2023年6月14日 06:00
筋肉のたるみに水分が溜まる……「顔むくみ」には「レモンを皮ごと」のススメ
(石原先生)
■女性ホルモン減少と筋肉量の低下も原因
とくに、50代以降になると代謝が落ち、むくみに拍車がかかる。
「閉経や更年期などの関係で女性ホルモンが減少するのが、この年代。代謝をコントロールするホルモンでもあるため、減ることで本来排出されるべき余分な水分を溜め込んでしまいます。また年齢とともに筋肉量が落ち、頰やあご、まぶたなどの筋肉がたるむと、その間に水が溜まって、しもぶくれやまぶたが腫れぼったい状態になるのです」
むくみ対策のためには、塩分を控え、血流の巡りを改善するマッサージや軽い運動が効果的。あわせて石原先生が提案するのが「皮ごとレモン」だ。
「いま、レモンの研究が進んでいるのですが、サッポロホールディングスの研究で、レモンにはむくみ低減効果があることが判明しています。その成分とは、レモンに含まれるポリフェノールの一種である『ヘスペリジン』。腎臓でナトリウム(塩分)調整を行う働きがあり、ナトリウムと水分は一緒に動くため、排尿を促し、水分が体に貯留されにくくなります。
さらに、血管を広げ、血流を促進する作用もあるんです」
その研究では、顔のむくみが気になる男女を対象に、半数はヘスペリジンを含む被験食品、もう半数にはプラセボ(偽食品)