2020年2月14日 15:50
医師が推奨!不眠や生理痛、頭痛も…「平熱36.5度」が不調を防ぐ
「日本人の平熱は60年前より1度ほど下がりました。これが、アレルギー疾患や生活習慣病が増えた原因のひとつだと考えられます」
そう話すのは、体温と健康の関係に詳しい石原新菜先生。なぜ平熱が下がったのか、そして、そもそも平熱とは何度なのだろう。
「私たちの体がいちばんよく働く体温を平熱といい、36.55~37.23度が理想的。これはわきの下で測った場合で、口内だと0.5度ほど高く測定されます。測るタイミングは、朝10時がいいでしょう。平熱が下がった要因は、おもに食や生活習慣の変化とストレスです。平熱が低いと血流が悪化して免疫力が下がり、さまざまな不調が起こります。
特に女性は低体温の人が多く、35度台の人も。まずは、36.5度をめざしましょう」
ちょっとした習慣を見直せば、確実に平熱は上昇するという。
【下半身の運動】
「効率よく体温を上げるのが、筋肉を動かすこと。特に、筋肉の約75%を占める下半身をきたえるのが有効です。まずは1日1回、お尻をつき出す『スクワット』や『かかと上げ運動』を30回(約1分)。これで自家発電ボディに!」(石原先生・以下同)
【入浴で汗をかく】
「四季を問わず、シャワーだけですませず、毎日湯船につかりましょう。