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子どもが生まれる前から仕事が激務で深夜帰宅、土日の休みも保障されていなかった夫。そんな夫を気遣い、初めての出産、育児もなるべくひとりでこなそうとしていた私。その結果産後に待っていたのは、父親になった意識がとても低い夫とのストレス生活と、孤独な育児生活でした。なかでも、夫が私のことを気遣ったつもりで購入してきたある物に絶望を感じたエピソードをお伝えします。 夫の健康を気遣いワンオペしていたのに初めての子どもを里帰り出産したあと、夫と暮らす家に戻ってきました。しかし、忙しい夫に育児休暇などはなく、休みの日におむつ替えやミルクをあげるのを何回か手伝ってもらうくらいで、平日はほぼワンオペで赤ちゃんのお世話をしていました。 まだ夜間の授乳もあったので、睡眠不足の状態でキツさもありましたが、毎日深夜に帰宅する夫にはちゃんと寝てもらおうと、むしろ赤ちゃんの泣き声で夫の睡眠を妨害してしまわないかと心配していたのです。そんななか、自宅に帰宅してから2週間ほどしたときのこと。夫がある物を買って帰宅し、うれしそうに報告する姿にあぜんとしてしまいました。 迷惑をかけずに自分の時間を楽しむ思惑の夫夫が購入してきた物は、テレビのヘッドフォンでした。「俺が夜帰ってきてテレビ見てるとうるさいでしょ。夜起こしちゃうとかわいそうだからさ」とうれしそうに言うのです。夫は出産前から帰宅後によく睡眠時間を削るようにしてテレビを見ていました。夫は純粋に私のことを思ってヘッドフォンを購入してくれたらしいのですが、これが産後の私にはとてもショックでした。 こちらは初めての出産後の不安定な心身で、慣れない育児をほぼワンオペでこなしている状態。本来ならば夜間授乳の何回かに1度くらい手伝ってほしいのです。夫の健康を気遣い我慢してそれをひとりでこなしているのに、夫はこれまでと同じように帰宅後はテレビを見て自分の時間を楽しむスタンスのようでした。 意識を変えるべく育児へ巻き込むように夫としては育児という私の仕事の邪魔をしないように、という気遣いをしてくれたようですが、私が求めていたのは一緒に育児してもらうことでした。仕事の都合上なるべく夫に負担をかけないようにと思っていましたが、このことがキッカケとなり、育児に対する考え方の違いが浮き彫りになりました。その後もこの考え方の違いですれ違い、悲しい思いをすることが何度となくありました。 そんな日々から、仕事を理由に夫を育児から遠ざけ過ぎていたことを反省し、「育児は私だけの仕事ではなく、夫婦の仕事」ということを理解してもらうために、1人目が1歳になるころから少しずつ子どものお世話を頼んで、意識的に夫を育児へ巻き込むようにしました。 少しずつ変わっていった夫の意識育児に巻き込んだ結果、当初は頼まれたときにしか動かない人だった夫が、少しずつですが自分から「何か手伝えることはない?」と聞いてくれるようになりました。「手伝う」という言葉から、「まだ育児を自分の仕事とは思っていないのかな」と感じることもありますが、それでも徐々に意識は上がってきたと思います。 その後2人目も誕生したのですが、子どものお世話や相手を頻繁にしてくれるようになりました。それから次第に子どもたちもパパっ子になり、パパが大好きな様子です。子どもたちと夫との良好な関係のためにも、パパの育児参加は必要不可欠だと感じるようになりました。 1人目の出産時は里帰りでしたが、2人目の出産は夫にサポートしてもらうため里帰りはしませんでした。出産のサポートをすることで、また夫の父親としての意識も上がったかなと思います。仕事も大切ですが、父親としての役割こそ、ほかの人に代わってもらうことのできない大切な仕事。今は夫の勤務に対して過度な気遣いや遠慮はしないようにしています。 著者:澤崎 凪/30代女性・主婦。1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。作画:山口がたこ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月22日パパが転勤になり、生後2カ月の娘を連れて知らない土地へ引っ越したずんさん一家。周りに家がない静かな山中で新たな生活がスタートしました。赤ちゃんが泣いても近所に人が住んでいないので誰にも迷惑がかからず、空気もきれい! そんな田舎らしい良い面もあれば、不便なこともありーー。生後間もない娘を連れ、引っ越した転勤先は… 生後2カ月での転勤辞令。近所の人たちもやさしく、新鮮な野菜をおすそわけしてもらえる環境はとても恵まれています。 しかしただでさえ慣れない子育てに加え、田舎ならではの不安がつきません。そんなずんさんは、夫が自分を気遣ってくれることを嬉しく思うのでした。 妊娠中でも、出産後でも引っ越しはとても体に負担がかかるので、できることなら転勤自体を先延ばしにして欲しいものですが、会社の事情なので受け入れるしかありません。慣れない土地で赤ちゃんとの生活がスタートするのは不安しかありませんが、パパが気晴らしをさせてくれるならストレスも軽減しますね。 著者:マンガ家・イラストレーター ずん
2024年03月21日子どもが生まれて以来、ワンオペで育児をしていたこともあり、ずっと行けずにいた美容院。夫の仕事が落ち着いたこともあり、久しぶりにヘアカットに行けることになりました。髪の毛はのびっぱなしでボサボサ。ケアをする余裕もなかったのでボロボロです。せっかくなので都会のおしゃれなサロンに行ってみたいと考えて、人気の美容院を予約しました。産後初めての美容院都会の美容院はまるでお城のよう! シャンデリアが飾られ、イスもふわふわです。久しぶりの美容院ということもあり、ワクワクしつつも少し緊張していると、アシスタントと思われる女性が数冊のヘアカタログを渡してくれました。 ふんわりボブにハンサムショート、前下がりボブ……どれもかわいくて迷ってしまいます。どんなスタイルが似合うかわからないので、美容師さんにお任せすることにしました。 しばらくして、私を担当してくれる美容師のお兄さんがやってきました。タカシと名乗るその男性は、SNSのフォロワー数も多いカリスマ美容師なのだそう。そんな人に切ってもらえると思うと、とても楽しみでした。 失礼な美容師しかし鏡越しに私を見たタカシは、なんだか浮かない表情を見せます。「どんな感じにしたいの……?」と、明らかに低いテンションで聞いてきたので、私は「オシャレにしてください!」と言いました。 するとタカシは、鼻で笑って言いました。「元がダサいから、無理じゃね?」 悲しい気持ちになったけれど、夫に子どものお世話をお願いして作った貴重な時間なので、今日を逃すわけにはいきません。なんとか髪型を決めました。 シャンプーをして席に戻ってきても、タカシは他の席でカラーをしている若い女の子との会話に夢中。私の席には手が空いたわずかな隙にやってきて、髪を切っているようです。 それでもなんとかカットが終了。しかし仕上がりを見てびっくり! のばしっぱなしだった状態よりも酷い頭をしていました。 思わぬ出会い「もっと今時な感じになりませんか?」と言ってみるも、タカシは「あなたの顔や骨格ではこれが限界ですね」と笑って、直そうとしてくれません。 鏡を見て言葉を失っている私。すると隣に座っていた男性が声をかけてくれました。「悪いのはあなたじゃなくて、あの美容師の腕だから」そう言って男性は立ち上がり、タカシのハサミを拝借し、私の髪の毛を切り始めました。 男性はとんでもない速さでハサミを操りながら「僕も美容師をしていて、空いた時間で他の店舗の接客やサービスを勉強しているんです」と話してくれました。 鏡越しに顔を確認した私はビックリ! なんと大人気インフルエンサー美容師だったのです。フォロワー数はタカシの比ではありません。子育てのリフレッシュあっという間にカットが終了。想像を超えるおしゃれな髪型に感動してしまいました。 男性は「キミはイチから学び直したほうがいいかもね。技術も接客も」とタカシに言い、颯爽と帰っていきました。タカシは悔しそう……。受付で待っていたお客さんは一部始終を見ていたようで、予約を取り消して帰っているようでした。 家に帰ると、夫も大絶賛! 私にとっても子育ての良いリフレッシュになりました。 そして夫に一部始終を話したところ、そんなふうに馬鹿にされるほど美容院に行く機会を作れなかったことを謝られてしまいました。これからは定期的に私ひとりの時間を作ってくれると約束したので、今日助けてくれた男性の働く美容院に通うつもりです。 子育てをしていると、なかなかひとりの時間がとりにくくなってしまうもの。せっかくのひとり時間は、子育てや仕事、家事をこれからも頑張ろうと思えるくらいリフレッシュできる時間にしたいと思うはずです。嫌な思いはしましたが、素敵な美容師さんに出会えてよかったですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年03月20日出産前に子どもの名前が決まらず、産後に夫婦でもう一度話し合おうと決めていました。無事に生まれ、産後の処置も終わって安心していたときのこと。夫が分娩室に入ってきて……。 突然の夫の告白に動揺して…出産を終え、分娩室で休んでいたとき。夫が分娩室に入ってきて、「今、名前を決めないと間に合わない!」と言うのです。 私は出産を終えたばかりで疲れもあり、夫が何を言っているのか理解できませんでした。話を聞くと出産後14日以内に出生届を提出しなければいけないが、明日から出張になったので出せないかもしれないと話し始め……。 後から調べると届出は代理人や郵送でもいいらしいのですが、そのときは気が動転していて夫が話していることを鵜呑みに。そして2人とも焦りつつ、その場で名前の話し合いが始まりました。夫と私の意見がわかれたので、その場にいた助産師さんたちにも意見を聞くなどバタバタな状態。 もう少し落ち着いて決めたかったと思いながらも、息子の名前が決定しました。焦って決めましたが、とても気に入っています。出産後の忘れられない思い出になりました。 ◇ ◇ ◇ 出産で体力も気力も使い果たしたところに、「今すぐ名前を決めて!」と言われたら混乱しますよね。ハラハラしたと思いますが、いいお名前に決まってよかったです。ご出産おめでとうございます、そしてお疲れさまでした! イラスト/さくら著者:だいママ
2024年03月16日20代前半のころの独身時代の話です。もともと生理はつらいタイプではなかったのですが、社会人になってからどんどん重くなるようになりました。 気分の落ち込み、イライラもひどくて「このまま何年も付き合うのか?」と思い、意を決して近くのレディースクリニックに行ってみることに。その際に副作用のことなどをしっかり理解し、ピルを飲むことにしたのですが……。 その後、婦人科の先生に相談して、そのままそのピルを飲むのを中止することにしました。 「ピルを飲めば生理はラクになる!」と考えていましたが、人によってはこんなにも生活に支障が出てることもあるのかと驚いた体験でした。私のなかでは、毎日この倦怠感が続くくらいなら、月に1、2日間ある生理のしんどいさのほうがマシだと思うようになってしまったほど。 この一件の次の年に、定期的に受けている子宮頸がん検診で引っかかり、円錐切除手術をおこないました。ピルのことも含め、自分の身体とたくさん向き合った期間でした。 原案/吉田美希さん作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月14日育児休暇を取得する男性が少しずつ増えてきている昨今ですが、本当に育児ができている男性は想像以上に少ないように感じています。実は、私の夫も育休取得当時はダメダメなパパでした。そんな夫がイクメンに進化していった軌跡をご紹介します。 育休を取得してくれた夫私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。実際、田舎の地方公務員だった夫は、産後1カ月に有給休暇をとり、その後、半年間は育児休暇を取得してくれました。 妊娠期間中は頼りになる夫だと思っていて、周囲からは「育児休暇を取ってくれるなんてすごいね。いい旦那さんだね」とうらやましがられて鼻高々でした。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性があらわになったのです……。 1から10まで言わないと動かない夫退院後、赤ちゃんと一緒にわが家に帰って、まず驚いたのは部屋の汚さでした。部屋の片づけをお願いしたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。すぐに物を片づけるように夫の尻を叩きました。 ところが、「何をどこにどう置くのか、一つひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。こまごま指示しないと動かないのなら……と、産褥期という言葉も忘れ、私がひとりで部屋を片づけたのでした。 夫より先に仕事に復帰、しかし予想外の出費がかさんで貧窮したわが家では、私が産後1カ月半で仕事復帰することになりました。 そのころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、私が仕事から帰ってくると、夫は私に赤ちゃんを押しつけてぐうたら。しかし、夫は「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々になっていました。 夫が目覚めたキッカケ「その辺の父親よりは育児もできて、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、ある出来事がキッカケで心を入れ替えてくれました。 それは、私が慣れない育児と仕事でうつ病になったことです。お昼を過ぎると熱が出る日が続き、ついには耳も聞こえなくなって食べものの味もわからなくなってしまいました。このことによって病院の先生や看護師さんの指導を受けた夫は、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。 ママは意外にも弱くて頼りない存在だということを、もっと早く夫にわかってもらえたら……と、今でもたまに振り返ります。ママは育児に一生懸命になりがちですが、夫をイクメンにするためには「もう限界」と、投げてしまうことも必要だと思いました。 著者:鏡環/20代女性・主婦。2歳の息子の母。現在第2子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。作画:Michika ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年03月13日久しぶりに家族でスキー旅行に出かけたときの話です。あらかじめ私の生理とはかぶらないようにスケジュールを決めていたのですが……。 腹痛を感じて…2、3年ぶりとなった家族でのスキー旅行。私自身、久しぶりで体はなまっていましたが、家族みんなで滑れることがとにかく楽しい思いでした。しかし、昼食を食べてからなんだかおなかに痛みが……。 「寒さの影響かな?」とも考え、温かい飲み物を用意し、使い捨てカイロをおなかにあてて、休憩することに。休んだら治ると思っていたのですが、しばらくすると下腹部にズンと重い感じがして、なんだか嫌な予感が……。 慌ててトイレに駆け込むと、予定よりもだいぶ早い生理がきていました。もちろん、ナプキンは手元にありません。ひとまずトイレットぺーパーで応急処置。トイレにはナプキンの販売機がなかったので、とても焦りました。 帰るしかない?先ほど滑り始めたばかりの夫と子どもたちを呼んで、帰宅するか、それともこのままトイレットペーパーで帰るまでしのぐか……とても迷いました。しかし、スキーウェアはレンタルした物。万が一、経血漏れをして汚してしまっては……という思いがありました。 食堂の横にあった売店を確認しましたが、こじんまりとしたお土産しか売っておらず、ナプキンは見当たりません。さすがに滑ることはできないか……と私があきらめて家族みんなを呼び、「今日は切り上げて帰るしかないかなと思って……」と伝えると……。 子どもたちは滑り足りないようで、ブーイングの嵐。申し訳ないなと思っていると、夫から「新しくできたキッズブースにも休憩所と売店があるから、そっちも見に行ってみない?」と提案されたのです。そして、家族みんなでキッズブースにある売店に行ってみることにしました。 ナプキンはない…と思ったらキッズブースの売店もひと通り見てみましたが、残念ながらナプキンは見当たりません……。仕方なく、今日は帰ろうという話をしていたところ、店員さんが「何かお探しですか?」と声をかけてくれました。 そこで念のため「ナプキンは販売していますか?」と聞いてみることに。すると「ありますよ!」と、店員さんが在庫からナプキンを出してくれたのです! 店員さんのおかげでようやくナプキンを手にいれることができました。そして、無事にナプキンを装着。その後は、子どもたちも満足するまで滑ることができたのでした。 想定外の生理でせっかくの家族旅行が台無しになるところでしたが、予定通りの旅行を楽しむことができました。こういった旅行などの際は、万が一に備えて生理用品を持っておくのが大事だと実感した出来事でした。 著者/伊藤未唯作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年03月07日結婚4年目に待望の息子・ひぃ太君を出産したじゃじゃ子さん。出産前、2人目妊娠中の友人が「旦那とする回数が激減した。男として見れん」と発言し衝撃を受けます。しかし、自分は子どもが生まれたとしても夫と仲良しだろうと自信満々だったじゃじゃ子さんでしたが……。自宅へ戻り、ついに家族3人での生活が始まりました。ひぃ太君のおむつ替えや夜泣きにも進んでお世話をしてくれる頼もしい夫。順調だと思っていた矢先、夫の態度に変化が……。夫に対して違和感が… 新居へのこだわりが強い夫が床についたほんの小さな傷を見て、掃除の仕方やおもちゃで床に傷かつかないようになど細かい注文をつけてくるように。産後で体調も万全じゃない中、文句ばかりの夫にモヤモヤする気持ちを抑えその場をやり過ごすじゃじゃ子さん。 ひぃ太君が生後6カ月のころ、ポイポイと物を投げることがブームになり床が細かい傷でいっぱいになってしまいました。その床を見て夫が「昼間ずっと一緒におるんやから気をつけて見といてよ。なんで見とかへんの?」と衝撃の一言を投げかけます。その言葉を聞き、怒りが込み上げるも「ごめんなぁ」と謝ります。産後でメンタルが弱っていること、毎日寝不足で話し合う元気すらなく我慢することでその場を凌ぐのでした。 このころ、夜ひとり時間を満喫する夫に対し「自分の時間があって良いなぁ」と不平等さを感じるように。そして、ひぃ太君の夜泣き対応で寝不足が続くなか、夜のお誘いが億劫に感じるようになります。ときには、夫の機嫌を取るためにこなす日も……。じゃじゃ子さんの中で、夜の営みが負担に変わっていくのでした。 ◇◇◇ ひとり時間があったり、夜もぐっすり眠れたり……。そんな夫に対し、じゃじゃ子さんのように不平等さを感じるママは多いのではないでしょうか。そして、これをきっかけに夫に対する感じ方も変わってしまう人もいると思います。我慢して夫の要求に応えるよりも、まずは話し合い思っていることを伝えることも大事なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2024年03月06日エステの講師として働いている亜子さんは、優しい夫に出会い幸せな新婚生活を送っています。そんな夫とは対照に義母は少々無神経。早く孫をとプレッシャーをかけられていた亜子さんでしたが、やがて妊娠します。すると、義母は合鍵を要求したり、亜子さんの退職を厳しく責めたり……。亜子さん夫婦がすでにチャイルドシートを買ったことを知り、「なんで勝手に買うのよ!」と怒り出した義母。その数日後、「親戚からベビーカーをいただいたから見にいらっしゃい」と自信満々の義母に呼ばれて夫と共に義実家を訪問した亜子さん。しかし、ボロボロでほこりまみれなだけでなく、タイヤが動かないベビーカーを見て驚きます。夫は「いらない!」と憤ってしまいました。 ベビーカーの件が一段落した直後、話題は立ち会い出産に。夫が立ち会う予定であることを亜子さんが話すと、義母は「私もいちゃダメかしら?」とまたまたとんでも発言。 病院の方針により、立ち会えるのは夫のみであること、亜子さんの実母も呼ばないつもりであることを告げると、義母はほっとした様子。自分だけ呼ばれないのは悔しいと思っていたのです。 そんな義母を見ていい機会だと思った亜子さんは、病院の指示により出産後の連絡や訪問を控えてほしいと先手に出ることに。「なによそれ」「おかしいんじゃないの?」と声を荒げる義母でしたが、亜子さんの夫に「母さんみたいな突撃ばぁばがいるからだろ?」ととどめをさされ、すっかり固まってしまいました。 またまた話は変わって今度は「里帰り」の話題に。義母が里帰りをすすめる目的を聞いて亜子さん夫婦は驚いてしまいました――。 昔と今の子育て しばらく放心していた義母でしたが、「行かなきゃいいんでしょ」「でも情報は流しなさいよ」と今回はすぐにあきらめてくれました。 続いて、話題は出産後の里帰りに。義母は亜子さんが里帰りすると思い込んでいたようですが、亜子さんは退院後すぐに自宅へ戻るつもりでした。実母と夫とよく話し合ったうえで、帰らないことに決めていたのです。 しかし、「普通は里帰りするもの」「夫が仕事で疲れて帰って来るのに赤ちゃんのお世話までさせる気?」と義母。 モヤモヤしている亜子さんに代わり、口を開いたのは亜子さんの夫でした。 「俺の子だよ? なんで俺がやらなくていいと思ってるの?」「親父がしなかったからって亜子にあてつけるのやめてくれる?」 居心地が悪くなったのか、義父はそそくさと部屋を出て行ってしまいました。 続けて、「俺がいない時に来るのもやめてよ」と義母の訪問についても苦言を呈した夫。「母さんの良かれは相手を困らせてるって知ったほうがいいよ」とまで言ってくれた夫に対し、亜子さんは心の中で感謝を述べるのでした。 そして、出産間近――。 健診で妊娠高血圧症候群の兆候があると言われた亜子さん。1週間後の妊婦健診までに陣痛が来なければ、陣痛促進剤を使って出産することになりました。 ◇◇◇ 昔の子育て環境と今の子育て環境は大きく違いますよね。大なり小なりあれど、両親や義両親との価値観の違いでストレスを感じたことがあるという方は少なくないのではないでしょうか。自分とは異なる状況や育児の方法などを理解することは、簡単なことではないのかもしれません。なるべくストレスをためないよう、話し合いを通してお互いに少しずつ歩み寄れるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター おーちゃん 著者:原作者 ココ
2024年03月03日結婚4年目に待望の息子・ひぃ太君を出産したじゃじゃ子さん。出産前、2人目妊娠中の友人が「旦那とする回数が激減した。男として見れん」と発言し衝撃を受けます。しかし、自分は子どもが生まれたとしても夫と仲良しだろうと自信満々だったじゃじゃ子さんでしたが……。じゃじゃ子さんは妊娠前、2人目妊娠中の友人が放った「子どもが生まれてからマジで旦那とする回数激減した」「求め合うより儀式的な?」という発言に衝撃を受け……。友人の発言に驚き! 誤)産院のスタッ→ 正)産院のスタッフ 旦那さんのことが大好きで、仲が良かった友人夫婦でもそうなるのかな? と不思議に思います。しかし、夫に不満も不安もないじゃじゃ子さんは「ウチらは多分子ども産まれても仲良しやな!」と自信満々なのでした。 その後、待望の息子・ひぃ太君が誕生し不慣れなことだらけで不安な日々が始まりました。産後入院中、面会時間15分とわずかな時間でも毎日会いに来てくれる夫の顔を見てホッと心が安らぐじゃじゃ子さん。 そして、ひぃ太君を優しく抱っこする夫の姿を見て、早く家族3人で新生活をスタートさせたいと心から思うのでした。 ◇◇◇ 友人の思わぬレス発言に驚きを隠せないじゃじゃ子さん。仲の良い友人夫婦を知っていると驚きますよね。産後のホルモンバランスの変化や、育児で忙しくなるとそれどころじゃなくなる人もいるようです。いつ、どんなタイミングでレスになるかは夫婦それぞれですよね。出産後のじゃじゃ子さんにも何か変化があるのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2024年03月02日産後、夫婦が足並みを揃えて育児をスタートさせないと、赤ちゃんへの理解や育児の知識に差がついたり、妻がお世話をするのが当たり前になったりし、育児負担が女性に偏ってしまうと言われています。そうは言っても、足並みが揃わないのは無理もない話。専業主婦もしくは育児休暇中の女性と、外に仕事に出る男性では、赤ちゃんと一緒に過ごせる時間が大きく異なります。そこで、男性が産後パパ育休を取得すれば、男性の育児参加が促進されると考えられます。神奈川県平塚市では父親の育休取得と家事・育児参画の促進を目的に、2024年3月定例議会にて議決成立後の2024年4月より、産後パパ育休(出生時育児休業)を取得した平塚市内在住の被雇用者の男性に、10万円の交付金の支給を始めるそう。交付を受けるための条件や今後の展望について、平塚市役所健康課に話を聞きました。産後パパ育休とは?産後パパ育休(出生時育児休業)とは、育児休業とは別に、出生後8週間以内に4週間まで育児休業が取得できる制度です。育児・介護休業法の改正に伴い2022年10月に新設された制度で、女性でいう産休(産後休業)に該当します。 産後パパ育休は従来の育児休業と異なり、休業に入る2週間前までに職場に申し出れば取得ができます。また、初回の申し出時に申請すれば、2回に分割しての取得が可能となるため、休業期間の合間に就業期間を取ることができ、職場への負担が軽減できると考えられています。平塚市の産後パパ育休取得応援交付金をもらうためには?平塚市が導入予定の「産後パパ育休取得応援交付金」は、平塚市の住民基本台帳に登録があり、産後パパ育休等を取得した男性従業員を交付対象としています。 また、交付にはいくつかの条件があります。 ・生後8週間以内に4週間以上の育児休業等を取得。・出産前に平塚市健康課が実施する母親父親教室に参加して、赤ちゃんの扱い方はもちろん、女性の体の負担や変化、男性が育休を取る意義などを学ぶ。・「パパ育宣言」を提出し、結果報告をおこなう。 これらの条件から、交付金による金銭的支援はもちろん、それを通じた男性の出産・育児への理解を深めることが目的だとわかります。 平塚市は「希望する結婚、妊娠、出産が叶い、ゆとりが持てるような総合的な支援策を展開する」ことを掲げており、その一環として産後パパ育休取得応援交付金を導入したそう。父親の育休取得と家事・育児参画の促進が、子どもを産み・育てることの後押しになると考えたようです。取るだけ育休を排除!しかし、夫の育休取得にはいわゆる「取るだけ育休」のような課題があります。取るだけ育休とは、育児休業を取得したものの家事や育児をせず、逆に妻の負担になってしまうという悲しき状況のことを言います。 食事の支度や洗い物が増えるなどの物理的負担はもちろん、家事・育児をしない夫へのストレスが募る精神的負担は、非常に大きいはずです。 平塚市では、取るだけ育休を防止するための一策として「パパ育宣言」の提出を義務としているそう。パパ育宣言とは、育休中の夫に担ってもらいたい役割を夫婦で話し合い、夫がやるべきことを明確にするというもの。育休取得後には妻が評価をおこなうそうで、仮に妻が「取るだけ育休だった」と判断したら、交付金は支払われないと言います。 なお、交付にあたり参加が義務付けられている母親父親教室の受講回数や所要時間、具体的なカリキュラム、パパ育宣言の見本などは、2024年3月1日以降、準備が整い次第平塚市のホームページにて順次公開予定とのことでした。 パパ育宣言の懸念取るだけ育休を防ぐ一策には大きな意義を感じるものの、交付金が欲しいのであれば、たとえパパ育宣言通りの休業期間を過ごさなくとも、妻は評価をするのではないかという疑問が残ります。それではパパ育宣言が意味をなさなくなってしまうでしょう。SNS上でもこの点を心配する声が多数見られました。 平塚市役所健康課曰く「令和6年4月1日以降、事業を開始する中で、事業の充実を目指し検討する」とのこと。 また心配する声がSNSに多く寄せられていた一方で「条件や付属する教育、評価が細かくてすごい! 女性目線がたくさん盛り込まれているのでは? と思います」と、平塚市の制度に期待を寄せる投稿も見られました。本来あるべき育児休暇を過ごせるような施策になることを願います。パパに育休を取ってほしい?ベビーカレンダーの投票箱を使った調査によると、約半数がパパの育休を必要としていました。 また、26%の人は「悩ましい」という回答。この回答には、取るだけ育休への懸念や、収入のダウン、ハラスメントの心配、キャリアへの影響が考えられるでしょう。 平塚市の産後パパ育休取得応援交付金のような金銭的支援はもちろん、社会の理解や後押しがますます加速し、必要とする人が必要とする形で育休を取得できることを願います。
2024年02月29日夫は仕事が忙しく家事や育児の時間をとるのが難しいため、1人目の出産を機に私が仕事を辞めることになったわが家。しかし経済的な理由から、産後も仕事を継続してほしいという思いが夫にはあったのです。そして夫から度々投げかけられた言葉にモヤモヤしてしまい、ある日怒りが爆発してしまいました。夫の口から出た信じられない言葉「働くこと」に関する夫の言葉で強烈に印象に残っているのは、まず現在8歳の第1子が生後5カ月になるころに言われた言葉です。毎日、家事と慣れない育児を必死でワンオペでこなしている私に、「仕事っていつまでやらないつもりなの?」と言う夫。その後に続いたのは、「うちの経済状況的にいつまでも休まれては厳しい」。そして飛び出した耳を疑うような言葉は「働かざるもの食うべからず」でした。 産後5カ月といえば育休中の人でもまだ仕事復帰しない人も多く、仕事をしていなくて当たり前と私は思っていました。「なぜこの時期にそれを言う!?」と、衝撃しかありませんでした。子どもが生まれた当初、育児と家事にほとんどノータッチだった夫は、その大変さをまったく理解しておらず、毎日私のことを家でのんびりしている人のように思っていたようです。 働き始めると今度は夫は……その後、モヤモヤしながらも私は働いてほしいという夫の希望を背負い、1人目が1歳半になるころから一時保育を利用して少しずつ家でできる仕事を始めました。しかし、まず一時保育の空きが少なく、まとまった時間をとって思うように仕事をすることはできません。一方で受けた仕事は締め切りまでに完成させなければいけないため、仕事とワンオペ家事や育児でヒーヒーしていました。 ちょうどそのころは、周囲で新車を買ったりマイホームを買ったりといった話題が続いた時期。そういう話題が出るたびに夫の口から発せられていたのが、「あの家は共働きだから(そういうことができる)」というフレーズでした。 フルタイム以外は働いているに入らない!?夫の指す「共働き」とは、奥さんも正社員でフルタイム勤務で稼いでいるということ。「うちは共働きじゃないから家や新車を買うのは無理だよ」という意味合いが込められています。 その言葉を聞くたびに私は「こんなに日々いっぱいいっぱいで働いているのに、働いている人とはみなされていないのはおかしい」という怒りを覚えました。 そして、もっと稼いでほしいという願望を匂わせてくる夫と、夫の度重なる発言についにその怒りが爆発しました。 夫の変化私は夫に、「育児と家事でいっぱいいっぱいで、とても仕事を増やすことはできない。私に仕事をしてほしいなら、あなたが家事と育児をする時間を少しでも増やして。あなたにその覚悟がないなら現状を変えるのは難しい」と伝えました。夫は私の状況をまるで理解していなかったことに初めて気づいた様子。 その後は頻繁に言っていた、ほかの家の経済状況を羨むようなフレーズを言わなくなりました。そして今では、以前より家事や育児も手伝ってくれるように。とはいえ夫は仕事が忙しく、下の子が3歳になった今もなお、私の仕事の比率を劇的に増やすことはできていません。 夫婦で家事と育児の役割分担がきちんとできなければ、とてもフルタイムで働いて仕事、家事、育児のすべてを回していくことはできないと感じています。しかし、家事と育児の役割分担をするのは、夫の仕事時間が減らない限り難しいのが現状です。「夫の働き方が改善されれば、もっと子育てと仕事の両立がしやすくなるのに」と夫の会社や、ひいては日本社会の抱える課題を感じたりもしています。もっと夫婦で子育てしやすい社会になっていくといいなと思います。 著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。
2024年02月21日妊娠3カ月のころの話。夫は父親が経営する企業に勤めており、次男ながらも跡継ぎとして期待されていました。私は結婚してから、ずっと義理の両親から無視され続けていました。母子家庭に育ったこと、大学に進学していないことなど、義理の両親が思い描いていたお嫁さん像から私がかけ離れていたのが原因でした。 お盆に親戚が集まった際には、私はお手伝いさんとして紹介されていました。ただ初孫が生まれたら、義父母たちもすこし変わってくれるかもしれないと思い、おなかの子どもを大切に育てようと思っていました。我が子、初孫への期待安定期に入り、私たち夫婦は義実家へ妊娠の報告に出向きました。期待したほどの反応はなく相変わらずの無愛想でしたが、義両親が会社では従業員にうれしそうに話していると夫から聞きました。このままどんどんと良い方向へ進むと良いと思っていたのですが……。 そのころから夫は忙しくなり、家には帰らず会社近くの実家に泊まることも多くなりました。私はおなかも大きくなり、動くのも大変になってきていました。 そんなとき、義母からある提案が。産後を義実家で過ごしたらどうかと誘ってくれたのです。それを夫から聞いたとき、私はすこし不安を覚えました。もし産後も相変わらずの態度が続くようであれば、夫が注意してくれると言い、そんなときはいつでも自宅に戻っていいとの話だったので、前向きに検討していました。 そして、夫はおなかの子が男の子だとわかると、後継ぎができたと大喜びでした。突然の三行半ある日突然、義実家に住む義兄から連絡が。すこし前に実家へ戻ってきた義兄ですが、やはり私のことを他の義家族同様嫌っているようで、たまに会ってもほぼ話しかけてこない人でした。それがいきなり直接に連絡してきたため、本当に驚いていました。 「できれば弟と離婚してくれ」「それが出来ないなら二度とうちの実家に来るな」「お義兄さん、急に何を……」私が戸惑っていると、「うちの家族を信用するな」意味がわからず、理由を教えてほしいと懇願すると、義兄は思いもよらない話を聞かせてくれたのです。 実は、義理の両親と夫は、私から赤ちゃんを奪う計画を立てていると言うのです。産後義実家で休養するよう誘ってきたのもそのためだと……。もっと現実に目を向けたほうがいいと義兄は言い、最近夫の帰りが遅いことについても言及。なんと夫は残業をしておらず帰宅しているのは、実家でもないというのです……。愚かな親子の成れの果て私はすぐに家を出ました。それに夫が気づいたのは、1週間後。夫はメッセージしかよこさず、帰宅していなかったため、私がいなくなったことにまったく気づかなかったようです。慌てて連絡してきた夫でしたが、私は家に帰るつもりがなく、このまま離婚したいと告げました。 私は、夫が本命の家に通っている証拠も息子を奪う算段を義父母としている証拠も持っていると話し、「絶対に子どもは渡さない」と宣言しました。それを聞いた夫はすこし動揺したものの、「戻ってきてほしい、それがダメなら子どもをお金で譲ってほしい」と言ってきたのです。 あまりにもふざけた発言に、私は怒り心頭。血を途絶えさせないためには養子ではダメだと義父母に言われているらしく、血のつながった子を養育するのであれば本命の彼女と結婚してもいいと言われているのだそうです。私や息子の人生を軽視した発言に、腸が煮えくり返りました。境遇が境遇とはいえお金で私がなびくと思われたことも、本当に心外でした。 その後私はさっさと離婚し、危険人物たちから逃れることに。慰謝料はしっかりもらいましたので、しばらくは子育てに専念できます。義兄には真実を教えてもらったことだけでもありがたく思っていたのですが、さらに出産祝いもたくさんいただくことになり感謝の気持でいっぱいです。 人間として終わっている一家は、経営者としても終わっていたようで。後日脱税が判明し、廃業したそうです。元夫はその前に本命彼女と別れ、取引先の娘さんと再婚。実家に援助をしてもらっている都合上、いくら気に入らないことがあっても離婚できないのだそう。聞いたところによると跡継ぎ目的の奥さんだそうですから、元夫とお似合いですね。 「お金を払うから子どもを譲ってほしい」というのは、誰が聞いてもおかしい言葉ですよね。子どもは会社や後継のために生まれてくるのではありません。ママにはつらい出来事でしたが、義兄のおかげで夫や義両親が作戦を実行する前にわかってよかったです。息子さんとふたりで新しい人生を歩んでいってほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年02月20日2人目の妊娠が判明したのは産後4カ月のときでした。順調にいけば、12、3カ月差の年子になります。思いのほか早く妊娠したことで、現実的にワンオペでの妊娠、出産、育児が可能なのか悩み、葛藤した話をお伝えします。2人目妊娠はいつでもよいと思っていた私は1人目を出産するときに、以前勤めていた職場を退職しました。そのときは専業主婦となり2カ月ほどで1人目を出産し、育児に専念中でした。 私も夫も2人目の妊娠については、子どもは授かりものだから妊娠したときが良い時期なのだと、楽観的に考えていました。さらにそのときは仕事に縛られないことや周りにも年子が多くいたこともあり、2人目は早くてもいいのかなと思っていた産後4カ月目……妊娠が判明したのです。 このまま出産して本当に大丈夫なのか出産予定日は上の子の誕生日の1カ月後でした。周りに年子が多くいたとはいえ、さすがにこの年齢差の年子の知り合いはいません。妊娠が現実となり、2人目の妊娠時期を楽観的に考えすぎていたのかなと思い始めました。つわりや臨月になっても上の子のお世話をちゃんとできるのか、出産したあとに2人の育児をできるのか真剣に悩みました。 年子は子どもが小さいうちはすごく大変でも、大きくなったら一緒に遊ぶようになって一気にラクになるとも聞きます。私は、少なくとも子どもが小さいうちはワンオペで育児をしなければならないので、自分が耐えられるのかたくさん考えました。 結論、産むことに最終的には産む決心がつきました。私は以前から婦人科系の疾患で妊娠しにくい可能性があると言われていたこともあり、順調に2人目を自然妊娠で授かったということは奇跡なのではないかと思いました。 さらにそのときは仕事もしていませんでしたので、縛られることもないタイミングで良い時期だったと感じます。産む決心がついてからはインスタなどを通じて同じ境遇のママさんの投稿を見て励まされたり情報を得たりして、今も育児の参考にしています。 わが家では思っていたよりも早く2人目を妊娠・出産しましたが、年子を産めてよかったと思っています。たしかに産後1年間は壮絶な日々が続きました。今は1歳と2歳になり、喧嘩もよくしますが、それ以上に一緒に遊ぶ姿をみる機会も増え、微笑ましい光景がみられます。あっという間に時が過ぎていってしまうので、日々噛みしめて2人の成長を見守っていきたいです。 ※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2024年02月18日私が産後初めて美容院に行ったときのことです。1年ぶりの美容院を終えて気持ちよく帰宅したところ、家に誰かが来ていた形跡がありました。夫に尋ねると、友人を家に上げたとのこと。散らかった部屋と肌着姿の赤ちゃん。こんなプライベート丸出し状態の部屋を見せたのかと、私は大激怒。これが、私たち夫婦の産後初めての大ゲンカとなったのですが……。産後初めての美容院1人目を出産後、ようやく私の体調も落ち着いてきて、自分のことに目を向けることができるようになったころのこと。久しぶりにしっかりと自分の顔を鏡で見ると、ボロボロの肌と髪……。「せめて美容院に行きたい」と夫に頼むと、夫は「子どもは俺が見ておくよ」と快く送り出してくれました。 しかし、なかなか美容院の予約がとれず、ようやく予約がとれたのは平日の夕方以降。当日は子どものお風呂を早々と終え、あとは寝るだけの状態にして、夫が仕事から帰ってきたあと、私は美容院へ向かいました。 帰宅後に人の気配……「友だちが来たよ」1年近く行っていなかった美容院。非日常の空間を久しぶりに味わい、満足して美容院を後にし、帰宅した私の目に飛び込んできたのはお菓子とお酒のごみでした。夫はあっけらかんと「友だちが出産祝いを持って来たから、家に上げたよ」とのことでした。 「この汚い部屋に上げたの? お酒も飲んで?」と、みるみる怒りがこみ上げてくる私。夫は「せっかく持ってきてくれたのに、玄関で帰すのは失礼だろ!」と怒って反論してきました。そこから夫婦ゲンカの始まりです。 どっちが正しい!? と大ゲンカ出産祝いはありがたかったです。しかし、私としては、そもそも平日の夜に連絡もなしに突然来ることは非常識ではないかと感じました。それに、こんなに生活感満載の、片づけもできていない部屋を見られたのかと思うと、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかったです。さらに子どもは肌着1枚という姿。せめてお祝いを持ってきてもらうときには、ちゃんとした外着を着せてあげたかった。 そして、子どもの面倒をきちんと見ると言っておきながら、夫が友人と一緒にお酒を飲んでいたことも許せませんでした。夫は夫で、「わが子を見せたいゆえに家に上げた。肌着姿で何が悪い! お酒もビール1本しか飲んでいない」とのこと。その日はケンカをしたまま就寝しましたが、翌日になっても私の怒りが収まらなかったため、ようやく事の重大さを理解したようで謝ってくれました。 母親・父親1年生のころは、こういったトラブルがよく起こりました。母になった私と、いつまでも独身気分が抜けない夫との溝は、当初はかなり深かったと思います。その都度、ケンカをしてでもしっかり話し合い、2人で歩んできました。今は結婚15年目を迎え、頻度は減ったもののケンカはあります。しかし、お互い別の環境で育った人間ということを頭において、ときには譲歩し合いながら、これからも夫婦生活を続けていきたいです。 著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。
2024年02月18日ママ・Aやん、パパ・Pやん、長女・コチコーちゃん(4歳)と昨年末に誕生した次女ちゃんが登場する、ハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 第二子出産後、夫婦で家事育児をこれまで以上に分担することに。Aやんさんが思わずツッコミを入れた、パパの家事育児スキルとは…!?HugMug読者のみなさま、こんにちは!つい最近産んだばかりの次女が新生児期を終え、今月末で生後2ヵ月に突入しようとしています。バタバタと過ぎ去っていった新生児期。新生児期はあまり外出ができなかったり、産後すぐで体力もまだ万全ではなかったり。そんな中、夫がオカンのようにテキパキと動いてくれたことに感動しました。特に話し合ったりとかはしていないのですが、いつの間にか長女のお弁当をつくる担当になっています。それに月曜はごはん、火曜はサンドイッチ……と子が飽きないように工夫している。ほぼ毎日おにぎりを入れ続けていた私よりも確実に母親レベルが高い。あと、出産祝いをいろんな方からたくさんいただいたのですが、友人や同年代にはお返しはLINEで注文できるeギフトなどで済ませることができました。しかし年配の方へはそうはいかないので、百貨店などへ選びに行った方がいいかなぁ〜と思っていたら。それもゲットし、発送まで完了してくるではないですか。逆にこちらが引くぐらいの手際のよさ。これは本当に有難かったです。ここからは私の考察にはなるのですが、夜間の授乳の大変さや産後の体のダメージ具合(交通事故に匹敵するってよく言いますよね!)を事前に伝え続け、出産時に立ち会いをしてもらい、あまりの痛みに盛大に苦しむ私を見せたことにより『俺も頑張らなあかん!!』と洗脳されたのかもしれません。これからも育児の大変さをアピールしつつ、褒めまくる術を使って洗脳が解けないといいなぁと願う作者なのであった。PROFILEAやんさん平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ転身。2023年12月に次女を出産し、現在は2児のママに。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2024年02月16日出産後、実家に里帰りしていた私。夫と娘と3人での生活が始まったのは出産後1カ月半が経ったころでした。やっと家族3人での生活が始まり、お父さんとして張り切る夫でしたが……。初めての3人生活がスタート娘を出産した時期がちょうど夫の仕事の繁忙期だったため、産後1カ月半は私の実家で過ごすことに。その間、夫は仕事が忙しく、4回ほど数時間だけ会いに来るのが精いっぱいでした。 仕事が一段落したタイミングで夫が2週間の育児休暇をもらえることになり、家族3人での生活がスタートしました。 娘のお世話に張り切る夫夫はおむつの替え方や入浴方法を事前に調べていて、「僕もしっかりお父さんになる」と張り切って育児に取り組んでくれていました。そんなある朝、私が寝坊をすると、「娘の保湿と着替えを終わらせたよ」とドヤ顔で報告してきた夫。 夫にお礼を伝え、娘を見ると……なんだか首元がきつそう。確認すると、娘の服が前後逆になっていました。柄と形でわかるでしょと思いながら、直そうとすると……。「えっ! こっちも!?」なんと服だけでなく、おむつ(パンツタイプ)も前後逆になっていたのです。 うんち漏れが続いて、パンツタイプを試し始めたところだったのでわかりにくかったのかなと思いましたが、夫いわく、服のデザインはよくわからなくて、おむつに前後の表記があることを知らなかったとのこと。始めはイラッとしましたが、夫はきっと焦りながらも一生懸命育児をしてくれているんだと思い、私はだんだん笑えてきたのでした。 これ以降も服やおむつが前後逆になっていたので、何度か指摘しましたが、度々繰り返す夫。しまいには自分のインナーシャツも前後逆に着ていました。私に余裕がないときはイラッとすることもありますが、一生懸命育児に関わろうとしてくれる夫の少し抜けている一面だと、笑って済ますようにしています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:下川 美悠
2024年02月10日一般財団法人 女性労働協会(所在地:東京都港区、代表:岩田 三代)は、厚生労働省委託事業「母性健康管理等推進支援事業」において、事業主や人事労務担当者、産業保健スタッフ、産婦人科医などを対象に、2023年10月19日から12月5日まで全3回にわたり「母性健康管理研修会」を開催いたしました。毎回、多くの方々にご参加いただきました。このたび、参加できなかった方々からのご要望にお応えし、新たにオンデマンド用として研修会を収録し、2024年1月29日(月)から動画配信を開始いたしました。母性健康管理研修会オンデマンド配信開始!オンデマンド版の内容としては、法に基づく母性健康管理措置・母性保護についてや、妊娠中・出産後の女性労働者の体調管理の留意点等について説明しています。また、産婦人科医・社会保険労務士が専門家の立場から、母健連絡カードの活用方法や、妊娠中・出産後の女性労働者の体調管理、職場環境づくりについて解説しています。特に、研修会において参加者の関心の高かった「事例検討」については、全4事例を母健連絡カードの対応ポイントとともに、講師2名による対話形式で、具体的かつわかりやすく解説しています。当事業では、こうした研修会などを通じて、事業主や人事労務担当者の方々に母性健康管理措置等についての理解を深めていただき、妊娠中・出産後の女性労働者が働きやすい職場環境づくりにつながるよう、今後も取り組みを進めていきます。■「母性健康管理研修会」オンデマンド配信 概要1. 開催内容第1部「法に基づく母性健康管理措置・母性保護について」説明:千葉 裕子 厚生労働省 雇用環境・均等局 雇用機会均等課 ハラスメント防止対策室 室長第2部「妊娠中・出産後の女性労働者の体調管理の留意点」講師:中井 章人 日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本産婦人科医会副会長、日本医科大学多摩永山病院 院長第3部「妊娠・出産期の女性が安心・安全に働くことができる職場環境作りのポイント-企業に求められる対応-」講師:薗田 直子 特定社会保険労務士(株式会社リンクス人事コンサルティング)事例検討「妊娠中の女性労働者への対応」講師:中井 章人 日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本産婦人科医会副会長、日本医科大学多摩永山病院 院長薗田 直子 特定社会保険労務士(株式会社リンクス人事コンサルティング)2. 参加対象事業主や人事労務担当者、産業保健スタッフ、産婦人科医の皆さま※女性労働者の上司の方、管理職の方もぜひご視聴ください。3. 開催方法オンデマンドによる動画配信URL: ご視聴はインターネットに接続できる端末が必要です。4. 配信日2024年1月29日(月)~3月末(予定)■一般財団法人 女性労働協会一般財団法人 女性労働協会は、働く女性の地位向上及び女性労働者の福祉の増進を図ることを目的とし、女性の労働問題に関するさまざまな事業を展開しています。法人名: 一般財団法人 女性労働協会所在地: 〒105-0014 東京都港区芝2-27-8 VORT芝公園8F代表 : 岩田 三代URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月05日初めて生理がきたのが小学校4年生のころでした。そのときはまだ生理というものの存在を知らず、血の付いた下着を見た私はパニックに! そこで私は家族に手紙を書いたのですが……。 当時はまだ学校で生理について教えてもらっておらず、生理に関する知識がまったくありませんでした。 今は昔よりも授業できちんと生理について教えてもらえているようなので、自分が子どものころにも今のようにきちんと教えてもらえる環境があったらよかったなと思うことがあります。初潮は早くくる子もいると思いますので、早めに知識を得ることも必要なのではないかなと思いました。 原案/さいももさん監修/助産師 松田玲子作画/ののぱムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年02月02日産前は、やさしくて気遣いのできる義母が大好きで、毎月お互いの家を行き来するほど関係は良好でした。しかし、産後は義母の孫フィーバーが炸裂。初めてのお宮参りが、まさか義母のせいで苦い思い出になるとは……。 相談なくお宮参りを勝手に仕切る義母コロナ禍での出産だったため、夫と義両親を子どもに会わせられたのは退院日でした。やっと夫にも会えてホッとしたのも束の間、義母の放った言葉に衝撃を受けました。 義母は孫を抱っこしながら唐突に「お宮参りは〇〇日にして、〇〇神社にしようね! 子どもの衣装は何でもいいよね? 私のお友だちに衣装を借りといたから嫁ちゃんは準備しなくていいよ!」と……。義母は私に何の相談もなく、すべて決めてしまっていたのです。 初めてのお宮参りを楽しみにしていたこともあり、義母の行動に怒りが湧きました。いろいろと言いたいことはありましたが、そのときは義母の言葉に頷くことしかできなかったのでした。 夫に義母の暴走を止めてもらう義両親が帰宅後、義母の行動に納得がいかず夫へ相談。今後の関係も考え、角が立たないよう夫から義母にお宮参りについて4つのことを伝えてもらいました。 1.夫が仕事で忙しいため、義母が指定した日はお宮参りに行けない。日程はこちらで決める。 2.産院から長距離の移動は避けるように言われているため、義母が指定した神社(車で片道1時間)には行けない。わが家の近くでお宮参りをする。 3.前撮りをする予定の写真館から無料で衣装を借りられるため、義母の知人から借りなくていい。 4.新型コロナの影響でご祈祷ができるのは実両親と子ども限定のため、お宮参りは家族3人で行く。 夫の話を義母は理解してくれたようでしたが、どうしてもお宮参りには一緒に行きたいと言うのです。結局、私たち3人がご祈祷をしている間、義両親は神社の外で待機してもらうということで話がまとまりました。 お宮参り当日、義母の行動にモヤモヤ夫が義母を説得してくれたおかげで、日程や神社、衣装もこちらで選べて、無事にお宮参り当日を迎えました。家族3人でご祈祷を済ませ、神社の外で待ってくれていた義両親と合流。義母に子どもを抱っこさせ、みんなで記念撮影というとき、義母が義父にはカメラ、私にはスマホを渡して「写真撮ってちょうだい」と頼んできたのです。 義母が子どもと夫と3人で撮影するのはいいのですが、おなかを痛めて死に物狂いで産んだのは私なのに、なぜひたすらカメラマンのような扱いをされているんだろうとモヤモヤ……。カメラに向かって決め顔をする義母と、この状況に何も言わない夫に腹が立ちました。しかし、何も言えなかった私は歯を食いしばり3人の写真を撮影したのでした。 今考えると義母は産後で疲れている私に気遣って、いろいろと準備してくれたのかもしれません。その後、息子の行事に参加してもらう際は、事前に「私が〇〇を準備するのでお義母さんは何も用意しなくて大丈夫ですよ」など具体的に伝えています。そうすることで、今は義母の行き過ぎた気遣いを回避でき、お互い程よい距離感を保っています。 著者:米久熊代/女性・自営業。1歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。作画:キヨ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2024年01月18日私は産前から、足のむくみに悩まされていました。それが2度の妊娠、出産を機に症状が悪化し、大変なことになってしまったのです……。年々悪化する下肢静脈瘤私は産前から、左足に「下肢静脈瘤」を抱えていました。第1子妊娠中に左足だけむくみがひどくなり、主治医に相談したところ、産後に外科に相談しようということに。しかし第1子出産後、育児に追われ、足のむくみで外科を受診することなど忘れてしまっていた私。 そして、外科へ行く間もなくあっという間に2年がたち、第2子の妊娠が判明。そこで、また下肢静脈瘤による足のむくみに悩まされることとなったのです。第2子の妊娠中は第1子妊娠中よりもかなり足のむくみがひどく、足首の境目がわからないほどむくむ日もありました。 見た目も血管がボコボコ浮き出て、足を出すような洋服は着られません。産院では再び、産後に外科を受診するように言われました。私なりに食事に注意したりマッサージをしたりして乗り越えた第2子の出産。 出産が終われば、少しはラクになるだろうと勝手に思い込んでいた私でしたが、一番ひどくなったのは第2子を出産して3カ月ぐらいのときでした。朝、足がむくんで足が痺れたような感じがして起き上がれないことがあったのです。私は、すぐに外科を受診しました。すると、即手術が決まったのです。 私の下肢静脈瘤は遺伝性のものだと診断されました。私の父も祖母も下肢静脈瘤の手術をしていたからです。手術は1泊2日でおこなわれ、無事に成功。私の場合は、レーザー療法と言って、静脈の内側をレーザーで焼いて閉塞させる手術だったため、傷痕もほとんどありません。また、医療保険に入っていて保険が適用されたため、金銭的な負担も少なく手術ができました。 結果、手術をして日々の生活がとてもラクになりました。以前のように足がむくんで足首が見えない、歩くのが痛いということはなくなり、とても快適な生活を送っています。そして今も、予防のために長時間同じ姿勢をしたり、塩分を摂取しすぎたりしないように気をつけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:なかまる あゆみ
2024年01月15日初めての出産は実家に里帰りをさせてもらいました。両親にとっても初孫の誕生となるため、そのお世話ができる、と母はとても喜んでくれました。「母がいてくれる限り、産後は快適に過ごせそうだ」。私はそう思うと同時に少し、心配なことがありました……。母と正反対の父私たち三姉妹を育ててくれたベテラン母。とてもお世話じょうずで私たち姉妹だけでなく、周囲の人にも目を配れる頼もしい存在でした。その一方で、母に世話されっぱなしの父。亭主関白で自己中心的なところがあり、そんな父を私は昔から尊敬できずにいました。 「私が里帰りすることで父が不機嫌になり、母に負担がかからないといいな」と心配していました。しかし残念ながら、その心配事は現実のものとなったのです。 非協力的な父の反抗!?息子はなかなかの神経質であったのか、眠っても私の抱っこから離れると、すぐに起きて泣いてしまいました。そんな状況の中、家族は息子が眠った後は静かにしてくれたり、息子の抱っこを代わってくれながら、私の睡眠時間を作ろうとみんなで協力してくれました。 しかし、父はせっかく眠った息子の顔の近くで話しかけたり、大きな物音を立てたりして息子を起こしてばかり。母が息子を抱っこしてくれているときも、父は母に自分の世話を求める始末。そのため家族から散々注意され、だんだん不機嫌に。「家にいたら怒られてばっかりだ」。そう言って、何を思いついたのか、今度は普段まったくしてこなかった日曜大工を庭で始めました。 外とはいえ、作業音は家の中にもしっかり伝わります。そして作った家具の設置場所は息子と私が使わせてもらっている部屋の真上の部屋。家族が代わる代わる注意するものの「何をしても怒られて自分の居場所がない!!」と怒っていました。 疲れ果ててしまった母…非協力的な父に家族はあきれ返っていましたが、母はそんな父のことも放っておけず「新生児より手がかかる」と言いながらも、黙々と父の世話もしていました。母は里帰りが終わったら、しばらく息子に会えないため、かわいい姿を少しでも長く見ていたいようでした。 しかし、私たちのサポートをしながら、不機嫌な父の世話をする母はとても疲れきった様子。みんなが楽しみにしていた産後の里帰り期間。幸せいっぱいの時間のはずだったのに、私は疲れた母の顔を見て申し訳なく、悲しい気持ちになってしまいました。 父のおかげで、思っていた里帰りとは少し違っていましたが、私はお世話になっている身。父にはあきれるものの、感謝しなくてはいけません。しかし2人目を出産することがあれば、産後の生活は違った方法を選ばなくてはいけないなと思ったのでした。 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2024年01月09日出産前、赤ちゃんはよく寝るものと思っていた私。しかし実際は、まだ昼夜の区別ができていないので、昼間はよく寝るけど夜は全然寝てくれない赤ちゃん。1人目出産後、まったく夜に寝てくれないわが子を抱っこしながら一晩中立って揺らしていた日もありました。寝られないが故に赤ちゃんの泣き声が不快になり、自分には子育てが向いていないのではと涙した日も……。そこで2人目出産後には、赤ちゃんが寝てくれるように、ある工夫をしてみました。背中スイッチが敏感過ぎて眠れない部屋を暗くし、育児用ミルクもおむつもばっちり! わが子を抱きかかえて揺らし、ウトウトさせたのちにベッドに寝かせると、背中スイッチが発動し大泣き。そしてまた抱きかかえる……ということを繰り返していた1人目。 ようやく寝たと思い私も寝ようと横になると、起きてしまうわが子。背中スイッチが敏感過ぎるわが子に毎晩ヘトヘトになりながら朝を迎えていました。そして、これがいつまで続くのか不安な気持ちになりました。 赤ちゃんが寝ない理由は姿勢にあった!1人目の寝かしつけがじょうずにできないまま日々が過ぎ、1歳5カ月のころ2人目の妊娠が判明。2人目出産が近づいてくる中で、やはり心配だったのが寝かしつけです。 1人目が生後3カ月のときのこと。通っていたベビーマッサージ教室で、赤ちゃんが授乳やおむつ以外で寝られない理由があることがわかりました。抱っこしているときは自然と背中が丸くなっているので、おなかの中と同じような姿勢になるためか、よく寝てくれます。しかしベッドに置いた瞬間、その姿勢が崩されるので、赤ちゃんが眠れないのではと気づいたのです。 また、モロー反射も眠りの妨げになっていると気がつきました。1人目のときには解決策が思いつかなかったのですが、2人目の寝かしつのときには、ベッドでも抱っこして眠ったときと同じ体勢になるように工夫をしました。 まずはドーナッツベッドで姿勢を整える2人目出産後、姿勢を意識した寝床を作りました。最初はすでに持っているドーナツクッションや授乳クッションを使って姿勢を整えようと試しましたが、高さが足りなかったり、高すぎてしまったりと、なかなかちょうどよく背中を丸めた状態にできませんでした。 次にバスタオルを2枚使って輪にしてドーナツベッドにすることに。輪っかにした真ん中に赤ちゃんの腰が収まって、落ち着いた体勢になりました。こちらの狙い通り、起きることなく、背中が丸くなっている状態で寝てくれるように。 おくるみで包んであげることで睡眠確保へ次にモロー反射を解決するため、寝かしつけ時に体をおくるみで包み込むことに。1人目のときにおくるみを買ったものの使い方をわかっておらず、ベビーマッサージ教室でおくるみの包み方を知ることになりました。知ったときには1人目はおくるみで包むほどの大きさではなくなったので、2人目を出産後に実践。 腕を包んであげることでモロー反射が防げ、姿勢を保つためのドーナッツベッドもあったので、夜は寝てくれることが多くなったのです。私自身も1人目のときと比べると確実に睡眠をとることができました。 1人目のときと比べて睡眠がとれたことで、私の心と体力に余裕が生まれました。余裕が生まれたことで、1人目のときに失いかけた育児への自信がついたように思います。また、わが子が泣いていても、なぜ泣いているのかというのを冷静に考えられるように……。その結果、落ち着いて対応でき、子育てが楽しいと思えるようになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:渡邉香澄0歳2歳の年子姉妹のママ。ベビーマッサージセラピスト・幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクターの資格を取得。ベビーマッサージ教室を運営中。ベビーマッサージセラピストをしつつライター業も兼業。
2024年01月08日私は先日、娘を出産したばかり。育休を取るという夫の言葉を信じ、里帰り出産はしませんでした。しかし、夫は毎日のように出社しており……。生まれたばかりの娘はとてもかわいいですが、体調がまだ万全ではなく、寝不足も重なってフラフラです。しかも、わが家は予定外のワンオペ状態。1日も早く、夫の育休申請が通ることを願っているのですが……。 いつから取るの…?夫の育休私は夫が育休に入るのを、今か今かと待っていました。しかし育休どころか出張にまで行ってしまった夫。遠方でアクシデントがあり、夫しか対応できない案件なんだそう。 夫が家族のために仕事を頑張っていることは重々承知しています。ですが、いつから育休がとれるのかという話になったとき、夫は私に対してすこし辛抱が足りないのではと意見してきました。 一人で頑張っている母親はたくさんいるのだから、自分が甘え過ぎてることを自覚したほうがいいよ、と言われ……。そして今さらながら、実家に帰ることを提案してきたのです。頭にきましたが、自宅にいてもイライラするだけなのですぐに帰りました。真実を知った結果…夫を断捨離!?「出張から帰ってきたんだけど、家の荷物がないよ……?」「断捨離でもしたの?」「うん、あんたのことを捨てようと思って」 私が離婚を申し出ると、夫は「仕事で育児ができなかったくらいで離婚なんて!」 と言ってきました。私は事実を知ったのです。夫が出張ではなく、不倫旅行に行っていたことをーー。 じつは夫の出張中、彼の同僚にばったり道で会ったのです。夫の育休の様子を尋ねられ、初めてそこでおかしいなと思いました。夫を怪しんだ私は家に帰ってパソコンを開くと、旅行会社のサイトが出てきて……。メールを確認したところ、沖縄旅行のツアーに申し込んでいたことが発覚。 夫の会社に問い合わせると、私が退院したときから育休が始まっていたことがわかりました。後からわかったことですが、不倫は私の妊娠中から始まり、育休中は不倫相手の家に通っていたと言うのです。 私は体力もメンタルもボロボロになりながら育児をしており、そんななかで夫の不倫を知ることになりました。もう一度やり直すなんて、そう簡単ではありません。期間限定なら不倫もオッケー……なんてことはありませんから。 いい父親になると宣言する夫夫は反省して、これからは家庭第一でいい父親になると約束。戻ってきてほしいと頼み込んできました。しかし、私はすでにシングルマザーとして頑張る覚悟を決めていました。 なかなか復縁をあきらめない夫でしたが、両家の両親に説得され、やっと離婚届に判を押してくれました。支払うものはきちんと支払ってくれていますし、月1の面会では娘をとてもかわいがってくれます。もう二度と娘を裏切るようなことはしないと信じたいです。 ◇ ◇ ◇ 出産は体力を消耗しますし、産後は体力を回復するために休むことも必要。出産・産後の女性の体について男性も理解し、寄り添ってほしかったですが……。後悔先に立たず、といったことにならないよう気をつけたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月29日夫とは社内結婚をし、現在も夫婦そろって同じ会社に勤めています。近ごろ私は生理が重く、そのため欠勤や早退をすることも多々あるのですが……。今月も生理がひどく、辛い日々を送っています。早退して家で横になっていると会社の先輩から連絡があり、やさしい言葉をかけてくれました。病院に行ったかなど心配してくださり、男性の先輩ですが生理が原因の体調不良だと説明。 先輩はデリケートな話なのにいろいろ聞いてしまって申し訳ないと恐縮していましたが、何も気にせずゆっくり休むよう勧めてくれました。夫にも、私に無理させないよう伝えておくと言ってくださり、とても心強かったです。 先輩は夫の憧れなので、すこしは私への対応が変わるかなとひそかに期待しているのですが……。 夫の理解は得られないようで…私が生理痛でお休みした日。帰宅した夫の態度はいつもと変わらず……。夕飯の支度ができていないことを知ると、仕事をサボるなと苦言を呈してきました。 しかも生理のことを先輩に話したことが気に食わなかったらしく、文句を言われる始末。生理ごときで仕事サボる女と結婚したと思われるのが嫌だったようです。憧れの先輩に嫌なイメージを持たれたくないと訴える、自分勝手な夫にガッカリしました。 そして翌日出勤すると同じ部署の人からとんでもないことを聞くことになり、さらにショックを受けました。生理ごときで会社を休む女だと、夫が会社で悪口を言っているらしいのです。そんなことを吹聴しているなんて……と悲しくなりました。 昼休憩時、夫に話すと面倒になったのか話を切り上げ、仕事に戻っていきました。「女はいいよな、毎月ズル休みできてさ」 という捨てぜりふを残して……。 憧れの先輩から熱心な指導を受けた結果…「寝不足でめまいする……仕事早退する」翌日、仕事中に夫から連絡が入りました。寝不足で早退なんて、それこそ聞いたことがありません。「寝不足は病気じゃないだろ、サボんな」「え……」心配されないことに夫は驚いたようですが、今回はしっかり言わせてもらいました。 ちょうどこのとき、私は先輩と夫のことについて話していました。良い機会なので夫と先輩で話してもらうことに。 生理で休む人なんていないと夫は言いましたが、先輩はそう見えるのはみんなが理由をかくしているからだとズバリ言い当てたのです。生理は現代社会でも口にしづらい話題であり、無理して通勤通学している女性はたくさんいると思います。 夫が生理のことを良く知りもしないで私を批判していたことに、先輩は驚いていました。夫は「自分は男だからわからない」と反論してきましたが、自分ごととして捉えるよう提案。それを聞いて、夫はハッとしたようです。 知ろうとすることが大切先輩が生理について理解があるのは、奥さんの生理が重くて調べた過去があったからでした。先輩が提案した生理休暇は近々、会社に導入されるそうです。 それを聞いて、女性ばかりずるいと文句を言う夫。先輩は、優遇ではなくフェアになるようにしているだけだと力説してくれました。 最後に先輩は「お前が寄り添ってやらなくて、誰がしてあげるんだ?」 と夫に話し、それを聞いた私は泣いてしまいました。先輩のおかげで夫は少し変わったようで、生理について知る努力をするように。それだけで気持ちがラクになった気がします。 いっときは離婚も考えましたが、今は関係を再構築中。これからも一緒に生きていこうと思います。 ◇ ◇ ◇ 生理痛など体の諸症状は他の人に言いづらかったりしますよね。偏見をもたずに理解するよう努め、思いやりのある社会にしていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月15日2人目を出産した私は、産後ヘルパー派遣を依頼することにしました。産後ヘルパーとは家事代行をメインに、必要であれば赤ちゃんのお世話もしてくださる方のことです。依頼後、心待ちにしていた私でしたが、イメージしていたヘルパーさんではなく、75歳の方が来て……。 現れたのは、腰の曲がった高齢者依頼した初日、ヘルパーの派遣会社の主任のAさんが来訪。私は洗濯の仕方やキッチン用品の収納場所などを説明し、Aさんはその内容をメモに取っていました。次の依頼日、Aさんは別の女性スタッフの方と一緒でした。「Bと言います。75歳ですけど、動けますので、何でも言ってください」と、AさんからBさんを紹介されたのです。 「え!? 腰が曲がっているし、洗濯物を干す高いところなど大丈夫かな……」と私は不安に。Aさんはその日、前回私が伝えた内容をBさんに説明してくれたようです。そして「次回からBがひとりで参りますので、よろしくお願いします」とAさんが言って、2人は帰りました。 遅刻に愚痴!? ラクじゃなかった家事代行数日後の依頼日。Bさんは約束の時間から30分経っても来ませんでした。遅刻してきたBさんは、私の腕にすがりつき「ごめんなさい! 家の場所がわかりづらくて」と謝ったあと、「あの主任うるさいのよ。ちょっと遅刻したくらいで、いつも怒られるの」と愚痴をポロリ。私は「なんで今、そんなことを私に言うのだろう」と思いました。 その後は「これはどうやるのかしら?」と洗濯の仕方、包丁の場所などを聞かれ、私は「この前Aさんが教えていたのに……」と思いながらBさんに教えました。Bさんが帰るころには、私はぐったり。 Bさんが一生懸命にお仕事をしていたのが伝わったので迷いましたが、私はAさんに、Bさんを担当から外してもらうようにお願いしました。 それ以降、40代のテキパキとメモを取りながら仕事をするスタッフCさんが来てくださることに。年齢で判断するわけではありませんが、来てくれるヘルパーさんによって対応は大きく異なるということを実感。私は人にあまり物を言えないタイプですが、人に頼るときは自分の要求を明確にして、求めているものと違うときには「NO」と伝えることも大切だと学びました。 著者:下園ひかり/30代女性・主婦。4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。作画:キヨ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年12月12日これは私の出産の体験談です。初孫の誕生を心待ちにしていた義母は、頻繁にわが家にやってきて大きくなった私のおなかを嬉しそうに眺めていました。正直、もう少し遠慮してほしいところですが、嫁いびりをされるよりはマシかと思って割り切っていました。しかし、義妹の結婚式をめぐって事件が起こります。義母はその日もわが家にやってきて、私の顔を見ることもなくおなかに話しかけていました。もはやお馴染みの光景です。しかし、次の義母の言葉で、すこし空気が変わってしまいます。私は欠席と伝えたはず…?「こんなにおなかが大きいと、結婚式に着ていくものがないんじゃない?」 実は再来週、義妹の結婚式を控えています。式の日取りと出産予定日が近いため、私は招待された時点で欠席することを伝えたはず。再度そう説明すると、義母の表情が曇りました。義妹の結婚相手は由緒正しい家系なのだそうで、こちらの家族が全員揃っていないと示しがつかないと言うのです。でも、万が一式の最中に陣痛がきてしまったら迷惑をかけてしまいます。私は再度、丁重に出席を辞退したいと伝えました。すると、予定日は式の3日後だから陣痛なんてくるわけがないと言い出す始末。義母も出産経験があるはずなので、予定日はあくまで予定だとわかっているはずですが、結局理解は得られずに、義母は凄まじい剣幕で帰っていきました。その夜。義母から話を聞いた夫や義妹からも、欠席を責められ、結婚式に出席するように強く言われてしまいます。 「俺の妹が結婚するんだぜ? しかもあの有名ホテルで! 行かないと後悔するって」 夫は興奮気味に話しますが、私にとって一番優先すべきなのは赤ちゃんです。どこで式を挙げるかなんて、関係ありません。正直、夫がここまで話が通じない人だとは思っていませんでした。 この日から、なんとなく夫との間に険悪な空気が流れはじめ、義母の来訪も、式への出席を説得するためのものとなっていました。 陣痛を我慢しろ!?テコでも動かない頑固な夫と義家族。私は、通っている産科の医師から「結婚式の出席はおすすめできない」と一筆もらい、説得しようと考えました。 それでも夫と義母は「くだらない」「出産経験がない人は大げさなのよね」と聞く耳を持ちません。このままでは本当に出席させられてしまうかも……。そんな不安を抱えながらも、ついに結婚式の前日に陣痛が始まりました。 病院に到着すると、すぐに入院が決まりました。これで式を欠席できると思い、ホッとしたのもつかの間。仕事終わりにやってきた夫は「なにやってるんだよ! 早く帰るぞ! 結婚式が終わるまで我慢しろよな!」と信じられないことを言い出したのです。 夫のありえない発言に医師や助産師さんも唖然。もちろん退院できるわけもなく、夫は追い返されていきました。 結婚式に出席した私そして迎えた義妹の結婚式当日。空いたままの私の席を見て、義母は怒っていました。結婚式が盛り上がりを見せたころ、お祝いのムービーが届いたと司会者が紹介するとともに会場が暗転し、映像がスクリーンに映されます。それは私からのサプライズムービー。映し出されたのは、まさに今出産という大仕事をやってのける私の姿でした。 陣痛に耐えながらお祝いの言葉を述べる私。痛みで言葉が途切れ後切れになってしまい、義妹に伝わったかわからなかったので、あとは付き添ってくれた母にバトンタッチ。 『結婚式が終わるまで出産を我慢できなくて申し訳ありません。式に顔を出さないのは一家の恥さらしになるとのことだったので、出産中ですが約束通り顔を出させていただいております……』 母がしっかり私の言葉を代弁してくれたところで、映像は終了。 「今にも生まれそうな妊婦さんに、結婚式に来いだなんて言ったの!?」「出産を我慢するってどういうこと? なにを言ってらっしゃるの!?」 新郎の両親は激怒! ここまで常識知らずの一家と親族になるなんて、ありえないと言わんばかりの大騒ぎです。 無知は恐ろしいざわつく場内をおさめるため、司会者は私が託した伝言を読み上げます。 「みなさんご安心ください。お義姉様は昨夜無事に女の子を出産され、母子ともに元気だそうです」 それを聞いた義母は、この期に及んでまだ言います。「出産が済んだなら映像なんてよこさないで、会場に直接来るべきだ!」 それを新郎がぴしゃり! 「出産直後の母体は安静にすべきだってことは、誰でも知っているはずではないですか。いつも通り動けるなんて、どんな発想ですか?」 “出産を軽視する人間は命を軽視する人間だ”と言った新郎は、そんな人たちと関わりたくないと言って、その場で義妹との離婚を宣言していました。義妹は最後まですがりついていたようですが、ムダに終わったようです。 一説によると、産後の女性は全治2カ月の交通事故と同等のダメージを負っているそう。出産を終えたからといって、これまで通りの動きができるわけがありません。産後の女性がゆっくり休めるように、妊娠・出産に対する周囲の理解が深まることを願います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月08日オーガニックコスメ原料の輸入販売を手掛ける『monday moon』が立ち上げた飲食店『jimi cafe』が、オンラインショップで子育てママのための冷凍スープの販売を企画。2024年2月頃にオンラインショップのOPENを予定しており、この度2023年11月26日より応援購入サービスMakuakeにて、冷凍スープ『jimi soup』の先行予約をスタートいたしました。化学調味料不使用の冷凍スープ『jimi soup』jimi cafeでも人気のボルシチを第1弾で先行予約受付中。具だくさんで満足感が高く栄養豊富なスープです。Makuake『jimi soup』プロジェクトページ ■先輩ママの意見を取り入れて作った子育てママへの栄養満点スープ具だくさんの栄養満点スープ「自分が産後時期に救われた経験から開発しました」長男を出産したときは慣れない育児に追われ、毎日が時間との戦いでした。出産でダメージを受けた自分の身体のためにも、赤ちゃんに届く母乳のためにも、健康的な食事をとりたいと思っていても、料理をする余裕なんてありません。そんな苦しい時期に、どんな豪華な出産祝いよりも記憶に残っているのが、友人が差し入れてくれた手づくりの野菜スープ。温めるだけですぐに食べられ、いろんな具材を一度に摂ることができ、そして何より美味しい!スープを口にすると疲れた身体と心に染みわたっていくのが分かりました。聞けば、その友人も産後に先輩ママからスープを差し入れてもらって、すごく助けられた経験があり、バトンを渡すように私に同じスープの贈りものをしてくれたそう。この温かいバトンをここで止めるわけにはいかない。困っている子育てママにバトンをつなげたい。そんな気持ちがスープブランド『jimi soup』立ち上げの原動力になりました。■コンセプトは滋味あふれるスープ“滋味”なスープ「滋味なごちそう」をキャッチコピーに掲げ、スープブランド『jimi soup』は産声をあげました。“滋味”とは、栄養豊富なおいしい食べ物、そしてうまい味わいのこと。食卓の主役にさえなれる“滋味”なスープを生みだすために最もこだわったのは、身体への優しさ。化学調味料を一切使わないことをモットーに、具材に使用する野菜のかけらからダシをとっています。素材そのもののうまみを丁寧に引き出し、一杯のスープに閉じこめています。そのため、仕入れる素材こそが味の要。どんなスープを作るかによって、同じ食材でも産地と品種を選り分けています。スープのベースは生の新鮮なトマトにこだわった、みずみずしくジューシーな味わい。■“食べる血液”ビーツのスープが看板メニュー看板メニュー「ビーツのスープ」『jimi soup』最初の看板メニューに選んだのは「ボルシチ」。世界三大スープにも数えられるウクライナ発祥の料理です。鮮やかな深紅色はスープに溶けこんだビーツの色。ビーツは「食べる血液」と言われるほど栄養価が高く、近年注目のスーパーフード。子育てママにとっても嬉しい栄養素が数多く含まれている野菜です。■プロジェクト概要プロジェクト名: 先輩ママが子育てママのために開発!身体に優しく手軽に栄養補給できる冷凍ボルシチ実施期間 : 2023年11月26日(日)~2024年1月16日(火)URL : <リターン>ボルシチ4食(10%OFF) :通常3,960円のところ3,564円ボルシチ8食(20%OFF) :通常7,920円のところ6,336円ボルシチ8食(15%OFF) :通常7,920円のところ6,732円ボルシチ12食(20%OFF):通常11,880円のところ9,504円ボルシチ24食(30%OFF):通常23,760円のところ16,632円ボルシチ4食+monday moonベビー&ママスキンケアギフト(20%OFF):通常7,810円のところ6,248円ボルシチ8食+monday moonベビー&ママスキンケアギフト(30%OFF):通常11,770円のところ8,239円【商品概要】商品名:jimiボルシチ内容量:320g価格 :990円(税込)<特徴>国産生ビーツを使用。ビーツには必須ミネラルの「カリウム」や「鉄」のほか、「葉酸」、「ポリフェノール」が含まれています。中でも「葉酸」は妊娠・授乳期の女性に特に必要な栄養素です。忙しい産後でも、レンジで温めるだけで、手軽に必要な栄養が得られます。国産生ビーツを使用お肉や野菜がごろっと入ったスープは、栄養たっぷり、おもわず頬張りたくなる一杯です。■手づくりコスメブランド「monday moon」の新展開手づくりコスメブランド「monday moon」『jimi soup』は手づくりコスメブランド「monday moon」に続く新しいブランドです。monday moonの創業は2005年。肌が弱く荒れやすかった我が子を想い、肌にやさしい素材だけで作りあげた“たったひとつの石けん”がきっかけでした。品質の高い天然原料を世界中から直接仕入れ、作りたてを楽しめる手づくりコスメの魅力や、肌悩みごとのアプローチ方法をWEBショップで丁寧に発信すること18年。全国のお客様に愛されるショップに成長できました。「お客様に安心してお使いいただける高品質の製品を、使い続けられる価格で提供します」これは、monday moonが品質方針として第一に掲げていることです。いくら良いものでも毎日使い続けられなければ意味がないという想いから、“誰もが”“毎日”“使い続けられる”価格でコスメを販売しています。年に数回のスペシャルなものよりも、日常に寄り添うもの。monday moonの『普通の主婦が続けられる美容』という信念はjimi soupの根幹に深く繋がっています。jimi soupが手がける冷凍スープは、忙しいときでも“誰もが”“毎日”“続けられる”食事です。■関連サイト情報<公式SNS> <Makuake『jimi soup』プロジェクトページ> <メールマガジンの受信お申し込み>先行販売スタートのお知らせや、オンラインショップオープン告知など、最新情報を配信いたします ■運営会社について社名 : mono株式会社本社所在地: 徳島県徳島市安宅1-7-39-1代表取締役: 青木 陽子事業内容 : 化粧品の製造販売及び輸入販売化粧品材料の製造販売及び輸入販売設立 : 1994年4月2004年6月 化粧品原料販売のネットショップ“monday moon”を開始monday moon Webサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月06日ゴロウは、妻のミサキと息子ムサシの3人家族。ムサシが生まれてから、ミサキが冷たくなったことに悩んでいました。ある日、風邪をひくといつもは冷たいミサキが心配してくれたことがうれしくて、ゴロウは頻繁に「熱があるかも」と言うようになりました。平熱より少し高いだけで、「しんどいから休むね~」と自室で寝るゴロウ。ミサキはゴロウの行動に不信感しかなくて……。 「体調が悪い」と言うくせに…… 「何か食べるものある?」と自室から出てきたゴロウ。ミサキがおじやを作ると言うと、ゴロウは「こういうときこそスタミナつけなくちゃ!」と言って、ひとりでラーメンを食べに出かけました。 満腹で機嫌よく帰ってきたゴロウ。しかもラーメン替え玉までしたことを笑顔で話すゴロウに、ミサキは静かに怒りを湧かせるのでした。 ミサキはまだ産後2カ月。赤ちゃんが風邪をひかないよう、自身の体調にもものすごく気をつけているのに夫は……。「同じ親なのに不平等すぎる」とモヤモヤしてしまうのでした。 明らかに仮病だとわかる行動をとってくるゴロウ。腹が立ちながらも心配していたミサキさんの堪忍袋の緒が切れてしまいました。親になったのはゴロウも一緒のはず。仮病でミサキさんの注目を浴びるのではなく、夫として、父親として2人に寄り添ってほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2023年12月03日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母が圧迫骨折をしてずいぶん時間がたちましたが、まだ痛みが治まらない様子。医師からは特に何も言われていないはずですが、何かと言い訳を並べて横になってばかりいて、出かけようともしません。相変わらずわがままを言って自分で病気を治そうともせず、おまけに寝たきりになってしまうのではないかと心配するまる子さんですが……。義母が寝たきりになる心配もしていましたが、お盆を境に自分から外出しようという気になってきた義母。しかし、相変わらず他人の都合はお構いなしで、まる子さんも夫も振り回されっぱなしで……!? 待たされたのはこちらですが… 義母は自分のお弁当を、私は王子(息子)用のファストフードを買いに行きました。 そんなある日、重い生理痛のため「今日はそっとしておいてほしい」と頼むまる子さんでしたが……。義母からの要求は止まりません。 義母から病院へ迎えの要請があったある日。たまたまその日は、息子がワクチン接種の副反応で学校を休んでいたのですが、食欲はあるということでリクエストされたファストフードを買ってくると約束して出かけました。息子のリクエストは義母の苦手なものということもあって、義母は自分でお弁当を買うようです。 そのため、お互い買い出しをしてから、お店の前で10分後に待ち合わせをしたのですが……。まっっっったく出てくる気配がなく。30分がたち、さすがに息子が待っているだろうと一旦家に帰って買ったものを届け、再度戻ってきました。その間に義母から着信があり、お店に到着すると案の定ご立腹……。いや、待たされたのはこちらなのですが……? さらに別の日には、激重な生理に耐えている最中、あちこち行きたいところを言いだし、送迎を頼んできます。生理の重さは人それぞれ。同性でも、経験したことがなければつらさを理解してもらいづらいのです。義母の場合、もう忘れてしまったのかも?! ……数日で回復するから、待っていてほしいと言っても「じゃあすぐそこの……」と、自分が寄り添っているといわんばかりに要望の内容を変えてきます。距離の問題ではなく、動くことが難しいことをわかってもらえる日は来るのでしょうか……。 --------------今日もまる子さんの家は、義母を中心に回っているようです。見方を変えれば、それだけ自分の気持ちをはっきりと言えるほど、信頼されているということかもしれませんね。ともあれ、生理痛がひどいときくらいは、一日中丸まっているのを許してほしいところですが……。痛みは見た目からではわからないので、難しいですよね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子
2023年12月02日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト