治りにくい大人ニキビや肌荒れ、赤みが残ったニキビ跡などを早期に改善するためには、身体の内側からケアしてあげることも大切です。なかでも肌の健康維持に欠かせないビタミンは、食事やサプリメント、ビタミン剤などでしっかり補給したいもの。ここでは、皮膚科でニキビを治す際に処方されるビタミン剤の効果や種類、服用方法などをドクター監修のもと解説していきます。
ビタミン不足が原因でできるニキビ
20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、思春期のニキビとは異なり、生理前に悪化する、顎(あご)や口の周り、背中にだけできる、などの特徴があります。原因もさまざまで、ホルモンバランスの乱れをはじめ、身体の内側から影響しているケースも多いものです。
忙しくて栄養バランスのとれた食事を取る時間がない、ストレスを解消するため、つい好きなものばかりを食べてしまう、ダイエットや食事制限をしている…などの場合、ビタミン不足を招き、ニキビができやすい状況に陥っているのかもしれません。
ビタミンと肌との関係
身体や肌に必要な栄養素のなかでも、ビタミンは肌や粘膜を作る働きを助けたり、皮脂の分泌を抑えたり、肌の新陳代謝(ターンオーバー)