知らなかった! 医師直伝「健康診断や人間ドック前にしてはいけないNG行動」
アルコールは、肝機能だけでなく、血糖値、脂質、血圧、尿酸値などの数値に影響が出る可能性があるため、せめて前日はアルコールを控えて受診してください。
検査前にアルコールを減らすことは大切ですが、アルコールは習慣によるものなので、普段から1合程度(ビールだと500mlまで)までにすることや休肝日を設けるなどの工夫はしておいてください。
たまに検査の朝にコーヒーだけ飲んでもいいですか?と聞かれることがあります。ブラックコーヒーであれば、血液検査に影響しないためOKとしている機関もありますが、砂糖やミルクが入っているコーヒーは血糖値や中性脂肪が高くでることがあるため、NGとされています。
またコーヒーに含まれるカフェインの利尿作用によって脱水を引き起こす可能性もゼロではないため、コーヒー自体をNGとしている健診機関もあり、基本的には健診機関の指示に従うか、控えておく方が無難でしょう。
タバコは1本くらいならいい?
健康診断前にタバコを吸うと、血圧や胃のバリウム検査に影響が出やすくなります。
血圧が高く出てしまったり、喫煙によって、胃が活発に動いてしまうためせっかく飲んだバリウムが胃から腸へ速く押し出されてしまい、正しい検査ができずに再検査になることもあるのです。