新入学・新学年の親子必見! 中学受験のプロ家庭教師 安浪京子先生に聞く新入学を迎えた子どもとの接し方とノート活用法を公開
を使うのも手です。今は親子でもLINEで簡単にやりとりできますが、手書きの文字と電子デバイスのスタンプでは、伝わるもの、伝わり方も異なります』
安浪先生直伝!入学直後から周囲と差をつける「数学ノートの作り方」
『中学に入ると、どの科目も先生からガイダンス(授業の予習、復習の仕方、テストの臨み方、ノートの作り方)があると思います。そのガイダンスを踏まえ、さらに周囲に差をつける「数学ノートの作り方」を伝授します』
①日付と単元、問題番号を書く
『ないがしろにしがちですがとても大切です。どこに何を書くか、先生の指示があればその通りに、なければ自分でルールを作りましょう。
日付は「いつ何を勉強したか」のバロメーター。同じ問題でも、GW前と夏休みでは理解度が異なります。あるいは「3か月前に同じ事を勉強していたんだな」と振り返り、より理解を深化する事もできます』
②ノートをケチらない
『数学に限らず、ノートはケチってはいけません。
1ページにギッシリ詰め込んで書くと達成感はあるかもしれませんが、数学はミスした部分の間違い直し、大切なポイントを書き込むなどの「余白」が非常に大切です。
具体的には
・分数を一行で書かない
・ミスを消さず残しておく
・ポイントを書くスペースを作る
事を意識すると、見やすく、勉強の積みあがるノートになります。もしスペースが足りなくなったときはノートふせんを活用するのもいいかもしれません』
③図はフリーハンド&適切なサイズで
『数学は、証明問題の図形や関数の放物線など、図をかく機会が増えます。
そういった時に小さくチマチマかいたり、正確性を重んじるあまり定規で書くのはNG。
適切なサイズ(問題にもよりますが、1ページの1/6~1/8)で、かつフリーハンドで書きましょう。
また、美術のように線を重ねるのではなく、一本の線で潔くかくことが大切。沢山図をかいているうちに、ちゃんと書けるようになってきます』
中学受験のプロ家庭教師・安浪先生が推奨する「子どもの接し方」と「ノート活用法」。新入学・新学年への準備の今、ぜひ参考にしてみてはいかかでしょうか。
株式会社アートオブエデュケーション 安浪京子先生
算数教育家
中学受験専門カウンセラー
神戸大学発達科学部卒。
関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。プロ家庭教師歴約20年。