通勤中の電車の中でもサクッと観られる、YouTube『東京03 Official YouTube Channel』で配信中の結婚式ネタ、東京03のコント「第18回東京03単独公演『明日の風に吹かれないで』」をご紹介します。東京03といえば、人力車に所属するお笑いトリオで、2009年キングオブコントの覇者。リーダー兼ツッコミの飯塚悟志さん、小ボケの豊本明長さん、大ボケの角田晃広さんの繰り広げるコントは、「とある日常」をたくみに描くリアル系です。そんな東京03のコントは、ストーリーが緻密なので15分前後のものが大半ですが、この「新郎と友人」は、概ね6分半。仕事や勉強で疲れた時に、クスっと笑える東京03のコントでリフレッシュされてはいかがでしょうか。ぜひ動画をご覧ください。このコントは、映画でよくある「結婚式の最中に花嫁が奪われる」という設定で、「実際にはそんなことはレアケース」という観点から作られています。新郎の友人で、いいにくいことを悪びれもせずいってしまう豊本さんと常識人の飯塚さんのやりとりで始まり、途中から花嫁を奪われた新郎役の角田さんが加わるという流れです。実際に、こんな状況にあったら絶対に笑えないであろう新郎役を、角田さんがイキイキと演じています。ちなみに、最初は豊本さんと飯塚さんの2人で「アルファルファ」というコンビを組んでいて、後から角田さんが入って東京03になり、ボケの範囲が大きく広がったとか。このコントも短いながら、新郎の悲哀がとてもリアルに表現されていましたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年09月15日重松清の同名小説を映画化した『ステップ』の大ヒットを記念し7月24日、“『ステップ』ファミリーのリモート家族会議”と銘打ったオンライントークショーが行われ、主演・山田孝之をはじめ、共演する國村隼、白鳥玉季(子役)、角田晃広(東京03)、飯塚健監督、主題歌『在る』を提供した秦基博が登場した。妻に先立たれ、仕事と子育てを両立させるシングルファザーと一人娘の10年間を描いた本作。当初4月3日に封切られる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、7月17日より全国劇場で公開されている。山田は「こうして画面上で皆さんにお会いできたことがうれしいです、元気そうで」と、義理の父親を演じた國村、娘役の白鳥ら“家族”とのリモート再会に喜びの声。娘との再出発を決意しながら、思い通りにならない日常に悩む等身大の役どころに「つらかった。(試写は)全然客観的に見られなくて」と本音を明かした。それでも、山田のもとには「泣けた」という感想も多く届いているそうで、「ありがたいし、やったかいがあった。すてきな映画だねって言われるのが一番うれしい」とファンに感謝を示した。そんな山田に対し、過去にも共演経験がある國村は「現場での集中力がすごくて、想像もつかないお芝居がポンと出てくるので、いつも楽しみにしている」とほれぼれ。劇中では義理の父親という設定だが「どんどん素直に、本当の息子だと思えてきた」と振り返っていた。また、山田と共演した感想を問われた白鳥が「優しかったです!」と即答すると、当の山田は思わずホッコリ。「将来は現場を明るくできる女優さんになりたい」(白鳥)、「すてき。おれなんて、負のオーラばっかり垂れ流すから」(山田)と丁々発止のやり取りで、リモートでも変わらぬ父娘のきずなを見せていた。その様子に、飯塚監督も「現場でも二人は暖かくて、お似合いでしたね」としみじみ回想していた。トークショーでは山田、國村、角田が共演するシーンが上映され、角田は「緊張しましたけど、3人だけの贅沢な空間だった」。映画の完成後に、主題歌のオファーを受けたという秦は「そこ(映画本編)からのインスピレーションで書きました。(登場人物の)関係性から印象に残ったのが、『そこに存在する、在る』ということで、自分が一番言いたいことだった」と楽曲とタイトルに込めた思いを話していた。取材・文=内田 涼『ステップ』公開中
2020年07月24日フォトグラファー・角田明子の写真展「サンタさんが いっぱい」が、2019年12月13日(金)から12月27日(金)まで、東京・六本木のフジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)にて開催される。世界中のサンタクロースの撮影を続けているフォトグラファー、角田明子。写真展「サンタさんが いっぱい」では、そうした角田が8年にわたり撮影してきた写真から選りすぐった、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの“サンタクロース”作品に加え、2019年夏にデンマークで撮影した「世界サンタクロース会議(World Santa Claus Congress) 2019」最新作まで、約60点を展示する。角田がその作品で見せるのは、「赤と白の服に三角帽子の姿」というイメージだけでなく、緑の衣服や妖精の姿といったさまざまな恰好のサンタクロースたち、呼び方も過ごし方も多様なサンタクロースたち。1年を通して人びとに夢と喜びを与え続ける“サンタファミリー”の魅力に、ぜひ触れてみては。【詳細】フジフイルム スクエア 企画写真展角田明子写真展「サンタさんが いっぱい」Merry Many Santa Clauses!会期:2019年12月13日(金)〜12月27日(金)時間:10:00〜19:00(最終日は14:00まで・入場は閉館10分前まで) ※会期中無休会場:フジフイルム スクエア スペース2住所:東京都港区赤坂9-7-3TEL:03-6271-3350入場料:無料
2019年11月21日テレビ東京系コメディドラマ『ウレロ』シリーズの新作『ウレロ☆(タイトル未定)』の制作が決定したことが3日、明らかになった。同作は2011年10月クールに『ウレロ☆未確認少女』、 2012年7月クールに『ウレロ☆未完成少女』、2014年1月クールに『ウレロ☆未体験少女』、2016年1月クールに『ウレロ☆無限大少女』を放送し、好評を博してきたシチュエーションコメディ。劇団ひとり演じる川島が社長を務める弱小芸能事務所「@川島プロダクション」を舞台にしたコメディを、出演者が観客を前に一発本番で演じる。約4年ぶりとなる新作には、劇団ひとり、バカリズム、東京03の人気実力派芸人3組と、毎シリーズ芸人顔負けのコメディエンヌぶりを見せる若手女優・早見あかりというお馴染みのメンバーに加えて、『ウレロ☆無限大少女』の準レギュラーであり今年多くの話題作に出演して10代から絶大な支持を受ける福原遥が集結。新たなレギュラーも増え、装いも新たに新シーズンに挑む。最新作は 12月から放送予定となっている。また、番組ではスタジオ公開収録のステッカー付き観覧チケット抽選を開始。第1話収録は10月15日、第2話収録10月29日、第3話収録は11月12日で、場所はテレビ東京 天王洲スタジオとなる。詳細はローチケホームページ等で確認できる。○劇団ひとり コメント楽しみです!本番はもちろん、本読みも稽古もテストも反省会も全部楽しみ。そんな現場そうそうありません。頑張ります!○東京03 角田晃広 コメントウレロがまた始まります。やっとです。待ってる間にそれなりの年齢にこそなりましたが、またあのメンバーで客前一発本番という刺激的な時間が過ごせることを楽しみにしております。ただ、もうあまり体を張る系は控えたいかなとは思ったりもしておりますが。とりあえず喉だけは万全にしておきます!○東京03 飯塚悟志 コメントウレロ復活ありがとうございますーー!ウレロの事は常に頭の片隅に、いや、まあまあ真ん中ら辺にあって、いつまた出来るんだろう?また出来るようにこっちも頑張らなければ、などとずっと考えてたので本当に嬉しいし、決まってしまったらこっちのもん!あとはただただ楽しみたいと思います! 皆様またよろしくお願いします!○東京03 豊本明長 コメントウレロの新しいシリーズが始まるという事で、またあの世界に入っていける!今からすごく楽しみで、すでにソワソワしています。どんな設定でどんな話なのかは、まだ知らされていないですが、今のこのメンバーだから作れるウレロを作りたいと思います!きっと面白いと思います。宜しくお願いします!○早見あかり コメントついに! また最強のメンバーと楽しい日々を過ごせると思うだけで最高です!そして毎度毎度、シーズンのかつあげにきちんと応えてくれる佐久間さんには頭が上がりません。この3年半、他の現場で学んできたことを全て出し切りたいと思います。楽しみにしていてください!○福原遥 コメントまさか、またあの楽しい空間に参加させて頂けるとは思ってもいなかったので、とても嬉しいです!今は、久々に先輩方にお会いできることと、どんなストーリーになるのかということが楽しみな気持ちでいっぱいです。皆さんに楽しい時間を過ごして頂けるよう、精一杯努めさせて頂きます!楽しみに待っていてください!○佐久間宣行プロデューサー コメントウレロ、メンバー全員揃っての復活です! たった4回ではありますが、とても嬉しいです。最初に立ち上がったのが2011年です。そこからもう8年……出演者は全員メチャクチャ売れていき、ゲストに出てくれた皆様も、前回準レギュラーだった福原遥さんも凄いご活躍をしている……という非常に縁起のいい番組だと思ってます。でも、その分スケジュールも裏環境も全然合わない! 笑 今回も、この忙しい年末に丸一日かけてリハをやり、夜に一発本番。贅沢で幸せな番組です。お楽しみに!
2019年10月03日子育てしていると、とにかく忙しい。1日があっという間に過ぎ、毎日献立を考えて、料理が億劫になることもあります。また、料理本を見て作りたいと思っても、家にない道具や食材が使われていたら、すぐに作ることはできません。でも「身近なフライパンや片手鍋ひとつあれば、おいしく簡単な料理を作れる」と忙しいママの背中を押してくれるのが、料理研究家の角田真秀さんによる 『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』 と、 『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』 (ともに主婦と生活社刊)の2冊です。角田真秀さん プロフィール料理研究家。東京・九段下で飲食店を営む父母のもとに育ち、販売業、カフェ勤務、実家での修行を経て、フードユニット「すみや」を夫とともにスタート。ケータリングや企業向けのレシピ監修、料理教室の講師などを手がけながら、雑誌や書籍で活躍中。簡単で力強く、それでいて酢や柑橘果汁を使ってさわやかに仕上げた料理が、幅広い層から支持を得ている。 Instagram: @sumimaho ■「炒める、煮る、和える」をこなせる片手鍋角田さんの料理は、市販の配合調味料を使わない、シンプルな料理が特徴。角田さん初の著書『基本調味料だけで作る 毎日の献立とおかず』(マイナビ刊)は、筆者が最も使う料理本のひとつとなっています。「ほとんどの調理法は片手鍋とフライパンでまかなえる」という角田さんが同時に刊行したこの2冊は、片手鍋、フライパンをそれぞれ使った料理を紹介。片手鍋はやさしい味わいのおかず、フライパンは元気なおかず、勢いのあるおかずを作ることが多いといいます。 「炒める、煮る、和える」をこなせるのが片手鍋。特に炒めて素材のうまみを引き出し、煮汁でまとめて、うまみを料理全体に行き渡らせる炒め煮は、片手鍋にぴったり。そのほかマリネやスープなど、主菜から副菜まで幅広くカバーできるのだとか。「具材のうまみを上手に引き出し、極力だし汁は使わない」という角田さん。ページを開いてすぐ、「料理は毎日のことだから、無理は禁物」と、忙しいママの味方になってくれる言葉が並びます。早速『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』から、レシピをご紹介します。■子どもも喜ぶ! 炒め煮『マスタードミルク煮』とは子育て中の筆者が最も組み合わせに驚いたレシピが「マスタードミルク煮」。粒マスタードは加熱すると、うまみのある穏やかな辛さ、さらに牛乳と合わせるとよりまろやかになるそう。特に甘塩鮭を使えば下味が不要とあって簡単。マスタード煮だけでも、鶏肉や豚肉、ベーコンなどを使ったレシピ6品が紹介されており、食材ごとに味付けの調整が違うことがよくわかります。粒マスタードは大人だけ、という思い込みを覆してくれるはずです。▼「鮭とエリンギのマスタードミルク煮」のレシピ <材料>(2人分)・甘塩鮭(切り身) 2切れ・エリンギ 100g・玉ねぎ 1/2個・にんにく 1かけ・白ワイン 大さじ2・粒マスタード 大さじ2・牛乳 200ml・小麦粉 大さじ1 + 大さじ1・オリーブオイル 大さじ1 + 大さじ1<作り方>1.鮭は長さを3等分に切り、小麦粉大さじ1をまぶす。エリンギは長いものは半分に切り、4つ割りにする。玉ねぎは幅1cmのくし形切りにする。にんにくは薄切りにする。2.鍋にオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れて、弱めの中火で熱し、香りがたったら鮭を加え、両面に薄く焼き色をつけ、取り出す。3.2の鍋にオリーブオイル大さじ1を足して弱めの中火で熱し、エリンギを炒める。全体に油が回ったら小麦粉大さじ1を加えて手早く炒め、白ワイン、粒マスタード、玉ねぎを加えて1~2分炒め合わせる。4.水200ml(分量外)を少しずつ加えて中火にし、煮立ったら弱めの中火にして5分ほど煮る。鮭を戻し入れ、牛乳を加えて弱火で温める。書籍には、カレーやマリネ、和えもののほか、みそ汁やスープなどのレシピも。料理に必要なおすすめ調味料も紹介されているので参考になります。カレー粉にしょうゆやみそを使った、すぐにできそうなカレーのレシピ。 片手鍋で漬け汁を作り、そのままボウルとしても使うマリネは、もう1品作りたいときに。 だしやスープの素に頼らず、食材のうまみを活用した汁もの。材料が少なく済むのが何よりも魅力! ■たいていのおかずは「フライパン」で作れる!続いては『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』から。炒めものから煮ものまでをこなし、主菜作りに役立つフライパン。 こちらも味つけに使う調味料は、できるだけ少なくというのが角田さん流。食材に適した調理法を使えば、うまみが引き出され、おいしい料理が完成するといいます。■さっと炒める! 即席『かえし炒め』とは?角田さんの本にたくさん出てくる「かえし」とは、そばつゆの素になるもの。しゅうゆ、みりん、砂糖で作り、炒めものや煮ものなどに幅広く使える万能調味料です。もちろん作り置きしていても便利なのですが、角田さんは毎日の食事に気軽に取り入れられるよう、混ぜるだけの「かえし風合わせ調味料」を提案。分量は【しょうゆ:みりん:きび砂糖 = 2:1:少量】が目安。覚えておけば、いろいろな食材で応用が効きそうな「即席かえし炒め」のなかから、レシピをもうひとつご紹介します。▼「鶏肉、じゃがいも、ピーマンのかえし炒め」のレシピ <材料>(2人分)鶏もも肉 1枚(300g)じゃがいも 小1個ピーマン 2個A しょうゆ、みりん 各大さじ1 きび砂糖 ひとつまみサラダ油 大さじ1<作り方>1.鶏肉はひと口大に切る。じゃがいもは半分に切ってから4つ割りにする。ピーマンはひと口大に切る。Aは混ぜ合わせる。2.フライパンにサラダ油を中火で熱し、じゃがいもを炒める。表面に焼き色がついたら鶏肉を加えて炒め合わせ、肉に火が通ったらピーマンを加えて炒め合わせる。3.ピーマンが少ししんなりしたら、Aを加えてさっと炒める。このほかにもシンプルな炒めもののほか、煮ものや蒸し焼きなど、毎日のメニューにすぐ加えたいフライパン料理が満載です。調理の最後に、酢や黒酢、レモン果汁を加えた、さっぱりとした炒めもののレシピが多数。しょうが焼きなど、定番メニューも。 お昼ごはんにさっと作れる、チャーハンや焼きそばのレシピ。 煮汁が少なく、短時間で仕上げられるため、フライパンは煮ものにもぴったり。 蓋を使ってフライパンで蒸し焼きをすると、短時間で効率良く火を通すことができる。 奇をてらったレシピはなく、普段の料理に加えられそうなレシピがたくさん。本書に書かれているちょっとしたコツやアイデアによって、いつもの料理が格段においしくなります。道具も調味料も、いま家にあるものを使えるのも嬉しいところ。各メニューに分量の目安が書かれているので、一度作ってみれば、きっと料理の幅が広がります。フライパンと片手鍋ひとつで、もっと簡単でシンプルに、おいしいごはん作りを楽しんでみませんか?参考書籍: 『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』 (主婦と生活社) 『フライパンひとつで作る炒もの、煮もの、蒸し焼き』 (主婦と生活社)
2019年02月16日連続ドラマWでは、角田光代の傑作小説「坂の途中の家」を来春ドラマ化することが決定。主演には、大河ドラマ「おんな城主 直虎」以来、2年ぶりの連続ドラマ主演となる柴咲コウを迎える。■ストーリー山咲里沙子は、3歳の娘・文香と夫と3人で平穏な日々を送っていた。そんなとき、裁判所から刑事事件の裁判員候補者に選ばれたという通知が届く。対象となる事件は、里沙子と同じ年頃の専業主婦の母親・安藤水穂が、生後8か月の娘を浴槽に落として虐待死させたという衝撃的な事件だった。裁判所での面談を経て、里沙子は裁判員の誰かが急病などで欠席せざるを得ないとき、代わりに裁判員を務める「補充裁判員」に選ばれた。同じ子どもを持つ母として、我が子を殺めた水穂に嫌悪感を抱く里沙子だが、裁判の開廷後、徐々に安藤水穂という被告自身の境遇に自らの過去の記憶を重ねていくことになる――。■原作は人気作家・角田光代のサスペンス本作は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる角田氏の“家庭に潜む究極の心理サスペンス”と賞賛された同名小説のドラマ化。今回は原田知世主演ドラマ「紙の月」の脚本も手掛けた篠崎絵里子が脚本化。数々のCMを手掛け、昨年初の長編映画監督作品となった『おじいちゃん、死んじゃったって。』では世界の映画祭で数々の賞を受賞した森ガキ侑大監督が初の連続ドラマ作品を手掛ける。角田光代コメント舞台が家庭と法廷で、動きが少ないので、映像化はむずかしいだろうと思っていました。なので決まったときは、びっくりしました。私は篠崎さんの脚本が大好きなので、どんなドラマになっているか楽しみです。小説では描かれていない部分・描けなかった部分が、いちばん期待してしまうポイントです。柴咲コウさんは芯のとても強い女性というイメージがあります。私の書いた里沙子はすごく弱いので、きっとこの里沙子を柴咲さんが強くしていってくれるに違いないと思っています。■柴咲コウ、WOWOW連続ドラマW初出演!本作で主演を務めるのは、「ガリレオ」『信長協奏曲』、大河ドラマ「おんな城主 直虎」では井伊直虎役を演じ話題となった柴咲さん。今回は3歳の娘を持つ母親役に挑戦!無意識に娘の子育てにストレスを感じていた専業主婦・里沙子を演じる。わが子を虐待死させた女性・水穂の裁判に補充裁判員として参加、最初は嫌悪感を抱くも、裁判を通して自らの人生と被告の人生を重ね合わせていく役どころとなる。台本を読み「衝撃的に面白く、改めて“普通”とは何だろうということを考えさせられました」と語った柴咲さん。主人公と自身は違う立場であるがそこを活用したいという彼女は、「立場が違うからこそ、母親役のリアルさや真実味を大切にしたくて、周りの母親たちに話を聞いたり、また無意識に日常生活の中にある母親たちの苦悩を感じるようになりました。表面的な幸せではなく、その裏側にある計り知れない家族や子育てと向き合う姿をしっかり表現出来たらと思います」とコメント。また「生きることは綺麗事だけではないし、公私があって、公である社会との繋がりと逆に、その裏側にある日常生活の積重ねの中で人間というものが形成されていると思います。無意識に生きているけれども、その日々の営みが大切なんだと痛感させられました。多様性を大切にと言われていても、生き辛く狭い世の中だと感じる瞬間がありますが、そういった社会を変えるには一人一人の意識が大切なので、この作品がそのきっかけになることを願っています」と期待を込めた。■特報映像公開!到着した特報映像では、子どもを落とす衝撃的なシーン、そして主演の柴咲さんの姿も写し出されている。また本作では、WOWOW×SONYの新たな4Kプロジェクトとして、ラージフォーマットでの全編4KHDR製作という日本では初の試みに挑戦。「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」でも8K撮影に挑んだ山田康介撮影監督が最新カメラを駆使し、新たな映像美が誕生する。連続ドラマW「坂の途中の家」は2019年春、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年11月29日映画『愛がなんだ』が、2019年4月19日(金)より全国ロードショーとなる。直木賞作家・角田光代の小説を映画化『愛がなんだ』は、2003年に直木賞を受賞した作家・角田光代が手掛けた同名の傑作小説が原作。一目ぼれした男に一途すぎるアラサー女子と、その周りの人物を描いた恋愛群青劇だ。ストーリー28歳のOLテルコは、一目ぼれしたマモルに想いを寄せている。自分の時間のすべてをマモルに捧げ、その結果、仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモルがいてくれるならテルコはこの上なく幸せだと思っている。けれど、マモルにとって、テルコはただ都合のいい女でしかない。そのことをわかっているテルコは今の関係を保つことに必死で自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えない。しかし、そんなある日、マモルからの連絡が突然途絶えてしまう…。3ヶ月が経ったころ、マモルから急に電話がかかってきて、会いにいくと、彼の隣には年上の女性、すみれがいた…。岸井ゆきの×成田凌が出演主演を務めるのは、『ここは退屈迎えに来て』にも出演した岸井ゆきの。『おじいちゃん、死んじゃったって。』に続く自身2度目の映画主演作では、相手に自分の時間すべてを捧げる一途なOLテルコを演じる。テルコを都合のいい女として扱う相手役のマモルを演じるのは、2018年7月に公開された『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』にも出演した成田凌だ。さらに、年上の女性・すみれ役を江口のりこが務めるほか、深川麻衣、若葉達也、片岡礼子、筒井真理子など、実力派キャストが集結。また、監督は、三浦春馬主演で伊坂幸太郎の小説を映画化した『アイネクライネナハトムジーク』の公開を控える今泉力哉が務める。主題歌は、4ピースバンド「ホームカミングス(Homecomings)」の『Cakes』。京都を中心に活躍するバンドが、アコースティックなメロディにのせて片思いの切ない気持ちを歌い上げる。【作品情報】映画『愛がなんだ』公開日:2019年4月19日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国公開出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこ監督:今泉力哉原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)配給:エレファントハウス
2018年09月22日飯塚悟志、角田晃広、豊本明長によるお笑いトリオ・東京03の単独公演『不自然体』がついに開幕。7月4日から8日まで上演された東京公演を皮切りに、福岡、長崎、長野、愛知、静岡、大阪、北海道、岡山、広島、新潟、宮城と、全国12都市を巡る。また10月12日(金)から14日(日)まで東京・ガーデンホールでの追加公演も決定。そこで気になる公演の内容を、ちょっとだけご紹介する。【チケット情報はこちら】中年男性たちの日常を舞台に、絶妙な切り口と抜群の演技力で、独自のコントの世界を切り開いてきた東京03の3人。今回はタイトルにもあるように、“不自然”な状況や人物が続々と登場。豊本ののほほんとしたマイペースな雰囲気と、角田の少々暴走気味のボケ、そこに飯塚の的確でキレのいいツッコミが炸裂し、少しの不自然がラストに向かって爆発的な笑いを生んでいく。今回も7本の新ネタを用意。サラリーマンに喫茶店のマスターと客、高校の同窓会にワールドカップのテレビ観戦など、どれもこれも身近な設定ばかり。だがそこに潜む微妙な不自然を見つけるのが、彼らは本当にうまい。そしてやはり目を引くのが、角田の振り切ったハイテンションぶりとクドさ。それにはネタの共同作成者である飯塚でさえも、笑いをこらえるため、つい顔をそむけてしまうほど。また豊美(=女性役の豊本)の登場も、ファンには嬉しいところだ。東京03の単独公演でもうひとつ欠かせないのが、ネタとネタの間に流れる映像。こういった映像は時に単なる場繋ぎのようにも思われがちだが、これが十分1本のネタと言えるほどクオリティの高い仕上がり。前ネタをより膨らませ、新たな笑いを生み出すのはもちろん、短編ドラマのような趣もあり、PVのような楽しさもあり、なんと宣伝までも兼ねていたりする。その手のかけよう、こだわりには驚くばかりだ。またサウンドトラックCDを販売するほど、楽曲にも力を入れている。事前のインタビューでは「今回かなりいいと思いますよ」と自信をのぞかせていた3人。それが間違いでなかったことは、観客の反応のよさを見れば明らかだ。チケットの購入はもちろん早めがおすすめだが、10月13日(土)には各地でライブビューイングも。実はこのライブビューイング、角田が必ずミスをするという、東京03にとっては鬼門の公演でもあるらしい。飯塚はこう笑う。「角ちゃんが噛まずに最後までやれたら、全劇場でスタンディングオーベーションしてあげてください!」取材・文:野上瑠美子《追加公演チケット販売スケジュール》詳細は下記チケットリンクをご確認ください・いち早プレリザーブ:7月17日(火)12:00~7月22日(日)23:59・プレリザーブ:7月20日(金)12:00~7月25日(水)23:59・一般販売:8月4日(土)10:00~
2018年07月24日お笑い芸人・東京03の第20回単独公演『不自然体』が、7月4日(水)、東京・新国立劇場 中劇場で開幕。そこで記念すべき20回目の公演を間近に控えた、東京03の飯塚悟志、角田晃広、豊本明長に話を聞いた。【チケット情報はコチラ】約4か月をかけ、全国12都市で27公演を行う東京03の3人。中には同じネタを何度もやることに“飽き”を感じる芸人もいるが、どうやら彼らは違うらしい。「ネタをやるのは単純に楽しいですし、特に単独の場合、今自分たちが1番面白い!と思っているものを新ネタとして披露出来るわけですからね。そこはより多くの人に観てもらいたいって気持ちの方が強いです」(飯塚)。「僕はどっちかっていうと役者気質なので(笑)、飽きるってことはまずありません。地方によっても、回によっても反応が違いますし。それも含めて楽しめちゃいますね」(角田)。「ちょっと飽きて、また面白くなってみたいな周期が、ネタ毎にそれぞれあるんですよ。今回であれば7本ネタがあって、常にそのうちのなにかは面白い。つまり公演中飽きることはないんです」(豊本)。ネタづくりの段階では相当難航したようだが、公演初日を直前に控えた今、3人はその仕上がり具合について「かなりいい」と自信をのぞかせる。「今回は『不自然体』ってタイトルとの絡みもうまくいったと思います。不自然な状況も多いですし、不自然な人も多く出てきますし」(飯塚)。「いい感じに不自然だと思いますね。まぁコントって、どれも不自然っちゃ不自然なんですけど(笑)」(角田)。「確かにね。自然だとコントとして成立しないかも(笑)」(豊本)。「つまりは万能でいいタイトルだと思いますよ」(飯塚)。すでに7月の東京公演は完売しているが、新たに東京・ガーデンホールでの追加公演6回が決定。10月13日(土)には各地でライブビューイングも行われる。「角ちゃんは過去、ライブビューイングで全敗していますからね(笑)」(飯塚)。「そう、絶対間違えるんですよ。せりふが飛んだり、噛んだり。大画面で大勢の人が見ていると思うと、ドキドキしちゃうんです。俺、プレッシャーに弱いんで!」(角田)。「ハハハハ、だせえな!」(飯塚)。「先に間違えてくれるので、こっちとしてはありがたいですけどね」(豊本)。「まぁ20回目の単独ですし、今回も派手に決めますよ!」(角田)。「すげぇ困るんだよな~、それ宣言されちゃうと」(飯塚)。「テロですよ、テロ(笑)」(豊本)。取材・文:野上瑠美子《追加公演チケット販売スケジュール》詳細は下記チケットリンクをご確認ください・いち早プレリザーブ:7月17日(火)12:00~7月22日(日)23:59・プレリザーブ:7月20日(金)12:00~7月25日(水)23:59・一般販売:8月4日(土)10:00~《東京03オフィシャルアプリ" TOKYO03 Company"》第20回単独公演「不自然体」開催期間中は、入会キャンペーンを実施中!詳細は公式HPをご確認ください。
2018年07月04日『ゴッドタン』などを手掛ける放送作家のオークラさんが、東京03を主演に迎え、初めてドラマ演出を手掛けた『漫画みたいにいかない。』。角田晃広さんは売れない漫画家・戸塚、その幼馴染みを飯塚悟志さん、担当編集者を豊本明長さんが演じています。――ドラマでの役どころは、普段やっているコントとは違いますか?飯塚:東京03だけでこのドラマをコントでやるとしたら、僕と角ちゃんはいつもと同じ役回りですね。で、豊本は、ドラマで山下健二郎君が演じたおバカなアシスタント役も、山本舞香ちゃんの娘役もやる感じ。角田:ドラマで女優のマジ芝居を知っちゃうと、もうコントのときの豊本さんの女装では我慢できない!飯塚:僕ら、ずっとおっさんの女装に、騙されてきた!!豊本:…飯塚さんの台本に沿ってやってるだけなんですけど。――(笑)。三代目J Soul Brothersの山下健二郎さんとの共演はいかがでしたか?角田:当然かっこいいんだけど、誰よりもとぼけた顔が上手いんですよ。飯塚:アドリブへの対応も抜群!豊本:後々、山下君も舞香ちゃんも「アドリブには困った」って言ってたけどね(笑)。――ゲストが豪華で、高岡早紀さんも登場します。飯塚:超キレイだった!高校時代、部屋にカレンダー貼ってたんですよ。でも、現場の空気が変にならないように好きな気持ち、抑えてました。豊本:舞香ちゃんが「飯塚さんがニヤニヤしてる」って。飯塚:バレてたのね(笑)。――長回しの撮影は大変でしたか?豊本:10分、15分と続くんでゴール直前で間違えると地獄です(笑)。飯塚:撮影期間中は、ひたすら家で台本を読んで台詞を覚えてました。角田:収録日も着替え中や弁当食べながら5人で読み合わせして。皆が「そういうのいいんで」ってタイプだったら終わってた(笑)。飯塚:すごくいい座組みになれたと思うので、4月の舞台版も楽しみ!とうきょうゼロサン右から、角田晃広、飯塚悟志、豊本明長によるお笑いトリオ。’03年結成。「キングオブコント2009」王者。ファンアプリ「TOKYO 03 Company」が配信中。うだつの上がらない漫画家を取り巻く人々の、漫画のようには上手くいかない日々をユーモラスに描くシチュエーションコメディ。日本テレビ系にて毎週水曜24:59~放送中。Huluでは全話配信済み。舞台版は、4/5~7上演。※『anan』2018 年2月28日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年02月27日フォトグラファーの角田明子が長年撮り続けているサンタクロースをテーマにした写真展が、東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLEY MUVEIL)と、吉祥寺のブック オブスキュラ(book obscura)の2会場にて、12月7日から25日まで同時開催される。©akiko tsunoda「世界のサンタさんを撮り続けること」が、ライフワークになって今年で6年目を迎える角田明子。青山のギャラリー ミュベールでは、「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」と題し、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースのパラダイス山元が、アジア圏で初の公認サンタククロースに任命されてから、20年目を迎えた節目となる今年の夏に角田明子が同行した「第60回世界サンタクロース会議」での旅の写真を、お祝いのメッセージを込めて展示。©akiko tsunoda一方、吉祥寺のブック オブスキュラでは、「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」と題し、これまでグループで会う機会の多かったサンタさんたち、ひとり一人の活動をより深く知りたいと思い、角田明子が2016年の冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタさんの家を訪ねたときの写真を展示。タイトルとなっている「JULTOMTEN(ユールトムテ)」は、スウェーデン語でサンタクロースを表す言葉で、ユールはクリスマス、トムテは妖精という意味を持つ。北スウェーデン・ラップランドの北極圏より、さらに100kmほど北に位置する自然豊かな街・イエリヴァーレで暮らす、可愛い三角帽子が印象的な素敵なユールトムテを紹介する。また、12月16日の18時から、これまで角田明子が追い続けてきたサンタさんを紐解くトークイベントをブック オブスキュラで開催。サンタさんの裏話しや、旅のエピソードを温かいココアやコーヒーを飲みながらお届けする。トークイベントは事前予約制。予約は「角田明子さんトークイベント」と題し、参加者名、人数、連絡先を明記の上、メール(bookobscura@indoorbooks.jp)にて受付中。【イベント情報】「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」会期:12月7日~12月25日場所:GALLERY MUVEIL(ギャラリー ミュベール)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1時間:11:30~20:00「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」会期:12月7日~12月25日会場:book obscura (ブック オブスキュラ)住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103時間:11:00~20:00トークイベント会期:12月16日時間:18:00〜19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込み)
2017年11月30日フォトグラファー・角田明子によるサンタクロースをテーマにした写真展『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』と『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』が開催。2017年12月7日(木)から12月25日(月)まで、青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店ギャラリー ミュベールと吉祥寺のギャラリー「「ブック オブスキュラ」にて同時開催される。角田明子は「世界のサンタクロースを撮り続けること」をライフワークに、子どもたちの夢を守り、喜びを届ける世界中のサンタクロースたちをカメラとともに追ってきた。今回、その中から日本とスウェーデンのサンタクロースにフォーカスし、彼らのサンタスピリットを作品を通して伝える。青山で開催される『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』は、アジア圏で初めてグリーンランド国際サンタクロース協会に公認されたサンタクロース・パラダイス山元の、サンタクロースに公認されてから20年目という記念すべき節目を撮影。角田は夏に行われた「第60回世界サンタクロース会議」に同行し、その旅での写真を展示する。吉祥寺で行われる『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』では、今までグループで会う機会が多かったというサンタクロース個人の活動を知るべく、2016年冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタクロース宅を訪れた際の写真が展示される。北スウェーデンの北極圏よりさらに北に位置する街、イエリヴァーレで暮らす「ユールトムテ(スウェーデン語でサンタクロースの意)」を紹介する。また、2017年12月16日(土)に吉祥寺のギャラリーでは、角田明子がこれまで追い続けた様々なサンタクロースの裏話や旅のエピソードなどを語るトークイベントも開催される。【詳細】角田明子サンタクロース写真展開催期間:2017年12月7日(木)~12月25日(月)■『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1営業時間:11:30~20:00TEL:03-6427-2162■『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』会場:ブック オブスキュラ住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103営業時間:11:00~20:00TEL:0422-26-9707<トークイベント>会場:ブック オブスキュラ日時:2017年12月16日(土) 18:00~19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込)※事前予約制。※「角田明子さん トークイベント」と題し参加者名、人数、連絡先を明記の上、下記のアドレスに申し込むこと申込先:bookobscura@indoorbooks.jp
2017年11月27日中高生の頃、古文の授業は好きだったという角田光代さん。 「『枕草子』や『方丈記』などのエッセイ系が好きで、『源氏物語』には特に思い入れはなかったんですが、今回訳して面白さに気づきました」現代語訳に取り組んだ日本文学全集『源氏物語』の上巻は、「古文が苦手だった人でもすらすら読める」と評判だ。「目指したのは読みやすさ、格式のなさ(笑)。複雑な敬語、建物のつくりの説明などは省き、人の感情の動きを際立たせるようにしました」全体を俯瞰して、何が起きているのかもよく分かるようにしたかった、と角田さん。ひとつのエピソードを読むだけでは分からない、全体の流れが見えてくるのが本書の特徴。「たとえば上巻の後半で光君が都を離れて明石の君に出会いますが、それよりずっと前に、家来たちが明石の君の噂をする場面があります。その時からもう、明石の君との一連の出来事は始まっているんですよね」読み進めれば、エンタメ性の高さに改めてびっくり。「男の人たちが恋愛談議をするボーイズトークがあったり、光君と頭中将のやけに親しい感じがBL的だったり。みんなすぐ和歌を詠みますが、それは現代のインスタグラムのようなもの。日本人は今も昔も、瞬間を切り取ることが好きなんですね」さまざまなタイプの女性たちが登場するのも読みどころだが、「“気が強い”“おしとやか”といった性格ではなく、その場の感情によって個性が表現されているのも面白いです。その気持ちは理解できるぞ、というのが多いですね。光君があまりに美しくて引け目を感じる様子は、私も若い頃きれいな男性がいると“きれいだと思っていると思われないようにしなきゃ”と意識しすぎて言動がおかしくなったりしたので、よく分かります(笑)」また、翻訳を通して光君の印象もずいぶん変わったという。「スーパーヒーローだと思っていましたが、実はクヨクヨしたりすねたりと人間らしい。感情のある男の人だなと思って。それが魅力だし、だから女性たちはみんなこの人が忘れられないんでしょうね」現在、中下巻の翻訳作業中だが、さらに感情描写が深みを増しているとか。上巻を読んでしばし待たれよ。かくた・みつよ作家。1967年生まれ。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞など多数受賞。『源氏物語』の現代語訳に角田光代さんが挑戦。上巻は二十一帖の「少女」までを収録。中巻は来年5月刊行、下巻は来年末の刊行予定。河出書房新社3500円※『anan』2017年10月4日号より。写真・土佐麻理子(角田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年09月29日「ゴッドタン」などを手掛けるオークラが初ドラマ監督を務める「漫画みたいにいかない。」に、「東京03」、「三代目J Soul Brothers」山下健二郎、山本舞香が出演することが決定。配信日は10月31日(火)となり、あわせて来春には同じメンバーでの舞台化がされることも明らかになった。ドラマの舞台は、「まったく売れない漫画家の悲哀に満ちた日常」。時代遅れの売れない漫画家とその周りの人々を、シニカルな笑いと哀愁で描いていく。さらに「東京03」の舞台などではお馴染み、イラストレーター・ニイルセンが手掛けるアニメーションが役者の芝居と融合する。そして今回、本作に出演するキャストたちが発表!漫画は売れない、周りはバカばっか、娘にも呆れられている…根拠もないのに“ビックになるんだ!”と漫画家を目指したが、ヒット作一つも作れず、うだつのあがらない毎日を過ごす中年漫画家・戸塚オサムを演じるのは、「東京03」の角田晃広。そんなオサムのちょっとビッチで(?)ワケありの一人娘・るみを「南くんの恋人~my little lover」『桜ノ雨』の山本さん。ギリギリゆとり世代じゃないアシスタント・荒巻弘彦を「HiGH&LOW」シリーズや「Love or Not」では主演を務める山下さん。オサムの担当編集者・足立徹を「東京03」豊本明長。そして、オサムの幼なじみで毎日出前をとる定食屋の店主・鳥飼昭雄を「東京03」飯塚悟志が演じる。角田さんは「いつもと同じようなキャラクターだけど、自分にとっては、娘がいるというめったにないシチュエーションでのお芝居だったので、実際に娘がいたら嫌われるんだろうなぁと思いながら演じていました」と出演した感想を語り、飯塚さんは「10分15分長まわしするんですよ、大変でしたね。途中からシーンに入っていく緊張感といったら、たまらなかったです。誰かがミスると『よし!』みたいな(笑)」と撮影現場の様子を明かす。また撮影を終え、「ドラマって大変」と語ったのは豊本さん。「普段は3人でコントやってますけど、5人でやり取りすることで生まれる、入れ代わり立ち代わりのスピード感が面白かったです」とコメントしている。さらに、「濃かった」と一言述べた山下さんは、「セリフを覚えるのがとにかく大変な分、1話1話の思い出、完成したときの達成感というのが非常に大きかったです。学生の頃から東京03さんのコントを観てきたので、緊張しました。ただ、関西出身なので、間には自信があるというか。03さんはセリフが入るのが早くて、本当にすごいと思いましたし勉強になりました」と話し、山本さんも「こんなにテンポ感のある撮り方は初めてだったので、キツかったですが、勉強になりました」と新たな挑戦だったよう。またキャラクターについては、「るみのキャラクターが独特のファッションに表われているのですが、メイクや衣装は自分で決めたりもして楽しかったです。オークラさんの脚本ではとことんダメ女だったので、思い切って演じることが出来ました」と話しており、ストーリーだけでなく、メイクや衣装にもぜひ注目したい。「漫画みたいにいかない。」は10月31日(火)より「Hulu」にて独占配信開始、2話以降は毎週土曜日更新(全10話)。※2話は11月4日(土)配信(cinemacafe.net)
2017年09月15日映画『月と雷』が、2017年10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開される。原作は直木賞作家・角田光代の、2012年に出版された長編小説『月と雷』。角田作品は世代を超えて女性の支持を得ており、今までに『八日目の蝉』や『紙の月』などが映像化され、大ヒットを記録している。映画『月と雷』は一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品に仕上がっている。主人公の泰子を演じるのは、初音映莉子。映画『ノルウェイの森』 に出演、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューも果たしており、『月と雷』では自身と同年代の女性の繊細な心の機微を表現している。初音と共に主演を務めるのは俳優の高良健吾。『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。NHKドラマ「ぺっぴんさん」で主人公の幼馴染を演じるなど、その突出した演技力と存在感に注目が集まっている。高良が演じる智は、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす重要な役どころだ。監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。【詳細】映画『月と雷』公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己草刈民代監督:安藤尋脚本:本調有香原作:角田光代©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会【ストーリー】幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。無邪気な笑顔を浮かべる智。“普通”の家族を知らぬまま大人になった二人。大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活が立ちどころに変わっていく。
2017年03月16日直木賞作家・角田光代の長編小説「月と雷」が、初音映莉子と高良健吾主演で映画化されることが決定。『blue』 『海を感じる時』の安藤尋監督がメガホンを取り、10月より公開されることが分かった。本作は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる、世代を超えて女性の支持を得ている作家・角田氏の2012年に出版された同名小説。一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、そしてその母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者も出来、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然泰子の前に現れたことによって、大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく…。「親と子」、「家族」、「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品。主人公・泰子を演じるのは、『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などに出演し、『終戦のエンペラー』ではハリウッドデビューも果たしている初音さん。そして、初音さんと共に主演を務めるのは、『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、現在放送中の連続テレビ小説「ぺっぴんさん」では主人公の幼なじみを演じるなど、多くの映画監督から愛される実力派俳優の高良さん。本作では、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす役、智を演じる。泰子について初音さんは、「大好きな父を亡くし、東京に出るわけでもなく、清算しきれない過去を持ちながら、人の人生にかかわることに積極的でない女性」と説明し、「自分が持っていたもの、現場で感じたことを一番大切にし、心のアクセルとブレーキを小さく刻みながら、この役を作り上げました」と役作りを明かす。また高良さんは、「まず台本を読んで、智の行動を智自身掴み切れてないからこそ、智に対してしょうがないと思えるところがいくつもありました。多くを理解しながらというよりは、その場その場で演っていた記憶です。そして、そこには智の切なさがいつも側にあったと思います」とコメントしている。そして安藤監督は、「初音映莉子さんが、美人であることは面接で分かっていたのですが、実はかなりぶっ飛んだスンゲー女優であり、高良健吾さんがとにかくいいヤツに輪をかけたようにいいヤツで、さらに輪をかけてプロフェッショナルな俳優であることを目の当たりにし、とても貴重な体験でもありました」と主演の2人を絶賛。原作者の角田氏も「映画では、登場する人物のひとりひとりが、みんな、断然、小説よりもすてきな人だ。それは生身の人が演じているからかもしれない。俳優さんと女優さんが、登場人物たちの不器用な時間を、ていねいに真摯に生ききってくれているからかもしれない」と映像化についてコメントを寄せている。『月と雷』は10月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、騒動となった格闘家の角田信朗のブログ「ウェルエイジング日記」が26日、リニューアルされた。この日、メッセージとして「リニューアルに伴い、メッセージ・コメントは当ブログでは受け付けておりませんので、ご了承下さい」と発表。「本人宛のメッセージがある場合は下記のアドレスまでお送りください」とメールアドレスを記し、「今後とも宜しくお願い致します。スタッフ一同」としている。角田は16日に更新したブログで、過去にダウンタウンの番組でゲームのレフェリーのオファーを受けるも、K-1のミスジャッジ騒動の渦中だったため出演を辞退。そのことで松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白した。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反」と苦言。その後、角田は23日にブログで「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」「恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」などと謝罪した。
2017年01月27日格闘家の角田信朗が23日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて謝罪した。角田は「この度は、私自身の思慮に欠ける突然の発信で、松本人志氏、そして関係各位の皆様に、大変不愉快な思いをさせてしまった事を、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「8年前に松本氏から最初に頂いたお仕事のオファーを一旦受けたにも関わらず、事務所を通じて私からお断りした事は事実です。それが収録直前であった事も当時の記録で判明しております」とし、「私の認識が甘く、松本氏を始め、お仕事に携わられた多数の方々にご迷惑をおかけ致しましたこと、誠に申し訳ありません」と記した。そして、「信義則違反をしておきながら、その事実を省みずに一方的に、ブログ記事中で、こちら側が被害にあったかのような表現をしてしまった事は、全くもって私の不徳の致すところです」と続け、「また、私の中でくすぶっていたからと言って、8年も経ってからブログの記事という手段で一方的に伝達したことについては、今更ながら、恥じるべき自己中心的な行動だったと猛省しております」とつづった。さらに、「この度も、性懲りも無く、このような騒動を起こしてしまった事は、慚愧に堪えません。特に松本氏に対しては、私と松本氏の個人間の話では到底無かった事柄だったにもかかわらず、名指しでブログ記事に書くという軽率な行為を行ってしまい、弁明の余地もありません」と角田。「一連の騒動を反省し、まずはこのような形でお伝えさせて頂きました。改めまして心よりお詫び申し上げます」と反省の言葉を重ねた。角田は16日に更新したブログで、ダウンタウンの番組への出演を断ったところ松本を怒らせてしまい、それ以降、ダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったと告白し、関係修復を懇願。この発言に対し、松本は22日のフジテレビ系『ワイドナショー』で、収録の2日前に角田サイドがドタキャンし、代役が見つからなかったためにその日の収録が中止になったと明かし、「8年経ってブログでというのもルール違反じゃないか」と苦言を呈していた。
2017年01月23日お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(53)が、2017年1月22日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、先日から続いているタレントの角田信朗さん(55)との確執騒動について初めてコメントをしました。そもそもの発端は、角田さんが松本さんから共演NGにされているとブログで唐突に語ったこと。この日の放送で松本さんは、困惑した表情を浮かべつつも当時の状況を解説しました。松本さんの話によると、きっかけとなる事件が起きたのは8年前。某番組で角田さんに出演をオファーしたところ、角田さん側から了承が得られました。しかし収録2日前になって角田さんの方からドタキャンされたというのです。角田さんの衣装などすべてが手配済みだったことに加え、多数の芸人が出演する壮大なスケールの企画だったこともあり、『僕が怒っているとかの問題じゃない。吉本や日本テレビとの問題で、共演NGとかの小さい話ではない』と述べました。また、今になって突然ブログを介して伝えられたことについては、『なぜ8年も経って、僕を名指して話しているのか分からない。8年経ってブログで言うのはルール違反。ルールは誰よりも分かっている人なのに……』とコメント。番組のエンディングでは『角田さんへは全然怒ってはいない』と語り、今回の件が確執などではないと説明していました。●『何というガキっぽさ』『売名狙って失敗したな』ネット上では角田さんへのブーイングが加速この問題について、決して怒っているわけではないと説明した松本さん。しかし当時の顛末が明かされたことで、ネット上では角田さんに対してのブーイングが加速しています。『8年前のことだけなら別に大した問題でもなかったんだろう。でも今回、角田がブログで吼えたのが致命的にダメ。これでもう完全に見放されたわ』『いきなりドタキャンするってのは、角田の事務所がバラエティを下に見てる証拠。逆にK-1で試合が全て決まってるなか、2日前にドタキャンされたらどう思うよと問いたい』『松本は大人だな。それに引きかえ角田ときたら何というガキっぽさ』『松ちゃん、ずっと困り顔だったね。怒ってるっていうより、変なのに絡まれてさぞ困ってるんだろうな』『これ、当時の番組リアタイで見てた。観客も入れて2週に渡って放送される、相当大がかりな企画だったはず。巻き添え食った出演者やスタッフの数は知れないよ。これは角田がアカンやつ』『今回のことで他の会社やタレントたちも角田のこと使いづらくなったと思うよ。こんな騒動起こす奴とは一緒にやりたくないよね。売名ねらって、かえって自分の首しめちまったな』『こっちがすっかり忘れたころ、いきなりキバむいて攻撃してくる。こういう人、一般人にもよくいますよね。ほんとキライ』『松本個人というよりは、吉本興行と絶縁になってるって感じの話だったね。そこを、個人的な感情のもつれとか思ってる段階で角田は救いようがない。物事が客観的に見えてなさすぎる』『角田はコレ聞いて納得するんだろうか。それともまた懲りずにブログで反論してくんのかな。気になりすぎてしばらく角田ウォッチングしちゃいそうw』と、角田さんの姿勢に対する非難の声がネット上では多く見られました。角田さんの一方的な発信に対し、終始困惑しながら状況を語っていた松本さん。今後、角田さん側からのコメントはあるのでしょうか。ファンならずとも、これからの騒動のゆくえが気になりますね。【画像出典元リンク】・松本人志(@matsu_bouzu)(Twitter)/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年01月23日歌手の和田アキ子が21日、ニッポン放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(毎週土曜11:00~13:00)に生出演し、角田信朗が原因で『ダウンタウンDX』の収録が中止になったとする話を否定した。角田は今月に入って自身のブログで、ダウンタウン・松本人志と確執があることを告白。10年前に『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)から出演オファーがあったものの、マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と聞かされたと明かしていた。しかし、この収録に参加したという和田は、中止になったということを明確に否定。和田は「マネージャーがおせんべいかおまんじゅうを持ってきて、『すいません、今日は角田が出る予定だったんですけど、都合で出られなくなってので、くれぐれもよろしくお伝えください』って言われた。でも番組は中止になっていません」と説明した。その後、和田は角田の弟子に空手を習っていたこともあり、角田に「どしたん?」と聞いたところ、「よく分からんのですけど、(K-1の)ミスジャッジの件からNGになったみたいで…」と言われたそう。ただ、和田は、それぞれに事情があるとして「松本アカンで、という話でもない」と伝えたそうだ。だが、それから年月がたって、角田がこの件を告白したことに、和田は「『は? どしたの? 今?』っていう感じです」と戸惑いを隠せない様子だった。和田は、27日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンなう』(毎週金曜21:55~)で、「本音でハシゴ酒」企画にゲスト出演。この中で、ダウンタウン、坂上忍とともに「共演NGは誰か」という話題になっったそうだが、「(OAで)使われるかどうか分からない」とした。
2017年01月21日格闘家の角田信朗が17日、自身のブログを更新し、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白したことについて、売名行為ではないと主張した。「波紋」というタイトルで更新した角田は、「ボクが投げ掛けたメッセージは思わぬ波紋を呼び…」と書き出し、「瞬く間に各ネットニュースがこれを取り上げ遂にはフジテレビの『みんなのニュース』が電話インタビューを依頼してきてそれが今日の生放送で流れるという事態に発展してしまいました」と伝えた。その上で、「よく"炎上商法"みたいな言われ方で売名行為だと叩かれるタレントさんがいますが憚りながらこの角田信朗今さら売名行為に走らなくてもそれなりに足跡は残してきてますので(笑)」と売名を否定。スポンサーの名前などを挙げて「一時期の様なバブリーな勢いは無くてもちゃんと人生を全うしていますから下世話なアクションを起こす必要はさらさら無いのです」と説明した。そして、「ボクは"松本人志"というこの世界の達人に何か言いたいのではなくて元から何の因縁もなかったボクと松ちゃんの関係がこうなった裏に不都合な真実の裏で自らの保身の為にこそこそしていつまでたっても関係修復に尽力しない連中がいたとしたらそいつらを燻し出してやろう…とまぁ、そこまで言いませんが(笑)ただただこうなってしまった事が残念なだけで」と、約8年前の"事件"で生まれた確執を告白した思いをつづった。続けて、「そんな事をわざわざほじくり返したら業界からは疎ましがられて売名どころか敬遠され居場所がなくなるかも知れませんだから長いものには巻かれて寄らば大樹の陰そんな生き方をボクが望むと思いますか?(笑)」とコメント。さらに、自身の生き方を記し、「ボクが投げ掛けた波紋を関係各所がどう受け止めどう動くかはわかりませんがボクは"流水"つまり水の低きに流れるが如く自然体で振る舞うだけです」と締めくくった。
2017年01月18日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白した格闘家の角田信朗が17日、再びブログを更新し、確執の原因を推測した。角田は16日のブログで、「ある事件」をきっかけにダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなったと告白していたが、「続 松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで再びこの件について言及。「ダウンタウンの松ちゃんとのちょっとしたボタンの掛け違いのお話をしましたがアクセス数が急上昇してそれなりに反響があったのだなと思います」と書き出し、「いつか松ちゃんの元に想いが届くといいのですが」と期待した。また、「携帯にあの時僕の相談に乗ってくれた芸人さんからのメールが今も大切に保存されている事を思い出しました」と文面を紹介。2009年3月3日に送られてきたというメールは、「了解いたしました!!いろんな人を介して気持ちが間違って伝わりしこりを残すというのがありがちな世界です。そういうのが一番つまらないですね。ですので、角田さんの誠意伝わるよう努力いたします。ご安心ください!!なにか変わったことありましたら連絡しますので。ご丁寧にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します」という内容だった。角田は「ボク自身が誤解を解くために取るべきだった行動取れた行動は他にもたくさんあったかも知れません」としながらも、「ボクはこのメールの言葉に全てを託した事も間違いであったとは思っていません」ときっぱり。「正しく伝わる事も間違って伝わることも含めてそれもご縁なのです」とした。そして、この芸人が数日後に携帯番号もメールアドレスも変えて連絡が取れなくなったこと、収録現場のスタッフが角田の直談判の申し出を頑なに拒んだことから、「当人同士の図り知らないところで何かの因子が働いてボタンの掛け違いはより複雑になったのだろうなぁ」と推測。「どこの世界にも不都合な真実は存在するのですそれが世の中の仕組みなのです」とつづった。
2017年01月17日K-1競技の統括プロデューサーを務める空手家の角田信朗さん(55)が、2017年1月16日にブログを更新し、ダウンタウン・松本人志さん(53)と関係を修復したい旨を訴えました。角田さんはかつて、ダウンタウンの2人が司会の番組にたびたび呼ばれていたものの、 ある確執によって長いあいだ番組に呼ばれなくなったことを告白。角田さんの説明では、ダウンタウンの番組から“叩いて被ってジャンケンポン”のレフェリーを依頼された際、当時自身が置かれていた立場から断ったことがあったということです。そしてその1年後、ダウンタウン司会の番組に呼ばれた際、台本に角田さんの名前を見つけた松本さんが収録を中止にした、と説明しています。ブログでは、松本さんの側近であるベテラン芸人に事情を説明して関係修復を試みたことなど、これまでの経緯が長文でつづられており、最後は『この真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています』と締めくくられています。翌17日には『続 松ちゃんに伝えたいこと』として、相談したという芸人さんとのメールのやりとりも公開。この角田さんの一連の言動に対し、ネット上ではさまざまな批判が巻き起こっているようです。●角田さんが番組に呼ばれないのは別の理由?ダウンタウン・松本さんとの確執を公表した角田さんに対しネット上では、『ブログで昔のこと掘り起こして勝手に書くとか女々しすぎだろ。格闘家らしくない』『全部、勝手な憶測で書いてるだけだろ?本人とはなにも話してないわけだし。一方的すぎると思う』『そもそも他の番組でも見なくなったけど…。単に需要がなくなっただけなんじゃ?』『松ちゃんに伝わってほしいとか書いてるけど、こんなとこで書いたら余計にこじれるだけ』『仕事に困ってるだけ。お仕事くださいのブログ』『話題作りおつかれさまです。仕事なくすだけだと思いますよ』『こういうことを書いちゃう空気の読めなさが呼ばれない理由なのでは?』『ムキムキ同士、リングで対決すればいい』『仮に松ちゃんが許しても、これによって世間のイメージが悪くなったからどっちにしても番組には呼ばれなくなる(笑)』『今度のワイドナショーが楽しみ!取り上げてくれるかな?』など、ブログで公表することではないという声が多く聞かれました。双方の言い分を聞くまでは真相はわかりませんが、松本さんが自身の番組『ワイドナショー』でこの話題を取り上げるかにも注目が集まっている様子。果たして2人の関係が修復されることはあるのでしょうか。【画像出典元リンク】・角田信朗オフィシャルブログ「ウェルエイジング日記」Powered by Ameba/●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年01月17日格闘家の角田信朗が16日、自身のブログを更新。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志との確執を告白し、真実が本人に伝わって関係修復につながることを願った。角田は「ダウンタウン松ちゃんに伝えたいこと」というタイトルで更新。かつては日本テレビ系『ダウンタウンDX』や、浜田雅功が司会を務めるフジテレビ系『ジャンクSPORTS』に頻繁に出演していたことを説明した上で、「ある事件をきっかけにボクはダウンタウンの番組に全く呼ばれなくなってしまったのです」と告白した。事の発端は、あるダウンタウンの人気番組の制作から「芸人対抗・叩いて被ってジャンケンポン選手権」のレフェリーをやってほしいと出演オファーがあったこと。角田は喜んだが、「当時K-1はジャッジやレフェリングに様々な問題提起が為され物議を醸していた時期でしたミスジャッジの存在やそれこそ武田幸三引退試合のボクのレフェリング然り世界に広がる競技を統括する最高責任者のボクが果たしてそんな状況下でバラエティー番組に出て『叩いて被ってジャンケンポン』のレフェリーを務める事が格闘技ファンから許容されるだろうか」とジレンマがあったという。そして、K-1のイベントサイドからも自粛してほしいと言われたため、泣く泣く経緯を説明してレフェリーは断った角田。その際、「レフェリーが無理でも解説として実況席に座るとか何か別の形で松ちゃんからのお申し出に応える事は出来ませんか?」と提案したというが、結局出演はなくなり、ショックを受けたという。それから1年後、『ダウンタウンDX』から久しぶりに出演依頼があり、久々のダウンタウンとの共演、そして、松本に直接当時のお詫びができるチャンスがきたと喜ぶも、収録当日に中止に。マネージャーから「松本さんが台本を見て角田の名前を見つけた途端に収録は中止や!!ということになった…」と理由を聞かされた角田は、「もうとっくに丸く治まったことだと思っていただけにまさに青天の霹靂でした」と当時の心境を明かした。それから約10年が経過。角田は「松ちゃんの提案にボクの出演を安請け負いして名乗り出た担当者がまさかのNGの回答に松ちゃんに対する自分の体面を保つ理由を作るには他人(角田)を悪者にするしかなかったのではないか?」と推測しているそうで、「ボクは今でもダウンタウンが大好きで番組は欠かさず観て笑うたびに一抹の寂しさも痛感しています」と思いをつづった。さらに、「あの時強引にでも松ちゃんの控え室に乗り込んでいって直接経緯を説明すれば絶対にこんなふうにはなっていなかったろうという想いは強いです」と打ち明け、「このブログに書くことでこの真実が回り回って松ちゃんのもとに届くことを祈っています」と関係修復を願った。
2017年01月16日お笑いコンビのナイツと、トリオの東京03が、12月3日に千葉・成田国際文化会館で開催される千葉テレビ主催のイベント「爆笑お笑いライブ2016 in 成田」への意気込みを語った。ナイツは、ボブ・ディランなどの時事ネタを予告。また、「『今日は飛行機で羽田から来たんですよ』という成田でしかできないツカミができますね」と、ステージの想像を巡らせた。一方、千葉の四街道が地元の東京03・飯塚悟志は「友達が見に来たりするかもしれないですし、楽しみです」と期待。角田晃広は「友達の前でスベらせるわけにはいかないので、3人で一丸となって全力で笑いを取りに行きます!」と団結を示していた。このライブには他にも、ドランクドラゴン、ニッチェ、インスタントジョンソン、ブラックパイナーSOS、アナクロニスティックが出演。料金は全席指定で3,500円となっている。
2016年11月04日プロダクトデザイナーの角田陽太と鈴木啓太による特別展示が、10月31日から11月6日まで渋谷ヒカリエ内コワーキングスペース・Creative Lounge MOV内のSHOWCASE-aiiima 2にて開催される。角田陽太と鈴木啓太は、世界的に注目されるアンダー40のデザイナーを表彰する「HUBLOT DESIGN PRIZE 2016」にて、日本人として初めてファイナリスト8人に選ばれたデザイナー。今回開催する展覧会では、角田と鈴木が手掛けた様々なアイテムの他、モノを生み出す過程で作られたプロトタイプなども展示され、その過程や手法などについても知ることができる機会となっている。角田陽太は、07年ロイヤル・カレッジ・ オブ・アートを修了後、08年より無印良品のプロダクトデザイナーを経て、11年YOTA KAKUDA DESIGNを設立。家具、家電、生活用品、パッケージなど国内外で高い評価を受けている。鈴木啓太は、多摩美術大学卒業後、12年にPRODUCT DESIGN CENTERを設立。自ら手掛けるブランド「THE」では東京駅のKITTEに 「THE SHOP」を展開。これまでには、レッド・ドット・デザイン賞、iFデザイン賞など世界中のデザイン賞を受賞。【イベント情報】「YOTA KAKUDA + KEITA SUZUKI “Industrial Design”」会場:渋谷ヒカリエ Creative Lounge MOV SHOWCASE-aiiima 2住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:10月31日~11月6日時間:12:00~19:00
2016年10月31日セミがわんわんと鳴き、うだるような暑さが続く。クーラーの効いた部屋でアイスやかき氷を頬張り、涼を取る、そんな人も多いはず。でも、音楽でだって涼は取れる。今回は、この夏に聞きたい”クールダウンミュージック”をご紹介。選者は、カセットテープ専門店waltz代表の角田太郎氏。今年リリースされたものの中から、5つのアルバムを選んでもらった。カセットテープならではの、耳障りのやさしい音楽が出揃った。今夏は、耳から、涼しくーー。DAVID BAZAN/デイヴィッド・バザン『BLANCO』アメリカはシアトルを拠点とするシンガーソングライター、デイヴィッド・バザン(DAVID BAZAN)の3rdソロアルバム。もともとPedro the LionやHeadphonesといったインディーバンドの中心メンバーとして活躍していた彼の3枚目となるソロアルバムは、夕涼みに聞きたいフォークトロニカ。けだるい低音ヴォイスがゆったりと流れてゆく。カセットにはダウンロードコードが付く。『BLANCO』デイヴィッド・バザン(DAVID BAZAN)Plush/プラッシュ『PLEASE』サンフランシスコの4ピースバンド(女3・男1)プラッシュ(Plush)の3rdアルバム。囁くように歌う、透明感のある女性ヴォーカルに思わずうっとり。そして、ふわふわと浮遊感のあるポップなギターサウンドが、火照った体をじんわり癒していく。そんなどこか懐かしい、思い出の琴線に触れる楽曲が5曲。眼鏡の男の子が謎のポーズをキメている、シュールなジャケットもかわいい!『PLEASE』プラッシュ(Plush)不逞社『Alegrias y duelos de mi alma』マンガのようなジャケットと漢字のネーミングから、日本人かと思わせるが、実はイタリア人ギタリストのソロユニットFUTEISHA。オリエンタルなギターサウンドは、時にノスタルジックに、時に荘厳に鳴り響く。アヴァンギャルドで実験的なアンビエントサウンドも盛り込み、まるでディヴィッド・リンチのサウンドトラックのような世界が広がる。『Alegrias y duelos de mi alma』不逞社(FUTEISHA)ADELINE HOTEL/アデリン ホテル『It’s Alright Just The Same』NYブルックリンを拠点とするシンガーソングライターDaniel Knishkowyによるソロ・プロジェクト、アデリン ホテル(ADELINE HOTEL)。2作目となる本作は、とっても懐かしい、古き良きアメリカを感じるフォークサウンド。早く起きた朝、暑くなる前の涼しい時間帯に聞きたくなるような、静かでやさしい曲ばかり。穏やかな気持ちで一日を迎えられるはず。『It’s Alright Just The Same』アデリン ホテル(ADELINE HOTEL)Bitchin Bajes And Bonnie Prince Billy/ビッチン バジェス アンド ボニー・プリンス・ビリー『Epic Jammers And Fortunate Little Ditties』現代アメリカを代表するシンガーソングライターのひとり、ボニー・プリンス・ビリー(Bonnie Prince Billy)と、シカゴの実験音楽ユニット、ビッチン バジェス(Bitchin Bajes)の共演作。両者の即興演奏が織りなす、魅惑のサイケデリアが展開する。幻想的で雄大な、アメリカのプリミティブな原風景のような、静かな音世界に身を委ねて。『Epic Jammers And Fortunate Little Ditties』ビッチン バジェス アンド ボニー・プリンス・ビリー(Bitchin Bajes And Bonnie Prince Billy)【店舗情報】waltz住所:東京都目黒区中目黒4-15-5-101営業時間:13時~20時(月曜定休)電話:03-5734-1017
2016年08月15日カセットテープ専門店が話題だ。スマートフォン保有率が6割を超えるこのデジタルの時代に、だ。もしかしたらティーンエイジャーたちにとっては「カセットテープ?何それ美味しいの?」かもしれない。しかし、とにかくクリエイティブ界隈では話題となっている。昨年8月に、中目黒にオープンしたカセットテープ専門店「waltz」。中目黒駅を出て山手通りを目黒方面に向かう右手、都内でも指折りの高級住宅街の片隅に店を構える。大きなガラスの引き戸が連なった扉から、自然光がたっぷりと入り込む店内。配管や天井裏がむき出しになった店内には、想像性を掻き立てられるような空間が広がる。整然と佇む棚には、タイトルを背にしたカセットテープがぎっしりと並べられ、手が差し伸べられるのを待っている。ジャンルは、往年のジャズから、90sヒップホップ、そして若手アーティストたちによるインディーミュージックなど様々だ。もちろん再生機器であるいわゆる“ラジカセ”の品揃えも充実している。当時を知る人であれば思わず「懐かしい!」の一言がこぼれるだろう。その他には、希少なレコードやカルチャーマガジンのバックナンバーなどのビンテージブックも展開する。しかし、ここは閑静な住宅街。駅からもちょっと歩くのだ。ここでもまた一つハードルが上がる。しかし、このハードルこそが店主の角田太郎さんの狙いの一つだ。■デジタルの隆盛を逆手に取る実は、店主の角田さんは世界的なECサイト「Amazon」の日本法人で働いていた。「店を立ち上げて1年くらいしか経っていないのですが、テレビ、ラジオ、雑誌、webなどメディアの取材がひっきりなしです。なんでこういう状況になったかというと、僕が独立した後、インターネットビジネスをやってないからなんですよ。実際にここに来てはじめて目に見える“リアルな世界”を作っていて、そこに共感して、面白いと思ってくれる人が多いということなんだと思います」このご時世、カセットテープを専門に扱っているお店は世界でも稀な存在だろう。その証拠に、イギリス発のライフスタイル誌「Wallpaper」からも取材を受けた。「そういうお店が、中目黒の住宅地を歩いてくると突然現れるということ。また、Amazonというインターネットビジネスに長年携わってきた僕が、全く真逆のことをやっていること。双方含めてこの店のバリューになっているんです。そんな“ストーリー”も含めて、面白がってもらっている状況でしょう」■オープンのきっかけはある1冊の本との出会いデジタル化の波を肌で感じることができる最たるものの一つが音楽だろう。それまではラジオを通じて聞いていた音楽が、レコードになり、カセットになり、CDになり、データとなり、無形化した。「音楽が無形化した結果、アートではなくなってしまったんだと思います。自分自身、初めてiPodを手にした時、持っている何千枚ものCDをデータ化してやろうと思ったんですけど、あっという間に挫折しました。若いころから音楽を聞いてきた身からすると、やっぱり音楽ってデータじゃないよねと、気づく瞬間でもありました」「カセットテープに行きついたのは2004年頃、ある1冊の本がきっかけです。それがこの『mix tape』というタイトルのアートブック。著者が知人に、昔作ったミックステープを持ってきてと声をかけて、集めたものを収めてアートブックとして紹介しているんです。ミックステープを作った本人は、それがアートだなんてことは思っていないでしょう。ですが、ジャケットやインデックスの作り方に注目すると面白いんです。凝ったコラージュが施されていたり、タイポグラフィーの作品集にも見えます。この1冊の中では、カセットテープというものがアートとして表現されてるんです。この本でスイッチが入りました」■カセットテープのほうが“音がいい”それこそ「ハイレゾ」なんていう言葉もよく聞くようになった。音質もどんどん良くなっているような気もする。「音がいいっていうのは、すごく定義が難しい話です。技術的に“高音質”ということと、耳に聞こえる“心地よさ”っていうのは全然話が違うんですよ。それは例えば、高級メゾンのスラックスがいいのか、古着のリーバイス501がいいのかっていうのと同じ。ハイレゾみたいなものは高級メゾンのスラックスなんです。デジタルの音は固いんですよね。それに対して、周波数を上下でカットしたレコードやカセットは聴こえる範囲が狭いんです。だから高音質ではないという言い方もできるんですけど、でもその分パンチが効いてるんですよ。音は温かく聞こえるんです。加えてアナログ盤はノイズを含んでいます。ノイズを含んだ音は生々しく聞こえるんです」■デジタル=冷たい、アナログ=温かい、という二元論を超えて角田さんは「デジタルにはデジタルのよさがある」と前置きした上で、「アナログを古臭いものだと勘違いしている人も多い」と語る。「カセットは現在進行形のカルチャー。音楽業界全体が衰退していくなかで、音楽を伝えるメディアも弱体化している。だから若いアーティストたちが、カセットで新譜を出していることを知ることができない。今は、世界各国のカセットレーベルから直接扱ってほしいという問い合わせが来るようになりました。僕は常に『音楽には形がある』と言っているんです。それはモノを目で見て、触れることによって、音楽が聴きたいって衝動が生まれることにリンクします」「今は配信や動画サイトで、あまりお金を掛けずに音楽を聴くことができる。ですが、ありがたみが失われると、興味が損なわれるっていうのは音楽もファッションも同じで、ファストファッションが隆盛するとファッション全体がしらけてしまう。今また古着が流行していますよね。あれってカセットテープの再評価と同じなんだなって思います。珈琲だってスターバックスが流行っている一方で、サードウェーブ系が盛り上がっているじゃないですか。スタバはマジョリティだけど、サードウェーブを良いと思う人も多くいるんです。しかも、彼らはより文化的なこだわりをもった人種。アナログメディアの再評価が世界レベルで進んでいると実感しています」■そして音楽業界の再生へAmazon入社前は六本木WAVEで働いていた角田さん。六本木WAVEといえば、80年代文化の象徴ともいえるCDショップだ。地下には“尖った”単館系映画がかかる「シネ・ヴィヴァン」があり、美術書店「アール・ヴィヴァン」があり、ビル全体が一大カルチャー発信拠点となっていた。今ではそこに六本木ヒルズがそびえ立つ。時の流れは、早い。一度下降線を辿った文化が再び息を吹き返すということは、本当に難しいことのように思える。「このビジネスを巨大化しようとは思っていません。とはいえ、音楽レーベルの人たちもリサーチに来ますし、大手家電メーカーの社長さんがうちのお客さんだったりします。今の音楽業界に関して言うと、配信主流の状況を誰も良しとしてないんですよ。どんどん売り上げは落ちていき、アーティストは新作をリリースしにくい状況になっている。ビジネスのヒントを、みんなここで探ってるんです」「僕にとってこの店は、手始めのプレゼンテーションなんです。結果的には、音楽業界や家電業界の再生につなげるための大事な一歩と言えるような店にしていきたい。それはすごく大きな夢でもありますけどね。前例のないことだし、音楽のバックグラウンドを含めた“自分にしかできない”見せ方をすることによって、カルチャーにすらなりうると、そう思っています」私たちが肉体から離れて“デジタル化”することは絶対にない。もしくは相当遠い未来でのことだろう。フィジカル(=アンチデジタル)な体験は、これからもっと“ありがたみ”のあるものになっていくはずだ。懐かしがってなんかいられない。カセットテープカルチャーは、実はまだ始まったばかりなのだ。【店舗情報】waltz住所:東京都目黒区中目黒4-15-5-101営業時間:13時~20時(月曜定休)電話:03-5734-1017【イベント情報】みらいの夏ギフト’16「思い出」を贈ろうISETAN meets waltz send happy memories場所:伊勢丹新宿店本館3階=ステージ#3期間:16年8月3日~9日waltzからセレクトしたカセットテープと、時代を感じる雑誌のアーカイブやTシャツや小物を組み合わせて「思い出」と共に贈るギフトをwaltz × ISETANで提案する。
2016年08月02日角田明子の写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が、7月30日から8月14日まで東京・南青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店GALLERY MUVEILにて開催される。同展は、角田明子がライフワークとして訪れた旅先での出会いをZINEとしてまとめた冊子シリーズ『レーゲンボーゲン(REGENBOGEN)』をもとに開催されるもの。同作では、今までにラトビア、エストニア、メキシコ、スウェーデン、デンマークと続き、角田ならではのやさしい光と色彩で世界の魅力を表現してきた。この春刊行したシリーズ初のアジア号タイ・チェンマイ編では、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らし、無数のコムローイ(ランタン)が空に舞うイーペン祭(ロイクラトン)の幻想的で美しい夜など、タイの“北方のバラ”とも言われる美しい古都・チェンマイの魅力溢れる情景が紹介されている。同展では、角田明子が旅先で出会った魅力あふれる世界のグランマ(おばあちゃん)たちの写真によるミニ展示コーナーも登場。また、角田明子がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設としてスタートしたBan Rom Saiで作られた雑貨や、ミュベールのミューズでもあるグランマチャームの限定商品の販売も行われる。その他、8月4日には角田明子とNPO法人バーンロムサイジャパン代表である名取美穂による、“チェンマイ”をテーマにしたトークイベントも開催される予定だ。【イベント情報】「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」会場:GALLERY MUVEIL住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山地下1階会期:7月30日~8月14日時間:11:30~20:00
2016年07月27日角田明子写真展「REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai」が開催。2016年7月30日(土)から8月14日(日)まで南青山にあるミュベール(MUVEIL)のコンセプトショップ、ギャラリー ミュベールにて行われる。フリーランスのフォトグラファーとして広告、雑誌や書籍、CDジャケット、写真展開催など、さまざまな分野で活躍する角田明子。彼女が2012年から刊行しているZINE「レーゲンボーゲン」は、彼女が訪れたエストニア、メキシコ、スウェーデンなど、世界各国での出会いを記録しているシリーズだ。本展ではタイ・チェンマイを舞台に、山岳民族たちのハンドクラフトとその暮らしや、無数のランタンが空に舞うイーペン祭の幻想的で美しい夜など、美しいチェンマイの魅力を紹介する。彼女ならではのやさしい光と色彩があふれる作品に映し出されるチェンマイ人々や街並みは、あたたかくゆったりとした空気感に包まれている。さらに同展では、彼女が世界各地で出会った素敵なおばあちゃんを捉えた、グランマたちの写真のミニ展示コーナーも登場。会場では角田がチェンマイを訪れるきっかけとなった、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設、Ban Rom Saiで作られた雑貨や、ミューベルのグランマチャームも限定販売される。また、8月4日には角田とNPO法人バーンロムサイジャパン代表、名取美穂による、「チェンマイ」をテーマにトークイベントも開催。【開催概要】REGENBOGEN~a walk around Chiang Mai会期:2016年7月30日(土)~8月14日(日)開催時間:11:30~20:00会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山 B1F■角田明子・名取美穂 トークイベント開催日:2016年8月4日(木)開催時間:18:30~【問い合わせ先】TEL:03-6427-2162
2016年07月26日