俳優の竹野内豊が主演を務める映画『at Home アットホーム』(8月22日公開)で、共演の女優・松雪泰子との場面写真が、このほど公開された。父・和彦(竹野内豊)は泥棒、母・皐月(松雪泰子)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)は偽造職人で、長女・飛鳥(黒島結菜)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も犯罪で生計を立てていることを自覚している森山家。彼らに血の繋がりは無く、共通するのは虐待、性暴力、DVなどそれぞれが背負った暗い過去。ある日、詐欺を目論んだ母が拉致され身代金を要求されたたために、一家は奪還作戦を計画する。本作は血縁関係にはない人間が必死になる姿を描くことで、「家族とは?」を投げかける。DREAMS COME TRUEの楽曲を映画化した『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』(07年)を手がけた蝶野博監督がメガホンを取り、原作の映画化が相次いで話題の小説家・本多孝好氏の短編小説『at Home』を映画化した本作。メインキャストの5人のほかにも、國村隼や村本大輔、千原せいじ、板尾創路など個性的な面々が映画を彩る。本作で竹野内の妻であり、一家の母親・皐月を演じる松雪。皐月は結婚詐欺で男をだます役どころで、演じるにあたって「不可欠な美貌」や「過去と現在を演じ分ける陽と陰の振り幅」を持ち合わせている必要があり、プロデューサーが「それらを全て兼ね備えているのは松雪泰子さんしかいない」とオファーした。脚本で描かれるのは、血まみれになるほど殴られる場面など痛々しいビジュアルのシーン。スタッフにとって、「本当にこの役どころを引き受けてくれるか」が気がかりだったが、松雪は臆せず激しい暴力的なシーンを受け入れた。今回公開された場面写真は、母と詐欺師の顔や、顔から服まで血まみれでうなだれる姿など彼女の身に起こる壮絶な出来事を予感させる。(C)映画『at Home』製作委員会
2015年08月07日竹野内豊を主演に“偽装家族”の幸せを描いた『at Home』。この度、本作がアカデミー賞の前哨戦としても注目されている映画祭、「モントリオール世界映画祭」のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式招待されることが決定。竹野内さんから喜びのコメントが到着した。どこにでもある平凡で幸せな家族。けれども、実は家族全員で、犯罪で生計をたてている一家。父さんは空き巣泥棒、母さんは結婚詐欺師、長男は偽造職人…。ある夜、家族の元に一本の電話が。結婚詐欺がバレ、相手に母が拉致され身代金まで要求されてしまう。能天気にみえた家族、その裏にあるそれぞれの苦しい過去。血もつながっていない、けれどこの幸せを守るためなら、誰よりも必死になれる。これも一つの家族の姿だった…。『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』を手掛けた蝶野博監督が人気小説家・本多孝好の珠玉の短編小説を映画化した本作。父親役の竹野内さんを始め、母・皐月に松雪泰子、長男・淳に坂口健太郎、長女・飛鳥に黒島結菜、次男・隆史に池田優斗と豪華面々が集結している。モントリオール世界映画祭は、2008年『おくりびと』が最優秀作品賞を受賞、その後2010年に『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞、2011年に『わが母の記』が審査員特別賞グランプリを、そして昨年は『ふしぎな岬の物語』が審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査委員賞の2冠を、『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞を獲得したことなどで知られており、毎年8月下旬から9月初頭にかけてカナダのモントリオールで開かれる国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭だ。主演作で海外映画祭の参加は初となる竹野内さんは「とても嬉しいです。監督やスタッフ、キャストの方々と作り上げた映画ですので、監督の喜びを考えると、感慨もひとしおです。また、自分が主演させていただいた映画で海外映画祭に出品されたことは初めてに等しいので、外国の方々に、この“他人同士”という一風変わった設定がどのように受け止められるのかがとても楽しみですし、人と人の、日本的な機微を感じてもらえたらと思っています」とコメントを寄せている。『at Home』は、8月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:at Home アットホーム 2015年8月22日より全国にて公開(C) 映画『at Home』製作委員会
2015年07月11日サン=テグジュペリによる永遠の名作「星の王子さま」のその後を描く映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』。カンヌ国際映画祭でも大絶賛された本作の日本語吹替え版の追加キャストとして、伊勢谷友介、滝川クリステル、竹野内豊という豪華な面々が出演することが判明した。1943年に発表され、いまなお世界中の人々に愛されるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる「星の王子さま」の物語をそのままに、さらにその後の物語として、現代を生きるひとりの女の子を主人公とした本作。主人公の女の子の住む“現実の世界を”CGアニメーション、“星の王子さま”の世界をストップ・モーションで描く、これまでにない世界観の最新“ハイブリッド”3Dアニメーション映画だ。世界各国で、それぞれの国を代表する超豪華俳優陣がキャストを務めることで話題を呼んでおり、日本でも先日、主演の鈴木梨央、瀬戸朝香、津川雅彦、ビビる大木というバラエティ豊かな顔ぶれが発表されたばかり。そしてこのたび、新たに“キツネ役”に伊勢谷友介、“バラ役”に滝川クリステル、“ヘビ役”に竹野内豊が、声優として参加する。星の王子さまに【友情】を教え、物語のテーマの1つでもある「大切なものは、目には見えない」という印象的なセリフを話す“キツネ”に抜擢された伊勢谷さんは、『鉄コン筋クリート』以来、実に9年ぶりの声優挑戦!「本だけ読むよりも『星の王子さま』という物語が理解できるようになると思います。とにかく主人公の女の子がかわいくて、空に星がきらめいているのも、サン=テグジュペリの絵にあったはずなんですけど、改めてアニメーションで観るとまたロマンチックで新鮮でした。『星の王子さま』をまだ読んだことがないお子さん、過去に読んだけど、どんなテーマだったか忘れてしまった大人の方、全世代の方に観ていただきたいです。本当に好きな作品です!」と、作品へのあふれる愛と、手ごたえを感じさせるコメントを寄せている。また、星の王子さまに【愛】を教える“バラ”を、その穏やかで艶のある声に配給側が熱いラブコールを送ったという滝川さんが演じる。フランス出身ということもあり、小さいころから原作に親しんでいた滝川さんは、「このお話をいただいたとき『やっとお話が来た!』と思いました!幼いころからずっと一緒にいる大切な本が原作なので、とても嬉しかったです。バラ役は物語の大事な役どころでもあるので、プレッシャーも感じましたが、すぐにお返事をさせていただきました。本格的な演技はしたことがないので最初は戸惑いましたが、今回はあえて自分を投影させて声を吹き込みました」と、初めての“本格声優”を務めた喜びを語った。そして、砂漠で星の王子さまに怪しげに語りかける“ヘビ”には、その渋い声が好きというファンも多いであろう、竹野内さんが起用された。意外にも本作が声優初挑戦となった竹野内さんは、「『星の王子さま』はとても奥深く、世代を超えて楽しめる作品です。これだけの名作の映画化というプロジェクトに参加させていただけるなんてとても嬉しかったです。初めての声優でしたが、スクリーンに合わせて声を出すことが難しく、初めての雰囲気に慣れるだけでも時間がかかりました」と、初の声優経験に少し戸惑いもあったよう。だが、作品については「監督が頭じゃなくて心で映像を作られている方なんだなという印象を受けました。どの世代の方も、劇場の大きなスクリーンでこの映画を観られる貴重な機会を是非お楽しみください!」と熱いメッセージを贈ってくれた。今年の第68回カンヌ国際映画祭でも10分以上ものスタンディングオベーションが贈られた、新たなる名作誕生の瞬間をお見逃しなく。『リトルプリンス 星の王子さまと私』は11月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日本田孝好の原作小説を竹野内豊、松雪泰子をキャストに映画化する『at Home』の予告編映像が、このほど解禁となった。どこにでもある平凡で幸せな家族。けれども、実は家族全員で、犯罪で生計をたてている一家。父さんは空き巣泥棒、母さんは結婚詐欺師、長男は偽造職人…。ある夜、家族の元に一本の電話が。結婚詐欺がバレ、相手に母が拉致され身代金まで要求されてしまう。能天気にみえた家族、その裏にあるそれぞれの苦しい過去。血もつながっていない、けれどこの幸せを守るためなら、誰よりも必死になれる。これも一つの家族の姿。母親を取り戻すことはできるのか――?今回解禁となった予告編では、ワケあり家族の成り立ちと、そんな家族が危機に立たされる姿が描かれている。冒頭、ひとりの少年を盗んでくる竹野内さんの姿が映し出される。登場人物のそれぞれの“ワケ”である過去が明らかとなる緊張感溢れるシーンが続き、1人また1人と、いびつな形ではあるが“家族”ができあがっていく様が。予告編の最後の、家族の大黒柱を演じる竹野内さんが涙ぐむシーンがなんとも印象的だ。竹野内さん率いる“家族”には、松雪さんを始め、『海街diary』『ヒロイン失格』『俺物語!!』と人気少女コミックの実写化出演が続く坂口健太郎や、『ストレイヤーズ・クロニクル』の公開を控える黒島結菜、子役の池田優斗が集結。さらに、一家の世話役として國村隼、ナルシストな金持ち役に板尾創路、暴力男に千原せいじ、そして5人をピンチに陥れる悪役に「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔が怪演する。「俺が盗んできた家族は、誰にも奪わせない」という意味深なキャッチコピーがつけられた本作。偽装家族ではありながら家族の絆が生まれようとする家族団らんを描くシーンがあるかと思えば、血だらけの松雪さんの姿が映し出され、一家が窮地に追い込まれるシーンも…本当の家族の絆とは?まずはこちらの映像から竹野内さんが盗んできた“偽装家族”をご覧あれ。『at Home』は、8月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日竹野内豊、松雪泰子がワケあり家族の夫婦役を務め、坂口健太郎、黒島結菜ら最旬キャストが集結する『at homeアットホーム』。ベストセラー作家・本多孝好の小説を映像化し、注目を集める本作の公開日が8月22日(土)に決定、複雑な“家族”の様子を表したポスタービジュアルが解禁となった。その一家は、どこにでもある普通に幸せそうな家族。しかし彼らは、決してふり返りたくはない過去を持つ、偽装家族。さらに父・和彦(竹野内さん)は泥棒、母・皐月(松雪さん)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口さん)が偽造職人で、長女・飛鳥(黒島さん)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も「犯罪で生計を立てていること」を知っていた。ところがある夜、家族のもとに1本の電話が…。皐月の身に危険が迫り、能天気にみえた家族にも、それぞれ苦しい過去や事情があることが明らかになるーー。『イエスタデイズ』『真夜中の五分前』、そして公開を間近に控えた『ストレイヤーズ・クロニクル』など、作品の映像化が相次ぐ本多孝好の同名小説を映画化した本作。メガホンを取るのは「DREAMS COME TRUE」の名曲を映画化した『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の蝶野博監督だ。今回解禁となったビジュアルには、親しみやすいタイトルとは裏腹に、どこか浮かない表情を浮かべた家族の姿が。険しい様子の竹野内さんの傍には、「俺が盗んできた家族は、誰にも奪わせない」という、なんとも意味深なコピーが添えられている。はたして、“家族を盗む”とは?いびつな関係を結ぶ彼らは、“家族”の幸せを守ることができるのか?本作では、竹野内さん、松雪さん、坂口さん、黒島さん、池田優斗(「ウロボロス」)のメインキャスト5人のほかに、國村隼や板尾創路、千原せいじ、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)など豪華で多様な面々が脇を固め、盛り上げるのも見どころの一つ。他人同士の家族という“アットホーム”らしからぬ設定を軸に、物語はどのように展開していくのか。今後の続報を楽しみにしていて。『at Homeアットホーム』は8月22日(土)より全国にて公開。(椎名あい)
2015年05月29日富山の美しい街並みを舞台に、竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、ビートたけしら超豪華キャストで贈る映画『人生の約束』。3月から富山・新湊を中心に撮影が行われている本作だが、このゴールデン・ウィークで物語のクライマックスにあたる重要なシーンの撮影を敢行。撮影現場の様子が到着した。舞台は、“曳山まつり”で有名な富山の港町。主人公となるのは、IT関連企業のCEOを務める中原祐馬(竹野内豊)。ここ数日、3年前に決別した元共同経営者でかつての親友・塩谷航平からの何度も着信があった。しかたなく応答すると、無言のまま電話は途切れてしまう。胸騒ぎがした祐馬は、航平の故郷・新湊へと向かうことに。祐馬が新湊に着くと、航平はすでに亡くなっていた。余命わずかの航平は、3か月前、十数年ぶりに “曳山まつり”を支える13の町のひとつ、四十物町に帰郷。資金と人手が不足し、曳山の維持が困難になった町で、最後にもう一度曳山を曳きたいと奔走していたという。やがて、祐馬も全てを失ったとき、亡き友への想いやまつりに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく――。富山県射水市(いみずし)の新湊曳山まつりでは、祭りに参加して曳山を曳くことを「つながる」と言うそう。約20人もの曳き手によって高さ約8m、長さ約7mにもなる大きな山車が曳かれていくその様は、“力を合わせること=魂を重ねること”の素晴らしさに満ち溢れている。江戸時代より約350年もの間続く曳山まつりは、新湊の人々にとって、年に一度は必ずやってくる大切な日。そんな新湊曳山まつり本番までの日々の中、不思議なエネルギーに突き動かされる人々を本作では描き出す。このゴールデン・ウィークの期間に撮影が行われたのは、本来であれば10月1日に開催される「新湊曳山まつり」の完全再現。5月2日(土)、3日(日・祝)、6日(祝)の3日間に行われた撮影に関わったエキストラ・スタッフは延べ1,400人。さらに、一目この撮影を見ようと駆けつけた見物客を合わせた総人数はなんと3,000人にも及び、本物の祭りさながらの賑わいぶりをみせた。本作が意外にも初共演となる、竹野内さんと江口さん。この日の撮影は、最初は相容れなかった二人が、この新湊曳山まつりを通じて分かち合うという大切なシーンとなっている。この祭りの最大の目玉は夜。曳山と呼ばれる山車に提灯をつけて練り歩くという“提灯山”や、海と川に挟まれ情緒溢れる港町である新湊の風景、1基の最大重量は約8トンにもなるという曳山が7基も曳かれていく光景が内川の川面に反射され、熱狂的、かつ幻想的なシーンが撮影された。この大掛かりな撮影を終え、主人公・祐馬を演じる竹野内さんは「新湊の方々の協力を得て、やっとこの撮影に挑むことができました。ここに来る前に、新湊は日本のベニスと呼ばれるほど風情のある美しい街だと石橋監督から聞いていて、その監督が長年温めてきた映画を作れることが本当に幸せです」と喜びを語った。さらに、初共演となる江口さんについては「頼れる兄貴といった感じです。初めてロケ現場に入ったときは地元の人と勘違いしてしまいました(笑)」とコメントしている。一方、竹野内さんに地元の人と間違えられてしまった江口さんは「僕の演じる役は漁師の役ですけど、何度も富山を訪れ、現地の方々の生活を実際に間近に見て、役に馴染んでいきました。竹野内くんともストーリーを重ねるごとに一緒に飲み行く回数も増えていきました(笑)」と役作りへの過程を明かす。「初めて曳山を見たときは鳥肌が立つほどでした」(竹野内さん)、「この350年続く曳山、提灯山なんて海外の人が見たら圧巻だと思いますし、同じ日本人ならDNAの中に組み込まれていると思います」(江口さん)とお二人が語る曳山まつりのシーンは、スクリーン上にどのように映し出されるのだろうか。公開を楽しみに待ちたい。『人生の約束』は2016年1月、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日富山の美しい街並みを舞台に、竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、ビートたけしら超豪華キャストで贈る映画『人生の約束』。「池中玄太80キロ」や「点と線」など名作テレビドラマを手がけてきた石橋冠が長年の思いを実現させた初の劇場映画に、第14回国民的美少女コンテストで「グランプリ」を受賞し、「代々木ゼミナール」のCMでも話題の美少女、高橋ひかるが出演することが決定。映画初出演となる本作で巨匠・石橋監督に師事することが分かった。舞台は、“曳山まつり”で有名な富山の港町。主人公となるのは、IT関連企業のCEOを務める中原祐馬(竹野内豊)。ここ数日、3年前に決別した元共同経営者でかつての親友・塩谷航平からの何度も着信があった。しかたなく応答すると、無言のまま電話は途切れてしまう。胸騒ぎがした祐馬は、航平の故郷・新湊へと向かうことに。祐馬が新湊に着くと、航平はすでに亡くなっていた。余命わずかの航平は、3か月前、十数年ぶりに “曳山まつり”を支える13の町のひとつ、四十物町に帰郷。資金と人手が不足し、曳山の維持が困難になった町で、最後にもう一度曳山を曳きたいと奔走していたという。やがて、祐馬も全てを失ったとき、亡き友への想いやまつりに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく――。石橋監督は、“第二のふるさと”として愛してやまない新湊の曳山まつりを背景に、オリジナルストーリーを映画化。そんな石橋監督のもとに、主人公の祐馬を演じる竹野内さんほか、祐馬の親友の義兄で曳山総代の漁師・渡辺鉄也役に江口さん、町内会長の西村玄太郎に西田敏行、富山県警の刑事役にたけしさん、さらに松坂さん、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明といった実力派俳優陣たちが集結。その中で、祐馬のかつての親友の忘れ形見で伯父の鉄也のもとに身を寄せる、渡辺瞳役に抜擢されたのが高橋さんだ。瞳は、事情を何も知らなかった祐馬に、「四十物町の曳山を取り返してくれますか?」と頼む重要な役どころ。石橋監督は、「会ったとき、大女優になる予感があった。何よりも、根性があると見た」と、ひと目で高橋さんの天賦の才能に魅せられた様子だ。また、佐藤貴博プロデューサーも、「竹野内さん演じる主人公と同じく新湊には馴染んでいない、どこか浮遊している存在として登場します。しかし、主人公が彼女を気に掛けてしまうように、観客にとっても『気になる』『彼女を追いかけてしまう』存在にならなければいけない役柄です」と説明。そこで、「田舎には馴染まない洗練さと、悲しみや切なさも併せ持ち、さらに主人公や観客にどこか懐かしさも感じさせるような複雑で重層的な女優」を探していたところ、国民的美少女グランプリを獲得した高橋さんに出会ったという。「石橋監督の厳しい演出にもしっかりとくらいついていく根性も見せてくれています」と、映画デビューとは思えない“女優”ぶりを早くも見せている高橋さん。竹野内さん、江口さんを始めとする名優たちの中でどんな演技を見せてくれるのか、期待が高まる。『人生の約束』は2016年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月01日竹野内豊を主演に迎え、「池中玄太80キロ」シリーズや「点と線」などで知られる、テレビドラマ界の巨匠・石橋冠が富山の美しい街並みを舞台に描く映画『人生の約束』。江口洋介、松坂桃李、ビートたけし、西田敏行ら超豪華キャストの参加が先日発表されたが、このほど江口さんの劇中ビジュアルが解禁となった。本作の舞台は、“曳山祭り”で有名な富山の港町。主人公となるのは、IT関連企業のCEOを務める中原祐馬(竹野内豊)。ここ数日、3年前に決別した元共同経営者でかつての親友・塩谷航平からの着信があったが、会社を出て行った人間に用は無いと無視を続けていた。しつこくかけてくる電話にしかたなく応答すると、無言のまま途切れてしまった。胸騒ぎがした祐馬は、秘書の勧めで、航平の故郷・新湊へと向かうことに。向かってみると、“曳山祭り”を支える13の町のひとつ、四十物町(あいものちょう)は、資金と人手が不足し曳山の維持が困難になっていた。四十物町にとっては苦渋の決断だったが、最後に祭のメインである「提灯山」を曳かせてもらうという約束で、新興の西町に譲渡することになるのだが…。そんな本作で江口さんが演じるのは、漁師であり四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也役。役作りのために、新湊で漁師の仕事を見学し、本作の撮影に協力する漁師の番屋(※漁に出るための基地のような場所)を訪れ、生活ぶりや漁に関する様々な話を聞きながら役のイメージを膨らませていったそうだ。そんな役作りを経て、江口さんの外見も大きくイメージチェンジ。江口さんと言えば、長髪のイメージだが、本作では役者人生30年の中で初という“超・短髪”に!町で角刈りの男性を多く見かけたことがきっかけだったそうで、短髪にしたのも自らのアイディアだという。「実は最初に切ってから、クランクインを待つ間に、もっと大胆に切った方がいいなと思い始め、二度目の散髪をして、さらに短くなりました。クランクインまでもっと日があれば、もっと短くなっていたかもしれないですね(笑)。鉄也は、曳山総代で、何人もの漁師たちを抱える親方で、自分の妹の子どもまで引き取って暮らしている。毎日を必死に生きているだろうとイメージすると、シンプルな髪型の方が鉄也らしいと思ったんです。監督に見て貰ったら、『これはいいね!』と気に入ってくださいました」(江口さん)と経緯を語っている。万全の役作りで、相対するのは初共演となる竹野内さん。水と油のような存在の役どころとあって、どんな掛け合いを見せてくれるのか?『人生の約束』は2016年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月30日俳優の竹野内豊が2016年公開の映画『人生の約束』で主演を務め、ビートたけし、江口洋介らが出演することが18日、明らかになった。本作の舞台は、14日の北陸新幹線開業も記憶に新しい富山県が舞台。竹野内が今回演じるのは、新興IT関連企業のCEOとして、企業買収によって会社の拡大を図る中原祐馬。元共同経営者である親友からの電話をきっかけに新湊を訪れ、曳山の譲渡をめぐる騒動に身を投じるうちに、人生において大切なものに気づいていく。メガホンをとるのは、『池中玄太80キロ』や『点と線』『刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~』など、数々のテレビドラマを手がけた石橋冠監督。共演には江口洋介、西田敏行、ビートたけし、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明ら、日本を代表する豪華俳優陣が名を連ね、ビートたけしは祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する刑事役、江口は祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄を演じる。竹野内は、「石橋監督が長年温めてきたこの作品への熱い思いを、全スタッフ・キャストの皆さまで共有させていただき、最強の一枚岩で取り組んで行く所存です」と語り、「この作品を御覧になってくださる皆さま方の心と深く結び付ける事ができるよう、私も心を込めて精いっぱい演じさせていただきたいと思っております。どうぞご期待ください」と意気込む。新湊を"第二のふるさと"と愛し、映画の舞台に選んだ石橋監督は「かねてから、一本だけ映画を撮りたいという夢を持っていましたが、傲慢にもその場合は、自分が発想した物語を、自分が愛する風景の中で撮らなければならないと、かたくなに思い込んでいました」と、長年の思いが結実したことを喜ぶ。「もとより、ドラマが面白いことが第一です。そして、観客の心を大きな感動で満たさなければなりません。それが私の信条です」とこだわりにふれ、「この映画は、『絆』とか『再生』という言葉を声高には使いませんが、いまの日本に必要なメッセージを伝えることになると思います」と自信をのぞかせた。(C)2016「人生の約束」製作委員会
2015年03月18日テレビドラマ界の巨匠・石橋冠が富山の美しい街並みを舞台に描く『人生の約束』で俳優・竹野内豊が主演を演じることが決定。あわせてキャストが発表され、江口洋介、松坂桃李、ビートたけし、西田敏行ら超豪華俳優陣が集結していることが明らかになった。曳山祭りで有名な富山の港町。その町は歴史上初めてという「曳山の譲渡」でゆれていた。そこに東京から一人の男がやってくる。かつての親友は、最後にもう一度「曳山につながる」事を願って死んでいった。全てを失ったとき、亡き友への想い、曳山祭りに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく…。かつての親友と共に起業し、IT関連企業CEOを務め、根っからの仕事人間で会社の拡大にしか興味がない主人公・中原祐馬を演じるのは、『ニシノユキヒコの恋と冒険』に出演し、多くの女性を虜にした竹野内豊。祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄であり、四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也役に“原発テロ”を描く『天空の蜂』で主演を務めることで話題の江口洋介。さらに、四十物町の町内会長を務める西村玄太郎には西田敏行。祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する富山県警の刑事役にはビートたけし。そのほか、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明という日本を代表する俳優陣が集結した。主演の竹野内さんは「石橋監督が長年温めてきたこの作品への熱い想いを、全スタッフ・キャストの皆様で共有させていただき、最強の一枚岩で取り組んで行く所存です。そして、この作品を御覧になってくださる皆様方の心と深く結び付ける事が出来るよう、私も心を込めて精一杯演じさせていただきたいと思っております。どうぞご期待ください」とコメントを寄せている。「池中玄太80キロ」や「点と線」など名作を世に送り出し、常に時代のテーマを問うてきた石橋監督は、本作を撮ることについて「映画を撮りたいという強い衝動に駆られました。かねてから、一本だけ映画を撮りたいという夢を持っていましたが、傲慢にもその場合は、自分が発想した物語を、自分が愛する風景の中で撮らなければならないと、頑なに思い込んでいました。いまやっと、自信を持って撮れる素材につきあたったのが、この衝動になりました。もとより、ドラマが面白いことが第一です。そして、観客の心を大きな感動で満たさなければなりません。それが私の信条です。この映画は、“絆”とか“再生”という言葉を声高には使いませんが、いまの日本に必要なメッセージを伝えることになると思います」と語った。『人生の約束』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月18日主演・竹野内豊×脚本・バカリズムという異色のタッグで人気を博いているドラマ「素敵な選TAXI」(関西テレビ・フジテレビ系)。11月28日(金)に39歳を迎えるバカリズムさんを祝福すべく、第7話が放送される11月25日(火)、誕生日に先駆けて竹野内さんらキャスト・スタッフによるサプライズでのお祝いイベントが撮影現場で行われた。本作の主人公は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の“枝分(えだわかれ)”。人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメントだ。サプライズが起きたのは第8話の撮影中。竹野内さん(主人公・枝分役)、バカリズム(カフェ店長・迫田役)、南沢奈央(夏希役)、清野菜名(カンナ役)、升毅(標役)のレギュラー出演者が、いつものように行きつけのカフェ「choice」で劇中ドラマ「犯罪刑事」を見ているシーンの段取りを確認している時――全員がテレビに注目する中、「犯罪刑事」が流れるかと思いきや、画面には「バカリズムさん、これからあるビデオをご覧になっていただきます。必ず手を止めてご覧ください」とメッセージを贈る竹野内さんの姿が!素早く画面が変わり、次に夏希役の南沢さんが登場。「バカリズムさん、お誕生日おめでとうございます。バカリズムさん、ちょっと身体を酷使しすぎじゃないですか?現場でも脚本を書かれていたり、バラエティもお忙しそう。でも、そんな姿を見ていると私もいつも励まされています。これからもお身体を大切にいろんな分野で活躍していただきたいと思います。撮影もまだ残っていますが、頑張っていきましょう!」。南沢さんのメッセージが始まったあたりから、「ん?」とリハーサルのつもりだったバカリズムさんの目がパッチリと開き始めた。続いてカンナ役の清野からのメッセージは、「バカリズムさん、大好きでーす」という投げキッス付きのメッセージが。それを見たバカリズムは、「これ、今日の衣装でしょ?さっき撮ったんじゃない(笑)?」と照れ隠ししながらツッコむ。さらに標役の升は、「迫田店長、いやいやバカリズムさん!お誕生日おめでとうございます、標道雄です、いやいや升毅でございます。ご一緒できて本当に楽しいです、とってもとっても楽しいです。この…、えー、えー、この、えー、……すみません、15秒前に戻してください!」と、ドラマならではの“リプレイ”を意識したメッセージも。締めは竹野内さん。「バカリズムさん、あなたは天才です!これからますますいろんなことにチャレンジして、いろんな“枝分れ”をしていくバカリさんを、私もいちファンとして楽しみにしています」と愛情たっぷりの言葉が贈られた。その後、自身の写真がプリントされた特注ケーキが運ばれ、ニヤけっぱなしのバカリズムさん。「最高のサプライズをありがとうございます。脚本は続いていますが、おかげさまで、今夜から気合を入れて最終話に取り掛かります」と宣言して、現場を盛り上げた。プレゼントは、多忙を極めるバカリズムさんのため、安眠枕と「選TAXI」の特製ミニカーが贈られた。「38歳の最後の3カ月に脚本家もやらせていただき、本当に楽しかったのでこれをきっかけに書く方もやっていきたいと思います。脚本を書き終えたらやりたいことは…また脚本を書きたいです!」と嬉しそうに語っていた。「素敵な選TAXI」は、毎週火曜22時~関西テレビ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月25日主演に竹野内豊、脚本にバカリズムという異色タッグで贈るドラマ「素敵な選TAXI」。毎回、異なるゲストを迎える1話完結型の本作から、第6話のゲストに“クール&ビューティー”な女優・栗山千明が、人気漫画の編集者として出演していることが明らかになった。本作は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の男・枝分(えだわかれ)が、人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメント。今回栗山さんが演じるのは、竹野内さん扮する枝分も大ファンの漫画「お人よしトレジャー」の編集者・柴山美空。締切り間際に逃亡を図る漫画家やトラブルを抱える女友達に振り回されながら、懸命に原稿を間に合わせようとする姿を、自身も漫画・アニメ好きを公言する栗山さんが演じている。栗山さんは、本作について「タイムリープ物は個人的に好きな作品が多いのですが、私が知っているどの作品とも違う魅力があるドラマです。会話の何気ないやり取りにも笑わされたかと思うと、人間味あふれる人々がそれぞれの分岐点で葛藤していく姿にホロッときたり…。ユーモアとシリアスのバランスがとにかく面白いと感じています」と魅力を語る。また第6話では、栗原さんが悪戦苦闘する漫画の作者・虫海暗役に、俳優のほかに阿部サダヲ、宮藤官九郎のバンド「グループ魂」のメンバーとしても活躍する三宅弘城。トラブルを巻き起こす女友達・佑香役に臼田あさ美がキャスティングされている。ドラマ「素敵な選TAXI」は毎週火曜日、関西テレビ・フジテレビ系にて22時から放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月04日竹野内豊&バカリズムという異色タッグで贈るドラマ「素敵な選TAXI」。毎回、異なるゲストを迎える1話完結型の本作から、第5話のゲストに月9「HERO」で女性検事役を好演した吉田羊が出演していることが明らかとなった。本作の主人公は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の“枝分(えだわかれ)”。人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメントだ。一際輝く実力派女優として活躍する吉田さんが第5話で演じるのはアラフォーでいまだ独身の女医・美佐子。婚活パーティーで意中の男性の気を引くため、ほかの女性参加者と壮絶なアピール合戦を繰り広げるという。しかしその結果は惨敗。停まっていた選TAXIに乗車し、運転手の枝分と反省会を繰り広げ、リベンジするべく過去に戻ることに…。美佐子が狙う大手商社に勤める工藤には袴田吉彦、美佐子に絶妙なアシストをする看護師の知美に浅見れいなと実力派俳優が集結。吉田さんは美佐子を演じて、「人生そんなに甘くないんだよ、ていうかやり直したとしてもそこでまた新たな選択をしていくのはお前なんだよと、突き放されながらも強く背中を押されている気がします。私が演じた負けず嫌いの美佐子さん。彼女がやり直したかったものは人生ではなく“女としてのプライド”だったのかも。幸せになってね(笑)」とコメント。先日スタートした「オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~」で進行として初のバラエティ番組にレギュラー出演するなど、活躍の場を拡げる吉田さん。温和な表情とは裏腹な美佐子の心情描写に注目したい。ドラマ「素敵な選TAXI」は毎週火曜日、関西テレビ・フジテレビ系にて22時から放送。(text:cinemacafe.net)
2014年10月29日関西テレビ・フジテレビ系の新連続ドラマ「素敵な選TAXI」の制作発表が10月7日(火)、都内のスタジオで行われ、主演の竹野内豊、脚本を手がけるお笑い芸人のバカリズム、南沢奈央、清野菜名、升毅が会見した。乗客の望む過去に戻ることができる不思議なタクシー「選TAXI(せんたくしー)」の運転手・枝分(竹野内さん)と、人生をやり直すチャンスを手に入れた乗客たちとが繰り広げる1話完結型の物語。第1話に安田顕と小西真奈美、第2話に仲村トオルと、豪華俳優陣が乗客役で毎回ゲスト出演する。枝分は、クールな外見に似合わず話好きでおせっかいという個性的なキャラクター。竹野内さんは、「現場はとても楽しく、バカリズムさんの脚本は最高。過去に戻れるという奇想天外な話だけど、ファンタジックなSFというよりはヒューマンドラマとして素敵です」と見どころを語った。そんな竹野内さんに、枝分行きつけのカフェ「choice」の店員役でレギュラー出演する女性陣はメロメロ。「枝分さんが素敵。真面目そうな顔をしてくだらないことを考えていたり、それもチャーミングに見えるのは竹野内さんだから」(南沢さん)、「外ではカッコイイけれどカフェではみんなに無視されて放っておかれたり。いままで見たことのない竹野内さんが見える」(清野さん)と、竹野内さんが見せる新たな“顔”に注目が集まる。初めて連続ドラマの脚本を手がけるバカリズムさんは、多忙の合間を縫って鋭意執筆中で「いまは4話まで書き終わり、5話の締切が迫っているところ。いまのところ何も浮かんでいないけれど、頑張って最終話まで“完走”したいと思います」と意気込んだ。カフェの店長役も務めるバカリズムさんは、「“多才感”が出て女性タレントさんとかにチヤホヤされるかなという思いもあった」とモテたい一心でオファーを受けたことを暴露。そんな正直なバカリズムさんに、清野さんは「テレビのイメージでサバサバした冷たい人かと思っていたけれど、いつも優しくて現場で笑わせてくれる。アリですね」と好感触。一方の南沢さんは、「気さくで話しやすくて、女性だけの場所にも違和感なくいらっしゃる。でも、あまり男性としては見ていない」と本音で笑わせた。バカリズムさんは、男子校に通っていたことへの反動から「すごく女性が好き!少しでも多くの女性に、少しでも長く囲まれていたい(笑)。そんな現場ならギャランティもいらない」と宣言。すると同じく男子校出身の竹野内さんも、「もしも過去に戻れるなら、学生時代に戻って共学を選びたい」と賛同しながらも、「1度だけ女子会に参加したことがあるけれど、あれは無理でした。話についていけず完全に置いていかれちゃった」と複雑な男心を明かした。「素敵な選TAXI」は、10月14日から関西テレビ・フジテレビ系で毎週火曜22時から放送開始(初回は15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2014年10月07日竹野内豊を主演に、お笑い芸人のバカリズムが脚本を手がけるドラマ「素敵な選TAXI」。このたび、第1話ゲストに安田顕と小西真奈美、第2話ゲストに仲村トオルが出演することが明らかになった。本作の主人公は、乗客を自身の望む過去まで連れていくことのできる不思議な乗り物「選TAXI」運転手の“枝分(えだわかれ)”。人生の選択に失敗して焦る乗客に飄々とした語り口で話しかけ、時にさりげなく、時にユニークなアドバイスを送る。過去に戻ることができる不思議なタクシー運転手と様々な乗客による、人生再生エンターテインメントだ。竹野内さんがタクシーの運転手として毎回、異なるゲストを迎える1話完結型の本作。第1話は、なかなか売れない俳優の村上がレストランで恋人にプロポーズをしようとするも、会って早々に些細なことで喧嘩。ついに怒りが爆発し店を飛び出した彼女を、慌ててタクシーに乗り込み追いかけるが見失ってしまい落胆する。しかし、そのタクシーは枝分が運転する過去に戻れるタクシー・選TAXI。「彼女がいたときの店に戻りましょうか?」と枝分に勧められ、藁にもすがる思いで村上は彼女がいる30分前のレストランに戻るのだが、そこには予測不可能な緊急事態が待ち受けていて…。売れない俳優の村上を演じるのは、ドラマ「ホタルノヒカリ」や「SPEC」に出演、大泉洋も所属する「TEAM NACS」のメンバーとして活躍する俳優の安田さん。「役者として有名になるから待ってろ」と恋人に告げるも8年経ったいまもドラマの端役止まりという役柄だ。その恋人・浦沢香を演じるのは多くのドラマに出演、映画『風邪』ではスパイ役として窪塚洋介と共演する小西真奈美。安田さんは本作の見どころについて「バカリズムさんの独自の世界観を他者が演じ、演出されたとき、どんなものになるのか。得体の知れぬワクワクを抱いてます。村上という、うだつの上がらない男に見どころがあるのかは分かりませんが、ヒーローではない、等身大の人間性に魅かれます」とコメントを寄せる。小西さんは「バカリズムさん独特の口語的台詞が満載で、私の演じる香は怒ってばかりなのに全く憎めないし、むしろクスリと笑えてホッコリ幸せな気持ちになる、不思議な魅力を持った作品です」と“脚本家”バカリズムさんを大絶賛。第2話では、平和な優陽町で町長の娘が誘拐され、犯人が選挙カーに乗って逃走するという大事件が起きるというスリル満点なストーリー。本作で登場するのは、「チームバチスタ」の白鳥役でおなじみの仲村トオル。海辺の田舎町・優陽町で民宿を営む男・平野役を好演する。平野は偶然出会った枝分に頼まれて、町の観光スポットまで選TAXIに乗って道案内をすることになるのだが、平野と誘拐事件の関係に注目だ。仲村さんは第2話の見どころについて「監督含め、この何年もの間、とある“変人官僚”の役で顔を合わせてきたスタッフの方々と、今回“民宿のオヤジ”というあまりにも違う役柄で現場の空気を吸っているのが、超個人的に面白いポイントなのですが、その自分で面白がってる感が、そのまま画面にも映っているかもしれないところが、このドラマの見どころでしょうか(笑)あのドラマをやっていなかったら、今回の話もなかったのかもしれない…まさに人生は選択の連続ですね」と語った。また、今回は主人公・枝分の行きつけで、バカリズムさん演じる迫田店長のカフェ「choice」のレギュラーメンバーのキャストも発表された。サバサバした性格でしっかり者の店員・宇佐見夏希役には、ドラマや映画、舞台での活動のみならず、科学番組のMCを務めるなど知的な一面も光る演技派女優・南沢奈央。同じく女性店員で夏希とは逆に天真らんまんな小悪魔系・関カンナ役には、現在公開中の園子温監督最新作『TOKYO TRIBE』でヒロインに抜擢されるなどいま最も注目の若手女優・清野菜名。明るくおしゃべりなカフェの常連客・標道雄役には、シリアスからコメディまで幅広い役をこなす実力派俳優・升毅が毎話出演する。毎回冒頭とラストに登場する竹野内さんやバカリズムさんと共に繰り広げられるクスっと笑えるカフェのシーンは見逃せないシーンとなりそうだ。ドラマ「素敵な選TAXI」は、10月14日(火)より関西テレビ・フジテレビ系にてよる10時から放送。(text:cinemacafe.net)
2014年09月19日女優 門脇麦や竹野内豊が出演したことで話題になった東京ガスのテレビCMシリーズ「ガスの仮面 MASK OF GAS」。その集大成となるウェブ限定ムービー 本公演「SWAN LAKE」が公開されている。この本公演は、クラシックバレエの代名詞である「白鳥の湖」を現代のテクノロジーを駆使して再解釈されたもの。この公演の制作には、豪華クリエイター陣が参加しており、振付にはPerfumeなど多くのアーティストやCMの振付を担当する演出振付家 MIKIKO氏が、映像制作にはメディアアーティスト 真鍋大度氏が、ディレクターにはビジュアルデザインスタジオ「タングラム」の矢吹誠氏らが名を連ねた。今回は真鍋氏に加え、ライゾマティクスの木村浩康氏、電通の菅野薫氏、PARTYの中村洋基氏、石塚美帆氏らに、企画制作の裏側について話を聞くことができた。――クライアントである東京ガスからはどのようなオーダーが?PARTY 中村洋基(以下、中村氏)「とにかく(顧客を)ウェブに連れてきて、というオーダーでした。以前、私が『東京ガスストーリー』というテレビCMを使ったキャンペーンを実施したことがあり、そのときウェブではYouTubeのアノテーション(オーバーレイとして表示されるクリック可能なテキスト)と呼ばれる機能を使って、ユーザーの選択によってストーリーが変わるウェブドラマを制作しました。このときテレビCMからウェブへの流入が多く、良い評価をいただきました。“今回はそれ以上に面白いものを作ってほしい”と言われました。加えて、東京ガスという会社が、ガスを作って売っているだけではない。コンロやミストサウナなど家庭向けの商品も提供しているという認知度を高めてほしいということでした」―― 「バレエ」という企画が生まれた経緯は?中村氏「これはテレビCMシリーズの方にまで話は遡るのですが、テレビCMでもウェブでも、見た人に楽しみながら商品を理解してもらいたいという思いがありました。当初から、登場人物の成長に合わせて物語が進んでいきストーリーの中で商品を自然な形で登場させて、CMで伝えきれない商品情報をウェブで深く語るというスキームを考えていました。ただし、商品情報を並べるだけでは視聴者に見てもらえないので、そこにエンタテイメントが必要になる。そのときに、バレエを踊りながらコンロの機能を紹介したり、バレエの技を商品特徴に絡めて表現したら面白いのではないかと思い、バレエを題材にすることにしました。ちなみに当初は、ウェブ限定ムービーではなく、観客を呼んで公演を実施しUSTREAMで中継するウェブイベントなどの可能性も検討されていたんです。いずれにしても、僕らがバレエというものを現代風に、そして自分たちの得意な方向に再解釈したら面白いんじゃないかと思いました」――この豪華なチームが編成されていくまでの流れは?中村氏「バレエを現代風に再解釈するとなったときに、どんなチームで行くべきかと電通の菅野さんに相談しました。すると、“やっぱりライゾマさんなんじゃないか”という話になって、大度さんと木村さんをお呼びしました。バレエの振り付けだったらライゾマさんと一緒にPerfumeの仕事をやっているMIKIKOさん。映像なら、矢吹さんといった具合に」電通 菅野薫(以下、菅野氏)「洋基くんからお話をもらったのが10月ぐらい。本公演の公開が12月だったのでスケジュール的には大変だろうなと思いつつ、こんなチームでできたら素晴らしいねと思いました。コンセプトについては、バレエという真面目なんだけれども面白いと思ってもらわなくてはいけないので、今までのやり方では進まないなとも」中村氏「そこで、Perfumeの公演でよく感じるような"これ、どうやってやってるの"と思うような技術、それを駆使するチームの血を入れてみたら、バレエがキャッチーなものになるんじゃないかと思ったんです」真鍋大度(以下、真鍋氏)「これまでバレエ経験者の方と、コンテンポラリーの新しい作品を制作したことはありました。しかし、バレエをそのまま演出するということはなかった。MIKIKOさんと一緒に考えて進めていきました」――自身にとって、挑戦的だったと感じるところは?木村氏「テレビCMとウェブ限定ムービーの温度感をそろえることと、きちんとプロダクトの理解に落ちていくことを意識しました。そのためにムービーだけでなく、サイトの方にも工夫を施しました」PARTY 石塚美帆(以下、石塚氏)「テレビCMはコミカルな演出である一方、ムービーはシリアス。しかし、デザインとしてはきれいにまとめられたのではないかと思います」中村氏「本公演を見たひとに"作ってるやつ、何考えてるんだ"と思われたかったのはあります。ふざけたことを高いクオリティーでやりきるという一種の定石です。このときに大切なのが、高い完成度であることです。そういうことを企めるメンバーをそろえたかったんです」菅野氏「ひとつは、真鍋さんやMIKKOさんらが作り出す、高いクオリティーの強度を保ったまま出せる場づくり。ふざけ方を間違うと実力を活かせませんし、おふたりのファンから"なんであの人、こんなことしたんだろうね"と思われてはいけませんから。もうひとつは、きちんと広告としてワークさせるということ。Perfumeのファンが本公演を見たときにも"きれいだね"で終わってしまってはいけないと思っていました」――見どころは?菅野氏「どこの部分にどんな技術を投入しているのか分からない。"どうやってやったんだろう"と思える要素と、それを解くヒントを映像の中に散りばめました。そういうところを楽しんでほしいです」中村氏「たしかに、どこからがリアルの人が表現していて、どこからが魔法のような演出なのか、不思議に思える楽しさがあると思います。加えて、フォグプロジェクション自体も面白いです。フォグに映像を投影させて、それと門脇さんのリアルの踊りとがマッチするあたりは、現場でも感銘を受けたのを覚えています」真鍋氏「商品があるということがもちろんベースにあって作ってはいるけど、あくまでも作品として作っているので、純粋に楽しんでほしい。門脇さんはバレエの経験にブランクもあって、忙しい中練習していた。そういうのが現場でも伝わってきました」菅野氏「それと、強く言っておきたいのはMIKKOさんが素晴らしかったということ。単なる振り付け師の方と思われたら、それは損していると思います。テクノロジーや映像、ウェブのことを演出の中に取り込んで、ひとつの作品を作り上げるしなやかさや才能は素晴らしかった。肩書きを付けるのが難しいほど」真鍋氏「実際にひとを動かすとなると、僕らはできないことが多い。そういうところはMIKKOさんにおまかせでした」――技術的な見どころは?真鍋氏「作り方をばらすのは面白くないと思うので、あんまり言いたくないのですが、舞台装置の中には自作したものもあります。普段からそうなのですが、コンセプトや演出ありきなので、技術ははまれば使うし、はまらなければ使わないというやり方です。映像に落とし込むところのタングラムチームが特に良かったと思います」中村氏「現場では、「Adobe After Effects」を起動して、演技に合わせてその場で映像を調整したりしていました。その場で再構築してみたいな。そうやって作品の完成度が上がっていくのは面白かったです」――作品に対する反響は?中村氏「私が手がけるものは、つっこみどころが多いコンテンツばかりなので、"ここまで終始かっこよくていいのかな"と思っていましたが、"かっこいい"、"どうやって作ってるんだろう"、"コミカルなウェブムービーの最後にこれかよ"といったありがたい反響をたくさんいただきました。豪華クリエイター陣による、東京ガス「ガスの仮面」本公演「SWAN LAKE」。ぜひご覧いただきたい。
2014年02月21日2014年大活躍が予想される“塩系男子”の代表格にして、いよいよ1月24日に主演映画『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』が公開される西島秀俊(42)。昨年は大河ドラマ「八重の桜」に出演し、パナソニックの家電CMでギャップ萌えの“家電男子”を好演するなど、老若男女を問わずアツく支持されている実力派だ。一方、“濃い”系の代表格といえば北村一輝(44)。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』や『真夏の方程式』での刑事役が印象的だが、サンダンス映画祭にも出品された2月1日公開の『KILLERS/キラーズ』では狂気たっぷりのサイコキラーを熱演する。そう、今年は、この2人のような40代実力派俳優の主演作が続々と公開されるのだ。『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』は、西島さん演じる主人公・石神武人が自宅で殺害された妻の遺体を発見するも、目の前で冷たくなっているはずの妻から電話がかかってくる…という衝撃的な展開から始まる。実は天才科学者だった彼の記憶は、上書きされていた。過去の記憶と現在の記憶、2つの記憶の間で彷徨う男が真実を探る5日間を描くサスペンス・アクションだ。かねてより俳優・西島のファンだったと公言する本作のキム・ソンス監督は、「知的で母性本能をくすぐる柔和な外見と、強く男らしく内に熱いものを秘めている内面を併せ持つ二面性のある俳優」と西島さんの魅力を語る。本作では次々と生まれる謎に挑み、記憶の混乱に苦悶する姿を見せる一方で、ほぼスタントなしで臨んだ西島さん渾身のアクションシーンは見どころだ。全力疾走し、屋根によじ登り、大男に投げられ、最後はカーアクションまでこなし、自ら傷の手当てをする場面では鍛え抜かれた上半身も披露。一晩中走りっぱなしという撮影でも「疲れを知らない体力と揺らぐことない精神力」でスタッフを圧倒した西島さんの、42歳とは思えない身体能力には脱帽するはずだ。また、強烈な個性と色気で映画界を牽引する北村さんは、『KILLERS/キラーズ』で、サディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラーに。日本の『凶悪』『冷たい熱帯魚』とインドネシア『ザ・レイド』の製作陣が、東京とジャカルタを舞台に、ネットを通じて殺しに魅せられた男たちのおぞましくも美しい宿命を描く。監督を務めた“モー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント&キモ・スタンボエルの監督コンビ)”の1人、ジャヤントは、北村さんを「集中力があり、完璧主義」と分析。北村さんはビルから落ちるシーンで、5回の撮影を全く同じように演じ、スタントマン以上のアクションをこなしたという。「Vシネマのときにスタントマンを入れず大怪我までした」という北村さんだからこそ、この壮絶なバイレオレンス・アクションを成し遂げることができたのだろう。さらに北村さんは、TVドラマから映画化が決定している『猫侍』が3月1日に公開されることもあり、本作とのギャップでさらなるファンを獲得しそうだ。ほかにも、生真面目な顔でコミカルな役をやってのけ人気を博す阿部寛(49)は、『トリック劇場版 ラストステージ』が公開中、さらに『テルマエ・ロマエII』(4月26日公開)が控える。また、素顔もモテ男であることを実証した竹野内豊(43)主演の『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2月8日公開)、知的なイメージあふれる仲村トオル(48)主演の『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(3月29日公開)、二階堂ふみと共演する浅野忠信(40)の『私の男』(6月公開)と、2014年の公開作は脂ののった40代俳優が大健闘。これまで培ってきた経験と個性を自らの武器にして存分に生かすことのできる40代俳優は、製作者からの信頼も厚く、出演オファーはひっきりなし。今後も彼らの活躍から目が離せない。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年、全国にて公開ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月17日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が14日、都内で行なわれ、キャストの竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりかが出席した。同作は、芥川賞作家・川上弘美の同名小説を、「人のセックスを笑うな」の井口奈己監督が実写化したラブストーリー。仕事も出来て、ルックスもセックスも良く、女性に優しいモテ男・ニシノユキヒコ(竹野内)。オフィスラブに発展する上司・マナミ(尾野)や元恋人・カノコ(本田)、10年前に恋に落ちた人妻・夏美(麻生)らニシノを取り巻く女性たちの回想から、真実の愛を求めたニシノの切ない人生が浮かび上がる――というストーリーで、映画は2月8日から全国公開予定。稀代のモテ男を演じた主演の竹野内は、「裸にされて恥ずかしいこともあったけど、素敵な作品になった。女性が恋をしたくなるような作品」と胸を張ってアピール。長回しが多いことで知られる井口監督だが、尾野との共演初日の撮影はキスシーンだったそうで、「カットがかからないのでやり続けてたら、尾野さんが見る見るうちに赤面しちゃって。監督は本当にドS」と暴露すると、尾野は「終わってもポッポが止まらなくて……。そんなことってありますか!?芝居をしたかった。素でしたよ!」と恥ずかしそうに振り返った。また、女性にモテるニシノを「すごくうらやましいと思った」と言う麻生が、竹野内について「チャーミングでお顔も格好良いし、結構見つめてくるのでやられちゃう」と明かすと、女優陣は一斉に「そうそう!」と共感。竹野内より20歳以上年下の本田は「目の色が薄くて吸い込まれそうだった」とメロメロだったようで、成海も「可愛いところもあって、『触ってみたい』と母性本能をくすぐられる」とにっこり。そんな褒め言葉に、竹野内は「日本男児としてニシノを理解するのは非常に難しい。女性が求めてるものをすべて叶えてあげようとする人」と語りつつ、「私もモテたいので、参考にしたい」とニンマリしていた。
2014年01月15日映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が1月14日(火)に都内で開催され、主演の竹野内豊を始め、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりか、井口奈己監督が揃って出席した。芥川賞作家・川上弘美の人気小説を『人のセックスを笑うな』の井口監督が映画化。女性に優しくセックスも上手で仕事もでき、女性から女性へと渡り歩き芯の愛を求めるも、なぜか必ず女性から別れを切り出されるニシノユキヒコの美しくも切ない人生を描き出していく。「死ぬほどモテる男」を演じた竹野内さんだが、なぜ彼がここまでモテるのかは「私は基本、日本男児なので(笑)、理解するのが難しい」と首をかしげる。井口監督の演出を「ドS」と語るが、特に尾野さん演じる上司とのシーンについて言及。「リハーサルをしたら『いまの10倍イチャイチャしてください』と言われてそそくさといなくなったんです(笑)。(本番で)なかなかカットが掛からないんですが、尾野さんが見る見るうちに赤面していきまして(笑)」と述懐する。尾野さんは「撮影中も(赤面して)ポッポして、完成した映画観てポッポして、今日もポッポしてます(苦笑)」とポッポ連発!竹野内さんが言及したシーンについては「カット掛けないで常にポッポさせてくるんですよ。とても恥ずかしいひと時でした。芝居がしたかったです(苦笑)」と語る。竹野内さんに「芝居してなかったの?」と聞かれると「素ですよ!」とこの場でさらに赤面しそうな勢いで語っていた。そんな“竹野内版”ニシノユキヒコについてエッセイストであり、インタビュアーとして幾人もの男性と対話をしてきた阿川さんは「自分を出すというよりも、ひとりひとりの女性のいいとこを同じように引き出そうとするので、(女性同士で)ライバル心や嫉妬がない。映画の中で私が言う『同志みたい』というセリフがあるんですが」と分析。麻生さんは「すごく見つめてくるのでそれにやられちゃう女性は多いと思う」と語り、成海さんは「スマートで何でもできちゃうけど、かわいらしい部分もあり『触ってみたい』と母性本能をくすぐる」と語る。木村さんは「竹野内さんもニシノユキヒコもよく分からない」と語るが「よく分からないからこそ気になって、気がつくと手の中にいるのかも」とすでにその術中にハマっているよう?本田さんは「竹野内さんは目の色が薄くて引き込まれそうになる」、中村さんは「話をすると穏やかで居心地の良い空間にしてくださいました」とまさに女優陣全員からべたぼめの嵐!井口監督も「想像をしていたよりも純粋な方で、普通の男性を超越していた」と役柄のイメージを超えたニシノユキヒコ像を竹野内さんが体現したと満足そうだった。竹野内さんは照れくさそうな笑みを浮かべつつ、改めてニシノユキヒコについて「女性の求めている全てを叶えたい思っており女性第一なんですね。私もモテたいので参考にしようかと(笑)」と語っていた。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2014年01月14日竹野内豊がルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しい…そんな完璧なモテ男を演じることで注目を集めている映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』。このほど、そんな竹野内さんのモテっぷりが収められた予告編映像が到着。さらに、本作の主題歌を七尾旅人が務めることが明らかとなった。川上弘美の連作短編集を原作にした本作は、容姿端麗・女に優しく・懲りることを知らない男“ニシノユキヒコ”と恋愛関係をもった、数々の女性たちが思い出を語り、真実の愛を探して彷徨う、彼の恋と悲しみの人生を切なく描き出したラブ・ストーリー。竹野内さん演じるユキヒコに恋をする女たちには、尾野真千子や本田翼、成海璃子、木村文乃、、麻生久美子、阿川佐和子ら豪華な女優陣たちが起用されていることでも話題を呼んでいる本作。今回到着した映像は、「ニシノくんってね、あらゆるタイプの女の人の心を虜にしちゃうの。でも、何故かニシノくんがフラれちゃう(笑)」という彼の不思議な魅力を登場人物が語るシーンから始まる。さらに、尾野真千子や本田翼ら美女たちに告白されたり、キスを求められたり、最後には尾野さんと本田さんが演じる女たちの修羅場に巻き込まる姿など、男性なら思わず“羨ましい!”と叫び出したくなるようなユキヒコのモテっぷりが存分に収められている。しかし、“フラれては、モテて”を繰り返すユキヒコはつぶやく――「僕はどうしていつも上手くいかないんだろう…」と。困ったように微笑みながら、どこか暢気な完璧男に見事にハマっている竹内さんの魅力に女性たちは胸キュン必至のはず。またこの予告編には、七尾さんが手がけた本作の主題歌「TELE〇POTION」も収められているが、竹野内さんは「自分が感じたニシノユキヒコは、いつも満たされることのない虚無感を抱いている人間だと思ったのですが、そんなニシノユキヒコの人間性を表現するかのような、七尾旅人さんの切ない歌声は、この作品にぴったりだと思いました。相手の逢いたいという気持ちに応えて、『君に逢いに行く』と最後に連呼している箇所があるのですが、そこは、相手の望んでいることを何でも叶えてあげたいと思う、まさにニシノユキヒコですね」とコメントを寄せている。『人のセックスを笑うな』で知られる井口奈己監督が描く、完璧で悲しい男・ニシノユキヒコ。果たして、どんな男なのだろうか?その片鱗をまずは予告編から覗いてみて。『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2014年2月8日(土)より全国にて公開。七尾旅人「TELE〇POTION」発売日:2014年2日5日(水)価格:\1,200(税込)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
2013年11月29日映画『謝罪の王様』のニューヨークプレミアが、現地時間4日に開催され、主演の阿部サダヲと共演の竹野内豊が、自由の女神の前で、物語のキーとなる“わき毛ボーボーダンスの自由の女神ポーズ”を披露した。その他の写真本作は『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生監督、脚本の宮藤官九郎、主演の阿部が三度顔を合わせた痛快ブラック・コメディで、阿部演じる“謝罪師”なる架空の職業を生業にする男が、さまざまなトラブルを“謝罪のテクニック”を駆使して解決していく姿が描かれる。上映後のQ&Aでは、日本とアメリカの文化の違いについての質問が飛び出すなど、日本独自といわれている“謝罪文化”にニューヨーカーは興味津々の様子で、阿部は「笑ってくれてる人が多くてうれしかった。謝ることは、トラブルの解決になることはもちろん、和やかに過ごせる道具でもあるんだと思う」と語り、スゴ腕の弁護士役を演じた竹野内は「ニューヨークに来て、謝罪文化が受け入れられるのかが心配でしたが、一体となって観れたことが本当にうれしかった」と観客の反応に手ごたえを感じたようだ。また、ふたりは自由の女神や、タイムズスクエア、ブルックリン橋で、劇中に登場する“自由の女神ポーズ”でフォトセッションを敢行し、まさかのコラボレーションを実現させた。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー
2013年09月06日テイラー・スウィフトが豊胸手術を受けたのではないかと話題になっている。今月9日(現地時間)に開催されたピープルズ・チョイス・アワード2013でフェイヴァリット・カントリー・アーティスト賞を受賞したテイラーは、授賞式に出席した際、いつも以上に胸の谷間を強調したセクシーなドレスを着て登場し、普段よりも胸が大きくなっている印象を与えていたことから、豊胸手術を受けていたのではないかとうわさになっているという。今回のうわさについて、マイケル・フィオリッロ医師はインタッチ誌にテイラーは豊胸手術を受けてAカップからBカップにしたのではないかと話し、「インプラントの跡がよく分かりますね」と分析している。胸を大きくして自信をつけたテイラーはその後、13日(現地時間)にゴールデン・グローブ賞の直後に行われたアフターパーティーで、親友のジェニファー・ローレンスが『世界にひとつのプレイブック』で共演したブラッドリー・クーパーに色目を使ってすり寄って行ったものの、あっけなく断られている。(text:cinemacafe.net)
2013年01月18日若者をターゲットとするメンズカジュアルウェアからアパレル雑貨、オリジナルブランドやライセンス商品の企画・製造・販売を行うクルーズカンパニーはこのほど、「豊天商店」からタイガースコラボアイテムの新商品を発表した。老若男女の幅広いファンに愛されている豊天商店は、若者をターゲットに、同社が大切に育ててきたオリジナリティの高いブランド群だ。このほど発売されるのは、「阪神ラブー 吸汗速乾 半袖ポロシャツ」と「元祖タイガースボーダー 吸汗速乾 キッズコンボセット」。どちらも素早く汗を吸収し、さらっとした着心地が持続する「ZERO COOL」素材を使用。「半袖ポロシャツ」はホワイト / ブラック / ライトピンク / パープルの4色で、サイズはS~LLを展開、価格は1,552円。「キッズコンボセット」はオフホワイト / ブラックの2色展開で、価格は1,321円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日2003年より連続テレビドラマとして3度シリーズ化された、ビートたけし原作の『菊次郎とさき』。この作品の舞台化が決定し、2月15日、制作発表が行われた。会見は、物語の舞台となった東京・足立区にあるシアター1010で行われ、出演の陣内孝則、室井滋と演出の石橋冠が登壇した。『菊次郎とさき』チケット情報ビートたけしが自身の幼少期を描いた『菊次郎とさき』は、足立区・梅島の長屋に夜逃げ同然で引っ越してきた北野一家が、貧乏ながら愛とユーモアで激動の昭和をたくましく生き抜く物語。破天荒な父、菊次郎と子どもの教育にひたすら熱中する母さき、その母のいいつけを素直に守る兄姉、そして反抗ばかりの武。そんな北野家が過ごす懐かしい時代の暮らしには、今では忘れ去られた家族や兄弟、隣人との深い絆がつなぐ「笑いあり涙あり」の人情喜劇が綴られている。さらに今作では、菊次郎とさきの出会いなど、テレビドラマにはなかったストーリーが描かれているのも見どころのひとつ。菊次郎役の陣内孝則とさき役の室井滋は、テレビドラマより引き続き同役を演じる。久しぶりの菊次郎役に陣内は「テレビシリーズが終わって何年も経つが、菊次郎役は関係者から『もうやらないの?』と、言われ続けてきた愛着のある役」とコメント。俳優仲間の竹野内豊からも「またやって欲しい」と言われ、「二枚目俳優に言われたらやらない訳にはいけない」と陣内らしいリップサービスも。室井は「私もまたさき役をやれることになって嬉しいです。今回は10代のさきも演じるので、街中で(少女のように)走れるかダッシュしていたら、周りに奇行が目立つと言われました(笑)」と愉快なエピソードを披露した。また、テレビドラマと同じく舞台の演出も務める石橋は「この作品の初舞台化に、再度演出として携われて嬉しい。舞台化にあたって菊次郎さんとさきさんへのオマージュになるならなんでもやるつもり。基本テレビドラマでやった事はやらない。もっとパワーアップした作品に仕上げていく」と意気込みを語った。公演は、3月24日(土)・25日(日)に北千住シアター1010にて開催。その後、大阪、福岡、富山、愛知と各地を回り、5月19日(土)から27日(日)まで東京・ル テアトル銀座にて上演する。チケットは一部の除き発売中。なお、銀座公演のチケットは3月24日(土)より一般発売。取材・文:藤田正恵
2012年02月16日驚きの誕生日プレゼント6月9日、イギリスのある女の子が、驚くべき誕生日プレゼントを受け取りました。なんと、6,000ポンド(約76万円)もする豊胸手術を受けられる美容整形券。7歳になったポピーは大喜びしているということですが、このプレゼントは、イギリスで物議をかもし出しています。プレゼントの贈り主は、母親のサラ・バージさん50歳。現在、美容ビジネス事業やクラブ経営を手がける実業家で、ポルノ小説家としても活躍するイギリスのセレブです。彼女は、これまでに約7500万円投じて、美容整形を繰り返している、「リアル・バービー」として知られています。バージさんは、娘の誕生日に、約150万円をかけ、セレブパーティーを開催。娘ポピーにパソコンやスワロフスキー製アクセサリー、高級スパ利用券など高価なプレゼントを贈りました。そして極めつけは、豊胸手術券でありました。7歳の少女は、憧れであった母親のような美乳を早く手に入れたいと興奮気味ですが、法律で16歳までは整形手術は受けられないということです。シンデレラより有名セレブに憧れバージさんは今回のプレゼントは、娘の願いをかなえるためであると語ります。「ポピーは、普通の子。ただ、白雪姫やシンデレラではなく、シェリル・クロウのようになりたいと願っているの。」果たして、7歳の誕生日プレゼントに豊胸手術券はふさわしいのでしょうか。ポピーが、外見だけでなく内面もステキな女性になるのか、今後注目していきましょう。元の記事を読む
2011年07月05日気鋭の劇作家・前田司郎の小説を映画化した『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』が5月14日(土)に公開を迎え、竹野内豊、水川あさみ、本田隆一監督が舞台挨拶に登壇した。新婚にして早くも倦怠期を迎えたカップルが、ひょんなことから“地獄”へと迷い込み、奇妙な人々との出会いや恐るべき体験を経て、夫婦の情熱を取り戻していく姿をコミカルに描く。公開を待ちわびた観客で埋め尽くされた客席を見渡し、満面の笑みを浮かべる竹野内さん。コメディ映画初挑戦となったが「ずっとやりたいと思っていたので、お話をいただいたときは素直に嬉しかったです。初めて台本を読んだときは『自分でいいのか?』と思いましたが踏み込んでしまえ!とやらせていただきました。これまでご一緒するチャンスのなかった俳優さんとお仕事ができて、刺激的であり、勉強にもなりました」とふり返った。これまでにも水川さんは、竹野内さんが役柄の信義にそっくりだと主張してきたが、この日も「クールで硬派で、あんまりしゃべらない方かと勝手に思っていましたが…お会いしてノブに似ていると思いました。優しくてどこかゆっくりしている感じが」と“信義=素の竹野内”説を展開。これに竹野内さんは「それは役作りしていたから!」と抗議すると、「じゃあ、さっき舞台に出てこようとしたのは?」と反論されてタジタジ。客席の様子をこっそり舞台袖から覗こうとした竹野内さんを、水川さんが「まだだよ!」と止めるというやり取りが裏であったそうで、“リアル大木家”のような2人の掛け合いに会場は温かい笑いに包まれた。2人と個性豊かな共演陣とのコミカルなやり取りも本作の大きな見どころだが、演じた2人は笑いをこらえるのが大変だったそう。特に、荒川良々は笑い上戸の水川さんを笑わせようと、様々な“仕掛け”を施してきたそうで、水川さんは「後ろから撮られているシーンでは、笑わないように目をつぶってました」と告白。また、樹木希林と片桐はいりが揃って登場するシーンは「勝手に3Dみたいな迫力!」(水川さん)と形容するほどで、この2人による“攻撃”も相当だったようだ。竹野内さんも思わず「テーブルの下でひざをつねって笑いを我慢していた」とのこと。だが、竹野内さんと水川さんがせっかく我慢しても、監督やスタッフが思わず笑い声をあげてしまいNGとなることもあったそうで、文字通り笑いの絶えない現場となったようだ。『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月14日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会■関連記事:竹野内豊×水川あさみインタビュー大木夫婦の意識を変えた“倦怠期”の奥深さ水川あさみ、安定した夫婦がうらやましい?竹野内豊、水川あさみ登壇『大木家のたのしい旅行』完成披露試写会に15組30名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?竹野内豊、初コメディで“新妻”水川あさみと地獄旅行へ出発!?
2011年05月16日長い同棲生活の末、そのままの流れで結婚した大木信義&咲夫妻。新婚ほやほやにして、早くも倦怠期を迎えてしまった2人は、1泊2日の旅行へ出かけることにするが、その行き先は何と“地獄”だった…!独特のユーモアが光る演劇界の鬼才・前田司郎の小説を、本人自ら脚本を手掛け、竹野内豊&水川あさみ共演で映画化した『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』。インタビューに応じてくれた竹野内さんと水川さんは、夫婦役がハマっていたのも納得のナイス・コンビネーションで…。おとぼけな信義に対し「自分の方がもう少し格好良い(笑)」(竹野内さん)“新婚だけど倦怠期”のゆる〜い雰囲気を、絶妙に演じている竹野内さんと水川さん。その秘訣を聞くと、「何だろうねえ?」と顔を見合わせてしまった。そして、少し考え込んだ後、水川さんが口を開く。「ノブ(信義)と咲の関係においては、咲はどちらかと言うとツッコミ役。にしても、基本的には2人とものんびり屋だなと思いますし、そんな2人が非現実的なことを淡々と乗り越えていくのが物語の面白いところなんですよね。だから、竹野内さんとの演技も、現場で生まれるものを大切にした方が面白くなるだろうなと思っていました。それに、実は撮影に入る前まではノブを演じる竹野内さんが全く想像できなかったんですけど、現場に行ったら竹野内さんがあまりにも自然にノブとして佇んでいらして…。なので、私もすんなり咲になれましたね」。たしかに、マイペースと言えば聞こえはいいが、ちょっぴりおとぼけな信義はクールでスマートな竹野内さん自身のイメージとは異なるもの。「自分の方がもう少し格好良いし(笑)、ちゃんとしてるので、かなり役作りをしていかないと難しい役だなって(笑)」と竹野内さん自身も認める。ちなみに、「自分の方がもう少し格好良いし」の発言を受け、隣の水川さんは大爆笑中だが、平然と話を続ける竹野内さんのポーカーフェイスが可笑しい。「それまでは硬派な作品が続いていたので、やってもいいのかな?という一瞬の戸惑いはたしかにありましたね。でも、台本に魅力を感じる気持ちの方が大きかったし、踏み込んじゃえ!と思い、やることにしました。先程、水川さんが“現場で生まれるものを大切に”とおっしゃいましたけど、それには自分も全く同じ意見。膨大な日常会話を覚えるのはすごく大変だったし、もちろん読み合わせをしながら息を合わせていった部分もありますけど、そのあたりのテンポと空気感は現場で自然に出来上がっていきましたね」。「倦怠期ってすごく深いんですよね」(水川さん)「信義は男として失格だなとは思いますけど、彼のゆるいキャラクターが咲にとってはすごく居心地のいいものでもあるんでしょうね」と竹野内さんが分析するように、信義と咲は地獄旅行での様々な体験を経て絆を深めていく。凶暴な“赤い人”に襲われたり、怪しげなホテルに宿泊したり、そのホテルでビーフシチューの温泉に浸かったり、“地獄甘エビ”なる謎の食べ物にトライしたり…。特に思い出深いのは、ビーフシチューの温泉にまつわる撮影なのだとか。「あれは本当に…」と、撮影をふり返って思わず絶句する竹野内さん。「入浴剤でビーフシチュー色にした上に、いろんなものを何も考えずに入れたのが間違いだったみたいで…」。続けて、「それが撮影の翌日に発酵しちゃったんですよね」と水川さん。「表面が泡でブクブク言ってて、底が見えなくなっていました。しかも、発酵しているものだから、ものすごい異臭を放っていて…。臭いで鼻がもげそうになりましたね(笑)」。そのほか、竹野内さん曰く「(荒川)良々さんの鼻の息づかいがたまんなかったです」という“地獄甘エビ”の食べ放題シーンなど、笑撃の見どころが尽きない信義と咲の地獄旅行。そんな2人の旅路を演じたことで、竹野内さんと水川さん自身に、男女関係に対する考え方の変化はあったのだろうか。まず、水川さんから「そこ、世の女性たちは絶対に聞きたいところですよ!」とエールを送られて(?)質問に向き合う竹野内さんの答えは…。「倦怠期は倦怠期で困るかもしれないですけど、そうなっても、それはそれで、そういうときもあるんじゃないかなって。2人の間にそれなりの歴史がなかったら倦怠期にもならないわけで、倦怠期を恐れる必要もないと思います。地獄旅行に行き、初めて胸の内を話し合い、失いかけていたものを取り戻す咲と信義はたしかに馴れ合い過ぎだったかもしれないけど、逆に刺激を求め過ぎると、刺激的な恋愛ってすごく疲れるから良くないんじゃないかって。だから、倦怠期は一概に悪いことじゃないと思います!」…と言い切りつつ、「倦怠期って嫌?」と問いかける竹野内さん。その問い掛けを受け、水川さんが続ける。「まあ、倦怠期=嫌なものってイメージはありますけど、この映画を通して思ったのは、長く連れ添って良い面も悪い面も全部分かった上で、倦怠期が訪れるんだなっていうことですね。だから、それを乗り越えると、恋の最初のドキドキとはまた違う新たなスタートを切れるはず。そう考えると、倦怠期ってすごく深いですよね。もちろん、お互いに努力して、思いやり合わなくちゃいけないってことでもあるんですけど」。竹野内流女性へのもてなしに水川さんは…水川さんの答えに納得したのか、「うん。努力は大事だよね。馴れ合いはよくない」と繰り返す竹野内さん。とは言え、女性に対して努力するイメージはあまりないかも…と失礼な(すいません!)指摘をしてみると、「いや、自分は頑張りますよ!」と満面の笑みを浮かべながら頼もしいお答えが。そして、「例えば?どんな努力をするんですか?」とすかさずツッコむ水川さんに対し、「“疲れてる?”って脚をマッサージをしてあげたり。“お揉みしましょうか?(笑)”ってね」と微笑み続ける竹野内さん…。「それ、絶対嘘だ!嫌だ、そんなの!」と爆笑する水川さんに向かい、「何で?」と主張する竹野内さんを見ていたら、信義と咲が醸し出す空気感の源が少し分かった気がした。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)<Yutaka Takenouchi>Hairmake:丹羽寛和(maroonbrand)Stylist:壽村太一(Image)<Asami Mizukawa>Hairmake:岡野瑞恵(STORM)Stylist:渕上優樹■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月14日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会■関連記事:水川あさみ、安定した夫婦がうらやましい?竹野内豊、水川あさみ登壇『大木家のたのしい旅行』完成披露試写会に15組30名様ご招待シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?竹野内豊、初コメディで“新妻”水川あさみと地獄旅行へ出発!?
2011年05月12日竹野内豊が3年ぶりに主演を務める感動巨編『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』の完成披露ジャパンプレミアが1月13日(木)、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、竹野内さんをはじめ、ショーン・マクゴーウァン、井上真央、山田孝之、中嶋朋子、岡田義徳、唐沢寿明、平山秀幸監督とチェリン・グラック監督が舞台挨拶に登壇した。実話を基に、太平洋戦争下のサイパン島で、4万5,000人もの米軍を翻弄した大場栄大尉(竹野内さん)と日本兵47人の激闘を壮大なスケールで活写する。「自決するより生きて戦うことを選べ!」という信念を貫き、米軍から畏敬の念を込めて“フォックス”と呼ばれた大場大尉の姿を通して、戦争を賞賛するのではなく、生きて戦後日本の礎を築いた誇り高き日本人の姿が描かれる。竹野内さんは「ようやくご覧いただける日が来て、心から嬉しい。当たり前のように感じている平和は、大場大尉をはじめ、多くの方々の苦しい経験があったからこそ」と感慨深げに挨拶。この日は1月2日(日)に40歳になった竹野内さんのために、大場大尉の息子の大場久充さん、そして実際に大場大尉と共に現地で戦い抜いた新倉幸雄さんがサプライズで駆けつけ、竹野内さんも感激しきり。「全力で戦い抜いたみなさんに心の底から感謝したい。戦争から一世紀も満たないうちに、日米合作でひとつの作品が完成し、こんなに素晴らしいことはない」と目にうっすらと涙をためながら、約1,200人の観客に頭を下げた。米軍の攻撃で家族を失った民間人の少女を演じる井上さんは「演じる上で、怒りをテーマにした。難しかったが、やりがいがありましたね。感謝しています」と新境地となった本作に様々な思いが去来した様子。そんな井上さんも1月9日(日)に誕生日を迎えたばかり。壇上に運び込まれた特大ケーキに「こんな大きなケーキ初めて」と大はしゃぎ。今年は24歳の“年女”とあって「いい年にしたいですね」と抱負を語った。唐沢さんはスキンヘッドで任侠の世界に生きる一等兵を熱演。「こんにちは。松野内豊です。これからも竹ちゃんをよろしく」と笑いを誘い、「日米の監督が撮った作品で、突然ガラっと(作品の)雰囲気が変わる不思議な感覚を味わえる」とコメント。米キャストを代表しショーンが、日本語で「今日は来ていただき、ありがとうございます」と挨拶し、「この作品の特徴は、国や文化を超えて私たちが友人同士として完成させたこと」と日米がタッグを組んだ本作の“意義”をアピールしていた。この日は「太平洋戦争を伝えるキャンペーン」の一環として、登壇者と観客が平和への祈りをこめて、千羽鶴を制作。完成した千羽鶴は今月末、竹野内さんと山田さんが映画の舞台となったサイパンに贈呈する予定だ。『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』は2月11日(金・祝)より全国東宝系にて公開。■関連作品:太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男− 2011年2月11日より全国東宝系にて公開© 2011「太平洋の奇跡」製作委員会■関連記事:みるみる痩せていく竹野内豊を井上真央&山田孝之が心配…
2011年01月13日人気俳優の竹野内豊が、来年5月に公開される主演映画『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』でコメディに初挑戦することが分かった。本作は、野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、ギャラクシー賞に、演劇界の芥川賞とも言われる岸田國士戯曲賞など文学および演劇界で次々栄誉を獲得し、三谷幸喜や宮藤官九郎に続く新しい才能との呼び声が高い人気劇作家・前田司郎の同名小説が原作。いま、映像化を熱望する声が最も多い、前田作品初の映画化となる。“新婚なのに倦怠期”の大木夫妻がひょんなことから1泊2日の“地獄旅行”に出かけることに…。旅先で出会う奇妙な人々や、2人の間に起こる不可思議な出来事を通じ、2人が“愛”と“情熱”を取り戻していくというストーリー。現在放送中の“月9”枠のドラマ「流れ星」(フジテレビ)に主演し、映画『太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−』が来年2月に公開を控えるなど、多忙を極める竹野内さんだが、本作では、これまで演じてきた役柄とは全くタイプの異なる、夫の大木信義を演じる。そして、新妻・咲役を演じるのは、コミカルからクールまで、幅広いジャンルをこなす女優、水川あさみ。2人の脇を固めるのは、樹木希林に片桐はいり、荒川良々、そして柄本明といった豪華な面々。樹木さんの見せるお芝居に「芝居と言えどついつい本気で笑ってしまった」という竹野内さん。大木夫妻の地獄旅行がいかに楽しいかがうかがえる!?硬派な役柄を演じることが多かった竹野内さんだが撮影をふり返り「樹木希林さんや柄本明さん、荒川良々さんなど、個性が強めな方とご一緒だったので、自分自身も楽しんで演じることができた」とコメント。また「色々な表現方法を学ばせていただいた」とコメディ初挑戦となった本作で俳優人生の新たな境地を開いたようだ。水川さんは、竹野内さんとの共演について、「いままでの竹野内さんの“クールでかっこいい”というイメージとは真逆の、“ノブ”という役をどう演じるのかなと、とても楽しみでした。どちらかというと、普段の竹野内さんは、実は“ノブ”に近いんじゃないでしょうか(笑)。どんな風に打っても予想外に楽しく打ち返してくれました」と語っており、撮影を楽しんだ様子。果たしてどんな旅が2人を待ち構えているのか?『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』は2011年5月、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:大木家のたのしい旅行新婚地獄篇 2011年5月、新宿バルト9ほか全国にて公開© 映画「大木家のたのしい旅行新婚地獄篇」製作委員会
2010年12月14日来年2月公開の映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見が11月9日(火)に行われ、主演の竹野内豊に共演の井上真央、山田孝之、アメリカ人キャストのショーン・マクゴーウァンらが出席した。65年前の戦争の激戦地のひとつ、サイパン島でたった47人の兵力を率いて激しい戦いを繰り広げて敵方のアメリカ軍から“フォックス”と恐れられ、かつ称賛された大場栄大尉の実話を映画化。この戦いに参戦していたドン・ジョーンズ氏による「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」(祥伝社刊 ※現在絶版)が原作となっており、日本人側のエピソードでは平山秀幸が、アメリカサイドのストーリーでは『サイドウェイズ』のチェリン・グラックが監督を務め、さらに戦闘シーンなどVFX・視覚パートを加えた日本映画では異例の3班体制で撮影が進められた。主な撮影が行われたのはタイ。本作の大場大尉役で初めての軍人役に挑戦した竹野内さんは「過酷さは想像を絶するものでした。体感温度は40度を超えていて、ペットボトル10本分の水を飲んでも全て汗で出てしまうのでトイレに全然行かない。ただ、僕たちはあくまで撮影であって実戦ではない。当時の方は果たしてどのような思いで時を刻んでいたのか?いや、そんなこと考えるような状況ではなかったんだろう…と。最初は大場大尉のどんな小さな手がかりでも掴んで…と思い、大場大尉を追いかけていましたが、タイに行って撮影が始まってみたら、そんなこと、平和な時代に生まれた我々にできるはずがなかった。教科書からは学べないいろんなことを感じながら、見えない糸をたどって行くような感じでした」と真摯な表情で胸の内を語った。井上さんはそんな竹野内さん、いや大場大尉に心酔していたようで「閉ざされた空間だからこそ出てくる(兵士たちの)追い込まれた表情は怖くもあり、印象的でもありました。大変な環境の中で生まれる“何か”があるのかなと思う一方で、みるみる痩せていく大尉が心配でした」と明かした。山田さんも同じ兵士役だったが、竹野内さんの現場で役に入り込み憔悴していく様子はすさまじいものがあったようで「やつれて目がギョロギョロしていて『大丈夫だろうか?』と心配していました」と頷いた。自身もジャングルでのシーンで精神的にかなり追い込まれたらしく「毎日ジャングル行って、逃げて隠れて…。終わってホテルに戻ったら、ポケーッとユルい空気で。またジャングル行って…と繰り返しでわけが分からなくなってきました。どんどん頭がおかしくなるような感じでした」とふり返った。この日のために16年ぶりの来日を果たしたショーンは、日本語を交えつつ「65年前にアメリカと日本が戦争していたというのは信じられないようなことで、時の流れ早さを感じます。いま、こうして日本とアメリカの人間がチームとして、友人としてあの戦争を描くということは意義のあること。豊と撮影現場で互いを見つめ合ったとき、自分がそこにいられることの幸運を感じました」としみじみと語った。これまでにない形であの戦争を描いた『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』。2011年2月11日(金・祝)より全国東宝系にて公開。■関連作品:太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男− 2011年2月11日より全国東宝系にて公開
2010年11月09日