これってワガママ!?子どものこだわり、一体どうすればいいの…?
例えば、「この服を着なさい」「絶対イヤ!」といったシチュエーションで、TPOに大きく差し支えない場合など。つまり「個人の好みや考え方の違い」の範囲であるものの、大人の側に「自分の常識」があると、どうしても気になってしまうのです。
基本、ここは「子どもは子ども、私は私」と線引きして、大目に見てあげればいいところです。ですが、それがどうしてもできない場合には、「ワガママを言っているのは、自分のほう」という自覚を持って、謙虚な姿勢でダメ元で、「私はこう思うんだけど、こうしてみない?」と、お願いしてみます(大人だって、絶対にワガママを言ってはダメ、ということもありません)。
例えば、娘が「全身ピンクの服装でお出かけしたい!」と言い張った場合。う〜ん、誰にも迷惑かけてないケド、私の中の常識は「ちょっとそれは、アレだよね…」と思います(笑)。
そんな時は、「ピンク、素敵だよね。でも、おかあさんは、ちょっと白が入ってると、もっとオシャレだと思うな。
ホラ見て、プリンセスの◯◯ちゃんも、こんな感じだよ♪」と絵本を見せるなど、判断材料を与えて、あの手この手でトライしてみます。
ただし、それをどうするか、決めるのは子ども自身です。
それでもダメなら、覚悟を決めて、一緒に恥をかくつもりで出かけると、意外と誰も気にしなかったりもします。
気が済むまでこだわれば、いつか卒業することもあります(娘は、全身ピンクブーム→かぶりものブームが去って、今は少しはお洒落になりました)。
もし、卒業できない程ピンクが大好きなら、こちらのものの見方を変えて、思い切って伸ばしてあげることもできます。カメラでも買い与えてみると、夫婦漫才の才能が開花するかもしれません。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032006855
そして4は、その強いエネルギーを有効活用して、のびのびと伸ばしてあげられる、素晴らしい「こだわり」なのです。
また、1をキチンとケアしたり、3もこちらのものの見方を変えれば、4になることもありますし、2で妥協や交渉のお手本を見せ続けてゆけば、子どもも物事を柔軟に考えられるようになると思います。
そして、結果的に子どもの希望どおりになっても、ならなくても、大人から自分の意思を尊重され、ちゃんと耳を傾けてもらえた実感があれば、周りの人のことも想像できるようになっていきます。