【産婦人科医が解説】月経前のイライラやPMSも改善… 「女性ホルモンを整える方法」
「ストレスがかかって交感神経が活発な状態が続き、体が休まらないままだと、むくみや肩こり、慢性疲労など体の不調が現れてきます。体が辛ければ当然、メンタルにも悪影響です」(宗田先生)
さらに、自律神経は女性ホルモンの変動とも密接な関係が。心療内科医の田中奏多先生は
「それぞれの司令塔が脳の近い場所にあり、どちらかが不調になると片方も呼応しやすいという特徴があります。逆に言えば、体に働きかけることで、心にも良い影響を与えられる可能性があるということ。体からのサインも見逃さずに、メンタルマネジメントに役立てましょう」
とのこと。下記の、自律神経が乱れた時に起きがちな症状例を参考にしてみましょう。
自律神経バランスがピンチかも?
- 寝足りない感じが続く
- マッサージをしても肩こりが良くならない
- 下痢や便秘が続く
- 手や足が冷える、下半身がむくむ
- 原因の分からない頭痛がする
- めまいや耳鳴りがするようになった
- 息苦しくなったり、急に動悸がしたりする
- 顔や手足など、体の一部だけに汗をかく
教えてくれたのは…
宗田 聡先生
産婦人科医、広尾レディース院長。長年の経験をもとに、女性たちの悩みに心と体の両面からアプローチ。
著書に『31歳からの子宮の教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)