「ウイスキーなしじゃ、結婚式は無理!」と結婚を控えた恋人たちがウイスキーに運命を左右される映画『ウイスキーと2人の花嫁』が、2月17日(土)より全国公開される。物語のキーとなるのはタイトルにもある2人の花嫁。このたび、それぞれの結婚相手を演じた、英国若手俳優の注目株ケヴィン・ガスリーとショーン・ビガースタッフのインタビュー映像とキャラクター画像をシネマカフェがいち早く入手した。『ダンケルク』の兵士が生還して祖国で結婚式!?英国俳優といえば、毎年「英国男優総選挙」が行われるほど人気で、この2人はまだランクインは果たしていないものの、知る人ぞ知る2018年注目の若手有望株。ケヴィン・ガスリーは、1988年スコットランド生まれの今年30歳。クリストファー・ノーラン監督『ダンケルク』ではハリー・スタイルズ演じるアレックスと同じ“ハイランダーズ”の1人を演じており、今冬、第2弾が公開される『ファンタスティック・ビースト』シリーズにも出演するネクストブレイク俳優だ。本作では、次女カトリーナ(エリー・ケンドリック)の恋人で、優しいけどちょっと気の弱い小学校教師のジョージを演じる。『ハリー・ポッター』の「クィディッチ」キャプテンが成長!また、長女ペギー(ナオミ・バトリック)の恋人は、頼りがいのあるオッド軍曹。演じるのは、1983年スコットランド生まれ、今年35才のショーン・ビガースタッフだ。『ハリー・ポッター』シリーズでハリーに「クィディッチ」を教えたオリバー・ウッド役でお馴染みの彼も、すっかり大人のイケメン俳優へと成長した。インタビュー映像では、それぞれが演じたジョージとオッドというキャラクターについて、ウイスキーがないせいで結婚できないという驚きのストーリーや、結婚に反対するジョージの厳格な母親についてなど…結婚式を控えた新郎の心境を彼らの目線で語っている。『ウイスキーと2人の花嫁』は2月17日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公(text:cinemacafe.net)
2018年02月12日俳優の佐藤健が7日、都内で行われた映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』大ヒット舞台挨拶に登場した。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋太鳳)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。昨年の12月16日に公開されて以来話題を呼び、興行収入が25億円を突破する大ヒットとなった。客席から登場した佐藤は「おめでとうと、声をかけてくれるような舞台挨拶は初めてです。嬉しかったです。ちょっと感動しちゃいました」とはにかむ。同作で日本アカデミー賞優秀主演男優賞も受賞したが、「役者の力はちっぽけなものだと思っていて、どんなクリエイターの皆さんと仕事ができるかで、生かされもするし、その逆も然りと思ってます」と真摯に語り、「賞をいただいた要因のほとんどは監督のおかげだなと、謙遜ではなく思っています」と感謝の心を表した。また、土屋も優秀主演女優賞を受賞する"W受賞"となったが「賞をとっても何も驚かないような、力を持っている女優さんだと思っていた」と明かした。イベントでは大ヒット、そして受賞の感謝の気持ちを込めて、佐藤自ら、ハートのチョコレートにクリームで感謝の言葉を記した。体勢の辛さにぼやく佐藤だったが、観客からはザワザワと「スタイリッシュすぎる……」という声が上がっていた。さらに会場の中から1名抽選で、佐藤から"逆チョコ"のプレゼント。初の逆チョコに「いやあ、いいもんですね」と笑顔を見せたが、今後は「しないでしょうね」と一刀両断。自身のバレンタインについては「女性にとってプレッシャーだろうなって思うから、毎回『くれなくて、大丈夫だからね』って言います」と気配りを見せた。理想のチョコの渡し方は「下駄箱っすよ。憧れですね、一番」と明かし、「甘酸っぱい学生ライフを送ってこなかったので、憧れがすごくあります」としみじみ。「誰にも知られてなかったんですよ、存在を。くらーいやつで。授業も全部寝てるし、休み時間も席から動かないし」と意外な学生生活を振り返り、「もったいないなあって。今もう1回戻れるなら、楽しくエンジョイしたいなと思います」と語った。
2018年02月07日俳優の佐藤健と土屋太鳳による映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』の興行収入が25億円を突破したことが29日、わかった。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。2017年12月16日に公開されると"ハチハナ"の愛称で話題を呼び、第41回日本アカデミー賞では優秀主演男優賞(佐藤)、優秀主演女優賞(土屋)、優秀助演女優賞(薬師丸ひろ子)、音楽賞の4冠を獲得。全国公開7週目の28日に、 興行収入25億4,455万400円、観客動員数202万7210人を記録した。この大ヒットに、2月7日に佐藤登壇の大ヒット御礼舞台挨拶実施も決定。さらなるロングランが期待される。
2018年01月29日女優の土屋太鳳が14日、公開中の映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の大ヒット御礼舞台あいさつに瀬々敬久監督とともに出席した。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した土屋太鳳結婚式の直前に病に倒れて意識不明となった花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎の奇跡の実話を描いた映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』。昨年12月16日に公開初日を迎え、公開初週から週末興行収入ランキングは実写邦画で3週連続1位を獲得、興行収入は20億円で観客動員数も170万人を突破するなど、年明けもその勢いが続いている。土屋は「年が明けましたね。明けましておめでとうございます」と観客にあいさつし、「まさかもう一度この劇場でごあいさつできるとは思ってもいませんでした」と信じられない表情。周囲の反応は「家族も友人も何度と見てくれたり、インスタとかブログでたくさんの方々がコメントしてくださって、時間が経てば経つほどこの作品への愛情が伝わってきます」と上々のようで、「この作品に関わってくださったスタッフさんにご結婚やご出産などおめでたいことが多く、笹川さんも12月に(フェンシングの太田雄貴選手と)ご結婚されたじゃないですか。私も笹川さんの幸せにあやかって、将来幸せになれたらと思っています。本当におめでとうございます」とこの日MCを務めたTBSの笹川友里アナウンサーを祝福した。公開してから劇場で本作をこっそり見たという土屋。「全然バレなかったですね(笑)」としてやったりで、「周りの誰もがエンドロールの最後で帰らなかったんです。それがすごくうれしくて、終わった後に感想を盗み聞きしたんですけど、うれしい言葉をたくさん言ってくださいました。こういう言葉に出会えたのも現場で監督が支えてくれたからだと思います」と隣にいた瀬々監督に感謝。また、この日は登壇しなかった相手役の佐藤健についても言及し、「健先輩はあのまま。あまり裏表がないというか、少年ぽい方だと思います。私に『悪ガキだな』と言うんですけど、健先輩は少年っぽい大人でイイなと思いますよ。すごく相手をしてくださって助かりました」と好印象の様子だった。
2018年01月15日恋人が難病にかかってしまうお話というと、悲しいラストが待ち受けていることが多いもの。だが、『8年越しの花嫁奇跡の実話』(瀬々敬久監督 以下ハチハナ)は違う。恋人たちが難病という試練を超えていく幸福なお話だ。そこがいい。元気になる。勇気づけられる。2017年の暮れに公開された映画だが、まだ上映していて、興収20億円も突破する大ヒットとなっている。年のはじめに見る作品としてふさわしい一作だ。結婚式を3カ月後に控えた幸せいっぱいの尚志(佐藤健)だったが、恋人・麻衣(土屋太鳳)が突如、病で意識不明になってしまう。尚志は、回復を信じて看病を続け、数年後、麻衣はようやく目覚めるが、なぜか尚志のことを覚えていなかった。努力しても思い出せないことが麻衣の負担になるくらいなら身を引こうとする尚志。とにかく麻衣ファーストで8年。小学1年生が中学2年生になると思うとかなり長い。最初の数年は、意識がない恋人の元に毎日通って、世話したり、話しかけたり、ふたりが話をできない分を埋めるように、スマホ動画を撮り続ける尚志。数年後に麻衣が目覚めるとリハビリにつきあい、誰よりも麻衣に良くしているにもかかわらず、なぜか自分との思い出を覚えられていないなんて……。でも尚志はくじけない。ほかの誰にも心を寄せることなく、麻衣一筋。こんないい人いないから、麻衣はたとえ思い出せずとも、もう一度、まっさらな心で尚志に恋して、やり直せばいいではないか、世の中にはそういう物語もあるよね、確か…などと思うものの、この映画では、あくまでもふたりの過ごした大切な記憶を大事にする。それによって圧倒的なラストへと導くのだ。これは実話をもとにしたお話だそうで、こんなことがあるのだなあ、いい話だなあと、原作者ご夫婦の幸せを心から喜んだ。また、back numberの書き下ろし主題歌「瞬き」がじつにいい頃合いで流れるものだから、堪らない。○土屋太鳳を支える佐藤健なにより、この映画が素敵だったのは、俳優の力によるところが大きい気がする。まず、ある日突然、記憶が曖昧になり、意識まで失ってしまう麻衣を、土屋太鳳が体当たりという言葉がこれほどふさわしいこともなかなかないほど体当たりで演じた。例えるなら、ひとたび走り出したらゴールに向かって猛然と走るとても優秀な競走馬のようで、その姿は強く激しく美しい。そしてなんといっても、威勢のいい土屋太鳳を献身的に支える佐藤健。彼は『るろうに剣心』シリーズで華麗なアクションを披露して以来、動ける俳優というイメージがあり、17年も『亜人』でもその運動神経を遺憾なく発揮した。その一方で、黙って立っているだけでも、その大きな瞳にあらゆる感情を映し出すことに定評があり、『BECK』(10年)、『世界から猫が消えたなら』(16年)、『何者』(16年)などでは、“静”の演技で観客を釘付けにした。ハチハナも佐藤健“静”バージョンである。今回は目ヂカラのみならず、全身で、地方都市で毎日こつこつ労働に励む一市民・尚志のリアリティーに迫る。尚志は車の修理工場で終日、泥だらけになって働いていて、麻衣に出会うまでは、その仕事以外に趣味もないような仕事人間。麻衣が病気になってからは、毎日、工場と病院と自宅をバイク(このバイクもごくふつうの小型バイク)で行き来する(ロケ地岡山。川を渡る橋がとりわけ印象的)。短くカットされた髪や、そのためむき出した首まわりのしっかりした感じは、日々労働しているからこそ出来上がった身体に見える。衣装は地味だけれど、その中の身体はやっぱりそれなりに筋肉がついていそう。毎日、車のパーツの下に潜って精密な作業をしていることで自然に鍛えられているのだと思わせる。○毎日の継続が佐藤を美しくする公式サイトに掲載されているback numberの清水依与吏のコメントにこういうものがあった。奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。佐藤はまさに、泥くさく汗くさい、でもいてくれてすごくうれしい人物になっていた。とはいえ、スクリーンに映し出された佐藤の顔は、特徴的な瞳をはじめとして、鼻筋も通り、横顔なんてパーフェクトに美形である。だが作品のなかでは、その美しさは華やかさではなく、端正な美として静かに機能する。たとえるなら、小さくシンプルなネジ。ロケットや飛行機、車など機械製品を完成させるのに欠かせない、よくできた一本。一流の技術者によってつくられた精巧な(人間は部品であるという意味ではありません、念のため)。そんなイメージだ。瀬々監督の演出も地に足のついた人間をしっかり見つめているからと思うが、勝手な想像をすると、佐藤がアクションの稽古を長らくやり続けてきたことが、彼のカラダを磨き抜かれた一本の精巧なネジのように感じさせるのではないだろうか。そして、それが、誠実なひとりの男・尚志の像につながったのではないか。ネジを作るために試行錯誤すること、アクションがうまくなるために鍛錬を続けること、誰かをただただ思い続けること……すべては等価であり、何かを極めるための、毎日の継続が人間の精神性を強く美しくする。そんな哲学的なことを、我々は佐藤健から学ぶのだ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月12日女優の土屋太鳳が25日、映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の大ヒット舞台挨拶に、佐藤健とともに登場した。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。黒のドレスで現れた土屋は、おなかと背中をチラ見せ。女神のような大胆なワンショルダーの肩出しで、輝く笑顔を見せた。印象に残ってるシーンとして「いっぱいあるんですけど、最初のアーケードの出会いのシーン」を挙げる。2人の運命的な恋が始まることを観客にわかってもらうために「新幹線の中でギリギリまで(佐藤と)メールでやり取りをさせていただいて、作ったシーンですね」と明かした。佐藤も「具体的に、台詞ですね。土屋さんが思う台詞を考えて僕に送ってくれて、いいと思うとかここは要らないと思うとか話しました」とやり取りを振り返った。お酒を飲んでいるという設定だったため、日本酒の匂いを嗅いで挑んだという土屋。「飲めないじゃないですか。健先輩は『俺だったら飲むな』って言ってて、でも朝5時まで撮影でしょう」と苦笑し、「せめて香りを嗅いで。飲むのも好きですけどね」と裏側を語った。また、土屋は佐藤へサプライズで手紙を読み上げることに。「性別が違うだけでコミュニケーションをとりにくくなる世界ではありますが」と、芸能界での男女間の交流の難しさに触れつつ、「これからも同業の後輩の一人として、変わらぬ孫愛と一緒に宜しくお願いします」と頭を下げた。
2017年12月25日●土屋太鳳を尊敬映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が25日に都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳が登場した。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。イベントでは2つのサプライズが実施された。1つ目は、客席のカップルが登場し、彼氏が彼女にその場でプロポーズするというもの。驚く彼女・伊藤恵理香さんに、彼氏の高田宗幸さんが「愛を教えられた。何があっても絶対に守る。僕と結婚してください」と語りかけると、彼女は承諾し、会場は拍手に包まれた。土屋は「感動しちゃって! 私たちこそこの場にいられて幸せです」と笑顔を見せる。また佐藤はこのプロポーズに「言うねえ〜!!」と感心し、「女性はそんなストレートなことが嬉しいと思いますね。かっこいいですねえ。俺言えないよそんなの、すごいよ」と称賛した。さらに"人前式"として、会場の観客を代表し、佐藤と土屋が立会人として結婚証明書にサインした。また2つ目のサプライズとして、最後に土屋から佐藤への手紙が読み上げられた。初日の舞台挨拶では佐藤から土屋への手紙がサプライズだったため、お返しという形に。佐藤は「家で読むので、大丈夫です。そんな、皆様の前で恥ずかしいじゃないですか! 僕だけの思い出にしちゃダメですか?」と照れたが、会場の声に後押しされて土屋は手紙を読むことになった。土屋が佐藤に「健先輩はドキュメンタリー番組で『変わらない愛はない』と言ってましたけど、変わらない愛は、あります。健先輩の中に」「健先輩の笑顔は素敵です。とてもチャーミングで、猫が笑った時みたいです」「その背中にたどり着けるよう、全力で追いかけていきたいと思います」と心のこもった言葉を読み上げると、佐藤は「恥ずかしいの10乗くらいですね。本当に嬉しいです」と感謝。「『変わらない愛がない』とか思っちゃう僕ですけど、まっすぐに本心から信じて口にできるような土屋さんに憧れがあるし、尊敬しています。今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。●【全文】土屋太鳳から佐藤健への手紙○土屋太鳳手紙全文健先輩へ。健先輩にお返事を書こうと決めたものの、伝えたいことがありすぎて、何から書けば良いのか、私は3日間考え続けました。一つだけはっきりわかるのは、健先輩は本当に本当にまっすぐな方なので、こういう場所用に選ぶ言葉なんていらないって思うだろうなということ。だから今日は、思ってることをそのまま舞台挨拶ということを意識しすぎず、まっすぐにしたためたいと思います。健先輩と出会うことができたのは8年前のことでした。だからある意味本当に8年越しに妻役を演じさせていただいたわけなのですが、実はもう一つ、私は個人的にとても心に刺さっている健先輩の言葉がありました。それは2012年に放送されたあるドキュメンタリー番組での健先輩の言葉です。その時、今の私と同い年くらいの健先輩は「変わらない愛はない」とおっしゃいました。私はその時、なぜだかすごく強く、この方に「変わらない愛はある」と伝えたいと思ってしまって、テレビに向かって、そんなことはないですよと話しかけてしまったんです。一緒に見ていた家族は笑ったけれど、私は、理由はないのに本当に本気でした。でもその時すでに健先輩はドキュメンタリーで密着されるほどスターでいらして、私は伝えると言ってもいつ伝えるんだろうと、自分で不思議に思ったりもしていたのですが、もしかしたらあの時から、この作品でご一緒する未来があったのかもしれないって、今勝手に思ってます。変わらない愛は、あります。しかもそれは、健先輩の心の中に。どんな時もファンの方々に向き合い、感謝をして、エキストラさん方には現場の仲間として尊敬を持って接し、常に自分よりスタッフさんがたを労う健先輩の姿は、熱く、あたたかく、柔らかく、優しい。本当に豊かな、変わらぬ愛を宿していらっしゃいます。そして私はその姿や言葉、舞台挨拶で元気よく出て行く瞬間の楽しそうな背中、客席の方々を嬉しそうに見つめる目に、役者として大切なたくさんのことを教えていただきました。心から、心から、心から、感謝してます。そしてもう一つ、健先輩! 健先輩の笑顔は最高に素敵です。健先輩はなんでもできて、なんでも知っていて、なんでもわかるのに、なぜか仕事以外の自分のことだけ、よくわかっていないと思います。だから、悪ガキから妻役までご一緒させていただいた私が、この場で全力で、責任を持って伝えさせていただきます。健先輩の笑顔は、素敵です。この作品の撮影中も、どんなに支えられたことか。年上の男性に失礼かとは思いますが、とてもチャーミングで、猫が笑った時みたいです。多分、ご自分がご自分の笑顔を愛していないのかもしれなくて、その気持ち、自分の笑顔を私自身も好きではないので、わかります。でも健先輩の笑顔は、たくさんの人を幸せにするんです。だから、どうか、いつか健先輩の笑顔が健先輩ご自身をあたためるときが来ることを心から願っているし、その時まで私はしつこく、健先輩に笑顔が素敵だって伝え続けたいと思います。お誕生日プレゼントをくださった時、健先輩に「おばあちゃんになるまで使います」って言ったら、「おばあちゃんになるまで同じもの使わないでしょ」っておっしゃいましたが、土屋太鳳は使いますよ! そしておばあちゃんになるまで、ずーっと健先輩の孫でいます。ですので、今までありがとうございましたとは書きません。性別が違うだけでコミュニケーションをとりにくくなる世界ではありますが、これからも同業の後輩の一人として、変わらぬ孫愛と一緒に宜しくお願いします。そしてまた、その背中にたどり着けるよう、全力で追いかけていきたいと思います。2017年12月24日 土屋太鳳
2017年12月25日佐藤健と共演した映画『8年越しの花嫁』が公開中の土屋太鳳による、女優デビュー10周年記念のセルフプロデュース写真集「初戀(はつこい)。」が発売。ファンとふれあうイベントが12月17日(日)、東京・SHIBUYA TSUTAYAで行われた。NHK連続テレビ小説「まれ」で全国区の人気を獲得して以降も、ドラマや映画などで大活躍中の土屋さん。来年2018年は初舞台「プルートゥ PLUTO」で海外公演も経験。また、映画『となりの怪物くん』『累‐かさね‐』が公開される。そして、20歳の記念にリリースした1st写真集「DOCUMENT」(東京ニュース通信社刊)に続く、待望の2nd写真集は、土屋さん自身のプロデュースにより、自身の感情のままに激しく、そして美しい瞬間瞬間を切り取った、世間のイメージをいい意味で裏切る斬新な1冊となった。イベント前に行われた会見では、「初仕事をしてから10年という記念の作品として残せたらいいなと思ってプレゼンさせていただいたので、こういう風に形になって嬉しく思います」と、2nd写真集に込めた思いを告白。‘16年に世界的なアーティスト Siaの「アライヴ」のMVで世間を驚かせた、激しくそして切ないダンスは、土屋さん自身の表現者としての一面でもあるが、今回、その振り付けを担当した辻本知彦氏による演出のもと撮影を敢行。「辻本先生に演出していただいて撮影させていただきました。とても自分の引き出しのなさを感じて、これからもっともっと豊かな女性にならなきゃいけないし、豊かな女優になりたいなと思えるそんな時間でした」とふり返って語った。お気に入りの1枚は“表紙”「自分の気持ちを象徴したもの」お気に入りのカットについては、「本当にたくさん撮っていただいて、8,000枚くらいですかね?その中から厳選した1枚1枚なので、全部が宝物のように大事なんですけど」と前置きした上で、表紙のカットを挙げた。「自分の気持ちを象徴したものっていうと、最初の表紙ですね。 10年間お仕事をしてきて、(周りに)すごく素敵で魅力的な方が多い中で、自分が何を残せていけるのか、本屋さんに楽しんで置いていただけるにはどういった写真集がいいのか、何が必要かって考えたときに、いまの自分ができること、お仕事でダンスをさせていただいて、辻本先生と出会って刺激をいただくことで引き出されていく表情というのが、自分にとって必要なものであり、発信していくものなのかなと思いました。その中でもお着物を着て表現をするというのは、芸能界の中でいま、私だけかなと思ってこの表紙を選びました」とあふれる思いを吐露。写真集には、絢爛豪華な美術・工芸品に囲まれた空間で着物姿の超美麗ショット、火山特有の岩肌がむき出しになった富士山裾野での幻想的なショット、遊園地や街歩きなどで楽しむ等身大の笑顔、そして物憂げな大人の女性の表情など、さまざまな土屋さんの“いま”が詰まっているが、「コンセプトとしては、新しい自分を見つけていくっていうのと同時に、服とか場所に合った表情、あとは日本的なものを表現したかったので、日本で活躍している女優、これからも女優を続けていけますようにって願った、土屋太鳳の表情カタログみたいなものも含まれといると思います」と説明した。写真集タイトル「初戀。」に込めた意味とは…そして、タイトルを「初戀。」と付けた理由について、最初はすごく迷っていたことを告白。「日本的な、日本語をしっかり使ったタイトルにしたいなと思ったのですが、でもなかなか見つからなくて、ある日、『兄に愛されすぎて困ってます』の公式ツイッターで『今日、初恋の日』っていうのがあったんです。そのときにピンときて、いままで自分は何を表現してきたかなと思ったときに、いろいろな役に初恋してきて、女優という仕事に対してすごく初恋してきた気持ちだったので、初恋にしようと決めました」と告白。さらに「恋」ではなく、あえて「戀」という旧字体にしたことについても、「『戀』は、言うっていう字に糸が絡まっているんですね。大事なこと、言いたいことがうまく言えない切なさだったり、もどかしさみたいなものが表現されているなと、切ない中にも激しさが詰まっている言葉だなと思ってこのタイトルにさせていただきました」と紹介。「撮影中は、とにかく常にどういった表現をできるのかなという部分で、“初戀していた”と思います」と、はにかんだ。女優デビュー10周年を迎えた2017年。主演映画も公開され大活躍の日々の中、「卒業に辿り着こうと」大学にも通っているという。今年をふり返って土屋さんは、「変化を実感する1年だったなと思います。変化自体は去年の方があったんですけど、実感する時間がなかったので、それを今年実感して、去年蒔いた出会いの種が少しずつ出てるなって実感したので、出た芽を大切にしながら、いろんなものに恋していけたら」とコメント。「2017年を漢字一文字で表すとしたら?」という質問には、「二文字でもいいですか?」と笑わせつつ、「変化を実感して進化になるのかなと思うので『進化』です」と回答し、「やり残したことはありません」と清々しい笑顔を見せた。最後に、ファンに向けて「いまの自分に表現できること、自分しかできないことをこの写真集の中で表現しております。この写真集が皆さんの心の中に残ることを心から願っています。どうか受け取ってください」と、熱いメッセージで締めくくった土屋さん。フォトセッションでは、駆け付けた辻本氏に喜び、「辻本先生が好きなカットはこれです。ちなみに(写真集には)載っていないです」と未公開カットを披露するお茶面な一面も。終始、目を輝かせながら1つ1つ言葉を選んで真摯に語り、天真爛漫な笑顔を届けていた。土屋太鳳2nd写真集「初戀。」は全国の書店、ネット書店のほか、東京ニュース通信社TOKYONEWS magazine&mookにて発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日12月16日に都内で映画「8年越しの花嫁奇跡の実話」の初日舞台あいさつが行われ、佐藤健(28)とダブル主演を果たした土屋太鳳(22)が登壇。佐藤が土屋に手紙を読み上げ、土屋が涙するというハプニングがあった。 「健先輩を尊敬している」 土屋は公開までのキャンペーンで幾度もそう発言してきており、そのお礼にと佐藤が土屋に手紙を読み上げた。「君がそんなことを言ってくれた数だけ僕は強くなれました」「僕にかけてくれた言葉の分だけ自分を褒めてあげてください」と語りかけると、土屋は思わず涙。 土屋は「このお手紙を家宝にします」と笑いを交えながらも「いろんな作品をやっていて、気持ちが追い付かないこともあったけど、健先輩と作品を作れることを励みに、頑張っていたところもありました」と明かしていた。 土屋が「健先輩」と呼ぶにはワケがある。土屋は佐藤について、自身のInstagramで≪演技における姿勢という点でも、役者としての生き方という点でも尊敬≫といった発言をしており、部活動の"先輩"のように慕っているようだ。 また今回の撮影では、特に佐藤の心配りにも感動したという。寒い時期の撮影に、“健先輩”が入浴剤を差し入れ。「撮影中はロケ地にアパートを借りて住んでいたんですけど、いただいた入浴剤を使うのがもったいなくて……。今も使わずに自宅に飾っています」と土屋が告白すると、佐藤は「入浴剤も嬉しいんじゃないですかね。喜んでいると思います」と笑いを誘っていた。 そんな和気あいあいとしたムードに、ネットでは≪ほんとステキ!ちょっとうらやましい≫≪健先輩も太鳳ちゃんを尊敬してるのが伝わる≫≪太鳳ちゃんが麻衣さんをあそこまで全身全霊で生きられたのも健先輩の大きな支えがあってこそなんだろうな≫と2人の"先輩後輩"関係を絶賛する声があがっていた。
2017年12月17日12月16日(土)、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が公開されます。尚志(佐藤健さん)と麻衣(土屋太鳳さん)は結婚を控え幸せの絶頂。しかし、式の直前に麻衣は突然、意識不明に…。彼女を襲った病は、なんと発症率が300万人に1人とされる難病「抗NMDA受容体脳炎」でした。治るかどうかもわからないまま、尚志は昏睡状態の麻衣のそばでずっと目覚めを待ち続けます。■不明瞭な未来を信じる「もう、麻衣のことは忘れなさい」麻衣の母にそう言われても、尚志は離れませんでした。やがて歳月を経て麻衣は目覚めます。けれど、目の前の尚志がわからず意思の疎通ができない状態。尚志はなんとか麻衣の心にコンタクトをとろうと、会社勤めのかたわら献身的に治療をサポートします。その甲斐あってか、ある日小さな奇跡が二人のもとに訪れるのです…。こちらが呼びかけても、相手が応えてくれない。そんな状態でも応えてくれることを信じて待ち続けるというのは、並大抵のことではありません。信じていれば必ず報われるほど、現実は甘くはないのです。でも信じ続けなければ、結果を得られることもありません。病気とまで言わなくても、恋人に明らかに問題があった場合。いつか直ってくれると信じて、待ち続けるべきなのか。今回は、そんな「信じる価値」を判断するポイントをお教えします。■問題視しても危機感がなければ何もしてないのと同じ世の中にはどうしようもなく、だらしない人っていますよね。ギャンブルにお金をつぎ込んで、生活費すら使ってしまう。何度「やめて」と言っても懲りずに浮気を繰り返す、といった人たちです。こういうだらしなさを指摘したとき、その場で反省する人を簡単に信じていいものでしょうか。「ごめんね。ちゃんとしようと思っている」と相手が言ったとして、どの程度「問題意識」を持っているのでしょう。残酷なことを言うようですが、口では何とでも言えます。「悪いと思っている」程度では、正直、本当に改善するのかはなはだ疑問です。自分自身が抱えている問題について「本気でなんとかしなければいけない」と危機感を抱いて初めて、人は問題解決に向けて具体的な一歩を踏み出します。そのため当人が危機感を持っているかどうかが、改善の見極めポイントとなるのです。■理に適った行動をしているかどうか危機感を持って具体的な努力をしていても、方向性が間違っていたら結果は出ません。問題には、必ず原因があります。本気で直したいなら、まずはこの根源となる要因を探るべきでしょう。例えば恋人と会えなくて寂しいからといって、違う異性と浮気をして癒すのは間違っていますよね。寂しさに耐え切れないのはなぜか?常にかまってくれる人がほしいから。常にかまってくれないと自分を保てないのはなぜか?自分に自信が持てないから。自分に自信がないのが根本原因なら、自分を好きになれるよう努力すればいいのです。得意と思えることの技を磨く、感受性を育てる、ボランティアをして誰かに感謝される機会を増やす、といった具体的な努力を積み重ねる。そうして自尊心を育てることができたら、ふらふらと浮気してしまう気質を卒業できるでしょう。自分に「なぜ」を問いかければ、理に適った改善策を見出せるはず。相手が本気で取り組むその努力に「妥当性」が見えたら、尚志が8年間見守り続けたように、あなたの中にも「信じる価値」が生まれることでしょう。■まとめ「信じる価値」を判断するポイント、ご理解いただけましたでしょうか。相手の口先だけの言葉を盲信するのは、現実から逃げているのと同じです。幸せになりたい、と思うならあなたも勇気をもって向き合うべきでしょう。相手の言葉だけでなく、行動を見た上でどうしたいか。最終的に信じるのは、その相手を選んだあなたの「人を見る目」なんです。ライタープロフィール黒木蜜一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
2017年12月16日Back number1年ぶりの新曲は『瞬(まばた)き』。佐藤健×土屋太鳳ダブル主演による映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌だ。いままでもドラマや映画の主題歌を数多く歌ってきた彼らだが、今回は「実はかなり苦労した」と清水さん。「実話を映画化した作品なので、誰かの人生に大きく関わることに気を遣いましたし、主人公の尚志さんと僕に共通点があまり見つからなくて……。彼は本当に一途に彼女のことを思い、素晴らしい行動をした方ですし、なかなかできる行為ではないわけです。でき上がるまで、すごく悩みました」(清水)今まで清水さんが書いてきた歌の主人公は、どこか清水さん自身を思わせるキャラクターでもあった。「やっぱり自分の歌として感情移入できないと、歌い続けることは難しい。ただ、いろいろ考える中で、何のために生きているのか、というキーワードが浮かんできたんです。人生って何だろう、生きるって何だろうと、自分と対話しながら書いていきました。その結果、すごく強い歌になったと思います」(清水)≪幸せとは~大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ≫というフレーズから始まり、切ないメロディながらも聴き終わるころには少しだけ力をもらえる、そんな曲だ。清水さんのいつも以上にハイトーンなボーカルが、ひしひしと心に迫る。「言いたいことは、この歌い出しに凝縮されている気がします。日常生活の中で幸せを感じる瞬間はたくさんありますけど、僕の場合は、この歌詞のように、誰かのためになったんだなって実感するときに、幸せや、やり甲斐を感じます。それは音楽を作ることにも、似ているんですよね」(清水)「歌い出しは決まったものの、作詞にかなり悩んでいるとは聞いていました。でも完成したものを聴いたら、さすがだな、いい歌詞だなと素直に思いました。試写会で『瞬き』が流れてきて、映像とすごくマッチしていて感動しましたね」(栗原)「作品に寄り添いたいと思いつつも、最終的にはback numberとして納得できる一作を作ることを優先しました。映像と歌が一緒に流れてはじめて、おおー!こうなりますか、って」(清水)昨年末ベスト盤をリリースし、今年30万人を動員したアリーナツアーも大成功に終わった。この『瞬き』を皮切りに、来年は次のステージへ、さらに羽ばたいてくれるはず。「ベスト盤の選曲を通し、過去を振り返ることができました。それでまた自分たちが聴きたい歌、歌い続けたい歌とは何かが見えてきたので、そういう作品を作り続けていこうと、決意を新たにしました」(小島)「気持ちの部分では新しいバンドをやってるような感じですが、さあ変わろうぜ、でもないし、変わらずこのままで、みたいな気持ちもない。素直に自分たちがやりたいことが自由にできているのは、ファンの皆さんのおかげですし、すごく幸せなバンドだと思っています」(清水)17th single『瞬き』(映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』主題歌)【初回限定盤CD+DVD】¥1,800DVDには「瞬き」のMVと、レコーディングやMV撮影の模様を収録。【通常盤CD】¥1,000(UNIVERSAL SIGMA)12月20日発売。バックナンバー写真左から、小島和也(B)、清水依与吏(V&G)、栗原寿(D)。2011年『はなびら』でメジャーデビュー。今年はバンド史上最大の全国アリーナツアーを行い、人気を不動のものにした。※『anan』2017年12月20日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子
2017年12月16日女優の土屋太鳳が12月16日(土)、丸の内ピカデリーにて行われた映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』初日舞台挨拶に佐藤健、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督と共に登壇した。土屋さんは佐藤さんから心のこもった労いの手紙をもらうと目に涙を浮かべ「作品が続いて気持ちが追いついていかないときがあったのですが、素敵な作品で健先輩と一緒に仕事ができることを励みに踏ん張っていました」と撮影の日々を述懐。最後は笑顔で「この手紙を家宝にします」と語っていた。■佐藤さんの手紙に「一緒の時代に生きられて心から幸せ」本作は、「8年越しの結婚式」というYouTube動画が話題を呼び、ドキュメンタリーや書籍化もされた実話を、佐藤健&土屋太鳳のW主演で映画化。結婚式直前で病に倒れて意識不明になった花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎の奇跡を描く。佐藤さんと土屋さんは、映画『るろうに剣心』シリーズで初共演を果たしたが、佐藤さんは手紙で「初めて共演したとき、僕から刀を盗んで、陸上選手ばりのダッシュで走っていくあなたの姿をみながら『ヤバイ子が現われたな』と思っていました」と土屋との第一印象を振り返ると「作品のプロモーションで、いつも僕のことを『尊敬している』や『唯一無二の役者』なんて言ってくれました。本当はそんなことないのに、そういってもらえるたびに、強くなれたし自信が持てました。さらに尊敬してもらえる先輩でいようと自分を震えたたせることができました」と感謝を述べる。さらに佐藤さんは「全力でぶつかってきてくれて、信じてくれてありがとう。僕にかけてくれた言葉のぶんだけ自分を褒めてください。本当に難しい役だったと思いますが、命というものに本当に意味で向き合うことができる唯一無二の女優さんだと思います」と最大級の賛辞を贈ると、土屋さんも「こんなにすばらしい役者さんと同じ時代に生きられたことを心から幸せに思います」と感慨深い表情で語っていた。■佐藤さん、初ファーストバイトこの日は、公開初日を祝い、題名にちなみ、8層にコーティングされた特製ケーキが登場。土屋さんから佐藤さんへファーストバイトが行われると、佐藤さんは「実は初めてです」と照れ笑いを浮かべる。クリスマスシーズンも近いということで、理想のクリスマスを問われた土屋さんは「イルミネーションが大好きなのですが、この時期は人が多いので、お家でケーキや料理を作って、ホームパーティをしたい。そこで飾りつけをイルミネーションみたいにモリモリにしたい」と語ると、佐藤さんは「両思いだけれど付き合っていないカップル」という設定で、ロマンティックなクリスマスプランを披露して客席を沸かせていた。『8年越しの花嫁』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月16日女優の土屋太鳳が16日、都内で行われた映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の公開初日舞台挨拶に、佐藤健、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督とともに登場した。土屋太鳳同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。クリスマスカラーを取り入れた衣装で登場した出演者陣。男性陣は赤のチーフを挿し色にして現れ、土屋は赤のミニスカドレスで登場した。アクセサリーもせずに美しいデコルテを輝かせ、肩出し・美脚の健康美を見せた。理想のクリスマスデートを聞かれた土屋は、「イルミネーションがすごく好きで、でも人が多いでしょう?」と心配する。土屋は「なので、ちょっと(映画の)尚志さんとか麻衣さんみたいに家でやりたいなって。そこでイルミネーションを盛り盛りにして、手作りのケーキを飾ったりして、手作り感を出す」と、クリスマスの過ごし方を語った。
2017年12月16日映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の公開初日舞台挨拶が16日に都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が登場した。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。舞台挨拶では、8段のクリスマスケーキが登場。花嫁にちなみ、土屋が佐藤にファーストバイトを行うこととなった。観客からは「大きめ〜!」などと声がかかり、佐藤は「みんなグルか?」と苦笑していた。また、最後にはサプライズで佐藤から土屋へ手紙が読み上げられる。「とっても一生懸命やってもらって、とってもお世話になったので、感謝の気持ちを込めて書かせていただきました」とかしこまる佐藤に、土屋は「ドキドキしてきました」と落ち着かない雰囲気に。佐藤は改めて、土屋が「尊敬する先輩」「唯一無二の役者さん」とたくさん褒めてくれたことが役作りに影響したと感謝の手紙を読み上げた。向き合って聞いていた土屋は「去年はすごくいろんな作品をやっていて、気持ちが追いつかなくて、辛い部分もあったんですけど、こんな素敵な物語で、健先輩と一緒に作品を作ることができることを励みに踏ん張っていたところもありました」と目を潤ませた。土屋はさらに「こんな素晴らしい役者さんと同じ時代に生きれて、本当に間に合ってよかったって思います」と語り、「このお手紙を家宝にして……」と言い出すと、佐藤は「家族ぐるみで!?」と驚きながらも嬉しそうなリアクション。土屋は「健先輩と取り組んだ時間を大切にして、生きていきたいと思います」と頭を下げた。○佐藤健手紙全文太鳳へ。今でもよく覚えています。『るろうに剣心』で共演した時に、僕から刀を盗んで、ウシシと笑い、陸上選手ばりのダッシュで走り去っていくあなたの背中を見ながら「やばい子が現れたな」と思いました。当時、土屋太鳳で検索してみたりすると、直筆アンケートに書かれた文章の長さ、信じられないほど几帳面に並ぶ文字の列に衝撃を受けたり、何時間かけて書いたんだってブログの長さに衝撃を受けたり。その当時あなたはいわゆる単館系と言われる映画の主演を多くやっていたのですが、それらの作品を片っ端から観たりしていくうちに、その時ビビッと感じだあの思いは確信に変わっていきました。そんなあなたと、4年越しですか。夫婦役として、こんなにも素敵な作品で共に人生を歩めたこと、心から嬉しく思います。しかし、一つだけ心残りがあります。それは主に宣伝の時のことなのですが、君はことあるごとにずっと「背中を追いかけてきた」「本当に尊敬している方だ」「健先輩には本当に感謝している」などと、何度も言ってくれて、その度にどうしても上手にリアクションが取れずごめんなさい。もちろん嬉しいのですが、と言うのも、本当に感謝したいのは僕の方なんです。君が僕をそんな風に言ってくれるのは今に始まったことじゃなくて、出会ってから今まで、もちろん今回の撮影中も何度も「健先輩は本当にすごいです」「健先輩は唯一無二の役者さんです」とかなんとか言ってくれて、でも本当は全然そんなことなくて、むしろ君がそんなことを言ってくれた数だけ、僕は強くなれました。土屋さんにそんなことを言ってもらえる自分に自信を持てました。尊敬してもらえる先輩でい続けられるように、自分を奮い立たせることもできました。そして現場であなたが僕に向けてくれたそのエネルギーが、僕のガソリンであり、もはや役作りの全てでした。あなたはこうも言ってくれました。「健先輩の尚志さん、素敵です」。もし、健先輩の尚志さんが素敵なのだったとしたら、それは麻衣が太鳳だったからです。麻衣さんが太鳳だったから、僕は尚志として、麻衣へのこの思いは本物なのだと自信を持てました。本物の気持ちを胸に、あとは立っていただけです。麻衣へのその思いを胸に持ってさえいれば、あとは立ってるだけで、たとえ本番中どうなろうとも、その芝居は真実なんだと、間違いじゃないんだと本気で思っていました。何も怖いものはありませんでした。こんな僕に全力でぶつかってきてくれて、こんな僕を信じてくれて、ありがとう。だから、僕にかけてくれた言葉の分だけ、自分を褒めてあげてください。本当に難しい役だったと思います。心から、お疲れさま。命というものに本当の意味で向き合うことのできる、唯一無二の女優さん。この作品を終えた今、僕があなたに抱く印象です。ともに生きたあの時間、その記録、この作品。『8年越しの花嫁』僕の宝物です。たくさんの方に愛していただくことを願って。2017年12月16日、佐藤健
2017年12月16日突然ですが、「まだまだ自分は若いから病気のことは気にしなくても大丈夫」と思っていませんか?そこで、誰にでも起こりうる原因不明の病に襲われた若い女性を描いた注目作をご紹介します。その作品とは……。衝撃の実話を映画化した『彼女が目覚めるその日まで』!【映画、ときどき私】 vol. 131憧れていたニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ。1面を飾る記者になる夢へと着実に進みながら、ミュージシャンのスティーヴンとも付き合い始め、まさに仕事も恋も順風満帆だった。ところが、突然物忘れがひどくなり、重要な取材でもまさかの大失態。次第に幻覚や幻聴にも悩まされ、全身がけいれんする激しい発作を起こしてついに入院することに。検査結果では「異状なし」と診断されるものの、症状が悪化して会話もできなくなったスザンナは、医師たちから精神科への転院をすすめられてしまう。しかし、スザンナの心の叫びを感じ取った両親と恋人だけは諦めなかった……。本作は2012年に全米でベストセラーとなったノンフィクション『脳に棲む魔物』を映画化した作品ですが、その経緯を少しでも多くの人に知って欲しいという思いを抱えたある方にお話を聞いてきました。それは……。原作者であるスザンナ・キャハランさん!今回描かれているのは、おそらくほとんどの人が聞いたことのない「抗NMDA受容体脳炎」という急性脳炎のひとつといわれている病気。スザンナさんは世界で217番目の患者となり、7か月にわたる闘病生活を実際に経験されています。2007年になってようやく病名が付けられましたが、それまでは精神病や悪魔憑きと誤って診断されてきた可能性も指摘されている難しい病気なのです。とはいえ、現在の日本でも年間1000人ほどが発症しているといわれているだけに、もはや他人事ではないこの病気について、克服した心境や発見に必要なことなどについて語ってもらいました。まずは、映像として自分の物語を観たときはどう思いましたか?スザンナ自分の名前や出来事がスクリーン上で展開していて、最初は奇妙な感じたと思ったわ。でも、主演のクロエ(・グレース・モレッツ)がすごくいいお芝居をしてくれていて、私の経験したことを見事に再現してくれていたので、やっぱりすごく感動したわね。そのなかでも特に印象に残っているシーンは?スザンナ私の病気を発見してくれたナジャー先生が「僕は君がそこにいるのをちゃんとわかっているからね」みたいなセリフを言うところがあるんだけど、それを見たときには泣いたわ。というのも、私はそのときは意識がなくて、リアルタイムで体験していなかったから、それが再現されるのを見たときにはすごく感動したの。人生において一番辛い時期にもう一度自分で向き合いながら執筆するというのは、かなり苦しい作業だったはず。本を書き上げるなかで自分を支えていたものとは?スザンナ一番のモチベーションになったのは、「この病気についての認識を広げていかないといけない」という目的意識。というのも、最初に書いた記事に対する反響が想像以上のものだったので、これは語らなければならないものであり、世の中にはそれを読みたいというニーズがあるんだということがわかったからなのよ。だから、熱にうなされるようにして、1年でいっきに本を書き上げたんだけど、もちろん挑戦的な作業ではあったわ。でも、苦しいときに自分の支えとなったのは、これは世のためになっているという意識や一刻も早くこのストーリーをみなさんに開示して人々を救いたいという思いね。ただ、ここまでの世の中にインパクトを与えるものになるとは思っていなかったけれど、そういう使命感はあったわ。病気になる前といまとで人生観や考え方が変わったと思うことはありますか?スザンナこういう病気をすると、「今日が人生最後の日であるかのように生きる」とか、「小さいことは気にしない」とか、そういう領域に達するのかなと思われがちなんだけど、全然そんなことはなくて、いまだに小さなことは気になるのよ(笑)。ただ、自分が一番変わった部分はどこかというと、ある種の目的意識と情熱を持っていま生きていること。そして、この病気について語らなければならないという記者としての方向性も決定づけられたことかしら。それらは人の生死に関わるテーマだから、確かにそのほかのことがたいしたことないように感じられて、そういう意味では物事の見方は変わったかなとは思うわ。ただ、行列に誰かが割り込んできたら腹が立つし、そういうちっちゃいところはいまだにあるけどね(笑)。映画を見ていると、家族や恋人など自分を支えてくれる存在がいかに大きいかを改めて感じさせられるもの。その経験を経て、逆に自分が周りへの接し方や向き合い方に変化はありましたか?スザンナ変わったはずだと思うわ。というのも、まずは誰と時間を過ごしたいかというその相手を厳選するようにはなったわね。やっぱり自分が一番親しくしている人、信頼している人、愛している人に時間を費やしたいし、気にかけたいと思うようになったのよ。それと、自分が病気を経験したことによって、本当に周りが支えてくれたので、そういうみんなからも学んだわ。実は数年前に父が交通事故にあって大けがをしたり、母も一時期がんを患ったりしていたんだけど、私が病気の間は両親がこういうふうに看病してくれたんだなというのを見習って、同じようにケアできるように意識するようになったの。そうやって自分の経験を通して、病気やけがをしている相手をどのように面倒を見ればいいのかわかってきたからそういうところは変わってきたわね。今回、クロエ・グレース・モレッツがみせる迫真の演技は私たちによりリアルさを持って訴えかけ、この作品にとっても核となっているところ。自身の役にクロエが決まったときはどう思いましたか?スザンナ数年前にちょうど映画化の企画が持ち上がっていたとき、オフブロードウェイの舞台でクロエのお芝居を初めて見たんだけど、そのとき一緒にいた友人に、「彼女の年齢がもう少し上なら、この役にぴったりだったのにね」って話していたの。だから、最終的にちょうどよく年月が経って、この役をやってくれたことは私もすごくうれしかったわ。役作りでアドバイスしたことは?スザンナ最初はスカイプでやりとりしてたんだけど、クロエのお母さんが看護師さんということで、彼女は医療にまつわるいろんなディテールに興味があったのよ。だから、こちらからは私自身のビデオに録画された記録や医療上のいろんなカルテとかそういうものを送ったりしたわ。そうやって役作りをしてもらったんだけど、クロエは繊細で的を射た質問が多く、この病気を患うというのはどういうことなのか、というのを真摯に考えながらアプローチしてくれたわ。日本でもスザンナさんと同じ病気で苦しんだある女性の実話が、佐藤健さんと土屋太鳳さんの主演作『8年越しの花嫁』として映画化されたことが話題となっていますが、なんと偶然にもこの2作品は同日公開。それだけに、日本でもより多くの人が「抗NMDA受容体脳炎」へ関心を寄せることが期待されているところ。そのことに対してどのように感じていますか?スザンナ10年前はこの病気のことを誰も知らなかったのに、ここにきてこの病気を患ったキャラクターを主人公にすえた大がかりな2本の映画が同時公開されるというのは私にとってはまるで信じられない気持ちよ!こんなふうに真摯に描いてくれる映画がでてきてくれるのは私にとってはうれしいことだし、医療界だけでなく一般の人たちにとっても認知を広げるという意味ではすごく力になると思うわ。それらが、「もしかしたらこの病気かもしれない」というひとつの気づきにもなるし、声高に訴えるひとつの力に繋がると期待しているところよ。この病気は自分で発見することが難しい病気だけに、自分の家族や友人など、いかにお互いのことを気にかけられるかが大きなわかれ道。最後にこの病気に早く気がつける注意点があれば教えてください。スザンナこの病気の特徴を時系列的にあげるなら、最初は節々が痛かったり、倦怠感があったり、インフルエンザのような症状。それが進んでいくと態度や気分が急に変わったりしてきて、さらにエスカレートしていくと精神病のような状況になって、幻聴や幻覚が始まって暴力的なことを起こしたりするの。そして、硬直状態が続いて口もきけなくなったり、同じ動作を繰り返したりするのが主な症状なのよ。あと、一番顕著なことのひとつとしては、突然の発作というのもあるわね。もちろん必ずしもみんなが同じ症状を見せるとは限らないけど、とにかくいままでに見たことのない態度を見せるときは気を付けたほうがいいと思うから、そのときはできれば検査を受けて欲しいわ。インタビューを終えてみて……。壮絶な経験をしてきたことが想像できないほど明るく、まるで女優のようにかわいらしいスザンナさん。自分の経験で多くの人を救いたいという強い思いがひしひしと伝わってくるのと同時に、その様子を隣で優しく見つめている旦那さんの存在の大きさも感じました。これからもジャーナリストとしてさらなる活躍を楽しみにしたいと思います。自分を支えてくれる人との絆が生命を救う!先が見えない暗闇に希望を生み出すことができた愛の力、そして諦めずに信じ続けてきた家族に起きた奇跡には、思わず込み上げてくるものがあるはず。いつ誰に襲いかかるかわからない病の現状を知るという意味においても、ひとりでも多くの人に観てもらいたい作品です。感動を呼ぶ予告編はこちら!作品情報『彼女が目覚めるその日まで』12月16日(土)より角川シネマ有楽町他全国ロードショー配給:KADOKAWA© 2016 On Fire Productions Inc.
2017年12月14日今週末から公開の映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』に出演している俳優の佐藤健、女優の土屋太鳳が12月11日(月)今夜放送の「関ジャニ∞」によるグルメバラエティ「ペコジャニ∞!」にゲスト出演。今夜は「明日絶対に食べたくなる!究極の丼 対決」をお届けする。本番組では毎回餃子やカツサンドといった老若男女“誰もが好きな人気メニュー”をテーマに据え、芸能界屈指の食通たちが“日本一美味しい”と思う一品を熱くプレゼン。番組認定の「芸能界グルメ四天王」、芸能界の“知られざる”「新グルメスター」、そして「関ジャニ∞メンバー+専門家」の3組がバトルを繰り広げ、腹ペコなパネラーである「ペコラー」が一番食べたい一品に投票し、多数決1位になったメニューに投票した人だけがそのグルメを食べられるという“腹ペコ”ガチバトルが展開する。MCは「関ジャニ∞」村上信五が担当、今回「関ジャニ∞」からプレゼンターとして登場するメンバーは丸山隆平と錦戸亮の2名。また佐藤さんと土屋さんのほか「関ジャニ∞」横山裕、渋谷すばる、安田章大、大倉忠義の4名と高橋英樹が「ペコラー」として出演。アシスタントMCはTBS・江藤愛アナが務める。また今回はスペシャルプレゼンターとして“大人気歌手”が登場するとのこと。予告映像では芸能界屈指の“食通”として知られる渡部建が「ド変態」と言う、“飲食代月100万”を誇る「グルメ最終兵器」が出演。一体誰なのか!?今回のゲストである佐藤さんと土屋さんが出演している映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開される。同作で佐藤さんと土屋さんが演じるのは岡山県在住の実在の夫婦。2人のほか、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、杉本哲太、薬師丸ひろ子、古舘寛治といった俳優陣が脇をかためる。結婚を約束したカップル、尚志と麻衣。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が2人を待ち受けていた。そして2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――。佐藤さん、土屋さんが登場する「ペコジャニ∞!」は12月11日(月)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年12月11日映画『8年越しの花嫁』でW主演を務める俳優の佐藤健と女優の土屋太鳳が12月7日(木)今夜オンエアされるTBS系バラエティ「櫻井・有吉THE夜会」にゲスト出演。番組には土屋さんの弟で、アニメ「ボールルームへようこそ」で主役に抜擢された声優の土屋神葉も登場し、土屋さんの素顔を“暴露”する。本番組は櫻井翔と有吉弘行がいま話題の人物や一流芸能人をゲストに迎え、彼らの願望・疑問・悩みを、出演者の力やスタッフの力、そして視聴者の力を結集して様々な手段で解決・実現していくバラエティ番組。今回ゲストに迎える佐藤さんは「仮面ライダー電王」で若手俳優ファンから熱い注目を浴び、その後「メイちゃんの執事」や映画『ROOKIES-卒業-』『BECK』などで俳優として大きく飛躍。さらに主演を務めた『るろうに剣心』シリーズや『バクマン。』『何者』『亜人』とコンスタントにヒット作を世に送り出し続けてきた。また「天皇の料理番」でみせた代役なしの料理シーンなど、最近では実力派俳優として映画、ドラマ界からその才能を高く評価されている。また土屋さんはNHK連続テレビ小説「まれ」の主人公役で注目。『orange』『青空エール』『トリガール!』などの映画から、「下町ロケット」「お迎えデス。」「IQ246」「兄に愛されすぎて困ってます」などのドラマまでここ数年で一気に急成長を遂げた。またその身体能力の高さが話題になることも多く、過去に本番組に出演した際にみせたストイックすぎるライフスタイルも大きな反響を呼んだ。番組には土屋さんの“イケメン弟”神葉さんがVTRで登場し、姉の“素顔”を暴露。弟の神葉さんが明かす“姉”としての土屋さんの姿にも注目だ。今夜ゲストとして出演する2人がW主演を務める映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡をもとにした感動のラブストーリー。佐藤さんと土屋さんが演じる結婚を約束したカップルだが、結婚式を間近に控えたある日、土屋さん演じる麻衣が難病に侵され意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態となった麻衣の両親は「もう麻衣のことは忘れてほしい」と佐藤さん演じる尚志に告げるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続け、そしてようやく麻衣が目を覚ますもののさらなる試練が2人を待ち受ける。2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――という物語。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。「櫻井・有吉THE夜会」は12月7日(木)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年12月07日YouTubeの動画をきっかけに数々のメディアで取り上げられ、書籍化もされたあるカップルに起きた奇跡の実話を、佐藤健&土屋太鳳W主演で映画化した『8年越しの花嫁奇跡の実話』。この度、来週の公開に先駆け、土屋さん演じる麻衣の“8年”が感じられるような、表情豊かな新場面写真がシネマカフェに到着した。今回到着したのは、土屋さん演じる麻衣のそれぞれ異なる3つの表情を捉えた場面写真。まず1枚目の写真は、土屋さんがヒロインを演じた連続テレビ小説「まれ」を彷彿とさせるような、料理人姿の麻衣が捉えられている。続いて2枚目は、病院で友人と談笑するシーン。笑顔を見せるものの、明るく快活というよりどこか落ち着いていて少し切なげな様子…。そして最後は、泣き出しそうな表情で遠くを見つめる、そんな麻衣の表情がアップで切り取られた一枚。誰かに想いを馳せている横顔は大人っぽく、時間の経過を感じさせる。今年、『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『トリガール』『フェリシーと夢のトウシューズ』と多くの作品に出演し、元気なイメージが強い土屋さんだが、今作ではリアルな時間の経過を体現する新境地に挑んだ。そんな新境地の役柄で魅せる、土屋さんの様々な表情もぜひ映画館でチェックしてみて。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月07日12月16日公開の映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の完成披露試写会が16日、都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が出席した。YouTubeに投稿された動画をきっかけに、"奇跡の結婚式"、"号泣する実話"として一気に話題が広がった一組のカップルの実話を映画化した本作。結婚式の直前に病に倒れて意識不明となった花嫁・麻衣(土屋太鳳)と、その彼女を8年間待ち続けた新郎・尚志(佐藤健)の姿を感動的に描く。完成披露試写会の前に行われた舞台あいさつに、2月のクランクアップ以来、キャスト陣と瀬々監督が再集結。笑顔が溢れる尚志というキャラクターに佐藤は「実際にいらっしゃる方を演じるということで、尚志さんにお会いしたんですが、ずっとニコニコされているような笑顔が素敵な方でした。僕は笑うのが苦手だったりするので、芝居でも苦手意識があってそこがハードルでしたね」と明かすも、土屋は「ご本人はそう思っているみたいですけど、ちゃんと笑われる方なんです。尚志さんも笑顔が素敵な方だから、健先輩の笑顔が合わさって最高でした」とフォロー。また、この日は佐藤から青いバラの冠を贈呈された土屋は「病気のシーンも体重の増減もコントロールが必要でしたが、その時も常に気にかけてくれました。試合に臨むボクサーとコーチのような気持ちでしたね」と佐藤に心遣いに礼を述べ、佐藤も「この作品を映画化すると聞いて、土屋さんしか思い浮かびませんでした。念願が叶って嬉しいですし、確かに土屋さんをサポートしたい気持ちはありましたが、それを考える時間が役作りのすべてだと思うので、感謝したいのは僕の方ですね」と感謝していた。映画のタイトルにちなみ、この日は8年前の写真を披露された佐藤と土屋。23歳だった当時のことを「気合という武器だけで戦ってましたね。芝居もテクニックは皆無で、とにかく気持ちでやっていました」と佐藤が振り返り、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の撮影の合間に撮った写真を披露された土屋は「坂本乙女さんの幼少期を演じさせてもらいました。この時がある意味、健先輩と初めての共演です。衣裳部屋でお会いして、私が着替えようとした時に健先輩もいて、健先輩が『お先にどうぞ』と言ってくれました。その時からとても紳士で優しい方だなと思いましたね」と当時から好印象の様子だった。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、12月16日より全国公開。
2017年11月17日YouTube動画が話題を集め、書籍化もされた感動の実話を映画化した『8年越しの花嫁奇跡の実話』の完成披露試写会が11月16日(木)、都内で行われ、夫婦役でダブル主演を果たした佐藤健と土屋太鳳が出席した。結婚を約束し、幸せの絶頂にいた尚志(佐藤さん)と麻衣(土屋さん)のカップル。しかし、結婚式を3か月後に控えたある日、麻衣が難病「抗NMDA受容体脳炎」を発症し昏睡状態に。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により、尚志に関する記憶を失っていた…。この日はタイトルにちなみ、佐藤さんと土屋さんの“8年前”の写真が紹介され、「20歳ですね。この頃は気合いだけが武器でした」(佐藤さん)、「ちょうど『龍馬伝』に出演させていただいた頃です」(土屋さん)と当時を回想。共演シーンこそなかったが、2人は「龍馬伝」に出演しており、それがちょうど8年前!衣装部屋で対面していたそうで、タイトル通り、8年越しで夫婦役を演じる“運命”には互いに感慨しきりだった。実在の人物を演じることについて、佐藤さんは「尚志さんはずっとニコニコしている、笑顔がすてきな方。僕は笑顔に苦手意識があるので、高いハードルでした」。土屋さんは「麻衣さんは女子力が高くて、可愛らしくて、お茶目で元気。病気と戦う演技でも、そんな麻衣さんの魅力を表現したかった」と役作りを語った。その後、佐藤さんは“奇跡”を花言葉にもつ青いバラで編まれた花冠を土屋さんにプレゼント。「体重の増減など大変でしたが、佐藤さんが気にかけてくださり、まるで試合に臨むボクサーとコーチのような関係でした」(土屋さん)、「この役を演じられるのは、土屋さんしか思い浮かばない。僕の方こそ、土屋さんのことを考えることで、自分の役作りができたので、感謝したいです」(佐藤さん)と夫婦役を通して、相思相愛ぶりを披露していた。完成披露試写会には佐藤さん、土屋さんをはじめ、共演する薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が出席した。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日スフレパンケーキ専門店「フリッパーズ(FLIPPER’S)」は、かぼちゃを使った「奇跡のパンケーキ パンプキンキャラメル」を、国内全店舗にて2017年10月2日(月)から10月31日(火)までの期間限定で発売。「フリッパーズ」は“最高の一皿”をコンセプトに、こだわりの素材を生かしたふわふわ“新食感”と、しっとりとした食感の生地が口の中で溶ける“新体験”を同時に味わえる「奇跡のパンケーキ」を提供する。今回の期間限定メニュー「奇跡のパンケーキ パンプキンキャラメル」は、かぼちゃクリームにバニラアイスクリームとパイを組み合わせ、まるでパンプキンパイのように仕上げたパンケーキだ。かぼちゃクリームは“幻の種”とも呼ばれる、希少な北海道産「栗マロンかぼちゃ」を使用。塩キャラメルソースと合わせることで、かぼちゃそのものの絶妙な甘さが一層引き立つ仕上がりとなっている。デコレーションの、キャラメリゼした3種のナッツとパンプキンシードの食感も楽しい一皿だ。さらに、2016年10月にオープンしている吉祥寺店では、1周年記念イベントとして学割キャンペーン「奇跡学割」を実施。10月7日(土)から9日(月)までの3日間、各日先着20名限定で、学生証を提示すると、「奇跡のパンケーキ プレーン」が無料で提供される。【詳細】フリッパーズ 奇跡のパンケーキ パンプキンキャラメル発売日:2017年10月2日(月)~10月31日(火)価格:1,300円+税店舗:フリッパーズ国内全店舗(下北沢、自由が丘、吉祥寺、名古屋ラシック)■"奇跡学割"キャンペーン概要期間:2017年10月7日(土)~10月9日(月)※各日先着20名限定場所:フリッパーズ吉祥寺店住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-10-5 1FTEL:0422-23-5979条件:レジにて学生証の提示及びInstagramでの画像投稿内容:「奇跡のパンケーキ プレーン」を無料で提供
2017年10月05日実話を映画化し、ドイツで大ヒットを記録した映画『MY BLIND DATE WITH LIFE』が、『5パーセントの奇跡嘘から始まる素敵な人生』の邦題で2018年1月13日(土)より日本公開されることが決定。あわせて本作のポスタービジュアルも到着した。先天性の病気で95%の視覚を失った青年が、「5つ星ホテルで働きたい!」という夢を叶えるために、一世一代の“大芝居”を打つ。なんとこの青年、目が見えないということを隠して、一流ホテルで見習いを始めるのだ!持ち前の明るさと機転を利かせ、周囲からの助けも借りながら、ホテルの研修課題を次々とクリア。ところが、ある女性との出会いにより、完璧だった偽装計画が徐々に綻び始めてしまう…。本作は、10代のときにほぼ全盲に近くなってしまった将来有望な学生サリヤ・カハヴァッテの実話に基づく物語。この奇跡の実話を、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のマルク・ローテムント監督が映画化した。主演は、『誰よりも狙われた男』などに出演し、エスニックな野性味と端正な甘いマスクが魅力の超イケメン俳優コスティア・ウルマンが演じ、また彼を支える研修生仲間の“ちょっと難あり”のマックス役を、『シャトーブリアンからの手紙』などに出演し数々の受賞歴に輝く若手俳優ヤコブ・マッチェンツ。“鬼教官”のクラインシュミット役を名優ヨハン・フォン・ビューロー。視覚障がいを隠して恋愛関係に発展するシングル・マザーのラウラを『青い棘』のアンナ・マリア・ミューエが好演している。そして公開決定にあわせて、コスティア演じる主人公サリーの秘密道具である“ルーペ”をアクセントに、弱視の主人公が見つめる世界を表現したポスタービジュアルも公開された。運命に翻弄されながらも、決してあきらめず最後に夢を実現するサリーの姿が心を震わせる本作。この真実に驚き、嘘から始まった“5%の奇跡”に笑って泣いて、明日からも頑張ろうと元気が沸いてくる人生賛歌となっている。映画『5パーセントの奇跡嘘から始まる素敵な人生』は2018年1月13日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月25日土屋太鳳と佐藤健が共演し、結婚式の直前に病に倒れ意識不明となった花嫁と8年間待ち続けた新郎の実話を基に映画化する『8年越しの花嫁奇跡の実話』。この度、本作の主題歌が「back number」書き下ろしの「瞬き」に決定。あわせて主題歌入りの予告編が公開された。今回公開されたのは、「麻衣、結婚しよう――」と約束から始まる予告編。突然の病に襲われ、意識が戻らない麻衣(土屋さん)と、麻衣の回復を祈り続けながらも支える尚志(佐藤さん)の姿が映し出される。麻衣の意識は戻り、病に立ち向かうも記憶を失くしたまま。尚志は麻衣の幸せを願い離れることを決意するが…。予告編と共に公開された「back number」が担当する主題歌は、iTunesアルバムランキング1位を獲得したシングル「ハッピーエンド」以来約1年ぶりの新曲となる。監督を務める瀬々敬久は以前より「back number」の曲を聴いていたと明かし「大好きな楽曲の一つに『スーパースターになったら』というのがある。スーパースターになったら/迎えに行くよきっと/僕を待ってなんていなくたって/迷惑だと言われても/スーパースターになって/男らしくなった新しい僕で/迎えに行くから映画『8年越しの花嫁』につけてくれた『瞬き』も、この感じにすごく近いと思った。麻衣を待ち続けた尚志は、地方に住む普通の無名の人で、彼はスーパースターで決してないのだけど、だからこそ、麻衣を待ち続けたという一点だけで、彼は既にスーパースターなのだ」。ボーカルを務める清水依与吏は本楽曲について、「奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れない位美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥くさくて汗くさくて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。なので楽曲としても、なるべく体温を感じる音と血の流れを感じる言葉で構築された力強いものになるよう心掛けました」とコメント。主演の佐藤さんは「8年間も待てるなんて凄い凄いと人は言うけど、もちろん凄いのですが、8年間世界で一番大切な人の側にいれた尚志さんは幸せだったんじゃないかと思います。だってこの曲、どこからどう聴いても尚志さんの歌じゃないですか。back numberの皆様には感謝しかありません。本当に有難うございます」と感謝の意を表した。土屋さんも「この歌に出会って、聴いて、歌詞を読んだあの朝の瞬間、この歌の中には愛情の正体があるんだって分かりました。ここから先の地球が巡る時間の中で、自分の命をあがきながら生きる人の、そして大切な誰かを守りたい全ての人の支えになる真実の歌だと思います」と語っている。また、岡山県のカップルに起こった実話ということもあり、全国公開に先駆けて12月9日(土)より岡山県にて先行上映が決定。さらに9月14日(木)からは映画公式サイトにて、土屋太鳳さんナレーションを務めた本作のモデルとなった中原夫妻のドキュメンタリー映像も公開される。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月14日いまや日本のみならず世界中で起きている猫ブームですが、そのかわいさには誰もが虜になってしまうところ。そんななか、1匹の猫が引き起こした奇跡の実話が『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』としてついに映画化!猫好きに関わらず多くの人々から注目を集めている話題作ですが、今回は日本での公開を記念して、ご本人たちにお話をうかがってきました。それは……。ロンドンから初来日のボブと飼い主のジェームズ・ボーエンさん!【映画、ときどき私】 vol. 107本作のもとになっている本は、イギリスをはじめアメリカや日本など30以上の地域で出版され、続編もあわせると計1000万部を超える大ベストセラー作品。ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていたホームレスの青年が、ある猫と出会うことでふたたび人生の希望を取り戻すという感動の物語です。そこで今回は、なんと自らボブ役を演じたボブと毎日現場に行っていたというジェームズさんに撮影の裏側といまの気持ちを語ってもらいました。ボブとジェームズさんの姿は新聞に掲載されただけでなく、YouTubeでも100万回以上再生されるなど、SNSの力もあって一躍有名人になったのだという。では、このような形で注目されてたことはどう感じていますか?ジェームズさん知られているってことは自覚しているけど、自分自身のことを超有名だとは思わないよ。ただ、有名であるということを自分にとって意味があることに変えていきたいとは思っていて、それがチャリティーの活動なんだ。僕の身にはいろいろと起きて、間違いも犯したかもしれない。でも、恥ずかしいとは思っていないし、いまでは地に足がついた生活を送っているよ。だから、そういう僕の活動を周りの人たちが気に入ってくれていたらうれしいし、それが大きな恩返しになるんじゃないかな。自分たちのストーリーを映画として観たときの感想は?ジェームズさん正直言って、客観的に見ても心を動かされるストーリーだと思ったよ。それから、僕とボブが人生をともに過ごしてきた時間を映画にしてくれたことに対しては、すごく感謝しているんだ。映画の出来も素晴らしくて、誇らしく思っているよ。特に心を動かされたシーンはどこですか?ジェームズさん薬物依存になってしまった僕が薬を抜く治療をするシーンだね。一番苦しいところだったから、ごまかすような演技やスタイリッシュな感じにはして欲しくなかった。つまり、実際の痛みやリアルを見せたかったんだよ。だから、その日はリハーサルから現場に入って、どんなことが起きるのか、どんなことを感じたのか、ということを役者に一生懸命に話したんだ。最終的に、僕にはすごくリアルに感じたんだけど、それだけ辛いんだということがみなさんにも伝わればいいなと思っているよ。では、今回のボブの演技はどう感じましたか?ジェームズさん実は撮影用にバンクーバーから6匹の猫を連れてきていて、彼らに演じてもらう予定だったんだ。スタントや大きな動きをしているのにはよかったんだけど、コヴェント・ガーデンでの路上パフォーマンスのシーンでは全然ダメで、しょうがないからボブが登場することになった。そしたら「それがイケる!」ってことになって、ボブが主役をやることになったんだ。現場でも朝の5時から夜の8時くらいまでがんばって、本当に傑出した演技だったと思うよ!ボブとは長い付き合いになりますが、いま伝えたいことはありますか?ジェームズさん出会ってから、もう11年近くなるんだけど、「僕の友達でいてくれてありがとう。そして、僕の人生を変えてくれてありがとう」って実際に毎朝ボブに言ってるんだ。いまでも一緒に寝ているから、朝起きたときに彼が目に入ると思わず笑顔になってしまうんだよ。小さいときから日本の文化やアニメが大好きで、東京に来ることは夢だったというジェームズさん。今回、ボブと一緒に来日できたことには大きな喜びを感じているとのこと。ボブと行ってみたいところはありますか?ジェームズさん秋葉原でショッピングをしたり、新宿や築地、それから皇居にも行ってみたいね。あとは、世田谷の豪徳寺が招き猫の発祥の地で、招き猫がたくさんいると教えてもらったので、行ってみたいな。ミュージシャンを夢見るもさまざまな困難に見舞われてホームレスとなり、さらにはドラッグ中毒になったことで両親とも疎遠になってしまったジェームズさんにとって、ボブと出会う前はまさに人生のどん底。改めて過去を振り返ってみて、変えたいと思うことはありますか?ジェームズさんいや、変えたいとは思わないね。これらは間違いなく僕が経験してきたことだし、それについては誇らしく思っているよ。僕はまだ生きているし、こうしてみなさんに話ができているわけだしね。だから、変えようとは思わないし、経験してきたことがすなわち旅であり人生なんだ。間違いというのは誰もが犯すものであって、それをきちっと自分で認めて、向き合っていく、そして学べばいいんだと思っているよ。現在、動物や恵まれない人に寄り添うお仕事をされていますが、大変なことはありますか?ジェームズさんチャリティーやそういう活動をしている人がいなければ、僕はここまで人生を変えることはできなかったかもしれない。そのおかげで、更生のプログラムにも参加できたし、住宅も支給してもらうことができたし、そしてボブとも出会えたんだ。そういった支援団体のみんなが僕を助けてくれたんだよ。そうやって僕は人生を変えることができたから、他の人にも同じようにしたいと思っていて、できる方法はすべて使って声なき者に声を与えられるようになりたいし、僕はこの仕事を僕は心から愛しているんだ。生まれ変わったジェームズさんの姿からは、「誰にでもセカンド・チャンスはあるんだ」と立ち上がる勇気を感じさせられるはず。最後に、いま人生の突破口を見つけられずに悩んでいる人にアドバイスがあればお願いします!ジェームズさんまずは、「助けを求めることを恐れないで」と言いたいね。家族や友人、それからそうではない人にでも、人は誰もが誰かに頼るものだし、頼っていいんだ。つまり、「助けて欲しい」と言ってもいいってことなんだよ。だって僕たちはお互いに助け合って生きているわけだから。でも、みんなプライドがあるからどうしても助けてとは言いにくいだろうし、その気持ちもわかるけど、それを言うことを恐れないで欲しいということが一番のアドバイスかな。それに、セカンド・チャンスというのは、誰もが受けるべきだと思っているよ!インタビューを終えてみて……。強い絆で結ばれ、とにかくお互いを信頼しきっているボブとジェームズさん。得意のハイタッチも披露してくれて、思わず映画の感動が蘇ってきました。そして、ボブのモフモフしたかわいらしさと賢い顔立ちには一瞬でメロメロに!しかも、地下鉄のカードだけでなく、大英帝国勲章第三位まで持っているというだけあって、貫禄もさすがでした。現在は、ボブを主役にしたアニメーションを制作中とのこともあり、完成したら日本からでもWEBで観ることができるそうなので、今後はそちらもお楽しみに。人生においては、出会いが宝物!人は人生を過ごすなかで、人や動物やモノなど、さまざまな出会いを繰り返して生きており、そのひとつひとつには必ず意味があるはず。ただし、その経験から学んだり、絆を大切にしたりすることで、何を得られるかは自分次第。いま、壁にぶち当たって前に進めないと感じているならば、ボブとジェームズさんの物語が、人生を変える出会いとなるかも。ロンドンの美しい街並みとともに、ボブの見事な名演技もお見逃しなく!ストーリーロンドンでプロのミュージシャンを目指していたジェームズは、夢に破れ、家族にも見放されて、ホームレスの生活を送っていた。ストリート・ミュージシャンとして生計を立てようとするも、薬物依存から抜け出せず、どん底まで落ちてしまうことに。ところがある日、ジェームズはケガをした野良猫のボブと出会い、有り金をはたいて助けるのだった。それ以来どこに行くにも一緒のジェームズとボブは、徐々に世間から注目を集めはじめ、大きく運命が変わろうとしていた……。目が離せない予告編はこちら!作品情報『ボブという名の猫幸せのハイタッチ』8月26日(土)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開配給:コムストック・グループ© 2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
2017年08月23日当時迫害されていたユダヤ人を動物園の檻に匿い、300人もの命を救うという奇跡を起こした感動の実話を描いた映画『The Zookeeper’s Wife』(原題)が、『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』の邦題で12月に日本でも公開されることが決定した。1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。アントニーナの日課は、毎朝園内を自転車で巡り動物たちに声をかけること。時には動物たちのお産を手伝うほど、献身的な愛を注いでいた。しかし、その年の秋にはドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をされる。人間も動物も、すべての生けるものへの深い愛情を持つアントニーナはすぐさまその言葉を受け入れた。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は、「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった…。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら、自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。夫のヤンが不在になることも多い中、アントニーナはひとり“隠れ家”を守り、決してひるむことなく果敢に立ち向かっていった。いくつもの危険を冒しながら、いかにして300もの命を救ったのか――。本作は、作家ダイアン・アッカーマンのノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」(亜紀書房)が原作。第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナが、ユダヤ人を動物園に匿い、300人もの命を救った姿を描いた知られざる感動の実話だ。公開されたアメリカでは、541スクリーンの小規模ながらTOP10に入る大ヒットを記録。今年公開のインディペンデント映画作品において、公開1週目で今年度最高(4月時点)の興業収入で1位を獲得している。主演を務めるのは、アカデミー賞作品賞ほか多くの賞レースにノミネートされたキャサリン・ビグロー監督作『ゼロ・ダーク・サーティ』で、CIAの女性分析官を演じたほか、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『オデッセイ』などに出演するジェシカ・チャステイン。本作でも、強さと優しさを兼ね備えた美しい主人公・アントニーナを熱演している。またアントニーナの夫・ヤンを、第86回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『オーバー・ザ・ブルースカイ』のヨハン・ヘルデンベルグが演じるほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」ルース・ボルトン役でお馴染みのマイケル・マケルハットン、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ヒトラーへの285枚の葉書』のダニエル・ブリュールらが出演。監督は『クジラの島の少女』のニキ・カーロが務めている。『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』は12月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月30日映画『きっと、いい日が待っている』が、2017年8月5日(土)より全国ロードショー。本作は、1967年、デンマークで2人の幼い兄弟が起こしたある愛と奇跡の物語を映画化したもの。舞台は、コペンハーゲンの養護施設。病気の母親から引き離され、”しつけ”という名の体罰が横行する施設に暮らす2人が、絶望と恐怖に立ち向かう様を描いた。2人の絆や、力強い眼差し、そして夢を追い続ける純粋さは、観るものに勇気を与えるだろう。本作のために、デンマークで史上最高視聴率を記録したテレビドラマ「THE KILLING/キリング」の制作スタッフとキャストが集結。デンマーク・アカデミー賞2017では、最多となる6部門を総嘗めするなど、実力派の製作陣による話題の作品だ。監督を務めるのは、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のイェスパ・W・ネルスン。カンヌ国際映画祭の最高賞の受賞暦も持つデンマークの名監督ラース・フォン・トリアー率いる製作会社、ツェントローパの次世代を担う俊英だ。■ストーリー1967年、コペンハーゲン。労働者階級家庭の兄弟、13歳のエリックと10歳のエルマーは、病気の母親と引き離され、男児向け養護施設に預けられるが、施設では、しつけという名のもとの体罰が横行していた。エリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからイジメの標的にされてしまう。弟のエルマーは病を抱えながら宇宙飛行士になるという夢を持っており、エリックは複雑な思いを抱いていた。ある日、叔父が「一緒に暮らそう」と施設を訪ねてくるが、ヘック校長に一蹴されてしまう。悲観したエリックとエルマーは施設からの逃亡を図ろうとするが―。【詳細】映画『きっと、いい日が待っている』(原題:Der kommer en dag)公開日:2017年8月5日(土) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー監督:イェスパ・W・ネルスン出演:ラース・ミケルセン(「SHERLOCK」「THE KILLING/キリング」「ハウス・オブ・カード ソフィー・グローベル(「THE KILLING/キリング」) ハーラル・カイサー・ヘアマン、アルバト・ルズベク・リン©2016 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa International Sweden AB.
2017年06月24日佐藤健と土屋太鳳をW主演に迎え、実在のカップルに起きた奇跡を基に映画化した本作の正式タイトルが、この度『8年越しの花嫁 奇跡の実話』とし、公開日が12月16日(土)に決定。また、本編映像初解禁となる特報映像と、豪華追加キャストも発表された。結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が2人を待ち受けていた。そして2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――。本作は、「YouTube」に投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として一気に話題が広がり、数々のメディアで取り上げられ海外にも拡散、また「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」として書籍化もされた、あるカップルに起きた奇跡の実話の映画化。目を覚まさない恋人を献身的に支え続け、苦悩しながらもひたむきに彼女を思い続ける尚志役を佐藤さん、病と闘う麻衣役には土屋さんが熱演する本作に、さらに今回新たなキャストが発表。この2人を優しく時に厳しく見守る麻衣の両親、母・中原初美役に薬師丸ひろ子、父・中原浩二役に杉本哲太。尚志が働く会社の社長・柴田役に北村一輝、先輩・室田浩輔役に浜野謙太。そして、尚志と麻衣を担当する結婚式のウェディングプランナー・島尾真美子役を中村ゆり、麻衣の主治医・和田医師役を堀部圭亮、そうめん工場の社長役を古舘寛治が扮する。このほど公開された特報映像では、「麻衣が眠って401日目の夜です」と自撮りする佐藤さん演じる尚志からスタートし、「結婚しよう」とプロポーズする場面や、突然病に倒れるシーンなどが映し出される。恋人の回復を祈り支え続ける苦悩、繊細な心情を表現する佐藤さんと、突然の病に襲われ懸命に立ち向かう麻衣を演じる土屋さんが、寄り添いそして切なく呼応…。8年という歳月を経た2人の奇跡の物語に、期待高まる映像へと仕上がっている。また同時にポスタービジュアルも公開。ビジュアルは、尚志が麻衣の回復を願い、「いつか麻衣にウエディングドレスを」と奇跡を信じて待ち続ける「希望」をコンセプトに、本編とは別に撮り下ろした写真を使用した一枚となっている。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月15日俳優の佐藤健と女優の土屋太鳳による映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の特報、ポスタービジュアル、及び出演者が15日、公開された。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。特報では、麻衣の回復を祈り支え続ける尚志の苦悩を、佐藤が繊細に表現する姿が。また、土屋との幸せな姿や、麻衣の母親が「もう忘れて下さい」と頭を下げる様子が映し出される。ポスタービジュアルでは、ウェディングドレスを来た麻衣と尚志の幸せな結婚式が全面に。このビジュアルは尚志が「いつか麻衣にウェディングドレスを」と待ち続ける"希望"をコンセプトに、本編とは別に撮影された。また、共演者として麻衣の母・初美役の薬師丸ひろ子、父・浩二役の杉本哲太が発表された。さらに、尚志が働く会社の社長・柴田役の北村一輝、先輩・室田役の浜野謙太、ウェディングプランナー・島尾役の中村ゆり、麻衣の主治医役の堀部圭亮、尚志が仕事で出会うそうめん工場の社長役の古舘寛治が出演する。
2017年06月15日ゴジラという破壊神を演じた野村萬斎が、『花戦さ』では平和神に。どちらにしても、神の奇跡を表現する奇跡の俳優だ。○破壊神から平和神へ野村萬斎というと“ゴジラの中の人”を思い浮かべる人も多いだろう。『シン・ゴジラ』(16年)があれだけヒットしたのだから無理はない。謎の巨大生物ゴジラを、神がかった表現力で重厚に見せた彼だが、実は彼の本質は、ゴジラとは正反対の、軽やかな明るさにある。現在、ヒット中の映画『花戦さ』は、そっちの野村萬斎らしい映画で、恐怖の破壊神から一転、明るい平和神のような人物を演じている。そのレンジの広さには感嘆するばかり。『花戦さ』は、戦国時代、暴君・豊臣秀吉に、“花”で対抗した奇特な男・池坊専好(初代)の物語だ。織田信長が死んで、天下統一に最も近づいた豊臣秀吉は、権力をふりかざし、気に入らない人物を無慈悲に殺していく。その犠牲者は女、子供にまで及んだ。そんな彼に、たったひとり、唯一無二の方法で対抗した男・池坊専好の闘い方を描いた小説が、TBSの日曜劇場『JIN-仁—』、NHK朝ドラ『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』などの森下佳子の脚本によって映画化された。池坊専好(初代)とは、いまから555年前、京都で誕生した、いけばなの源流・池坊の当主。彼の武器は“花”。ペンは剣より強しという言葉があるが、専好は、花で剣に対抗した。いったいどうやって? 花で勝てるものなの? という興味が、映画の縦軸となっている。花のみならず、茶や絵画など豊かな文化が描かれ、文化的な生活への祈りに満ちた作品になった。専好は、どんな危機的状況にも明るく前向きに対処していくと言えば聞こえがいいが、物語のはじめは、このひと、大丈夫か? と一瞬心配になるくらい、その場からはみ出ている。最初はまだ少年時代というのもあるが、「はいッ」と野村萬斎が笑顔で返事すると、それまで深刻だった空気ががらりと変わる。そんな感じで、披露した生花に問題が発生、秀吉を怒らせて、あわや、お手打ちになりそうなピンチも、持ち前のユーモアで回避する専好。この出会いから、やがて、彼と秀吉は宿命の闘いをすることになる……。○”ありえなさ”に説得力を持たせる力いわゆる“型破り”な男を野村萬斎は強い説得力をもって演じている。何かと深刻な武士の世界で、腰を落してのしのしと歩く武士に対して、彼は宙を飛ぶように走る姿はアニメーションのよう。苦虫をかみつぶしたような表情をする武士たちに対して、破顔一笑という言葉がふさわしいような笑顔をふりまく。振り返ると、野村萬斎の明るさが全国的に注目されたのは、NHKの朝ドラ『あぐり』(97年)だった。もともと、狂言師として活躍していたが、舞台の世界を知る人は限られる。それが、作家・吉行淳之介、女優・吉行和子の母である吉行あぐりのエッセイをもとにした朝ドラで、ヒロイン(あぐり)の夫で、風変わりな人物・エイスケを演じると、たちまち人気は拡大した。実在の旦那さまは妻より先立つのだが、「殺さないで」という嘆願が殺到したというエピソードは有名だ。それほど、いつでもどこでも明るく、ルールにとらわれない開放的な人物像は魅力的だった。このときも、萬斎が出ると、画面が何割も明るく見えた。その後、安倍晴明の映画『陰陽師』(01年)も大ヒットし、舞台活動のみならず、映像の世界でも活躍していく。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督の映画『のぼうの城』(12年)では、一見、でくのぼうに見えながら、農民にも別け隔てなく接し、城のピンチに奇想天外な作戦を考えつくユニークな武将を演じていた。野村萬斎の明るさの根源は、彼が狂言師であることだ。「狂言」とは庶民を主役にした喜劇だ。この「狂言」と対をなすのが「能」で、貴族や上流階級の者を主役にしたシリアスな演目。「狂言」と「能」を合わせて「能楽」と呼ぶ。萬斎によるゴジラの歩き方が、能楽の手法・すり足を使っていることは有名だが、さらに彼は、手のひらを上にあげた神がかった動きを考案し、『シン・ゴジラ』のゴジラの風格をあげた。狂言師として活動する一方、萬斎は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇に挑んでもいて、静と動、悲劇と喜劇などを人間の相反するものを、偏らず見つめ、体現してきた成果が、幽玄の世界に近いゴジラの動きにも生きたのだろうと思う。『花戦さ』では、狂言における軽やかさを生かしたと思われる萬斎だが、花をいけるシーンとなると、集中力がハンパなく、実に崇高に見える。喜劇であろうとシリアス劇であろうと、伝統芸能・狂言の担い手として幼少時から研鑽を積んだことが、その所作に現れるのだ。能楽は、戦国時代以前、室町時代から存在していて(その歴史は600年と言われる)、信長も秀吉もそれを愛した。だからなのか、野村萬斎は、『花戦さ』の時代と馴染む。それは歌舞伎俳優にも言えることで、秀吉役の市川猿之助との共演シーンは、不思議なほどしっくりする。能楽といけばなの歴史も近い。どちらも、先人の思いを長く大切に受け継ぎ育み続けることでは共通。その果てしない営みが、花で武力に挑むことも可能ではないかと思わせる。野村萬斎は、ありえないことを起こす力を、身をもって信じせてくれる、奇跡の男だ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月14日スフレパンケーキ専門店「フリッパーズ(FLIPPER’S)」から、期間限定メニュー「奇跡のパンケーキ 抹茶あずき」が登場。2017年4月10日(月)より発売される。「フリッパーズ」は“最高の一皿”をコンセプトに、素材本来の力を生かした製法で、ふわふわで口の中で溶ける新食感の「奇跡のパンケーキ」を提供している。2016年7月に1号店となる下北沢店を、秋には自由が丘店と吉祥寺店もオープンした。「奇跡のパンケーキ 抹茶あずき」はキメ細かくふわふわの生地の上に、香り高いきな粉をまとわせ、濃厚な抹茶クリームと北海道産のあずきを添えて、上品な味わいに仕上げた一品。添えられたメープルシロップと一緒に食べれば、一層リッチな味わいを楽しめる。抹茶特有のほろ苦さと、優しい甘みが後味に広がる、和テイストのパンケーキとなっている。【詳細】奇跡のパンケーキ 抹茶あずき発売期間:2017年4月10日(月)〜5月31日(水)価格:1,100円+税取り扱い店:・フリッパーズ 下北沢店住所:東京都世田谷区北沢2-26-20 1F・自由が丘店住所:東京都目黒区自由が丘1-8-7 3F・吉祥寺店住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-10-5 1F
2017年04月01日