スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『おかしやうっちー』のプリンです。『おかしやうっちー』。なにやら微笑ましい名前の店に並ぶのは、プリンにシュー、クッキーといったシンプルなお菓子。いかにも定番なアイテムなのに、口にしたら初めてのお菓子に出合った気分になった。レアチーズケーキなら生クリームを使わず水とクリームチーズで仕上げていて、すっと溶けるとチーズの風味がくっきり。クッキー缶では6種のクッキーで粉の個性を食べ比べさせる。どこにでもありそうで他にない品ばかりだ。うっちーこと内山裕介シェフは『トシ・ヨロイヅカ』やパリやリヨンのレストランを経て、名店『一幸庵』で和菓子も経験、レストラン『ボニュ』ではシェフパティシエを任された。その深く広い経験を、和菓子や洋菓子の型にはまらない「おかし」へアウトプット。「限りなく余分を削ぎ落として、素材を際立たせています」と、彼の「おかし」は素材ありき。プリンならあくまで卵が主役、その味をマスキングしてしまう生クリームもバニラも使わない。「卵の個性が一番生きる」ギリギリの火入れで叶えた、トゥルンと独特な繊細さで舌にとろけると、そのたおやかさとうらはらに卵の旨味がこっくり濃厚。研ぎ澄まされた素のおいしさは、別添えのカラメルをかけるのがもったいないくらい。なんてキレイな味だろう。スタンダードな「プリン(素王卵)」(¥400。写真左上)の卵は新潟から直送される、良い餌を食べて放し飼いで育った鶏が産む「素王卵」。高知の地鶏・土佐ジローの卵などほぼ日替わりでとびきりの卵を使ったもう一種のプリンがあり、食べ比べるとより素材の個性があらわに。なかでも週末限定の「プリン(神果卵)」(¥900。写真右下)は卵好きたちの憧れ、放し飼いオーガニック自然卵「神果卵」をプリンに。おかしやうっちー東京都渋谷区千駄ヶ谷3‐27‐9‐1FTEL:03・6721・027711:00~18:00(なくなり次第終了)不定休(インスタグラム@okashiya_ucchiを参照)9月オープン。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年11月27日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年11月26日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『CHOCOLATIER PALET D’OR BLANC(ショコラティエパレ ド オールブラン)』のパレドオール ブランほかです。一口でホワイトチョコ観を覆えされた。くどさや嫌な後残り(舌の奥でカーッとなるあれ)がまるでなく、スッと溶ければカカオの柔らかなアロマに満たされる。そんなホワイトチョコを手がけた三枝俊介シェフは、ショコラティエとしてひたすらおいしさを追って、ビーントゥバーに取り組んできた人。個人でカカオ豆からホワイトチョコを作るなんて世界でも珍しいけど、今度はその専門店を開いたのだ。ガラス張りの工房はチョコ作りが丸見えで、子供も大人も足を止める。カカオ豆をローストしてすり潰すまではこれまでと同じ。そうしてできた液体(カカオリカー)を、中米のカカオ農園で見つけたという機械でプレス、じわりとカカオバターを搾り出す。香りと旨味を秘めた黄金色の液体は、まるでカカオの出汁!そこに粉乳と砂糖だけを加えて練り合わせて仕上げていく。でも、「タブレットがゴールじゃない。ビーントゥバーはおいしいショコラを作るための手段です」と、三枝シェフの真骨頂はここから。ウィスキーや果物と合わせたボンボンショコラを生み出し、スペシャリテの〈パレドオール〉もホワイト化。ホワイトチョコのさらなる喜びを発明している。ホワイトチョコが好きでない人こそ食べてみて。きっと世界が変わるから。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。カカオ分(つまりカカオバター分)は50%、スーパーなどでよく見るホワイトチョコは25%くらいだからかなりのハイカカオ。ビーントゥバーらしくタブレットでは産地別の食べ比べができるのも楽しい!右手前から時計回りに、パレドオール ブラン(4個入り)¥2,200、プティ ピエール(アマンドショコラ、70g)、オランジュ ブランシュ(10本入り)、プティ パレット(マンディアン、4枚入り)各¥1,500。CHOCOLATIER PALET D’OR BLANC東京都港区南青山1‐1‐1新青山ビル東館B1TEL:03・3470・061310:00~20:00日曜休10月1日オープン。※『anan』2019年10月30日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年10月23日クラフトマンシップあふれる、モダンなかたいプリンを、乃木坂46の遠藤さくら&筒井あやめが紹介。モダンなかたいプリンWHITE GLASS COFFEE(ホワイト グラス コーヒー)生クリームを入れずぷるっと仕上げた、噛んで味わう『ホワイト グラス コーヒー』の「濃厚プリン」¥380。卵感しっかり。『green bean to bar CHOCOLATE』がプロデュースするロースタリーカフェだけに、スイーツが充実!東京都渋谷区桜丘町23-18TEL:03・6416・45508:00~21:00(土・日・祝日11:00~20:00)無休DIXANS(ディゾン) 神保町パティシエメイドのこくまろプリン。系列のパティスリー『ドゥ・ボン・クーフゥ』『ル・コフレ・ドゥ・クーフゥ』から届く生菓子と挽きたてのコーヒーで、ゆるりと過ごせるカフェ。このプリンはパティスリーでも味わえない、『DIXANS 神保町』だけのメニュー。オーブンで湯煎焼きして仕上げたこくまろな味わいが、アマレットシャンティでさらにリッチに。プリンセット¥1,200(税込み)プリンは神保町店限定メニュー。夕方には売り切れることも。東京都千代田区神田神保町1-24-1~2FTEL:03・5244・56188:00~19:00(18:30LO)、土・日・祝日11:00~18:00(17:30LO)不定休egg baby cafe(エッグ ベイビー カフェ)プリンで味わう卵料理専門店の本気。卵料理専門店のプリンはエッジが立った直方体。熱の伝わり方で食感が変わるからと、色んな型で試行錯誤し、行き着いたのがステンレスのテリーヌ型で大きく蒸し焼きして切り分けるこのスタイル。プリッと中までかたいのに、舌にのせれば想定外に口どけがよく、香ばしいカラメルに負けることなく卵感しっかり。エッグベイビープリン¥450(14:00~)プリンは14:00~取り扱いが始まり、すぐに行列に。卵サンドも人気のツートップ。東京都台東区上野5-10-9TEL:03・6823・115510:00~22:00(21:30LO)無休NORIZ COFFEE(ノリズコーヒー)芳醇に香る、コーヒーのためのプリン。店主・田中宣彦さんが有名ホテルのフランス料理人である友人と生んだ、コーヒーと楽しむプリン。茨城の奥久慈卵を卵黄多めに配合してコクを深め、ラム酒で芳醇な香りを纏わせて。焼き上がりから1~2日寝かせることで、さらにまろやかに仕上がる。深みがありつつ苦すぎない、中煎りに自家焙煎したコーヒーと。自家製プリン¥430(以下、全て税込み)5~6種から豆を選べるドリップコーヒーは¥480。プリンとなら「コロンビア」がオススメ。プリンは+¥60で生クリームのせにも。東京都武蔵野市境2-8-1TEL:非公開10:00~19:00木・金曜休Ayame Tsutsui2004年6月8日生まれ、愛知県出身。4期生。乃木坂46の全シングル衣装の制服を着て撮影した特設サイト、「筒井あやめ 制服コレクション」が話題。ニット¥23,000(カレンテージ/ブランドニュース TEL:03・3797・3673)スカート¥30,000(ビリティス・ディセッタン/ビリティス TEL:03・3403・0320)イヤーカフ¥10,000(サスキア ディーズ/フレームワーク ルミネ新宿店 TEL:03・5324・7676)Sakura Endo2001年10月3日生まれ、愛知県出身。4期生。24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』では初めてセンターに抜擢。おやつはみたらし団子が大好物。ワンピース¥38,000(ビリティス・ディセッタン/ビリティス)リング¥25,600(FARIS/ジョンブル 原宿 TEL:03・3797・3287)※『anan』2019年10月2日号より。写真・山口 明土佐麻理子スタイリスト・武政ヘア&メイク・KUBOKIpakuchan(共にThree PEACE)取材、文・chico(by anan編集部)
2019年09月28日昔懐かしくてキュート。かためプリンがたまらない!名店で愛され続ける、憧れのレトロプリンを、乃木坂46・遠藤さくら&筒井あやめが紹介。レトロなかたいプリンGouter De Maman(グーテ・ド・ママン)『グーテ・ド・ママン』の「キャラメルプディング」¥420 。南蛮窯でじっくり卵の力を引き出すことで弾力と口どけが両立!1983年から続く洋菓子店。三富恵子さんの優しいお菓子に長年のファンも多い。プリンは数量限定、電話で取り置きが安心。東京都港区三田2-17-29-1FTEL:03・3456・320511:00~19:00日曜休(不定休あり)ヘッケルン日常にそっと寄り添う名物プリン。1971年の創業時からコーヒー&プリンが看板の喫茶店。蝶ネクタイがトレードマークの森静雄さんがクルッと鮮やかな手つきで型から出すプリンは、鼈甲色のカラメルが艶やか。舌にふるりととろければ、卵の旨味と穏やかな甘さがじわり。さっぱり素朴、毎日でも食べたくなるこの味を求め、今日も常連さんが通い詰める。ジャンボプリン¥350(税込み)サイホンで丁寧に淹れるコーヒーとプリンのセットは¥600。50年近い常連さんも。東京都港区西新橋1-20-11安藤ビル1FTEL:03・3580・56618:00~19:00(土曜~17:00)日・祝日、第2土曜休喫茶 DEN(デン)プリンを覆い隠す、ソフト巻きの衝撃。プリンを注文すると運ばれるのは、ソフトクリームを巻いた迫力のひと皿。根本さんファミリーが営む喫茶店で40年ほど前から変わらぬ光景であり、遊び心溢れるメニューを次々生み出したお父さんの発明の一つ。ソフトクリームとプリンは一緒に食べるのが正解。すっきりした甘さと乳味がプリンを優しく引き立ててくれる。プリン¥550(税込み)1972年創業。ソフトクリーム&コーンがそびえ立つフロート類など個性派メニューが人気。プリンは弾力あり。東京都台東区根岸3-3-18TEL:03・3875・30099:00~19:00(18:00LO)木曜休武蔵野珈琲店オーソドックスな喫茶店プリンの理想型。濃いめのコーヒーとよく合うプリンには、マスター・上山雅敏さん曰く「一度知ったら他は使えなくて」と、マダガスカル産バニラビーンズを惜しみなく使う。お皿にしっかり立つプリンを口にするとたちまちフワッと消えて、卵とミルク、そしてバニラの香りに包まれる。ビターすぎないカラメルでまとめられる、余韻までも心地いい。プリン¥450(税込み)吉祥寺で38年、静かに時を刻む珈琲店。コーヒーは全てネルドリップ。又吉直樹さんの小説『火花』にも登場。東京都武蔵野市吉祥寺南町1-16-11-2FTEL:0422・47・674111:00~23:00無休Ayame Tsutsui2004年6月8日生まれ、愛知県出身。4期生。乃木坂46の全シングル衣装の制服を着て撮影した特設サイト、「筒井あやめ 制服コレクション」が話題。ニット¥23,000(カレンテージ/ブランドニュース TEL:03・3797・3673)スカート¥30,000(ビリティス・ディセッタン/ビリティス TEL:03・3403・0320)イヤーカフ¥10,000(サスキア ディーズ/フレームワーク ルミネ新宿店 TEL:03・5324・7676)Sakura Endo2001年10月3日生まれ、愛知県出身。4期生。24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』では初めてセンターに抜擢。おやつはみたらし団子が大好物。ワンピース¥38,000(ビリティス・ディセッタン/ビリティス)リング¥25,600(FARIS/ジョンブル 原宿 TEL:03・3797・3287)※『anan』2019年10月2日号より。写真・山口 明土佐麻理子スタイリスト・武政ヘア&メイク・KUBOKIpakuchan(共にThree PEACE)取材、文・chico(by anan編集部)
2019年09月28日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『Atsushi Hatae』のキャラメルノワ、バニーユ・フレーズほかです。キャラメルとクルミなんて王道で、まぁ間違いないよね、と何気なく口にした『Atsushi Hatae』の〈キャラメルノワ〉は思っていたのと大分違う……別次元においしい!ビターキャラメルのアロマに一気に飲み込まれると、塩がその旨味をくっきり浮かび上がらせて。そこに重なるクルミの朴訥とした森の香りが、味の奥行きをグッと深めていくよう。バタークリームケーキらしいクラシカルで落ち着いたムードとうらはらに、その香りは鮮やかで、もはやイキの良さすら感じてしまう。「このバタークリーム、これまでにないやり方で仕立てているんです」と波多江篤シェフ。聞けば普通当たり前に入れる卵を使わず、ダイレクトにバターにキャラメルを合わせてしまうという。そうすることで薄まることなく、あの目が覚めるようなキャラメル香が現れるのだ。思い描いた香りや味、食感を叶えるのに、お菓子のセオリーにとらわれない。そのしなやかさはパリ『ル・ムーリス アラン・デュカス』はじめ、レストラン経験が長い彼らしい。〈バニーユ・フレーズ〉もまたユニーク。真空調理に似たやり方で、イチゴの香りや旨味のエキスだけ取り出したジュレを中に潜ませている。クリアなイチゴとバニラの香りの調和は至福でしかない。手前から時計回りに、キャラメルノワ¥594、シグネチャーのバニーユ・フレーズ¥864、バラのように美しいタルトマングー¥972(~10月中旬まで)はほんのりライムの香りがアクセント。Atsushi Hatae 代官山店東京都渋谷区猿楽町17‐17 MH代官山1FTEL:03・6455・202611:00~19:00月曜休(祝日の場合は翌日休)※高輪店、用賀店とともに今年7月に3店同時オープン。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年10月2日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年09月25日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『パティスリー エスリエール』の4種のベリーのレアチーズケーキです。ふんわりと綿帽子みたいなイタリアンメレンゲがのっているほかは、ごくシンプルなチーズケーキ。けれど一口食べてのけぞった。ホワッ、まったり、かと思えばとろーりサクサク。何この楽しい口当たり!さらには白い見た目以上にベリーが鮮やかで、キュンとはじけるような甘酸っぱさが濃厚なチーズケーキを華やがせる。ベリーは下層にちらっと見えているところだけかと思っていたら、実は4種のベリーのコンポートがたっぷり、あの綿帽子の下に隠されていた。「とろりとソースが流れる、デザートのようにしたくて」と『パティスリー エスリエール』土谷豪シェフ。パリのフォーシーズンズホテル内のレストラン『Le Cinq』が三ツ星をとった際にデザートを考案した彼らしいし、シェフパティシエを務めた『ドミニクアンセルベーカリー』(閉店)的遊び心もちらりと覗ける。また、どのお菓子も舌にすぐ溶けるのではなく、必ず何か食感を入れておくのも土谷シェフ流。〈カシスピーカン〉ならピーカンナッツのプラリネがザクザク!このプラリネが自家製で、ワッと湧き立つナッツの香りと旨味がたまらない。こんなふうに派手ではないけど、あと引く味わいが潜んでいる。だからしばらくするとまた恋しくなってしまうのだ。左から、柚子の爽やかさに自家製ローストヘーゼルナッツプラリネのコクが驚くほどマッチする〈柚子〉¥460。〈4種のベリーのレアチーズケーキ〉¥460のベリーはカシス、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーの4種。〈カシスピーカン〉¥520(すべて税込み)。パティスリー エスリエール東京都品川区南品川1‐8‐11TEL:03・6433・216110:00~19:00水曜休今年6月オープン。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年9月4日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年08月28日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『OIMO cafe zenpukuji(オイモカフェ ゼンプクジ)』の「お芋のもーもーちゃーちゃー」です。“もーもーちゃーちゃー”、もはや呪文のような名前だけど、某高級スーパーが出してヒットしたのもあり意外と知名度は高め。その正体はマレーシアの“ごちゃ混ぜしるこ”。芋や豆、ココナッツミルクなんかがわさっと入るアジアなオヤツが、とびきりのサツマイモと出合って洗練のデザートになった。『OIMO cafe』といえば、埼玉で320年続くサツマイモ農家によるカフェであり、全国から芋ラバーたちが集う聖地。「もーもーちゃーちゃー」は善福寺(最寄り駅は吉祥寺)にできた新店だけのメニュー。ココナッツプリンをとろりと覆うサツマイモのアングレーズ、その上に6種の豆とキヌア、そして刻んだ干し芋と大学芋が美しく彩る。「アングレーズは滑らかに、干し芋は干しても柔らかにしたいからしっとり系の“紅はるか”を。大学芋にはホクホクな“むさしこがね”を選び、あえてカリッと仕上げています」と店長の大和田一樹さん。どれも焼き芋にしてから使うが、そこにもサツマイモのプロの技が。「熱がよく伝わる素焼きの壺を使い遠赤効果でじっくり、芋のデンプンが糖化するちょうどの温度をキープして甘さを引き出すんです」。ごちゃ混ぜにして食せばつぶつぶ、とろり、鮮やかなお芋の甘みと旨みにほっこり憩う。「お芋のもーもーちゃーちゃー」(直径約10cm、数量限定)¥650。少しずつ食べてもいいけど、勇気を出して思いきりごちゃ混ぜがおいしい!サツマイモを焼く際は、気温や芋の種類、熟成具合によって焼き時間などを変え、その甘みをとことん引き出していく。OIMO cafe zenpukuji東京都杉並区善福寺2‐24‐8TEL:03・6454・727210:00~17:00月・火曜休※イベント出店のため7/30まで休みチコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年7月31日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年07月24日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『HiO ICE CREAM(ヒオアイスクリーム) Atelier 自由が丘』のクラフトアイスです。コーヒー、チョコレート、ビールに続き、クラフトの波がついにアイスクリームにも!……って、クラフトアイスって一体どんなの?「シンプルに、けれど手間をかけて、素材そのものの良さを最大限引き出すモノ作り」というのはこれまでのムーブメント同様。「なんでも便利になった今、あえて非効率なスモールバッチ(少量生産)で原点に戻る。そんなムダに見えるところに面白さや発見があるんです」と『HiO ICE CREAM』代表の西尾修平さんは言う。少量ずつ作るからたくさんは手に入らない希少な食材も使えるし、食材に合わせてその良さを引き出せる。さらにはその日の気温や湿度を考えて甘さや硬さを調整してと、柔軟においしさを追えるのがクラフトの強みだ。食材は全国に足を運んで見つけてきた。牛乳は40か所以上の牧場を巡ってようやく出会った、北海道は美瑛のもの。時間をかけて低温殺菌でアイスにしていくことで、濃厚なのに爽やかな牛乳の旨味をぎゅっと濃縮してみせた。「これがないと始まらない、お出汁みたいなもの」というこのミルクアイスが、全てのアイスのベースになる。どのフレーバーも素材の味がガツンと濃いのに後味すっきり。氷点下に閉じ込めていた大地の恵みが溢れ出すよう!空気をたっぷり含ませられる最新のアイスクリームマシンを使って、舌にふんわり溶ける口どけに。右手前から時計回りに、「美瑛シングルオリジンミルク」、アロマ生チョコの『ca ca o』と共同開発したコロンビアカカオ香る「アロマチョコレート」、生クリームを使わず牛乳の濃さをストレートに楽しむ「十勝シングルオリジンジャージーミルク」、甘酸っぱさにほのかな苦味がたまらない「レモン(シルキーシャーベット)」各¥450。HiO ICE CREAM Atelier 自由が丘東京都世田谷区奥沢7‐4‐12TEL:03・6432・195011:00~18:00月・火曜休(祝日は営業)チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年7月3日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年07月02日スイーツライター・chicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回ご紹介するのは、『DRYADES(ドリュアデス)』の木目のバーです。木目がきれいなこのチョコレート、木型で形作られているというから驚いた。チョコレートの型といえば大抵プラスチックやシリコンで、木型チョコなんて初耳。聞けばこの『DRYADES』、木製デザイン雑貨の『Hacoa』が始めたショコラトリーという。ショコラティエはパリ『ピエール・エルメ』などで研鑽を積んだ斎藤拓野シェフ。木の恵みであるカカオを通し、福井の木工職人×フランス帰りのショコラティエが起こす化学反応…想像するだけで心躍る!木とショコラの職人が共に工夫を重ね、木目柄に彫り上げたメープル材の木型、それ自体が美しい型で抜くチョコレートはどこか温かな風合い。「〈木目のバー〉のランバーコレクションは木を食べるイメージで作りました」と斎藤シェフ。実は味わいまで木で、木製雑貨によく使う木材から、チェリー、メープル、ウォールナット(くるみ)のフレーバーをチョコレートの中に忍ばせている。白木のメープルはブロンドチョコで、ウォールナット材の深いブラウンはダークチョコでと、木肌の色もぬかりない。チェリーの一本を齧れば、中からチェリージャムとピスタチオクランチがザクザク。果実の酸味も落ち枝を踏みしめるような食感も心地よく、木型チョコの森を散策している気分だ。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。〈木目のバー〉はランバーコレクション(チェリー、メープル、ウォールナット)とボタニカルコレクション(キャラメル、パッションフルーツ、シナモンハニー)の2ライン。各3本入り¥1,500。ほかにも木材チップでスモークしたナッツチョコや木の葉のように彫った木型タブレットなど、ウッディなチョコレートが並ぶ。DRYADES春日本店東京都文京区西片1-2-8BRICK BLOCK 1FTEL:03・6801・562510:00~19:00水曜休※『anan』2019年6月5日より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年05月30日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回ご紹介するのは、『nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO(ネル クラフト チョコレート トウキョウ)』のボンボンショコラです。カカオ豆からのチョコレート作り、なんて説明もいらないほど定着した“ビーン・トゥ・バー”。その楽しみ方といえばタブレットで産地ごとの食べ比べがセオリーだったけど、今はそれだけでない。「ボンボンショコラなどをよりおいしくするにはどうするか、豆から作るのはその手段なんです」と『nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO』・村田友希シェフ。ベトナムの契約農家からカカオを仕入れたり発酵の違いを比べられるタブレットを仕立てたりと、マニアックにカカオを味わうものをおきつつ、みんなに素直においしい色んなフレーバーのボンボンショコラやチョコ香るポップコーンまで並べている。全てチョコレートは自家製で香料はバニラさえ使わないから、カカオの自然なアロマに満ち、合わせるフレーバーを邪魔しない。繊細な和素材もショコラの濃密の中で鮮やかに香りだす。「京都の錦市場で見つけた青実山椒は一晩生クリームにつけ、ゆっくり香りを抽出します」。素材に寄り添い魅力を引き出し、いいバランスでショコラと合わせて。舌で溶かすとまずカカオ感、その奥からふわりと山椒の香りが追いかけ、柔らかくも豊かな余韻を残していく。まっすぐな職人の手仕事が、また新しいショコラの喜びを生み出していた。ボンボンショコラは秋田の梅酒や高知産柚子など、選りすぐりの和素材を使ったものと産地別の2ライン。ボンボンショコラ(柚子、梅、紫蘇 各¥380山椒、胡麻、丹波黒豆きなこ、ブンチャプベトナム、ブンチャプベトナムミルク、タンザニア、ハイチ、ブラジル、ベネズエラ 各¥350)。nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO 東京都中央区日本橋浜町3-20-2HAMACHO HOTEL 1F TEL:03・5643・712310:00~20:00不定休チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年5月1日‐8日合併号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年04月25日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『ルノートル 銀座三越店』のフイユ・ドトンヌです。約10年ぶりに『ルノートル』が再上陸!しかもパンがメインだった以前よりパティスリー色を濃くして帰ってきた。パリで愛され60余年、M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)シェフが現在7人もいる名店に息づくのは、“フランス菓子の父”、創業者ガストン・ルノートルさんの教え。誰もが食べやすい軽さもそう。創業からの代表作「フイユ・ドトンヌ」は、どっしりしたお菓子が主流の当時、チョコレートケーキを軽やかにしてパリっ子達を夢中にさせた。ショコラムースの中には生地でなくメレンゲが入り、さくほろ軽快、エアリーに溶けてしまう。最新の発明はタルトで、ふちまで平らなディスク仕立て。フォークですんなり切れる食べやすさに、なるほどと感心しつつ口にしてまた驚いた。ザクザクすぎない軽いクリスピーさが、果物の柔らかな香りや瑞々しさを際立ててくれるのか。「ガストロノミーの精神で食材を見極め、どう足し引きしたら最高の一皿になるか追求しています」とクリエーション・ディレクターのギー・クレンザーシェフ。綿密に研ぎ澄まされた美味しさがそこにある。「とはいえ知識をめぐらせ味わうより、存分に喜びを味わってほしいのです。時間を忘れるくらいね」。私達はただその幸せに飛び込めばいい!手前から時計回りに、エスプリ・タルトレット・フレーズ¥750、キャラメリゼした表面とバニラの香りが溶け合うプレジール¥750、フイユ・ドトンヌ¥800。ほか、エッフェル塔をモチーフにした日本限定品「トゥール・エッフェル・ヴォリュテ」など、どれも目に舌にアーティスティック。ルノートル 銀座三越店東京都中央区銀座4‐6‐16銀座三越B2TEL:03・3562・1111(代)3/27オープン。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年4月3日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年04月02日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『Le Magnolier(ル マグノリア)』のアルテミスです。目が醒めるようなひと口だった。この〈アルテミス〉ではラムは香り付けでなく、思いきり主役。口にするとたちまち蕩け、ラムの香りに満たされる。ショコラとブリュレのこっくりした甘みをお酒がキレよくまとめ、食後は優雅で仄かにスモーキーな香りが続く。なんて幸せな余韻だろう。「ヒントになったのは『シャンドワゾー』の〈ロワイヤル〉という口どけ良い紅茶のケーキ。滑らかな口どけに乗って香りが放物線を描くように伸びていくイメージがあって、それをラム酒で表現してみました」と、『シャンドワゾー』では長くスーシェフを務め、昨年この店を開いた伊東大樹シェフ。理想の口どけを叶えるべく、ガナッシュは水分をギリギリまで上げて瑞々しく、ブリュレもゼラチンをできるだけ控えた。さらに「全パーツに香り高い『ネグリタラム』を効かせますが、そのまま使うばかりでは強すぎるので」とひと工夫。ブリュレはふんわり香るようアルコールを飛ばし、ビスキュイには生のラム酒シロップをうってダイレクトに味わわせる。ガナッシュに混ぜるラムも生だけどショコラを合わせることで、エッジを残しつつ穏やか。全部一緒に食べると尖りすぎたりせず、酒呑みでなくてもラムの奥深さに気持ちよく溺れられる。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。“ラムの貴婦人”と呼ばれるフレンチラム、「ネグリタラム」の香りが重なる「アルテミス」¥463。芳醇とはまさにこのこと!Le Magnolier東京都西東京市谷戸町3‐10‐2TEL:042・439・459010:00~19:00火曜休(ほか不定休あり)昨年11月オープン。※『anan』2019年3月6日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年02月28日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『Patisserie LesLines(パティスリー レリアン)』のトラディッショナルです。どっしりと、いかにもチョコレートケーキという重厚感漂う見た目なのに、舌にのせるとたちまちほどけるように消えていく。思いがけない軽さにするすると食べ進めば、ビターな味わいと力強い旨味が舌にじんわり。その奥に潜むナッティな風味もあとを引き、フォークが止まらなくなってしまう。「〈トラディッショナル〉のムースは生クリームを使わずメレンゲとチョコレートで、昔ながらのやり方で仕立てました。乳化させないのでさらりと溶けるし、カカオの香りもストレートに出るんです。生地も口どけよくしたいから粉を使いません」。そう話す松島啓介シェフは、日本でもお馴染みのショコラトリー、『ジャン=ポール・エヴァン』で6年スーシェフを務めた人。ショコラへの想いは人一倍強い。軽やかで食べやすくもカカオの醍醐味を感じさせるこのお菓子をシグネチャーにしたのも、ショコラの魅力をより多くの人に伝えたくて。店作りも然りで、白と水色で彩られた佇まいはショコラトリーの高級感とはまた違う可愛らしさがあり、誰でも気後れせずに入れる。「今はまだまだですが、生菓子の半分くらいはショコラ系にしていきたいです。ショコラと他の食材の組み合わせも色々挑戦したいですし」。敷居は低くも志は高い!クセがなくビターで食べやすい、マダガスカル産チョコレートを存分に楽しめる「トラディッショナル」¥585。ナッティな香りの正体は生地に混ぜ込んだパートダマンドクリュ(ローマジパン)。アーモンドを挽くところから手がける自家製だからとびきり芳しい。昨年10月オープン。Patisserie LesLines東京都杉並区西荻北3‐13‐14TEL:03・5303・922510:00~19:30水曜・隔週火曜休チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年2月6日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年02月01日スイーツライターのchicoさんがおススメのスイーツをを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『Megan‐bar & patisserie(ミーガン バー&パティスリー)』の焼き菓子です。フランスのカヌレやイタリアのパンナコッタに、アメリカンなベイクも盛りだくさん。そしてシグネチャーはメキシコのミルキーなケーキ、「トレス・レチェ」!国境をこえてお菓子が並ぶ『Megan bar & patisserie』のショーケースを前にしたら、誰だって目移りしてしまう。気鋭のパティシエチーム「タンジェント」とコラボして生むお菓子は、トラディショナルでシンプル。国にはこだわらないがおいしさへの工夫は抜かりない。カヌレはラム酒とバニラの香りが溢れるほどたっぷりで、しっとりしたパウンドケーキは、発酵バターの旨味が優しくも力強い。さらに、「クラシカルなお菓子にもミーガンらしいテイストを忍ばせています」とペストリーシェフ。エンガディーナはとりわけユニーク。くるみと柔らかなキャラメルをクッキー生地で包んだスイスの伝統菓子で、日本のパティスリーでもわりと見るけど、カルダモンを効かせるのがミーガンスタイル。しかもこのカルダモン、店内でホールから挽いているから、わきたつ香りがなんとも鮮やか。さくほろ、ねっとりと賑やかな口当たりの中で、チャイにも似たエキゾチックなアロマに包まれる。素朴でいてあか抜けている、遊びのきいたクラシックをあれこれ楽しんで。左から「カヌレ」各¥300、「発酵バターのパウンドケーキ」各¥400、「エンガディーナ」各¥350。小麦粉はすべて北海道産。国産ならではのしっとりもっちりした食感もおいしい要素。(価格はすべて税込み)Megan‐bar & patisserie東京都渋谷区東1‐29‐3SHIBUYA BRIDGE B棟1FTEL:03・5962・76488:00~23:30LO(日・祝日~17:00パティスリーは10:00~18:00、日・祝日~17:00)不定休チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2019年01月04日スイーツライターのchicoさんがおススメのギフトをご紹介。今回は『ザ・キャピトルホテル 東急 ペストリーブティック「ORIGAMI(オリガミ)」』のビスキュイ・サヴォワです。王冠や城みたいな大胆な形が目を引く「ビスキュイ・サヴォワ」。14世紀のフランス、サヴォワ生まれの生地を楽しむお菓子で、デザインとうらはらに味はシンプル。とはいえ「フワフワ」のひと言では表せない、「ファサッ」とした空気を抱いた弾力があり、それがどうにもクセになる。まわりの砂糖のシャリ感や卵のコクある風味が重なれば、たまらなく幸せな気分!パリのレストラン『ル・グラン・ヴェフール』では、このお菓子がコースのシメに必ず出る。250年以上続く名店を率いるシェフ、ギィ・マルタンさんはサヴォワ出身で、故郷のお菓子を伝えたい思いからのサービスとか。その思いは日本にも届き、長年交流がある『ザ・キャピトルホテル 東急』でも手に入るようになった。「配合はそのまま。ギィ・マルタンさんいわく、100年前のレシピです」。そう話すペストリーシェフ・安里哲也さんはパリに渡り巨匠からその味を直伝された。生地は泡を潰さず、粘りが出ないよう混ぜる回数をできるだけ少なく。「香りが全然違うから」とその日の分だけ焼く。ライム皮を忍ばせるのもギィ・マルタン流。頬張れば仄かなライムの清香の中、卵や砂糖が醸す素朴な旨味に心がほどける。いつの時代も揺るぎないおいしい喜びがここにあった。この秋からの新定番、ギィ・マルタンさん監修の「ビスキュイ・サヴォワ」¥800(税込み)。直径約15cm。確実に欲しい時は予約が安心。ザ・キャピトルホテル 東急 ペストリーブティック「ORIGAMI」東京都千代田区永田町2‐10‐3‐B2TEL:03・3503・020811:00~20:00(土・日・祝日~18:00)無休チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年12月5日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年12月02日スイーツライターのchicoさんがおススメのギフトをご紹介。今回は『Cacaotier Gokan(カカオティエ ゴカン)』のカカオサンドです。ひとり目を閉じ真剣に、ボンボンショコラのおいしい理由を分析したり、カカオ産地ごとの味の違いを探ったりするのは最高に楽しい。けれど、子供からお年寄りまでみんなに馴染みある、普段のおやつなのもまた、チョコレートの真理。難しいことなく誰もがワイワイ楽しめるチョコレートも、やっぱりいい。この秋東京にやってきた『カカオティエ ゴカン』も、ビーントゥバーに取り組みながら、あえて気さくな「カカオサンド」をシグネチャーにしていた。ガナッシュをショコラサブレでサンドした一本を、ひょいとつまんで頬張れば、さく、とろり、なんとも滑らかにとろけてしまう。ヘーゼルナッツには香り豊かなエクアドル産カカオのチョコ、ストロベリーにはフルーティな酸味をおびたベトナム産という具合に、8種のフレーバーごとにチョコレートを使い分けて、食材とカカオ香が互いを高め合うよう。とりわけ印象的なのがオレンジ。みかんのように穏やかでどこか懐かしい香りが、チョコレートに運ばれてふわりと広がる。聞けばカカオバターにオレンジの皮を漬け込んで抽出した自家製オレンジオイルが入っているそうで、優しい余韻に心が解ける。その味わいについ、もう一つと止まらなくなってしまうのも、チョコレートの醍醐味!Cacaotier Gokan 日本橋高島屋店東京都中央区日本橋2‐4‐1日本橋高島屋S.C. 本館B1TEL:03・3211・4111(代)10:30~19:30不定休(施設に準ずる)今年9月オープン。カカオサンド各¥350。ハイミルク、ヘーゼルナッツ、ビター、カフェの定番4種に、秋冬はマロン、抹茶、オレンジ、ストロベリーが加わった計8種のラインナップ。老若男女に愛されるべく、食べやすくマイルドな味わいが基本。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年11月7日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年11月03日あの人が選ぶ、いま贈りたい手みやげは?「独創性があり、新しいおいしさに満ちている。手みやげにはそんなお菓子を、といつも思っています」と、スイーツライターのchicoさん。今年とりわけ目を引かれたのは、有名シェフによる新展開。「新分野に挑戦したり、1ジャンルに特化した店舗を出したり。レベルの高いお菓子が次々と登場しています」和菓子の世界にも、同じく新しい動きがあるそう。「代替わりした老舗の若旦那を中心に、新素材を使うなどした“ネオ和菓子”に取り組むところが増えています。そして和洋問わず、フォトジェニックなデザインを意識したお菓子がやはり人気です」味わいをカスタマイズできるスイーツなど、斬新なしかけのある5品を選んでくれた。カスタマイズもOK!新スタイルのスイーツ。ミシャラク 表参道コスミック1個¥650~750スターパティシエの話題の新店。透明な容器の中にナッツやフルーツ、ムースなどを重ねた、ユニークな「コスミック」は、「ゆずとクリームなど味わいの組み合わせが繊細。持ち運んでも崩れにくいし容器から直接食べられ、手みやげにはぴったりです」。全5種類から選べるほか、アプリで味わいをカスタマイズできる日本限定の「マイコスミック」も。東京都渋谷区神宮前6-2-9 TEL:03・5774・631111:00~20:00不定休食感も香りも多彩な、上質なチョコレート菓子。ル・ショコラ・アラン・デュカス焼き菓子詰め合わせ5個入り(5種)¥2,800今年日本にお目見えした、アラン・デュカス氏が手がけるチョコレート専門店。カカオニブが入ったフィナンシェやローストアーモンド入りのサブレなどの焼き菓子は、日本だけの限定品。「しっかりとカカオが感じられるうえ、それぞれに違う香りが楽しめます」。一部商品は1個からも購入可能。ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房東京都中央区日本橋本町1-1-1TEL:03・3516・351111:00~20:00無休都内に計3店舗。小さめロールケーキは少人数の集まりにも活躍。ローズロールプリンロール¥1,600白金のパティスリー『パッション ドゥ ローズ』の田中貴士シェフが立ち上げた、ロールケーキの専門店。「しっとりシフォン生地の中に味わい深いプリン。名パティシエの本気を感じるケーキです。長さ11cm程度と小ぶりで、少人数の集まりにも」。他にクリームに天然のバラの香りを移した「ローズロール」など多数。人数が多い時は、数種を取り合わせても。東京都港区白金1-25-16TEL:03・6456・436910:00~19:00不定休フランスの美食の粋を5つのマカロンに凝縮。ドミニク・ブシェマカロン グルマンbyドミニク・ブシェ5個入り¥1,800栗とトリュフに、赤肉メロンと甘口デザートワインのピノ・デ・シャラント…。「ドミニクシェフの、食材を自由に使いつつ完璧なバランスに仕上げる手腕に脱帽。シェーブルチーズとはちみつの組み合わせは、ワインが飲みたくなる味わいです。お酒が好きな人や食通の方にぜひ差し上げたい」。全5種の詰め合わせ。オンラインで取り寄せ可。TEL:076・208・6840(ル・グリル・ドミニク・ブシェ カナザワ)写真に撮らずにいられない、可愛らしいたたずまい。巖邑堂(がんゆうどう)日本橋高島屋S.C.店つきみてよ6個入り¥1,426(税込み)徐々に姿を変えていく月の形をあしらった上品な最中は、静岡県・浜松市の老舗和菓子店によるもの。「日本橋高島屋店の限定品です。苺のゼリーと黒糖あん、キャラメルナッツなど、オリジナリティのあるあんがおいしい。甘さ控えめで、どなたにも喜ばれるお菓子です」。バラ売り、1個¥184(税込み)もあり。東京都中央区日本橋2-4-1日本橋高島屋S.C.本館B1TEL:03・3211・4111(代)10:30~19:30休日は高島屋に準ずるchicoさんスイーツライター。和洋を問わずスイーツアンテナをめぐらせる。本誌の連載「Food news」を月に1回担当するほか、各メディアで活躍。※『anan』2018年11月7日号より。写真・津留崎徹花スタイリスト・佐々木カナコ取材、文・新田草子(by anan編集部)
2018年11月02日スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『MICHALAK OMOTESANDO(ミシャラク 表参道)』の「クラシック タルトユズシトロン」です。今季お菓子好きたちを熱狂させているのが、クリストフ・ミシャラクさんの店の上陸!若くしてパリの名門ホテル『プラザ・アテネ』のシェフパティシエを任されると三ツ星をとり、世界最高峰の洋菓子大会ではフランスチームを優勝へと導いたスターパティシエのお菓子は、自由で大胆不敵。艶やかな深紅のショコラのバラに柚子とパッションフルーツのフレッシュな酸味をひそめた「ミシャラク モンクール」はコンセプトの“ロック&ラグジュアリー”を象徴するよう。美しくセクシーで、口にすると良い映画を見た時みたいに心が震える。日本出店は彼が神戸『グレゴリー・コレ』で働いていた20年ほど前からの夢。柚子は当時からのお気に入りで、タルト オ シトロンにも柚子を採用している。フォークを入れるととろり、トップのライムババロアの純白から黄色いソースが溢れる楽しい不意打ち。柚子とレモンのママレードだそうで、穏やかな柚子クリームのタルトに、目が醒めるような甘酸っぱさと香りが鮮烈。定番がこんなにビビッドになるなんて。しかももたれず食後感はなんとも軽やか。「クールで着心地良い服のように、見た目、食感、味、食べ心地までデザインするんです」とミシャラクさん。食べれば最高にいい気分!手前から時計回りに、「クラシック タルトユズシトロン」¥750、「ミシャラク モンクール」¥750、「ルリジューズ」¥650。糖分や油分を抑えて、素材の味を引き出すから、しっかり印象を残しながらも重くない。そんな「機能性」まで計算済み。MICHALAK OMOTESANDO東京都渋谷区神宮前6-2-9TEL:03・5774・631111:00~21:00(20:00LO)不定休10月5日オープン予定。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年10月10日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2018年10月08日星野みなみ&大園桃子×芋栗スイーツ。新スタイルがお目見え。秋を感じる芋栗スイーツ。溢れるほどに和栗香る、極め付きのモンブラン。例年以上の盛り上がりを見せている、芋栗スイーツ。モンブランジェラートにと、各所でひと味違うニュースな芋栗アイテムが登場中。この秋食べたい最新芋栗スイーツを追って、星野みなみさん&大園桃子さんがいざ出発!まず向かったのは、5月にオープンするやたちまち行列店となった『モンブランスタイル』。栗好きたちの聖地、谷中『和栗や』の竿さおしろしんや代信也さんが、よりモンブランに集中すべく、そして、より出来たてを食べてもらいたくて始めたモンブラン専門店。メニューは「モンブラン デセル」と「モンブラン パフェ」の2種のみ。白木のカウンター越しに仕立てていくところが望めるスタイルは、お寿司屋さんみたい。「わぁ、すごーい!」(大園さん)、「こうやって絞るんですね」(星野さん)。竿代さんの鮮やかな手仕事に、目を輝かせる二人。使う栗は茨城県笠間にある6000坪の自社栗畑と、契約農家で採れる新鮮なものだけ。特に香りの良い早生品種「丹沢」をメインに3~4種をブレンド。モンブランクリームは和栗の繊細な風味が生きる“剥き栗クリーム”と、旨味の濃い“渋皮クリーム”が美しく重なる。乳味の濃い北海道根釧産の低温殺菌生クリームと2種のモンブランクリームが溶け合えば、ほくほくとした和栗の奥深い味わいがワッと溢れ出して「うーん♪いい香り!こんなに栗が濃厚だなんて」(大園さん)。星野さんは、ミニモンブランに栗アイス、新栗甘露(さっと表面だけ甘みをつけた甘露煮)を合わせたパフェをひとくち。「すごい栗感!甘さ控えめでどんどんいけちゃいます」とにっこり。星野みなみ(左)1998年2月6日生まれ、千葉県出身。1期生。「芋栗スイーツは大好き!王道しか食べたことないので、どんなのがあるか楽しみ」と意欲満々。ワンピース¥14,000(Honey Salon by foppish/ハニーサロンTEL:03・5410・3538)イヤリング¥12,000(THEATRE PRODUCTS/THEATRE PRODUCTS OMOTESANDOTEL:03・6438・1757)リング¥11,000(ノジェスTEL:0800・300・3315)大園桃子(右)1999 年9月13日生まれ、鹿児島県出身。3期生。「スイーツは普段あまり食べなくて、今日が人生2度目のモンブラン。ワクワクしてます♪」トップス¥9,000(SNIDEL/SNIDELルミネ新宿2店TEL:03・3345・5357)スカート¥11,000(MERCURYDUOTEL:03・5447・6533)イヤリング¥38,000イヤリング〈チャーム〉¥16,000(共にアガットTEL:0800・300・3314)Mont Blanc STYLE(モンブランスタイル)茶名人・小室栄寿さんがこのモンブランのために作った一番茶の茎のみを厳選、少量ずつ焙煎したほうじ茶と、至福のモンブランタイムを。東京都渋谷区富ヶ谷1-3-3TEL:070・4343・1568(電話は19:00以降可)12:00 ~ 19:00(売り切れ次第終了)水曜休(ほか臨時休あり)※『anan』2018年10月3日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・鈴木のり子ヘア&メイク・上川タカエ江指明美(共にmod’s hair)取材、文・chico(by anan編集部)
2018年09月30日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回ご紹介するのは、『Cuisson(キュイソン)』のココカドォです。黄金色に輝く焼き菓子に夢中になって通いつめた、奥沢の『Cuisson』。茨城にパティスリーとして移転すると繊細な生菓子にも心奪われたけど、おしくもクローズ。あの味わい深さは他になくキュイソン・ロスな日々を過ごしていたら、この7月に藤沢で再開された。しかも築92年の建物をリノベした古民家パティスリーという、心躍るシチュエーション。大正時代の趣ある格子ガラス戸の上に目をやれば、川崎達也シェフがフランスで少しずつ集めたアンティークの菓子型が賑やかに飾られ、日仏の古き良きものが美しく共存している。土間だったところに置いたショーケースに並ぶのは、純然たるフランス菓子。どれも味や香りは濃密なのに、口どけはとても軽い。「ココカドォ」なんてバタークリームがムースのようにエアリー。オレンジやパッションフルーツの果実味を放ち、生地共々すっと消えてしまう。川崎シェフが西麻布にあったグランメゾン『ザ・ジョージアンクラブ』にいた頃にも出していたそうで、なるほど食後にぺろりといける軽さ、なのに鮮烈な存在感を残していく。さらに「デセールも落ち着いたら始めます。奥沢の頃みたいに焼きっぱなしのお菓子ももっと並べたい」と楽しみは続く。近いうちにまたこの家に帰ってこよう。左下から時計回りに、20年作り続けているフランボワーズとショコラをピスタチオクリームで包んだ「エムロード」、オレンジとショコラ、バニラがとろける「シャルマン」各¥540、「ココカドォ」、トンカ豆とキャラメル香る「タルトレット・トンカ」各¥490(すべて税込み)。Cuisson神奈川県藤沢市弥勒寺2-5-10TEL:0466・76・506011:00~19:00月・火曜休(祝日の場合は営業。不定休あり)チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年9月12日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2018年09月06日スイーツライターのchicoさんがおススメのギフトをご紹介。今回は『Libre(リーブル)』のフリュレです。コロンと並ぶ姿は果実のアート作品みたい。「かしこまらず、子供にもワイワイ気軽に食べてほしくて」と田熊一衛シェフは、この「フリュレ」を編み出した。パリのミシュラン三つ星レストランなど国内外の名店で研鑽を積んだ気鋭の料理人だが、自店ではその喜びをより気さくに。夜はレストラン、昼はふらっと寄れるパティスリーというスタイルで、美食家も子供もみんな楽しませる。薄いチョコの果実をパリと割ると、クリームがとろーり。不思議な景色に見とれながら口にすれば、ワッと湧き立つ果実の香りにまた驚く。「桃は福岡の朝倉産、バナナは奄美の宝島からと、全国の信頼する生産者から届く食材を使います。特にこのクリームは果物をしっかり煮詰めて、味を凝縮させるんです」。「ペーシュ」ならとろとろに煮詰めた桃とヨーグルトのクリームの中に、桃とパイナップルの果肉とタイム、さらにフルーティなソースも忍ばせ4層に。マイナス40℃で急冷しては層に包み、フレッシュな旨味をそのまま閉じこめていく。カプセルのように全ての味がはじけ出すのはいただく時。桃そのものの可憐な香りに、タイムとパイナップルの清爽感が寄り添う心地よさといったら!カラフルな果実には心躍る食の楽しみが詰まっている。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。Libre東京都港区白金1‐15‐36TEL:03・6447・707710:00~16:00(パティスリー)、18:00~21:00(レストラン)、21:00~(バー)不定休写真右手前から時計回りに、フリュレ マンゴー、ペーシュ、ココナッツ各¥900。イートインもできるけれど、公園ピクニックにも対応できるようにと、テイクアウトでは皿いらずでそのまま食べられるジャーに収められる。ホームパーティの手土産にも優秀。マンゴー以外は季節替わり。※『anan』2018年8月8日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年08月11日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回ご紹介するのは、『FRAGLACE(フレグラス)』のローズバニラ、ローズチョコレート、グリーンティーです。とろりと色っぽく舌にとろけると、たちまち可憐な香りに満たされる。食後の余韻まで美しく、ひと匙でみずみずしいバラのアロマに溺れそうになった。聞けばこのアイスクリーム、ミシュラン星付きレストランが愛用する、無農薬栽培エディブルフラワー専門店が手がけたという。しかもレシピは、「香り」を核とした料理に今、世界が注目する『TIRPSE』田村浩二シェフの作。バラは平塚で自然栽培される「YOKOTA ROSE」をメインに、重厚に香る奥出雲の「さ姫」もブレンド。世のローズスイーツは既製のバラエキスなどで作ることが多い中、フレッシュなバラをたっぷり使いアンフィゼ(香りを液体に移す)していく。「ローズバニラ」にはバニラにトンカ豆と、バラと同系の香りも重ねて。個性強めの香りがそっと脇役に回り、バラのアロマをより膨らませてくれるみたいだ。今年5月には佐賀・嬉野の茶葉ブランド『EN TEA』とコラボし、緑茶のアイスも始めた。土作りから取り組むオーガニック茶葉を茶師・松尾俊一さんがこのために調合。茶のポテンシャルを全て引き出したアイスは、舌にのせると奥ゆかしく妖艶な上級茶特有のニュアンスを醸しだす。「香りを食べる」夏の初体験、お茶かバラか、どっちからいく?左、中・FRAGLACE Rose(バニラ・チョコ食べ比べセット100ml×6カップ入り〈各3個〉)¥5,000。まずはそのまま、次にバラのコンフィチュールをあとがけで。バラの花びらは柔らかで、フレッシュなアロマがはじけるよう!右・FRAGLACE tea(100ml×6カップ入り)¥4,000。FRAGLACEwebサイトにて販売。送料は全国一律¥1,200(¥10,000以上送料無料)。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年7月11日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年07月04日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA(リバイブ キッチン スリー ヒビヤ)』(DELICATESSENデリカテッセン)のレモンと生姜のクリームパイほか、です。自然界の恵みを力に、健やかな美しさへと導くコスメブランド『THREE』。東京ミッドタウン日比谷の『REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA』にできたデリカテッセンも、そのコンセプトとリンクしている。並ぶお菓子は心、体、肌の再生に着目した、いわば食べるコスメ。だからできるだけオーガニックな旬の大地の恵みを使い、オールグルテンフリー。血糖値が上がりやすい白砂糖を避け、きび糖やブラウンシュガーで甘みをつける。「でも、ストイックになりすぎないようにしています。食べる楽しみを犠牲にするのは少し違うので」と西博美シェフ。京抹茶を使った抹茶羹なら、ラム酒香るマスカルポーネクリームと合わせて。ラム酒の香りで奥行きが広がる、抹茶の新しい喜びに溢れている。月桃やレモンといった『THREE』のコスメと共通の素材使いもユニーク。「レモンと生姜のクリームパイ」は、広島産米粉のザクザク香ばしいタルトに、瀬戸内のレモンで仕立てたクリームの甘酸っぱさが爽快。さらには高知産生姜で香りをつけたメレンゲがふわりと重なり、どこまでも清々しい。心も体も、五感の隅々まで満たしてくれるホリスティックなスイーツに、人とお菓子の新たな関係が始まる予感!チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。手前から時計回りに、レモンと生姜のクリームパイ¥400、抹茶羹 マスカルポーネクリーム¥400、あんこジンジャーチョコレートパウンドケーキ¥550。すべて添加物や遺伝子組み換え食品不使用。和の食材が多いのは、体に馴染んだ土地のものを食べるのが良いとされる“身土不二”の考えから。旬ごとにラインナップは変わる。REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA(DELICATESSEN)東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷2FTEL:03・6273・341411:00~21:00不定休(施設に準ずる)※『anan』2018年6月13日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年06月11日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『LADUREE AOYAMA(ラデュレアオヤマ)』のエヴィダンス・ユズ、マカロン“ユズ”です。『LADUREE』といえば世界中の熱狂的ファンに支持される、パリの老舗パティスリー。日本でもすっかりお馴染みで、この春オープンした青山店が国内初の路面店というのが意外なくらい。「マリー・アントワネットと現代の東京の出会い」をイメージしたという新しいサロン・ド・テには、扇の形を描く優美な長椅子や、ねじれたキャンディスティックのようなテーブルが並び、シックと可愛らしさがゆったりと同居している。ショーケースでは行儀よく整列した柚子の姿が目を引くが、その正体は遊び心たっぷりの柚子のケーキ。シェフパティシエールのクレール・アイッツレールさんは柚子の相棒にまさかのココナッツを選んだ。柑橘入りマドレーヌ生地に柚子風味のクリームとココナッツムースを合わせ、柚子色のショコラとグラサージュで覆えば、目にも舌にも柚子が描かれる。口にすると、柚子のキュンとくる甘酸っぱさや心地よい香り、ほろ苦さがなんとも鮮やか。かと思えばふわふわのココナッツムースのまろみが折り重なり、柚子を柔らかにまとめながらも、その凛とした存在感を見事に際立たせていく。そこには柚子を柑橘のひとつと捉える日本人とは違う自在な感覚があり、いつもの柚子の見たことない表情にドキッとさせられた。LADUREE AOYAMA東京都港区南青山5-9-15TEL:03・6418・532511:00~20:00(19:00LO)不定休3月にオープン。写真手前・見た目も味もまぎれもなく柚子、エヴィダンス・ユズ¥840。奥・マカロン“ユズ”(1個¥281)はダイレクトに柚子の味わいが飛び込んでくる!どちらも青山店限定の新作。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年5月16日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico
2018年05月11日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房』のマカロン・フランボワーズ、マンディアン オ・レ ミューズリーです。近頃パリの名店上陸の熱いニュースが相次ぐ東京に、いよいよフランス料理の巨匠、アラン・デュカスさんの『ル・ショコラ・アラン・デュカス』がやってきた!焙煎士でショコラティエのニコラさんと共にバスティーユにビーン・トゥ・バーの工房を構えたのは5年前のこと。“素材を厳選し本来の味と香りを引き出す”デュカスさんの料理哲学はショコラでも同じで、チョコレート作りは自ら産地でカカオ豆を選び、買い付けることから。豆の状態や気候に合わせて焙煎し、個性息づくチョコレートが丹念に作られる。東京でショコラティエを任されたのは、『ベージュ アラン・デュカス東京』で長年シェフ・パティシエを務めたジュリアンさん。27種の自家製クーベルチュールを使うお菓子やデザートは、パリも羨むここだけの喜び。マカロンでも「しっかりショコラを感じてほしい」と、ペルー産のカカオ100%チョコレートを生地に混ぜこみ、中のフランボワーズガナッシュはベリーに寄り添うフルーティなマダガスカル産カカオのミルクチョコ。わっと溢れるカカオ感は濃密ながら軽い果実味で、大ぶりなのにするする食べてしまう。工房にぐるりと囲まれたガラス張りのサロンで頬張ると、カカオの活気にどっぷり包まれるようだった。ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房東京都中央区日本橋本町1-1-1TEL:03・3516・351111:00~20:00不定休写真右・直径6cmほどもあるマカロン・フランボワーズ(各¥800、イートインのみ)。左・ナッツやフルーツのザクザクも楽しいマンディアンオ・レミューズリー(各¥2,400)はじめ、タブレットは26種。ほかボンボンショコラや焼き菓子、デザートも。木やレンガ、ガラスが印象的なクラフトマンシップ漂う店内は広々460平方メートル。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年4月11日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico
2018年04月04日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『ARNAUD LARHER (アルノー・ラエール)広尾本店』のミルフォイユ キャラメル、カラカス、フロマージュ アグリュームです。『アルノー・ラエール』の路面店が日本に!このニュースにお菓子好きたちは色めき立った。これまで日本では限られた期間にチョコレートなどしか買えず、パリの店に通う日本人も少なくなかったのだ。これほどファンを惹きつけるのは唯一無二の美味しさゆえ。定番のエクレアやミルフィーユでさえひと味違う。「ミルフォイユ キャラメル」なら2種のキャラメルクリームとキャラメルシャンティを重ね、果てしなく味わい深い。ザクザクのパイは発酵バターのミルキーさと焼きの香ばしさに溢れている。「少し焼き加減が違えばこうならない。丁寧な仕事を繰り返して特別なものになるのです」とアルノーさん。「カラカス」もそう。シャンティ、ガナッシュ、プラリネとショコラ尽くしだが、パーツごとにクーベルチュールを細やかにブレンドして使い分け、ショコラの奥行きをどっぷり楽しませる。濃密ながら、プラリネやサブレの軽快な食感や心地よい塩気で、不思議なほどするする食べ進んでしまう。「私にとっては建築の感覚。全てを口にした時の食感と味、香りのハーモニーを見つけるのが仕事。だから毎日新作のアイデアは浮かぶけど、完成まで半年~1年かかるんです」。ひたむきな匠の味にこれからは広尾で会えるとは、なんという幸せ!ARNAUD LARHER(アルノー・ラエール) 広尾本店東京都渋谷区広尾5-19-9TEL:03・6455・786810:00~19:00 ※売り切れ次第終了不定休(4月以降は要問い合わせ)生菓子はパリとほぼ同じラインナップ。右から、ミルフォイユ キャラメル¥650、フロマージュ アグリューム¥630、カラカス¥690(すべて税込み)。「フロマージュ~」はムースとベイクド、2種のチーズケーキにきゅんと甘酸っぱいパッションフルーツと柑橘を重ねて、清々しく。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年3月14日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年03月08日スイーツライターのchicoさんがおすすめするスイーツをご紹介。今回は『PORT SINCERE(ポール・サンセール)』のレンヌです。青い海に三方を囲まれたフランス、ブルターニュ。このお菓子にはブルターニュの美しい街の名がついている。「レンヌには特に思い入れがあるんです」。そう話す細越誠シェフはレンヌの名店『ル・ダニエル』などで修業。フランスでの4年間の大半をその地で過ごした。ブルターニュの海の恵み「ゲランドの塩」といえば世界のシェフ御用達。塩を生かしたバターやキャラメルも名物。細越シェフは塩キャラメルとショコラのケーキに、大切な場所への思いをのせる。艶やかな一片を口にしたら途端に広がる、グラサージュのキャラメルの味わい。さらにミルクチョコムースとビターなショコラブリュレの豊かなカカオ感、ヘーゼルナッツの香ばしさが押し寄せる。そこに穏やかな塩気を連れてじわじわやってくる旨味の濃密なこと!それはとろり溢れる塩キャラメルソースの仕業で、ゲランドの塩が旨味の要に違いないけど、それだけじゃない。「通常のキャラメルでは砂糖を焦がしてから最後に入れる生クリームを、最初から砂糖と煮詰めるんです」。それって日本の生キャラメルに通ずる手法。クリームがぎゅっと凝縮したキャラメルは、乳味が濃く練乳みたいで優しくて。レンヌの思い出は、日本の私たちにもどこか懐かしい味だった。PORT SINCERE東京都港区芝浦3-13-9TEL:03・6809・658111:00~19:00不定休塩キャラメルとショコラ、ヘーゼルナッツがこっくりとろける、レンヌ¥537。底のヘーゼルナッツのダックワーズは、ローストした皮付きナッツを使い、さらに粗く砕いたものものせて焼いていて、たまらなく香ばしい!チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年2月14日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年02月09日スイーツライターのchicoさんがおススメのギフトをご紹介。今回は『廚(くりや)otona くろぎ』のくろぎサンドです。なんて品の良い佇まいのホットサンドだろう。独特なフォルムは見覚えがあった。和食の名店『くろぎ』のロゴマークだ。そう、これは昨年11月オープンのカフェ&バー『廚 otona くろぎ』で早くも評判を呼んでいる、その名も「くろぎサンド」。フィリングをパンに挟んだら、型を使い練り切りの要領でグイッと抜くのも、和菓子店もやっているこちららしい。そもそも焼くとカリッとする水分量のパンを特注しているが、このやり方で抜くと、空気が押し出されてさらにクリスピーに感じられる。香ばしく焼かれたパンからとろりと溢れる餡バターや抹茶クリームチーズもまたひと味違った。柔らかな甘さにほのかな塩気が心地よく、独特の旨味がじんわり舌に染み渡るよう。ヒミツは餡に醤油(抹茶餡には塩)が入っていること。「和食のさしすせそ」がちゃんと息づく甘味は、甘じょっぱさが後を引き、コーヒーを片手に朝食がわりやおやつにいただくのはもちろん、お酒のアテにするのもいい。なにしろお店は朝7時から深夜2時までずっとやっていて、猿田彦珈琲とコラボした和菓子に合うコーヒー「絹ゆらぎ」から、珍しい焼酎や日本酒まで完備。一日中いつだって焼きたてのホットサンドが、ゆるりとしたひと時を運んでくれる。カリ、ふわ、まったりの軽い口どけと、甘じょっぱさがクセになる、くろぎサンド(右・餡バター、左・抹茶クリームチーズ)各¥600。イートインは2個セットで¥1,100。廚 otona くろぎ東京都台東区上野3‐24‐6パルコヤ上野1FTEL:03・6284・27967:00~翌2:00無休(施設に準ずる)チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年01月13日ショコラ界を代表するトップメゾンから新作が登場。ショコラティエの個性と繊細な手仕事が生む、魔法のようなとびきりの一粒を心ゆくまで。ラ・メゾン・デュ・ショコラ/ジャルダン パリジャン(4個入り¥2,025)スタイリスト・岡尾美代子今シーズン、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のニコラ・クロワゾー氏は、私たちをパリの庭園へ誘う。それはチョコレートを通した散策。果物やハーブのショコラをいただいて目を閉じれば、瑞々しい香りの先に花壇や並木の景色が次々と広がる。例えば「ミエルドゥ ティユール シトロネ」。ミルクチョコレートのこくまろな口どけにリンデン(菩提樹)の香り、レモンの爽やかさが重なり、蜂蜜がゆったりとした印象を残す。そこには確かに、パリの菩提樹並木の木陰でのんびり過ごす清々しいシーンがあった。オレンジ園の鮮やかな香りはじけるショコラも、ジャスミンの優しさに包まれる一粒もどこか呑気で、幸福感に満ちている。パリの生活に欠かせない庭園をテーマに、散策で感じられる香りやイメージを表現。ネーブルとブラッド、2種のオレンジの生き生きとしたノートが広がる「オランジュレ」、バニラ風味のマンゴージュレとジャスミン香るミルクガナッシュの「ジャスマン フリュイテ」など4つの風景が収まる。1月中旬発売予定。●東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1FTEL:03・3201・600611:00~20:00無休アンリ・ルルー/コフレ・フュメ(6個入り¥2,900)スタイリスト・岡尾美代子スモーキーな中国茶ラプサンスーチョンに、スコットランド・アイラ島産モルトのピート……キャラクターの濃い燻香とショコラ。個性がケンカしそうだが、『アンリ・ルルー』2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏は、燻香でショコラの知られざる深みを引き出していく。「ラプサンスーチョン」は自家製マジパンに混ぜてガナッシュと2層にすることで、強烈な香りを和ませ魅力的な個性に。その層はマジパン3mm、ガナッシュ8mmと導き出した、厳密なバランスで成り立っていて、舌に全てが溶け合う時、スモーク香の中にカカオの豊かなコクが現れる。そこにはルルー氏から受け継がれる繊細な手仕事が垣間見えるのだった。香料着色料を一切入れないで作るピスタチオプラリネのボンボンショコラ「ピスタチア」は、香り高さが段違い。モルトを使った「アイレイ」はピート香の余韻がダンディ。ボックスは昨年に続き、京友禅着物の老舗『千總』とコラボ。販売期間1/17~2/14。●東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿本店B1TEL:03・3352・1111(大代表)10:30~20:00不定休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月12日ショコラ界を代表するトップメゾンから新作が登場。今回は、時間に合わせて楽しめるチョコと、スーパーフードを取り入れた逸品をご紹介。フレデリック・カッセル/コフレ・ミルフイユ 2018(6個入り¥2,700)スタイリスト・岡尾美代子昨年、人々を歓喜させた「コフレ・ミルフイユ」が味もコンセプトも新たに帰ってきた。ガナッシュとサクサクのプラリネクラッカンの2層のボンボンショコラは、カッセル氏の代名詞、ミルフイユからのアイデア。今年は一日の中にある6つの時間に寄り添う味わいに。しかもよりショコラの香りが膨らむ飲み物とのペアリングも提案している。まずは朝食の紅茶に合う、オレンジ風味のまろやかな一粒でスタート。アフタヌーンティーにはほうじ茶片手にシナモン香るブロンドチョコを。そして一日の終わりにはラム酒を傾けながらマロンの濃密なショコラを齧るひと時を。小さなショコラが日常を、人生を楽しむ瞬間へと変えてくれる。朝のゆったりした紅茶タイムにぴったりの、オレンジ風味のミルクチョコレートの「ショコラ・ミルフイユ レ・オランジュ」から、就寝前にゆるりと食べたいガナッシュとマロンの層がとろける「ショコラ・ミルフイユ ノワール・マロン」まで。一日の6つのシーンを切り取るショコラをサクサクのミルフイユ食感で。1/20~販売。●東京都中央区銀座4-6-16銀座三越B2TEL:03・3562・1111(大代表)10:30~20:00休みは施設に準ずる。ピエール マルコリーニ/ソンジュ(7個入り¥2,800)スタイリスト・岡尾美代子マルコリーニ氏のチョコレート作りは世界のカカオ農園を訪れることから始まる。仕入れルートを開拓したら、豆の選別、焙煎から精錬まで、ビーントゥバーブーム以前からずっと、全工程を自ら手がけてきた。そうして生まれる唯一無二のクーベルチュールと今期出合ったのは、キヌアやスペルト小麦などのスーパーフード。「ソンジュヴァニーユ バディアンヌ」を口にすれば、バニラとスターアニスのガナッシュから湧き立つ高貴でスパイシーなアロマとスペルト小麦の豊穣の味わいが、ホワイトチョコのまろみの中で一つに。果実やスパイスの香りにスーパーフードが醸す滋味、チョコレートはその全てをそっと融合させていくのだ。キヌアのプラリネ入り「ソンジュ フランボワーズ」ほかスーパーフードを使うシリーズは全3種。どれも柔らかなガナッシュとスーパーフードの食感が楽しいプラリネの2層仕立て。ビターチョコレートを存分に味わう定番の「ピエール マルコリーニ グラン クリュ」も入る。1/18~販売。●東京都中央区銀座5-5-8TEL:03・5537・001511:00~20:00(日・祝日~19:00)無休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月12日