親の仕事はいつでも大変ですが、もっとも試練と感じられるのが思春期の反抗の時期でしょう。今までは素直だったのに、この頃は親のいうことになんでも反抗して、扱いづらい…そんな悩みを誰もが抱えています。ちょっと視点を変えて、脳科学から思春期に訪れる反抗を考えてみませんか? 理屈がわかれば、子どもの反抗に悩むことがなくなり、むしろ喜べるようになるかもしれません。■大人になるまでに脳は3回の転機を迎える子どもの脳は、生まれてからずっと休むことなく、大人の脳へと成長していきます。でも、ただ少しずつ成長していくだけでなく、周りから見ても「おや? 今までと違うぞ」と感じるような転機が訪れるときがあります。脳の転機と言われる時期は、以下の通りです。・反抗期と呼ばれる2歳頃・何となく不安定になる9歳~10歳頃・第2反抗期と呼ばれる思春期これら3回の転機を経て、脳は大人になるのです。つまり、脳の成長は一定速度ではなく、3回の転機には急激で大きな変化が現れるのです。脳の成長は、カニの脱皮に似ていると言われることがあります。カニは大きくなるために脱皮を繰り返しますが、脱皮中や脱皮したばかりのカニの味はあまりおいしくない、ということをご存じですか?カニは甲羅のまま大きく成長するのではなく、成長するときに脱皮して一回り大きくなります。従って、脱皮中や脱皮したばかりのときは、甲羅だけサイズが大きくなっているため、中身はスカスカ状態で、あまりおいしくないのです。子どもの脳の転機はちょうどこの脱皮に似ていて、脳が転機の真っただ中、あるいはその直後であるとき、子どもは大人にとって、ちょっと扱いづらくなるのです。■脳の転機を経て、心と体は大人へと近づいていくとはいっても、この転機は、脳にとっては必要不可欠です。カニの身がおいしくなるために脱皮が必要なように、脳にとっても転機は必要で、それを経て子どもの心と体は大人へと近づいていくのです。2歳の頃に起こる反抗期は、ほかの人と違う「自分」を自覚することができた証です。9~10歳頃に起こる不安定さは、脳が大人の脳へと移行していることを表しています。そして、思春期と同時に起こる反抗期は、心も体も大人になる時期になったことを意味しているのです。親にとってもそうですが、子どもにしてみてもこの3回の転機は、なかなかにハードなものです。それでも子どもは全力でそれにぶつかって、確実に大人に近づいていくのです。反抗期を含めた3回の脳の転機には子どもが扱いづらくなりがちで、親としてはイライラすることもあるでしょう。しかし、脳も体も心も成長しているシグナルであり、成長という視点で見ると喜ばしいことと言えます。< 後編 へ続く>
2016年04月07日【ママからのご相談】私には中学生の子どもがいるのですが、最近反抗期で言うことを聞かなくなってきたので、アダルトチルドレンになっていないか心配です。どのように子どもに接したらよいのでしょうか?●A. 思春期の反抗期は正常な反応です。安心してください。こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。お子様が反抗期で言うことを聞かないとのこと、いろいろと心配されているとお察し致します。しかし、実は反抗期は正常な子どもの反応なので、心配することはありません。むしろ、反抗期のない子どものほうが、アダルトチルドレンになる可能性があります。●反抗期とアダルトチルドレンの関係性鹿児島の心療内科クリニックの院長先生(50代女性)のお話によると、『アダルトチルドレンになる人の特徴として、“反抗期がないこと”が挙げられる』そうです。反抗期がないということは、幼少期に親が子どもを抑圧し、子どもが親に本音が話せなくなる状態になっている と言えます。このような状態が続くと、思春期に反抗期がこなくなり、アダルトチルドレンになってしまう可能性が高くなってしまいます。アダルトチルドレンになってしまうと、精神疾病になりやすくなってしまい、また、ストレス耐性も弱くなってしまうことがあります。●子どもがアダルトチルドレンにならないように育てるには?子どもをアダルトチルドレンにならないように育てるには、子どもと真正面から向き合うことが大切 だと言えます。相談者様も子どもに十分愛情を持って育てているとは思いますが、子どもに過度の期待をしていないか、気を付ける必要があります。子どもに過度の期待をしてしまうと、無意識のうちに子どもの心を抑圧し、正常なコミュニケーションが取れなくなっていまいます。そうなると、子どもと親の間に軋轢(あつれき)が生まれ、アダルトチルドレンになる可能性が高くなってしまいます。●子どもと本音で話せる関係を正常なコミュニケーションとは、子どもと親がよい意味で本音を話せる関係にあること 。相談者様のお子様は大丈夫だとは思いますが、思春期の子どもはいろいろと気むずかしいものです。この大変な時期を乗り越えれば、子どもは正常に育っていきますので、反抗期だからといって過敏な反応は避けるよう、十分気を付けましょう。●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)
2016年03月04日子どもの反抗心には、2つの種類がある反抗期などに子どもが親に示す反抗的言動には、実は2つの種類があります。ひとつは「自立したい」という心からくるもの。もうひとつは、自立したい云々とはまったく関係なく、単純にわがままな思いから出てきているものです。自立心とは関係のない反抗=わがままを子どもが示したときには、まずもって親が子どもに本気になって相対するということが、大切です。わがままによる反抗は許さない、パパもママも本気だぞ、ということを、子どもにはっきりとわからせる必要があります。こうした点について、幼い頃に子どもに対してきちんと相対しておかないと、子どもは何歳になっても自立できなくなってしまいます。そもそも、こういった自立心とは関係のない反抗というのは、それまで子どもがわがままを言っても、親が見逃してきたからこそ発生するものなのです。思い当たる節がある方は、今まで子どもを甘やかし放題で育ててきていなかったかを振り返ってみてください。たとえば、子どもがおもちゃをしつこくねだってきた場合、「買わないとしつこいから」という安易な理由で、「値段も安いし、まぁ、いいか」と買ってあげてはいなかったでしょうか。そんなふうにして、子どもが欲しいといったものを言いなりになって与えていると、その子どもは何かを「我慢する」という考え方ができない子どもになってしまいがちです。何かをしたいと思った時、本来ならばそれを我慢して、やるべきことをやらねばならないような場面であっても自分のしたいと思う気持ちを制御することができなくなってしまうのです。何かをしたい、何かが欲しいという衝動を我慢するというのは、幼い頃から、日々の生活の中で実際に我慢をした経験がないと身につきません。しつけというのは、子どもを罰するということではなく、このような「我慢の経験を通して、感情のままに行動したり、衝動的に行動したりしないように教えていく」ということなのです。「体罰はしつけではない」と言われる理由とはいえ、厳しく子どもをしつける必要があるからといって体罰を使うのは良くないことです。しつけと称した体罰を日常的に受けて大きくなると、その子どもは「自分の意志を相手に通すには、暴力を使うと効果的」という間違ったメッセージを受け取ってしまいます。このため、しつけをしていて叱りつけた時に、子どもが言うことを聞きそうにない場合であっても、決して手を上げずに、落ち着いて言って聞かせるようにするべきです。そのようにするには親の側の根気や我慢も必要になりますが、本当の意味で自立した人間に育てたければ、避けては通れない対応だと言えます。子どもの自立心を育てるためには、体罰のほかにもしないほうがいいことがあります。たとえば、子どもに対して何かをさせようとする時に、命令形の言い方(「○○しなさい」「○○しちゃだめ」)を頻繁にするのはよくありません。こうした強い言い方でばかり行動を指示されていると、子どもは自分で何かを考えたり判断したりすることができなくなってしまう傾向があります。当然ながら、最初のうちはある程度は仕方ない部分もあります。子どもの判断力では、一から十まで任せきりにするのが心配なのは当然です。それでも命令のような言い方ではなく、子どもと話しながら、共同でどうしたら良いかを考えていくのが理想的なあり方です。また、子どものものの考え方は系統立っていなかったり、自己中心的であったり、幼稚で荒唐無稽だったりするかもしれません。だからといって、子どもが考えたことを完全に否定するような言動をしたり、馬鹿にしたりしてはいけません。子どもの考えた結果に問題があるのであれば、どうしてそんなふうに考えが進んでしまったのかということを、子どもと一緒になって話し合い、また、そうした考え方の何が問題なのかということをじっくりと話してあげることが大事なのです。(子育ての達人)次回は最終回、子どもをわがままに育てないための押さえるべきポイントを紹介します。
2015年11月20日子どもと同じレベルで対応したら、大人の負け反抗期に入った子どもに「イヤ!」「自分でやる!」を連発された時、忙しいとどうしてもイラッときてしまいがちです。しかし、ここで感情的になって、子どもと同じレベルで怒鳴りあったのでは、ますます反抗が長引いてしまいます。ここは、自分の子どもが「思いや感情を周りに言葉で伝え始めるほど成長したんだ」といった捉え方をして、少しおおらかに対応するように心がけたほうがよいでしょう。たとえば「お風呂に入る?」と聞いたところ、「イヤ!」と返されたとします。このまま入らなかったらどうしようと思うと、焦って叱りつけてしまいそうですが、実際のところ、1回ぐらいお風呂に入らなかったからといって、どうということはありません。「そう言うなら1回ぐらいお風呂抜きでもいいか」というように、一歩引いて考えてみることです。また、別に子どもはお風呂に入りたくなくて「イヤ!」と言っているわけではないので、「○○ちゃんは入らないんだよね?」と逆のことを言うと、「やっぱり入る!」などと手のひらを返したりします。それでも「入らないもん!」などと言うようであれば、「ふ~ん。お風呂はすっごく楽しいんだけどな~。お母さん、もう入っちゃうよ?」と言いながら、お風呂に入る素振りをすればいいのです。はじめのうちこそ「入らない!」などと言っていても、実際にお母さんがお風呂の用意をし始めれば、そのうちに「楽しいの?」などと尋ねてきたりします。そこを捉えて、「~ちゃんといっしょに入れれば、もっと楽しいんだけどな~」などと誘えば、ほとんどの場合、お風呂に入ろうとします。大切なのは、「イヤ!」と返された時に叱りつけないことです。子どもと同じレベルで対応したらこちらの負けだ、と考えるようにしましょう。同様に、「イヤ!」の後で感情的になって怒り出してしまったり、泣き出してしまったりするような場合にも、周囲の大人まで感情的にならないようにすることが大切です。叱りつけたりせずに、何か別のことに気持ちを向けさせるような工夫をすれば、そのうちに収まります。「だいっきらい!」と言われても、成長を喜ぼうここで注意したいのは、子どもが感情的になって、「お母さんなんかだいっきらい!」などと口走った時です。「そんなこと言う子はうちの子じゃありません!」などと言い返すような場面も時折目にしますが、これは一番やってはいけないことです。大人にとっては些細な売り言葉に買い言葉かもしれませんが、子どもはこうした言葉を真に受けて真剣にとらえてしまうからです。子どもにこういうことを言われて感情的になってしまうのは、親の側も子どもと同レベルで相手をしているからに、ほかなりません。子どもに「お母さんなんかだいっきらい!」と言われたら、「もう『嫌い』なんて言えるぐらい成長したんだなあ」と、逆に喜ぶぐらいでいいのです。それが大人というものです。基本的に、これぐらいの年齢の子どもがお母さんを嫌うなんてことはまずありません。これぐらいの子どもにとってお母さんは世界で一番好きで大事な人です。それでも「嫌い」と言うのは、お母さんがどう反応するか見たいだけだったり、「嫌い」という概念や言葉を理解したので、それをただ使ってみたかったりというだけのことなのです。子どもの「嫌い」に惑わされず、逆に「お母さんはあなたが大好きよ」と言えるぐらいの余裕を持ってください。子どもがそうしたお母さんの態度に安心すれば、反抗期も短く終わるものなのです。(子育ての達人)次回は、子どもをわがまま放題にさせないための方法について解説します。
2015年11月18日意欲があるならやらせてみるほうが、反抗心は収まっていく2、3歳ぐらいから始まる第1次反抗期は、半年から1年程度続いた後、だんだんとおさまってきます。4歳ぐらいになってくると、子どもは自分の考えたことや感じていることを、きちんと言葉を使って、他人に伝えることができるようになってきます。また、運動をしたり手足を使ったりする能力も向上し、手足を使って思った通りの動きをすることが、どんどんうまくなります。このため、服のボタンかけや食事といった細かい作業をさせても1人で問題なくこなすことができるようになります。こうなれば、単なる「イヤ!」というかたちではなく、意思表示をしっかり行い、いろいろなことを子どもに1人でやらせてもさほど問題ではなくなってきます。子どものほうも、うまくいかなくてイライラするということも減ってきて、いわゆる「反抗」は収まっていくのです。このように、子どもは反抗期を通して精神的に親から自立し、母子分離を始めます。そういった意味で、反抗期は子どもの成長に欠かせない過程であると言えるでしょう。ですから、反抗期をうまく乗り切ることができれば、それ以降の親と子どもの間の関係がよいものとなりますし、子どもが思春期・青年期と成長して自立を深めていくという点から見ても、非常に大切な時期になってくるわけです。子どもの自立心を摘み取らないよう、工夫しよう子どもは3歳ぐらいになると、「何かを自分でやりたい」という意欲を持つようになってきます。しかし、意欲はあっても常識やルールというものがよくわかっていませんので、自分の心が命ずるままに行動すると、家庭内の決まりごとや社会常識といったものから逸脱してしまうことがあります。規範から外れがちであるとはいえ、子どものやろうとする行動は、すなわちその意欲の表れでもあります。ですから、この時期に子どものやることや、「やりたい」という意見をむやみに抑圧してしまうことはよくありません。そうなると、子どもは自分の思いを通したくて怒ったり泣いたり暴れたりします。そして、長期間そのように抑圧された場合、子どもは個性をうまく伸ばせなくなってしまい、将来的にトラブルに見舞われる可能性も出てきます。よって、子どもが何かを「自分でやる!」と言い出したときには、なるべく思い通りにさせてあげましょう。たとえば、1人でパジャマを着ると言い出し、ボタンかけに時間がかかりそうだと思うのであれば、ボタンの数が少ないパジャマを用意した上でさせてみればいいのです。間違ってボタンをはめたのを全部直したりするのは面倒だと思うからこそ、子どもがパジャマを着ようとするとつい手を出してしまうわけですから、逆に間違いようがないぐらいの状態に準備をしてしまえば良いということです。あまり周囲からあれこれ言い過ぎると、自主的に何かをすることが嫌いになってしまいかねません。子どもの自立心を摘み取ってしまわないように、いろいろと工夫をしてあげることも親の役割ではないでしょうか。(子育ての達人)次回は、子どもが「おかあさんなんてきらい!」と言い出した時の対応についてです。
2015年11月17日子どもの「やりたい!」気持ちを見守ろう子どもが第1次反抗期にさしかかった場合、子どもがやりたがっていることはできるだけ自分でやらせるようにしてみてください。ぐずぐずしているので苛立つかもしれませんが、そこはぐっとこらえて、子どもがやり遂げるのを見守ってください。また、親は直接的な手助けをせずに側面支援に回るとよいでしょう。たとえば、「ボタンをかける」という動作はかなり難しい作業です。そのため、最初のうちはやってのけたいという思いがあるのになかなかうまくいかず、子どもはかなりイライラするかと思います。親ができることは、子どもの代わりに手を出すのではなく、そもそもボタンかけのしやすいような服やパジャマを準備することです。見た目がどんなにかわいいものであっても、ボタンホールが背中にあるような服や、細かいボタンが数多くついているような服はやめたほうが無難です。また、うまくできずにイライラしてカンシャクを爆発させそうになったら、そこでちょっとだけ手助けしてあげる、という手もあります。この時、親がやるのは「ちょっとだけ」にして、あくまで主導権は子どもにあるようにするのがコツです。大切なのは、子どもがいらついてきたタイミングで手を貸すことです。子どもの様子をきちんと観察できていれば、難なくわかることでしょう。子どもが満足感を得られれば、感情の爆発は減っていく子どもが自分1人で全部やり遂げた時も、親がちょっとだけ手助けをした時も、いずれにしてもできたところで、手放しで褒めてあげるようにします。反抗期で「イヤ!」「キライ!」ばかり言ってはいても、この年齢の子どもは、親に褒められるとうれしいものです。何かを自分1人でやり遂げたという充足感を得るとともに、「ほかにも何かやってみよう」という意欲にもつながっていきます。それから、子どもがやり遂げて得意そうな顔をしている時は、できばえが少々微妙であっても、それを指摘しないことも大事です(そして褒めるのです)。もしかするとボタンをかけ違っているかもしれませんが、そこですぐに直してしまうと、感じていた充足感が傷ついてしまいます。そうなると、子どもは落ち込んだり、不機嫌になったり、怒り出したり、果ては泣き出してしまうかもしれません。どうしても直したいと思うのなら、しばらく時間をあけてからそっと直してあげるようにしましょう。このようなかたちで、「自分1人でできた!」という充足感を感じ、親に褒められて良い気分になるといったことを繰り返すうち、子どもが感情を爆発させる場面は減っていきます。(子育ての達人)なぜ、子どもが「やりたい!」と言ったら、やらせたほうがいいのか? 次回、詳しく解説します。
2015年11月16日第1次反抗期になった子どもは「イヤ!」を連発しては親を困らせますが、子どもは別に反抗するために反抗的な言葉を発しているのではありません。この言葉は、子どもの「自律したい(※)」という気持ちの現れなのです。もしも、子どもが「パパ、ママ、私はこんなふうにやりたいの。私のやり方でやらせて」というふうに、きちんとした言葉で意志を示してくれれば、言われたほうも「じゃあ、やってごらん」と反応を返すことができるのではないでしょうか。ところが、第1次反抗期頃の子どもは、まだそういう表現のしかたをすることができません。そのため、口にするのは「イヤ!」や、「自分でする!」になってしまうのです。こういう表現で言われてしまうと、親にしても「反抗的」、「親の言うことに従わない」と感じてしまうわけです。反抗期は大きく2回ある子どもが大人になっていく過程で、そのようなかたちで親に対して「反抗」する時期というのは、大きく2回あるとされています。はじまりは2歳~4歳ぐらいの時期であり、この時期は第1次反抗期と呼ばれます。次は12歳~14歳ぐらいの時期で、この時期は第2次反抗期と呼ばれています。第1次反抗期の子どもの反抗心は「自律(※)」したいという思いによって起きるものであり、第二次反抗期の反抗心は「自立」したいという思いから起きるものです。(※)自律=自分で考えて(自分の意志で)行動する/自立=他者(親)からの支配・援助を受けずに存在する、行動する「たかがボタンかけ」でも、子どもには重要なこと第1次反抗期に入った子どもは、親がなにかお世話をしようとするとあらゆる局面で「イヤ!」を連発します。歯を磨かせようとしても「イヤ!」、服を着替えさせようとしても、「イヤ!」といった具合です。そして、たいていの場合「自分でする!」と言い出しますが、やってみてもうまくいきません。たとえば服の着替えですが、ボタンのかけはめというのは、かなり高度な動作を要求するものです。手の動きとしても複雑な上に、顔を下に向けてもなかなかボタンホールが見づらいことも動作の難易度を上げています。いつまでもモゾモゾとやっているのにしびれを切らして、親が脇から手伝おうなどとしようととすると、子どもはどんどん不機嫌になります。親が無理にボタンをかけてしまったりしようものならば真っ赤になって怒り出し、しまいには泣き出してしまうでしょう。親にしてみれば「ボタンかけの何がそんなに重要なのか?」といったところでしょうが、当の本人にしてみれば、ものすごく大切なことなのです。(子育ての達人)子どもが「イヤ!」と言い出した時、親はどう対処するのがよいのでしょう? 次回は、親の対処法を解説します。
2015年11月15日子どもが2歳にさしかかったころ、何に対しても「イヤ!」と駄々をこね、言うことを聞かなくなるようになります。これは「魔の2歳児」とか「第1次反抗期」などと呼ばれる現象で、たいていの子どもが示すものです。「反抗期」というと何か悪いことのように捉えがちですが、実際にはこれは子どもにとっては大事な成長のプロセスです。この第1次反抗期をはじめ、反抗的になった子どもにどう接していけばよいかについて見ていきましょう。「魔の2歳児」がやってくる子どもは2歳から3歳ぐらいの時期になると、それまで素直に言うことに従っていたのとは打って変わって、親が言うことに対していちいち反抗するようになります。この時期の子どもには以前よりも知恵がつき、自分のことを自分でしたいという意識、すなわち自我が表れ始めてきています。それによって、このような反抗をするようになるのです。ただでさえ育児や家事で大変なところに駄々をこねられたら、親は疲れてしまうものです。しかし、親からすればただの反抗的態度に見えるものも、子どもにとっては成長していくために欠かせないもの。子どもの反抗を「悪いこと」「やめさせるべきこと」ととらえずに、子どもと同じ次元でやりとりしてしまわないように注意したいものです。子どもの反抗に対して対応する際に注意したい点を3つほどあげてみましょう。反抗期が来たことをむしろ喜ぶ子どもが反抗するのは、覚えた言葉も増えて、知恵がついてきたからです。つまり、すくすくと成長してきた結果なのです。子どもの駄々を悪いものと捉えるのではなく、「無事にここまで成長したんだなあ」という思いを持って見るようにしてみてください。ただし、子どものわがままの言いなりになるような対応は後に禍根(かこん)を残しますので、「子どもがもっと成長していけるように」という点を考えて対応をすることが、大切になってきます。子どもと同じ次元で怒らない子どもの成長をより促すための対応として大事なのは、子どもが反抗した時に、親も一緒に感情的になって怒らないように気をつけることです。それでは子どもの駄々こねと同じ次元で怒っているだけのことになってしまいます。子どもとは違って、親は成熟した大人であるわけですから、子どもの反抗の理由や背景についても冷静に考えることができるはずです。どうして「イヤ!」なのかについてちゃんと理由を尋ね、子どもの主張にも一理あると感じたのであれば、子どもに共感を示してみせることも必要です。守らなければならない社会のルールがあるのであれば、共感を示すのとは別に、教え諭せばいいわけです。親子でよく考え、納得させる子どもがわがままを言い出した時に、頭ごなしに「ダメ!」とやってしまうのではなく、どうしてそういうわがままを言うのかをきちんと聞いた上で対応するというやり方です。たとえば、子どもが店頭でドーナツを食べたがって駄々をこねた時、「とにかくダメなものはダメ!」とはせずに、何故ドーナツを欲しがるのかの理由を尋ねるようにします。「今日は、おうちに帰ってからケーキを食べようって約束したはずだけど、今じゃないとダメなの?」であるとか、「さっきアイス食べたいって言ってたんじゃないの?」といったように、子どもにいろいろと尋ねながら、ドーナツを欲しがる理由を探っていくようにしてみてください。ただし、注意点として、矢継ぎ早に次から次へと質問をしたり、厳しい口調で問い詰めたりしてはいけません。また、何か1つの正しい結論を出すことが目的ではないので、そこそこの答えが見えてきたところで切り上げるようにするといいでしょう。そういったやりとりを通して、場合によって子どもの立場でものを見たり、親の気持ちを子どもに伝えたりすることが大事なのです。(子育ての達人)次回は、子どもの反抗期について、掘り下げていきます。
2015年11月14日ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~
2020年2月生まれの男の子・たろうくんのママ・てんてこまいさんが備忘録としてゆる〜く描く、親バカ全開!?な育児絵日記。ある日、おにぎり用ののりを買い忘れたてんてこまいさん。のり無しのおにぎりを、何も言わずにしれっと出してみると……!?3歳児にド正論を言われた! のりがないことに一瞬で気付いたたろうくん。 てんてこまいさんが、「また買い物に行ったとき、教えてくれる~?」と笑いながらお願いをしたところ、かわいらしい笑顔で「笑ってる場合ちゃうなぁ?」と辛辣なひと言を返されたのでした! SNSのコメント欄には、 「私もいろいろ忘れることが多くて、毎日バタバタな母は娘から『お母さんはうっかりンボ』と言われています。娘は頼もしく、いろいろ気づいたり覚えていたりするので、自分のことを『覚えンボ』と言ってました!」 「同じです! おかげさまで子どもがしっかり者に育ってくれております」 「息子と買い物へ行くときは、絶対に買うものを息子が覚えてくれてるので助かります」など、ママたちから共感の嵐! 育児に家事に、次から次へとやらなければいけないことが出てきて、すっかり忘れてしまうことってありますよね。皆さん、毎日本当にお疲れさまです。 親も完璧な人間ではありません。てんてこまいさんのように、子どもに親の失敗を隠さずオープンに見せて、笑顔で助け合える関係は素敵ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター てんてこまい
2024年05月21日子どもが3歳くらいのとき。スーパーの試食コーナーを通りかかったときのこと。試食のウィンナーを食べたいと言ったので、あげようとしたら……。【まさか】のことで今でも忘れられません。 ふだんは断っていたけれど、その日は…スーパーでよく見かける試食販売。私は“食べると買わないといけないかな”という義務感にかられるので、試食を勧められても断るようにしていました。 子どもが3歳くらいのときにウィンナーの試食の前を通り過ぎようとしたら、子どもが食べたがりました。躊躇しましたが、「今日はいいか」と思って子どもにウィンナーをあげようとしたら……。 そのときです。マイクをつけた試食コーナーのおばさまが、「お母さん!そのウィンナーはチョリソーだから辛いよ!子どもにあげたら、子どもが泣くよ!」と言ってきました。言われただけならよかったのですが、マイクで言われたのでほかのお客さんに見られることになり……、本当に恥ずかしかったです。それからは子どもが「試食したい」と言ったとき、どのような商品かをよく見るようになりました。 ◇ ◇ ◇ 子育て中に恥ずかしい思いをしたことがある人は、多いのではないでしょうか。“子育てあるある”なのであまり落ち込まず、笑い話に昇華させてスッキリしたいですね。 イラスト/あやこさん著者:田中牧子
2024年05月21日こんにちは! 編アシありさです(^^)年長の娘は、お手紙を書くのが大好きなこともあり、ひらがな・カタカナをだいぶ上手に書けるようになってきました! ただし、正しい書き順や形はまだ習得できていません。せっかく本人が字を書くのが好きなら、早いうちに身につけさせたいな~と思っていた時に、ちょうどいいアイテムを見つけたんです!今回は、「べビスタ!」の「まほうのドリル」というものをご紹介していきます。まだ字を書くのが苦手な子、だいぶ書けるようになってきたけど正しい書き順&形が身についていない子におすすめです!年長の娘に「まほうのドリル」ひらがな&カタカナを購入してみました!ポップな配色と可愛らしい動物たちが目を引く「べビスタ!」の「まほうのドリル」。何が魔法なのかというと……こちらのドリルは文字を書いてしばらく放置すると、文字が消える仕組みになっているんです! そのため、何度も何度も練習ができちゃうすぐれもの。今回、こちらの「ひらがな+カタカナ+専用ペン」のセットを購入! なお、金額は下記の通りで、私は「べビスタ!」の公式サイトから購入しました。・ひらがなドリル+専用ペン3,000円・カタカナドリル+専用ペン3,000円・ひらがな+カタカナ+専用ペン5,000円(2024年5月21日現在)POINT① 特殊なペンで文字が消えるから何度も練習できる!こちらが付属の専用ペンです。一見普通のボールペンに見えますが、インクが特殊加工されており、時間が経つと消えるようになっています。ちなみに、替えの芯4本付き。では実際に、文字が消えていく様子をご紹介します!文字を書いた直後▼▼▼これが、文字を書いた直後です。紙にしっかり文字の跡が。30分ほど経過▼▼▼30分も経つと、徐々に文字が薄くなってきます。約1時間後▼▼▼1時間後には、ほとんど消えています! 娘も文字が消える様子が面白いようで、何度も繰り返して書くので、着実に力になっていると思います。POINT② ミゾをなぞって文字が練習できるから、正しい形が身につく!このドリルには、文字が消える魔法のペンのほかにも魅力があります。この写真を見て伝わるでしょうか? 文字にミゾができているので、なぞるだけで正しい形の文字を書くことができるんです!カタカナも同様にミゾがついています! わかりやすく書き順が書いてあるのも◎。POINT③ キュートな持ち方矯正グッズ付きなのが嬉しい!まだまだ嬉しいポイントが。専用ペンに装着できる「持ち方矯正グッズ」もセットになっているんです。イルカの形になっているのが可愛い~!娘は、いくら指摘しても誤った持ち方をしているので、こういうグッズがあるのはとってもありがたいです。この写真の持ち方はイマイチですが(笑)、イルカちゃんアリナシではだいぶ持ち方が変わってきます!POINT④ ママの家事中にもひとりで楽しく進めてくれる!さんすうなど、別のお勉強をするときは隣にずっとついていてあげないといけませんが、こちらのドリルはひとりで黙々と進められるのも高ポイント! 我が家は、私が料理などをしている間に、10~15分程度ひとりで進めてもらうようにしています。机に向かう習慣もつくので、小学校入学準備として購入して正解でした!ひらがなとカタカナのほかに、漢字や英語のドリルもあるので、小学生になったらそちらも購入を検討したいな~と思っています! おすすめポイントがたくさんの「まほうのドリル」、気になる方はぜひ試してみてください~♪
2024年05月21日近年の名付けトレンドを見ると、古風な「レトロネーム」がじわじわと人気を増しています。 ママ世代から女の子の名付けに使われている「子止めネーム」は、今でも健在! レトロさが逆に新しいと考えるママもいるようでーー。2024年3月~4月生まれの女の子には、どのような「子止めネーム」が名づけられているのでしょうか。また、「子」以外に名づけに使われる「こ」の漢字もご紹介します。2024年春生まれの女の子「子止めネーム」ランキング 1位以降は、同率で6つの名前がランクインしています。 1位の「莉子(りこ)」は、2024年春に生まれた女の子の名前ランキング28位! 2023年の年間ランキングでは9位、2022年は7位に入っており、近年TOP10入りを続ける非常に人気がある名前です。 また、漢字が異なる「璃子(りこ)」も、「子止めネーム」ランキングTOP7に入っていることから、「りこ」という名前が人気であることがわかります。「子止めネーム」人気の傾向は?「莉子」や「璃子」のような今時の響きの名前だけでなく、ママ世代にも馴染みがある「愛子」「桃子」「日向子」「日菜子」が、令和の時代も変わらず名づけられています。 2023年の漢字ランキングを見ると、「愛」は2位、「菜」は5位。古くから使われていた漢字は、今でも根強い人気があります。 そのほか、季節の花である「桜」や「桃」+「子」という名前は春生まれのランキングならでは。「ひなこ」というよみで陽だまりをイメージさせる名前も、春らしいかわいらしさがあります。「子」以外の漢字を使った「こ止めネーム」「こ止めネーム」は日本の伝統的な美しさが感じられるレトロネームですが、定番の「子」以外の止め字も、近年名づけられる名前では珍しくありません。 春生まれの女の子の名前ランキングにランクインした「こ止めネーム」では、「心」「瑚」「湖」「虹」などの止め字が見られました。昔ながらのレトロ感を持つ「こ止めネーム」も、使われている漢字で印象が変わります。「子止めネーム」は古さが新しい!? かつては「子止めネーム」は古いという考えを持つ方が多かったものの、令和になった今では、レトロでかわいいという方や逆に新しさを感じるという方もいるようです。 2023年の名前ランキングTOP100を見ると「子止めネーム」は「莉子」のみでした。人と被らない名前をつけたい人は、「子止めネーム」が狙い目かもしれませんね! <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2024年3月1日(金)〜2024年4月25日(木)調査件数:7,016件(女の子)
2024年05月21日皆さんは、お部屋の収納について、「この壁にフックを取り付けたいけれど、穴を開けるのはちょっと……」、「フックにかけられない物も壁にかけて収納する方法はないかな」と思った経験はありませんか? そんなとき便利なのが、話題のダイソー商品「差し込み式壁面シール」です! 今回は「差し込み式壁面シール」の便利な使い方を2つご紹介します!ダイソーの「差し込み式壁面シールフック」画像提供:@kaoru0958さん 「差し込み式壁面シールフック」とは浮かせる収納に役立つ商品です! 凹凸型のパーツがついていて、装着することでかんたんに壁面に収納することができます。2組入りでお得感もバッチリ! ハンドソープボトルを浮かせる!洗面所のビチャビチャをどうにかしたい……画像提供:@mienobuさん 洗面台のハンドソープボトル、珪藻土コースターを置いても結局は接地部分がいつもビチャビチャに……。 そこで、mienobuさんは最近SNSで話題沸騰中のダイソーの「差し込み式壁面シール」を使って浮かせてみることにしたそう! この商品を使うだけで重いハンドソープボトルも浮かせられるんです♪ 設置方法はシールを貼って引っかけるだけ!画像提供:@mienobuさん 浮かせたいもの(ハンドソープボトル)と、浮かせたい場所(鏡面)の両方に凸シール、凹シールを貼り付けて、引っかけ合わせるだけ。 こんなに簡単に浮かせることができるんです! 画像提供:@mienobuさん 耐荷量は約1.5kgと記載があり、minenobuさんが試したところハンドソープを入れてポンプをプッシュしても問題なかったとのことです! (※重さや押す力加減にもよります) 少し浮かせるだけでもハンドソープボトルの底が汚れることなく、お掃除もしやすくなり洗面台を衛生的に保つことができるので一石二鳥ですね! ティッシュケースもあると便利な場所に浮かせることができる!次にティッシュ収納に活用しているkaoru0958さんの方法をご紹介します。 市販のティッシュをティッシュケースに入れて、ケースの裏に凸パーツをペタリ! そしてテーブル下の壁に凹パーツを貼り付けて、パーツ同士を引っかけ合わせてティッシュを設置! フック自体が見えないのでスッキリ収納できるのはもちろん、ティッシュがなくなったら、引っかけているティッシュケースに新しいティッシュを入れるだけ。とても便利ですね! ※壁にシールを貼る場合は剥がす際に壁紙も剥がれてしまうおそれがあるため、先にマスキングテープを壁に貼っておくと安心です。 壁に穴を開けることなくつけられる「差し込み式壁面シールフック」のアイデアをご紹介しました。このアイテムを使うことで、今までつけたくてもつけられなかった場所に、物を浮かせることができるかもしれませんね! 店頭で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2024年05月21日楽しみにしていた予定を1日間違えていた! というのは、まあわりとよくある話。でもそれが、家族全員で新幹線に乗って行く場所で、しかもチケット代もお高めの人気の公演となったら心穏やかでいられるでしょうか…。今回ご紹介するのは、そんな某有名劇団の公演を観覧するために家族4人で福島から東京へ出てきた、とある家族のお話。楽しみにしていた公演のチケットが、会場の入口まできて明日の分だと判明したようですが、果たして…。お母さんの勘違いを責めるのではなくプラスに転換して、1泊2日の東京観光に変更してくれた父の対応に思わず、「惚れてまうやろ〜!』と叫びたくなりますね。いざというときに慌てず、前向きに対応するお父さんの姿は見習いたいところです。しかし、間違えた公演日が“昨日”ではなく“明日”で本当によかった…。みなさんの中でも、家族のイベントや旅行でやらかしてしまったこと、ピンチを乗り切ったエピソードがあればぜひ教えてくださいね。イラスト/ 最上うみみ ※このお話は実話を元に編集しています。あなたの「愛すべき家族」のエピソード募集中!当たり前のように一緒に暮らしてるけど、この常識ってわが家の家族だけ? 小さい子どもって奇想天外なことするから面白い! ついクスッと笑ってしまうけど、私の自慢の家族。そんな読者から投稿された「愛すべき家族」のエピソードを4コマ漫画でご紹介。ぜひあなたもエピソードを投稿してみませんか?記事下の読者アンケートより投稿してください。
2024年05月21日私は33歳の専業主婦。3年前に夫と結婚し、義両親と一緒に暮らしています。実は同居している家は義両親が頭金なしで10年前に購入したものですが、ローンの支払いに困り、1年前に私たち夫婦を頼ってきたのです。私たちがローンの支払いをする代わりに、家事はすべて義両親がしてくれ、平和に生活しています。しかし、年の離れた義妹がやってきてから生活は一変するのです……。 家を追い出そうとする義妹夫婦義両親は義妹を溺愛。しかし、自分勝手な義妹と夫はあまり仲が良くない様子。実家に帰ってきた義妹は、見るからに軽そうな男を連れていました。 しかも、結婚していて妊娠していると突然の報告! 驚きを隠せない義両親。「子育てするには親の協力が必要不可欠でしょ? 私たち、ここに住むことにしたから」と言い放ちます。 空いている部屋がないとを伝えると、「なら、お兄ちゃんたちが出ていったら? 子どももいないんだし、同居してる意味ないじゃん」と。 夫はローンを支払っているのは自分たちであることを伝えるものの、「私の夫も私も仕事してるし、収入あるから大丈夫」と義妹。義両親はローンを払ってくれるのであれば、義妹や初孫と同居したいのが見え見えです。 ローンは義妹夫婦が払い、私たち夫婦は出ていくことに数日後、また実家に義妹夫婦がやって来ました。「私みたいに、パパたちに初孫見せてあげられる親孝行な子どもがこの家に住めるのよ。この土地と家は私のものよ~♪」と言う義妹。 義母も「この子たちには家が必要なのよ。私もそばで娘の子育てを応援したいの」と義妹と住みたい様子。月収の4~5割をローンと光熱費に充てていると伝えても、「楽勝!」と義妹夫婦は聞く耳を持ちません。 話が通じないと判断した私たちは、さっさと出ていくことにしました。義妹夫婦は入れ替わる形で引っ越してくるとのこと。 実家のローンは50万!?その事実を知った義妹夫婦は……そして引っ越し当日。「ローンの支払い、大変だと思うけど頑張れよ」と義妹に通帳を渡す夫。「ちなみに……ローン月々50万円だから」。驚き慌てる義妹夫婦。実は、夫の月収は30万円で、歯科医をしている私の月収は80万円だったのです! 義妹の夫は時給1100円の指名ゼロのホストで、月収は15万円ほど。ローンの支払いができないと聞き焦る義両親は「ローン払ってくれるって言うから、息子たちを追い出したのに!」と本音がポロリ。義両親と義妹は、みんなで一緒に住もうと提案しますが、もう後の祭りです。 実家から遠く離れた土地で歯科医を開業その後、私たちは実家から遠く離れた土地で歯科医を開業。夫が事務を担当し、夫婦仲良く働いています。 生活レベルにあった家を購入せずに息子夫婦を頼る義両親も、嘘をついてまで押し掛ける義妹夫婦も自分勝手すぎ! 身から出た錆ですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月21日この記事では、妊娠中の性行為に関するママの体験談を紹介しています。おなかが張ることが多く、休憩や中止することで気まずくなってしまったというママ。ご主人は「休憩も中止も仕方ない。一緒に寝るだけでお互い安心できるんじゃないかな」と言ってくれて気がラクになったそうです。 みなさんは、妊娠中の性行為についてどう思いますか? 今日は、私の妊娠中の話をお伝えします。安定期が過ぎたころ、「たまにはしてみる?」と妊娠中の性行為に挑戦しました。ところが、普段とは違う体でなかなか思うようにいきませんでした。 安定期に突入。そろそろしてみる?妊娠がわかってからは、私の体を気づかい、性行為はお休みしていました。安定期に入ったころ、体調も落ち着いてきたので、「たまにはしてみる?」と夫からお誘いがありました。 病院で健診を受けた際にも「夫婦生活をするようなら無理しないようにね」なんて言われていたので、おなかの張りなど、違和感があったら中断しなくてはいけないことなどを夫に伝えて、性行為に挑戦しました。 休憩や中止してばかり。気まずい空気にいざしてみると、私の気にしすぎかもしれませんが、おなかの張りを感じることが多く、夫に「ちょっとストップ」をかけることが多々ありました。 休憩している間にお互いそんな気分でもなくなり、「今日はもうやめておこうか」と中止したり、横になっていたらお互いいつの間にか寝ていた、なんてことも。夫は「気にしていない」とは言ってくれていましたが、なんだか気まずくて、そもそもそこまでしてすることなのか? とも思い始めていました。 性行為よりもスキンシップ思うようにいかないことに、夫も不満なのではないかと思い、思い切って聞いてみました。すると、「休憩も中止も仕方ない。それに別に気にしていない。できなくても一緒に寝るだけでお互い安心できるんじゃないかな」と言ってくれて気がラクになりました。 それからは、中断したときは一緒におなかをさすりながら話をしたり、「今日はどこまでできるかな~(笑)」なんて冗談を言ったりしながら、のんびり性行為ができるようになりました。 妊娠中の性行為は、普段通りとはいきませんでしたが、夫の理解もあり、「性行為をする」ことより「スキンシップをする」ことが大切だと、夫婦で確認することができてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/みいの 著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月21日小さいころから漠然と、26歳で結婚したいと思っていた私。ちょうど26歳のとき、付き合って3年になる彼がいましたが、結婚の話はできずにいました。彼のことは好きだけど、結婚できないなら別れたほうがいいのかな、とモヤモヤしていたある日、思い切って自分の思いを伝えてみると……。 実は小さいころからザ・プロポーズに憧れていましたが、式場と日程が決定したことがそのままプロポーズの形になり、結婚することに。親に電話で事情を話すと、とても驚かれ、事前に話をしなかったことからか母親には少し反対されましたが、父親の援護で結婚を承諾してもらいました。 「結婚する気がないなら別れたい」のメッセージから一気に話が進み、そのやり取りから1カ月以内に結婚と式場が決定、3カ月以内に同居をスタート。半年後の27歳と1カ月で、結婚式と入籍まで完了しました! こんなにスムーズに進むなら、変に意地を張らずに早く素直に自分の思いを伝えていれば、モヤモヤすることもなく予定通り26歳で結婚できていたのかも……と思いました。 原案/中井智美さん作画/モリナガアメ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年05月21日個人差はあれど、子どもの反抗期ってなかなか大変なもの。今回はそんな反抗期の子どもに反撃し、反省させた話を紹介します。母親が話しかけても完全無視だった娘が…▽ 母親の存在って、思っている以上に大きいもの。いなくなって初めて親のありがたみを感じたことでしょう。
2024年05月21日セカンドオピニオンってどういうもの?息子が小学3年生の時、行き渋りを始めたことをきっかけに児童精神科を受診しました。最初の病院では、不安を和らげる薬が処方されましたが、3ヶ月ほど通院しても改善が見られませんでした。その後、先生から大きなA病院を紹介され通院することになり、A病院では「解離性障害」と診断されました。しかし、A病院に通院しているうちに不安がどんどん増してきました。薬の変更によって大切な行事前に荒れてしまうことや、現状を伝えても「治ります」としか言われないこと、こちらの話を全く聞いてもらえないことが続いたため、現在の治療法が正しいのか疑問に感じたのです。そのため、セカンドオピニオンを受けることにしました。セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。セカンドオピニオンは、担当医を替えたり、転院したり、治療を受けたりすることだと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。まず、ほかの医師に意見を聞くことがセカンドオピニオンです。引用:東京都保健医療局|セカンドオピニオンとは調べてみたところ、セカンドオピニオンは基本的に自費診療となり高額のようです。そして今通っている担当医の診断書が必要になります。私自身も、担当医に「セカンドオピニオンを受けたい」と伝えることに抵抗を感じましたが、先生は「セカンドオピニオンは患者の権利ですから」と理解を示してくださり、診断書を用意してくれました。その瞬間、心からホッとしました。Upload By 花森はな優しいB病院の先生との出会い初めてB病院を訪れた時のことは今でもよく覚えています。はじめに臨床心理士さんのカウンセリングを一時間ほど受けました。そして、次はいざ先生の診察!診察室を開けた瞬間に飛び込んできたのは、先生の満面の笑顔と「今日は来てくれてありがとう!」というあたたかい言葉でした。私たちの話を一つひとつ丁寧に聞いてくださり、もうこの時点で「この病院に転院したいです……」と言って泣いてしまいました。それほどまでに追い詰められていたこと、周囲に味方がいなかったことに、その時初めて気がつきました。Upload By 花森はなセカンドオピニオンの結果は…セカンドオピニオンの結果は、治療法もお薬の処方も間違ってはいないとのことでした。ただ一つだけ、「解離性障害」という診断名については、B病院の先生によると「僕はどちらかと言えば『不安症』と言いたいです」とのことでした。「心理検査も希望するならやりましょう。できることは全てしていきましょう」とおっしゃっていただき、こちらのB病院に転院を決め、心理検査を受けることになりました。心理検査とは、広く知能水準や発達水準、パーソナリティを評価するための検査をさします。病院などで、その後の支援計画・治療計画を立てるために集める情報の1つとして実施されます。検査、受けられる…?心理検査は、診察室近くの小部屋で行われました。検査が始まる前から私は不安でした。まずこの日は、秋にしては気温が真夏並みに高いのに院内は冷房がついておらず、うだるような熱気でした。息子は、暑くなるとパニックが起きやすいのです。また部屋も、天井が低く圧迫感があり、長時間いるのは難しいのではないかな……と思いました。そして何より、息子は不登校になってしまってから、母子分離が難しく、常に私がついていないとだめでした。一人で外出もできなくなってしまっていたのです。Upload By 花森はなセカンドオピニオンを受けてよかった検査が始まって30分も経たない頃、息子が検査室から飛び出してきました。「帰る!帰る!」と言って暴れます。慣れない空間、見知らぬ大人と二人きり……息子にとっては耐え難い空間だったのでしょう。検査は途中で中止となりました。途中までの内容で一旦結果を出していただき、検査はまた息子の状態が安定してきたら改めて行うことになりましたが、学校で支援を受けようとなると今回の結果では難しく、ひとまず定期的に受診をし、精神障害者保健福祉手帳の取得を目指すことになりました。Upload By 花森はなあのままA病院に通っていたら、精神障害者保健福祉手帳の取得を考えることもなかったですし、ずっとモヤモヤしたまま通い続けることになっていたと思うので、思い切ってセカンドオピニオンを受けてよかったと思っています。こうしてB病院の先生と出会うことができました。話を聞いてくれる、受け止めてくださる医療者と出会うことは、息子にとっても、私にとっても大きな救いとなりました。担当医は残念ながら代わってしまいましたが、現在もB病院に引き続きお世話になっています。執筆/花森はな(監修:室伏先生より)セカンドオピニオンを受けられ、通院先を変更されるまでの道のりを共有してくださり、ありがとうございました。大事な大事なお子さんの状況に関してご心配されるというのはとても自然なお気持ちですし、さまざまな先生の意見を聞いていただいて納得して治療に臨んでいただけるのが、医師と患者さま双方にとってよいことなので、ご希望される場合にはぜひ受けていただきたいと思いますが、患者さまにとってはそれを医師に伝えることは、時に勇気の必要なことですよね。医療スタッフと患者さまの間の信頼関係はとても大事です。人間関係なので相性もありますし、お子さんにとって何を大切と考えるかに関して意見の違いもあります。それは医師もよく分かっています。ですので、もしセカンドオピニオンのご希望があれば、ぜひ前向きにお願いしてみていただきたいと思います。前の記事はこちら
2024年05月21日チヒロさんは、夫の貴大と3歳の娘リコと暮らす専業主婦。新規分譲のマンションに引っ越し、仲の良いママ友もたくさんできて楽しい毎日を送っていました。そんなある日、夫の上司一家が引っ越してきます。上司一家も3人家族で娘同士も同い年なので、チヒロさんはいい関係が築けるだろうと思っていました。しかし、この上司の妻がクセのある人物。最初は愛想もよくママ友たちともすぐに打ち解けたのですが、徐々に本性が現れ……。チヒロの旦那って夫の部下だから〜上司の妻・ナツミさんは、どうやら思ったことをズケズケと相手にいってしまうクセがあるようで、ノザキさんというママ友には「もっと年齢が上だと思ってた!」「もっとオシャレしないと旦那さんに愛想つかされちゃうよ」など失礼な発言をしていました。 「ノザキさんはシンプルな服装が好きなだけでセンスある」「スタイル良くてうらやましい」とフォローしたチヒロさんに対しても、「チヒロって旦那さんとそっくりでゴマすりがうまい」などと嫌味な態度をとるのです。 ナツミさんの失礼発言にヒヤヒヤしていたところに、偶然ママ友・スダさんが通りかかります。ナツミさんはスダさんにもチヒロさんの悪口を伝えようとしましたが、スダさんはそれを華麗にスルー。逆に、ナツミさんのゴミの出し方を注意します。 その場はそれでおさまったのですが、あとからナツミさんは「スダさんに嫌われているようだ」とチヒロさんに訴えてきたのでした。 誰かの愚痴や悪口は聞いていて気持ちのいいものではありませんし、不要なトラブルを避けるためにも関わらないでいたほうがいいですよね。もし悪口に巻き込まれそうになったら、スダさんのようにサッと別の話題に転換する機転があるといいかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ
2024年05月20日2019年10月生まれの双子の娘さんのパパ、ぷにぱぱ(@punitama777)さんの子育てエピソードをご紹介! 今回は「ワンオペ育児」をテーマに、ぷにぱぱさんが双子の娘さんたちと過ごす、何気ない日常のエピソードをお届けします。4月から娘2人が幼稚園に通うことが決定!しかし後日、園からのおたよりを見ると、ぷにぱぱさんは衝撃を受けてしまいます。その理由は、園で使うバッグなどにサイズの指定があったからです。必死でお店にそのサイズの物が売っていないか探し回るのですが、残念ながら見つからなくて……!? 指定されたサイズのバッグが全然ない! ママとパパは焦り出して… 「ってことで、はづとめぐの好きな生地を選んでもらい、買ってきましたー」 「やっぱりバッグを作るのね」 指定されたサイズのバッグがなかったため、仕方なく生地を買って自ら作ることに。 「持ち帰り用バッグと、給食着入れバッグと、シューズ入れバッグ、はづめぐ合わせて6個作るのね」 「今日は遅いから、明日以降で作るかぁ……」 双子なので、作る量も2倍! さらに、裁縫が苦手なママは、思わずゲッソリした表情を浮かべてしまいます。 その夜、ママと娘が寝静まったあと、こっそり作業を始めたぷにぱぱさん。 翌朝、ママが目を覚ますと、大歓喜! 「ふぉぉぉぉできてるーっ!おうちに小さな妖精が存在したー!!!」 学生時代、実は家庭が得意だったぷにぱぱさん。 そのときのスキルが、この瞬間花開いたのでした。 まさか一晩作ってくれるなんて、ぷにぱぱさん凄いですね。完成品もとってもかわいいです!パパ特性のオリジナルバッグで、娘さんたちの幼稚園生活もますます楽しくなりますね♪著者:マンガ家・イラストレーター ぷにぱぱ
2024年05月20日私は退院着のベビードレスは手作りしたいと思い、妊娠中に頑張って作っていました。義父母にもそのことを報告済み。しかし出産後、義父母が持ってきた出産祝いはベビードレス……? 驚く私に、義母はとんでもない理由を口にするのです。 あれ?義父母の出産祝いもベビードレス!?不器用ながらも、なんとか頑張ってベビードレスを完成させた私。うれしくなった私は義両親にも完成品の写真をメールで送信。メールの返信はなかったのですが、生まれてくる子どものことで頭がいっぱいで、特に気にしていませんでした。しかし出産後、義父母がなんと、出産祝いにブランドのベビードレスを渡してきたのです……。「え、ベビードレスは手作りのものがあるんですが……」と伝えると、「あんな不細工なドレス、孫ちゃんに着せられないわよ!」と義母。さらに義父も、「恥ずかしくない立派なドレスを買ったからな」と言ってきます。どうしてこんなにボロボロに批判されないといけないのか、私は涙が止まりません。すると、夫が「ブランド物と比べたら立派ではないかもしれないけど……、この子の退院着には、気持ちがこもった妻のベビードレスを着てもらうから!」とビシッと伝えてくれました。義両親は夫からきつく言われたことで動揺し、「そうよね、ママの気持ちがこもっているほうが孫ちゃんも喜ぶわよね。無神経なことを言ってごめんなさい」とその場で私に謝罪。 初孫に良いものを着てもらいたい! という気持ちが暴走してしまった義両親。今後は、夫や私の意見を無視した行動はしないと約束してくれました。相手の気持ちを尊重できる人でいようと新ためて心に決めた出来事です。 作画/Pappayappa著者:桂ゆかり
2024年05月20日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうの手違いで先延ばしになり、かおりさんはその間ワンオペ育児をすることに。育休に入ったいちろうは、かおりさんからの信頼を挽回すべく“イクメン”になろうとしますが……。かおりさんはいちろうが3日間で育児ができる人間にならなければ実家に帰ると告げ、スパルタ指導を開始。いちろうは余裕ぶっていましたが、初日から育児の大変さに圧倒されてヘトヘトでした。翌日、いちろうはかおりさんに頼まれてこはると公園へ。育児用ミルクの作り方がわからずピンチを迎えますが、公園にいた真のイクメンパパ・佐山さんに助けてもらいました。 師匠の教えをいざ実践!夫は公園で出会ったパパ・佐山さんを師匠と呼び、育児の極意は「妻に寄り添うこと」と教わったそうです。そんなことがあったとは知らない私は、張り切る夫に不安を覚えました。 ※「検診」→「健診」 育休3日目、前日の晩にこはるを寝かしつけながら寝落ちしたいちろうは飛び起きました。しかしすでにかおりさんが起きており、今回だけは許してもらえることに。 そしてこの日は、かおりさんからこはるをお風呂に入れる課題が出されます。 「いきなりワンオペはきつくない?」と嘆くいちろうでしたが、かおりさんに教わりながら慣れない手つきでお風呂に挑戦。こはるが笑うと「僕の洗い方好きだって」とうれしそうにしました。 かおりさんは何だかんだ言いながらも厳しい指導をこなしていくいちろうの姿に、「実は育児に向いているのかも……?」と思い直すのでした。 愚痴をこぼしながらでも、夫が前向きに育児にとり組んでくれるのは妻としてはうれしいですよね。初めは育児をなめていたいちろうも、やってみることで大変さを実感しつつある様子。 成長しようと努力する姿を見れば、少しくらい不手際があっても怒る気にならないものです。育児は簡単と決めつけず、お互いに相手の気持ちを尊重することが円満の秘訣なのかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月20日母でありデザイナーであるたろすさんが、2021年生まれの娘・じーたんの育児体験をマンガ化!元気にすくすくと成長するじーたんはおしゃべりも上達し、お買い物に出かけたときには、自分の好きなおもちゃを選ぶことだってできます。とある日も公園で遊んだあとに、パパと一緒にお買い物へ。 パパから「好きなおもちゃを買っていいよ」と言われ、目を輝かせるじーたんでしたが……。 これとこれにする…! 「ちょっと! 大丈夫!? 早く起き上がって……!?」——。 勢いよく転んでしまった娘を前に顔面蒼白のパパでしたが、じーたんは痛さに泣き出すどころか、なんと転んだ姿勢のまま、すやすやと眠っているのでした。 直前まで元気に遊んでいたわが子が突然、まるで電池が切れたかのように、寝息を立てている……。子育て経験のある人にとっては、“あるある”かもしれませんが、「動」から「静」へのテンションの乱高下に驚いてしまいますよね。 そんな“あるあるエピソード”は、ほかにも! パパだけでなく、たろすさん自身も、わが子のアップダウンの激しさにビックリさせられたようで……。 平和なおやつタイムが一変!? 小さなリング状のお菓子を1つずつ食べていたじーたんでしたが、突然、ピクッ……。 1ずつ食べることが煩わしくなったのでしょうか? ちまちまとかわいらしい食べ姿から一転、器からお菓子がこぼれ出すくらいに激しい食べっぷりを見せるのでした。 じーたんのあまりの豹変ぶりに、ママも思わず、「いやぁぁぁぁああああ!!」と悲鳴……! それでもやっぱり、子どものテンションの乱高下は、親にとっては日常の1コマですよね。そんな喜怒哀楽の激しさに驚かされるのはもちろん、ほっこり癒やされたり、楽しまされた経験も多々あるのではないでしょうか。 皆さんは、特に記憶に残っている“子どもの豹変エピソード”はありますか? ※小さなおやつは誤嚥のおそれがあるため、赤ちゃんが一度にたくさん口に入れないよう注意しましょう。また、ベビー用のおやつ(赤ちゃんせんべい、ボーロなどの乾燥したおやつ)は、赤ちゃんにとって安全と考えられがちですが、口の中や喉にはりつくおそれや、誤嚥のおそれもあります。必ず保護者がそばで見守り、赤ちゃんが食べ終わるまでその場を離れないようにしましょう。 著者:マンガ家・イラストレーター たろす
2024年05月20日夕方から雨が降り始めた日のこと。小学6年生の息子は傘を持って登校したはずだと安心していたら、なぜかびしょ濡れで帰ってきました。学校で何か事件が起きたようで……? 何があったの?ある日、傘を持って行ったはずの長男が学校からびしょ濡れで帰宅。「傘は?」と聞くと「同じクラスのMちゃんに奪われた」と言います。びっくりした私はすぐさまMちゃんママに電話。Mちゃんママとは会えば挨拶する程度の関係です。すると「Mは貸してもらったって言ってたわよ。あとからお礼に行く予定だったんだ〜」とのこと。息子に小声で再度確認すると、やはりMちゃんが奪ったと言います。私は「息子は奪われたって言ってるよ。もう一度確認してくれないかな」と伝えますが、Mちゃんママからはぼそっと「しつこいな……」と不機嫌そうな返事が……。私はその反応にびっくりし、「息子はびしょ濡れで帰ってきてるんだよ? 真面目に対応ほしい」と強めに言い返します。すると「はぁ……。わかったよ、もう一度確認してみる」と言われ、一旦電話が切れました。 数分後にMちゃんママから再び電話が。「Mに確認したら息子くんから奪ったって言ってたわ。だけど、息子くんもダメって言えばよかったんじゃない? きちんと嫌なことは嫌って言えるような子に育てないと、将来苦労するわよ」と逆ギレのようなことを言ってきたのです! まず謝ることが先なのでは? と私はモヤモヤ。言い返したい気持ちを抑えて「次からMちゃんに傘を奪わないように伝えておいて」とだけ言い、電話を切りました。翌日、Mちゃんから息子へ「濡れて帰るとお母さんに怒られるから奪っちゃったの……。ごめんなさい」と謝罪はあったようですが、Mちゃんママからはありません。今回のMちゃんのように、親に嘘をつかないといけないようなことにならないように気をつけなければと実感。息子とたくさん会話をすることを意識し、なんでも正直に言える親子関係を築きながら育児をしていこうと改めて思った出来事です。 作画/yoichigo著者:谷 ふみ
2024年05月20日海外のサッカー少年少女の親って、日本と何か違うの?と気になるとき、ありませんか?2023年夏、東京都葛飾区、墨田区で活動する「クルゼイロサッカースクール」の小学生たちが、ブラジル遠征を慣行。2週間弱の遠征でトップチームの施設を訪れ、ブラジルの子どもたちと合同練習を行い、汗を流しました。そこで感じたブラジルの親について、クルゼイロジャポン指導部門責任者の小林ヒロノリコーチに、話をうかがいました。「ブラジル遠征で感じた、保護者のあり方」とは日本とどう違うのかご紹介します。(取材・文鈴木智之)(写真提供:クルゼイロジャポン)<<前編:現地の食事を食べられることも世界で活躍するサッカー選手のバロメーターサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■意外!?ブラジルの親の方が過保護(写真提供:クルゼイロジャポン)クルゼイロサッカースクールの小林コーチは、ブラジル遠征で感じたこととして、「ブラジルの保護者と日本の保護者の関わり方の違い」を挙げます。「ブラジルの親の方が、日本より過保護だと感じました。家族を大事にして、守るという気持ちが強いんです。クラブも『親御さんは、しっかりお子さんを守ってあげてくださいね』と伝えているそうです」その背景には、ブラジルの社会環境があると分析します。「ブラジルは社会基盤が整っていない部分が多いです。街には危険な場所もありますし、電車やバスは日本のように、時間通りに来ません。そこで何もせず、ただ待っているだけだと、生活はスムーズにいかないわけです。周りの人に訊いたり、調べて、スムーズにいく方法を見つけなければいけない。停電も多いので、電気が消えたらこういうアクションを取ろうとか、いろんな経験をしているから、柔軟に行動することが体に染みついているんですよね」■不便な方が自分で考える力がつく?子どもがすね当てを忘れても届けない理由(写真提供:クルゼイロジャポン)不便さがあるからこそ考え、実行する。それが自分で考えて行動すること、すなわち自立につながるのかもしれません。小林コーチは「日本は安全で快適な素晴らしい国です。そんな環境で育った子どもを自立させるために、どういう働きかけをしなければいけないのか。そこは常に考えています」と明かします。「それならば、わざと不便な形を作り出す方がいいのか。とか考えるんですが、自分の子どもにはできるんですけど、よそのご家庭のお子さんにはどうかなと悩んだりしますね。うちは幼稚園の頃から、サッカーの準備は自分でさせています。子どもが目を離した隙に、入れておいた服をカバンの外に出しておいたり、そういう意地悪を自分の子にはできるんです(笑)」さらに、こう続けます。「うちの子が通うクラブのコーチから『すね当てを忘れたようです』と連絡が入っても放置です。忘れたキミが悪いでしょって。何で届けなきゃいけないの。サッカーするのは自分なんだからねと、自分の子には言えるんですけど、お預かりしているお子さんにどこまで言えるのか。そこは難しいところですね」■ブラジルの選手には「止め方」を教えなければいけないが、日本人選手は違う(写真提供:クルゼイロジャポン)サッカーは国民性が出るスポーツです。生活環境や文化がプレーに表れます。小林コーチは、守備を例にあげて説明します。「日本では足を出すな、突っ込むなという指導が多いですよね。ボールを奪うことよりも、抜かれないこと、相手を遅らせてグループで守る考え方が主流です。でもブラジルの選手は、何も言わなければ、ボールを奪うために突っ込んでいくので、止め方を教えなければいけません」ボールを奪いに行く、アグレッシブなメンタリティがない子には「もっと行け」と言い、行き過ぎるブラジルの子たちには「むやみに行くな」と教える。それは日常生活も同じで、だからこそブラジルの保護者は「子どもを守ってあげなければいけないという気持ちが強いのではないか」と分析します。「日本の多くの子どもたちは、すでに親に守られています。その環境で『もっと守りなさい』と言ったら、それはただの過保護ですよね。スタート地点が違い、日本の場合は十分に守っています。だから、もっと子どもひとりで行かせなさい、チャレンジさせなさいという心構えが必要なのではないかと思います」■子どもには成長の段階がある安全な環境の中で失敗を繰り返せばいいチャレンジに失敗はつきもの。失敗から学ぶことはたくさんあり、小さな失敗を乗り越える経験をすることで強くなれます。「僕としては、失敗してもいいと思っています。ブラジル遠征でも、安全は僕やクラブが頑張って確保するから、もっと積極的にチャレンジしてほしい。それはサッカーの上でも、日常生活の食事や現地の人とのコミュニケーションも同じです」小林コーチは「家でも学校でも、安全が確保されているのであれば、失敗を繰り返していけばいい」と、言葉に力を込めます。「子どもには段階があるので、保護者も長い目で見てくれるといいですよね。いまこの瞬間には失敗かもしれないけど、長いスパンで捉えると、失敗が失敗ではなくなり、いい経験をしたなと思えるはずです」■子どもが失敗しないよう、親が先回りして躓くリスクを排除していないか親と子の距離が近い現代。子どもが嫌な思いをしないように、失敗しないようにと、親が先回りしてリスクを排除して、綺麗な道を歩かせてあげているとも言えます。小林コーチは「子どもが転びそうになる前に、親が先に手を出して、転ばぬ先の杖になってあげている状態ですよね。親が舗装した綺麗な道を、子どもと伴走して歩いている」と表現します。「ブラジル遠征を通じて感じたのは、保護者のあり方の違いであり、子どもたちの自立を促すために、チャレンジさせることの大切さでした」日本を離れて、違う価値観に触れることで、たくさんの気づきと発見があり、それこそが成長につながります。コロナ禍を経て子どもたちの成長に影響が出ている今こそ、保護者の関わり方が問われているのかもしれません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年05月20日パパが転勤になり、生後2カ月の娘を連れて知らない土地へ引っ越したずんさん一家。引っ越し先で出会った上司夫妻は非常識で、ずんさんは距離を置きたいと訴えましたが、パパはずんさんの要望を受け入れてくれません。パパに相談するのは諦め、ひとりで耐えることにしたずんさんでしたが−−。さーちゃんの後追いが始まり、ずんさんのストレスは増すばかり……。 一方パパは相変わらずゲーム三昧。家事は手伝わないのに口出しも辞めません。疲れ切ったずんさんは、ついに我慢の限界を超えーー。誰にも頼れず孤独な妻に夫は… 心も体も限界を迎えているというのに、パパから思いやりのある言葉をかけられることはありません。「さーがかわいそう」という言葉が、胸にグサリと刺さるずんさんなのでした。 パパにはひとりでリフレッシュする時間がありますが、ずんさんにはそんな時間もなければ、睡眠さえも満足にとれません。 パパは仕事を頑張っているんだという自負があるのかもしれませんが、家事と育児に加えて本来なら必要ない上司の奥さんの相手までしているずんさんをもう少しいたわってほしいですね。 このお話は、ベビーカレンダーではこれで最終回となります。上司家族のひどい行動がエスカレートしていく続きのお話は、ずんさんのブログにてご覧いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね!!著者:マンガ家・イラストレーター ずん
2024年05月20日ハリウッドザコシショウ×納言、TiiiMOらが出演するお笑いバラエティ番組『Powered by TV ~元気ジャパン~』の2024年5月18日(土)配信にて、「社長ご飯」コーナーに愛染興希社長が出演しました。社長ご飯(愛染興希社長×じゅんいちダビッドソン)当コーナーお馴染みの、じゅんいちダビッドソンが出演。「子供の貧困をなくす」をテーマに、著書の出版や様々なメディアへの出演等、金融系インフルエンサーとしても活躍されている愛染社長。今回当番組ではどういったお話しがお聞きできるのか、要チェックの内容となっております。番組公式サイト・公式YouTube・ビデオマーケット・カンテレドーガにてご視聴いただけます。愛染興希 official website Instagram 【KOKI AIZEN】 ■『Powered by TV ~元気ジャパン~』とは?キーワードは「日本を元気に!」。元気になる情報やネタ、人物をお届けする新感覚情報バラエティ。今旬の話題な人や人気芸人などをゲストに迎え入れ最新情報あり、ドキュメントあり、笑いありの盛り沢山で「元気ジャパン」として日本を元気にする情報を発信していきます。■番組概要番組名 : 『Powered by TV ~元気ジャパン~』放送日時 : 毎月第2土曜日夜7時~8時 (TOKYO MX)配信日時 : 毎週土曜日夜8時(YouTube・ビデオマーケット・カンテレドーガ・番組公式サイト)番組出演者: ハリウッドザコシショウ、薄幸、TiiiMO 他番組 HP : 企画 : インバースホールディングス株式会社制作著作 : インバースホールディングス株式会社<YouTube 公式チャンネル>URL: <X(旧Twitter) 公式アカウント>URL: <Instagram 公式アカウント>URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月20日かかりつけ医にて生後7カ月健診の際、先生が何度も足を持ち、入念に角度等を調べていました。長時間の健診に不安時間の長さにさすがに不安になり、「どうかしましたか?」と尋ねました。健診には夫も来ており、同じように前のめりで健診を見ていました。先生から「股関節を診ていたのですが、もしかしたら左右差があり、ズレているかも知れません。左右の股のしわが非対称なのわかりますか?」と言われよく見ると、太腿のしわが左右非対称でした。今まで何の指摘もなかったので頭が真っ白になりました。先生からは近くの予約不要の整形外科へ紹介するから行くように言われ、即日行きました。 ◇ ◇ ◇ 整形外科へ行くと問診とレントゲン検査がおこなわれました。結果、股関節が他の子より緩いと言われましたが、特に治療の必要はなく、1歳まで経過を見て緩さが改善しない場合は専門の小児整形外科へ紹介しますと言われました。結局1歳でも改善せず専門病院へ行き詳しく診てもらいましたが、明らかな股関節脱臼ではなく、日常生活に差し支えがないため、半年に1度の経過観察になりました。早期に見つけてもらいよかったと思っています。 作画/まげよ著者:福祉相子40代、0歳と2歳の天真爛漫な女の子とわんぱくな男の子を育てながら福祉職に従事するワーママ。趣味はYouTubeを見ることで、晩酌が大好きで週1は夫と飲んでいます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月20日夫のこうきと娘のまなと暮らす、主婦のあやかさん。結婚する前から楽しいことが大好きな夫は、出産して子育てが始まってからも、いつでも自分優先……。オムツ替えやお風呂などの子どものお世話はせず、休日も友人との集まりを優先してばかりで、あやかさんはひとりで、育児に奮闘していました。ある休日も家族で出かける約束を反故にして、友人と遊びに出かけた夫。その夜から娘は熱を出してしまいましたが、夫は心配すらしてくれませんでした。それどころか翌日も、友人と遊びにいってしまい……。 離婚したほうがいいのかな…夫は、娘が体調を崩したのは、あやかさんのせい。だから自分には娘を看病する責任はないと主張。 さらに娘の看病疲れで体調を崩してしまったあやかさんに対しては、「母親なら子どもひとりくらいちゃんと世話しろ」とまったく心配する様子もありませんでした。 ただ少しでいいから家族と過ごす時間を作ってほしい……と思っていたあやかさんの気持ちは、あっさり裏切られてしまいました。 やっと娘の熱が下がったと思ったら、新たな問題が。夫のこうきさんが、夫婦生活を強要してくるのです。 こうきさんは「二人目がほしいだろ」とあやかさんを誘います。あやかさんは「いまのこうきといて簡単に二人目のこと考えられない」ときっぱり断りますが、それでもあの手この手で誘ってくるこうきさん。 そんなこうきさんに拒否反応が出てしまうあやかさんは、「これならもう離婚したほうがいいんじゃないか」とまで考えてしまいます。 しかしそこでいつも「ママとパパ大好き」だという娘の顔が浮かび、離婚への決心はつかないままでした。 ◇◇◇ 子どもが熱を出したとき、まったく手伝ってくれなかった夫のこうきさん。それなのに、自分の性欲を解消するために「二人目」という言葉を使ってくるのはいただけません。本当に二人目がほしいと思っているのであれば、あやかさんのいっぱいいっぱいな状態もわかるはず。こうきさんには、もっと相手を思いやる気持ちをもってほしいですよね。著者:マンガ家・イラストレーター たに
2024年05月20日