コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
「恐竜は生きている」と思っている5歳の息子。いつまでその存在を信じさせられるか?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.67】
日本のテーマパークで見た動く恐竜を「本物だ」と信じてくれた息子。しかし、外の世界と接していると、現実的な話を聞かされることもあるようで……。
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで1人息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です!
前回の記事にも書いたのですが、2023年の夏に日本旅行へ行きました!
その際に訪れた中でも、特にフリッツ君に記憶に残ったのが、とあるテーマパークで見た「恐竜」です!
非常にリアルに動くロボットや着ぐるみの恐竜を前に、キャストさんが「私たちが飼育員で、この子たちを育てています」「比較的おとなしい子たちなので外に出せるんです」などといった説明をしてくれました。
このキャストさんたちの演技が、これがまた非常に上手なんですねぇ。フリッツ君はすっかり
「生まれて初めて生きている恐竜を見た」「ここには生きている恐竜がいるんだ」と信じてくれました。
レオン(仮)は、幼稚園の同じグループの男の子。どうやら「日本で恐竜を見た」というお話を信じてもらえなかったようです……“子どもあるある”ですね(笑)。
そこで「そんなことない!あれは本物だ!」と強引に言い張るだけではなく、なんとなくそれっぽい理由を付け加えながら、フリッツ君に説明してみます。
レオンを悪く言ってケンカの種になるのも困るので、あくまで
「自分の目で見ないと、わからないのは仕方ないよね」「レオンも日本に行って自分で見たら、信じてくれるのにね」「ドイツにも生きてる恐竜さんが来たらいいのにね」などと和やかな方向に持っていき……。
無事にフリッツ君は納得してくれました。
しかし……
これ、いつまで信じてくれるんでしょうか?
こういうテーマでありがちなのは「サンタさん」とかですが……「生きている恐竜」の場合は?
なんだかんだで「日本はドイツと違って恐竜の研究が進んでいるんだよ」などといった、それっぽい説明で長く信じてもらえる気がするのは私だけでしょうか?
ひょっとしたら、賛否両論もあるかもしれませんが……。個人的には、フリッツ君が可能な限り長い間、「日本で本物の生きている恐竜を見た!」と信じ続けてくれたら嬉しいなと思うのでした。
「ありがとう」あの頃のあなたがいるから今の私たちがいる【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.65】