2020年4月29日 11:00
骨粗しょう症予防には「水泳よりもウオーキング」と医師
「体重の負荷がかかとの骨から全身に伝わり、骨の新陳代謝を促します。家事の合間やドライヤーで髪を乾かしている間に行えばOK。一日で計50回程度(100秒)を目安に行って」
ふくらはぎの筋肉を鍛える併用効果も期待できる。
【3】水泳よりも「ウオーキング」
水泳は心肺機能を鍛えるには有効だが、水中では浮力が働いているので骨に負荷がかからず、残念ながら「骨トレ」にはならない。
「ウオーキングはつま先で地面を蹴りながら、かかとから着地し、足を前へ踏み出すたびに全身の体重が負荷としてかかるので、それが刺激となり骨の新陳代謝が活発になります。週5回、1日30分できればベストです」
【4】湯船の中で手足の「曲げ伸ばし」
入浴中にできる簡単な運動は、手・足首回しや、手足の曲げ伸ばし。水の中では骨への負荷は低いが、柔軟性を高める筋トレとしては有効だ。
「筋肉を鍛えれば、骨も丈夫になります。
筋肉と骨は、お互い隣り合わせの存在。骨の丈夫さは筋肉の量とも関連しているといわれており、筋トレもまた骨の健康には欠かせない要素です」
加齢により骨が弱くなっている場合、少しの負荷でも骨には大きな衝撃となる。