30代前半で職場の男性と結婚し、結婚してすぐに賃貸マンションに引っ越しをしました。引っ越しが落ち着いてから夫の友人が遊びにきてくれたのですが、夫の友人が帰ったあと、夫から思わぬことを告げられたのです……。 トイレ掃除はいつもしていたのですが、使用したあとに毎回掃除していたわけではありませんでした。時間が経過すると生理の血液も真っ赤ではないので、そこまで気になっていなかったのです。夫に指摘されてからは、便座の裏を毎回確認するようにして、少しでも汚れていたらすぐに拭くようにしています。付着したばかりの血液は目立ちますし、男性にとってはグロテスクに見えたかもしれません。恥ずかしい経験でしたが、おかげでトイレはいつもきれいになりました!ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO原案/しろたん作画/まっふ
2021年07月24日入社して2年目のころ、生理2日目に長時間にわたる会議がありました。休憩時間もなく、会議が終わったあと慌ててトイレに行こうとすると、男性社員に話しかけられて……!? そのひと言がとても恥ずかしく、同時に悲しくもなった体験談です。 みんながいる前で、しかも男性社員に経血漏れを指摘されてしまい、最悪の1日でした。男性社員はそれが経血だとは気づいていないようでしたが、とても恥ずかしかったです……。会議中でも長時間になるときは、勇気を持ってトイレ休憩に行けばよかったと後悔しました。また、このときは念のため夜用のナプキンをつけていたのですが、それでも漏れてしまったので、次からはもっと強力なものにしようと思います。ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO原案/中野 ゆうこ作画/ののぱ イラスト制作者:イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2021年07月23日赤ちゃんを産んだあと、しばらくは授乳や夜泣きでなかなか眠れず、大変な毎日が続くママもいると思います。私も産後は授乳や夜泣きで眠れない夜が続き、夫にも起きて助けてほしいと思いましたが理想通りにはいかず……。 産後も一緒にいたけれど…赤ちゃんを産んで病院を退院したあとは、2カ月くらい私の実家に里帰りをしていました。そのとき通勤先が近くなるということもあり、夫も私の里帰りについてきたのです。 退院後から赤ちゃんと私、夫の3人で寝ていましたが、夫が夜泣きで起きたことは一度もありません。1月生まれだったため、夜寒い中起きて授乳したりおむつを替えたりバタバタしていても、夫だけは熟睡しているようでした。それでも、里帰り中は私の家族の協力もあり、初めての子育てでもなんとか乗り越えていた気がします。 産後3カ月で知らない土地へ引越し里帰りから自宅に戻ってすぐに転勤で他県へ引っ越すことが決まり、産後3カ月には知らない土地での子育てが始まりました。夫も慣れない職場で大変だったり疲れていたりしたとは思いますが、夜泣きで起きないのは相変わらず。 私の場合は娘の1カ月健診のころから完全母乳だったため、まだ夜泣きの対応はラクなほうだったかもしれません。育児用ミルクを作ったり哺乳瓶を消毒したりが続いた場合は、無理矢理に起こして協力してもらわないと大変だっただろうなと思います。 電話の音では目が覚めるのに…夫に対して不思議で仕方がないのは、娘の泣き声ではまったく起きないのに電話の音では目が覚めるということでした。たまに「本当は起きているのに寝たふりをしているのではないか?」と思うこともありましたが、枕元で娘が大泣きしていてもいびきをかいて寝ているので、本当に聞こえないのだと思います。私の友人の中には「夜泣きの対応はパパがする」という人もいますが、人それぞれなんだなと思うばかりです。 産後、私は赤ちゃんの声に敏感になってわが子の小さな声でも気づくようになりましたが、夫は寝てしまうと気づきませんでした。夜泣き対応の協力をしてもらうことはできなかったけれど、その代わりに起きているときはたくさん娘のお世話をしてもらい、助けてもらっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2021年07月23日「里帰りするんでしょ」。誰もがそう声をかけてきて……。母親のことが苦手な私は里帰り出産をしない少数派で、里帰りしないその選択は親不孝なのだろうか……。そう悩んでいました。実際に里帰りしないで2人の子どもを出産。デメリットばかりではない、夫婦で向き合った出産・育児の経験をお伝えします。 母親嫌いな私は「里帰りしない出産」へ私は結婚後遠方へ嫁いだため、母親と会うことも少なくなっていました。待望の妊娠が判明してすぐ私が考えていたのは里帰り出産をしなくてもいい方法でした。母親のことが苦手な私。里帰り出産をして、母親と顔を合わせれば喧嘩をしてしまう……。 出産後、実家で子育てなんて想像しただけでストレスを感じました。周囲の反対を押し切り、夫を説得し、誰も頼ることのできない自宅アパートに残ることを私は決意しました。 出産! 産後1カ月を乗り切った方法出産当日。初めての陣痛も夫婦で乗り越え、無事に元気な男の子を出産しました。私の入院中、夫は自分のことだけでも大変だったのに、わが子を迎え入れるために部屋を掃除し、さらに退院の準備でバタバタしたようです。 退院後、必要な物はネットで購入。注文した翌日に商品は届きます。退院1週間後の健診は、タクシーを利用しました。産後1カ月の間、洗濯は後回し、掃除もしない……。食事は健康的なメニューの宅配弁当に頼り乗り切ったのです。 里帰りしない出産の最大の利点は?無理をしないことを大前提に、私はファミリーサポートや産後ヘルパーなどさまざまなサービスを利用することに。おかげで産後3週間は、ほぼわが子のお世話だけをして体を休めることができました。何より私の心が穏やかでした。 ただただ眠るわが子を夫婦で愛おしく見つめ、困ったことは夫婦で試行錯誤する。産後1カ月間、わが子と私のために頑張ってくれた夫。いつもそばにいてくれた夫のことを本当に信頼し、良いパートナーだと実感することができました。里帰りしない出産で私の心身は健康に、そして家族の絆は深くなったと感じています。 産後はささいなことで不安になったり、苛立ったりしていた私ですが、実家に帰れば余計なストレスを感じていたはずです。しかしアパートに残ったことで、夫や友人に相談しながら育児に奮闘することができました。2人目も里帰りはしませんでしたが、さらに夫がたくましく思えました。もし3人目を妊娠しても、迷うことなく私は里帰りしない出産を選択します。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月23日初めての出産は、大きな総合病院でした。その病院では産後は母子同室と決まっており、大部屋か個室が選べたのですが、できるだけ安く済ませたかったのと「他のママさんと交流できるかもしれない」という期待を持って大部屋にしました。しかしその選択を後悔することになったのです……。 産後すぐに始まった母子同室22時半ごろに出産し、さまざまな処置をして大部屋に移動したのは日付が変わったあとでした。初めての出産ということもあり、体はボロボロなのにハイになってしまって眠ることができず、携帯で出産報告などをしていたら余計に眠るタイミングを失い、ほぼ徹夜で朝を迎えることになってしまいました。 そんな状態のところに赤ちゃんが運ばれてきました。もちろん愛おしいのですが、つい昨日までおなかにいたわが子なのに抱っこするのが怖いような、不思議な感覚になったのを覚えています。 昼間はスヤスヤ寝ているのに…昼間は本当によく寝てくれていて、無理やり起こして授乳するほどずっと寝ている子でした。しかし夜になると目がパッチリ開き、授乳しても育児用ミルクをあげても抱っこをしていても泣くのです。泣きやんだと思ってベッドに寝かせて自分も横になると、10分足らずで泣き始めます。 初めての出産、自分の体もまだしんどい状態で、しかも大部屋。周りのママや赤ちゃんに迷惑をかけてはいけないというプレッシャーのなか、ほとんど眠れないまま3日が過ぎました。 助産師さんに泣きながらヘルプ昼間赤ちゃんが寝ている間に少し体を休めることはできたものの、調乳指導や沐浴指導など何かとすることがあり、まとまった睡眠は取れぬまま……。周りのママと交流する余裕なんてまったくありませんでした。 「ママになったんだからちゃんとしなきゃ!」という使命感もあり、それまで助けを求めることができませんでしたが、さすがにギブアップ。精神的にも体力的にも限界がきてしまい、夜中に泣くわが子を抱きながら私も涙がボロボロ……。助産師さんにわが子を託し、一晩しっかり睡眠をとることにしました。 母子同室だったことで育児の大変さはすぐに実感することができましたが、なかなか体を休めることができませんでした。さらに大部屋だったことで「うるさくすると他の赤ちゃんが起きてしまう」というプレッシャーもあり、精神的にもかなり疲れました。初産は特に無理のない産後・入院生活を送れるような環境が良いと実感しました。助産師さんにももっと頼ればよかったと思い、その後2人目・3人目出産時は個室を選択し、つらいときは無理せず赤ちゃんを助産師さんに預けるようにして、自分の心身の回復を優先しました。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2021年07月23日現在、第1子を妊娠中のゴマフぱんださん。でも、ここに至るまでには、いろいろなことがあったそう。学生時代からの生理不順、多嚢胞性卵巣症候群の判明……。それらを乗り越えて、妊娠するまでの様子をマンガで公開されています。 今回は第12話「#もしかして」をお届け。多嚢胞性卵巣症候群と診断を受け、服薬を開始して1カ月。基礎体温が整うようになったのですが、高温期が続いていて……。 期待しない、期待しないと思いつつ、やっぱり期待してしまうところもあり……。「早く診てもらいたい!」と、ながーーく感じた3日間でした。 次回、いよいよ産婦人科の診察! 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ゴマフぱんだ大学で出会った夫と4年付き合ったのち、結婚し、現在結婚3年目。学生時代から生理不順で、その後多嚢胞性卵巣症候群が判明。治療しながら妊活をおこない、2021年6月に第1子出産予定のプレママです!
2021年07月22日職場の女性上司は、生理休暇の取得に積極的。朝、急に生理休暇の連絡メールを入れても、迷惑がるどころか、私の体を気づかう返信をくれます。動けなくなるほどのひどい生理痛を抱える私には、この温かい言葉にとても救われました。 勤務先は生理休暇を推奨するありがたい職場ありがたいことに、私の職場は生理に対してとても理解のある環境です。私はひどい生理痛持ちで、最悪のときは、動けないどころか起き上がることすらままなりません。こんなとき、会社を休みたくても休めない環境の職場がまだ多いかと思いますが、私のところはまったく逆。生理休暇を推奨するのです。上司が女性というのも、生理休暇の取得を味方してくれたと思います。私が仕事で所属しているグループのリーダーが女性で、その上の上司となる課長も女性。リーダーには、とくに助けられました。 女性上司には体を気づかう言葉もかけられて…リーダーとは異動してすぐの面接時、業務内容以外でも心配事はないか聞いてくれたので、生理痛がひどいことを伝えたことがあるのです。そのときリーダーは、「あなたの体のために、生理休暇はしっかりとっていいんだよ。毎月2日は取得していいんだから。むしろしっかり休みなさい」と言ってくれたのです。会社に生理休暇の制度があることは知っていましたが、「生理休暇ってなかなか取りづらいよな……」と思っていたので、リーダーの言葉を聞いてすごくホッとしたことを覚えています。また、リーダーは自身が子宮系の病気を経験したこともあり、「つらさがわかるよ。無理しないできちんと休んで」とも言ってくれました。 妊娠判明時はいち早くテレワーク勤務に変更突然生理がきて、仕事を休む連絡メールを入れたときも、「了解しました。仕事のことは何とかしておくから、ゆっくり休んでね」。職場に復帰後、迷惑をかけたことを詫びても「今日はもう大丈夫なの? 無理しないでね」と、温かい言葉をかけてもらいました。生理休暇を取ることに嫌な顔をされたことなど、一度もされた記憶がありません。 コロナ禍のなかで私の妊娠を上司2人に報告したときも、「コロナが心配だから」と、部長やそのまた上の上司に掛け合って、私だけすぐにテレワーク中心の勤務に変更。打ち合わせや会議で週1~2度出社するときも、満員電車に乗らなくていいよう時差出勤を可能にしてくれましたし、つわりがひどかったので生理休暇同様、つわり休暇も取得させてくれました。細やかな配慮が受けられたのも、遠慮なく生理休暇がとれたのも、上司が女性だったおかげ。それは間違いありませんが、この要素に加え、職場全体がお互い思いやる雰囲気があったと思います。こんな環境、まだまだ少数でしょうから、私はすごく恵まれていると思いますし、周りには感謝しかありません。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/ふぅーさん
2021年07月22日私は生理痛が重く、年に数回、耐えられないほどの痛みに襲われることもありました。そんなときに、夫がしてくれてとてもうれしかったことがありました。この人と結婚して本当によかったと思えたエピソードです。 夫は元々生理については理解のあるほうでした。ですが、この出来事があってからは私の生理痛のつらさを本当の意味で理解し、体調面を常に気づかってくれています。生理は毎月あるものなので、理解して支えてくれるパートナーがいることは心強いなと思いました。出産後の今も育児に協力してくれますし、この人と結婚して本当によかったと思っています。ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO原案/マユミン作画/今井美保 イラスト制作者:イラストレーター 今井美保漫画家/イラストレーター。女性誌からネットニュースまで、猫からかわいい系妖怪まで幅広く手掛けてます。フリーの漫画サイト「おくらのあな」運営。
2021年07月21日息子を自然分娩で出産後、問題なく退院し育児に専念していました。しかし、子宮の中に菌が入って感染したかもしれず、鮮血の悪露が続き、高熱を出し再入院となってしまいました。産後の高熱についての体験談をご紹介します。 出産は安産だった2月に自然分娩で息子を出産し、産後は大量の悪露に驚きましたが、病院の先生に問題はないと言われ安心していました。退院前の診察も母子共に異常なしと言われ、予定通り1週間で退院。 入院中は初めての出産と育児で手探りの状況ではありましたが、私自身食欲もあり体調も良く、育児用ミルクを足さなくてもいいくらい母乳も出ていて、大きな困りごとはありませんでした。そして産後は私の家庭の事情で夫の実家に1カ月お世話になることになっていたのですが……。 出産から10日後に再入院退院してすぐ寒気を感じましたが、冬だったのであまり気にしていませんでした。しかし、4日後、ひどい肩こりのような異常な首の痛さで起きていられなくなってしまったのです。 おっぱいが張っているときは首で体温を測るように言われていたため首で熱を測ったところ、40度超え! さらに首の痛みはひどい頭痛に変わったのです。 病院に電話で相談後、診察に向かうことになりました。病院へ向かう間、息子と一緒にいられないことと、体調不良で夫のご両親に迷惑をかけたことで涙が止まりませんでした。そして、病院で血液検査をすると炎症と白血球の値が高く、悪露は鮮血、熱も高いため入院が決まりました。 鮮血の悪露と血液の炎症が止まらず入院後も熱と頭痛は2日ほど続き、産後1週間経っても止まらないなと気にしていた鮮血の悪露も続きました。入院時から抗生剤と栄養剤の点滴をしていましたが、2日ほどはひどい頭痛で鎮痛剤の坐薬を入れてもらわなければ眠れないほど。その間息子は夫の実家で見てもらっていたのですが、搾乳してもおっぱいの痛みが治まらず、どこもかしこも痛かったです。 生まれてからずっと一緒だった息子と離れているのも、つらくて仕方がありませんでした。5日後の血液検査で炎症の値は変わらずですが白血球の値が下がったので退院の許可が下り、息子のもとへ帰ることができました。お医者様から聞いた話だと発熱や鮮血の悪露が続いた詳しい原因はわからず、子宮の中に菌が入ってしまい感染した可能性があったようです。結局、鮮血の悪露が止まったのは出産から1カ月後でした。 結果的には無事に退院することができたのでよかったですが、高熱が出たときに息子と2人きりだったらと思うと今でも恐ろしいです。夫には入院中着替えや日用品を届けてもらい、夫の両親には息子を見ていただき本当に感謝しています。普段は風邪もひかない私が高熱で入院することになるなんて、本当に出産は何が起きるかわからないと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:長岡 まこ年子の男の子2人の母で、産休育休を経てフルタイム共働き中。家電量販店で働き家電の販売や携帯電話の契約を経験。生活を豊かにする家電製品が好きで、個人的には食洗器・ドラム式洗濯機・ヘルシオはマスト!
2021年07月21日母の代わりに祖母と暮らしていた私。あるとき漏らした祖母の言葉をきっかけに、性について、生理について祖母に聞くことがタブーになりました。生理の知識を何も得ないまま成長したことで、中学生のとき大恥をかいてしまったのです。 性教育がタブー視されていたわが家幼いころから母親がいない環境のなかで育ってきた私。そのため、母親に代わってずっと私の世話をしてくれたのが、一緒に暮らしていた祖母でした。そんな祖母との生活で困ったことがあります。小学3年生のとき、体の変化について気になった私は、図書館で関連書籍を借りて持ち帰ったことがありました。その本を見た祖母は、私に向かってはっきり、こう言ったのです。「そんなイヤらしい本を読んで」。 生理について大人に聞けないまま成長祖母がどんな意図をもって言ったのかはわかりません。でも、この言葉を聞いた私は、「家で性に関する話題を出すことはタブーなんだ……」と感じてしまい、このとき以降、性について聞くことができなくなりました。そのころ、家にナプキンやおりものシートなどなく、トイレのゴミ箱なんて存在していませんでした。本当は生理について聞きたい思いはあったのですが、そのきっかけがつかめないまま成長。だから、おりものの存在も知らず、当然、ナプキンとおりものシートの違いも知らずに大きくなりました。中学生になると、ますます困ったことになりました。生理がきて体に変化があらわれた友だちが増え、会話の内容も性にまつわることが多くなったのです。まだ体の変化がなかった私は、生理の話題にまったくついていけません。誰かに聞くこともできず、みんなの話に合わせて相づちを打つのみです。 知ったかぶりで結局恥をかくことに…ただ、知っているふりを続けることに限界を感じていた私は、勇気を出して聞くことを決心。私の周りにはおませな友だちが多かったので、絶対に言いふらさないと確信できる友だちに、ようやくコソッと聞きました。それでも結局、いつものように知ったかぶりをしていたら、ナプキンとおりものシートの違いを知らなかったことがバレてしまい、恥ずかしい思いをしましたが……。 当時の私は、ただ体の変化や命について知りたかっただけ。今のようなネット社会ではなかったので、知りたいことを得るには友だちか大人を頼るしかありませんでした。ましてや性教育というデリケートな内容。正しい知識があれば、こんなに困ることも悩むこともなかったと思うと、タブーにしないで教えてもらいたかったです。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/もーりー2児ママさん
2021年07月21日出産レポ第9話睡眠不足のなか、珍しくぐっすり眠ってくれた赤ちゃん。そしてこのあと、「私、母親失格だ……」と自責の念に駆られる失敗をしてしまったそう。 「本当に何してるんだろう、私……」 「母親失格だ」 「母親としての自覚が足りないからだ」 「私のせいで、息子を危険な目にあわせたんだ……」 病院によって育児の方針はさまざまで、いろいろな考えを持つ方がいらっしゃると思います。しかし、私の産後入院は、このエピソードなしでは語れません。「なんだこの暴走母さんは……。自分も育児には自信が持てないけど、こいつよりはいい育児してるな」と、誰かの明日の活力になれば、それはそれでいいかなとも思います。ちなみに、出産から1年以上経った今でもたまに、私が授乳を忘れたせいで息子がカラカラになっている夢を見ます。 当初、産後入院をつらくしていたのは、母乳育児に縛られすぎた自分の気持ちの面が大きかったのではないかと思っていましたが、今は「産後のメンタルで、わからないことだらけで、こんなに思うようにいかないことばかりだったら、それはつらいよな……」と感じています。 大部屋で、泣いているのがバレないように、声を押し殺して泣いたというきのこの子さん。 一般的に育児用ミルクは3時間の間隔で授乳することをすすめられますが、実際のところ、1回ぐらい授乳間隔が3時間以上あくことはよくあることなんだそうです。(そのような場合、助産師さんがミルクの量や授乳間隔を調整してくれます)。このときは産後のホルモンの影響で感傷的になっていたのかもしれませんね。生まれたばかりの赤ちゃんを育てることの大変さや、心身ともに追い詰められる産後の入院中の環境がいかに過酷か、思い知らされます。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター きのこの子
2021年07月21日赤ちゃんがハイハイを始める時期を過ぎてもしないことを心配しているママやパパのために、今回は「シャフリングベビー」についてお話しします。赤ちゃんの成長・発達赤ちゃんの成長は、首がすわる(生後3~5カ月ごろ)→寝返りをする(生後5~6カ月ごろ)→おすわりが安定する(生後8カ月ごろ)→ハイハイをする(生後7~9カ月ごろ)→つかまり立ちをする(生後8~11カ月ごろ)→つたい歩きをする(1歳ごろ)→ひとりでじょうずに歩く(1歳~1歳6カ月ごろ)という順に発達することが一般的です。 早産で生まれた赤ちゃんは、明らかな障害や疾患がなくても運動や言葉の発達が遅く、あとから追いつくパターンもあるので、出産予定日を出生日として計算した修正月齢と照らし合わせて発達を評価します。 シャフリングベビーとは?シャフリングベビーとは、ハイハイを始める時期を過ぎてもおすわりの姿勢のまま、おしりを浮かせて、両足でこぐように前進する赤ちゃんのことを言います。シャッフラー(shuffler)と呼ぶこともあります。日本では、医療者が親へわかりやすく説明するため、医学的な専門用語ではありませんが「いざり児」「いざりっ子」という言葉を使うことも多いです。ここからは、「シャフリングベビー」に表現を統一してお話しします。 シャフリングベビーは、非常に軽度の下肢の筋緊張低下があり、おすわりや歩行開始が遅いことがあります。寝返りやうつぶせの姿勢を嫌い、うつぶせにしてもすぐにあお向けやおすわりの姿勢になります。足の裏を床につけるのを嫌がるため、ハイハイをしないまま、つかまり立ちの時期が遅くなり、結果的に歩き始める時期が1歳半~2歳ごろに遅れることが多いです。シャフリングベビーの場合、ひとりでじょうずに歩けるようになれば、その後の運動発達は問題ないことが多いです。 しかし、一見シャフリングベビーと思える赤ちゃんのなかにも神経の病気が隠れていることもありますので、足をつっぱらないだけでなく、(1)母乳やミルクの飲みが悪く、泣き方も弱い、(2)首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする、(3)表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い、(4)手指の発達が遅い、などが見られる場合は、念のため小児科医に相談されると良いでしょう。 シャフリングベビーの原因は?なぜハイハイをせず、おすわりの姿勢のまま前進するのか原因はわかっていません。ハイハイが歩くために必要と思いがちですが、イギリスの小児科医ロブソンをはじめとする国内外の調査によると、ハイハイをしないシャフリングベビーは歩行開始が遅くなること、大きくなるまで見守ると運動能力などに問題のない子どもに育っていくこと、親や兄弟姉妹が似たような運動発達をしている傾向にあること、多くの赤ちゃんとは異なる運動発達の経過があっても異常ではないことがわかっています。 ゆっくり運動発達する赤ちゃんの診断と治療は?10カ月健診の時点でハイハイするか、1歳6カ月健診の時点でじょうずに歩行できるかを医師がチェックします。それぞれの健診で運動発達に遅れがある場合は、専門機関へ紹介されます。専門機関へ紹介されると、ママやパパは不安と心配で落ち込むことがあるかもしれませんが、ハイハイや歩行開始が遅くても、将来的に何も問題のないこともあります。 しかし、ゆっくりと運動発達をする赤ちゃんに、筋疾患、脳性麻痺などの中枢神経疾患、運動失調、骨・関節疾患が見つかるケースもあります。専門機関できちんと発達の評価をしてもらうことで、赤ちゃんの発達に合わせた治療や遊び方のアドバイス、リハビリなどのサポートを受けられますので、親だけで悩まず、赤ちゃんの発達に詳しい専門家に頼ってみたりしましょう。 まとめ月齢の近い赤ちゃんと一緒に過ごしたときや、保育園などで集団生活を始めたときに運動発達が遅いと親が気づくケースもあります。 もし、わが子を「シャフリングベビーかな?」と思ったら、保育園の通っている時期であれば保育士へ相談してみましょう。自宅保育の場合は、居住地の保健所や保健センターの保健師へ相談したり、子ども家庭支援センターや児童館の相談窓口を利用したりすることもできます。小児科を受診するのも一つです。子どもの発達について親だけで悩まず、早めに専門家に相談することをおすすめします。【参考】国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成30年3月)」『乳幼児健診マニュアル 第5版』(福岡地区小児科医会・乳幼児保健委員会 編/医学書院)楢崎修・楢崎明珠「1歳6カ月児健診におけるshufflingbabyの疫学的調査」(『脳と発達』1986年18巻 p484-489)CHILD RESEARCH NET「【子どものからだと健康】第1回 ハイハイしない子ども」一般社団法人大阪小児科医会「いざりっ子(シャフリングベビー)」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー。大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2021年07月21日私は25歳のころ、男性が多い職場で働いていました。仕事にも慣れ、平凡な毎日を過ごしていたとき、ほんの少しの油断からその事件は起きました。今回は職場でやってしまった生理の赤っ恥体験をお話しします。 ナプキンを取りにロッカーへその日は生理2日目でした。職場のトイレは性別関係なく誰でも使うことができる個室タイプ。そのためナプキンを置いておくことはできず、ナプキンを替えるためには一度ロッカーまで取りに行く必要がありました。 職場の個人ロッカーとトイレは離れているうえ、必要だったのは特に多い日用の大きいナプキンだったので、制服のポケットに入りません。そのため、私はいつもスカートの後ろのゴムにナプキンを挟んで、ベストとカーディガンでナプキンを隠してトイレに行っていました。 鏡に映る自分の姿に驚愕トイレに向かう途中、同僚男性に話しかけられ事務所に寄ることになりました。事務所の中には、複数人の男性社員。同僚男性と10分程度仕事の話をしたあと、トイレに向かいました。途中で何気なく廊下に設置されている全身鏡を見て、血の気が引きました。ベストとカーディガンで隠していたつもりのナプキンが、丸見えだったからです! うっかりベストの外側にナプキンを挟んでいたうえ、その日に着ていたのがショート丈の薄手のカーディガンだったので、動いているうちにまくれてしまったのでしょう。大きなナプキンの存在感が増していました。 男性が多い職場では油断禁物おそらくスカートに挟んでいたナプキンは、事務所にいた複数人の男性社員に気づかれていたと思います。自分の席で同僚男性と話していたわけではなく、資料を確認するために事務所の中を歩き回っていたからです。 腰に大きなナプキンを挟んだ状態にも関わらず……ですが、誰も私にナプキンが丸見え状態であることを教えられなかったのでしょう。トイレから戻ったあとは何食わぬ顔で席について仕事を始めましたが、恥ずかしさでドキドキが止まりませんでした。 この事件をきっかけに、生理中にトイレに行くときはナプキンが見えていないか念入りに確認するようになりました。恥ずかしいからという理由だけではなく、周りの人にも気まずい思いをさせてしまうからです。これからもナプキンを持ち歩くときは、見えたり落ちたりしないよう細心の注意をはらっていきたいと思います。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:春川ちやこ
2021年07月20日私は20歳くらいのころから生理不順と生理痛を軽減するため、ずっと低用量ピルを服用しています。現在、3児の母ですが、妊娠・出産後も生理再開のたびに産婦人科に行き、低用量ピルである「トリキュラー錠28」を出してもらっていました。ただ、第2子出産後に低用量ピルをもらいに行くと、なぜか別の種類のピルを出されてしまったのです……。 ピルの変更をすすめられて…第2子出産後、生理が再開したので、低用量ピルの処方も再開してもらおうと思い、産婦人科を受診しました。すると医師から、「血栓症のリスクが低い」「トリキュラーより安い」などの理由から、今まで飲んでいた「トリキュラー錠28」ではなく「ルナベル配合錠ULD」というものをすすめられました。 私自身、「トリキュラー錠28」は最初に試して副作用がなかったからそのまま続けていただけで、それほどこだわりがあったわけではありません。なので、医師のすすめ通り「ルナベル配合錠ULD」に切り替えることにしました。 飲み始めても生理が止まらない!ちょうど生理中だったのでその日からもらった薬を飲み始めたのですが、次の日もその次の日も経血が出続けていました。「トリキュラー錠28」を飲み始めたときは翌々日にはほぼ出血はありませんでしたし、ピルを飲み始める前の生理でも5日程度で終わっていたのに、1週間経っても生理がおさまらないのです。 さすがにおかしいと思い、産婦人科に電話をしましたが「出血量が増えていかないなら様子を見ていい」との返事。結局、うっすら下着を汚す程度の出血が2週間以上続きました。 低用量ピルではなく超低用量ピルだった長引く生理に不安が募り、自分で調べた結果、「ルナベル配合錠ULD」が今までの低用量ピルとは異なる「超低用量ピル」と呼ばれるものであることを知りました。超低用量ピルは生理不順や生理痛の改善に使われるもので、避妊目的には適さないようです。 当時の私は子どもを望んでいないわけではありませんでしたが、実家が遠いことなどもあり、ある程度上の子と下の子の年齢をあけたいと思っていました。そのため、私は避妊効果のある「トリキュラー錠28」に戻そうと決心しました。 確認不足だったかも…「ルナベル配合錠ULD」の避妊効果について、医師から説明がなかったことに不信感を募らせた私は、産婦人科を変えることにしました。そのあと行った病院では、無事「トリキュラー錠28」を出してもらい、生理がずるずる続くことはなくなりました。 ただ、今思い返してみれば、私は生理痛と生理不順を軽減するために低用量ピルを服用していたので、医師としては副作用の少ない超低用量ピルをすすめたのだろうと思います。また、私自身「避妊効果はありますか?」とはっきり医師に聞いたわけではなかったので、確認不足も否めません。「ピル=避妊効果がある」と思い込んでいたので、処方時にもらった薬の説明書もよく確認していなかったのです。 このことがきっかけで、低用量ピルの種類にはいろいろな種類があり、私が知らないものもたくさんあると知りました。今後また違う薬をすすめられたときは、不明点は医師に確認したり、薬の説明書はよく読むようにするなどして、慎重に検討しようと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:岩崎はるか
2021年07月19日経血量が少なく、生理周期も長めの私。平均して40日周期、長いときは60日周期だったこともあります。若いころは「ラクできてラッキー!」と思っていたのですが、妊活が現実味を帯びてくると、この生理不順に苦しめられました。 周期が長く、量も少ない私の生理事情私は、小学校高学年で生理が始まりました。このとき以降、私の生理周期は乱れたものになり、平均して40日、長いときは60日、間が空くことも。また、始まったとしても量が少なく、初日こそ量は多いものの、その後はナプキンを交換する必要を感じられないほど少量、というパターンがほとんどでした。若かった私は、こんな自分の生理の様子を、疑問視することもなければ不安がることもなく、むしろ「生理の回数や量が少なくてラッキー!」と思っていたのです。 29歳で妊活。でも必要だったのは不妊症の治療それから29歳で結婚し、間もなく妊活を始めます。が、思い出したのです。私が多嚢胞性卵巣症候群だったことを……。実は20代のころ、生理不順を改善しようと婦人科を受診したことがありました。このとき判明したのが多嚢胞性卵巣症候群。不妊につながる場合が多く、子どもを望んだときにすぐ妊娠できないことがあるので「治療することもできますよ」と医師にすすめられたのですが、当時、その予定がなかった私は「まだ先の話になりそうだな……」と思って治療を断ってしまったのです。そのため私は、不妊治療から始めなければなりませんでした。不妊治療はつらかったです。タイミング法、人工授精、体外受精とおこなったのですが、人工授精から体外受精のステップアップに現実味がなかったり、30歳目前で焦る気持ちが大きくなったり。なにより「治療をすればすぐに妊娠」と思っていただけに、なかなか妊娠しないことに精神的ダメージを受けました。 「あのとき断らなければ…」と治療の遅れを後悔それでも治療開始から2年。30歳で始めた人工授精がようやく実を結び、31歳のときに妊娠。無事、娘を授かることができました。 病名がわかって治療をすすめられたとき、「先の話だから」と簡単に断ってしまったことを後悔しています。妊娠を望まない時期であれば、低用量ピルを服用して治療する方法があることも病気をきっかけに知りました。「妊娠を希望したときではなく、もっと早くから治療を開始していれば」「早期治療で生活習慣を整えていれば」これほど苦しまずに妊娠できたかも……と思わずにはいられません。つらい不妊治療を経験したのも、根本をたどれば生理不順。ひどい生理痛や経血量が多い場合だけでなく、量が少ない、周期が長いといった症状でも婦人科を受診しておいたほうがいいよ、と若いころの自分に伝えたいです。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/赤井 華さん
2021年07月19日きのこの子出産レポ第6話出産後、大部屋で母子同室入院2日目。トイレに行くと、自室から赤ちゃんの泣き声が聞こえる……! 壮絶さがあらわになってきた入院2日目……。大部屋はとにかく周りに気をつかいます。 そして入院とは思えないハードな風呂、食事、授乳とお世話……。 【結論】これは入院という名の育児強化合宿です!産後はゆっくり心も体も休ませて……なんて言っていられないくらい、産後の入院生活は慌ただしいですよね。 この忙しさと睡眠不足、難航する授乳がどんどんママを追い詰めていくことに……。 著者:イラストレーター きのこの子
2021年07月18日私の生理なんとなく人より多いかも?人より期間が短いかも? なんて思っていても、生理の量や期間って人と比べないから、何が正解かわかりにくいですよね? 実は放っておくと病気が潜んでいることも。そこで、今回は生理で受診した方がいい目安を生理マニア・産婦人科医 駒形依子先生に教えてもらいました! あなたの生理は大丈夫?ぜひご覧ください! 量と期間がポイント! 依子先生があげたのは8つのポイント。「私の生理少なすぎて大丈夫?」と心配する人が多いようですが、実は「標準的な量はみんなが思っているより少ない」のだとか。そして、経血量だけではなく、期間も重要なポイントなのだそう。量が多すぎても少なすぎても、期間が長すぎても短すぎても病気が隠れている可能性があるというから、しっかりチェックしてみてくださいね。 「妊娠のために用意されていた子宮内膜が、使用されなかったために外に排出されるもの」なのだそう。つまりは内膜が剥がれ出ているんですね。そして「内膜が剥がれる時に出血した血液も一緒に出てくる」のです。つまり生理の時って子宮内が傷ついている状態ということなのだそう。 考えられる主な病気は…? 経血量が多くて考えられる病気と子宮内膜症、子宮筋腫などが多いそうです。これらの病名は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?先にも述べましたが、私たちが思っている以上に標準的な経血量は少ないと言います。つまり、経血量が多いに当てはまる人は多いかもしれません。一方、経血量が少ない場合は、子宮頸がん、子宮体がんなどの可能性もあるというから要注意だそうです。 さらに動画内では、質問が多い子宮内膜症と子宮筋腫について依子先生が詳しく説明していますので、きちんとした知識を身につけておくと安心ですね。 いかがでしたか?今回は心配な生理のチェック項目を教えてもらいました。毎月なんとなくやり過ごしてしまっているという方も、一度しっかり量や期間を調べてみると良さそうですね。症状の出ない隠れた病気もあるので、年に一度は婦人科を受診してくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。
2021年07月17日出産後、育児で思い悩み、毎日眠いのに眠れず、夫にもイライラしてしまい、自暴自棄になっていたみいのさん。出産後2週目に産院を受診すると「産後うつの傾向が強い」との診断が!母親に電話をすると、「多少適当でも育つんだから、自分が楽しくなるようにしなさいよ」と助言をもらいました。思い詰めて育児をしていましたが、気持ちがラクになり、「もうやめる!」と心に決め、ある思い切った行動にでました。 思い切って飲んでみたら… もう後に引けないよう、お酒を飲んで、生後1カ月で授乳をきっぱりやめることに! 授乳自体に嫌悪感が強かったみいのさんは、罪悪感もありつつ、でももう授乳しなくていいということが随分心をラクにしてくれたそう。 娘をかわいいと思えないほど思い詰めていましたが、授乳のストレスから解放されたあと初めて、娘をちゃんと見ることができたような気がしました。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター みいの2020年6月に娘が生まれました。普段は企業の広告漫画を主に描いております!インスタでは子育てエッセイ漫画やイラストをアップします。コメントやイイねしてくださるととても嬉しいです!
2021年07月17日元気な赤ちゃんを無事に出産したのもつかの間、赤ちゃんとの時間を楽しめず、痛みや寝不足との闘いで落ち込んでしまったママ。出産直後に前向きになれるように実践したことをお伝えしています。 私が30歳のとき、第4子が元気な産声を上げて誕生しました。もちろんそのことはとてもうれしかったのですが、体の痛み、産後の疲れや寝不足のためか、少なからずネガティブな感情もありました。ネガティブな気持ちに対処するために、産後の入院中に私が取った行動をお伝えします。 心身ともにボロボロの産後無事に出産を終えることができたのはとてもありがたいことなのですが、産後の疲れを癒やす間もなく、授乳やおむつ替えが始まりました。後陣痛に加え、母乳が生成され始めると胸がパンパンに張り、痛みとの闘いでした。 鏡に映る自分は髪を振り乱して、やつれ、心身ともにボロボロ……。赤ちゃんはもちろんかわいいのですが、幸せいっぱいという気持ちには程遠いメンタル。自信がなくなり、自分を好きだと思えませんでした。 私は上の3人を出産した直後も気分が落ち込んだ経験があるため、今回は早めに対処しなければと思い、入院中はなるべくリフレッシュすることに! お笑い&ディズニーでリフレッシュ落ち込んだ気持ちのままではいけない。何とかしなければと思い、普段あまり観る暇のなかったお笑い番組と大好きなディズニーの映画を観ることに。授乳やおむつ替えをしながら、現実のつらさを忘れて純粋に笑ったり、感動に浸ったりすることができました。 すると、無事に出産を終えたからこそ、入院中にゆっくりとした時間を持つことができたのだと前向きになれました。おかげで、ますます落ち込んだ気持ちになってしまいそうな自分にブレーキをかけることができたのです。 マッサージを受けてリフレッシュ入院していた病院は課金なしで1時間のマッサージを提供してくれたので、もちろん利用しました。出産時にいきんだとき、授乳しているとき、知らず知らずのうちに筋肉に力が入り体がこわばっていたことを実感。 女性の整体師さんがやさしく声をかけてくださり、施術を受けながら和やかに談笑できました。マッサージ終了後、体も心もスッキリして元気が出ました。産後の体をケアすることで、同時に心も癒やされてよかったです。 私の場合、出産直後は落ち込んだ気持ちになりがちです。元気に赤ちゃんが生まれたのに落ち込んでしまうことで、さらに自分を責めてしまい、悪循環に陥っていました。しかし4人目の出産後はすぐに気持ちを切り替えリフレッシュすることで前向きな気持ちになれましたし、私の気持ちが安定することで上の子どもたちも安心して過ごせると思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:藤原ナオミ3男4女の母。ハワイ留学中に学生結婚。育児の合間を縫って英検1級・TOEIC970取得。ハワイ州にある観光施設のマーケティングを担当し、翻訳やPRに携わる。自身の体験をもとに、子育てに関する体験談を執筆中。
2021年07月17日経血量が多く、生理がくるたび漏れてないかなとヒヤヒヤしていた私。産後に再開した生理はこれまで以上の経血量で、ただでさえ寝不足の身に追い打ちをかけるのです。そんな私が、子どものお世話中にあることを思いつきました。 10代のころから経血量の多さに悩まされてきた私は経血量が多いタイプ。中高生のころから生理がくるたびに、「ショーツから漏れてないかな……」と、ヒヤヒヤしていた記憶があります。念のためと、日中でも夜用ナプキンをつけて漏れ対策をするのですが、座り姿勢から立ち上がるときに経血がドバっと出て漏れてしまいがちで……。だから生理中は、電車に乗っても座らないように心がけていました。 産後の生理再開で以前より量が多くなったそんな私が、31歳になって念願の第一子を出産。妊娠中から産後にかけての約1年は生理がありません。このときばかりは経血漏れの不安や煩わしさから解放され、つかの間ではありましたが、平和な日々を送ることができました。ところが、産後の生理が再開すると、経血量が産前よりはるかに増えているのです! その量は、日中でもつける夜用ナプキンがパンパンになるほど! ただでさえ寝不足の日々なのに、経血漏れが心配でますます不眠状態。本来なら体を休めるべき昼寝も、休まらずにただの不快な時間となってしまいました。そんなとき、私は突然、あることをひらめきます。「そうか! 私も赤ちゃんみたいにおむつをはけばいいんだ!」毎日、何度となく子どものおむつを替えていた私は、たくさん吸収するおむつを目の当たりにして、そのすごさを実感していました。これを生理にも応用できるような気がしたのです。早速スーパーに行くと、介護用しかないと思っていたおむつのなかに、ショーツ型のナプキンを発見! 迷わず購入しました。 ショーツ型ナプキンで経血漏れの不安が解消!実際にはいてみると思ったよりスッキリはけて、デニムを重ねてもお尻まわりが全然もたつかず、普通のショーツをはいた感覚でいられることにビックリ! 吸水力もナプキンより断然あり、吸ってもすぐサラサラになって、まるでナプキンを交換したように何度も吸ってくれました。 おそらく、ショーツ型ナプキンをはくことに抵抗のある人は多いと思うことでしょう。以前、私も友人にすすめたことがあるのですが、「おむつをはくみたいで……」と難色を示していました。でも、実際に使ったら安心感を得られて賛同するはず。特に子育ては、子どもをあやしたり家事をしたりと、立ったりしゃがんだりの繰り返し。そのたびに「漏れたかも……」と不安がらずにいられるだけでも、だいぶ心が軽くなります。睡眠中に寝返りを打っても漏れる気配なし。こんな素晴らしい商品があったと知っていたなら、もっと前から使いたかったです! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/A・Hさん
2021年07月17日出産産後レポ第5話出産後の入院2日目、当たり前にできると思っていたことが、当たり前じゃないという事実に気づかされることに……。 飲むの下手な赤ちゃん × 飲ませるのが下手なママ × 出ない母乳授乳地獄の三重奏…… 今思えば、母乳育児の知識が足りなさすぎでした。授乳にコツがいるなんて知りませんでした。 赤ちゃんは当然のようにじょうずにおっぱいを飲んでくれるものと思っていました。 完全母乳の育児は入院中にできるようになるものだと思っていました。この勘違いたちが、入院中の私を悩ませつづけるのです……。 ※ちなみに私が完母になるまでには2カ月半かかりました。母乳育児がスルンと軌道にのる人、のらない人、さまざまです。このほかにも、産後の入院中はやること、覚えることが盛りだくさんでとっても大変です。 その大変さを、身をもって実感することに……?! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター きのこの子
2021年07月17日毎月のように付き合っている生理ですが、「生理の量や期間」の正解って知っていますか?実は皆さんが想像しているよりすごく少ない量なのです。多いと病気の可能性もあるから要注意です。自分の生理が正常なのかどうか知らない人がほとんどかもしれません。そんな女性のために、今回は生理が起こるメカニズムと生理の正解について生理マニア・産婦人科医駒形依子先生に教えてもらいました!ぜひご覧ください! 実は経血って血じゃない!? 生理が起こる理由ってわかる人も多いかもしれませんが、経血って実は血だけじゃないって知っていましたか? じゃあ一体何が出ているのでしょうか? 「妊娠のために用意されていた子宮内膜が、使用されなかったために外に排出されるもの」なのだそう。つまりは内膜が剥がれ出ているんですね。そして「内膜が剥がれる時に出血した血液も一緒に出てくる」のです。つまり生理の時って子宮内が傷ついている状態ということなのだそう。 生理の標準量って実はこんなに少ない 生理の量や周期も気になるところですが、実は「私たちが思っているよりすごく少ない量」だと依子先生は言います。先生のお話を聞いてあまりに少なくて驚いた人もいるのではないでしょうか。多い人はもしかしたら病気が隠れているかもしれません。心配な人は一度病院を受診すると良さそうです。 今回は生理のメカニズムや標準的な生理についてお伝えしました。生理を正しく知ることは自分を知ることでもあります。まずは「今月はどうかな?」と自分の生理を意識してみることから始めてみましょう!次回は受診の目安についてお届けします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。
2021年07月16日年子の幼児2人と赤ちゃん1人と一緒にお風呂に入ろうとしていたところ、産後初の生理が始まってしまいました。夫は出張のため不在で、タンポンの用意もなく……。大苦戦しながら、3人をお風呂に入れたお話です。 久々に「え、生理!?」子どもたちがまだ赤ちゃんと幼児だったある日、夫は出張のため不在だったので、私ひとりで子ども3人をお風呂に入れる準備をしていました。 お風呂に浅くお湯を張り、上2人を洗い場で体を洗っている間、末っ子はバスチェアで待機、上2人の体を洗って遊び始めたら、それを見ながら末っ子と私が体を洗う、それからみんなで湯船で温まって一気に出て……と、まずは脳内シミュレーション。 途中で「おしっこに行きたい!」とならないよう、上の子たちを順番にトイレに行かせたあと、自分もトイレに入ってびっくり。なんとこのタイミングで産後の生理が再開していたのです! どうやって子どもたちを入浴させよう…突然の生理再開で、生理用品の準備が間に合っておらず……。生理用ナプキンは数枚、あとは産褥パッドがあるだけで、タンポンの買い置きがありませんでした。そのときの経血量は多めで、子どものお風呂には時間がかかるため、タンポンなしに乗りきることは難しそうです。 みんなシャワーだけで済ませることも考えましたが、かえってびしょびしょになるだけで余計に時間がかかりそうに感じた私は、しかたなくナプキンをつけたショーツをはいたまま、子どもたちをお風呂に入れることにしました。 いつもと違う状況に大苦戦!予想通り、上の子ども2人は私がパンツをはいたまま洗い場にいることを不思議がり、「なんで~?」「なんで~?」と大合唱、スムーズに洗わせてくれません。普段より時間がかかるので、待ち疲れした末っ子もぐずりだし、洗い場は大混乱です。 どうにかこうにか2人を洗い、湯船に入れましたが、いつもならおもちゃで遊んでくれるのに「お風呂なのに、ママはパンツはいてていいの~?」と放っておいてくれません。適当に聞き流していると、「よし、明日幼稚園で先生にきいてみよう」なんて言っているのでドキドキしました。 バタバタのなか、なんとかお風呂タイムは終了。子どもたち全員を着替えさせ、寝かしつけたあとは、私もぐったり。後片付けもおっくうになるほどでした。 しばらく休憩したあと、重い腰を上げて散らかり放題のお風呂場や脱衣所を片付けながら簡単にシャワーで自分の入浴は済ませました。改めて、生理の再開に備えてタンポンを買っていなかったことを後悔し、不在だった夫のありがたみをしみじみ感じたのでした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO著者/oniko
2021年07月16日私が20代のころに経験した、今までで一番恥ずかしかった生理の失敗についてお話しします。自業自得とも言える、この恥ずかしすぎる失敗。10年以上経った今でも、思い出して赤面してしまうほどです。 ズボラすぎる性格が災いして…私はもともとかなりズボラな性格で、生理用ナプキンを取り替えるためだけにトイレに行くことをとても面倒だと感じていました。しかも当時働いていたオフィスは、私以外全員男性。あまり頻繁にトイレに行く人がいなかったこともあり、ギリギリまでナプキンを替えないことが当たり前になっていたのです。そんなある日、「そろそろ限界かな」と思いつつも仕事を続けていた私は、次の瞬間、青ざめました。ドバドバと大量の経血が出てくる感覚に襲われたのです! それはすでに限界を迎えたナプキンが吸収できる経血の量ではなく、私は「やばい!」と慌てて立ち上がり、そのままトイレに駆け込んだのでした。 ほっとしたのも束の間、衝撃の出来事がトイレに入って確認してみると、やはり大量の経血が制服のスカートまで漏れていました……。ただ、幸いにもロッカーに替えのスカートがあったので、どうにか事なきを得ました。 しかし、オフィスに戻った私は、信じられない光景を見て再び青ざめました。そこには尋常ではない量の経血で汚れた、血まみれのクッションがあったのです。しかもそのクッションをのせた私の椅子は、デスクが並ぶ通路のど真ん中にポツンと放置されているではありませんか! トイレへ行くことだけに気を取られていた大量の経血が漏れた瞬間、私はトイレへ行くことばかりに気を取られ、クッションまで汚れているとはまったく考えていませんでした。さらに、ここでも私のズボラな性格が災いし、普段から椅子をデスクの下に収めて席を立つことが習慣になっていなかったせいで、血まみれのクッションを数十分もの間、オフィスの通路に放置してしまったのです。おそらく、ほとんどの男性社員がこの状況に気付いていたと思います……。もちろん誰からも触れられることなく、私はそっと血まみれのクッションをデスクの下に隠して仕事を再開したのでした。そのあとの仕事が手につかなかったのは、言うまでもありません。 それからというもの、当たり前ではありますが生理中は面倒がらず定期的にトイレに行き、ナプキンを取り替えるようになりました。今では衛生的にもよくなかったなと反省しています。そして、クッションをお尻に敷いていたことにより、直接椅子を汚さずに済んだことは、不幸中の幸いだったなと思う今日このごろです。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:中西絵美
2021年07月16日第一子を出産したときの話です。私は里帰りせず自宅で過ごすことにしたのですが、車で30分程の距離に住んでいた義母がしばしば手伝いにきてくれました。出産前の義母との関係は良好でしたが、出産直後の私は義母の言動の細かいことが気になって仕方ありませんでした。私のためを思っての行動とわかっていても、イラっとしてしまう気持ちを消化できずに悶々とした体験談です。 娘を連れていかないで!無事に娘を出産し、退院後は自宅へ戻りました。出産後の私は、小さな命を守らなければととても神経質になっていました。それと同時に、目の前の娘がかわいくて、ひとときも離れたくないと思って過ごしていました。そんな気持ちを知らない義母は、「赤ちゃん見ておくから、寝ていていいよ」と、私の許可なく勝手にわが子をリビングに連れて行ってしまったのです。 寝室にひとり残された私は、なんとか寝る努力をしましたが、別室にいる娘と義母の様子が気になりまったく眠ることができず、むしろ心配で疲れてしまいました。頭では義母の気づかいを理解していても、心がついていかなかったのです。 お宮参りのプレッシャーお宮参りに関しても、産後1週間も経たないうちから「いつにする? 着物着せてあげる!」と何度も義母に言われました。季節が冬だったこともあり、私としては、産後の体調が落ち着いて暖かくなった春ごろにしたいと思っていました。 頻回に授乳をするので、着物も着たくありませんでしたが、初孫を目の前にとても張り切っている義母には、なかなか切り出せず……。結局のらりくらりと断り続け、春になってから夫と娘と3人だけでお宮参りを済ませました。 想像以上に弱った産後のメンタル産後は気分の浮き沈みが激しく、私は細かいことが気になって仕方がありませんでした。義母から、娘が誰に似ているか、授乳の具合はどうかなど聞かれると、ついイライラしてしまうことも。 振り返ればもっとじょうずに振る舞えたようにも思えますが、そのときは自分でもコントロールできないほど、体も心も疲れていたのだと思います。産後のメンタルの浮き沈みがこんなに激しいとは、出産前は知りませんでした。 逆にありがたかったサポートはそんな義母ですが、とても助かったサポートもありました。それは、おかずの差し入れです。義母が自宅で作ったおかずをタッパーに入れて、数日間困らないほどの量を持ってきてくれました。 このサポートは涙が出るほどうれしかったです。産褥期には、最低限の料理だけすれば良いように宅配弁当を取っていましたが、冷凍食品を使った物などが多く、健康的とは言えない内容でした。だからこそ、愛情のこもった手作りのおかずは体と心に染みました。 やってほしいこととやってほしくないことを具体的に言葉にできず、「察してほしい」と思ってしまった私のこの経験。振り返ってみると、できるだけはっきり言葉で伝えるべきだったと思います。その後は、疑問や意見はなるべく言葉にして義母に伝えるようになり、今では良好な関係を保っています。 イラストレーター/山口がたこ著者:石川まり自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年07月16日これまで何の問題もなく使えていたナプキン。それがある日突然、頼りにできなくなってしまいました。なぜなのか、原因はわかりません。使用するとデリケートゾーンがかゆくなってしまい、掻きむしりたい衝動にかられて傷つけてしまうのです。 突然襲ったデリケートゾーンのかゆみ私は、大学生のあるときから生理中のナプキン使用を避けるようになりました。その理由は、デリケートゾーンのかゆみ……。なぜか急に、ナプキンが肌に合わなくなってしまったのです。 かゆくて掻くことが止められず…あるときの生理中、私は普段通りにナプキンをつけて過ごしていました。すると、突然かゆみが出てきて……。あまりにもかゆくて我慢できず、シャワーの最中に少しだけこすって掻いてみたら、かゆみが治まるどころか、掻けば掻くほどかゆみは増すばかり。掻きむしってしまうまで掻くことを止められませんでした。そんなことをすれば当然、傷つきます。私のデリケートゾーンも赤く腫れあがり、ジンジンヒリヒリ……。当時20歳。婦人科に行ったことがなく、専用の薬があることも知らなかった私はどうしていいかわからず、ただ自然に治ることを待つだけ。数日後、掻きむしったところがかさぶたになり、ショーツにかさぶたがポロポロ落ち始めたころ、「やっと治った……」と安堵しました。 ナプキンをやめてタンポンを使用「もうこんな思いはしたくない!」と強く思った私は、一番仲の良い友だちに相談。彼女から「タンポンにしてみたら?」とアドバイスされて、早速トライしました。私はタンポンを使ったことがなかったので、初めは挿入に戸惑い、うまくいきませんでしたが、慣れてスムーズに挿入できるようになってからは生理期間が快適に! かゆみが出なくなったことはもちろんですが、あのドロッとした経血の感覚もなく、生理中の不快な要素を一切感じなかったのです。これには感動しました。 あのとき襲われた猛烈なかゆみ、お猿さんのように腫れあがったデリケートゾーン、タンポンに切り替えたときの解放感。これらは今でもしっかり覚えています。不意にナプキンが合わなくなったことにはまいりましたが、ひとりで悩まず誰かに相談できたことは、解決の糸口が早期に見つかって幸いでした。 ※タンポンの長時間使用は雑菌の繁殖やトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/かおりんごさん
2021年07月16日私は現在、幼稚園に通っている5歳の長男と保育園に通っている2歳の長女がいる2児のママです。今回は私が学生時代からの友人に対して、価値観の違いなどから「もしかして、マウンティングなのかしら?」と感じたさまざまな出来事や、どうやって自分のモヤモヤ感から気持ちを切り替えているかをお伝えします。 私と友人の間柄とは私と友人の付き合い長く、同じ会社に新卒で入社し、お互いに切磋琢磨した同僚という仲です。そして、これも縁なのでしょうか? 友人と私は、偶然にもほぼ同年齢の子どもがそれぞれ2人いて、しかも2人ともワーママです。そういった背景があり、しかも住んでいる場所もそう遠くないということから、特にお互いに子どもができてからは、定期的にお茶会をするような関係性が続いていました。 一見良好な関係性とも見える私と友人ですが、私は友人に対してモヤモヤする出来事が多くなりました。最初に私が「モヤッ」としたきっかけは、忘れもしない、長男が生後数カ月のころの出来事でした。 友人からモヤッとする衝撃のひと言私はさまざまな事情があり、親戚に頼れず退院直後からワンオペ育児でしたが、そんな中、友人が出産祝いにと私の自宅へ来てくれた際のこと。久々に会えてうれしかったのですが、そのときに友人からモヤッとした発言が。 「○○は、実家に頼れないんだね。私は実家はもちろん、義母・義父が揃って手伝う!って、いろいろな人から言われ過ぎちゃって困っている」「人手が足り過ぎてて、どう分散して子どもの世話を手伝ってもらおうかって考え中」と言われたのです。 恐らく友人に悪気はないのでしょう。しかし1人目育児かつ産後間もなくて心身ともに疲弊していた私は、この友人の発言に正直引いてしまいました。なぜならば、あまりにも私の現状を考慮した発言ではなかったからです。 ほかにもあったモヤモヤな出来事そのほかにも、友人にモヤッとしてしまった出来事があります。 例を挙げると、「自分(友人)がどれだけ生活が充実しているのか、わざわざ写真をLINEに送ってくる」「しゃべりだすと止まらず、私はほとんど聞き手役に徹しなければいけない。しかも内容はほとんど自分(友人)がデキる人間であるかどうかの自慢話が多い」などです。 今は住んでいる土地も違いますし、正直「合わなければ関係を続けなければいい」と思われるかもしれません。しかし、私と友人は十数年も付き合いが続いている縁があり、そう簡単に縁を切ることが私にとっては難しかったのです。 モヤッとした気持ちの解消策このように「モヤッとはしているんだけれど、簡単に縁を切れないな……」と感じたときに私がおこなった対策は、「自分の考え方を割り切ること」です。具体的には、友人と私は生い立ちや趣味なども異なり、それぞれまったく違った価値観持った人間であると考えました。 価値観が違うのですから、産後の私に友人が発したささいな言動も、私にとっては一撃を食らわせる配慮なき発言でしたが、彼女にとっては私を傷つける自覚はなかったのだと理解しています。 このように自分の考えを柔軟に、おおらかに変えていくことが「モヤッ」を解消する1つの現実的な手立てだと感じています。今ではある程度距離を置いたり「もともとこういう人なんだ」と割り切り、お互いの価値観が違う部分を「よい刺激」と捉えてお付き合いするようにしています。 著者:石塚みよ2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年07月15日出産後、育児で思い悩み、毎日眠いのに眠れず、夫にもイライラしてしまい、自暴自棄になっていたみいのさん。出産後2週目に産院を受診すると「産後うつの傾向が強い」との診断が……! 薬をもらったものの、常に悲しくて落ち込んだ状態は続きました。 誰かに話を聞いてほしくて、母親に電話をすることにしました。母親の驚きのアドバイスとは? 産後ヤバイ話 第15話 「全然寝られないし、キツイの……でも母乳あげたほうがいいのかなって」 母親に弱音を吐くと、 「え! 私、全然あげなかったよ! 出なかったし!」 と驚きの回答が! 「多少適当でも育つんだから、自分が楽しくなるようにしなさいよ」 というアドバイスを聞き、気もちがラクになった、みいのさん。 「授乳はもうやめる!」と心に決め、ある思い切った行動にでました。 ※うつぶせ寝は、乳幼児突然死症候群や窒息のリスクがあるため、厚生労働省では医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、1歳まではあおむけに寝かせるよう勧告しています。※タオルで哺乳瓶を固定し授乳すると窒息などのおそれがあります。授乳中は目を離さないようにしましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター みいの2020年6月に娘が生まれました。普段は企業の広告漫画を主に描いております!インスタでは子育てエッセイ漫画やイラストをアップします。コメントやイイねしてくださるととても嬉しいです!
2021年07月14日就職して2年目くらいのときの体験談です。職場にいるときに予定より早く生理がきてしまい、ナプキンを持っていなかった私は、同僚の女性に助けてもらいました。まだ会社の人と馴染めていないときに起こったその経験を通して、私自身が職場で気を付けていることをお伝えします。 職場で生理がきてしまった!これは私が新卒で勤めていた職場での話です。ある日職場で突然生理がきてしまいました。職場で急に生理がきてしまったのはこのときが初めて。休憩時にトイレの中で生理に気付きましたが、いつも規則的に生理がきていた私は、あいにくその日は生理用品を持ってきていませんでした。 職場の近くに生理用品を買えるお店もありません。入社数年の私は周りの部署に気軽に声を掛けられる同僚はおらず、ひとりトイレで焦っていると……。 トイレの洗面所から聞こえる話し声にトイレの個室の中でひとりで焦っている私。すると、トイレの洗面所で話す女性の声が聞こえてきました。 このままひとりでトイレから出たところで、周りに男性もいるなかで「生理用品を貸してください」と他の女性社員に聞いてまわるのも恥ずかしいし、早くナプキンを入手しないと洋服にまで経血がついてしまうかもしれない……。 そう思った私は、勇気を振り絞って洗面所の声の主に話しかけてみることにしたのです。 救いの神!と私の使命その声の主は電話をしていたので、電話が切れたのを見計らって「すみません! 生理用品お持ちでないですか? 助けてください」と声をかけました。相手は「待っててね! すぐ持ってくるから」と、数分後に生理用ナプキンを届けてくれました。 助けてくれたのは隣の部署にいる、年齢が親ほど離れた女性でした。この出来事があってから、私は新入社員の女性が入ると、助けてと言ってもらいやすい関係性をつくるため、普段から世間話をしたりよく声をかけるようにしています。 助けてくれた先輩とは、この事件をきっかけにプライベートな話までできるほど仲良くなりました。そして、普段から職場の女性たちと気軽に話せる関係性が大切だと気付いたのです。それからは、女性の新入社員が入ると積極的に自分から声をかけるようになりました。「助けて」と言ってもらいやすい関係をつくることが、職場での私の使命だと感じています。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:三宅ちよこ
2021年07月14日私の初潮は小学4年生のときで、同い年の友だちと比べて早いほうでした。当時、遊んでいるときに起こったのでパニックに……。その場から動けずにいたところ、救世主が現れたのです。 声をかけてくれた2人の女子高生私が小学生のときの話です。友だち2人と遊んでいたのですが、友だちの1人が急に驚いた顔をして、私に小声で教えてくれました。 「おしりが赤くなってるよ」 そのときは自分で確認できずわからなかったのですが、あとでズボンを確認してみると染みが。「女性には生理がくる」という知識はあったのですが、まだ友だち2人も生理がきておらず、どうすればいいのかわからずパニックになりました。 「どうしよう」「家に帰ったほうがいいかな?」と話し合っていると、2人の女子高生が声をかけてくれました。私のズボンが経血で汚れているのが見えて声をかけてくれたそうです。 1人の女子高生は羽織っていたジャージを私の腰に巻き、染みが見えないようにしてくれ、もう1人は「ナプキンって持ってる?」「使い方、知ってる?」とやさしい声でいろいろと聞いてきてくれました。 女子高生が連れて行ってくれたのは…突然話しかけられたことに驚きつつも、私は女子高生から質問されたことに答えました。 当時の私も「生理になったらナプキンをつけなければいけない」ということを知っていましたが、どんなものなのか、どこで購入できるのかは知りませんでした。そのため、当然ナプキンを持っておらず、女子高生にも伝えました。 すると、女子高生は私たちをコンビニへ連れて行ってくれて、ナプキンを買ってくれたのです。そして、かばんから適当な紙を取り出しナプキンの形に折ったあと、簡単に使い方を教えてくれました。そして私は再度コンビニへ入ってトイレを借り、教えてもらった通りにナプキンを着けました。 別れ際に私は女子高生に借りていたジャージを返そうとしましたが、「ズボンが汚れているから、次に会ったときでいいよ」と断られてしまいました。 再び会えた女子高生私は、借りたジャージを腰に巻いたまま家に帰り、出来事を母にすべて話しました。すると母は、私の心配をしつつ、女子高生2人の対応に感激! そして、後日女子高生たちの学校へ返しに行こうということになりました。 当初私は女子高生2人の学校がわかりませんでしたが、ジャージに書かれていた校章を元に母が高校を特定し、数日後高校へ母と行きました。また、ジャージに名前が書かれていたため、2人を呼び出してもらい私は母と共にお礼を言うことができたのです。 対応してくれた女子高生2人は、二度目に会ったときも「あのあと、家に帰れた?」「体調は大丈夫だった?」とやさしく言ってくれて、とてもうれしかったです。 当時の私は、ナプキンの付け方を教えてくれたとき「なんでトイレでナプキンを使って教えてくれないんだろう」と思っていました。しかし、今考えると、同性とは言え、一緒にトイレに入ることも問題があるし、外でナプキンを広げるわけにもいかず、女子高生なりに考えた対応だったのでしょう。女子高生の2人の臨機応変な行動を今はすごいと思いますし、とてもありがたいものでした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!監修/助産師REIKO著者/佐藤里桜
2021年07月13日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々