子育て情報『何もしないほうがよいものもある!?気になる子どもの癖』

何もしないほうがよいものもある!?気になる子どもの癖

数か月続く場合や、複数の症状が見られる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

【吃音】
「ぼ、ぼ、くは」「ぼーくは」「…っぼくは」など、言葉がスムーズに出ない状態。
幼児の約5%に見られ、発症の原因は不明です。
言い直しをさせると話すこと自体が嫌いになってしまうので、吃音には触れずに話を聞いてあげて。
小学校入学前まで続いたら、かかりつけ医に相談を。

【夜驚症】
睡眠中に突然叫び声を上げたり、パニックを起こし、その後短時間で落ち着いて再び眠りにつくのが特徴。
深いノンレム睡眠からの中途半端な覚醒が原因とされ、幼児期に多く、成長につれて消滅します。
歩き回ってもケガをしないよう部屋を片付づけ、転倒に注意して。


【歯ぎしり】
浅い眠りのとき、夢の中で歯をくいしばっていると起こりやすいようですが、歯がすり減る心配はありません。
眠りを妨げないように室温や寝具に気を配る程度の、普通の睡眠サポートでOK。
激しい歯ぎしりが1か月以上、毎晩続くようならかかりつけ医に相談してみても。

医師に相談するべき癖
病気や障害の不安があれば相談を
癖の症状から病気や障害が見つかることも、まれにあります。
口が開きっぱなしの子が、実は鼻呼吸ができなくなる「アデノイド増殖症」や「アレルギー性鼻炎」だった、という例も。
ぼーっとして口が開いてしまうのは普通のことですが、鼻が詰まりがちであれば、医師に相談してみましょう。

早めに医師に相談したほうが良いのは、髪の毛を大量に抜くなどの自傷行為や、奇声や多動など発達障害の可能性がある行動です。
その子に合った適切なサポートを始めるべく、まずはかかりつけ医に相談を。

必要に応じて専門機関を紹介してくれます。
かかりつけ医が決まっていない場合は、できれば「子どもの心 相談医」に相談してみて。
この資格を持つ小児科医は、日本小児科医会の公式サイトで検索できます。

何もしないほうがよいものもある!?気になる子どもの癖


【奇声を上げる】
遊び中や興奮したときに大声が出るのは問題ありません。ただし、自分の声のボリュームを認識できずに「もっと小さい声で」と言ってもボリュームを下げられない場合や、頻繁に奇声を上げて暴れるといった場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

【髪の毛を大量に抜く】
髪の毛を少し抜く程度なら、しばらくするとなくなるはずです。
円形脱毛症になるほど抜く場合は、かかりつけ医に相談を。

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