これってワガママ!?子どものこだわり、一体どうすればいいの…?
なのか、「大人のこだわり」なのかを、区別する必要があります。
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では、ズバリ「こだわり」を、マトリクス図で図解して分析してみましょう。名付けて「こだわりマトリクス」!
縦軸は、それが「子ども」のこだわりなのか、「大人・環境側」のこだわりなのかの見極めです。横軸は、それが、人の迷惑になっているか、それとも、個人の好みや感性の違いの範囲なのか、どうかです。
図の外側にいくほど感覚的な強いこだわり、中央に近づくほど理性で解決できる余地があるもの、とお考え下さい。
その「こだわり」が、客観的に見て、この図のどこに当てはまりそうか、頭の片隅でイメージできると、子どものこだわりが発動したときも、少しだけ冷静に対応できると思いますよ(まあ、親も人間なので無理なときもありますケドね)。
1→【キチンと対応したほうがいい「こだわり」】
人に大きな迷惑がかかってしまう「こだわり」で、子どもの間違った思い込みや、未学習、周りの状況判断の苦手さ、などによるもの。または、その子や周りの人の日常生活に支障が出てしまうほどの、強い不安・不満感などです。
2と3→【大人・環境側の「こだわり」】
必ずしも、子どもばかりが原因とはいえない「こだわり」。大人の側にも「絶対こうしなければならない」「これが正しいこと・常識」という強いこだわりがあり、それに対して自分の思いどおりにならない、子どもの強い意志とぶつかり合ってしまうのです。
この部分が特に、大人には「ワガママ」なように感じられ、この横軸の境界線で、親子バトルが起こりがちなのではないかと思います。
また、大人が気になることも、「人の大きな迷惑になっていること」から「よく考えてみれば、誰にも迷惑はかかっていないこと」まで段階があります。
4→【活かす・伸ばす・好きにさせてもいい「こだわり」】
人の迷惑にもならず、自分も気にならない子どものこだわりは、好きにさせて良いものであり、逆に、そのエネルギーを有効活用することで、できることを増やし、その子の世界を広げることもできます。そして、1から3のこだわりは、大人の対応次第で、だんだん4に近づいていけるかもしれません。
…つまり、子どもの困った「こだわり」が起こる理由の約半分は、大人や環境側にも原因がある、ということなのです。
じゃあ、一体どうしたらいいの…!?
じゃあ、親や周りの人は、テコでも動かない子を前に、一体どうしたらいいのでしょうか。