは海外で使うと恥ずかしい思いをしてしまう和製英語。フェミニスト(feminist)は海外では女性解放論者や女性運動家という意味なので、男性がフェミニストということはまずあり得ません。●ポテトフライポテトをフライ(揚げる)からという意味で作られた和製英語。英語ではフレンチフライ(French fries)と言います。ポテトフライやフライドポテトと言うと、じゃがいもが丸ごと1個揚げたものが出てくるので注文する際は注意を(笑)。以上、海外では通用しない和製英語たちでした!どれも一見すると、英語を単純にカタカナ表記にしているだけに思えますよね。特にオーダーメイドやセレブ、ポテトフライなんかは英語そのままのような感じがしますよね。実際は海外ではちーっとも通用しませんが(笑)。旅行や仕事で海外を訪れる際は、うっかりこれらの和製英語たちを使ってしまわないよう気をつけましょうね!(貫井康徳@dcp)
2012年11月17日総合教育・生涯学習機関のECCは、西宮北口駅前(兵庫県西宮市)に大学受験英語専門塾「ECC英語館」を12月18日にグランドオープンする。同塾では、一般的に志望大学のレベル別で展開される授業を、「大学で履修するトピック=受験英語」という観点でカリキュラム(学部系統別カリキュラム)を作成し実施。高校生にとってなじみの少ないテーマ(言語論、比較文化論、国際社会問題など)について通年で取り組んでいく。また、単語と背景知識を一度に理解させるため、各テーマのキーとなる英単語はワードツリー(図式化)で学習。最新のテーマを予測してピックアップし、根本的な理解により安定した得点力を養うという。なお、同塾のオープンに先駆け、10月より高1・2年生を対象とした入試分析ガイダンス「ECC受験英語の秘密」を実施。受講料は無料とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日日本人は中学校、高校、大学校と英語を学びますが(2011年度から小学校でも必修)、いざとなるとなかなか喋れません。覚えておくと大変便利な「とっさの英語表現」をご紹介しましょう。■「ちょっと見てるだけだから」I’m just looking.お店に入ると、ここぞとばかりにやって来た店員さんに「May I help you?」と声をかけられる。こういう経験は誰でもします。「うわー。ちょっと見たいだけなんだけどなあ……」という時、なんて言えばいいでしょうか?その場合は「I’m just looking.」と言えばいいのです。「ちょっと見てるだけだから」という意味ですね。店員さんはにこやかに離れていくでしょう。ちょっとシャイな日本人にはピッタリで、覚えておくと大変便利です。■「何かあったの?」What’s the matter with you?友達が何か暗い顔をしている、何か様子が変。こんな時にどうやって声をかければいいでしょうか? 日本語では「どうしたんだ?」、「何かあったの?」ですが、知らないととっさには出ないかもしれません。こんな時は「What’s the matter with you?」です。■「久しぶりですねー!」I haven’t seen you in a long while.長い間合わなかった人にばったり! さあなんて言えばいいでしょうか。日本語では「久しぶりですねー!」ですが。そんな時は「I haven’t seen you in a long while.」です。意味は「あなたに長い間合わなかった」ですが、口語的な表現で「久しぶり!」になります。「in a long while」は「長い間」という意味ですが、もちろん「in a long time」でも構いません。また、ぐっとくだけた表現で「Long time no see!」もいいでしょう。これも「久しぶり!」になります。■「お腹いっぱいです」I’m enough.レストレランに入って、出された料理が多すぎてとても食べ切れない。また、接待の席で出された料理が多すぎる。でも次々に皿が出てくるなんて時。「お腹いっぱいです」。英語でなんて言えばいいでしょうか? 意外とさっと出てこないものです。そんな時は「I’m enough.」です。enoughは「十分」という意味ですが、このようにも使えます。■「スグ行くよ!」I’ll be right there.「遅刻だ!」という時にあなたの携帯が鳴ります。友達は「What’s the problem?」(どうしたの?)と言っています。「スグ行くよ!」は何と言えばいいでしょうか? この場合は「I’ll be right there.」です。これは決まり文句です。遅刻してる最中に連絡があったら必ずこう言いましょう(笑)。■「○○したいんだけど……」I’d like to ~「○○したいんだけど……」という時に、学校で習うのは「I want to ~」が多いですが、「I’d like to ~」(I would like to ~)を使う方がより丁寧な言い方です。例えば、レンタカー屋に行ってクルマを借りたい場合には、「I’d like to rent a car.」です。「I want to rent a car.」でももちろん通じますが、よりフランクに響きます。言い方によっては「クルマ貸してくんね?」ぐらいの感じになることも(笑)。丁寧な言い方をしておくと、礼儀正しい日本人のイメージも保てますよ。■「○○あるかい?」Do you have any available?上のレンタカー屋の会話を続けてみましょう。「I’d like to rent a car next Monday.」(来週の月曜日にクルマを借りたいんですが)その後に「借りられますか?」と続けたい場合には何と言えばいいでしょうか? こういう時には「Do you have any available?」です。これもよく使われる表現で、覚えておくと非常に便利です。直訳すると「あなたは何か使える物を持っていますか?」ですが、「大丈夫かな?」、「あるかい?」ぐらいの感じです。例えばレストランで席がほしい場合には、上と同じように、「I’d like to have a dinner tonight.」(今晩食事をしたいんだけど)の後に、「Do you have any available?」を続ければ「席あるかい?」の意味で通じます。同じように使える場面はあちこちにあるでしょう。■「激しく同意」You’re telling me!相手の言うことに「激しく同意」(笑)するには何と言えばいいでしょうか?その場合には「You’re telling me!」です。「お前はオレに喋ってるぜ!」という意味ですが、「その通りだ!」、「お前の言う通り!」、「禿同」になります。■「キミは(それについて)どう思うんだ?」What do you think about it?「アメリカに行って取材(仕事)しなくちゃ! でもオレ英語苦手だし!」といった場合に絶対に覚えておきたいのは「キミは(それについて)どう思うんだ?」という言い方です。これは「What do you think about it?」です。「about it」で「それについて」ですが、例えばこれを「about this movie’s concept」に変えれば「この映画のコンセプトについて」になります。aboutの後に聞きたいことを意味する単語入れれば、相手への質問の一丁上がりです。それにウレシイのは、「What do you think about about this movie’s concept?」(こjの映画のコンセプトをきみはどう考えてるの?)といった質問を投げておくと、相手がだーっと自分の考えを喋ってくれるので、その間にこちらの体勢を立て直す時間が稼げることです(笑)。筆者など何回この手で修羅場をくぐったかわかりません(みっともない話ですがね)。Finally, What do you think about this article?(最後に、この記事をあなたはどう思いますか?)(高橋モータース@dcp)
2012年10月14日■成果が見えにくい学習に指標を作ろう!英語学習の一番の問題点は、成果が見えにくいところだ。どれだけ勉強をし、努力をしてもすぐには結果が出にくい。試験などに置き換えると、年にたった数回の機会しかそのチャンスは訪れない。昇進や受験などの試験に至っては、年に一度で、そのすべてが決まってしまう。就職試験では、その人の人生そのものを左右してしまうほど。通常、ビジネスの世界では、ROI率(return on investment:投資利益率)として、投資に対してどれだけの利益があったのかが重用視されている。これを、語学に例えると「ROT率」に適用できると思う(returnon time:時間利益率)。つまり、投資した時間に対しての利益だ。英語学校や英会話に投資する金額と共に、そのために費やした時間。移動やそのための準備の時間。膨大な時間をかけて学習しているが、利益のあまり見えない時間となっていることが、学習のモチベーションをもさげている。しかも、モチベーションは一番最初が高く120%以上はある(笑)。そこからモチベーションは上がることなく右肩下がりの一方だ。そこで、そのモチベーションをどうやって持続させるかが今回の課題だ。年に一度しかない試験からは、自分の「利益」はなかなか見えてこない。これでいくら「頑張ろう!」と思ってもがんばりようがない。しかも、この「利益」は金銭的な利益でなく、英語によって人生の機会が得られるという「過程=process」にすぎない。本当の目標はもっと、遠くにある。しかも「過程=process」は目標にしにくく、目標にしにくいものは、モチベーションを持続しにくい。そこで、「KPI=key performance indicator」という「重要業績評価指標」というプロセスをモニタリングするための指標を用いてみたい。簡単に言うと、「努力の見える化」だ。いま、自分がどこの位置にいるのかが、日々わかれば、進化が喜びとなるからだ。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日と…人間は上達しなければモチベーションを維持できない。だから、自分の学習パフォーマンスをKPI化(見える化)しなければならない。■英語の学習はギターの練習と似ている。最初にギターを始めようと思った動機はなんだろうか?純粋にギターがうまくなりたいだけの人は実は少ない。ギターを弾けるあの人のようになれれば。きっと、おいしい事があるというヨコシマな発想がほとんどでは?特に男性の場合は…(笑)。それでギターを買うには色々調べる。よくわかっている人に付き合ってもらってお店にいく。ケースも買って購入した日は、愛おしくてベッドにまで抱えこんで寝てしまうほどだ。英語教材や学校探しも、それによく似ている。練習しはじめると、すぐに指が痛くなるけれども、ゼロから一になる瞬間、人間の習熟度の進化の加速度ほど激しいものはない。チューニングを覚え、コードを3つばかり覚えるとすでに曲を弾いている。弾けない人が弾ける人に変わった瞬間だ。これは快感だ!英会話でもゼロから一になる瞬間は、とても楽しい。話せた!わかった!通じる!この感覚はいくつになっても嬉しいものだ。文化のまったく違う外国人とのコミュニケーションは学習ではなく、エンタテインメントでもある。他の言語も、まったくダメな人から見れば、ロシア語や中国語やインドネシア語で挨拶できるだけでもゼロから一の進化は雲泥の差である。日本では義務教育から大学を合わせて10年は英語を学んでいるが、会話に関してはゼロという人が残念ながら非常に多い。しゃべる機会がないからゼロのままである。まずは、ゼロを一にすることが大事だ。ギターも「F」というコードが押えられると次のフェーズへ向かう。英語も「単語」で喋るのではなく「アクセント」で喋ることによってようやく次のフェーズだ。問題はそこからだ。今まで、毎日、進化していた自分の習熟度がある日、突然スピードダウンするのだ。むしろ、練習してもうまくならず、もしかするとヘタになっているような気さえする。英語も同じような状態になる…。ギターの場合のスランプ脱出方法は、1人で練習するのではなく「バンド」を組むことだ。ギターの場合は、バンドという運命共同体が登場することによって、否が応でも練習日までに仕上げなければならないという「目標」が生まれる。また、自分の役割とバンドのアンサンブルを考えてプレイするようになる。CDとあわせてうまく弾ける人でもバンドとなると、人に合わせることができないという人が多い。バンドはそこを教えてくれる。さらに練習から本場のライブ舞台があるとその目標に合わせて努力できる。自分だけがうまくなることよりも、バンドとして良くなることの方が重要となる。英語の場合、バンドを組むという訳にはいかないが、一緒に学習している仲間か、むしろライバルがいたほうが望ましい。もちろん、英会話学校でマンツーマンという体制が理想である。しかし、時間や金銭的な負担も伴う。無理やり外国人のいる場所、英語が聞こえる場所を選んで、自分の環境を変えることであれば、今ではそんなに難しくない。インターネットがあるからだ。■英会話でバンドを組む感覚なのが、「スカイプ英会話」と「TED.com」ネットで「スカイプ英会話」で検索してみて欲しい。ありとあらゆるスカイプによる英会話教室がヒットする。英語が公用語であるフィリピン人の大学生たちが先生役を務めているケースが多いスカイプによる英会話教室だ。それはフィリピンの物価が安いから成立しているビジネスモデルでもある。月額5,000円で毎日や、1レッスン500円(20分程度)からというのがある。無料の体験レッスンも多いので、Skypeが使える環境にある人はぜひ一度はチャレンジしてみてほしい。最低、USBのヘッドセット(2,000円程度)くらいは必要だ。それがないとノイズとハウリングに苦しむこととなってしまう。目と手だけで無理やり覚えた学校英語よりも、耳と口で自然に覚えた英語のほうが忘れないし、身につくことだろう。ただ、ビジネス英語まで期待すると先生に学生が多いので、先生を選ぶ必要もあるだろう。むしろ、実際に習ってみて感じたのが、自分の中で1日に20分程度でも英語を話す時間を課すことのメリットだ。自分にアポイントを取ることがとても重要なモチベーションだと感じた。週に2~3回レッスンを受けようとすると、自分の中でも、夜の時間を英語のためにスケジュールするようになる。飲み会参加を極力減らしたり、もう一軒飲みにいくのを自分で律するようになった。スカイプ英会話によって、夜の遊びの早退で月謝も捻出でき、体も快調になる(笑)。フィリピン側は、ほとんどADSLなので、日本ほどの帯域がでていないので、いつもいい回線状況とも限らない。むしろ、そんなハプニングも合わせて、余裕を持って、自分の人生の中に「英語」の学習時間をスケジュールするクセのほうが大切だ。そして、スカイプ英会話でフィリピン先生のアジアン・イングリッシュの発音で理解できれば、同時にヒアリングのトレーニングとして、欧米ネイティブな「TED」の視聴をオススメしたい。1日1本、YouTubeの「TED」を視聴する時間をぜひ割いてほしい。どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで…それでも60分以内だ。陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。みんなが英語で意見を共有している。ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。誰もがそこに参加できる。これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。入試や就職にも資格としても人気がある。ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。1985年あたりに受験した記憶が微かにある。そういえば、英検も4級までしか持っていない。名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。しかし、これからは確実に違う。話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。子供は国籍を2つくらい持てる。その子どもはさらに外国人との子供を生む。もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。時差があると「愛」は語れない。言語に壁があると「理解」できない。「宗教」や「人種」「国籍」の壁はリアルな世界では色濃く残るが、インターネットで会話している人が増えれば増えるほど、カルチャーがダイバーシティ(多様性)化すればするほど、あまりそれぞれの宗教や人種、国籍は重要でなくなってくる。その殆どが、本人の意思とは関係なく、生まれ授かった地を背負っているからだ。人類は、生まれ授かった地よりも、本来の自分が宿る場を求めて自由に動ける時代になってきているような気がしてボクはならない。そのためのパスポートが「英語」であると信じている。ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日「あまのじゃく」と言えば、英語でも”one that takes a contrary view or action”「逆らったことばかり言ったりやったりする人のこと」と意味は同じ。そこで付けられた呼び名は”(a) contrarian”。当然「”contrary”なことをする人」っていうのがその意味です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月02日スカイプを使ったオンライン語学レッスンを提供しているイーコミュニケーションは、オンライン英会話サービス「E-com英語ネット」の申込者向けに行っている英語学習相談件数が、7月末で1万件に達したことを発表。学習相談の結果から、オンライン英会話の受講目的の半分以上がビジネス英語に対しニーズを感じており、改善したい点として、スピーキング力や語彙(ごい)力を多く挙げていることがわかった。調査対象は10代から70代までの男女1万名。「オンライン英語サービスを受講した目的はなんですか?」という質問では、「仕事のため、またはその準備」が52.9%にのぼり、仕事で使う英語をきちんと学びたいというビジネス英語のニーズが多いことがわかった。そのほかの回答では、「試験対策」が22.6%、「日常的に語学を勉強する機会を持ちたい」が19.6%、「旅行に向けて」が1.2%となっている。また、「英語で強化したいポイント、学習上の悩みはなんですか?」という質問では、「スピーキング」が39.1%を占め、「語彙、表現・言い回し(17.4%)」、「発音(14.2%)」、「リスニング(12.5%)」「文法(6.7%)」「ライティング(3.8%)」と続いた。具体的な声としては、「読んだり、書いたりはある程度できるが、話せない(スピーキング問題)」、「いつも同じ表現ばかりで子どもっぽい英語になってしまう(語彙の問題)」、「相手によく聞き返されることがある(発音を主とした問題)」などがあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日英語でこれに匹敵する言葉は”quack”。アヒルの「ガーガー」も英語では”quack, quack”って言うんですけど、やぶ医者の”quack”の由来は、昔、薬の行商をしていた人のことを”quacksolver”と呼び、その人たちが「これ一つでなんでも治りますよ!」など、大風呂敷を広げていたことから、今ではそれが転じ「腕の悪い医者、質の悪い医者」ときには「偽医者」を、こう呼ぶようになったと言われてます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月18日英語・語学書の出版などを行っているアルクは、「グローバル英語」シリーズ新刊「キクタンビジネス Super」を8月11日に発売する。定価2,310円(CD2枚付)。同書では、通じればいいというレベルを超えた、ビジネス英語を操るために欠かせない784の単熟語を収録。ビジネスシーンで頻出の語句の中でも、より専門的で洗練された会話をするために必須の英単語・熟語を、楽しく聞いて身につけることができるという。1つの見出しを「単語」「頻出フレーズ」「分かりやすい例文」の3つの形で提示。単熟語は経済・景気/仕事・人材/製造・製品/販売・流通/金融・不動産/IT・通信/法律・税制の分野に整理されているため、自分の仕事とも関連づけしやすくなっている。また、国内海外のビジネス表現集のコーパスデータ(言語資料)を徹底分析。1日16見出し×49日間、分野別7チャプター構成の「スケジュール学習」や、1日最短2分(最長6分)3種の「モード学習」が行えるように構成されているのが特長とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日「思考のくせなどから、脳には大きく分けてそれぞれ7つのタイプがあります」というのは、脳科学者の塩田久嗣先生。先生の考案した診断方法では、すぐにそれが分かるのだとか。今回は、そんな脳タイプ診断テストをご紹介しましょう。■無意識に選んだものがあなたの姿を物語るイラストの景色の中で、あなたは、どの場所にいたいと思いますか?次の中から、最も近いものを選んでください。(1)ヘリコプターで、上空から地上を眺めている(2)自転車で一生懸命山を登っている(3)車の助手席に乗り山を登っている(4)自転車に乗り猛スピードで山を下っている(5)車を運転して山を下っている(6)モーターボートに乗り湖を横切っている(7)カップルで景色を眺めながらベンチに座っているこうした診断を行う時には深層心理が働き、自分の普段の習慣や、本当の姿に近いものが表れるそうです。では、続いて先生に解説をお願いします!●「ヘリコプターで上空から地上を眺めている」を選んだ人は『サバサバ脳』「ヘリコプターから地上を見下ろすように、物事を客観的にとらえようとする人。論理的思考や言語中枢をつかさどる、左脳の働きが優位です。夢中で何かを好きになったり、われを失ったりすることは少ないでしょう。理系の技術者などに多いタイプです」●「自転車で一生懸命山を登っている」を選んだ人は『コツコツ脳』「自転車でゆっくりと山を登っていくように、何事も一歩一歩確実に成し遂げていくのを好むタイプです。興味のあることなら、一定の集中力を長い期間持続させることができるのが特長です」●「車の助手席に乗り山を登っている」を選んだ人は『ニコニコ脳』「精神を安定させる脳内物質セロトニンが脳を支配するタイプで、温厚な平和主義者。また、助手席を選んだということは、人への依存心の表れでもあります。恋愛や仕事などでも、受け身の態度が多いでしょう」●「自転車に乗り猛スピードで山を下っている」を選んだ人は『キョロキョロ脳』「ドーパミンが脳内で多く分泌されてやる気に満ちあふれ、好奇心旺盛な人。自転車で猛スピードを出すところからも分かるように、スリルを求める傾向もあります。アメリカなど、移民の子孫や移民が多い国にはこのタイプが多いようです」●「車を運転して山を下っている」を選んだ人は『イケイケ脳』「ノルアドレナリンが分泌されやすい興奮型で、感情の起伏が激しい人が多い人。自分で運転したいというのは、自己主張の表れでもあります。何事にも積極的で、相手を自分色に染めようとします。経営者、特に、自ら起業して社長になった人はこのタイプが多いようです」●「モーターボートに乗り湖を横切っている」を選んだ人は『スイスイ脳』「大脳新皮質と扁桃(へんとう)体の作用で、応用力や適応能力が発達したタイプ。モーターボートでスイスイと進むように、世渡り上手な一面もあります。どんな人・環境でもうまくやっていけますが、八方美人なところも」●「カップルで景色を眺めながらベンチに座っている」を選んだ人は『ウルウル脳』「最もロマンチックなシチュエーションを選んだこのタイプは、繊細で感受性の強い人と言えます。感情を支配する大脳辺縁系の働きが活発です。恋に恋をしたりするような、妄想型でもあります」――私は2つで悩んだのですが、こういう場合は?「そういう人は、最終的に選んだものがメインの傾向で、迷った選択肢も傾向としてあると考えてください。より細かい診断では、ニコニコ脳×コツコツ脳など、2つ以上の傾向が出る人もいます。例えば、アスリートでは負けん気の強いイケイケ脳が多いですが、コツコツ脳の要素も持っている人は多いです」――お国柄が出るのも面白いですね。「日本人に最も多いのはニコニコ脳ですが、近年は主体的な人も増えてきたのか、このタイプはやや減少傾向です。次に多いのはコツコツ脳で、この2つが日本人のツートップ。そのほかはほぼ同じくらいですが、多少、イケイケ脳が増加傾向です」――ちなみに、タイプごとの相性ってありますか?「基本的には、お互いに無い部分を補うということで、正反対のタイプ同士だと相性がいいですね。イケイケ脳ならニコニコ脳、キョロキョロ脳ならコツコツ脳、ウルウル脳はサバサバ脳と相性がいいです。スイスイ脳は、どのタイプとも特に問題なくやっていけるでしょう」――私は『スイスイ脳』でしたが、八方美人なんですかね……。「八方美人というと言葉が悪いですが、環境に溶け込みやすい人ということです。一人旅が好きではありませんか?」――たしかに、海外でも一人で平気ですし、引っ越しで旅先でも、どこでもすぐに気に入って、ここで一生暮らしたい!なんて言ってます(笑)「それは、典型的なスイスイ脳ですよ。意外な結果が出ても、やっぱりそれを選んだということはそういう傾向があるのだと思います」――先生、ありがとうございました。皆さんも、ぜひ試してみてください!(取材・文/島田彩子)塩田久嗣(しおた・ひさし)1962年生まれ、脳科学者。ブレインサイエンス・ラボラトリー所長。京都大学卒業後、脳や心の研究に従事し、それまでの脳科学の常識を覆す「感情量」という独自の概念を提唱している。人気携帯サイト『男子脳×女子脳』の企画・監修をはじめ、執筆活動やテレビ、ラジオ出演も多数。おもな著書に、『99.9%成功する脳の使い方』(中経出版)、『"成功脳"の秘密がわかった!「扁桃(へんとう)体パワー」が幸せを引き寄せる』(徳間書店)など。
2012年08月05日別に食べ過ぎているわけでもないのにやせられない…そんな時って考え事が多いときだったりしませんか?実は脳の疲労とダイエットが関係しているらしいのです。脳疲労というのは、自分の中にある理性や感情、本能がバラバラの方向を向いてしまって統率がとれず、バランスを崩してしまっている状態。例えば、「明日までにこの仕事をしなければならない」という司令が、脳に伝わってきたとしましょう。理性をつかさどる左脳では、「遊びをやめて、休まないで仕事をする」という判断を下します。左脳は、その情報を食欲中枢や自律神経中枢のある間脳にも伝えます。一方、同じ情報は本能や情動をつかさどる大脳旧皮質にも伝わっていきます。もしかしたら本能は疲れきっているので休みたい、あるいは眠りたいと感じているかもしれない。すると、大脳旧皮質からの情報も同じく間脳に伝わっていくので、間脳にはまったく異なる情報がバラバラに届いてしまうのです。仕事をするという意志の強さ、眠ろうとする本能の強さ、どちらもが過剰に間脳を刺激すると、間脳は統制がとれなくなり、食欲中枢や自律神経中枢に混乱したままの情報を送ることになり、心身のバランスを崩してしまいます。脳のなかで起こるこうした混乱の状態を脳疲労と言います。脳疲労が起こると、脳のプログラミングが乱れ、五感に狂いが生じやすくなると言われています。五感とは視覚、聴覚、嗅覚(きゅうかく)、味覚、触覚。今まで10の甘さで十分に甘いと感じていたものが、20の甘さを摂(と)らないと同じように感じないという具合。感覚が鈍くなると、体を動かすこともおっくうになりはじめてしまうものなのです。脳疲労を解消していくには、少しずつでも自分への抑圧から解放してあげること。ダメとか禁止というフレーズを一時的に引っ込め、好き、やってみたいというフレーズを大切にしてあげるようにしましょう。脳疲労を起こしやすいのは、至ってまじめな人。他人に言われたことを忠実に守るような人。一日3食食べなくちゃいけないと思い込み、欲しくなくても無理して食べる人も、脳疲労を起こしやすい傾向にあります。脳疲労を癒やすには、本当におなかがすくまで何も食べない。おなかがすいたら何時だろうと食べる。自分の味覚がおいしいと感じるものを満足するまで食べる。こんな、一見不健康に思える食習慣も、脳疲労を回復させるには必要なステップであることがあるのです。脳疲労が解消に向かえば、ひとは心身のバランスを取り戻し、偏った食事や食べ過ぎなど体が本来求めないことは自然と減ってくるものです。ただし、肥満の原因がすべて脳疲労だと思い込むのは危険です。食べ過ぎてもないし、運動不足というわけでもないなら、何らかの病気や精神的障害の場合もあります。気になる人は専門医に相談を仰ぎましょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月04日英語学習のパイオニアでもあるアルクにて、長年にわたり教材編集に携わる大塚編集長。TOEICテスト対策のみならず、ビジネス英語において幅広い知識を持つ大塚編集長に、ズバリTOEICスコア伸ばすポイントを伺った。――TOEICテスト対策について悩む人が多いのですが……。TOEIC対策について悩む人には、2種類のタイプがあると思います。一つ目は、英語検定準1級を取得しているのに、TOEICで点数が取れないパターン。この場合、英語力はあるわけですから、TOEICの問題形式に慣れていないのが原因でしょう。二つ目は、そもそも英語力が全くないパターン。その場合、まず力をつけましょうとアドバイスします。まず、自分がどちらのタイプか判断をしないと、そもそもの攻略法の入り口から間違ってしまうのです。目標に対して今の自分は何点ぐらいなのかを冷静に判断してみてください。もちろんそのためには、まずTOEICを受験してみるのが最適でしょう。そのうえで自分に足りないのはリスニング力なのか、リーディング力なのか、それとも語彙(ごい)力なのかを把握し、弱点を埋めていくことです。――「アルクのTOEICテスト対策コース」を、どのように使えば点数は伸びますか?アルクのTOEIC対策コースには全部で7講座あり、内容によって「スタンダードコース」「テクニックコース」、さらに「スペシャルコース」とカテゴリーに分かれています。「スタンダード」は、総合的な英語力をつける内容になっています。「英語力をつけたら、自然とTOEICスコアも伸びた」という感じです。きちんと学習していただければ、それに伴ってスコアもアップするでしょう。また、最初にお話ししたように、英語検定準1級を持っているのにスコアが思わしくないような方であれば、「テクニック」が良いでしょう。『奪取550点 TOEIC(R)テスト解答テクニック講座』『奪取730点 TOEIC(R)テスト攻略プログラム』などは、ある程度英語が話せて、直近で海外赴任が決まっていて、決まった期間内にスコアを取らねばいけない方などに向いています。まさしく攻略法を磨くためのテキストです。「スペシャル」は、主に900点超レベルを念頭においている方向けです。このコースでは、実際に英語圏で生活しているかのようなタスクが用意されています。例えば、会議があるので場所を設定しろと上司から命令される、条件が提示される、それをスムーズに実行するにはどうしたらよいか、のような具体的なタスクを全て英語で行います。ですから、受講生の方のから「勉強している感じがしないまま、楽しみながら終わりました」というご感想をいただきます。もちろん、ある程度の英語力をお持ちだからだとは思いますが、文字通り「使える英語」を身につけていただいています。――社会人のための英語教材作りにおいて工夫した点を教えてください。内容はもちろん、こだわりは細部にあるのですが、実は、テキストの表紙デザインも、かなり追究して制作しています。通信講座のテキストって、タイトルが分かればいいじゃないかぐらいの表紙が多いと思います。でも、アルクの場合はビジネスマンの方も意識し、電車の中で開いても、何の本なのかすぐに分からないようなおしゃれなデザインにしています。例えば470点レベルだと、電車の中で「あの人470点レベルの教材をやっているのか」と分かるのはイヤですよね。「使いやすいテキスト」とは、そういう面も意識して作成しています。それから、楽しみながら勉強が進められることにもこだわりをおいています。誰でもモチベーションが下がってしまうときがあると思いますが、アルクの講座では、楽しんで勉強する仕掛けがたくさんあります。その一つに「アルコムワールド」という英語学習者のためのコミュニティーサイトがあるのですが、書き込みを読んでいるだけでもためになりますよ。行き詰まったときの悩みや、学習者の日記など読んでいるだけでも励みになります。登録は誰でも可能なので、英語を学習されている方は、ぜひのぞいてみてください。――上手に講座を活用する方法はありますか?まず、TOEICテストというのは英検と違って、初心者用に問題がやさしくなっているわけでもなければ、上級者用に難しくなっているわけでもありません。つまり試験本番では、スコアの高低関係なく同じテストを受験しているわけです。ですから、まずは自分の実力と「自分に何が必要なのか」を把握し、それを補強できるコースを選ぶのが良いと思います。各コースは、そのスコアを目指すにあたって一番補強すべき点に重点を置いてカリキュラムが組まれています。ですので、そこをクリア・増強するのが目標スコア到達への近道と言えます。コース名に「470点」とついていても、あくまでも目安であり「470点しか取れません」というものはなく、さらに高いスコアが取れる方が何人もいらっしゃいます。ぜひ、ご自分の補強点と目指すスコアに合ったコースをご選択ください。お電話やメールで講座選択のアドバイスもしておりますので、もし迷われたらお気軽にご連絡いただければと思います。また、WEB採点サービス「テストコ」がおすすめです。テストコでは、テストを提出するだけでなく学習管理もできるようになっています。学習プランやテスト提出日のリマインドメールも受け取れ、スケジュールを立てて学習しやすくなっています。また、従来の郵送方法ではどうしてもテスト結果がお手元に届くまでに時間がかかってしまい、「ここはどうしてAを選んだんだろう」と忘れてしまうこともあると思いますが、「テストコ」ならウェブでテストを提出すればすぐに正誤が分かるので、ご自分の記憶が新しいうちに復習ができます。一部機能は制限されますが、iPhoneやiPadからもアクセスできるようになっているので、場所を選ばずに確認ができるのも便利ですよ。さらに先ほどご紹介した、コーチやほかの学習者と話せたりするコミュニティー(=アルコムワールド)にもつながっていますので、通信講座の「孤独な戦い」というイメージはなく、もっと便利に楽しく学んでいただけると思います。――最後に、読者へメッセージをお願いします。まず、「夢を持ってほしい」と思っています。アルクが提供しているのは教材ではなく「英語力」です。だからこそ「勉強をしてください」ではなく「夢を持ってください」。英語力の先に自分は何を求めているのかというところを、常に見ていただきたいです。ぜひ、アルクで身につけた英語力という「成果」をフル活用して、夢を実現してください。個人的には、学習された方が英語力をつけて世界観を広げ、ご自身のライフスタイルをより充実させていただけたら、本当にうれしいですね。■お話を聞いた人アルク 英語教材編集部編集長 大塚智美 同社タイムマラソン編集部、留学編集部、イングリッシュジャーナル編集部などを経て現職。「英語が分かった、通じたという喜びを一人でも多くの方に」が編集信条。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日海外旅行の醍醐味といえば、日本とは異なる文化を体験すること。言語の違いが最も分かりやすい異文化体験で、特に英語を使う機会が多いのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女848名に、海外で使うことが多い英語は何かアンケートを実施した。Q. 海外旅行で使うことが多い英語を教えて下さい。(複数回答)1位 Excuse me.(すみません) 55.1%2位 Thank you.(ありがとう) 47.5%3位 How much?(いくらですか?) 25.0%4位 その他 12.7%5位 Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?) 7.3%それぞれ、いろんな場面で役立ちそうなフレーズだが、「使ってみたものの困ってしまった」ということもよくあるようで……。■Excuse me.(すみません)・「話しかけたはいいがその後の言葉が出てこず、ジェスチャーでごまかした」(30歳男性/情報・IT/技術職)・「発音が悪くて通じずに、何度も聞き返された」(36歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「親切な人過ぎて、長くしゃべられてなんていっているのかわからなくなった」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■Thank you.(ありがとう)・「なんでもかんでも、これですませてしまう」(30歳女性/金融・証券/技術職)・「不適切な場面で使い、一瞬会話が止まった」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「とりあえず言っとけばOK的な感じ」(31歳男性/情報・IT/技術職)■How much?(いくらですか?)・「その言葉は使えても、その後値下げしてと言えないので、ベトナムで値切り交渉に失敗した」(23歳女性/生保・損保/営業職)・「聞いたはいいけど、早すぎて返しがわからない」(27歳男性/建設・土木/技術職)・「けちって言われた」(49歳男性/情報・IT/技術職)■その他・「thの発音がなかなかできない」(18歳女性/学生/その他)・「海外に行っても日本語で対応してくれるから英語を使わない」(30歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)■Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)・「カメラの使い方が分からなくてブレてしまい、もう一回とお願いしづらかった」(29歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)・「写真を撮ってほしかったが、その人が中に入って自分がとる羽目になった」(29歳女性/自動車関連/営業職)■番外編: 「マンガ」は世界に通用する!・「日本人であることを伝えたら、マンガの話ばかりされたこと」(27歳男性/その他/技術職)■総評最もよく使う英語は「Excuse me.(すみません)」だった。会話の入り口として使うことが多いため、当然といえば当然の結果だろう。ただ、話しかけたのはいいが、その後の会話が続かないという声が多かった。2位は「Thank you.(ありがとう)」。ほとんどの国で意味を理解してもらえることから、困ったときにとりあえず言っておく、という意見がいくつか寄せられた。3位の「How much?(いくらですか?)」は「Excuse me.(すみません)」と同様に、話しかけたのはいいけれど返された言葉を理解できないという意見が多かった。4位の「その他」は海外に行ったことがない、という意見が圧倒的に多い結果に。5位は「Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)」で、「無視された」という意見もあった。撮影を頼む際には、優しそうな人に声をかけるといいのかもしれない。後は、カメラを渡した途端に猛ダッシュで走り去っていったなんて話も耳にするので、注意したいところだ。全体の傾向として、英語に自信がないから声が小さくなり、余計に伝わらないことが多いようだ。英語が苦手でも、ジェスチャーなどを加えながら元気に話せば、相手に伝わることも多いだろう。せっかくの海外旅行なのだから、現地の人々とのコミュニケーションも楽しまなければもったいない。(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年6月19日~2012年6月21日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性381名 女性467名合計848名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日あなたの英語は、きちんと伝わりますか?著書『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』でおなじみデイビッド・セイン氏は、おかしな英語を話す日本人をたくさんみかけると言います。25年以上日本に住み、東京の下町で英会話教室を経営するデイビッド・セイン氏に、実用的な“生きた英語”を習得する上で日本人がつまずきやすいポイントと、効果的な勉強方法について伺いました。――英語を習得するにあたり、日本人が苦手とするのはどんなことなのでしょうか?実際に、英語で話すことはできるけど、リスニングは苦手だという日本人は多いと思いますね。でも、英語を話す能力だけを伸ばして、聞いて理解できる範囲を広げないと、不自然な英会話しかできなくなってしまいます。本来であれば、聞いて理解できるのが10だとすると、アウトプットできる、つまり話せるのはせいぜいその2~3割です。だから、理解している部分を伸ばさないと、話せる範囲も伸びないのです。――では、リスニングが苦手な原因はどこにあるのでしょうか?そうですね、まずは、その言葉の意味を理解していないということが一つ。そして、もう一つは、発音が崩れると聞き取りできなくなることがあげられます。教材で聞く英語は、ゆっくり丁寧に話された英語が多いのです。でも、実際の会話では、スピードはずいぶんと速くなります。また、速く話そうとすると、音が消えたり、混じったり、発音が崩れてきますから、余計に聞き取りが難しくなり、苦手に感じてしまうのです。――リスニング能力を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?読んで学ぶことが一番効果的だと思っています。今までの生徒さんを見ていると、英語を読んで理解できるのに、話せなかったり、聞き取れなかったりする人を見たことがありません。だから、英語学習全般において一番重要なのは、「読んで理解できる範囲を広げること」だと思っています。ここで私のとっておきの勉強法をお教えしましょう。英字新聞でも、洋書でも、ネットの情報でも、何でもいいのでとにかく読むんです。ただし、ネットの情報ならプリントアウトして読んでください。それから、ここがポイントなのですが、速さを意識すること。辞書で分からない単語をいちいち調べながら、じっくり読むのはとてもつらい作業です。例えば、どんなにおもしろい映画でも、2時間のものをスローで、8時間かけて見るとつらい映画になりますよね。実際、辞書で意味を確認しながら、ゆっくり読むと1分間に50ワードくらいしか読めません。確かに、受験勉強ではこれがベストです。でも、生きた英語を身につけたいと思うなら、1分間で160ワードくらいを読めるように意識するといいと思います。ネイティブが英語をすごく早口で話すと、だいたい1分間で200ワードくらい話しています。通常の会話でも、1分間で160ワード話そうとするとまだ早口な印象ですね。ゆっくり話す人なら120~100ワードくらいで話します。そうやって速く読むことで頭に入ってくる発音もネイティブに近づきます。例えば、「that」と書いてあったとします。ゆっくり読むと、「that」と最後の「t」までしっかり読むでしょう。でも、速く読もうとすると「tha」と読んでしまいます。速く読むことで、英単語がどのように崩れるか分かるので、リスニングの上達につながっていくのです。意味が分かっても分からなくても、とにかくそのスピードで読むんです。そして、ここがまた重要なのですが、そのときに、分からない言葉は例えば赤ペンなどでマルで囲みながらチェックして読むんです。初めて見た単語を調べて覚えようと思ってもなかなか覚えられません。それに、中にはネイティブも覚えていないような、一生使わないと思われる単語が出てくることもあります。いちいち調べるのではなく、分からない単語にはとにかく○印をつけて、先に読み進めていくようにします。同じ単語がほかのところにも頻出するようであれば、大事な単語ということが分かります。あるいは、文脈から、「こういう意味かな」と推測することもできます。そこまで分かってから単語の意味を調べればいいのです。「推測した通りだな」と思えばそれでいいし、「いや違ったようだな」でもいいんです。大事なのは、正しいか正しくないかではなく、推測すること。こうすることで、単語をただの単語としてではなく、気持ちと結びついた言葉として覚えることができるんです。また、目にする単語は理解度によって「I know I know」=よく理解している単語 「I know I don’t know」=見たことはあるが、意味は理解していない単語 「I don’t know I don’t know」=見たこともないし、意味も分からない単語 の3つに分類されます。「I don’t know I don’t know」からいきなり、「I know I know」になることはありません。「I know I know」になるためには「I know I don’t know」を通らなければなりません。だから「I know I don’t know」、つまり、先ほどの勉強法でいう、○で囲んだ言葉を増やすことがまずは大事なんです。――いろいろな文章を読んで、単語を増やした方がいいのでしょうか。おすすめなのは、1つの分野について深く覚えることです。簡単な単語を広く覚えることよりも、どこかに深いトピックがあるほうが英語は上達します。何でもかんでも話せるようになる必要はありません。実は、金融関係の言葉でも100単語くらい知っていれば、深いところまで話せるんです。それに、ある分野で覚えたことは、ほかの分野でも必ず役立ちますよ。また、単語リストを使うのはあまりおすすめできません。文脈の中での単語の使われ方を知らなければ、実際の会話では使えないからです。英文を読みながら単語を調べていけば、どんなシーンでどんな単語を使うべきか自然と身に付いていくんです。また、TOEICなどのために語彙(ごい)を増やそうと勉強される方もいますが、私はTOEICのスコアを上げるためだけの勉強はあまりおすすめしません。点数を上げる勉強方法はもちろんありますが、高得点を取ったからといって実際に使えるようになるわけではないのです。TOEICはあくまで能力を測るためのツールだと考えてください。それに、自分が興味のある分野の英語を勉強しているだけでも、TOEICの点数は自然と上がるんですよ。――よく、日本人独特のあいまいな表現は外国人に嫌われると言いますが、それについてはどう思いますか?私は、日本人はそこまであいまいじゃないと思っています。考え方が全然違うということをあまり意識しないほうがいい。アメリカ人でもストレートに「Yes」「No」を言うと嫌がられることもあります。また、英語にも回りくどい表現はありますし、ストレートに言ってはいけないこともあります。国民性があると思うのですが、ほかのアジアの国の人は、英語を使う時にすごくキツい表現をします。それもあって、アメリカでは、アジアの女性のことを「dragon lady」と呼んでいるんです。これは「恐ろしいアジアの女性」という意味。あまり、ストレートに話をしようということばかり考えていると、日本の女性も「dragon lady」と呼ばれてしまうかもしれないですね。――ビジネスシーンでの、日本人の英語の失敗エピソードを教えてください。Aさんがクライアントの外国人を爆発的に怒らせてしまったことがありました。クライアントの支払いが遅れていて、Aさんはメールで「早く支払ってください」と英語で送ったんです。それを見たクライアントは大激怒。でも、Aさんにはなぜそんなに怒っているのか分からないんです。わたしは、文面を見せてもらって「なるほど」と思いました。「I demand you pay by Friday.」と書いてあったんです。「demand」とは強い要求の言葉なんです。「支払え!」と聞こえたんですね。本当なら、「request」や「ask」を使うべきでした。しかも、メールだったというのが悪かったですね。対面で顔を合わせていたら、相手もAさんの表情や英会話の習熟度から推し量って、「間違えたな」と思ってもらえたと思います。この失敗は、「demand」を使うときの感情を知らずに使ったから、つまり、気持ちから切り離された単語として覚えていたからこういう間違いになってしまったのです。でも、私は失敗してもいいと思っています。だって、この失敗された方は絶対に「demand」の使い方を忘れないでしょう。最近は、英文で書かれたメールをたくさん読まなければいけないという方も増えていると思います。その場合は、どんな使い方を送ってきた方がしているのかを学ぶんです。例えば、届いたメールの一文を、エクセルでデータベース化しておくのもいいですよね。ある程度データがたまってきたら、送る前にデータベースをチェックして、そこにない文章や単語を発見したら、送信する前にもう一度見直した方がよいですね。――英語を勉強している人へ、メッセージをお願いします。英語を使って会話するなかで、ミスして、それを指摘されたり、笑われたりして自然と覚えていくというのが、英語を覚える一番の近道だと思います。だから、失敗することを恐れないで欲しいんです。「自信がないから話せない」なんて言っていたら、一生英語を話すことはできません。なぜなら、10年やっても20年やっても自信がつくということはないんですから。自信をつけるのはあきらめましょう!私も、日本語を勉強して30年たちますが、一度も自信をもったことなんてありません。「自信がついたら話す」ではなくて、自信がなくても話せばいいんです。「英語を話せるようになったら海外に行きたい」ではなく、行けばいいんです。これを読んでくれた皆さんには、自信のなさが、英語を覚えるのを妨げる壁にならないようにしてほしいです。●お話を伺った人デイビッド・セイン先生米国生まれ。カリフォルニア州アズサパシフィック大学で社会学修士号取得。証券会社勤務を経て来日し、翻訳・通訳など多岐にわたって活躍。豊富な教授経験を生かし、数多くの英語関係書籍を執筆。日英翻訳した作品には、世界的ベストセラーの翻訳などもある。英会話本の執筆をしながら、東京・文京区にあるエートゥーゼット英語学校の校長も務める。●著書『爆笑! 英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』アスコム『mini版感動する英語!元気がでる英語!』アスコム『ネイティブに伝わるビジネス英語の書き方』アスコムなど多数 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日神田外語グループの佐野学園と旺文社グループの教育測定研究所は、高校生のための英語学習と英検対策をサポートするWEBサイト「英語のチカラ」上で7月2日、ラーニングゲーム「英単語タイピングマスター」の提供を開始した。英検2級と準2級のレベルが用意され、ユーザーは無料で楽しむことができる。同サービスは、出題された英単語を素早くタイピング入力し、現れる敵を倒してゴールを目指すラーニングゲームだ。ゲームを楽しみながらタイピング能力を向上させることができる上、正確なスペルの暗記と語彙の増強にも役立つという。もし正解がわからない場合でも、5秒経つと解答が1文字表示されるため、そのヒントをもとに正解にたどり着くことができる。次々とランダムに出題される英単語は全50問。出題内容には、旺文社の「英検2級・準2級単語・熟語600」を採用している。キャラクターは、ポケットモンスターやムシキングで知られる漫画家、イラストレーターの姫野よしかず氏が担当。また、同サービスは月別、総合別のランキング機能付き。最速タイムはリアルタイムでホームページ、Fecebook、Twitterに掲載され、ユーザーのやる気をかきたてる仕組みとなっている。YouTubeでは、プロモーション動画を公開中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日6月29日、「楽天の社内公用語英語化 正式スタート」に関する記者会見が行われた。同社では2年間にわたる準備期間を経て、ついに7月1日より、社内公用語の英語化が正式にスタートするという。今回の会見では、これに踏み切った背景や移行期間の成果などが、同社代表取締役会長兼社長・三木谷浩史氏から英語で報告された。現在同社では、海外にも子会社を構える。海外企業買収は13カ国にもおよび、さらに展開させる予定とのこと。新卒採用の30%以上は外国人で、日本の大学で学んだ外国人はもちろん、海外の大学生や中途採用の外国人も多いという。同社が急速にグローバル化を進める背景には、日本のGDP比率の低下も一因だと三木谷氏。2006年には日本のGDP比率は約12%だったが、2050年には3%にまで落ち込むことが予想されているという。GDP比率が高かった時代は国内サービスのみでもよかったが、今後は世界に目を向ける必要があると語った。その際、英語は必須であり、ビジネスにおいては英語でコミュニケーションができなければならない。また、海外の子会社の従業員たちとやりとりをするために通訳を使うのは非効率的であり、日本語だけでは海外の子会社が孤立する可能性もある。これを避け、ともに成長するためにも、社内共用語を英語にする必要があったという。また、携帯電話を例に挙げ、優秀な技術を持っていても、それをグローバルスタンダードに設定できなかったのは、英語力が問題ではないかと指摘。英語力がないから製造業が苦しみ、ガラパゴス化が進んでいるとも語った。もちろん、従業員たちに英語を勉強させ、コミュニケーションを習得させるには、さまざまなハードルがあることは予想できる。しかし、三木谷氏は自身の体験に後押しされて社内公用語の英語化に踏み切ったそうだ。「外国人従業員たちは、採用時には日本語が話せない。しかし彼らは速やかに日本語を学び、3~6カ月も経つと、流ちょうな日本語を話せるようになる。それなら日本人も同じことができるのではないか。十分な時間をかけて、習熟すればできるだろう」しかし、社内公用語の英語化を決定後、従業員たちが英語を勉強する時間がないという悩みを抱え、それがストレスになっていることに気づいたという。そこで、無料の英語クラスを提供し、勉強する時間を与えたそうだ。このような取り組みもあり、2010年10月にはTOEICの平均スコアは526.2点だったが、2012年5月には687.3点に。161.1点もアップさせることに成功している。また、同社では、役職レベルに応じてターゲットスコアを設定。その達成率を下からレッド、イエロー、オレンジ、グリーンのカラーでゾーンごとに色分けしているという。達成率の推移はスライドで紹介された。それによれば、ターゲットスコアを達成したグリーンゾーンは、2011年3月には29%だったのに対し、2012年5月には79.5%にも上るという。それに伴いレッドゾーンも2.2%にまで減少している。「日本人は英語をとても難しいものだと思い込んでいる」と三木谷氏。英語の習熟レベルに関係なく、勇気を持って自分自身を英語で表現しようとするガッツが重要だという。三木谷氏は海外の会議で3,000人を前に話すことがあるそうだ。その経験をもとに、「スピーチのなかで文法を間違えることがあっても、自分自身の言葉でスピーチすることが重要。おそれずに、多くの人の前で話す機会を設けてほしい」と語った。また、英語を中学から大学まで3,000時間以上勉強しているのに話せないのは時間の無駄だと指摘した。同社の社内公用語の英語化によって、日本の英語教育プログラムを”使える”形にかえられるよう、刺激したいという。さらに、この取り組みが成功すれば、同社がロールモデルとなり、他企業が追従することで日本のビジネス界の目を覚ますことになるとも語った。なお、同社の取り組みについては、三木谷氏の著書「たかが英語!」(講談社刊・本体価格1,000円)で詳しく紹介されている。収益は東日本大震災の寄付にあてられるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日親子に人気の「ディズニーの英語システム」が、今年35周年を迎えた。ディズニーキャラクターを採用し、楽しく遊びながら、しっかりと英語力を身につけられる乳幼児向け英語プログラムとして、これまで80万人もの子供たちに愛され続けている。このたび35周年を記念して、タカラトミー社の「ディズニーの英語システムのディスクが楽しめる、おやすみホームシアター」を抽選で350名様にプレゼントするキャンペーンがスタート!(2012年6月15日~8月31日まで)「おやすみホームシアター」とは、タカラトミーが1996年から現在までにシリーズ累計70万個を販売している人気商品。音楽と共に天井いっぱいに明るく色鮮やかな映像が楽しめ、まるでファンタジーの世界に入り込んだ感覚を味わえる。お子さまの寝かしつけ習慣作りに最適なアイテムだ。さらに今回のバージョンは、現在は店頭では手に入れることができないキャンペーン先行商品。気になる方は応募してみてはいかがだろうか。■賞品(当選人数)ディズニーキャラクターズ スペシャル英語ディスク付 天井いっぱい!おやすみホームシアター 350名様■応募期間2012年6月15日(金)~8月31日(金)インターネット応募締切り:締切日の23:59まで■応募資格2012年8月31日の時点でマタニティ、0~4才までのお子様をお持ちの保護者■応募方法PCキャンペーン専用サイト( )にアクセスの上、必要事項をご入力いただきエントリーボタンをクリックしてご応募ください。■抽選・当選発表・厳正な抽選のうえ当選者を決定し、賞品の発送を持って発表にかえさせていただきます。・当選された方はお子様の年齢を確認する証明書を提示していただく場合がございます。お問い合わせ:ワールド・ファミリー コンタクト・センターフリーコール:00777-85-8894平日9:00~19:00 /土9:00~17:00受付期間 2012年6月15日~2012年8月31日※当選結果に関するご質問は受付ておりません
2012年06月15日ビジネスシーンにおいて、「英語力が必要だ」と感じている人は多いのではないだろうか。2010年にユニクロを運営するファーストリテイリング、楽天が英語の社内公用語化を決定したことが話題になったように、これからはますますグローバル化が加速すると予想されている。この流れを受けるかのように、2011年度から、小学校高学年の英語教育が義務化された。彼らのような教育を受けた世代が社会人デビューする前に、英語力を身につけることは、さらに求められるだろう。このような状況下において、社会人はどのような英語学習をしていけばいいのだろうか。はじめに、英語力のニーズが高まる現在、ビジネスパーソンは英語力について、どのように考えているのかをみていこう。クロス・マーケティングが実施した「英会話スクールに関する調査」によれば、日本のビジネスパーソンは、普段、ビジネスで英語を使う機会は少なく、ビジネスレベル以上の英語力を自覚している人は、1割程度にとどまるという。ただし、ビジネスシーンにおける英語力のニーズは高く、現在ビジネスで英語を使用していない人でも、その4割は「仕事の場で英語を使ってコミュニケーションができるようになりたい」と回答。今後、日本はグローバル化し、英語でのコミュニケーションが必要になるという漠然とした危機感から、英語力をつけたいと思っている人も多いようだ。同社では、すでに英語力を身につけている人たちにも、そのスキルについて調査している。その結果、日常レベルの英語力があると自覚している人でさえ、6割が「言いたいことが言いきれない」「会話のスピードについていけない」など、実際のコミュニケーションでは英語力が不十分だと回答。現在、すでにビジネスにおいてある程度のコミュニケーションがとれる人ですら、半数近くが「自分の言いたいことが全部言いきれていない」という悩みを抱えているという。英語の上級レベル者においても、実際のコミュニケーションシーンでは、議論の流れに即した発言や、主導権を握るコミュニケーションができるとはいえない実態が浮き彫りになった。このように、英語力が必須であると感じている人が多い反面、実際に英語力を身につけている人は少ないことがわかった。また、対話力やコミュニケーション力を身につけなければ、ビジネスシーンにおいて英語を「話せる」とはいえないようだ。前述のとおり、ビジネスシーンで「使える」英語力を習得するには、「対話力」と「コミュニケーション力」がキーになるといえそうだ。それを実現する場として、ニチイ学館が「COCO 塾」という、一風変わった英語のスクール事業を開始した。“COCO”は「Communication Competence(伝達能力)」の頭文字。外国語でのコミュニケーションスキルを磨くために絶対不可欠な3つの能力を養い、「使える英語」とその先の「対話力」が身につくスクールにしたいとの思いが込められているという。この3つの能力とは、「Linguistic Competence(言語能力)=音声・単語・文法を習得してセンテンスをつくる能力」、「Discourse Competence(談話能力)=センテンスをつなげ、会話にする能力」、「Sociolinguistic Competence(社会言語能力)=社会的に適切な言語を選択して使える能力」のことだ。この能力を高めるために、大手英会話スクールでは例を見ない、2インストラクター制によるきめ細かい指導によるグループレッスンを中心としたコースを設定。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの語学能力を養うという。さらに、異文化や国際的なテーマなどを「英語で考え、英語で学ぶ」ことで、国際人として必要な知識や教養も同時に身につけ、真の「対話力」を磨くことを目標としている。コンセプトは「英会話から英対話へ」。英語で聞いた内容を、日本語に訳してから理解するのではなく、英語で考え、発言できる能力を養成するためのレッスンを展開している。また、英語を単なるコミュニケーションツールとして学ぶのではなく、異文化や国際的なテーマなどを英語で学ぶことにより、必要な知識や教養も同時に身につけ、真の国際人としての「対話力」を磨くことができるという。すでに、新宿校、川崎校、松戸校など、24校を開校(※6月5日現在。順次開校予定)。順次、開講教室数・エリアを全国に広げ、初年度は92校の開講を予定しているそうだ。このように、ただ英語を話すだけではなく、対話力が求められている現在、ビジネスパーソンにはどのような英語学習が有効なのだろうか。英語学習におけるポイントについて、社会人を対象とした英語学習の通信講座を企画制作している、株式会社デルタプラス・代表取締役の湯川彰浩氏に話をうかがった。同氏は「社会人のための97%失敗しない最後の英語学習法」(エール出版社)という著書を上梓している。「加速する国際化に伴い、昇進の条件としてTOEICでもある程度のスコアが求められることも多いですね。したがって、社会人における英語学習者の割合は、年々増加の一途をたどっています。ただし、単純な英語力だけが求められるケースの方がまれです。コミュニケーション力や文章力なども実際の現場では必要ですし、こうした対話スキルは、普段用いる日本語の使い方と相関している部分が大きいものです。当社の通信講座の受講生は、大学院受験を目指す社会人が多いのですが、入試で出題される問題は和訳や英訳がほとんど。つまり、英文を読解して日本語でまとめたり、逆に複雑な日本語をわかりやすい英語に変換したりする力が試されているわけです。英語学習というと『英会話』と考える方も多いかもしれませんが、目的によって求められる英語力はさまざま。英語に加えて日本語の使い方も意識して、英語を使った現場でも生かせる対話スキルを磨いてほしいですね」同氏の言うように、英語力を高めるためには、「対話スキル」の向上も必然的に求められている。そのためには、日本語についても見直す必要があり、これから英語を学習する人にとっては無視できないだろう。これからは、対話力という視点で、英語だけでなく、日本語も含めて見直してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日英語学習ポータルSNSサイトの運営や英語学習コンテンツの配信を行う株式会社ベリーは、英語・英会話学習者のためのコミュニティーサイト「myBerry(マイベリー)」の運営を開始する。「myBerry(マイベリー)」は、「解決する・学習する・継続する」をテーマに英語・英会話学習者をサポート。英語学習・情報に特化したポータルとSNS機能を統合し、ワンストップで提供する。英語学習者にとっても利便性が高く、より充実した学習が可能になるという。“解決する”では、学習方法・資格・教材・スクールなど311種類のカテゴリにわかれた情報ページ「About English」と、英語に関する疑問を直接質問できるコーナー「Q&A」を設定。学習者が英語に関連した情報を得ることができ、学習する上の疑問解消に役立つ。“学習する”では、新たな気づきや知識が得られる学習コーナー「StudyLife」で、世界中から厳選した英語素材を配信する。“継続する”では、同じ目標や興味のあるトピックでつながるコミュニティー「Groups」と、学習内容を記録し進歩を確認できるブログ「EnglishLog」を設定。他のメンバーの学習方法を参考にしながら自身の学習方法を確立できる。同サイトでは、英語を勉強したくても勉強の方法が分からない人や、自分の勉強方法が正しいのか不安な人など、英語学習上の悩み解決や学ぶ楽しさの提案などを目指すという。TOEIC受験者のみならず、英語に興味があるすべての人に向けたサービスと言えそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日英語がしゃべれるようになりたいなあ……と思いますよね。英語がしゃべれたら、もっと世界が広がります。ビジネスでできることも増えるでしょう。社内の公用語が英語になっちゃった会社もありますし。読み書きはひとまず置くとして、せめて日常会話に不足のないレベルにまでなれないだろうか。英会話をこなせるようになる? を聞いてみました。調査期間:2012/1/25~2012/2/3アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 826件(ウェブログイン式)■まず、英会話ができる人はどのくらいいるのかを調べました。あなたは英語をしゃべれますか(日常会話が過不足なくこなせるレベルですか)?はい:14.8%いいえ:85.2%※有効回答数:826約15%の人が英会話がいけるそうです! これは意外と多いのではないでしょうか。義務教育、高等教育、大学の教養学年、通年で数年も英語教育を受けているにも関わらず15%しかいない!と嘆く人もいるのでしょうが……。■英語がしゃべれないと答えた人に「英語をしゃべれるようになりたいか」聞いてみました。はい:81.3%いいえ:18.7%※有効回答数:707うーん。やっぱり約8割の人が「しゃべりたい」んです。■英会話ができる、と答えた人にその勉強方法について聞きました。「あなたはどうやって英語を勉強しましたか?」という質問です。独学で学習した:37.8%留学して学習した:35.4%英語学校に通った:31.5%そのほか:17.3%ラジオの英語講座で学習した:15.8%英語教材を買って学習した:12.6%テレビの英語講座で学習した:9.4%通信講座で学習した:6.3%家庭教師を頼んで学習した:0.8%※有効回答数:127一番多いのが独学です! 次が留学ですね。その次に英語学校がつづきます。独学でもなせばなるのだ、と思うと勇気がわきます。■しゃべれるようになるまでにかかった時間を聞いてみました。半年未満:16.5%半年~1年未満:14.2%1年:7.9%2年:10.2%3年:7.1%4年以上:44.1%※有効回答数:127半年未満でなんとかなった人が16%もいます! これはスゴイ。人間やってやれないことなんかありませんよ(笑)。ただ4年以上かかった人が44%で一番多いのです。これぐらいは覚悟しないといけないようです。■英語がしゃべれると答えた人に、「英語を身につける上で一番役立ったもの(or役に立ったことこと)はなにか」を聞いてみました。■留学。話さないといけない環境に身を置くことが一番手っ取り早いと思う(東京都/女性/29歳)やはり留学は効果的なんですね。留学は計9回答でした。■ラジオ講座を毎日聴く(鳥取県/女性/25歳)ラジオ講座は計4回答。毎日きちんとやればちゃんと効くようです。■積極性(神奈川県/女性/27歳)英語を話そうという気持ち、これも大事ですね。一番役立ったもの、という質問だったのですが、「もの」ではなく……、■外国人の友達を作る(千葉県/女性/31歳)英語を話す相手を作ることが大事なようです。■実際に会話すること。Skypeなどでその旨を書いてSkype me状態にステータスをすること(大分県/男性/25歳)Skypeがそんな風に使えるとは知りませんでしたよ。■英語がしゃべれると答えた人に質問しました。これから英語を学習する人にアドバイスがあるとしたらどんなことでしょうか?この回答では、みなさんの言ってることはほぼ同じでした。■毎日少しでよいのでやり続ける(兵庫県/男性/25歳)■地道にしゃべる、聞くを繰り返す(東京都/男性/27歳)■語学は毎日、聞いたりしゃべること。現地では毎日日本語と同じように使われているのだから(広島県/女性/28歳)毎日コツコツ少しずつでいいので、とにかく続けることをアドバイスされています。それが一番難しいんですが。■話せるようになりたいなら話さないといけない、アタリマエのことだが、正しい文法や語彙(ごい)よりも自分の知っている単語の中でいかにわかりやすく伝えられるかの実践を積まないことには結局、伝わらない(神奈川県/女性/22歳)■英語は言語でありコミュニケーションなので、間違ってもいいからいろんな人と英語でしゃべってみてください(千葉県/女性/25歳)文法的に正しいか? などを気にして引っ込み思案になるのではなく、間違っててもいいからしゃべること、コミュニケーションをとろうとすることが大事だと。最初はなかなかうまくいかないかもしれません。しかし、■最初は伸びずに挫折しそうになりますがそのうちできそうになります(大分県/男性/25歳)とのことです。継続は力なり。遠い道のりに見えても、実はそれが一番の近道であるようです。コツコツですか。不肖・谷など、それがもっとも苦手なのでありますが……トホホ。「なにか楽ちんは方法はないですかね?」と聞きに行って、「バカモン!」と一喝されたような感じでございます。(谷門太@dcp)
2012年05月13日巷にあふれる英語教材。スクールから通信講座までいろいろ調べてはみたけれど、どれも続ける自信がない……。とはいえ、夏には彼女とグアム旅行も企画しているし、仕事で英語を使う機会も増えてきた。そろそろ観念して勉強をスタートさせなければいけないようだ。そこで、自分が無理なく続けられる学習方法はないかと考えたところ、いつも開いているパソコンや、必ず身につけているiPhoneを利用するやり方であれば、時間も有効に使え最短で英語が身につけられるのではと判断。基本的にオンラインでの学習になると思うが、一番効率的なプログラムはどれだろうか。ネットを見ながら教材をいろいろと試してみた。検索してすぐに表示されたのが、「Yahoo!英語学習」サイト。目的に合わせて聴いたり読んだりもできるし、なんといってもお金をかけずに進められるコースが多い。『デイリーイングリッシュ今日のフレーズ(無料)』『こんなとき何て言う?(無料)』など、日常の英会話にフォーカスされているので、入りやすそう。例えば、デイリーイングリッシュでは、毎月テーマがたてられ、その内容にそった英文がピックアップされる。ちなみに5月は「五月病」。「Did I make the right decision to start working at this company?」など、例文レベルはかなり高め。次に試したのが、『e-TOEIC』。TOEICのeラーニングサイトとの説明があり、無料で使用できる。ズバリTOEICのスコアを伸ばしたい人向け。実践演習には、短文穴埋め、長文穴埋め、読解問題、写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題と問題量も豊富。それぞれのセクションを選び、テストボタンを押すと、TOEIC対策の問題がスタートする。ログインすれば、単語テストの順位も残る。英語力というよりは、TOEICを受ける際にはぜひ活用したいサイトだ。次は英字新聞社ジャパンタイムズによる「週刊ST」にアクセスしてみた。時事ニュースであれば、他のニュースサイトにより内容がわかっているので、英文も読みやすい。名言やことわざ、英語のフレーズなどがリスニングできるのだが、音声を開くと別ページが開いてしまい、英文を確認しながら音声を聞くということは、別タブを開くなど、工夫しなければできない。まあ、無料なので仕方ないとは思うが、自分なりにこの内容をどうやって咀嚼(そしゃく)していくか、考えて使わなければいけないだろう。今度は、ロゼッタストーンにアクセス。家電量販店や書店で黄色のパッケージを目にしたことはあったが、どんな教材なのかは未体験。なんでも全世界500万人以上のユーザーが語学を習得しているそう。取りあえずメールアドレスを登録し、無料体験をスタートしてみた。体験できるのは、発音チェック、語彙レッスン、文法レッスン、リスニング、スピーキング。レベルも1から3、一部は5まで体験できるらしい。無料なのに驚きのサービスだ。ページの「次へ」を押していくと、自動的にパソコンのシステムチェックが開始された。ソフトのダウンロードが終わると、いよいよスタート。種類もイギリス英語とアメリカ英語が選べるようになっている。マイクを設定して始めると、いきなり「Hello!」と呼びかける声が。まねして発音。単純に楽しい。問題は30問もあり、発音を繰り返すものから、話された内容について正しい画像を選ぶものまでバリエーションも豊富。画像がキレイなので飽きることなく楽しめた。今度は「リスニング」を選択。こちらも写真を見ながら、音声にあわせて画像を選択していく。1問目や2問目はサラサラと解けるのだが、終わりに近づくに連れて、だんだんと難しくなる。ラストの問題では、真剣に聞いているのに「The girls are reading」の複数形が聞き取れず、少女一人の画像をクリックしてしまった。レッスン1なのに39%という成績。自分のリスニング力の低さをあらためて痛感した。無料体験版だが、何度でも繰り返し聞き直せるので、もう一度復習してみる。すると、だんだんと耳が慣れてきたせいか、違いが区別できるようになった気がした。次は、レベルをアップし挑戦してみる。レベル3では、「It’s easy to repair this bicycle.」など日常よく使用されるような文章が例文として出てくる。音声にあわせて文章をマイクに向かってスピーキング。自分の発音が間違っていると先に進めない。音声のスピードについても、「最も遅い、遅い、普通」と調整が可能。何度でも繰り返すことができる。英語を聞きながら文章を打ち込んでいくライティングについても、文の構成が複雑になってきた。声はネイティブのものなので、音声スピードが速く聞こえ、正確に書き取るのはなかなか難しい。さらに調子に乗って、レッスン5に進む。方法は変わらないが、基本的な文法だけでなく、会話を利用しながら定型的な表現も覚えることができる。画像は会話に沿って文章を作り上げていく問題。答えは「I’m transporting apples in my delivery van」。ちゃんと考えて答えていかないと、会話が全く成立しなくなってしまう。まあ、このレベルが完ぺきにできれば、通常の英会話は何の問題もなくなるだろう。しかしながら、無料体験でここまで学習できるのはスゴイ。ちなみに、無料で体験できるのは、「聞いて、話す」を徹底的に繰り返すトレーニングができる「Rosetta Course」のみだが、購入すると実際にネイティブと会話のできるレッスンや、ほかのユーザーと外国語を使ってチャットやゲームができるサービスもついている。また、学んだ英語をアウトプットできる場も用意されているようだ。ちなみに日本人のために開発されたという「ReFLEX」にも無料体験がついている。日本人の苦手な”L”と”R”の違いなど聞き取りの難しい発音を徹底的にトレーニングしたり、自分のレベルにあわせ日常会話をロールプレイングしたりすることもできる。また、驚くことにパソコンを通して本物のネイティブコーチとの会話レッスンも受けられる。それも24時間アクセスできるらしく、これなら帰宅後や出社前の早朝に勉強することも可能だ。自分が無理せずに続けられる英語教材を探してみたが、やはり相手がいて、ある程度プログラムが整っているものの方が、長続きする気がする。今回試したなかでは、ロゼッタストーンが、内容がかなり充実しており、無料版だけでも十分に英語力がつけられる内容だった。無料とはいえ、スピーキングもできるのでマイクの準備が必要。レッスン1からといっても、すぐにレベルがあがっていくので油断は禁物。英語に少し慣れるまでは、しばらくこれでやってみようと考えている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日日本で言われる「ビジネス英語」とは「普通の英語が80~90%、それに各分野に属する専門用語が10~20%ほど足されたもの」がその実態。そこで皆さんに知ってもらいたいのが“jargon”と“shoptalk”という言葉。“jargon”は文字通り業種、職種別に存在する「専門用語」、“shoptalk”は「その職場、現場のみで話される言葉」ということで専門用語のことなんです。そしてこれらは総じて「ビジネス用語」とも呼ばれます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日これを英語で言うなら“It’s an unexpected windfall.”か“Pennies from heaven.”。前者の“windfall”は木から自然に落ちてくる果物などのイメージが元で、それに「予期せぬ」といった意味の“unexpected”を足したもの。後者は「天国から降ってくるお金(pennies)」という意味です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月20日株式会社アルクと株式会社明光ネットワークジャパンは、英語を通じて自己発信力と問題解決力をはぐくむ「明光アルク英語スタジオ」1号校を、18日にオープンすると発表した。場所は横浜市営地下鉄センター北駅直結のショッピングタウン「あいたい」3階となり、オープン日より体験レッスンを開始。本開校は4月2日となる。同スタジオは2歳~小学6年生の児童を対象としており、”Show and Tell”をモットーに発話型のレッスンを展開していくとのこと。何かを見せて、それについて話をさせる、という英語圏の初等教育で広く取り入れられている手法を用い、表現力を身に付けさせるという。また、小学校英語指導者認定「J-SHINE」資格を取得した日本人バイリンガル講師とネイティブ講師によるレッスンで、高い英語力はもちろんのこと、児童教育能力にも優れた人材を集めているのも特徴だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日「マイレージポイント」って見事なほどの和製英語。正しくは“frequent flyer point(s)”、または少数派ですが“frequent flyer mileage”とも言います。そして最近ではこれら「ポイント」を売りにする“Frequent Flyer Card”や“Frequent Flyer Credit Card”たるものも人気です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日英語では“take it back”で「撤回する、取り消す」という意味。だから「わたしはそれを撤回する」なら“I take it back.”、「あなたはそれを取り消すべき」なら“You should take it back.”となります。ただし、これは“If I were you, I’d take it back to the store and get a refund”「わたしだったらお店に持って行ってお金返してもらうけど」と「~へ戻す」とか「~へ返す」といった意味でも使われますけど…。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月26日これを英語で言うなら“This is addictive./These are addictive.”。“addictive”といえば「中毒的な」とか「常習的な」とちょっと怖そうな意味があるけど、何かを食べながら「これ止められない」とか「これハマりそう」といったようなときに使うと「癖になる味」といったことになるんです。また、「これ(食べるの)止められない」とか「これあと引くね」といったニュアンスでなら“I can’t stop eating.”と言うのもグッドです。※今回は「癖になる味」ということで“addictive”を紹介しましたが、これは「味」だけに限らず、癖になりそうなこと全般にも使えます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月25日「水の上」という意味になる“above water”、英語ではこれで「窮地を脱する」。たとえば“After several disastrous years, I think the company is finally above water.”「悲惨な数年ではあったが、その後やっと会社は窮地を脱したとわたしは思う」のように。また「窮地を脱する=最悪な状態は過ぎた」という感覚でなら、たとえば“It was really tough, but the worst is over.(それはホント大変だったけど、最悪な状態は過ぎた<乗り越えた>)”と“the worst is over”を使っても似たようなことが言えるんです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日英会話スクールに通っているけど、イマイチ相手に伝わる英語が身に付かない……。「どうすれば、いいの?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。今回は、世界各国で経営戦略コンサルタントとして働く傍ら、海外との取引に従事するクライアント企業担当者など多くの日本のビジネスパーソンに英語でのビジネスコミュニケーションを教えているショーンKさんに、英語を身に付ける上で必要なグローバルマインドや、効果的な英語の学習方法についてうかがいました。―グローバル化が急速に進む昨今ですが、世界を舞台にしたとき、日本のビジネスマンはどのように対応していくべきだと思いますか?ショーンK氏:まず、日本人の性格上、世界の企業を相手にしたときに「謙遜(けんそん)しすぎる」傾向があると思います。謙虚さや、つつましやかさ、日本人の失うべきでない美徳であるのですが、世界を相手にしたビジネスの中に入ったとき、それは必ずしも美徳にはなりえません。自分の利害と相手の利害を調整して(平均点を見つけるという事ではなくて)妥協点ではなく、お互いに納得のいく発展的な合意点を模索(合意形成)するのがビジネスの交渉におけるコミュニケーションだとすれば、やはり議論のスタートは自分と自分の考えをきちんと発信すること、つまりアサーション(自己表現、発信力)がとても大事です。「国際会議をうまく運営したければインド人をだまらせて、日本人にしゃべらせろ」というジョークがあるくらい日本人はセルフ・アサーションが苦手です。これはむしろ英語の問題ではなく、マインドとビヘイビア(心構えと態度)の問題で、「英語がうまい、下手」の議論以前に重要なことです。また交渉の進め方もまずいですね。例えば、70(万ドル?)くらいが妥当な落とし所かなと思えば、外国人(特にアングロサクソン系の人種は)は、初めにあえて120くらいの条件を出してくる。そして相手からのカウンター・オファーを待ちます。「120なんてとんでもない!よくて半分、60だ!」というオファーを受けて、「ならば仕方ない、うちも譲って70だな」という交渉を最初から読んで仕掛けてきます。しかし、日本人はカウンター・オファーを出す前に相手の出方に驚き、弱腰になってしまうんですね。TPPの問題も国益としての損得勘定よりも通商外交という交渉のテーブルで「どう交渉するか」、「どこまで交渉できるのか」がむしろ問題なのかもしれません。さて、120の話に戻りますが、海外との交渉の現場で、120というファースト・オファーにビビって「海外の企業はこれだから困る!とんでもないやつらだ!」と言うか、仕方なくニコニコ条件を受け入れるか、契約自体を成立させないか、というオール・オア・ナッシングな意思決定ではダメだという事です。交渉の場では、譲れないところは譲れない、と主張し、互いの妥協できるところ、合意できる点を見つけていくことが大切なのですが、日本人は、そういった意味で交渉が慣れていない気がします。もちろん日本人全員がそうだなんて言いません。かなりやり手の商社マン、金融マン、私もたくさん知ってます。―アサーションのほかに、日本人が気をつけるポイントはありますか?ショーンK:異文化とかかわるときに、日本人としてのアイデンティティーをもっときっちり意識することも大切です。世界の中でも日本人は日本人としてのアイデンティティーが薄いという印象を受けます。例えば、日本人がアメリカに行って帰国したとき、「アメリカの場合はこうしていた」とアメリカを礼賛、模倣してしまう人が多い。この反応、実は、日本独自なんです。イタリア人がアメリカに留学して、アメリカかぶれで帰ってくるなんて見たことがないです。ほかの外国人は海外に出たら、その国の良さをどう自国に生かすかということを考えています。日本人は染まって帰ってきてしまう人が多いのは残念です。また、日本の歴史、現状など日本について、外国人に対して語れる日本人が少ないのも印象的です。私はスイス、ローザンヌにある IMD(国際経営開発研究所)で講師をした時に気づいたのですが、マレーシアや中国や中東から来ている生徒は、自国のGDPや輸出相手国、輸入相手国などを、基礎知識として持っています。そんなの知ってても自分の生活や仕事には支障ないし、関係ない、というのが日本人。一方、そうしたマクロの経済統計や数字をもって自国の魅力を定量的に伝えようと、あたかも自国を代表するかのごとく振る舞うのがインド人でありシンガポール人のビジネスパーソンです。よく鳥の目(鳥瞰(ちょうかん)力、マクロ視点)、虫の目(ミクロ視点)、魚の目(流れ、動きを読む力)の3つの目が大事だといいますが、自国のGDPは関係ないよ、という人は一事が万事で、ならば御社の営業キャッシュフロー前年同期比は?NOPATは?採用している資本コストは4%ですか、5%ですか?という質問も答えられません。今度は「知るわけないじゃないですか。社長じゃあるまいし」と。唯一分かるのが今、自分が扱っている製品のスペックだけという事になる、それではあまりに視野が狭すぎます。視野によって見える視界が違い、視界によって視座(立ち位置)が決まり、視座によって視点(何を見るか)が全く違ってきます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月17日