知らなかった! 医師直伝「健康診断や人間ドック前にしてはいけないNG行動」
程度の水分にとどめておいてください。
現在、飲んでいる薬がある人は、基本的には、主治医の先生と検査項目を話した上で決めていただくのが大切です。当日の朝も飲まないといけない心臓病や高血圧、てんかん、精神疾患の薬などは健診の2時間前までにコップ1杯程度の水分で内服を済ませておきましょう。その他の薬は当日検査が終わってから飲むようにしてください。
また、サプリメントは食品として扱われるため、前日夜9時以降控えてください。特に、美容で飲んでいる人が多い、ビタミンCのサプリメントは尿検査で、尿糖や尿潜血が本来陽性であっても陰性と出てしまうことがあり、病気の発見を見逃してしまうことがあります。そのため健診2日前からビタミンCのサプリメントは控えておきましょう。
検査前のアルコールは?コーヒーはダメ?
多くの健診機関では、前日からアルコールは控えるように言われています。
健診機関によっては1週間前からの禁酒を指示する厳格なところもありますので、健診前の注意事項をよく読んでください。
アルコールの代謝は年齢や性別、体質、体調などで個人差が大きいため血液検査に影響が出る可能性があります。血液検査の結果で、仮に肝臓が異常値になった際、それがアルコールによるものなのか、ウイルス性肝炎によるものなのか、脂肪肝によるものなのか、はたまた肝がんによるものなのか…がわかりにくくなってしまいます。