永野芽郁が新境地を切り開いた映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、クランクアップ時の映像と写真が到着した。公開された映像では、永野さんが本編の撮影を終え、監督のタナダユキから花束を受け取ると、サプライズで親友・マリコ役の奈緒が登場。驚きと共に大粒の涙を流し、劇中では亡き親友という設定のため、「生きてる~!」と言い、現場を和ませる。そして、コメントを求められると「人生で初めてこれほど不安なことに挑戦しようと思ってクランクインしたので無事に終われてよかった」と安堵しながらも涙する。続けて、「この組でシイノという役に挑戦できたことが今後の人生で大きな転機になると思った」とふり返り、「奈緒ちゃんじゃなかったら、この役はここまでやり遂げられなかった」とメッセージを送っている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月19日監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組み、台湾映画『1秒先の彼女』を日本版リメイクする映画のタイトルが『1秒先の彼』に決定。岡田将生と清原果耶がW主演することも分かった。『1秒先の彼女』は、何をするにも人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた“1日”を巡るラブストーリー。リメイクとなる『1秒先の彼』は、舞台を京都に移し、男女のキャラクター設定を反転させる。何をするにも“ワンテンポ早い”どこか残念な彼・ハジメを演じる岡田さんは「ちょっと口悪く、だけどぬけててとても可愛らしい役」とキャラクターを説明し、「清原果耶さんとは二度目の共演ですが、お芝居や映画が好きだという姿勢がすごく伝わってくる方で、 信頼しあって一緒にやれたと思います」とコメント。何をするにも“ワンテンポ遅い”周囲のペースから微妙にズレてしまう彼女・レイカを演じる清原さんは、「とても愛らしく切ない2人のすれ違いに心を動かされました」と原作の印象を明かし、「岡田さんとは、数年ぶりにお会い出来たので、また一緒に現場を作れることが純粋に嬉しかったです。宮藤さんの魔法がかかったような脚本とにらめっこしながら、精一杯レイカを生きました。是非お楽しみに」とメッセージを寄せた。また「『男女を反転させる』というアイデアが飛び出したことで、自然と“岡田将生”と“清原果耶”が頭に浮かびました」と言う山下監督は、「清原さんの魅力は、とにかく真っ直ぐなところ。“レイカ”は、どこかフワッとしたキャラクターなので、真っ直ぐで芯のある清原さんにとっては難しかったかもしれません。でも、最終的には脚本をはみ出した、清原さんにしか描けない“レイカ”になりました。そして、岡田くん。『天然コケッコー』から16年。脚本の宮藤官九郎さんとは、俺より岡田くんの方が経験があったので、正直現場では助けてもらってばかり。良い俳優なのはもちろん、相変わらず良いヤツだったのがホント嬉しかった。脚本が岡田将生の魅力を最大限に引き出しているので、皆様楽しみに待っていてください」と2人について話す。宮藤さんは「台湾版のキャスティングが完璧すぎて、当たり前になぞっても新しいものは生まれないし、忠実なリメイクを作ってもしょうがないし、男女反転という強引な改変で一気に世界が開けた気がします」と今回の設定をふり返った。『1秒先の彼』は2023年夏公開予定。(cinemacafe.net)
2022年09月19日役所広司主演、菅田将暉と森七菜が共演する映画『銀河鉄道の父』の公開が決定した。映画初共演で親子を演じる。宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。学校卒業後は、農業や人工宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆を執るも――。原作は、門井慶喜の小説「銀河鉄道の父」。門井さんが大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、宮沢賢治の生涯を、父親の視線を通して活写する、究極の親子愛を描いた第158回直木賞受賞作。2016年に小説が発売され、2017年から映画化プロジェクトは動き出し、6年越しで満を持して映画製作が動き出した。役所さんが演じる宮沢政次郎は、父の代から富裕の質屋を営み、家業と一家の主人として、責任感と情熱のある明治の男。しかし、長男・賢治が生まれると、珍しく子育てに熱心になり、子どもにはめっぽう甘い人物。また、菅田さんが、質屋を継ぐことに反発し、学力もないのに学問の道へ進み、さらには商人家系にもかかわらず農業や宗教の道に進みたいと、親泣かせの我が道を行く息子・宮沢賢治を短髪坊主頭で挑んだ。森さんは、そんな2人がお互いうまくいくように指南する、賢くしっかり者の妹トシを演じている。監督は、『ちょっと今から仕事やめてくる』『いのちの停車場』の成島出が務めた。<出演者・監督・原作者コメント>◆役所広司原作に、宮沢賢治の父政次郎のことを「厳格だが、妙に隙だらけの父親だ」というような一文があり、これを手がかりに息子であり、作家宮沢賢治の大ファンの男を演じてゆこうと思いました。また、この人物を作り上げる為に「花巻弁」を聞き取れるギリギリまで攻めてゆけば強力な武器になると信じ頑張りました。成島組に集まったスタッフ、キャスト、素晴らしいチームでした!◆菅田将暉クランクイン前に、岩手県花巻市に行きました。町の至るところに、宮沢賢治さんの言葉や生きた証が残っていて、その残り香を感じることができました。ひとりの生き様が約100年後の今なおこれほど土地に影響を与えている。そして、その言葉や思想、物語は海を渡り世界中に伝わっている。改めてそんな事を思うと、あまりにも大役で身が引き締まる思いでした。しかし今回はその家族のお話です。賢治の父や母、妹、弟、祖父、家族との時間がいかに彼の人生にとって大切であったか。偉大な作品の裏側を想像すると、ひとりの何者でもない青年にも見えてきました。役との出会いはいつも不思議な縁を感じますが、今回ほど出会えて良かったと思わされた現場も珍しいように思います。過不足なく演じることは不可能かもしれませんが、自分なりに宮沢賢治と真摯に向き合わせて頂きました。どうか、宜しくお願いします。◆森七菜今回宮沢賢治の妹宮沢トシを演じさせていただくことになりました。森七菜です。「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」など、あの名作たちが生まれた時間を肌で感じることが出来た事は、今後の人生においてもとても貴重で豊かな経験になりました。宮沢賢治作品は国語の教科書などで読んだりもしていたので少し難しく考えてしまっていましたが、そんな若い世代の人にも、宮沢家の暖かく愉快で人間味溢れる時間が描かれたこの作品を通して、より宮沢賢治作品を楽しめるきっかけにもしていただけると思います。◆監督・成島出どんな時代でも、親は子の心配をし、振り回されるものです。それは、国民的作家、宮沢賢治の父にも当てはまりました。門井慶喜さんの原作で描かれている、宮沢賢治の父・政次郎の"父でありすぎる"人物像に魅了されました。そして、ダメ息子だった賢治が、生きる道を見つけ、若くしてその生涯を閉じるまでを、底なしの愛で包み込んだ宮沢家の人々に、普遍的な家族の絆を感じました。役所広司さんの大らかで人を惹きつける父・政次郎、菅田将暉さんの繊細で透き通ったガラスのような息子・賢治、森七菜さんの賢明ではじけるような輝きを放つ妹・トシに、ご自身の家族や大切な人を想いながら観て頂けたら幸いです。◆原作・門井慶喜子供が親を選べないように、親も子供を選べない。生まれてくるのは天才か、努力家か、それとも生活能力のない夢想家か。宮沢賢治はそのすべてだった。ありあまるほどの生活能力を持ち、家の将来に全責任を負わなければならない父・政次郎との共感。衝突。その向こうにあるものの輝き。この世には、親子の数だけ銀河がある。私は今回の映画化をもっとも楽しみにしている者のひとりです。『銀河鉄道の父』は2023年GW、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年09月19日松本穂香と玉城ティナをW主演に、渡邉圭祐を共演に迎えた映画『恋のいばら』が2023年1月に公開決定。監督は『アルプススタンドのはしの方』や、今泉力哉監督とのコラボでも知られる城定秀夫が務める。図書館で働く桃(松本穂香)は、突然フラれてしまった元カレ・健太朗(渡邊圭祐)のSNSから、今カノ・莉子(玉城ティナ)の存在を知る。自分とは正反対のイマドキな洗練された莉子に興味を持ち、調べていくうちに、本人を特定。“ある理由”で、莉子に直接会いに行ってしまう...。今カノ・莉子と対峙した桃は言う。「リベンジポルノって知っていますか?」。そして「彼が撮った二人の秘密の写真データを取り返したい...あと、あなたも撮られてないですか...」と。元カノと今カノ。出会うはずがない彼女たちが出会ったいま、“秘密の共犯”が始まろうとしているーー。健太朗の元カノ・富田桃役を演じるのは 2017年の連続テレビ小説「ひよっこ」で注目され、ドラマ「この世界の片隅に」で主演を務めて以降、ドラマ「JOKER×FACE」、映画『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『おいしい家族』『ミュジコフィリア』など多数の作品で主演を務める松本穂香。初の城定組参加と玉城ティナとの初共演について、「初めての城定組、不思議な空気感で楽しみながら演じさせて頂きました。玉城ティナさんとは、ほぼ初めましてでしたが、ティナさんの人柄とその美しさにたくさん助けられながら、桃という人間を作り上げることが出来たと思っています」と頼もしくコメント。健太朗の今カノ・真島莉子役には2012年より雑誌「ViVi」専属モデルとして活躍し、映画『惡の華』『Dinner』での演技が評価され、第44回報知映画賞新人賞を受賞。以降も『xxxHOLiC』『窓辺にて』など話題作の出演が続く玉城ティナ。本作について「桃役を演じられた松本穂香さんとのシーンが多かったので、二人の関係性の移ろい方なども二人で話し合いつつ、城定監督の思う世界観を作り上げていきました。元彼の、今カノ、という立場でしたが、三人のでこぼこな関係が、どうスクリーンに映るか、楽しみです」と撮影をふり返った。元カノ(松本さん)、今カノ(玉城さん)をつなぐ、“疑惑”のある彼氏・湯川健太朗役で出演するのは、2018年「仮面ライダージオウ」で初ドラマ出演し、2022年にはドラマ「やんごとなき一族」、そして初主演ドラマ「チェイサーゲーム」、12月公開の映画『ブラックナイトパレード』など出演が続き、いま大注目の俳優・渡邉圭祐。「女性の感性の歪みと、モノに対する美しいという感性の折り合いをつけようとしたときに、罪悪感を持たない健太朗という男性を演じさせていただきました。その罪悪感のなさと歪みで出会う桃と莉子の2人の結論と、3人の折り合いのつけ方を想像しながら観ていただければと思います」と語る。監督は、公開予定作品を含め、今年だけでも脚本または監督を務めた作品が6本も公開する、いま最も日本映画界で注目を集める城定秀夫監督。近年では特集上映が組まれるなど、全ての作品を観たくなる監督と言われ、その情緒豊かな作風に心を掴まれたファンも増え続けている。本作では、出会うはずのなかった三角関係から、誰しもが抱く嫉妬や恋心を繊細かつエキセントリックに映し出す。「誰かのことを好きになり、その人のことを知ろうとしても最後まで分からない部分が必ず残ります。そして、分かるはずがないと分かっていながらも、何とかして分かろうといばらを掻きわけるのが人間という生き物なのかもしれません」と監督。「この映画では男一人、女二人が、もつれ合いながらいびつな三角をつくり、やがて意外な結末を迎えます」と解説する。また、脚本には『愛がなんだ』(今泉力哉監督)や、『Arc アーク』(石川慶監督)、2023年公開予定の有村架純主演『ちひろさん』(今泉監督)などで脚本を勤める澤井香織が城定監督と共に担当する。今回、解禁されたティザービジュアルでは桃(松本さん)と莉子(玉城さん)の、2人だけの謎めいた関係が垣間見られ、意味深な横顔が映し出されたビジュアル。本ビジュアルを撮り下ろしたのは、2017年に自身初の個展「GINGER ALE」を開催し、翌年初作品集「light years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行するなど、雑誌や広告などで活動する写真家の石田真澄。石田さんが撮る繊細な写真の中に、不穏な空気が纏っている本ビジュアルは元カノと今カノの関係性がどう発展していくのか気になる仕上がりとなっている。『恋のいばら』は2023年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月17日主演を務める永野芽郁の圧倒的新境地『マイ・ブロークン・マリコ』より、マリコ役の奈緒が自筆した手紙と場面写真が公開された。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞し、ますます公開に期待が高まる本作。この度解禁されたのは、奈緒さん演じるマリコを写した数枚の場面写真。そのうちの1枚は、屈託のない笑顔を見せているが、頬には殴られた痣が痛々しく写っている。また、本作にとって重要なアイテムとなるのは、永野さん演じるシイノが旅をする中で、マリコの回想と共に出てくる“手紙”。時代を感じさせ、回想での出演となるマリコというキャラクターを表すためにも重要な手紙は、マリコを演じた奈緒さんが全て自筆した。最初にタナダユキ監督と会った際に「美術部さんが用意されるかもしれませんが、手紙を書いてもいいですか」と相談したという奈緒さん。タナダ監督からも「書いてほしい」とリクエストがあり、書き始めたが、その時期にシイノを演じた永野さんも役作りの一環でドクターマーチンを履き始めており、示し合わせたわけではないのにも関わらず、ふたりは同時期に『マイ・ブロークン・マリコ』の旅をスタートさせていた。原作を読み、心を強く動かされた奈緒さんは「この作品のために最大限、思いつく限りのことは全部やりたいと思っていました」と話しており、そのひとつとして作品のキーアイテムとなる“手紙“を書いている。今年もすでに3本の出演作が公開されており、日本テレビ10月クールドラマ「ファーストペンギン!」で待望の初主演を務めるなど、引っ張りだこの奈緒さんの演技に注目だ。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月16日「HiGH&LOW」と「クローズ」「WORST」の2大最強コンテンツ・クロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』。本作で花岡楓士雄を演じている川村壱馬(THE RAMPAGE)と、宝塚歌劇団宙組のトップスターで「HiGH&LOW」と宝塚歌劇が最強コラボを果たした「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」でコブラ役を演じている真風涼帆のコメント付き特別映像が解禁となった。「HiGH&LOW」の壮大なテーマが流れる中、解禁となった映像で映し出されるのは映画『HiGH&LOW THE WORST X』と「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」の名シーンの数々。宙組スターたちによる「HiGH&LOW」シリーズお馴染みの劇中曲「Do or Die」の大迫力の歌とエネルギッシュなダンスは圧巻。また、こだわり抜いた衣装や舞台セットの数々は非常に再現性が高く、まさにそこにSWORD地区が存在するかのよう。「HiGH&LOW」をミュージカル化するにあたって脚本・演出を担当した野口幸作は「初期の連続ドラマからこの作品を拝見していますが、当時は単純にファンとして応援しており、宝塚と結び付くとは全く考えていませんでした。ですから、今回のお話を伺った時は『令和の宝塚は攻めているな』と驚きました(笑)」と述懐。「伝説のチーム『ムゲン』解散後の、それぞれの頭文字を取って『SWORD』と呼ばれる5つのグループ『山王連合会』『White Rascals』『RUDE BOYS』『鬼邪高校』『達磨一家』が台頭し、『SWORD地区』が誕生する前夜の出来事を描きます。今作を入り口として宝塚歌劇をご覧になる方には、宝塚ならではの衣装の美しさ、舞台機構の素晴らしさもお見せしたいですね。大階段、銀橋、盆、セリなどを駆使して、チームごとの衣装のビジュアルや照明など、まずは視覚的に楽しんでいただくことを考えています」と、“ハイロー”ファンにも宝塚ファンにも見どころ溢れる最強コラボであると自信を込める。一方、9月9日より公開された映画は、累計興行収入3億円突破、初週末映画動員ランキングで実写ナンバー1の大ヒットスタート(興行通信社調べ)。須嵜亮(中本悠太)の回し蹴りや上から降ってくるビンゾー(板垣瑞生)、はしごで撃破など奇想天外なアクションシーンの数々や、楓士雄と鳳仙の頭・上田佐智雄(志尊淳)、鬼邪高・轟洋介(前田公輝)と鳳仙・小田島有剣(塩野瑛久)の共闘シーンなど胸アツシーンが盛りだくさん。さらに映像内で舞台を見た川村さんは「最初から最後までずっと引き込まれて、圧倒されました。生で見ないとわからない迫力があって、テンポがすごくて、立体感がある。どんどん世界観に引き込まれていく。舞台で初めて見る3D感だったり、男女の物語に感動するシーンもあって泣きそうでした。圧巻でした、すばらしかったです」と観劇後の興奮冷めないままに大絶賛のコメント。一方、映画を観た真風さんは「アクションがド迫力で、本当に圧倒されました。仲間だったり、守るべきもの、すごく爽快で素敵だなと。テンションがとっても上がりました。圧巻で一気に世界観に引き込まれました」と語り、映画ならではの没入感を味わった様子だ。『HiGH&LOW THE WORST X』は全国にて公開中。TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE「HiGH&LOWーTHE PREQUELー」は宝塚大劇場にて上演中、10月15日(土)~東京宝塚劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月16日2021年春公開の青春リアリティ映画『14歳の栞』がロングランヒットを記録した監督・竹林亮(CHOCOLATE Inc.所属)が、数々の賞をともに手にした脚本・夏生さえりとタッグを組んだ劇場映画2作目『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』。この度、予告編(竹林亮監督紹介ver)が解禁となった。解禁となった映像の冒頭は、俳優で映画監督・齊藤工の「竹林亮と言う才能が完っ全にバレちゃいましたね」という推薦コメントから始まり、昨年、1館からのスタートながらSNSで話題となりロングランヒットを記録した『14歳の栞』の映像や、国内外で5,000万回以上再生されたあさぎーにょ主演のYouTube短編映画『ハロー!ブランニューワールド』(動画名:もう限界。無理。逃げ出したい。)が盛り込まれ、竹林監督の類まれなる映像センスを怒涛のごとく紹介。小さなオフィスを舞台に、主人公・吉川朱海(円井わん)や永久部長(マキタスポーツ)ら、社員全員が同じ1週間を繰り返していくという“社員全員タイムループ”を映し出していく。併せて各界から推薦コメントも到着。齊藤さんは「"映画館で映画に満たされる"とはまさにこの感覚なのだと思います」とその映像体験を語り、YOU(タレント)は本作で「言葉を交わし、矛盾をも共有するということが、心をつなぐ手段であること」を感じたとコメント。太田光代(タイタン代表取締役社長)はケン・グリムウッドの代表的なループ小説「リプレイ」を引き合いにだし、「記憶は現実に無を繰り返す」と語っている。『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』は10月14日(金)より渋谷・シネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマにて先行公開、10月28日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない 2022年10月14日よりシネクイント、TOHOシネマズ梅田、センチュリーシネマにて先行公開© CHOCOLATE Inc.
2022年09月15日藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)が主演する映画『そして僕は途方に暮れる』の全キャストが発表。新たに香里奈、毎熊克哉、野村周平が出演することが分かった。2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を、脚本・監督/三浦大輔×主演/藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。10月24日(月)より開催される第35回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式出品されることが決定した。そんな舞台より、藤ヶ谷さん演じる主人公・裕一と5年間同棲している彼女・里美役の前田敦子、親友・伸二役の中尾明慶が同じ役柄で続投。前田さんは「里美は自分でもとても思い入れの強い役でしたので、裕一と伸二と一緒に3人変わらず、自分も映画に呼んでもらえて、うれしかったです」と続投を喜び、中尾さんも「舞台で今井を演じた時から映像でも演じてみたいと思っていたので、それが叶いとても光栄です。映像での三浦作品にはオムニバスドラマに続き、2作品目でしたが、いやぁもうね…『OK!!!』が出た時にこんなに安心する組ないです…本当に…撮影というよりほぼ稽古でした」と撮影をふり返った。また、映画から新たなキャストとして、裕一の両親役に豊川悦司と原田美枝子、姉・香を香里奈、バイトの先輩・田村を毎熊克哉、大学の後輩・加藤を野村周平が演じることが決定。豊川さんは「三浦が作った映画を、早く観たい」と公開に期待を寄せ、原田さんは「豊川さんが演じられた父親のキャラクターがすごくよくて、この物語が救われているような気がしました」とコメント。毎熊さんは「自分が居酒屋でアルバイトしていた時にいた先輩を少しイメージしています」と役作りを明かし、野村さんは「舞台の時さながらの演技の千本ノックがなかなかハードでしたが、その分いいものになっているんじゃないかなと思います」と話す。香里奈さんは「最後には、観た方がなんとなく頑張れるかもと思わせてくれるような映画になっていると思います」と本作をアピールした。さらにエンディングでは、1984年に大ヒットした大澤誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」を起用。大澤さん本人が本作のための新アレンジで歌唱、この物語の余韻を心に刻む。『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年09月15日戸田恵梨香が娘を愛せない母親、永野芽郁が母に愛されたい娘を演じ、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」コンビの新たな挑戦が話題の映画『母性』。この度、母が娘に衝撃のひと言を放ち、さらに大地真央、高畑淳子という母たちも登場する本予告が解禁。大人気声優の梶裕貴がナレーションを担当した。9月下旬からカナダで開催される北米最大級の映画祭の1つ、第41回バンクーバー国際映画祭正式招待作品としてワールドプレミアが行われ、さらに第35回東京国際映画祭特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している本作。本予告編は、戸田さん演じる娘を愛せない母:ルミ子の「私が間違えていたのです…」という懺悔ともとれる告白の後に、女子高生死亡事件の映像が映し出されるところから始まる。女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。果たして事故か、自殺か、殺人か?JUJUが書き下ろしたエモーショナルな主題歌「花」にのせ、すれ違う母と娘の180度違う証言が紡がれていく。やがてルミ子(戸田さん)の口からは「気持ち悪いのよ…」「私の努力をあんたが台無しにしてるのよ」と娘・清佳(永野さん)へ向けられるひと言が!さらに清佳からも「頭おかしいじゃないの?」との言葉が放たれる。予告の最後には、清佳を抱きしめるルミ子の姿が「私は娘を強く抱きしめて言ったのです」という戸田さんのモノローグに乗せて映し出されるが、一転して清佳の首を絞める姿に切り替わってもいる。果たして、どちらが真実なのか?また、大地さんが演じるルミ子の母親は、「まぁ!素敵ね!」が口癖で理想の世界に生きるママ。無償の愛を娘に注ぎ育て、ルミ子と異常なまでの強い絆で結ばれている、物語のカギを握るキャラクターだ。高畑さんが演じる口が悪すぎるルミ子の義母は「文句があるなら出ていけばいいだろ?」「それでも、お前は母親か!!」などルミ子へきつく当たる一方で、自分の娘には過剰な優しさで接する一面を持つ、クセの強さ満点のキャラクター。この2人の母親が物語をどうかき乱していくのかにも注目。【母】【娘】【ママ】【義母】それぞれの役どころを4人の実力派女優が熱演を見せる予告編。梶さんによるナレーションが、“母性”に狂わされ180度逆転する物語を一層盛り上げる。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年09月15日直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を主演・河合優実、共演に小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望を迎えて映画化する『少女は卒業しない』から、ティザービジュアルと特報が解禁。さらに、追加キャスト陣も発表された。今回到着したティザービジュアルは、取り壊し直前の校舎の教室で、卒業を迎える少女4人が切なげに真っすぐな視線を投げかけて佇んでいる。「あの頃、ここが世界のすべてだった」という懐古するキャッチコピーとともにエモーショナルなビジュアルとなった。併せて解禁となった特報では、屋上で物憂げな表情を浮かべるまなみ(河合優実)と彼女の答辞の言葉から始まり、“最後の卒業式”を翌日に控える4人の少女たちが“学校”と“恋”にさよならをするさまが瑞々しく切り取られている。映像のラストでまなみがブレザーを握りしめて涙を流す姿は、高校を卒業することへの寂しさだけではないことが伝わり、彼女が背負う悲しみが気になるところ。高校生活の全てが凝縮されたシーンの数々と透明感ある河合さんのナレーションにより、青春時代の感情を湧き上がらせ心揺さぶる映像となった。特報映像には、少女たち4人以外の登場人物も。まなみ(河合優実)の彼氏・佐藤駿役には、『泣き虫しょったんの奇跡』で映画デビューして以来、映画やドラマで活躍する窪塚愛流。杏子(小宮山莉渚)が片思いする軽音部員の森崎剛士役には、『ムーンライト・シャドウ』で話題となり、俳優だけでなく歌手としても活動する佐藤緋美。バスケ部員で後藤(小野莉奈)の彼氏・寺田賢介役には、「オオカミくんには騙されない」で一躍注目を浴びて以降、舞台やドラマにも出演する宇佐卓真。そして、作田(中井友望)がひそかに恋焦がれる、図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役には、『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『his』など数々の話題作に出演する藤原季節。次世代の日本映画界を担う逸材が集結し、映画史に残る“卒業”をスクリーンに焼き付ける。『少女は卒業しない』は2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女は卒業しない 2023年2月23日より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2022年09月14日横浜流星主演映画『線は、僕を描く』のオフィシャルブック「線は、僕を描く横浜流星が生きた水墨の世界」が発売される。オフィシャルブックでは、横浜さんがどのように作品と向き合い、撮影に臨んだのか、30000字を超えるルポルタージュにて展開。横浜さんが約2年という時間をかけ、本気で打ち込んだ水墨画。水墨画と向き合う時間の素晴らしさについて、横浜さん本人も本書内でたっぷりと語っている。そして、撮影現場での姿をより詳細にレポートするため、本作のプロデューサー、小泉徳宏監督、水墨画監修・小林東雲、共演の清原果耶、江口洋介、三浦友和へも取材。原作小説の作者・砥上裕將と横浜さんのスペシャル対談も収録されている。また、水墨画に向かう真剣な表情、息を抜いた瞬間や共演者との打ち解けた様子まで、横浜さんの様々な表情を切り取った写真とともに、製作過程を綴る。本書制作スタッフが見聞きしたことを全て詰め込んだ、新たなスタイルのガイドブックとなっている。「線は、僕を描く横浜流星が生きた水墨の世界」は9月30日(金)発売。※一部、発売日が異なる地域あり『線は、僕を描く』は10月21日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:線は、僕を描く 2022年10月21日より全国にて公開©砥上裕將/講談社©2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
2022年09月14日清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央らが出演する実写映画『耳をすませば』より、クランクアップ直後の清野さんがインタビューに応える様子や、2年間の撮影の裏側に迫った特別映像が公開された。2020年3月のクランクイン以降、撮影中断が度重なりながらも、2年の歳月をかけて今年5月にクランクアップした本作。清野さんは自身の撮影最終日を迎え、開口一番に「泣きそうです」と話す。また、「不安のなか、いろいろ皆で考えながら撮影をどう進めていくかとか、いろいろ大変だったなと思って。とても可愛らしく甘酸っぱい映画になったと思います。沢山の人に絶対に観て欲しいです」と涙を滲ませながら語る様子も。さらに映像では、聖司役の松坂さんが、平川雄一朗監督の指示を受けながら、真剣な眼差しでチェロに向き合う様子、清野さんと共に行った早朝の高台での撮影、中学時代の雫(安原琉那)と聖司(中川翼)が、同じ高台で約束を交わすシーンや、夕子(内田さん)や杉村(山田さん)との撮影裏も収められている。また、花束を抱える松坂さんと、赤いコートに身を包み、気持ちよさそうに両手を広げる清野さんのメイキング写真も到着した。『耳をすませば』は10月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:耳をすませば(2020) 2022年10月14日より全国にて公開©︎柊あおい/集英社©︎2022『耳をすませば』製作委員会
2022年09月14日吉沢亮、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐が出演し、中村光の連載中の漫画を実写化する映画『ブラックナイトパレード』より、ティザービジュアルが到着した。到着したビジュアルは、雪が降り積もる街を背に、吉沢さん演じる主人公・三春と、同僚の志乃(橋本さん)、カイザー(中川さん)、鉄平(渡邊さん)たちがプレゼントを手にしているクリスマスムード溢れる仕上がりに。悪い子のところへ残念なプレゼントを届けるブラックサンタとして働く三春たちが、手にしているプレゼントの中身とは。ポスターの中央に写る、黒い帽子を被った顔のない人物と、赤いサンタ帽の形をしたキャラクターの正体とは…。どんな物語が繰り広げられるのか、期待が膨らむビジュアルだ。なお、ティザービジュアルのポスターは、9月16日(金)より全国の映画館にて順次、掲出予定となっている(※一部劇場を除く)。『ブラックナイトパレード』は12月23日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラックナイトパレード 2022年12月23日より全国東宝系にて公開©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会©︎中村光/集英社
2022年09月14日恋愛至上主義が蔓延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描く映画『そばかす』。この度、本作で主演を務める三浦透子が、主題歌を歌唱することが決定し、予告編も公開された。主題歌は、独特かつ大きな世界観がいま注目されているバンド「羊文学」のボーカル&ギター・塩塚モエカが楽曲提供し、音楽プロデューサーのESME MORIがアレンジを手掛けた「風になれ」。三浦透子後半からこの「風になれ」が流れる予告編では、主人公・佳純(三浦さん)が、家族や周りの人たちに“恋とか愛に”振り回され、家族から責められるも「これが私だから」と伝える。しかし、同級生や地元の友達、母から無理やりセッティングされたお見合い相手らと出会い、彼らと交わる中で、向き合い、悩み、前に進んでいく姿も映し出されていく。また、レコーディング映像も公開。「私にとってチャレンジな曲だけど風がふくように歌いたい」と語り、主題歌にかける思いが分かる内容となっている。併せて、佳純が目をつむり、タバコを手に気持ちを落ち着かせているようなビジュアルも公開。「今までを全部抱きしめて。進め、自分」というキャッチコピーは、“自分を応援する”というポジティブさが感じられる。・三浦透子コメント映画を観たひとの帰り道に、気持ちいい風が吹く、そんな楽曲が出来上がったと思います。作品に対する私の思いを沢山きいてくださり、そして何度も何度も繰り返し映画を観て、作ってくださいました。塩塚さんのデモ、そしてエズミさんのアレンジを聴いたとき、この映画に対するリスペクトや愛情を感じ、本当に感動したのを覚えています。大切な作品の為の曲を、お二人と共につくることが出来て良かったと心から思っています。改めて、この場を借りて感謝申し上げます。是非沢山の方に劇場で聴いていただきたいです。・塩塚モエカ(羊文学)コメント初めて透子さんの声を聞いたとき、伸びやかで、心にすっと入り込む歌声に魅了されました。「風になれ」は、傷つきながらも、自分を見つめ続ける主人公の背中を押すような気持ちで書きました。エンドロールの暗闇の中で、映画の思い出を振り返り、佳純の未来をイメージするのにぴったりな曲ができました。編曲のエズミさん、プレイヤーの皆さんへもリスペクトと感謝を送ります。貴重な時間をありがとうございました。・ESME MORIコメント塩塚さんの美しいデモを聴いた時、三浦さんの透明な歌声をレコーディングスタジオで聴いた時の2回、これは自分にとって大切な曲になると確信したのを覚えています。映画のエンディングを繰り返し観て、歌と映像に合うアレンジをひたすら試行錯誤しながら編んでいきました。具体的に意識したわけではないのですが、塩塚さんに「風の音を入れてくださったんですね!」と言っていただいたのが嬉しかったです。たぶん歌と言葉が、そのような音を呼んだのだと思います。この素晴らしい映画と主題歌が、皆さまのもとに届くのを楽しみにしております!『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年09月14日作家・佐藤泰志の短編小説を山田裕貴×松本まりか共演で映画化する『夜、鳥たちが啼く』より、予告編が解禁された。山田さん演じる慎一は若くして小説家としてデビューしながらも、その後は鳴かず飛ばず。サラリーマンとして働きながら、そんな自分に嫌気が差し、もがき続けるように夜ごと一心不乱に小説を書き続けていた。解禁された予告編では、慎一の家に裕子(松本さん)が「お世話になります」と引っ越してくるところから始まる。慎一はかつて恋人と暮らしていた一軒家を離婚して行き場を失った裕子に明け渡し、離れのプレハブで暮らすことに。プレハブと一軒家、近くて遠い、いびつな「半同居」生活をスタートさせることになる。映像では、慎一が元恋人・文子(中村ゆりか)との別れ際、ボロボロになりながら泣き叫ぶ姿や、裕子に「向こう(の家)はあいつ(元恋人・文子)と住んでいたところだから…」と心の叫びを吐き出すかのように気持ちを明かすシーンなどが盛り込まれ、心の傷がいまだに癒えていないことが分かる。一方の裕子も、「アキラを寝かせて一人でいられないの」と孤独に震える心の内を明かす。ひとり息子のアキラが眠りについた後、行きずりの出会いを求めて夜の街へと出かけ、寂しさを紛らわせる姿も映し出される。孤独を埋めるように夜ごと出歩く裕子をプレハブ小屋から覗き、気に掛ける慎一だったが深入りしないよう見て見ぬふりをするのであった。終盤には慎一と裕子が互いを求めるシーンもあり、2人の関係性にも変化があったことがうかがえる。また、慎一とアキラが公園で遊んでいる様子や、花火を見る姿は3人に家族のような繋がりが生まれたことを予感させる。「このままやってみたらどう?結婚もしてないのに、家庭内別居」と、提案する慎一に裕子の出した答えとは。ラスト、冒頭の苦悶に満ちた表情から一変、机に向かう慎一の穏やかで安らかな表情は何を物語るのか。2人の行く末が気になる映像となっている。『夜、鳥たちが啼く』は12月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夜、鳥たちが啼く 2022年12月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2022 クロックワークス
2022年09月14日竹野内豊と黒木華が共演する映画『イチケイのカラス』に、新たに向井理と斎藤工が出演することが決定。特報映像とティザービジュアルも到着した。向井さんが演じるのは、国家権力を背景に、みちお(竹野内さん)の最大の敵として立ちはだかる史上最年少のエリート防衛大臣・鵜城英二。みちおが岡山地裁に赴任してから担当する傷害事件の当事者でもあり、その事件の背景にあるとされる、近海で起きたイージス艦と貨物船の不審点だらけの衝突事故についても、何か重大な秘密を握っている。斎藤さんが演じるのは、日本中を飛び回る心優しき正義の弁護士・月本信吾。ある事件をきっかけに坂間(黒木さん)とバディを組むことに。優しさの一方で、ときには違法行為スレスレで証拠を集め、真実と正義を追求する強引な一面もあり、そんなぶっきらぼうでも真っ直ぐな月本の姿に、次第に坂間は惹かれていく。そして、「職権を発動します!」というみちおの名台詞から始まる本編が初公開。今回挑むのは、国家権力。映像の中では、感情をむき出しにするシリアスなみちおと、なぜか涙する坂間の姿が。普段は見せない2人の表情から、開けてはいけないパンドラの箱の中に隠された秘密が、すさまじいものであることを予感させる。法服を着て木槌を持つみちおと、弁護士バッジをつけて姿を一新した坂間に加え、凛々しい佇まいの月本と鵜城も加わった煌びやかなティザービジュアルも公開。本ビジュアルは、9月16日(金)より全国の映画館にて順次、掲出される(※一部劇場を除く)。<コメント>・向井理オファーをいただいた時、数ある法廷ものの作品のなかでも今までと違う視点で描かれる作品という印象があったので、出演がすごく楽しみでした。連ドラからのチームに映画から参加し、初めましての方も多かったですが、その中でも違和感なく過ごせたのはチームの皆さんのおかげでした。今回演じた鵜城英二は、野心的な政治家の面もありつつ、ステレオタイプな政治家ではない部分もあったりといろんな要素がある役です。少ない登場シーンの中でどう人間性を出していくかが難しく、現場で監督とすり合わせていきました。僕も個人的に傍聴席に行ったことがありますが、法廷には本当に筋書きのない物語がたくさんあると思います。今作は法廷で生まれるドラマとしての面白さだけじゃなく、いろんな人たちの人間関係や張り巡らされた複雑な伏線が回収されていく爽快感がたくさんあると思いますので、ぜひ劇場で体感していただければと思います。・斎藤工新機軸で画期的なTVシリーズをいち視聴者として愉しく拝見していたので、そんな魅惑の世界線の仲間に入れて頂く事は、光栄かつ身の引き締まる想いでした。私の演じた人権派弁護士・月本信吾の背負っているモノ、社会や地域との距離感、眼差しは、現代の司法の光と影の象徴とも言えると思います。そして、今や世界的な撮影監督である四宮秀俊さんが田中亮監督と共に切り撮る今回の劇場版イチケイのカラスは、法律で介入出来ない地方や中央のグレーな部分にメスを入れながらも、ドラマシリーズの持つ軽やかさ、ポップさが織りなす新たなリーガル作品になるのでは無いかと、いち映画ファン、いちイチケイファンとして完成を心待ちにしております。・田中亮監督え?出てくれるんですか?斎藤工さんと……向井理さんが……?お二人とも?願っていた通りのキャスティングが決まった瞬間、嬉しさと驚きのあまり目が点になってしまいました。この映画の最も重要なゲストである二役には当初からキャスティングのイメージが明確にありました。月本は人権派弁護士として汗をかく土臭さがありながら、坂間を翻弄する大人の魅力を持っている役なので斎藤工さんにしか演じられない。鵜城は史上最年少防衛大臣という特殊なキャラクターをリアルに感じさせるほどの芯の強さと知性を持ち合わせた方に演じていただきたいので、向井理さんしかいないとそれぞれ考えていました。最大の敵・鵜城とにらみ合うみちおの静かな怒り、新たなバディ・月本と見つめ合う坂間の穏やかな眼差し、今までのイチケイでは見せたことのない表情がそこにはあります。斎藤さんと向井さんの魅力に彩られて、激しくも温かい人間模様がスクリーンいっぱいに広がりました。是非楽しみにしていてください。『イチケイのカラス』は2023年1月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イチケイのカラス 2023年1月13日より全国にて公開©︎浅見理都/講談社 ©︎2023映画「イチケイのカラス」製作委員会
2022年09月14日川村壱馬や吉野北人(THE RAMPAGE)をはじめ、豪華キャストが揃い踏みの『HiGH&LOW THE WORST X』。この度、公開前から注目を集めていた前田公輝演じる轟洋介と塩野瑛久演じる小田島有剣の意外な共通点で、劇中で明らかになった共通の趣味・“釣り”をしている2ショット写真が解禁された。この2人が釣り仲間であると判明したのは、鬼邪高の頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)が、最強と恐れられる鈴蘭男子高校の“通称:ラオウ”岬麻理央(三上ヘンリー大智)にケンカを挑むこととなり、楓士雄の右腕である高城司(吉野北人)がラオウに関する情報を集めようとするシーン。司の情報収集に協力する轟(前田公輝)が「知り合い」と連れてきたのが、なんと、同じ市内で鈴蘭に詳しい鳳仙の小田島(塩野瑛久)だったのだ。意外な組み合わせに司も「なんでお前らが?」と驚き、そこで実は釣り仲間でたまに会っていると明かされた。解禁された2ショットは、劇中で小田島が司にスマホで見せたもの。海釣りの最中に小田島がカメラを向けたセルフィーで、こっそり小田島が撮影したのかと思われる、ウィンクしたいつも通りのゆるい表情の小田島が写るもの。心を許して小田島カメラに目線を送り、ちょっと照れ臭そうな轟がおさめられたものとなっている。また釣りの最中、2人はほどよい距離感を保っているのが分かる風景写真も公開され、轟、小田島らしい関係性の築き方が伺えるものとなっている。前作では熾烈なタイマンを展開した轟と小田島。一体どういう経緯で釣り仲間になったのかは、本編で明かされる。『HiGH&LOW THE WORST X』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年09月13日生田斗真、濱田岳、橋本環奈らが出演するお風呂エンタメ映画『湯道』のティザービジュアルが公開された。今回公開されたビジュアルは、夕暮れ空の下、今作の舞台・銭湯「まるきん温泉」へ続く道が写し出された、古き良き日本を感じるノスタルジックな“道”ビジュアルと、生田さん演じる三浦史朗が、湯舟にドップリ浸かる“お風呂”ビジュアルの2種類。企画・脚本の小山薫堂は、“道”ビジュアルについて「自分が見過ごしていた幸せに気づける場所・・・それが銭湯です。風呂に浸かって幸せになる方法がこの映画で分かります」とコメント。また、“お風呂”ビジュアルでは、史朗が本編撮影で実際に入浴したシーンの写真を使用。「お湯は熱めが好き(笑)」だという生田さんは、「1日の疲れを癒す“お風呂”。この映画も皆さんにとって癒しの場所となる事を願っております」と話している。そんな両A面となるティザービジュアルのチラシは、9月16日(金)より順次全国の映画館にて掲出予定だ(※一部劇場を除く)。『湯道』は2023年2月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:湯道 2023年2月23日より公開(C)2023映画「湯道」製作委員会
2022年09月13日『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』などの名作を世に送り出してきた脚本家・伊藤ちひろが10年かけて上梓した小説「ひとりぼっちじゃない」を自ら監督を務め、行定勲企画・プロデュースにより映画化。「King Gnu」の井口理が初主演を務める。原作は、不器用でコミュニケーションがうまくとれない歯科医師・ススメの日記形式の小説。堀泉杏名義で『ナラタージュ』や『窮鼠はチーズの夢を見る』などの脚本も手掛ける伊藤監督は、本作でも脚本も担当し、ススメが謎の多き女性・宮子に恋をすることで、変わっていく自分、歪み狂っていく日々を、初監督ながら圧倒的な世界観で描いた。主演は、デビュー以来音楽シーンに大きなインパクトを残し続けるバンド「King Gnu」の井口理。伊藤監督は脚本執筆の際に主人公・ススメを井口さんにあて書きしたといい、井口さんは、撮影前にもかかわらず、伊藤監督とともに撮影地のロケハンにも帯同。並々ならぬ意欲で役柄を構築し、初主演作に挑み、これまで見せたこともない表情でススメを演じている。また、ススメが恋をする謎多き女性・宮子に馬場ふみか。宮子の友人でありながら、ススメを惑わせる蓉子に河合優実。期待を集める若き実力派の2人による、化学反応も期待されている。解禁となった予告編は、生きづらそうなススメの姿、恋をしたススメが感じる幸せ、嫉妬、焦り、そして宮子の謎と、何か歯車が狂っていく様子が描かれ、この恋の果てにあるものは純愛なのか狂気か、問いかける予告になっている。本ビジュアルは寄り添いあいながら眠るススメと宮子の幸せなはずのワンシーンながら、どこか不穏な空気感を感じさせる1枚となった。キャスト3名&伊藤監督のコメント「ススメとの出会いが自分にもたらしたものはとても大きかった」と井口さん。「彼に向き合った約半年という時間の中で、自分自身が今まで人に伝えられず蓋をしていた気持ちとも同時に向き合うことになったからだ。自分と向き合うということ、それは今まで極力避けてきたことだったが今回の撮影を終えて、それがとても大きな財産になったと実感している」とコメント。「みなさんがご覧になったとき、少しでもやさしい気持ちで明日を生きていけますように。映画が完成した今、そう強く願います」と語る。馬場さんは、複雑さを抱える宮子役について、「伊藤ちひろ監督との本読みや衣装合わせを進めていく中で、実は自分の本来持っている性質に近い部分があると気付きました。そのことに恐ろしさを覚えつつも、この役を演じられたことに運命めいたものを感じています」とコメント。「語弊を恐れずいえば、繰り出される数々の『ヘン』な描写に胸が躍り、また新しく、興味深い本に出会えたことが嬉しかった」というのは、河合さん。「井口さんと馬場さんとそれぞれまったく違うパーソナリティを持ち込み、お互いの色を混ぜた結果どうなるのか全くわからない中で起こることを楽しんでいました」とさえ語る。さらに、「恋となれば、ひどく自分の感情がこじれていく。相手の表情や言葉にいくら注意を向けても心を丸ごと見透すなんて不可能だから、コミュニケーションの向き合い方にうまく折り合いをつけられないと苦しくなっていく。その感覚をそのまま映画にしようと思いました」と明かす伊藤監督。「キャストに恵まれた」というだけに、「捉えどころのない漆黒の魅力を内包する馬場ふみかさん、鋭い視線で魅惑的な妖気が漂う河合優実さん、そして、わたしの曖昧なイメージを具現化し愛すべきキャラクターに創り上げてくれた井口理さんの存在に支えられてこの映画は誕生しました。井口さんは、ススメという人物を演じるうえで次々と芽生える羞恥などのデリケートな感情を、そのまま晒すことも破壊してみせることもできる表現者で、彼から放出される異彩なムードがこの作品の世界を息が詰まるくらいに充してくれました」といい、「ある意味、この映画はホラーです」とコメントしている。物語人とうまくコミュニケーションのとれない、歯科医師のススメが恋をしたのは、マッサージ店で働く宮子。しかしながら宮子は、部屋に鍵をかけず、突如連絡が取れなくなったりする、つかみどころがない女性だった。それでも、彼女と抱き合っていると、ススメは自分を縛っている自意識から解放される気がしていた。自分でも理解できない自分を宮子は理解してくれている、ススメはそれがうれしかった。けれど、謎の多い宮子を前に、自分は彼女のことを理解できていない、と思い悩むススメ。ある日、宮子の友達である蓉子が、ススメに宮子の身に起きた驚きの事実を告げるーー。『ひとりぼっちじゃない』は2023年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月13日3週間限定で劇場版が公開される『四畳半タイムマシンブルース』より、本編冒頭映像が到着した。今回の映像は、「四畳半神話大系」ファンにはお馴染み、主人公「私」(cv.浅沼晋太郎)の一人語りのシーン。物語の導入にもなるこの語りでは、夏という季節や京都のうだるような暑さを、文学的に見事なテンポで表現。「私」の小説を読んでいるかのような語りは、描写も四畳半をタクラマカン砂漠に見立てるなどセンスに溢れ、一気に四畳半ワールドに引き込まれる。最後は、クーラーを無為な青春の起死回生の打開策としていたが、この救世主であるクーラーが物語を大きく動かしていくこととなる。『四畳半タイムマシンブルース』劇場版は9月30日(金)より3週間限定公開、9月14日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:四畳半タイムマシンブルース 2022年9月30日より全国にて3週間限定公開©2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会
2022年09月12日映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』(9月9日公開)が邦画実写No.1スタートを切ったことが12日、明らかになった。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画の続編。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。8月24日に行われた完成披露試写会&PREMIUM LIVESHOWのライブビューイング回、さらに9日の公開初日から11日までの3日間で動員17万6,550人、興行収入2億6,870万円を記録した同作。週末映画興行ランキング邦画実写映画No.1となり、大ヒットスタートを切った。映画やドラマ、アニメのレビューサイト「Filmarks(フィルマークス)」では★4.1/初日満足度第1位を獲得(9月12日 Filmarks調べ)し、「映画ランド」でも★4.6という高評価(9月12日 14:00時点)、また満足度96.5%、口コミ推奨度97.3% (9月9日〜11日鑑賞者アンケート バルク調べ)という高数値を叩き出している。SNSなどの口コミでも「アクションとにかく見応えあり」「前作超えレベルで面白かった。アクション映画としては海外と比べても引けを取らない」とアクションの満足度が高い他、「ハイローであんなに目が腫れるとは思わなかった...泣きますまじで」「最後は感無量で号泣」と熱い友情を感じるストーリーも話題を呼び、「何回みても見どころたくさんあって飽きない!」「アクションも音楽もキャラも最高だから何回でも見れるし、見るたび新しい発見があります!! 中毒性ハンパない!」など早くもリピーターが続出しているという。公開後も3週連続週替わりの入場者特典ほか何度でも楽しむことのできるコンテンツを用意している。○9月11日までの累計(※興行通信社調べ)・完成披露試写会&PREMIUM LIVESHOW ライブビューイング回8月24日(水):動員 9,341人 興収:36,461,000円・公開初日からの3日間9月9日(金) :動員6万0180人 興収:8270万円9月10日(土):動員5万8280人 興収:8090万円9月11日(日):動員4万8750人 興収:6870万円男女比=2:8(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店)HI-AX
2022年09月12日注目のクリエイター陣による短編映画プロジェクト第4弾『MIRRORLIAR FILMS Season 4』よりメイキング動画が解禁された。本作は、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越えて選出された人気&注目の監督陣による個性豊かな作品が上映される短編映画企画。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開する壮大なプロジェクトだ。この度解禁となったのは、池田エライザ、齊藤工、福永壮志、藤井道人、水川あさみ、ムロツヨシら6名の監督陣の撮影現場での様子を捉えたメイキング動画。『おとこのことを』(水川あさみ監督)、『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』(齊藤工監督)、『シルマシ』(福永壮志監督)からは、主演の窪田正孝、伊藤沙莉、伊東蒼それぞれに監督らが演出しているシーンが収められている。さらに俳優・ムロツヨシが監督を務めた『バイバイ』のメイキングでは、真剣に映像をチェックするムロツヨシ監督をはじめ、スタッフらの普段なかなか見ることができない貴重な様子が捉えられている。また藤井道人監督作品『名もなき一篇・東京モラトリアム』、池田エライザ監督の『Good night PHOENIX』のメイキングでは、撮影現場のアットホームな空気を感じられる。様々なバックグラウンドを持った監督陣が集まって映画を製作する『MIRRORLIAR FILMS』らしい、楽しみながら映画製作を進める監督、キャスト、スタッフを映し出したメイキング動画となっている。『MIRRORLIAR FILMS Season4』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MIRRORLIAR FILMS Season4 2022年9月2日より全国にて公開
2022年09月12日10月24日(月)より開催される「第35回東京国際映画祭」の顔となるオープニング&クロージング作品が決定した。オープニング作品に決定したのは、二宮和也主演×瀬々敬久監督がタッグを組み、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を題材にした愛の実話『ラーゲリより愛を込めて』。第2次世界大戦後、極寒のシベリアで強制労働を強いられ過酷な日々を過ごす中、日本にいる妻と約束した帰国(ダモイ)を誰よりも強く信じ、多くの捕虜たちを励まし続け、その心に希望の火を灯した感動作。二宮さんのほかにも、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕といった豪華俳優陣が集結している。そしてクロージング作品は、黒澤明の名作『生きる』(’52)が、第二次世界大戦後のイギリスを舞台に、カズオ・イシグロ脚本によって蘇らせた『生きる LIVING』に決定。監督は『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナス。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ナイが主演を務めている。これまでサンダンス、ヴェネチア、サン・セバスティアン、トロントといった世界の錚々たる映画祭で上映され、早くも今年のオスカー候補と言われている。「第35回東京国際映画祭」は10月24日(月)~11月2日(水)日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。「TIFFCOM2022」は10月25日(火)~27日(木)オンライン開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ラーゲリより愛を込めて 2022年12月9日より全国東宝系にて公開ⓒ2022『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ⓒ1989清水香子
2022年09月12日稲垣吾郎、新垣結衣を迎え、朝井リョウによる小説「正欲」を『あゝ、荒野』の岸善幸監督が映画化。制作決定に伴い、各キャスト・監督・原作者よりコメントが到着した。原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の1作。2021年3月に発売されるやいなやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した話題作。自身も「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語っている。家庭環境、性的指向、容姿ーー。様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーを、ある種のラブストーリーとして映画化するのは、『あゝ、荒野』『前科者』などを経てその手腕にさらに期待が高まる演出家・岸善幸と、原作を大胆に再構築しながら監督の演出の可能性を拡げていく脚本家・港岳彦。稲垣吾郎×新垣結衣、奇跡のタッグ横浜検察庁に務める検察官であり、自分の力でマイホームを持ち、妻と子を養う寺井啓喜(てらい・ひろき)役に、『半世界』『ばるぼら』に加え、公開を控える『窓辺にて』など精力的に映画出演を務め、その演技・役柄の幅広さを不動のものとした稲垣吾郎が挑む。そして、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)役に、大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や映画『GHOST BOOKおばけずかん』などに出演、いまや国民的人気を誇る新垣結衣。特殊性癖を持つことを隠して生きる夏月という難役に挑む。小学校不登校の息子が世間から断絶されてしまう可能性を恐れる寺井と、自ら世間との断絶を望む夏月が、いつ、どこで、どのように交わっていくのか…。生きることと死ぬことが目の前に並んでいるとき、生きることを選ぶきっかけになり得るものをひとつでも多く見つけ出したい。映画に込める想いをどう昇華させていくのかが見どころになっている。コメント到着稲垣吾郎脚本を読み終えた時、この作品に関われる事を嬉しく思いました。難しい題材にチャレンジする、監督、スタッフの皆様と共に丁寧に演じていきたいと思います。新垣結衣原作を読んで、何かを問われたような気持ちになりました。それは、「何が正しいか」とかそういう単純なものではないような、でも実はとてもシンプルなことのような気もしました。考え続ける事、他を想像し続ける事をいつも以上に大切にしながら、制作に臨めたらと思っています。岸監督とは初めてご一緒しますが、初顔合わせから親身に役についての相談などを聞いてくださり、とても心強く、感謝しています。撮影では、自分なりに、夏月達が生きる世界を夏月達のように必死に生きたいと思います。監督・岸善幸原作の衝撃と感動がずっと消えません。朝井さんの“視点”が生み出した登場人物たち、その感情をどう表現するべきか、模索が続いています。稲垣吾郎さん、新垣結衣さんをはじめとするキャストの皆さんとの対話を重ねて、少しずつ輪郭が浮かび上がってきたところです。人と人のつながりを描こうと思います。大切なのに、難しい、つながり。世界から「普通ではない」と片づけられてしまう人たちの、歪みのないつながりを描こうと思います。原作・朝井リョウ言葉にするとは線を引くということです。明確に名付けがたい感情や現象に無理やり輪郭を与えてしまうのが、言葉です。映画には、表情、声色、沈黙など、言葉以外のものが沢山映ります。それらが、私が書きながら取りこぼしていったものたちを一つでも多く拾い上げてくれることを願っています。そして、この物語の核が、いい映画を創るという意思以外の部分で歪められることのないよう、緊張感とともに祈っています。『正欲』は2023年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月12日ドラァグクイーンたちの“ひみつ”を、温かな笑いと素直な涙で彩るハートフルロードムービー『ひみつのなっちゃん。』。この度、滝藤賢一演じるドラァグクイーンと共に旅する、渡部秀と前野朋哉が演じるもう2人のドラァグクイーンのクイーンドレス姿が公開された。本作は、大切な友人なっちゃんの死をきっかけに集まったドラァグクイーン、バージン(滝藤さん)、モリリン(渡部さん)、ズブ子(前野さん)が、なっちゃんがオネエであることを知らない母・恵子(松原智恵子)のため、ふつうのおじさんとしてお葬式に参列するまでの珍道中が描かれる。モリリンは、なっちゃんが営む新宿二丁目の食事処の店子で、涙もろく気弱なクイーン。普段は臆病でも、いざというときには第一に行動を起こす、タフな面もある。今回、セクシーな真紅のドレスを見事に着こなした。一方、カラフルでインパクト抜群なドレスを着ているのは、オネエ系タレントとしてお茶の間に引っ張りだこのクイーン・ズブ子。旅路の中で様々な笑いとトラブルを巻き起こす愛すべきキャラクターだ。なお、クイーンたちの旅する舞台となる岐阜県と、滝藤さんの故郷・愛知県で本作が先行公開されることも決定した。<渡部秀コメント>この度初めてのドラァグクイーン役を演じさせて頂くこととなりました。なぜドレスを着てハイヒールを履き化粧をして自分を表現するのか、そこから監修して下さったエスムラルダさんに教わり、一つ一つ積み上げ作り込みました。この役は僕の役者人生にとって間違いなく大きな分岐点となりました。舞台となった郡上八幡はとても清らかで心が洗われる様でした。この作品を通して少しでも多くの方々にこの地の魅力や力強さを感じて頂けたらと思っております。<前野朋哉コメント>はじめて、マニキュアを塗ったまま電車に乗って現場に行きました。それだけで、いつもと違う風景を感じました。滝藤さん、渡部くん、スタッフの皆さんと『美しさ』を探したひと夏。スクリーンにしっかり刻まれました。皆さんにお届けできる日を心待ちにしております。『ひみつのなっちゃん。』は2023年1月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。1月6日(金)愛知・岐阜先行。(cinemacafe.net)■関連作品:ひみつのなっちゃん。 2023年1月13日より新宿ピカデリーほかにて公開©2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会
2022年09月12日主演に高杉真宙、ヒロインに関水渚を迎えた映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』。映画やドラマ、バラエティまで目覚ましい活躍をみせる高杉さんは本作で新境地に挑んでいる。2009年より俳優活動をスタートさせた高杉さんは、特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」(13)への出演で人気に。第72回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞した『散歩する侵略者』(17)での“地球を狙う侵略者”天野役、「賭ケグルイ」シリーズでの“愛すべきヘタレキャラ”鈴井涼太役などでも注目を集める。さらに最近では「おいハンサム!!」で演じた、“自己中のエリートサラリーマン”大倉学役の男尊女卑なモラハラ言動にネットが騒然となるなど、多種多様な役柄をこなしながら魅力を発揮。今年は、現在公開中の映画『異動辞令は音楽隊!』はじめ、今秋スタートのNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」への出演も控え、さらに日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」のゴチメンバーでは新たな一面をみせるなど、いっそう活躍の幅を広げている。そんな高杉さんが本作で挑戦するキャラクターが、恋愛に不器用な医師の俊英。海辺の町の診療所で働く彼は、そっけない態度の裏に優しさを隠した不器用な青年だ。ある日、そんな彼の元に“かつて一目惚れした女性にそっくりな”女性・亜子(関水渚)が現れ、静かな生活は一変。図らずも一緒に暮らすことになった亜子の理想を覆す言動に振り回され衝突を繰り返す俊英だったが、祖父のじいさん(石橋蓮司)や家政婦のきよさん(芹川藍)らに見守られながら、諦めきれない夢と現実の間で傷ついている亜子の素顔を知り、淡々と生きていた彼の何かが変わっていく。高杉さんは俊英という新たなキャラクターについて「不器用でつんけんしている子」と分析。亜子に対して動揺する気持ちを隠し、一見冷たい態度で振る舞う“恋愛不器用”な一面には、「あまりコミュニケーションが得意ではないという印象はありますが、一途にちゃんと思っている部分もあったり、すごく親近感がわきます」と、自身の性格とも重なる部分があったことを明かす。さらに俊英には、亜子のことを知り段々と距離が縮まることで、ふとみせる温かい優しさや寄り添う姿など、普段のクールさの反面で思わず“キュン”と胸をくすぐられる魅力も満載。これまで様々な役柄を演じてきた高杉さんだが、意外にもここまで“恋愛要素”があるシーンの経験は初めてだという。「すごく照れくさいシーンもあって、緊張した」そうだが、テストの後、関水さんから「照れますね」と声をかけられ、お互いの気持ちを話し合ったことで、緊張が溶けたと打ち明ける。予告編では、池に落ちた亜子を救うお姫様抱っこや、自分勝手な行動をする亜子にお仕置きのデコピン、涙を流す彼女を優しく抱きしめるシーンなど素直になれない彼ならではの魅力に溢れ、ぎこちないながらも相手を優しく包む姿は見逃せない。普段は、撮影現場全体の雰囲気を把握しながら自身で役作りをすることが多かったが、本作では関水さんとしっかり話し合いながら役作りに励んだという高杉さん。「関係値を深めていく役というのは、あまりこれまでにやってこなかったのですごく考えながらやりました。特に亜子さんとのシーンは、段取り、テスト、本番をやっていくうちに、もっと『こうだな』と思う部分があって、そのシーンは監督や関水さんとも相談しあえたからこそ生まれたものなんじゃないかなと思います」とふり返っている。実際の距離を縮めたことで高杉さんと関水さんの演技が上手く絡み合い、俊英と亜子の恋愛模様がよりリアルに描かれた本作では、「あまり普段、共演者の人と相談しあったりしないんですけど(笑)そういうことってするべきだなと思いました」と自身にとっても学びとなったことを明かしている。『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いつか、いつも‥‥‥いつまでも。 2022年10月14日より全国にて公開©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会
2022年09月11日福山雅治が天才物理学者・湯川学を再び演じる映画『沈黙のパレード』より、湯川と柴咲コウ演じる内海、最強バディが再会を果たす本編映像が公開された。公開された映像では、湯川との待ち合わせ場所を探す内海の姿からスタート。そして、子供たちに混じってシャボン玉と戯れているような湯川を発見し、再会する。湯川は“子供が苦手”――というのは、シリーズではお馴染みの設定。今回は、シャボン玉の特異な動きに興味を惹かれ、子供たちを気にせずシャボン玉に夢中になっているのだった。ラストには、「実は事件があって」と内海が話すのと同時に、今回の事件で殺害された並木佐織(川床明日香)の実家、菊野商店街にある定食屋「なみきや」が映し出される。2人の掛け合いがもっと見たい気持ちがより高まり、さらに今後の展開も気になる映像だ。『沈黙のパレード』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙のパレード 2022年9月16日より全国にて公開©2022「沈黙のパレード」製作委員会
2022年09月11日大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウが出演し、佐藤正午のベストセラー純愛小説を映画化した『月の満ち欠け』。この度、大泉さんと柴咲さんが演じる夫婦の幸せいっぱいの場面写真が到着した。場面写真は、娘の瑠璃が生まれ、大泉さん演じる主人公・堅が誕生したての我が子を大事そうに抱きかかえる特別な瞬間、小山内夫妻がまだ幼い瑠璃(阿部久令亜)を連れ、海辺へキャンプに出かけた際、空を見上げ、月を見るシーン。家族の仲の良さと18歳になった瑠璃(菊池日菜子)の成長が感じられる一家団欒シーン。一人哀愁を漂わせ佇み、寂しげな表情を浮かべる堅が写し出されており、一家の歴史を感じ、壮大な物語への期待が高まる。また、月を見るシーンでは、笑みがこぼれる両親に対し、“満ちては欠ける”月を瑠璃が不思議そうに眺める表情が印象的。本作で大泉さんは、堅の実に27年に及ぶ期間を演じきった。時代ごとの演じ分けにも苦労したと思料する、大泉さんの熱演に注目だ。『月の満ち欠け』は12月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:月の満ち欠け 2022年12月2日より全国にて公開©2022「⽉の満ち⽋け」製作委員会
2022年09月10日主演に唐田えりか、共演に遠藤雄弥を迎え、海外映画祭でも注目を集める新鋭・竹馬靖具の最新作『の方へ、流れる』が11月26日(土)より公開決定。ポスタービジュアルと特報、さらに唐田さん、遠藤さんらのコメントが到着した。会社を辞め、姉の雑貨店で店番をする主人公・里美。そこに現れた、恋人を待つ男・智徳。店を出て東京の街を歩きながら語り合うふたり。「お互いのことを知らないから言えることもある」――やがて彼らは互いに話していることが事実なのか分からないまま、惹かれあっていくのだが……。思ったことを素直に口にしているようで、どこか本音がつかめない里美を演じるのは、唐田えりか。一方、そんなミステリアスな里美に戸惑いながらも惹かれていく智徳役には、遠藤雄弥。そのほか、加藤才紀子、足立智充、小水たいがが脇を固める。監督は、デビュー作『今、僕は』が異例の大ヒットとなり、2作目『蜃気楼の舟』が世界七大映画祭の一つ、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭フォーラム・オブ・インディペンデントコンペティションに正式出品。続く『ふたつのシルエット』では“愛の変化”を描くなど、国内外で注目を集める新鋭・竹馬靖具。解禁されたポスタービジュアルでは、「嘘でもいい」というキャッチコピーと共に、1日の終わりに隅田川のほとりで会話をする里美と智徳の写真が採用された。また特報では、何も知らない相手と1日を過ごすことになった2人が、この偶然な出会いを利用して普段は気軽に人に言えないようなことを互いにぶつけていく姿が収められている。本当か嘘か分からない。噛み合っているようで交わらない。どこかねじれた会話のその先に、果たして恋は生まれるのか?2人が迎える1日の終わりが、観る者の心に不思議な余韻を残すことになる。今回、オーディションで里美役に選ばれた唐田さんは「(竹馬監督は)自分の声を芯の部分から真に聞いてくださる方で、演出して頂きながら、自然と心が開き、自分が限りなく自分になっていくのを感じました」と撮影をふり返り、「里美を演じさせて頂けたこと、本当に感謝しています」とコメント。本作を「不思議な引力のある(作品)」と語っている。遠藤さんは「今作における、男女2人の内側に巻き起こっている、色々な感情と思考を、少しでも皆様にああでもないこうでもないと感じてもらえたら」と本作の不思議な魅力をアピール。「監督の思い描く世界観と演出も独特でした(笑)」と明かし、「個人的には初めてに近い表現のアプローチでもあり、とてもやり甲斐のある作品でした。その独特さも、作品を観ていただけたら、わかっていただけると思います」とコメント。そして竹馬監督は「会話を中心として物語が進んでいくので、撮影中カメラの後ろからお2人の掛け合いを凝視しているのは多くの発見がありとても豊かな時間でした」とふり返り、「唐田えりかさんと遠藤雄弥さんの演技をもっと見ていたかったです。それくらい深く響く演技をお2人がしてくださいました」とキャスト2人を称えた。なお、本作の国内外での上映に向けたクラウドファンディングの実施も決定。クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にて、9月9日(金)よりスタートしている。『の方へ、流れる』は11月26日(土)より池袋シネマロサ、下北沢K2、横浜シネマ・ジャック&ベティほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月09日岡田准一主演、坂口健太郎とバディを組むことで話題の映画『ヘルドッグス』より、本作のアクションシーンを詰め込んた特別映像<地獄のアクションセレクション>が公開された。過激で強烈なアクションシーンが盛りだくさんな今回の映像。岡田さん演じるヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高や、坂口さん演じる制御不能な男・室岡らが、敵をなぎ倒すシーンが息つく暇もなく詰め込まれ、素手で相手を圧倒する基本の格闘術【ステゴロ】、使える物は何でも使う作法無用の戦闘スタイル【工具&文具】、お待ちかねの【ナイフ&ガンアクション】と様々な場面が登場。その中で、相性98%の狂犬バディ、兼高と室岡が訓練に励む仲睦まじい様子も映し出されている。技闘デザイン(アクション振り付け)指導としても本作に参加し、映画で描かれるアクションの数々を原田眞人監督にプレゼンしたという岡田さん。「原田監督はお芝居の延長線上でのアクションを強く求める監督。お芝居とアクションの境目なくキャラクターが立つような構成を考案することがテーマになります。本物の動きのなかに映像的なギミックを入れたり、キャラクターの個性やそのキャラクターの行動の狙いにあった動きを考えて提案しています」と明かしており、リアルなアクションにこだわった。原田監督は「岡田くんは、こういうアクションができます、こういうのもできますって、まるで死の商人が武器を売るように、次から次へとアクションをプレゼンテーションしてくれる」と岡田さんへの絶大な信頼を語っている。また映像で流れるのは、元劇団四季の劇団員・吉原光夫演じる熊沢が歌いあげる「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」(オペラ「ナブッコ」で歌われる合唱曲)。美しい名曲の調べは、強烈で研ぎ澄まされた本作のアクションシーンを引き立たせ、まるで歌にあわせてダンスでも踊っているかのような華麗さを感じさせる。ラストには、高級クラブのカラオケでその歌声を披露しているシーンまで描かれており、思わずナレーションでも鋭いツッコミが入り、コミカルさまで楽しめる。『ヘルドッグス』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年09月09日