“便秘や下痢”は自律神経が乱れているサイン?【女医監修】実は気付きにくい「体調不良の予兆」
ですが、ストレス下などで交感神経と副交感神経のバランスの乱れが持続すると、便秘や下痢につながってしまうことがあります。一時的なものであれば問題ないですが、長期に渡って便秘や下痢を繰り返したり、腹痛を伴ったりする場合は、過敏性腸症候群(※2)のほか、何らかの消化器疾患の可能性もありますので、消化器内科を受診するのがいいでしょう。
他の体調不良の予兆
自律神経の乱れによる影響は、便秘や下痢だけではありません。例えば下記に挙げるようなものがあります(※1)。
【全身的症状】
だるい、眠れない、疲れがとれないなど
【器官的症状】
頭痛、肩こり、動悸や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、冷えなど
【精神的症状】
情緒不安定、イライラや不安感、うつなど
自律神経が乱れる原因
自律神経の乱れは、ストレス、過労、睡眠不足、不規則な生活、栄養不足など、さまざまな要因があるでしょう。なお、女性のほうが男性に比べて自律神経が乱れやすいとも考えられています。これは、月経に伴う女性ホルモンの変化が影響を及ぼしてしまうことがあるためです。
体調管理の重要性
体調不良の予兆に気がついたときには、無理せずに十分な休息と睡眠をとり、適切な食事や運動を心がけることが重要です。