まずは思い込みを捨てることから! 正しい知識を得るだけで生理はもっと快適に。
何度も繰り返してきた月1回の生理。慣れっこになって、不調さえも当たり前と思っていませんか? それこそが間違った思い込み! ちゃんとした知識を身につければ、もっとラクに生理と付き合えるようになるんです。
お話を伺った方:岡田有香先生
日本産科婦人科学会専門医。聖路加国際病院女性総合診療部に勤務。自身のインスタグラム(@dr.yuka_okada)でも月経困難症や、不妊治療などに関する情報を発信。
【痛み】
痛みはガマンしないこと! クリニックで正しい治療を!
生理にまつわる思い込みで大きいのは、「生理痛は仕方がない」という諦め。婦人科医の岡田有香先生によれば、多くの女性が生理による痛みを我慢してしまう傾向にあるという。
「月経困難症という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
月経困難症とは、生理期間中に起こる症状のことで、特に多いのが生理痛です。もし、痛みの緩和のために、生理期間中に1回でも市販の鎮痛剤をのんでいるなら、月経困難症に該当します。痛みを仕方のないことと我慢を続けてきた方にとっては『それくらいで?』と意外に感じるかもしれませんが、『クリニックに行くほどではないかも』と躊躇してひとりで抱え込まず、まずは気軽に婦人科医に相談してみてください」