月経痛の緩和やPMS症状の改善にも! ピルの効果や副作用を【産婦人科医】が解説
「私は大丈夫」という思い込みが危険を招くことも…。
「生理前の辛い症状を軽視していると、PMSの重症型であるPMDDが潜んでいることに気づけないこともあります。精神の問題に分類されるPMDDは、婦人科だけのアプローチでは難しいケースもあるので、症状があればいち早い対策が必要です」。生真面目で負けず嫌いな人ほど、PMSの症状が現れやすいともいわれており、セルフコントロールしようと頑張りすぎてしまう。婦人科医の助けを求めることも、自分を守るには大切です!
取材、文・小泉咲子
イラスト・二階堂ちはる
※『anan』2021年11月2日号より。
3.月経ともっとラクに付き合えるかも! ピルの取り入れ方
ここまで、月経痛やPMSなど月経にまつわる不調について紹介してきましたが、その解決策の1つとして前向きに考えたいのが、低用量ピルの服用。服用すると、必要なホルモンが十分足りていると脳が錯覚し、本来のホルモン分泌が抑えられ、その結果、様々なメリットが得られます。
「日本ではまだ“ピル=避妊薬”という思い込みが強く、その目的もありますが、のむことで抱かれるイメージを懸念する方が少なくないようです。