9月15日(金)に開幕する、栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊の4人芝居『ミッド・ナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」でも話題の脚本家・岡田惠和が脚本を手掛け、深川栄洋が舞台初演出に挑む本作は、バリ島のリゾートホテルの一室を舞台に、結婚式を翌日に控えた男女とその父、母の4人が織りなすハイスピード毒舌ラブコメディ。その公開稽古が行われた。舞台『ミッド・ナイト・イン・バリ』チケット情報稽古は、花嫁の幸子(栗山)が、結婚相手で小説家志望のフリーター・治(溝端)に不満をぶちまけ、敏子(浅田)が娘・幸子の加勢をしたりしなかったりしつつ治を問い詰める、という場面からスタート。テンポのいいピアノ生演奏の中、思いつくままに喋りながらどうにかこの場を切り抜けようとする治、治の間違いを高速で指摘する幸子、合いの手のようにふたりを煽る敏子、という息の合ったやり取りが痛快。そこにお調子者な治の父・久男(中村)が登場してさらなる混乱を引き起こし、カオス状態になったところで幸子を中心とした歌(オリジナル曲)が始まったので、思わず笑ってしまった。その後も、幸子が治を問い詰める言葉を発端に幸子と敏子が揉め始めたり、かと思えば敏子が幸子と結託して治を責めたり、久男はなにかと空気を止めたりと、個性派揃いの4人の会話が餅つきのように続いていく。次に披露されたのは、クライマックスの歌唱シーン。浅田と中村が中心となり、4人が歌って踊る楽曲だ。準備中に浅田が「歌まで歌わされるんですー。踊りまで踊らされるんですー」と大きな独りごとを言うと笑いが起き、稽古場の雰囲気のよさも伝わってきた。稽古後の囲み取材で、溝端が「観るほうは楽しいけど、やるほうは大変な芝居です!」と笑ったように、「ひとり4ページくらいの長ゼリフがそれぞれある」(栗山)、「脚本は読みやすくて面白いけど、日常会話すぎて逆に覚えるのが大変」(溝端)、「しかもハイスピードを要求される」(栗山)という俳優の苦労がそのまま面白さにつながる作品。そこに歌とダンスも加わり、浅田は「現役のときからリズム感があまりないから振り付けがなかったんですけどね。まさか踊らされるとは!」とぼやくも、中村が「美代子ちゃんと踊りながら歌うっていうのは幸せな時間です」とニッコリ。溝端も舞台で歌うのは初となり、他にはない4人の姿が見られる作品になりそうだ。栗山が「その回、その回でお客様と一緒の空気を味わいながら楽しんでいけたら」と話す本作は、9月15日(金)から29日(金)まで東京・シアタークリエにて。その後、静岡・愛知・大阪・福岡など全国12か所を巡演。取材・文:中川實穗
2017年08月30日現在公開中の映画『君の膵臓をたべたい』で「DISH//」北村匠海とW主演を務める女優・浜辺美波が、17歳の誕生日を迎える8月29日(火)に写真集「浜辺美波写真集 voyage」を発売。この度、この写真集が予約大好調につき、発売前の“重版”が決定したことが分かった。2000年8月29日、石川県生まれの浜辺さんは、連続テレビ小説「まれ」や、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の本間芽衣子役、物語の鍵を握る精神障害を抱えた難役で「無痛~診える眼~」などに出演。現在公開中の主演作『君の膵臓をたべたい』は興行収入25億突破目前となっており、9月には主人公の妹役で出演する『亜人』の公開を控える、いま注目の若手女優だ。発売される写真集は、浜辺さんの16歳から17歳までのとびきり無垢で繊細な、そして美しく自由な時間を切り取った写真を1冊に凝縮。今回の重版決定について浜辺さんは「発売前重版と聞いて、率直にうれしいです!写真集の撮影で訪れた台湾の十分で“たくさんの方々に写真集が届きますように…”とランタンに願いを書き込み空に飛ばしたのですが、その願いが叶ってとても幸せです!!」と喜びのコメントを寄せている。さらに写真集発売翌週の9月5日(火)には、写真集の未公開カットのみで構成された「浜辺美波2018カレンダーブック」が刊行予定。B5正寸・オールカラーで壁掛けタイプの仕様となっている。「浜辺美波写真集 voyage」は8月29日(火)より発売。「浜辺美波2018カレンダーブック」は9月5日(火)より発売。(cinemacafe.net)
2017年08月28日一日の大半の時間を過ごす職場は、社会人にとって一番の出会いの場。仕事で苦労を分かち合い、密かに恋を育んでゴールイン!という例は枚挙にいとまがありません。それは一般人のみならず有名人も同じこと。共演や共通の知人の紹介をきっかけに恋に落ち、結婚する人って結構多いですよね。そこで今回は、占いサイト「魔性の宿曜」監修者である宇月田麻裕先生に、芸能人、アスリートなど“同業者”同士の既婚カップルを占っていただきました。■夢が続く限り結婚生活は安泰福原愛(1988年11月1日)×江宏傑(1989年2月22日)福原愛さん(1988年11月1日)は星宿。江宏傑さん(1989年2月22日)は角宿。この二人を見ていると、最高の相性である「栄親」の関係ではないだろうか?と思いますが、実は「危成」の近距離。特にいい相性とはいえず、結び付きも強くない関係です。では、なぜ結婚までたどり着いたのでしょうか。それは、二人が同じ競技のアスリート同士だったのも大きな理由です。とはいえ、それだけではありません。角宿である彼の特徴が大きく影響しています。彼は大変社交的で、しかも、柔らかな言葉遣いができる人。愛ちゃんが体力的にも精神的にもつらかった時に、支えとなるような言葉をかけ続けてくれたのです。感性も価値観も違う二人ですが、宿の特長によって、結果的に結び付きを強くすることができたのでしょう。愛ちゃんは夢を達成させていく星宿。卓球選手として夢を達成させ、結婚を達成させ、今は家庭という夢を達成させつつあります。次の夢は、彼を卓球選手として支えること、子どもを守ること…彼との間で夢が続いていく限り、二人の結婚生活は安泰といえるでしょう。ただし、角宿の男性は大変モテます。彼が他の女性に目を奪われないように、しっかりと捕まえておくのがカギといえるでしょう。■出会ってすぐに意気投合!相性も抜群杏(1986年4月14日)×東出昌大(1988年2月1日)杏さん(1986年4月14日)は井宿、東出昌大さん(1988年2月1日)は柳宿。まず、杏さんの恋愛傾向としては、本心を知られたくないため交際までに時間がかかります。結婚に関しての理想は高く、相手選びに妥協はしません。一方の東出さんは冷静なタイプのように見えて、実は情熱的な人です。恋に関しても果敢にアプローチしていくでしょう。NHKの連続テレビ小説で共演した二人は、もともとモデル出身の俳優同士ということもあり、熱血漢である彼に、杏さんが徐々に心を開いていったに違いありません。そうしたら、もう片時も離れたなくないほど愛は深まっていきます。相性も大変よく「友衰」の近距離です。趣味や会話も弾み、出会ってすぐに意気投合するでしょう。きっとモデル時代の話からドラマの演技の話まで、様々な話題で盛り上がったはずです。注意すべき点は、家庭を大切にする杏さんが、几帳面で口うるさくなりがちなこと。それが色濃く出すぎると、東出さんが家に帰るのが嫌になったり、義理の親との関係がギクシャクしてしてしまったりします。そこに気をつければ、素敵な家庭を築いていくことができるでしょう。■価値観は違うけれど強い絆ありYUKI(1972年2月17日)×YO-KING(1967年7月14日)YUKIさん(1972年2月17日)は奎宿。YO-KINGさん(1967年7月14日)は角宿。二人の関係は「危成」の遠距離。宿曜占星術において、一番といっていいほど、縁が生じにくい相手です。ただし二人はミュージシャン。個性と個性が交じり合い、価値観の違いを融合させたり…つまり、ケミカルリアクションをさせていきます。それができる楽しい相手でもあるのです。そして、基本的に奎宿のYUKIさんは、異性にサポートされていく人。親しい異性が近くにいることで安心でき、自分自身も輝いていきます。一方のYO-KINGさんの角宿は楽しさと安らぎを与えられるのが特徴。ですからYUKIさんにとっては、心地いい相手といえるでしょう。そんな二人に以前、第一子の急逝という悲しい出来事が起きました。このつらい共通体験が、二人に強い絆を生むことになったのです。特に彼の特徴は、相手の気持ちを察知できるというカンに優れ、気遣う言葉も伝えられる点。相性の結び付きが弱い場合でも、宿の特徴、体験などにより、強い絆が生じる場合があります。とはいえ、角宿の遊び心が外に向きすぎた場合、関係が崩れてしまう可能性もあります。■彼とあなたの相性は?どのカップルも、必ずしも、すごく相性が良いってわけでもない様子…。それでも結婚へと導かれたのは“仕事”という共通点や、同業者であるがゆえの“類似点”や“絆”があったからみたいです。みなさんも、好きな人や結婚を考えているお相手との相性をチェックしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、モバイルサイト「魔性の宿曜」を覗いてみてくださいね!監修者紹介宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。そのプロセスの中で、「自分の存在を、人々の幸せに役だてたい」と願うようになり、ハッピネスファクトリー®を設立。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍中。読売新聞日曜版連載、日本テレビ系列「ズームイン!!SUPER」(あかさたな占い)レギュラー出演。
2017年08月28日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、有村架純(24)だ。2010年、『ハガネの女』でドラマ初出演を果たし、2013年にはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』出演で人気を博す。その後多くのドラマに出演する売れっ子女優で、2017年4月から放映のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』では主演を務めている。『映画ビリギャル』(15)で、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。さらに同作と『ストロボ・エッジ』(15)でブルーリボン賞主演女優賞を獲得するなどの活躍を見せ、最新作となる映画『関ヶ原』(8月26日公開)では、伊賀忍びの初芽を演じる。○有村架純の印象最初に彼女に会ったのは、作品ではなくブルーリボン賞の授賞式だったんです。一緒に壇上に立って「うわあ、かわいいなあ」と思い、『ビリギャル』を観て、やっぱりかわいかったですね(笑)。切り替えの芝居もうまいし、ベタ惚れになって、ヒロインはまず第一に有村さんにお願いしたいという思いがありました。今見ると、彼女はリハーサルをすればするほど、理解度が深まっていくタイプなんですよね。僕が見た限りでは、今回の芝居で1番素晴らしいのが、1番多くリハーサルした、最初の三成との会話でした。天才型ではなく努力を重ねるタイプで、じっくり1つのシーンに対して、ある程度の演技指導を行っておくと、次の時にはそれをクリアして、なおかつプラスαが出てくるんです。物静かな勉強家です。もっともっといろんなことができると思うし、『ビリギャル』を中心とした有村架純のイメージしか抱いてなかった人は、彼女の守備範囲の広さにびっくりすると思うし、これ以上の本格派の時代劇をやったとしてもきっとできますよ。それくらい学習能力が高い女優です。○撮影現場での様子努力家の有村さんですから、現場でも、僕が見る限りでは物静かでした。キャピキャピして騒ぐタイプではないし、真剣になって役の心情と会話している感じですよね。有村さんは、スケジュール調整がものすごく大変だったんですよ。最初は出演が絶望的だったんですが、もしかしたら3~4週間空けることができるかもしれないと風向きが変わってきたので、とにかく彼女のシーンをまとめて撮影できるように少し書き変えたりしました。撮影前のリハーサルは出来るということなので、所作指導やアクション指導も行いましたが、本当に一生懸命ですし、今までやったことないのに、勘が良い。役者は勘が良いことが1番大きな要素なんですが、そこがすごかったですね。○映画『関ヶ原』でのおすすめシーン彼女の素晴らしさが1番見えたのは、比叡山で撮った忍者バトルのシーン。当日結構な豪雨になっちゃって、普通だったら中止なんですが、考えてみれば普段誰も入れない比叡山の修行道で、雨降らしの機械も持ち込めないところで雨が降ってくれている。映画の神様の雨降り効果だから、やるしかありません。あの忍者バトルは、みんな腰を落として体を低くして戦っていて、最初に立ち上がったやつがやられてしまうというコンセプトで組んでいたんです。でも有村さんは集中して全部のアクションをやっているから、疲労で立ち上がる前に尻もちをついてしまったんですよね。その表情がすごくよかった。その疲労感や、絶望で中嶋しゅうさんを見上げる顔こそが、映画のリアルだなということで、少しコンセプトを変えました。ハプニングが起きたとしても、役として輝く要素を残してくれました。(C)2017「関ヶ原」製作委員会
2017年08月25日木梨憲武と佐藤健により実写映画化もされる、奥浩哉原作の漫画「いぬやしき」。このほど、10月よりフジテレビ“ノイタミナ”枠にてスタートするTVアニメ版の“ヒーロー”犬屋敷壱郎役は小日向文世、“悪役”獅子神皓役は声優初挑戦となる村上虹郎であることが分かった。同作のPVでは、8月10日より声のみが公開され、“誰が演じているか”が謎に包まれていた。今回、主人公である58歳のサラリーマン・犬屋敷壱郎には、ドラマ「HERO」「僕の生きる道」から先の大河ドラマ「真田丸」、連続テレビ小説「まれ」、映画『アウトレイジ』『サバイバルファミリー』まで、多彩なキャラクターを演じてきた個性派・小日向さんに決定。また、獅子神皓には2014年のデビュー作『2つ目の窓』以降、映画・ドラマの出演が続き、9月には主演作『二度目の夏、二度と会えない君』が控えるなど、いま最も注目を集める若手俳優の村上さんが声優に初めて挑む。2人は、フジテレビ系にて2015年に放送され、原作アニメファンからも絶賛の声を受けた実写ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称:「あの花」)で共演済み。村上さんは主人公の“じんたん”こと宿海仁太、小日向さんはその父を演じていたが、本作では善と悪として対立することに。家庭や社会では目立たない存在ながら、ある日、手に入れた力で世界を救うことになる犬屋敷と、同じ力を“世界を破壊するため”に使うことになる獅子神をどう演じていくのか、目が離せない。また、オープニング・テーマは作品の大ファンだというロックバンド「MAN WITH A MISSION」による書き下ろし曲に決定。まったく新しい形のヒーローとして戦う犬屋敷にインスパイアされた「My Hero」とのタイトルに。原作者・奥氏や、作品への熱いラブレターでもあるという。その「My Hero」が流れる第1弾PVは、8月24日深夜のフジテレビ“ノイタミナ”にて放送され、夜の街を飛び回る犬屋敷、悪の力を振るう獅子神とともに、犬屋敷の娘・麻理や愛犬・はな子など犬屋敷家の様子も描かれ、見応えたっぷりのPVに仕上がった。小日向さんは、「原作がとにかく素晴らしい作品。僕もすっかりハマリました。原作のファンの皆様の期待を裏切らないよう、犬屋敷壱郎、頑張って取り組んでいきたいと思います」と意気込みをコメント。村上さんは「原作の目次にあった『神と悪魔』というタイトルが近いのですが、今回のテーマは現代社会の中に人の滑稽さと美しさが映し出されているというのが本当に面白いと思います」と見どころに触れる。PVの全容と2人のコメントは、アニメ公式サイトおよび、YouTube“ノイタミナ”公式チャンネルでも確認できる。さらに、オープニング主題歌について「MAN WITH A MISSION」のジャン・ケン・ジョニーは、「オープングガ決定シタ時ハ嬉シカッタノハモチロン、ビックリシマシタネ!マサニオンタイムデ読ミ始メタ頃ニオ話ヲ頂イタノデ」と明かす。同じくカミカゼ・ボーイは、「絶望ト希望トイウ対極ノ感情ガ、激シク入リ乱レル壮大ナ原作ノ世界観ヲ、ヨリ引キ立タセラレルヨウニト集中シ、楽曲『My Hero』ヲ製作シマシタ」と、曲に込めた思いを語っている。TVアニメ「いぬやしき」は10月12日(木)より毎週木曜日深夜24時55分~フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送(※初回放送時間変更の場合あり)。Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日俳優・ディーン・フジオカが主演を務める映画『海を駆ける』が2018年5月に公開されることが決定。本作はディーンさんの第2の故郷であるインドネシアを舞台に、カンヌが見出した若き才能、深田晃司監督とタッグを組み、完全オリジナル脚本で製作。日本公開のほかインドネシアでも公開が決定している。インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見される。片言の日本語やインドネシア語を話すが正体は不明。その謎の男にラウ=インドネシア語で「海」と名付けて預かることになった、災害復興の仕事をしている貴子と息子のタカシたち。その周辺で謎の男・ラウは様々な不思議な奇跡と事件を巻き起こしていく――。果たして、ラウは何者なのか…?人の生き方を、鋭く深く見つめてきた深田監督が描き出す本作は、広く澄み渡る海と、戦争と津波の記憶の残る町を背景に、集い息づく人々に起こるファンタジー作品。すでに海外からの期待が高く、日本、フランス、インドネシアなどの共同製作により、今月8月5日にクランクイン。約1か月、インドネシア、スマトラ島のバンダ・アチェでオールロケを敢行している。連続テレビ小説「あさが来た」五代友厚役で知名度を上げ、その後も多岐にわたり活躍を見せるディーンさんが本作で演じるのは、ラウと名付けられ奇跡を起こす正体不明の男だ。そして、成り行きでラウと一緒に暮らすことになる日本人の貴子役には、多くの映画やドラマ、CMなど幅広く活躍し、『ほとりの朔子』に続き2度目の深田組参加となる鶴田真由。貴子の息子・タカシ役には、『桐島、部活やめるってよ』『私の男』や11月には『南瓜とマヨネーズ』(冨永昌敬監督)など出演映画の公開が続く太賀。タカシの従妹を、主演作『2つ目の窓』で新人賞や主演女優賞を獲得した若手実力派女優・阿部純子が演じる。インドネシアについて、家族が住んでいたり自分の過去に縁のある国の一つと語るディーンさんは、「音楽的にもジャカルタでアルバムを作ったりしていますので、いつかインドネシアに映画の撮影に来られたらいいなぁと思っていました。 しかも今回日本とインドネシアやフランスなどの共同製作ということでぜひ参加したいと思い、いまここにいます」とインドネシアでの撮影は念願だったとコメント。また、スマトラ島は初めてだと言い「アチェというと同じインドネシア国内でも外国みたいなイメージがあったので、すごくワクワクドキドキですね。自分のジャカルタの友だちや家族にアチェのこと聞いても誰も行ったことなかったし、詳しく知っている人もいなかったので、そういう意味では今回貴重な体験をさせていただいて、本当にありがたいなと思っています」と語る。自身の役柄については「すごく不思議な存在」と言い、「人間のようでいて、でも人間ではないというか。様々な奇跡的な現象を起こしていく、とにかく謎に包まれたキャラクターですね」と説明。さらに、「作品はストーリー的にもチャレンジングでおもしろいものだと思うんですけど、作品の存在自体が2つの国だったりカルチャーというものをさらに近づけていったり、新しい化学反応を起こしたりするようなきっかけになる可能性を持った、ひとつのプロジェクトなんじゃないかなぁと思っているので、一人でも多くの人に、国籍や喋る言語を問わず、年代を問わず、観てもらえたら嬉しいですね」と話している。一方、『歓待』『ほとりの朔子』『淵に立つ』などを手掛けてきた深田監督は、2011年に津波に関するシンポジウムの記録撮影のために、2004年にスマトラ沖地震による大津波で被害を受けた地インドネシアのバンダ・アチェを初めて訪れ、刺激を受け、アチェを舞台にした映画を作りたいと思ったと明かす。また「ディーン・フジオカさんは、その多国籍で無国籍な生き方にまず惹かれ、お顔を拝見し打ち抜かれました。一目惚れです。ラウがいた、と確信しました。ラウ=ディーンさんの発見によって、この映画は動き始めたのだと思います」とふり返り、「俳優たちの魅力によって期待以上の作品に育ちつつあることを実感しています。目の前に見えることを大切に掬い取っていきたいです」と早くも自信を見せている。『海を駆ける』は2018年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年08月24日「グリコ・森永事件」をモデルにした小説「罪の声」で数々賞を受賞し、いま最も注目される小説家・塩田武士の待望の新刊「騙し絵の牙」が8月31日(木)より発売されることが決定。本作は、俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くした作家が描く、完全「あてがき」 による新感覚小説で、カバーも大泉さんが務めている。大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から休刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!出版社は数少ない文芸のヒット作に対して、映画会社などから映像化の声がかかるのを待ち、芸能事務所は俳優に適した映像化作品が生まれるのを待つ。そんな一般的な流れに抗い、塩田作品10作目にあたる本作は出版社と作家に加え、芸能事務所そして俳優までが一体となって、発案当初から映像化をも見据え企画された異色の文芸作品だ。社会派作家・塩田氏の4年間にわたる丁寧な取材と、大泉さんに関する綿密な分析、さらには大泉さん本人からの細部にわたるアドバイスが加わったことで、読者は大泉さん個人を自然に主人公に重ねて読み進めることができる作品に仕上がっている本書。また、話し方や会話の間の取り方など、塩田氏の緻密な分析により初めて実現できた完全「あてがき」を通し、読み手は主人公に扮する大泉さんが、脳内で自ずと動き出すというかつてない感覚を体験できるという。また単行本のカバーも、主人公に扮した大泉さんが飾っており、単行本のカバーを飾るのは実はこれが初。グレーのスーツに身を包み、原稿や書類を脇に抱え編集長・速水に扮した大泉さんの影が、“騙し絵”を写し出している。装丁を担当したのは、星野源らトップアーティストのCDジャケットなどを手掛けるアートディレクター・吉田ユニ。裏表紙の別カットにも注目だ。「騙し絵の牙」の発案出発点は、雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙に出る際、おすすめ本を一冊選ばなければならなかったことからだと明かす大泉さん。「私は表紙撮影がある度に、『大泉エッセイ』を担当してくれていた同編集者に、いつも『お薦め本、ない?』と、聞いていたんです。映像化されて、私が主演をできるような小説をと。それを、毎回訊かれるのが、彼女はめんどくさくなったんでしょうね。『じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!』と言ったが始まりなんです」と話す。また中にも自身の写真が入っているそうで、「私の写真集と言っても過言ではございません!」と言い、「でもいま、何より怖れているのが、この小説が映画化されたとき、速水役が私でない、ということです」と不安も明かし、「本書帯キャッチに<最後は“大泉洋”に騙される>ってあるんだけれど、<最後は“大泉洋”が騙される>って。実それが“騙し絵の牙”だったんだと。それだけ避けたいですね」とコメントしている。著者の塩田氏は、「私のイメージを遥かに超えた『小説の核』が出来上がった」と自信を見せ、「速水輝也と大泉洋さんの『完全同期化』を目指し、私は大泉さんの映画やバラエティー番組、舞台を観て、語尾や会話の間、どのような方法で笑いを取っているのかを分析しました。作品中に速水が接待でモノマネをするシーンがありますが、それはほぼ全てが大泉さんのレパートリーです。改めて実感しました。こんな振り幅の大きい俳優はいない、と」と分析していて確信したそう。また、いまはもうできることはない、という清々しさが胸内にあると言う塩田氏は、「『物語の内容が現実とリンクしていく可能性がある』――そう気づいたとき、読者の皆さまはどんな未来予想図を描かれるでしょうか?本を愛する全ての人たちへ。さぁ、新しい扉を開いてください」とこれから本書を手に取る読者へメッセージを残している。「騙し絵の牙」は8月31日(木)より発売。(cinemacafe.net)
2017年08月22日多くの警察小説を手掛けてきた直木賞作家・佐々木譲が初めて挑んだ法廷ミステリーの映像化、連続ドラマW「沈黙法廷」で、永作博美が主演を務めていることが分かった。東京都北区の赤羽で、1人暮らしの老人が絞殺体で発見された。赤羽署の刑事たちは警視庁と組み捜査を開始する。付近住民によると、被害者宅には時折、ある女性が出入りしていたという。個人営業の家事代行業者をしているという、山本美紀という女だ。彼女の自宅マンションの前には、埼玉県警の警察車両も訪れていた。なんと、彼女の仕事先では、ほかにも複数の不審死が発生していたのだ。連続殺人犯としてマスコミの報道は過熱。彼女はいったい何者なのか、果たして何が真実なのか?警察、マスコミ、彼女を信じる者。三者三様の視点から、美紀の人生が徹底的に炙り出されていく。彼女は悪女か、淑女か――。「廃墟に乞う」や「警官の血」「制服捜査」など、数々の警察小説で知られる佐々木氏による“刑事・法廷ドラマ”が融合した傑作ミステリーが、これまで数々の社会派ドラマやミステリー作品の映像化を実現させてきた連続ドラマWとして登場。本作で永作さんが演じるのは、老人の不審死が連続して起こるなか、捜査線上に浮上する家事代行の女性・山本美紀。永作さん演じるキーパーソン・山本美紀に対して、警察、弁護士、マスコミ、そして彼女を信じる者、それぞれの立場からの視点が過熱しながら展開されていく。悪女なのか、淑女なのか、永作さんはその人物を見る者をも翻弄する圧倒的な表現力で体現する。今回併せて解禁された本作のキービジュアルでも、手錠をかけられた永作さんは不敵で曖昧な笑みを浮かべ、妖艶な雰囲気に包まれている。祈っているようにも見える両手は、希望への祈りなのか、それとも贖罪か。悪女にも、淑女にも受けとれる二面性を秘め、じっと見つめていると、こちらの感情が揺れ動いてしまう鮮烈なビジュアルとなっている。永作さんをキャスティングしたプロデューサーは、「前回、『連続ドラマW 私という運命について』でご一緒させていただいた際、永作博美さんの穏やかな表情の奥にある、沸き起こる熱量を目の当たりにし、人間が本能で持っているあらゆるパワーに驚かされるばかりでした」と述懐。今回の主人公は「セリフで感情を語れる人物ではありません」と言い、「このドラマは、彼女のふとした表情やその奥にある感情に登場人物や視聴者が翻弄される作品だと思っています。この難役を演じられるのは、永作博美さんしかいない、そう確信し、オファーさせていただきました」と起用の理由を語った。永作さんはそんな山本美紀という女性に、「ひと言で言うと、とても“地味”な女性です。自分の運命を受け入れ、淡々とした日々を過ごす、そんな緩急のない女性を演じるというのは、実はとても難しいことで…。でも、私自身が歳を重ね、様々な人たちの人生に触れたり、経験を積んできたりしたからこそのいま、やっとこういう役に挑戦できるのかなと思います」と思いを込めながら、「どう演じていくのかはまだ模索中ですが、この難役にやりがいを感じている自分もおりますので、ぜひ皆さん放送を楽しみにお待ちいただければと思います」とアピール。さらに、「美紀は、老人の連続不審死の容疑者として裁判にかけられるのですが、声高々に『私は無実です』と叫ぶわけでもなく押し黙ってしまうことから、彼女が“悪女”なのか、“聖女”なのか、周囲の妄想が勝手に膨らんでいきます。恐らく、美紀がどういう人間なのかということを想像しながらご覧になるという点では、美紀を取り巻く登場人物たちと同じ視線でこの作品を楽しめるのかなと思います」と、最大の見どころに触れている。「連続ドラマW 沈黙法廷」は9月24日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月07日満島ひかりが奄美大島を舞台に、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。このほど、クライマックスの重要シーンの撮影後に監督と素直な気持ちを語らう、満島さんのメイキング映像がシネマカフェに到着した。傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻・島尾ミホ。後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島・加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たしたのが本作。島尾ミホをモデルにしたヒロイン・大平トエを演じるのは、TV、映画、舞台のみならず、最近、歌手活動も行う実力派・満島さん。さらに、トエの恋人で若き日の島尾敏雄がモデルの朔(さく)中尉を演じるのは、NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」でのヒロインの夫役も記憶に新しい永山絢斗。監督・脚本は、『かぞくのくに』(’12)など数多くの作品のプロデューサーとして活躍後、2015年『アレノ』に続き、監督2作目となる越川道夫。原作に記された、奄美の野生の景観と豊かな時間の流れを映画に取り込み、自然と神と人々が共存する島の異次元的な空気感を見事に表現した。このたび届いた映像は、クライマックスの海辺での重要な場面の撮影を終え、自分の素直な気持ちを越川監督に伝える、満島さんのすがすがしい表情が印象的なメイキング映像。本シーンは、物語終盤。日ごとに敵襲が激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型の原子爆弾が落とされた後、ついに朔中尉(永山さん)の特攻艇が出撃する日がやってくる。トエ(満島さん)が最後にひと目、彼に会うため、逢瀬を重ねた海辺に駆けつけ、朔への思いを全身でぶつけるという重要な場面。海辺での一連のシーンをワンカットで撮影したため、7テイクも重ねる大変な現場だったという。撮影最終日に行われた、このシーンを終えて、越川監督が「トエの疾走感は出たと思う。全体を通して」と話すと、満島さんも楽しげに同意しつつ自らの心持ちを語り、「(東京に)帰って見てみたら、“あれ?”意外とそんなことない。あれは島の魔法だった、とかね」とも。夜明けまでかかった撮影を終え、きらきら光る海辺で交わされた言葉に、撮影の雰囲気や満島さんと越川監督の信頼関係が垣間見られる貴重なメイキング映像となっている。『海辺の生と死』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海辺の生と死 2017年7月、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
2017年08月06日「1年越しのオファーが実り、ディーンさんの連ドラ初主演が決まりました。制作側の期待度も高く、打ち合わせ段階から相当力が入っているそうです」(芸能関係者) 15年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で“五代様”を演じてブレイクし、現在公開中の主演映画『結婚』も大好評のディーン・フジオカ(36)。主演が決まったドラマは日本テレビ系列で、10月スタートになるという。 「ディーンさんといえば、4月からの情報番組『サタデーステーション』(テレビ朝日系)の出演など、本業の俳優業以外のジャンルでも活躍の幅を広げています。打ち合わせでは国際経験豊富な意見を出し、企画も提案しているそうです」(前出・芸能関係者) そのあまりの多才ぶりに、各局からオファーが殺到。 「彼は16年に単発ドラマ『喧噪の街、静かな海』(NHK)で主演を務めたものの、連ドラはまだです。水面下で激しい争奪戦が繰り広げられていました」(テレビ局関係者) そんな引っ張りだこのおディーンさまを射止めた日本テレビが用意したのは、“最強の日曜夜枠”だった。 「今回ディーンさんが出演するのは、日曜22時半からの枠です。“日テレの日曜夜”といえば『ザ!鉄腕!DASH!』から始まり、『世界の果てまでイッテQ』『行列のできる法律相談所』と、高視聴率のバラエティー番組が目白押し。その勢いを借りることができる“最強ドラマ枠”と言われています」(前出・テレビ局関係者) さらに、おディーンさまの相手役にも“最強の女優”が起用されるという。 「ヒロインは、武井咲さん(23)。彼女は、現在主演を務めるドラマ『黒革の手帳』(テレビ朝日系)でも高評価を得ています」(前出・芸能関係者) 豪華すぎるW主演に期待が膨らむが、気になるドラマのストーリは……。 「まだ脚本も決まっていない状態ですが、大筋は“ラブ・サスペンス”で決定です。武井さんはお嬢様役、ディーンさんは海外から来たハーフの刑事役で、2人が恋仲になる展開が考えられています。名家と庶民の格差から交際を猛反対されるも、最後には結ばれてハッピーエンド。そんな『ロミオとジュリエット』さながらのラブストーリーと、緻密な構成のサスペンスを組み合わせた作品になると聞いています」(前出・芸能関係者) “イケメン刑事役”のおディーンさまに、ファン悶絶は間違いなし!?
2017年08月06日女優の土屋太鳳と芳根京子が、映画『累-かさね-』(2018年公開)でW主演を務めることが4日、わかった。同作は松浦だるまによる人気コミックを実写化。天才的な演技力を持ちながらも、醜い容貌にコンプレックスを抱いて行きてきた淵累(芳根)と、美貌に恵まれながらも女優として花開かずにいた舞台女優・丹沢ニナ(土屋)が、キスすると顔が入れ替わる不思議な口紅を使うことで、運命が変わっていく。NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを演じた土屋と、『べっぴんさん』でヒロインを演じた芳根が、キスを引き金に顔が入れ替わるという難役に挑戦。土屋は通常のニナ&顔がニナになった累、芳根は通常の累&顔が累になったニナと、両方を演じることになる。また、芳根は累に近づくため、特殊メイクを施すという。土屋は芳根について「芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します」と印象を語る。芳根と入れ替わることにドキドキしながらも「とても光栄ですし、すごく楽しみでもあります」と心境を明かし、「今はまだ稽古という場と役という人格を通してしか時間を御一緒していないので、これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます」と希望を表した。一方、芳根は「小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです」と土屋の印象を語る。「『頑張ろうね』と優しく手を握ってくださって嬉しかったです」と明かし、「沢山頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります」と意気込んだ。原作の松浦はもともと、口紅を塗った土屋の広告を見て「この方に演じてもらえたら……!」と思っていたという。また、芳根についても「芳根京子さんになら女の激情・悲哀・葛藤をきっと表現していただける」と期待を寄せた。○土屋太鳳コメント演技というものは、実は普段の生活の中で、どんな人も繰り返していると思うのです。理想と現実を埋める方法だったり、思いを伝える手段だったり。でもそれが本当の自分を隠すためのものならば、しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のようでもあります。『累-かさね-』が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、『累-かさね-』の闇に酔いしれたいと思います。○芳根京子コメント『累-かさね-』の世界観に入るのが楽しみでもあり、撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。二役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです。メイク・衣装など沢山の力をお借りしながら、今までとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!(C)2018映画「累」製作委員会(C)松浦だるま/講談社
2017年08月04日NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務めた土屋太鳳と、同じく「べっぴんさん」でヒロインを務めた芳根京子が、“美醜”をテーマにした人気コミック「累-かさね-」の実写映画化にW主演。キスを引き金にして“顔”が入れ替わる、衝撃の設定に挑むことになった。伝説の女優を母に持つ淵 累(ふち かさね)は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容貌に強いコンプレックスを抱いて生きてきた。一方、舞台女優・丹沢(たんざわ)ニナは、美貌に恵まれながらも女優として花開かずにいた。そんな2人が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれて出会ったとき、運命の歯車が動き出す――。原作は、現在11巻が発売され、累計発行部数180万部突破、イブニング新人賞出身の新しき才能・松浦だるまが放つ衝撃作(講談社「イブニング」連載中)。美醜をめぐる人間の業という究極の命題を描き出し、その息もつかせない展開にファンが急増。それぞれが入れ替わり、成功を手にしたように思えた矢先、彼女たちの意思と反して、転がるように堕ちていく人間模様に注目が集まっている。脚本を担当するのは、ドラマ「僕のヤバイ妻」や映画『LIAR GAME The final stage』など手掛ける脚本家・黒岩勉。監督は、映画『キサラギ』や「ストロベリーナイト」シリーズなどで細やかな人間描写を得意とする監督・佐藤祐市。そして主演は、朝ドラ女優の土屋さんと芳根さん。初共演の2人が、口紅の力で “キス”をした相手と“顔が入れ替わる”という設定を踏まえ、それぞれが1人2役で累(かさね)&ニナを演じ分ける“2人1役” に挑む!土屋さんが演じるのは、演技の才能に悩む舞台女優・丹沢ニナと、ニナの顔をした累(かさね)。「まれ」のヒロインで脚光を浴び、公開待機作に『トリガール!』『8年越しの花嫁』、『となりの怪物くん』など主演作が続く超売れっ子が、溌剌としたキャラを封印し、新たなヒロインへと変貌を遂げる。また、芳根さんは、伝説の女優と呼ばれた淵透世の娘で自らの顔が醜いと恨み続ける累(かさね)と、累の顔をしたニナに挑戦。2016年の「べっぴんさん」でヒロインに抜擢され、『心が叫びたがってるんだ。』でも熱演を見せる彼女が、その愛らしい顔立ちからは想像もつかない累の容貌に近づくべく強烈な特殊メイクを施すという。まさに、若手屈指の清純派女優2人が、イメージを覆す人生をかけた大舞台に挑んでいく。本当の自分を隠すための演技とは、「しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のよう」と土屋さん。「『累-かさね-』が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、『累-かさね-』の闇に酔いしれたいと思います」と自らを奮い立たせるかのようにコメント。初共演の芳根さんについて、「芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します。そんな芳根さんと演技とはいえ入れ替わってよいのだろうかとドキドキしていますが、同時にとても光栄ですし、すごく楽しみでもあります」と語る。一方、芳根さんは、「撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。2役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです」と同様に、期待を込めてコメント。「いままでとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!」と意気込み十分。土屋さんについては、「小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーのあふれる方で、とても心強いです。『頑張ろうね』と優しく手を握ってくださって嬉しかったです。たくさん頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります」と明かしている。また、原作の松浦さんは、まず土屋さんについて、「電車内の広告の中、口紅を塗った土屋太鳳さんの写真に目が釘付けになりました。それまでは健康的なイメージが強かったのですが、口紅を纏った顔立ちに得も言われぬ妖艶な美しさが窺えて、『この方に演じてもらえたら…!』と思っていました」と言う。「清純な可愛らしさもミステリアスな美しさも同時に兼ね備えた土屋さんは、まさしく『ニナ/累』の両面を映し出せる女優さんだと思います」。芳根さんについては、「こんなに可愛らしく爽やかな印象の女優さんなのに、その印象から程遠い“醜い”女の役をよく引き受けてくださった…と思うとともに、芳根京子さんなら『淵累』という女の激情・悲哀・葛藤をきっと表現していただける、という確信が私の中にあります」と語り、「芳根さんの心と身体で具現化される瞬間を、虚構が真実になる瞬間を目撃したいです」と期待を込めている。そして、「2人と初めてお会いしたとき、とにかくエネルギーを強く感じました」と明かすのは佐藤監督。「きっとお2人はいまが役者としても人としても伸び盛りで、何でも吸収出来るしそれを直ぐに表現したい、何にでも挑戦したい。その思いがあふれている、そう感じました。とても可愛らしいお2人が、どんな醜い争いの芝居をするのか?どんなエゴイスティックな心を晒すのか?どんな化学反応が起こるのか?監督として、楽しみながら立ち向かって行きたいと思っています」とコメントを寄せている。『累-かさね-』は2018年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月04日女優・のんが、新たな創作あーちすととしての活動の場、新音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」(カイワレ・コード)を発足し、今秋より随時作品をリリースしていくことがこのほど明らかに。あわせて、タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスター意見広告シリーズにのんさんが登場。タワーレコードでは、今後リリースに合わせた商品展開を始め、全国の音楽小売店へのディストリビューションでも全面的にサポートしていくという。のんさんは、「能年玲奈」として連続テレビ小説「あまちゃん」や『ホットロード』などに出演。そして、“のん”へ芸名変更後、初声優を務めた復帰作『この世界の片隅に』は大ヒットとなり、アメリカを始めフランス、イギリス、ドイツなど世界公開もされている。今回のポスターは、のんさんが尊敬する現代芸術家・奈良美智が愛知・豊田市美術館で開催中の個展「奈良美智 for better or worse Works:1987-2017」の会場内で撮影。「NO MUSIC, NO LIFE?」ポスターに奈良さんの作品が登場するのは、今回が初となり、登場する作品「ブランキー」は、奈良さん本人にセレクトしたそう。また、この「NO MUSIC, NO LIFE?」ポスターは、8月4日(金)よりタワーレコードおよびTOWERmini全店にて順次掲出される。なお、のんさんは8月6日(日)に東京・葛西臨海公園・汐風の広場で開催される音楽イベント<WORLD HAPPINESS 2017>にスペシャルゲストとして出演が決定しており、会場のタワーレコードブースにて発足記念のオヒロメ・パックを販売。また同日、のんオフィシャルファンクラブも開設される。(cinemacafe.net)
2017年08月03日「『ひよっこ』は先日、僕が演じた島谷純一郎と恋人のみね子ちゃん(有村架純)とのお別れのシーンが放送されました。8時間近く撮影したのですが、そのバーのシーンで、リハーサルなしで本番を回すという撮影を初めて経験して。感情が高ぶるシーンなどはよくそういう撮り方をするそうで、僕自身、涙が込み上げる瞬間が何度かありました」 そう話すのは、7月24日放送分でNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』から姿を消した島谷を演じた、竹内涼真(24)。つらい思いをしたのは、主人公・みね子だけじゃなく、2人のお付き合いを見守っていた私たち視聴者も同じ!今、いちばん旬な俳優・竹内涼真に話を聞いた。 「『ひよっこ』撮了から3日ほどは、心にポッカリ穴が開いたような状態で。でも、それはそれだけこの役に打ち込めたということだと満足しています」(竹内・以下同) マーベル・コミックのヒーローが大好きだという竹内。 「僕、もともとヒーロー役に憧れて芸能界に入って。いつかマーベル・コミックのヒーローを演じるのが夢。マーベルのヒーローのフィギュアが勢ぞろいするショップには、プライベートで何回も行っています。見ているだけでうれしい。でも女のコって、あんまり理解してくれないんですよね(笑)。だから、『この作品を見て』と強要することはしたくなくて。女のコが関心を示して、『何を見たらいい?』って聞いてくれたら教えます」 そんな彼のおすすめのマーベル作品は? 「おすすめは、『マイティ・ソー』と『アメージング・スパイダーマン』。どちらも恋愛をメインに物語が展開し、女性の登場人物の心情を描いているので入りやすい作品だと思います」 竹内は理想のデートをこう語る。 「理想のデートを考えるなら、静かで空気のキレイなところに出かけて、おいしいものを食べてお酒を飲んだり、温泉に入ったり。ゆっくり過ごせたらいいなあ」 現在放送中のドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系・水曜22時~)では、主人公・カホコが通う大学の同級生・麦野初を好演中だ。 「『カホコで演じる麦野初は、島谷くんとは正反対。僕自身は2人の中間くらいの性格ですね(笑)』
2017年08月03日2015年9月より放送された連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、大ブレイクした俳優のディーン・フジオカが、NHKが放送する音楽番組「SONGS」に登場。8月10日(木)の放送は「ディーン・フジオカ スペシャル」と題して、ディーンさんの生まれ故郷・福島でのライブに密着した模様を放送することが決定した。ディーンさんは2005年の香港での俳優デビューを起点に、ワールドワイドに映画やドラマでの活躍。日本では連続テレビ小説「あさが来た」を始め、「ダメな私に恋してください」「IQ246~華麗なる事件簿~」や、映画では主演作『結婚』、『鋼の錬金術師』『坂道のアポロン』など続々と公開作も控えている人気俳優。今年はいよいよ本格的に日本での音楽活動も開始し、7月には新曲を発表。そんな中行ったのが、ディーンさんが生まれた福島県須賀川市でのスペシャルライブ。今回番組では、ライブの舞台裏に加え、俳優・ミュージシャンとして多忙な日々を送るディーンさんの活動に密着している。今回のライブでディーンさんは、自身が手掛けた楽曲「Priceless」と「DoReMi」に、地元の小中学生が合唱として参加してもらうよう呼びかけた。「Priceless」はディーンさんが東日本大震災の直後、生まれ故郷・福島に思いを馳せて作曲した楽曲で、一方「DoReMi」は福島はもとより全世界の未来を担う子どもたちに未来を明るく変えていく力を与えたいと願った楽曲だ。そして、実際に子どもたちと共演したステージ上では、ディーンさんの目に涙が。そこにはディーンさんが俳優、そしてミュージシャンとして、海外での経験を積んできた中で培った熱い思いが込められていた…。一体、その思いとは?SONGS「ディーン・フジオカ スペシャル」は8月10日(木)22時50分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月02日総合司会・ビートたけしとキャプテン・村上信五(「関ジャニ∞」)の豪華タッグで注目を集めるフジテレビのお祭り長編特別番組「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。この度、主演ドラマ「あなたのことはそれほど」が大きな話題となった波瑠が、本番組に参戦することが明らかとなった。31年目を迎える今年の「27時間テレビ」は、“にほんのれきし”をテーマにバラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって作り上げる真にスペシャルな2日間をお届け。たけしさんと村上さんが本番組を進行していくほか、バカリズムが縄文時代から近現代まで網羅した「にほんのれきし博物館」の館長に就任。また番組内で放送される、バカリズムさん脚本の戦国時代と幕末を舞台にしたドラマ2本の放送が決定している。このたび、番組への出演が決定したのは、連続テレビ小説「あさが来た」で、女性初の実業家・広岡浅子をモデルとした白岡あさ役で注目を集めた波瑠さん。その後も「世界一難しい恋」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「あなたのことはそれほど」に出演し、いまや連続ドラマには欠かせない存在となっている。今回波瑠さんは、番組の全体を貫く縦軸の屋台骨となる企画「にほんのれきし博物館」に“タビビト”として参戦。たけしさん、村上さんと共に、最強の旅仲間の3人となって「にほんのれきし博物館」を27時間かけて巡るという。波瑠さんは「素敵な出演者の皆様と一緒に歴史を学べるということでとても楽しみです!」と喜びを語り、「日本の歴史に関しては知らないことばかりなので、今回楽しみながら改めて勉強できればと思っております。視聴者の皆さんが番組をより身近に感じられるお手伝いができたらうれしいです!」と意気込みを見せている。館長を務めるバカリズムさんが“考えてもみてください”と、誰も気にしなかった歴史の意外な発見を与えてくれるこの「にほんのれきし博物館」では、歴史上の出来事の中で“よく考えたらおかしいこと”を提言、その疑問から“実はこうだったんじゃないか”という妄想トークを交えながら「にほんのれきし」を見直していく。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月02日現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」や、日本テレビ系ドラマ「過保護のカホコ」に出演する人気若手俳優の竹内涼真が、7月30日(日)自身の2nd写真集「1mm」の発売を記念して行われたイベントに登場。イベントには応募総数1万3,000件から見事当選した1,500人のファンが参加した。7月22日(土)より発売された写真集「1mm」は、1st写真集から約2年後の発売ということで、以前から行ってみたかったという台湾でのプライベート旅行のような魅力があふれる写真集に。また、現在を語るインタビューも収録されている。イベント前に行われた取材インタビューで竹内さんは、「自分は結構ミリ単位で何々とか言っていて。仕事だったりとか、微妙な気持ちってあるじゃないですか。その“もう1ミリ”こっちの気持ちかなとか、そういうのって大事だと思っていて、ちょっとの差で気持ちや色々な面で変わってくるし」「それと、ファンの人との距離感もこのタイトルに合っているのかな。遠すぎないっていうか」と今回の写真集「1mm」のタイトルの由来を明かす。また初めての台湾ロケを行い、台湾が大好きになったと言う竹内さん。おすすめスポットについては、「色んな魅力はあるんですけれど、屋台だったりとか、台湾の人が普通に暮らしている街並みを歩くのがいいんじゃないですかね。歩いたほうがいいです」と魅力を語った。「下町ロケット」や「時をかける少女」、『青空エール』『帝一の國』など話題作に続々と出演し、映画やドラマに引っ張りだことなっている竹内さん。現在は連続テレビ小説「ひよっこ」に、主人公・みね子が暮らすアパート「あかね荘」で、みね子の隣の部屋に住む大学生役を演じている竹内さんは、「本当に色々な方に観ていただいているんだなという実感はあります」としみじみ。ブレイクの実感について聞かれると、「ちゃんと一線で活躍し始めるラインに立ったくらいの気持ち。これで満足したら終わりですからね。まだ24ですから」と冷静に答えていた。そして写真集内で披露している肉体のキープ方法については、「食事は気を付けますね。食べるのが好きなので」と話し、さらに「この写真集の前には特に注意し、映画の撮影後にもジムにも行ったりしてました」と明かしていた。竹内涼真写真集「1mm」は発売中。(cinemacafe.net)
2017年07月31日俳優の竹内涼真が30日、都内で行われた写真集『1mm』(集英社/税抜2,200円)の発売記念イベント前に取材に応じた。現在、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』(毎週水曜 22:00~)に出演中の竹内。22日に発売された写真集は台湾で3泊4日の撮影が行われ、既に重版がかかっているという。発売記念イベントには、約13,000通の応募から選ばれた1,500人が集まった。ファンとのイベントが好きという竹内は、1,500人との握手にも「大丈夫ですよ!」と頼もしい様子。腱鞘炎にならないかという質問にも「なんないですよ! こんなおっきい子が腱鞘炎になってたら大変ですから。男の子ですから」と自信を見せた。また、ファンの顔も「わりと覚えてる」と明かし、「初対面の接し方と変わってくると思います。僕は基本的に楽しいので、僕の雰囲気にしてあげようかな」と楽しそうに構想を練った。街中でも気づかれる機会が増えたというが、朝ドラの設定から「慶應の……」と声をかけられることもあるという。竹内は「全然通ってないんですけどね。はいって言います」と笑顔に。映画、ドラマ、CM等と引っ張りだこだが「第一線で活躍できるラインに立ったくらい」と分析し、「これで満足したら終わりですからね」としっかりと答えた。またレポーターから「写真集を見せたい特別な女性はいますか?」と熱愛に関する質問を投げかけられると、「特、特別な女性ですか?」と驚いていた竹内。「たとえいたとしても、僕がここで『いる』って言うと思います?」と逆に疑問を投げかけるクレバーな対応を見せた。最後に竹内は、抽選に漏れてしまったファンに対して「僕はイベントが好きですし、これからどんどんイベントはやっていきます。なのでまた懲りずに、応募してください」とメッセージを贈った。
2017年07月30日2017年8月26日(土)、東京・秋葉原にて“ロケ地”と“ご当地グルメ”をテーマに、“行きたいまちNo.1”を決定 する「第3回全国ふるさと甲子園」が開催されます。今年も厳選した55地域の出展者が参加。気になるイベント内容をご紹介します。全国のロケ地&ご当地グルメが一堂に会する日本初のイベント 今年で3回目を迎えるこちらのイベントは、 昨年の覇者である静岡県沼津市、「勝浦タンタンメン」で B-1グランプ リ入賞も果たした千葉県勝浦市、朝ドラ『あまちゃん』で有名となった岩手県北三陸久慈市といった地域が出店。さらに、映画『君の名は。』の影響で大行列となり話題となった岐阜県飛騨市の」飛騨高山ラーメン」や、連続ドラマ小説『ひよっこ』舞台の茨城県北6市が初参戦します。ステージや地域ブースにて“わがまち自慢合戦”を繰り広げ、一般来場者と特別審査員の 投票にて「行きたいまちNo.1」を決定します。昨年興行収入No.1大ヒット映画『君の名は。』(飛騨市)も堂々参戦! 出展地域名とグルメ(一部) ●映画『君の名は。』×飛騨高山ラーメン/岐阜県飛騨市 ●大河ドラマ『真田丸』×美味だれ焼き鳥/長野県上田市 ●朝の連続テレビ小説『あまちゃん』×まめぶ汁/岩手県久慈市 ●朝の連続テレビ小説『あさが来た』×たまねぎスープ/兵庫県淡路島 など イベント概要会場:「アキバ・スクエア」(東京都千代田区外神田 4-14-1 秋葉原 UDX 2F)開催日時:20178月26日(土) 2部制 (1部:10:00~14:00、2部:15:00~19:00)※表彰式は19:30開始予定出展団体:全55地域(予定)イベント特設サイト:チケット発売情報:金額:4,000 円(税込) ※内訳⇒入場券 1,000 円、会場で使えるグルメチケット 3,000 円分(15枚)
2017年07月30日ソチ五輪で金メダルを獲得して以降も世界最高得点を連発するなど、活躍しつづけている羽生結弦。これまで3年連続で「24時間テレビ」に出演している彼が、今夏放送される「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」にも出演することが決定した。2014年、東日本大震災の被災地への思いを胸に華麗なるアイスショーを、2015年は被災地・福島の少女たちの歌声に乗せて舞い、昨年は熊本のスケート少女やくまモンと共に、熊本地震の被災地へエールを贈った羽生選手。そして今年は、羽生選手に憧れてアイススケートを始めたぜんそくの少年にスケートを指導。羽生選手から、病気に負けないで頑張っている全国の子どもたちへ、「一緒にがんばろう!」とエールを送る夢のアイスショーを開催する。実は2歳のとき、小児ぜんそくと診断された羽生選手。病気を言い訳にせず、世界のトップで戦い続ける思いを今回初めてテレビで語る。子どもの頃、同じぜんそくのスピードスケート選手・清水宏保に勇気づけられたという羽生選手。そんな羽生選手と同じ境遇の少年が千葉にいた。彼の名は、池葉宙(いけばそら)くん、12歳。宙くんは幼少の頃から小児ぜんそくで学校も休みがち。そのせいかあまり主張しない、やや内気な男の子に育ったが、羽生選手が活躍する姿をテレビで見て、「僕もやってみたい!」と、羽生選手がキッカケでフィギュアスケートと出会った宙くんは、小学4年生でスケートを始めた。そして現在中学1年生になった宙くんに、今回サプライズ!練習拠点のカナダにいる羽生選手と生電話の機会が。緊張しながらも、「羽生選手のジャンプが好きです」と伝えると、羽生選手から「今度日本に帰ったとき、一緒に練習しようね」との返事が。こうして羽生選手のスペシャルなスケート教室&アイスショー開催決定したのだ。羽生選手は、今回の「24時間テレビ」のテーマ“告白~勇気を出して伝えよう~”にかけて自身の勇気の出し方について、「自分が持っているものを一生懸命やるっていうのが、僕の勇気の出し方かな」と答え、「やっぱり不安とかもあるし、怖さとか恐怖とかそういうのってあると思う、勇気を出さないといけないときって。それって多分全力を出そうとしたりとか、一生懸命何かやろうとしているときにそういうものを感じることだから、それを感じるということは、すでに勇気を出せているから、そのまま頑張れば勇気って出るんじゃないかなって思います」とコメントしている。「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」は8月26日(土)18時30分~8月27日(日)20時54分まで日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月30日●土砂降りにあって、CMのように海に飛び込んだ2007年の俳優デビュー以来、様々な作品で活躍を見せる俳優・永山絢斗。どこか文学的な佇まいで存在感を発揮している。NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では、繊細で几帳面なヒロインの夫を演じ、幅広い層に支持された。そんな永山が出演する最新映画『海辺の生と死』(7月29日公開)は、映画化もされた島尾敏雄の私小説『死の棘』に、その妻・島尾ミホの小説『海辺の生と死』、俊雄の短編『島の果て』などの内容を織り交ぜて描かれた作品。第二次世界大戦中の奄美群島・カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)に駐屯してきた海軍特攻艇の朔中尉(永山)と、国民学校教員の大平トエ(満島ひかり)が出会い、愛を育んでいく。『死の棘』では、夫の浮気をきっかけに究極に追い詰められている夫婦の姿が描かれたが、同作では2人の出会いとも言える島の青春と恋が、奄美という場所で繰り広げられる。実在の人物をモデルに、やがて追い詰められることがわかっている恋人たちを、永山はどのような気持ちで演じたのだろうか。○予定より早く坊主に――原作や台本を読んでの最初の印象はいかがでしたか?台本を先に読んで、その後、島尾ミホさんが書かれた『海辺の生と死』を読み返しました。台本もすごく文学的に書かれていて、気持ちの良いような悪いような……せつない恋愛の話だと思いました。今まで見たり演じたりしたことのある戦争映画とは違っているとも思いました。台本には、歌や、細かい自然への描写なんかも書いてありましたけど、そこは想像しかできないので、奄美という島に行ってしまうのが早いのではないかと思って、予定よりも早く坊主にして奄美に入りました。――やっぱり行くと違いましたか?違いましたね。石垣や西表など南の島には行ったことはありますが、どの場所ともどこか色が違うなと思いました。「なんだろうこの島は」と思って、初日か2日目に、島尾敏雄顕彰会の方とスタッフさんと、加計呂麻島の実際の学校にいって、その後、ひとりで帰ろうとフェリー乗り場で待ってたんです。そしたら急に土砂降りになって、かと思ったらまたぱっかーんと晴れて。それを見て何を思ったか、服を脱いで防波堤を走って、海に飛び込みたくなってしまったんですよ。なんかCMみたいだなとは思いながら(笑)。実際に飛び込んだら、海から陸に上がるまでにけっこう距離があって怖くなって。結局、びしょびしょでフェリーを待ち、その後バスに乗ってホテルまで戻りました。それが、奄美での始まりだったんです。――その後はどんな風に過ごしたんですか?島を探索しましたね。加計呂麻島には、島尾敏雄さんとミホさんのお墓があって、そこをよく掃除しに行ったりしました。あとは、島の古本屋で島尾敏雄さんの本の初版を持ってるのに欲しくなって買ったり、詩集を買って海辺で読んだり。――実際に生きていた人を演じるわけですけど、そういう小説や詩集を読んだことは、演じる上で生かされましたか?景色とか虫とかブランコだったり、かわいらしい言葉遊びだったりが書いてある一方で、ものすごく破滅的な怖い部分もあって、そういう言葉選びをする人なのだということは考えたりはしていました。図書館の中に、島尾敏雄記念室があって、そこに畳と実際に書いていた机が置いてあったので、「演じさせていただきます」という気持ちで見たりしていました。でも、プレッシャーはなかったです。実は、初めて実在する人物を演じるので、いままでとはちょっと違う感覚でした。●どんどん顔が変わっていった、満島ひかり○「なんという顔をするんだ」と思いながら――島尾ミホさんをモデルにしたトエさんの人となりを、どう感じられました?最初お話いただいたときに、『死の棘』の、あんな激しい2人のお話をやるのかって思ったんですけど、詳しく聞いたら、2人が出会ったところから戦争が終わるところの、キラキラした部分の話だということで。もし続編があるなら、そういうことも考えて演じると思いますが、今回は『死の棘』のような世界がその後に待っていることは、あまり意識せずに演じました。それに、この作品を撮り終えるまでは『死の棘』を観返さないようにしようと思いました。――撮影中で覚えていることはありますか?現場でやってたことに真実味があって、それをカメラで撮られてただけという感覚はあります。僕が演じる朔が外に出て煙草を吸っていて、トエさん(満島)が少しずつ精神的に追い込まれ、僕を押さえつけるシーンがあるんですけど、そこはこの映画の中に描かれる、唯一の『死の棘』であり、「『死の棘』の始まりを描くシーンだから」と監督から言われて、みんな興奮しながら撮影してましたね。それと、僕の目を通してみた画が本当に素敵だったなと思っていて。トエさんはなんという顔をするんだと思いながら見てました。トエさんの涙が僕の顔に落ちてくるくらい、真に迫っていて。ほかにも、島の夕暮れのシーンで、日が暮れるのを待っていたときにも、スタッフさんが、機材や荷物を、演じる僕らの目に入らないようにそっとどかしてくださったり。そういうことをしているうちに、だんだん演じる僕らもスタッフさんたちも島の空気になじんできて。○島に許されているという感覚――いつもはなぜか撮影をしようと思っても、いろんなことが起こって撮影ができない場所でも、すんなり撮影ができたりということもあったそうですよね。なにか急にトラブルが起こったら、「今は撮らないほうがいいのかもね」と言って、ちょっと待ってみたりしていました。そんな風にしていたら、ほかの撮影の時には毎回、何かが起こって撮影ができなかった家での撮影もできて、島の人から「あそこで撮影できたってすごいね」と言われたり。今の時期は絶対出てこないという夜光虫が光っていたり、不思議なことがいっぱいありましたね。――それは、島に許されたみたいな感じなんですかね?許されたかどうかはわかんないですけど、でもちゃんと島尾敏雄さんとミホさんという2人のことを撮っていいんだよ、と言われてる感じがしました。2人だけでなく、島が主役になった作品だと思います。島の子供たちを始め、地元の方々にも出ていただいて、島がちゃんと映っている作品になっていると思います。――今まで、永山さんは満島さんとの共演は何度かありましたが、満島さんは、奄美にルーツもあるということで、この作品では何か違う部分がありましたか?初日に奄美に入って、ホテルのロビーでスタッフさんたちとしゃべってたときに、満島さんもやって来たんですけど、島にいる鳥の鳴き声の話なんかをしていました。満島さんは、製作のスタッフさんと一緒に島をまわって、いろんなことを聞いていたんですね。そのときに、今まで共演してたときとは顔が違うなと思いました。撮影に入ってからもどんどん顔が変わっていって。僕自身の顔もポスターのビジュアルを今見てみると、ぜんぜん違っているなと思いますからね。――この作品は、演技をする上で何かターニングポイントになったのかと思いますが。すごくいい経験をさせてもらったなという感じがあります。なにか、演技をするときに大事にしないといけないものがわかった現場だったなというか。――それって、何だと思われますか?これはもう感情的なもので、たぶん口で説明しても伝わらないものなんだろうなという感じなんです。――私も聞いておいてなんですが、そういう答えでよかったと思いました。みんなに足りないものはこれだよとか、これがあったらいいですよというものでもない感じですからね。人からしたらくだらないことかもしれないし、何も響かないかもしれないけど、俺がそこで感じたことだからって。そういうの、みんなにもあるんじゃないかと。それがたまたま、このタイミングで、僕にはあったという。この作品に対しても、こうだから観てくださいってはっきりとは言えないんですけど、見てもらったら、何かが残っていく作品にはなってるんじゃないかと思います。<著者プロフィール>西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。(C)2017 島尾ミホ / 島尾敏雄 / 株式会社ユマニテ
2017年07月26日「高校教師」「家なき子」を始め、数多くの衝撃作を生み出してきた野島伸司が脚本を手掛けるHuluオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」が、「Hulu」にて今秋配信されることが決定。また、玉山鉄二と佐々木希が夫婦役で出演。妻が不特定多数の男と体の関係を持ってしまう“心の病”だと知ったとき、夫は妻をそれでも愛しぬくことができるのか…!?“セックス依存症”を題材に、悲劇的純愛ドラマを描いていく。本ドラマは、野島さんが「本当に描きたいドラマ」を形にするべく、3年の歳月をかけて丁寧に紡ぎ出した作品。題材として選んだのは、“男女の間に横たわる究極のカセ”…地上波作品では描くことが極めて困難な「セックス依存症」。その呼称と症状から好奇の目で見られがちだが、実は「性嗜好障害」という病気の一つで、患者ひとりの力では到底抗えない深刻な心のエラー。本作では、心から愛し合いながらも“妻のセックス依存症”という究極の試練を与えられた新婚夫婦を中心に、“心の闇を抱えた男女らの愛と憎しみが交錯する群像劇”を描写する。そんな本作で主人公・立木信夫を演じるのは、「薔薇のない花屋」以来、2度目の野島作品参加となる玉山さん。連続テレビ小説「マッサン」では、ストレートな夫婦の純愛を演じ切り、世の喝采を浴びた彼だが、今作では一途に愛する妻がセックス依存症だと知り、計り知れない苦悩にさいなまれていく夫を演じる。そして、信夫の妻・立木彩を野島作品初参加となる佐々木さんが熱演。今年4月に結婚し新妻となった佐々木さんが、本作でも新婚の妻を演じるのだが、しかし、彼女は心の底から夫を愛しながらも、不特定多数の男に抱かれずにはいられないセックス依存症という役どころ。なぜか眩しく晴れた日には抗えない衝動を覚えて、見知らぬ男と肉体関係を持ってしまう彩。夫にはその事実をひた隠しにしてきたが、ある出来事からその秘密が夫の知るところとなり、激しい苦悩と呵責にさいなまれていく…。初め台本を読んだときには、深く理解することができなかったと話す玉山さんだが、「このドラマは昔のフランス映画のように、“観る人によって感じ方が違う愛の表現”を織り込んだ作品。僕が間違った方向に捉えていたらどうしよう…と、クランクインするまでは毎日が恐怖でした。ですが、実際に信夫を体に入れ、先入観やセオリーといった雑念をそぎ落としながら演じていくと、徐々にベースと方向性が見えてきました」とコメント。また、恋愛モノはあまりやったことがないと言い、「女優さんとずっと目を合わせることに気恥ずかしさを感じる部分もありますが(笑)いまは何よりも“信夫として抱く感情”を大事にしながら撮影に臨んでいます。役者としての居心地はすごくいいです!」と話している。また佐々木さんは、「登場人物それぞれが、周囲の人たちも含めてのちのち点と点がつながっていきますし、ビックリするような展開の連続です」とドラマについて明かし、自身も台本を読みながら早く次が読みたくて仕方なかったほど、惹き込まれてしまったと語る。役柄については、「性嗜好障害を患っていますが、夫のノブちゃんを心の底から愛している女性。自分ではどうしようもない分、ものすごい罪悪感に苛まれ、自分自身を嫌いになる瞬間もあるからこそ、ノブちゃんの前では“いい妻”であろうとします。私にはそんな彩が純粋で儚い女性に思えて、愛おしくなりました。だからこそ彩を演じていると、日々つらい気持ちになります」と話すも、「このような女性を演じるのは初めてなので『すごい挑戦だな』とやりがいを感じますし、女優として新しい扉が開けている気もしています。というのも、撮影中は泣かなくてもいい場面で泣けてきたり、ノブちゃんと眠るシーンで心から安心して、本当に寝そうになってしまったり…(笑)、すごく優しい玉山さんに引っ張っていただいているおかげもあって、自分でも『こんな感情になるんだ!』という新発見がたくさんあります」と新境地を切り拓いているようだ。Huluオリジナル「雨が降ると君は優しい」は今秋、「Hulu」にて配信予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2017年07月20日「水族館に来たのは久しぶりです。こんなふうに頭上をペンギンが泳ぐ姿を見たのは初めてだし、壁が透明なアクリルなので、実はちょっと怖かったんですよ(笑)」 本誌のグラビア撮影で訪れた池袋「サンシャイン水族館」でこう語るのは、俳優の竜星涼(24)。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、ヒロイン・みね子(有村架純)と同じ茨城県出身の警官(巡査)・綿引正義役。 「夏と言えば、浴衣で花火大会を見に行くとか、定番のデートシーンにも憧れます。ただ本音を言えば、家で扇風機の風に当たりながら、とうもろこしとかすいかを一緒に食べて、タネをピュッと飛ばし合うとか、そういうのがいいなあ(笑)」 そんな、彼の理想の女性とは? 「理想の女性は、知性を持ち合わせた上品な人。清潔感があって、人に丁寧に接することができる人に、隣にいてほしいなあって思います」 今年に入り、『ひよっこ』のほか『小さな巨人』(TBS)などに出演し、人気急上昇の竜星。8月には、舞台『大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜』を控える。 「24歳の夏のテーマは原点回帰。エネルギーをチャージして、さらなるステップアップに備えます!」
2017年07月13日7月15日公開の映画『世界は今日から君のもの』の完成披露上映会が5日、東京・台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、門脇麦、三浦貴大、比留川游、藤原さくら、尾崎将也監督が出席した。門脇麦主演の本作は、フジテレビ系『結婚できない男』やNHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』など人気ドラマの脚本を手掛けている尾崎将也が、オリジナル脚本で自らメガフォンを執った作品。不器用で引っ込み思案のヒロイン・真実(門脇)の成長していく姿を描く。尾崎監督から、自身を主演にした前提で企画が始まったと明かされた門脇は「私をあてがっていただいた台本をいただいて、(ヒロインが)尾崎さんだなと思いました。後から"女版尾崎監督"を演じている気持ちになり、歩き方や姿勢も尾崎さんの言う通りにして、気づいたら尾崎さんみたいになり、日に日に尾崎さんに近づいていく不思議な現場でした」と回顧。劇中で演じた不器用で引っ込み思案の主人公・真実との共通点を「そこは違いますね。私は結構アウトドアで、外に出掛けたり山登りも好きですから。初めて会う人も最初は緊張しますが、自分のことをペラペラと喋ってマシンガントークしますから(笑)」と自身とは異なると強調しつつ、「尾崎さんが描くキャラクターって私のタイプの女の子で、可愛くて可愛くてしょうがないんです。だから守ってあげたい気持ちを持ち続けて演じました」と振り返った。その門脇が演じた主人公の真実は、劇中で自分の殻を破っていく。これにちなみ「閉じこもりがちな人にアドバイスは?」と助言を求められた門脇は「破っても破っても次の殻が出て来るので、殻を破れてないことにコンプレックスを感じないこと。そうすれば強くなれる気がします」と前向きな回答。一方の三浦は「せっかく殻っていうモノがあるので、取っといた方がいいと思います。逃げないとか後ろ向きにならないとか、そんなことは生活の中で必要ないので、殻は取っておいて欲しいです」と持論を展開すると、門脇から「本当に面白いですね。本当に大好き!」と褒められて照れ笑いを浮かべていた。映画『世界は今日から君のもの』は、7月15日より全国公開。
2017年07月06日「役柄とは違って僕自身は和菓子が大好きなんです。この間も、ネットで調べて自分で粒あんを作ってみたんですよ。砂糖の加減を間違えたみたいで失敗でしたが(笑)」 そう語るのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロイン・みね子が新生活をスタートさせた「あかね荘」の近くにある和菓子屋「柏木堂」の一人息子だが甘いものが大嫌いな、ヤスハルを演じる古舘佑太郎(26)。 もともとはバンドを率いるミュージシャンで、現在は「2」(ツー)というバンドで活動中。近年は俳優業にも挑戦中だ。初めての演技経験となったのは映画『日々ロック』(’14年)。 「このとき、演じることの楽しさに魅了され、もっと挑戦していきたいと思いました」(古舘・以下同) 撮影現場では、ヤスハルの父・一郎を演じる三宅裕司との会話にも花が咲いたという。 「僕はバンドをずっとやっていたので、三宅さんが司会をされていた『いかすバンド天国』という音楽番組の話をしてみたら、気さくに答えていただきました。『あのバンドはね〜』みたいな」 みね子役の有村とは、10月公開の映画『ナラタージュ』でも共演する。 「僕より年下なのに、そう見えないくらいしっかりした、オトナな方。見ていると自分も頑張らないとなって刺激を受けます」 物語のこれからの見どころは? 「人口密度が一気に上がるというか、裏路地の空間に多彩なキャラクターが押し込まれて、演じていてもおもしろかったですし、映像で見ても楽しんでいただけると思います!」
2017年07月03日人気脚本家・岡田惠和が書き下ろした舞台「ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~」の製作発表が行われ、出演者の栗山千明、溝端淳平、浅田美代子、中村雅俊、脚本の岡田惠和、演出の深川栄洋が登壇した。今回、タイトルが映画「ミッドナイト・イン・パリ」に似ていることから、“パリ”ではなく“バリ”を舞台にした作品であることをアピールしようと、キャストは伝統的なバリの衣装で登場。南国ムードの中、終始和やかに会見が行われた。舞台「ミッドナイト・イン・バリ」チケット情報本作は、バリでの結婚式を翌日に控えた男女が織りなす“ハイスピード毒舌ラブコメディ”。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」や「最後から二番目の恋」など数多くの名作ドラマを手掛けてきた岡田のオリジナル戯曲となる。演出は、映画監督として『白夜行』や『神様のカルテ』など数々の作品を手掛け、テレビドラマ「ボクの妻と結婚してください」でも岡田とタッグを組んだ深川が担当。深川は舞台初演出となる。岡田は「とても濃い、4人のみの会話劇を、自由に書かせていただきました。笑って、泣いて、楽しめる。そして女とは、男とは、夫婦とは、みたいなことが観ているうちにじんわりくる舞台になると思います」とコメント。深川は「4人とも膨大な台詞量で、覚えるだけでも大変だろうなと思います…が、もっと大変にしてみようと思っています(笑)。歌、演奏、踊りをぶっこんでみようかなと。何が起きるかわからない舞台を毎日繰り広げられると思います」と話しキャストを驚かせた。栗山は「5年ぶりの舞台なので、それだけで緊張しております」と話しつつ、本作について「それぞれの欠点がとても人間らしく、愛されるキャラクターとして描かれている作品だと思います。本当に面白い作品だからこそ、きちんと演じて、楽しんでいただけるように努めたいです」と意気込む。溝端は「とってもチャーミングな4人の話で、笑いどころも、ハートフルな場面もある。気楽に楽しんで、笑いながら帰っていただける舞台になるんじゃないかなと思います」と話した。浅田は「よく考えたら18年ぶりの舞台で、今さら緊張しています。ただ、私の初舞台は芸術座(本作が上演されるシアタークリエの前身)だったので、初心に戻った気持ちでがんばりたいです。稽古がとても楽しみ」とニッコリ。中村は「僕は舞台はほとんどやってこなかったので、非常に緊張しております。映画『60歳のラブレター』でご一緒した深川監督はとても才能のある方で、また一緒にやれる喜びがあります」と期待を寄せた。公演は9月15日(金)から29日(金)まで東京・シアタークリエにて。その後、静岡・愛知・大阪・福岡など全国12か所を巡演する。取材・文:中川實穗
2017年06月30日10月より放送スタートするNHK連続テレビ小説第97作「わろてんか」でヒロインを務める女優・葵わかな。本日6月30日(金)は、葵さんの19歳の誕生日ということで、現在撮影中のスタジオでキャストやスタッフが祝福した。有志でスタッフが用意したバースデーケーキには、葵さん好みの和柄や猫のデコレーションがされ、葵さんは「私の好きな和柄やお花、そしてなんと愛してやまないわが家の愛猫“ちゃろさん”までいたりして、スタッフさんの愛を感じました!ありがとうございました」と感激の様子。また、クランクインしてから1か月が経ったという本作。葵さんは「気持ちのいいチームワークの中でのびのび楽しく撮影させてもらってます」と撮影は順調だと話し、「そんな撮影現場でお誕生日をお祝いしてもらえたのがとても嬉しかったし、19歳、10代最後の年は『わろてんか』に染まる1年になるだろうと思っているので、よし、頑張ろう!と改めて思えました」とコメントしている。「わろてんか」は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪を舞台に、ヒロイン・藤岡てんが愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生き、日本で初めて“笑いをビジネスにした女性”と言われるまでを描いた一代記。吉本興業の創業者である吉本せいがモデルになっており、今回朝ドラヒロインオーディション3回目で夢をつかんだ葵さんが、藤岡てん役を務める。平成29年(2017年)度後期 連続テレビ小説 「わろてんか」は10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回放送。(cinemacafe.net)
2017年06月30日出演していた綾野剛(35)主演ドラマ「フランケンシュタインの恋」(日本テレビ系)が最終回を迎えたばかりの元AKB48・川栄李奈(22)だが、今後続々と出演作品が決定している。 人気コミックを実写映画化した「亜人」(9月30日公開)には主要キャストの1人として出演。7月21日からテレビ東京系で放送されるオムニバス形式の連続ドラマ「下北沢ダイハード」には、違法風俗店の風俗嬢で出演。そして長澤まさみ(30)と高橋一生(36)が恋人役を演じ話題の映画「嘘を愛する女」(18年公開)では、高橋演じる役をストーカーするゴスロリファッションの女子大生役を演じる。 「11人の劇作家が毎回1話完結のストーリーを書き下ろす『下北沢ダイハード』に選ばれたキャストは演技派ばかり。その中に川栄が選ばれたのは、彼女も十分に演技派として認められた証拠といえるでしょう」(テレ東関係者) 川栄は15年8月にAKBを卒業後、女優業に転身。昨年、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」に出演してからは順調に女優としてステップアップを重ねている。 「AKB時代から『なんでもできる女優』を志望。そのため所属事務所も幅広くオファーを受けてくれそうなところを選んで卒業した。その希望がかなってオファーが殺到しているが、基本的に断らずに受ける方針。AKB時代には握手会での襲撃事件を乗り越えメンタルは強い。人見知りせず愛されるキャラなので、そんな性格が評判になっています。しばらくオファーが途切れることはなさそうです」(映画業界関係者) このままの勢いだと、女優としての“センター”である主役の座をゲットする日も近い?
2017年06月27日俳優の高橋一生とミュージシャンで俳優の浜野謙太が、「東京スカパラダイスオーケストラ」とトリプルコラボレーションしたWEBムービーおよび新CMが、6月27日(火)より公開された。今回公開となるWEBムービーは、先日、「東京スカパラダイスオーケストラ」に期間限定での加入を発表した「issey」こと高橋さんと、「KENTA」浜野さんとのトリプルコラボレーションが実現したもの。出演者発表でシルエットが公開になった際、「issey」「KENTA」という名前から、「旅する氷結(R)」CMでも共演していた「2人の再共演なのでは?」という声や、トロンボーンを奏でるKENTAといえば「ハマケンさん?」など、正体を予想する投稿がSNSで多く見られ、話題を呼んだばかり。WEBムービーでは、ショーレストランの舞台のような空間に、その高橋さんと浜野さんのシルエットが浮かぶシーンから始まっている。舞台が徐々に明るくなると「東京スカパラダイスオーケストラ」の演奏が始まり、キャストが集合。高橋さんがポケットからブルースハープを取り出すと、美しい音色のソロ演奏をアツく披露。そんな高橋さんのソロ演奏を合図に、浜野さんのトロンボーンやスカパラの息の合ったセッションでお馴染みの「Paradise Has No Border」を盛り上げていく。高橋さん、浜野さんが加わったネオンステージでの迫力満点の演奏や、浜野さんのダンスシーン、演奏後に注ぎたての「氷結(R)専用ICEBOX [トリプルミックス]」を味わう、爽やかな高橋さんのエンディングにもご注目!また、同日より新TVCMも放映開始される。現在、大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演するほか、10月に始まる連続テレビ小説「わろてんか」、2018年には映画『blank13』『嘘を愛する女』『空飛ぶタイヤ』などが控えている高橋さん。「音楽はプライベートでも触れる機会が多く、楽しんで撮影に臨むことが出来ました。ブルースハープは初披露になるので、ぜひWEBムービーで最初から最後までお楽しみ下さい」と、自信たっぷりにコメント。また、バンド「在日ファンク」のボーカル兼リーダーであり、「SAKEROCK」の元トロンボーン担当でありつつ、『東京喰種 トーキョーグール』など、俳優としても映画、ドラマなどに多数出演し、独特の存在感を放っている浜野さん。「高校生のころから憧れ続けていたスカパラさんとひと時の共演ができて感動でした。いつか加入しようと決めました」と大感激の様子で「一生くんとの音の絡みも絶妙なミスマッチ感がたまらなくて、俺たち最高」とコメント。「スカパラ」メンバーからも「より一層カッコイイ仕上がりになっている」と太鼓判を押されている。2人は、「旅する氷結」CMでも共演しており、息もぴったり。カメラ前にさりげなく並んで立つと、思わずスタッフから「いい感じだね」という声が。また、もともとブルースハープに親しんでいたという高橋さんは、今回の「Paradise Has No Border」を演奏するために事前から練習を重ねていたとか。プロのミュージシャンでもある浜野さんのトロンボーン・パフォーマンスにも触発され、テイクを重ねるたびに激しいアクションが生まれていき、スタジオは拍手に包まれていた。WEBムービーでは、TVCMより時間が長いぶん、さまざまな角度から何度も演奏風景を撮影。高橋さんも浜野さんも、回を追うごとにノリが良くなり、「スカパラ」のメンバーともアイコンタクトをとるなど息ぴったり。高橋さんと浜野さんがそれぞれ中央でパフォーマンスを見せるシーンでは、浜野さんのキレのある動きに後ろで高橋さんが爆笑するなど、終始和やかな雰囲気で撮影は進んだ。いつもは演奏で参加する「スカパラ」の皆さんの“お芝居”も必見となっている。「氷結(R) ICEBOX『あたらしくいこう 2017』高橋一生×浜野謙太」篇TVCMは6月27日(火)より全国にて放送、ウェブムービーはキリンビール公式YouTubeにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年06月27日向井理が企画、映画化した『いつまた、君と ~何日君再来~』の初日舞台挨拶が6月24日(土)、TOHOシネマズ新宿にて行われ、向井さんをはじめ、主演の尾野真千子らが登壇した。初日舞台挨拶では、異例ともいえる観客による3分以上のスタンディングオベーションで迎えられた登壇陣。驚きと感動のあまり号泣した尾野さんは、向井さんにそっと白いハンカチを渡され、あふれ出る涙をぬぐっていた。さらに向井さんから、ねぎらいと感謝を込めた花束も渡された尾野さんは、花束に顔をうずめて号泣し、その姿に観客ももらい泣きしていた。『いつまた、君と ~何日君再来~』は、向井さんの祖母の手記をもとに、衣食住もままならない戦後の混乱期、日本を支えた普通の暮らしを生きた人々の姿を描く。芦村朋子(尾野さん、野際陽子)の夫・吾郎(向井さん)が時代の波に翻弄されながらも、日本人としての誇りを失わずに懸命に生き、戦中から現代、親から子、子から孫へ受け継がれる愛しい物語となっている。「感動したよ!」、「尾野さーん!」と歓声と拍手で湧く会場を見て、ボロボロと涙をこぼした尾野さんは、「何ですかあ?」と涙声で言い、「初めての経験…もう、座ってください」と声にならない声を絞り出した。向井さんは、「隣で号泣されるとなかなか冷静になれます(笑)。ありがとうございます。僕もこういう経験は初めてです」と感無量の表情を見せた。改めて、尾野さんは、「ほんっとうにありがとうございます。こんな経験は初めてだったので…。こうやってご褒美をもらえたことが、いまとってもうれしいです」と、またも涙を流していた。向井さんも、「上映後の舞台挨拶は、反応がダイレクトで毎回怖いんです。でも、たくさん拍手をいただいて、役者冥利に尽きます。うれしいです」とにっこり。共演の駿河太郎は、そんな向井について、「企画を聞いたとき、何てじいちゃん、ばあちゃん孝行や。その顔でそんないいことされたら、誰も勝たれへんやん、って(笑)」と称賛しつつ、「元嫁が、別の男の嫁をやっているのは嫌やった」と、NHK連続テレビ小説「カーネーション」で夫婦を演じた尾野さんに語り、尾野さんも温かい声かけに笑顔を見せていた。そのほか、初日舞台挨拶には、岸本加世子、成田偉心、脚本を務めた山本むつみ、深川栄洋監督が顔を揃えた。『いつまた、君と ~何日君再来~』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~ 2017年6月24日より全国にて公開(C) 2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会
2017年06月24日