TWICEが、7月27日にリリースする4枚目の日本オリジナルアルバムのタイトルとビジュアルを、自身4度目のワールドツアー『TWICE 4TH WORLD TOUR ’III’ IN JAPAN』の東京公演最終日にサプライズ発表した。アルバムのタイトルは『Celebrate』。“Celebrate(祝う)”という名前の通り公開されたビジュアルは、2022年で日本デビュー5周年を迎えるTWICEをお祝いしているかの様な華やかでゴージャスなデザインとなっている。また、タイトル曲「Celebrate」には、TWICEメンバーが歌詞の世界観にアイデアを出し、JYPエンターテイメントのメインプロデューサーJ.Y. Parkが作詞に参加している。東京ドーム3daysを完走したTWICEは3日間で約15万人を動員。本公演でTWICEは、韓国でデビューしたガールズグループで“初めて東京ドームで3日間連続公演をしたアーティスト”として記録を樹立した。TWICE 緊急告知<リリース情報>TWICEJAPAN 4th ALBUM『Celebrate』2022年7月27日(水) リリース【CD収録予定】※全形態共通リード曲「Celebrate」「Just be yourself」「Doughnut」を含む、全9曲収録予定●初回限定盤A【CD+DVD】4,500円(税込)『Celebrate』初回限定盤AジャケットDVD収録予定内容:「Doughnut」Music Video「Doughnut」Music Video Other ver.「Wonderful Day」Member Selfie Movieほか収録予定※ビジュアル入りブックレット / スリーブケース仕様※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)※応募・登録用シリアルナンバー1枚封入※こちらの商品は発売後に行われるオンラインイベントに参加できる抽選対象のシリアルナンバーが封入されている商品となります。※“TWICE JAPAN DEBUT5周年企画。素敵なプレゼントが当たる、プレミアムチケット総数555枚限定封入”●初回限定盤B【CD Only】4,200円(税込)『Celebrate』初回限定盤Bジャケット特典内容:メンバー手書きスペシャルリリックカード10枚セット(集合1種+ソロ9種 全10種)※予定※スリーブケース仕様※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)※応募・登録用シリアルナンバー1枚封入※こちらの商品は発売後に行われるオンラインイベントに参加できる抽選対象のシリアルナンバーが封入されている商品となります。※“TWICE JAPAN DEBUT5周年企画。素敵なプレゼントが当たる、プレミアムチケット総数555枚限定封入”●通常盤【CD Only】3,300円(税込)『Celebrate』通常盤ジャケット<初回プレス分のみ>※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)※応募・登録用シリアルナンバー1枚封入※こちらの商品は発売後に行われるオンラインイベントに参加できる抽選対象のシリアルナンバーが封入されている商品となります。※“TWICE JAPAN DEBUT5周年企画。素敵なプレゼントが当たる、プレミアムチケット総数555枚限定封入”●ONCE JAPAN限定盤 【CD Only】3,520円(税込)『Celebrate』ONCE JAPAN限定盤ジャケット※ビジュアル入りブックレット※3×3折りポスター1枚封入※トレーディングカード2枚ランダム封入(全10種)※応募・登録用シリアルナンバー2枚封入※こちらの商品は発売後に行われるオンラインイベントに参加できる抽選対象のシリアルナンバーが封入されている商品となります。※“TWICE JAPAN DEBUT5周年企画。素敵なプレゼントが当たる、プレミアムチケット総数555枚限定封入”※ONCE JAPAN限定盤はTWICEファンクラブ「ONCE JAPAN」もしくは「ONCE JAPAN MOBILE」会員の方が購入できる会員限定商品です。※本商品は数量限定となりますので、上限に達し次第受付を終了します。●メンバーソロジャケット盤(全9形態)【CD Only】3,300円(税込)〈数量・期間限定商品〉の為上限に達し次第受付終了となります■予約購入期間4月25日(月) 22:00~6月19日(日) 23:59迄まで特典内容:形態毎メンバー特製グッズ(後日詳細発表)■各形態名・NAYEON盤・JEONGYEON盤・MOMO盤・SANA盤・JIHYO盤・MINA盤・DAHYUN盤・CHAEYOUNG盤・TZUYU盤※メンバーソロジャケット / ピクチャーレーベル仕様(予定)※各形態メンバー特製グッズ付き(後日詳細発表)※こちらの商品はCD発売前のオンラインイベントに参加できる抽選対象の商品となります。(実施:7月予定)<ご注意>・ジャケットデザインは形態毎に異なりますが、CDの収録内容は9形態共通となります。・ブックレットに歌詞の記載はございません。・プレミアムチケットの封入はございません。・本商品は数量限定となりますので、上限に達し次第受付を終了します。・こちらの対象商品はONCE JAPAN OFFICIAL SHOPでの販路限定販売となります。(ONCE JAPAN非会員の方でも購入は可能)●5th Anniversary Collection BOX 【CD Only】29,700円(税込)〈555セット限定商品〉の為上限に達し次第受付終了となります。特典内容1:豪華5th Anniversary特製グッズ(後日詳細発表)特典内容2:CD発売前の集合オンラインイベントに【必ず】参加できる商品となります。(実施:7月予定)※メンバーソロジャケット盤9形態セット商品※メンバーソロ盤9種を収納した特製BOX仕様※5周年記念スペシャル特典グッズ付き<ご注意>・CDは “メンバーソロジャケット盤” と同一のものになります。・メンバーソロジャケット盤の特典グッズは9種セット商品にはつきません。・プレミアムチケットの封入はございません。・本商品は数量限定となりますので、上限に達し次第受付を終了します。・こちらの対象商品はONCE JAPAN OFFICIAL SHOPでの販路限定販売となります。(ONCE JAPAN非会員の方でも購入は可能)【予約特典】■タワーレコード特典:クリアトレカ(10種ランダムの内1種)■HMV特典:クリアしおり(9種ランダムの内1種)■楽天ブックス特典:アクリルキーホルダー(9種ランダムの内1種)■Amazon特典:メガジャケ(ご購入された形態のCDジャケット柄)※こちらは4月26日(火) 0:00からの予約開始となります。■TSUTAYA オンライン特典:フォトカード※TSUTAYAオンライン限定の特典となります。店頭のご予約分は対象外となります。■セブンネットショッピング特典:ペーパーファイルA4 サイズ(9種ランダムの内1種)■ネオウイング特典:A4クリアポスター■ONCE JAPAN オフィシャルサイト特典・3形態セット特典:A4サイズファイルケース・単品購入特典:A5サイズポストカード(9種ランダムの内1種)※単品特典に関しては3形態セット・ソロ盤・BOXには付きません。詳細はこちら: JAPAN DEBUT 5th ANNIVERSARY 詳細:関連リンクTWICE OFFICIAL FANCLUB ONCE JAPAN JAPAN OFFICIAL SITE JAPAN OFFICIAL twitter JAPAN OFFICIAL instagram JAPAN OFFICIAL YouTube Channel JAPAN OFFICIAL TikTok
2022年04月26日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。『美』はあなたの心が生みだすもの世界は、美しいと思うものであふれている。それぞれの季節の良さはあれど、4月は一年のうちでも取り分け美しい時期です。色のない冬の終わり、ぽっと咲いた梅の花が春を予感させ、沈丁花の香りが春の訪れを告げる。そして早咲きの河津桜や寒緋桜からソメイヨシノ、八重桜、その頃にはハナミズキの葉がすっかり出ている。離れて見ると、それはたくさんの蝶々が舞っているようで、美しい。桜の花が終わると新葉が一斉に芽吹き、新緑の季節を迎えます。風が葉を揺らし、木洩れ日ゆれている。そんなささやかな光景も、美しいものです。季節だけでなく、息を呑むような自然があり、見入ってしまうような芸術作品がある。生き方が美しい人がいる。美しく微笑む人も。心の窓を大きく開いて眺めてみると、世界は美しいものであふれています。でも、本当はこの世界に美しいものはひとつもありません。これは、事実です。もしもこの地球上に人類が存在せず、そこに大自然だけがあり、四季折々の花が咲いたとしても、それは美しいものではないのです。なぜか。美とは、美しいと心を震わす人がいて初めて美になるのです。美しいと思う人がいなければ、ただそこに存在しているものに過ぎません。美は、美しいと思う感性から生まれるものなのです。ということは、『美しいもの』を生み出しているのは、私たち自身、私たちの感性、心ということになります。それをもう少し広げて言うと、『感動』です。ささやかなことも素直にうれしいと思い、素敵だなと思う。喜ぶこと。素直に受け取り、その感度を高めていく。これは、美しいものに出会っていく一つの秘訣です。私たちの日常生活は、決して平坦なものではありません。時には、人生を揺るがすような困難に遭遇します。人間関係も、時に軋んで心をすり減らすこともあるでしょう。そのとき、世界はどう見えるでしょう?何も感じなくなっているのではないでしょうか。日常の中でネガティブなことを拾い上げるのではなく、努めてよかったこと、うれしかったこと、感動を拾い上げていく。それをできるだけたくさん、スケジュール帳や日記の片隅などに記す習慣をつける。すると、感動の感度が上がっていきます。ネガティブに思えることをオセロのチップをひっくり返すように、ポジティブな方向に考えられるようになります。私たちは二つの目で世界を見ていますが、実際は心の目でも見ているのです。心というフィルターをクリアに、感度を高めて美しいものと出会い、人生の豊かさを味わっていきましょう。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年04月24日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。チューリップの小話春です。光の春、花の春到来です。木に咲く花は、梅、マンサク、コブシ… 足元には、スミレ、タンポポ、レンゲ草… そして鉢植えにはチューリップです。チューリップと言いますと、すぐ頭に浮ぶのはオランダですよね。今や世界のチューリップの、約90%を栽培しているそうですから、正にチューリップ大国ですね。そのチューリップの歴史を紐解(ひもと)いてみますと、元をたどればオスマン帝国を中心に、中央アジアに自生していたようです。それが16世紀にヨーロッパで、もてはやされ、その球根があれよあれよと高騰して、ピーク時には、なんとなんと、馬車2台分の小麦とライ麦、太った雄牛千頭、豚5頭、ビール4樽、バター160キロ、ベッド1台と、衣類と銀のカップ、これを球根「1個」と交換したという、とんでもない記録が残っています。世界最初の『バブル』と呼ばれる『チューリップバブル』は、今でも語り草になっています。そんなチューリップが日本にやって来たのは、江戸時代でした。ただ普及には至らなかったようで、大正8年になって新潟市で、本格的な球根栽培が始まったとか…。一説によると大正7年に、富山で既に栽培されていたとも。物の本には書かれています。色とりどりのチューリップ。その種類はなんと400種、400種です。オランダのあの見事なチューリップ畑を見ますと、それぐらいあるのでしょうねぇ…。我が家のチューリップは、赤、白、黄色の3色です。そのチューリップで変な事を思い出しました。女性を見てニヤニヤしている男性をチューリップと言っていたことを…。それは、花(鼻)の下が長い…。失礼をいたしました。<2022年4月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2022年現在、アナウンサー生活64年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2022年04月22日Y’sとドクターマーチンによる最新コレクション「Forster Zeb Y’s」。ドクターマーチンの[FORSTER]をベースに、ウェビングをオールレザーで表現。ソールはドクターマーチンの軽量なシャークソールである[ZEBRILUS]を組み合わせたエクスクルーシブモデル。スポーティで快適なシルエットにY’sらしい重みあるデザインを加えています。プラットフォームソールでも屈曲しやすく、ソールの重量を軽くするためにアウトソールとフットベッドにはウレタンゴムを使用。バッグストラップ部分に「Y’s」ロゴのエンボス。バックルにドクターマーチンのロゴが添えられ、コラボレーションフットウエアに共通する、ドクターマーチンのDNAである「AirWair」のロゴが配されたプルタブと、アイコニックなイエローのウェルトステッチを施した仕上げ。アッパーに2本のベルトを備え、通気性も持ち合わせたフットウエアは、フッドヘッドにクッション性の高いEVA素材を採用し、実用的で、気温の高い時期もストレスなく履いていただくことが可能です。FORSTER ZEB Y’sユニセックススタイル価格: 3万5,200円(税込) YG-E01-700-1/2Size: 01/23.0 - 06/28.0cm (UK4 - UK9)、Color: ホワイト / ブラックY’s × Dr. Martens FORSTER ZEB Y’sホワイト’s × Dr. Martens FORSTER ZEB Y’sブラック’s × Dr. Martens FORSTER ZEB Y’s先行予約: 2022年4月15日金曜日よりY’s日本国内全ストア、公式オンラインブティック- 各ストアの販売数に応じ、事前のご予約を締切る場合がございます。詳細は各ストア及びオンラインブティックへお問い合わせください。発売日: 2022年4月22日金曜日Y’s日本国内全ストア、公式オンラインブティックDr. Martens SHOWROOM TYO、ドクターマーチン原宿店 / 青山店最寄りのY’sストアへお問合せ:お電話による商品のご注文を承り、お客様のお手元に代引発送でお届けできるストアもございます。詳細はお近くの店舗へお問い合わせ下さい。ストアスタッフがご案内させていただきます。オンラインでのご購入:’sでは居住国に合わせたオンラインブティックをご用意しています:日本/日本語 ・International/Francais 中国/中文 WITH Y’sLINE: Y’s @ys_theofficial @ys_theofficial’sワイズは、1972年に山本耀司が手掛けた最初のブランドであり、それとともに、山本の服作りへの思想と哲学です。原点は、男性の服を女性が着るというコンセプトのもと時代に流されることのない価値観を持つ、自立した女性たちへの服作り。機能的で品位ある日常着。独自のカテゴリーの中、普遍的な価値観とユニークなパターンメイキングで形づくられるワイズのクリエイション。カッティングとシルエットに拘り、素材の風合いを生かし、着ることによって生まれる人の体と服の間にある空気感、分量感、バランスを大切に行われる服創り。1972年にデザイナー山本耀司の最初のブランドとして創設された「Y’s」は、哲学を受け継ぐ現在のアトリエチームの表現により、ブランドのアイデンティティ、機能的で質の高いプレタポルテを提案するコレクションを体現しています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年04月18日Y’s(ワイズ)は、新作コレクション「Y’s 1972 – Traditions」を発表。2022年4月15日(金)より、全国のY’sストアにて発売される。"カレッジ風"ロゴを配した「Y’s 1972 – Traditions」2022年で創設50周年を迎えるY’s。今回の「Y’s 1972 – Traditions」は、ブランド50年のヒストリーを辿り、その原点に立ち戻るコレクション「Y’s 1972」の続編となるコレクションだ。新作は、伝統的なカレッジウェアが着想源。大胆な「Y’s」のロゴや創設年の「1972」のエンブレムをアイテムに配し、Y’sならではのカレッジスタイルを提案する。ラインナップするのは、胸元の「Y’s」ロゴが目を惹くデザインの「スクールカーディガン」や、4つのカレッジ風ロゴをバックにあしらった「カレッジスウェット」など。 男女共に楽しむことができるユニセックス仕様のアイテムとなっている。また、ヴィンテージ風のミルクガラスを使用したマグカップも登場。キャッチーなネコやクマのキャラクターをプリントし、アイコニックに仕上げている。【詳細】「Y’s 1972 – Traditions」発売日:2022年4月15日(金)取扱店舗:全国のY’sストア、公式オンラインストア<アイテム例>スクールカーディガン 57,200円カレッジスウェット 22,000円ミルクガラス マグ コレクション 各7,700円【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年04月18日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。駆け引きのさじ加減おまけしてもらうのが苦手です。値段交渉というのでしょうか、海外のお土産屋さんなどで値切るのは旅の楽しみの一つですが、大概そのまま買ってしまいます。真夏にエジプトを旅したとき、あまりの暑さに遺跡の前の露天商でストールを買いました。1枚500円くらいだったと思います。色違いで3枚、少しおまけしてくれて1000円くらいだったと思います。一緒に行った友人は値切って値切って3枚500円に。後からその値段を聞いて驚きました。バリ島にダイビングをしに行ったときのことです。マイクロバスが休憩で停まるたびに、物売りたちが寄ってきます。たいていが子どもたちで、手作りのアクセサリーや絵葉書などを売りにきます。お金も持ってきていなかったし、買うつもりもないので「ごめんね、お金ないの」と断っていると、ひとりの少女がニコニコ笑いながら、私の首に木の実で作ったネックレスをかけました。私が外そうとすると、“No,no,gift,gift”と笑っています。え?物売りの女の子からもらうの?と半分戸惑っていると、“Friend,friend”と。そんなこともありました。娘がメキシコへ行ったときのこと。メキシコの装飾品はとても手がこんでいて素敵で、観光地の露店で売っているビーズのアクセサリーも丁寧に作られたものが多いそうです。それをアメリカ人観光客が一つ2ドルの指輪を値切って半額にし、一つ買っていたのを見て、唖然としたと言います。娘は2ドルの指輪を10個、他のものもそのままの値段で友達のお土産に。メキシコに旅行に来るほど裕福なアメリカ人が、地元の人が丁寧に作ったものを買い叩く。その姿も心も醜かったと話してくれました。値段の駆け引きを、売り手も買い手も織り込み済みで楽しむこともあります。お互いに恩恵を受ける頃合いを見定める。さじ加減を考える。高額なものならともかく、楽しむ程度、ほどほどにした方がいいように思うのです。年に一度、花市場に行く機会があり、市場に並んでいる花の安さに毎回驚きます。市場ですから安くて当然なのですが、この花の向こうにいる生産者が、商品になる花を育てるのにどれだけの労力がいるか。それを考えると、店頭に並んでいる花の値段は決して高くはないと思うのです。リーズナブルであることに越したことはないのかもしれません。でもときどき、その『もの』の向こう側に思いを馳せることは、世の中が少し優しくなることにつながるかもしれません。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年04月17日Y’s(ワイズ)とシックストックス(CHICSTOCKS)による、コラボレーションソックスが登場。2022年4月16日(土)より、Y’s全ストアにて発売される。ユニセックスで楽しめる、Y’s×シックストックスの靴下コラボレーションソックスは、シックストックスならではの上質な靴下に、Y’sのモードな世界観を融合しているのが特徴。ラインナップは、シックストックスお馴染みの"ライン”柄を、あえてねじったようなモデルと、かかとに「Y」「S」のイニシャルを大胆に加えたモデルの全2種を用意する。いずれもユニセックスで楽しめるシンプルなデザインのため、ちょっとしたプレゼントにもオススメ。ベースカラーは、ブラックやグレー、レッドなどを基調にしている。履き心地もバツグンなおコラボレーション靴下は、シックストックスお馴染みの快適な履き心地も実現。締め付けが少なく、落ちにくいだけでなく、適度なクッション性も備えている。【詳細】Y’s×シックストックス発売日:2022年4月16日(土)展開店舗:日本国内のY’sストア、公式オンラインブティックアイテム:・Y’s×シックストックス ライン 3,520円サイズ:01 22.0-25.0cm / 02 25.0-27.0cm、ユニセックスカラー:ブラック×オフホワイト、グレー×ブラック、ベージュ×ネイビー・Y’s×シックストックス 3,850円サイズ:01 22.0-25.0cm / 02 25.0-27.0cm、ユニセックスカラー:ブラック、グレー、レッド
2022年04月16日Y’s(ワイズ)とドクターマーチン(Dr. Martens)のコラボレーションによる新作ユニセックスサンダル「Forster Zeb Y’s」が登場。2022年4月22日(金)より、Y’s全ストア、ドクターマーチン ショールーム TYO、ドクターマーチン原宿店/青山店などで販売される。軽量シャークソール×レザーストラップのコラボサンダル新作コラボレーションシューズ「Forster Zeb Y’s」は、ドクターマーチンのアイコニックなサンダル「フォースター(FORSTER)」と、軽量なシャークソール「ゼブリラス(ZEBRILUS)」を組み合わせたもの。ウェビングテープを“オールレザー”で表現することで、重厚感のある佇まいに仕上げている。コラボレーションの証として、バッグストラップには「Y’s」のエンボスロゴを、バックルにはドクターマーチンのロゴをオン。ドクターマーチンのDNAである「AirWair」のロゴを配したプルタブとイエローウェルトステッチのディテールもポイントだ。快適な履き心地2本のベルトが足をしっかりとホールドしてくれるため、履き心地も快適。厚みのあるプラットフォームソールながら軽く屈曲しやすい上、フッドヘッドにもクッション性の高いEVA素材を備えているため歩きやすい。通気性も持ち合わせているため、気温の高い時期もストレスなく履くことができる。【詳細】Y’s × ドクターマーチン 新作コラボレーションサンダル「FORSTER ZEB Y’s」先行予約:2022年4月15日(金)予約場所:Y’s日本国内全ストア、公式オンラインブティック※各ストアの販売数に応じ、事前の予約を締切る場合がある。詳細は各ストア及びオンラインブティックへ問い合わせ。発売日: 2022年4月22日(金)販売店舗:Y’s日本国内全ストア、公式オンラインブティック、ドクターマーチン ショールーム TYO、ドクターマーチン原宿店/青山店価格:35,200円サイズ:01/23.0~06/28.0cm(UK4~UK9) ユニセックスカラー:ホワイト/ブラック【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年04月15日「太陽の末裔 Love Under The Sun」「ボーイフレンド」のソン・ヘギョが主演した日本未公開の韓国映画『私が、生きる理由』(2011)が映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」にて配信開始、予告編と場面写真が解禁された。本作は、映画『美術館の隣の動物園』『おばあちゃんの家』の韓国を代表する女性監督イ・ジョンヒャンが、傷ついた心を抱える人々の姿を、繊細なタッチで描き出す感動の人間ドラマ。主人公ダヘを演じるのは、ドラマ「今、別れの途中です」で3年ぶりにドラマ出演、Netflix新作「ザ・グローリー」で初の復讐劇に挑むことでも話題のアジアを代表する俳優ソン・ヘギョ。複雑な内面を抱える難役を見事に演じ切っている。そのほか、子役出身の若手演技派ナム・ジヒョンをはじめ、『捜索者』のソン・チャンウィ、「世界で一番可愛い私の娘」のキ・テヨンら実力派俳優陣が脇を固め、作品に深みを与える。ストーリードキュメンタリーディレクターのダヘは1年前の自分の誕生日に、婚約者のサンウをひき逃げ事故で失っていた。加害者の少年を赦すことで愛する人を失った悲しみを乗り越えようと試みる彼女は、自分と同じ境遇の様々な死亡事件被害者の遺族を追ったドキュメンタリー作品を撮っている。ある日、そんなダヘのもとに、サンウの親友ジソクの妹ジミンが家出をして転がり込んで来た。社会的に成功をしている両親に反抗するあまり心に傷を持つジミンを助手として撮影を続けるうちに、ダヘの心境に変化があらわれ始めるのだった…。<ミレニアムコリア>配信中JAIHOでは『私が、生きる理由』を始め、名作揃いの2000年代に誕生した隠れた傑作たちを配信中。韓国歴代興行収入記録を塗り替えるメガ・ヒット作が次々と生まれ、日本にもドラマ「冬のソナタ」のヒットをきっかけに韓流ブームが上陸した2000年代を、日本初上陸・初配信を含む貴重な作品とともにふり返る。『アタック・ザ・ガス・ステーション!2』(2009年/韓国)4月23日(土)より配信※プレミア1999年韓国年間興行成績で『シュリ』に次ぐ第2位となる大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした『アタック・ザ・ガス・ステーション!』から10年が経ち、前作と同じガソリンスタンドを舞台に繰り広げられる痛快ブラック・アクション・コメディ。前作もJAIHOにて5月21日(土)まで配信中。『国家代表!?』(20009年/韓国)4月27日(水)より配信1996年、韓国の地方都市ムジュでスキージャンプの国家代表チームが結成される。パンコーチ(ソン・ドンイル)は幼いころ養子としてアメリカに渡り、実母を捜しに来韓した元アメリカのアルペンスキージュニア代表のボブ(ハ・ジョンウ)を主将に任命。次に薬物使用でメダルをはく奪された元スキー選手フンチョル(キム・ドンウク)をスカウトし…。『ワイキキ・ブラザース』(2001年/韓国)配信中~4月12日(火)まで※プレミア主演を務めるイ・オルをはじめ、パク・ウォンサン、ファン・ジョンミン、リュ・スンボム、パク・ヘイルなど、いまや韓国映画に欠かせない俳優たちが総出演。また、本作は俳優ファン・ジョンミンを世に知らせるきっかけとなった作品。ナイトクラブで活動している4人組のバンド“ワイキキ・ブラザース”は不景気のあおりを受けなかなか成功することができず各地を転々としていた。そんな中、一行はリーダーのソンウの故郷で演奏することに。そこでソンウは高校時代に共にバンドをしていた仲間や恩師、初恋の女性に出会うが…。『私が、生きる理由』はJAIHOにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月11日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。『引き寄せられの法則』にご注意をネット詐欺なるものに二件、引っかかってしまいました。銀行から確認の電話がかかってくるまで詐欺だと気づかず、ただ振り返ってみると、(なんか妙だなあ)と心をよぎった点がいくつかあったことを思い出しました。ひとつ目は、なかなか手に入らない作家の器です。どこか販売しているサイトはないか、いろいろ探していたところ、多種多様の商品を扱っているサイトになんとその作家の器があったのです。ネットで買い物をするときは、会社案内、特定商取引法に基づく表示を確認します。また、商品説明などの日本語がちゃんとしているかどうかもチェックします。そのサイトを運営する会社は地方にあり、一応、クリアしていました。中古の品だったのですが、それでも欲しかったので購入手続きをしました。割安だったことと、決済方法が銀行振込みのみだったこと。そして写真があまりきれいに撮れていないこと。そんな妙な点も、地方の個人経営の会社が運営しているからなのかな、くらいにしか考えていませんでした。そしてもうひとつ。我が家の15歳のわんこは腎不全を患っていて、ごはんもあまり食べたがらなくなっていました。ムース状の腎臓食であれば何とか口に入れてくれたのですが、なんとウェットの腎臓用のフードがどのメーカーのものも品切れ状態だったのです。でも、それしか食べるものがない……。この同じサイトに、2ダース出品されているのを見つけ、すぐに購入手続きをしました。「愛犬のために買ったのですが亡くなったのでお譲りします」と、飼い主の女性が二つの箱を持っている写真。亡くなった愛犬のために買ったもの……縁起が悪くないだろうか……いや、そんなことより命をつなぐことが先決……などと逡巡しつつ購入手続きをしました。二件の振込先は別々の地方の信用金庫でした。サイトの責任者と、口座名義が違ったのも、考えるとおかしな点です。数日後、銀行から電話があり、この口座に詐欺の疑いがあると。一件は返金手続きをしてもらえたのですが、腎臓フードを振り込んだ口座はすでに解約済み。取り戻す術はありませんでした。初めての詐欺被害。そのどちらも、人の気持ちを揺さぶるようなところをついてきます。なかなか手に入らない作家の器。よくこれをリサーチしたものです。そして、手に入りにくくなった腎臓フード。まるで私のために用意されたような詐欺サイトですが、こちらの強い思いが引き寄せられていったという方が正しいかもしれません。『引き寄せられの法則』にご注意を。そして、何事にも(変だな)という野性の勘も大切に。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年04月10日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。4月は、桜、さくら、サクラ花の4月になると、どうしても毎年、桜の話題になってしまいます。当方は桜が大好きです。かつて拙宅の新築の際、庭の西北にソメイ、南の高台の歩道側に枝垂(しだれ)を植えました。ソメイは今では大木となり、庭全体に枝木を拡げ、その枝の先は、当方の書斎の窓に当るほど延びて、お蔭様で花咲く頃は、毎日机に座りながら桜見物をしております。お隣の高層マンションからも、そのソメイ桜は評判も良く、南高台の歩道側の枝垂桜も、歩道を歩く方から丁度いい視線になるようですし、ご近所の方からも喜んで頂いております。その桜が散りかけた頃、風に舞い散る桜を眺めながら散歩をするのが「この季節の楽しみです」と仰って下さる方も多いのです。桜が散ってご近所の玄関口に溜っても不思議とお咎(とが)めもありません。朝、顔を合わせご挨拶をする時、「ゴメンナサイ、スミマセン」と一言も二言も謝りますが…「むしろ、散る花を楽しんでいますから…」との有難いご返事が戻って来ます。何のお咎めもなく玄関先に溜りかけたサクラの花びらをニコニコしながら箒(ほうき)で集めて下さっています。2度、3度、頭を下げてお詫びを言います。ハラハラ舞い散る桜は、なかなか味のある眺めですが、散って溜った桜は余り美しいとは言えません。しかも雨が降った後(あと)に溜った桜の姿は、決して奇麗なものではありませんね。従って桜が散る頃の強い雨を当方は忌み嫌っております。4月に美しく華やかに咲いて、春の風にハラハラとキレイに散ってくれる桜を眺めながら 桜の4月を気分よく過ごしたいと願っております。<2022年4月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2022年現在、アナウンサー生活64年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2022年04月07日Y’s(ワイズ)は、「Y’s 1972」コレクションを発表。伊勢丹新宿店を皮切りに、2022年4月6日(水)より順次スタートする期間限定ストアで発売され、4月中旬頃からはY’s表参道でも展開される。キービジュアルでは、女優の中村アンをモデルに起用した。Y’s 50周年、原点に立ち戻る「Y’s 1972」山本耀司が手掛けた最初のブランド・Y’sは、1972年に誕生。2022年で創設50周年を迎えるにあたり、その原点に立ち戻る「Y’s 1972」コレクションを展開する。「Y’s 1972」コレクションでは、ウールギャバジンやコットンブロードの生地で仕立てる、男性服を起点とした象徴的なシルエットや、シャツにばっさりとジャケットを羽織る凛としたスタイルに着目。Y’sの原点を彷彿させるアイコニックなデザインが落とし込まれている。ワイズ フォー メンのアーカイブ着想“タグ”をポイントにそれぞれのアイテムには、ワイズ フォー メン(Y’sformen) 2003-2004年秋冬コレクションで用いられたアーカイブの“レッドタグ”から着想を得た「Y’s 1972」タグを随所にレイアウト。衣服の表面に無秩序に縫い付けられたり、グラフィック化し、スタンプのようにプリントされたりすることで、デザインにアクセントを加えている。コットンブロードシャツ&ウールギャバジャケットなどを展開Y’sのシグネチャーであるコットンブロードのシャツは、ノーカラーのロングシャツやビッグシルエットのシャツ、ワークテイストのダブルボタンシャツなどがラインナップ。ウールギャバジン素材を使ったジャケットやシャツジャケット、パンツ、ドレスなどのアイテムも登場する。尚、Y’sでは「Y’s 1972」コレクションを皮切りに、2022年に複数のカプセルコレクションを発表する予定だ。Y’s表参道でインスタレーションY’s表参道では、5月9日(月)までの期間、「Y’s 1972」インスタレーションを開催。写真家・戎康友が「Y’s 1972」と中村アンを撮影した、「Y’s PORTRAIT」の写真作品を店内に展示する。【詳細】Y’s 1972発売日:2022年4月6日(水)~順次販売店舗:Y’s 1972 期間限定ストア、Y’s 表参道※Y’s 表参道では4月中旬頃~展開予定展開アイテム:ジャケット、シャツ、パンツ、ドレスなどアイテム例:・ジャケット127,600円・シャツ 56,100円・ドレス 90,200円・オーバーサイズシャツ 50,600円・カバーオール103,400円■Y’s 1972 期間限定ストア・伊勢丹新宿店 本館1F プロモーション開催期間:2022年4月6日(水)~4月12日(火)住所:東京都新宿区新宿3-14-1問い合わせ先:Y’s 伊勢丹新宿店 03-3350-8079・松坂屋名古屋店 南館1階イベントスペース開催期間:2022年4月12日(火)~4月18日(月)住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1問い合わせ先:Y’s 松坂屋名古屋店 052-249-1350・静岡伊勢丹 本館2F ステージ#2開催期間:2022年4月20日(水)~4月26日(火)住所:静岡県静岡市葵区呉服町1-7問い合わせ先:Y’s 静岡伊勢丹店 054-653-5610(コリドー3)・広島三越 3階ステージ開催期間:2022年5月10日(水)~5月16日(火)住所:広島県広島市中区胡町5-1 3F問い合わせ先:Y’s 広島三越 082-242-7488・福岡岩田屋 本館1階きらめきボード開催期間:2022年5月18日(水)~5月24日(火)住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35問い合わせ先:Y’s 岩田屋本店 092-732-9632【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年04月03日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。祖母と私と桜の頃私が育った家は、駅から続く桜並木の先にありました。今から数十年前は、桜が咲き始めるのは3月の下旬くらいからで、満開になるのはちょうど入学式が行われる頃だったと記憶しています。一年のうちで最も美しい2週間、桜のトンネル、落ちた桜を拾ったり、花びらを集めたり、子どもなりに楽しい季節でした。小学生の頃、母方の祖母を九州から呼び寄せ、一緒に暮らしていました。リウマチを患っていた祖母は足も弱く腰も少し曲がり、そろりそろりと歩いていました。まだ60代の後半でしたが、昔話に出てくる『おばあさん』のようでした。ほとんど家から出ることなく、時々庭で日向ぼっこをするくらい。祖母は何を楽しみにしていたのか。ソファに座ってテレビを観ている姿ばかり思い出します。祖母は特別の信仰を持っていませんでしたが、ある宗教関係の小冊子を購読したいと言いました。編集部に連絡し、購読の手続きをしました。その小冊子には子ども向けのコラムもあり、私も毎月それを読むのが楽しみでした。祖母はこのことをずっと感謝してくれました。祖母が話してくれたことでひとつだけ、今でも覚えていることがあります。「由美ちゃんが好きじゃないなと思う人も、由美ちゃんのことを好きじゃないと思っているのよ」祖母は穏やかに話していましたが、私はどきっとしました。自分も好きじゃない友達からでも嫌われているというのはちょっとショックなものです。今も苦手な人に会うと祖母の言葉を思い出します。相手は自分を映す鏡。思いはエネルギーなので、伝わってしまう。祖母はそういうことを伝えたかったのでしょう。祖母は私が中学校に上がった秋に亡くなりました。当時、栄養ドリンクのCMで『頑張らなくっちゃ』という歌が流れていました。心臓の手術を受けることになった祖母は、手術室に入る前に「頑張らなくっちゃ」と微笑みながら歌っていたそうです。いたずらっぽい目をして歌っていたんだろうなあ。病室の祖母に歌って歌ってとせがんだことも、こうして書きながら思い出しました。桜の季節です。昔の家へ続く桜並木も満開でしょう。祖母はこの桜を一度も見たことはありません。どうして車椅子を借りて、外に連れ出すという知恵が出なかったのか。祖母が亡くなって桜の季節がめぐってきたとき、私は激しく悔やみ泣きました。今年も桜の下を、心の中で祖母と一緒に歩きます。一年に一度の穏やかで優しい時間は、少しせつなくもあるのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年04月03日自然に馴染む、どこにもない唯一のスタイル──1972年に山本耀司が手掛けた最初のブランドであるY’sは、そのものが山本の服づくりへの思想と哲学です。常に前へ向かい、変わることのないフィロソフィーを軸に、アイデンティティを表現。2022年、Y’sは創作を介して50年のヒストリーを振り返り、更なる創造を試みます。その最初に発表される「Y’s 1972」コレクション。Y’sのシグネチャーであるウールギャバジンやコットンブロードの生地で仕立てる、男性服を起点としたワイズ・クラシックなシルエット。内なるパンクネスが表出したように、そのシルエットそれぞれに、ステッチで無秩序に取り付けられた印象的な「Y’s 1972」タグ。タグは、時にスタンプされたようにプリントされます。2003-2004秋冬コレクションのY’s for menのレッドタグをインスピレーションに、アップデートされた、本カプセルコレクションを象徴し、証明する印です。Y’s for men AW 2003-2004 Collectionブロードのシャツに、ジャケットを羽織り、ブラックのパンツを重ねる。現在のアトリエチームが作る、ワイズの原点。ものづくりの年代の積層が、コレクションを強くごくユニークに導いています。「Y’s 1972」コレクションは、伊勢丹新宿店にオープンする期間限定ストアで4月6日水曜日より先行販売され、Y’s表参道、限定的に開催される期間限定ストアでお買い求めいただける予定です。Y’s 1972 COTTON BROADY’sのシグネチャー、コットンブロードのシャツ。ノーカラーのロングシャツや、襟元はオーセンティックでバックスタイルのテールとドレープが印象的な1枚でも着ることのできるビッグシルエットのシャツ、ダブルボタンのシンプルでワークウエアライクなシャツなど、シンプルなシルエットに「Y’s 1972」タグが配されています。Y’s 1972 BLACK GABARDINEY’sを代表するウールギャバジン生地のジャケットや、シャツジャケット、パンツ、ドレス。「Y’s 1972」タグが胸元や、裾、あるいはサイドに取り付けられています。ワークコートのようなジャケットや、男性でも着ることのできるフォルムは、Y’sの原点を彷彿とさせる様なシルエットで構成されています。Y’s 1972 TAG2003-2004秋冬コレクションのY’s for menのレッドタグをインスピレーションにアップデートされたタグ。本コレクションでは、タグをグラフィック表現に置き換え、スタンプされたようにそれぞれにプリントされたシルエットも登場。Y’s 1972発売日:2022年4月6日水曜日Y’s 1972 期間限定ストア、及びY’s表参道Y’s 1972 POP-UP STORE- 伊勢丹新宿店 本館1F プロモーション東京都新宿区新宿3-14-1オープン期間: 2022年4月6日(水)-4月12日(火)問い合わせ先: Y’s 伊勢丹新宿店 03 3350 8079- 松坂屋名古屋店 南館1階イベントスペース愛知県名古屋市中区栄3-16-1オープン期間: 2022年4月12日(火)-4月18日(月)問い合わせ先: Y’s 松坂屋名古屋店 052 249 1350- 静岡伊勢丹 本館2F ステージ#2静岡県静岡市葵区呉服町1-7オープン期間: 2022年4月20日(水)-4月26日(火)問い合わせ先: Y’s 静岡伊勢丹店 054 653 5610(コリドー3)- 広島三越 3階ステージ広島県広島市中区胡町5-1オープン期間: 2022年5月10日(水)-5月16日(火)問い合わせ先: Y’s 広島三越 082-242-7488- 福岡岩田屋 本館1階きらめきボード福岡県福岡市中央区天神2-5-35オープン期間: 2022年5月18日(水)-5月24日(火)問い合わせ先: Y’s 岩田屋本店 092 732 9632Y’s 1972 at Y’s OMOTESANDOY’s表参道 4月中旬頃展開予定東京都渋谷区神宮前4丁目12-10 表参道ヒルズ西館 1F/B1F MAPTEL 03-6455-4302Y’s表参道のインフォメーションは公式LINEで配信しています:- 友達になり最新情報を入手 「Y’s 1972」最新情報は、Y’s公式ウェブサイトや公式SNSでお知らせいたします。CONNECT WITH Y’sLINE: Y’s @ys_theofficial @ys_theofficial’sワイズは、1972年に山本耀司が手掛けた最初のブランドであり、それとともに、山本の服作りへの思想と哲学です。原点は、男性の服を女性が着るというコンセプトのもと時代に流されることのない価値観を持つ、自立した女性たちへの服作り。機能的で品位ある日常着。独自のカテゴリーの中、普遍的な価値観とユニークなパターンメイキングで形づくられるワイズのクリエイション。カッティングとシルエットに拘り、素材の風合いを生かし、着ることによって生まれる人の体と服の間にある空気感、分量感、バランスを大切に行われる服創り。1972年にデザイナー山本耀司の最初のブランドとして創設された「Y’s」は、哲学を受け継ぐ現在のアトリエチームの表現により、ブランドのアイデンティティ、機能的で質の高いプレタポルテを提案するコレクションを体現しています。最寄りのY’sストアへお問合せ:’sでは居住国に合わせたオンラインブティックをご用意しています:日本/日本語 ・International/Francais 中国/中文 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年04月03日Y-3(ワイスリー)は、2022年春夏コレクション「第2章」の新作アイテムを、Y-3 直営店、指定の小売店などにて順次発売。鮮やかな色彩に彩られた22年春夏「第2章」「第1章」に続く「第2章」でも、Y-3創設20周年を記念するコレクションを展開。ブランドの過去を振り返ると同時に、ブランドの未来を再構築したアイテムを展開。「第2章」では、「Transformative Optimism」をコンセプトに、鮮やかな色彩に彩られたアヴァンギャルドなウェアを揃える。躍動感あふれる、軽やかな佇まいが魅力だ。アーカイブを再構築したプリントやヴィヴィッドなグリーン機能性と伸縮性に優れたリップストップの軽量ウーブン素材を採用した、スポーティーでありながらリラクシングなシルエットのジャケットやパンツなどをはじめ、持ち運びに便利なパッカブルウインドブレーカー、華やかなフローラルプリントのフード付きコートやスイムショーツなどがラインナップ。フローラルプリントは、Y-3の6種類のアーカイブプリントをひとつに融合したグラフィックが採用されている。また、ヴィヴィッドなグリーンカラーのジャケットやパンツなどのアイテムも目を引く。ブラックのカットソーにも、グリーンカラーのロゴを配し、スタイリッシュなアクセントを効かせた。フローラルプリントのスニーカー「Y-3 マクラ」などさらに、スニーカーも充実。「Y-3 マクラ」はシンプルなホワイト、グレーのスタイルに加えてフローラルプリントを取り入れてアップデート。その他、網目状のソールと赤いステッチのスリーストライプが印象的な「Y-3 ランナー 4D HALO」や、大胆な配色のスニーカーが揃う。【詳細】Y-3 2022年春夏コレクション「第2章」販売場所:Y-3 直営店、指定の小売店、Y-3.com、adidas.com/Y-3、アディダスアプリ、CONFIRMED アプリ、Y-3 ZOZOTOWNアイテム例:・パンツ 44,000円・パッカブルウインドブレーカー 71,500円・スイムタイツ 15,400円・ラッシュガード 17,600円・スイムショーツ 23,100円・バケットハット 10,450円・Y-3 マクラ 60,500円・Y-3 ランナー 4D HALO 60,500円【問い合わせ先】adidas fashion group showroomTEL:03-5547-6501
2022年03月31日【2分で読める子育てエッセイ】我が家が静まりかえる必殺技〇〇我が子から学ぶ、言葉と行動の奥深さ。日常生活の「あるある」から子どもの成長まで、思わずクスッと笑えて共感できる、まいまいまま(mymymama)さんのエッセイをお届けします。題名の通り、2分でサクッと読めるので日々の家事の合間やお仕事の休憩時間にぜひご覧ください。リビングでの独り言うちのだんなはテレビを観ながら独り言がやたらと多い。リビングに家族がいるのにも関わらずマイペースで、映画やドラマの主人公の行動やセリフにいちいちツッコミを入れる。「そんなバカな!あんな怖そうな人が来たら、アワアワ言わずに逃げるよ?普通」さらに、アナウンサーの発音や言い間違いに訂正と解説を入れるので、我が家のテレビは知らず知らずのうちに二重音声。挙句の果てにはCMの背景にまで、イチャモンを入れるという念の入れよう。テレビを観ているより、だんなを眺めている方が断然面白い。※※※ある日、小1の息子と小4の娘が学校に行っている間、ワタクシ、大好きなドラマを観ていたら、在宅勤務のだんながお茶を取りにリビングにやってきた。すると、反射的にポツリポツリといつものが始まった。おかげで泣ける場面も、イケメンの甘~いシーンも台無し。「ちょっと~!早く仕事に戻りなさいよ~!」こうして静けさを求めて、夜中にこっそりドラマを見るという悪習慣が出来上がる。※※※なかなか静かにならないリビングだんなは一人暮らしが長かったので、独り言が多くなったのかな。でも、結婚してもう10年以上経つよ?そのテレビへの独り言、いる?必需品なの?大人げなく小4の娘に愚痴ったら、娘が大きくうなずきながら同意してくれた。「私も思ってた~。お父さんのツッコミがうるさくて、ゆっくり観られないのよね~。」ところが、気が付くと今では娘もだんなと同様、テレビに向かってこんな事を言い始めた。「え~。現実ではそんな訳ないよね~。」え!?今言ったのお姉ちゃん?それってだんなのいつものセリフじゃーん。テレビにツッコミを入れる家族が、また一人増えた。だんなによる、英才教育。お見事。「ちょっと!お姉ちゃん。お父さんみたいにテレビに向かってツッコミ入れてるよ!」と注意したら、驚いたのは娘でなく、だんなの方だった。「え、俺?何か言ってる?」ー賑やかにテレビにツッコミ入れてる「うそ。俺、いつも?いつも言ってるの?」今度はこっちが驚いた。うそ~ん。今?今気が付いたの?もっと早く言っておけばよかった!この後、ワタクシ10年分後悔した。※※※別の日の夕食後。さらに、騒音が増え、我が家のリビングはますます賑やかに。だんながニュースを見始めると、1ミリも興味がなく退屈になった息子が、暇つぶしを始めた。今お気に入りのキャスター付きの椅子に乗って、リビングのわずかなスペースを行ったり来たり、それはそれは楽しそうにシャーシャーしている。ところがそのスペースはよりによってテレビの画面の前。画面に映るキレ~イな風景が、息子のシャーシャーとマルかぶり。「テレビが観えなーい!」何度も何度も息子を注意するだんなの声と相まって、テレビどころではなくなる。※※※我が家が静まりかえる必殺技!『家族が揃っている状態で、リビングでくつろぐことは無理なのかな?』と諦めかけたワタクシ。そのタイミングで、しゃべり疲れた娘のリクエストで甘~いあれを作る事になった。●あれの準備物●☆スライスしたリンゴ+ザラメ(砂糖)☆テレビでよく見るあれ、焼き目をつける道具ガスバーナーザラメをガスバーナーで炙ると、あっという間に即席の「りんご飴」の出来上がり!作った直後は熱いので要注意!「わ!これ、パリパリするよ!音、聞いて!聞いて」娘が食べる、その音を聞こうとする他の3人。「・・・。」なんと!奇跡的に静まりかえる我が家のリビング!直後に聞こえてくるおいしそうな音。「わ!本当だ!パリパリ言ってる」みんな思い思いに食感を確かめる。※※※「おおっ!めっちゃ静か!」ワタクシ、美味しいより、その静けさに驚いた。結局、おいしい物を食べている時が手っ取り早く静かになるのではないかと思った。ほんのひと時の静かな時間の作り方。ほんのひと時だけね。ちなみに、バナナバージョンのバナナ飴もイケます。ー完ー
2022年03月28日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。花を飾る〜人生を彩る贈りもの二十代の半ばにひとり暮らしを始めたとき、自分に二つの決め事をしました。できるだけ食事を作ること。ひとりだからと言って食事を疎かにしないように。二つ目はいつも花を飾ること。生活に季節の彩りを取り入れるために。小さな1LDKのリビングの隅に黒の脚付膳を置き、花を生ける場所を作りました。高さのある花器にカサブランカやカラーを投げ入れ、春には桜も。花を選ぶ楽しみ、生ける楽しみ、そして愛でる楽しみ。そればかりでなく、『命あるもの』と共にいる喜びは、慈しむことを教えてくれました。真紅のバラの花びらはビロードのようで、その手触りは小さい頃のお出かけ着を思い出させました。そして、こんな真紅のビロードのドレスが似合う女性になれるか……などと、一瞬そんなことを思ったり。黄色いバラが出ると、一輪だけ求めます。黄色いバラには、小学生の頃に習っていた英語の先生との思い出があります。レッスンの中で、「何の花が好きですか?」と英語で質問したところ、先生は黄色のバラが好きと。先生は1930年代にアメリカの大学に留学され、とてもモダンな方でした。外国に憧れていた小学生の私は、先生のエレガントであたたかく、そしてハイカラな雰囲気をとても素敵に思ったものです。通い始めて1年ほど経った頃、先生は体調を崩され、そのまま帰らぬ人となってしまいました。告別式に向かう道すがら、母に亡くなった人が生き返ることはあるのか尋ねました。母は少し考えてから「2万人にひとりくらいかしら」と、細い糸のような光を見せてくれました。根拠のない、母の絶妙な答えです。どうか先生がその2万のひとりに入りますように。教会へ向かう電車の中で祈ったことを覚えています。それから何年か、先生の命日にお小遣いで黄色いバラを一輪求め、お参りに伺いました。先生が旅立った年齢をとうに越しましたが、黄色いバラに先生を思い出し、あの頃の自分を思うのです。2月過ぎると、お花屋さんにアネモネが出始めます。まさに春が来たことを告げるように。アネモネは、誕生日が私と同じ、友人のママを思い出させます。小学生の頃、誕生日に、アネモネの小さなブーケをいただきました。そのママもハイカラで、お洒落で、大好きでした。お話もとてもおもしろかった。素敵な大人の女性のモデルでした。そのママは私の妊娠がわかった頃に亡くなりました。母は私がショックを受けるからと、しばらく私にそのことを告げませんでした。アネモネもまたあたたかい思い出の花になりました。花は、それぞれの人の心に物語をもたらします。花を飾る。それは日常を彩り、心の世界を彩り、人生を彩るのでしょう。一輪の花からの贈りものです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年03月27日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。ラジオの思い出その1放送の仕事に携わって、今年で64年になります。入社はテレビ局ですが、フリーになってから、すぐにラジオの仕事を始めるようになりました。これまで各局のラジオ局は体験して来ましたが、今でもラジオのレギュラーを、もう30年務めさせて頂いております。ところで、当方のラジオのデビューは、有楽町のニッポン放送(LF)でした。1965年(昭和40年)のことです。テレビ朝日を辞し、フリーになってからすぐに、ラジオの仕事もするようになり、その1つがニッポン放送でした。『東芝オーケストロン』という5分のミニ音楽番組でした。電子オルガンは、ヤマハが主流でしたが、東芝は、東芝音楽工業(後の東芝EMI)を設立し、坂本九、水原弘、黛ジュン、奥村チヨといったスター歌手が活躍し始めました。そして東芝は、電子オルガンも開発したのです。ニッポン放送1階の第1スタジオの左前方の、片隅にピアノが置かれていましたが、その隣に、東芝の電子オルガン『オーケストロン』が置かれ、番組名もそのまま『オーケストロン』だったと記憶しております。そのオーケストロンの傍に机が置かれ、マイクがセットされています。広いスタジオに、オーケストロンの演奏者と喋り手の当方だけ…。2階の録音室の窓ガラス越しに、ディレクターが手を上げスタートのサインを出すと、それを演奏者が確認して音出しをして、当方のお喋りが始まります。ガランとした広いスタジオに、演奏者と喋り手の2人だけの殺風景な収録…。でも、懐かしいラジオの思い出であります。次回は坂本九さんとご一緒した『ワイドワイドサンデー』のお話しをご披露させて頂きます。どうぞ、お楽しみに。<2022年3月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2022年現在、アナウンサー生活64年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2022年03月22日Y-3(ワイスリー)とレアル・マドリードのコラボレーションによるコレクションが、2022年3月18日(金)より順次、Y-3 表参道ヒルズ・ギンザ シックス、アディダス直営店の一部店舗などにて発売される。Y-3×レアル・マドリードがコラボレーションレアル・マドリードの創立120周年と、山本耀司&アディダス(adidas)がタッグを組んだY-3の創立20周年をともに記念して、コラボレーションが実現。コラボレーションユニフォームをはじめ、ピッチの内外で着られるアパレルとアクセサリーを展開する。2014/15年シーズンの3rdユニフォームでもコラボレーションを行っている、Y-3とレアル・マドリード。今回は、レアル・マドリード メンズチームの4thユニフォームをベースにアップデートを加えたメンズ・ウィメンズのユニフォームが登場する。ブラック&ピンクのユニフォームカラーは、シャープなブラックのユニフォームと、ゴールキーパースタイルのピンクの2色を展開。コントラストカラーであしらわれた、ハンドペイント風スリーストライプス、背番号、名前がデザインにアクセントを効かせている。リフレクタープリントを配したジャケットやロゴTシャツも加えて、ウォームアップ用トップスや、リフレクタープリント、レーザーカットを施したアンセムジャケット&パンツといったピッチ用アイテムもラインナップ。また、レアル・マドリードのエンブレムとY-3のロゴをプリントしたブラックのTシャツや、白黒のジャカードで仕立てた長めのスカーフなど、サッカー観戦時にぴったりなアイテムも登場する。尚、ビジュアルには、レアル・マドリードの熱心なサポーター“マドリディスタ”の伝説であるイケル・カシージャスや、レアル・マドリードの選手たちが登場している。【詳細】Y-3×レアル・マドリード発売日:2022年3月18日(金) 18:00~順次取扱い店舗:Y-3 表参道ヒルズ、Y-3 ギンザ シックス、アディダス ブランドセンター(レイヤード ミヤシタパーク、渋谷)、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿、Y-3.com、アディダス アプリ、アディダス オンラインショップ(アディダス サッカー、アディダス サッカーウェア)※一部店舗によって取扱商品は異なる。※店舗・アイテムによって発売日は異なる。アイテム例:・レアル・マドリード 4th ユニフォーム 27,500円・Y3 RM SS TEE 12,100円・Y-3 RM SCARF 27,500円■4月以降発売予定 アイテム※Y-3 取扱い店舗、Y-3.comではいずれも3月18日(金) 18:00~発売。・Y3 RM SHL JKT 77,000円 ※4月15日(金)~発売予定・Y3 RM SHL PNT 55,000円 ※4月15日(金)~発売予定・Y3 RM PRE JRSY 17,600円 ※4月29日(金)~発売予定【問い合わせ先】adidas fashion group showroomTEL:03-5547-6501
2022年03月21日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。風の時代〜一人一人が時代の担い手に風の時代。200年に一度起きる木星と土星の大接近『グレートコンジャンクション』が、これまでの土の星座から風の星座に移行しました。それが2021年、12月21日頃からと言われています。土の星座(牡羊座、乙女座、山羊座)は、目に見えるもの、形あるものを重んじ、物質的なことに価値を見出す時代と言われます。忍耐と根性を発揮して、物質的な豊かさを目指した時代です。そしてこれから始まる風の時代は、形のないもの、情報や伝達、教育など、知ること、覚醒していく時代。自分の好きなこと、想像力、コミュニケーション。心や感性、自由さが大切になってくる時代です。物質的な価値を求める苦しさに疲れた多くの人たちは、風の時代の到来を待ち望んでいたでしょう。わくわくと共に、なんとなく、重い荷物を下ろしたような気がしたのではないでしょうか。この『宇宙的な大変化』のいま、世界は混乱の真っ只中にあります。コロナ禍、そして戦争。他にも人類はあまりにも多くの問題を抱えながら、これらがどのように解決していくのか、まったくわからない状態です。まさに時代の変革期。でも、いったい何を目標にしているのか。それぞれの国、立場の人間たちの思惑が交錯し、多くの情報によって何が『事実』で、何が『真実』なのかわかりません。私も、何を信じていいのか、何も信じられないのか、わかりません。時代が変わっていくには、大きな痛みを伴うのかもしれない。こんな動乱期に生きていることに、自分の問題として大きな意味があるのではないかと考えるようになりました。風のように軽やかにしなやかに生きる。そうできるようになるには、自分の中に沈み込んでいるわだかまりや執着を手放していくこと。まずは自分自身が軽くなること。これがなかなか難しいのですが、先の見えない不安定な情勢の中、ある意味、腹を括ることではないかと思うのです。この時代を選んで生まれてきた。この時代の変革を体験するために選んできた。だからとことん味わい尽くす。本気でそう思えると、世界情勢の先は見えなくても、自分のこれからが見えてくるのではないでしょうか。いいことも、つらいことも、最善を尽くし、味わい尽くす。中途半端でいることが、ストレスとなるのだと最近思うようになりました。風の時代。風は外から吹いてくるのではなく、自分の中に吹かせていく。自分から風を吹かせる。それこそ、形のない、想像力や伝えていく力を発揮していくことではないでしょうか。まずは、大好きなことを楽しむ!趣味でも仕事でも、自分の中に風を吹かせる。そういう意味で、一人ひとりが持てる才能を発揮しながら担い手となっていく時代の到来なのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年03月20日Y’s(ワイズ)とニューエラ(NEW ERA)のコラボレーションより、新作キャップやウェアなどが登場。2022年3月19日(土)より、Y’s 国内ストア等にて発売される。“切り抜き”デザインの新「Y’s」アイコン今回は、Y’s デザインチームが手がけた新たな「Y’s」アイコンをメインモチーフにフィーチャー。紙から“Y’s”の文字をフリーハンドで切り抜いたかのようなデザインで、ハンドクラフト感のあるロゴに仕上げている。定番キャップ「9THIRTY」や、プルオーバーフーディのバックプリント、長袖Tシャツに落とし込まれ、グラフィカルな表情を演出している。ゴアテックス パックライトのキャップ&ハット加えて、耐久防水性、防風性、透湿性に優れた軽やかな「ゴアテックス パックライト(GORE-TEX PACLITE)」を採用した「9THIRTY」キャップ、「Bucket-01」ハットも初登場。悪天候の中でも気兼ねなく使える機能性を備えている。ブラックカラーの生地に、Y’sロゴを刺繍で施したシンプルなデザインも魅力だ。【詳細】Y’s×ニューエラ発売日:2022年3月19日(土)販売店舗:Y’s 国内ストア、公式オンラインブティック・9THIRTY 9,350円・9THIRTY ゴアテックス パックライト 11,000円・Bucket-01 ゴアテックス パックライト 12,100円・プルオーバーフーディ 25,300円・ロングスリーブTシャツ 17,600円【問い合わせ先】ワイズ プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年03月14日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。旅立つ日の『走馬灯』人は死ぬときに、これまでの人生の走馬灯を見ると言われます。瀕死の状態から生還した人の体験からしか窺い知ることはできませんが、カナダの研究チームが死の間際の脳波の変化から『走馬灯』の可能性があるのでは、という論文を発表しました。80代のてんかん患者の男性の脳波を測定している際、患者が心臓発作を起こして死亡しました。死へ移行するまでの30秒間、脳波は夢を見たり、記憶を呼び覚ますための高度な認識作業をしているときと同じパターンになり、それは心停止後も30秒間続いたそうです。この『高度な認識作業』が夢なのか、フラッシュバックのようなものなのかは判別できません。夢のようなヴィジョンが、好ましいものなのか悪夢なのか。生きている私たちが体験していない『死』について、医学的、科学的に説明することには限界がありそうです。それでも、死に及んだときに自分たちに何が起きるのか、その後はどうなるのか。これは生きている私たちの最も関心のあることだと思います。誰も体験したことのない死は哲学、宗教の中で語られ、それを受け入れるかどうかは人それぞれです。そこで『物語』が必要になります。親しい人たちの旅立ちを見送ること。それは、ひとつの死の体験です。7年前のクリスマスイブの朝、母が脳梗塞で倒れました。病院に駆けつけ、意識のない母を見たとき、こんなシナリオになっていたのか……と呆然としました。でも、しばらくすると母が光っているように見えてきたのです。(最後まで生ききるのを見なさいね)と言っているような。その姿は、愛そのものでした。これは私の心に浮かんできた『物語』です。本当に光っているように見えたのですから私にとっての『本当のこと』なのですが、こう思うことによって私は自分を納得させ、受け入れ、母の人生の物語を見守る心の準備をしたのです。『物語』は妄想などではなく、挫けそうな心を守るための、心の作用なのです。急性期病院から療養病院へ。そして、もう手を尽くしたとの判断で老人病院に転院した翌日、母は旅立ちました。その病院にだけは入りたくないと強く思っていた病院に移ったとき、何も言えなくなった母は心の中で(もういいわ)と旅立つことを決めたのだと思います。無理やり連れて行かれたのではない。自分で決めて逝ったのでしょう。最後に母はどんな走馬灯を見たのでしょうか。幸せな光景であったらいいなと思います。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年03月13日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。女子陸上の女王福島千里選手も引退体操の内村航平選手が引退し、その功績を称(たた)えるコメントを書いたばかりなのに、今度は女子陸上、短距離の女王、福島千里選手の引退のニュースです。男子の短距離では、山県、桐生、多田、小池と、その名前がすぐに出て来るのですが、失礼ながら女子の陸上では、福島選手の名前しか出て参りません。それだけ長い間、陸上の女王として君臨して来た訳ですね。彼女の記録をふり返って見ると、100mと200mの日本記録を更新すること計7回(6年連続)、五輪も2016年まで3大会連続! これは驚異であり、正に快挙であります。関係者の話によると見えない所で、それは厳しい練習をしていたと聞いております。福島選手は19才から33才まで14年間、常にトップで走っていた訳ですが、日本の大会で彼女が2番目で走っている姿は 当方、一度も見たことがありません。「ケガさえなければ…」と彼女は記者会見で言っていましたが、ケガさえなければ、トップで疾走する福島選手の姿をまた見られた訳ですよね…。誠に残念であります。ケガは最近では陸上選手の職業病と言われるようになりましたが、彼女も『アキレス腱痛』に悩まされ、この1年、納得のいく記録は残せなかったようです。※写真はイメージでも彼女は長年、女子陸上の美しい花でした。言わば水泳の池江璃花子選手の存在だったのです。女子陸上の短距離レースで、彼女がやや長い髪の毛をなびかせながら、常にトップを走っている姿は、今でもハッキリ瞼(まぶた)に焼きついています。福島千里選手、長い間、日本の女子陸上を盛り上げて下さり、本当に有難うございました。<2022年3月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2022年現在、アナウンサー生活64年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2022年03月07日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。『人生ベスト10』の勧め思いがけないうれしいこと。頑張って達成したこと。人生の中の、日常の中の、忘れられないこと。そんな出来事、思い出は宝物のようです。思い出すたびにあたたかい気持ちになり、感動がよみがえる。それは、宝石箱を開けて宝物を手にとってみることに似ています。そんな出来事を『人生ベスト10』として記憶する。ベスト10だけでなく、20でも30でもいいのですが、あまり多いと特別感が薄まるので、まずはベスト10から数えてみるのがいいでしょう。数え上げるのは、特別大きな出来事でなくもいいのです。大切なことは「感動」、「心が震える」出来事という点です。大切なものは、一カ所にまとめて保管するものです。家中に散らかってはいないでしょう。『ベスト10』を考えてみるのはそれと同じこと。これまで生きてきた中で、最もうれしかったことを心の中でまとめてみることで、自分が歩んできた年月を彩ることができます。そして何よりも幸せ感が高まります。大変なことも多くあったけれど、うれしかったこともたくさんあった。そう考えると、幸せを感じる感性が高まってきます。すると、ささやかなこともうれしいと思えるようになるのです。私が『人生ベスト10』を意識したのは、ハワイでの挙式でのこと。指輪の交換や宣誓の儀式が終わり退場するとき、ふと見ると最前列に座っている母の隣に杏里が座っていたのです。友人たちのサプライズでした。あまりの驚きに泣いてしまいました。当時、杏里はロサンジェルスに住んでいて、なかなか連絡が取りづらい時期でもあったのです。このとき、このサプライズは人生ベスト10に入るなあ、と思ったことがきっかけでした。遡って考えてみると、作詞家になれたこともベスト10に入ります。結婚したことも子どもを授かったことも宝物です。ミュージカル『RENT』の日本語詞の制作に関われたことも、『Jupiter』という大きな作品に出会えたことも、ベスト10に入ります。17歳のときに船の上で見た満天の星空も、授業をさぼって見に行った、最高にきれいだった5月の海も、生き方に示唆を与えてくれた思い出です。インパクトは大きさではなく、心への響き方でもあります。ベスト10を考え始めると、10個では足りないことに気づくでしょう。それは、これからランクインする感動を予感させるのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年03月06日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。本気になると道が開ける(最近、本気になったことがあるだろうか)音楽大学のミュージカル科の卒業公演『RENT』のサポートしながら、ふと思いました。指導、演出している大人たちはプロ中のプロフェッショナル。バンドのメンバーも、普段はアーティストのステージで演奏する人たちです。指導陣が目指すところに学生たちのパフォーマンスをどこまで持っていけるか。学生たちはどこまで進化できるのか、進化したいのか。発表会でなく公演として成立させるハードルは、お互いにとって高い高いものです。「大人が本気にならなくて、どうして学生たちが本気になれるのか。学生たちの本気度が甘いのは、大人の本気度が甘いからだ。本気になることがかっこいい!と、示していこう」演出家のこの言葉に、ハッとしました。私は、最近本気になって何かをしただろうか。熱いくらいの本気度……。それは情熱という言葉に置き換えられるかもしれません。日々の中で手応えを感じているか。ああ、何だか本気から遠ざかっている気がする。これには焦りを感じます。仕事をするとき、学生に教えるとき、コンテンツを考えているとき、もちろん本気で取り組みます。適当に何かができるほど、器用ではありません。でも、何かが足りない。それは、今感じている本気度を超えていこうとする気概です。東宝ミュージカル『RENT』の日本語詞を書くのは難儀しました。自分の不甲斐なさに、作詞家になって初めて涙が出ました。英語の楽曲に日本語を載せる。ミュージカルの歌詞は台詞なので、情報を入れ込まなければなりません。例えば、I love you.という歌詞は3つの音にのります。日本語で正確に伝えようとすると「わたしはあなたがすきです」と、8つの音が必要になります。もちろん「すきよ」と3つの音でも伝えられますが、あくまで一例として。言葉を凝縮し、意味を保ち、なおかつ歌詞として成立させていく。今思い出しても厳しい仕事でしたが、多くのことを学び、多くのインスパイアを受けました。時間は限られている。その中でどれだけ本気になれることと出会っていくか。本気になると、道が開ける。それは、人生の宝物になります。そして、日々の仕事にも、ごはんを作ることにも、掃除をすることにも本気をこめる。本気になったときに見えてくる風景を楽しみながら、進化していきましょう。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年02月27日Y’s(ワイズ)は、2022年リゾートコレクションの新作アイテムを国内Y’s ストアにて発売。2022年リゾートコレクションの新作ウェアY’s 2022年リゾートコレクションでは、メンズライクなスタイルにマチュアな雰囲気や遊び心を加えたウェアの数々を展開。躍動感のあるモチーフや、軽やかな素材感を用いた、リラクシングなアイテムを揃える。抽象柄プリントのドレスやブラウスブラックと明るい色彩のコントラストが目を引くプリントドレスは、羽織のようにボリューム感のある1着。落ち感のある、しなやかな生地で仕立てたアシンメトリーデザインのシャツドレスに、抽象的なブラッシュストロークパターンが映える。ドレスに加え、同じくブラッシュストロークパターンの生地を用いたノースリーブブラウスや、ドレープを効かせたアシンメトリーデザインのスカートも登場。ブラウスは、前後どちらもフロントにして着ることができる。レース編みサマーニットさらに、爽やかなサマーニットも充実。レース編みのプルオーバーニットやニットドレスは、ざっくりとした華やかな編み目模様が特徴。ショート丈のプルオーバーニットは、丈がコンパクトな分、袖を長めに仕立てたユニークなシルエットに。中に着るインナーによって、様々な表情を楽しめる1着だ。製品染めの切り替えセットアップ異素材を切り替えたジャケットやパンツは、製品染めならではの、深みのある色合いとラフな質感が印象的。前合わせの部分を絶妙なバランス感で左右非対称に仕上げたジャケットや、透け感のある素材使いが涼やかなギャザーパンツなどが登場する。【詳細】Y’s 2022年リゾートコレクション発売日:2022年2月18日(金)展開店舗:日本国内ストア及び公式オンラインブティックアイテム例:・シャツドレス 99,000円・ノースリーブブラウス 55,000円・タックスカート 71,500円・ニットショートプルオーバー 41,800円・ニットワンピース 63,800円・ジャケット 79,200円・ギャザーパンツ 59,400円【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年02月24日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。花待ち月の二月寒いですねぇ…。建国記念日の前後が一番寒さが厳しいように思います。春待ち心も 日一日と期待感を増して来ています。梅一輪一輪ほどの暖かさ嵐雪すみずみに残る寒さや梅の花蕪村春を告げる花は、先ずは梅でしょうが、その他にも、フクジュ草、サクラ草、コブシなどがあります。それらは『報春花、迎春花』などと表現されています。葉のない冬枯れの枝いっぱいに、黄色の花をつけるマンサクは、余寒の続く早春、万花に先がけて咲きます。マンサク「先ず咲く」が訛(なま)ってマンサクと言われていますが、花弁のちぢれた黄色の花は、春の先ぶれのように思われます。そして早春、まだ花の少ない北国で、花を咲かせ始めている白い花があります。新芽の出ない灰色の裸木に、白い六弁の大型の花を咲かせる『コブシ』です。「こぶし咲く、あの丘北国の…」千昌夫さんが唄う北国の春…。あのコブシです。雪解けの北国の山で咲いているのを一度見たことがありますが、冬枯れの中で灰色の裸木に、白い六弁の大形の花を、枝木の一つ一つにびっしりとつけたコブシの姿は、北国の冬の青空に映えて、それは実に美しく、一瞬心を奪われるほどの壮観なものでありました。コブシの花寒風吹きすさぶ花の無い時季に、一番に花をつけるコブシや梅は、やはりそれなりの『値打ち』があるように思われます。春を待つ花は、スミレ、タンポポ、レンゲ草、椿、桃、桜など多種多彩ですが、本日は 北国でしっかり見た『コブシ』の印象を書かせていただきました。<2022年2月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2022年現在、アナウンサー生活64年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2022年02月22日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。スープの魔法寒い日が続きます。体が縮こまっているせいか、朝からだるくて元気が出ない。マッサージに行こうか、熱いお風呂に入ろうか……。(そうだ、スープを作ろう)そう思い立った途端、なぜか身体がスッと動き始めます。冷蔵庫にあった南瓜と玉ねぎ半分、そして人参で、ポタージュスープを作ることにしました。玉ねぎを炒めて、南瓜と人参を加えて炒め、ひたひたの水を張りくつくつと煮ます。十分に柔らかくなったところで火を止めて、冷めたところでブレンダーにかけます。そしてお鍋に戻し、牛乳を入れ、味を整えて出来上がり。そして熱々のスープをひと口、ふた口、すると体の内側から暖かくなるのがわかります。なんともほっとします。スープには味や栄養や温かさだけでなく、何か心まで満たしてくれる魔法があるようです。童話の『三匹のくま』に、お父さんくま、お母さんくま、こぐまの三つのスープが出てきます。お父さんの大きなお皿に入っていて熱々。お母さんのスープは中くらいのお皿に入っていて冷めている。こぐまのスープは女の子にちょうどいい大きさで、ちょうどいい温かさ。女の子はこぐまのスープを飲んでしまいます。小さい頃にこのお話を読んだときも、娘に読み聞かせをしたときも、『スープ』という響きに命を守るというイメージが広がりました。日頃食べているにもかかわらず、何か特別大切なもののように思えたものでした。料理研究家の辰巳芳子さんは、命に向けられた『スープ』を提唱されます。良い素材を使い、丁寧に丁寧に仕上げていく。手間を惜しまない。丁寧さや手間をかけるのは自分の心を整え、心を込めることなのです。「愛する者のために、トマトを買ったり、煮たり、そんな日々は、思うより短いのです」父親のためにガスパチョを作ったときのことについて、インタビューの中でこう話されています。手軽に、手短に、簡単に、時短で……と、料理も合理性が求められている中、辰巳芳子さんの言葉は大切なことを思い起こさせてくれます。とんとんとんと野菜を切る音、ことことと煮込んでいる香り。そしてひと口食べたときに身体中に広がる温かさ。作り始めたときから癒しが始まっているのかもしれません。もちろん誰かが作ったスープにも、ほっこりの癒しの魔法がこもっているのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年02月20日Y’s(ワイズ)は「Y’s....」ラインの新作アウターを、2022年2月10日(木)からY’s ストアにて発売する。アーミー&ワークテイストのアウターY’sの中でメンズウェアを展開する「Y’s....」ラインから、ジェンダーレスに着用可能なコートやジャケットが登場。レイヤードしているかのように見える構築的なデザインと、アーミー&ワークテイストを効かせたコンテンポラリーなアウターが揃う。ロングコートには、フラップ付きポケットやベロクロといった無骨なディテールを配した、ベストのようなディテールをプラス。グレイッシュなパープルカラーがシックな表情を生み出し、生地の独特のハリ感によって端正なシルエットを描く。ストレッチ性も兼ね備えており、着心地が良いのも魅力だ。パーカーと半袖シャツを重ねたようなデザインのブルゾンは、程よくゆとりのあるリラクシングなサイズ感に。フロントを開けて着るとラフな雰囲気が際立ち、ストリートライクな着こなしにもぴったりだ。大きなファスナーポケットやサイドに配されたベルトなど、ミリタリーに由来するディテールを大胆にあしらったブルゾンも登場。控えめな光沢感を備えた生地の質感が、カジュアルなシルエットに上品さをもたらしている。【詳細】「Y’s....」新作アウター発売日:2022年2月10日(木)展開店舗:Y’s 日本国内ストア、公式オンラインブティック・ベストコート 132,000円・ダブルレイヤーフーディッドブルゾン 72,600円・ベストブルゾン 101,200円※全て1サイズ、ユニセックス【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1540
2022年02月13日吉元由美の『ひと・もの・こと』作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。母の強さが教えてくれたこと母の遺品を整理していて、30年前の母の動画を見つけました。クリスマスの家族での食事会の光景を撮ったもので、クリスマスプレゼントのパジャマを開けている場面です。母はとても優しく穏やかな表情で、ちょっとはにかみながらリボンをほどいています。そしてスモーキーピンクのパジャマを胸に当て、「似合う?」と。今の私よりも若い母がそこにいました。当然のことながら母はずいぶんと大人に思えたものです。30歳の私には57歳というのは遠い未来で、その年齢になった自分は想像できませんでした。それが若さの特権なのかもしれません。だからこそ、恐れることなく無茶なこともやれたのかなあと思います。母の荷物の中には育児日記もありました。私の夜泣きがひどいのは自分のせいではないか。「未熟なママでごめんなさいね」「どうしたら泣きやむのか。どこか痛いの?わかってあげられなくて悲しい」自分を責めるような言葉に、母のさまざまな思いがこもっているようで胸がいっぱいになります。初めての子育てに戸惑っている様子が綴られていますが、母は実に強い人でした。母が大学2年生の時、癌の手術、治療をするために九州から東京に出てきた祖父をひとりで看病しました。そして余命幾ばくもない祖父はどうしても九州に帰ることを希望し、寝台列車でつれて帰ることになったのです。母は医師に同行をお願いし、停車駅ごとに交代の医師に待機してもらいました。どうしてこんなことを思いついたのでしょうか。20歳だった母の機転に感服するばかりです。そしていよいよ祖父の状態は悪くなり、大阪で降りることになります。そのときも駅に救急車に待機してもらい、受け入れ先の病院を手配したのです。携帯電話もない時代に、どうしてそんなことができたのか。おそらく車掌さんに頼んで連絡をとってもらったのだと思います。祖父は大阪で亡くなりました。荼毘に付し、遺骨を抱いて祖父が観たがっていた歌舞伎を観て、九州に連れ帰ったのです。動画の中で穏やかな笑顔を見せていた母は、晩年までさまざまな困難に見舞われました。最後は大病をし身体が不自由になっても、堂々とした母でした。「生き抜くとはこういうことよ」意識のなくなった母は光に包まれて、こう全身で伝えているように私には思えました。強さというのは外に対して発するものではなく、自分の内に向けるもの。それが生きる強さになる。その言葉を超えたメッセージは、言葉以上に心に響いたのです。※記事中の写真はすべてイメージ作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー[文・構成/吉元由美]吉元由美作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。⇒ 吉元由美オフィシャルサイト⇒ 吉元由美Facebookページ⇒ 単行本「大人の結婚」
2022年02月13日