お弁当、梅雨でも傷みません! 管理栄養士直伝「食中毒を防ぐ」簡単なコツ
蒸し暑く、ジメジメとした季節がやってきました。この時期特に気をつけたいのが「食中毒」。管理栄養士の冨永望さんにお弁当作りで絶対に気をつけるべきポイントを教えてもらいました。
夏のお弁当作りで気をつけるポイント
ジメジメしている梅雨の時期から残暑が厳しい秋までは、食中毒に特に気をつけたい季節。自治体によっては、「食中毒警報」が発令されるところもありますよね。今回は、この時期の「お弁当作り」について管理栄養士の冨永望さんに聞きました。
1.お弁当箱の中の菌の繁殖を防ぐ
お弁当を作る際は、おかずは完全に冷ましてから詰め、ご飯は粗熱をとってから入れたり、おにぎりにすると聞いたことはありませんか?これは、お弁当箱内の温度が高いと菌が増えやすく、さらに蓋をすることで湿度が高くなり、より菌が増殖しやすい状態になるからです。確かに、これは一番正しい方法と言えます。
しかし、あっという間に時間が過ぎていく朝の時間帯に、そんな余裕はない、というかたが多いのではないでしょうか。
私はお弁当を作る際、詰めてから冷蔵庫で冷やすようにしています!食中毒の原因となる多くの菌が最も活発に繁殖するのは20~40℃。