寝室のエアコン、妻は寒く夫は暑い! 眠りのプロが教える「夫婦で快眠のコツ」
俺は暑い!私は寒い!夏の寝室の温度設定は夫婦間でのもめごとの1つ。結局どちらかが我慢して寝苦しい夜をお過ごしのご家庭もあるようです。今回は、長年睡眠のマンツーマンレッスンを行っている、眠りとお風呂の専門家、SleepLIVE(株)代表の小林麻利子さんにその対策をうかがいました。
夏のエアコン温度設定の戦い
1.基準の気温と湿度を用意
まずは、基準の気温湿度を確認しましょう。ご夫婦それぞれの骨格や過ごし方によって、快適な温度は変わりますし、暑い方に合わせた設定をしたとして、寝始めは快適でも朝方寒くなることも多々あります。
まずは主観で温度を決めるのではなく、さまざまな研究結果による、夏の睡眠に適した温度と湿度に設定しましょう。
気温は26度、湿度は50%台です。しかもそれは、エアコンのリモコン設定ではなく、実際の寝室の環境を確認する必要があります。
温湿度計を用意して、寝室の気温湿度を見える化し、その表示を確認することが大切です。
この温度で暑いor寒い、ということであれば、それぞれの対策を行う、という流れになります。
2.暑い人の対策
暑い場合に試していただきたいことは、2つ。
1.お風呂に浸かることによって深部体温を一時的に上昇させて、入浴後の急降下を作ること。