定期的な検診が最大の防御に! 女性が気をつけておきたい“婦人科系の病気”
HPVワクチンを接種すれば、予防できる。
・症状
初期は自覚症状がない。不正出血、濃い茶色や膿のような色をしたニオイのあるおりもの、セックスのあとの出血など、自覚症状が現れたときには進行している可能性が。
・治療
初期なら子宮頸部の切除だけで子宮は温存できる。進行すると、子宮・卵巣摘出のほか、周囲のリンパ節を切除するケースもある。
子宮頸がんの年齢別罹患率(2019年)
国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)より
【子宮筋腫】重い生理の原因になり得る。
・どんな病気?
子宮の壁を作る筋肉にできる腫瘍のこと。30歳以上の女性の20~30%に見られる、よくある病気。
発生原因は不明だが、筋腫が大きくなる要因には、女性ホルモンのうちエストロゲンが関係しているという。多くの場合経過観察になるが、できる位置によっては受精卵が着床しにくく不妊になったり、流産や早産のリスクがある。
・症状
自覚症状のないことが多い。筋腫の大きさや位置によっては生理の出血量が多くなったり、生理痛が重くなることも。それによりレバーのような血の塊が出るケースもある。
・治療
発覚した年齢や筋腫の位置、大きさによって、治療プランは様々。