定期的な検診が最大の防御に! 女性が気をつけておきたい“婦人科系の病気”
筋腫が小さくて無症状なら、経過観察で様子を見ることが多い。大きさや場所によっては、手術することも。
【子宮内膜症】ひどい生理痛の陰に隠れている可能性大。
・どんな病気?
子宮内膜とは、妊娠した場合赤ちゃんのベッドになる粘膜のことで、本来子宮の内側にできるもの。その子宮内膜が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所にできてしまう病気を子宮内膜症と呼ぶ。卵巣にできた場合は「チョコレートのう胞」と呼ぶことも。月経周期に合わせて増殖し、周囲の組織と癒着したりして、痛みの原因になる。
・症状
生理痛がひどくなり、寝込む人も。
腰痛、排便痛、性交痛などにも及ぶ場合が。また、不妊につながることがあり、不妊の女性の約30%に子宮内膜症があるといわれる。・治療
妊娠・出産のタイミングなどによって治療方針が変わる。ホルモン療法や異常な子宮内膜の切除のほか、子宮や卵巣を摘出することも。閉経すると症状が治まる。
【多のう胞性卵巣症候群】卵巣の中に未熟な卵子が溜まってしまう。
・どんな病気?
卵巣の中に未熟な卵胞=卵子の入っている袋が増えることで、卵巣を覆う膜が厚く硬くなり、排卵しにくくなる。左右の卵巣両方に起こる病気。