熱川バナナワニ園(所在地:静岡県賀茂郡)では、年末恒例の風物詩となっている『ワニ池大掃除』を2021年12月27日(月)朝9時より開始します。ワニの放流池の掃除に加え、ワニの背中のブラッシングも行い、新しい年を迎える準備をいたします。また年末年始(12月30日から1月3日まで)は、豪華賞品が当たる福引やワニやレッサーパンダの解説、公式キャラクター 熱川ばにおが園内に登場したりとさまざまなイベントも開催いたします。2020年の様子1■『ワニ池大掃除』開始背景分園のワニ放流池で行われる大掃除は、1971(昭和46)年の分園開園当初から始まり、毎年恒例となっております。園内の大掃除の一環として始まり、いつもの掃除に比べ、より丁寧に、池の苔や汚れを落とすと同時に、ワニの背中の汚れも落とし、新年を迎える準備をいたします。■ワニ池大掃除概要朝7時頃から池の水を抜き始め、開園時間の9時より、池の底や側面の掃除から始め、その後、ワニの背中の汚れを落とすためのブラッシングを開始いたします。また、ワニの皮膚に傷がないか等の確認も同時にいたします。放流池は、6箇所に分かれており、体長約2~3mのミシシッピーワニ、クチビロカイマン、シャムワニ、ナイルワニなど4種計10頭が飼育され、合計約500平米ほどの広さです。当日は、一般の方のご来園も可能となっており、普段見ることのできないワニの迫力をお楽しみいただけます。<大掃除スケジュール>開催日 :2021年12月27日(月)時間 :朝9時より作業するスタッフの人数:12名程度場所 :分園 ワニ放流池■2020年の様子2020年は、開園と同時に一般のお客様や報道関係者の方々が多数集まりました。500平米の大きさの池の水を抜いて、池底や側面をブラシで洗いながら、ワニの背中をブラッシングし、1時間30分程度で完了しました。実際に見に来た方からは、「ワニがこんなにも気持ちよさそうにブラッシングされていて驚いた」と「水中にいるのを見る時とは違い、大きなワニの大きさに驚いた」とこのタイミングなので至近距離からみることのできるワニの迫力を楽しんでいただきました。また、ご家族でいらしていただいた方も多く、従業員が手際良く掃除する様子に釘付けになっていらっしゃいました。2021年はコロナ禍ということもあり、掃除の様子は、公式Twitter等でもお伝えします。▼公式Twitter ■イベント概要年末年始(12月30日から1月3日まで)は、ワニや国内で唯一当園でしか飼育がされていないアマゾンマナティーやニシレッサーパンダの解説、公式キャラクター 熱川ばにおが園内に登場したり、豪華賞品が当たる福引など、たくさんのイベントで皆様をお待ちしております。福引は、売店で税込3,300円お買い上げ毎に一回引くことができ、ペア招待券や熱川ばにおグッズがあたります。さらに年末年始をお家でも楽しんでいただけるよう、熱川ばにおの福袋も公式通販で販売予定です!▼公式通販 公式キャラクター 熱川ばにお※イベントは新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況により内容の変更・中止となる場合があります。【バナナワニ園について】温泉熱を利用して、ワニの飼育や熱帯植物の栽培をしております。飼育しているワニの種類数では日本一で、16種約100頭を飼育しております。また、栽培されている熱帯植物は5,000種にもなります。そして、日本で唯一、ニシレッサーパンダの飼育・繁殖をおこなっており、また、アマゾンマナティーの飼育も国内では当園のみです。フルーツパーラーでは園内で採れたバナナやパパイヤを召し上がっていただいております。所在地 : 〒413-0302 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10アクセス: 伊豆急行線 伊豆熱川駅より徒歩1分営業時間: 9時~17時(最終入園16時30分まで)TEL : 0557-23-1105URL : ●公式Twitter ●公式Facebook ●公式Instagram ●公式通販 【会社概要】社名 :株式会社熱川バナナワニ園所在地 :〒413-0302 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10事業内容:動植物園 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月22日「私、来年2月に死のうと思っていたんですよ。その月で母が還暦になるので、『どうせなら死んで、復讐してやる』と考えたんです。今が12月だから、ほんとだったら後2ヵ月の命……。でも、いまは前向きに生きようという気持ちです」こう話すのは、地方都市に住む32歳の女性・Jさんだ。今年、『親ガチャ』という言葉が流行した。ガチャガチャで出てくるアイテムのように、「子供は自分で親を選ぶことができない」という意味で、ネットを中心に広がり、今年の『流行語大賞』にもノミネートされた。そして、Jさんもそんな親ガチャによって人生を左右された子供の一人。その原因は母親だった。「母は大手の保険会社で働いている“キャリアウーマン”。外面はいいのですが、家庭では正反対に高圧的で。父の月収を超えていた時期には、『あなたは何をやってもダメ』『私ひとりでもやっていける』といった言葉をぶつけていました」夫婦はJさんが11歳のときに離婚。すると母の“ターゲット”はJさんに変わった。「とにかく私を束縛するようになりました。『全部自分の思い通りにさせたい』って感じで。気に食わないとすぐビンタされましたし。私に気に入らないことがあると、すぐに怒鳴るし……。母の機嫌を損ねないよう、顔色を見ながら生きていました。実は頭を壁にぶつけられたこともあるんです。友達の家で遊んでいたときに熱が出てヘロヘロになりながら家に帰ったら、門限の7時を超えていて。それが気に食わなかったそうで、理由も聞かずに頭をつかんで『ガン!』って」■母の彼氏と突然の同居、母のリストカットまた「『お父さんにそっくり』っていつも言うんです。母としては嫌味なのでしょうが、私は父のことが好きなので苦しかった」と話すJさん。そして、中学生になると“新たな同居人”が現れた。「母に新しい彼氏ができて、いつの間にか一緒に住むようになりました。母からは何の説明もなし。思春期に知らない男性が家にいるのは本当に苦痛で、しかもその人、家事を全然しないんです。ご飯を食べたらそのまんまで、寝転がってテレビを観ていました。だから私が食器を片付けて洗って。自分の家だけど、人の家みたいな居心地の悪さがありました」のちに母は恋人と別れることとなり、再び2人暮らしに。そこで事件が起こる。Jさんの目の前で、母がリストカットをしたのだ。「私は小学生の頃からリストカットをしていたのですが、中2のときに母にそれがバレたんです。すると母は『あなたが切るなら私も切る!』と言って、目の前でバッサリ……。切る意味がわからないんですけど(笑)。母は傷が治るとケロっとして、普通に社会生活を送っていました。でも、私はその光景がトラウマになって、高校生になってもフラッシュバックに悩まされていました」Jさんは高校を卒業したあと、就職に失敗。そして、フリーターになった。経済的な苦しさから母と同居していたが、Jさんの帰りが遅いと母は彼女の携帯に『今から死にます』といった留守電を残して、追い詰めたという。そうした行為に耐えられなくなり、22歳で家を出ることに。しかし、逃れられなかった。「母が夢に出てくるんです。飛び起きたら、汗びしょびしょで心臓もバクバク。涙も止まらなくなったり。それでメンタルクリニックに行ったら、『あなたの性格の問題じゃないですか?』って言われて……。傷つくのが嫌なので、それ以来行っていません。自分の心がおかしいのに、どうしたらいいのかわからない。ずっと泣いている時期もありました」■還暦のあてつけに死ぬことを決心そんななか、Jさんは28歳で再び実家に戻ることに。キッカケは“猫”だった。「飼っていた猫が病気になったんです。弱っていく姿を見て、私もどんどん落ち込んで……。こういう状態では働くこともままならない。でも、頼れるひともいない。それで、母に『帰ろうかな』と言ってしまいました」さらにJさんは母の誘いもあり、同じ職場で働くことに。「長年フリーターとして働いていた会社で社員になるにしても、“ブラックな面”が目に付くようになりました。母の勤務先である保険会社は大手で安定しているので、『そこで社員を目指そう』とも考えていました」という。とはいえ、公私ともに母と過ごす時間が増えることになるのはわかっていたはず。躊躇はなかったのだろうか?「“母とべったりな状態”を不思議がる人もいるかもしれません。でも『この親と一生関わらなくちゃいけないんだ』と諦めていました。離れて暮らしても、夢に出てくるくらいですから。子供の頃から母を中心にして生きてきたので、ぜんぶ受け入れてしまうんです」そして、Jさんは「諦めたのがよくなかった。それからは地獄の四年間でした」と続けた。「言葉の暴力は日常茶飯事で、もう覚えていないです」といい、さらに母は離れて暮らす6年間で“パワーアップ”。例えば猛烈に、見返りを求めるようになったという。「『今日は母の日だね。何もないの?』ってわざわざ言ってくるんです。サプライズで渡したかったので、事情を説明したのに『ありがとうの気持ちはないの?』と言われました。いっぽう誕生日に壁掛け時計をあげたら、振り子が揺れる様子を見て『ゴキブリが走っているみたい』って(笑)。普通プレゼントって“あげたいからあげるもの”じゃないですか。『喜んでくれるかな』とか考えますよね。でも私は、母がヘソを曲げないためにあげる。エサみたいなもんです」そして同居生活を続けるうちに、ますますJさんは精神的に弱っていく。「服を買うときや髪を切るとき、ふと母の姿がよぎるんです。『こういう格好をして何か言われないかな』と。遊びにいっても、『帰ったらなじられそう』と思って苦しくなる」といつも“母の影”に怯えていたとも明かすそれでも母とは離れられないという“諦め”ーー。追い詰められていった結果、Jさんは冒頭のように「母の還暦に死ぬこと」を決意する。「これまで『ママは、自分のお母さんの還暦にこんなことをしてあげたのよ』という話を散々聞かされていました。でも私には、母に対して『何かしてあげたい』という気持ちが一切ない。めでたいこととも思えないし、『いっそ、あてつけに死のう』と本気で考えていました」■家をでると告げると「あなたは最低な人間」と罵倒されるそんななか今年8月、再び事件が起こる。「母の帰りが遅くなる日に、『今夜の晩御飯はざるそばで』との連絡があったんです。その後、『10分で家に着くから』って来て。それで茹でて用意してあげていたんですが、帰ってきた途端、『そばの気分じゃないし』となぜかなじられて。どう話しても『いらない』の一点張り。しかも、私の目の前で別のものを食べ始めたんです。さすがに怒りやら混乱やらで、もう気持ちがぐちゃぐちゃになって……」その1年前にも、同様のことがあったというJさん。とっさに家を飛び出して、ホテルに泊まった。涙が止まらなかった。しかし、ここで転機が訪れる。「友だちに『しんどすぎて死にたい』と電話しました。すると、その子の知り合いにも私みたいに“親ガチャ”で人生が左右された上に早くして亡くなった方がいるそうです。でも、友だちいわく『その親は“子供に死なれた可哀想な親”を強調するようになった。子供のことなんて何にも思っていないんだよ。だから、死んだところで復讐にはならないんじゃないかな』って言われて……。涙でぐしょぐしょになりながらも、『それじゃ死に損だ!』って(笑)」そしてJさんはその日のうちに部屋を探し、翌日に内覧。即日で家を決め、数日の間は友人の家で宿泊。その後、母のもとへと戻った。「家を出たい」と伝えると、「そんな気がしていた」と母は言ったという。「意外とすんなり受け入れられたから、『もう家も決めています』と話してみたら豹変。『何それ!タイミングが違う!』と激高されました。そのあと夜7時から夜中2時まで、7時間かけて説得しました。何を言ったか、私も覚えていないんですよ。新しい家に移るまでの1ヵ月間、『あなたは最低な人間』と罵倒され続けました。あと母がベランダで急に笑い出したかと思うと、よくわからない言葉を叫んだり。でもある日、『あなたが家を出るまで仲良く過ごそうね』ってLINEが来たり。『怖~!』って(笑)」紆余曲折ありながらも、無事家を出ることができたJさん。「経済的に今は苦しいです。でも、精神面はすごくラクになりました」といい、こう続ける。「母と同居していたときは、とにかく自分の気持ちで精いっぱいでした。でも今は、気持ちが少し落ち着いてきました。還暦の当てつけに死のうと思っていたけど、今では『なんで私が死ななくちゃいけないんだ』と思います。実はいま転職も考えているんですよ。母には、『自分の人生を生きているので、もう放っておいてください』と言いたいです」
2021年12月18日ポメラニアンのあられちゃんを飼っている、村瀬みつき(murasemitsuki)さん。あられちゃんとの日常を漫画で描き、Instagramに公開しています。『倒れた飼い主を見たペットが、献身的な行動に出た』という内容のテレビ番組が、印象に残っていたという村瀬さん。あられちゃんの前で、死んだふりをしてみると…。死んだふりをする村瀬さんを完全にスルーし、ぐっすりと眠っていた、あられちゃん。後日、ニワトリの真似をして奇声を上げた村瀬さんを見て、激しく反応したのです!一連の出来事に、ネット上では「笑った。心配するの、そっちかい」「分かる!我が家の犬もまったく同じで、変な声で叫ぶと反応する」といったコメントが寄せられました。また、死んだふりに反応しないことに関して「寝ていると思われているのでは?」といった指摘も。あられちゃんは、普段とは異なる飼い主の行動に驚いたのかもしれません。実際のところは、愛犬のみぞ知る…ですね![文・構成/grape編集部]
2021年11月28日沼地や川などに生息するワニ。水面から顔だけを出して、獲物に近付く姿が印象的です。ワニが泳いでいる時、水中ではどのようになっているか、ご存じでしょうか。こちらの動画をご覧ください!@crocosauruscove Wait for it .... #fypage #foryoupage #crocosauruscove #crocodile #animalsoftiktok ♬ Crystal Dolphin - Engelwoodもはや、泳いですらいない…!四肢を広げて動かさず、立ち姿でスゥーッと流れてくるワニ。多くの人が、想像していた姿と異なっているかと思います。もちろん普通に泳ぐこともできますが、浅瀬ではこのように省エネをすることがあるようです。TikTokに公開されたこの動画には、たくさんのコメントが寄せられていました。・音楽もピッタリで、とても面白い!・素晴らしい!なんでもっと人気にならないんだ!・嫌なことがあったら、これを見れば元気になれるね!狂暴なイメージのある、ワニの意外な姿に、多くの人が笑ってしまったようですね!動画を公開したのは、オーストラリアのダーウィン市内にあるテーマパーク『CROCOSAURUS COVE(クロコザウルスコーブ)』。ワニを中心に、さまざまな爬虫類や魚類などを見ることができる、大人気観光スポットの1つです。オーストラリアに行った際には、訪れてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年11月17日やっとの思いで子どもの寝かしつけに成功した矢先に、「ピンポーン」とチャイムを鳴らして帰宅する。夕食を作り終えた時間帯に「今日ご飯いらない」とメールをしてくる。そんな夫の無神経な言動に腹が立ったことはありませんか? あったとしても大抵の場合、グッと我慢してその場をやり過ごすことが多いかもしれません。コミック『離婚まで100日のプリン』の主人公プリ子は、夫の自己中な言動に悩まされただけでなく、DV気質や不倫が発覚し、離婚を決意。専業主婦でありながら100日で離婚を成立させました。フィクションでありながら、モラハラ夫にめげず、着々と離婚準備を進める姿には、「続きが気になる!」「私も泣き寝入りしないで頑張る!」といったメッセージも多数寄せられました。 自立へと向かう痛快ストーリーの中には、モラハラ夫の典型例や自分らしさを取り戻すための言葉など参考になるシーンも。その一部をご紹介します。■はじまりはよくある産後クライシス初めての子育てに追われる専業主婦のプリ子。慣れないことも多く、オムツ替えに授乳に寝かしつけに休む暇もありません。しかし、夫のプリ彦は育児への関心が低いため、妻の苦労など知るよしもなし…。悪気のない言動でプリ子を傷つけていきます。妊娠・出産という心身ともに大きな変化を経て母親になる女性と比べ、子どもが生まれても変わらず仕事を続けていく男性は、なかなか親になりきれないというのはよく聞く話。しかし、少しでも相手に思いやりの気持ちがあれば、このような言葉は出てこないはず…。■典型的なモラハラ夫の行動とは?付き合っているときは、プリ彦がこんなモラハラ夫になると想像できなかったと嘆くプリ子。それもそのはず、外ズラがいいというのはモラハラ夫の典型的パターンのよう。■歩み寄りの道を探るが閉ざされ…「気持ちを伝えてこなかった自分にも非があるかも」と、意を決してプリ彦との話し合いを試みるプリ子。しかし、「めんどくせー!」と一蹴された揚げ句、ゴミ箱をけって壁に穴をあける始末。もしかしたら理解してくれるかもという淡い期待も無残に消えていきます。そして、決定的になったのが、夫の不倫。気づいたきっかけは夫のスーツのポケットから出てきたピアスというあるあるパターンですが、そこから不倫という現実に目を背けず、証拠を押さえようと策を講じるプリ子の執念がすごかった!■辛くてもプリ子を突き動かしたもの決定的な証拠を押さえて吹っ切れたプリ子は、離婚、そして自立への道を模索します。ときにお金のことが心配で眠れなくなったときには、今あるもので乗り切ろうと必死に堪えたり…。仕事探しや離婚準備でてんてこ舞いになったときは、プリ美を一時預かりで見てもらい、1人時間を作って自分を取り戻したり…。モラハラ夫に苦しんだり、離婚の経験がなくても、毎日家事に育児に必死のママなら「その気持ちわかる」と共感できるシーンがいっぱい。いつの間にかプリ子を応援したくなります。そうして、我が子・プリ美をパワーに変えて、くじけそうになりながらもプリ子は少しずつ前進していきます。■自分らしさを取り戻すための離婚印象的だったのは、離婚経験者の友人・グ美の「離婚はただの卒業」という言葉。プリ美に感じていた罪悪感を手放し、これからの人生を前向きに歩むきっかけになります。子どもが生まれるといつの間にか“子どものために…”と自分を犠牲にしてしまうことも少なくありません。プリ子のストーリーは、自分を取り戻すきっかけがたくさん詰まっています。専業主婦のプリ子がどうやって離婚・自立への道を歩んだのか、詳しい軌跡はウーマンエキサイトに掲載されています。夫・プリ彦の不倫のその後も必見です。
2021年08月05日●神木&中村の起用理由「ピュアさ」「フラットさ」『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、主人公・ワニ役を演じた神木隆之介をはじめとするキャストの起用理由や演出について話を聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。脚本開発中にコロナ禍に直面し、日常と価値観の変化に戸惑う気持ちを登場人物たちに重ねて構成を練り直し、より心の響く物語を作り上げた。主人公・ワニ役を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子が担当。また、ネズミやモグラと交流を重ねる映画オリジナルの重要なキャラクター・カエル役を山田裕貴が演じた。――声優キャストをどのように決めたのか教えてください。上田監督:自分たちだからこそ作れるアニメにしようと思ったので、声優の方で固めるのではなく、俳優の方々を中心に配役するべきではないかという全体の方向性がありました。アニメは一般的に、バキッと声を当てるものが多いと思いますが、そうではなく日常的な、ちょっと生っぽさがあった方がいいなと。また、邦画のようなアニメを作ろうというコンセプトもあったので、俳優の方々をメインに。その上で、一人ひとりキャラクターに合う人は誰か、話し合って決めていきました。――ワニ役の神木さんの起用理由を教えてください。ふくだ監督:ワニくんを誰にしようと考えたときに2人とも第1希望が神木さんでした。素朴さと素直さとピュアさとまっすぐさという、私たちがイメージするワニくん、そして失ったときの喪失感が大きそうというか、失いたくないと思うネアカ感を神木さんに感じていたので、ワニくんをお願いしました。――ネズミ役の中村さんは?ふくだ監督:ネズミとワニくんは幼馴染で仲がいいので、演じるお2人の関係性も近い方がいいなと思っていて、神木さんと仲のいい中村さん。そして、中村さんはすごくフラットな方で、いろんな役をいろんな幅で演じられる方。いろんな役をニュートラルに演じられる印象があり、ネズミのクールさ、フラットさ、3人でいるときもちょっと引いた俯瞰で見ているようなところが中村さんと重なる部分があるなと思いました。●“カエル”山田裕貴の声を聞いて確信「この映画は大丈夫」――映画オリジナルの後半部分で重要なカエルを演じた山田さんの起用理由も教えてください。ふくだ監督:山田さんは演じてきた役はかっこいい系が多いと思いますが、バラエティに出ている山田さんを拝見したときに、すごくチャーミングでお茶目で愛されキャラというか、いじられキャラというか、そういう素の山田さんを拝見した時に、カエルっぽいなあと思い、実際にお会いした瞬間も「めちゃめちゃカエル!」という印象を受けました。上田監督:中村さんとかからも会った瞬間いじられていましたから(笑)。「なんですか!」みたいな感じでやりとりしていて。ふくだ監督:ご本人はすごく不安を感じながら演じていたというのをあとから聞いたのですが、こっちとしてはカエルの第一声を聞いて、「あ、大丈夫!」って。私たちがこの映画で描きたかったことや、カエルに託したことが、しっかりカエルとして返ってきたので、これでもうこの映画は大丈夫だなと、確信が持てました。――キャストの方たちには普段の会話のようなイメージで演じてほしいとリクエストされていたそうですが、どのように演出されたのでしょうか。ふくだ監督:キャラクターを作り込んでバキッと演じるというより、ご本人のパーソナルが乗っかるような役がいいなと思っていたので、しっかり作り込まないようにしてもらいました。もちろんいろいろ考えて演じてくださっていますが、キメキメな演技にならないようにしてもらいました。――ワニ役の神木さんとネズミ役の中村さんの掛け合いも、とてもしっくり感じました。上田監督:そうですね。やはり距離感って大事ですよね。実写でもそうですが、演じる者同士の距離感がある程度できていないと遠慮とかが出てしまうので。――キャラクターたちの声に関しても、お二人のイメージ通りに仕上がったわけですね。ふくだ監督:キャストの方々が本当に素晴らしくて、皆さん100点満点以上を出してくださったので、本当にこの方々で良かったなと感じています。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月11日●原作に感じた余白の魅力当初は実写化を想定『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、制作の裏話や作品に込めた思いを聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニ役の神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役の中村倫也、モグラ役の木村昴ら豪華キャスト陣も話題を呼んでいる。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、構成を大幅に変更。当初は全体の5%程度の予定だった映画オリジナルのストーリーの割合を約半分まで増やし、より心に響く物語を作り上げた。――まず、原作の魅力をどのように感じたか教えてください。上田監督:ツイッターの漫画を連載2日目から見始め、面白いなあと思って毎日のように読み進めていましたが、一番魅力を感じたのは語り過ぎない余白で、映画的だなと思いました。この先こうなるんじゃないか、あのセリフはこういう意味じゃないかと、見る人が語り合いたくなるような余白に魅力を感じ、映画化したいと思って30日目くらいの時に企画書を東宝に持っていきました。――共同監督でやろうと決めた理由も教えてください。上田監督:最初、僕が実写の企画として提出したんですけど、東宝の方から「上田さんとふくださんの共同監督で、アニメ映画で作るのはどうですか?」と提案いただいてこうなりました。――最初、実写で考えられていたんですね!上田監督:ワニの被り物をするとかCGとかではなく、人間に置き換えた実写を考えていました。――共同監督で、アニメで、と提案されたときはすんなり受け入れられましたか?上田監督:そうですね。ふくだ監督:話を聞いてびっくりしましたが、原作モノを2人ともやったことがなかったり、2人でずっと一緒に映画を撮っていましたが、共同監督でやったことはなかったですし、私はアニメといっても1人で作るフラッシュアニメを作っていて、制作会社の方と作ったことがなかったので、いろんなチャレンジができるなと。私自身も原作が好きでしたし、いろんな要素の中でチャレンジしてみようと思いました。上田監督:今はアニメにしてよかったと思っています。人間に置き換えると見る人との距離ができかねない。自分の人生ではないと。ワニやネズミなど、ある種、記号化されたキャラクターにすると匿名性ができて、自分や近くの人を重ねやすくなったと思います。――前半は原作がもとになっていますが、少し順番を変えたり、オリジナル要素を加えたりされています。どのように映像化したのでしょうか。上田監督:原作通りに並べると、ぶつ切りのダイジェストみたいになってしまうので、友情のライン、恋のライン、夢のラインといったラインを輪郭づけたうえで、物語を止めずに流れるように再構成しました。何日かに分けている話を1日に凝縮しているところもありますが、できるだけ原作と同じ世界に。構成はかなり試行錯誤し、時間がかかりました。――構成も2人で意見を出し合って?ふくだ監督:プロットの段階も2人でずっと話し合っていましたし、シナリオも、最初私が書いて、それを上田が直して、というようにリレー方式でやりました。また、きくちさんに見ていただいたり、(コンテ・アニメーションディレクトの)湖川友謙先生が意見をくださったり、何回も何回も直して、今のストーリーになるのにすごく時間がかかりました。●背中を“押す”のではなく“さする”映画に――後半のオリジナルの部分は、コロナ禍でガラリと脚本を変えたそうですが、どのように変えたのでしょうか。上田監督:初稿は原作に忠実で、原作を再構成したものが95%くらいで、最後の5%くらいが後日談でしたが、コロナ禍が本格的になり、ワニがいなくなってから残された人々がどうするかという物語を見たい、その先の物語を書かなければと思い、後日談を大幅に書き足しました。最終的に半分半分くらいバランスになり、タイトルも変えました。――当初は原作のタイトル『100日後に死ぬワニ』にしようと?上田監督:そうです。――『100日間生きたワニ』にした理由や思いを教えてください。上田監督:まず、半分がオリジナルのストーリーに変わっているので、タイトルも変えるべきだと思いました。そして、映画を見終わったときに『100日間生きたワニ』というタイトルを見たら、見る前と受け取り方が変わるのではないかなと、その感覚を得てほしいと思ったんです。もう一つ、これは後から気づいたことですが、原作の最終話が終わったときに、「これは100日間生きたワニの話だったんだな」と言っている方がたくさんいて、そうだよなと思ったのもあります。――オリジナルの部分はどのように物語を膨らませていきましたか?上田監督:最初に考えたのは、新しいキャラクターを出すことです。新しい生活、新しい日々というのは、誰かにとっては最初抵抗があるかもしれない。そんなものがいいのではないかというところから作っていきました。――映画オリジナルのカエルが重要なキャラクターとして登場しますが、演じた山田裕貴さんも「異物感」とコメントされていました。上田監督:注意を引きつけて、そこに意味を持たせるような役割になっています。――後半を描くときに特に意識したこととは?上田監督:どう乗り越えるかということだけではなく、「コロナもあるけど前を向いていこう」という人もいれば、「前を向いていこうよ」という言葉がしんどい人もいる。ポジティブきつい…みたいな。頑張っている人と何もできない自分を比べて余計に気が滅入ることもあるし、今を生きる人たちの誰も否定しない物語にしたかった。そこを探す旅でもありました。ふくだ監督:私たちとしても、きくち先生としても、この生き方が正解、これが正しい道だ、みたいにはしたくなくて、みんなそれぞれ考えや生き方があるということを、みんなそれぞれ受け取ってもらって肯定できたらいいなと思いました。――上田監督が「探す旅」と表現されましたが、かなり試行錯誤されましたか?上田監督:そうですね。どこまで何を語るか、それを言ってしまったら言い過ぎなんじゃないかとか、そこを悩みましたが、背中をドンと押すのではなく、背中をさする映画にしようと意識しました。押されたら嫌な人もいるので。ふくだ監督:さするのであれば、走り出してくれる人もいるし、もうちょっと休憩してからゆっくり歩き出す人もいるかもしれないですし。――原作のきくち先生とはどんなやりとりをされましたか?上田監督:連載中に映画化しましょうという話をしたときから、何回もお会いしました。やはり、きくちさんが生み出したキャラクターたちなので、「ワニはこういうときこう言うんじゃないですかね」「ネズミはこういう感じかもしれないです」といろいろアドバイスをいただき、自分たちだけでは書けなかった脚本になったと思います。――特にきくち先生のアドバイスが反映された部分はどこでしょうか?上田監督:セリフだと思います。セリフ回しが独特なので。ふくだ監督:きくちさんが提案してくれたセリフを見ると、「こっちがワニだね」と。私たちでは生み出せないセリフがたくさんあり、きくちさんとやりとりできたからワニの世界観を崩さずにやれたと思います。●制作過程で喧嘩ゼロ「こだわるポイントが違う」――『カメラを止めるな!』との振れ幅に驚きましたが、アニメーション監督であるふくだ監督とだからできたなと感じていますか?上田監督:そうですね。僕は日常系の作品よりエンターテイメントという作品が多いですが、ふくだは日常系の物語が多いので、アニメを提案されたときに2人でならという思いはありました。ふくだ監督:上田の監督作というと、すごいギミックやどんでん返しがあるのではないかと、そう期待して見る方は印象がだいぶ違うと思うので、どう受け取ってくださるのかなと(笑)。上田監督:ネタバレ厳禁みたいな映画を作りがちだと思われているので(笑)。ただ、試写で見た方の反応を聞くと、「上田さんらしくなくてよかった」という感想と、「上田さんらしかった」という感想と、どっちもあります。“らしい”というのは、構成的なものだと思います。――お二人だからこそ生まれた魅力をどのように感じていますか?上田監督:邦画のようなアニメを作りたいというコンセプトで作ったのですが、試写を見て「邦画を見たような感触があります」とおっしゃってくださった方がいて、良かったなと思いました。あまりない味わいのアニメになっていると思います。ふくだ監督:上田単独でも、私単独でもこの形になっていないですし、お互いの長所を生かしてバランスを取ったからできた作品になっているので、2人でやってよかったなと思っています。――インタビュー中も仲の良さが伝わりますが、制作の過程で喧嘩になることは?上田監督:しないですね。――意見が衝突することがあるのかなと思いましたが、公私ともに本当に素敵なパートナーなんですね。上田監督:日常生活でも喧嘩は1年に1回あるかないかです。ふくだ監督:近年は本当に喧嘩してないですね。上田は映画のことを四六時中考えている人で、人間としての生活力は弱いので、そういうところで私が小言を言うことはありますが、映画においてはお互いの長所を知っているし、信頼もしているので。しかも、得意不得意が全然違いますし、10年間一緒に映画を作っている中で、作品に抱いているビジョンを明確に共有できている部分もあるので、意見が対立することはなく、補足し合えた感じです。上田監督:クリエイター同士で喧嘩するときって、こだわりとこだわりがぶつかる時だと思いますが、うまいことこだわるポイントが違う。僕は脚本や編集、リズム、テンポにこだわり、ふくだは絵のディティールや表情の機微、セリフのニュアンスにこだわっていて、もちろんお互いそこもこだわりはありますが、相手の方が得意であるという信頼があるからぶつからないです。ふくだ監督:ここは上田の意見を聞こう、ここは私の意見を聞いてくれるみたいな部分が、感覚的に2人の中で合致しているので。上田監督:そうですね。服を買う時とかもそうなんですけど、ファッションセンスに関しては自分よりふくだの方が秀でていると思うので、ふくだがいいと言うほうを買うようにしています(笑)ふくだ監督:少し前まで1人で買い物に行っても写メで撮って「どっちがいい?」って聞いてきて、私が「こっちがいい」と言ったものを買ってきていました(笑)――素敵な関係ですね! お互い信頼し合い、それぞれの武器を生かして作られた作品であることがわかりました。上田監督: ありがとうございます。2人だからできた作品になっていると思います。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月10日俳優の神木隆之介が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇。本作で演じた主人公・ワニと自身が重なるポイントを明かした。本作でワニたちが定期的に欲するものとしてラーメンが登場することにちなみ、キャスト陣が「定期的に欲するもの」についてトーク。神木は「いつも毎日ですが、ゲームのコントローラー」と答え、「ゲームのBGMを聞くとわかるんです、いまどこを戦っているとか。頭の中に入っているので。ゲームのサントラを聞くのが好きなんですけど、それを聞きながら指が動く」と語った。さらに、自分と似ている本作のキャラクターを聞かれると、神木は「ワニだと思います」と答え、「ゲームの大会に出るシーンが物語にもあるのですが、僕もゲーム実況者さんがやっている大会に出たことあるんです。視聴者として。そのために僕は努力してきたところがありますし。『出ちゃう?』『目指しちゃう?』って練習が始まって、(本作と)同じで」と大会に出場したエピソードを告白。「意外とランキングに載って、名前も呼ばれました。何位って。携帯で見て、『よっしゃー! 呼ばれた!』って」とうれしそうに話し、「ワニですね。僕と同じストーリーがあるんです」と話した。本作は、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化したもの。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた。舞台挨拶には、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督も登壇した。
2021年07月09日俳優の神木隆之介が7月9日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席した。公開延期を経て、ついに初日を迎え「なんやかんやありましたけど、今日という日を迎えて、作品が皆さんの心に届いてくれれば」と安どの表情。「周りの大切な人やものと照らし合わせて、何かを感じてもらえれば。皆さんにとって、休息というか、癒しのような作品になれば」とアピールしていた。原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。神木は主人公のワニ君を演じており、「僕はワニに似ている。何となくですけど」と共感。劇中、ワニ君が友人とゲーム大会に出場するシーンを挙げ「僕もゲーム実況者さんが主催する大会に、仲間と一緒に出たことがあるんですよ。そのために努力もしてきましたし、ランキングにも乗ることができた」と役柄に親近感を抱いていた。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には神木をはじめ、中村倫也(親友ネズミ役)、新木優子(ワニが憧れるセンパイ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と中村は、これまでも共演経験があり「心を許せる存在。気を使わなくていいし、幼なじみ感っぽい信頼関係が出せたのも、倫くんと一緒だったから」(神木)、「今回のキャスティング理由は、隆と仲がいいから(笑)。ネットに書いてありましたよ」(中村)とワニ君とネズミ同様に、息の合ったトークを繰り広げていた。「いろんな気持ちがあります」と映画の封切りにしみじみする上田監督は、「コロナ禍で脚本を大幅に書き換えたり、公開延期になったり…。その間もずっと作っていたので、いろんなものを取り込みながら完成した作品です」と胸を張った。また、ふくだ監督も「結果的にこの時期に公開されて良かった。見ていただければ、分かっていただける」と出来ばえに満足した様子。「原作エピソードの前後も描いているので、ワニくんたちの生活感も感じてもらえれば」と話していた。取材・文・写真=内田涼『100日間生きたワニ』全国公開中
2021年07月09日俳優の神木隆之介、中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇した。先月20日に行われたオンライン ヒット祈願イベントには、中村はスケジュールの都合でVTR出演のみ。逆にワニの親友・モグラ役を演じた木村昴が参加していたが、この日は木村が欠席となり、冒頭で中村は「こんにちは! 木村昴です」とあいさつして笑いを誘い、中村の小ボケに神木がすかさず「違う違う。そんながたいよくないでしょ」とツッコんだ。新型コロナウイルスの影響による公開延期を経てようやく初日を迎え、神木は「なんやかんやありましたけど、今日を迎えられてうれしいですし、今後もいろいろ大変だと思いますけど、少しでもみなさんの心に届いたらいいなと思っています」と心境を告白。中村は「いろいろあって、公開延期したことすら、あったなという記憶になりつつありますけど、作品は見てもらって完成すると思うので、愛でていただけたらと思います」と呼びかけた。
2021年07月09日●『100ワニ』で意義を感じた“続く”というテーマドラマや映画に引っ張りだこの俳優・中村倫也(34)が、昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)で、主人公ワニの親友・ネズミ役を演じた。つかみどころのない不思議な魅力のある中村だが、クールに見えてお調子者な一面もあるネズミと重なる部分があると自己分析。また、「工夫」が自身の性格において大きなものを占めていると話してくれた。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。声優決定の発表の際に、「オファーをいただいた時『流行ったからって映画化してぇ~』と勘ぐってしまいました。しかし映画版オリジナルの展開やそこに込めた想い、また改めて原作に触れた時に、これは意義のある作品になると強く感じると同時に、自分の先入観を反省しました」と正直に打ち明けていた中村。意義のある作品になると感じたポイントを聞くと、「この作品が香り立たせようとしているものは1,000年後も通用する話。別れ、命、そして、残された人たちのその後というのは、“続く”ということがテーマにあるなと。それは、1,000年後だろうが、1,000年前だろうが、世界中のどこにいても通用するものだと思います」と答え、「いきものがかりさんが歌う主題歌のタイトルも『TSUZUKU』ですが」と加えた。そして、完成した映画を見て「小さい子たちに見てほしい」と思ったと告白。「生きているとこういうことがあるのは確かなので。そして、ちょっとだけ光が差したような終わり方をしているので、いろんな人を明るく照らすというか、ちょっと気持ちが晴れるんじゃないか」と話した。また、「キャラクターたちを見ながら身近な人が思い浮かんでくれたらいいなと。最後まで染みるものがあるような作品になればいいなと思っていたんですけど、うまいことできていました」と仕上がりに満足。「特別、何って言わない作品ですが、香り立ってくる。原作もそういう余白があったからこそ膨らんだ部分があったでしょうし、後半のオリジナルの部分を加えたことで、映画としての芯がより明確に通っている」と魅力を語った。●絵本動画で自分のイズムを表現「生きるって工夫次第」本作もSNSから生まれた物語だが、最近はSNSでいろいろな作品が誕生している。中村もコロナ禍に所属事務所の木村佳乃、佐々木希、杏、尾上菊之助と協力して絵本動画『つきのくらしは』を制作。事務所の公式YouTubeで公開された。中村がストーリーを手がけた『つきのくらしは』は、月に住むウサギ、カニ、女の子が桜の苗を植えるが月では育たず、ピンクの毛糸などを使って桜の花を咲かせる物語。3人のようにちょっとした工夫で日々の生活を楽しくすることができるのだと、そう感じられる心温まるストーリーを届けた。中村は「あの絵本は、新型コロナウイルスによる自粛期間で、親御さんたち大変だろうなと思い、『ちょっとこれ見てなさい』と言って子供がおとなしくなったり、寝かしつけの道具になったらいいなと思って作りました」ときっかけを説明し、「月にいるキャラクターで何かをしようとしているという設定と登場人物だけ決めて携帯で書いたのですが、15分くらいでできました」と明かした。そして、ストーリーについて、「自分が脚本を書いたので、自分のイズムでしかないんですけど、生きるって工夫次第なところがいっぱいあるなと。“工夫”というのが結果的にこの絵本の1つのキーワードになりました」と述べ、「書き始めて最後にたどり着いた行動が“工夫”だった。自然とそこに収まっていたので、自分の性格や考え方の中で大きな割合を占めているのだと思いました」と、“工夫”が自身にとっていかに大事なものなのか再確認できたと語る。そう自己分析する中村だが、演じたネズミとも似ているという。ネズミの性格を「クールな感じもあるけれど、このメンツでいるとお調子者になる」と捉え、「ネズミと僕の性格、仲間内のポジションなどが重なり、すんなりと入ることができました」と共通点を説明。「台本を1、2回読んで現場に行っただけでした。素の感じを求められる作品だったからというのもありますが、驚くほど今回、芝居をしていない。声も変えていません」と話した。ワニ役の神木とは、『3月のライオン』『屍人荘の殺人』に続き3度目の共演。普段の2人の関係性が、ワニとネズミの親友同士の掛け合いににじみ出ているが、中村自身も演じやすかったという。「信頼関係がありますし、呼吸のタイミングもお互いわかっている感じがあるので、初めましてで芝居するより、知っている町にもう1回来たなという感覚でした」。中村が素のまんまで演じたネズミ、そしてワニらとの掛け合いを楽しみつつ、中村が本作で感じた“光”を受け取ってほしい。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、『珈琲いかがでしょう』(21)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)、『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21)など。また、3月18日に初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を発売した。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月09日ワニが多く生息していることで知られる、アメリカのフロリダ州で撮影された動画が話題になっています。マレリー・ネプチューンさんが車で移動していた時のこと。彼女の目の前で1匹の小さなワニが道路を横断し始めたのです。さらにワニの後ろには3羽のツルがいて、一緒に道路を渡り始めたのですが…何が起きたのかはこちらをご覧ください。Just a Monday drive to Hobby Lobby…Wait for the end. ..THANK YOU everyone for laughing with us! My husband and...Posted by Mallery Neptune on Monday, June 21, 2021Just a Monday drive to Hobby Lobby…Wait for the end. ..THANK YOU everyone for laughing with us! My husband and...Posted by Mallery Neptune on Monday, June 21, 2021まるで道路を横断する子供を守る学童擁護員のように、ワニを囲んで先導するツルたち。ところがワニはもう少しで渡り切るところで、くるりを向きを変えてUターン。実はワニは道に迷ったのか、池とは逆の方向へ行こうとしていたのです。最終的に池のほうへ走って行ったワニを、ツルたちは優しく見守っていました。この動画は180万回再生され、さまざまなコメントが寄せられています。・素晴らしいエスコートだった。・最後にワニが走っていくところがかわいくて大笑いした!・なんてクールな出来事なんだ。貴重な映像だね。小さなワニはまだ子供に見えます。ツルたちはワニが池とは逆方向に行こうとしているのに気付いて、「こっちじゃないよ」と教えてあげようとしたのかもしれません。種の違う野生の動物同士のほほ笑ましいシーンに、多くの人たちが笑顔になったようです。[文・構成/grape編集部]
2021年07月09日2019年12月12日から始まり、100日間毎日Twitterに投稿された4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。何気ないワニの日常が大きな反響と感動を呼び、話題となりました。連載終了から1年以上が経ついまなお高い人気を誇る本作が、ついにスクリーンに登場します。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。上⽥慎⼀郎監督 & ふくだみゆき監督【映画、ときどき私】 vol. 397今回、本作の共同監督を務めたのは、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とアニメーションの分野で活躍するふくだみゆき監督。仕事の同志であり、プライベートでは夫婦でもあるおふたりに、制作過程で見たお互いの新たな一面や夫婦ならではの強み、そして作品に込めた思いについて語っていただきました。―まずは映画化するうえで、社会現象にもなった原作を扱うことへのプレッシャーはありませんでしたか?上田監督最初は、どちらかというとワクワクのほうが大きかったですね。僕は連載開始の2日目から読み始め、30日目くらいにはすでに映画化の企画を出していました。ただ、100日目に炎上したこともありましたからね……。そういうことに対する不安みたいなものは少しあったとは思います。そこからは、より気を引き締めていこうという感じにはなりました。―どういう結末を迎えるかわからない段階で映画化したいと思った決め手はどこですか?上田監督一番は、「映画を感じたから」です。4コマ漫画という限られたなかで、すごく“余白”があるなと。語りすぎないところが映画的な漫画だと感じたので、映画化したいと思うようになりました。ふくだ監督そうですね。連載中からそう言っていたのを聞いていました。―なるほど。ただ、最初はアニメではなく、実写で考えていたそうですが、どのようなイメージでしたか?上田監督別に、俳優がワニの被り物をするとかではないですよ(笑)。単純に、人間に置き換えて撮ったらどうかなと考えていたんですが、変えたきっかけは「アニメでふくだ監督と2人でやるのはどうですか?」という提案を受けたから。いまはアニメにしてよかったなと思っています。―ふくだ監督は、そういうオファーを受けていかがでしたか?ふくだ監督最初は上田がひとりで監督すると思っていたので、「私も!?」という驚きのほうが大きかったです。でも、2人で共同監督をしたことも、原作がある作品を手掛けたこともなかったので、チャレンジという意味でもおもしろそうだなと思って受けることにしました。2人だったからこそ生まれた作品になった―実際に共同監督をしてみて、夫婦ならではの強みもあったのではないでしょうか?上田監督まずは、コミュニケーションが早いことです。特に、コロナ禍でいままでよりも人と会うことができない状況のなかで、同じ屋根の下に住んでますからね(笑)。やりとりが早く、しかも密に取れたことはよかったんじゃないかなと。ふくだ監督それは大きかったですね。あとは、これまでも一緒に映画づくりは10年続けてきているので、すでにお互いの得意不得意や感覚的なことがわかっているおかげでスムーズに物事を運べたと思います。―その過程で、意見がぶつかり合うことはなかったですか?上田監督「ケンカしないんですか?」とよく聞かれるんですけど、ほとんどないですね。ふくだ監督 そうですね。上田監督さっき言っていたように、お互いの得意不得意がわかっているというのが大きいのかなと思います。たとえば、映画の構成的なところは僕で、細かな日常のやりとりはふくだ、みたいな感じでお互いを信じていますから。ふくだ監督確かに、作風的に私のほうが日常系で、上田のほうがエンタメ系なので、そこでお互いのいいところをまとめていった感じですね。上田監督なので、いまはふくだがいてくれてよかったなと本当に思います。というのも、「俺に日常が描けるのか?」と自分に問いかけていたくらいですからね(笑)。ふくだ監督特に今回は、アニメだったからバランスがよかったというのもあったかもしれません。もしこれが実写作品だったら、おそらく上田のほうが圧倒的に強いので、そっちに引っ張られていたかなと。私のほうが強いアニメだったからこそ、うまくいった部分はあったといまは感じています。―おふたりの絶妙なバランスがあって、生まれた作品なんですね。ふくだ監督もしどちらかが単独で作っていたら、全然違うものになっていたと思うので、いまの形に仕上がったのは、2人だったからこそというのは間違いなく言えますね。―キャスティングも大きなポイントだったと思いますが、どのようにして決めて行かれたのでしょうか?上田監督まず、ワニとネズミから決めました。最初から「ワニは神木隆之介さんで」と2人の意見は一致していました。理由としては、ワニの持つまっすぐさやひたむきさ、ピュアさがぴったりだと思ったからです。ネズミには幼なじみとしての距離感が大事だと考えていたので、実際に仲の良い人から選びたいなと。それでいてネズミのキャラクターに会う人は誰かということで、中村倫也さんにお願いしました。邦画みたいなアニメにするために俳優を起用―今回は、全体的に声優ではなく、俳優陣を多く起用していますが、俳優だからこその良さというのもありましたか?ふくだ監督この作品を映画化する目標のひとつとして掲げていたのは、「邦画みたいなアニメにしたい」ということ。そういったこともあって、声優さんよりも俳優さんによる生っぽい演技のほうが今回は合うんじゃないかということになり、俳優のみなさんにお願いすることになりました。―実際に、アフレコをしてみていかがでしたか?上田監督たとえば、声優さんは台本を持ちながらやる方が多いですが、中村さんはスタンドに台本を置いて、実際に体を動かしながらやっていたので、芝居と体が連動しているんだなと感じました。画面を見ながら芝居をするというよりも、どちらかと言うと横にいる人と芝居をする感覚ですね。そういう部分で、声優さんと俳優さんではいろいろと違うところもあるのかなと。あとは、お互いにディスカッションしている様子なども含めて、実写の映画の現場っぽいなと思って見ていました。ふくだ監督通常、実写よりもアニメのほうが、セリフとセリフの間合いが短いですが、今回の作品はアニメの間合いでも、実写の間合いでもなかったので、そこがちょっと難しかったかもしれません。でも、みなさんいろいろと考えてやってくださいました。あとは、アドリブを取り入れる部分などもあったので、すごく独特な撮り方をしていた作品だと思います。―アニメでアドリブというのは、どのようにして入れていったのでしょうか?上田監督おそらく、アニメでは「この10秒はアドリブでお願いします」みたいなお願いの仕方はないと思いますが、今回はワニと先輩が路上でばったり会うところやワニたちがコンビニの前で話している場面の後半5~6秒はアドリブです。―「アドリブでお願いします」と言われて、キャストの方々は戸惑っていなかったですか?上田監督・ふくだ監督(声をそろえて)はい、戸惑ってましたね(笑)。上田監督「え?アドリブ?」みたいな感じで。とはいえ、1回やってもらって、少し話し合ってからのアドリブではありました。ふくだ監督アドリブだと、時々キャラクターよりもご本人がでてきてしまうことがあったので、「ちょっとキャラクターからはみ出てますね」などと相談しながら調整していきました。いまを生きる人を否定したくなかった―そこはぜひ注目していただきたいですね。また、後半はオリジナルストーリーが展開されていますが、そのような構成にした理由を教えてください。上田監督去年の4月に脚本の初稿があがったときは、原作が95%で後日談が5%くらいの割合でした。でも、その後コロナ禍が本格化したとき、「この先の物語を描かなければいけない。自分もその先が見たい」と思うようになったので、オリジナルの部分を増やしました。―そのなかで、映画オリジナルキャラクターとしてカエルが登場しますが、カエルに込めた思いとは?上田監督これだというのを監督の僕から言うと、それが正解みたいになってしまうので難しいですし、ひと言では言えませんが、まずは「新しい風を吹かせたかったから」というのは大きかったかもしれません。特に、カエルは原作の世界観から少しはみ出しているようなキャラクターなので、もしかしたら抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、それを受け止めるのも受け止めないのも、どちらでもいいと思っています。観る方の経験によっても、受け取り方が違ってくる部分ですからね。人は新しい生活や日常をすぐには受け入れられないところがありますが、そこで前に進むのも、進めないのもいいと僕は思っているので、なるべくいまを生きるすべての人たちを否定したくないという思いを込めました。ふくだ監督私も上田と同じで、正解をひとつに絞るようなことはしたくなかったので、そこに描かれているグラデーションの部分が伝わればいいなと思いながら作りました。―声を担当された山田裕貴さんには、どのような演出をされましたか?ふくだ監督山田さんだけでなく、ほかのキャストの方々にも共通していますが、事前に私たちがどういう映画にしたいか、どういう気持ちで作っているのか、というお話をさせていただきました。それを受けて山田さんがカエルを作ってきてくださったのですが、それがすごくイメージ通りで。なので、こちらから大きく指示することもなく、山田さんご本人が持つ資質と解釈がピッタリ合っていると思います。共同監督を経て、お互いのより深い部分が見えた―共同作業を経て、お互いに新たに発見した一面もありましたか?ふくだ監督ここまで並んで映画を作ることは初めてだったので、「こんなにもいろいろと考えていたのか」と改めて感じました。特に、上田は本当に細かいところにまでこだわりがありますが、それをしっかりと伝えて、周りを引っ張っていくのが得意なんだなというのは、今回改めて気がついた部分ですね。上田監督一緒に仕事した人からは細かくて驚かれることはありますね。でも、限られた時間と予算のなかでどこまでできるかという葛藤は、すべての映画監督が感じていることだとは思います。ふくだ監督確かに、映画をよりよくしたいという一心で全部していることですからね。でも、初めてその姿を目の当たりにしたので、「みなさん、ついてきてくださってますか?」と少し心配にはなりました。上田監督(笑)。僕も共同監督をすることで、より深い部分が見えたと感じることはありました。いまの話からもわかるように、ふくだはみんなに気を遣っているので、「やってください」と言えばいいところを「できなければいいんですけど、できたらしてほしいんですが、大丈夫ですか?」みたいに言うんですよね。僕からしたら、「めちゃくちゃクッション挟むやん」みたいな(笑)。いつもは毒舌キャラで売っているのにね。ふくだ監督いやいや、別に毒舌キャラで売ってませんよ(笑)。上田監督でも、そこがいいところでもありますけどね。ふくだ監督私が言いたいことをうまく言えずに躊躇してしまっていたので、バシッと言ってもらえたのは心強かったです。―ちなみに、家での関係性は全然違いますか?上田監督家の中ではやっぱりふくだのほうが強いと思います。でも、「映画にこれだけ力を使っているから生活がこうなるのは仕方ないよね」と言ってくれているのでありがたいです。ふくだ監督そうですね。上田は映画に脳みそを使っているぶん、日常がおろそかになりがちなところはありますね。映画に関しては、すごく尊敬できるんですが……。でも、映画監督としてのこの人を好きになってしまったので、仕方ないですね。人としては、ちょっと諦めようかなと思っています(笑)。―いいご関係でうらやましいです。それでは最後に、観客へのメッセージをお願いいたします。上田監督もちろん、ひとりで観ていただいてもいいですが、この作品は誰かと一緒に観て、終わったあとに感想を語り合うところまでを含めての映画になるのかなと思っているので、どなたかを誘って行っていただけたらいいかなと。いまだからこそできた物語でもあるので、ぜひいま観てほしいです。ふくだ監督上田が言っているように、いまの時期にぴったりの作品になっているので、映画を観て、ご自身の世界とのつながりを感じていただけたらうれしいなと思います。インタビューを終えてみて……。さすが夫婦という息の合ったやりとりで、取材を盛り上げてくださった上田監督とふくだ監督。映画監督として認め合っていることも、お互いに対する絶大な信頼感も伝わってくるおふたりの姿がとても素敵でした。本作からは、そんなおふたりの思いと愛を感じられるはずです。変わってしまった日常で、自分を見つめ直す!当たり前が当たり前ではなくなった時代の渦中にいるからこそ、改めて感じる日常のありがたさや喜び、そして大切な人への思い。失って初めて気づくのではなく、いまをもっと大切に生きて行きたい、そんな気持ちにさせられるいま必見の1本です。取材、文・志村昌美ストーリー桜が満開の3月。みんなで約束したお花見の場にワニが現れず、心配した親友のネズミはバイクで迎えに行くことに。その途中、満開の桜を撮った写真を送るが、それを受け取ったワニのスマホの画面は割れて道に転がっていた。遡ること100日前。ワニは入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせていた。毎年みかんを送ってくれる母との電話、バイト先のセンパイとの淡い恋、仲間と行くラーメン屋など、ワニの日常は平凡でありふれたものだった。そして、お花見から100日後。ワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた仲間たち。そんななか、積極的なカエルが現れ、ネズミたちは戸惑っていた……。胸が熱くなる予告編はこちら!作品情報『100⽇間⽣きたワニ』7⽉9⽇(⾦)全国公開配給:東宝©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年07月08日●『100ワニ』ワニ役「選択肢がありすぎて怖かった」俳優の仕事だけでなく、声だけで役を演じる声優のオファーも絶えない神木隆之介(28)。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)の主人公・ワニ役にも抜てきされた。注目度の高いワニ役をどのように演じたのか、また、声優の仕事において心がけていることや、本作から学んだという人生において大切なことについて話を聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。ニュースとして取り上げられ話題になっていることを知り、きくち氏のツイッターで展開された原作を見ていたという神木。その話題作の映画化でワニ役のオファーを受けたときは驚いたという。「読者として見ていましたし、ずっと話題が絶えない作品だったので、映画になるの? 僕がワニ役? 特殊メイクをして? みたいな。アニメでしたけど(笑)」そして、ワニ役の演技は「難しかった」と告白。「4コマ漫画だけで、声のイメージがなかったので、選択肢がありすぎて。作り甲斐がある反面、どういう風にでも作れてしまうので怖かったです」と振り返る。監督からは「幼稚園の頃からの親友と話しているかのような、いい気怠さ、気を使っていないような声がほしい」とリクエストされたという。「人との距離感によって、会話するときの声は変わる。一番素に近い声を意識しつつ、低すぎてもワニに合わないと思ったので、声のトーンを少し高くしました」と、模索しながらワニの声を決めた。ネズミ役の中村は、神木と親しい関係であることも起用の一つのポイントだったと監督夫妻が明かしているが、その狙い通り、神木は演じる上で、中村との関係性は「とても大きかった」という。『3月のライオン』『屍人荘の殺人』に続き3度目の共演。「『屍人荘の殺人』のときに2人でよく取材を受けていたので、コミュニケーションをとっている回数がすごく多い。倫也くんのいい感じの適当さがわかるので、それに対してツッコむべきか、ツッコまないべきかという判断もできるようになり、その関係性を生かせればと思って演じました」。ワニとネズミのシーンでアドリブを求められた場面もあったが、「攻めすぎてボツになりました(笑)」とのこと。「倫也くんが途中で脱線しすぎて使えないものに。結局、事前に決めて無難なセリフになりました。ボツになったやりとりは、ひっどい掛け合いでした(笑)。でも、それくらいふざけられる間柄でよかったなと思います。ワニとネズミは特別な関係なので」と話した。モグラ役の木村とも『ドラえもん のび太の恐竜2006』で共演経験があり、約16年ぶりの再会ながら、すぐに「りゅうちゃん」「昴くん」という当時の関係性に。「相手がともくん(中村)と昴くんだったので、気兼ねなく親友と話すような気怠さが出せたと思います」と振り返った。●「全力で声に気持ちを」 音へのこだわりも語る神木は、『千と千尋の神隠し』の坊役で声優デビューを果たすと、『ドラえもん のび太の恐竜2006』『サマーウォーズ』『借りぐらしのアリエッティ』など数々の作品で声優を務め、『君の名は。』では立花瀧を演じ、声優アワード「主演男優賞」を受賞した。俳優がゲストとして声優参加するレベルではなく、声優も一つの職業となっている活躍ぶりだが、神木はプロの声優たちとは技術が違うと断言。「役を演じるということに関しては同じだと思っていますが、手法がまったく違う。声優さんは、学校もありますし、声の出し方や声の変え方に関して職人、プロ。キャラクターに対して自分でその声までテンションを到達させることができる」とプロの声優のすごさを述べ、「僕もそうですが、俳優など技術を習ったことがない人間が声優業に挑戦するのは超絶リスキー。声優さんと比べたら技術がないと思われてしまうので」と俳優が声優に挑戦する難しさに言及した。リスキーさを感じつつも、アニメ好きということも生かして挑戦を続けている神木。声優の仕事においてこだわっているのは、「気持ち」と「音」だという。「技術はないですが、全力で声に気持ちが込められたら。また、アニメが大好きなので、より伝わりやすいのはどの音なんだろう、どの語尾の上げ方がいいんだろうとか、聞こえ方はすごく意識しています。そこに気持ちを乗っけることが、僕が今できる精一杯です」。また、プロの声優はキャラクターにあわせて声を変えているが、神木が声優を務める場合ほぼ地声で演じており、自身のそのままの声が求められているから演じられるのだという。本作で木村と共演したことで改めてプロの声優のすごさを感じたようで、「声優さんたちは声を変え、声の中の質・密度を弱くしたり強くしたりできる方。その技術は僕にはないので、隣で聞いていてすごいなあと。そこにはたどり着けないですから」と尊敬する。そして、「僕自身、アニメ好きだから、俳優さんが声優をやるとき『えっ!声優さんがやった方がよかったじゃん』という意見を耳にしたことも何度かありますが、僕はアニメが好きで、ファンの方の気持ちもわかるからこそ、絶対に、徹底的に悔いがないようにやるようにしています」と、本音を交えつつ声優に挑戦する際の覚悟を明かした。声優の経験が俳優の仕事にもプラスになっているか尋ねると、「音はすごく大事だなと思うようになりました」と答え、「『ありがとう』の一言でも言い方はいっぱいある。語尾が下がるのか、上がるのかで全然聞こえ方が違うんだなと。『サマーウォーズ』や『とある飛空士への追憶』、『君の名は。』など、いろいろやらせていただく中で、音の大事さを感じるようになりました」と説明。「実写でも、モノローグなど声の演技もありますし、普通の演技においても、語尾が上がるか下がるか、少しかすれた声にするとか、それだけで全然違って聞こえるので、音ってすごいなと。本当に大事なんだなと思いました。映画も、密室状態で良いスピーカーで聞くわけですから、その聞こえ方はすごく大事だなと思います」と音の重要性を強調し、俳優の仕事においても「どういう風に言ったらより伝わるか、音をより意識するようになりました」と意識の変化を明かした。●『100ワニ』で気づけた“人生において大切なこと”本作においては、一視聴者としてもストーリーから大切なことを学んだという。後半は映画オリジナルのストーリーとして、ワニが亡くなったあとの仲間たちの姿が描かれており、ネズミやモグラたちと交流を重ねる重要な役どころとして、山田裕貴が声を演じる映画オリジナルキャラクター・カエルが登場する。神木は「カエルが登場するパートになってからグッと、ズキンとくるものがありました。そして、見終わったときにはすごく希望を感じました。進むというか解けていくというか、いろんな解釈があると思いますが……」と述べ、「僕たちが生活している中で当たり前だと思っていることは、なくなって初めて当たり前ではなかったと気づく。それをすごく教えてくれる深い映画になっていると思いました」と続けた。さらに、「くだらないことで笑ったり、楽しいなと思ったり、それは実は当たり前のことではないのだと、この映画を見て気づくことができてラッキーだと思いました。また、人が生きている時間は、人それぞれなんだなと。時間は平等ですけど、人それぞれ流れていっているんだなと思いました」と語った。日常の一つ一つのことが当たり前ではないと気づき、日々の生活において「楽しむ」ことを以前より意識。「なるべく『いいな』と思ったり。義務感というわけではないですが、できるだけその感性を持っていたい。生きていく上ですごく大事だと思います」と、人生において大切なことに気づけたという。そして、「メッセージ性が強く、いろいろな思いが皆さんの中で芽生えると思います」と予想する神木。「キャラクターが可愛いし、心温まるストーリーでもあるので、子供たちにも見てもらいたいですし、大人の方たちも過去のことなどふと考えさせられる、向き合ってみようと感じさせられる映画だと思うので、皆さんに見ていただきたいです」と期待を込めた。■神木隆之介1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。1995年にCMデビュー、1999年に『グッドニュース』でドラマデビュー。映画『妖怪大戦争』(2005)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の出演作に、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)、『バクマン。』(2015)、『3月のライオン』(2017)、『フォルトゥナの瞳』(2019)、『るろうに剣心』シリーズ、ドラマ『サムライせんせい』(2015)、『刑事ゆがみ』(2017)、『集団左遷!!』(2019)、『コントが始まる』(2021)など。『君の名は。』で声優アワード「主演男優賞」を受賞するなど、声優としても活躍している。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日公開予定。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月08日昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)より、新たな場面写真が5日、公開された。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、新たに構成を練り直し、ワニの現れなかった“お花見の日から100日後”の、残された仲間たち、そして新たな登場人物であるカエルとの交流を描くことにより、より深いメッセージのこもった作品を作り上げた。映画化にあたり新たな物語が付け加えられたことについて、主人公のワニを演じた神木隆之介は「僕はワニを演じ、ワニに共感する人なので、その後のことについては少し他人事のような気もしているのですが、倫くんや昴くんたちが、時間がある意味で止まってしまったところからどう向き合うのか、そしてその時間がまたどうやって溶けていくんだろうというのを楽しみにしています」とワニを演じた神木だからこその感情を語った。また、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也は「映画になるということは、何か物語の芯が必要だと思うんです。原作にもそれはありましたが、映画になったことによってその深度は増したのかなと思います」、おなじくワニの親友モグラを演じた木村昴は「監督が作品を作るにあたっての想いをアフレコ前に伝えてくださったんですが、コロナ禍を経て人々の価値観も変わってくるなかで、新しく脚本を書き直したいと。時代を、今を生きる物語なんだなというところに改めて魅力を感じた。そのなかで、映画である醍醐味がより出てきたと思う」と監督から受け取ったの作品への想いを明かしまた。ワニが思いを寄せるバイト先のセンパイを演じた新木優子は「最初に原作を読んだ時に、個人的にその先の物語が気になっていたので、映画で(その後の物語が)描かれると聞いて嬉しかったし、自分が想像していた以上にワニの気持ちに寄り添うことができて、一読者として嬉しかったです」と新たなストーリーとの出会いの喜びを語りました。公開された場面写真にはワニとネズミ、モグラ、センパイ、イヌが仲良く集合写真に写っている場面をはじめ、“お花見から100日後”に街にやってきたカエルの姿などが映されている。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月05日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和、山田裕貴らが声で出演するアニメーション映画『100日間生きたワニ』より、新たな場面カットが到着した。社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」を、豪華キャストたちがキャラクターに声をあて、アニメーション映画化した本作。キャスティングの際、監督・脚本を務めた上田慎一郎とふくだみゆきから、“ワニ役”候補の希望として最初に名前が挙がったのは、神木さんだったそう。「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気なキャラクターについて語る神木さん。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるようなワニの人柄を表現できたら良いな、というお話を監督としました」とアフレコ前に監督から説明を受けていたことも明かした。そんなワニの親友であるネズミ役の中村さんは「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と性格について監督とのやりとりがあったという。同じく、親友のモグラの声を担当したのは、「ドラえもん」シリーズのジャイアン役でおなじみの声優・木村さん。監督からは「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があったようで、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」とふり返っている。『100日間生きたワニ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年7月9日より公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年06月30日きくちゆうきの漫画『100日後に死ぬワニ』を監督、脚本を上田慎一郎とふくだみゆき、主題歌をいきものがかりが担当したアニメーション映画『100日間生きたワニ』が、7月9日(金)より全国公開される。この度、場面写真とキャストのコメントが公開された。桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に来なかったワニ。今回の映画は、その100日前と100日後、そして新たな出会いが描かれる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに戸惑いを隠せないネズミたちの状況など、変わってしまった日常と続いていく毎日が映し出される。声の出演は、神木隆之介、中村倫也、木村昴などが担当。上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督のふたりからワニ役候補として一番に名前が挙がったというのが、神木だったという。自身が演じるワニについて神木は、「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気な役柄について説明。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるような、ワニの人柄を表現できたら良いなというお話を監督としました」と、監督から説明を受けたことを明かした。ワニの親友、ネズミの声を担当する中村倫也は「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と語る。同じく親友のモグラの声を担当する木村昴は、監督から「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があり、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」と振り返った。公開された場面写真は、そんな3人が演じたワニ、ネズミ、モグラの姿が見られるシーンが切り取られた。『100日間生きたワニ』7月9日(金)より全国公開
2021年06月30日俳優の神木隆之介が6月20日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』のヒット祈願イベントに出席。主人公のワニ君を演じ「当たり前のことは、当たり前じゃない。改めて、確かになと思わせてくれる映画。みなさんの周りにあるもの、いる人、ささいな日常が愛おしく思えるはず」としみじみアピールした。原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。神木は以前から原作のファンだといい「キャラクターが動いている姿が愛おしいし、そこに込められたメッセージが、すごく僕に刺さりました」と話していた。都内で行われたイベントには神木をはじめ、木村昴(親友モグラ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と木村は『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』以来の共演だといい、「当時の現場では年齢も近く、頼るべきお兄さんだった」(神木)、「久しぶりなので『神木さん、ご無沙汰しております』って挨拶したら、『おいっす~、昴君久しぶり』って(笑)。当時からコミュ力(りょく)モンスター」(木村)と再会を喜びあった。また、イベントでは6月29日に誕生日を迎える木村に、サプライズで特製バースデーケーキが贈られる場面も。「本当にびっくりしちゃった!このハッピーパワーを公開日まで持続させて、ご覧になる皆さんもハッピーになれば」と大喜びだった。上田監督は「連載が始まって30日目くらいに企画書を書いた。最初は人間に置き換えた実写映画として考えていた」と当初の構想を明かし、「本当に大変なことばかりでしたが、今はアニメにして良かったなと思う。(作品は)信じるわが子なので、反応の声が届くまではドキドキですが、手応えはつかめ始めた」と自信のコメント。アニメーターとしても活躍するふくだ監督は「やりたいことを許していただき、最後の最後まで粘った。きっと誰かの世界を救う作品になれば」と強い思い入れを示した。新型コロナウイルスの流行に直面し、大幅な脚本の書き直しを行われたといい、ファーストサマーウイカは「原作はぜんぶ読んでいたので、その後ワニ君たち以外の生活は、どうなったんやろうと思ったが、映画はほぼ半分オリジナルなので、かなり驚きました」と振り返った。取材・文・写真=内田涼『100日間生きたワニ』7月9日(金)全国公開
2021年06月20日映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)の脚本・監督を務めた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が20日、都内で行われたオンライン ヒット祈願イベントに、神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカとともに出席した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が演じた。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で担当。上田監督は、本作について「我が子。信じている我が子なので、信じているんですけど、声が届いてくるまでドキドキです」と心境を打ち明け、ふくだ監督は「自分たちのやりたいことを許していただいて、ギリギリまで粘らせていただいたので、楽しくもあり大変でもありました」と語った。原作の漫画を「2日目から見ていた」という上田監督。「最初は実写映画として考えていた。ワニの被り物をしてとかではなく、人間に置き換えて映画化したいと思っていた」と当初は実写化を想定していたことを明かし、「東宝さんから、福田と一緒にアニメにするのはどうですか? と言われて」と経緯を明かした。そして、上田監督は「試写の感想が飛び込んできたときに、作ってよかったなと福田と話したときがあり、早くみなさんに見ていただきたいと思いますし、みなさんに語っていただきたいなと思っています」とコメント。ふくだ監督は「この映画は世界を救うような派手な映画ではないですが、きっと誰かの世界を救うというか、そっと寄り添うような映画になっていると思います。ぜひワニくんたちに会いに来てください」とメッセージを送った。
2021年06月20日「月刊アフタヌーン」にて現在連載中の漫画「青野くんに触りたいから死にたい」がWOWOWでドラマ化されることが決定。主演は、今回初のラブストーリーに挑戦する「Sexy Zone」佐藤勝利が務める。青野龍平は刈谷優里から告白され、交際をスタートさせるが、青野は2週間後、交通事故で亡くなってしまう。優里は後追い自殺をしようとするが、幽霊となった青野が現れ、優里の側にずっといるから死なないようにと諭す。こうして、幽霊・青野と優里の奇妙で胸キュンな生活が始まる――。本作は、幽霊彼氏と天然彼女、絶対触れ合えない高校生カップルが紡ぐホラーラブストーリー。原作は、公式サイトに第1話が公開されると、瞬く間に30万PVを突、女性を中心に話題沸騰中の漫画。佐藤さんが演じるのは、本作の主人公で高校2年生の青野龍平。優しく誠実な性格の持ち主だが、優里と付き合って2週間で亡くなってしまい、とある重大なきっかけで幽霊として彼女の元に現れる。時折り、まるで別人格のように豹変し、優里に憑依しようとするなど、闇を持った二面性のある役柄だ。初のラブストーリー挑戦に「僕の今までとは違う一面を見せたい」と意気込んだ佐藤さんは、「1人で読んでいると怖くて眠れなくなってしまったくらい、衝撃的な作品」と原作の印象を語り、「入口は王道のラブストーリーのように見えますが、中に入ると迷路に入ったような急展開になるので、この世界に迷い込んで欲しいです」とコメントしている。監督は「ぼくは麻理のなか」のスミス、脚本は「40万キロかなたの恋」の玉田真也が務める。WOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」は2022年春、WOWOWオンデマンドにて配信、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月11日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和、山田裕貴らが声の出演をする、社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』より、ワニと仲間たちの日常を刻む感動の予告編が到着した。原作漫画の100日目のシーンから始まる今回の予告編。約束のお花見の場に現れないワニを心配し、親友のネズミが迎えに行く。しかしその頃、交差点にはワニの割れたスマホが転がっていた。そんなマンガのラストシーンに重ねられているのは、ワニと仲間たちが過ごした日々の思い出。初詣やラーメンを食べる様子、バイト先のセンパイとのデートと、ごく平凡な日常。そして、映画オリジナルパートである100日後からの仲間たちの日々も描かれている。そしてワニ役の神木さん、親友ネズミ役の中村さん、モグラ役の木村さんの息の合ったかけあいはもちろん、新たにセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、カエル役の山田さんの声も確認することができる。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年04月26日5月28日(金)に公開を控えるアニメーション映画『100日間生きたワニ』の予告編が到着した。2020年に社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」(著:きくちゆうき)を、タイトル改めアニメーション映画化した『100日間生きたワニ』。この度公開となった予告編は、原作漫画「100日後に死ぬワニ」の100日目のシーンから始まる。約束のお花見の場にいつまでも現れないワニを心配して迎えに行く親友のネズミだが、その頃、交差点にはワニの割れたスマホが転がっていた。昨年の3月20日、人々が見守った4コママンガのラストシーンに重ねられているのは、ワニと仲間たちが過ごした日々の思い出。素晴らしい一年を期待した初詣や、仲間と食べるラーメン、バイト先のセンパイとのデート。友情に恋にと、ずっと続くと思っていた平凡な日常を過ごすワニたちの姿が鮮やかに切り取られるとともに、映画オリジナルパートであるワニがいなくなって100日後からの残された仲間たちの日々も描かれている。ワニと過ごした愛おしい100日間と、それでも続いていく明日を生きる仲間たち。予告映像では、主人公ワニ役の神木隆之介、ワニの親友のネズミ役の中村倫也、モグラ役の木村昴の息のあったかけあいはもちろん、今回新たにセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして映画オリジナルキャラクター・カエル役の山田裕貴の声を確認することができ、いきものがかりによる主題歌「TSUZUKU」とともに、温かな感動を呼び起こす予告編となっている。『100日間生きたワニ』予告編『100日間生きたワニ』5月28日(金)より公開
2021年04月26日昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)が、タイトルを改め『100日間生きたワニ』としてアニメーション映画化され、2021年5月28日に全国公開される。このたび、「100ワニ紙芝居」企画がスタートし、映画の公式SNSにて4日、紙芝居動画が公開された。同企画は、公開まで映画がより楽しみになる企画をSNSで毎日発信するという映画“100ワニ”「100日企画」のうちのひとつ。原作『100日後に死ぬワニ』の4コマ漫画に、映画のキャストが声をあてたデジタル紙芝居形式で、今回投稿された動画は原作漫画の4日目。映画でワニの声を担当する神木隆之介がマンガに声をあてている。「100ワニ紙芝居」企画は、今後も公式SNSで数回にわたりアップされ、中村倫也演じるネズミや木村昴演じるモグラも登場予定。映画の公開に先駆け、“原作まんま”の紙芝居に注目だ。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会(C)STUDIO KIKUCHI
2021年04月04日ヒグチアイの新曲「縁」が、4月9日(金)に放送スタートするテレビ東京系ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』のエンディングテーマに決定した。『生きるとか死ぬとか父親とか』は、ラジオパーソナリティ・コラムニスト・作詞家と多彩な顔をもち、女性からの圧倒的な支持を集める“独身のカリスマ”こと、ジェーン・スーが自身の家族について綴った同名エッセイが原作のドラマ。吉田羊と國村隼がダブル主演をつとめ、田中みな実、松岡茉優、富田靖子、岩崎う大(かもめんたる)、DJ松永(Creepy Nuts)、オカモト“MOBY”タクヤ(SCOOBIE DO)、森本晋太郎(トンツカタン)、ヒコロヒー、岩井勇気(ハライチ)、平子祐希(アルコ&ピース)ら多彩な出演陣がすでに話題となっている。エンディングテーマの「縁」はヒグチがドラマのために書き下ろした新曲で、4月16日(金)に配信シングルとしてリリースされることも発表された。またヒグチは3月24日(水)にTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月〜木 / 8:30〜11:00)に生出演。3月27日(土)からは中山優馬主演の『シンフォニー音楽劇「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~』にヒロイン役で出演が決定しており、ヒグチは舞台初挑戦で天才ピアニスト役を演じる。圧倒的な技量のピアノと、心の奥深くに語りかけてくる言葉で紡がれる説得力ある歌が特徴のシンガーソングライター、ヒグチアイ。春の到来を思わせるような、新たな活動が次々と芽吹いている彼女から目が離せない。■ヒグチアイ コメント禍福は糾える縄の如し。いいことがあれば悪いこともある、そんな意味です。家族や血の繋がりって縄みたいだと書いてありました。憎しみが増える分愛情も増えていく。そのどちらもが多ければ多いほど、縄は太くなっていく。血の繋がりは強くて逞しくて、だからこわい。他人だけど、逃げられない。でもね、大切にしたかったら大切にしたらいい。逆もまた然りで、親がいなければ自分は産まれていないけど、それだけのために全てを許さなくてもいい。まあわたしの場合、親にはもうちょっと長生きしてもらわないと困る、と思っている。なぜなら、まだなにも返せてないから、です。いつになることやら…。ヒグチアイ【リリース情報】ヒグチアイ 配信シングル「縁」(テレビ東京系 ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』エンディングテーマ)4月16日(水)配信スタート【ドラマ情報】ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』放送日時:4月9日(金)深夜0:12よりスタート【公演情報】シンフォニー音楽劇「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~横浜公演:3月27日(土)~4月11日(日) KAAT神奈川芸術劇場大阪公演:4月17日(土)~4月18日(日) 新歌舞伎座福岡公演:5月1日(土)~5月3日(月・祝) 博多座<出演者>風間塵:中山優馬栄伝亜夜:ヒグチアイマサル・カルロス・レヴィ・アナトール:奥村颯太(関西ジャニーズJr.)小山内健:大東立樹(ジャニーズJr.)高島明石:パーマ大佐嵯峨三枝子 / ストーリーテラー:湖月わたる菱沼忠明 / ストーリーテラー:池畑慎之介公式サイト: 公式Twitter:
2021年03月23日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和ら豪華キャストが声をあてるアニメーション映画『100日間生きたワニ』。この度、本作の初の映像となる特報が到着。新キャストも発表された。今回到着した特報映像では、原作の最終話で描かれた花見のシーンからスタートし、ワニの過ごした100日と本作で描かれる新しい物語の様子が描かれ、「いきものがかり」が新たに書き下ろした主題歌「TSUZUKU」が優しく彩りを添えている。また、神木さん、中村さん、木村さんがそれぞれ担当するワニ、ネズミ、モグラの声も収録されている。さらに今回、新たに山田裕貴、ファーストサマーウイカ、清水くるみの参加も決定。山田さんは、ネズミやモグラたちと交流を重ねる重要なキャラクターで映画オリジナルのカエルに声をあてる。そしてモグラの恋人イヌ役をファーストサマーウイカさん、センパイが働くカフェのバイトちゃん役を清水さんが演じる。また、ワニがネズミやモグラといった仲間たちと過ごした日々を写した写真が散りばめられたポスタービジュアルも合わせて公開された。コメント●山田裕貴話題になっていたので、実際に原作を読んでみたら日々の大切さに気づかされ、日頃の過ごし方も変わるような力を持った作品だと思いました。映画オリジナルのカエルは僕自身、台本を読んだ時に異物感があって、皆さんも最初の印象は「なんだこいつ」って感じると思いますが、この物語にとって“新しい風”です。残された悲しみ、出会いと別れ、そうしたものを背負った人への追い風になれたらと思います。また、どれだけ明るくて、笑顔で元気にいる人でも抱えているものがあって、色々な人がそこにいるという事をカエルから感じて貰えたらいいなと思います。●ファーストサマーウイカリアルタイムに毎日楽しみに読ませて頂いていたので、まさか動くワニ君達とその世界に入れるなんて夢にも思いませんでした!中でも、物語をさらに鮮やかにしてくれたイヌさんはとても好きなキャラクターでした。モグラさんとの掛け合いも楽しみです。イヌさんの明るくキュートな雰囲気を出せるように頑張りたいと思います!●清水くるみ朝の番組で特集しているのを毎日楽しみに見ていた100ワニに、まさか自分が携わらせていただけるなんて、そして、初めて声のお仕事をこの作品でさせていただけるなんて、とても光栄です!個人的に近年、行間を読ませる作品に出会えていないな、と感じていたのですが、この作品はみる人によって色々な感情を想像させてくれる素敵な作品だなと思います。このようなご時世ですが、だからこそ大切なものに気付かせてくれる、そんな作品になっていると思います。世代を問わず、たくさんの方に観ていただきたいです!●主題歌:「いきものがかり」水野良樹ワニくんがいなくなってから、嵐のように時が過ぎていった1年で、自分の感情や暮らしを雑に扱わないこと。怒りや不安に心を酔わせないこと。今日から明日をなんとか続けていくこと。それがどれだけ大変で、どれだけ尊いのか。ずっと考えています。“つづく“という言葉に込めたのは意志です。今、生きているひとたちはいつも“残される側“です。別れの悲しみを知りながら、それでも明日を迎えなければいけません。自分の今を、自分の物語を、必死に生きようとしている誰かに、この歌が届いて欲しいです。●音楽:亀田誠治このお話をいただいたとき、音楽も色もまだついていない、まるで紙芝居のような映像を見せてもらっただけで涙があふれました。ワニくんの日常は、僕たちが向き合っている日常そのものでした。この映画は生きることの素晴らしさに光をあててくれるやさしい物語です。この尊い日常にそっと音楽で寄り添えれば幸いです。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年03月20日高橋優の書き下ろし新曲「ever since」が、4月9日よりスタートするテレビ東京系ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』のオープニングテーマに決定した。ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』は、ラジオパーソナリティーやコラムニストなどとして活躍するジェーン・スーによる同名著書が原作。愛嬌はあるが自由奔放な70代の父と、父に振り回される40半ばの中年娘のおかしくてときどき切ない家族の愛憎物語が描かれている。吉田羊・國村隼がW主演を務めるほか、松岡茉優、DJ松永(Creepy Nuts)、オカモト"MOBY"タクヤ(SCOOBIE DO)、森本晋太郎(トンツカタン)、ヒコロヒーなどが出演する。高橋優2021年第一弾となる新曲「ever since」は4月16日に配信リリースが決定。今回の発表に合わせて、新アーティスト写真も公開された。高橋優、キャストの吉田羊からコメントは以下のとおり。●高橋優 コメントたとえば「大切な人」の顔を思い浮かべる時、いくら大切といえど四六時中仲良しでいられるわけでもないのが人の常のように思います。派手なケンカこそ無くても微妙なすれ違いでイライラしたり、小競り合いになったりした経験はどなたもお持ちなのではないでしょうか。大切な人は、ときに誰より憎たらしい存在に変貌します。と同時に、そこまで見せ合える相手とはなかなか巡り会えないようにも思います。弱い自分、恥ずかしい経験、一番誰にも見られたくないシーン……そんな過去を"あれからもう……"と振り返り、語り合える人。いいところだけじゃない部分も見せ合える人。一度の人生の中で、一体どれくらい巡り会えるものなのでしょう。きっと多くない気がします。そんな誰かを思い浮かべて聴いていただけたらと思い、この曲を作りました。●吉田羊コメント初めて聴かせて頂いた時、「わぁ素敵」と思わず声が出ました。この親子に寄り添い、そっと背中を押すような温かい歌詞とメロディー。覚えやすい旋律も魅力的で、今は毎日口ずさんでいます。高橋さん、素敵な曲をありがとうございました!リリース情報配信シングル「ever since」配信日:4月16日(金)※テレビ東京系 ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』オープニングテーマドラマ情報ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』放送日時:2021年4月9日(金) 深夜0時12分スタート放送局:テレビ東京 / テレビ大阪 / テレビ愛知 / テレビせとうち / テレビ北海道 / TVQ九州放送※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜0時から放送(テレビ大阪のみ1話・2話の放送が5分拡大で0時5分からの放送となります)公式HP:公式Twitter:ツアー情報『高橋優 10周年初の弾き語りツアー「ONE STROKE SHOW 2021 ~NICE TO MEET U~」』●愛知公演日程:2021年5月9日(日)会場:愛知・⽇本特殊陶業市⺠会館 フォレストホール① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(全⽇12:00〜16:00)●東京公演日程:2021年5月15日(土)会場:東京・LINE CUBE SHIBUYA① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】ディスクガレージ「ディスクガレージwebお問い合わせフォーム」●神奈川公演日程:2021年6月4日(金)会場:神奈川・神奈川県民ホール 大ホール① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】キョードー横浜 045-671-9911(日・祭日を除く11:00~18:00)●秋田公演日程:2021年6月11日(金)会場:秋田・秋⽥市⽂化会館 大ホール① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】キョードー東北 022-217-7788(平日 11:00〜18:00 / 土曜 10:00〜17:00)●北海道公演日程:2021年6月13日(日)会場:北海道・札幌⽂化芸術劇場hitaru① 開場 13:45 / 開演 14:45② 開場 18:00 / 開演 19:00【問い合わせ】マウントアライブ 011-623-5555(平日11:00〜18:00)●福岡公演日程:2021年6月25日(金)会場:福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】BEA 092-712-4221(月・水・金 12:00〜17:00)●広島公演日程:2021年6月27日(日)会場:広島・上野学園ホール① 開場 14:45 / 開演 15:30② 開場 18:15 / 開演 19:00【問い合わせ】HIGHERSELF 082-545-0082(平日11:00-19:00 )●大坂公演日程:2021年6月30日(水)会場:大阪・フェスティバルホール① 開場 13:45 / 開演 14:45② 開場 18:00 / 開演 19:00【問い合わせ】YUMEBANCHI(大阪) 06-6341-3525(平日12:00~18:00)【チケット】指定席:7,700円(税込)枚数制限:1人4枚 / 複数公演申込可※4歳以上チケット必要 / 3歳以下のお子様はご入場頂けません■先行発売「U are not alone」&「ゆあのんfamiliar」ファンクラブチケット先行受付<W会員先行>※最速受付となります。2021年3月8日(月) 18:00〜3月15日(月) 23:59<年・月会員先行>2021年3月16日(火) 12:00〜3月23日(火) 23:59■一般発売<5月公演>2021年4月3日(土) 10:00~<6月公演>2021年5月1日(土) 10:00~関連リンク高橋優 オフィシャルサイト:高橋優10周年初の弾き語りツアー『ONE STROKE SHOW 2021~NICE TO MEET U~』特設サイト:ワーナーミュージック・ジャパン HP:
2021年03月19日きくちゆうきによる4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』が、タイトルを改め『100日間生きたワニ』としてアニメーション映画化され、5月28日(金)に全国公開される。この度、『100日後に死ぬワニ』の連載終了1周年を記念した『100日間生きたワニ』生配信特番が3月20日(土)に実施されることが決定した。2019年12月12日から2020年3月20日まで、原作者きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された、何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。最終回直前にはテレビ番組でも特集が組まれるなどムーブメントを巻き起こし、最終話のいいね数は214万という国内Twitterの歴代最多数を記録。日本中がワニの行く末を見守る社会現象となった。あれから1年。『100日後に死ぬワニ』連載終了から1周となる3月20日(土)に、キャスト、監督が登壇する連載終了1周年記念『100日間生きたワニ』生配信特番が配信される。今回の生配信特番には、本作の主人公・ワニの声を担当する神木隆之介、ワニの親友のネズミ役の中村倫也、 モグラ役の木村昴が揃って出演。ワニとネズミとモグラさながらのチームワークで「100ワニトーク」を届ける。さらに、本作の監督・脚本を手掛ける上田慎一郎とふくだみゆき夫妻の出演も決定。作品に込めた思いや裏話についてたっぷり聞ける機会となっている。番組内では作品に関する新情報も解禁されるとのことなので、お見逃しなく。また、公開まで100日間、毎日映画“100ワニ”から映画がより楽しみになる企画をSNSで発信する「100日企画」も公式TwitterとInstagramでスタートしている。きくちゆうきによる描きおろし4コマ漫画や、キャスト、監督も登場予定なので、チェックしてみよう。連載終了1周年記念『100日間生きたワニ』生配信特番日時:3月20日(土) 19:30〜20:15登壇者:神木隆之介(ワニ)/ 中村倫也(ネズミ)/ 木村昴(モグラ)/ 上田慎一郎(監督)/ ふくだみゆき(監督)視聴方法:LINE LIVEにて配信配信URL: 『100日間生きたワニ』5月28日(金)より公開
2021年03月15日池谷のぶえと杉田智和が、社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」のアニメーション映画化『100日間生きたワニ』に出演することが分かった。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描く本作。主人公のワニの声を神木隆之介が担当するほか、中村倫也、木村昴、新木優子の出演が決定している。そして今回明らかになった池谷さんと杉田さんが声をあてるのは、ワニの両親。ワニの母役を演じるのは、「執事 西園寺の名推理」「妖怪シェアハウス」など様々な映画やドラマで活躍する池谷さん。原作の掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻って見たという池谷さんは「100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな一日一日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では『100日間生きた』という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな…と、また違った日々の愛おしさを感じます」とコメント。ワニの父役の杉田さんは、「銀魂」の坂田銀時役をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「七つの大罪」など数々の作品に出演する人気声優。「短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました」とふり返り、「ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい」と思いを語っている。『100日間生きたワニ』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年5月28日より全国にて公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年03月10日映画『100日間生きたワニ』が5月28日(金)に公開される。この度、本作の追加キャストとして杉田智和と池谷のぶえの出演が決定した。2019年12月12日から2020年3月20日まで原作者・きくちゆうきのTwitterに100日間毎日投稿された何気ないワニの日常を綴った4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。最終話は、いいねの数が214万という国内Twitterの歴代最多数を記録、エンゲージメントは2億を超え、日本を感動の渦に巻き込んだ。その100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後を描くのが『100日間生きたワニ』である。本作の主人公・ワニの声を神木隆之介が担当するほか、ワニの親友のネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、さらにワニが恋するセンパイ役に新木優子と豪華キャストが集結。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎と、アニメーション監督としても活躍するふくだみゆき夫妻が務めた。追加キャストとして発表されたのはワニの母親役として様々な映画やドラマでバイプレーヤーとして活躍、 NHKのバラエティー番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』への出演でも話題の池谷のぶえ。ワニの父親役に『銀魂」の主人公・坂田銀時や『鬼滅の刃』の悲鳴嶼行冥など、数々の人気キャラクターの声を演じてきた杉田智和が決定。実力派のふたりが神木らと共に、どう作品に息を吹き込むに期待したい。ワニの母役:池谷のぶえ・コメント私は掲載の途中から追いはじめ、100日後を見届けてから初めに戻る…という原作との出会いでした。100日という区切られた時間で人生を見つめると、普段雑に過ごしてしまいがちな1日1日が、なぜこんなにも愛おしく思えるのでしょう。今回映画では100日間生きた」という視点で描かれています。実存は消えてしまっても、残された者たちの中にはずっと生き続けるのだな...と、また違った日々の愛おしさを感じます。ワニの父役:杉田智和・コメント短い間ですが、父親を演じると、彼の事を本当の息子のように思えてきました。ワニ君が望んでいた未来は何だったのか。それは本ワニにしか解りませんが、恐らく、諍いや争いを望んではいなかったと思います。そうであって欲しい。『100日間生きたワニ』5月28日(金)公開
2021年03月10日温泉や豊かな自然が楽しめる、静岡県の伊豆。全国から人が集まる、国内屈指の観光地です。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行で、伊豆をはじめとする観光地は客足が減り、大きな打撃を受けています。そんな中、伊豆を少しでも盛り上げようと、伊豆のレジャー施設『熱川バナナワニ園』が、あるプロジェクトを始動させました。園内で育ったバナナを使用した、特製ビールが爆誕!熱川バナナワニ園とは、温泉熱を利用し、ワニの飼育や熱帯植物の栽培をする伊豆町の施設です。園内では動植物の展示のほかに、約20種類ものバナナを育てていることも有名ですよね。そんな熱川バナナワニ園が、2021年3月15日から完熟バナナを使用した、フルーツビール『伊豆バナナワニIPA』を販売することを決定しました!「伊豆の魅力を最大限に発揮して、多くの人に楽しんでもらいたい!」という想いから、伊豆のクラフトビールメーカー『反射炉ビヤ』の協力のもと、実現したそうです。園内で栽培し、1本1本手作業で収穫された、こだわりの完熟バナナを使用。香り華やかでジューシーなフルーツビールとなっています。使われているバナナの品種は、『仙人蕉』『プラタ』『ウェーレンスー』『小型ビルマバナナ』『アイスクリームバナナ』の5種類です。フルーツビールのため、ビールが苦手な人でも飲みやすいかもしれませんね。熱川バナナワニ園の想いがつまった、こだわりのビールを味わってみてはいかがでしょうか!商品名:伊豆バナナワニIPA販売開始日:2021年3月15日販売先(予定):熱川バナナワニ園フルーツパーラー、反射炉ビヤ公式ネットショップ、反射炉物産館たんなん、反射炉ビヤレストランほむら、Hansharo Beer Stand※全国の酒店、ビール専門店にも出荷開始予定grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。grape『日本がんばれ応援団』特集[文・構成/grape編集部]
2021年03月08日