2019年5月27日 06:00
8時間は好きなだけ食べてOK!プチ断食で体質改善に体重減も
「これは1日3食の弊害かもしれません。今では、1日3食きちんと食べることが奨励されており、私たちもそれを信じて疑ってきませんでした。ところが『1日3食が健康によい影響を与える』といった確たるエビデンスは、少ないのです」
むしろ3食取ることのデメリットのほうが多いと青木先生は指摘する。
「ひっきりなしに内臓が働かされていることから、内臓疲労が起きているはずです。また、糖分の取りすぎによる血糖値の乱高下が、糖尿病や心疾患などさまざまな病気の原因になります。たとえば、ご飯1杯にはスティックシュガー17本分の糖分が含まれています。これを1日3回も取れば、確実に糖分過多です」
健康のために3食きちんと食べていたことが、皮肉にも体調を悪化させているというのだ。
そこで青木先生がおすすめするのが、プチ断食、「16時間食べない時間を作る」ことだ。
これで体内の“オートファジー”がフル回転するようになるのだという。
「“オートファジー”とは細胞を新しく生まれ変わらせる働きです。飢餓状態では、オートファジー活性が数倍上昇します。私たちの体は外からの栄養供給がなくなると、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖)