2020年4月29日 11:00
骨粗しょう症予防には「水泳よりもウオーキング」と医師
骨粗しょう症は、食事や運動など、その人の生活次第で予防できる、生活習慣病なのです」
健康な骨を作り、骨密度を上げるには運動が不可欠。たとえ栄養バランスが完璧でも、運動不足では骨は育たない。そこで、太田先生が骨粗しょう症予防のための運動を紹介。
「筋肉を鍛えるのが筋トレなら、骨を鍛えるのは“骨トレ”。骨トレでは骨に大きな力をかけていきます。骨は新陳代謝を経て作り替えられていきますが、状況に応じて骨格、骨の量、質、強度を調整していく特徴があります。つまり、骨に大きな負荷がかかる骨トレを継続的に行えば、太く丈夫な骨に作り替えられていくのです」
【1】テレビを見ながら「フラミンゴ体操」
両足をそろえて壁やテーブルに手をつき、片方の足を床から5〜10センチ程度上げ、1分間、片足立ち。
「一日で左右の足それぞれ5〜6回ずつ行いましょう。
とくに足の付け根の骨の骨密度アップに効果があり、下半身・でん部の筋肉も鍛えられ、転倒防止にも役立ちます。テレビを見ながら手軽にでき、体力のない人にもおすすめできる運動です」(太田先生・以下同)
【2】家事の合間にも「かかと落とし」
両足をそろえてまっすぐ立ち、かかとを上げてつま先立ちになり、肩の力を抜いて、一気にストンと落とす。