月経痛の緩和やPMS症状の改善にも! ピルの効果や副作用を【産婦人科医】が解説
「服用時間は予定が変わりがちな昼間は避け、朝イチや就寝前などルールを決めておくといいですね。のみ忘れて1日以内なら、思い出した時にのめばOK。それ以上時間が経ってしまったら、1週間の休薬期間が必要になります」
〈ピルの3つのメリット〉ピルは月経のお悩みの救世主!
1.月経痛緩和
2.PMS症状の改善
3.肌荒れ防止
ホルモンバランスを整えるピルをのむと、月経そのものが軽くなり、出血量も減って月経痛も緩和します。また、女性ホルモンのゆらぎが原因と考えられているPMSの症状も、ゆらぎがゆるやかになるため、軽くなると言われているのです。男性ホルモンと似た働きをするプロゲステロンの働きも抑制されるので、肌の状態も整っていきます。
取材、文・小泉咲子
イラスト・二階堂ちはる
※『anan』2021年11月2日号より。
4.ピルにまつわるあれこれQ&;A
Q. ピルの副作用って何かありますか?
A. 最初の数か月は軽いトラブルも。子宮頸がん&;血栓のリスクはアリ。
メリットが大きいピルですが、もちろん副作用もあるので、しっかりそこは押さえておきたいですよね。
「服用を始めて数か月は、頭痛や気持ち悪さ、不正出血などの軽いトラブルが起こる方もいますが、症状は自然と消えます。