子どもにとっては大事な経験「園の友達トラブル」親はどう関わる?
というやる気につながります。幼児期はそうした感情コントロールの練習期間と捉えましょう。
また、怒っていることを表現できない方が困ることもあります。「イヤなことされたら、僕だって怒るんだよ」ということを相手にうまく伝えた上で、「もうやめてね」と言えるのが理想的。そのためには、「イヤだったから、怒ったのね」など、感情を言葉で表現する方法を伝えていきましょう。
同じ子としか遊ばない 友達だから遊びたい段階 閉鎖的になったらフォローを
これは気にしなくて大丈夫。幼児なりに「気が合っている」ということで、「友達だから遊びたい」の段階に進んでいると考えられます。
さらに発達して他者視点が身に付いてくると、友情関係を試すかのように「他の子としゃべっちゃダメ」などと言うこともあるかもしれません。
この場合、本気の意地悪ではありませんが、関係が閉鎖的になっているようなら、「お友達がイヤな気持ちになるからね」など、良い方向に導くように声を掛けましょう。
友達をしつこく遊びに誘う どのくらいしつこくすると相手が怒るか試すことも大事な経験
そもそも子どもはしつこいもの。あまりにしつこくすると相手の子が怒るかもしれませんが、「どのくらいやると相手が怒るのか」を試すのも大事な経験です。
相手の子が遊びたくないのなら「◯◯ちゃんはイヤって言っているから、他の子を誘ったら?」、誘っている遊びがイヤなら「違う遊びで遊ぼうって言ってみたら?」など、アドバイスしてみるといいでしょう。
友達に対して言葉がきつい 相手が気分を害していると分かれば徐々にマイルドな言い方に
言葉がきつくなるのは4歳頃に多く見られ、基本的には一時的なもの。
まだボキャブラリーが少ないためで、相手を不快にさせようとしているわけではありません。
友達が自分の言葉で気分を害しているのが分かると、言い方を考えるようになり、徐々にマイルドな表現ができるようになっていきます。親は、子どもの言葉がきついと感じたときに「◯◯って言おうね」と、言い換え方を提案してみましょう。
また、言葉に関しては「親を映す鏡」という側面もあります。家族の間でも、きつい言葉は避けるといいですね。
これも気になる もしも園の友達が新型コロナにかかったら子どもにどう説明する?
友達が感染した場合は、下手に隠したり、ごまかしたりせず、子どもが知りたい「単純な事実」をきちんと話すことが大切です。