クレンジングをやめたら肌がきれいになった。「石けんでメイクオフ」する選択
油脂がアルカリ性に反応するときに、自然と界面活性剤ができて、それが泡立ちや汚れ落ちのもととなります。
しかし、石けんは、水で薄まるだけでその活性作用を失うという特有の性質があるのだとか。他の合成界面活性剤とは一線を画した、肌や環境にやさしい洗浄剤であると著者はいいます。
また、石けんは基本的にアルカリ性なので、洗浄力と活性剤のバランスが発揮され、汚れ落ちはいいのに、肌への負担はマイルドなのだとか。
落ちにくいメイクをやめて、汚れは石けんで落とす。シンプルなスキンケアの提案は、私たちの毎日も、シンプルで自然なものに変えてくれそうです。それが「クレンジングをやめたら肌がきれいになった」状態につながるのでしょう。
『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』書籍情報
著者北島寿さんプロフィール
1971年生まれ。
100%ナチュラルのミネラルコスメ「MiMC(エムアイエムシー)」開発者兼代表取締役。東北大学大学院理学研究科博士課程前期終了。日本の自然派化粧品会社に勤めた後、2001年にアメリカ西海岸に渡り、オーガニック化粧品や先進的美容治療のマーケティングを学ぶ。2007年に「MiMC」を設立。